D_Drive×Crying Machine カップリングツアー 『Screaming Loud Tour』 <前編>
D_DriveとCrying Machineという今ノリに乗ってる2バンドがタッグを組んでツアーを敢行した。
おお~、2バンドともPure & Genuine Marshall Band!うれしいね~。やっぱいつの時代もロックはMarshllとともに!Go Over Big with Marshall…。
アラ、いつもの〆の言葉みたいになってしまった!
というのも、ワシは年甲斐もなく少々興奮しとる!あんまり興奮して暴れると腰がァッ!
ワシが取材に駆けつけた厚木のショウには主役の2バンドの他に、実にイキのいいバンドが大輪を添えてくれたんジャ。総勢4バンド、<前後編>の2本立てでお送りしますぞ。
そのひとつがexist✝trace。
今回もJVM410Hを使用しているが、普段と違うのは今日はフル・スタック!長身のmikoによくマッチしている!
今年7月3日にリリースされたCD『ダイアモンド』の表題曲からスタートさせたステージは熱気そのもの!
パワフルなバンド・サウンドにパワフルなベース・サウンド。ロックバンドの公式だ。
出すぎず、引っ込まず、バンド・サウンドを重視した信頼のドラミング。クリスピーなサウンドが実に快感!
exist✝traceの魅力、ツイン・ボーカル。対照的なルックスだが「歌」そのもののベクトルがバッチリ重なっているため、各々のソロにハモリに、バンド・サウンドとしての統一感が生半可ではない。
かわるがわる歌う姿が何しろカッコいい!
年明け早々、「-EXISTENSE-」と銘打った東大名を巡るワンマン・ツアーも控えているの要注目だ。
今、フト気が付いたのだが、文章を書いていて「ガール・バンド」とか「女の子のバンド」とかいう言葉が一切頭に浮かんでこなかった?もちろん、彼女たちが男性っぽいということはないよ。
もうロック・バンドのサウンドに男女の別がまったくないということの表れだろう。このバンドはそういうバンドなのだ。そして、そこが魅力なのだ。
exist✝traceの詳しい情報はコチラ⇒exist✝trace official website
当日、続いて登場したのは別のバンドなのだが、Marshall Blogの紙幅の関係上、2本立てでお送りするこのレポート、主役を前編と後編に振り分けさせていただいた。
つまりクラマシの出番は3番目ということ。
11月13日に発売されたばかりの3枚目のアルバム『Revolution』。
今日はフルスタックが背後に2セットとあって気合の入れ方も普段以上だったかも?
Crying Machineの身上であるハードでポップなバンド・サウンドを損なうようなソロ・プレイは皆無。テクニックの品評会のようなソロは弾かない。
イントロやサビがあるのと同じように、あくまでも曲の一部としてギター・ソロが組み込まれているのがよくわかる。
Van HalenやMr. Bigのそれと同じだ。ま、彼ぐらいのプレイならもっとソロ聴きたくなっちゃうのも事実なんだけどね。「もうチョット聴きたい!」ぐらいの方が飽きがこなくていいのだ。ニクイやっちゃ!
今日もとにかく大好き、YOSISI!
残念だったのは、照明が暗くてね~、決して止まることのない彼に動きに合ったシャッター速度が採用できないのよ。
ま、アクションについ目が行きがちだけど、プレイも実に多彩だ。クラマシサウンドを思い切り分厚くしているところを聴き逃してはならない。
ふなっしーのアクセサリーがキーボードにくくりつけてあったのはうれしい。
正反対にエレガントな魅力を振りまくFUKOちゃん。
しかし、そのベースラインは強力だ。バンド・サウンドを練り上げていくうちに生まれて来るのであろう最上のラインを一番下の音域に持って来てるとしか思えない。
今日のFUKOちゃんのパートナー、EDEN WT800とD410XSTのフル・スタックで1枚パチリ。
Grateful DeadのPhil Lesh、PhishのMike GordonはたまたGenesisのMike Rutherfordらが使用しているアメリカの老舗ベース・アンプ・ブランドEDENは現在Marshallの傘下でビジネスを展開している。
ただでさえパワフルなFUKOちゃんのベースだが、この日一段とパワーが増した重低音を炸裂させていたことはいうまでもないが、どうしても言いたいので言う。とにかくこの音抜けは超ド級やね。
もいっちょ、今日のこのコンサートに使用されているドラムはNATAL Drums。Birch材のキットを今回は用意した。
NATAL(ナタール)は1965年創業のイギリスのパーカッション・ブランド。こちらもMarshall社のドラム・ブランドとして世界中で高い評価を頂戴している。SHUNもエモーショナルにしてテクニカルなプレイでグイグイとバンドを引っ張る。
立ちあがったり、手を大仰に振ったりするワケではないのだがプレイは派手。イヤ、「派手」というより「華麗」と言った方がよさそうだ。
先にMASHAのプレイについて触れたが、彼にはそうした自分のプレイにふさわしい美しいギターの歌声が備わっているのが強みだろう。
そのサウンドのスケールの大きさは普通じゃない。だってMASHAに「L」サイズがふたつも付いているExtra Large級なサウンドを実現できるのがMarshallだけなのだから。ってナニいってんだか!意味がわからんよねェ?
ってなことで、Crying Machineの持ち時間もクライマックスに突入する!
やはりすさまじいYOSISIのアクション!
いったん動き出すとまったく止まらない!
FUKOちゃんも実に楽しんで弾いている感じだぞ!
今日はYOSISIのアクションに笑うのをこらえたSHUN!
近い将来にセットされるであろう東京でもワンマンを心待ちにしている。
Crying Machineの詳しい情報はコチラ⇒Crying Machine Official Website