TOKYO ROCK DOWN~THE BLUE SCREAM
今日はロサンゼルスから…?…とは言っても、コロナの直前にアナハイムには行ったものの最後にハリウッドを訪れたのは2014年のこと。一番の繁華街、ハリウッド・ブールヴァ―ド辺りは36年前に新婚旅行で初めて行った時とあまりにも様変わりをしていて歩くのがコワかったワ。 36年前と言うと1987年…ちょうど「LAメタル」が盛んだった頃なのかしらん?
…ということでTHE BLUE SCREAMがシリーズで展開している『TOKYO ROCK DOWN』の後半。
ヘッドライナーのTHE BLUE SCREAMの登場だ。「後藤・祝・爆誕」…エラくシンプルな木札だな。
メンバーのバースデイ・ライブでもあった。
NAKED MACHINEの演奏が終わり、転換の間、またゴキゲンなロック・サウンドを聴かせてくれたのはDJの増田勇一さん。ツーバスのドラムキットを入れ替えたものだからベラボーに転換の時間を要したが、THE BLUE SCREAM登場!GotyYosukeWassyMORISOキーボーズでサポートしたGAKU。オープニングは2020年リリースのアルバム『All Night Burning』から同名曲。とてもわかりやすいストレートなアメリカン・ハードロック。もちろんこの手のロックにはギター・ソロは欠かせない!それもMarshallのギター・サウンドでなければラチがあかない…ということでMarshall。
JCM2000 DSL100と1960Aだ。2曲目も同アルバムから「Yes, I'm Thunder(Lightning)」。
この日初めてTHE BLUE SCREAMさんとご対面したのだが、「LAメタル・サウンドを標榜するバンド 」と聞いていたので会ってビックリ。
LAメタル盛んなりし頃のオジさんたちが演っているのかと思いきや若い人たちではあ~りませんか!
「LAメタルのバンドが現在活動していたら…」というタイプ・スリップ系チーム。
若い人たちが「ロックが盛んだった時代のロック」のエキスを吸収して自分たちの音楽を作ろうとするのはとてもいいこと。
今、音楽の将来は「温故知新」しかあり得ない。Yosukeくんがバリバリとクールなソロを聴かせてくれた。3曲は「Hello I Love You」。
ココまでの3曲はアルバム『All Night Burning』通り。アコギを手にするGotyくん。The Doorsの「Hello, I Love You」でも、ましてやThe Kinksの「All Day and All of the Night」とは似ても似つかないポップ・ロック・チューン。「元気だったか?TOKYO ROCK DOWN!
本当は3年ぐらい前にワンマンライブを演る予定だったんです。
今日はこうやって皆さんに集まって頂いてありがとうございます!
NAKED MACHINEも出て頂いてありがとうございます!
そして、DJで増田勇一さんに入って頂きました…原稿執筆がお忙しい中ありがとうございます!」
…とご挨拶。Yosukeくんが弾くソリッドなリフからスタートしたドライビング・ナンバーは… 1990年に発表した…という設定のアルバム『Blue Dream』のオープナー「Break Out」。ピュアな疾走感がとても心地よい!そのまま続けて「Downtown Girl」。「♪Downtown girl」のメロディが耳に残るミディアム・テンポ・ナンバー。 「いいっすね、目黒鹿鳴館!
今日は古(いにしえ)の長髪を見に来てもらって誠にありがとうございます。
ボクの髪もきっと喜んでることと思います。
去年の6月から始まって、『TOKYO ROCK DOWN』は今日でだいたい16回目ぐらいのライブです。
最後にこの目黒鹿鳴館にお集まり頂いてありがとうございます。
コレはボクらのバンド人生を変えたと言ってもいいイベントだと思います。
今日で最後というワケではないんですけど、この後はちょっとアルバムを作って、それからまた皆様の元にまた帰って来たいと思っています。
その時また鹿鳴館でお会いしましょう…鹿鳴館で演ると決めたんで…鹿鳴館で演ります。
その時までよろしくお願いします。
それではいつものカバー曲の時間なんですけど、今日はボクの誕生日っていうこともありますのでボクの愛した曲を演りたいと思います」カバー曲のコーナー。
まずはマイケル・センベロの「Maniac」。
今、「センベロ」っていうと赤羽あたりになるのか?
マイケルさんの方はロンドンの有名な蚤の市通り「Portobello(ポートベロー)」みたいにきっと「センベロー」みたいに発音するんだろうな。
恐らくはイタリア系の人だろうから元は「センベッロ」かも知れん。
この曲、当時ずいぶん流行っていたよ。
ビックリしたんだけど、このセンベロさん…ナント、パット・マルティーノのお弟子さんなんだって?
そうとうギターがウマそうだな~。
ものすごいキャリアにビックリ!
もう1曲はオランダのバンド、Shocking Blueの1969年のヒット曲「Venus」。ココでもYosukeくんが鮮やかなソロを聴かせてくれる。「それでは最近巷で話題になっております『全日本Vixen協会会長』をお呼びしたいと思います。
NAKED MACHINEのKANちゃ~ん!
大きな拍手でお迎えくださいませ」KANちゃん登場!
「Vixen協会会長です。LAメタルってこういうことよね!」…と、会長が選んだ曲は「Edge of Broken Heart」。
THE BLUE SCREAMとのイキはピッタリ!「♪I'm living on the edge of a broken heart」…失恋ギリギリか。
イヤ、KANちゃんは寝過ごしギリギリに気を付けてくださいね!
さすがVixen教会会長、とても楽しそう!
そして、さすがKANちゃん!
どうせやるならなり切らなくきゃね! ドッカーンと盛り上がったわ~! 「Vixen」か…ご年配の諸兄には「Russ Meyer」でしょうな…さすがに古いか?
興味のある男性はググってみてください。場面はガラっと変わって…。
GAKUくんのキーボーズをバックに…Gotyくんがアコギを手にした。
ココはかなり驚いた!出て来た曲がエルトン・ジョンの「Tiny Dancer」だったのだ!
こんな古い曲をよく知ってるね~。
ま、レジ(年配のイギリス人はエルトン・ジョンのことを本名の「レジナルド・ドワイト」から「レジ」と呼びます)はハリウッド・ブールヴァ―ドよりデンマーク・ストリートの方がお似合いだけどね。
「エルトン」はSoft Machineのサックス奏者「エルトン・ディーン」から、「ジョン」は「ロング・ジョン・ボールドリー」というシンガーの名前を引用しています。そのままGotyくんがアコギを下げて「I'll Be Lovin' You」へ。
『Blue Dream』収録の1曲。ココでドラム・ソロ。
あまりに深銅のタムを使っているので、1階にいると顔が全く見えないんだよね。
まるでドラマーがいない感じ。ということで2階から拝見。
カッチリとしたソロをキメてくれた。続いてWassyくんのベース・ソロから…GAKUくんのキーボーズのソロ。
みんな見せ場を作るわ~。ハイ、休憩終わり!
ソロソロ出番ですよ~!
『All Night Burning』から「Black I Scream」。ヘヴィなヤツをミディアム・テンポでジックリと…。 そして、Yosukeくんのソロ。やっぱりロックにはギター・ソロが必要だと思うんだけどね~。
まさかギター・ソロが飛ばされる世の中になるなんて思わなかったよ。そんな杞憂をフッ飛ばすかのように思う存分ガッシガシやってくれた!そのまま「Thunder」へとつなげた。「鹿鳴館!あと2曲です」
(客席)え~!
「ありがとうございます!『え~!』と言われるようになったんだな…と。
以前は「帰れ!」とか本当にありましたからね。
あと2曲なんで楽しんでいってください!」「今年新しいアルバムレコーディングしようと思っています。
この時代だから出来るLAメタルみたいなものを本気で作りたいと思っていて…。
コロナで色んなバンドが休んでいる中、オレらは毎月ワンマンを演るという無謀な企画をして、実際に演って来ました。
本当に毎回毎回来て頂いて本当にありがとうございます!
LAメタルの未来を信じて…絶対裏切らないから!
これからも演っていこうと思うんでよろしくお願いします!」
その意気、その意気!
LAメタルに限ったことではなく、アニメやゲームに絡んでいない「ロック」はどんなことをしてでも若い人に来てもらうようにしないとダメだよ。
このままだと本当に「ロック」の終わりが来ちゃう。
理由はお客さんの超高齢化。
演る側がどんなに気炎を吐いても、音楽というモノは聴く人がいなければ何の価値もないんだ。
「エンターテイメント」というビジネスの主役はお客さんなんだよ。
ガンバれ、THE BLUE SCREAM! Bon Joviの「Bad Medicine」。お、コレか!
どうもあの地下鉄のオジさんの曲とゴッチャになってしまって…。
まだまだ押しまくるギター・ソロ!
そして、本編を締めくくったのは「Party Naughty Naughty」。
フォーメーションも…バッチリとキマった!派手に本編を締めくくって大盛り上がり!アンコールは「Born in the L.A.」。
最後の最後までLAメタル魂で突っ走った5人!
THE BLUE SCREAMの詳しい情報はコチラ⇒Official Website
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