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2015年9月14日 (月)

仮面 vs. マヂヤミ(仮面女子 vs. ミオヤマザキ)~CLUB CRAWL 10th Anniversary

渋谷駅の東口から明治通り沿いに恵比寿に向かってしばらく行くとそのハコはある。
「CLUB CRAWL」というライブハウスで、ナ~ンカ行ったことあるよな、ないよな…で、行ってみて思い出した。
何年か前にChris Duarteが出演したところだった。Chrisに加えてichiroちゃんが登場し、ベースはオガンちゃんという超強力なブルース・ロック・コンサートだった。
今日はMarshall Blogに早くも三回目の登場となるミオヤマザキ。
このCLUB CRAWLの10周年記念イベントへの出演だ。
対バンは人気絶好調の仮面女子。
仮面女子はSHOW-YAの『NAONのYAON』でMarshall Blogに登場してもらっている。

会場はパンパン。
ミオ・ファン、仮面ファン入り乱れての大興奮状態!

10mio

20taka

30vShunkichi

40Hang-Chang

50はじめてMarshall Blogでミオヤマザキを見る人たちに念のために断っておくが、写真撮影に失敗しているワケではない。
メンバーの顔を撮影しないようにしていることを予めご容赦頂きたい。

60ソリッドなリフでカッコいいギターを聞かせてくれるtaka。

70v今日も当然Marshall。
JVM410Hと1960Aのコンビネーション。

80v 足元のようす。

90縦横無尽なベースラインでバンド・サウンドを分厚くするShunkichiは…

100EDENのWT-800。この音ヌケ、尋常ではない。いつも言ってることだけど。

110前述のようにミオヤマザキのMarshall Blogへの登場はこれで3回目になるが、今回のライブは以前の2回と決定に違うシチュエーションにあることに気付いただろうか?
気づくワケがない。
写真に写ってないんだから…。

120それは、ドラムがNATALなのだよ、NATAL(ナタール)。
NATALのアッシュ。

130パワフルで歯切れのよいHang-Changのドラミングにピッタリだと想像していたが狙いはバッチリ!
「モノスゴイ音デカイすね!」…と、本人もNATALの鳴りのよさにビックリしていたが、こちらもビックリ!やっぱり恐るべし、NATAL!

140最近はこの組み合わせが自然な光景になって来たよ。皆さん、ありがとうございます!
「アンプはマーシャル、ドラムはナタール、ベース・アンプはエデンちゃん」…コレでいきましょう!

150さて、肝心のライブの方は…コレがミオらしさ爆発のド迫力パフォーマンス!
着信音のSEからつながるのは「メンヘラ」。5月に2枚同時にリリースされたミニ・アルバムから。
Bad_2
途中ワルツが出てきたりする圧倒的にハードなサウンドに耳が奪われがちだが、歌詞がスゴイ。何たる絶望的な世界。
ウン、あなた方「普通じゃない」。

160「童貞ハンター」からキラー・チューン「民法第709条」で不倫への判決を下す。
210v

「民法第709条」は昨年末にメジャー・レーベルからリリースされたシングル曲だ。

N_709

訴状を読み上げてビリビリに破り去るアクションがカッコいい!

220

「LINEぼっち」というCD未収録曲~「山手線ツィッター狂想曲~小フーガト短」と続く。

170「山手線ツィッター狂想曲~小フーガト短」は先出の2枚のミニ・アルバムのもう片方の『大人がイイって言ったヤツ』に収録。
コレ、ジャケットは「イイ」が「×」で、「ダメ」が「〇」だから買う時には気をつけてね。両方買うのが一番安全。
どの曲もホント、聴きごたえ十分。

Bad
特にこの「山手線ツィッター狂想曲~小フーガト短」はスゴイ。
大作だ。問答無用でカッコいいよ。
ヘヴィなパートから演歌調になってみたり、モノローグが入っていたりのやりたい放題。
こんなパノラミックな曲を演っている若いバンド他にいないでしょ?
小林旭もビックリの超現代版「恋の山手線」。
上野駅で左側のドアが開くところを見ると「外回り」だな。
「LINE」とか「ツィッター」とか、現在の若者のカルチャーがふんだんに盛り込まれていて面白い。
そういった最新のツールもあと数年すると懐かしの若者文化になっちゃうんだろうけど。
そんな若者が「山手線」を昔、「やまてせん」と呼ばれていたことなんて知る由もなかろう。
それにしても若い人ってのは渋谷が好きなんだネェ。
私が小学生の時は渋谷といえば「五島プラネタリウム」に行くぐらいだった。
30年ぐらい前はもっとゼンゼン落ち着いた大学生の街だったんだよ。
昭和30年代には東口の駅前に養鶏場があったっていうんだからね…変われば変わるもんだ。

180ところで、紹介した2枚のミニ・アルバム、どちらも内容がエラク濃くて面白い。
アレンジがまたよく練られていて、ものすごく丁寧に作り込んでいるの。
いかにも若者らしい遠慮を知らないハードなナンバーから、今にもテレビから流れて来そうな甘ったるいポップなバラ―トが平気で共存している。
私なんかはそのハードな部分に断然惹かれてしまう。
それはいつも書いているように、トラディショナルなロックが持つカッコいいハードな部分を若者ならではの感性と文化で実にうまく料理していると思うからだ。
野菜嫌いの「肉食系」…そんなイメージがタマらない。

190vインスト・パートで抜群のキレを見せた「婚活ハンター」。

200『ダメ』収録の「水商売」。
この曲もバツグンにカッコいい。実に冴えてる!

230そして最後は同じくダメから「山崎美央」。
コレ、Black Sabbathで言えば「Black Sabbath」、Earthshakerで言えば「Earthshaker」、Concerto Moonで言えば「Concerto Moon」ということね?
mioちゃんが自分のことを歌う一編。滑舌がいいネェ。
モノローグの部分のバッキングのカッコいいこと!
そう、「好きなモノは好き」だナァ。それで私、こんなんなっちゃった。

240これからどんなアイデアをブッ込んで来てくれるか…楽しみだぞミオヤマザキ!

ミオヤマザキの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

250<オマケ>
楽屋の壁でこんなん発見。
去年東京キネマ倶楽部でワンマンやってたんだね。観たかったな…。
またやろうよ、山手線で鶯谷で降りて…。
Marshallの壁とNATALとEDENでサッ!

N_miotcc1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。
M_natal_square
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版:現在日本語版作ってます!不慣れな作業でもうヘロヘロ!)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2015年8月4日 渋谷CLUB CRAWLにて撮影)