劇団☆新感線~『五右衛門 vs 轟天』
雨の赤坂。
チョット前まで「アツイ、アツイ」と文句を言っていたのがウソのように涼しくなった。あんなに暑くて悶え苦しむのもホンノ十日間ぐらいのもんなんだよね。
それぐらいの間、文句を言わずに過ごしたいとは思うけど…できないね~。ホント暑かった。
今日来ているのはACTシアター。
私がお隣のBLITZにはしょっちゅう来ていることは、マーブロ読者の皆さんならご存知の通り。
でもこの棟続きの隣の劇場にお邪魔するのは初めて。
フ~ン。中はこんなんなってるのか…。
私は劇場の類が好きでしてね。
海外の古い劇場なんてものすごく魅力に感じるのだ。
ブロードウェイでもウエスト・エンドでも、由緒ある劇場はその作りの荘厳さの魅力もさることながら、演劇や音楽の歴史に名を残すような世界的な演者がそのステージに立った、というロマンがたまらないのだ。
今、ここでかかっているのは、劇団☆新感線の『五右衛門vs轟天』というロック・ミュージカル。
2015年で旗揚げから35周年(!)を迎えた劇団☆新感線。
この公演は「オールスターチャンピオンまつり」として上演される新作だ。
古田新太と橋本じゅんという劇団の看板役者が「石川五右衛門」と「剣轟天」というハマリ役に扮し、演技の火花を散らすアクション爆笑活劇なのだ。
ステージに目をやると…お、NATAL!
アララ、何か悪いことでもしたのかッ?檻に入ってるじゃないか!
…ということではなくて、ステージ上のミュージシャン・ブースだ。オケピみたいなもんだね。
これが素舞台のようす。
NATALの叩き手はおなじみ松田翔。
マテ・カマラスやブリーフ&トランクスのステージでNATALをプレイしてMarshall Blogに登場してくれている。
今回はアッシュのキット。
12"、13"、16"、22"のコンフィギュレーションでフィニッシュはシルバー・スパークルだ。
今まではバーチを使っていたが、今回はアッシュ。
鳴りと歯切れのよさが今回のステージにピッタリだ。
アッシュ、人気あるな~。
翔くんのところから客席を見るとこういう感じ。
ナンカいいな~。秘密基地みたいで。
他のバンドのメンバーとアイ・コンタクトがまったく取れないので、モニター・テレビが設置されている。
昔、ブロードウェイで観たミュージカルで、何人かのダンサーが何の合図もなしに見事にシンクロさせて踊るシーンが何回もあって、「一体どうやってタイミングを合わせているんだろうか…。星一徹みたいな人が客席にいて、サインでも出しているのかな?」と不思議に思ったことがあった。
答えは簡単。後ろを振り返ったところに答えがあった。
二階席の舞台側の壁、すなわち二階の一番前の席の外側にモニター・テレビが何台も取り付けられていたのだ。
ま、そんなもんでしょうね。ところであのミュージカル、ナンっていったけナァ~?
上手側のブースはギタリストがこもる。
ドワ!スゲエ変なフレーズ弾いてる…カッコいい~!
お、外に誰か写ってる。楽器テクの貴くんだ。
おお~、アンプはJVM410Hと1960A。
もうコレを見ただけで、このミュージカルがいかに「音」にこだわっているかがわかるというもの。
ギターのブースからの眺めはこんな感じになる。視界がかなり狭い!
Marshallの弾き手は高井寿。
高井さんも劇団☆新感線がらみのSKOMBというバンドでMarshall Blogに登場してもらった。
すんばらしい激ハード・ロック!
Marshallサウンド炸裂~!やっぱりロック・ギターは真空管アンプで鳴らすに限るワイ。
ベースは福井ビン。
このミュージカル、バンドにキーボードがいない。どれだけロックなの~?
翔くんがバッシンバッシン猛烈なビートを叩き出している!
ん~、アッシュで正解。
どこへ行っても「音がいいね~!とお褒めの言葉を頂戴しているNATALの本領ハッキ~!!
本番中は撮影ができないので、リハーサルの様子をお送りした次第。
7月29日が杮落しだった本公演も明後日に千秋楽を迎える。残すところ今日を含めてあと三公演。
レポートが遅くなっちゃって恐縮ですが、ロック・ミュージカルがお好きな方はゼヒ!
『五右衛門 vs 轟天』の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト
1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版:現在日本語版作ってます!)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト
(一部敬称略 2015年8月26日 赤坂ACTシアターにて撮影)