SHOW-YA ~GlamorousShow Ⅱ Release Tour FINAL~ <後編>
「オラオラ、マーブロなめんなよ!<後編>だ~!」とは恵子さん言ってない。
ショウも中盤に差し掛かり、メンバー全員参加の楽しい楽しいMCコ~ナ~!
MCコーナーといえば、まずトップ・バッターはmittanと相場がキマっとる。
コレでツカミは完璧だ!
「30周年、このメンバーで山あり、谷あり、人生色々ありながら、こうして迎えられてハッピーな気持ちで~す!」
P・I・T!P・I・T!と恒例の会場名コール。
「HappyのP、愛情のI、チームのT!」…????
Happyは「H」だと思うんですけど…。
とにかく猛烈に盛り上がるのがmittanのMCコーナー。
まさか、この後、前人未到、傍若無人、阿鼻叫喚、驚天動地のトラブルが待っていようととは!
ドラムス、角田mittan美喜!ドコドンッ!
「久しぶり、トーキョー!30周年ね、どこまでいけるかね?そこそこ辛いのよ(爆笑)!みんながついて来てくれるなら、やってもいいって思ってる(お客さん:行く、行く~)」
ベース、仙波さとみ! ドコドンッ!
「今年は30周年イヤー。忙しくしているけど、このみんなで30周年!って言えるのがうれしい。レコ発ライブもコレで終わっちゃうけど、このままレコーディングをして秋にはニューアルバム発意です。これからもよろしくお願いします!」
恵子さんの耳打ちがあって…
「熟女なめんなよ~!」
キーボード、中村美紀! ドコドンッ!(←ちなみにコレ、ドラムの音です。メンバー紹介の時によくやるヤツ)
5人の中で一番新しいメンバーとされるsun-goさん、「1984年11月3日にSHOW-YAに入ることを決心した。寺田恵子がおごってくれたマックにつられて…。
30年前、ロンドンでレコーディングやライブをしたり、NHKの朝の番組にも出て…そんな時代だった。
SHOW-YAの前には8年他のバンドをやっていたの」
その時代のsun-goさんを知る私の古~い友人はsun-goさんのことを「美貴ちゃん」と呼ぶ。
そりゃそうだ、SHOW-YAに入る前なんだから。その頃はichi-goだった。
反対に私が「sun-goさん」って呼んでいたら、「オマエ、さっきから”サンゴー、サンゴー”って一体誰のこと言ってんだ?もしかして美貴ちゃんのことか?」と不思議がられておもしろかった。
ギター、五十嵐sun-go美貴! ギュイ~ン(←ここはMarshallの音)
「最初の5年、再結成した10年があっての寺田です。5人で30周年が迎えられるのが本当にうれしい!
コレでみんながCD買ってくれれば他にいうことないんだけど…」
ボーカル、寺田恵子! ジャ~ン!
Lineのアンケートで募ったみんなが聴きたい曲ということで…
中森明菜の「DESIRE」。
恵子さん、「ハイ、ドッコイ!」なんて合いの手を入れちゃう。ヤメテ!また思いっきり笑っちゃうでないの!
でも普通の「六本木心中」では収まらないよ!
sun-goさんのMarshallの轟音鳴り響くヘヴィな「六本木心中」だ!
ココでまた『Glamorous Show II』に戻る。
「宴もたけなわだけど、SHOW-YAの曲1曲しかやってないよ!」
ところが十分にSHOW-YAなところがスゴイ。
そして、5人のパフォーマンス。
ソフトとハードが絶妙に噛みあった第一級のエンタテインメントに仕上がっているのだ。
1982年の「い・け・な・い ルージュ・マジック」。
CDではデーモン閣下と組んだこの曲。
今日はキャプテンとのコラボだ。
これもテンポを落としたヘヴィ・バージョン。原曲のポップなフィーリングを見事に払拭してSHOW-YA流に仕上げた。
「Gang★」と「So Young」まで全速力で駆け抜ける。
トコトンこだわるヘヴィなアレンジとパフォーマンス!
そして、本編の最後を締めくくるのは、本日2曲目のSHOW-YAの曲…要するに最初と最後にSHOW-YAの曲を持ってきたワケ。
このイントロ、このメロディ、このリズム…デへへ、やっぱシックリ来るな~。
この曲は動画撮影OK…というんで、見て!この光景。おもしろい!全員同じ格好してる。
いくら大阪他で上演してきたとはいえ、2曲目からズ~~~~~っと新曲を演っていたようなもんだからね。
オハコを演るのはさぞかし気持ちがいいことでしょう。
mittanの強力なプレイが一段とパワーアップした瞬間。
まだ、この後何が起こるかは誰も知らない…。
「撮ってるかァ~?!」の恵子さんの掛け声に(私は)大爆笑!
だってそんなの初めて聞いたんだもん。
後ろを振り返れば…ドワ!みんな撮ってる~!
…というのは、お客さんはスマホで撮ってくれた動画を投稿してもらって、それを素材にPVを作っちゃおうという企画なのだ。
そして、コレがそのPVの予告編。
39秒から41秒ぐらいまでの間、2秒チョット、私も出演しています。コリャ本チャンが楽しみだ。
本チャンでは、投稿した動画が採用された方のお名前がクレジットされるんだって!
本編終了!
いつも通り、楽しい時間はアッという間やね。
結局、本編で『Glamorous Show II』のアルバム全曲を披露。
恐らくこんなコンサートはもう二度とないでしょう。30年に一回っきりだ。
前作の時には全曲ブっ通しなんてことはしなかった。
皆さん実に貴重なシーンに出くわした。
ところでこのアルバムを聴いていて思うことがある。
それはsun-goさんのギターの音がズバ抜けていい…ということだ。分厚くて、コシが強くて、色気があって、あたたかくて、それでいて途轍もなくシャープときてる。
一聴してちゃんと真空管のアンプを大音量で鳴らして録ったギターの音ということが想像できる。
デジタル・テクノロジーの進化がめざましく、古式ゆかしい真空管稼働が尊重されたギター・アンプの世界にも随分と便利なものが入り込んで来て久しい。
しかも、PAやモニターの機材の大幅な質の向上によってその傾向はライブ・ステージの上にまで広がって来た。
便利なんでしょうね~。
真空管は換えなくてもいいし、トランスというデカい鉄の塊が入っていないので軽くて運搬も楽だし、無限にセッティングは変えられて、よそのブランドの音まで出すことができるっていうんだからいうことない。
もちろん音質や弾き心地も昔に比べて飛躍的に向上し、ほとんど「完璧」になったがゆえ、プロの人たちが重宝するのもよくわかる。ラクだもん。
もし、私が昨日今日ギターを始めていたらそういうものに飛びついていただろう。
ところが、幸か不幸か、私はロックの黄金時代のギターの音が身体に沁み込んじゃってるんだな~。そうなるとちとキツイ。
やっぱり真空管アンプの音がいいわ。特にステージは。
最上級の素材を使って丹精込めてとったダシが化学調味料に負けるワケにいかないのだ。
で、ここにも真空管アンプの信者が…。
私はMarshall屋として、真の良音にこだわる、sun-goさんのようなギタリストたちのミュージシャンシップに畏敬の念を抱き、心から親愛の情を持ってサポートしていきたいと思うのである。
sun-goさん、この期に及んでもギター・チェンジ!
今日大活躍の「白フェアリー」なのであった。
いつも〆に叩くドラ。
mittanが力いっぱい叩いたところ、ナント、ドラが落下してしまったのだ!
コレにはみんなビックリ!
恵子さんも、「すっげ~パワー!さすがmittam、ドラの女!ドラを落とした女を初めて見た!」。
イヤイヤ、私も40年近くロックのコンサートに通って来たけど(途中休みアリ)、男女の別を問わずドラをスっ飛ばしたドラマーなんて初めて見ましたよ!
mittanにしてみれば「It's a piece of cake!(どうってことないさァ)」ってとこかな?
よろこびのポーズ!
記念に一枚パチリ。
キャプテンとさとさんの見事なピース・サイン!
で、今日はさとさんのお誕生日。
さとみさん、お誕生日おめでとう!
ココは「Fairy」でしょう。
定番のナンバー、定番のアクションに客席はそりゃもう大騒ぎさ!
アンコールも入れて全17曲。
また、この尺がとても好き!すべてが計算された一流のステージを観た!
さて、MCで触れていた30周年記念リリースの第三弾のニュー・アルバムがコレ。
セルフ・カバーを含む全曲新録のオリジナル・アルバムだ。
発売は9月30日。
まだ、チョット先なのでそれまでの間先行で配信されている「限界LOVERS 2015」をお楽しみあれ!
SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA オフィシャルサイト