Marshall Blogに掲載されている写真並びに記事の転載・転用はご遠慮ください。
【マー索くん(Marshall Blog の索引)】
【姉妹ブログ】
【Marshall Official Web Site】
【CODE/GATEWAYの通信トラブルを解決するには】

« METALLIC SPIN JAPAN TOUR 2015 <前編>~SS BAND | メイン | 【イギリス-ロック名所めぐり】vol.17~ロンドンぶらり途中下車の旅 2015 <前編> »

2015年8月20日 (木)

METALLIC SPIN JAPAN TOUR 2015 <後編>~Girls,Boys,Boys(TSPっぽい人達)

『METALLIC SPIN JAPAN TOUR 2015』、二番目の登場はGirls,Boys,Boys(TSPっぽい人達)というバンド。

10ギターはShuっぽい人。

20ボーカルはKouzyみたいな人。

30vベースはTHUNDERのような人。

40そして、HINAらしい人。

50vそして、この四人に女性コーラスが加わる。

60KANちゃんっぽい人。あ、KANちゃんはKANちゃんでいいのか!

70v今日はスティックをマイクに持ち替えての登場となる釈迦。

80vなるほど、コレはTSPっぽい!

90v

100v

110v

120vShuっぽい人はMarshall。
TSPのShuと同じセットアップ。

130JMP-1とEL34 100/100のアンプ・セクションとMF400Aのコンビネーションだ。

140vやっぱりJMP-1ってのは音がいいね。
100/100の素直な押し出し感がまた素晴らしい。両方ともMarshall史に名を残す名器ですよ。

150このTSPっぽい人たち、今日はMotley Crueのカバーを演っちゃうぞという企画。

160vハイ、ここでお詫び。
正直に言います。
私、モノの見事にMotley Crueというバンドを知りません。メンバーの名前ぐらい?
一曲も知りません。
Motley Crueか、「フェルマーの最終定理」、あるいは「エニグマ暗号機」のどれかを説明しろと言われたら、Motley Crueはカンベンしてもらうわ。
勉強不足と笑わば笑え。
Motley Crueがキライなワケでも恨みがあるワケでも何でもない。世代も違うし、交わる機会がまったくなかったのね。
ですから!
ココは謙虚に、知らないことには触れないで、TSPっぽい人たちが何を演奏したかだけ記していくことにするよ。
手抜きじゃないからね。
知らないだけだからね。

170オープニングは「Dr. Feelgood」。
Dr. Feelgoodといえば、パブ・ロックを代表するバンドじゃんね!…なんて説明はおもしろくくない。
マーブロ的ではない。
…結局ダマっていられなくてスミマセン。


「Dr. Feelgood」っていうのは、ヘロインを意味したり、薬を違法に処方してくれる悪医者を意味するらしい。
もちろんMotleyのこの歌もドラッグ関連の歌なんでしょ?
で、ですね、調べていて面白いのを発見したのは、The Beatlesがらみの話し。
『Revolber』に「Dr. Robert」って曲が入っていますね?
このロバート先生のモデルになったのが、ドイツ生まれのアメリカ人医師、Robert Freymannという人。で、この人がまさにDr. Feelgoodで、あんまり好き勝手するもんだから、しまいにゃ医師免許を剥奪されてしまったらしい。
驚いたのはこの先。
モダン・ジャズの一番の巨人と言えば、Charie "Yardbird" Parkerですね。ジャズを聴かないロック・ファンでも音楽を長いこと聴いていればこの名前は耳にしたことがあるのではないかしらん?ニックネームは「バード」…ったってフリーのアナウンサーとはワケが違う。
何しろこの人がいなければモダン・ジャズが生まれなかったような人だ。ま、ロックで言えばビートルズ級の人。
このバードにロス・ラッセルという人が書いた『バードは生きている』というヤケクソにおもしろい伝記がある。
それによればバードは重度のヘロイン中毒で、そうなると普通はアルコールと食べ物の摂取が極端に減るらしいのだが、バードはヘロインを摂りながら浴びるように酒を飲み、馬のようにメシを喰らったという。
そんな無理がたたって、バロネス・パノニカ・デ・ケーニヒウォーターというパトロンとニューヨークのホテルでテレビを見ている時に胃に穴が空いてしまい、もんどり打ちながら絶命した。肝硬変と心臓麻痺もあったらしい。ボロボロよ。
享年34歳。若い。
ところが、死亡診断書の推定年齢は50から60歳とされた。
この手の話しはJanis Joplinでも聞いたことがある。
で、バードを検死し、死亡診断書を作ったのがこのロバート先生だったというのですよ。
スゴクない、この話し?
こんなの喜んでるの私だけでしょうけど…。
ちなみにバードが言うには、ヘロインの注射器の針を身体に入れた瞬間、人生が終わるとか…。絶対に止められないそうだ。
バードは生涯クリエイティブですさまじい演奏を披露し、たくさんのフォロワーを生んだ。皆、バードがスゴイのはドラッグのおかげだと思い、こぞってその悪癖をマネたが、バードが本当にスゴイ演奏をしたのはシラフの時だったという。
そういえば、Aretha Franklinにも「Dr. Feelgood」って曲があるね。


ゴメンちゃい、TSPっぽいところから大分遠くへ来ちゃったな…でもナンカ書かないとね。私カキカキ中毒なの。
でも今日はもうグダグダ書きません。

190
しかし、Shuちゃんっぽい人のヌケヌケのブルータルなギター・サウンドが素晴らしい!

180二曲目は「Wild Side」。
「Wild Side」といえばLou Reed!…イヤ、もう止めとこう。

200KANちゃんの堂に入った歌いっぷりがまたカッコいい!

210v「Shout at the Devil」

220v「Looks That Kill」

230v「Live Wire」。
「Live wire」って文字通り「送電線」とか「電気が通っている線」のことを言うんだけど、「活発な人」とか「活動家」みたいな意味もあるんだよね。

240v「Girls x 3」

250そして「Kickstart」で締めくくった。
何とかワタシも乗り切ったよ~!Motley Crueファンの皆さん、ゴメンナサイ!

260さて、コチラは本家のTSP(Tribal Scream of Phoenix)。
6月に四曲入りのミニ・アルバム『TSP II』をリリースした。
雷鳴のような相変わらずのラウドっぷりが気分爽快!
ゼヒお試しあれ!

270cdTSPの詳しい情報はコチラ⇒TSP OFFICIAL WEB SITE

S41a6431(一部敬称略 2015年6月26日 下北沢GARDENにて撮影)