ANVIL PLAYS NATAL
「anvil(アンビル)」というのは「金床」のことだったのか…知らなかった。
「安蒜」さんという方もいらっしゃるよね。
この「金床」というヤツ、これまで全く用がなかったので詳しいことは全く知らかったが、歴史としては青銅器時代にまでさかのぼる古いモノで、鉄道の廃レールで作るらしい。
鍛冶仕事に使うことぐらいはもちろんわかってはいたが、ナンでこんな形をしているのかがややナゾだった。
良い機会だと思って調べてみると、当然のこととはいえ金床のすべての部位に意味があることにスッカリ感心してしまった。
赤く熱した鉄塊を乗せて「しばしも休まず槌を打つ」上面の平らな部分は「Face(フェイス)」という。
サイの角のような尖がりの部分は、そのまま「Horn(つの)」。
ココは部材にアールをつける時に使用される。
また丸い穴は「Pritchel Hole(プリッチェル・ホール)」と言って、部材に穴を空ける時の目打ちのウケの役目をする。
一方の四角い穴は「Hardie Hole(ハーディ・ホール)。
外部の固定工具を取り付けるためのモノ。
さらにフェイスの両端は部材を直角に曲げるために几帳面に90度になっているし、フェイスとホーンの境目に段差が付いているのは部材を切断する時に利用するのだそうだ。
これまでは金床が不愛想な鉄の塊にしか見えなかったが、職人の技に応えるべく至れり尽くせりのアイデアが詰め込まれていることを知った。
やっぱりモノの形には理由があるんだネェ。それらの機能が何に有益だったかと言うと…代表的なモノでは馬の蹄鉄づくりなのね。
で、果たして30kg内外もあるこの金床がいくらぐらいするものかと思ってAmazonをチェックしてみると…チャンと取り扱っていて、その値段は1万円もしなかった。
意外に安いんだな。
ウチは使わんナ。
さて、コチラは少し前にドキュメンタリー映画で大きな話題となったカナダの職人ヘヴィメタル・バンドANVIL。
今日はその来日公演の話題。先週、東京で2度の公演を開催した。
ドラマーのRobb "Geza" ReinerはNATAL。
メイプルの10"、12"、13"、16"に24"のバスドラム×2に、スネアは14"×5.5"のアルミシェルというコンフィギュレーション。
残念ながら私はお邪魔できなかったのだが、凄まじくパワフルなサウンドで両公演とも満員の観客を魅了したと聞いた。
観たかったナァ~。NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL日本語版公式ウェブサイト
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(一部敬称略 2023年3月1日 立川BABELにて撮影 ※写真提供:UPP-tone music様 ご協力ありがとうございました!)