THE BOOMERANGS~英太郎 Plays NATAL
私は一切関係ないのだが、通っていた高校が水球の名門校だった。その水球部がオーストラリアに遠征した時、部員の友達がお土産にブーメランを買って来てくれた。
ブーメランはオーストラリアの原住民、アボリジニが狩猟の道具として使用していたことがよく知られているが、起源はオーストラリアということではなく、アフリカやヨーロッパでも古代に使用されていたらしい。
そのブーメランを買って来てくれた友達と、投げると本当に戻って来るかどうか試してみようということで荒川べりに早速出かけた。
コレが実に不思議で、マンガのように投げたそのままの手に帰って来るというところまではいかないものの、うまく投げるとかなり近いところまで戻って来て予想以上におもしろい。
二人でいい気になって力いっぱい投げて遊んでいたら、とうとう投げ損じてしまい、ブーメランは京葉道路に…。ちょうど車がいない時でヨカッタが、そこへデカいトラックが…。
あわれブーメランは木端微塵になってしまった。
秀樹に申し訳ないと思いながらも、とにもかくにもブーメランの能力のスゴさを思い知ったのであった。
さて、今日の出番はThe Boomerangs(ザ・ブーメランズ)。
1995年、福岡で活動してきた元Phiの瀬下黄太(Vo&G)を中心に四人で結成された。
そして、ドラムはMarshall Blogではすでにおなじみの諸藤英太郎。
12"、16"、22"のアッシュのキット。
スネアはNATAL自慢のピュア・ステイヴの14"x6.5"。(自慢ばっかでスミマセン)
結成した年にアルバム『PRESENT』をリリース。
翌年にはプロモ・オンリーのカセット『DEMO TRACKS』をリリースしたがやがて活動休止になってしまった。
そして、結成20周年を迎えた今年、復活が実現し地元福岡と東京でのライヴが企画された。その東京公演が今日のレポートだ。
根強いファンが待ちかねていただけのライブだけあって、会場は超~満員!
そして声援が100%博多弁!
コレがまた最高におかしいやら、あたたかいやら…。
地方のライブハウスへ行くと、実際にはそんなことないのだろうが、自分を除いたお客さん同士が全員友達で、ケタはずれのアウェイ感に襲われることがある。
まさにあの感じ…。
「アレ?博多へきてるんだっけ?モツ鍋喰ったっけ?」と錯覚しちゃうほど。
サウンドは、ビートルズ・フォロワーを主張するようなポップ・サウンド。
耳なじみのよいメロディの曲がテンコ盛りでいい感じ!
それにしても音デケェな…NATAL。
英太郎さんは撫でるように叩いているが、楽器の鳴りが良いためよく響く。
しかし、まったくうるさくない。実に気持ちがいい!コレがいい楽器の特長だ。
告知ゲストが登場。
英太郎さんが現在メインに据えて活動しているバンドのメンバーだ。
来る8月30日のコンサート『20世紀→21世紀 新世紀復活祭』のPRに登場したのだ。
サイバーニュウニュウは23年ぶりの再結成になるそうだ。
ゲストを迎えての公演、見逃す手はない!
さすが英太郎さん、コスチューム系には抜群の強さを見せる!すでに何の違和感もなく溶け込んでいる。
相棒のNATALと思い切り暴れて欲しい。
サイバーニュウニュウの詳しい情報hがコチラ⇒OFFICIAl WEBSITE
The Boomerangsの演奏に戻る…。
メンバー四人、最後までブランクを全く感じさせない息のあった演奏やコーラスを披露。
ファミリー感満点の楽しみどころ満載のライブだった!
結成20年おめでとう!
1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版:現在日本語版制作中!)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト
(一部敬称略 2015年7月12日 HEAVEN青山にて撮影)