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2018年8月 6日 (月)

Masha、Makabe & Marshall…ORIGINの魅力

 
発売前から話題になり、先月25日に国内でも発売となった新シリーズORIGIN。
「いよいよMarshallも弁当か?両方入れ物が四角いからな!」なんて言われたりもしたが(ホントは不思議なぐらい誰も言っていない)、おかげさまで発売後の評判も上々のようだ。
私のところにも全機種送られてきて試してみたけど、実際いいのよ~。見た目もいいし!
「デジタルだ!」、「真空管の代用品だ!」と騒いでいるこの時代にこんなオール・バルブの1チャンネルのギター・アンプ・シリーズを出すMarshallが私は好きだ。
イヤ、誇りを感じるね。
また、CODEの後にコレを出すところがオモシロイ。
やっぱりギター・アンプはいい音を出してナンボ。
「真空管アンプにソックリ!」だなんてやってるぐらいなら、ホンモノの真空管アンプを作ればいいじゃないか!しかも誰もが求めやすい価格でな!フォッフォッフォッ!」と天国のジムが言ったような気がするわ。10今日はそのORIGINシリーズをこの若きシュレッダー2人に試して頂いた。
SilexのMASHAくんとIOSISの真壁六郎太(別名:真壁雄太)。

20もう会うなり機材の話ばっかり…。
「今度のがまかつ、いいですよ!」
「そういえばあのシマノのリールどうだった?」
みたいな。

130試奏をお願いしたのは2機種。
いずれも50Wモデルだ。
ひとつはアンプ・ヘッドのORIGIN50H。

30もうひとつはコンボ・バージョンのORIGIN50C。

40_sまずはMashaくんがORIGIN50Cにトライ。
Mashaくんは完全にORIGIN初体験。
ギターをプラグ・インして♪ジャランと鳴らした後のひと言を私は聞き逃さなかった。
「ン?コレはいい…」

660_s41a0118 「ウン、各ノブの効きが良い意味で落ち着いていますね。デフォルメ感が全くなく自然です。それでいてかなり思い切ったセッティングにしても最終的なまとまりがあって使いやすいですね!」

50しばらく弾いて…
「もう少し派手に…と思った時にTILTつまみをグイッとあげるとシャープな音抜けが得られました。ピッキングのアタックにフォーカスしてくれるという感じですかね?ココだ!というポイントがあります。
至ってシンプルなコントロールパネルなんですけど、このTILTツマミがギタリストの個性を引き出してくれる鍵かと思います」

660_s41a0109 一方、雄太くんのは方は前からジックリ触りたかったASTORIA CUSTOMを弾き狂っている。

70…となると早速セッションになるよね~。
Steve Vaiの「♪オレの話を聞け」とか演ってたよ。

80雄太くんは先日の尚美ミュージックカレッジのMarshallの授業のデモンストレーションの時、自作の「Apocalypse」をORIGIN50Hを使って弾いてくれたのでヘッドはもう体験済み。

660_0r4a0085 そこで今日は未体験のコンボ、ORIGIN50Cにトライ。

「やっぱりEQの効きがいいですね~。スイッチが少なくてとてもシンプルですし。こういうアンプは直感的に音が作りやすいですよね。ざっくりと音を作ってもキッチリまとまります。それと、自分が使うペダルのカラーが間違いなくモロに出ますね」
ギターやペダル、そして弾きての指の音を忠実に出すのがいいアンプの条件。
ORIGINもその例外ではない。

660_s41a0160 「サウンドとしては1959や2203を彷彿とさせるオールドスクールなサウンドですね…かと言って、古すぎるということもなく、とにかくシンプルで扱いやすい『これぞマーシャル!』といった突き抜けるサウンドが最高です!」

100v「あ!こんなに小さくなるんだ?」とMarshallが今回採用した「Powerstem」と呼ばれるパワー・リダクション機能にビックリ。
「これは、HIGHとLOWを切り替えた時にはEQのセッティングをする必要がありますね」
それほどリダクション効果がハッキリしているのだ。

110v今日はココで脱線。
「Powerstem」の「stem」というのは「~の流れを止める」とか「~に逆らって進む」みたいな意味。
スキーで「シュテム・ターン」ってあるでしょう。
ターンをする時に少しだけ足を開いて体重移動をするワザ。パラレル・ターンの前の段階ね。
あの「シュテム」っていうのがこの「stem」のこと。
ハイ、コレで英語の語彙がひとつ増えましたね。
英単語って、単語だけを覚えるのはなかなかシンドイけど、こういう付帯する情報がからむとグッと覚えやすくなるんだよね。
残念ながらこの「stem」という単語を外人が口にしているのを聞いたことは一度もないけど。
それなのにもうチョットやると、かのデューク・エリントンのブルースに「Main Stem」という曲がある。
この「stem」は、音符の玉と旗をつなぐタテの棒のこと。
さらに脱線。
ベースの巨人のチャールズ・ミンガスに、自らが崇拝するエリントンのこの曲をセロニアス・モンクの「Straight No Chaser」と同時に演奏している曲がある。違う曲を一辺に弾いちゃうの。
『Mingus』というアルバムに収録された「MDM」というのがソレで、「Monk, Duke and Mingus」の略。
コレが滅法カッコよくて学生の頃よく聴いた…それだけ。

660_d0027243_174149 ヘッドを4x12"キャビで弾き続けるMashaくん。
しかし、スゲエな、キャビの力って!
ORIGIN50Cは当然のことながらコンボ感タップリのサウンドで、コンボ派には相当シックリ来ると思うが、パワーを求めるなら断然スタックだね。
がまかつだのシマノだのツベコベ言ったって、やっぱりキャビだよ。
だって音を出してる部分なんだもん。
今回のORIGINシリーズはキャビの併売はなし。
スタック派の皆さんは1960AでもBでも、1936でも、MFキャビでも好きなヤツにつないでこのサウンドを楽しんでくだされ。

1202人の演奏を聞いていて思ったんだけど、相性のいいペダルでラウドに鳴らすと、JCM2000 DSL100の音像に似ているような印象を受けた。
ハイ、ありがとうございました。

140さて、今2人が楽しそうに話しているのは機材の話ではない。

155実はコレについて。
明日7日、KRUBERABLINKAでおなじみの四谷三丁目のSOKEH'S ROCKで2人は同じステージに立つことになっているのだ。
ヘヘヘ、そして、このライブで2人ともORIGINを弾くことになっているのですよ!
ドラムスはCrying Machine時代からの盟友、實成峻、ベースは雄太くんのOB尚美ミュージックカレッジの講師のZARYという布陣。
楽しみ~!
まだ、席が残っているのかな?
Masha&六郎太の奏でるORIGINサウンドにも注目してゼヒお出かけくだされ。

160最後に2人からORIGINについてひと言。
「自分好みに染められますよ。
そういった意味では、普段ボクが使っているJCM800よりもよっぽど使いやすいです(笑)」

170v「アンプを初めて買う人にも、ベテランにももってこいのお手軽真空管アンプです。コスパの良さが半端じゃない!マジで値段に驚きました。
とにかく誰にでもラクに使えるオールラウンダーです!
そして、自分の個性を出しやすいアンプだと思います」

180v

200_3 
(一部敬称略 2018年8月4日 都内スタジオでにて撮影)