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ライブ・レポート Feed

2023年8月21日 (月)

GATHERING THE FORCES~HADESの巻

 
4バンドが出演したSPiRiTRiAL主催のイベント『GATHERING THE FORCES』。
まさに4つのバンドの力が結集された内容が濃い~イベントだった。
どんな企画だったのかは私が説明するよりも、ショウの冒頭にステージに上がったSPiRiTRiALの伊藤さんのご挨拶をお聞き頂く方が賢明であろう。10v「ご来場頂きましてありがとうございます。
我々も日々ブッキング・イベントに出演しておりますが、そうしたイベントには色んなバンドがいて、色んなジャンルの音楽があって、それぞれにお客さんが付いていらっしゃいます。
ところがジャンルが混ざり合うようなイベントって意外に少ないんですね。
ですから、そんなイベントを自分主催で演りたいな…と思い、色んなタイプのバンドさんに声をかけて、実現させたのが本日の催しなんです」20v「自分のバンドのメンバーが『このバンドは強力だから絶対共演したい!』というバンドさんにしか声をかけませんでした。
ですから今日に至るまで出演順を決めるのが大変でした。
正直、どのバンドがトリでもいいし、どのバンドがトッパーでもありえるし…みたいな感じ。
よって今日の出演順は、運営上の都合でしかないとお考え下さい。
つまり、みんながヘッドライナー。
ナンならボクらが前座でもいいんじゃないか?という話が出たぐらいなんです。
暑い日にフジロックでもなく、川崎でもなく、ココにお越し下さった皆さんはすごくセンスがいいと思います。
ホントに全バンドが強力なので最後まで楽しんでください!」30最初にステージに上がったのはHADES(ヘイディーズ)。
「ライブ・レポート」としてはMarshall Blog初登場。
40紗良
S41a0171空也
60vyuri70vMayo80vHADESは4月にミニ・アルバム『BRINGS』を発表。
今、絶好調なのだ。
下がその『BRINGS』。
Mayoがスッ飛んでいる下にあるドラムキットはNATAL。90cdそう、MayoはNATALプレイヤーなのだ。110vCDの裏パネルにもNATALのバスドラムを登場させてくれた…ありがとう!
でも今日はイベントなのでNATALの出番は無タール。
100cdオープニングはその『BRINGS』から「No!!!!!!!!!!」。
エキサイティングな演奏で会場を一気に盛り上げる。
0r4a0065続いて空也のギター・リフでスタートするのは「EGOIST」。
AZAZEL時代のナンバー。140v空也はMarshall。
JCM900 4100と1960Aを使用。150vギンギンに突っ走るドライビング・チューン!
50猛犬のように猛り狂うMayoのドラミングが凄まじい!S41a0021今度はyuriのベースがうねる。160v_dare再び『BRINGS』から「Dare」。
紗良の不遜な歌い方がカッコいい。210vyuriと空也のデス・ボイスのコーラスも曲にピッタリだ。180「我々がHADES!
いいですね、皆さん!もっともっと盛り上がっていきましょうネェ~!
改めまして今日のイベントのトップを務めますHADESです!
ミニ・アルバムをリリースして少し時間が経ちましたが、ミュージック・ビデオの再生回数も伸び続けておりましてノリにノッております!
HADESというバンド、今のウチからチェックしておくととてもいいと思います!」200_mc「我々の後にも3バンド登場致しますので最後までイベント楽しんで帰ってください…MCが苦手なワタシです。
ヨッシャ―、みんな準備も出来たということで…いくよ!
みんなも準備いいですか?
この次のセクションはしっとりとセクシーにいきたいと思います」230v曲はコレもAZAZEL時代の「Keep Holding my Heart」。190「バラード」というよりはミディアム・スロー・テンポのポップ・チューン。
自身がMCで言った通り「しっとりセクシーに」演じて見せた紗良。0r4a0079Mayoは暴れまくるだけではない。
当意即妙なドラミングで曲を艶っぽく演出した。
235vそして空也がジックリとギター・ソロを聴かせてくれた。240ガラっと変わって再び胸のすくような直球ナンバー「Revive」。
170vココでもMayoがゴキゲンなロック・グルーヴを聴かせてくれる。260_rv♪ゲンゲンゲロゲロとMayoのドラムスにyuriのベースが絡みつく!
400vそのまま続けて「Untamed Heart」。
320「untamed」とは「飼いならされていない」とか「野生の」という意味。
まさにそんな歌いっぷり?280vデベソでギター・ソロ!310vAZAZEL時代の2曲、カッコよくキマりました~!
紗良はAZAZELを手伝っていたからね。130「(空也がデベソでソロを弾いたことを指して)今の曲ではリハーサルでもやってないことをやりましたね。
どうしても花道を歩かせたかったからね。
せっかくの花道ですからね…ドラムスも出たいって言っているんで。
もしかしたら、どっかで出て来るかも?」
340v「どっかで出るわ。」ってもう出て来ちゃってる!S41a0098 「ではみなさん、今日は本当にありがとうございます。
次のセクションで最後でございます。
最後までね、飛ばしていきますよ~。
皆さん、よろしいですか?
ココは皆さんの元気なお声が欲しいところでございます。
みなさん、よろしいですか?」
とアオっておいて…
S41a0261空也が弾くブリティッシュ・ロック然としたギター・リフから「ダーク・ヒロイン」。
S41a0207帽子を取った紗良の歌声がますます冴えわたる!370vコレも『BRINGS』収録のドライビング・ナンバーだ。380間髪入れずAZAZELのキラー・チューンだった「Helix」。
430vコレはもう Mayoビートが炸裂よ!390vそして「BRING IT ON!!!」、かかってこんかい!
380_hx『BRINGS』のリード・チューンがココで登場。


420cdまさに4人が一丸となった演奏!S41a0280_2  410v 450v 
S41a0132ミュージック・ビデオも大好評なのだ!

そして、出番の最後は「Song for」。470_sfコレまたひたすら突っ走るAZAZEL時代のドライビング・ナンバー。475v会場はHADESの激演に大盛り上がり!480イベントのトップ・バッターとしての重責を見事に果たしたHADES!490HADESの詳しい情報はコチラ⇒HADES OFFICIAL WEBSITE500v <つづく>
 

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<Your Tears>

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200 (一部敬称略 2023年7月30日 四谷OUTBREAKにて撮影)

2023年8月18日 (金)

JIMMY 2023 SOLO LIVE!~PON PLAYS NATAL

 
Marshall Blog初登場。
今日は44MAGNUMのJIMMYのライブ・レポート。10 オープニングSEの「Immigrant Song」からJIMMYさんが姿を見せると熱狂的なファンがステージまで押し寄せた!
ココでこんな光景を目にしたのは初めて!
曲はそのまま「Immigrant Song」の生演奏へ。
20JIMMY30vPatty Ando40vチャン・ハマー50vそして、山口"PON"昌人。60v PONさんは当然NATAL。7024"のツー・バスドラム。
素材はメイプル。80スネア・ドラムもNATAL。
愛用の14"x7"のアルミ・シェルだ。90タムは12"&13"と、ロック感溢れるキット。100ものすごいエネルギーを発散しながら曲は「Celebration」から「Make my Day」へ。
「Make my Day」というのは1971年のアメリカ映画『ダーティ・ハリー』の主人公、ハリー・キャラハン刑事のペット・フレーズ。
「楽しませてくれよ」みたいな意味。
かつてアメリカ人の友達が言っていたが、映画がヒットした時、このセリフがメチャクチャ流行したそうだ。110久しぶりのPONさんのドラミング!
相変わらずのパワーでまさに「Make my day」してくれた!0r4a0131 ココでメンバー紹介。
「みなさま、お元気でしょうか~?
ドラムス PONでございます」135v弦チームがチューニングをしている間、PONさんが代表してごあいさつ。
「しっかし今日はメチャクチャ暑いね!大丈夫ですか、みなさん?
今日、ボクらもココに入ってからというもの外に出てませんから…と言うか、もう出られない!怖くて。
マレに見る暑さでございますけど、ココはもっと熱くしようじゃありませんか!」
150v「JIMMY兄貴を中心にオレらはハッスルするんで、皆さんどうぞよろしくお願いします!
今日はワンマンということでガッツリ行きますんで覚悟してくださいね!
よろしく願いしま~す!」
「MCうまいね…」とJIMMYさんからおホメの言葉頂きました~。
140「LOVE SHADOW」、バラードの「Island」、「Out of my Hands」と続く。
160v緩急自在に曲をドラマチックに演出するドラミングはさすがPONさん。S41a0121 JIMMYさんがギターを降ろし、歌に専念する場面も。
曲は「あなたに傷つきたい」、「アリゲーター」、「Kiss Me, Kiss Me」。130そして、再びギターを手にしてア・カペラでタップリと華麗なギターソロを。
210vそのまま、チャンさんの歌で44MAGNUMの「Nightmare」と「Souls」を演奏した。 200vそして、本編も残すところ3曲。
まずはブルース!
ジミ・ヘンドリックスの「Red House」から…
S41a0143「Everything What We Need is Inside Us」…180_2 そして「Flashback」で締めくくった。220vアンコール。
スケスケのメッシュのシャツで登場したJIMMYさん。
コレがまたとってもよくお似合いなのだ!
アンコールでも歌にギターに魅力を爆発させながら3曲を演奏。
曲は「Four Years Gone」、「Knife of Romance」、そして44MAGNUMの「No Standing Still」。

230vJIMMYさんの熱演を支えた3人のメンバーも最高の演奏を聴かせてくれた!240v

250v 260vJIMMYさんを拝見したのは2008年の中野サンプラザ以来(あの時のMarshallの壁を現場で手配したのは私です)。
今回のステージでは久しぶりに「ロック・スターの姿」を観たような気がしてうれしかったな。
MCでは年齢のことについて触れていらしたが、ナンのナンの!…全くお若い!
これからもロックの伝統を後世に伝えていって頂きたい。80 そして、PONさん。
相変わらずの「魅せる」ドラミングでこれまた観ていてとてもうれしかった。
やっぱりPONさんにはNATALのサウンドがピッタリだよ!Zz JIMMYの詳しい情報はコチラ⇒HIROSE SATOSHI-JIMMY- OFFICIAL SITES41a0003 

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200 (一部敬称略 2023年7月29日 二子玉川GEMINI Theaterにて撮影)

2023年8月11日 (金)

犬神サアカス團単独興行~犬神凶子生誕祭2023<天無人>

 
『犬神凶子生誕祭2023』レポ―トの<天無人>いきます。
「天無人(てんむじん)」というのは「2」ということね。
前回の「大無人(だいむじん)」は「1」。
「大」という字から「人」を「無」にすれば…つまり取り除けば「一」。
同じ要領で「天」という字から「人」を取り除けば「二」というワケ。
「三」は「王無棒(おうむぼう)」
「四」は「署無者(しょむしゃ)」
「五」は「吾無口(われむこう)」
この後は興味のある人だけインターネットで調べてみてください。
漢字ってステキね!
10v敦くんからの特大の「お誕生日おめでとう!」に続いては最近よく取り上げている「マッチポンプ」。
 
今回のライブの主役…犬神凶子20v犬神明260v_3明兄さんが愛用しているドラム・キットはNATAL。
「ナタール」といいます、「タ」に強勢を置いて「ナ・タ・ァ・ル」ね。40_2犬神敦50vそして、ギターはONOCHIN。60vONOCHINが使っているのはMarshall。
アンプ・ヘッドがJCM800 2203とスピーカー・キャビネットが1960A。70v明兄さんが16分音符で刻むハイハットに乗って…
430v凶子さんとONOCHINがスックと向かい合ってユニゾるのは「東京2060」。
80_t2060ああ、犬神サアカス團ってカッコいいナァ。90vこの曲の敦くんのベースもお聴き逃がしなきよう。0r4a0226 客席でペンライトが辰野のホタルのように飛び交う「栄光の日々」。
120_ehbコンパクトながら密度の濃いギター・ソロから…130v身体を右へ左へ大盛り上がり!160ひと言コーナー、今度はONOCHINの番。
「はい、こんばんは。小野チンです。
おめでとございます。
昨日干支の話をして…我々、一緒だと思ったら違うのね。
オレは未年なんだけど、羊っぽいって言われるんだよね~。
オレは星座も牡羊座なんだよ」
コレ、ONOCHINのMCで初めて気が付いたんだけど、なるほど…十二支と12星座で共通なのはナンじゃろな?…と。
「未⇔牡羊座」と「丑⇔牡牛座」しかないんだよね。
そもそも「天秤」とか「射手」は動物じゃないし。
210v_2「オレ、凶子ちゃんと明さんとは実は20年くらい前にもう会ってるんですよ。
「ONOCHINさんは『ROUTE14』という本八幡にあるライブハウスのイベントに呼ばれて同じバンドになったんですよね」
凶子さんの記憶には残っていなかったけど、ONOCHINによれば、レベッカの「フレンズ」を演ったそうです。0r4a0317「その時に、初めてONOCHINさんとチャンとお話しをしたんですが、ものすごく良い人だった。
だからサポートをお願いした次第なんです。
あと、ベースはcali≠gariの村井研次郎くんだったと思う。
他の人もいい人たちだったんだけど、白塗りだからなんか謎のイジリ方してくるの。
でも、ONOCHINさんはすごくヨカッタ。
ONOCHINさんがいたから乗り切れたイベントだった」
190v_2ハイ、ココで脱線。
「脱線ファン・犬神支部」の皆さん、お待ちどうさまでした。
ココのナニで脱線するのかというとレベッカ?…イヤイヤイヤイヤ。
cali≠gari?…イヤイヤイヤイヤ、そもそも「カリ不等号ガリ」と読むのかと思っていたぐらい知らない。
でも凶子さんの口から出たそのベースの村井研次郎さんという方は知ってるのだ。
正確に言うと、知っているというのはご本人ではなくて、研次郎さんのおジイちゃんとおバアちゃんとオジさん。
大分前に知って驚いたんだけど、この方のおジイちゃんは1955年の『強力伝』で直木賞を獲得し、『八甲田山死の彷徨』や『剣岳』、『芙蓉の人』等の山岳小説の名作を著した新田次郎先生なんだよ。
たくさんは読んでいないけど、私はファンでしてね、『武田信玄』や『怒る富士』なんてのもすごくオモシロかった。
とりわけ映画にもなった『アラスカ物語』が好きで、極寒の地を舞台にしたこの小説を常夏の宮古島に向かう飛行機の中で夢中になって読んだことをよく覚えている。
諏訪のご出身でね、作家になる前は気象庁に勤めていて、戦時中は満州の気象観測所に赴任していた。220bそしておバアちゃんは、新田先生の奥さんである藤原てい先生。
ご主人の赴任先であるその満州で終戦を迎え、残務整理のために新田さんをひとり満州残し、女ひとりで子供3人を連れ、決死の思いで引き揚げた顛末を綴った『流れる星は生きている』はあまりにも有名。
中学校の教科書にも採用されているらしい。
若い人たちも少しはこういう本を読むといい。
で、この手記の中に登場する、その時2歳だった幼児が研次郎さんのオジさんである藤原正彦先生。230b藤原先生は数学者で、お茶水女子大の名誉教授。
2005年に上梓した『国家の品格』という日本人の堕落ぶりを指摘した新書がベストセラーになった。
私も大きく首を縦に振りながら読んだ。
私は藤原先生の論旨に共感を覚えることが多く、家の本棚にはたくさんの著書が並んでいる。
そんな血筋だもん、その研次郎さんが優秀でないワケがなく、調べてみると…ホラね。
暁星高校から早稲田大学の理工学部へ進んで、大学院まで通い中退したというんだから言わないこっちゃない!240b脱線終わり。
次は結構私のテーマソングだと思っている「たからもの」。250_tm「♪ワン・ツー!」
景気のよいゴーゴー・チューン。Img_5533明さんと敦くんのリズム・コンビネーションこそが「たからもの」!270vゴキゲンなリズムに乗ってONOCHINのソロが炸裂!280v「コレクション」、「コンディション」、「オークション」のところは実にうまい!
そしてピカルディ・ケイデンスがうれしい(短調の曲の最後に長調の和音を強引につなげる終わり方のひとつのスタイル)。
 
…ってんで先日、もう読むことのない本を250冊ほど市川のブックオフに出して来ました。
それで得たお金は帰りに「しゃぶ葉」で使い果たしましたとさ。
コレクションの末路せいぜいなんてそんなもんよ。290v「すべてのボーイズ&ガールズに捧げます!」300_imkこの枕詞に連なるのは犬神サアカス團のキラー・チューンのひとつ「命みぢかし恋せよ人類」。310v_2明兄さんも立ち上がってエキサイトぶりを発露した。320v「楽しい時間はあっという間であと3曲です。
あと3曲って言ったらウチ的には結構あるよ。
ところで…ギューギューで横ッチョから観るようなライブも楽しいけどさ、リラックスして、タマに座ったりして、疲れたらふんぞり返ったり、横に寝っ転がったて怒られない…私はそういう感じのライブを演っていきたいわ。
気楽なヤツね。そして楽しいライブを演りたい。
ピリピリしてることがイヤなのね」
と、ココでは「緊張」をテーマに会話が進んだ。
330「まだ緊張する?」という凶子姉さんの問いに…
「イヤ、緊張はしないんですけど、ちゃんと演らなきゃ…という責任感が芽生え始めました」
加入して3年が経つそうです。ようやく「責任感」が出て来ました。340v「そうですね…人生ってのはやっぱり緊張と緩和だと思うんだよね。
ズ~っと気楽だと気楽なことがわからなくなってしまうからね。
緊張があってこそ気楽を実感することができると言うことでしょう」350v_2ONOCHINは…
「気楽なところと緊張…ボクの中ではありますよ。
割と緊張かな?
ギターソロの内容は予め決めてないんですよ。
そういう意味では気楽なんですけど、次の曲はあまり気楽じゃない」0r4a0317その気楽ではない曲は「運命のカルマ」。
コレも犬神サアカス團員とあらば避けて通ることはできないキラー・チューンのひとつ。380_2でもやっぱり中間部のアンサンブル・パートは緊張するわね。370v7/8+4/4拍子というのか、15/8拍子というのか、とにかくスリリングでカッコいい。390緊張感もナンのその、難なく弾き切っちゃうONOCHINなのであった!400v「♪ロックンロール!」
お客さん参加の「暗黒礼賛ロックンロール」が続いた。0r4a0030今日もクイがバシバシとキマって気持ちいい!
450もう完全に犬神スタンダードになったこの曲…初めて聴いた時は「シンプルに過ぎる」とチョット思ったけど、ナンノナンノ、味が出まくってますナァ。
音楽ってのはこうでなくちゃイケねぇ。Img_5834 「ラスト行くぜ~!最後のアイドル!」
490「♪ウォ~ウォ~」0r4a0365「♪ウォ~ウォ~」460v_2「♪ウォ~ウォ~」。
470vと、猛然とダッシュして凶子姉さんの誕生日を祝ったのであった。
480コレにて本編終了!500vさて、次回の単独興行は9月24日の『地獄から来た女』ね。510v_2そして、続いて10月12日は…ウワ~、久しぶりの下北沢「楽園」だ~!
なつかしいな~、うれしいな~!
3年ぶりのコント付きの公演。
題して「単毒ライブ 死神再降」。
『BAKA EXPO』でおなじみの橋沢進一さんのプロデュース。
橋沢さんは私の学校の後輩なのよ。520v何しろ「楽園」は2013年11月に初めてMarshall Blogの取材をした場所(かも知れない)なのだ!530「♪アンコールが来た
アンコールが来た
ヘブンス・ドアはプロレス入場だから~
そのままアンコールになる…」
アンコールはいつも通り凶子姉さんの「呼び戻しのテーマ」から。
550v告知コーナーを経てこの日の最後に曲に取り掛かった。
曲は「死ぬまでROCK」。0r4a0017 終始気合の入った演奏で記念すべきステージをこなした4人。560v

580v 590v凶子姉さん、お誕生日おめでとうございました!
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<K.B.B.>

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200 (一部敬称略 2023年7月12日 三軒茶屋HEAVEN'S DOORにて撮影)

2023年8月10日 (木)

犬神サアカス團単独興行~犬神凶子生誕祭2023<大無人>

 
昨年お邪魔することができなかった犬神凶子の「生誕祭」。10s今年は来たよ~!
会場は昨年同様の三軒茶屋「HEAVEN''S DOOR」。
20今回も会場内の屋台村には楽しいオリジナル犬神オリジナル・グッズがゾロリ。
40CDはもちろん…
50おなじみの人気グッズに加え…30何やら見慣れないアイテムも…55チラホラ。60いつも通りONOCHINグッズも色々と並んでいる。80「かわいい」ウチワも大人気。
暑いからね~。90そのウチワがノッケから大活躍!
 
冒頭、ソロでステージに上がったのは…110犬神凶子
手にしているのはその「かわいい」ウチワ。120お客さんの「か!わ!い!」コールに囲まれて歌う凶子姉さん。
♪はぁ~いつもアタイはモテモテ
はぁ~捨てた男は数知れず
はぁ~どんな男でもいちころ
はぁ~死んだ男も数知れず
(安全を期して中略)
アタイやっぱりかわいい~
かわいい!かわいい!
コレは「河内音頭」じゃなくて「かわい音頭」かなんかいうのかしら?
いい曲だナァ。Img_5480 やがて團員がステージに上がり、本日の主役にレイをかけた。
130前説完了!
本日の1曲目は「猟奇の国のアリス」。140犬神明150v犬神敦160vそして、ONOCHIN。170v続けて名曲「花嫁」。Ggg 疾駆する明兄さんのドラムス!190vもちろん明兄さんはNATALドラムス。
切れ味鋭く深みのある音が犬神ミュージックにベスト・マッチする。
200そしてONOCHINはMarshall。210vこの日もJCM800 2203と1960Aでソリッド極まりないプレイを聴かせてくれた。220「人を愛する喜びを知りました
そう、それだけが生きがいなんです」
曲半ば過ぎのセリフもキマッた。
ここからクライマックスに突入する。230v「どうもありがとう!
本日は『犬神凶子生誕祭2023』に来てくれてどうもありがとう~!
まずは明兄さんからひと言もらいたいと思います」240v「今日は誕生日おめでとうございます。
どうですか?新しい年を迎えた気分は?」
0r4a0073「ハイ、今日、お母さんからLINEが来ました。
アナタは14時47分に生まれたのよ…あの日も暑かったわ。
今日もガンバってね!って言ってた」
「もうかれこれ29年くらいの付き合いになりますね」
凶子姉さんがスパッと自分の年齢に触れて…
250「モノの始まりが一ならば国の始まりが大和の国、島の始まりが淡路島。
泥棒の始まりが石川五右衛門ならバクチ打ちの始まりが熊坂の長範…」
あ、コレは柴又だわ。
今日は松戸ね。
「今宵お目にかけますは 犬神一座の大サアカス
どうかひとつ 最後まで 最後まで 最後まで
最後まで盛り上がっていくぜ~!」
0r4a0089 お決まりの啖呵に続いては『新宿ゴーゴー』から「あだうち」。
ミディアム・テンポのヘヴィ・チューン。
凶子姉さんの巻き舌が冴えわたる!260vONOCHINがシャープなソロを披露して…270ク~、その後のパートのベース。
敦くん、ホントにかっこいいわ~。
ノリがいかにもベースらしい。
コレは当たり前のことなんだけど、敦くんのように本当にベースらしいベースを聞かせてくれる人はそう多くない。
「いいバンドには必ずいいベーシストがいる」…コレは、44年の長きにわたって山下達郎さんのベースを担当している伊藤広規さんのソロCDのライナーノーツに私が添えた言葉。
おかげさまでご好評を頂戴しました…でも、本当にそう思っていたからそう書いたのだ。280明兄さんのセカンドライン風のイントロが目印の「天変地異」。290v_tp凶子姉さんはタンバリンを振って盛り上げる。300アレ?マイケル・シェンカーの話が出たのは前回だっけ?
MarshallとフライングVの組み合わせっていいんだよね~。
いい具合に張り出した中音域が実に気持ち良い、「いかにも」なロック・ギター・サウンドを聴かせてくれるONOCHIN。310vこういうカッコいい演奏が聴けるウチは「死にたくない!」。315「さぁ、疲れた人は一旦座って!ココはMCだからね。
みんな大丈夫?無理をしたら明日に響くよ!
イスがない子は誰かのヒザの上に乗って大丈夫だからね…みんな優しいから大丈夫だと思います。
出演前に楽屋で準備をするじゃないですか。
楽屋も猛暑でナニがナンだかもうよくわかんない!」320「今日から新しい着物にしました。
意外と夏っぽかったですね。良かったです。
冬もコレを着ますけど。
見た目にもずっと楽しんでいってもらえたらいいなと思ってます。
どうぞよろしくお願いします。
330v冒頭で紹介した「見慣れぬグッズ」は凶子姉さんの新しい衣装で作ったバッジと…60_2巾着袋だったのだ。
とてもいい感じです。55_2この日は凶子姉さんの誕生日なので、『コレを演りたい』とリクエストをしたのが次の曲。
その凶子姉さんのリクエスト曲とは2001年のシングル『人工妊娠中絶』収録の「女囚のブルース」。340_jsbこの4人で初めて演ると言ってたけど、カレコレ10年を超える犬神キャリアの私も初めて聴いたような気がする。
中間にセリフがあってなかなかシアトリカルな作りになっている。
「女囚さそり」なんてのがあったね…「松島ナミ」とか言ったっけ?350vストラトキャスターに持ち替えたONOCHINのギターがいい具合に凶子姉さんに絡んでくる。360続いても「久ぶり」と紹介した2005年の『スケ番ロック』収録の「太陽を待ってる」。
コレもステージで聴いた記憶がゼンゼンないな。
そのまま「悪たれ小僧」が始まってもナンの違和感もない明兄さんのドラムスから「Hush」へ…チガウカ?370_tm見せ場は何と言ってもの後半の凶子姉さんとONOCHINのコール&レスポンスでしょう。380凶子ギランと…380vONOCHINブラックモアのスリリングな掛け合い!390v「どうもありがとうございます。
やっぱ犬神サアカス團のワンマンと言えばバラード…だと思うのでこの辺でバラードを入れたいと思います。
みんな泣いちゃうかも…嬉しくて」400mc凶子姉さんのノドを味わうコーナーは「紅雀」。410v_bs凶子姉さんが歌うこうした「犬神バラード」を聴くと、いつも7年前の寺山修司のイベントを思い出す。
主催者側の方が凶子姉さんの歌声を耳にして「とてもキレイな声ね」とおっしゃったのだ。
今日もその美しい声を存分に聴かせてくれた。
そのイベントのレポートはコチラ。
  ↓   ↓   ↓
【Marshall Blog】冥土への手紙~寺山修司と犬神サアカス團

420ここでもONOCHINのギターが実にいい味を発揮して出して曲をロマンチックに仕上げてくれた。430メンバーからお誕生日の凶子姉さんにひと言贈るコーナーの2人目は敦くん。
「皆様の気持ちをボクが代わりに凶子さんに大きな声で伝えます。
お誕生日おめでとうございます!
 
犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒犬神サアカス團公式家頁

450v<天無人>に続く 
 

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200 (一部敬称略 2023年7月12日 三軒茶屋HEAVEN'S DOORにて撮影)

2023年7月25日 (火)

LA CALAVERA<後編>~CALAVERAS

  
ゴージャスなオープニング・アクトを迎えたCALAVERASのライブ『LA CALAVERA』。
いよいよヘッドライナーの登場だ!10vいつの間にかギューギューになった客席の前に姿を現したCALAVERASの6人。
20Doug Wilson(ダグ)30vKen Kishi(キシケン)40vYasu Iwaki(Yasuさん)50vHiro Otobe(乙部さん)60vJocelyn Guzman(ジョセリン)
80vMelissa Costa(メリッサ)70v実はキシケンと知り合ったのはもんのスゴい昔のことでしてね…0r4a0490 2003年にMarshallがMODE FOURというモデルを発表した時からだから…カレコレもう20年!
ところが、キシケンがMarshall Blogに登場するのはコレが初めてのことなのです。Mfその間もキシケンはズ~っとMarshallを愛用してくれていたというワケ。
キシケン、どうもありがとう!
今日は愛器JCM800 2203を持ち込んで、JVM210Hと併せてステレオ仕様で臨んでくれた。
キャビネットはともに1960A。100オープニングは「Mad About U」。
メンバー全員で飛び掛かって来るかのようなハードなナンバー。
コレはタマらん!
110どうでもいいことなんだけど…「Mad about you」という表現を耳にすると、私の場合ビリー・ワイルダーの『サンセット大通り(Sunset Boulevard)』を思い出す。
忘れ去られた過去の大スター、ノーマ・デズモンドが再起を賭け、売れない脚本家ジョー・ギリスを囲い込み純金のタバコ入れをプレゼントする。
そのフタの歌には「Mad about boy」と彫ってあって、それをジョーの恋人のベティ・シェイファーが見つけてしまう…という場面。
オオ~ッと!映画もアンドリュー・ロイド・ウェッバーのミュージカルも、この作品について語り出したら止まらなくなっちゃう!
ということで「that's enough!」とばかりにダグが「♪Stop in the Name of Love」のフリをしてくれた?
200v1曲目からキシケンのソロが炸裂! 会場のすみずみまでヌケ渡るギター・サウンドだ。
90_mau 2曲目は分厚いギター・リフから「No Morte」。
「morte(モルテ)」はイタリア語で「死神」。
120_nm一瞬のスキもない濃厚なバンド・サウンドが素晴らしい。
曲もとてもわかりやすくて魅力的なのだ。
140vYasuさんのゴリゴリと来る低音が気持ちいい!130ダグの「No morte!」の叫び声に続いて死神を演じるキシケンのソロ。
イヤ~、よ~弾くわ~。うれしいわ~。
0r4a0481曲が終わるやいなや、間髪入れず乙部さんのドラムスが入って来る。Img_5300 「I need your help!」
お客さんとのコール&レスポンスを経て曲は「Enemy」。
190明るい曲調がいかにも「アメリカン・ハードロック」!
160ダグの歌声が曲に完璧にマッチしている。
やっぱり「歌」は「声」、そして「声」は「歌」だネェ。
0r4a0261「Thank you very much! How do you feel tonight!? 」
ココでオープニングで出演した2つのバンドに大きな声援が送られた。210v_mcキシケンが弾くヘヴィなリフから「BAD-」。
Img_5026 「♪B-A-D-Minus」…曲名の「-」は「マイナス」です。
キシケンのソロはボトルネック。0r4a0308この曲、後半のクロマチックの歌のパートがモノスゴク耳に残るわ~!0r4a0350ダグは「ちょっとスローダウンして…」とバラードの「Soldier」を熱唱。
従軍した兵士に感謝し、その犠牲を悼む詩。
350vこういう曲には…キタキタ~、そう激情型ギター・ソロがつきものだ。
いわゆる「泣きのギター」ね。
もちろんキシケンがバッチリやってくれた!
340v雰囲気はガラっと変わって乙部さんのドラムスから「D7」。
240v_d7Yasuさんのベースがシャープに絡んで来る。250vコロコロと転調していく中ココでも激的なギターソロを披露したキシケン。
270タイトルの「D7」とはなんだろな?
コードネームでないことはわかるが…。
歌詞を読むと「pride(自尊心)」、「greed(貪欲)」、「lust(欲望)」、「gluttony(大食)」、「wrath(激怒)」等の単語が使われている。
およそアメリカン・ロックにはふさわしくないような哲学的な言葉の数々。
最後の「sloth」は「ナマケモノ」だ。260v閃光一発、乙部さんのフィル!
280_pre曲は問答無用のドライビング・チューン「Pressure」。0r4a0267_2締めくくりも乙部さんだ!
「おとべ~!」の掛け声が飛び交った!
295「(英語)用意はいいですか?…キシケンがフラメンコ・ギターを弾きます。
そして、ジョセリンがスペイン語で歌います…ホンモノだよ!」
310vダグの紹介通り、キシケンがナイロン・ギターを奏でる曲は「La Caravera」。
320v
フィーチュアされるジェセリンはスペイン語で熱唱。330vダグのボーカルズも加わって曲はハードに展開する。
このハードなパートの歌のメロディがすごく印象的だった。Img_5337 もちろんエレキギターに持ち替えたキシケンのギター・ソロもフィーチュアされる。Img_5199 そしてキシケンのスパニッシュ・ギターに合わせたダグとジョセリンのパルマも完璧!
335ところでこの曲やチーム名にもなっている「calavera」という単語。
コレはスペイン語で「頭蓋骨」という意味だったのね。
英語では「skull」。
どおりでコレまでに発表しているCDのジャケットのデザインがドクロづくしなワケだ。
コチラは最近作の『Skulls on Fire』。
「on fire」というのは「You're on fire!」みたいに使って「アンタ、絶好調やんけ!」という意味になる。
すなわち「頭蓋骨絶好調!」…まさにこのバンドがノリにノッている感が出ている。…あ、コレは私の勝手な解釈です。
ネイティブさんがいらっしゃるバンドは、いつもの無責任な英語の講釈をタレるのがコワいな。
Sof_2そして、コチラは2019年2月リリースの『HELL WILL DECIDE』。
ジャケットにある「415」ってナンだろな…。
メリッサのTシャツの袖にも入っている「YG」や「71」っぽいサインも気になる。Hwd…と思ったら次の曲はその『HELL WILL DECIDE』のクローザーの「415」。
「4」、「1」、「5」…ハハン、「良・い・子」ということだな?
チガウな。350_415ダグがギターを手にする。
このバンドの紹介で「カントリーの要素」を指摘している記述を見かけて「?」と思ったけど、なるほどこういうところを指しているんだろうね。
まさに日本のバンドにはないテイスト。370vキシケンはフルアコースティック・ギターを取り出してフィンガーボードの上にボトルネック・バーを滑らせた。
このチームは色々と出て来て飽きないナァ。380vまたまたガラリと雰囲気が変わって『SKULL ON FIRE』から「Runaway」。
楽しくハジけるポップ・チューン。
360vしかし、ホントにサウンドの幅が広いバンドだ。
425v2020年にシングルとしてリリースした「Sick」も乙部さんから。
0r4a0457この曲でもベースとの絶妙なコンビネーションを発揮する。Img_5383_2客席の盛り上がり方も尋常じゃなくなって来たぞ~!290「Raining in Hell」はどちらかというとブリティッシュ・ハード・ロックのサウンド。
いいね~、こういうのは。450_rh火花が飛び出そうなギター・リフ!
こういうのはやっぱりMarshallじゃなきゃダメね。
そうやってウマいことMarshallを操っているところあたりは、さすがキシケン!460そして、乙部さんがスゴイ!
誰とは言わないけど、次第に乙部さんのアイドル・ドラマーみたいになってきた!
乙部さんがお揃いで被っているボウラー・ハットが目印の人ね。
「Calaveras Last Stand」みたいにいなってる!
480vまたまたベストを身にまとったダグの大絶叫!
曲は『SKULL ON FIRE』のオープナー「Fear」。
残念ながらこういう曲は日本語ではチト無理だね~。
520v_l2ハードなサウンドに乗って「♪ウォ~ウォ ウウォウオゥオ」とみんなで叫ぶナンバー。
インスト・パートのキメがカッコいい!
510続けて一旦グっと落として『Skulls on Fire』を締めくくっているバラード「Smile from Heaven」。Img_5076 一度聴いたら忘れられないようなサビのメロディが秀逸。
そこから大サビに展開する構成も素晴らしい。
このバンドの曲って、どのも曲よく作り込んであるわい。
ホント、感心しちゃう。
490「This is the last song!」
いよいよ本編最後の曲!
『Hell Will Decide』の冒頭を飾っている「Burn」という曲でまさに完全燃焼したCALAVERASの6人!
470v_fear 525 Img_5217 540v 550vしかし、ものすごい熱量のステージだった。
個人的にはMarshallのサウンドがこのチームの音楽にものすごく貢献しているような感じがしてとてもうれしかった。
やっぱり長年Marshallを使い続けてMarshallを知り尽くしているキシケンならではのワザだと思う。

CALAVERASの詳しい情報はコチラ⇒Official facebook530すかさずアンコールの嵐。
 
メンバーがステージに戻って来るまでの間、物販のようすをチェックしておきましょう。
Tシャツやトートバッグや…550もちろんCDも取り揃えていた。
540CALAVERASは9月にアメリカに遠征してハリウッドのWhisky a Go Goに出演する。
ココで最初の方に出て来た「Sunset Boulevard」と結びつくワケね…そうでもないか。
「Sunset Boulevard」はビバリーヒルズね。
何でもアメリカの公演では、ベースにCALAVERASのオリジナル・メンバーであるTim Millerを迎えるとのこと。1_wgg_2ティムさんも結構昔から存じ上げておりましてね。
ケリー・サイモンさんのバンドに在籍していた頃はちょくちょくMarshall Blogにもご登場頂いたのです。
公演のご盛会をお祈りしております。
270_2さて、アンコール。
今日の出演者が全員ステージに集合した!560Red Bed RockのTシャツを着たダグが歌うのはCALAVERASのポップ・チューン「Everyday」。Img_5402 とにかくみんな楽しそう!
610
590  
580ウォッ!ダグが客席に来ちゃってる!…誰も気がつかない!600イヤ~、ロックに洋の東西の別はないね。
ひたすらロックの楽しさに触れた1日だった!620CALAVERASは次の日曜日の7月30日、SPiRiTRiAL主催の『GATHERING THE FORCES』というイベントで四谷OUTBREAKのステージに上がる。
他にもSEVENTH SONや、NATALのMAYOちゃんのところのHADESも出演する。
楽しみ!Ob
 

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200 (一部敬称略 2023年7月9日 巣鴨獅子王にて撮影)

2023年7月24日 (月)

LA CALAVERA<前編>~RED BED ROCK & JOHNSONS MOTORCAR

 
前々からライブにお邪魔しようと思っていて、実際に2度ほど会場にお邪魔しながら出番の時間の関係で見逃していたのがCALAVERAS。
そのチャンスがようやくめぐってきた。
しかも、オープニング・アクトが2バンド出演するという設定。
今回は『LA CALAVERA』と題したそのライブの模様を2本立てでレポートする。10v_2まずステージに上がったのはRed Bed Rock。20_2ボーカルズ/ギターはカナダのニコラス・ファラグナ(Nikolas Faraguna)。30v_2ギター/コーラスのケン・ツァーホ・オガワ(Ken Zachow Ogawa)はベネズエラから。40v_2ベースはコンノ・トモタカ。50v_2そして、ドラムスは新加入のマイク・マリントン(Mike Marrington)はオーストラリア出身。60v_2…という国際色豊かなチームがRed Bed Rock。
ハハン、さてはこの「Rock」は音楽の「ロック」と「岩」のダブル・ミーニングなんだな?
「red bed rock」というのは「赤色層の岩」の意味になるからだ…のようだ。701曲目はオリジナルで「Blind Lies」。
サウンドはややポップでガッツあふれる骨太ロック。
とてもいい感じ!0r4a0205 ニコラスは歌だけでなくギター・ソロでも大活躍。
もちろんMarshall!80JVM210Hと1960Aを使用した。90v続いてもオリジナル曲で「Bad Girls」。
80年代テイストのゴキゲンなドライビング・チューン!100v_bg「♪Bad girl, bad girl」のコーラスがとても印象的。
120vしかし、海外の人たちってどうしてこうもコーラスがウマいかネェ。
ホントにいつも感心しちゃう。
恐らくコーラスの巧拙の前に、そもそも「コーラス」というパートに対する認識が日本人と全く違うんだろうね。
110vビーチボーイズのウィルソン兄弟は「子供の頃からコーラスをして遊んでいた」と何かの記述で読んだことがある。
ハードロックにはMarshallで弾くカッコいいリフやギター・ソロがあるのが当然のように、向こうの人は「歌のある音楽にはコーラスがあるのが当たり前」と思っているのであろう。
Img_4839ニコラスのギター炸裂!
タッピングも取り入れたダイナミックなソロだ。130vそして、バンドは猛然とドライブ!140「ありがとう!メチャメチャメチャメチャ久しぶりネェ。3年チョットね。
でもみんな元気そうね。ホントにうれしい。ねえ。みんなもうれしそう。みんなも元気そう。
ヨカッタね!Yeah~!」
メチャメチャメチャメチャ日本語じょうず!
「Thank you so much for coming out tonight…本当に来てくれてありがとうございます。
You guys ready to rock?…最後までROCKしましょうか!
I think…なぜ、みんな生まれたのか?チョット通訳いいですか?
What's the reason why you were born?…チョット通訳お願いします」

150vケン登場。
「ナゼみんなうまれたのか?」160v「To rock and roll, to be wild…ワイルドになるために!」と「Born to be Wild」。180_btw「♪いつものラーメン」の空耳でおなじみのこの曲は、ニコラスと同郷のカナダのSeteppenwolf(荒野の狼)というバンドの大ヒット曲。
このバンドって日本人が想像しているよりはるかに世界中で人気があったらしい。Img_4751 日本では映画『イージーライダー』でよく知られるようになった「Born to be Wild」は55年前の曲なんだよ。
全く古くならないし、今でもこうして完璧に盛り上がっちゃうのがスゴい。
これぞ名曲が持つパワーだ。0r4a0059 続いては「Highway Star」。210あの有名なソロをギター2人のアンサンブルで…。
200♪ゾン、ゾン、ゾン、ゾンとベースがウネって…220_rwdパワフルなドラムスが絡むのは「Runnin' with the Devil」。230v_2そのままVan Halenつながりで「Eruption」。240v_er華麗なテクニックで腕前を披露したニコラス。250 そしてそのまま「You Really Got Me」。0r4a0231 やっぱりコーラスがビシっとしていて気持ちいいナァ。
5曲続けてコピーを披露。
260「みんな大丈夫?暑くない?暑い時はタオルあるといいよね!」
…と、オリジナル・タオルを紹介。
「コロナの前と後でナンカ変わったことない?」
270v「あ、髪切った!」290v ではなくて、メンバーが入れ替わったことに触れ、新しいドラマーのマイクを紹介した。
280最後のセクションはオリジナル曲で固めてきた。
まずはミディアム・テンポの「What You Got」。
300_wyg深めにディレイをかけたバッキングがサウンドに奥行き感を醸し出す。
Img_4804 とても魅力的なギターのキメのフレーズを経て…
310v_2コンノさんのベース・ソロもフィーチュア。320そして、コーラスのカットアウトもバッチリキマった!330v_2「Last song!この後はメチャかっこいいバンド2つあるよ。
だから最後まで楽しんでくださいね!」350v_2出番の最後を締めくくったのは「Never Enough」。0r4a0153コレまた歯切れが親しみやすいナンバー。
4人のキャラクターが前面に押し出され、大いに盛り上がって出番を終えた。Img_4865

380v_2
Img_4799

390v

400v終演後、ニコラスに少々話を伺った…というのは、こんなに魅力的なオリジナル曲があるのにもかかわらず、コピーを演奏した理由が知りたかったのだ。
すると、いともシンプルな答えが返ってきた。
ドラマーが替わったばかりでオリジナル・ナンバーを仕上げる時間がなく、よく知っていてすぐに演奏できる曲を取り上げた…のだそうだ。
オリジナル曲は他にもたくさんあるそうなので、それらを披露する時には是非またお邪魔させて頂きたいと思う。410Red Bed Rockの詳しい情報はコチラ⇒Official Website420続いてステージに上がったのはJohnsons Motorcar。430ボーカルズ/ヴァイオリンのMARTINを中心とした2006年結成のカルテット。440v Img_4905 460_2 Img_4930 開場前、楽屋からヴァイオリンが奏でるケルトのメロディが漏れ聞こえて来た。
スッカリそうしたタイプの音楽に重点を置いたロックを演奏するのかと思ったらゼンゼン違った!
ヘヴィでメチャクチャカッコいいのよ!
470「ヴァイオリンが入ったロック」というと、私なんかの世代ではイタリアを中心としたプロッグ・ロック
をすぐに連想しちゃうんだけど、プロッグ・ロックとは似ても似つかない。
一方、ケルトとパンクをミックスしたDrop Kick Murphysというマサチューセッツのバンドもあって、Marshallのサポートで観に行ったことがあったがコレがなかなかオモシロかった。
しかし、このJohnsons Motorcarはそうした既存のバンドとは全く違うアプローチでヴァイオリン・ロックをクリエイトしていた。
2006年の結成というから、もう17年も活動を続けているのにもかかわらず存じ上げなかったのは汗顔の至りである。
ロックにはインストゥルメンタリゼーションの可能性がまだ残っていることを強く感じた。
ただ、Marshallをお使い頂いていないことだけが残念だった。0r4a0237<後編>につづく
 

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200 (一部敬称略 2023年7月9日 巣鴨獅子王にて撮影)

2023年7月20日 (木)

D_Drive フロア・ライブ vol.8


100%生音でD_Driveの音楽をお届けする「フロアライブ」シリーズのStrageでの第8回目。
 
しかし考えてみると…こと音響面に関しては、このシリーズってロック・コンサートの原点と魅力を追求しているかのような実に有意義なショウであるとは言えまいか?
というのは、最近のロック・コンサートってステージの上にギターの音を実際に出しているハズのギター・アンプが見当たらなかったり、例え設置してあっても家で使うような小さいギター・アンプだったり、ドラムスには電気的は仕掛けがしてあったり、皮肉なことにPAの技術の進歩に伴って「生の音」という重要な要素が忘れ去られてしまい、本来のロック・コンサートの音響の魅力がドンドン失われて行っているように思うワケ。
会場が巨大化してしまったので、仕方のないことではあるんだろうけど…。
しかし、どんなに最新式で立派なPA装置であっても、ロックのコンサートってステージの中の音がある程度大きくないとダメなんだよ。
どうダメかというと、迫力がゼンゼン違う。
それはAC/DCのコンサートを見れば一目瞭然。
あのステージの上にズラリと並んだMarshallのキャビネットは全て常時爆音で鳴らしきっているんだよ。
その点、AC/DCのコンサートより若干規模は小さいが、このD_Driveの「フロアライブ」は何の加工もされない楽器本来のサウンドが楽しめるという点で値千金なのだ。
「さんまは目黒に限る」というワケよ。
 
今回は昼夜の2回興行で開催された。
お邪魔したのは昼の部。
下は今回のフロアライブの風景。
楽器用のマイクは1本も見当たらない。
それが「フロアライブ」。20Seiji30vYuki

0r4a0090 Toshi50vChiiko60v…の4人がフロアに登場して最初に演奏したのは…おお!イントロを変えて来た!70_rlglSeijiさん作のD_Driveのキラーチューンのひとつ「だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)」。80イントロのキッカケのスネア・ドラムから最後までドライブしまくるChiikoちゃんのドラムス!90組曲風につなげたのはYukiちゃん作の「Begin Again」。
以前、ストックしてあった10周年記念ライブとMarshall GALA2のビデオを合体させて動画を作ったことがあったがアレには驚いた。
100_baあるパートまでその2か所の音源とCD音源の3つが完璧にシンクロしたのだ。
改めて4人の演奏のうまさに舌を巻いた次第。0r4a0102 Yukiちゃんが両手の親指を突き上げるのはおなじみ「Thumbs Up」。120_tu♪グイングインブリブリとToshiくんのベースが唸って…
110vハイ、ホールトーン・スケールの音列をどうぞ!130vタッピング三重奏もキレイにキマって…145Chiikoちゃんのドラムス!150vそして「Thumbs Up」!
楽しいね~!155「皆さん、こんにちは!D_Driveです。よろしくお願いします!
『フロアライブVol.8』ということで、今回はコチラで初めての昼夜2部構成のライブになります。
この昼の部はソールドアウトになりました。
皆さん、誠にありがとうございます!
初めてD_Driveのライヴにお越し頂いたという方はいらっしゃいますか?
(ガサガサ)
オオ、いらっしゃいますね~。ようこそいらっしゃいました!」
160v「初めての方に一応ご説明致しますと…」とPAシステムを使わない『フロアライブ』の主旨を説明。
「Seijiさんと私のギターの音はMarshallの音、Toshiくんのベースはイードゥンの音。
そしてChiikoさんのドラムスはNATALの音…それぞれホンモノの生の音を味わって頂けるというワケです。
Marshallアンプは『単一指向性』と言って音がまっすぐに飛んで行くので、Seijiさんの前に席の方はSeijiさんの音、私の前の席のお客さんは私の音がとてもよく聞こえますので、皆さんがお聴きになりたい楽器の前に座って頂くというのもオモシロイかな?と思います。
それでは、今日は2部制ということですのでサクサクといきたいと思います」180Yukiちゃんのファンク・ストラミングから「Wings」。190v_wg初めての方に一応説明しますと…「Wings」はYukiちゃんが飼っている「レモンちゃん」と「ラムちゃん」という小鳥をイメージして作った曲。
ところが、ラムちゃんは死んでしまい、今は「アイちゃん」というニューキャラに移行しているようだ。
この日、隣の横浜アリーナは米津玄師のコンサートだった。
もし米津さんに「Lemon」という代表曲がなければこの「Wings」は「Lemon」というタイトルになっていたかも知れないそうだよ。
関係ないけどフランクフルトで台湾人が経営している中華料理屋で餃子を頼んだところ、醤油もラー油も出て来なかった。
代わりにひたすら「黒酢」単体で食べさせられた…でもすごく美味しかった。200続いて「U_Me」。
私は歴史小説を比較的よく読むんだけど、「梅」の出番ってすごく多いんだよね。
桜よりも梅の方がナニかと出て来やすい。
しかし、コレまで梅に関する曲がなかった→だから作った…というSeijiさんの着眼点は本当に素晴らしかった。
もちろん曲の仕上がりも最高レベルと言ってよいでしょう。
こんなの他にないもん。
人間って全く経験のないモノって受け付けたがらないんだよね。
チョットでもいいからどこか知っているモノでないと受け入れられないの。
特に日本人は自分が知らないモノがニガテ。
だからこの「U_Me」のように何となく懐かしいけど他にない…という曲はいいですよ。
私が知る限り、そういう意味で長年にわたって世界最高峰のポピュラー音楽を作り続けているのはパット・メセニーだと思う。
250v_um時に慎重に、時に大胆に、メリハリの利いたドラミングを聴かせてくれるChiikoちゃん。
生音だからナマナマしい!260こちらもYukiちゃんが醸し出す生のMarshallの艶っぽいサウンドが魅力の「Unkind Rain」。270vToshiくんの詩情あふれるソロ。280v曲の後半から徐々にドラマチックに展開していくシーンはいつだって大きな見どころだ。0r4a0222 ココで直近のライブの告知。
「昨日公式に発表したんですが、ヴァイオリニストのAYASAさんという方がいらっしゃいます。
彼女もXperiaのCMに出ていらしたので、それで私もAYASAさんを存じ上げるようになったんですが、『何かしら1回一緒にやりたいね』…とおっしゃってくれていたんです。
それが…9月23日にこの横のNew Side Beachで実現します。
ダブルヘッドライナーを務めさせて頂きます!」
先日、『ニコニコ超会議』へ取材で行った時、そのAYASAさんと楽屋が一緒だったんですよ。
ビックリするぐらい感じの良いお嬢さんでしてね~。
D_Driveと共演することがわかっていればアノ時挨拶できたのにナァ。
290「もちろん最後に共演もありますからね。
すぐに席が埋まっちゃうと思うので早めにチェックしてくださいね。
そして、まだ発表もしていないけど12月くらいまで色々とスケジュールが詰まっています。
コロナがやっと落ち着いて、これまで止まってたバンドさんが一気に動き出しているんですよ。
それでどこも会場がまずイッパイなんですよ!
1年先まで埋まってる…マジですよ。コレ。
だから平日しか取れなかったりして、なかなかスケジュールが組みにくいんです。
外タレが来日して平日にコンサートをやっているのはそういう理由なんですよ。
空いてないんです!
でもD_Driveはやります!」

170v続けて「I remember the Town」。
タイトなChiikoちゃんのドラムスが生音で響き渡る。
先日ゲットしたNATALのカウベルはこの曲で使われる予定なんだけど、この日はまだオアズケだった。310v_irtラジカセで鳴らしたギター・サウンドの再現もバッチリ。330中盤からグリグリとグルーヴがウネっていくところが何とも気持ちがいいね。330_gaさらに続けてYukiちゃん作のドライビング・チューン「Get Away」でブッ飛ばす!
340vココまで8曲、すべて『DYNAMOTIVE』からのチョイスで固めた。0r4a0394 替わって『MAXIMUM IMPACT』から2曲。
まずは「Gradation」。
Seijiさんのメローなストラミング。350v_gdいいね~、この曲も。
335v曲を通していい具合のホッコリ感がコロコロと変わっていく場面の中に横たわっている。360v曲が出来た時のエピソードがもはやとても懐かしいね!380「7月でもうメチャクチャ暑くて…8月とかどうなってるんやと心配しています。
皆さんも色々とライブに行かれると思うんですけど、会場や行き帰りの熱中症に気を付けてくださいね!」400「さて、今日も第1部はもうそろそろ終わりが近づいて来ています。
皆さん、今日はお楽しみ頂けておりますでしょうか?
座りの席なので皆さんチョットおとなしめにご覧頂くのも仕方ないと思いますが、声出しは大丈夫なんですよ!
それと、新しいグッズを作りましたのでココでChiikoさんから紹介してもらいましょう」
390v「まいど!」
Chiikoちゃんの物販紹介コーナーはいつも通りの絶好調!Img_0127 「そう!皆さん、声出し大丈夫ですよ!
次から演る曲はそういう場面がありますからね!」410vChiikoちゃんの激烈フィルでスタートするのは「GEKIRINー逆鱗ー」。
「Get Away」⇒「Gradation」⇒「Gekirin」と「G」始まりが続いた。
コレがD_Driveの「G3」だ!420v_grYukiちゃんのペンが冴えるD_Driveのレパートリーの中で1、2を争うハード・ナンバーでまずはガツンとやっておいて…430vコレまたハードに「Russian Roulette」。440v_rr「ハイ、皆さんご一緒に!」
シャンシャンシャン、シャンシャンシャン。Img_4451 そして「1,000,000h.p」で本編を締めくくる。450_hp4人がガップリ四つに組む白熱のソロ合戦。
460ナゼかYukiちゃんは大笑い。
ステージでこんなにも笑ってるYukiちゃんを見るのは初めてだな。0002img_4591_2オモシロいからもう1枚挙げておこう。
一体ナニがおかしかったんだろう?
0003img_4593この曲の司会者はSeijiさん。
「ベース!」485v♪ガリゴリゴリガリゴリガロゴリガリ490v「ドラムス!」500♪タカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ510何度見ても見入ってしまって声を出す場面なんてありゃしない!
いつもながらの凄まじい演奏で本編終了。
520さっきChiikoちゃんが紹介した新しいグッズはこのあたり。
530そしてアンコール。
「皆さん、アンコールくらい立ちますか!
ヨカッタら…ネェ!」540vアンコールは「Screw Driver」。550お客さん総立ち!
こんな光景久しぶりに見たな~。
560ChiikoちゃんをアオるSeijiさん。
コレもフロアライブならではの光景だ。570こうして『フロアライブ vol.8の昼の部』が終了~!580本日、生のサウンドをお届けしたのは…
 
Seijiさんは…590vMarshall JVM410Hと1960B。600v Yukiちゃんも…610vMarshall JVM410Hと1960B。620vToshiくんは…630イードゥンのWT-800、D410XSTとD210XST。640vそしてChiikoちゃんは…650NATALのメイプル。660コレがフロアライブ!
次回もお楽しみに。
 
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive official website

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Marshall Blogの索引『Marshall Blog INDEX』を作りました。
通称「マー索くん」。
過去2,200本に上る記事のタイトルすべてをアーティスト順やカテゴリー順に並べ、リンクを施しました。
D_Driveは「タ行」で、Yukiちゃんのソロ活動は「ヤ行」で検索してください。
調べごとに利用するもよし、マーブロ・サーフィンするもよし、ゼヒご活用ください!

 
マー索くんはコチラからどうぞ⇒Marshall Blog INDEX 

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日本が世界に誇るインストゥルメンタル・バンド、D_Drive。

<だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)>

コチラはSONY Xperiaとのコラボレーションで制作した最新ビデオ<Wings>。

<Thmbs Up>

<Begin Again>

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200 (一部敬称略 2023年7月2日 新横浜Strageにて撮影)

2023年7月18日 (火)

YETI VALHALLA(イエティ・ヴァルハラ) SONIC BOOM TOUR

 
早くもMarshall Blogへは2度目の登場となるカナダのYETI VALHALLA(イエティ・ヴァルハラ)。
今回は『SONIC BOOM TOUR』と題したツアーでの来日だ。10vそのツアー・プランの中のひとつ『Anything Allright Festival vol.51』というイベントでのYETI VALHALLAをキャッチした。
今日はそのレポート。
え?「vol.51」!?…そんなに歴史のあるイベントだったのね?
スゴイ!イベントというモノのは、やるのは簡単でも続けるのはメチャクチャ大変だからね。20v14:00からスタートしたイベントの出演者は神社もビックリの8マン。
YETI VALHALLAは19:50からトリで登場した。
前回はトリオ編成であったが、今回はメンバーを変更してギターを加えたカルテット編成となった。
オープニングはYETIのキラー・チューンのひとつ「Party Tonight in Valhalla」。30Adam Jang40vAndy Hewet50v_2東郷コウヘイ60vKanako
…の4人。
70vこの曲のAdamの歌は本当にカッコいい。
やっぱり音楽は「歌」だネェ…ということをまじまじと実演してくれる。0r4a0066 ギター・ソロもバッチリ!
Adamはいつも通りMarshall。80今回はJCM2000 DSL100と1960Aを使用。90vこの曲のタイトルは「今夜はヴァルハラでドンチャン騒ぎ!」ということになろうが、戦いで命を失った兵士が集まるところがヴァルハラ宮殿。
そして、戦場で命の選別をした女神がヴァルキリー(Valkyrie)…ドイツ語でワルキューレ(Walküre)。
ヴァルキリーは自分が「死」と判別した兵士をヴァルハラ宮殿に連れて行き、宴の席を設けたという。
まさに「ヴァルハラのパーティ」なのだ。
最近、頻繁にこの北欧伝説のことを調べる機会があって覚えちまった。
みんな生きているけど、ステージの上はまるでAdamの「ロックンロール・パーティ」のようだ!0r4a0209 続いて「No Faith」。
ミディアム・スローのヘヴィ・チューン。100v_nf前回の来日時にも演奏していたが、1曲目と共にとても印象に残った曲。
曲のメロディがAdamの声にものすごくマッチしていたからだ。
110
チョット不気味なメロディを奏でソロに入るAdam。
ナンカ前回とイメージが違うナァと思っていたら…ギターだわ!120v前回は「Yeti」と入ったヘッドと…100ボディに「Legend」と入ったシングル・ピックアップのレスポール・カスタム・モデルだった。
このギターがトレード・マークだと思っていたので今回のスタンダードはチョット意外だった。
ま、ギターは何でもMarshallとレスポール・モデルのコンビネーションであればサウンドは極上だ!
1102「次の曲はとても悪い女の曲だ。とにかく悪い。性悪女だ。
『普通の女』だって?トンデモないぜ。
何しろ『悪の女王』と呼ばれているんだから!」130KANAKOちゃんが叩き込むフロア・タムにシンプルなリフが被さる。140v_qeそしてAdamの絶唱。
しかし、カッコいい声だな。
370典型的なハードロック・ナンバー。
ロックはコレでいい。160コウヘイさんのソロがキマった。
7弦&31フレット(多分)のギターはコウヘイさんのトレード・マーク。170vコウヘイさんも根っからのMarshallプレイヤーだ。
今回のステージではAdamとお揃いでJCM2000 DSL100と1960Aを使用した。180v続いてはAdamが奏でるアルペジオと…0r4a0154 コウヘイさんの哀愁のギターのアンサンブルからスタートするバラード「Purgatory」。0r4a0348 「purgetory(パーゲトリー)」というのは日本語では「煉獄」と訳されるカトリック用語だそう。
生きている間に悪事を働いた人は天国に行く前に「purgetory」で生前の罪を償わなくてはならない。
要するに大変苦しい状態にあるのが「purgetory」。0r4a0235_2 コウヘイさんのギター・ソロも…220vAdamの熱唱も、その煉獄の状態に喘ぐ姿を浮き出していた。230「♪My brother says sisters, we are one」と歌い出し…0r4a0471ギターで合いの手を入れるのは「We Are One」。
こういうブルースのエキスを下地にしているバンドって日本からスッカリ消え失せてしまったナァ。
一過性のハヤりモノと違ってこういうロックはいつまでたっても古臭くなりませんナ。
0r4a0454 一転して目の覚めるようなハードなパートに突入!
280ゴリゴリとヌケの良いサウンドで迫ってくるAndyのベース。
私はAndyが使っているベース・ギタにはかつて縁がありましてね~、懐かしいナァ。0r4a0105 曲は一転してミディアム・テンポに移りジックリ聴かせちゃう。0r4a0133 Kanakoちゃんのピックアップ・ソロから…290vAdamの熱気あふれるソロ!
聴きどころ満載の1曲だ!300ココでメンバー紹介したAdam。0r4a0477_2 続いてはAdamの弾くアーシーなリフからスタートし、サザン・ロック風のサウンドが展開する「Texas Tornado」。
310v_ttこの曲もとても印象に残っているナ。
350vコレもYETI VALHALLAのキラー・チューンのひとつだ。320「コウヘイさ~ん!」
Adamの呼びかけに続いてコウヘイさんのソロがフィーチュアされる。330vその横ではAdamとAndyは押しつ押されつのフォーメーション。340「次はオレのダチの歌だ。
身長は2m以上、体重は200kg以上…あんなデカいヤツは見たことがネェ。
コワいけど、優しいヤツでオレが子供のころはアイツに守ってもらったもんだ」
その紳士的な友人が『マウンテン・マン』として知られる殺人マシーンへと変貌し、刑務所から抜け出て来た…みたいな歌。360Andyのアナウンス…「緊急事態発生、緊急事態発生、マウンテン・マンが再び自由の身となりました」

360v_mmヘヴィなリズムに乗って終始叫びまくる歌も…150vギターもいかにもマウンテン・マンが暴れまくっているような激演!380このマウンテン・マンこそがバンド名の「Yeti」なのかしらん?
曲の最後はAdamがジャンプして締めくくった。390「このライブはMarshallのサウンドで演っているゼ。Marshallは最高だ!」
ありがとうございます。
前回、Marshall Blogにご登場頂いたところAdamは大変よろこんでくれましてね。
今回も会うなりそのお礼を言ってくれた。
この方、昔ながらの典型的なロックンローラーを装っているけど、礼儀正しく、実にキチっとした人なのです。400v最後を締めくくったのが「Voodoo Chile」だったのは意外だった!420vギター2人が弾くあのおなじみのリフに…400_vcベースと…430ドラムスが加わる。0r4a0677 この曲もAdamの声にピッタリ!
後日「Voodoo Chile」を取り上げたことに驚いた旨を伝えると「Hendrix is God!」という答えがAdamから返されて来た。
海外ではいまだにそうなんだよ。
こういうところに今のロックの洋の東西の大きな違いを感じざるを得ない。
460せっかくのヘンドリックス・ナンバーだからして…4502人のギターがタップリとフィーチュアされた。
440そして、曲の途中でコウヘイさんからこの日からKanakoちゃんとコウヘイさんが正式にYETI VALHALLAのメンバーとなったことがアナウンスされた。470v

480vそんなサプライズを含んでの10分以上の大熱演!490YETI VALHALLAは今回もシンプルで熱気あふれる「ロックの原点」をタ~ップリと見せてくれた。0r4a0143YETI VALHALLAは、現在STUDIOシリーズやVintage Modern他、Marshallをふんだんに使ってレコーディング中だ。
10月にはまたライブがあるそうなので楽しみだ!
 
YETI VALHALLAの詳しい情報はコチラ⇒Official Website500

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イギリス南西部のコーニッシュ出身のキング・クリーチャー。
本場のブリティッシュ・ハードロックを存分にお楽しみあれ!

<Desolation>

<Captives>


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200 (一部敬称略 2023年6月24日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2023年7月13日 (木)

CONCERTO MOON~『From Father to Son』完全再現+新曲披露<後編>

 
「ありがとうございます。楽しんで頂けていますか!
ボクらも楽しく演らせて頂いています。
ココまで、完全再現パートの10曲中、8曲を終えたところです。
この後の2曲は楽器の持ち替えもなく、お馴染みのある曲を聴いて頂こうと思います。
皆さん、まだ元気は残ってますか?
イケるか~!」
一度でいいから聞いてみたい…お客さんが「ムリで~す!」と答えるところを。
CONCERTO MOONの時以外でお願いします!
10さて、芳賀ちゃんが言った通り完全再現のコーナーも残すところあと2曲のクライマックス・ゾーンに突入!
曲は「Into the Fire」。
30_itfコチラは最後までイクしかない5人…そういうお仕事なのだ!
 
河塚篤史40v中易繁治50v三宅亮
70v_2芳賀亘60v島紀史
120vノンちゃんはいつも通りのMarshall 1967 MAJORを中心にしたスタック。
コレで伝統のMarshallサウンドをブッ放してくれる。
90亮くんのソロから…
0r4a0390ノンちゃんの爆裂ソロ!0r4a0138 盛り上がりは最高潮!0r4a0386_2 「再現ラストいくぞ~!」
アッっという間に『From Father to Son』のクローザーだ!
110おなじみのイントロ。
締めくくりは「Change my Heart」。0r4a0596 CONCERTO MOONのステージでは決して欠かすことのできないマスター・ピースのひとつ。0r4a0215 やっぱり久しぶりに演る曲より慣れている曲の方が演りやすそう…でも、出来はどれも一緒。0r4a0619_2 つまりどれも最上級の「激演」なのだ!S41a0311 実際、アルバムの最後に収録されているので「完全再現」の最後に演るのは自然なことなんだけど、「Change my Heart」が最後に出て来るなんてなかなかドラマチックな演出ではあるまいか?0r4a0141さっき「25年後のステージのギターの持ち替えの手間を考えて収録曲の順番を考えるべきだった」とノンちゃんが言っていたが、この曲をアルバムのエンディングに持って来たことこそ25年後にその作品を再現することを考えていたのではないか…というドラマチックな展開を見せて完全再現のパートを終了した。150_2「ありがとうございます!
完全再現ライブ楽しんで頂けましたでしょうか?
ココから先は未来の曲…いわゆる新曲を演奏しようかな~と思います。
むしろこっちがメインという風に伺っているんで…こうゆう趣旨で間違いないでしょうか?」S41a0174 「きゅ、急だね?。ハイ、そういう趣旨で大丈夫です。
新しいアルバムについては、毎回『いついつには出すよ』ってみたいなことを言うじゃないですか?
ボクって言うでしょ?…ウソばっかり。
イヤ、アレはウソではない。希望的観測っていうんです。
もう『いつ出す』とは言わないで、とにかく早い段階で強力なヤツを皆さんに聴いて頂こうと思ってガンバっています。
もうバッキング・トラックみたいなのは録り終わってるんですけど、こだわりにこだわってしまい、すでに作っていたメロディを全部捨てたりしたワケ…バカでしょ?
そういうことをしていたんですが、とにかく強力なヤツを皆さんに聴いて頂きたいと思っていますのでもうチョットだけお待ちください!」180v『From Father to Son』完全再現の後は事前のライブ告知で「新曲披露」と謳っている通り、新しい曲を2つ披露した。10vまずは「F♯ Fast」と仮に題された曲。
キーはF♯で早いヤツね。190_f安心してください。
脇目も振らずガンガン突っ走る曲調はまさにCONCERTO MOON節。200♪ゲログロガラゲロと中易さんのベースが暴れまくる、暴れまくる!
今日のベースの音は一段と狂暴だ。210v_2_2ディミニッシュ・スケールを交えたピック・アップソロからガツンとギター・ソロ本体へ!220vん~、コリャ次のアルバムのオープナーかな?230_2もうひとつは「Am Mid Up」としたキーがAmのマイナー・ナンバーでアップ・テンポ。240_amuコチラは河塚さんのツイン・バス・ドラムが鳴り響くドライビング・ナンバー。S41a0335亮くんのキーボーズがサウンドを分厚くする。250v_2限界突破の芳賀ちゃんのハイトーン・ボーカルズ。
サビの美しいメロディが印象的だ。0r4a0571 そして、もちろんこの曲でもノンちゃんが劇的なギターを聴かせてくれる。260vこの曲もこれからのCONCERTO MOONのステージを構成する重要な1曲になりそうだ。
皆さん、ニューアルバムをお楽しみに!0r4a0587「ありがとうございます。新曲いかがでしたか?
今演った曲たちは次のアルバムに収録されるであろうということで、フル・アルバムを携えてなるべく早めに皆さんの前に戻ってきますので楽しみに待っていてください。
よろしくお願いします!」S41a0352「完全再現」と「新曲披露」が無事に終わって本編も残すところあと2曲。
まずは「Find my Way」でスッ飛ばせ!
0r4a0343 企画モノから脱したこの解放感が何ともいい感じですナ。0r4a0436客席をアオる芳賀ちゃん。
もちろんお客さんは大エキサイト中!300本編の最後を飾ったのは「Time to Die」。
100超定番曲のお出ましにいよいよステージと客席の一体感が高まる。
380すごい熱気!
疲れも手抜きも全く見せることなく最後までテンション上げ続けた5人!80 285v

360v
340v

370v_2本編の最後を締めくくるのはいつも通りノンちゃんとギターのバトル。0r4a05171960の上にギターを上げて…390v_2超盛りだくさんだった本編を終了させた。400アンコール。
「どうもありがとう!イヤ~、楽しいね。
鹿鳴館もこの場所がもうチョットでなくなってしまうのが非常に惜しいです。
必ず『目黒鹿鳴館』は復活するし、その新しいところでも演らないと気が済まない…とさっき代表のペペさんと話をしていたんです。
多分来年、新しくなってもCONCERTO MOONは戻って参りますので鹿鳴館ともども愛してくださいね!
そして、先ほど新曲を聴いて頂きましたが、できるだけ早い段階で納得のいくものを作ってみなさんに楽しんでもらおうと思ってますのでもうしばらくお待ちください。
よろしくお願いします!」410アンコールの1曲目には「It's not Over」を持って来た。0r4a0680 いつも通りアンコールはツアーTシャツ姿で登場。
ナニを身に付けていようが、猛進するCONCERTO MOONスピリットとサウンドは変わらない。430v

440v 455v 
470vそして、最後の最後は「Alone in Paradise」。460_2ステージの上を行き来して最後の最後までサービス満点のノンちゃん!480今日もすさまじいプレイの連続だった。
それとこのギターの音!
ノンちゃんに引き継がれた、MarshallをまさにMarshallらしく鳴らすやり方は、大谷一門に引き継がれる大きな財産だ。490vお客さんも大よろこび!
500その気魄のこもったパフォーマンスはもう少しで別れを告げざるを得ないホームグラウンドへに捧げているかのようにも見えた。510_2曲を作って、録音して、製品にして、宣伝して、ツアーをして、そしてまた曲を作って、録音して…コレこそが「音楽家」の仕事だ。
Tシャツやタオルを売ったり、動画でひと稼ぎするなんてのは断じて音楽家の本業ではない。
このことを「時代が変わった」で片づけては絶対にいけない。
自分だけの音楽を作って、音楽だけでメシを喰える人たちだけが音楽でメシを喰うべきなんだ。
今の音楽を取り巻く状況が重篤なまでにイビツであることを強く認識するべきだと思う。
ナゼならこの一連の作業は、概ね「音楽家」という職業ができてから何百年もこの繰り返して来た歴史ある「音楽家の本来の仕事」なのだから。
その点、CONCERTO MOONはホントにエライと思うよ。
そして、いつまでも自分たちだけの新しい音楽を作り続けてもらいたい切に願う。
520「12月…もう1回ココの鹿鳴館を締めくくりに戻って来るぞ!12月に会いましょう!」
最後はお定まりのリッチー・ポーズ!
530vCONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Official Site540v_2
   

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CONCERTO MOONの記事は「カ行」で、ノンちゃんの記事は「サ行」で検索してね!
 
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詳しくはコチラ⇒【Marshall Blog】ついにMarshall冷蔵庫が国内で正規に発売されました!

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200 (一部敬称略 2023年6月11日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2023年7月11日 (火)

CONCERTO MOON~『From Father to Son』完全再現+新曲披露<前編>

 
昨年の5月、CONCERTO MOONは第1作目『Fragments of the Moon』の発売25周年を記念してアルバム完全再現ライブを開催した。
そして今年、同じく発売25周年となったセカンド・アルバム『From Father to Son』を再現する記念ライブ・ツアーを催行し、先頃全行程を消化した。
今日はそのツアー初日、東京公演のレポートだ。
10v
会場は今回もCONCERTO MOONのホーム、目黒鹿鳴館。
先日、ビルの老朽化を理由に2024年1月をもってこの場所を退去することを表明した鹿鳴館。
一瞬ドキっとしたが、移転先や日程はまだ発表はされていないものの継続して営業することが決まっていることを聞いてひと安心。
鹿鳴館までなくなっっちゃったらもう日本のグラスルーツ・ミュージック・シーンはお終いだっちゅーの!20v会場は満員。30おお!Marshall GALAのTシャツ!
うれしいな~!40そして、客電が落ちておなじみのオープニングSE。
ワクワクするね~。50そしてショウがスタートした!60_dc芳賀亘70v三宅亮80v中易繁治90v河塚篤史100vそして、総帥・島紀史。110v今日もMarshimaシステム。
1967 MAJORと1960群だ。120久々にセッティングの様子を載せておくと左から…
PRESENCE=4
BASS=0
MIDDLE=8
TREBLE=4
VOLUME 1=10
VOLUME 2=4
…であの音を出している。130足元のようす。150右手にはMarhallスウェット・バンド。
以上がノンちゃんのギター以外の機材。140オープニングはアルバム通りに「Dream Chaser」。160まずは普段のステージでもおなじみのナンバー。
アルバムの1曲目だから仕方ない。
0r4a0225 本日最初のギター・ソロ。170vノッケからブチかましてくれたこの音、このフレージング…コレぞ島節!
1802曲目は「Surrender」でゴキゲンにカッとばす!190v_sr問答無用のストレートなドライビング・チューン。200vコレは普段出て来ない曲。210v_2こうした「アルバム完全再現」の企画は普段全く演らない曲がワンサカ出て来るからオモシロイね。220この曲のソロもすごいぞ!
いつも演ればいいのに、この曲。
メッチャかっこいいよ。230「ヘイ!東京。楽しんでくれてますか?
今日は25年前に発売しましたコンチェルトムーンのセカンド・アルバムにして、メジャー・デビューアルバムの『From Father To Son』25周年の完全再現ツアーの東京公演です。
当時から聴いて頂いてる方も、さかのぼって聴いて頂いている方も、はたまた全く聴いたことがないという方も楽しんで頂ける…そんなライブにしたいと思ってます。
よろしくお願いします!」
240v「東京、ありがとう!
お足元がお悪い中、集まって頂いて本当にありがとうございます。
芳賀も言いましたけど、早いもんで『From Father to Son』は25年前のアルバムになるんです。
今もそのアルバムが皆さんから愛されているというのは非常に光栄な話しです」
0r4a0252「あと何回『鹿鳴館』という自分のホームグラウンドに戻って来られるのかわかいませんが、とにかく悔いを残さないように激しく演ろうと思います。
みなさん、よろしくお願いします!」
今日はお馴染みの曲ももちろんいっぱい演りますが、お馴染みじゃない曲も全部激しく演りますので最後までよろしくお願いしますよ~!」
250vアルバムの3曲目、すなわちこの日の3曲目は「Moonlight After the Rain」。260_marノンちゃんの泣きのギターでスタートするミディアム・テンポのヘヴィ・ナンバー。
280vこの曲も普段取り上げられることのない曲だ。
火花散る高速ナンバーだけでなくこうしたドシっとしたナンバーもお手の物だ。270v_2つづけて「Inside Story」。0r4a0259_2チョット中近東風なテイスト。
最近の世の中ではこういう曲調のロックを耳にすることが全くなくなったね。310vフレットボードの上を縦横無尽に指が踊りまくる!
ソロの後のアンサンブルがまたカッコいいぞ!330v亮くんのキーボーズから…340_oaoノンちゃんのギターがよく歌うイントロへ。350曲はバラードで「One and Only」。3603曲続けて珍しい曲を引っ張り出して来たかと思ったら…
「From Father to Son」!380_ffts昨年12月のリクエスト企画では第2位を獲得した人気ナンバー。390vそれだけにいつも演っている曲だが…400v「アルバム」という単位の中で演奏すると…410vまた雰囲気が違うね。420v…なんて思っているのは客席の皆さんだけかな?430演奏している方はいつも通り大爆発の体を見せた!
アルバム再現の最初のハイライト。440「ありがとうございます!
この再現ツアー、すでに名古屋の方で演って来ました。
今まで皆さんの前で演奏したことがない曲やこのメンバーで演奏したことがない曲が4つぐらいあったワケなんですが、その中でも次に演る『Somewhere In Time』が最もライブで演奏されてこなかった曲なのではないか…という風に聞いていました」
450v「あ、オレに言ってんの?…多分、そう。
もう曲名を言っちゃったのね?
イヤ、『あ、もう曲名言っちゃった~!』って驚いていたんです、ボクは。
モッタイぶって演ろうとしてたのに…」0r4a0195 「この『From Father to Son』というアルバムを出した1年後に『Rain Forest』を発表したんですが、もうその後には次に演る『Somewhere in Time」をライブで演奏していないんです。
だから『From Father to Son』から『Rain Forest』を出すまでの短い間のライブでしか演奏していない。
今回ホントに25年振りくらいに演奏する曲だったので、誰かの曲を覚えるぐらい一生懸命やりました。
ナニも…1秒も弾き方を覚えていなかったです!
ですからスゴく新鮮な気持ちで取り組んで、今この曲スゴくいいんじゃねぇか?と思い始めてる」0r4a0199 「今のメンバーで演奏できることは、すごく気分良く演奏できるということ。
だからと言ってね、度々『よし、盛り上げていくぜ!Somewhere in Time』ってやったら盛り下がるんだろう…キミら!
だから演らないけど、今日は25年振りになる本当に貴重な瞬間だと思います。
歌える方がいたら一緒に歌って頂いて…ボクはハスキーボイスになってますんで!
ボクはこれからしばらくコーラスしませんからね…イヤ、するけど」
0r4a0251およそ25年ぶりの「Somewhere in Time」。480_sitバラエティ豊かないくつかのパートで構成した盛りだくさんの1作。
とてもいいじゃないの!
普段から演るべきだと思います。
お蔵に入れっぱなしにしておくのはモッタイないゾ!
500vはい、コーラスやってます。370vおお!このグイグイと転調していく展開部がカッコいい!510「1秒たりともこの曲の弾き方を覚えていない」なんてノンちゃんは言っていたけど、おそらくコレはウソだよ。
こういう人たちって自分の作ったモノに関しては本当にビックリするほど何でも覚えているんだよ。
音楽も記憶力が勝負だから。
今回取り上げるに当たって25年ぶりに音源は聴いたかも知れないけど、多分、チョットやったらスラスラとレコーディングの時のことを再現できたハズ。
コレは脳ミソが覚えているのではなくて、指が覚えているから。
作家なんかも同じで、井上ひさしが言っていたんだけど、頭では忘れてしまった文字もペンを持つと指が思い出してくれるんだって。
だからワープロを使ってばかりいるとよくない…ということ。
コレ、ホント。
年を取ってくると、頭に浮かんでいる文字と指が書く文字に齟齬が生じることがあるの。
だから私はここ数年の間、短いながらも一日も欠かさず万年筆を使って日記を書き続けている。520v「東京、どうもありがとう!
もし25年前に戻れるのであれば『アルバムの曲順はチューニングのことを考慮して、順序立て決めなさい』と28歳くらいのオレに言ってやりたい。
でも、本当に『25年後にオマエは'完全再現'とか言って大風呂敷を広げたライブを企画するからドロップDの曲はドロップDで固めておいた方が後がラクだぞ』って言いたい!」
リクエスト大会の時、ショウのスムーズな進行を優先するために、ランキングの順番を少々入れ替えてチューニングの異なるギターへの持ち替えの頻度を下げた。
イエイエ、どうぞユックリ持ち替えてください。
ファンはみんな待っていてくれるハズです。
0r4a0246「次の曲は皆さんから支持を頂いている曲なんですけど、『尾崎(隆雄)さんの曲だから島は演んねぇのか?』とよく言われるんです。
実は要所要所でズッと演っているんですよ。
CONCERTO MOONはメンバーチェンジが激しいですから歴代ボーカルズが4人いるんですね。
でもね4人全員この曲を歌っているんです、
で、『芳賀もこの曲を覚えないといけないから大変だね』って言ったら既に芳賀でも演っていたのよ!
それはマジで初耳だった!」
「多分『UROBOROS』の時だったと思います」0r4a0193 「そう、『UROBOROS』のツアーで演ったんですって!
やっぱり何回も観に来てくれる人もいるし、いろんな地域で応援してくれる方もいるのでツアー中にコマゴマと曲を入れ替えるんですけど、この曲がその選択肢のひとつだったんだって…オレは初耳なんだけどね。
で、この曲は本当に尾崎さんの曲で、彼がボクらとCONCERTO MOONを結成する前のZENITHっていうバンドの曲だったんです。
CONCERTO MOONのファースト・アルバムにも尾崎さんの曲は入っていて、セカンド・アルバムの時にも『尾崎さん何か曲ないですか?』みたいな話になったんですが、特になかった。
それじゃあ、あの尾崎さんの曲をCONCERTO MOONで演ろうよ、という話になってアルバムに収録することになったんですね。
あの時、普通のチューニングのままで演っておけばココでギターの持ち替えもしないで済んだし、河塚の息を整えるMCもしなくて済んだの。
でもホントに長い間支持を頂いている曲なんで歌える方がいたら歌ってくれますか?」
530ノンちゃんが弾く激烈リフからスタートしたのは「The Last Betting」。0r4a0393 まさに王道を往くかのようなハード/メタル・ナンバー。550_lbこれまた盛りだくさんで聴きどころ満載の1曲。
前回この曲を取り上げたのはいつのことだろう?
ジャンジャン演るべし!
560ワルツのパートから壮絶ギター・ソロにつなぐ。570vそのあたりからの攻め具合がスゴイのだ!580v猛然と突っ走る5人!590v再現コーナーも残すところあと2曲だ。600v
CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Official Site

0r4a0046 <後編>につづく
  

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過去2,200本に上る記事のタイトルすべてをアーティスト順やカテゴリー順に並べ、リンクを施しました。
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CONCERTO MOONの記事は「カ行」で、ノンちゃんの記事は「サ行」で検索してね!
 
マー索くんはコチラからどうぞ⇒Marshall Blog INDEX 

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70

200 (一部敬称略 2023年6月11日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2023年7月 6日 (木)

MOVE FES. 2023の田川ヒロアキ

 
今日のレポートは六本木のEXシアターから。
EXでの催しをレポ―トするたびにこのアングルの写真を掲載しているけど、昼間の写真なんて珍しいでしょ?
というのは…今日は入り時間がとても早いのだ!10今回で6回目の開催となる『MOVE FES.』というイベント。
回を重ね、今回は最も大きな会場での開催となった。
このイベントに田川ヒロアキが出演したのだ。
100ヒロアキくんとも長いお付き合いをさせて頂いてきたが、思い返してみるに初めてその姿を目にしたのは2008年10月、池袋で開催された『楽器フェスティバル』というイベントでのことだった。
いくつかの展示ブースを渡り歩いてギターを弾きまくる姿は周囲からの注目を集めていた。
「ウワ!弾き方間違えてるじゃん!」と思った人も多かったであろうが、とにかくヒロアキくんが繰り出すフレーズは「ロック・ギターの権化」とも呼んでも決して差支えのないモノで、多くの人が弾き方よりもその演奏に釘付けになっていた。Img_3672 その翌年、2009年4月29日、ヒロアキくんは日比谷野音で開催された『HARDなYAON』というイベントに出演した。
その時の楽屋で初めてヒロアキくんに正式に挨拶をさせてもらい、そこからお付き合いが始まった。
「まー作くん」をご覧頂ければおわかりの通り、南の島から結婚式までこの14年の間に様々なシチュエーションでMarshallや写真撮影を通じてサポートしてきたが、最も最初の頃を除いては、その間に「ヒロアキくんが視覚に障がいを持っている」と考えたり感じたりしたことは全くなかった。
 
ヒロアキくんの活躍ぶりはコチラを見てね⇒マーさく君「タ行」

40反対に、それほど気にしていなかったことが見えるようになった。
つまり、身体が不自由な方々への配慮の重要性だ。
言って見ればヒロアキくんに開眼してもらったワケだな。
  
つい先日カナダ人の友達が来日し、こんなことをfacebookに投稿していた。
訳してみると…
昨日、実に重要なことを発見した。
あの東京の歩道や交差点にに埋め込まれている『黄色いヤツ』の正体が判明したのだ。
大変素晴らしい…アレらは目の不自由な皆さんへの戦略的なガイドの役割を果たしているのだ。
目の不自由な人が歩道に埋め込まれているあのタイルの線の上を歩き続ければ通りに平行して歩くことができる。
そして、各ブロックの切れ目や商店の前に来ると、通りに面して走っていたタイルの線が10セント硬貨大の丸い点に変わるのだ。
メチャクチャ賢いアイデアだし、究極的に有益なシステムではあるまいか!
コレを読んでいる人はこのことを恐らくご存知のことだと思う。
しかし、この度この黄色いブロックの正体を知った私は、スーツケースを引っ張り回す時に『コイツぁ何て邪魔なシロモノなんだ!』と文句をつけることが金輪際なくなったのだ
もちろん彼が言っているのは我々にはおなじみの黄色い「点字ブロック」のことね。
カナダに行ったことはないけれど、きっとカナダにはないんでしょうね。
確かにロンドンでも見たことがない。
80
この点字ブロックは盲人にとってものスゴく重要なモノで、この上に荷物を置かれたりすると本当に困るそうなのだ。
現実的にヒロアキくんも障害物が覆いかぶさっていて点字ブロックを読み取ることができず、幾度となく危険な目に遭っているそうだ。
きっと点字ブロックの重要性を知ってさえいれば、周囲の人も荷物や自転車を置いたりするようなことはしないハズで、「知る」あるいは「気づく」ということがいかに重要かということを思い知る。70「知る」といえば、コレ。
コレがナニをするモノがご存知の方はいらっしゃいますか?
私は知っていたんです。
Mini2
話は飛んで…新藤兼人が監督した『母』という映画がある。1963年の公開。
新藤さんが設立した「近代映画協会」という独立プロの製作…つまり映画のインディーズ作品の1本。
乙羽信子、殿山泰司といった近代映画協会所属の俳優さんに当時文学座の分裂問題の渦中にあった杉村春子が加わり、スゴい演技を見せてくれる。
とてもいい映画です。
さて、この映画の主人公の息子さんは不幸にして脳腫瘍を患っていて、時間が経つと失明してしまうことがわかっている。
そこで、目の見えるウチに一生懸命点字の勉強をするシーンが出て来る。
きっと点の組み合わせを学んでいるのだろう、その子供は紙に何やら書き込んでいた。

30p
この映画を観たのと偶然ほぼ時を同じくして、上の機器を知った。
テレビで見たのかな?
コレは「Braille Sense(ブレイルセンス)」という「点字音声情報端末」。
点字と音声の読み上げ機能を搭載した、通信から事務作業まで何でもこなせるノートパソコンとでも言えばわかりやすいか?。
一番の特長は情報のやりとりを点字でできること。
本体の下部に付いているボツボツが浮いたり沈んだりして点字の情報を提供してくれる。
そして、ディスプレイが不要なので極端なまでに小型なのだ。
この機器の存在を知り、「ああ、コレがあればあの『母』に出て来た子もよろこんだろうにナァ」と即座に思ったワケ。
そして、このルックス!
表面には商品名以外の文字がナニも入っておらず、サッパリとしていて実にカッコいい!
ナンカ無限の可能性を秘めているような感じがしない?
商品名にある「braille(ブレイル)」とは「点字」のこと。
この「braille」という言葉は、世界標準となった「ブライユ点字」を考案したフランスのルイ・ブライユ(Louis Braille)という19世紀の視覚障がい者の名前に由来している。
「braille」を英語読みすれば「ブレイル」だ。
ちなみにブライユの点字の大きな功績のひとつは楽譜を点字で表記できるようにしたことだったそうだ。昔のフランスの視覚障がい者には音楽を生活の糧としていた人が多く、そうした音楽家にブライユ点字は大歓迎された。
19世紀の話…そして、21世紀は「ブレイルセンス」だ。

Mini1_2さて、再び場面は替わりEXシアター。
冒頭に書いたようにこの日は会場の入り時間が早く、ヒロアキくんの出演までタ~ップリ時間があった。
私はノートPCを持参してMarshall Blogの原稿書き。家内は読書。
そして、ヒロアキくんの方を見ると…。
おお!アレじゃん!ブレイルセンスじゃん!
さすが、ヒロアキくん、すでにこのカッティングエッジを導入していた。
まったく使い方がわからないので「やらせて、やらせて!」というワケにはいかないが、代わりにヒロアキくんが使い方を丁寧に説明してくれた。
50v
ヒロアキくんはよく「勉強不足で点字はニガテなんですよ!」なんて言っているが、いつか缶ビールのフタに刻印されている3つの点字を「お・さ・け」といとも簡単に読んで見せてくれた。
しかし、こんなところに「お」をつけて行儀よくふるまうなんていかにも日本人らしい。
ヒロアキくんによれば、「コレはもしかしたら日本で最も認知度の高い点字表記かも?」って。
それでも我々は触ってもゼンゼンわからないからね。0r4a0078しからばヒロアキくんにもご愛飲頂いている我がMarshallビールはどうか…。
ゴメン、のっぺらぼうだわ。
「美味しすぎるので飲みすぎ注意!」ぐらい入れておいた方がいいかもな。
コレはどういうことか…。
イギリスで考えると、向こうは酒類の自動販売機がなく、全て対面販売なので目の不自由な方が酒類を買おうとすれば、店員が教えるから点字表記が不要なのかも知れない。
ちなみに、日本では「プハ~!」ってビールを飲むテレビ・コマーシャルが当たり前だけど、イギリスではコレが禁止されている。放映しちゃいけないの。
アル中患者を増やすことにつながりかねない…という理由で先のエリザベス女王から禁止令が発布された。
だから女性のタレントがビールや酎ハイをグビっとやっているコマーシャルを目にするイギリスの人はすごくビックリするんよ。
0r4a0083 さて、ヒロアキくんと一緒にいると、時折携帯電話を耳に当てて、そこから発される音声をまんじりともせず聴き入っていることがある。
ヒロアキくんの携帯には「読み上げソフト」というアプリケーションがインストールされていて、電話に詰まっている情報を音声によって吸収するワケ。
Marshall Blogもヒロアキくんには音でお楽しみ頂いているワケだが、聴かせてもらうとスゴイ早口なのに驚いた。
誤字脱字とか恥ずかしいな…。
便利といえば便利ではあるが、この作業はとても疲れるのだそうだ。
しかも「耳」はヒロアキくんの大切な商売道具だからね。
そこに、音声だけでなく点字という「文字」で情報を吸収できる「ブレイル・センス」が登場した。
それによって「聞く」から「読む」に動作が変わった。
我々には想像できないぐらいの利便性の向上になったのだそうだ。
これも初めて知った。
楽屋でブレイル・センスを巧みに操るヒロアキくんの動作を見ていたんだけど、パソコンと違ってキーを叩く音がまったくしないので実に静か!

60さて、ココまでは前置き。
「知る」というのはいかに大切なことか…を伝えたかった。
 
今日レポートするイベントの主催者は、「WITH ALS」というALS(筋萎縮性側索硬化症)の課題解決を起点に、全ての人が自分らしく何事にも挑戦できる社会を実現することを目指した団体。
その活動のひとつが『MOVE FES.』で、2016年からほぼ毎年開催してきたが、コロナ禍により昨年は開催を断念。
そして、今回様々な企画を盛り込んで『MOVE FES.』史上最大の会場での開催にこぎつけた。
今回の『MOVE FES.』は『UNREAL REALITY. 非現実的な現実』という撞着をテーマに掲げた。
同じ社会の中で我々のすぐそばにある「非現実的な現実」に光を照らすという企画だ。
 
「ALS」という名前は知っていても、恥ずかしながら私は「筋肉に関連する疾患」という意識だった。
今回、ALSが脳と脊髄間の情報伝達に支障をきたす神経疾患であることを知った。
「WITH ALS」はこのイベントを通じてメッセージを発信し、世界に支援の輪を広げていくことで、「ALSが治癒する未来」という「非現実」を将来実現させることを目標としているのだ。
そう、とにかくまずは「知ること」として「知らせること」なのだ。
1_pos会場のロビーに飾られた祝い花の数々。110会場には分身ロボット「OriHime」とタッグを組んだ「01 ROBOT POP-UP STORE」が設置された。
ボーダレスウェアを展開するWITH ALSのアパレルブランド「01 BORDERLESS WEAR」の商品を分身ロボットが販売する。
120コレがその分身ロボット「OriHime」。
明日、ちょうど七夕だね。
接客にあたるOriHimeは障がいを抱えるパイロットさんたちが遠隔操作しているそうだ。
130WITH ALSの代表は自らもALSの罹患者である武藤将胤(まさたね)。
武藤さんはクリエイター、DJ、経営者として、エンターテインメント、テクノロジー、介護の3領域で様々なプロジェクトを推進し、視線入力や音声合成、脳波、分身ロボットなど様々なテクノロジーの研究開発に取り組んでいらっしゃる方。
このイベントの企画や演出も武藤さんが手がけている。S41a0039その武藤さんの発病をご存知の上でご結婚されたご夫人、木綿子さん。
愛と科学で病に立ち向かう2人の姿を描くヒューマン・ドキュメンタリー映画『NO LIMIT,YOUR LIFE ノー リミット,ユア ライフ』が6月23日から公開された。1_3202 会場ではその映画のチケット販売コーナーが設けられ、注目を集めていた。
140この日の出演は内澤崇仁(androp)、清春、NOBU、 KURO(HOME MADE家族)他の皆さん。
トークショーも交えられ、充実の内容となった。
 
KUROのステージ。
「楽しんでいきましょう!」
KUROさんのステージではMarshallが登場!150KUROさんと…160DJ…170そして、ギターの3人編成でエキサイティングなパフォーマンスを展開する。175v「ありがとうございます!
『HOME MADE 家族』というバンドをやってます…ただいま活動休止中。
MASA(武藤さんのこと)を見ていて、『継続は力なり』という言葉は本当だな、といつも思います。
心だけはだれにも止められない。
『生きたい』じゃなくて『生きる』ことが大事だと思います。
最後までよろしくお付き合いください!」S41a0005Marshall Blogではかなり珍しいラップ。
今までにも「ラップっぽい」ことを演っているチームはいくらでもあったけど、純なラップのチームがMarshall Blogに登場するのは初めてかも。
「ラップ」っていうとギターがフィーチュアされない音楽というイメージが強いけど、ナンのナンの!…ヌケの良いMarshallサウンドによるシャープなファンク・ストラミングが実に心地よいのだ!
180KUROさんのハーモニカ。
ラップとブルース・ハーモニカってのは良く合うもんですナァ。
コリャ、カッコいいわ!176v観客はKUROさんの歯切れのよい言葉の連なりに耳をそばだてていた。190そして、『MOVE FES. 2023』のクライマックス!
武藤さん自身が視線コントロールでDJ・VJを操作する「EYE VDJ」を駆使してのコラボレーション・タイム。
まずは、ダンスとテクノロジーを融合させたパフォーマンスが話題のM++Dancers(M Plus Plus Dancers)。
210先日のWBCのオープニング・セレモニーに登場したチーム。
チカチカとオモシロい!
230ステージ中央の武藤さんとの共同作業だ。220そして、ヒロアキくん登場!
待ってました!ココまで長かった!
ヒロアキくんらしいダイナミックなワーミー・バーのプレイで曲はスタート。
240「皆さん、一緒に盛り上がっていきましょう!」
ステージに上がっているのは…
 
EYE VDJ MASA(武藤さん)と、最新テクノロジーを満載した視線入力のDJイクイップメント。260vそして、田川ヒロアキと…
250v_260年前のテクノロジーを満載したMarshallの真空管アンプ。
ギターはコレじゃないとダメなのよ!
モデルは愛用のMarshall JVM210Hと1960A。270v曲は「Just Do This」。
2人の共作だ。
武藤さんは視線入力… S41a0041 一方、ヒロアキくんは点字入力でコミュケーションを取って作り上げた1曲。280v武藤さんは視線入力で演奏。
実は冒頭の「皆さん、一緒に盛り上がっていきましょう!」という武藤さんのアオリのひと言も最新技術による合成音声だったのだ。
S41a0135_2思い出のビデオなどに少しでも音声が残っていれば、それをデータとして取り込み、自由に合成して音声を作り上げることができるのだそうだ。S41a0109 下はマネージャーの美瑞穂さんから負ったタスクでシャッターを切った1枚。
「演奏中のツーショットを押さえてください!」
アノね、簡単に言うけど1曲しかシャッター・チャンスがない時ってドキドキなんですよ。
照明の具合、ステージ前のビデオカメラのポジション、もちろん演者のようす。
コレらの条件が全てうまく合致した時にシャッターを切る…ナ~ンてね。
でも、うまく行ったんじゃん?300ヒロアキくんの頭上に見えているのはドローン。S41a0052演奏の間、ドローンが縦横無尽にステージ上を飛び回った。
操作しているのはドローンの操作の全国大会で優秀したパイロット。
開演前に楽屋に挨拶に来てくれたのだが、ナント、中学生なの!S41a0053普段のヒロアキ・ナンバーとはノリの異なるダンサブルな仕上がり。
0r4a0126強烈なタテノリがチョット「和のテイスト」を感じさせてとてもゴキゲン!303vさっきの「ブレイル・センス」同様、テクノロジーの進化が人の営みをこんなにも豊かにしているということを知った1日だった。305そ~らヒロアキくんのソロ!
コチラは古い技術で最高の演奏を聴かせてくれた。320いつも通りのスケールの大きなフレージング。
すべての観客の目がヒロアキくんに釘付けだ!

325vフィニッシュもバッチリ!
「Just So This」は現在正式な音源としてリリースされている。
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この後、フィナーレが華々しく催されて『MOVE FES. 2023』は幕を下ろした。336田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano 
 
そして、今回の「MOVE FES.」のアーカイブが7月18日までコチラから配信されているので是非ご覧あれ!⇒MOVE FES. 2023公式ウェブサイト
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200 (一部敬称略 2023年6月18日 六本木EX Theaterにて撮影)

2023年6月30日 (金)

大山まき『Unchained Tour 2023』の初日公演

 
ニューアルバムの発売を記念した『Unchained Tour』を展開している大山まき。10vコレがその去る6月7日に発表した新しいアルバム『Valkyrie(ヴァルキリー)』。
まきちゃんのアルバムは『Monster』、『Unstoppable』とリアルタイムで聴いてきたけど、これまで同様、今回も全編通して素晴らしい出来。
いわゆる「力作」。
紫のジョージ紫さんが参加しているのも大きな聴きどころのひとつ。
曲もアレンジも演奏も最高に充実したこの作品は、まきちゃんのマスターワークスになることでしょう。20c今日レポートする「ー東京編ー」と銘打った公演はツアーの初日。
まきちゃんの気合の入りようはいつにも増して強力だった!30vファン一同から贈られた祝い花。
やっぱりまきちゃんは「赤」のイメージだね。40v定刻通りにショウはスタート。Vv今回のメンバーは…

大山まき
110v 斉田'KAZZ'和典70v佐野優80v中山直樹
 
…というまきちゃんのライブではおなじみのメンバー。
そしてにゅー・アルバムのレコーディング・メンバー。
90vレパートリーはもちろん『Valkirie』の収録曲が中心。100キタキタキタキタキタ~!
ノッケからスゴイ迫力!…いつものことだけどね。60vもちろんKAZZのギターも大フィーチュア。120v今日は愛用のMarshall JVM410Hと1960Aのハーフス・タック2列セット。130付属のフットコントローラーも大活躍だ。140おおおお~っと!
まきちゃん、さっそく2曲目から自慢のギターを披露!150へへへ、まきちゃんもMarshallなんだぜ。
ギターの色に合わせてASTORIA CUSTOM。
160ASTORIA CUSTOMは極上のオーバードライブ・サウンドがウリの1チャンネルのモデル。
軽いクランチにしたセッティングのサウンドが素晴らしい!
まきちゃんの腕か?
イヤ、Marshallの値段か?
自分で弾くギターのサウンドに負けじと歌にも熱情がこもる!170vこんなシーンは最早「ギタリストまき」だ!
190ツアー初日の初ギター、完璧にキマりました!180vやっぱり、まきちゃんは赤がお似合いだわ。
410「オイ!オイ!オイ!
東京の荒くれものたち!兵(つわもの)たち!『Valkyrie』リリース・ワンマンライブへようこそ!
心はどこまでも自由に、今日も大声を聞かせてくれるかな?
ブチかましていきましょう!よろしく!」と軽く挨拶をして…200次々とニュー・アルバムの曲を披露していく。210vさて、Marshall Blogとしては今回まきちゃんがリリースしたニュー・アルバムのタイトル『Valkyrie』について一筆揮っておかねばなるまい。
…というのは、ココのところ「Valhalla(ヴァルハラ)」とか、「ギュルヴィのたぶらかし」とか、ナゼか北欧神話がらみの話題に出くわすのだ。
英語表記の「Valkyrie(ヴァルキリー)」はドイツ語で表記すると「Walküre(ワルキューレ)」。
あのワーグナーの『ニーベルングの指輪』の「ワルキューレ」。
北欧神話に出て来る、戦場で生きる者と死ぬ者を決める複数の半神半人のこと。
「ハイ、キミ、死んじゃって」と、死ぬとキメた相手のトドメを刺す。
そして、ヴァルキリーは死んだ戦士を「ヴァルハラ城」に連れて行く。
他にも巫女みたいなことをしたり、死者のもてなしを担当したりと、かなり忙しいらしい。
さらに戦場から離れると、歌を歌い、戦死のために糸を紡ぎ、機(はた)を織る。
そのヴァルキリーが紡ぐ赤い糸は人間の臓物で、織り機は武器と死体で作ったモノだのだそうだ。
スゴイな。
こうしてMarshall Blogを書いていると、案外西洋の神話の話題に出くわすことがあって、「ギリシア神話」と「ローマ神話」については買って来た本で都度調べるようにしている。
日本書紀に出て来るそもそも読むことさえできない神様の名前をアタマに入れるのも大変な苦痛だけど、西洋の神話の神様も血脈がやたら複雑なんだよね~。
とても「北欧」まではカバーしきれないので「ヴァルキリー」についてはココまで。20c ひとつだけ…上に出て来たお城の「Valhalla(ヴァルハラ)」について。
ヴァルハラは北欧神話の主神「オーディン」の宮殿。
最近も来日したカナダのバンドに「Yetti Valhalla(イエティ・ヴァルハラ)」というチームがあるんだけど、この北欧神話からバンド名を拝借したそうだ。
驚いたのはレッド・ツェッペリン。
「Immigrant Song(移民の歌)」に「♪Valhalla, I am comming」という歌詞が出て来るんだよね。
直訳ロッカーの王様が「♪寒い国からやって来た 白夜の大地に温泉湧き出る」と歌っているように、この曲はヴァイキングのことを歌っているとされているので、シチュエーションはバッチリだ。Is
新しいレパートリーだけでなく、セットリストには従来の人気曲もタ~ップリ組み込まれている。230「ずっと大好きな、大事にしているジャジーな曲」と紹介しただけでわかっちゃう「Swing Out」。
220v『Monster』から「Suevivor」や…240_2「Monster」などなど。250vまた、『Valkyrie』には「Mera Mera」や…255「浮世ドライブ」のような、以前からライブで演奏して来た曲も収録されている。260だからお客さんも勝手知ったるところなのだ。280何度もフィーチュアされるKAZZの激烈ソロ!
やっぱりこういうエキサイティングな音楽はMarshallに限るな、ウン。290今回のアルバムも全曲が「作詞 大山まき」と…
320「作曲 斉田和典」で固められた。
この2人、スッカリ萎え衰えてしまった昨今のハードなロックの分野においてマレに見る元気イッパイのソングライティング・チームではなかろうか?
頼もしいとしか言いようがない!
0r4a0247この2人が制作する音源はホント、チャンとステレオと向かい合って聴きたくなっちゃうもんね。
私はチャンと30cmウーハーを搭載したスピーカーのオーディオセットで聴いています。330そして、まきちゃんのステージを見ていていつも思うのは、「ああ、この人ってコレを演るためにこの世に生まれて来たんだナァ」ということ。
私もずいぶん色々なライブを見てきたけど、「ナンだってこんなことやってるんだろう?」という人がいっくらでもいるからね。
翻ってみるに、40年チョット前、すなわち1980年代の初頭ぐらいまでのライブハウスのステージはまきちゃんみたいな人たちばっかりだったんだよ。
いわゆる「ロックの時代」で、アニメにもSNSのアクセス数にも左右されないチャンと「ロック」という「音楽」があった。
310今時そんな「ロック」を感じさせてくれるこの2人の仕事は理屈抜きで素晴らしいと思う。340ってなことを考えているウチにアッと言う間に本編もあとわずか!
300ステージと客席が信じられないぐらい一体化して本編を終了した。0r4a0332「まきちゃん」
「かわいい」
「まきちゃん」
「かわいい」
「まきちゃん」
「かわいい」
これが大山まきのライブの「アンコール」の掛け声なので、これから初めて行く人は覚えておこう!
「アンコール!アンコール!」なんてやったら笑われるよ。0r4a0370アンコールはバンドメンバーお揃いのツアーTシャツで登場。350まずはアルバムの発表に先立ち、MVを撮影してリリースした「My Only Hero」。
そういえば、「シングル・リリースっていうモノがもう無くなったのか?」という話があって、誰かが「今はビデオを公開することがシングルのリリースなんだよ」と答えていたが、「なるほどな~」と思ったよ。
わかっちゃいるけど…時代は変わったネェ。
355そのビデオはコチラ。

まきちゃんは三度ギターを手にして熱唱!370vビデオと同じくKAZZのソロももちろんフィーチュアされる。380「アレ?エエエエ~、ウッソ~!誰が用意してくれたの?」
0r4a0424 「チョット~!ビックリして言葉にならない!
本当にありがとうございます。みんなのお陰で『Valkyrie』が生まれた~‼」
ココは正真正銘のサプライズ。
後で本人に訊いたところ、ケーキが登場することを本当に知らなかったのだそうだ。
まきちゃんの誕生日ではなくてニュー・アルバムの誕生日ね。
420「スゴイ!
年に誕生日が2回もあるね…ということはこれから年に3回、4回と名作が生まれるごとに誕生日が増えていくワケですね?
そしたら毎回、爆音でお祝いしてくれ!
みんなの元にCDが届くことがうれしい…メッチャうれしい!
ホントに、作ってよかった~!」
爆音はMarshallでお願いします。
430v「も~、本当にビックリしたわ~。
今回のアルバムは自分の中に革命を起こして作った曲で、出会ってくれたみなさんの刺激と衝撃で生まれた曲たちです。
ホントに後悔なしで作り上げた1枚です。
別れというものは、自分のすぐ近くにあるモノなのやな…と思って生きています。
だからこそ今、全力で関わってくれる人にはコチラも全力で返したいし、関わっていきたいし、もっと知りたいって思う。
そして、自分がおばあちゃんになった時とか死ぬ時とかに人生を顧みて、『あの時やっておけばヨカッタ!』と絶対後悔したくないなという気持ちで作ったんです。
こうして皆さんによろこんで頂いて本当にうれしいです。
今日ステージに上がった瞬間、みんながうれしそうな顔で迎えてくれたから、我ながら『あ~、いい作品作ったんだな~』とマジで思いました。
ありがとう!」
もうひといきで泣きそうなまきちゃん。
450v「これからもどんどん時代が変わっていくし、もしかしたら自分の出番じゃないんだろうな?と思う瞬間がこれからあるかも知れない。
やっぱり、私が生きてる中で今が1番パワーがあって最高の自分やと思うので、その『今の最高の自分』をもっともっと更新して、熱中して人生をやり切りたいと思います」
はい、泣いた。460v感動のスピーチが終わったところで最後!470「Pain Killer」と新しい曲を披露して4人が燃え尽きた!480v

490v

500

Img_3735ツアーは残り3公演。
ライブ会場でアナタは「生」と判定されるか、それとも「死」と判定されるか…。
いずれにせよノリにノッている大山まきをお見逃しなく!
 

大山まきの詳しい情報はコチラ⇒大山まきOfficial Site

520 

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70

200 (一部敬称略 2023年6月10日 渋谷Spotify O-CRESTにて撮影)

2023年6月20日 (火)

Girls Guitar Three vol.6~RIe a.k.a. Suzaku、磯貝真由 & 大久保初夏

 
ジョー・サトリアーニらの「G3」の向こうを張って女性のギタリストを3人集め、Rie a.k.a. Suzakuがホステスを務めるシリーズ企画「GG3(Girl Guitar Three)」の6回目の公演が開催された。
NATALドラムスが大活躍をしたのだが、他のライブと重なってしまって私はお邪魔することができなかった。
このイベント、スキでしてね…行きたかったのよ~。
以前にも同じことをしたことがあったが、再びRieちゃんとスタッフの方にお願いをしてお写真をシェアして頂き、こうしてMarshall Blogを1本編ませて頂いた。
10v最初のギタリストは…15磯貝真由20ホステス・バンドは…
 
キーボーズに深井麻梨恵。30vベースは星野李奈。40そしてドラムスはGG3の「Hired Gun」、森はるか。50vもちろん、はるかちゃんはNATAL。
モデルはCafe Racer。
今、このキットは松田聖子ちゃんとツアー中。
601曲目はオシャレ・テイスト炸裂の「violet liquor」。
そして、ユッタリ・ムードの「願い」へとつないだ。
70他に「Fateful day」と「To the ocean」の2曲を演奏した。
全4曲…さすが「GG3のHired Gun」、どんなタイプの曲でもNATALでスラリと叩き切ってしまうはるかちゃん!80v2番目にステージに上がったのは大久保初夏。85初夏ちゃんのステージの1曲目は「Super Stupid」…私のことかいッ!?
90v2曲目は「少女A」。
麻梨恵ちゃんも…100李奈ちゃんも絶好調!
3曲目は「Won't be wrong」。110vそして最後は「I wanna take a limo」。115v初夏ちゃんも4曲。
このイベントはスムーズな演出が素晴らしくてね~、全編がアッという間に終わっちゃうんだよ。120vということでもうトリの出番。125トリはもちろんRie a.k.a. Suzaku。
Rieちゃんとは最近ヒョンなことで盛り上がっていましてね。
それはナニかと言うと…しょうぎたい。
「しょうぎ」ったって藤井くんではありませんよ。
「彰義隊」ね。
130v幕末、身を呈して薩長のインチキ官軍と戦い、幕府軍のトップであり、寛永寺の貫主であり、そして皇族でたった1人朝敵になってしまった輪王寺宮を守った佐幕派の雄姿たち。
それが彰義隊。
1868年7月4日、両軍は上野の山で干戈を交え、たった半日で勝負がついた。
残念ながら彰義隊弱し。激負け。
下は上野恩賜公園にある彰義隊の戦死者碑。
150一方、コレは南千住の円通寺に残されている寛永寺の入り口に会った「黒門」。
近くで見ると穴だらけ。
薩長軍の撃った銃の弾痕だ。
この門があった場所からチョット先、現在の上野松坂屋がある場所に西郷隆盛が来ていたらしい。170この円通寺にはこうした彰義隊隊員の追弔碑がいくつも並んでいる。180v長州藩の連中はココには書けないような残忍なことを彰義隊にした。
例えば、近隣住民には戦死者の骸を埋葬することを厳に禁じ、そのまま朽ち果てるまで放置させた。
長州は会津にもコレをやってるんだよ。
その彰義隊の憐れな姿を見かねたこの円通寺の住職が長州の禁を破り、自分の寺に隊員の死骸を引き取って手厚く埋葬した。190vコレは今ではとても人気のある観光スポットとなった「谷中商店街」の「夕焼けだんだん」の階段を上がった左側にある経王寺という古刹。
やはり山門にはニセ官軍が打った弾痕がいくつも開いている。
ニセ官軍の連中はこの寺に逃げ込んだ彰義隊の隊員を追いかけて捕えては非情なことをしたらしい。
現在観光客でにぎわうこの寺の前の通りは、当時死体の山だったそうだ。
 
以上はほんのサワリ。
まだまだ彰義隊に関する情報は山ほどあって、Rieちゃんとこの辺りの勉強会をしてみよう…ということになっているワケ。
160Rieちゃんのステージの1曲目は2020年リリースの『World Journey』から「Rudra」。210そこから「Sunrise」を取り上げて『World Journey 2』収録の「Paris Dusk」につなげた。220vそして、最後はRieちゃんのキラー・チューン「Wangan Street」で出番を締めくくった。
そのうち「彰義隊」の曲が出来上がってくるのを楽しみにしています。
このネタ、まだ誰もやっていないんじゃない?Img_1841_2 そしてアンコールはお待ちかねのセッション。230今回はまず「Superstition」から。
240v歌は初夏ちゃんが歌ったのかしらん?
300真由ちゃんも歌がメチャクチャうまいからネェ。250セッションの2曲目は「GG3」では定番の「Led Boots」。260v最後まで各ギタリストの持ち味を十分に活かしたサポートを見せてくれた3人。270v

280

290v興奮のウチに演奏は終了。
その後はお待ちかねの記念撮影コーナー。
「あ~、楽しかった!」とこの場にいたら言っていたハズ。
次回はお邪魔できるといいナァ。
 
Rie a.k.a. Suzakuの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site
310

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70

200 (一部敬称略 2023年5月7日 汐留BLUE MOODにて撮影 ※写真提供:K.Murakamiさん ご協力ありがとうございました!)

2023年6月19日 (月)

清水保光 SHIMIZU WORKS BASE 2023 feat. 吉越由美 「一夜限りの再戦」 <第2部>

 
さて、しばしの休憩をはさんで『一夜限りの再戦』が続く。
第2部の1曲目は、今日発売の記念をしている新譜『RE-AWAKE』の中から「Galaxy Parasdise」。
パラダイスね…「日本二十六聖人」のような隠れキリシタンの小説なんかを読むと、「パラディソ」という言葉がよく出て来る。
コレはポルトガル語で「天国」という意味。
それと必ずセット出ててくるのが「デウス様」。
「全能の神」である「ゼウス」から来ているのかな?…と思うと、コレは全く違うのだそう。
「ゼウス」はギリシア神話で最もエライ神様のこと…「全能の神」ですな。
一方、「デウス」はラテン語あるいはコレもポルトガル語で単に「神様」という意味になるらしい。
コレ、熱心なキリストの教徒の前ではかなり「まぜるな危険!」の度合いが高いそうなので要注意。
 
以前、Marshallは年に一度開催されるフランクフルトの展示会(「MUSIK MESSE(ムジーク・メッセ)」といって15年ぐらい前までは世界最大の楽器の展示会だった。最近では「MUSIC CHINA」という上海で開催される展示会が世界最大とされている)の時に、そこに集まった世界中のディストリビューターを招待して大掛かりなパーティを開催していた。
私はそこで表彰されちゃったりしたんだけどね…。
ある時、テーブルでポルトガルの人たちとテーブルを同じくしたことがあった。
どうなったか…ないのよ。話すことが。
ポルトガルという国について知っていることといえば、首都がリスボンということと、16世紀に南米に乗り込んで原住民を殺戮して言葉を奪いブラジルを我が物にしたが、ポルトガルは領土も資源も乏しく国力がなかったので、植民地政策をそれ以上拡大するず欧州列強の落ちこぼれとなった…ということぐらい。
まさかそんな話はできないし、かといって黙っているのはバカだと思われる恐れがあるので、「そうだ!」と思って強引に脳ミソの奥底から話題を引っ張り出した。
ツマらない話よ。
「普段日本人が使っている『パン』とか『カステラ』とか『天ぷら』とかって元はアナタの国の言葉なんですよね?
たしか『金平糖』や『バッテラ』や『シャボン』や『コップ』もそうでしたよね。
オランダが日本に入り込む前は我々はとっても仲がヨカッタということですよね」
相手の皆さんはそんなことに全く興味がなく、私がいたテーブルは会場中で最もシラけた雰囲気のテーブルとなってしまった。
あの場では「沈黙は金」だったのかも知れない。
「ポルトガル」というと必ずこの時のことを思い出す…って、今ダレも「ポルトガル」だなんて言ってないんだけどね。
そう、話題は「パラダイス」!
コレがこれから演奏する「Galaxy Paradise」を収録しているニュー・アルバム『RE-AWAKE』。190cd「レコ発」ということで、にぎやかな特別バージョンの演奏が企画された。
由美さんがサイリウムをお客さんに配って、それを振り回しながら「♪Galaxy paradise」のところをみんなで一緒に歌いましょう!という趣向。
それを説明している由美さん。
20「じゃ、練習してみましょう!せ~の~」…30「♪ギャラクシ~ パラダア~イス」
バッチリ、バッチリ!
細工は流々、仕上げを御覧じろ…ってか?40そして、後半がススタート!50_gp清水保光の開放弦を使った独特のフレーズに…
70お召し替えをした吉越由美が妖しく歌を重ねる。60大舘寛幸と…80長井VAL一郎の強力リズム・セクションがパワフルに曲を膨らませていく。90リズムは3連、I-IV-Vのコード進行が基本の曲展開…ロックはコレでいいのだ!
マディ・ウォーターズが「The blues got had a baby and they named their baby rock and roll」と歌った通りなのだ!
今、その「ブルースの子供」はどこへ行った?…みんな行方不明になっちゃった!100v「さぁ、いくよ~!」110「♪ギャラクシ~ パラダア~イス」120「ちぇんちゅ~!」
本番もバッチリでした!
由美さん、大満足!130「Galaxy!Paradise!ニャンニャン!
ありがとうございました!」
由美さんのトーク。
「で、バンドに入るか入らないかみたいな感じでメンバーが集まった時にバッティング・センターへ行った…」S41a0229 「さっきのバンド結成の時の話の続きをしたいワケね?
だったらまず場所を説明しなきゃ!」0r4a0500 「アソコ…今でもすぐそこにあるバッティング・センターにメンバー揃って行ったんです。
で、しみっちょが『次にホームランを打ったらバンド入るか?』って言われて…私は絶対にムリだと思ったんですよ。
私なんか5年も通ってるのに打ったことないから…」0r4a0887 「わかりやすく説明しますと、さっきの電話の話のように、吉越がPlanet Earthに入るか入らないかっていう瀬戸際の頃だったんです。
用のない時に一緒に時間を過ごすのはバンドをうまく運営する秘訣ですから、みんなで遊びに行ったりしていたんですよ。
それでも全く落ちないんですよ。
そこで、吉越に『何がしたい?』って訊いたら、『バッティング・センターに行きたい』って言ったんです…夜中に。
で、すぐそこにあるバッティング・センターに来たんです。
そこの網にはホームランを表す的が付いていて、『オレが球を的に当ててホームラン打ったらバンドに入れよ』っていうことになった。
吉越の顔にはハッキリと『当たるワケね~じゃん!』書いてあった。
やっぱオレとしてはそこで闘魂をムキ出しにして『イッチョやってやろ~!』ってなっちゃうワケですよね。
それで打ったらスコ~ンと本当に的に当っちゃったんです!」0r4a0504 「そう!『マジかよ~!』と思った!
そのマジックに『コレは宇宙だぁ!』と感じて…名前もPlanet Erthだし、『宇宙関連』ってことで観念したんです。
『じゃあ、よろしくお願いします、チァ~ッス!』って言って加入させてもらいました』
150v「一緒にバンドをやっていた方もいらっしゃるかと思うんですが、この人はこうゆう人なんで、今日お話ししました取り扱い方を覚えて帰ってくださいね。
先頭に立たせるとこの人はナニをしでかすかわからない」
160v「そう、私は野良ネコのケンカぐらいしか止められないんです。
皆さんの気持ちとかもチョットしかわからないかもしれない。
でもホントに大好き、みなさん大好き!と思うんですけど…愛だとIloveと思うんですけど。
そう、猫の周波数がチョットわかるくらいで…」
由美さんのトークは文字起こしが大変に困難なことがあるのでココで演奏のコーナーへ戻ります。
170第2部の2曲目は『RE-AWAKE』の発売に先駆けて配信リリースされた「ただそれだけで」。0r4a0524 Tシャツ1枚になってますます気合を込めたしみっちょのギターがヘヴィに唸る!0r4a0414 寛幸くんもTシャツだけになって大暴れ!220vVALさんは引き続き脇目も降らずにジックリとヘヴィなビートを叩き出す。230v由美さんの激情がそのまま歌になったかのような熱演。
とても由美さんにマッチしている曲ではあるまいか?
210v終演後、お客さんからギターのサウンドに関するおホメの言葉をたくさん頂いたしみっちょ。
もちろんしみっちょはMarshallを愛用。
Tシャツを見れば一目瞭然か…。0r4a0558 長年にわたって使い慣れている愛器Vintage Modern 2466を持ち込んだだけのことはあった。250腕にもMarshall。
Vintage ModernやTシャツ同様に愛用のスウェット・バンドも欠かすことのできない楽器の一部だ!270「吉越も好きにしゃべれば?」
290「いいの?こんな風に皆さまにお会いできて今夜の奇跡に感謝しております!
ちぇんちゅ~!みんなI Love you!
今日はしみっちょの新しいソロ・アルバムのリリースということで参加させてもらいました。
辛いカレーを食べてたな…っていうのは覚えているんですけど…昔、ドリルでバァーって早弾きす奏法があったんですが今回はゼンゼン違う。
『しみっちょ、ドリルは?』って訊いたら『ナニそれ?』って。
全然違う感じでまた30年振りにアルバムを一緒に作らせて頂きました。
そして今日ライブで皆さんにお届けできることを本当にうれしく思っています。
ありがとうございます!」280続けても『RE-AWAKE』から『「さよなら」という始まりの愛』。
ん?…アクロバチックなタイトルだな。
作詞は由美さん。310_shu個人的に由美さんの思い出が宿されている曲とのこと。
一体、どんな思い出なのか?
この日はそれが語られることはなかった。320v第2部でも息の合ったコンビ―ネーションを見せてくれるバンド・メンバーだち。330そして、第2部でも「ギター!」340ハーモニクスから入ったソロはやがてトリッキーなタッピングでクライマックスを迎えた。Img_0164本編も残すところあと1曲。
「ありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
ボクはこの手の曲がずいぶん昔からボク好きで、こうゆう感じで人前で演ろうとするとそれなりに覚悟をしなくてはならないんですけど…。
今回はボクのアルバムでレコーディングからマスタリングまで影となり日向となり助けてくれた友人がいるんです」
と、アルバムの制作に携わった友人に感謝の言葉を贈った。
370「幸せです!Happyです!
皆さんも、明日もおいしいご飯を食べて、水分も適当に摂って、いい夢を見られたらいいナァ~って思います。
そして、また会いたいナァ~って思います。
けど、もうじきに終わっちゃうと思うとチョットうるって来てるのかな?
チョット鼻水が出ちゃった。
ゴメンなさい!」0r4a0576 この日の本編を締めくくった1曲ももちろん『RE-AWAKE』からのチョイス。Img_0220 パワーみなぎる皆さんだけに、最後は「オラオラオラ~!」と締めくくるのかと思っていたらさにあらず。
大人の雰囲気の曲を落ち着いてジックリと聴かせてくれた4人なのであった。430v

410v

420v

440vこうして『一夜限りの再戦』の本編が終了した。450「ちぇんちゅう~!」460vさて、このカルテット、「一夜限り」ということになっていたが、もう復活が決定している。
VALさんの関係するイベントにお呼ばれ出演することになったのだ!
ファンの皆さん、ヨカッタね~!
 
小岩のオルフェウスか…2014年4月25日にココでNATAL(ナタール)のイベントを開催したんだけど、VALさんのご協力なしには実現しない企画だった。
「NATAL」なんてまだ日本で全く知られていない頃の話。
だから大変ありがたかったです。
アレから9年、おかげさまでNATALも徐々に知名度を上げ、「ドラマーさんの間でその名前を知らない人はほとんどいない」という風に伺っております。
うれしい限りです。
あ、それとこのライブハウス…ウチの上の子の高校の同級生が勤めていて、初めて行った時に「〇〇くんのお父さんですよね?」と言われてビックリしたことがあった…と、私にとって思い出深きハコなのです。
Koそして、アンコール。
「ありがとうございます!。
Planet Earthのファースト・アルバムは1993年に発売されたんですが、ものすごいスピードでレコーディングしたんです。
その時、曲のストックは120~130くらいあったかな?
なので、ファースト・アルバムを出して、すぐにセカンド・アルバムを出すことになったんですが、リリース直前である方がバンドをお去りになりまして…すべてがリセットになって今日を迎えています」
540「今日を迎えるにあたって、マジメな言い方をすれば『人間万事塞翁が馬』ということでしょうか?
ボク自身ここ何年かギターを弾くような状態ではなかったんです。
でも、ツライことがあっても、色々なことがあっても、こうしてまた素敵なメンバーとこうした曲を演ることができるの本当に恵まれてるし、続けて来てヨカッタと思います。
そしてたくさんの皆さんにお越し頂いて、再会できて、自分たちの音楽でお迎えができて、そして楽しんで頂いて…心から感謝致します
ありがとうございます!」
0r4a0775「今日は写真や動画の撮影禁止って言ってたけど…録りたいよね?
じゃあOKにしようかな?
せっかくなんで皆さんに動画を撮って頂いて…吉越さん中心でお願いします」。
「イヤイヤ、ココは『しみっちょコール』だから!」
490「ハイッ!し~みっちょ!し~みっちょ!ヘイ!し~みっちょ!し~みっちょ!」0r4a0767 マンザラでもないしみっちょ。
550…と盛り上がったところでその幻のセカンド・アルバムに収録されることになっていた「風になりたい」。
0r4a0620 本編の最後とは雰囲気がガラリと変わっての超ヘヴィ・ナンバー。0r4a0611 もちろんギター・ソロもヘヴィなのをブッ込んできた。
0r4a0663「エリーゼのために」のクォーテーションがシブいゾ!
0r4a0691 それにしてもこの曲は由美さんの激唱がスゴかった!
まるで積もりに積もった恨みを誰かにブツけるような迫力だった。
とても「ちぇんちゅ~」とかやっているような人が歌っているとは思えん!0r4a0612「今日は皆さんとHappyな時間を過ごせて本当に幸せです!ありがとうございました!」
0r4a0887_2 そして再び「しみっちょコール」。
530vしみっちょが最後にもう一度メンバーを紹介してこの日の最後の曲に取り掛かった。500v曲は30年前のバンド名を冠した「Planet Earth」。0r4a0584イントロのハデなキメから寛幸くんのベースと…0r4a0849 VALさんのドラムスが猛烈に、そして徹底的にドライブした!
580vしみっちょはクラシカルなギターのキメ・フレーズから華やかなシュレッディングへ!590vそして、由美さんが叫ぶ!
イヤ~、この曲もスゴかった!570v感動のエンディング!
 
終演後、「感動した!」とか「うれしかった!」とか「来てヨカッタ!」等、心底ライブを楽しんだ声が客席のアチコチから聞こえて来た。
特にコアなファンの皆さんには、日の目を見ることがなかったアンコールの2曲がとてつもないプレゼントになったようだった。
演る方も、観る方もハッピー、ハッピー。
ライブの神髄を目の当たりにしたような気になった。
ドームやアリーナやフェスばかりがライブじゃないのよ。600最後は記念撮影。630みんなで「ちぇんちゅ~!」。
 
清水保光の詳しい情報はコチラ⇒YASUMITSU SHIMIZU OFFICIAL WEBSITE640

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200 (一部敬称略 2023年5月7日 新宿Crawdaddy Clubにて撮影)

2023年6月16日 (金)

清水保光 SHIMIZU WORKS BASE 2023 feat. 吉越由美 「一夜限りの再戦」 <第1部>

 
今日は新宿から。
Crawdaddy Clubさんのドアに貼ってあるのは…10 コレ…清水保光のニュー・アルバム発売記念ライブ。
早いウチからチケットは完売!20v_2だから会場は満席。
定刻になり、オープニングのSE曲が2曲流れる。
ステージに現れたのは…
 
長井VAL一郎(以下「VALさん」)80v大舘寛幸
90vさらに「♪イノキボンバイエ」の声高らかに清水保光(以下「しみっちょ」)が登場。
ホントに好きだね~「燃える闘魂」。100vコレがその新しいアルバム『RE-AWAKE』。
50cd_2まずはアルバムのオープナーのインストゥルメンタル・ナンバー「RE-AWAKE」。40v_2さて、前述の通り今日のライブは『RE-AWAKE』のリリースを記念するものだが、アルバムのレコーディングに参加しているのが、1993年にPLANET EARTHでメジャー・デビューした際の盟友、吉越由美。
下は当時の『GIGS』のインタビュー記事。
やっぱり30年前から「燃える闘魂」なのね。
残念ながら先頃GIGSは休刊になってしまったけれど、しみっちょもGIGSに登場していたお年頃があったのか~(失敬!)。
しかし…「若さ」というものはかくも貴重なものか。
人間って「年寄り」の時間が一番長いんだもんね。
若い頃はそれに気がつかないものだ(深い意味はありません)。
70v_2
大きな拍手に包まれて由美さん登場!0r4a0100吉越由美60vこれで役者は揃った!
『RE-AWAKE』の収録順通りに2曲目に「Blue Sky」を演奏。0r4a0006 由美さんの爆発的なパワーを得て本格的に「一夜限りの再戦」がスタートした!
170v待ってましたのギター・ソロ。260v数か月前に同じ場所で演奏した時、しみっちょはJVMを使用したが今回はVintage Modern 2466を2台持ち込んだ。
1台は最近探し当てたスペア。
もちろんこれらのアンプ・ヘッドは『RE-AWAKE』のレコーディングでも大活躍した。
この紫のカバリング、なつかしいナァ。
「紫:黒」の比率が「7:3」だったかな?
このモデルのためにMarshallが新しく色合いを指定して生産したカバリングだった。
設計したのは現在もニューカッスルの名門バンドGeordieでギターを弾いているスティーヴ・ドーソン。
「Geordie(ジョーディ)」というのはニューカッスル出身者の愛称。
「どさん子」とか「水戸っぽ」みたいなヤツね。
だからスティングもブライアン・フェリーもジョーディだ。
AC/DCのボーカルズのブライアン・ジョンソンもジョーディで、バンドのGeordieのオリジナル・メンバーだ。120このVintage Modernシリーズは、2006年、現在もMarshallのフラッグ・シップ・モデルとて君臨しているJVMシリーズと同時に登場した。
Uk1その年の10月27日、世界中の関係者を集めてMarshall本社にあった「Theatre(シアター)」と呼ばれていたホールで発表会が開催された。
Vintage Modernのデモンストレーターを務めたのは当時Whitesnakeに在籍していたダグ・アルドリッチ。
この時の渡英は私にとってとても意義のあるモノとなった。
ナゼなら、この時にタバコを止めたんですわ。
だって当時の為替レートでひと箱1,500円ぐらいしたんだもん。
バカバカしくなって止めちゃった。
この時から17年近く経った今の今まで、ただの1本も口にしていません…ありがとうVintage Modern!
ちなみにこのTheatreは現在「Marshall STUDIO」として稼働している。
 
Marshall STUDIOの記事はコチラ⇒Marshall STUDIO(と言ってもアンプのSTUDIOではありません)Rimg0043新宿に戻って…スピーカー・キャビネットはお店備え付けの1960BX。130v足元はこんな感じ。
今日はトーキング・モジュレーターはなし。140_2はい、そんな布陣で臨んだソロがバッチリとキマりました~!
闘魂燃やしてます!
180超ベテランのVALさんと…
190しみっちょの若き相棒、寛幸くんとのコンビネーションもバッチリ。
寛幸くんはキャリアをスタートさせた頃からVALさんを存じ上げていたが、今回20年越しの初共演となった。200「ちぇんちゅ~!」
「オオオオオ~!」
客席から特大の歓声が送られた! 
150vしみっちょの弾く重厚なギター・リフからスタートしたのは「War Machine」。210v30年前のしみっちょと由美さんの共作。
PLANET EARTHのファースト・アルバム『BIG BANG』の収録曲だ。220cdゴキゲンなドライビング・チューン!
「♪We are war macine」と由美さんが歌うパ―ト、「♪み~な~ご~ろ~し~」と歌っているのかと思った。
ずいぶん物騒な曲だナ~、と思っちゃいました。
ちなみにイタリア語で「皆殺し」は「strage(ストラージェ)」と言います。230転調して、寛幸くんのソロ!
いかにもプレシジョンのサウンド!240v寛幸くんのペダルボード。
ナント山本征史さん作のネコ大仏の「お示し」が入っていた!
「あげろ体温」
まさに39.6度級のソロだった!
あ、「39.6度」は最近実際に打ち立てた自己最高体温です。250そしてギター・ソロ。
ハードに、そしてメロディアスに!0r4a0043 いいコンビですナァ。
とても30年ぶりとは思えない…それとも「30年ぶり」だからいいのかナ?270_2「普段、日曜日のこの時間帯はおウチでサザエさんを観ながら夕食を摂ったりされていらっしゃることと思いますが、今日は色んなことを全て忘れて最後まで目一杯楽しんでいきましょう。
声を出せる人は出して頂いて…明日からの日常生活に戻るためにパワーを蓄えて帰ってください。
よろしくどうぞ!
ところで、ボクの新しいアルバム『RE-AWAKE』は手に入れて頂けましたでしょうか?
アルバムにはこのメンバーで作った曲もありますし、いろんなパターンで作った曲も収録されております。
この場を借りてお力を貸して頂いたみなさんに心から感謝申し上げます」
280v「となりの人にもしゃべらせたいんですけどチョット危険なんで…。
何言ってるかがわからない。
30年ぶりに会っても全く変わっていないんですよ!
多分、考古学的に言うと『シーラカンス』ってこういうことなんだと思います。
要するにナニも変わってない」
ナニを言われても全くヘッチャラな由美さん。0r4a0168「…と言うことで、お許しがでましたので歌っていま~す!
よろしく!」0000r4a0171 「今日は一応ボクが総合司会という形でやっていきますのでよろしくお願いします。
じゃ、次の曲いくよ!いいですか?」310v続いての曲は寛幸くんのベースから。320v_tiしみっちょが「由美さんにピッタリな曲」と紹介した『RE-AWAKE』収録の「トドメ ノ イチゲキ」。0r4a0069 なるほど由美さんの熱唱がマッチするヘヴィな1曲!340「ギター!」350キメのフレーズからソロへ。
コンパクトにまとまった!360v「皆さん、トイレ休憩は大丈夫ですか?
脱水症状を起こすとイケないと思って…私はいつも大丈夫です。
そしてみなさんが声あげてくれたらもっともっと大丈夫です!
ちぇんちゅ~、ちぇんちゅ~、ちぇんちゅ~!」
480v30年の長い長いお付き合いを活かした2人の会話いろいろ。
380_2「さて、『PLANET EARTH』ってバンドをご存じですか?
さっきから言っている通り30年前にポリドールからアルバムを出したんですよ。
その時、ポリドールさんの他にも大手のレーベルがPLANET EARTHの獲得に声をかけてくれたんです。で、その会社の本社のランチ・タイムでプレゼンテーションをすることになりました。
『その演奏が良ければ契約しましょう』という流れですね」
390v「そのランチ・タイムのライブでこの人がいきなりナニを言ったか…。
さっき演った「『War Machine』が流れているところで、この人いきなり『ケンカを売りに来ました!』ってやったんですよ!
それでもう、スタッフの人が『何なの、このバンドは?』てなっことになって見事に契約が流れたという…。
メンバー一同キミを損害賠償で訴えようかと思った。
プロレスラーだったら『破壊屋』ですよ!」0r4a0214「そんなことない。
でも、アレですよ…しみっちょからPLANET EARTHのお誘いを頂いて…」
この由美さんの話の続きはまた後で…。
0r4a0213_2 ハイ、また30年さかのぼってそのPLANET EARTHの『BIG BANG』から「たった独りで」。410_tth「♪たった独りで」の由美さんの熱唱が印象的に残るヘヴィ・ナンバー。420vその熱唱に呼応するかのようなハードなギター・ソロ。
そうそう、ロック・ギターはこうでなきゃイケねぇ。430数年前に由美さんのライブを客席から観たという寛幸くん。
それが今日は同じステージに立っているどころか、肩をスリ合わせる間柄だ!440終始もくもくとヘヴィなリズムを打ち出すVALさん。
450vナニせ由美さん、スゴイ迫力です。0r4a0002 「今のはPLANET EARTHに吉越が入って2番目に出来た曲なんですよ。
一番最初に作ったのはさっき演った『War Machine』でした。
その頃、吉越はまだPLANET EARTHに加入していなかったんですが、曲のアイデアだけがあったんですね。
それで、東中野のスタジオに取りあえず入ってみようということになって『War Machine』ができた。
その時の吉越って迷彩柄のズボンに、自分で描いたドクロの絵が背中に入っているシャツを着ていましてね、スッゲー変な娘だったのね」
470v「すごい記憶力…私なんか昨日のこともすぐ忘れちゃうのに。
だけど私も覚えてるよ」
ココからがさっきの話の続き。
「まだ私がPLANET EARTHに入ろうかどうか迷っていた時、毎日夜中の3時ぐらいにしみっちょが電話して来たんですよ。
パンクとかハードロックとか、私はそういうのを知らなかったから自信がなくて『できない、できない!』って毎日毎日断ってたんですよ。
すると、また3時ぐらいに『あ、しみっちょです』って電話がかかってきて『決心はついた?』みたいなことを言われて…アレは何計画でしたっけ?」0r4a0211 「え、そんな話したっけ?」
「エヘヘ…チョットやり返してやったぜ!」
485次の曲もその思い出の30年前。
『BIG BANG』から「キミを愛してしまった」。470_kas疾走感溢れるドライビング・チューン。
ブレイクで聞かせるパンチ・ラインの「♪君を愛してしまった」のパートが気持ちいいですな。486_kas寛幸くんはコーラスでも大活躍。
好きなんだって、コーラス。490v転調してのギター・ソロ。
Vintage Modernの太いサウンドがグイグイとせり出して来る!
510v元のキーに戻るところが何ともスリリングだ。520由美さんはココで休憩。
「ちぇんちゅ~!ありがとうございました!」
530v_2ココでしみっちょがメンバーを紹介。
「今日のオープニングですが、『猪木ボンバイエ』が流れる前に2曲ほど流れました。
あの2曲は、実はボクとVALさんが初めて一緒にレコーディングをした仕事だったんです。
ところが権利の関係で世の中に出せなかったんです。
あの時初対面だったんですね?…アレ?オレの話聞いてない?
長井VAL一郎!」
540「ナンでしたっけ、さっきの曲って?」
ズルッ!
この日、VALさんに久しぶりにお会いすることが出来てうれしかったナァ。
いつ以来だろう?…こういう時は「マーさく君」の出番。
マーさく君のおかげですぐにわかった。
2017年の3月のEXシアター以来だった…6年ぶりだったのか!
550v「ベース、大館寛幸!」
560vVALさんから説明があったんだけど、VALさんはCOMNCERTO MOONのオリジナル・メンバーで、脱退後、ATOMIC TORNADOを立ち上げた。
その時のメンバーには寛幸くんのお兄さんのダッチ―がいた。
ダッチ―は2007年、JVMが日本に輸入された最初期から使ってくれたギタリストのウチのひとり。
VALさんもおっしゃっていたけど、この日私もチョー久しぶりにダッチ―に会った。
そして、VALさんがATOMIC TORNADOを脱退して、ダッチ―の弟である寛幸くんが加入した。
そんな歴史。
勉強になるナァ。570第1部の最後は2021年にリリースしたアルバム『Wind Fron The East』から…575cdタイトル・チューンの「Wind From The East 2021」。580_wfe第1部の最後だからしてガツンとハードなヤツを演るのかと思いきや、ジックリと聴かせて前半を終了した3人。
今度は「Geronimo's Hill」を演ってもらいたいナァ。
リクエストしておきますよ!590v

600v

610v清水保光の詳しい情報はコチラ⇒YASUMITSU SHIMIZU OFFICIAL WEBSITE0r4a0031 <第2部>につづく
 

★★★★★「マーさく君」をよろしく!★★★★★
 
上にも出て来た通り、Marshall Blogの索引『Marshall Blog INDEX』を作りました。
通称「マーさく君」。
過去2,200本に上る記事のタイトルすべてをアーティスト順やカテゴリー順に並べ、リンクを施しました。
調べごとに利用するもよし、マーブロ・サーフィンするもよし、ゼヒご活用ください!
 
マーさく君はコチラからどうぞ⇒Marshall Blog INDEX 

3_index  200 
(一部敬称略 2023年5月7日 新宿Crawdaddy Clubにて撮影)

2023年6月 9日 (金)

『RED-i "2nd ONEMAN LIVE"~赤く塗りつぶせ~』のNATAL

 
CLUB CITTAも久しぶりだわ~。
今日はアイドルのコンサートだゼ!10『赤く塗りつぶせ』と題した「RED-i(レッド・アイ)」という6人組チーム。202回目の単独公演を記念したお祝いの祝い花やアイテムはロビーににぎやかせていた。30開演時間となり、赤く彩られた紗幕にメンバーのシルエットが投影されると、もう客席は大騒ぎ。
ほとんど若い男の子たち。40そして、紗幕が振り落とされてRED-i登場!
オープニングは「ラプソディノイズ」。
いきなりCO2ドバ~ッ!15一糸乱れぬ迫力のパフォーマンス!0r4a0030今度は火!
曲はなるほど「Fire x Fire」。47曲は続けて「新世界」。60「GRAB THE SKY」と続いて…70MCでメンバー全員がこの日の感動をひと言伝えた後は「アナタニ愛を」。110今回のビッグ・ステージにはリアルなバンドを従えて臨もう!ということで結集したのが…
 
須賀勇介
500v山本耕平130v本間智行
520vそして、ドラムスは伊藤ショボン太一…という面々。150vショボンちゃんはもちろんNATAL。160今回は10"、12"、16"、22"のブビンガ。170コレがまた信じられないぐらい音がいい!180スネア・ドラムはお気に入りのアルミ・シェルの14”×5.5”。190ペダルもNATALだ。200「アナタニ愛ヲ」
歌って踊って、踊って歌って…スゴイねぇ。210私は案外こういうパフォーマンスが好きでしてネェ。
80vだって、スゴイじゃない?
こんなの死ぬほど練習しないとできないワケじゃん?
フリを覚えるだけでもスゴイですよ。90「THIS LIFE」…100「魂の声」…220「I CAN BE」と曲は続く。230v波やセミのSEから「激夏」。
こうして前半のステージを終えてメンバーはステージを降りた。
短い間だけどユックリ休んでくださいね!240休憩時間に上映されたビデオで次の単独公演の告知がされ、お召し替えしたメンバーが再びステージに姿を現した。14 マッカッカのライトの中、これまた深紅の「Red-i」旗が登場。
第2部の1曲目は「The PHOENIX」。335v またいきなりファイヤーボール!
コレ、すんごい熱いんだゼ。
300赤と黒のコントラストがカッコいい衣装!260v「NEXT BATTER」…
340v「全員踊れ~!」
「DANCE! DANCE」ではまたCO2ドバー!
こっちは冷たいの。0r4a0217 とにかくサービス満点!
若い男性で埋め尽くされた会場はもう大騒ぎよ!
310vお客さんも組んずほぐれつ、凄まじいまでのエキサイトもよう!
290v続けて「NEVER DIE」。
400vそれにしてもゴキゲンなショボンちゃんのドラミング!315自分で言うのもナンだけど、何しろ音が素晴らしい!
叩き手が優秀だからなんだけどね。316vバンドのメンバーを紹介した後は「IT'S ROCK'N'ROLL SHOW」。
426そしていよいよクライマックス!Img_1074 大興奮の中、「CRAZY SUNRISE」で本編の幕を下ろした。470そしてアンコール。
RED-iの6人だけでなく、バンドメンバーも全員赤装束にお着換えしての登場。480アンコールの1曲目は「Born to be Summer」。490赤いシャツがお似合いのショボンちゃん。530アンコールでも鬼気迫るドラミングを披露してくれた。540vそして最後の最後は「ライラックの空」。0r4a0262 「RED-iでした!どうもありがとうございました!」
475イヤ~、全17曲、息もつかせぬ怒涛のパフォーマンスに圧倒されました!
 
RED-iの詳しい情報はコチラ⇒公式TwitterImg_1265

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<K.B.B.>

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200 (一部敬称略 2023年5月1日 CLUB CITTA川崎にて撮影)

2023年6月 7日 (水)

曾我泰久バースデイ・ライブDVD『感激ROCK+』e-写真集<下巻>

 
それでは、先日リリースされた曾我泰久のライブDVD『感激ROCK+』付属「e-写真集」の<下巻>、
すなわちDVDの「DISC-2」の写真集いってみましょう!20dvdバースデイ・セレモニーを含む熱狂のTHE GOOD-BYEコーナーの後、ヤッチンのレギュラー・バンドのメンバー全員が再びステージに上がった。
ところで…<上巻>で何度か触れたように、このDVDセットはMCの様子まで限りなく完全にショウの内容を収録している。
ところが…実はこのDISC-2の最初の場面が始まる直前、DVDには収録されなかった瞬間があるのです。
それがどういう場面だったのか、真ん中の前の方の席でコンサートをご覧になられていたお客さんは記憶されているかも知れない。
ナニが起こったのかは…へへへ、一応「ヤッチンと私だけの秘密」にしておく。
もうチョットでヤバかったんだけど、ヤッチンが私が出したサインに気がついて事なきを得た…とだけ記しておきましょう。
ね~、ヤッチン? 
30_2曾我泰久40v田川ヒロアキ60v和佐田達彦70vそうる透80soucesの3人…
野津永恒90v加賀谷綾太郎100v日髙隼人110vそして、曲の冒頭から豪快なブロウを聴かせてくれた鍬田修一。120v…とくれば曲は「Stand Alone」。140鍬田さんと向き合ってヤッチンも豪快なストラミング・アクションを見せてくれた。130v 客席はどうしようもないぐらい盛り上がっちゃってます。
最後までブッ通しでいくぞ~!
ヤッチンのライブはいつも後半がスゴイ。
MCなしにドド~っと続けて演奏しちゃう。
今回はこの「Stand Alone」を皮切りにナント8曲連チャンだった!
0r4a0565 続けてはヴァイオリンの音色が最高に美しい「Carry On」。150_co毎回書いているけど、このサビね。
いつ聴いてもいいよね~。
そういえば<上巻>の宮城道雄のところに出て来た甘粕正彦大尉ね。
デヴィッド・リーンの映画にもなった『アラビアのロレンス』で知られるイギリスの軍人、トーマス・エドワード・ロレンスがヒーローだったんだって。160後半でもヒロアキくんのコーラスとヤッチンの歌が完璧なコンビネーションを聴かせてくれた。S41a0660 ヤッチンのギター独奏。180_ybこのソリッドなギター・サウンドを出しているのはMarshall JVM410Hと1960A。
大きな会場でのライブのヤッチンのレギュラー・リグだ。190vそして、聞き馴染みのあるリフに突入。
曲は「約束の場所で」。200vさっきはスチール・ドラムのサウンドを聴かせてくれたノッツがこの曲ではシタールのサウンドでかなり辛めスパイスを与えてくれた。
しかし…ちょっとインド過ぎない?この曲ってこんなにインディアンだったっけ?
カレーどころじゃなくて、タンドリーとか、ビリヤニとか、マサラの域!
でもカッコいい!210v_sitarこの曲もサビの展開が素晴らしい。
とても好きな曲。S41a0672 ヒロアキくんのソロもいつになくインドっぽいな。230v_indヒロアキくんのMarshallもJVM。
JVM210Hと1960A。
ヒロアキくんの愛器。
アメリカに行った時もわざわざシカゴからロサンゼルスのスタジオまでJVMを取り寄せて降り寄せて録音した。240vチョット雰囲気を変えて「愛を育てよう」。S41a0610 客席はホッコリ・ムードね。260_asヒロアキくんがコンパクトながら内容の濃いソロをキメる。280ノッツのピアノもカッコよかった!290vギターの2人が奏でるアンサンブルが楽しいのは…0r4a0523「Love potion」。310v数回出て来るギターのキメのフレーズを2人が向かい合って弾くのはこの曲の見せ場のひとつ。300_lpこうしたギターのアンサンブル・パートがまた魅力的。
でも、チョットしか見せない。
そこがヤッチンのウマいところ。330v透さんのドラムスが炸裂して…340v_ngs和佐田さんのベースが唸って…350ヤッチンがファンク・ストラミングをかぶせる。360v「流されて」はいつもショウの後半のハイライトだ。370定番をポーズを交えて熱唱するヤッチン。380おお!トリッキーにしてメロディアスなソロ!
これぞ田川節!
 
「田川節」か…そういうのが本当にあるのかどうか調べてみると、「♪月が出た出た」でおなじみの「炭坑節」ね。
あの曲は現福岡県田川市の後藤寺町の見番の芸子たちによって昭和7年に日本で初めてレコードに吹き込まれたのだそうだ。
だから、「炭坑節=田川節」と言ってもいいかも知れない。
S41a0824 ヤッチンの歌に続いて…
400v和佐田さんのソロ!
アノね、この和佐田さんのソロは痛快この上なくてもちろん最高にカッコいいんだけど、この曲のヤッチンの歌のバッキングのベースラインを聞き逃がしてはあまりにもモッタイない。
本当にカッコよくて、聴き惚れてしまい、いつもシャッターを切る指が止まってしまうのだ。
390vさてさて、怒涛の「8曲連続コーナー」もいよいよクライマックス!
タオルの準備はできたかな~?
「Yes! Yes!! Yes!!!」だ~!
420_yyy「♪おかしなことだとわらわれたりもするのさ…田川くん!」430v「♪そんなことにとまどい~」
ギターだけでなく、歌のコンビネーションも完璧!
440v「♪Nice」450やっぱりメチャクチャ盛り上がるナァ!460もうイッチョ「♪Nice」
Img_0093エエイ、もうイッチョ!
最後の「Nice!」Img_0095 間髪入れず透さんのドライビング・ドラムスとともに始まった『感激ROCK+』本編の最後の曲。
「あ、ワン、ツー、ワンツースリーフォー!」480_ubヤッチンのカウントも高らかに「UP BEAT」!
どうしてもカウントの時に「あ」って入れちゃうよね。
「あ、ワン、あ、ツー、あ、ワンツースリーフォー!」てやる人もいるもんね。
英語圏の人は絶対に「あ」を入れることはありません。
「あ、どした!」とか、「あ、ドッコイしょ!」とかね、この間を「あ」で埋めるのは日本人ならではのリズム感覚。
コレができるのは日本人の特権なのです。
ん、待てよ…若い人は「あ」を使わないのかな?
490「♪心をボクに預けて…」510v「♪さぁ、同じ時を一緒に過ごそうよ」
530「♪地球は回り続ける」
これまで10年間もヤッチンの写真を撮らせて頂いていて、今まで無意識にシャッターを切って来たのか、こうして見るとずいぶんフリのパターンがあることに気づきますナァ。
今回の「e-写真集」のおかげでそれがよ~くわかった!
445vヒロアキくんのソロや…500ノッツのソロも大フィーチュアされて…
520会場は興奮のるつぼ!0r4a0566 「最高だよ~!」
最後の最後まで大熱演を見せてくれたヤッチン。550v「どうもありがとう!」
こうして盛り上がりに盛り上がって本編を終了した。
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10そして、アンコール。
「本当に最高の時間を作ってくださいましてありがとうございました!」
まずはヤッチンから丁重なる感謝の言葉がファンに贈られた。570vアンコールの1曲目は衛藤さんと野村さんをお迎えしてTHE GOOD-BYEの「悲しきRadio Girl」。
還暦を過ぎた人、これから還暦を迎える人、まだまだ還暦まで時間がある人の別を問わず、ステージに上がった全員が赤いイベントTシャツに着替えて登場。580v本編の時と同様、ノッツと…
590v和佐田さんがお供を務める。
和佐田さんは着替えた感じが全くしないナァ。
600v「♪You」
620v
そして、最後の最後は「Forever Friends」。
610ヤッチンのレギュラー・バンドのメンバーが全員合流!
透さんに…
630vヒロアキくんに…640v鍬田さんとsourcesの2人。
みんな赤!…戦前&戦中だったら大変です。
大石先生どころではありません(映画『二十四の瞳』より)。
650そして、ゴキゲンなツイン・ドラムスで…
670ヤッチンが最後の熱唱を聴かせてくれた。660vいつも楽しそうに演奏するヤッチンだけど、今回は取り分け最初から最後まで最高に楽しそうだった!680vエンディングもバッチリ!690「ありがとうございます!」690vメンバーを送り出して…700

710ステージにひとり残って…720いつも通り最後のご挨拶したヤッチン。730v「どうもありがとう!」
Marshall Blog初めての試み「e-写真集」はいかがでしたか?
ゼヒ、DVDをご覧くださいね!
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200 (一部敬称略 2023年1月7日 品川ステラ・ボールにて撮影)

2023年6月 5日 (月)

曾我泰久バースデイ・ライブDVD『感激ROCK+』e-写真集<上巻>

 
4年ぶりとなるファン・クラブのバス・ツアー…台風が当たってしまって大変でしたね。
ヤッチン・ファンの皆様におかれましては、スタッフさんご苦労もあって、ヤッチンとのひとときを楽しくご安全にお過ごしになられたことと存じます。
 
さて、「1年の計はヤッチンにあり」……私の「新年の仕事始め」がヤッチンのバースデイ・コンサートとなってからどれぐらいの月日が流れたことだろう?
今ちょうどこのMarshall Blogの編纂作業に取り組んでいて、2,200本を上回る記事を出演者や出来事別に時系列に整理している。
そこで調べてみると…ヤッチンに初めてMarshall Blog登場して頂いたのが2013年。
ヤッチンの50歳を記念する日本橋三井ホールでのバースデイ・コンサートのレポートだった。
その時からアッという間に丸10年が経過したのだ。
早ェ~!
下はその時のヤッチン…そんなに変わらないな。20vsそして、今年も新年早々『感激ROCK+』と題して還暦を迎えたヤッチンのバースデイ・コンサートが開催された。10_2
いつもであれば、開催のひと月後ぐらいにMarshall Blogでコンサートの内容をレポートするところなのだが、今年はそれをしなかった。
その理由はコンサートの模様を収録したDVDをリリースすることが決まっていたので、いわゆる「ネタバレ」を避けたというワケ。
そして、この度当該のDVDがいよいよ出来した。
コレがまるでMarshall Blogを読んでいるかのような、細大漏らすことのない、限りなく「完全」に近い収録状態!
となれば、コンサートの内容をココでゴチャゴチャとレポートをするのはヤボというもの。
だってDVDを観ればいいんだから。
ところが、当日の会場の状態が信じられないぐらい写真撮影に適した環境で、何しろシャッターを切っていて笑いが止まらなかった。
私も長いことライブの写真を撮って来たけど、こんなの本当に珍しい。
コレをお蔵入りさせたんじゃ私があまりにも気の毒だ!
しからば…というワケで、今年のバースデイ・ライブのレポートはDVD付属の「e-写真集」とシャレ込ませて頂くにした。
ビデオと写真というのは全く異なる趣きがあるものでしてね、ゼヒDVDをご覧になる傍らこの「e-写真集」もお楽しみ頂きたいと思います。
ホントはね…Marshall Blogに掲載する写真は転用を防止するために極端にデータを軽くしてた低画質の写真を掲載しているんだけど、元の写真は大きなポスターにできるレベルの美しい画質なのです。
そして、ココには掲載できないメチャクチャいい写真がたくさんありましてね。
ああ、それをファンの皆さんに披露できないのがとても悔しい!
いつか『音楽家に歴史あり…曾我泰久ライブ写真展』なんてイベントが企画されて10年分の写真を披露することができたらうれしいナァ。
000dvdさて、今回は一生に一度しかない「還暦」を記念するライブだからね、いつもとは会場を替えて、ユーミンが名付けたという品川の「ステラ・ボール」で開催された。
「stellar」ね…「星の」という意味の形容詞。
転じて「Stella」という女性の名前なんかにも適用されますな。
「Stella by Starlight(星影のステラ)」なんていう美しいジャズのスタンダード曲もある。
そして、「ステラ」と聞いてはダマっていられないのがエリア・カザンの1951年の映画『欲望という名の電車(A Streetcar Named Desire)』がらみの話。
その私とステラの関係はココに記してあるのでゼヒご覧あれ。
    ↓   ↓   ↓
【イギリス-ロック名所めぐり】vol.41 ~ V&A『Theatre & Performance』の最新展示

1010v_2 ハイ、ステラ・ボール…現在リハーサル中。40_2ロビーのようす。
ズラリと並んだ祝い花。60_2こういうのがあるんですネェ。
そぼろ弁当かと思った!
80バルーンのスタンドには…
90_2こんなメッセージ・ボードが…。
100_2ウワ!
「曾我殿の13人」さんから巨大なスタンド花が!
パチンコ屋の開店よりにぎやか!
70_2そして、記念写真用の等身大のヤッチンのパネル。110vホール内ではスムーズにリハーサルが完了して…50_2客入れが始まった。
130物販は大盛況!
140パネル、やってるやってる!
150なるほど…こうして見ると元がボーリング場だったことがよくわかるな。
私が(=ヤッチンが)小学校2年生ぐらいの頃、ボーリングが大ブームで、そこら中にボーリング場がオープンした。
それもつかの間、アッという間にブームが去り、林立していたボーリング場が次から次へと姿を消していった。
その当時はさぞかしいいギターがたくさん生産されたハズ。
というのも、ボーリングのレーンには硬い「メイプル」というギターやベースのネックと同じ材料が使用されていて、昔はボーリング場が潰れるとそのメイプル材がギターやベースに転用されたというのだ。120前置きは以上。
それではDVDの「DISC-1」から。

000bm1_2
「新年明けましておめでとうございま~す!」
155コレコレ!
「三社祭」の新門よろしく、ヤッチンのこのご挨拶でその年の私の仕事がスタートする!160_2♪タンタンタタタン タタタタッタタン
ハリのあるドラムスのキメ・フレーズからスタートしたのは「アポロでドライヴ」。170_2冒頭、ステージに上がったのは…
 
曾我泰久180v田川ヒロアキ190v野津永恒200v鍬田修一210v和佐田達彦240vそうる透250vヤッチンのお供はいつも通りMarshall。260v_2Marshall 「JVM410H」が2台と「1960A」が背後からヤッチンをサポ―ト。
Marshallでガッチリ!270v_2ヒロアキくんもいつものMarshall。280v_2ヤッチンのMarshallの兄弟モデル「JVM210H」と同じく「1960A」。290v_2ヤッチンは今日は珍しくテレキャスターを提げての登場。300_adコーラスでも大活躍のヒロアキくんもいつものテレキャスター・モデル。
赤だ!310v_2ヤッチンのジャケットも赤。
320v_2ヤッチンの還暦をお祝いしてか、和佐田さんも赤!
なかなかの赤ゾッキのステージ!
(筆者註:「ゾッキ」は群馬地方の方言で「お揃い」という意味。女性のストッキングの「ゾッキ」もこれからきている。また、印が付けられてB級品として廉価で大量処分販売される新古本のことを「ゾッキ本」と呼ぶ)S41a0755 1曲目から総立ち&大盛り上がり…いつものことだけど。330_22曲目も透さんのドラムスから。340_45転調がカッコいい「45RPM」。350キメのフレーズを弾く2人。
ヤッチン、とても楽しそうだ!3603曲目も透さんのパワフルなカウントからスタート。
「Steppin' Out」を持って来た。370ココではsourcesのヴァイオリンの2人が加わる。
 
加賀谷綾太郎380v日髙隼人390vヤッチンのポーズのルーティン満載!
S41a0161 
555  
S41a0158和佐田さんのベースが実にいい。
「くいだおれ人形」を連想させる衣装でモクモクと弾いていらっしゃるが、ジェイムズ・ジェマーソンばりのグルーヴがとにかく素晴らしい。420v_2安心してください!
MCもほぼ100%DVDに収録されています。
ココでバンド・メンバー全員からひとこと。430v_2まずは透さんから。
「めでたい!」440v♪ツィ~ツイ~ツツツィ~。
いつものアレにつづいてヒロアキくんも還暦のお祝いの言葉を贈った。
ちなみに「アレ」は宮城道雄の「春の海」という曲。
「宮城道雄」というとこの曲ばかりが有名だけど、「宮城検校」と呼ばれた「箏の神様」は作曲家としても偉大な存在だった。
ちなみに宮城道雄は内田吐夢監督の1955年の『自分の穴の中で』という映画に特別出演し、コンサートの場面で自作曲をガツンと披露している。
コレがメチャクチャかっこいい!
そんなこともあって、先日谷中にある宮城道雄のお墓参りをしてきた。
ところで、この内田吐夢。
水上勉の『飢餓海峡』なんかを撮った超有名な映画監督だけど、愛新覚羅溥儀を担ぎ出して満州国建国の立役者となった甘粕正彦(『ラストエンペラー』の坂本龍一ね)は、終戦の5日後の昭和20年8月20日に青酸カリを飲んで自決した。
その時、その様子を嗅ぎつけてスっ飛んで来た内田吐夢の両腿の間に頭を乗せで息を引き取ったっていうんだよね。
大正12年委勃発した「甘粕事件」という有名な話もあるんだけど、コレはまた8月の葉山のイベントのレポートの時に。450あいさつ上手のノッツ。460v_2ノッツだけじゃなくて、soucesの皆さんはとてもトークがお上手。470v綾太郎くんなんかもう「立て板に水」だよ。480v鍬田さんは5年ぶりの共演だったそうで…前回からそんなに経ったの~?490v恒例により和佐田さんはトークのトリ。
もうみんな期待しちゃってる!
もちろん今年も大ウケでした。
以上の楽しいトークもすべてDVDに収録されています。500v_24曲目に収録されているのは「Virgin Snow」。510_vsAのペダルトーンがオシャレ。520v_2そして、サビのメロディが秀逸なのね。
540_jsfyヒロアキくんの美しいMarshallトーンのソロ。530vストリングスの効果満点!550_2季節はいきなり夏へ!
曲は「Just Summer for You」。570v鍬田さんのソロ。
ココで全バンドメンバーがステージに上がった。
560vコレもいい曲だナァ。
こうなると夏冬だけでなく、春秋の曲も並べて欲しくなるぞ。S41a0023 ココでスペシャル・ゲスト登場!580「待たせたね!」
衛藤浩一!
590vおなじみのトーク・コーナー。
このクダリもすべてDVDに収録されているよ。
衛藤さんの「明けましておめでとうございます!」へのヤッチンのレスポンスに注目ね。
590
ギターを持ち替えたヤッチン。
ひとりしきりしゃべった後は…595v衛藤さんコーナーの定番「花のお江戸は華盛り」。600vファンク・ストラミングと「アラよっと!」に徹するヤッチン。S41a0396 そして、ソロ。S41a0368 衛藤さんもとても楽しそうだ!640ココで野村義男さんが合流してTHE GOOD-BYEコーナーに突入する。650v_mtc衛藤さんはドラムスに回る。660vベースは和佐田さん。670vそして、ノッツを加えた5人体制のTHE GOOD-BYE。675vまずは「祭り気分でTAKE A CHANCE」。680v_ntbドラミングも絶好調の衛藤さん!690v続けて「涙のティーンエイジ・ブルース」。
歌詞に注目!
S41a0534 「Go to the ぱらだいす」では衛藤さんがサンバ調のドラミングを披露。710_gtp鍬田さんが合流。
720vノッツのスティール・ドラムがゴキゲン。
でも、スティール・ドラムはサンバの故郷ブラジルの楽器ではなくて、トリニダード・トバゴが発祥。
元来は「スティール・パン」といって、トリニダード・トバゴの宗主国であるイギリスが太鼓の使用を禁止したことから、空き缶などで代用したのが起源とされている比較的歴史の浅い楽器。
オセロ・モリノ―なんていう達人がいて、一時脚光を浴びていたけど、今どうしているんだろう?S41a0773もちろんトークもタ~ップリ収録。
お客さんとのやり取りコーナーも丸ごと収められている。
何しろ収録時間がDISC-1だけで100分ですからね。
見応えがスゴイ!700vお客さんのバツグンのレスポンスで楽しそうなことこの上なし!S41a0554最近作『Special ThanX』から「アカン Be Love」も取り上げた。740_ablヤッチンのお誕生日というえば…ヤッパリこれは欠かせない!750vsoucesの2人が奏でるお誕生日メロディが流れる中…760今年もヤッチンに葉ぼたんが贈呈された。
「お誕生日おめでとう!」
クドいようだけど、DVDにはこの辺りの他のシーンも完全収録されています。770お誕生日のセレモニーで盛り上がった後は「Hong Kong Blues」。S41a0481 香港からお越しのお客さんも客席にいらして盛り上がる~!784vTHE GOOD-BYEコーナーの最後を締めくくったのは「赤いポルシェ~TAKE OFF」。805鍬田さんとsourcesの3人が加わった…810ゴージャスな編成。840ますます熱気を帯びるヤッチンの歌声!820v和佐田さんと…830v衛藤さんのコンビネーションもバッチリ!
800v最高の雰囲気でショウの前半をこなしたヤッチンであった!
そして、このテンションが怒涛の後半に持ち込まれた。850v曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒Soga21.com
 
DVD『感激ROCK+』のお求めはコチラをご利用ください⇒公式オンラインショップ0r4a0019<DISC-2>につづく
 

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バディ・ガイに認められた実力派ギタリスト/シンガー、ローレンス・ジョーンズ。
 
<Anywhere With Me>

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200 (一部敬称略 2023年1月7日 品川ステラボールにて撮影)



2023年5月31日 (水)

Reckless Night at 獅子王『THE THREE DIVA'S STRIKE US~歌姫襲来~』<後編>:NAKED MACHINE

 
『THE THREE DIVA'S STRIKE US~歌姫襲来~』も大詰め!
最後に襲来した歌姫はKANちゃん。10v NAKED MACHINEの登場だ!20_ew_2KAN30v_2里村源多朗40v_2岡本啓祐50v_2本間大嗣60v_21曲目は「Evil Eyes」。
もうスッカリ出来上がっちゃってますナ。
やっぱKANちゃんはこうでなきゃ!0r4a0768 さっそくギター・ソロ。
80_2ガシガシとピッキングの音が心地よい疾走感溢れるフレージング!
その勇猛なサウンドの秘密は…
150v今日の源ちゃんのMarshallは1959SLPと1960Aなのだ!
ココのところJCM900やJCM2000を使用する機会が多かったが、今回は源ちゃんのデフォルトMarshallである1959を持ち込んだ!90v足元のようす。100本間さんのドラムスから…110v_gtt「Go to the Top」。1201曲目に引き続いてグワ~っとたたみかけて来るドライビング・チューン。130v_2いつもハイ・テンションのKANちゃんだけど、今日は特にスゴイ!
やはり「歌姫襲来」の触れ込みで気合が入っているのか?!Img_2355 場面が変わっていくギター・ソロ・パートを華麗な指さばきで演出する源ちゃん。160「『Reckless Night at 獅子王』、皆さまご来場ありがとうございます!
ナント!申し訳ないことにトリを務めて頂きますNAKED MACHINEと申します!」170v「今日は2バンドとも初めてご一緒させて頂きました。
NERVOUS BREAKDOWNのRiekoさん、スレンダー・ボディにハスキーヴォイスでとてもカッコよかったです。
そして昔からのお友達、THE BLACK BUTTERFLYのRachelちゃんは…2回目か。
Rachelちゃんの歌声も素晴らしかったね。
やっぱりウットリするような、また海外のアーティストを彷彿させるようなすごい声量でとても感動しました。
『見たい!外に行って見たい!』と思いながらそっちのお部屋にいました。
今日はこんなに素晴らしいバンドの人たちと、そして歌姫たちとエンジョイさせて頂いてOZMAさん本当にありがとうございます!
OZMAさんは昨日も出ずっぱりだったらしいんですが、今日の出演は1バンドだけなのでもうお飲みになっているんでしょうね。
私たちは1滴も頂いていないのでコレが終わったらガンガンいきたいと思います。
私たちもこの素晴らしいイベントの締めくくりとして充実したステージをお送りしたいと思いますので皆さん、あと少しの時間お付き合いください!」180v_2啓祐さんのベースのメロディに…190v_wdr源ちゃんのギターが絡む。
転調に継ぐ転調で構成するスリリングなナンバーは…200v_2「Walk Don't Run」だ!210v_2バラエティに富んだテクニックでソロ・パートを埋め尽くすこの曲は源ちゃんのギター・プレイイングのひとつのショウケースと言ってよかろう。220v_2矢継ぎ早に「Turn on the Ignition」。 0r4a0800 本間さんのドラムスが暴れまくって…240v「ウッ!」Img_2321 啓祐さんはコーラスでも大活躍。
今日の目の色はパープルだ!260v_2やっぱり「ワン・オン・ワン」が耳に響く!0r4a0728 覗き込んで源ちゃんを鼓舞するKANちゃん。70それに応えておいしいフレーズテンコ盛り!270キマった~!
0r4a0917「どうですか?楽しいですか?
長丁場でみんな疲れていると思うんですけども、最後までいてくれてありがとうございます。
休み休み聞いてくださいね。
ノドが乾いたらジュースとか買って飲んでくださいね」
280v_2「こんばんは。里村源多朗です。
大東京、大巣鴨にやって参りました!
巣鴨はスゴイね。人がいっぱいいて…」290v「イッパイいた~!
露天商の人たちもチョット指向が違うよね。
ワカメを売ってたりしてサ…。
牛串のお店があったので迷わずそこで買って食べました。
私たちは真面目なバンドなものですから、今日もすごく早く来ちゃって…。
すごく久しぶりのライブでメンバー4人ともウキウキワクワクしていたんです。
そして、こんなにたくさんの皆さんに集まって頂いて演奏できるような時代が戻って来てとてもうれしいんです。
これからもまだ色んなイバラの道があると思うんですけど、NAKED MACHINEもドンドン前進してガンバっていきたいと思います!」
300v続いて演奏したのは「Fire Fire」。
本間さんがアメリカで活動していた時代のEZOの曲。
310_ffミディアム・テンポの正統派ブリティッシュ・ロック調のリフ曲。320v_2ドッシリとした雰囲気がとても魅力的!330これからもドシドシ取り上げてもらいたい1曲だ。
340(筆者註:本記事の公開後、啓祐さんから情報を頂戴しました。
この「Fire Fire」は本間さんが在籍していたEZOのレパートリーで、愛聴していた啓祐さんはこの時、万感の思いを込めて演奏されたそうです。
啓祐さん、貴重な情報をありがとうございました!)
Img_2427 マキシシングル『Vanitiy of the World』から「Trust Me」。
源ちゃんが弾くアルペジオに…350_tmKANちゃんがシットリと歌い込む。360vそして、源ちゃんが弾くハードなリフを経て…370大爆発!380_2この曲も転調を交えながら場面がコロコロと変わって行くNAMED MACHINEの音楽の魅力ふんだんに蓄えた1曲なのだ。390v_2物販のお知らせ。
「今日は12枚だけチェキをご用意しました。4人全員写ってま~す!」
珍しくチェキを販売していることを告げてメンバー紹介をした。Img_2462_2「どうも…青森、青森大好き里村源多朗です。
最近、王林ちゃんがローソンのCMに出てガンバってますね。
王林ちゃん、よろすくおんねがします⤴。(青森弁で)」410v_2「岡本啓祐さん…しゃべらないタイプだよね。
そして、本間大嗣さん。
そんなワケで楽しい時間はアッという間です。
でも、まだ4曲ありますからね!」420vアルバム『turn on the Ignition』から「Don't Say Anything」。440_dsaKANちゃんが源ちゃんの肩に手を乗せて「オラオラ、もっと弾かんかい!」と伝達するおなじみの場面。450そして、背中合わせに…。
「源ちゃんとKANちゃん」…昨今の日本のハードロック・シーンにおけるボーカルズとギターの名コンビネーションのひとつではなかろうか。
こうした魅力的なパフォーマンスを「入り口」として若い人たちがこういう音楽をまた聴いてくれるようになるといいナァ。
コレがホントの「玄関」…ナンチャッテ。
何とかして若いお客さんを増やさないと!
0r4a0928オラオラオラオラ、まだまだ行くぞ~!460_vowマキシシングルのタイトル・チューン「Vanity of the World」。
まだまだ出て来る飛びっきりのドライビング・ナンバー!
Img_2528ハッとさせられるサビの展開からギター・ソロへ。
そして、キメのメロディをブチ込む源ちゃん。
540vドライブ感満点の啓祐さんのベースラインがまたカッコよし!490「ありがとうございました!
皆さん、楽しんでますか?
あと2曲です。
最後の曲はお写真OKです!」510v源ちゃんのシャープなギター・リフ!
Img_2776同じマキシシングルから「Glory Days」。520_gd激しい曲調の中で情感豊かに歌い上げるKANちゃん。530v久しぶりに引っ張り出してきたせいか、どうも1959の弾き心地がシックリこないようだった源ちゃん。Img_2898 それが最後まで気になっていたようだが、ナンノナンノ、音は極上!
やっぱり1959のサウンドは太いよね。
NAKEDミュージックをバッチリいい具合に演出していた。
650vそしてNAKED MACHINEの出番の最後を締めくくったのはキラー・チューン「Fight to Survive」!550_fts「♪Fight!」610v「♪Survive!」620v「♪Alive!」630vこの後、OZMAさんもおっしゃっていたが、今日のKANちゃんは本当にノリノリで、最高にエキサイティングなステージを見せてくれた!600vそしてエンディング。640無事にステージを終わらせることができたお礼を「ライブハウスの守護神」にして…。660キメのポーズ!
0r4a0716NAKED MACHINEの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL WEBSITE670当初、アンコールはない雰囲気だったが、あまりの盛り上がりで急遽お客さんのご要望に応えることに。
まずは主催者OZMAさんのご挨拶。
「アンコールありがとうございます!
そして今日は本当にありがとうございました!
長丁場なんですけど、さっき8時になったばっかりやからね。
『3人の歌姫が獅子王に襲来する』というような趣旨で企画しましたが、それぞれのシンガーの良さが出て、手前味噌にはなりますけど皆さんも飽きることがなかったのではないかと思います。
本当に幸せなひと時をみなさんのおかげで送らせて頂いて…今日は『ボクの日』でいいですか?」
啓祐さんからダメ出し。
690「…というわけで、ボチボチ話を止めましょうかね。
もう1曲ぐらいNAKED MACHINEを聴きたいですか?
(お客さん、大拍手)
OK…NAKED MACHINEのラストソング行きましょう」680「その前に、THE BLACK BUTTERFLYに拍手をどうぞ!
NAKED MACHINEに拍手をどうぞ!
コレなんですか?『後説』っていうんですかね?
今日のKANちゃん、素晴らしかったね。
ボク、KANKANを7年ぐらい見て来ましたけど、本当にガンバってんなぁ~と思ったんですよ。
長くなるけどいいですか?(さっき、もう話を止めると言ったのに!)
浅井Riekoもああいう声じゃないですか…『女らしい男前の声』みたいなね。
多分今日のKANちゃんは、泣くぐらいにすごいプレッシャーだったと思う。
ボクは今日のKANちゃんの迫力の素晴らしいパフォーマンスに拍手を贈りたいです!」
冒頭のNERVOUS BREAKDOWNも最高でしたよ~!
700v
2人して「ヤッタね!」のポーズ。710「アンコールありがとうございます!それでは最後の曲を聴いてください!
今日はありがとうございました!」0r4a0867 客席の熱烈な要望に応えてNAKED MACHINEがもう1曲演奏した。
みんなで左右に手を振って…
730_wot曲は「Wing of Tomorrow」。740v

750v

760v

770vイヤ~、ホント、実に内容の濃いイベントだったな~。
全く飽きなかった。
とにかくオモシロかった!
OZMAさん、Well done!780 そうそう、ギタリストが全員Marshallだったのもヨカッタ!
もっともそうでなければ来ないけど。
三人三様、皆さんMarshallらしいとてもよいサウンドだったと思う。
やっぱりフル真空管のアンプってのは今流行りの簡易なペダル・プリアンプやデジタル機器とはワケが違うよ。
重くて取り回しが大変な分、それだけ音が良いことは間違いない。
お客さんからお金を取って演奏するんだから、横着することなく、今日の3人のようにいい音でギターを弾いて、本当のギター・サウンドの魅力を届けて欲しいと思う。
コレもハードロックやヘヴィメタルを延命させるためのひとつの重要な手段だと思いますよ。
90v_2コレは私の憶測にすぎないけど…それほど遠くない将来、真空管はこの世からスッカリ消えてなくなるか、レアアースのような高価な希少品としてギタリストたちの「高根の花」…英語で言うと「Holly Grail(聖杯)」…になってしまうことでしょう。
その時にはどうアガいてもデジタルのアンプだよ。
イヤだね、真空管アンプがない世界でギターを弾くなんて…。
でも、まだ大丈夫。
それまでの間、思う存分Marshallの真空管アンプでギターを弾こうじゃないか!140v_2<おしまい>
 

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オルタナティブなパンクロッカー、パーティ・スターター、混沌の使者…そんな呼び名がピッタリのDegenerates。
揺れ動くブリティッシュ・ロック・シーンの中にあって、このチームをもっとも印象的なバンドのひとつにしているのは、アンセミック・ロックの暴動と侵略がもたらすカッコよさ、そして存在感と魅力に満ちたライブ・パフォーマンスだ。

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Gen and the Degeneratesの7インチEP『アンダーウェア(Underwear』絶賛発売中!

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200 (一部敬称略 2023年5月4日 巣鴨獅子王にて撮影)

2023年5月30日 (火)

Reckless Night at 獅子王『THE THREE DIVA'S STRIKE US~歌姫襲来~』<中編>:THE BLACK BUTTERFLY

 
Reckless Night at 獅子王『THE THREE DIVA'S STRIKE US~歌姫襲来~』の2番手はTHE BLACK BUTTERFLY。
Marshall Blog初登場。
浅学にして私はこのチームを存じ上げなかったのだが、メチャクチャよかったナ~。
Marshallを使ってこうしたオリジナリティ溢れる自分たちだけの音楽をクリエイトしてくれるのはうれしい限りなのだ!10vステージに姿を現したTHE BLACk BUTTERFLYの5人。20_bbKazz30vKeisuke40vANGELGOJYU
420v_dilTetsuya60vそしてRachel。70vオープニングは自らのバンド名を冠した「The Black Butterfly」。80Kazzさんのドヘヴィなギターが暴れまくる!90KazzさんもMarshall。
JVM210Hと1960Aを使用した。100vRachelさんの伸びやかで美しい歌声。
こんなヘヴィな演奏の中でも抜ける、抜ける。
それはトーンがクリーンだからなんだよ。
ギター・サウンドもディストーション・サウンドよりクリーン・トーンの方が大きく聞こえるでしょ?
アレと同じ。
そして、その歌声でやる曲の後半!Img_2006 Tetsuyaさんの三味線と2人で展開する民謡調のパート。
メチャクチャかっこいい!
こういうことはドンドンやって頂きたい。110_disそのTestuyaさんの三味線でスタートする「Dragon in the Sky」。
古くはEastなんてバンドがいて、チョット前にはまた和楽器を取り入れたロック・バンドがいくつか出て来た。
「オリジナリティを確立する」という意味ではとてもいい試みだとは思うんだけど、私にはどうしても「木に竹を接いだ」ようなサウンドに響いてしまう。
「和楽器と西洋音楽の融合」に成功している音楽といえば、いつも言っているように秋吉敏子の「孤軍」のフルートや「Minamata」の能の謡ぐらいだと私は思っていた。
でもTHE BLACK BUTTERFLYの三味線はとてもいいと思ったナ。
ヘヴィなバンドと全く相反する存在でいながら、「自分たちの音楽を作っている楽器のひとつ」として三味線のポジションが確立されているように感じた。
Img_2079三味線が導いたのはとてもヘヴィなナンバー。
起伏に富んだ曲のどのパートからもRachelさんらしさが溢れ出てくる。120vヘヴィなリフに乗って展開するKazzさんのシャープなギター・ソロ。
ド迫力!
130vRachelさんの身を包んだ漆黒のドレスはまさに「黒い蝶」を象徴しているのかな?
いつもだったらナゼ「蝶」が「butter」の「fly」なのか…ってやるところなんだけど、今日はやらない。
でも、あの全身黒づくめのカラスアゲハもそうだけど、都会で蝶を目にすることがほとんどなくなってしまったネ。
今年は見ていない。
セミの鳴き声も格段に減ったような気がする。
でも、完全に見なくなって久しいのはコウモリだね。
私が子供の頃は都会でもチロチロとコウモリが飛んでいるのがごく普通の夕方の風景だった。
ある時、クラスメイトの吉井くんがサンダルを投げて落としたコウモリを学校に持って来たことがあって、そのキテレツな顔つきに驚いたことがあった。
今にして思うと、ああいうコウモリは一体どっから飛んで来ていたんだろうナァ。
昭和40年代の話。140ANGELさんのドラムスがリードするのは「Fake」。
しかし、ANGELさんもスゴイ迫力だな~。
街では避けて通ざるを得ないタイプ。
でも、ひと目見ただけでどういう音を出すのかがわかる感じ?←コレ、大事。150_fkシンプルなリフ・ロック。160vモクモクとそのリフを奏でるKeisukeさん。
Keisukeさんの見た目もスゴイ圧力だ。
しかし、ベースのプレイは沈着冷静。
低いところで的確なリズムを打ち出してくる。
180vこの曲でもKazzさんの押し出し感がすさまじい。
さっきとは打って変わってスぺ―シーでテクニカルなギター・ソロ。
しかしこうしてみると、たとえMarshallをご愛用して頂いていてもOZMAさんのご紹介がなかったら絶対に近寄っていないバンドだナ。
OAMAさんに感謝!
170そして三味線のソロ!
Marshallで軽~く歪ませたらどうなるんだろう?
三味線ではないけれど、以前イタリアを代表するプロッグ・ロック・バンドの「PFM」が来日した時、ヴァイオリン用にMarshallの三段積みを貸し出したことがあった。
そのままライブで使っていたけど、とてもカッコいい音色でしたよ。
190v高音域でシャウトするRachelさんの声があまりにも素晴らしい!200v「Rachelです…こんばんはTHE BLACK BUTTERFLYです!
今日は初っ端からトラブルがありまして、始まりがチョット遅れてしまいましたけれども、これもライブですね。
お聴き頂いております通り、私…今日はハスキーボイスです。いつもはこんな声じゃないんですよ。
絶不調の中歌いますが、それもロックだと思ってください。
今日は私も声を潰すくらいの勢いで最後までいきたいと思っています!
皆さまも声を潰すくらいの声援をお願いします!」210v「皆さん、こんばんは!
Kazzです。
今日は巣鴨ということで赤いパンツをはいて来ました!」
220v「アハハハ!
そうそう、私も東京には結構長く住んでいるんですが、巣鴨は初上陸です。
巣鴨に着いた瞬間、人生の先輩方がドッサリ歩いていらっしゃってとても癒されました。
巣鴨大好きで~す!
今日来てくださった皆様のことも大好きです!
すみません、なんか今日は男だか女だかわからない声になっちゃって!
しゃべりだと漫談家みたいだと言われるんです。
でも、元々はSDN48というところでアイドルみたいなことをやっていたんですよ。
秋元康先生に『お前はしゃべるな』って言われました。
それでもずっとしゃべって来た女なんで…今日もしゃべっていこうと思います!」
3604曲目は「Marion」。
240_mr雰囲気を変えてミディアム・テンポのナンバー。
Tetsuyaさんの三味線のアルペジオに…
260vRachelさんがジックリと歌い込む。
サビの「♪I don't wanna be your love」の部分のコード進行があまりにもステキ!
Bb|C(実音)と何回かやっておいて、完全4度上がってFからFmのサブドミナント・マイナーへ進んで意表をつく。
このパートのAからAbに半音下がる歌のメロディの破壊力の大きさを聴け!270v Kazzさんのギター・ソロはこのコード進行に則って展開するが、オクターブを使ってやはりそのサブドミナント・マイナーの部分を効果的に処理している。280vガラっと変わってバラード調でスタートする「Nobody Knows」。290v_nkひとりスポット・ライトを浴びて感情豊かに歌うRachelさんの姿はまさに「Diva」。0r4a0529 客席の後ろの方で観ていたOZMAさんが会場内を移動する私を捕まえて耳元でひとこと…「ズッと聴いていたいですよね!」
もちろん私はOZMAさんの提案に合意した。300曲は途中で180度様相を変えて徹底的にヘヴィなパートに突入する。310さっきのバラード・パートがウソだったようにパンチ―に歌って見せるRachelさん。
Img_2177地を這うような低音を轟かせているギターは全弦を全音下げ、6弦だけ更に全音下げたチューニング。
つまり6弦は「C」ね。
「だからダルンダルンですわ~」とKazzさんはおっしゃっていたが、7弦は避けたいということもあってこのチューニングを採用しているそうだ。
効果満点!
460v「なかなか今日はROCKですね、私。
いい感じだと思います…自己満足しております。
ありがとうございます!皆様のお陰です。
ひとつ宣伝していいですか?
ポコチャというのがあって、いつもそこで歌を歌っていてるんですけど、漫談みたいになってる。
楽しく演っておりますのでゼヒ応援をお願いします」
Img_2114「ポコちゃん」というのでテッキリ不二家のペコちゃんの友達かと思ったら、どうも「Pococha」という動画の配信サービスがあるそうで…こちとらInstagramまでが精いっぱいだわ。
ココでRachelさんがメンバーを紹介して最後のセクションに駒を進めた。
230Tetsuyaさんの三味線の独奏。370v_wouTHE BLACK BUTTERFLYで一番最初に作ったというファースト・アルバムのタイトル・チューン「World of Us」。380Tetsuyaさんの三味線が全編にわたってフィーチュされる。
いいナァ、津軽三味線。
先日、谷中の商店街の古物屋で大正琴を買って「ピーター・ガンのテーマ」とか「Burn」とかを弾いて楽しんでいたんだけどすぐに飽きてしまった…。
津軽がムリだったら長唄三味線もいいナ。
古い映画なんかを観ていて、山田五十鈴あたりがスッと三味線を手にして唄う姿なんてメチャクチャかっこいいもんね。
『惡名』の勝新太郎もアホほどカッコよかった。
勝新太郎のお父さんは杵屋勝東治という長唄三味線の大家で、勝新は十代のころから深川の芸者に長唄と三味線の稽古を付けていたというからね。
三味線、憧れちゃう。
390vクライマックスに向かって進行し…330v Kazzさんの爆裂ソロで曲は幕を下ろした。320vこの日のTHE BLACK BUTTERFLYのステージの最後を締めくくったのは「Dilemma」。
ANGELさんのドラムスと…Img_2190Keisukeさんのベースが絡み合って…430vTetsuyaさんの三味線が入り込んで来るサマはTHE BLACL BUTTERFLYならでは展開だ。
問答無用でカッコいい!440v最後までノドの調子のどこが悪いのかわからなかった弾けるようなRachelさんの歌。450vそして、Marshallが繰り出す極太ギター・サウンド。
410v最後の最後までTHE BLACK BUTTERFLYの魅力に満ちたステージだった!
は~、マンゾク、マンゾク!
 
THE BLACK BUTTERFLYの詳しい情報はコチラ⇒THE BLACK BUTTERFLY MUSIC SITE470<後編>につづく
 

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<Birdsong>

<Today We're Warriors>

<Monsters>

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200 (一部敬称略 2023年5月4日 巣鴨獅子王にて撮影)