D_Drive Special Live【DYNAMOTIVE】 in 横浜 <後編>
『D_Drive Special Live【DYNAMOTIVE】in 横浜』の<後編>いってみよ~!
予期しない緊急事態が発生し、試作中のベースで2曲臨んでみたところ、コレがバッチリだったことからサオ・チームの機材談義に。
みんな好きね~、キザイ。 「次の『I Remember the Town』は、曲の途中に皆さんに手拍子でご参加頂きたいパートがあるんですよね、Seijiさん」
「ハイ、そうなんですよ」と、いつも通りSeijiさんが「I Remember the Town」の曲想について解説を加えた。
そのココロは邦題の「古き良き街」。「その次に演るのが『Get Away』です。
コロナや色々なイヤなことがある昨今、そういうことからパーッと開放されて好きなように楽しんで頂きたいな…という思いで作りました。
この前、ダンサーである私の姉とコラボした時に彼女がこの曲に振りを付けてくれたんです。
その動画が私のインスタグラムやYouTubeのチャンネルに上がっているんですが、皆さんと踊るにはちょっとハードルが高いらしいんですよ。
その『Get Away』を何となく楽しんで頂けたらと思います」 ラジカセを通して弾いたSeijiさんのギターで「古き良き街(I Remenber the Town)」が始まった。
トリッキーな「入り」でChiikoちゃんがタイトなドラミングを聴かせてくれますな。
はい皆さんの出番ですよ~!
チャッチャチャッチャと手拍子が楽しいな!この曲もコロコロと場面が変化するD_Driveらしい曲だ。
その場面の変わりようは、まるでSeijiさんの思い出の街を散策しているようだ。続いては、Yukiちゃん作の「Get Away」でスカっとブッ飛ばす!
終盤の「ノルかソルか」的なギター・ソリの緊張感が素晴らしい!
3分チョットの中にふんだんに押し込まれたダイナミクス。
短いながらも聴きどころの多い曲だ。
海外では短い方が喜ばれるのでコレでいいのだ。Chiikoちゃんの激烈フィル!
「ヘヴィならそれでいいじゃないか!」ということかどうかは知らないが『Maximum Impact』を代表するハードなナンバー「GEKIRINー逆鱗ー」。
こうしたヤケクソに激しく重いナンバーもD_Driveの音楽の大きな特徴のひとつ。
最近海外にもインストのバンドをチョコチョコと見かけるようになったが、アイツらこんなの全体に演らないよ。 また次のアルバムでもこうした激しいヤツをお見舞いしてもらいたいものだ。
「ありがとうございます。
次は7弦ギターを使う曲を演ります。
今回のアルバムのレコーディングで7弦ギターを使ったのは私たちの初の試みで、少々苦戦する場面もありましたよね、Seijiさん」「はい。
7弦ギターを使う人が最近増えてきましたけど、ツインの7弦ってあんまりいないと思うんですよ。
で、自分たちがこのレコーディングの時に初めてわかったのが…7弦ギターで正確なピッチを出すのがものスゴく難しいということでした。
多分、コードとソロが1本ずつでしたら気にならないんでしょうけど、ツインのハモリになるとどうチューニングしても気持ち悪いんですよ。
そういう現象が起こったのは今回のレコーディングが初めての経験でしたね。
だから録り直しもしました。
そんなことを経験して7弦ギターの難しさを知りました。
今、2人ともワーミー・バーの付いてないギターだから割とピッチが安定しているんですが、ワーミー・バー付きだとグッとヤバくなりますね」「7弦ギターを使ったからできた経験だったワケですが、今回のアルバムはそういう傾向にあると思うんです。
つまり、自分たちの生活の一部だったりとか、自分たちの身近な経験が曲になっていったりすることが多いんですね。
どっちにしてもこのコロナ禍というのは、やっぱりスゴい影響だったワケです。
皆さんにチョットでも勇気を与えたり、イヤなことをパーッと吹き飛ばすような曲になったらいいなと思って作ったのが次に演奏する曲です」 ギターの弦が1本増えてYukiちゃん作の「Be Yourself」。
Yukiちゃんの弾く物悲しいメロディを…不吉なヘヴィ・リフが引き継いで物語が始まる。
ヘヴィな中にも独特の味わいのある曲。
この曲も終盤にやってくるクライマックスのパートが感動的だ。
続いての7弦曲は「Break Out」。
Chiikoちゃんのドラムスがズッパンズッパンと迫って来る!そしてSeijiさんが弾くリフ。
今日もナチュラル・ハーモニクスがバッチとキマって気持ちいい!こうして改めて聴くとこの曲もアホほどスゴイな。
D_Driveの音楽はライブで聴くとそりゃ楽しいけど、CDにはライブでは聞き取れない細かいプレイがたくさん盛り込まれているんですよ。
この曲なんかもそう。
今回、山ほど対応した海外のメディアのインタビューでも「D_Driveはライブ・バンドです」と答える場面が何回かあったけど、D_DriveのCDは「ライブで演っていることをCDに詰め込んだ」というモノでは決してないのね。
美しい大自然の中でおいしく食べるキャンプの料理がライブ。
対して最高の設備のキッチンで一流シェフが腕を振るった料理がCD…とでも言えばいいのかな?
とにかく両方楽しめちゃう!「ありがとうございます!
早いものであと3曲となって参りましたが…ナニ気にこれで『DAYNAMOTIVE』の曲は全部演りましたね?
ところでSeijiさん、久しぶりのフライングVですね?」 「そうね…関東では久しぶりです。
このスペシャル・ワンマンの大阪公演で久々に使ったんですが、結構チューニングも安定していたので今回も持ってきました。
自分のギターは4本用意したんですけど、もう機材車パンパンです。
今から3曲コレを使っていこうと思います。
ま、フライングVというとYukiちゃんのイメージがあると思うんですけど、実は同じ時期にズーっとねボクも使ってたんですよ。
ボクもフライングVは大好きです」 「と、今日はレアな感じなんですよ。
十分みなさん楽しんで頂けたでしょうか?
今日も寒い中、皆さん集まって頂き本当にありがとうございます。
大阪は平日だったこともあって集客で苦労をしたりしました。
大分世の中が落ち着いて来たとはいえ、やはり1回遠のいたお客さんの足はなかなか戻りづらいと感じています。
そんな中、最近D_Driveを知って、今日ココにお越し頂いた方もいらっしゃると思います。
私たちも来年で14年になるんですが、ここ数年のウチにD_Driveを知ってくださった方、そして、コロナ禍でも相変わらず会場に足を運んでくださる昔からのファンの方、配信で応援してくさっている方…皆さん、本当にありがとうございます。
今日もみなさん長い時間お付き合いくださいましてありがとうございました」 早くも本編最後のセクション!
まずは「Russian Roulette」。まだMarshall Recordsで音源になっていないD_スタンダードのひとつ。
言い方を変えると、今はライブでしか聴けない1曲。「♪シャンシャンシャ、シャンシャンシャ」と盛り上がったよ~。
お決まりのポーズでアウトロのリフを弾くSeijiさん。
コレもD_Driveを代表するリフのひとつだ。Chiikoちゃんのドラムスで「100000 hp」が後に続いた!
さぁ皆さん、存分に暴れてくださ~い!
メンバー4人が音楽のバトンを握って全速力で走りまくる音楽の運動会!
NAMMでは演奏したけど、コレはイギリスでは演奏する機会がなかったように記憶している。
次回、大英帝国でブチかましてもらいたい1曲。「Seijiさん!」
♪ピロピロピロピロピロ~!
Yukiちゃん!
Toshiくん!
踊っている場合じゃない!Chiikoちゃん!
やっぱりコレも盛り上がるな~。
本日の本編の最後を締めくくったのは「Screw Driver」。
今日も新旧取り混ぜたバラエティに富んだレパートリーで観客を大いに喜ばせた4人!
アッという間の18曲だった。
過去14年、仕事柄ずいぶんD_Driveのステージを拝見しているけど、今でも結構アッという間に終わっちゃうんだよね。
D_Driveの音楽が素晴らしいからなのか、「仕事」として集中しているからなのか…両方か?
イヤ、前者だろうな。「DYNAMOTIVEシャツ」に身を包んでのアンコール。
「ありがとうございます。
今日も皆さんと一緒に楽しいライブをすることができました。
入口に飾ってあるお花も本当にありがとうございます。
『DAYNAMOTIVE』をリリースすることが出来て、色々なところをライブして、今日を無事に迎えることが出来て、そしてみなさんお越し頂いて本当にうれしいです」ココで物販の宣伝。
会場内に設けられた物販コーナーに並んでいたグッズの数々。Chiikoちゃんの押しアイテムは「DYNAMOTIBEシャツ」の白。
Yukiちゃんが着てるヤツね。
それとYukiちゃんのMarshallの上に置いてあったチカチカ。
もちろんコレは「Red Light, Green Light」ね。
「green light」は「青信号」のことです。
「blue light」ではありませんから海外に行った時は要注意。「みんな腕に付けてるか~?」
おお!付けてるゾ~!
本番中、ズッ~とチカチカしてましたから!
そして、今回はこんなメンバーのサインが入ったワンオフのグッズも紹介された。
あと色紙。
「今日も長丁場だったと思いますが、最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。
来年から14年目に入ります。
14年前の1月が初めてライブを演った月でしたので、正式には来年の2月からが『14年目』ということになります。
繰り返しになりますが、長い間応援してくださいましてありがとうございます!
14年目も皆様と一緒に楽く過ごしていきたいと思っております。
今後とも皆さん、大丈夫ですよね?…付いてきてくれますよね?」
「任せとけ!」と言わんばかりの大きな拍手が客席から沸き上がった。アンコールは「The Last Revenge」。
14年目もガンバレ!
まずは新しい曲をジャンジャン作りましょう!
世界が待っていますから。
「ありがとうございました~!」
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Website終演後、『DYNAMOTIVE』のアートワークを担当して頂いた梅村デザイン研究所の梅村昇史さんと…。
CDや音楽本の装丁のデザインを多く手掛けている梅村さんは、日本を代表するフランク・ザッパの研究家で、豊富な洋楽の知識を有している。そんな梅村さんがデザインするCDジャケットは日本のバンドのCDジャケットとは趣を異にして洋楽の香りがする。
そんなことから、『DYNAMOTIVE』のアートワークをお願いしたんだけど、結果大オーライ!
海外メディアとのインタビューでジャケット・デザインを称賛された時は実にうれしかった。
ま、私はD_Driveに梅村さんを紹介して、イギリスとの間に入ってデータの受け渡しをしただけなんだけどね。
それでもとてもうれしかった。 私も梅村さんとは結構長いお付き合いをさせて頂いていて、Marshall Blogの初代のバナーは梅村さんに作って頂いた。
最近ではライブ会場で配るMarshall Blogのチラシをお願いしたし、「Marshall GALA」のTシャツのレイアウトも梅村さんの作。
私が個人的に展開しているMarshallとは無関係の話題を綴った「シゲブログ」のバナーも梅村さん。
どれもとても気に入っています。
シゲブログはコチラ⇒Shige Blog
梅村デザイン研究所の詳しい情報はコチラ⇒Official Instagram
最後に…。
本日、音を出していたヤツ。
SeijiさんのMarshallはJVM410Hと1960B。YukiちゃんもJVM410Hと1960B。
ChiikoちゃんはNATAL(ナタール)。
ToshiくんはEDEN(イードゥン)。
メンバーの皆さん、素晴らしい音を出してくれてありがとう!…と機材が言っております。
☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
D_Driveのレーベル・メイト、Press to MECO。
いいバンドだよ~。
あの楽しかったNAMMが懐かしいね!
<Gold>
<A Test of Our Resolve>
Marshall Recordsからのセカンド・アルバム『トランスミュート』絶賛発売中!
お求めはコチラ⇒Marshall Music Store Japan
Marshall Music Store Japanでお買い上げのお客様にはMarshall特製スクエア・ロゴ・ステッカーを3枚プレゼント!