CONCERTO MOON~リクエスト・オブ・ザ・ムーン 2022 <前編>
 
昨年末に開催されたファンのリクエストによって演奏する曲目を決定するCONCERTO MOONの企画『リクエスト・オブ・ザ・ムーン』。
告知に「帰ってきた!」と謳っている通り、コレが初めてのことではない。
…思って前回のことを調べてみた。
そして、驚いた!
ま、いつものことなんだけどサ。 前回開催されたのが「ついこの間のこと」とは言わないが、少なくともそう遠い昔ではないと思っていたら…オイ、ちょっと待てよ!
前回開催されたのが「ついこの間のこと」とは言わないが、少なくともそう遠い昔ではないと思っていたら…オイ、ちょっと待てよ!
前回、ココ鹿鳴館でこのイベントを開催したのは2012年12月21日!
アレから10年経ったのかよ!
さすがにコレには驚いたわ。
やっぱり、こうして「Marshall Blogに残しておく」ということは価値が大きいね。
こうしておけば10年前にどんな様子でナニをやったのかが一目瞭然で全部わかる。
ビデオじゃなかなかこうはいかないよ!
この時の記事は<後編>の最後でリンクします。 客電が落ちていつものオープニングSEが流れる。
 客電が落ちていつものオープニングSEが流れる。
イヤがオウにも「CONCERTO MOONのショウに来たんだな~」という気分になるゼイ!
ナニせこのジューダスの曲、この時以外全く聴かんでナァ。 ステージに上がっているのはいつものMarshall MAJOR1967のスタック。
ステージに上がっているのはいつものMarshall MAJOR1967のスタック。 足元のようす。
足元のようす。
青いバッファ・アンプが令文さんを思い出させてくれる。 そして、CONCERTO MOON登場!
そして、CONCERTO MOON登場! 島紀史
島紀史 芳賀亘
 芳賀亘 三宅亮
三宅亮 中易繁治
中易繁治 河塚篤史
河塚篤史 ファンからのリクエストに選ばれた人気曲のトップバッターは2002年のアルバム『DESTRUCTION AND CREATION』の1曲めの「Unstill Night」。
ファンからのリクエストに選ばれた人気曲のトップバッターは2002年のアルバム『DESTRUCTION AND CREATION』の1曲めの「Unstill Night」。 この曲は第6位にランクインした。
この曲は第6位にランクインした。
曲のチャートに関係なくノンちゃんのギターはノッケから独走態勢だ! 続いては1998年、『FROM FATHER TO SON』からまたまた1曲目に収録されている「Dream Chaser」。
続いては1998年、『FROM FATHER TO SON』からまたまた1曲目に収録されている「Dream Chaser」。
このステージ頻出曲は第7位。
今回は10位とか15位とかからランキングをさかのぼるスタイルを採らなかった。 おなじみの鉄壁のリズム隊も絶好調のスーパー・ドライブ!
おなじみの鉄壁のリズム隊も絶好調のスーパー・ドライブ! 河塚さんが涼しい顔をしてバスドラムが徹底的に踏み続ける!
河塚さんが涼しい顔をしてバスドラムが徹底的に踏み続ける! バンド加入後、2019年のセルフ・カバー『OUROBOROS』で再演した芳賀ちゃんの自家薬籠中のナンバーのひとつ。
バンド加入後、2019年のセルフ・カバー『OUROBOROS』で再演した芳賀ちゃんの自家薬籠中のナンバーのひとつ。 珍しく白いストールを首にかけて登場したノンちゃん。
珍しく白いストールを首にかけて登場したノンちゃん。
火花が出るような激烈ソロをお見舞いした! 「ヘイ、東京!『リクエスト・オブ・ザ・ムーン』へようこそ!
「ヘイ、東京!『リクエスト・オブ・ザ・ムーン』へようこそ!
今日は皆さんから頂いたリクエストのトップ10の曲と、その投票結果でわかった意外に人気のある曲をプラスしてお送りしていこうと思います。
最後までよろしくお願いします。
早速ですね、順位の発表をしていこうと思いますが、今日は入場時にベスト10を記したカードをお配りしてるので、もうすでに順位はわかっていらっしゃると思います。
いつものライブとは違う『特別なリクエスト企画』ということで最後まで一緒に楽しんでいきましょう! ノンちゃんからご挨拶。
ノンちゃんからご挨拶。
「マァ…誰が立てた企画か知りませんが、このリクエスト企画というのは本当に大変でね。
普通のコンサートだったら『2曲目はチョット速めのロックンロールをお見舞いするか!』ってなるじゃない?
でもそんなことをやっているとね、曲順が成り立たないんだよ。
そうやって我々を苦しめるワケだな。
でもその分最後まで激しくやって、楽しんで頂こうと思っておりますので皆さんよろしくお願いします!
今、芳賀も言いましたが10位以内に入った曲を10位から順番で演っちゃうと10曲でライブ終わっちゃう。
そこで、10位以内には入らなかったけれども、多くの票を集めたり、今のメンバーで演っていなかったり、またずいぶん長いことご無沙汰している曲を織り交ぜて演ろうということになりました。
リクエストしたのは皆さんの方なので『そんな曲は知らない』みたいな顔したらヘソン曲げますんで…。
万が一知らない曲が出て来ても知っているような顔をしてくださいね!
『この曲は何なんだ?』って首をかしげるのは禁止にします。
そういうのはミュージシャン心が折れるので!」 続いてのセクションでは、ノンちゃん曰く「チョット珍しく、そして懐かしい曲」を3つ取り上げた。
続いてのセクションでは、ノンちゃん曰く「チョット珍しく、そして懐かしい曲」を3つ取り上げた。 まずは1999年の『TIME TO DIE』から「King of the Judas」。
まずは1999年の『TIME TO DIE』から「King of the Judas」。 
コレはCONCERTO MOONのレパートリーの中にあってチョット毛色が変わっていてとてもいい調子ですな。 亮くんのソロもバッチリとキマった!
亮くんのソロもバッチリとキマった! 何でも3年ぶりに取り上げたということだったが、そんな感じが全くしないスムーズなパフォーマンス。
何でも3年ぶりに取り上げたということだったが、そんな感じが全くしないスムーズなパフォーマンス。 ノンちゃんの爆裂ソロも当然飛び出して…
ノンちゃんの爆裂ソロも当然飛び出して… 亮くんとアイ・コンタクト。
 亮くんとアイ・コンタクト。
雰囲気もとてもいい感じ! 「珍しい&懐かしい」コーナーの2曲目は亮くんのキーボーズからスタート。
「珍しい&懐かしい」コーナーの2曲目は亮くんのキーボーズからスタート。 そこにノンちゃんの哀愁のギターが乗っかてくる。
そこにノンちゃんの哀愁のギターが乗っかてくる。 曲は「Almighty Wings」。
曲は「Almighty Wings」。
2008年の『RISE FROM ASHES』からのミディアム・テンポのヘヴィ・チューン。 ギター・ソロ後半のキメのフレーズがロマンティックに鳴り響く。
ギター・ソロ後半のキメのフレーズがロマンティックに鳴り響く。 芳賀ちゃんはこの曲を今回初めて歌ったそうだ。
 芳賀ちゃんはこの曲を今回初めて歌ったそうだ。 続けてはおなじみのリフ。
 続けてはおなじみのリフ。 え?…「Alone in Paradise」はCONCERTO MOONの大スタンダード曲で珍しくも懐かしくもないよね?
え?…「Alone in Paradise」はCONCERTO MOONの大スタンダード曲で珍しくも懐かしくもないよね?
だって昨年の5月にリリース25周年を記念したコンサートを開いた『FRAGMENTS OF THE MOON』からの1曲だからね。
あらま~、コレも1曲目だわ!
そういうおなじみの曲もシレっとはさまれていた。 この曲は色んな人が歌って来たが、私には芳賀ちゃんの歌声が一番シックリくる。
この曲は色んな人が歌って来たが、私には芳賀ちゃんの歌声が一番シックリくる。
「ASlone in Paradise」は『OUROBOROS』でも取り上げているもんね! オリャ~!
オリャ~!
スロットル全開、アクセルベタ踏みじゃ~! 亮くんのプレイにも気合が入りまくる!
亮くんのプレイにも気合が入りまくる! ノンちゃんが密度の濃いソロをバッチリとキメてくれたこの曲は8位にチャートインした。
ノンちゃんが密度の濃いソロをバッチリとキメてくれたこの曲は8位にチャートインした。 「ありがとうございます。皆さん、いかがですか?
 「ありがとうございます。皆さん、いかがですか?
我々はすごく楽しく演らさせていただいております。
今演った『King of the Judas』と『Almighty Wings』は今回順位には入っていなかったんですが、票を集めたということでセトリストに組み込みました。
その次の『Alone in Paradise』は第8位と言うことで…これも妥当ですよね?」
「妥当」という言葉を聞いてすかさずノンちゃんが切り込む!
「『妥当』なんだな?…そんなことはリハーサルの時はひとことも言わなかったのに。
そんな風に思っていたんだね。
キミはこの曲を『妥当』だと思いながらリハーサルしてたんだ?」
お客さん大爆笑!
 次の曲もCONCERTO MOONのステージには欠かすことの出来ない「Change my Heart」。
次の曲もCONCERTO MOONのステージには欠かすことの出来ない「Change my Heart」。 この曲は10位に入って来た。
この曲は10位に入って来た。
もっと上位でもいいような気がするけどな。 ノンちゃんがMCで言っていたけど、こういう企画を立てると、大抵アルバムの1曲のキラー・チューンが選ばれるからね。
ノンちゃんがMCで言っていたけど、こういう企画を立てると、大抵アルバムの1曲のキラー・チューンが選ばれるからね。 トロいキラー・チューンなんてのはまずないからね。
トロいキラー・チューンなんてのはまずないからね。
となると、絶対に命を賭けたドライビング・チューンにキマっている。 いくら頑強なCONCERTO MOONでもやっぱりそういう曲ばかり演るのは大変なこと。
いくら頑強なCONCERTO MOONでもやっぱりそういう曲ばかり演るのは大変なこと。
プロミュージシャンは全編死ぬ気で演奏しているように見えていても、どこかで息を抜くことができる曲をはさみ入れるもんです。
そうしないとホントに死んじゃうから! 結果、今日はその「死」に企画に挑んでいるワケで…。
結果、今日はその「死」に企画に挑んでいるワケで…。
この曲が第1位になると芳賀ちゃんは予想していたそうだが、「死ぬ」どころか、ここまで汗ひとつかかずに歌っている。 ところで、ノンちゃんが首にかけている純白のストールね…。
ところで、ノンちゃんが首にかけている純白のストールね…。
気がついた人も多かったと思うけど、ノンちゃんがこうしたアクセサリーを身に着けてステージに立つことは極めて珍しい。
どういう心境の変化なのか…?
実は、コレは大谷一門会の門下生としての大谷令文さんへのオマージュだったのだ。 1988年、大阪梅田の「バーボンハウス」で『Jam the Jam』という人気ギタリストを集めたイベントが開催された。
1988年、大阪梅田の「バーボンハウス」で『Jam the Jam』という人気ギタリストを集めたイベントが開催された。
出演は、日下部'Burny'正則、三宅庸介、中間英明、そして大谷令文。
全員Marshall!
当時17、18歳だった島紀史がそれを観に行った。
大感激!
ノンちゃんも三宅さん同様、令文さんを間近で見てギタリストになろうと決心した人だから。
そのステージで令文さんが身につけていらしたのが、この白いストールだったのだ。 その時の写真がコレ。
その時の写真がコレ。
三宅さんのインタビュー記事の復刻にあたって、追加掲載した写真のウチの1枚。
コレ…もしかして三宅さんもストールを巻いているのかな?
この頃白いストールが流行っていたのかしらん?
 
その三宅さんの記事はコチラ
  ↓   ↓   ↓
★【Marshall Blog Archive】三宅庸介インタビュー <前編>
★【Marshall Blog Archive】三宅庸介インタビュー <後編>
 「知っている人だけが気づいてくれればいい…」と、この白いストールについては全編を通じてひと言もMCの中で触れなかった。
「知っている人だけが気づいてくれればいい…」と、この白いストールについては全編を通じてひと言もMCの中で触れなかった。
いかにもノンちゃんらしいではあるまいか。 続けて演奏したのは2001年の『GATE OF THE TRIUMPH』から「Over and Over」。
続けて演奏したのは2001年の『GATE OF THE TRIUMPH』から「Over and Over」。
コレは「プラス・アルファ」の曲。 中易さんのゴリンゴリンのベース!
中易さんのゴリンゴリンのベース! まるで大型の蒸気機関車が突進して行くようなヘヴィなドライビング・ナンバー!
まるで大型の蒸気機関車が突進して行くようなヘヴィなドライビング・ナンバー! CONCERTO MOONがブチかますこの疾走感はナニモノにも代えがたい!
CONCERTO MOONがブチかますこの疾走感はナニモノにも代えがたい! ノンちゃんのソロで機関車はいよいよ暴走状態となった!
ノンちゃんのソロで機関車はいよいよ暴走状態となった! ココで<前半>が終了。
ココで<前半>が終了。
今日もCONCERTO MOONは絶好調だ! 
 
CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Official Site
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イギリス南西部のコーニッシュ出身のキング・クリーチャー。
本場のブリティッシュ・ハードロックを存分にお楽しみあれ!
<Lowlife>
<Can You Forgive Me>
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