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2015年9月16日 (水)

世界ボーイスカウトジャンボリーの田川ヒロアキ <後編>

さて、<後編>。
辛抱タマらず、かき氷を買って食べたけど、早く食べないとアッという間に全部溶けちゃう!
イッキよ、軽くイッキ。
でもね、ガーッと一気に氷をかき込んでも全然頭にキーンとこない。アリャ何杯でも食べても平気だね。それぐらい暑い。

リハーサルも無事終わり、冷房のきいた控室に戻る。
こんだけ暑いとエアコンが身体にいいの、悪いの、なんてとても言っちゃおられん!
瓢箪を半分に切って寝かせたような白い建物は多目的ドームになっていて、そこに我々の控室が設けられた。

05 ドームの中はこんな感じ。野球場になってる。
ものスゴく立派な施設だ。
観客席や通路には外の熱気から少しでも逃れようとたくさんの若者が座り込んだり、寝転んだりして休んでいる。
…なんて書くと、いかにもみんなツライ試練を受けているように思われそうだけど、ゼンゼン!
みんなケタケタと笑い合ってとても楽しそうにしている。まるでこの暑さを楽しんでいるかのようだ。
ホント若くなきゃできん。
この建物にある会議室のひとつが我々の控室に充てられた。涼しいなったら涼しいなっ!

20この控室ですることになっている出番までのもうひとつの大仕事。
それは本番で迎えるスペシャル・ゲストとのリハーサルだ。

N_img_0002 スペシャル・ゲストとはこの方。
ギタリストの村岡嗣政さん…ちゃうちゃう、村岡嗣政山口県知事。
大の音楽好きで若かりし頃(今も若い!)はBOOWYに夢中だったとか…。
シンラインがお似合いだ。

40vハズミとは恐ろしいもので、昨年の6月にヒロアキくんが山口県庁を訪れ知事に面会した際、村岡さんがギターを嗜むことを知った。
そしてその際ヒロアキくんが発した「いつか一緒にできたらいいですね!」というミュージシャンよく使う社交辞令がすぐに実現しちゃった!というワケ。

50v知事の準備は完璧。リハーサルも2回合わせただけで終了!
30
ヒロアキくんとは年齢もひとつ違いということで仲良しムードも濃厚。

N_img_0181_2 後は仕上げを御覧じろ。
何を演るかは記事後半のお楽しみね。
でもナンカ、知事はもっと弾きたそうだったな~

60すっかり日も落ちて大分涼しくなってきた!
ステージにはひとつ前の地元アイドルグループが登場して盛り上がってる。

70順番を待つヒロアキくん。
その隣でヒロアキくんとの再会を楽しんでいるのは、山口に数あるよさこいチームのうちのひとつ「馬関奇兵隊」の総督、濱崎康一さん。
田川ヒロアキ・ファンクラブのプラチナ会員のような方で、ヒロアキくんの地元での活動をいつでも惜しみなくサポートしている。つまり、Marshallもお世話になってるつーことよ。
聞けば…濱崎さんは熱心なMarshall Blog読者なのだそうだ。
だから私との邂逅もとても喜んでくれた。
こういう出会いもMarshall Blogをやってて良かったと思うことのひとつなんですよ。
ヒロアキくん、濱崎さん、どうもありがとう!

75さぁて、いよいよ出番だ!

80準備は万端と…。

90「バッチリとキメますからね。見ててくださいよ」…と言ってるような自信が感じ取れる。

100vドワ~、ものスゴイ人!この後ろまでドバーっと人、人、人。
何でも1万人ぐらい集まっていたらしい。
ひと口に「いちまんにん」と言ってもね、そりゃスゴイですよ。ウッドストックの40分の1の人がヒロアキくんを見に来てるんだから!
ココが武道館だったら満員御礼だぜ!

110満を持して舞台に上がったヒロアキくん。
ヘッドライナーの登場だ。

120でもホラ、余裕。

130さぁ~、行くぜイ!!
安心してください。燃えてます!

1401曲目はヒロアキくんのテーマ・ソングともいうべき「My Eternal Dream」。
この場にふさわしく、前奏付きの演奏だ。
おなじみのテーマにくっついたのは広島県府中市に提供したメタル・ソング「Lofty Tree」のイントロ部分。
スケールが一層大きくなっていい感じ!
150v一日暑いところをご苦労さま。もうひと踏ん張りのJVM。
な~んて、暑さなんかものともせずに美しい爆音が山口の夏の夜空に轟いた!

160vすさまじい勢いで突入したギター・ソロ。

190今回はバンド編成ではなく、バッキング・トラックを使用しての演奏だが迫力満点!

200vキマッタ~!
この炎の演出がカッコイイことこの上ないんだけど、アツイ!とにかくアツイ!
ただでさえ日に焼けてるんだから~。

210ものすごい歓声!
やっぱり1万人も集まるとスゴイね。その歓声も今回は国際色豊か~。

215v2曲目にはThe Beatlesを持ってきた。
短い持ち時間だ。ココは少しでも自分の曲を演奏してPRしておきたいところだが、エンターティナー魂の塊のようなヒロアキくんのこと、世界中の誰もが知っているであろうビートルズ・ナンバーを演奏した…のではなかろうか。

220v曲は「All my Loving」。
客席にはネイティヴさんがゴロゴロしているでね~。リハーサルでも一緒に歌っていた人が何人もいた。
したがって、歌詞のごまかしはきかないよ。なんてことは心配ご無用。
完璧。全部ヒロアキくんの頭に入ってる。

N_s41a1884 ココで次の曲を説明。
Marshall Blogではすでに何回か触れている例のマツダのイベントのテーマ・ソング、「キミを乗せて」だ。

240vこの曲はシングル盤としてコンサート会場限定で販売されていたが、あまりにも好評を集めたため、他の曲を合わせた6曲入りのミニ・アルバム『Over Drive』のリード・チューンとして再リリースされた。
スリーブには私が撮った写真も掲載されているので是非ゲットしてチョ!

250cd初めて車を持った若者の興奮を歌っている。

260イベントのテーマソングだけあって、起承転結がハッキリしたノリのよい軽快なポップ・チューンだ。
コレがまた予想以上にウケていたね~!

270vここでインストに戻って「Ave Maria」。

290美しいメロディを最上のトーンでジックリ聴かせる演奏だ。
静のヒロアキくん…これもまたギタリストとしての腕の見せどころだ。
そして、やっぱりこの太く美しい音色は真空管アンプじゃないと出ないね~。
280
澄み切った夜空に響き渡る名旋律。
静まり返った客席。
みんなジーっと聴き入っていた。

300そして曲が終わると同時に湧き上がる大歓声!
選曲もよかったんじゃない?!

310vさて、さてさて、さ~て!
ヒロアキくんがマイクを握ったぞ~。
でも、1曲披露するワケではない。
例のスペシャル・ゲストを紹介するのだ。

320村岡嗣政山口県知事~!
ホンモノのガヴァナーが出て来たよ~!

ここで、「ガヴァナー」を知らない人のために解説しよう。
Marshallにはそういう名前の商品がある。
「ガヴァナー」は「Governor」。
「govern」、すなわち「統治する」という意味の動作主名詞。これに当たる訳語が「知事」だ。


で、Marshall Blog的オチはここから。Marshallファンの人は読む必要なし。
Marshallの創設者、Jim Marshallのアダ名は「Guv'nor(ガヴァナー)」と言った。これは「Governor」の短縮系。
コレは私的な観測だけど、Jimはどうもこの「Guv'nor」ってアダ名で呼ばれたがっていたような感じがするのね。
でも、老若男女を問わず、私の周りでJimに向かって「ガヴァナー!」とか「ガヴァちゃん!」と呼びかけている人をついに見かけなかったな。
それもそのハズ、この「Guv'nor」というのはイギリスの英語で、「オヤジ」とか「オヤっさん」とかいう呼び名になるのだ。(多分イギリス英語。アメリカで見たことない)
かのJim Marshallに向かって「オヤジ!」とは呼べないよね~。一回ぐらいやってみればヨカッタような気もするな。

ところがこの言葉、意外なところで出くわした。クライマックスの前に思いっきり脱線するよ。
それは映画『マイ・フェア・レディ』。
主人公のイライザのお父さんがヒギンズ教授を「ガヴァナー、ガヴァナー」と呼ぶのだ。
ヒギンズ教授は言語学者だ。多分オックスフォードかケンブリッジで教鞭でもとっているとても社会的な地位が高い人物のハズだ。
しかし、映画の中のヒギンズ教授はそう呼ばれても別段イヤそうな顔をしない。それから察するにさほど失礼な呼び名ではないのかもしれない。でも、コックニーの親分のようなオッサンが使う英語だからして上品なハズはないのではないかと思うのだ。
脱線終わり。
もちろん今日出て来る「ガヴァナー」という言葉は「知事」という意味だからね。

330そして、ステージに現れたガヴァナー、イヤ、村岡知事。
ひと言ごあいさつ。

340vそして、もうひとりのスペシャル・ゲスト…山口よさこい連合会の皆さん。
ヒロアキくんがこの日のためにSNSを通じて呼びかけ、濱崎さんが取りまとめた140名のよさこいのスペシャリストたち!
1+140名のゲストを迎えてお送りしたのは…

350_2 「男なら」。


この曲は山口県の商工会議所の委嘱でヒロアキくんが作った「よさこいナンバー」で、2001年に同じ場所で開催された「山口きらら博」で初演された。
その時はヒロアキくんがギターを弾いたワケではなかったが、このことがキッカケとなり山口県で「よさこい」が盛んになった。
「男」ヒロアキなのだ!

360
その後、2011年に開催された山口国体の開会式で800人のよさこいダンサーが「男なら」を演舞した。
ちなみにヒロアキくんは、その山口国体の閉会式でギターを弾いている。もちろんMarshallで!
そうした経緯を経たのち、この曲は山口県で開催される様々なイベントにおいて、大人数で締めくくる際に使われる曲として県民に浸透していった。
そして遂には今回の世界的イベントで演奏されるまでに発展したというワケ。

一方ではこの曲がキッカケでヒロアキくんも「よさこい曲」の創作に取り組み、CDをリリースした。
このCDは以前Marshall Blogでも紹介したことがあるが、他の地区の「よさこいチューン」とは異なり、メタル・ギターのテイストがそこかしこに垣間見られるロック・テイスにトあふれるもの。
何ともおもしろい仕上がりになっている。

380cd
そして今日は知事との競演だ。ホンモノの「ガヴァナー」だからね、名前だけならJim Marshallと共演するようなもんだ!

365この曲は意外にも変拍子のパートが含まれたややこしい曲なのだが、知事は完璧にコピーして披露。ヒロアキくんもビックリしていた。

370一方、ステージの前っ面ではよさこいチームの一糸乱れぬド迫力の演舞!

390写真には写っていないがステージ上では濱崎さんが気合の入った掛け声でチームを思いっきり鼓舞している。

400楽しそうだな~。

410知事のソロ!

420大人げもなく気合の入ったソロで競い合うヒロアキくん!

430ステージ上のダンサー・チームもギター陣に負けじとエキサイトする!
450
何せ撮影が忙しい~!
しかも勝負は1曲だけだからね~、ひとりじゃとても全体をカバーしきれない。盛りだくさんすぎちゃって!

460
銀テープが宙を舞い…

440花火も打ち上げられた。
N_img_0181

イヤ~、盛り上がったね~!
知事、ご苦労さまでした!次回は「My Eternal Dream」もレパートリーに加えましょう!

480最高に熱狂的な舞いを披露してくれた山口よさこい連合会の皆さん。

470
終演後、演奏に感激したお客さんたちがヒロアキくんに殺到!

490ところで、本日の「よさこい連合会」というのは、下記の団体から選抜されたメンバーで構成されたドリーム・チームであることをお伝えしておく。
山口大学よさこいやっさん‼
山口県立大学 奄美連合萩組
わん!
賀宝燦翔隊
あとう桜舞
天神雷舞
舞輝心星✴POLESTAR
馬関社中

そして濱崎さん率いる…
馬関奇兵隊

皆さん、おつかれさまでした!
演者さん全員が集まれなかったのが残念なんだけど、記念撮影。

N_img_0210 アレ~?
ナンダ、ナンダ、知らないオッサンが入ってるぞ!この人、よさこい?!

510まぁ、いいか!一緒に盛り上がっちゃえッ!

520何だか知らないけどやたらとバングラデシュ人に人気があるヒロアキくん。
ビデオ・カメラを向けられて何かしゃべらされてた!

530コレでイベントはすべて終了。

5501日どころか半日しか現場にいなかったけど、こうなると何か寂しいね。
でも、ジャンボリーはまだまだ続くのだ。!

560あ~、楽しい仕事だった。
ヒロアキくん、美瑞穂さん、山口県、ボーイスカウト、ありがとう!

田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒fretpiano
ガヴァナーの詳しい情報はコチラ⇒山口県公式ウェブサイト

570<オマケ>
イベントが終わってヒロアキくんとマネージャーの美瑞穂さんと3人で新山口まで移動して駅前のホテルに投宿した。
さぁ、お待ちかね、「ビール、ビール」とチェックインもソコソコに近くの居酒屋に繰り出した。旅の楽しみのひとつだ。
そこが新鮮な魚を食べさせる傍ら、焼肉を出すお店で、各テーブルには焼肉屋でよく見かけるあの煙を吸い込む装置がついていた。ガラガラと引き下ろしてコンロを覆うヤツね。
それがまたこの店のヤツはやたら頑丈そうにできていて、かつカドっこが思いっきりトンガっていた。
3人ともよほどノドが渇いて焦ってたんだろうね…ついやっちまった。
美瑞穂さんと私が「あ!危ない!」と言うが早いか、ヒロアキくんがスゴイ勢いでその装置に頭をブツけてしまったのだ。右側頭部。
それもよりによって相手はスッカリ角。当たったら一番痛いとこよ!
かわいそうに…。
我慢強いヒロアキくんも、さすがにもんどり打ってしまった。
頭をさすりさすり、飲みながら今日一日の出来事を大盛り上がりで話していたら痛みはどこへやら、頭の方も何ともなくて本人はケロっとしちゃったけど、気の毒だったナァ。ゴメンね~。だってスゴイ勢いで止められなかったんだもん!
しかし、コレ、ヒロアキくんのわき目も振らない「猪突猛進」ぶりと、何事にもへこたれない「七転八起」ぶりを目の当たりにした感じがしたわ。こうやって頑張ってきたんだな…って。
さて、こうして世界レベルの大役も無事務め、次はどのステージへ突進していくのか?
実に楽しみだ。
また連れてってよ、Marshallと私!

N_ (一部敬称略 2015年8月6日 山口県山口市阿知須きらら浜にて撮影))

2015年9月15日 (火)

世界ボーイスカウトジャンボリーの田川ヒロアキ <前編>

激夏~!
宇部空港から車でチョット。
やって来ました「山口きらら博公園」。山口県の山口ね。長門の州。
暑かった~。

10_2「山口」といえば田川ヒロアキ。今回の遠征もヒロアキくんの取材。
思えばヒロアキくんとはずいぶん色んな仕事をさせてもらって来たね。
戦後二番目に大きいと言われた台風の真最中に訪れた「美ぎ島(かぎすま)ミュージックコンベンション2011」。
ヒロアキくんのオフィシャル・フォトグラファーとしてくっ付いて行かせてもらった。

25a一緒に行く予定だったバンド・メンバーが台風の影響でキャンセルとなってしまい、一体どうなるかと心配したステージが、たくさんの音楽仲間の支えにより大盛り上がりで終わったんだっけ。
楽しかったな~。
このイベントについては、いつかまた一から書き直してMarshall Blogに記録しておきたいと思っている。

25b先の回では天皇陛下もご列席されたという国レベルのイベント、「車いすダンススポーツ世界選手権大会」。

25cこれもオフィシャルで撮らせて頂いた。
お弁当がメッチャ豪華だったよね!段取りもダイナミックでおもしろかった。

25d筑波サーキットでのコカ・コーラのイベント。

25eコレは2年連続でお邪魔していて、今年撮った写真はヒロアキくんの最新CDのジャケットにも使ってもらった。
(この度の茨城の水害に際し、筑波サーキットが大きな災厄に見舞わてしまったとお聞きした。一日も早く復旧できますよう心からお祈り申し上げております)

25f要するにヒロアキくんとくっついていると何やら面白い仕事に出ッくわすということ。
それにしてもヒロアキくんとMarshallはいつも一緒だナァ…あとオレ。

で、今回のはスゴイよ。
完全なる世界レベル!

20v今回ヒロアキくんがお呼ばれしたのは「世界ボーイスカウトジャンボリー」という、ボーイスカウトの世界大会。
私はコレにアンプ・テク並びにオフィシャル・フォトグラファーとしてお供させてもらった。

307月28日から8月8日までの会期中、世界中の関係者3,000万人のうち、162か国から来た3万人が一堂に会するというボーイスカウトの集会の頂点だ。

40_2この大会は4年に一回開催され、前回日本で開催されたのが1971年という。すなわち、44年ぶりの日本開催となる。
前回は静岡の富士宮市で開催された。
じゃ、第一回目はどこか…。
まただよ、またイギリス。
1920年にロンドンで開催され、8,000人が参加したんだと。

50_2その世界大会の一部を形成したのが地元山口県が主催した「やまぐちジャンボリーフェスタ」。

60_2正確に言うとヒロアキくんの参加はコチラ企画のイベントだ。
下関出身のヒロアキくんは山口県の「ふるさと大使」に正式に任命されているからね。

70…といってもフェンスで仕切られているワケでもなく、まったく同一の地面でガンガン盛り上がっていた。

75というので山口県のアッピールコーナーも。

76コレがイベント・ステージ。

80残念ながら客はほとんどいない、アツイから。

90_2…なワケなくて、リハーサル、リハーサル!

100_2しかし、この炎天下、命がけのリハーサルだぜ!
日影が一切ないデス・ステージ。
気温37℃以上。

110_2MarshallはJVM210Hと1960A。
熱が心配で…。
いくらMarshallだってアツイものはアツイでね~。サハラで使うようには設計されていない。

120vさすがふるさと大使。
ホームでの仕事だけあって、顔見知りのスタッフが多く何かとやりやすそう。

130_2それにしてもアツイ~!

135休憩、休憩。

136水分摂らなきゃブっ倒れちゃう!

140_2…ってんでここらで会場の様子を見に行ってみよう!

150_2参加者がバッジを売り買いしたり、交換したりしているところ。
会場内のいたるところでこうした光景が見られた。

160_2日本の文化を紹介するコーナー。

170_2移動郵便局は大盛況!

180_2こちらはATMの行列。
この類の施設の長蛇の列は洋の東西を問わない。

B_img_0094 そこら中若い人だらけ。
それも世界162か国から集まっているだけに、色んな言葉が飛び交っていておもしろい。

190とにもかくにも広い会場。
地図で見ると大した事なさそうだが、ひとつずつのブロックが大きいのでイザ歩いて回るとなるとメッチャ大変!

200_2世界大会の第一回目がロンドンで開催されたことからも察せられる通り、ボーイスカウトもイギリスが発祥だ。
20世紀初頭、イギリスの退役軍人のサー・ロバート・ベーデン=パウエルという人が祖国の将来を心配し、未来を託すことのできる心身ともに健全な青少年の育成を目指して設立された団体だそうだ。
社会的なリーダーとしてのポジションに立てるように、身体を動かしたり、戸外での活動を通して健全な青少年の育成と教育を目指している…210なんてことはゼンゼン知らなかった子供の頃、近所にあのユニフォームを着ている子が何人かいてうらやましく思ったもんだ。
スキー、水泳、そろばん…大抵何でもやらせてくれたウチの両親だったけど、ボーイスカウトには参加させてもらえなかったナァ。
あの頃からナニをやっても「健全な青年」に育たないと分かっていたんだろうナァ。
どう考えてもボーイスカウトの子がFrank Zappaなんか好きになるワケないもんね。

そういえば、以前勤めていた会社の社内旅行で立山に行ったことがあった。
夜、みんなで花火をやることになっていたのだが、どういうワケか火が無くて、ハタと困ってしまった。(スミマセン、あの時の幹事はワタシです)
すると、ある先輩社員が「僕に任せてください」と突然名乗り出た。
この先輩は、普段女子社員からも疎まれているような今で言うところの、いわゆる「イケてない」人だった。
どうやったのかはサッパリ覚えていないのだが、数分後、彼の手元からチロチロと炎が出だし、一同「オオ~!」ということになった。
年配の社員が「〇〇くん、スゴイね!どうしてそんなことを知ってんの?」と尋ねると、そのイケてない先輩社員は胸をはちきれんばかりに膨らませて即座にこう答えた。
「ハイ!ボーイスカウトで習ったんです!」
残念な話だが、花火大会が終わった時点でその先輩が活躍したことを覚えている人は誰ひとりいなかった。
コレがイケメン社員の所業だったら社史に残る花火大会になったであろうに…。

215給水車も大活躍。
コレはマジで重要だったよ。

220_2コチラがメイン会場。広い!
暑そうでしょ?そうさ、灼熱だよ。日影が何もないんだもん。

230_2ココには各国の展示ブースがあって、特産物や観光地を展示して自国を紹介し、他の国の人と交流を図っている…ということなんだと思う。
見て回ってあげたいんだけど、テントの中が暑くて暑くてどうにもならないのよ!
250_2
これはルービック・キューブだからハンガリーだね。

240_2結構、北欧からの参加者も多い。
ツラかったと思うよ~。こんなに暑いのは人生で初めての子たちもたくさんいたハズだ。実際にマイっちゃった子も少なからずいたと聞く。
イヤ、待てよ、私ですら人生で一番暑かったかも…。
それもそのハズ、この期間、日本で山口が一番暑かったんだって!

260チョチョチョ、アナタ今、この辺りの写真をシレっと飛ばそうとしたでしょ?
冗談じゃありませんよ。
ここらの写真を撮るのにどれだけ苦しんだか!ま、好きでやったんだけど。
マジでぶっ倒れるかと思ったよ。
270
そうだナァ、それでも行って帰って20分チョットは炎天下にいたかな~。
みんなの所に帰ったら…「ウワッ!どうしたんですか?大丈夫ですか?」と驚かれたよ。
「え、『大丈夫』ってナニが?」
「ナニが?って、痛くないんですか?肌が出ているところ、どこもかしこもマッカッカですよ!」って…。
イヤ、痛くはなかったんだけどホテルに帰り、帽子を取って鏡を見て驚いた。
この通り。大分治まってコレ。
アタマ薄いんで大分上の方トリミングさせててもらったけど上へ行けば行くほど白いママの完全に二色アイス状態。バニラとチョコだ。
たった20分ぐらいでこのザマよ。どれだけ日差しが強かったかわかるでしょ?
日焼けもスゴイけど、暑さで疲れちゃってヘロヘロ。

N_2 ガマンしてもう少し歩くとテント村が現れる。

280これがまた壮観。
ズ~っと向こうまで見渡す限りテント、テント、テント。
若い人たちは会期中みんなここに泊まったそうだ。9日間。
若くなきゃできないネェ。
トイレやシャワー等の設備は別の場所に設置されている。

MarshallのTシャツを着て歩いていたら若い男の子たちが「Hey, Marshall, Yeah~!」なんて声をかけてくれた。

290比較的近くにあったので、せっかくだからイギリスのコーナーを尋ねてみた…けど誰もいなかった。テントのガラが折り鶴なんだよ。

300国ごとのお揃いのテントが色とりどりでおもしろい。

310日本の文化をアピールするための獅子舞。中の人、大丈夫なんだろうか?女性だった。

320イヤ~、ようやく我がホームに帰って来たよ。

330この公園、広いだけじゃなくてメッチャクチャきれい。
もっと気候のいい時におにぎりでも持ってまた来たいね、ヒロアキくん?

340リハーサルも順調。細工は流々。

350暑さなんかにめげずJVMはすんばらしい音色を出してくれている!弾き手がいいからね。

360モニターの状態を丹念にチェック。

365中も外もいい感じだよん!

370スタッフさんとの打ち合わせもバッチリ。
後は夜の出番を待つだけだ!

田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒fretpiano

380<後編>につづく

390(一部敬称略 2015年8月6日 山口県山口市阿知須きらら浜にて撮影)

2015年9月14日 (月)

仮面 vs. マヂヤミ(仮面女子 vs. ミオヤマザキ)~CLUB CRAWL 10th Anniversary

渋谷駅の東口から明治通り沿いに恵比寿に向かってしばらく行くとそのハコはある。
「CLUB CRAWL」というライブハウスで、ナ~ンカ行ったことあるよな、ないよな…で、行ってみて思い出した。
何年か前にChris Duarteが出演したところだった。Chrisに加えてichiroちゃんが登場し、ベースはオガンちゃんという超強力なブルース・ロック・コンサートだった。
今日はMarshall Blogに早くも三回目の登場となるミオヤマザキ。
このCLUB CRAWLの10周年記念イベントへの出演だ。
対バンは人気絶好調の仮面女子。
仮面女子はSHOW-YAの『NAONのYAON』でMarshall Blogに登場してもらっている。

会場はパンパン。
ミオ・ファン、仮面ファン入り乱れての大興奮状態!

10mio

20taka

30vShunkichi

40Hang-Chang

50はじめてMarshall Blogでミオヤマザキを見る人たちに念のために断っておくが、写真撮影に失敗しているワケではない。
メンバーの顔を撮影しないようにしていることを予めご容赦頂きたい。

60ソリッドなリフでカッコいいギターを聞かせてくれるtaka。

70v今日も当然Marshall。
JVM410Hと1960Aのコンビネーション。

80v 足元のようす。

90縦横無尽なベースラインでバンド・サウンドを分厚くするShunkichiは…

100EDENのWT-800。この音ヌケ、尋常ではない。いつも言ってることだけど。

110前述のようにミオヤマザキのMarshall Blogへの登場はこれで3回目になるが、今回のライブは以前の2回と決定に違うシチュエーションにあることに気付いただろうか?
気づくワケがない。
写真に写ってないんだから…。

120それは、ドラムがNATALなのだよ、NATAL(ナタール)。
NATALのアッシュ。

130パワフルで歯切れのよいHang-Changのドラミングにピッタリだと想像していたが狙いはバッチリ!
「モノスゴイ音デカイすね!」…と、本人もNATALの鳴りのよさにビックリしていたが、こちらもビックリ!やっぱり恐るべし、NATAL!

140最近はこの組み合わせが自然な光景になって来たよ。皆さん、ありがとうございます!
「アンプはマーシャル、ドラムはナタール、ベース・アンプはエデンちゃん」…コレでいきましょう!

150さて、肝心のライブの方は…コレがミオらしさ爆発のド迫力パフォーマンス!
着信音のSEからつながるのは「メンヘラ」。5月に2枚同時にリリースされたミニ・アルバムから。
Bad_2
途中ワルツが出てきたりする圧倒的にハードなサウンドに耳が奪われがちだが、歌詞がスゴイ。何たる絶望的な世界。
ウン、あなた方「普通じゃない」。

160「童貞ハンター」からキラー・チューン「民法第709条」で不倫への判決を下す。
210v

「民法第709条」は昨年末にメジャー・レーベルからリリースされたシングル曲だ。

N_709

訴状を読み上げてビリビリに破り去るアクションがカッコいい!

220

「LINEぼっち」というCD未収録曲~「山手線ツィッター狂想曲~小フーガト短」と続く。

170「山手線ツィッター狂想曲~小フーガト短」は先出の2枚のミニ・アルバムのもう片方の『大人がイイって言ったヤツ』に収録。
コレ、ジャケットは「イイ」が「×」で、「ダメ」が「〇」だから買う時には気をつけてね。両方買うのが一番安全。
どの曲もホント、聴きごたえ十分。

Bad
特にこの「山手線ツィッター狂想曲~小フーガト短」はスゴイ。
大作だ。問答無用でカッコいいよ。
ヘヴィなパートから演歌調になってみたり、モノローグが入っていたりのやりたい放題。
こんなパノラミックな曲を演っている若いバンド他にいないでしょ?
小林旭もビックリの超現代版「恋の山手線」。
上野駅で左側のドアが開くところを見ると「外回り」だな。
「LINE」とか「ツィッター」とか、現在の若者のカルチャーがふんだんに盛り込まれていて面白い。
そういった最新のツールもあと数年すると懐かしの若者文化になっちゃうんだろうけど。
そんな若者が「山手線」を昔、「やまてせん」と呼ばれていたことなんて知る由もなかろう。
それにしても若い人ってのは渋谷が好きなんだネェ。
私が小学生の時は渋谷といえば「五島プラネタリウム」に行くぐらいだった。
30年ぐらい前はもっとゼンゼン落ち着いた大学生の街だったんだよ。
昭和30年代には東口の駅前に養鶏場があったっていうんだからね…変われば変わるもんだ。

180ところで、紹介した2枚のミニ・アルバム、どちらも内容がエラク濃くて面白い。
アレンジがまたよく練られていて、ものすごく丁寧に作り込んでいるの。
いかにも若者らしい遠慮を知らないハードなナンバーから、今にもテレビから流れて来そうな甘ったるいポップなバラ―トが平気で共存している。
私なんかはそのハードな部分に断然惹かれてしまう。
それはいつも書いているように、トラディショナルなロックが持つカッコいいハードな部分を若者ならではの感性と文化で実にうまく料理していると思うからだ。
野菜嫌いの「肉食系」…そんなイメージがタマらない。

190vインスト・パートで抜群のキレを見せた「婚活ハンター」。

200『ダメ』収録の「水商売」。
この曲もバツグンにカッコいい。実に冴えてる!

230そして最後は同じくダメから「山崎美央」。
コレ、Black Sabbathで言えば「Black Sabbath」、Earthshakerで言えば「Earthshaker」、Concerto Moonで言えば「Concerto Moon」ということね?
mioちゃんが自分のことを歌う一編。滑舌がいいネェ。
モノローグの部分のバッキングのカッコいいこと!
そう、「好きなモノは好き」だナァ。それで私、こんなんなっちゃった。

240これからどんなアイデアをブッ込んで来てくれるか…楽しみだぞミオヤマザキ!

ミオヤマザキの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

250<オマケ>
楽屋の壁でこんなん発見。
去年東京キネマ倶楽部でワンマンやってたんだね。観たかったな…。
またやろうよ、山手線で鶯谷で降りて…。
Marshallの壁とNATALとEDENでサッ!

N_miotcc1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。
M_natal_square
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版:現在日本語版作ってます!不慣れな作業でもうヘロヘロ!)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2015年8月4日 渋谷CLUB CRAWLにて撮影)

2015年9月11日 (金)

15th 真夏のJazz葉山 <後編>

葉山で楽しむジャズ…<後編>いきます!
そういえば、会場のホールがやや山手にあるせいか、歴史ある建物のせいか、施設の中に一切携帯の電波が入ってこなかったの。
で、携帯を使う度に屋外に出なければならないワケなんだけど、一歩表にでるだけで、「ア、アヅイ!」と毎回絶叫してしまうほどの暑さ。
ミュージシャンのみなさんも外の日陰に入って汗をタラしながら携帯をイジっている姿が印象的だった。
汗かいて、冷房のきいた部屋に入って、また外で汗かいて、冷やして…こんなん身体にいいワケないよね。ワカッちゃいるけどやめられないのはワカッちゃいるけど。
一体誰がこんなに暑くしやがったんだ!

10v当日の司会は湘南BeachFMの晋道はるみさん。
「晋道(しんどう)」さんって今までお行き会いしたことのないお名前だな…とピンと来てチョット調べてみた。すると「晋道さん」は山形の苗字のようで、思った通り、かなりのレアなお名前のようだ。あ、こういうの調べるの大好きなの。余計なことをしてスミマセン。
私が今までお会いした方の中で一番衝撃の大きかった苗字は「上段(うえんだん)」さんだ。初見で正しく読むことは絶対にできない。まるで外人みたいでメッチャかっこいい!
晋道さん、さすが軽妙洒脱なおしゃべりで幕間をつなぐ。
次の出番は「いわし」。

20vもう後ろで思いっきりスタンバイしてる!
アレレ…和佐田さんがコワイ顔をしているゾ。
それもそのはず和佐田さんの経歴で「あの『爆笑スランプ』のベーシスト」と紹介してしまったのだ!
イヤイヤ、これはわかるナァ。つい言っちゃったんでしょう。和佐田さん、許してあげて~!
実際この後の紹介も「いわしの三人によるトークショウをお楽しみください!」と来たもんね!

30_3いきなり和佐田さんのボケ!
「チャウチャウ、アンタの席、そこチヤウがな!」

40_4すぐに演奏に入るかと思ったらこの有様。
完全にトリオ漫才。
ホントにトークショウになってる!
会場は大爆笑!

50_3「鯛」だの「鰊」だのバンド名をネタに豪快に笑いをつかみ取る!私はアフリカの名前のクダリが大好きなの。ミッシェッル・ンデゲオチェロみたいな…。
ココに詳しく書きたいけど、まだいわしを見たことない人のために書かない。是非コンサートに足を運んでください。

60_3「い」の井上尚彦

70v「わ」の和佐田達彦。

80v_2「エ」のEDEN。
え、お呼びでない?こりゃまた失礼しゃーしたッ!

115v
「し」の進藤陽悟

90vしゃべるだけしゃべったら演奏のコーナーに入る。ここからがまたスゴイ。
ピアノとベースとドラムによるジャズ・ファンク・トリオ!

100一曲目はいわしのテーマ・ソング。

110_2いっきなし和佐田さんのベース・ソロが炸裂!和佐田さんとEDEN WT-800のスタックの組み合わせは絶妙だ

200_2

これまでにもヤッチン李涛(Li Tao)、またSWSのステージで共演していたが、和佐田さんがイメージしているベースの音がうまく再現できるようで、和佐田さんも水を得た魚と化す。
290_2
演奏家と楽器がインスパイアしあう…これがいいプレイヤーといい楽器の理想的な関係だ。
<後編>はEDENが大活躍だよ!

120v_2続いて進藤さんのピアノ・ソロ!
これまた軽快にしてエキサイティングなプレイ!

130次の曲もいかにも「いわし」らしいゴキゲンなファンク・チューン。

140まずは進藤さんのソロ。思う存分指をSTEINWAYの鍵盤に叩きつける!

150v_2それをベース・ソロが受けて…

160v井上さんのダイナミックなドラム・ソロ!

170_2火花散らすふたりのインタープレイ!
300
そして、「い・わ・し~」!
いわしのライブではこのジングルが時折挿入される。

190_2「この日のため、他のモノは全部手を抜いてきました」という和佐田さん。信じちゃいけませんよ。

260_2

和佐田さんがおっしゃるには、「続いては名曲中の名曲」でマイルスもミンガスもホメてたという。

210v確かにカッコいい曲だ。

220v…と思ったら和佐田さんの曲!
気合入ってる!

230_2続いては井上さんの曲。
コレまた三人の個性が打ち出される佳曲だ。
またね~、井上さんを紹介する和佐田さんのキマリ文句が面白いのよ。大好きなんだけど書けないのが残念!

240v_2曲の合間にはさまるトーク・コーナー。
お笑いばかりではない。
このイベントが捧げられている早逝されたモヒカーノ関さんをはじめ、偉大なる先人達の業績を称え、継承していくのは現存する音楽家たちの大切な役目と語った。
まったくその通りだと思う。
「最後だけはマジメにちゃんと演ります」と最終の曲を演奏した。
え?今までマジじゃなかったの?イヤイヤ、真剣にやっているからこそ面白いということは、よ~くわかっておりますから、ハイ。

いわしの詳しい情報はコチラ⇒いわしfacebook

250

270_2

280_2

N_s41a1407 汗あり、笑いあり、涙あり、素晴らしいベース・トーンありの最高のステージでした!
和佐田さん、まだニラんでる!

和佐田達彦の詳しい情報はコチラ⇒和佐田達彦ウェブサイト

310_2ガラッと雰囲気が変わって四番手に登場したのはJazz Dekorationというストレート・アヘッドなジャズを演奏するバンド、いやコンボ。
320「So What」と並んで有名なベースのイントロ、曲は「Seven Steps to Heaven」でスタート。
奏でるは斉藤"クジラ"誠。

330v_2アルト・サックスは藤田明夫。

340

ピアノは羽仁知治。

350_2ドラムは関島英雄。

360_3クジラさんは日本ジャズ・ベース界の大御所。この日はじめてお目にかかったのだが、クジラさんの方からお訪ね頂いた。
というのはステージにセットされたEDENを発見して「使わせてほしい」とワザワザご挨拶して頂いたのだ。
「もちろんですとも!」とお答えしたのは書くまでもないけど書いておいた。

370クジラさんは私の大親友のサックス・プレイヤーのこともよくご存じでいらっしゃったこともあって、楽屋でもとても親しくして頂き、ジャズ界の色んなお話しをお聞きしてメチャクチャ楽しかった。

380_2
さて、EDEN。
コレがマジですごかった。
EDENから「こんな音が出るのかッ!」と仰天した。
深く、太く、ふくよかで、ツヤのあるアップライト・ベース・サウンド。
もちろんそのほとんどが弾き手によるものだが、こうしてアンプの素晴らしさにも触れておかなければEDENが気の毒というものだ。
このサウンド、天国まで7段も要らない。2、3段で十分だ。


ちなみにこの「Seven Steps to Heaven」という曲は「Miles Davisの曲」というのが定番だが、実はコレはイギリス人ピアニスト、Victor Feldmanとの共作。
この人とロンドンはオックスフォード・ストリートにある有名な「100Club」の関係はコチラに記しておいた。興味のある人はどうぞ!
「♪One, two, three, four, five, six, seven, that's heaven 」と歌詞をつけたのは偉大なるジャズの詩人にしてヴォーカリーズの始祖、Jon Hendricks。ウマいことやりよる!

390v二曲目からは清水秀子が加わる。
490v

ジャズ・ボーカルとMarshall…いいね~、滅多に見れない光景だ。
秀子さんの声がまたトコトン素晴らしい。
英語の発音もナチュラルなことこの上ない。

410_2曲は「Goody Goody」。私は知らないが作曲はMatty Malneckという人。歌詞は有名なJohnny Mercer。
私はこの曲をChicagoの演奏で知った。親しみやすく楽しいメロディがステキ。

420_2続いてはEydie Gormeのバージョンがよく知られるボサノヴァの名曲、「The Gift」。別の名を「Recado Bossa Nova」。原題は「Recado」。ポルトガル語で「贈り物」という意味だ。
秀子さん、ありがとう…コレは私への「Recado」なのですね?
というのは私この曲が大好きで、ジャズを聴き始めた30年チョット前、この曲聴きたさにさして安くもなっていない中古のHank Mobleyの『Dippin'』を数寄屋橋のハンターで買ったのです。
これまた秀子さんの声にピッタリのゴキゲンな演奏!

430_2今度は「Summertime」と「I Got Rhythm」でGershwinメドレー。
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 猛然とスイングするサマが実に気持ちいい~!

460v_2曲によってはフルートに持ち替えた藤田さん。ココはアルトでバッピッシュにキメる!

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次に用意されていたのは「As Time Goes By」。
「サム、その曲は弾くなと言っただろう」でおなじみの映画『カサブランカ』のアレ。

秀子さんの解説がつく。
「As Time Goes Byをヴァ―スつきで歌います」
ヴァ―ス(verse)っていうのは日本語になってるのかな?
本題に入る前の前置きのこと。ミュージカルなどで歌う前に演者が口にする独り言(monologue)のこと。それにメロディがついている。
落語で言えば「マクラ」みたいなもの。
ミュージカル上がりのジャズ・スタンダードには大抵ヴァ―スが付いているが、何か特別な機会でよほど丁寧に演奏する時以外は省かれてしまうので、知られていないヴァ―スがほとんど。
誰だだったかな~?かなりのジャズの巨人が「Autumn Leaves(枯葉)」にもちゃんとヴァ―スがあったことを知って驚いた…という記述を何かで読んだことがある。
皆さんはHorgy Carmichaelの「Stardust(スターダスト)」という曲を知ってるでしょう?第二のアメリカ国家と言われている曲。いい曲だよね~。
アノ曲、「♪Sometimes I wonder」というところからが本歌ね。その前のパートはヴァ―ス。あまりにいいヴァ―スなのでこの曲はまるごと演奏されることが圧倒的に多い。
だもんで、最も有名なヴァ―スを持つ曲が「Stardust」と言われている。

チョット脱線。
イギリスの国歌はQueenの『A Night at the Opera』で有名な「God Save The Queen」。一昨日、エリザベス女王がヴィクトリア女王を抜いてイギリス史上最も在位期間が長い国家元首となった。まだまだ元気なので心配はなさそうだが、もしもの時はセガレのチャールズ皇太子が国王になる。
すると国歌はどうなるか…当然歌詞は書き換えられて「God Save The King」となり、QueenもSex Pistolsの名演も過去のモノと化してしまう。コレにまつわる経済効果というものはすさまじいらしい。何しろ、世の中に出ている国歌の歌詞をすべて訂正するんだから…。
で、「イギリスの第二の国歌」と言われている曲をご存知か?
年配のロック・ファン、特にプログレ好きなら大抵の人は歌えるハズ。
それは『Brain Salad Surgery』に収録されている「Jerusalem(聖地エルサレム)」。コレを歌えないイギリス人はいないらしい。
それと「Land of Hope and Glory」という曲。お祝いごとがあるとまずコレ。何かというとコレ。
もうイギリス人コレ大好きなの。
タネを明かすと、この「Land of Hope and Glory」という曲、エルガーの「威風堂々」なのね。
クラシックの作曲家がヘンデル以外(ヘンデルも元はドイツ人。かつてはロンドンのジミヘンの隣に家に住んでいた)に不毛なイギリスにあって純な英国人作曲家であるエルガーが誇りなんでしょうね。
ドデカいイベントでは「国家」から「威風堂々」にメドレーするのが普通。それで、みんな大喜びで大合唱する。
日本はこういうのないね。音楽の在り方が欧米とまったく異なることを如実に表している現象だと思う。

やっぱり名曲ですな、「時のすぎゆくままに」。ジュリーじゃないよ!

N_s41a1602 「No More Blues」。ク~、この曲も大好き。Jobimの作品。Carmen McRaeも演ってるね。

N_s41a1621 私はこの曲を渡辺貞夫の『Live at Junk』というアルバムで知った。それを録音した時、客席の一番前に香津美さんがいたらしい。増尾さんのギターに憧れて最前列を陣取ったというのだ。

そして最後。
これまた大好きな「I'll Remember April(四月の思い出)」。

400v_2
イヤ~、名曲と思い出の連続、秀子さんのカッコいい歌声、さらにクジラさんとEDENの素晴らしい音色にノックアウトですわ~。

480トリで登場したのはPINK BONGO。

500_2バリトンの宮本大路さんと…

510_2高橋ゲタ夫さんが中心となった何でもあり~のスーパー・バンド。
カッコよさとおもしろさが分解できないぐらいゴッチャになった演奏。開場は大盛り上がりとなった。

520v天才少年パーカッショニストも登場!スゴかった!NATALはパーカッションもやってるからね~。というより元々はパーカッションのブランドだから。

530_2最後は全員がステージに上がってのパフォーマンス。

540_2モヒカーノ関さんの曲を演奏して故人を偲んだ。

550_2イヤ~今年もおもしろかった!暑かった~!
Marshall、NATAL、EDEN、来年もゼヒよろしくお願いします!

560_2真夏のJazz葉山の詳しい情報はコチラ⇒

570(一部敬称略 2015年8月2日 葉山町福祉文化会館ホールにて撮影)

2015年9月10日 (木)

15th 真夏のJazz葉山 <前編>

海~!
葉山~!
今年も来たぜ~。
そうだ、夏だったんだよ、この頃は。
ドエライ暑かったんだっけ。
海水浴客で道が混んでいる恐れがあったので、この日はメッチャ早く家を出てきた。

10_2家を早く出てきた目的はもうひとつ…。
この朝市に来たかったのだ。
何か新鮮な魚でも…と思ってもこの暑さだから家に持ち帰ることはまずムリ。
ってんで地元の魚介類を使った海鮮丼だのパエリアなんてのを頂いてきた。
どのお店もすごい人気なのよ~。

20_2中でもすごかったのはコレ。
見て、この行列!
開店まで約一時間、みんな汗ダクダクで列に並んでる。

30_2何を売っているのかと思ったら、近所の有名なレストランのスイーツ。
「ケーキの切り落し」ってのとタルトが大人気なのだ。
家内が犠牲になって列に並んでくれてウチもいくつか買ってみたけどおいしかった。あ、写真の淑女は家内ではありません。

40_2そして今年もやって来ました『モヒカーノ関メモリアル 真夏のJazz葉山』!

50_2今回で15回目を迎える地元の名物イベントだ。

60_2ステージには去年に引き続きMarshallがステージに!
去年はJVMのコンボ、JVM205Cだったが今年はスタックになった。
理由はまた後で。

80そしてNATAL!

90_2さらにEDEN。WT-800とD410XSTが2台を積み上げたフル・スタック。

100vコレらは杉本篤彦グループのバックラインだ。

110杉本篤彦

120v吉岡大典

130v星牧人

140vJIMI橋詰

150v杉本さんのグループは今年もトップで登場。

160オープニングは杉本さんのアルバム『Black and Blue』収録の「Crazy Summer Blues」。

170杉本さんらしいガッツのあるハード・チューン。

180vオープニングにふさわしい爽快な演奏だ。

190続いては「Bedroom Eyes」。

200がらりと変わって都会的でアダルトな雰囲気の曲。

210昨年は参加していなかった星さん。
ドッシリと存在感のあるピアノ。

215大きくフィーチュアされた吉岡さんのベース・ソロ。

220よどみなく連なり出て来るおいしいフレーズの数々。

230まさに入魂の演奏だ!

240v三曲目は杉本さんの愛奏曲であるWes Montgomeryの「Full House」。
去年も演奏したどころか、杉本さんはWesの曲だけを演奏するライブなども企画している。
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オハコだけあって攻撃的に猛烈にスウィングするプレイが気持ちよい~!

260Wesを敬愛する杉本さんをそのスタイルを踏襲し、ソロはシングル・ノート⇒オクターヴ・ソロ⇒コード・ソロの順で組み立てられる。
300v
そして、どうしても触れておかなければならないのは杉本さんのピッキング・フォーム。
杉本さんもWes同様ピックを使わない。
Wesがピックを使わなかった理由は、夜中にギターを弾く時に音が大きくならないように指で弾くようになったという話しだ。
状況は違えど、指でピッキングしている。
名付けて「ツー・フィンガー・ストローク」。そのスタイルは昨年のレポートに詳述したので興味のある方はコチラをご参考願いたい。

270シングル・ノートからオクターヴに入ったところ。

280オクターヴの時の左手の運指も独特だ。
…と同時に右手の動きも変わる。
ここはWes同様、親指だけを使ってすさまじいスピードで二本の弦を弾いていく。

290コレが「Full House」を収録したWes Montgomeryの代表作のひとつ『Full House』。内容はもちろん最高だがジャケットもいいナァ。コード・ソロを弾いているとことかな?
この音を聴いて、このジャケットを見て、L-5が欲しくならないギタリストはこの世にいまい。

Fh 杉本さんも以前はL-5を弾いていたが、今ではオリジナルのシグネチャー・モデルを使用している。
音はいうに及ばず、サイズも大変気に入っているそうで、しかも驚くほど丈夫なのだそうだ。軽量でもあるので、驚異的に旅の多い杉本さんの演奏活動にピッタリなのだ。
250v

そして、アンプはMarshall。
アンプは残念ながら旅に持って出歩けないので、その場にあるものを使うことが多いが、大事なステージはMarshallだ。
先日開催された「CDデビュー20周年記念」でもJVMが使用された。
私が杉本さんと出会った頃はMGシリーズを愛用されていた。そう、Wes Montgomeryもトランジスタ・アンプの愛好家だった。

310先述の通り、前回はJVMの50Wコンボ、JVM205Cを使用した。
しかし、会場が大きくステージがかなり広いので、どうしても音量を上げ気味せざるを得ず、そうするちょっとクリーン・チャンネルのヘッド・ルームが足りなくなり、とコード・ソロの時のトーンがややクリアでなくなってしまったのだ。
そこで、今回は100Wを小さく鳴らそうということで、ヘッドにJVM210Hに1936を組み合わせた。
キャビは1960でいいのだが、やはり、親指で弾いた時に低音が出過ぎるのではないか?と考え、2x12"にした。
それでも1936のこと、低音の出方はバツグンだ。それを緩和するためにキャスターをつけてステージから浮かしてみたというワケ。
結果…最高!
それでもBassゼロにしたけどね。
シングル⇒オクターブ⇒コードと音数が増えて行くにしたがい、音の厚みがドンドン増して前に出て来る。そして、ツブ立ちのいいこと!
もうコレは「快感」以外の何物でもないね。
Marshallで奏でるジャズ・ギターも素晴らしい。さすが杉本さん、ナイス・チョイス。そして、オレ。

320vこの星さん出で立ちに、大学の時に部屋の壁に貼ってあった石丸電気でもらったWynton Kellyのポスターを思い出した。

330vさっき紹介した『Full House』のピアノもWynton Kellyだ。
ソロにコンピングにと完璧なプレイでバンドを支える。

340v再び吉岡さんのベース・ソロ。

356v

指の回り方も尋常ではないが、感情の込め方も並じゃない!
また音がいいのよ!
比較的早いパッセージを多用する吉岡さんの華麗なテクニックを余すところなくEDENがアッピールしちゃう。

355v橋詰さんのドラム・ソロ。
橋詰さんは和佐田さんや松川さんとのグループで以前より存じ上げていたが、お会いするのはコレがはじめて。
スネア・ドラムを含め快くNATALを叩いてくれた。

360_2基本的にはロックの方…ということだが、ナンノ、ナンノ、フォービートも素晴らしい!
ドラム・キットで隠れていて見えないのが残念だが、セクシーなシースルーの衣装も素晴らしかった!

370v10"、12"、13"のスリー・タムのリクエストには外部キットの助けを借りて対応。
橋詰さん、フィニッシュが異なっても「ゼンゼン気にしない!」。豪快な人だ~!
橋詰さんも初めてNATALに接したことになるが、「よく鳴るドラム」とものすごくお褒めの言葉を頂戴した。
やるナァ、NATAL。
どこへ行っても最高の評価を頂いて…お父さん、ホントうれしいわ~。

380四曲目はおなじみProcol Harumの「A Whiter Shade of Pale」。簡単に言えば「青い影」。
これほど邦題が原題より浸透している曲も珍しい。映画で言えば『愛と青春』のナントカだ。
かつてMarshallのデモンストレーターを務めていたGeoff Whitehornは今もProcol Harumで活躍をしているが、かつて来日した時、あるおエライさんから「青い影」を弾いてくれと言われた。ま、一般の人にとっては「青い影」がProcol Harumのすでてだろうからね。
Geoffははじめイヤがっていたけど、仕事と思ったのか、ツラツラをメロディをなぞり出した。それもGeoff流のハーモニーを完璧につけて…あのカッコよさったらなかったナァ。
杉本さんはMCで歌詞の内容も解説。
この曲も海外の名曲にありがちなトホホな歌詞だというワケ。
他方では、音楽的にはバッハのパクリとか言われてズタズタなんだけど、作者のGary Brookerがそれを聞いてもただニヤリとするだけだろう。
ナゼならこの曲、古今東西、媒体の種類を問わず世界で最もオンエアされた曲だというのだ。
Gary曰く、「売れたもん勝ちよ」…ということはないか。しかし、気になるのはその印税。
私はGaryに一度だけ合ったことがあってホンノ少しだけ話しをしたが、チョット厳しそうだが、感じのいいイギリスおじさんだった。
ああ、あの時「アレ一曲で毎年いくらぐらい印税が入ってくるんですか?」って訊けばヨカッタ!

390杉本さんの「青い影」も素晴らしかった。
ジャズだけでない黒人系音楽に心酔する杉本さんらしいソウルフルな演奏だ。
そうそう、杉本さんってCTI時代のWesの曲をたくさんレパートリーに入れてるんだよね。エライと言うか、心底Wesが好きなんだなと思う。
そこへいくと私なんか、完全ににわかWesファンで、ほとんどRiversideかVerve時代のアルバムしか聴かないもんね。

N_s41a1129 そして最後は自作曲の「涙の向こうに」。
東北や日本のことを想い作った曲で来年レコーディングする予定だそうだ。

400vこのPat Metheny調の曲の中間部には杉本さんのセリフが出て来る。
ジャズと詞の朗読という試みが50~60年代に盛んに展開され、Charles Mingusあたりにもカッコいい作品が残っている。
もちろん杉本さんの作品はそんな肩っ苦しいものではなく、美しいメロディとわかりやすい言葉を絡み合わせた心あたたまるものだ。
なんともホンワカなムードにしてくれる名曲だ。

410杉本さんの気持ちがそのままのり移ったかのようなリズム隊の演奏も「さすが!」の一言につきる。

420おいしい素材と腕のいい料理人が集まって作る至上の一皿。

430おいしいだけでなく、外の暑さを吹っ飛ばすとてもあたたかいステージだった!
アレ?それじゃ余計アツイじゃねーかッ!
あたたかくなったのは当然「心」です。

440v_2杉本篤彦の詳しい情報はコチラ⇒杉本篤彦オフィシャルブログ

445v二番手に登場したのはVakeneco。
「バケネコ」じゃないよ、「ヴァケネコ」ね。昨年に引き続いて、五回目の登場。

450田近香子

460v岩見継吾

470v中島道博

480v…からなるピアノ・トリオ。

490ベースの岩見さん。ミドリ在籍時からの友人だ。
以前は「岩見のとっつぁん」なんて呼んでいたけど、シリアスなベースは相変わらずだ。

500この若き日のMingusのような風貌がまたいい。
初めて知ったのは、彼もEDENを愛用してくれているということ。
で、今回ステージのEDENにすごく喜んでくれた。

510このトリオもおもしろい。
独特の作風のオリジナル曲からCarpentersの「Superstar(Bonnie Bramlett and Leon Russell)」までワン&オンリーの世界を織りなす。

530もはやこのフェスティバルのひとつの「顔」であると言っても過言ではないだろう。

540Vakenecoの詳しい情報はコチラ⇒Vakeneco Official Website

550ロビーでは出演を終えたミュージシャンを迎えて物販が盛んにおこなわれている。
これも人気の的のひとつ。
70_2
つづく

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。
M_natal_square
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版:現在日本語版作ってます!不慣れな作業でもうヘロヘロ!)
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詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2015年8月2日 葉山町福祉文化会館ホールにて撮影)

2015年9月 7日 (月)

Kenta Harada meets Strange, Beautiful and Loud~原田喧太&三宅庸介

コレはなかなかに珍なる組み合わせ!
今日の記事のタイトルの「~」から前は舞台となったライブハウスが付けた企画の名前。
原田喧太のライブに三宅庸介が客演するということになる。
事前に喧ちゃんに問えば、アコースティック・ライブとのこと…。
え、?そんじゃ三宅さんがアコギでStrange, Beautiful & Loudを演るってこと?
観てみたい!!
「Strange」になるか、「Beautiful」になるか…少なくともLoudにはなるまい。

…ということでナニがどうなるか当日を楽しみにしていた。
結論。
喧ちゃんはアコギの弾き語り、Strange, Beautiful & Loudはトリオ演奏というカップリング。
ま、そうだろうな。
落ち着いて考えれば、そういうことがあったって特段おかしくはない。
でも、そうなら喧ちゃんだってバンドで出るのが普通のような気がしないでもない。
まるで、プロレスの試合にフィギュア・スケートの選手が出るような…。
ま、そこが見どころのひとつでもあったワケね。

そういうことで先発は三宅さんチーム。

10三宅庸介

20x山本征史

30v金光KK健司

40v『Sound Experience』でおなじみのStrange Beautiful and Loudだ。

50オープニングは「devil」。

60v三宅さんのレパートリーの中で最も新しい曲。
いかにもMarshallとストラトキャスターのコンビネーション・サウンドを意識して作ったかのような曲だ。

70SBLの曲は三宅さんの手によって書かれるが、最終的に音楽作品として仕上げていくのはこのリズム隊の二人を含めての話し。

80試行錯誤を続けて、三人の演奏がこなれていくたびに曲のステージがグングン昇華していくのだ。
110

それがこういうフリー・フォーム重視のバンドの見どころのひとつ。
そして、こなれた演奏が生み出す瞬間の化学反応を見逃してはならない。

120

二曲目はセカンド・アルバム『Orchestral Supreme』収録の「mani」。
久しぶりの登場。

140v

CDではギターの多重録音が用いられ様々な表情を見せるが、ライブでは「ワイルド」のひとこと。
ロンドンの空のように鉛色にドンヨリとしたヘヴィな曲だが、ドラマチックに展開する起伏の激しい曲調は聴く者を惹きつけて離さない。

130

三宅さんのMarshallは今日もJVM210Hと1960B。
もはや何の違和感もないJVM。
三宅さんも色々とセッティングを試してきたようだが、いよいよそれも落ち着いて来て完全に身体の一部に組み入れたようだ。
フル・バルブ・アンプでなければ到達し得ない音世界。分厚くて、太くて、深くて…エレクトリック・ギターという楽器の音色の魅力がココにこそある。
90

征史さんはいつものMarshall 1992SUPER BASS。
これまたプレシジョンとの組み合わせが素晴らしい。

160v金光さんはNATALアッシュ。
『Orchestral Supreme』のレコーディングではバーチのキットを使用したが、アッシュでもバッチリ。
ライブ会場の隅々にまでいきわたる歯切れのいいサウンドがとても音楽的で気持ちがいい。

180

三曲目に「bloom」。
三宅さんの作品では古い部類に入る曲。演奏される機会も多い孤高の「三宅ワルツ」。

170この曲も暗く、重い。
しかしその雰囲気に切り込んでくるテーマ・メロディが私は好きだ。
元より三宅さんの曲にノーテンキな「スチャラカ節」やコピーの類は一切ないが…。

190征史さんのベース・ソロもガツンとフィーチュア。
音を追うごとに熱を帯びていくフレーズの連なりがスリリングだ。

200おかげさまで、ミュージシャンや音響スタッフの皆々様方からいつも好評を頂戴するNATAL。
本当にありがたい。
KKもNATALの鳴らしどころを完璧につかんでいて、実に巧みに三宅さんの音楽にドラムを組み込んでいく。
ところで、KKというは「金光健司」の頭文字かと思っていたが、正式には「ケンケン」の略称だった。
さぁ、次回からステージのKKに呼びかけよう、「ケンケ~ン!」と!

210v「murt'n akush(マラケシュ)」も『Orchestral Supreme』から。
「Marshallとストラトキャスターの組み合わせによる低音リフ」というアイデアから生まれた曲。

230v

ほとんど全編を貫く5/4拍子のヘヴィ・チューンだが、三宅さんの曲にあっては親しみやすい作品だろう。
良質の変拍子の曲は「変拍子」を感じさせない。
1_img_0427

そして「if」。
私の中では「三宅庸介のテーマ」。
三宅さんの曲の中で一番最初に覚えたメロディがこの曲の中にあるから。

240三宅さんのステージを観た回数はもう数えきれないほどになるが、正直、まだ題名が一致しにくい曲があって、記事を書くたびにCDを引っ張り出して確認している。三宅さん、ゴメンちゃい。
もちろん、曲は全部知ってる。
もっとも三宅さんの曲を聴いて一回で覚える人がいたら、その人にはすべてを捨てて音楽家になることをオススメする。
で、CDを聴くにつけ感心するのはそのギターの音だ。
特に二枚目の『Orchestral Supreme』。
このアルバムのレコーディングの様子をかつてMarshall Blogでもレポートしたが、コレ、聴けば聴くほどギターの音がスゴイ。
エンジニアのテルさんの仕事も素晴らしい。
三宅さんが凝りに凝って丹精込めて録音したものだから当然なんだけど、Marshallとストラトキャスターの組み合わせによる、ギターの音色の魅力がパンパンに詰まっているのだ。
音楽とともに「ギターの音」を意識して聴くべき一枚。
やっぱりどんなにデジタル技術が進歩してもアンプは真空管にはかなわない…ということを如実に表したという意味でも私にとっては名盤の一枚なのだ。

250vかつて、三宅さんのお気に入りと紹介した「petal」と…

260vおなじみの「virture」を演奏して出番を終えた。
バンドとしての一体感が増し、毎回ステップ・アップしているかのような演奏を聴かせてくれる三人。
同時に三人とも演奏する楽しさが増しいるように見えるのは私だけかな~?

270v三宅庸介の詳しい情報はコチラ⇒Strange, Beautiful and Loud
220
続いて原田喧太が登場。
大音量から突然の大幅な舞台転換!
喧ちゃんも「順番が違うんじゃない?」なんて言ってたけど、タマにはこういうのもイイじゃない?!

275vホントにたったひとりの弾き語り!
300

Marshallの出番はないけど、喧ちゃんの弾き語りは好きだ。
280v
弾き語るだけではなくて、ループを使ってギターのひとり多重奏も取り入れられた。
しかし、「弾き語り」ってそうして「語り」なんだろうね、歌ってるのに…。

290_2自作曲、カバー曲、そして鮫島さんと組んでシリーズで展開している『唄い繋いでゆく旅』からのレパートリーを披露した。

原田喧太の詳しい情報はコチラ⇒原田喧太Official Web Site

310そして、アンコール。
ステージには三台のMarshallハーフ・スタックということは…

320そう、喧ちゃんがSBLと共演したのだ~!
340
曲は「Superstition」…

330「Little Wing」…。

360当然、ギター・バトルもタップリと!
喧ちゃん、水を得た魚状態!

370三宅さんも行った~!

380征史さんはお召し換えしての登場。

365

ケンケンも鉄壁のドラミングでフロント陣をインスパイアする!

366v

そして「Crossroads」まで飛び出した!
結果、何しろフリ幅の広いライブになった…というワケ。
おもしろかった~!

3901965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版:現在日本語版作ってます!不慣れな作業でもうヘロヘロ!)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2015年7月24日 高円寺SHOWBOATにて撮影)

2015年9月 4日 (金)

MURO FESTIVAL 2015のグッドモーニングアメリカ

暮れなずむ東京湾にやって来た。
東京の景色も美しい…なんて、今は涼しくなったからそんなこと言ってられるけどこの時はハラ立つほど暑かった~!

10_2ココは晴海客船ターミナル。

20_22年ぶりのMURO FESTIVALなのだ。
MURO FESTIVALは渋谷のTSUTAYA O-CRESTに関連の深いバンドが集まったイベント。
すなわち若い人たちに支持されている若いバンドによるフェスティバルだ。

30去年は休んじゃったけど、何せ第一回目から参加してるでね、ヘヘヘ。
オジちゃん、いつだって完全に最年長だっ!

40開場は午前11時。朝から来ている連中はひとっ風呂浴びたみたいに汗でビチョビチョだ。

50屋外には二つのステージ。
そして屋内にもステージがセットされているが、屋内の方は入場規制がかかっていてまったく入れない状態だった。

60MUROフェスのステイタスが年々アップしているのを強く感じたね。

70そのMUROフェスもそろそろ終演に近づきトリの出番となる。

75ステージ裏に回ってみると…オ~、JVM210H。

80そして、NATALのブビンガ・キットと…

90_2無造作に準備されたツイン・ペダル。

100_3もちろんEDEN WT-800も!
これらはグッドモーニングアメリカの機材。

110ただいまクイック・サウンド・チェック中。

115ステージに並んだMarshallとNATAL。
後はグドモの出番を待つだけ…。

116辺りも大分暗くなって来て…いよいよLEFT STAGEのトリの登場だ!

120セキュリティ・スタッフもスタンバイOK。トラブルを未然に防ごうとせんその表情は真剣そのもの!ひとりユニフォームが違うようだが…顔はマジ。絶賛勤務中だ。
ご苦労様です。

1_s41a0235 今回も客席を割って登場したたなしん。

130_2満場の大喝采を浴びて意気揚々とステージに向かう。

135そして…

140_2前柵に上って…

150会場を埋め尽くした観客を見下ろす。

160v「グッドモーニングアメリカはじめます!」

180
ドワワワワワ~ン!!!!!!!!!!!
割れんばかりの歓声。声が若い!

170_2オープニングは「空ばかり見ていた」。

190_2金廣 真悟

200v渡邊 幸一

210vたなしん

220vペギ
230v

いきなりの人気曲に…

240お客さんは大興奮!
280
「♪オーオーオーオーオオー」のところは当然の大合唱ね。
260v

このパートの一回目、よく聴くとBb(Bb onFかな?)からCに上がって、C#dimになってるんだね。
気持ちいい展開。

250v

金ちゃんの曲は、よく聴くとコードの内声がさりげなく動いたりする凝った作りのモノが多い。

270二曲目は「コピペ」。
今日は時間もあまりないのでガンガン行くよ~!いつものことか…。

250

見て、このペギちゃんの激演!いつものことか…。

290まだシャツを着ている。

300暑そ~!ジッとしてても汗が出て来るくらいなんだから!

310しかし、このNATALの音!
抜けるな~!
音像が「固め」とされるブビンガ材だが、NATALのブビンガもソリッドな鳴りをクリエイトするが、ものすごくウォームで芯があるトーンだ。
ペギちゃんのスティックさばきをペギちゃんの望む通りの音に変換している。

320v三曲目は「言葉にならない」。
MURO FESではいつも演奏している曲だ。

330vこれまた遠慮のないエキサイティングな展開に客席の興奮は留まるところを知らない。

360

続いて「イチ、ニッ、サンでジャンプ」。NATALが初めてグドモのPVに使われた私にとっては思い出深い曲。
ところが…チョットしたトラブルで演奏が中断。でも、メンバー誰も慌てず。
そして、この後がすごかった。
410v
金ちゃんがお客さんにお詫びの言葉を告げ、四人は即座に曲を変える判断をして演奏をつないだのだ。この間、3、4秒。
見事なステージ・マナーだった。

340v曲は「キャッチアンドリリース」。これまたグドモの代表曲だけあってお客さんはおおよろこび。

370そして、締めくくりは「未来へのスパイラル」。

390金ちゃんもエキサイト!
お客さん、うれしそうだ~!
400
さて、予てよりお知らせしている通り、グッドモーニングアメリカは11月27日に日本武道館のステージに登場する。
その前哨戦として現在『凌ぎ合うツアー 2015』を敢行しているが、もちろんそれも大好評。
武道館への道のりを着実に固めている。

日本武道館公演の詳しい情報はコチラ⇒ROAD TO BUDOKAN

1_img_0694
この四人の北の丸での晴れ姿…実に楽しみだ!

420v

380v

430v

440v時間は短いながらも充実した内容でLEFT STAGEのトリを務めあげたグッドモーニングアメリカなのであった!

グッドモーニングアメリカの詳し情報はコチラ⇒Official Site

4501965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

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★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版:現在日本語版作ってます!不慣れな作業でもうヘロヘロ!)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2015年7月26日 晴海客船ターミナルにて撮影)

2015年9月 3日 (木)

ミオヤマザキ in HYBRID IMAGINATION

またミオヤマザキ行っちゃった!
古くからMarshall Blogをご覧の皆さんには、「ジャズだ、ザッパだと言ってるクセに、オッサン、若づくりしすぎじゃないの?」なんてみんな思ってるかもね
ほっとけ。
ナンだろね、このバンドはすごくおもしろいナァ…「ロックの毒」みたいなものがあって。

10『~ライブにおけるタオルの是非を問う2015年初夏~』というイベントに登場。
そうなんです。
あのタオル振り回すヤツ。
誰がいつ始めたのかしらん?バンドの世代や音楽の別を問わず、もはやほとんどのバンドさんがやってるじゃんね。
どうしてみんな同じことをやっちゃうんだろう?昔は人と違うことをするのがカッコいいとされたものだけど…。
メタルの連中はやってないか…美学違うんだな。「美学」というものは素晴らしい。


このタオル回し、まさか今治市の街おこし作戦ではあるまいな?
明治時代に白木綿の不振を挽回すべく、乗り出した事業がタオルの生産で、成長を続けた今治市は当時一番だった大阪を抜かして日本一のタオル生産地になったんだよ。
タオルは今治、メガネは鯖江ってか。
メガネといえば、MarshallのEyewear…コレ、メッチャいいよ~。一日も早く紹介したくてウズウズしてるんだからッ!

20mio

30vtaka

40vShunkichi

50vHang-Chang

60vtakaのJVM410Hと1960A。

70vShunkichiはEDEN WT-800とD410XST。

80vステージで展開されるのは相変わらずの破壊力満点の孤高の世界。

90「不倫は犯罪」と説く「民法第709条」。

180v

他にも「DV」だの「水商売」だの、このバンド、歌ってることが至極社会的なのだ。
少なくとも「ありがとう」や「がんばれ」一辺倒の草食系バンドとは全く世界を異にする。
最近のロック事情はといえば、その草食系とカバーとコピーばっかりになっちゃったからね。

100曲がよくこなれていてカッコいい。すべてバンドのペンによるものだ。
ハードな演奏はまさに肉食系。インテリジェンスも感じさせる。
パンキッシュな部分も垣間見れるが、練り上げたアレンジと社会的な詞の内容が一線を画す。
すなわち「肉食系社会派バンド」なのだ。私が高校生の時に頭脳警察に夢中になった道程に似てるかもしれない。

130超早口で舌滑よくまくしたてるmioちゃんのカッコよさといったらない。
『大人がダメって言ったヤツ』に収録されているその名もズバリ「山崎美央」という曲なんかは素晴らしい。つい聴き入ってしまう。

110v

またね~、ギターとベースの音がいいのですよ。
図太く切れのよいMarshallの正真正銘の真空管ディストーション・サウンドとどこまでも抜けて行くEDENのパンチーなトーン。タマらんわ~。
残念なのは相変わらず顔出しNGなのよね~。せっかくのイケメン揃いなのに!

120v

コレがですね、実に難しい。ナニがって写真撮影。
以前は、普通に撮って後で顔をブロックしようという段取りだったが、takaと相談して今回から「首から下を撮ろう」という作戦に変更。

140何しろいつもは逆光を避けて、皆さんのいい顔を撮ろうと努力してるじゃない?
それが逆光を利用して顔を隠したり、身体だけ撮ったり…なんてことがなかなかすぐにはできない。
構図の計算が丸っきりいつもと違っちゃうから実に難しい!
ドラムなんか撮るトコないもんね。ゴメンねHang-chang。

150vそれでもやってるうちに面白くなってきたけどね。
コレでミオヤマザキの魅力が伝わればうれしいのだが…。

160何はともあれ、この強烈な個性を世代を問わず一人でも多くの人に味わってもらいたいものだ。

170ミオヤマザキの詳しい情報はコチラ⇒ミオヤマザキOfficial Website

190(一部敬称略 2015年7月28日 TSUTAYA O-WESTにて撮影)

2015年9月 2日 (水)

MAGIC OF LiFE in 真夏のサンタクロース

『真夏のサンタクロース』というイベントに登場したMAGIC OF LIFE。

10かつてDIRTY OLD MENという名前でMarshall Blogに登場してもらったことがあったが、MAGIC OF LIFEとバンドの名前を変えた。
新バンド名になってからは初めての登場となる。

20MAGIC OF LIFEと改名してからも活動は目覚ましく、人気アニメ『弱虫ペダル』のエンディング・テーマを担当したり…

30cd2今年三月にはアルバムをリリースし、好評を博している。

40cdメンバーは以前のままだ。

ボーカル/ギターの高津戸信幸。

50vギターは山下拓実。

60v_2ベースに渡辺雄司。

70v_3そして、ドラムが岡田翔太朗。

80v翔太朗くんはNATAL。

90やはりアッシュがお気に召している。
今日は12"&13"のツー・タム仕様。

100v翔太朗くんの切れ味の鋭いドラミングにアッシュがとてもよくマッチしている。

120v満員の客席に向かって最初に演奏したのは…

130…「弱虫な炎」。
この曲もかつて『弱虫ペダル』で使用された曲。

140ノッケからの人気曲で客席のボルテージが一気にアップ!

150続いては最新アルバム『Storyteller』から「ジェットモンスター」。

170v

高津戸さんのセンシティブな世界をバランスよくサポートするギターと…

160…ベース。
時にやさしく、時に激しく、そのフレキシビリティは高い。

180vやさしいメロディと疾駆するエイト・ビートが美しくマッチする「夜空のBGM」。

190アニメのPVも愛らしかった。

220

続けて演奏したのは「呼吸」。
コレはサッカー・チーム「栃木SC」のテーマソングだ。
MAGIC OF LIFEは栃木出身のバンドで、「Don't Stop Music Fes.栃木」というフェスティバルを主宰している。
いいね、こういうのは。つまり「どこそこのバンド」っていうヤツ。今は高速道路網が発達したこともあり、どんなバンドでも機材車一台で日本国中どこでも簡単に回れるようになったため、「バンドの出身地」ということがゼンゼン意識されなくなった。時折ライブハウスのスケジュール表に「from大阪」のような表記を見かけることもあるが、それ以外は全部が全部東京のバンドのような感がする。
そこへいくと、ロックの本場イギリスは違う。
いまだに「ロンドン出身」とか「マンチェスターから来たバンド」とか「スコットランドで結成」とか、地元を意識する姿勢が強い。
ロックの本場だけあって、みんな自分たちの音楽のオリジナリティをアッピールする一助にしているのであろう。

215v

ここでこの時はまだ発表されていなかった新曲を披露。

2007月30日に配信限定で発表された「音無き言葉」だ。

210cdコレもとてもやさしいタッチの曲。イントロのメロディも印象的。

260v

そして、最後は「青くて白い」という曲で出番を締めくくった。

230vさて、翔太朗くん。
飾り気のないストレートなドラミングが実に気持ちいい。
また、NATALアッシュの鳴りがメリハリの良さを際立てている。
240v
ジャズまで勉強している翔太朗くんのこと、いつか田川ヒロアキと共演した時のように、またハードでテクニカルなプレイを聞かせてくれることも期待している。
270v
MAGIC OF LIFEの詳しい情報はコチラ⇒official web site

2501965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

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★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版:現在日本語版作ってます!)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2015年7月22日 TSUTAYA O-WESTにて撮影)

2015年9月 1日 (火)

TAGAWA with OA(pneumothorax)

田川ヒロアキ、寺沢功一、長谷川浩二からなるというスゴ腕トリオ、TAGAWA。
アルバムを発表し、全国的なツアーもこなしてその評判は高まるばかりだ。
そのTAGAWAが、東京で三回目のワンマン・コンサートを開催した。

05今回はpneumothoraxというオープニングアクトつき。
「pneumothorax」をパッと見て発音できる人は英語を勉強している人。
読みにくいよね、病気の英単語って
コレは「ニューモソラックス」と「ソ」にアクセントを置いて発音する。。読まないなら「p」くっつけんなよ~。
「気胸」という意味。
「pneumo-」というのは「肺の」という意味を表す接頭辞だから、「pneumo」が頭にひっ付いた単語は「肺」に関する単語と考えて間違いない。
もっとも有名なのは「肺炎」を意味する「pneumonia(ニューモニア)」だろう。
メンバーの病歴がバンド名になっているそうだけど、「アンスラックス」にも引っ掛けているのかな?
10_2

西川翔太

20_2長谷川雄太

1_s41a8743 雄太くんはMarshall。エライ!
親の顔が見てみたい…もうすぐ見れるよ。
お察しの通り長谷川浩二さんの息子さんだ。
ギターを遅くに初めてまだ間もないらしいが、もう8弦ギターをバリバリ弾きやがる。やっぱ血は争えんのう。

40_2

知久光一

50v_2實成峻(みなりしゅん)
浩二さんのお弟子さんの峻くんは大分前から知ってる。
実はもう何回もMarshall Blogに登場してくれているのよ。
そう、将来を嘱望されながら惜しまれつつ解散したCrying Machineに在籍していたからだ。

60vリンキン・パーク等の曲をパワフルに演奏していた。
ゴメンね、おじちゃん、そこ辺りのことよくわからないの。
パークじゃなくてカークなら大得意なんだけど…ローランド・カーク。

70_2そして、TAGAWAが登場。

80_2田川ヒロアキ with Marshall。

90_2JVM210Hと1960B。
愛器はJMD501だが、スッカリJVM210Hも自家薬籠中のものにしてしまった。

100v寺沢功一

110_2長谷川浩二

120_2コレがTAGAWAのファースト・アルバム『Flying Carpet』。
もうみんな知ってるか…。

125cdこのアルバムでもヒロアキくんはJVM210Hと1960Bをスタジオに持ち込んで自由に爆音を轟かせてギターを録音した。

180

CDを一聴すればわかる通り、コレが真空管のギター・アンプで鳴らしたギターの音だ。
こういうのを「いい音」という。
斯界では手軽で便利なアンプの類が色々出回っているが、どうあがいてもコレにはかなうまい。
上質のカツオと昆布を使い、手間をかけてとったダシがグルタミン酸ナトリウムでできた化学調味料に劣るワケがないのと同じ。

160

オープニングはCD通りの「Stranger Destoys Arms」。

130vいきなりのドヘヴィな展開。コレでいいのだ。

160v

コレがTAGAWAなのだ!

140二曲目は田川スタンダードの「My Eternal Dream」。
疾走感あふれる人気ナンバーだ。

150vこの曲は何と言ってもてらちんのベース。

T_s41a8792 スケールの大きなベース・ラインで極限まで曲をドライブさせる。
売れっ子ロック・ベーシストの面目躍如たるプレイ。

T_s41a8800 三曲目は今やTAGAWA名物のムチャな「Led Boots」。

Jeff Beckが怒るのではないか?というアレンジとされているが、大丈夫、大丈夫。この曲の作者はMax Middletonだから。
それにJeffには短気で神経質なイメージもあるようだけど、楽屋では結構ニコニコしてるよ。
このアレンジを聴いたら「仲間に入れて!」って言うかもよ。

190続いて乗り物コーナー。
「乗り物」ったって三人が何かに搭乗するワケではない。「乗り物」をテーマにした曲を二曲お届けしようという寸法だ。
Marshall Blogでは「乗り物」が登場するレコード・ジャケットの解説をしているページがあるので興味のある方は是非コチラをご覧頂きたい。

200vまずは「train」。
電車に乗ってヒロアキくんのライブに行こうてェ曲。

260v

つい顔がほころんでしまう、ほのぼのムードの愛らしいメロディが魅力の一品。

220v続いては「キミを乗せて」。

240vMAZDAのイベントのテーマ・ソングに採用された曲で、コンサートやイベント会場限定でシングルCDも発売された。
このCDはもう手に入らないが、この曲は今月17日に新しくリリースされたアルバムにも収録された。
安心してください!入ってます。
230cd

主旨に真っ向から取り組んだキャッチーな仕上げがいかにもヒロアキくんらしい。
こういう誰にでも歌えるようなポップ・チューンから、ともすれば近所迷惑にもなりかねないヘヴィ・チーン、果ては設計図も完成図もないフリー・インプロヴィゼーションまでをカッチリとキメるところが彼のスゴイところ。
その正体は真ん中の「ヘヴィ野郎」なんだけどね。
210_2
作品の意図を完全に咀嚼して曲に魅力を加えるリズム隊の技巧にも特筆すべきものがある。さすが百戦錬磨の職人ワザだ。

250続いては、市政60周年を記念して、府中市から委嘱された曲、「府中に夢中」という曲。
「府中」ってのは東京だけかと思っていたら広島県にもあるのね?その広島の府中市からの依頼だ。
ヒロアキくんは官需が多いのも仕事の特徴のひとつだ。
もうしばらくしたら、無事に片付けたドデカい仕事をMarshall Blogでレポートするのでお楽しみに!

265何でも、この曲はいつもヒロアキくんのコンサートに来てくれる市の職員の方による起案だったそうだ。
子供たちのダンス・チーム、ヒップホップよりのロック・テイスト。子供たちがその曲に合わせて踊るワケだ。
これが実に可愛い曲で、これもヒロアキくんのやさしいキャラクターにピッタリだ。
私はコレを聴いてイタリアのLatte E Miele(ラッテ・エ・ミエーレ)というプログレッシブ・ロック・トリオの『Papillon』という作品を思い出してしまった。
Emerson Lake & Palmer調のキーボード・トリオが、ひとつの素朴なメロディを軸にスリリングでテクニカルなパートとシンプルなアレンジのパートを対比させながら、スケールの大きなドラマを構築していく趣向。
オルガン・ロック、ジャズ、ベートーベンからチャイコフスキー等々、まるで音楽の図鑑のページをめくるように様々な要素が切れ目なく飛び出してくる組曲。イタリアン・ロックが好きな人なら間違いなく一度は聴いているであろう名作だ。
その曲の大切な要素のひとつとして取り扱われているのが「児童音楽」だ。
子供に聴かせる音楽、あるいは子供が演奏する音楽をバカにしてはならない。かなり音楽的に密度が濃かったりするのだ。
ウチの上の子が小さい時に、『おかあさんといっしょ』のカセット・テープを買って来て、何気なく聴いていたら、実にいい曲がたくさん入っていて驚いた。
して、クレジットを見ると作曲が渋谷毅さんだったりする。「そりゃ当然いい曲になるわ」といった次第。
以前にも書いたことがあるが、渋谷毅オーケストラのライブ盤に収録されている、Carla blayがアレンジした「Soon I Will Be Done With The Troubles Of This World」というトラディショナル曲は何度来ても涙がこぼれ落ちる思いだ。(YouTubeで合唱ものを検索してもダメ。ゼンゼン違うの)
げに童謡は素晴らしい。

ところで、イタリア語ってのは思ったよりロックにマッチするんだよね。すごくロマンチックに響く。
ヒロアキくんも何か一曲イタリア語で歌ったらどうだろう。
フランス語は意外にダメよ。怪奇なイメージを出すにはフランス語は持って来いだ。シャンソンは最高。
カンツォーネやシャンソンがいいのは、当然のことながら地の言葉で歌うからだ。英語がロックにシックリはまるのも同様。
しからば、日本語はどうか?
やっぱり演歌や民謡、あるいは歌謡曲ということになるんだろうね。でもそれじゃ面白くないので、強引に舶来の音楽を組み合わせるとしたら、やっぱり自然なところではフォークということになるだろう。
してみると、テレビで見かけるような、「フォークをただバンドでやってみました」という体の今の草食系ロックが定着したのは自然の成り行きだったのかもしれない。

270また府中はタンスの特産地で四角い引き出しに革を張って作った太鼓があるそうで、その音もレコーディング時に使用したとのことだ。
ということでギターをパーカッションに見立てて叩きまくるヒロアキくん。

280アルバムの収録曲を演奏しながらショウは進む。

T_s41a8909 てらちんのソロ。

295v

低音暴力団組長の名に恥じない超アグレッシブなプレイ!
愛知県警捜査第四課の方が差し入れの焼酎を手にして、このてらちんの雄姿を見にいらしたという。組長の力のスゴさが容易に計り知れるというものだ。

170_2

浩二さんのソロも炸裂!

300鬼気迫る怒涛のプレイに大歓声が飛ぶ!

305vそして、負けちゃいられない田川ヒロアキ!

310v火の出るようなすさまじいソロの数々でリズム隊に立ち向かった。弾き方ヘンだけど…。
それにしてもJVMっていい音だな~。

315アンコールは「Space Walker」。
私はこの曲が好きなのだ。
前回の八王子の時、MCが長すぎて電車の時間がヤバくなっちゃって、その時もアンコールで演奏されたこの曲はサワリしか聴くことができなかった。

320v「8時だよ!全員集合」を想起させるメイン・テーマ。
私はこういうダイアトニック・ノートだけでメロディを練り上げたタイプの彼の作品を、親しみを込めて「校歌ロック」と呼ばせてもらっているが、コレもヒロアキくんならではのテイストだ。
反対にブルーノートを使った校歌なんて聞いたことないでしょ?

380 そのテーマ・メロディをワザワザ否定するかのように展開するその後のパート。

350計算しているんだか、行き当たりばったりでつなげたのか、はたまた自然なのか、強引なのか?まるっきり先が読めない曲の成り立ち。
演奏させられる方もタマッタもんじゃないだろう…というほどのスペクタクル巨編だ。

360vそして、また校歌に戻った時の安堵感。

370やるな~、ヒロアキくん。
考えてみれば、歌は入っていないものの、「Space Walker」は先に挙げたヒロアキくんの音楽の要素をすべて注ぎ込んだショウ・ケース的作品なのだ。
恐るべし「校歌ロック」!

390vそれにしても忙しいヒロアキくん。身体に気をつけて欲しいものだ。
そして、ますますの前進を期待しているでござる。Marshallと一緒にね!
次回は暑かったアレでご登場頂きますのでよろしく!

400田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒fretpiano

410(一部敬称略 2015年7月17日 吉祥寺シルバー・エレファントにて撮影)

2015年8月28日 (金)

SHOW-YA ~GlamorousShow Ⅱ Release Tour FINAL~ <後編>

「オラオラ、マーブロなめんなよ!<後編>だ~!」とは恵子さん言ってない。
ショウも中盤に差し掛かり、メンバー全員参加の楽しい楽しいMCコ~ナ~!

10_2MCコーナーといえば、まずトップ・バッターはmittanと相場がキマっとる。
コレでツカミは完璧だ!

20v「30周年、このメンバーで山あり、谷あり、人生色々ありながら、こうして迎えられてハッピーな気持ちで~す!」
P・I・T!P・I・T!と恒例の会場名コール。
「HappyのP、愛情のI、チームのT!」…????
Happyは「H」だと思うんですけど…。
とにかく猛烈に盛り上がるのがmittanのMCコーナー。
まさか、この後、前人未到、傍若無人、阿鼻叫喚、驚天動地のトラブルが待っていようととは!

ドラムス、角田mittan美喜!ドコドンッ!

30_2「久しぶり、トーキョー!30周年ね、どこまでいけるかね?そこそこ辛いのよ(爆笑)!みんながついて来てくれるなら、やってもいいって思ってる(お客さん:行く、行く~)」

ベース、仙波さとみ! ドコドンッ!

40v_2「キャプテンで~す!」

50「今年は30周年イヤー。忙しくしているけど、このみんなで30周年!って言えるのがうれしい。レコ発ライブもコレで終わっちゃうけど、このままレコーディングをして秋にはニューアルバム発意です。これからもよろしくお願いします!」
恵子さんの耳打ちがあって…
「熟女なめんなよ~!」

キーボード、中村美紀! ドコドンッ!(←ちなみにコレ、ドラムの音です。メンバー紹介の時によくやるヤツ)

54v5人の中で一番新しいメンバーとされるsun-goさん、「1984年11月3日にSHOW-YAに入ることを決心した。寺田恵子がおごってくれたマックにつられて…。
30年前、ロンドンでレコーディングやライブをしたり、NHKの朝の番組にも出て…そんな時代だった。
SHOW-YAの前には8年他のバンドをやっていたの」
その時代のsun-goさんを知る私の古~い友人はsun-goさんのことを「美貴ちゃん」と呼ぶ。
そりゃそうだ、SHOW-YAに入る前なんだから。その頃はichi-goだった。
反対に私が「sun-goさん」って呼んでいたら、「オマエ、さっきから”サンゴー、サンゴー”って一体誰のこと言ってんだ?もしかして美貴ちゃんのことか?」と不思議がられておもしろかった。

ギター、五十嵐sun-go美貴! ギュイ~ン(←ここはMarshallの音)

55「最初の5年、再結成した10年があっての寺田です。5人で30周年が迎えられるのが本当にうれしい!
コレでみんながCD買ってくれれば他にいうことないんだけど…」

ボーカル、寺田恵子! ジャ~ン!

56vLineのアンケートで募ったみんなが聴きたい曲ということで…

60_2中森明菜の「DESIRE」。
85
恵子さん、「ハイ、ドッコイ!」なんて合いの手を入れちゃう。ヤメテ!また思いっきり笑っちゃうでないの!

70もう1曲は「六本木心中」。

90v_2

このあたりは当然ハマりますわな。
130

でも普通の「六本木心中」では収まらないよ!

100sun-goさんのMarshallの轟音鳴り響くヘヴィな「六本木心中」だ!

120vココでまた『Glamorous Show II』に戻る。
「宴もたけなわだけど、SHOW-YAの曲1曲しかやってないよ!」

110v_2

ところが十分にSHOW-YAなところがスゴイ。

140v_2SHOW-YAのキャラクターを完全咀嚼した選曲とアレンジ…

150vそして、5人のパフォーマンス。
ソフトとハードが絶妙に噛みあった第一級のエンタテインメントに仕上がっているのだ。

160v1982年の「い・け・な・い ルージュ・マジック」。
CDではデーモン閣下と組んだこの曲。
180v
今日はキャプテンとのコラボだ。

170_2これもテンポを落としたヘヴィ・バージョン。原曲のポップなフィーリングを見事に払拭してSHOW-YA流に仕上げた。

190「Gang★」と「So Young」まで全速力で駆け抜ける。

240v_2

トコトンこだわるヘヴィなアレンジとパフォーマンス!

210vそして、本編の最後を締めくくるのは、本日2曲目のSHOW-YAの曲…要するに最初と最後にSHOW-YAの曲を持ってきたワケ。

220このイントロ、このメロディ、このリズム…デへへ、やっぱシックリ来るな~。

200v_2

この曲は動画撮影OK…というんで、見て!この光景。おもしろい!全員同じ格好してる。

230_2いくら大阪他で上演してきたとはいえ、2曲目からズ~~~~~っと新曲を演っていたようなもんだからね。
250v
オハコを演るのはさぞかし気持ちがいいことでしょう。

Img_0504 開放感あふれる超パワフルな演奏がファンの感動を誘う!

260ナンカ、みんな水を得たお魚のよう。

270vん~、耳なじんだギター・ソロが何ともなつかしい!

280_2mittanの強力なプレイが一段とパワーアップした瞬間。
まだ、この後何が起こるかは誰も知らない…。

290_2「撮ってるかァ~?!」の恵子さんの掛け声に(私は)大爆笑!
だってそんなの初めて聞いたんだもん。

300v_2
後ろを振り返れば…ドワ!みんな撮ってる~!
…というのは、お客さんはスマホで撮ってくれた動画を投稿してもらって、それを素材にPVを作っちゃおうという企画なのだ。

295そして、コレがそのPVの予告編。
39秒から41秒ぐらいまでの間、2秒チョット、私も出演しています。コリャ本チャンが楽しみだ。
本チャンでは、投稿した動画が採用された方のお名前がクレジットされるんだって!

本編終了!
いつも通り、楽しい時間はアッという間やね。

310_2結局、本編で『Glamorous Show II』のアルバム全曲を披露。
恐らくこんなコンサートはもう二度とないでしょう。30年に一回っきりだ。
前作の時には全曲ブっ通しなんてことはしなかった。
皆さん実に貴重なシーンに出くわした。

190cd_2

ところでこのアルバムを聴いていて思うことがある。
それはsun-goさんのギターの音がズバ抜けていい…ということだ。分厚くて、コシが強くて、色気があって、あたたかくて、それでいて途轍もなくシャープときてる。
一聴してちゃんと真空管のアンプを大音量で鳴らして録ったギターの音ということが想像できる。
デジタル・テクノロジーの進化がめざましく、古式ゆかしい真空管稼働が尊重されたギター・アンプの世界にも随分と便利なものが入り込んで来て久しい。
しかも、PAやモニターの機材の大幅な質の向上によってその傾向はライブ・ステージの上にまで広がって来た。
便利なんでしょうね~。
真空管は換えなくてもいいし、トランスというデカい鉄の塊が入っていないので軽くて運搬も楽だし、無限にセッティングは変えられて、よそのブランドの音まで出すことができるっていうんだからいうことない。
もちろん音質や弾き心地も昔に比べて飛躍的に向上し、ほとんど「完璧」になったがゆえ、プロの人たちが重宝するのもよくわかる。ラクだもん。
もし、私が昨日今日ギターを始めていたらそういうものに飛びついていただろう。
ところが、幸か不幸か、私はロックの黄金時代のギターの音が身体に沁み込んじゃってるんだな~。そうなるとちとキツイ。
やっぱり真空管アンプの音がいいわ。特にステージは。
最上級の素材を使って丹精込めてとったダシが化学調味料に負けるワケにいかないのだ。

60

で、ここにも真空管アンプの信者が…。
私はMarshall屋として、真の良音にこだわる、sun-goさんのようなギタリストたちのミュージシャンシップに畏敬の念を抱き、心から親愛の情を持ってサポートしていきたいと思うのである。

X アンコールの恵子さん、Tシャツで登場。

320vココもカバーで固めるよ。

340
まずは前作から「激しい雨が」。

Img_0324 そして「紅」。

350vsun-goさん、この期に及んでもギター・チェンジ!
今日大活躍の「白フェアリー」なのであった。

360vそして、mittanフィーチュア。
ココでアレが起こった!

365vいつも〆に叩くドラ。
mittanが力いっぱい叩いたところ、ナント、ドラが落下してしまったのだ!
コレにはみんなビックリ!
恵子さんも、「すっげ~パワー!さすがmittam、ドラの女!ドラを落とした女を初めて見た!」。
イヤイヤ、私も40年近くロックのコンサートに通って来たけど(途中休みアリ)、男女の別を問わずドラをスっ飛ばしたドラマーなんて初めて見ましたよ!
mittanにしてみれば「It's a piece of cake!(どうってことないさァ)」ってとこかな?

1_s41a9629…と思っていたらホンモノのケーキが登場!
380v

よろこびのポーズ!

390ホンモノの火が使えないのでローソクはイミテーションね。

400vお誕生日おめでとう!

370_2

記念に一枚パチリ。
キャプテンとさとさんの見事なピース・サイン!
で、今日はさとさんのお誕生日。
さとみさん、お誕生日おめでとう!

410そして、最後の一曲。
430v

ココは「Fairy」でしょう。

420v最後の最後、力が入る!

445v

Img_0188 定番のナンバー、定番のアクションに客席はそりゃもう大騒ぎさ!

440_2やっぱりこのSHOW-YAも見たいよね!

455もちろんサオ回しも…

460_2キマった~!

470_2mittanも大暴れッ。ドラム・キット壊さないように!

480vアンコールも入れて全17曲。
また、この尺がとても好き!すべてが計算された一流のステージを観た!

490さて、MCで触れていた30周年記念リリースの第三弾のニュー・アルバムがコレ。
セルフ・カバーを含む全曲新録のオリジナル・アルバムだ。
発売は9月30日。
まだ、チョット先なのでそれまでの間先行で配信されている「限界LOVERS 2015」をお楽しみあれ!

1_progress SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA オフィシャルサイト

500(一部敬称略 2015年7月20日 豊洲PITにて撮影)

2015年8月27日 (木)

SHOW-YA ~Glamorous ShowⅡ Release Tour FINAL~ <前編>

30年…。
SHOW-YAがデビューした30年前の1985年、自分はナニをしていたか…?
学業を終えて、社会に飛び出した年だ。
大正年間創業の、古くて固くて保守的な、比較的大きな会社でね…スーツを着て、ネクタイを締めて…サラリーマン人生の将来に胸を膨らませていたもんよ。
アレから30年…色々あって、今こうしてMarshallの扶持を食んでいることが実に不思議なんだけど、とにかくアッという間だった。
SHOW-YAにとっても、また30年間SHOW-YAを追い続けて来たファンにとっても、「30年」という時の流れの速さと重みにはひとかたならぬものを感じていることだろう。
そして、30周年を記念して飛び出してくる数々のSHOW-YAの企画に、ファンの皆さんは狂喜乱舞しているハズだ。
今日の記事が伝えるところもそのうちのひとつ。

10今年5月にリリースされたカバー・アルバムの二作目『Glamorous Show II』の発売記念ツアー、その千秋楽だ。

30寺田恵子

40v五十嵐sun-go美貴

50vsun-goさんのMarshallはいつも通りのJVM410H。60キャビネットが1960BDM。

70v足元のようす。

80中村美紀

90v仙波さとみ

100v角田mittan美喜

110v今日も「私は嵐」で幕を開ける。

120いきなり飛び出す人気曲で会場はイッキに最高潮!

130vsun-goさんも新しいギターで颯爽とステージに立つ!

140vさとさんのベース・ソロの轟音!

150そして定番の「嵐」ポーズ。
ハイ、さすがにこの辺りのシャッター・チャンスは逃しません。

160大歓声に応える恵子さん!今日もノリノリだぜ!

誰かに指摘される前に説明しておきましょう。
実は、ここまで前回のAiiAの時のレポートと概ね一緒なの。
この場にいて、ホンモノをご覧になっている方には私の気持ちがお分かりいただけると信じるていが、この筆舌し難いオープニングの昂揚感を何とかして画面で伝えたいと思ってのことなのだ…手抜きじゃないよ。

170いつもならドドドドっとパワフルな曲を続けて演奏するところだけど、今日は違う。
恵子さんのMCが入る。

1_s41a9050ニュー・アルバム『Glamorous Show II』に関する話し。
「カバー曲だから自分が知ってる曲は盛り上がってね!」
結局全曲盛り上がったよ。

190cdで、ここから怒涛の新譜レパートリー・ラッシュ!
まずは「眠れない夜」。

200v1974年の泉谷しげるの曲。
今はスッカリ役者さんやタレントになっちゃった泉谷さんだけど、こんなにカッコいい曲を残している。テレビには出なかった頃の作品だ。
240v
私はフォークやニューミュージックに夢中になったことはなかったが、1977年に晴海の国際貿易センターで開催された『ローリング・ココナッツ・レビュー』で観た泉谷さんはカッコよかった。
それを観た時、私は中学3年生だったが、白いスーツに身を包んだCharさんがムスタングを下げて登場し、泉谷さんと共演したエキサイティングなステージは忘れられない。
Charさんがトリルをしながらアーム・ダウンしているのを見て、「アレ、ああやってんのか!」とトレモロ・アームの使い方のひとつを発見して大層感動した。
当時はビデオも気の利いた教則本もなかったからね、そうやってひとつひとつ研究したり、自分で考えて練習するよりギターを上達するスベがなかった。
ネェ、sun-goさん、そうだったよね?!…「そうそう!」…ホラね。230

どうでもいいけど、この曲のメロディ、メチャクチャSHOW-YAにマッチしていると思う。

220v続いては矢沢永吉の「黒く塗りつぶせ」。

250コレは2月の関係者を集めてのお披露目会の時に初めて聴いた。

260v「♪黒く塗りつぶせ~」のドスの利いた恵子さんの歌い方がカ・イ・カ・ン。そのパートのバッキングのパターンが最後のリフレインのところだけ違うところもエラくかっこいい!

290
コレも中学の時初めて聴いた。
私の友人に安藤というストーンズの大ファンがいたので、その時すでに「Paint it Black」を知っていて、このタイトルを聞いてビックリしたもんだ。
で、その安藤が『ドアを開けろ』を持っていたので聴かせてもらった。コレも中学3年生の時の話し。
「ゲンノーサティスファイ」?「ゲンノー」って何だろうな?まさか「カナヅチ」のことじゃあるまいな?と思った。ウチの父は大工で、カナヅチのことを玄翁(げんのう)と呼んでいたことを知っていたからだ。
子供の発想は無限大だからね。私にもそんな頃があったのだ~!

270コレまた恵子さんにピッタリの曲だ。うまいこと選ぶナァ。
この曲、「ハリケーン」とか「Night & Day」とか同じ言葉を繰り返すでしょ?それがすごく耳に残るんよね。

Img_0005 「今夜は眠れそうな予感!
もうすぐSHOW-YAも30周年。去年からの企画でカバーをやっているけど、今回は男性ソロ・アーティスト特集。
ヤ~よね~。女あつかいして欲しいわ~」
SMAPの中居くんに「聖子ちゃん演ればいい」っていわれて「メタル聖子ちゃん」をやってるとか…メッチャ聴きたいんですけどッ!
「よく同じメンバーで30年もやってると思うよ。コレもひとえに私のおかげです…ギャハハ!」
今日も絶好調の恵子さんのMC。終演後笑い声がデカすぎと恵子さんに言われてしまった!ゴメンちゃい。でも恵子さんのMC大好きなんだもん!
「それじゃsunちゃん、勝手に弾きやがれ~!」

1_img_0102_2 で、ジュリーの「勝手にしやがれ」。
コレも2月に聴いた。
大胆なアレンジに驚いた。
「一体何が始まるんだ?」というsun-goさんのギターによるイントロも印象的なんだけど、ギター・リフを堅持するがためのリハモが大胆すぎる!

280コレも77年何だね。
この曲は、も~~~のすんごく流行った印象がある。
洋楽ロックばっかりで歌謡曲を聴かない私でもほとんどそらんじて歌えるもんね。本当に昔の歌謡曲ってのは想像を絶するほどのパワーを持っていた。
民衆がまだまだいい音楽を欲していた時代だっただね。
ちなみ「アンタその頃ナニを聴いていたの?」と問うならば…初めてFrank Zappaのアルバムを買ったのが中学3年の時で、『Fillmore East, June 1971』だった。

S41a9057 で、『Glamorous SHow II』を聴いた時、そんな耳なじんだ曲だったので、このリハーモニゼーションはチョットしっくりこなかった。
何かがノドに引っ掛かって飲み下させない感じと言ったらよかろうか?
歌メロの2小節目はコードが変わって欲しいのだ。
330
ところが!
今回ナマで聴いたらそんなもん飲み下してとっくの昔に出し切ってスッキリしてしまった(失礼!)。
完全にロック・チューンとして、寸分のスキもなく出来上がっていたからだ。
さすがSHOW-YA、完璧なROCK-YAだ。

320井上陽水の『青空、ひとりきり』。
Img_0250
ま、こういう企画だから言うだけヤボなんだけど、これも実にシックリ来るな~。歌詞とメロディが恵子さんの声にピッタリだ。

S41a9048 またしてもアレンジがピュアなハード・ロック。キャプテンのキーボード以外はギター・リフに乗っかってワン・コードを貫くAメロ。正統派ロックの手法だ。UFOみたいじゃんね。
コレでいいのだ!コレがいいのだ!
300v
mittanのドラミングが最高にカッコいい!

310

一番アンニュイなヤツが一番ヘビメタになってしまった…という、

350かまやつさんの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」。
ありません。タバコやめてソロソロ10年になるし。

355個人的にはコレが一番ヨカッタ。
ハッキリいってメチャクチャすごかった!
CDを聴いている時はそうでもなかったんだけど、ライブはチトわけが違ったわ。
ステージを駆け巡る恵子さんのセリフ調ボーカルと…

3604人のバックの演奏がいいように化学反応を起こしちゃって、そりゃスゴイのなんのって!
だから「生」はおそろしい。
もうステージで何が起こっているのがわからないぐらいの押し寄せるスリル感。
この曲だけはシャッターを切らずにジックリ観たかった!(実際にはジックリ観てる)…それぐらいマイッタ。

370ここで恵子さん、アコギを手にした。

380曲は浜田省吾の「悲しみは雪のように」。

390vこれは会場のみなさんと大合唱。人気のある曲だね~。

400vリズム感がいいせいか、気風がいいせいか、恵子さんのアコギってソリッドでカッコいい。

410v恵子さんのアコギ曲、もうひとつはグッとコンテンポラリーなチョイスで斉藤和義の「やさしくなりたい」。

420この辺りはエキサイティングな後半に向けての一種のインタールード。

430v

オリジナル、カバーの別を問わずハードなステージに終始するSHOW-YAのグラマラスなショウの中にあって一種の清涼剤、あるいは後半に向けてのビタミン補給的な瞬間。

440とはいえ、おなじみのメロディをSHOW-YA風に聴かせる魅惑のひと時でもあった。

450ブルーを基調としたsun-goさんのイメージにピッタリの新ギター。
よくお似合いですぞ!

460後ろの席のファンの方へ…恵子さんの左足に輝くロザリオだよ。

SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA オフィシャルサイト

470<後編>につづく

(一部敬称略 2015年7月20日 豊洲PITにて撮影)

2015年8月26日 (水)

THE BOOMERANGS~英太郎 Plays NATAL

私は一切関係ないのだが、通っていた高校が水球の名門校だった。その水球部がオーストラリアに遠征した時、部員の友達がお土産にブーメランを買って来てくれた。
ブーメランはオーストラリアの原住民、アボリジニが狩猟の道具として使用していたことがよく知られているが、起源はオーストラリアということではなく、アフリカやヨーロッパでも古代に使用されていたらしい。
そのブーメランを買って来てくれた友達と、投げると本当に戻って来るかどうか試してみようということで荒川べりに早速出かけた。
コレが実に不思議で、マンガのように投げたそのままの手に帰って来るというところまではいかないものの、うまく投げるとかなり近いところまで戻って来て予想以上におもしろい。
二人でいい気になって力いっぱい投げて遊んでいたら、とうとう投げ損じてしまい、ブーメランは京葉道路に…。ちょうど車がいない時でヨカッタが、そこへデカいトラックが…。
あわれブーメランは木端微塵になってしまった。
秀樹に申し訳ないと思いながらも、とにもかくにもブーメランの能力のスゴさを思い知ったのであった。

さて、今日の出番はThe Boomerangs(ザ・ブーメランズ)。

101995年、福岡で活動してきた元Phiの瀬下黄太(Vo&G)を中心に四人で結成された。

30vベース/ボーカルの小林ジュン。

40vリード・ギターの高田寛之。

50vそして、ドラムはMarshall Blogではすでにおなじみの諸藤英太郎。

60v英太郎さんはいつもの自慢のNATAL。

7012"、16"、22"のアッシュのキット。
スネアはNATAL自慢のピュア・ステイヴの14"x6.5"。(自慢ばっかでスミマセン)

80vギターの瀬下さんはMarshall。

90v1962 Bluesbreaker。

100ベースの小林さんはEDENを使用していた。

110vWT-800ヘッドとキャビはD410XLT。

120v結成した年にアルバム『PRESENT』をリリース。
翌年にはプロモ・オンリーのカセット『DEMO TRACKS』をリリースしたがやがて活動休止になってしまった。
そして、結成20周年を迎えた今年、復活が実現し地元福岡と東京でのライヴが企画された。その東京公演が今日のレポートだ。

130根強いファンが待ちかねていただけのライブだけあって、会場は超~満員!

140vそして声援が100%博多弁!
コレがまた最高におかしいやら、あたたかいやら…。
地方のライブハウスへ行くと、実際にはそんなことないのだろうが、自分を除いたお客さん同士が全員友達で、ケタはずれのアウェイ感に襲われることがある。
まさにあの感じ…。
「アレ?博多へきてるんだっけ?モツ鍋喰ったっけ?」と錯覚しちゃうほど。

150vサウンドは、ビートルズ・フォロワーを主張するようなポップ・サウンド。

160耳なじみのよいメロディの曲がテンコ盛りでいい感じ!
180
それにしても音デケェな…NATAL。
英太郎さんは撫でるように叩いているが、楽器の鳴りが良いためよく響く。
しかし、まったくうるさくない。実に気持ちがいい!コレがいい楽器の特長だ。

170告知ゲストが登場。
英太郎さんが現在メインに据えて活動しているバンドのメンバーだ。

190サイバーニュウニュウのメカエルビス!

200来る8月30日のコンサート『20世紀→21世紀 新世紀復活祭』のPRに登場したのだ。

210vサイバーニュウニュウは23年ぶりの再結成になるそうだ。
ゲストを迎えての公演、見逃す手はない!

220さすが英太郎さん、コスチューム系には抜群の強さを見せる!すでに何の違和感もなく溶け込んでいる。
相棒のNATALと思い切り暴れて欲しい。

サイバーニュウニュウの詳しい情報hがコチラ⇒OFFICIAl WEBSITE

230vThe Boomerangsの演奏に戻る…。
メンバー四人、最後までブランクを全く感じさせない息のあった演奏やコーラスを披露。

240v

250

260v

270vファミリー感満点の楽しみどころ満載のライブだった!
結成20年おめでとう!

280

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版:現在日本語版制作中!)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト


(一部敬称略 2015年7月12日 HEAVEN青山にて撮影)

2015年8月25日 (火)

Kelly SIMONZ~Tokyo Kinema Club "the 9th" AT THE GATES OF A NEW WORLD 2015 <後編>

Kelly SIMONZ's BLIND FAITHの『Tokyo Kinema Club "the 9th" AT THE GATES OF A NEW WORLD 2015』もアッという間に後半に突入だ。
ゲストがステージに上がる。

10_2おなじみkeiji by ZERO

20vKeijiくんの足元。アンプは当然Marshallだ。

30_2曲はニュー・アルバムから「Attack by Zero」。

40_2どうでもいいけど、マァ~、ふたりとも弾くわ、弾くわ…

50v

60_2フロントの二人の熱演を極限まで激しくバックアップするリズム隊。

70v_2

80v寸分のミスもなしに勇猛果敢に弾き切るkeijiくん。
また出音がシッカリしてるんだよね~。

90vKellyさんとのイキもピッタリなのだ~。

100KellyさんもKeijiくんに敬意を表し、時には見守り…

105v時には競い合う。

110お揃いライトハンドがバッチリとキマる!

140

Keijiくんとの競演の二曲目はKelly スタンダードの一曲「Opus#1」。

120
二人の激演にKAZさんも参加!

130フロント三人+バック一人が一丸となったスリリングな演奏は今回のショウのハイライトのひとつになった。

145ピックを客席に投げ入れるKeijiくん。

150_2そして、Kelly SIMONZのニュー・アルバム『AT THE GATES OF A NEW WORLD 』の発売を記念するコンサートも最終コーナーに入る。

160引き続きニュー・アルバムから「Enter The New World」。
Kellyミュージックのトレード・マークのひとつ、怒涛のインスト・チューン!

170コレがまさに「爆発」の形容こそふさわしい阿鼻叫喚のメタル地獄!
155
台風が四つぐらい同時に上陸したようなあまりにも凄まじいソロ!

180v_2ここまで来るとお気付きのことと思うが、今日のセットリストは、既発表曲を若干ちりばめながららニュー・アルバムの内容をソックリそのまま「生」で再現している。
310_2
すると残りは一曲。
そう、「Stay With Me Forever」で今度はKellyさんが熱唱。

185vタップリとギターを泣かせておいて…

190vまた熱唱。
「♪ステ~~~~~~~~~~~~~~~~~~イ」のところが気持ちよさそう!
ハハン、Kellyさん、コレがやりたかったのね!?

200ココでドラム・ソロ!

210先日のイベントでKellyさんが語っていたようにニュー・アルバムではドラムの録りに凝ったとか…。
「生」でアルバム収録曲を全部聴かせておいて、Yosukeさんのドラムをフィーチャして総括的に締めくくろうという計算だな?…よく考えられた構成ではあるまいか!

220_2力いっぱいの渾身の演奏に大喝采を浴びた。

230v新しい曲をすべて演奏しておいて、後は引き慣れたレパートリーで締めくくろう。

240_2YAMA-Bが加わって「N.W.O」。

250v前作のオープナーをこんなところに持ってくるなんて!

260v_2最後の最後までエンジンが全開なのを見せつけようってんだな?!

270あたかもショウが始まったばかりかのように鋭敏なソロをたたき込む!

280vそして、本編を締めくくるのは…

290「Toki-No-Kakera」だ!

300v_2Kellyさんの歌ものレパートリーのショウ・ケースのような一曲。

320vドラマチックなコンサートはドラマチックな一曲によって幕を下ろした。

330v_2今日のショウの主役の『AT THE GATES OF A NEW WORLD』。
ココに収められた11曲のうち、どれが将来のKelly SIMONZあるいはBLIND FAITHのスタンダード・ナンバーになっていくのかが楽しみだ。

340cdアンコールは一曲!

345この潔さはステキ。
やりたいことをすべて本編でやって、アンコールで「チラ見せ」して、見足りない人はまた次回。それまでの間、CD買って楽しんでてチョ…コレでいいのだ。
最近はもう一回コンサートが始まったかと思うぐらいしっかりアンコールをやる若いバンドがいるけど、そんな、ゲップが出るほどアンコールやっちゃダメよ。
アンコールについてはまた別の機会に書くよ。

350曲は人気の「Now Your Turn」。曲名が告げられた瞬間大歓声が上がった。

360Yosukeさんも後ろの方で汗みどろの力演!

370まるでBLIND FAITHのメンバーのようなパフォーマンス…イヤイヤ、そんなもんじゃ収まらない…BLIND FAITHの五臓六腑(重要ってことね)のような活躍だったゲスト・ボーカルのYAMA-B。

380vすでに次回のキネマ倶楽部公演が10月9日に決定しているKelly SIMONZ。
次はどんな手で我々を楽しませてくれるのか?

390v超高速で駆け抜けた四人に浴びせられた拍手と喝采の大きさをここに書き記せないのが悔しい!

400ノリにノッてるSIMONZ氏。
この後もニュー・アルバムのプロモーションが続く。Marshall Blogでもレポートするのでお楽しみに!

410_2Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ OFFICIAL WEBSITE

420(一部敬称略 2015年7月11日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2015年8月24日 (月)

Kelly SIMONZ~Tokyo Kinema Club "the 9th" AT THE GATES OF A NEW WORLD 2015 <前編>

先日レポートしたKelly SIMONZの『リスニング・パーティ&ミニ・ライブ』
あの時はKellyさんの新譜をみんなで聴いて、その中から数曲のデモ演奏をマイナスワン音源をバックに披露するというコースだったが、今回はその「生」編。
場所は東京キネマ倶楽部。上野のひとつ隣の鶯谷。駅から2分、急げば1分。スキップで行っても2分はかからない楽々ロケーション。

10Kellyさんのライブ活動の総本山、東京キネマ倶楽部。
そして、「キネマ」といえばMarshallの壁!

20ステージいっぱいに広がったMarshall+EDEN。
今回でKellyさんのキネマでのコンサートも9回目を迎える!

30そして、ショウはスタート。

40今回のコンサートはKelly SIMONZ's BLIND FAITHのニュー・アルバム『AT THE GATES OF THE NEW WORLD』の発売を記念するもの。
どこまでニュー・アルバムの曲に特化するのかがひとつの見どころとなる。

50cdオープニングは「The Journey To The Gates」。

60Kelly SIMONZ

70v背(せな)にしょってる三段積み!

80足元のようす。

90KAZ

100vEDENのWT-800とD410XSTを使用。

110vYosuke Yamada

120v冒頭から猛烈にドラマチックな展開!

130vそして気合タップリのプレイ。
Kellyさんのニュー・アルバムへの意気込みが感じられるというものだ。

140v私も今度のアルバムが好きで、聴いているうちにハタと気づいた。
このオープニング曲の「The Journey to the Gates」というアルバム全体の序曲的なナンバーは、「シャー」という森のざわめきのようなSEで始まるが、コレ、「Close to the Edge」の川のせせらぎの音とかなり近い。
この手は効果音はどれも似通っているということかもしれないが、何というか、ノイズの種類と周波数が被って聴こえる。
「オー!さすがKellyさん、Yesへのリスペクトか!」と思わせると同時に、私なんかには曲を親しみやすくしてくれているように思えるのだ。

200v

YAMA-Bが2曲目で登場。

160v観客の期待を裏切らないアルバム通りの曲順でアルバム・タイトル曲の「At the Gates of a New World」。

170v続いて「In the Name of Love」。
明るく楽しいメタル・チューン。

180v

それが美学…ということになるのであろうが、ヘヴィ・メタルって圧倒的に短調で重い曲が多いでしょ?
「ヘヴィ」で「メタル」なんだから重いのは当然なんだろうけど、希望に満ちた明るく楽しいヘヴィ・メタルがもっとあってもいいと思うんだけどダメなの?
そういう意味ではこの曲は私にはストライクなのだ。
ただし、「がんばれ」、「負けるな」、「桜」はイカン。ま、「サクラ、サクラ」と絶叫するメタル・チューンも一度は聴いてみたいような気もするが…。

190YAMA-Bがギターを下げる。

210v

Kellyさん、まさかのハンド・マ~イクッ!

220曲順はアルバム通りだから「I am Your Judgement Day」。
240
70年代テイストたっぷりのハード・ロック・チューン!
250
アルバムの中ではこの曲が一番好き。
歌の内容はドロッドロのラブソング。ハード・ロックはコレでいいのだ。

230ソロはコンテンポラリーな展開を見せる。コレがまた曲調にシッカリ溶け込んでいるところがうれしい。

260vアコギを手にしたKellyさん。
曲は「Immortal Love」。

270vKellyさんのシットリしたアコギも魅力だが、この曲の聞きどころは、知らない人が聞いたら、ともするとビックリして飛び上がってしまいそうなYAMA-Bの「♪Immortal love」の大絶唱だろう。

280感情を込めてナイロン弦の上に指を滑らせるKellyさんのプレイも印象的だ。

290vYngwieテイストの「Tales of Viking」。

300vYngwieが聞いたら喜ぶわ。彼って何か豪快なことをしたり、破天荒な話しをすると、よくフザけて「Oh yeah, I'm a viking!」って自分から胸を張って言うんだよね。それが「なるほど」…と思わざるを得ない迫力なのよ。
Kellyさんの演奏も海賊級だ!
でもkellyさん、素行は全然ヴァイキングじゃなくてジェントルマンだよ。
315v
ココで一旦ニュー・アルバムから離れて、前作から「Signs Of The End Of The World」。
前作も大好評だっただけにそのレパートリーを期待していたお客さんも少なくなかったことであろう。

310Marshallサウンドで飽和した会場。それでも容赦なくKellyさんから発されるシュレッディング・ノーツ!(正確にはshredded notes)

一旦ステージを降りたYAMA-Bが再び加わる。

330vすなわちニュー・アルバムに戻って「Bound For Glory」。

340怒涛の火の玉チューン。
Kellyさんの激情ソロが観客の度肝を抜く!

350vKellyさんのエモーションに一歩も引けを取らないYAMA-Bのシャウト!
中盤のハイライトだ!

360vそして前半最後の「Nobody Is The Same」。

370vコレも70年代テイストが香る正統派ブリティッシュ・ロック・チューン。

380CDではオルガンが実にいい雰囲気を醸し出しているが、ライブのド迫力にはかなうまい!

390私もこのシリーズは何回も観て来たが、今回のKellyさん、いつになくみずみずしく、かつ大らかにプレイしている感じがしたな。
他の2人のメンバーも同様だ。
「意欲作を作り上げた」という自信があるのだろう。
それよりナニより、Kellyさん…楽しそう!

150

Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ OFFICIAL WEBSITE

400v<後編>につづく

410(一部敬称略 2015年7月11日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2015年8月20日 (木)

METALLIC SPIN JAPAN TOUR 2015 <後編>~Girls,Boys,Boys(TSPっぽい人達)

『METALLIC SPIN JAPAN TOUR 2015』、二番目の登場はGirls,Boys,Boys(TSPっぽい人達)というバンド。

10ギターはShuっぽい人。

20ボーカルはKouzyみたいな人。

30vベースはTHUNDERのような人。

40そして、HINAらしい人。

50vそして、この四人に女性コーラスが加わる。

60KANちゃんっぽい人。あ、KANちゃんはKANちゃんでいいのか!

70v今日はスティックをマイクに持ち替えての登場となる釈迦。

80vなるほど、コレはTSPっぽい!

90v

100v

110v

120vShuっぽい人はMarshall。
TSPのShuと同じセットアップ。

130JMP-1とEL34 100/100のアンプ・セクションとMF400Aのコンビネーションだ。

140vやっぱりJMP-1ってのは音がいいね。
100/100の素直な押し出し感がまた素晴らしい。両方ともMarshall史に名を残す名器ですよ。

150このTSPっぽい人たち、今日はMotley Crueのカバーを演っちゃうぞという企画。

160vハイ、ここでお詫び。
正直に言います。
私、モノの見事にMotley Crueというバンドを知りません。メンバーの名前ぐらい?
一曲も知りません。
Motley Crueか、「フェルマーの最終定理」、あるいは「エニグマ暗号機」のどれかを説明しろと言われたら、Motley Crueはカンベンしてもらうわ。
勉強不足と笑わば笑え。
Motley Crueがキライなワケでも恨みがあるワケでも何でもない。世代も違うし、交わる機会がまったくなかったのね。
ですから!
ココは謙虚に、知らないことには触れないで、TSPっぽい人たちが何を演奏したかだけ記していくことにするよ。
手抜きじゃないからね。
知らないだけだからね。

170オープニングは「Dr. Feelgood」。
Dr. Feelgoodといえば、パブ・ロックを代表するバンドじゃんね!…なんて説明はおもしろくくない。
マーブロ的ではない。
…結局ダマっていられなくてスミマセン。


「Dr. Feelgood」っていうのは、ヘロインを意味したり、薬を違法に処方してくれる悪医者を意味するらしい。
もちろんMotleyのこの歌もドラッグ関連の歌なんでしょ?
で、ですね、調べていて面白いのを発見したのは、The Beatlesがらみの話し。
『Revolber』に「Dr. Robert」って曲が入っていますね?
このロバート先生のモデルになったのが、ドイツ生まれのアメリカ人医師、Robert Freymannという人。で、この人がまさにDr. Feelgoodで、あんまり好き勝手するもんだから、しまいにゃ医師免許を剥奪されてしまったらしい。
驚いたのはこの先。
モダン・ジャズの一番の巨人と言えば、Charie "Yardbird" Parkerですね。ジャズを聴かないロック・ファンでも音楽を長いこと聴いていればこの名前は耳にしたことがあるのではないかしらん?ニックネームは「バード」…ったってフリーのアナウンサーとはワケが違う。
何しろこの人がいなければモダン・ジャズが生まれなかったような人だ。ま、ロックで言えばビートルズ級の人。
このバードにロス・ラッセルという人が書いた『バードは生きている』というヤケクソにおもしろい伝記がある。
それによればバードは重度のヘロイン中毒で、そうなると普通はアルコールと食べ物の摂取が極端に減るらしいのだが、バードはヘロインを摂りながら浴びるように酒を飲み、馬のようにメシを喰らったという。
そんな無理がたたって、バロネス・パノニカ・デ・ケーニヒウォーターというパトロンとニューヨークのホテルでテレビを見ている時に胃に穴が空いてしまい、もんどり打ちながら絶命した。肝硬変と心臓麻痺もあったらしい。ボロボロよ。
享年34歳。若い。
ところが、死亡診断書の推定年齢は50から60歳とされた。
この手の話しはJanis Joplinでも聞いたことがある。
で、バードを検死し、死亡診断書を作ったのがこのロバート先生だったというのですよ。
スゴクない、この話し?
こんなの喜んでるの私だけでしょうけど…。
ちなみにバードが言うには、ヘロインの注射器の針を身体に入れた瞬間、人生が終わるとか…。絶対に止められないそうだ。
バードは生涯クリエイティブですさまじい演奏を披露し、たくさんのフォロワーを生んだ。皆、バードがスゴイのはドラッグのおかげだと思い、こぞってその悪癖をマネたが、バードが本当にスゴイ演奏をしたのはシラフの時だったという。
そういえば、Aretha Franklinにも「Dr. Feelgood」って曲があるね。


ゴメンちゃい、TSPっぽいところから大分遠くへ来ちゃったな…でもナンカ書かないとね。私カキカキ中毒なの。
でも今日はもうグダグダ書きません。

190
しかし、Shuちゃんっぽい人のヌケヌケのブルータルなギター・サウンドが素晴らしい!

180二曲目は「Wild Side」。
「Wild Side」といえばLou Reed!…イヤ、もう止めとこう。

200KANちゃんの堂に入った歌いっぷりがまたカッコいい!

210v「Shout at the Devil」

220v「Looks That Kill」

230v「Live Wire」。
「Live wire」って文字通り「送電線」とか「電気が通っている線」のことを言うんだけど、「活発な人」とか「活動家」みたいな意味もあるんだよね。

240v「Girls x 3」

250そして「Kickstart」で締めくくった。
何とかワタシも乗り切ったよ~!Motley Crueファンの皆さん、ゴメンナサイ!

260さて、コチラは本家のTSP(Tribal Scream of Phoenix)。
6月に四曲入りのミニ・アルバム『TSP II』をリリースした。
雷鳴のような相変わらずのラウドっぷりが気分爽快!
ゼヒお試しあれ!

270cdTSPの詳しい情報はコチラ⇒TSP OFFICIAL WEB SITE

S41a6431(一部敬称略 2015年6月26日 下北沢GARDENにて撮影)

 

2015年8月19日 (水)

METALLIC SPIN JAPAN TOUR 2015 <前編>~SS BAND

明けまして夏休み。
Marshall Blogをご愛読の皆様におかれましては、楽しい夏休みをお過ごしになられたことと存じます。
私の方はといえば、週末も盆暮れの別もまったくなく、一年中こんなことをしてるワケなんだけど、今年は土日に仲良くして頂いているギタリストが三重県は松坂の方からご夫妻で上京されて、イヤァ、飲んだり、喰ったり、しゃべったりで楽しかった。死ぬほど笑ったわ!

…というワケで今日からMarshall Blog再開します。よろしくお願いします!

まず…。
今日レポートするライブのリハーサルが終わって、買い物に行こうとハコから表に出たら、原田の喧ちゃんのギター・テクをやってる大ちゃんにバッタリ。
近くの違うハコでのお仕事だったそうだ。
そしたら今度は、「オ~イ、ウッシ~!」と向こうから手を振りながら近づいてくる人が…。
誰かと思ったら、ウワッ、当の原田喧太!大ちゃんと顔を見合わせてビックリ!
「どしたん?」と訊くと、「イヤ、借りてたDVDを返しにきたのよ」だって。
イヤ~、こんなことがあるんだね~…とパチリ。
残念ながら喧ちゃんはその後打ち合わせがあったので、激急ぎでトンボ返りしたのでした。

I_kh2 では二枚目の写真、どうぞ!
今日のオープニングは盛りだくさんだ~。
オオ、まるでお寺の山門のようにならんだJVM410Hのハーフ・スタック。
「家庭厳峻 不容陸老従真門入 鎖鑰放閑 遮莫善財進一歩来」…コレは、曹洞宗の総本山、福井県の永平寺の山門の入り口の両脇に掲げられた言葉。
以前書いたような気もするが、検索しても引っ掛かってこないのでまた書いちゃうゾ。お寺関係のことはコレぐらいしか知らんからね、出せる時に出しておかないと…。
この言葉は「かていげんしゅんにして、りくろうのしんもんよりいるをゆるさず さやくほうかん、さもあらばあれ、ぜんざいのいっぽをすすめきたるに」…と読む。

「ココ(家庭)は厳しいところですよ~、チャラチャラしてたら入ることは許しませんよ~」と言っているのが前半。
永平寺の山門には扉が付いていないのね。いつでも開けっ放し。つまり自由にいつでも入れることを示唆している。「扉は開いているけど、そう簡単には入れませんぜ、ダンナ」…ということ。
後半は、「でもね、本当にヤル気になって、この門をくぐって頑張っちゃえば、メッチャいいことが待ってるよ~」と言っとる。
曹洞宗は修業が厳しいでね。

一休さんが足利義光将軍と「作麼生・説破(そもさん・せっぱ)」ってやるじゃない?
「法戦(ほっせん)」っていうだけど、永平寺でああいうのを本当にやってる。禅問答というヤツよ。
その年に選ばれた一番優秀な若い坊さんが、「そもさん!」と問われると、「セッパ~ッ!」とジョー・コッカーもビックリの大絶叫でその問いに答える。
「人間は平等と言われているのに何故に貧富の格差が生まれるのか?」みたいな質問。答えは忘れちゃったけど、そのドキュメンタリーを見て、あまりの迫力に感動してしまい、いつか永平寺に行ってみたいと思っていた。
それで、昔の仕事で富山に住んでいた時、福井に出張したついでに何回か寄って、この言葉を覚えたというワケ。
だってカッコいいじゃん?

それを今日はMarshallがなぞっているワケ。
「麻亜紗瑠厳峻 不容舞台従真門入 鎖鑰放閑 遮莫爆音善財進一歩来」ということ。
「マーシャル厳峻にしてステージの真門より入るを許さず 鎖鑰放閑さもあらばあれ、爆音の一歩をすすめきたるに」…もう意味はおわかりね?
1959あたりにピッタリの言葉じゃない?10『METALLIC SPIN JAPAN TOUR 2015』というイベントからのヒトコマ。
はじめに登場したのはSS BAND。

20「作麼生、SS BANDの由来は種々あるやに聞くが、真実はいかに?」
「説破、SSのSはSHARAのS」…

30v「そして、sun-goのSなり!」…。

40vボーカルはRAY

50vドラムは山内康雄

60vベースは寺沢リョータ

70v前回同様、オープニングはKISSの「Detroit Rock City」。

80今日もふたりのMarshallをチェックすると…
SHARAさんはJVM410HとMF400Bの組み合わせだ。

100v一方、sun-goさんはヘッドはSHARAさんと同じJVM410H。キャビネットはMegadethのDave Mustineのシグネチャー、1960DMのBだ。

110堰を切ったように飛び出すハード・ロックの名曲!

120イキの合った真ん中のツイン・リードのパート。
考えてみると、人気ボーカルと人気ギタリストがタッグを組んでバンドを結成するということは、古今東西いくらでもあったが、人気ギタリストの二枚看板バンドというのは記憶にないな。
Wishbone Ashみたいのはまた違うし…。
mintmintsがまさにソレといえばソレなんだけど、どちらかと言えばmintsはバンド全体で魅せるという印象が強いし。
同じ楽器の花形が一緒になるときっとウマくいかないんだろうね。
もちろんSS BANDはウマくいってる。

130二曲目は「Hush」。

140こういうのは燃えるよね~。何たって曲がいい!

150vでもコレはDeppe Purpleの曲ではありませんからね。Joe Southというアメリカ人の1967年の作品。
「♪ナ~ナナナ~ナナナ~ナナ~ナ~」っていうところがあるでしょ?あのパートはThe Beatlesの「A Day in the Lifeと同じ」ということになってる。ま、確かに。
で、「Hush」は「A Day in the Life」よりテンポが速い。
Deep Purpleバージョンは、最後に一回だけ半分で「♪ナナナ」を演ってるでしょ?アソコは「A Day in the Life」のつもりらしいよ。
「Deep Purple」というのはジャズのスタンダード曲のタイトル…ということはみんな知ってるだろうから書かないでおこう。書いちゃったか!
30年以上前、ジャズを聴き始めの頃、このことを知って結構ブッたまげたよん。リッチーのお母さんの好きな気曲だったとか。

160v三曲目はAC/DCで「Highway to Hell」。

170コレまた盛り上がること必至!
SHARAさんのドッシリしたソロが炸裂!

180Y&Tの「Forever」。

190vY&TはSHARAさんのお好みのハズだ。

210v
成長目覚ましいリョータくん。
彼が所属するTORNADO-GRENADEはいいよ。
懐古主義などではない、今の若者による今のHR/HMが    TORNADO-GRENADEには詰まっているということは以前にも書いた。ソコがポイント。
290

そうした若者がSHARAさんやsun-goさんのようなベテランと一緒に何かをやる…というのは実にいいことだと思ってる。
さすがはSHARAさんだ。
このバンドではカバー曲だけだけど、そうした新旧の才能がくっついて何か自分たちだけのものをクリエイトしていくことがロックの将来への望みのひとつだと見ているんだよね。
そうしたアクションには惜しみない協力をさせて頂きたいとMarshallは思っている。

Img_0069 定番、「Rock 'n' Roll」。
しかし、コレも歌詞がスゴイよナァ。
シンプルということに着目すれば、まさにブルース的と言えるのかもしれないけど。
「久しぶりだぜ、ロックンロール。またやらせてくれよ、寂しかったんだゼ」…があんなカッコよくなっちゃう。
英語圏の人たちはこんな内容の曲をコンサートの一曲目に、しかもあの演奏でやられたらそりゃショーベンちびるわナ。
そして爆音。
当時、Marqueeに出演した時なんかでも遠慮なく音がデカかったらしい。230Vだでね、そりゃスゴイよ。
やぱり今のロックとは隔世の感があるよな。

220パワフルにドライブしまくる山内さんのドラム!ロックンロール!

230vZeppelin大好きのsun-goさん、ノリノリだぜぃ!

250vここのところギターといえばストラトばっかりだけの感があるけど、今日は二人ともハムバッキングのギターで図太い、図太い。JVMの轟音と相まってZeppelinテイスト満点だ。

260v

んで、「ロンリ、ロンリ」は大合唱…と来たもんだ。
295

前回は「Radio Magic」だったんだけど、今回は「More」。
イントロだけで大歓声があがった。

280レイさんが歌うところの「More」も本家とは違った雰囲気で実によろしいわ~。

270v

伝家の宝刀。ホンモノは重みが違う!

300vすると今度は~!

310

「私は嵐」!

340v

コレもまた妙にレイさんの声がハマる!何たって声がいいからね。
サビは大合唱。

320v

SHARAさんも大熱演。

330v

二曲ともいつもご一緒させて頂いているバンドの愛奏曲だけにすごく新鮮だった。

325それにしても人間の声ってやっぱりスゴイね。歌い手が代わると曲が変わってしまう。
しかし、Marshallから飛び出してくるSHARAさんとsun-goさんの轟音はまったく変わらないのであった!350石原SHARA慎一郎の詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL BLOG
五十嵐sun-go美貴の詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL BLOG

360ところで!
mintmintsがニュー・アルバムを発表したよ!
今回はメンバー各々が曲を持ち寄って制作したというスペクタクル巨編!
残念ながら私はまだ聴いてないのよ。私同様、Marshallの社長も楽しみにしているに違いない。
SHARAさん、sun-goさん、楽しみにしておりやす。

Mmq_2(一部敬称略 2015年6月26日 下北沢GARDENにて撮影)

2015年8月10日 (月)

MEJIBRAY~4周年記念全国TOUR 「毒」

赤坂BLITZに行くと、ずいぶん前からこのポスターが貼られていて、チョット気になっていた。
…というのは、ルックスだけでなく、「盈虧」とか「毒」とか刺激的な漢字と「ネペンテス」という妙な耳触りの言葉。
一体どうなってんだろう…と興味を持った。
40年前なら「ショック・ロック」というカテゴリーに繰り入れらていうたであろう、ゴシック調のオドロオドロしいイメージのバンドが私はキライではない。
その気になっていたのが今日Marshall Blogに初登場のMEJIBRAYだ。
ある友人の紹介でお近づきにならせて頂いたが、聞いたらアータ、バリバリのMarshallバンドだっていうじゃない?
楽しみは倍増したというワケ。
開場前の赤坂サカス周辺にはそれらしい男女がイッパイ!

20この日はMEJIBRAYの4周年を記念するツアーの千秋楽だ。

30これがMEJIBRAYのステージ。

10

ステージにはMarshallの壁!
もうコレだけでロック・フィーリング満点。世界のロック史上もっと「ロック」なアイコンだ!
コレをはじめて目にしてから40年近く経つが、いまだにカッコいいと思うわ。ただの黒いハコが並んでいるだけなのにね~。

50今年はスタックが誕生して50年の年に当たる。
それでMarshallの25周年を記念したモデル2555の復刻を企画したんだけど、50年、ほぼその姿を変えていないんだからスゴイ。
レスポール、ストラトキャスター、そしてMarshall…名器は姿を変える必要など何もない。それこそがオリジナルのみが持つ底知れぬパワーだ。
それにしても後を絶たないコピー・モデルたち。そんなに「オリジナルより優れている」と思うのなら自らのオリジナル・デザインで勝負すればいいのにナァ…といつも思う。
Marshallのスタートは、中身こそBassmanを礎にしているが、デザインはジムのオリジナルだ。
そのデザインがMarshallならではのサウンドを生み出したのだ。

60さて、MEJIBRAYの4周年記念ツアーの千秋楽。
客電が落ち、オルフの『カルミラ・ブラーナ』が大音量で流れる中、メンバーが登場。
超満員の会場に興奮が渦巻く!

70ボーカルの綴。

80vギターはMiA。

90vベースの恋一。

100そしてドラムはメトだ。

120Marshallの壁を背にするMiA。

130実際に鳴らしているのはステージそでにセットされていたJVM410Hだ。
かなりコンテンポラリーなトーン。もちろんJVMが得意とするエリアのひとつだ。

140オープニングSEの「猛毒」から一曲目の「醜詠(しゅうえい)」につなぐ。
「醜詠」は綴の造語で「醜い中の美しさ」というような意味らしい。何でも「詠」という字が好きでそこから発想を膨らませた。
こういう感覚は面白い。日本のバンドにしかできないワザだ。(中国のバンドもできるか…)
この話を聞いて昔、清志郎がインタビューで苗字の由来を訊かれ、「『忌』って漢字がカッコいいから」と答えていたのを思い出した。

150二曲目は「ネペンテス」。

160v今年の4月にリリースされた12枚目のシングル。ジャケットは三種類用意された、そのうちのふたつが下の写真。
「ネペンテス(nepenthes)」というのは「ウツボカズラ」のこと。
私はたまたまこの単語を知っていたので、冒頭に書いた通りポスターを見て「オヤ?」と思い、そして興味が湧いたのだ。
ちなみにこのウツボカズラというのは、「pitcher plant」とも呼ばれている。形があのビールのピッチャーに似てるからね。
食虫植物(carnivorous plant)をテーマにする感覚がいい!

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ちょっと不気味なギターのアルペジオに導かれるドヘヴィなスピード・チューン。4分の間にコロコロと場面が変わる聴きどころ満点の一曲。

170続いて「蜈蚣」。これは「ムカデ」…難読漢字のひとつだろう。勉強になるな、MEJIBRAYは。

180綴のデス・ボイス炸裂のこれまたべヴィなナンバー。ナニを歌っているのは一切わからないが、何しろ迫りくるパワーがスゴイ!

200v
「DIE KUSSE」、「サバト」、「マダリ」、「RAVEN」、「Sadisgate」…

190何の愛想もなく、地面を揺らすような極力なヘヴィ・チューンを黙々と奏で続ける。

195SEが流れしばし静寂の後はシットリ・ナンバーの「EMILY」。

220ロマンチックなMiAの泣きのギター・ソロがキマる!

230ミディアム・テンポの「これを依存と呼ぶなら」をジックリと聞かせる。
大サビの綴の絶叫が印象的だ。

240v続けて13枚目のシングル『盈虧』。この曲も三種類のジャケットをまとって登場した。

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「盈虧」は「えいき」と読み、「月の満ち欠け」を意味する。ゴシック漢字だね。
これもメディアム・テンポのヘヴィ・チューン。
表現力豊かな綴の声とMiAのギターが曲を際立たせる。

250リズム隊も強力だ。歯切れのよいドラム。
ベース・サウンドも実に独特!リッケンバッカーがこの手の音楽に使われているのを見るのは初めてだ。

260v一転してハデハデなダンサブル・チューン「DECADANCE-Counting Gaots…If I can't be yours-」。
他の曲同様、この曲のPVにもJVMが登場している。

2702分ほどのインターバルをはさんでショウは最終コーナーに突入する。
ここからは怒涛!
ハードに攻め立てる「KILLING ME」…

280vリフがカッコいい「原罪の林檎」。ウン、カッコいい曲だ。
「原罪」とはアダムが神様の命令に背いて人類史上初めて犯した罪のこと。

290「アプリオリ」のMiAのギター・ソロにニヤッとさせられて「月食」へ。

300まだまだ続く暴虐のヘヴィ・ナンバー…「枷と知能 -それってとても人間らしいって神様は笑ってるの- 」。

310そして、本編を締めくくる18曲目は「アヴァロン」。
何しろトコトン狂熱を感じさせるMEJIBRAYのステージ。
一糸乱れぬ観客のノリも最高!
観客の男性比率がすごく高いことにも触れておこう。

330そして、アンコール。

335入退場はいつもこの姿のメト。

340アンコールの一曲目は「BOWOW」。

350「砂に還りしキミ走る」、「シアトリカル・ブルーブラック」と続く。

360フロントの三人が中央に揃う…大歓声!

370MCを挟んで「カルマ-瓦礫のマンティコーラース-」で熱狂は何度目かの最高潮に達する。

Img_0302 続いて「Dicergence」。
320v
アンコールでは五曲を演奏しメンバーはステージを後にした。

380v下は8月5日に発売されたばかりの三枚目のミニ・アルバム『VENOMS.app』。
今回も三種類のジャケットが用意された。

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一度きりのアンコールでは収まり切らない観客の前に登場した四人は、真紅の照明の中、そのミニ・アルバムの中から「VENOMS」をプレイして4周年記念全国ツアーの幕を下ろした。

390v今月末にはモバイル会員限定で東名阪のツアーを敢行。
9月5日には『盲目の猫を殺した猛毒』と銘打ったワンマン・コンサートを日比谷野音で開催する。
また、10月と11月には それぞれ『パラダイム・パラドックス』と『SECRET No.03』というシングルを連続リリース。
さらに11月から12月には『NEXT MAJORITY VENOMS』なる全国ツアーが決定している。
まさに八面六臂の活躍を見せてくれるMEJIBRAYなのだ!

MEJIBRAYの詳しい情報はコチラ⇒MEJIBRAY Official Site

400(敬称略 2015年6月21日 赤坂BLITZにて撮影)

2015年8月 5日 (水)

李涛(Li Tao) 1stアルバム発売記念ライブ~左見右見

中国出身で、かつて劇団四季にも所属していたミュージカル俳優、李涛(Li Tao)のコンサートにお邪魔して来た。

10このコンサートはLiさんのCDの発売を記念するものだ。
しかも、二作品同時のリリース!

35v

一枚はポップス・バージョンの『左見-tomi』。

35cdもう一枚はバラード・バージョンの『右見-koumi』だ。
「左見右見(とみこうみ)」というのは、あちこちを見ること。右顧左眄(うこさべん)なんて言ったりもしますな。
ポップスからバラードまで、右から左までズズズイと幅広い音楽をお届けします…的なイメージなのであろう。

バラエティに富んだ音楽もさることながら、参加したミュージシャンがまたMarshall Blogでおなじみの方々が参加していらっしゃる!
ファンキー末吉、二井原 実、石黒彰、はんだすなお、仮谷克之の各氏をはじめとして、井上尚彦、進藤陽悟、サンプラザ中野くん等々。
加えて、ヤッチンも曲を提供し、ファンキーさん作のバラードで「FLY AGAIN」ではギターもプレイしている。

36cd…というのも、双方プロデュースを担当したのが和佐田さんなのね。
この誇らしげな表情!

125

会場は満員の大盛況!

30_2当日のバンドのメンバーを紹介すると、レディ・ファーストで…

ダンサーの滝沢由佳

240

駅田郁美

250

上手のキーボードがはんだすなお

50_2下手が進藤陽悟

40vドラムに井上尚彦

60_2そして和佐田達彦
すなわち、最後の三人は「いわし」だ。
和佐田さんはEDEN。
お気に入りのWT-800とD410XSTを使用。

80_2ショウは歌とダンスのバラエティ・・ショウといった趣だ。楽しいナ!100_2セット・リストはもちろんアルバムの曲を中心に構成された。

120エキサイティングなノリノリ・ナンバーから…

123ヴァイオリンが入ったシットリ・ナンバーまで幅広い選曲がLiさんのエンタテイナーぶりをアッピールする。
ヴァイオリンはsources(ソーシズ)の加賀谷綾太郎だ。

130冒頭にも書いた通り、Liさんは劇団四季にも所属していたこともあり『Ctas』や『Lionking』にも出演していた。
『キャッツ』では「Curious Cat(好奇心ネコ)」のRum Tum Tugger(ラム・タム・タガー)、Rumpleteazer(ランプルティーザー)と徒党を組んだ「Notorious Cat(悪名高きネコ)」のMungojerrie(マンゴジェリー)、「Railway Cat(鉄道ネコ)」のSkimbleshanks(スキンブルシャンクス)を演じた。
『Cats』はどこをどう切っても名曲ぞろいの作品だ。
まさかグリザベラやオールド・デュトロノミーを演じるワケにはいかないとなると、Liさんが演じたのはどれも最高においしい役どころだ。
私、『Cats』好きでしてね、Wintergardenで二回観た。

M_s41a4225 Marshall Blogでもちょくちょく触れている通り、私はミュージカルが大好きなのね。
だからLiさんのミュージカルからの選曲はうれしかった。

140

例えば「Over the Rainbow」なんかもセットリストに組み入れていたし、チョット意外だったのは、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの『踊らん哉(Shall We Dance)』の挿入歌、「They Can't Take That Away From Me」を歌ったことだ。古い古い歌だ。
この曲はガーシュインの代表曲のひとつでもあるが、1992年にトニー賞を取ったガーシュインの曲で構成したミュージカル『Crazy For You』にも使われていた。Liさんが選んだのはその関係かな?
『Crazy For You』もとても楽しいミュージカルだ。コレもブロードウェイのShubertで観た。Mel Tormeのライブ盤で有名なShubert Alleyのとなり。

150他にも『キャッツ』と同様、Andrew Lloyd Webberの『Evita』や『Wicked』の曲が取り上げられた。
それと『Rent』の「One Song Glory」。
「The Seasons of Love」ばかりが有名な『Rent』だけど、このミュージカルもいい曲がテンコ盛りなんだよね。
『Rent』は1996年にニューヨークに行った時、ちょうどオフからオンに上がって来た時でモノスゴイ話題になっていた。
それじゃ、というので観てみようと思ったのだが、劇場の前はチケットをゲットしようとする寝袋にくるまった若者が芋虫の大群のように列を成していて、チケットを入手することはとてもできなかった。
結局、音源をゲットしただけで舞台は観ずじまいだった。
Liさんの歌を聴いていてそんなことを思い出した。

160Liさんの熱唱を完璧な演奏でバック・アップするバンド陣!

180このバンドはギターがおらずツイン・キーボードという編成だ。
進藤さんとすなおさんが絶妙なサジ加減で役割を分担して分厚いサウンドを出していた。

190緩急自在な熟練の技を見せてくれる井上さん。
今日はトークなし!
次回のいわしまでガマンしよう。

200そして音楽監督、和佐田達彦。
この日はイスに座って神妙な面持ちでプレイに徹していたが、ソロ・コーナーでは大爆発!
EDENのいいところを100%引き出すスーパー・スラッピングで大歓声を浴びた。

220そしてLiさんの魂の熱唱!
何度も感謝の言葉を述べながら、とてもうれしそうに、そして楽しそうに歌う姿にとても好感が持てた。
一方、Liさんの歌や踊りを一時も聴き逃すまい、見逃すまいと熱心にステージに観入るお客さんの熱気もスゴかった。

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ダンサーのお二人も客席に降りて盛り上げる!

270

ステキな歌と踊りに満ち溢れた楽しい二時間だった!

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和佐田さん、さすがのグッジョブ!

280李涛(Li Tao)の詳しい情報はコチラ⇒Li Tao Official Web Site

290(一部敬称略 2015年6月4日 赤坂BLITZにて撮影)

2015年8月 3日 (月)

摩天楼オペラ~The Fifth Element TOUR ファイナル

開演前の静謐なクラシックが会場に流れる中、客電が落ちそのまま演奏につながる。
まるで『Yessongs』の「火の鳥」から「Siberian Khatru」への流れのようだ。
ちなみに「Siberia」は「シベリア」ではなく「サイベリア」と発音する。だからこの曲は「サイベリアン・カートゥル」が正しい。

10ステージにはMarshallのフル・スタックが三列!

20摩天楼オペラだ!

30苑 ~sono~

40vAnzi ~anzi~

50v彩雨 ~ayame~

60v燿 ~yo~

70v悠 ~yu~

80vAnziといえばMarshallの壁。

90実際に音を出しているのは真ん中のJCM2000 DSL100とその下の1960Bだ。

100足元のようす。意外にいつもシンプルなのだ。

110今、摩天楼オペラが取り組んでいるのは「The Elements」こいうコンセプトだ。
水、土、火、風、エーテル…という世界を形成する五大元素を音楽で表現するという試みで、それぞれのテーマをシングルとしてリリースしている。
で、ツアー・タイトルの『The Fifth Element』にある「五番目の元素」とは「ether」のこと。
その「ether」をそのままタイトルにしたシングルのレコ発ツアーの千秋楽が今日レポートするステージだ。

120オープニングはその「ether」!
「エーテル」は有機化合物のひとつだが、「天界、天空、輝き、光」と捉えてタイトルにしたそうだ。
「r」が「l」になるととてもなじみ深いのだが…そう、Frank Zappaの名作「Billy the Mountain」の主人公、山のBillyの肩に生えている女の子の木の名前だ。

さて、この曲はキーボードの彩雨が音楽監修を務めた『心霊写真部 劇場版』主題歌。
「愛と平和」を願った曲。

ところで、「心霊写真」ってのは、ちょうど私が小学生ぐらいの時に猛烈に流行ったんよ。つのだじろうの『うしろの百太郎』が火をつけた。ものすごく流行ったんだから。
今みたいにCGのようなデジタル技術がない時代だからね、ホンモノだと信じて子供たちはみんな震え上がった。
でも今の世の中、心霊写真なんかよりよっぽど恐ろしい事件が毎日平気で起こってるから恐ろしい。
いい音楽を聴いてみんなで平和に暮らしたいものだ。

130この「ether」、ドハードながらポップなメロディが実にいい感じ!摩天楼はこういうところが実にウマい!

140v続いてもたたみかけるようなドライビング・チューン、「落とし穴の底はこんな世界」。
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満員の観客を睥睨し自信たっぷりのギター・ソロを展開するAnzi。
ものスゴイ歓声だ!

150「俺たちは太陽を呼ぶぜ!笑顔がいっぱいじゃねーか。今日はファイナル、ひとつになって行こうぜ!」

160vイントロのフランジャーがカッコいい「RUSH!」。ソロでも魅せるAnzi。

180v

これまたハードな「Psychic Paradise」。
190v

まだまだ続くハード・チューン。「Mermaid」。

200v毎度のことでもあるし、「これでもか!」とアップテンポの曲をたて続けに演奏するコンサートは他にいくらでもあるけど、この摩天楼オペラの圧倒感ってのは何物にも換え難いんだよね。

170

ダンサブルとでもいえばよいのか、キレのよいリズムが小気味いい「Round & Round」。
「ether」のカップリング曲。
270

まばゆいミラー・ボールの明かりが抜群の舞台効果をクリエイトする。

280
ここで悠のドラム・ソロ。

300v
コレも摩天楼オペラの定番。
私も子供の頃からコンサートで数えきれないほどドラム・ソロを見て来たけど、こんなに早くドラム・ソロをやっちゃうのは他に記憶がない。
私が知っているドラム・ソロの出番は大抵後半なんだけど、いつも摩天楼は前半でドラム・ソロを入れて来る。

310
どこでソロをやってもパワフルなだろうけど、今日も渾身の力を込めて華麗にスティックを踊らせる!

320v
「The Fifth Element Jam」と題したインスト・コーナー。ココも聴きごたえ満点!
まずはAnziのカッコいいリフでスタート!

220キーボード・ソロではベートーベンの「「第九」!

390v

そして、ベース・ソロ!

380

ボーカルと掛け合いの場面も。「Black Night」も飛び出した!

415

またまたハードなドライビン・チューン「致命傷」。カッコいい曲だ。

230vここでコール&レスポンス。
「今日は声出たね~。さすがファイナル!」
男性の声もデカい。
そう摩天楼オペラは男性の客も多いし、また、増えてきているのだ。

275v

これも「ether」のカップリング曲、「蟻の行進」。

240単純に「ロック」ということを考えて作られた曲だとか…なるほどひたすらロックだ!

250v随所に散りばめられるAnziのギター・ソロ。
毎回大きな大きな歓声が沸き上がる。
「楽しんでるかブリッツ?!」…そういえば、MCで「Blitzというのは『爆撃』のことを言うんだぜ」と説明していたAnzi。
「blitz」はドイツ語で「稲妻」という意味。そう、英語ではAnziが言う、通り飛行機を使った「猛爆」を意味する。
一般にイギリスでは「The Blitz」として「ロンドン大空襲」のことを指す。
ロンドン大空襲は1940年9月から1941年5月までドイツ軍が行った大規模な空襲のこと。つまり「Blitz」だ。
43,000人の犠牲者を出し、100万以上の家屋が被害を受けた。
ところが、今、ロンドンの街を歩いてみると、そんなことを微塵も感じさせない。戦前からの建築物は戦争などまるでなかったように古い建物が居並び、実に魅力的な光景が展開する。
これも「石の文化」がなせるワザか?
一方、東京は「東京大空襲(Bombing of Tokyo)」で何にもなくなっちゃった。
コレも何回も書いていることだが、関東大震災と東京大空襲がなかったら東京は今のつまらない高層建築物が立ち並ぶ光景など足元にも及ばない歴史を感じさせる魅力的な街になったであろうに…。
大好きな東京…残念でならない。

ちなみにコレに「激しいこと」を意味する「krieg」という言葉を付け加えて「blitzkrieg」とすると「電撃戦」という意味になる。「予想していない素早く仕掛ける戦争」という意味合いだ。
The Ramonesに「Blitzkrieg Bop」とかいう曲があるでしょ?パンクはまったくわからないけど、コレは知ってる。
ついでに…ジャズに「Be- bop」というひとつのスタイル」があるが、これはスラングで「刃物を使ったケンカ」を意味していた。

260vMarshallのヌケのよいサウンドで弾きまくるAnzi。
彼のプレイは絶対に冗長にならず、密度が濃い。そして、どのソロも曲に溶け込むように計算している。
もちろんそのギター・サウンドはMarshallでなくてはならない。それが彼の美学なのだ。

350

ショウは中盤に入る。
「蜘蛛の糸」。カンダタ~。

420v

ここは耳なじんだおなじみの曲でガッチリと固めて盛り上がるコーナー。

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「CAMEL」~「ANOMIE」と続いて…

330「クロスカウンターを狙え」…あしたのために その3!

340vこのバンドは時折すごく独創的なタイトルを持つ曲を繰り出してくるよね。「落とし穴~」とか。コレがまたいいんだ。一発で覚えちゃうでしょ?
頭脳警察に「指名手配された犯人は殺人許可証を持っていた」という曲があるが、そういうこと、一回聴いたら忘れない
370

客席の盛り上がりもピークを見せる!

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暗転の後心を落ち着かせて「永遠のブルー」。

360そして本編の最後はお待ちかねのグロリア。

400「喝采と激情のグロリア」から…

410「GLORIA」へ。
野音の感動を思い出すね。今日は合唱隊が控えていないけど、テンションはまったく変わらない。

425こうして17曲を激演して本編の幕を下ろした。

430もちろんすぐさま呼び戻し。

540

ちょっとバンドさんの準備ができるまでお知らせ…


コレが4月に発売されたThe Elementsの第一作目の『ether』。

445cd こちらは6月に配信がスタートした二作目の『君と見る風の行方』。タイトル通り「風」だ。
ルネ・マグリットみたいなジャケットが印象的。

440cdそして三作目の『青く透明なこの神秘の海へ』。コレは7月20日に配信がスタートしたばかりだ。
摩天楼史上最長の8分の大作。
…と毎月連続のリリースを推進中。四作目が待ち遠しい。

450cdそして、アンコールが始まった。

460「どう聴いてもらっても構わない」と紹介したのは自身のほどか…今挙げたThe Elements第二作目の「君と見る風の行方」だ。

470v最後までクールにキメるAnzi!この人だけが出せる雰囲気を確立しているのだ。

480アンコール二曲目は「悲哀とメランコリー」。

490vドバーっとCO2も飛び出して盛り上がりはピークに達する!

500さらに「天国の在る場所」。

510v最後まで全員が一丸となった演奏はまさに圧巻!

520v最後の最後は「Orb」で締めくくった。

M_s41a5809摩天楼オペラの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL SITE

530(敬称略 2015年6月17日 赤坂BLITZにて撮影)