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2016年9月

2016年9月30日 (金)

25年目の『篁』 ~再発記念、THE 四半世紀「篁」LIVE!~

真夏のある日。
薄暮の川崎…ラ・チッタデッラ。
お祭りやってるんだね。

10_3クラブチッタの前は開場を待つ人、人、人!
それもそのはず、今日はLUKE篁のソロ・コンサートの最終日なのだ。

20v『25年目の「篁」 ~再発記念、THE 四半世紀「篁」LIVE!』というタイトル通り、LUKEさんのソロ・アルバム『篁』がリリースされた1991年から今年でちょうど25年!
『篁』のシルバー・ジュビリーなのだ!

30cd25周年を機に、その『篁』にライブアルバム『Soking Wet Live』をカップリングし、リマスターを施した『篁&SOAKING WET LIVE-special edition-』が発売されたのだ。
その発売記念ライブが今日レポートするソロ・コンサートということになる。

40cd会場はこの日を待ち望んでいたファンでギッチギチ!
このバックドロップのデザイン、「篁」になってるんだね~。

50オープニングはLUKEさんを除いたバンドのみの演奏。
今回のソロ・コンサートをサポートしたのは…K-A-Z。60v_2若井望

70大桃俊樹

80v_2LEVIN

90_3そして、主役がステージの中央に進み出た!

100_3LUKE篁!
すさまじい歓声。曲は『篁』から「ロックスターの悲劇って…」。

110vLUKEさん、ひとまずギターは下げていないが、背中にはMarshall。
JVM410H、JCM2000 DSL100、そして1960AXたちだ。

120フリを交えてパワー全開で歌うLUKEさん。
何やらすごく楽しそうだ!

130続けざまに「CUTE BOYのユ・ウ・ウ・ツ」。
コレもアルバム『篁』から。

140v_cb早くも観客との共同作業。
声を合わせて歌うお客さんとの一体感がスゴイ!
コレ、普通ならコンサートの終わりの方のヤツじゃん!

150「よく来たな~!誰を待ってたの?最後まで頼むよ子猫ちゃん!」
『篁』を全曲演る…というLUKEさんのアナウンスに大歓声が上がる。
「毎日、毎日、大変ですね。会社に行かないといけないし、会社に行かないとゴハン食べれないもんね。プレッシャーを抱える人生ってことさ!そんな苦しい胸のうちを歌った曲」…
310v_tk

ドラムとベースからスタートするのは「PRESSURE LIFE」。

160v_plそう、会社勤めは大変です。
仕事の内容云々というよりも、色々とガマンしなければならないことばっかり!
コレが大変なんだよね。でもそれが「組織」ってもんだ。
私も四半世紀会社勤めをしたけど、給料の七割が「ガマン代」と考えれば気持ちがラクになる…ということに気が付いたときはもう遅かった。
「オレが、オレが」系の人は九割ぐらいになっちゃうかもしれない。
LUKEさんのおっしゃる通り、大変だからお金がもらえてゴハンが食べられるんですな。

170曲の中盤をシアトリカルに演出する。
ステージに倒れこむLUKEさん…

175vでもまた朝起きて、顔を洗って、歯を磨いて…ゴックン。
さぁ、また会社に行かなくちゃ!
チョット関係ないけど、思い出したんで書いちゃう。
私は何年か前にMarshallの本社で机を用意してもらって一週間ほど現地社員をやったことがあるんだけど、向こうの会社員はスゴイよ。
会社のために命はもちろん、自分の生活を犠牲にするなんてことはゼッタイしない。
Marshallは朝八時から夕方五時までが就業時間なんだけど、もちろん八時前には全員そろっていて、八時にはもうバリバリ仕事をしている。
汗をかきかき事務所に走り込んで来るヤツなんかひとりもいない。
通勤に一時間もかけているヤツもいない。
ランチは近くのスーパーにサンドイッチを買いに行ったり、工場に売りに来る弁当でごく簡単に済ませちゃう。
映画でよく見るようにリンゴ一個で済ませてしまう人もいる。
で、五時になるとピタリと仕事を終える。
そして、五時を一分になると事務所にはもう誰もいなくなっちゃう。この引き際が見事で、ホントにいなくなっちゃうんだよね~。
残業が当たり前な生活を四半世紀送っていた私なんか本当にビックリしたよ。
家には五時半ぐらいには着いちゃう。
イギリスは春から夏にかけては夜の九時ぐらいまで(六月あたりは十時になってようやく日が暮れだす)明るいので、もう一回その日を繰り返すことができる感覚なのね。
冬には三時過ぎると暗くなってくるけど…。
そんなサイクルだから仕事で疲れて、かえってバタンキューなんてことがない。
見ているとごくごく普通の人でも心底人生と自分の時間をエンジョイしている感じがするんだよね。
だから、残念ながらイギリス人には「PRESSURE LIFE」の「♪早死にするだけ」や「♪早起きするだけ」という部分はほとんど理解できないかも…。
あと、イギリスの人ってあまり貯金をしないのね…長くなるのでこの話はまた別の機会に!

180vガラッと変わって「SHADY LOVER」。

190_slエキサイティングに展開するステージに客席の熱は上がるばかりだ。
ここのところはズット『篁』からのチョイス。
当たり前か…『篁』の25周年を記念するコンサートだもんね。

200v1続いての曲は聖飢魔Ⅱのナンバー「Masquarade」。
ファン、狂喜乱舞~。

210v_mq若井さんと…

220vK-A-Zさんのギターバトルに…

230v「そして、オレ…」と言いながら加わるLUKEさん。
キタキタキタキタ~!
今日最初のMarshallサウンドなの。
ギターを提げるLUKEさんの姿にドデカい歓声が浴びせられる。
やっぱりみんなギタリストとのしてのLUKEさんも大好きなのね?

240vでも、すぐにギターを降ろしちゃうの。
するとお客さんから「エ~!」と落胆の声が!
LUKEさんもそれを面白がって何度もギターを持ったり、離したり…。
いつもは準主役のギターが今日は格好の小道具になってる!
「今日はやることないの。ギターはチョット弾くだけ…。チョット弾くだけでこんなに沸くってスゴイね!いつも弾いてるのに!
歌が楽しくて!いつも歌ってツライと思っていたんだけど、このバンドのリハでスッカリ気持ちよくなっちゃった!」
…と、本当に楽しそう!
「歌の人の気持ちになるとギターうるさいね!」だって…チョット、チョットチョット!それはないでしょ~!
で、歌と『篁』に戻って「DECADENCE LOVE」。

250_dl続いて「LOVE COME TO YOU」。

260v_lcyココで桃さんのトーク・コーナー。
爆笑の渦。
何でもLUKEさんの仮の姿の時は、桃さんのお母さんとお顔がよく似ていて心がなごむとか。
よくあるツアーの思い出では、K-A-Zさんに携帯電話を焼肉の網の上に乗せられた話でドッカ~ン!
「携帯電話を焼くのだけはやめて欲しい」そうだ。
当たり前だ~!でもやってみたい!

345

再びギターを弾くLUKEさん。
アンプはMarshallね。

270_mv聖飢魔Ⅱナンバーから「人生ゲーム」。
あまり人気のなかった曲…だというのだがなかなかどうして!

280v普段コンサートでは聴くことがない曲が聴けるのもこのコンサートの魅力。
バンドが変わることの利点のひとつだ。

290v続いても聖飢魔Ⅱ。
「STILL ALIVE」をプレイ。

300v_saMCをはさんでアコースティック・コーナー。

320_so曲は『篁』に戻っての「SOMEDAY ONEDAY」。

330_soお客さんの手拍子もいい感じ!

340「いよいよ佳境です!最後までいってみよう!」とギターを再び手にしたLUKEさん。
アッという間だな~!

350_dh聖飢魔Ⅱナンバーの「DESERTED HERO」。
さらに『篁』のオープナー、「REMEMBER FLAME」が続く。

360vいよいよ佳境に入ってバンドのボルテージが頂点に達する!
腕利きのLUKE'S MENだけあって、そのパフォーマンスたるや、すさまじいまでのロック・スペクタクル!
ワーグナーの熱狂的信者は「ワグネリアン」、誇りあるデューク・エリントン楽団のメンバーは「エリントニアン」、シカゴ生まれの人は「シカゴアン」。
LUKEさんバンドの皆さんは「ルークアン」?チョットな~…と思って「LUKE'S MEN」にしてみたがいかがだろう?

380v

385

386v

387vこうして見ると、このコンサートはルークさんのワンマン・ショウであるだけでなく、荘厳な「ギター・ショウ」でもあったね!

390「BRAND NEW SONG」経て、『篁』の最後に収録されている「DREAM OF THE LOTUS LAND」をプレイして本編の幕を下ろした。

400「お前らよりオレの方が楽しいぜ~!」とアンコールではマントをまとってソロで登場。
ツール・ド・フランスの話をやたら熱っぽく語っていたナァ~。
勉強不足で失敬だけど、LUKEさんがあんなに自転車に熱いなんて知らなかった!
『弱虫ペダル』の名前まで出たりして…ちなみにアニメのテーマソングを担当しているMagic of LiFEのドラムはNATALです。
そして、アコギ一本で歌うはCANTAナンバーの「MIRACLE」。

420vしっとりと歌い上げてマントを取ると~!クワ~、スゲエ衣装!
こんなの着れないよ~、フツウ!

430「まだ約束して演ってないヤツあるね!」とダイナミックな振り付きで歌ったのが「呪いのシャ・ナ・ナ・ナ」。
ド派手なフィナーレに客席はもはや興奮の底なし沼!

440「次は新曲とともに戻って来ます!」と宣言して熱狂のステージは幕を下ろしたのであった。


イヤ~、メッチャおもしろかったわ~!
今回、LUKEさんはご自分でもしきりに「楽しい!」を連発されていた。
CANTAの時もそうだし、Marshall GALAの時もそうだったが、LUKEさんはいつだってお客さんを楽しませることに全力を注ぐ、ギタリストやシンガーという枠を取っ払った仕事熱心なエンターテイナーなのだ。
それにガムシャラ感みたいなものがまったくなくて、ものすごくスマートなんだな~。サラっとこなしちゃう。
今日のステージを見て、LUKEさんには「プロ中のプロ」という表現がまさにピッタリだと思った。
そんなプロがMarshallを愛でていてくれることを誇りに思う。

410

LUKE篁の詳しい情報はコチラ⇒CANTA Official Web Site

450vさて、マーブロの第二部。
そのMarshall達人のLUKEさんから皆さんへのお知らせ。
LUKEさんが愛用するモデルの紹介だ。

460それは、この1959SEという100Wヘッド。
ごく少量、日本マーケット向けに生産された限定モデルだ。
LUKEさんからおススメの言葉を頂戴した。

「僕がメインで使用している名機の誉れ高い1959RR(ランディ・ローズ・シグネチャー・モデル)が、黒いカバリング小さいMarshallロゴを身にまとったらどうなるか…。
最高にCoolなMarshallにならないか?…ということで、出来たのがこの1959SE!
普通の1959としても充分に使える質の高いAmpだ!
こいつのVolumeとレスポンスの良さは天下一品!
どうか一生に一度はチェックして欲しい。
損はさせないぜ!」
                                   LUKE篁

ビンテージから最新モデルまでMarshallを知り尽くしたLUKEさんのご推薦!

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発売当初はスピーカー・キャビネットも併売されていたが、すでに完売している。
幸運にも1959SEはまだ入手可能なので是非チェックしてみてもらいたい。
ギターをやらないLUKEさんファンの皆さんも、ギタリストのお友達に教えてあげてね!

詳しい情報は⇒『Marshall 1959SE 日本市場 限定生産』を検索ワードに入力!

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(一部敬称略 2016年7月28日 クラブチッタ川崎にて撮影)

2016年9月29日 (木)

天国の悲劇~Heaven's Tragedy登場!

Heaven's Tragedy…「天国の悲劇」か。いい名前だ。

私はこれでも大学では英米文学を専攻しましてね…担任の先生がシェイクスピアの専門家で、英文学の授業で朗々と原文を読み上げていたのを思い出す。発音はヒドかったけど…。
『ハムレット』、『オセロー』、『リア王』、『マクベス』…とくれば、シェイクスピアの四大悲劇。
よく「三大悲劇」が挙げられるが、上の四つをもって「四大」とするのが正しいそうだ。
なんか『怒り新党』みたいだな…。
さて、この「悲劇」、英語では「tragedy(トラジェディ)」といいますな。
私はこの「トラジェディ」という言葉には「悲劇」というイメージがどうにも浮かんでこないと思っていた。
今回良い機会だったので語源を調べてみた。
元はギリシャ語で「悲劇」を意味する「tragōidia 」で、この言葉は「tragos(ヤギ)」と「aeidein(歌う)」という言葉から成り立っている。
ヤギ?
歌う?
ナンだってそれが「悲劇」になったか…というと、ギリシャ悲劇で、上半身が人間、下半身がヤギの姿をした精霊「サテュロス」に扮して歌う俳優がヤギの皮を着ていたため…と言われているのだそうだ。
芝居からか…どうりでイメージが沸かないワケだ。
もうひとつ、せっかくだから「heaven」も調べてみよう。
コレについてはおもしろいことを知った。
「heaven」の語源は、「神様の居所」を意味するドイツ語の「himmel」を元とする「heofon」という言葉。
このドイツ語の「himmel」は、「天」と「空」の両方の意味を持つ言葉として現在も使われている。かつては英語もコレがその両方の意味を表していたが、13世紀に古ノルド語(昔のノルマン人の言葉)で「雲」を意味する「sky」という言葉が輸入され、それが転じて「空」を表すようになった。
だから特殊な状況においては、今でも英語では「sky」は「雲」を表すことがあるそうだ。
おもしろいのはココから。
ドイツ語、オランダ語、デンマーク語、ノルウェイ語、アイスランド語等、英語のお母さんであるゲルマン語系の言語では、「himmel」等のひとつの単語で「天」と「空」の両方を表すのに対し、英語だけが「heaven」と「sky」の二つの単語を使い分けているというのね。
驚いたことにフランス語やイタリア語等のラテン語系言語チームも「ciel」とか「cielo」のように「天」と「空」をひとつの単語で済ませているというのだ!
ほぼ英語だけが「天」と「空」をしっかり区別しているということ。
面白くない?
オジちゃん、林先生じゃないけど、こういう話が大好きなのよ。

その二つの言葉を組み合わせた名前を持つ新進気鋭のへヴィ・メタル・バンドがHeaven's Tragedyなのだ!

10_2Heaven's Tragedyは以前から活動していたが、今回メンバーを一新して再スタートを切った。
その活動の第一弾がまだ発売日は決定していないが、『non Linear Metak Dynamix - Super Compilation Vol.2』という若手メタル・バンドの音源を集めたショウケース・アルバムへの参加だ。

20cd メンバーはリーダー/ギターのJien Takahashi。

30vサポート参加のボーカル、YOSH。

40vキーボードのMissu。

60v
こちらもサポート参加のベースでhama。

50vドラムはRyuya。

70v見た通りヤケクソに若い。
ナニせJienくんとRyuyaくんはまだ17歳だからね~!
「南沙織かッ?!」と誰もいない海で叫んでみても、メンバーは南沙織のカケラも知らないぐらい若い。
来年の今頃は「アリス・クーパーかッ?!」って言ってるよ。
今回、ご覧のアーティスト写真を撮らせてもらったんだけど、いいね~、若い人は!
いくら若くてもサウンドは超ド級の正統派へヴィメタル。
「Tears of the Sky」という曲をひと足先に聴かせてもらったが、かなりいい出来!
Yoshさんのハイトーン・ボーカル、Ryuyaくんの高速バスドラムとhamaくんの図太い低域のコンビが織りなす迫力のリズム隊。さらに、Misuuちゃんのキーボードがバンド・サウンドを華やかに彩る。

90

そして、思いすべてを六本の弦に詰め込んだかのようなドラマチックなJienくんのギター。
もちろんその激情サウンドはMarshallから発される。
Heaven's TragedyはJienくんのギターをフィーチュアしていることは間違いないのだが、この曲に関しては、やたらめったらピロピロと弾きまくることを避け、曲全体のまとまりを深慮した、キチっと作り込んだ美しいギターを聞かせてくれる。
もはや枯淡の域。

先日ついにデビューを果たしたSilexのMashaくん、Marshall GALAで大活躍してくれたFury of Fearの西村守くん、TORNADO-GRENADEのカズマくんに雄太くん。そして、Jienくん…こうした優秀な若いギタリストたちが、今巷で流行の万能アンプに目もくれず、Marshallのピュアなヴァルヴ・サウンドを重用してくれているのはとても心強い。
やっぱり、ロックのギターはこういう音を出さないと話にならないね~。
彼らの成長と活躍がすごく楽しみだ!

80vHeaven's Tragedyは『RYUMEI Presents nonLinear Metal DynamiX 2016
GRAND FINAL!』というイベントに出演が決定している。
先に紹介したコンピレーション・アルバムのライブ・バージョンだ。
日程は12月11日。場所は吉祥寺のCRESCENDO。

Heaven's Tragedyの詳しい情報はコチラ⇒Heaven's Tragedy facebook

他のメタル・バンドが出さないサウンドを目指して前進し続けてくれることを期待している。

100_2

(一部敬称略)

2016年9月28日 (水)

16th 真夏のJazz葉山~杉本篤彦グループ

「今年は猛烈な暑さ!」とさんざん脅かされたけど、今になってみるとそれほどでもなかったんじゃないですか?
滅法暑さに弱い私としては、かなりシンドクなるだろう…と決死の覚悟をしていたんだけど、案外平気だった。
去年の方がよっぽどシンドかったな。
恒例の「真夏のJazz葉山」の頃なんかタマらなかったもん。
…ということで早一年、今年も葉山へ行ってきた!連続三回目。

10開演は二時なんだけど、十時からのリハーサルに間に合うようにもう六時には家を出ちゃう。
何しろ道が混むでね~。
ところが、それだとさすがに早く着きすぎる。
でも、心配ご無用。
八時から始まる人気の葉山の朝市で時間をつぶすのだ。

20下の写真の緑と白のシマシマのテントのあたりが朝市の会場。
海鮮丼だのパエリアだのその場で食べられるものから、野菜、しらすの冷凍ピザ等々地元の特産品が並んでいる。
しかし、一番人気は近くのレストランで作っているタルトとケーキの切り落としってヤツ。
去年はウチも長時間列に並んで買ってみた。
安くておいしかったけど今年はパス。

30ところで、この葉山町北部の一地区は「あぶずり」と呼ばれている。
「あぶすり」?
ナンだ、「アブズリ」って?シャルル・アズナブールの地元か?
「鐙摺」と書くのだそうだ。
気になってチト調べてみると、1177年に源頼朝がこの地を訪れた際、道が狭く急で、岩に「鐙(あぶみ)が摺(す)れた」ことから、頼朝が「ここはアブスリじゃ~!」と命名したとか…ホンマかいな?
40v
下の写真の船溜まりは「日本ヨット発祥の地」なのだそうだ。
周辺には慶応、明治、日本等、大学のヨット部の合宿所がひしめき合っている。
ヨットは我が人生でかすりもしないな~。
ヨット部の友達っていうのもひとりもいない。

50vそもそも下の船はヨットなのか?それすらわからん。
もうひとつ。この鐙摺というところは「鐙摺の不整合」といって地質学ではエラく有名なところらしい。
どういうのかっていうと、葉山の地層と逗子の地層がこの鐙摺で思いっきり食い違っているのだそうだ…みたいな話。

Img_0017 朝市に寄ってもまだ時間がタップリったので今回は海沿いを少し移動して「しおさい公園博物館」というのを訪れてみた。
街道には浮き輪をもって楽しそうに海水浴場に向かう大勢の家族…いいね~。
海水浴って楽しかったよナァ~。

60コレがその公園の入り口。
御用邸に付属する庭の跡地に開設された公園。
大正天皇崩御並びに昭和天皇皇位継承の地として町の史跡に指定されているそうだ。
ちなみに、昭和元年って六日しかなかったの知ってる?
大正天皇が崩御したのが12月25日だったので、アッという間に昭和元年が終わっちゃった。
「昭和」というう元号は本来ならば「光文」だったという話は有名だ。

70v皇室の別荘だけあって立派。
日本庭園がスゲエんだ!

90池には亀が泳いでいて、すごく人慣れしている。家内と目が合ってすぐに友達になっていた。

4_13925264_959288884182559_21498528 コレが庭。
海の向こうに富士山が見えるらしい。この日はゼンゼン見えなかったけど。
嘉仁大正天皇はこの景色を見ながら散歩をされたのだろうねェ。
昔はもっときれいだったんだろうナァ。

80

時間もちょうどよくなってきたので会場へ移動。
それでもまだリハまではだいぶ時間があったので一番乗り!かと思っていたら…

100v「ウッシー、おはよ~!」…と声の方を見るとウワッ!
透さん!もう来てるどころか、準備終わってる。
いっつもお早いのです。

105vさて、今日はJVM210Hと1936のスタックにASTORIA CLASSIC。

110弾き手は杉本篤彦!

130
杉本さんはこの日がはじめてのASTORIA。
さっそくチェック。
120v出るわ出るわ、おいしいフレーズ!
こういう時は絶対に弾き手も気に入っているものでしてね、説明する方も力が入るってもんだ。

125v「いい音~!」連発の杉本さん。スッカリお気に召して頂いた。
ということで早速本番でも使用することと相成った。

140vコレは5月に発売された杉本さんの最新作『Tomorrow Land』。
レコーディングの様子をMarshall Blogでレポートしているので是非コチラもご覧頂きたい。
JVM410Hと1936の極上サウンドが収められている。

146cdさて、今回で16回目となる葉山Jazz。
今年も杉本さんのグループがトップで登場した。

150杉本篤彦

160v平岩カツミ

170v星牧人

180vそうる透

190vオープニングは「Mark the Mobster」。

200『Tomorrow Land』の二番目に収録されている都会的なマイナー・ファンク・チューン。
「-ster」というのは「~する人」という意味で、英語ではギャングのことを「gang」とは言わずに普通「gangster」という。
「mob」は「暴徒」という意味で、「Mobster」は「ギャングの一員」ということ。

230

そんなギャングとは関係なくMarshallが放つ杉本ギターのサウンドはどこまでもウォームでスリリングだ。
途中でフォービートになるところがタマらんナァ~!

220v
杉本さんの足元。
ケーブルだけ。イギリス風に言えば「ギター・リード」だけ。
つまりギター→アンプ直ということね。

210二曲目も『Tomorrow Land』から「I Got it」。
こちらは杉本さんのストラミングのイントロが印象的な軽快なナンバー。
平岩さんのベースラインがいいようにバンドにグルーヴを与える。
300
後半の意外なキメが実にクール!

S41a0159 三曲目はPercy Sledgeの「When a Man Loves a Woman」。
ロマンチックに、ソウルフルにあの有名なメロディをなぞっていく。
245v
星さんのピアノまたいいんだ~。
今回はミニ・オルガンが導入され、この曲で披露した。

240v杉本さん、この曲好きだナァ~。
杉本さんのライブに行くと、ジャズの曲を除いては、自分の従来の趣味とは全く合致しないナンバー曲が繰り出されてきて実に面白い。
杉本さんは根っからのロイク系なのだ。
要するに根こそぎルーツが私と違う。だから面白のだ。
ところで、この曲の大ヒットによって「世紀の一発屋」とも言われることも多いパーシー・スレッジ。
残念ながら昨年その生涯を終えた。
その報が流れるとfacebookでその死を悼み、「我が青春だった」ぐらいのことを言っていた人を見かけたが、果たしてその人はこの曲以外のパーシー・スレッジのナンバーを知っていたのだろうか?そうは思えない。
私なんか全く知らないわ。

250この杉本さんの不敵な表情…「フフフ…明智くん」の場面。

260vそう、曲は新作から「怪人二十面相」。
江戸川乱歩作品もパブリック・ドメインになってようやくこのタイトルがつけられるようになったのだそうだ。
都会の真夜中、何かが起こりそうな不吉な予感…ワルツのカッティングで曲は始まる。

S41a0162 透さんのダイナミックにして繊細なドラミングが大活躍!
透さんは、杉本さんと和佐田さんとでSWSというトリオをやっているのでイキもバッチリ!

270vシングル・ノートとオクターブを取り混ぜて密度の濃いソロを構築する杉本さん。
乱歩の小説通り?
しかし、今「二銭銅貨」なんか読むといいよね~。1923年、Jim Marshallが生まれた年、関東大震災が発生した年の作品だけど、何とも言えない大正の雰囲気が伝わってくる。
小学生の頃はポプラ社の「少年探偵シリーズ」を結構読んだな。もうほとんど覚えていないけど、「電人M」ってのが好きだった。
ところで江戸川乱歩って名前の出自はポーだけど、本名は「平井太郎」っていうんだって。
その名前じゃまず売れなかっただろうね。「明智小五郎」なんてカッコいい名前とは大違いだ。
ところで、乱歩は芸人じゃないけど、昔の芸人の名前ってのは実にシャレていたよね。
増田喜頓とか、前田隣とか、山茶花究とか、谷啓とか、ハナ肇とか、世志凡太とか…それに比べて今の芸人の名前のヒドイことよ!

280それにしてもこのMarshallの音!
JVMもASTORIAも非の打ちどころがないよね~。
怪人二十面相に狙われたらどうしよう!

290v杉本さんは、仕事とはいえホントあきれるぐらいギターを抱えて日本国中を回っていらっしゃるが、当然東北にも何度も赴いている。
そして、被災地の状況を目の当たりにし、今回のアルバムでは東北を念頭に置いた作品を三曲収録した。
そのうちの一曲を最後に持ってきた。
「遥かなる大地へ」だ。

S41a0055 杉本さんらしい優しくあたたかなテーマ・メロディ。
杉本さんの曲はジンワリ来るよ~。
このステージでは演奏しなかったが、ニューアルバムの一曲目の「涙の向こうに」なんて曲は、毎日知らない間に口ずさんでるもん。
この曲もそんな感じ。

320

全五曲、今年の葉山Jazzのオープニングを飾るにふさわしい素晴らしい熱演だった!

310v

330

340v

350杉本篤彦の詳しい情報はコチラ⇒杉本篤彦オフィシャルブログ

360この後すぐ、野音に急行しなければならなかった。
あんまり急いでいたもんだから大事なものを会場に忘れてきちゃった!
そう、商売道具を楽屋に置いてきてしまったのだ!
現場に残っていた杉本さんに助けてもらい、結果的には事なきを得ることができた。
この場をお借りして杉本さんに深く御礼申し上げます!

370(一部敬称略 2016年8月7日 葉山町福祉文化会館ホールにて撮影)

2016年9月27日 (火)

KAMIJO生誕祭 Rose Fes~Kelly SIMONZ'S BAD TRIBE編

『KAMIJO生誕祭 Rose Fes』の後半に入ってステージに上がったのはKelly SIMONZ。
やっぱり慣れ親しんだバンドが登場すると何ともいえない安心感があるね。
言葉の通じない外国へ来て「アレ、日本の方ですか?」と声をかけられたという感じ…を経験したことはないが、恐らくこういう気持ちなのではないか?

10今回Kellyさんが率いたのはBLIND FAITHではなくBAD TRIBE。
すなわち…Kelly SIMONZ

20vTim Miller

30vYosuke Yamada…のトリオ。
Marshall Blogには久しぶりの登場となる。

40v今日は持ち時間が少ないからな~。
果たしてナニを演るか…。

50vオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ~、「Opus #1」じゃ~!
怒涛の弾きまくり!

60vお客さんは今までの出演者の音楽とあまりも趣向が違っているんでビックリした感じだったな~。
そうです、コレがへヴィ・メタルです。

70久しぶりのキネマ倶楽部にTimさんも気合が入る!
ベースで始まるのは「Time」。

80Kellyさんのレパートリーではファンク色の濃い異色のナンバー。

90徹底的に他の出演バンドと一線を画そうって魂胆だな?

100うねるバンド・サウンドでKellyさんの思惑はバッチリ遂行されたのではなかろうか?

190v

ダイナミックにバンドを揺さぶるYosuke!

110vそして、ソロ。

170
弾くわ、弾きまくるわの大騒動!

115vそのままの流れで三曲目に突入。
イケイケ~!

120「I am Your Judgement Day」…コレは絶対演ると思っていた。

150v

70年代のロックの黄金期の香りただよう正統派ハード・チューン。
160v
かえってのこの場にふさわしい。

130vレコーディングではドラムに特に凝ったという曲でもある。
トラディショナルなロックの魅力をまき散らして早くも最後の曲となった。

140v
最後は「Flyaway」。

200

時間は短かったが、三人が一丸となった圧倒的な演奏は「Rose Fes」のひとつの大きな見せ場になったハズだ。

210v

220

230vさて、そのKellyさん、またもうすぐここキネマ倶楽部へ帰ってくる。
昨年開催して好評だったトモ藤田さんとの『ギター・アカデミー』の再演だ。
私の個人的な希望としては、今年はクリニック・パートにジックリ時間をかけてもらいたい…なんて思っているんだ~。
前回おもしろかったからね。
10月7日は東京キネマ倶楽部でお会いしましょう!


関連のMarshall Blogの記事はコチラ⇒Tomo & Kelly Guitar Academy 2015 <前編>

250v

Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ Official Website

240v(2016年7月18日 東京キネマ倶楽部にて撮影 ※協力&写真提供:東京キネマ倶楽部)

2016年9月23日 (金)

塚本"JOE"旭 Presents 平成カレー大戦ぽんぽこ Z

ムガール帝国の第五代皇帝シャー・ジャハーンが、1631年に死去した愛妃ムムターズ・マハルのために造った総大理石の墓廟、「タージマハル」の前で半裸でポーズを取っているのが塚本"JOE"旭…TORNADO-GRENADEのボーカルだ。
このタージマハルってのは一度見てみたいナァ~。
インドの音楽も好きだし、興味があっていろんな文物に目を通すたびに行ってみたくなる国ではあるが、ま、行かないだろうナァ~。
暑いところがあまりにも苦手なのだ。
でも、例え暑くても最近ものすごい勢いで行きたい気持ちが燃え上がっているところがある。
それは、インドネシアのバリ。
目的は断じてリゾートやらフードではなくて、本物の「ケチャ」を見てみたいのだ。
でも、もしお金や時間ができたらやっぱりロンドンへ行っちゃうだろうな~。
さて、今日は『平成カレー大戦ぽんぽこ』なるイベントの二回目のレポート。
「ロックとカレーの融合」を標榜する企画。

10_fl会場のロビーにはカレーのコーナーが設置される。

20カレーは白山にあるインド料理店「SURAJI(スーラジ)」の提供だ。
カレーはもちろんのこと、その他のメニューも豊富で、SURAJIのメニューはどれを食べてもおいしい。
チーズ・ナン、チョコ・ナン等、ナンのバリエーションも多く、丁寧な仕事がうれしいワケ。
マスターもママさんもとてもフレンドリーで居心地も満点!
マスターのお客さんに対するカレーの辛さへの気配りは尋常ではないからね。
「辛さが足りなったら辛くしますよ!」と何回も確認してくれる。
実はこのお店はTORNADO-GRENADEのギターの雄太くんに教えてもらったのだが、スッカリ気に入ってしまって、以降ウチはインド料理となると、まったくこのSURAJIでしか食べなくなってしまった。
でね、トイレがまた面白い。
コレはタンクの上に貼ってある注意書きなんだけど、最初、パっと見た時、英語が併記してあるのかと思ったら違うじゃない?
ああ、インドの方も多くお見えになるから何か独特な文字表記をしているのか!と思い、ジックリと読んでみると…アレ、コレ日本語じゃねーか!
日本人は日本語を読むってば~。
ようするに平仮名にアルファベットでかなを振っているワケ。かわいい!

4_img_1710_2 「新堀ギター教室」の広告もシブい!

口コミはココ⇒食べログ

Suraji 今日のメニューはキーマ・カレー+ターメリック・ライス。
おいしかった~!

40SURAJIから出張してきたスタッフ。
TシャツのオジちゃんはSURAJIのマスター。
この後、辛さの様子を確認しに(?)会場に現れた。

50さて、ロックの部。
この日は3バンドが登場し、それにオープニング・アクトが登場した。
それがこのEternal Fantasia。

60エネルギーあふれるハードなサウンドでオープニング・アクトの大役を難なくこなした。

Img_0051 二番手に登場したのはHELL DUMP。
Marshall Blogには初登場なのでチラリと紹介しておくと、2010年結成の茨城のバンド。
「熱い、ダサい、イモくさい…三拍子そろった茨城県筑波研究学園都市のロボット・テクノロジーが生んだ人造人間」だそうだ。
イロモノ界の頂点を目指している。

70ボーカル/ギターのサタン鈴木。

80ギターはアメーバ伊澤。

90ベースにパイソン大塚。

100マグニチュード森田がドラム。

105vイヤ~、面白かった。
「イロモノ」といえば完全に「イロモノ」だけどすごくヨカッタ。
巷間には「ロックとお笑いの合体」をよくは思わない人も多いようだが、私はゼンゼン平気。
私のひとつのモットーは「Make 'em laugh, make 'em laugh! Don't you know everyone wants to laugh?」なのだ。
コレは映画『雨に唄えば』でドナルド・オコナーがアクロバチックなダンスに乗せて芸人の心得を説く作品中の大きな見どころのひとつ。
「芸人は笑わせてナンボ」ってこと。
私なんかはどんなカッコしていようと、何をやろうと面白ければいいじゃん?と思うね。
ただし、下ネタや人に迷惑をかけたりすることは厳禁。
ロックは、一般化したのと同時に、我々世代の知るロックとは違うもにとなったことをようやく受け入れるようになったな、最近。
このHELL DUMPはトラディショナルな手法でコミカルなへヴィメタルを演じている。それも特段新しいモノではないし、演奏がズバ抜けてスゴイというワケではないが、ロック・バンドとしてものスゴイ魅力を持っている。
それは、サタン鈴木の「声」だ。
久しぶりにこんなロックの声を聴いた。
若いロックバンドではまずこんな声は聴けまい。

110コレはHELL DUMPのファースト・フルアルバムに未発表曲を追加した『PRETTY HORROR SHOW -4tダンプエディション-』。
「PRETTY HORROR SHOW」のロゴ・デザインを見ればわかるようにコレはもちろん「ROCKY HORROR SHOW」のパロディだが、そこにはフランクンフルター博士もリフ・ラフもジャネット・ワイスの要素もない。
「-4tダンプエディション-」のブロック体の手作り感がなかなかに衝撃的だ。
コレがですね~、一種のコンセプト・アルバムになっていて、私なんかすごくいいと思っちゃうのね。
人造人間ということで年齢は存じ上げないが、今時こういうことをやってくれるのはモノスゴクうれしい。

120cdステージでは疾風怒濤の激情パフォーマンス!
「殺人力士」という曲にはヤラれたな~。

140

ただ今、給油中…人造人間だから。
この衣装!アメフトのバックス用のショルダーだよ。ウチのセガレ、アメフトやってるんでこういうのが家の中にゴロゴロしてる。
いいな~、手作りの人造人間!
誰かの衣装に似ていると指摘した人がいたけど、いいんじゃない?大変だよ、バンド全体で毎回こんなことするの。暑いし。
そもそもロックなんてマネの積み重ねでできているエンタテインメントなんだから。こんなことに目くじらを立てる必要なんて何もない。デッド・コピーよりははるかにいい。
ロックだけじゃなくてジャズもクラシックも同じ。
エンタテインメントはほんの一握りのインベンターと、少しばかりのイノヴェーターと、数え切れないコピーキャットで成り立ってんだもん。
最近クラシックを頻繁に聞くようになって少しは大人になったな…オレも。ロックを含めていろいろなことが見えてきたような気がする。
160v
MCもチャンと仕込んであって抜かりはない。
ちょっとした小芝居がハードな演奏とうまい具合に組み合わさって見るものを飽きさせない。

150vしかし、この声!
こんな図太い声、一体何年ぶりに聞いたかな?
ま、私も仕事がらずいぶん色んなタイプのロックを聴かせてもらっているが、メチャクチャかっこいいハードロックを演っているのに、チリッチリのビブラートのハイトーン・ヴォイスが入って来てガックシ…ということがたくさんあってね。実にモッタイナイと思う。
もちろんコレは60~70年代のロックをロックと思っているオッサンの見方なんだけどね。
アルバムに「Girochin」という曲が入っているんだけど、この歌でも声なんてまるで外人みたいだもん。
この人、本当に外人に混ざって歌っても一歩も引けを取らないと思うよ。っつーか、声楽できるんじゃないかしら?
こういう声でロックは聴きたいもんだ。

130v そのサタンの声をサポートするバンド陣もイカしてる。
演奏力というよりはアレンジ。複雑に入り組んだたくさんのキメをバシバシこなしてステージをドラマチックに演出する。
要するにチャンと作り込んでいる音楽ということだ。
また見たいな。

170vHELL DUMPの詳しい情報はコチラ⇒WE ARE HELL DUMP!!

180三番手はトニーバンド。
すごい盛り上がり!

190中国語圏で圧倒的な人気を集めるセクシー男優、トニー大木を中心に2014年に結成された。
台湾での人気ぶりはすさまじく、中国でも大きな支持を得ているそうだ。
このイベント、メッチャ間口広いな~!

200vそして、トリはこのイベントの主催者が登場するTORNADO-GRENADE。
相変わらずタイプしにくい!

210塚本"JOE"旭

210v松浦カズマ

220v今日はJCM2000 DSL100と1960A。

230v真壁雄太

240vもちろん自慢のSilver Jubilee 2555Xと2551BV。

250v寺沢リョータ

260vドラゴンシャドウ村田

270vNATALはメイプルのホワイト・メタル。

280いつも通り「快調」を絵に描いたかのようなゴキゲンなハードロック!

290今回も最新アルバムの曲を中心にステージを展開した。
「Love Never Dies」…「die」に三単現の「s」がついているので、この「Love」は「恋人」という意味か?
「愛情」という意味の「love」はどこまでいっても不加算だから受けた動詞に「-s」がつくと「恋人」という意味になる…ハズ。

300カーニバル・フィンガーのソロ炸裂!
320

これがその最新アルバム『Loveruptopn』。

305cd典型的なハードロックスタイルでスタートする「Rise up to the win」。
そういえばこの曲のレコーディングの時に雄太からSURAJIを教えてもらったんだっけ。
その日のうちに行った。
こんなことまず普通はしないんだけど、ナゼかあの時は行ってみた。
今はしょっちゅう行ってる。

310おなじみのアクロバチック・ルーティンも完璧にキマった!
まずはJoeのモモの上でひと弾き。

340肩に上って、ハイ、ポーズ。

350そして後ろにバッタン!
昔、Nils Lofgrenというギタリストがいて、「ギターを弾きながら宙返りをする」という噂を聞いてビックリしたが、ホントだったのかね?
いつも登場してくれる中野のシゲさんはバック転はお手のものだよ。昔、器械体操で国体の三重代表で出場したことがあるぐらいだから。弾きながらはムリだよ。
実は私も高校の時にコレをやったことがあった。コンディション・グリーンが盛んに活動していた頃でね。
こんな逆さにはなれないけど、自主コンサートでボーカルのヤツに肩車してもらってギター・ソロを演ったことがあった…古い話よ。

360オリャ~!
ちゃんとソロ弾いてます。

370v体重制限のせいかカズマくんは上らないけど、リフにソロにとキレのよいプレイが見逃せない。

330

そして、こちらもシャープなドラミングが気持ちいいシャドウ。
エラく痩せたのにはビックリ!
控えめな彼のこと「イヤ~、夜炭水化物をチョット抜いただけですよ!」なんて言ってたけど、結構ガマンしたんじゃないの~?
若いからすぐ痩せるんだよね~。代謝の量がジジイとはケタ違いだ。

380最初聴いた時、絶対に「荒神見ない?」と歌っていると思ったのは「Cause in Midnight」。
「荒神」とは竈の神様のこと。

390vお~!
前回の西川口では演ってくれなかった「Love Blizzard」だ!
この曲、メッチャ好き。

400ナゼなら「3」だから。
「3」というのは三連のことね。要するにブギ。
今の若い人の間では絶滅してしまった音楽のひとつだ。
ブルース、ブギ、シャッフルの類は若いロックバンドの皆さんの頭の中には存在ない。
オイオイ、冗談じゃねーぜ!
Status Quo聴けって!どれだけカッコいいか!

410前作から「Storm is Blowin'」。
コレも胸のすくようなハード・チューンだ。

430

もう一発ドライビング・チューン「Ride on Fire」。
四人の息のあったキメはいつ聴いてもカッコいい!

440v

S41a0560

420v

S41a0191 もちろんあのグルグルも!
ホント、見るたびにうまくなってる!

450そして、テーマ・ソングの「Sex, Spice,Rock'n Roll」ではJOEくんがギターを手にした。

470メンバーひとりずつマイクを握って「Sex, Spice,Rock'n Roll」をお客さんとコール&レスポンス。
ま、雄太くんはこういうのお手のモノだわね。

480チョット恥ずかしそうなカズマくん。

490「なりきりタイプ」のリョータくん。

500 脱力系のシャドウ。
やっぱ、無理なダイエットだったのか?!

510はい、みんなで~!

520そしてJOEくんのサングラス芸。
写真はあるんだけど、この後の展開はこれからTORRADO-GRENADEをご覧頂く方のために前回同様秘密にしておく。

530盛り上がりに盛り上がって本編終了。
若々しくて見ていて実に気持ちがいいワイ!。

460

アンコールもバッチリキマって「平成カレー大戦ぽんぽこ Z」終了!
スモーク濃すぎ!

540TORNADO-GRENADEの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site

550ライブ、遊びに来てね~!

この雄太くん、明日MASHAくんの新しいチームSilexでサポート・ギターを務めることになっている。
楽しみだ~!今頃ドキドキしてるのかな?
詳しくはコチラ⇒ 【Marshall Blog】飛べ!Silex!

560

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(2016年8月5日 大塚HEARTS+にて撮影)

2016年9月21日 (水)

KATAMALI KISSES THE SKY~KISS THE SKY編

『KISS THE SKY~The First Experience』と題されたKISS THE SKYとKATAMALIのダブへ…すなわちダブル・ヘッドライナー・ショウ。(Marshall Blogでは「ツーマン」とかいう言葉を使うことはありません)

10_2後半はKISS THE SKYの登場だ。

20_2中野重夫
P

小笠原義弘

40v_2KATSUJI

50v_2以前、シゲさんの還暦記念コンサート、『ワテロク』のところでも説明したが、このバンドは以上の三人が集まった基本ワン・オフ(一度きり)の形態を採っている。
「Kiss the sky」はもちろんJimi Hendrixの「Purple Haze」の歌詞からの引用。
それにShigeoの「S」、KATSUJIの「K」、Yoshihiroの「Y」を絡めている。
『Kiss The Sky』という未発表音源を含むJimi Hendrixのコンピレーション・アルバムもあった。「あった」というのは、このアルバムが発表された1984年当時は「未発表」であったが、今となってはそれぞれおなじみの音源になってしまっているから。
それにしてもジミヘンの音源ビジネスってのはスゴイね。手を替え、品を替え、いつの時代も途切れることがない。

5_img_2578_4今日のシゲさんのMarshallは…

60v_2JCM800 2203と1960BX。
Jimiがもう8年、あるいは10年長く生きていたらこんな組み合わせが実現していたかも?え?「Jimiにマスター・ボリュームは似合わない」って?
ごもっとも!

70vコレがシゲさんの正式なバックライン。
Jimi Hendrix Signature SUPER100JHのフルスタック3セットが目印だ。

80今日の足元のようす。
モノホンのUni-Vibe。専用のハード・ケースまで作って大切にしている。

90_2オガンちゃんはEDEN。

100ヘッドはWT-800、キャビネットはD410XSTが2台。

110vWT-800は製造終了していて、EDENのフラッグ・シップ・アンプヘッドは現在WTP-900に代替わりしている。

Wtp900_2 オガンちゃんの足元のようす。
青い年季の入ったFUZZ FACEはシゲさんが愛用していたものだ。
INとOUTジャックの場所が普通とは逆だから気をつけろ!

120_2一曲目は「Fire」。

130_fこの表情!
「気持ちええやんやん!」と心で言っているのであろう。

30v

今日もバッチリとアレンビックが似合ってる!

150vいつものソロだけど、いつもより熱気があるナァ。

140v 「となり」どころか「火の真ん中」のオガンちゃん。
コーラスうまいでね。

170v_2ノッケからこの雰囲気!
今日はシゲさんノッてるぞ~!

180vGbのフィード・バック音から始まるのは「Foxy Lady」。

190_flしかし、デカいオガンちゃん。
この数週間前に会ったあった時もデカくなったと思ったけど、また大きくなってる!
何でも日本で大きくなって、アメリカで小さくなってくる…とかMCで言ってたな。
今、小さくなってるところ。
現在はChris Duarteと全米ツアー中だ。

5_s41a0628 ステージ中央に歩み出るシゲさん。
気迫がスゴイ。すぐわかる。

200_2こんなん久しぶりに見たわ~。

210vオガンちゃんの熱気もスゴし!

220v_2イヤ~、こんな「Foxy」久しぶりやんやん!

230_2お、このイントロ!

240_mdチョット変わったところで「Spanish Castle Magic」。
Jimiが高校時代に足繁く通ったという「The Spanish Castle」という(日本で言えば)ライブハウスについて歌った曲。
こうして改めて聴くとこの曲、カッコいいな~。
260_2
メリハリの効いたKATSUJIさんのドラムが実に気持ちいい!
昔のMarshall BlogにはGaorgoyleでご登場頂いたことがあったんよ。

250v続いては、心落ち着けて「Hey Joe」。

270v_hjそして、ガラリと後期に飛んで「Ezy Rider」。

280_skアララ~、Jimiはそんなことしていたのかな~?

397v

Noelもッ?
イヤ、Billy Coxでした。
シゲさんによるとBilly Coxってすごく感じのいい人だったそうだ。

398v

そして、ブルース。
「Red House」…おーばーやんだー。
シゲさんの弾くブルースはいい。時折、「エッ?!」というようなフレーズが飛び出してくる。

290v_rhウネる、ウネる、こういう音楽はオガンちゃんのベースの独壇場だ。

300ウワッ!
確かに「影響を受けてコピーした」と以前言ってたけど、Frank Marinoの「I'm a King Bee」のソロをそのまま弾いた!
「Can you dig it?」とは叫ばなかった。

310v_2もうこういう絡みはタマりまへんな~。
もう見た目だけで雰囲気満点!

320_2そして、ソロがオガンちゃんに回される。

395v

激演!
目の前で見ていて弦が切れるかと思ったよ!

396v
またBand of Gypsysのレパートリーに飛んで「Power of Love」。
Miles Davisは、Billy CoxとButch Milesをして「Jimi Hendrixにとって最高のリズム・セクションであり、Experienceの呪縛から解放する」…とおっしゃったとか。

330_pol後半に入り、ますます三人のコンビネーションがタイトになっていく!
その要はこの人!ムヤミに出すぎず、引っ込みすぎず、絶妙のプレイ!

340シゲさんも留まるところを知らないかのようなハジケっぷりだ!

350vGipsys期からもう一曲、「Machine Gun」。

360_mg昔、MarshallのクリニックをRolloverとよくやっていた時、失礼ながら「禁Machine Gun令」を出させてもらったことがあった。
この曲を演るとどうしても演奏時間が長くなって、他の曲が演奏されなくなりがちだったからだ。
今にして思うと、冗談にしてもあんなこと言わなきゃヨカッタな。
シゲさんに申し訳ないことをした…今日は思う存分弾いてくだされ!
370vオガンちゃんとEDENが出す図太い音であのリフを弾かれるともうどうにもなりまへんな~。

380v思いっきりマシンガンをブッ放すシゲさん!

390「アメリカ国家」から「Purple Haze」へ。

400v_ph「♪パルヘッ!」
本人より演奏回数が多くなったというこの曲。
人類の宝ですナァ。

410この曲で本編は終了するワケだが、イヤ~、本当に素晴らしいパフォーマンスだった!

420vこちらもバッチリと三人が固まってた。
コレがひとツアーだけのワン・オフ・バンドとはもったいない!

430vこのシゲさんのノリよう!

440v『ワテロク』のレポートにも書いたが、2000年から何十回とシゲさんを見てきた。
本家Jimi Hendrixがそうであったように出来のいい時も悪い時もあった。
この日のパフォーマンスは私が見てきた中で一、二を争うモノだったな。

450もうJimiが憑依したとしか思えないパフォーマンス…

460v歌、ギター、そしてアクション、それらすべてが最高にスムースにしてナチュラルだったのだ!

470vコレは「アッパレ」でしょう!
もはやシゲさんの違う局面を見た気すらするよ!

480いつも通りギターのボリュームを上げたまま愛器をMarshallに立てかけてステージを降りる。

490v猛烈なノイズ!

500v消し役はオガンちゃん!

510vもちろんアンコール!
ウッドストックでおなじみの「Villanova Junction」。
「ヴィラノヴァ」というのはフィラデルフィアに実在する地名。「Villanova Junction」という鉄道のポイントが実際にあるらしい。

520そして最後の最後に「Killing Floor」を演奏してKISS THE SKYは消えた。
モッタイナイ…。
オガンちゃんが日本へ帰ってきたら是非再演をお願いしたいものだ。

530小笠原義弘の詳しい情報はコチラ⇒DANCIN' FUNKY BASS

540シゲさん次の大仕事は野獣だね!
バーニーも加わって…とても楽しみ!

中野重夫の詳しい情報はコチラ⇒facebook
『ワテロク』はコチラから6本立て!(伊勢&松阪観光ガイドつき)⇒【Marshall Blog】ワテは60からだす!!

Noke

(一部敬称略 2016年7月29日 吉祥寺ROCK JOINT GBにて撮影)

2016年9月20日 (火)

KATAMALI KISSES THE SKY~KATAMALI編

毎月イギリスのMarshallの本社に「活動レポート」なるものを提出している。
もちろん英語で書くんだけど、い~っつも悩むことがある。
それは、「バンド名は単数か複数か」ということ。
一般的な答えは、アメリカでは単数扱い、イギリスではどちらでもOKということらしい。
相手はイギリス人。
だから、レポートで「honor」は「honour」、「program」は「programme」と綴ったりするのは当り前。英式の方が何となく知的でカッコいい。発音を中心に何とかイギリス英語にすり寄りたいと思っているんだけどゼンゼン上達しない。
綴りだけではない。
「call」を「ring」、「ride」を「lift」などとと単語自体を呼び換える努力も怠らない。
ところが、この「単数か?複数か?」に関しては、「どちらでもOK」というのがクセ者で、な~かなか身につかないのだ。
バシッと単数なら単数と言ってくれ!
そこでまたしても悩んだのが今日の記事のタイトル。
『KISS THE SKY~The First Experience』 という名前のイベントのレポート。
KISS THE SKYは中野重夫の新しいジミヘンのチーム。
Marshall Blogには先日の『ワテロク』と(私だけが)呼んでいるシゲさんの還暦コンサートで初お目見えした。
そして、そのKISS THE SKYの東京公演が今日のレポートなんだけど、実際には原田喧太のトリオ、KATAMALIとのダブル・ヘッドライナーのショウだ。
だからタイトルを変えることにした。
記事のタイトルはイベントの名前をそのまま転用したりすることが多いが、よせばいいのに自分でヒネッたヤツを考えたりすることも少なくない。楽屋落ちを考えるのが好きなのだ。
で、今回も何かいいタイトルはないかいな…と考えた。
そうだ!
ふたつのバンド名を一緒にしちゃえ!ってんで思いついたのが「KATAMALI KISS THE SKY」。
ココで困ったのが例のアレだ。
KATAMALIはバンド名だから単数か?複数か?
ま、「塊」ってぐらいだから「一個」、すなわち単数か…。いや待てよ、英式は複数でもOKなんだったよな…と、また悩んでしまった!
結論。
せっかく「固まっている」ので単数にして、KISSには三単現の「-es」をつけさせて頂きました。
あ~、おっそろしくどうでもいい話しですな…。

10オープニング・アクトとして、The Doomsというバンドが登場した。

20そして、KATAMALI。
オラオラ、固まってイクぞ~ッ!

30原田喧太

40v満園庄太郎

5_s41a0224 満園英二

60vこの三人で固まる。

70喧ちゃんはもちろんMarshall。

80vいつもはJVM410HとMF280Bというコンビネーションだが、今日は借り物のJCM2000 DSL100と1960Aを使用。

90オープニングは「Rock'n'Rollに溺れよう」。

100v実にいいタイトル!
まさにKATAMALIのためのような曲だ。
ハーモニカ・ホルダーを装着したベーシストは世界的にも珍しいよね!
130v

続いて「Strength」。

120「今日は時間がないからトットと演ります!」という喧ちゃんのMCをはさんで、庄ちゃんにボーカル・マイクが渡される。
160_3
曲は「Knock Me Down」。

5_s41a0167 実兄、英二さんとのコンビネーションはもちろんパーフェクト。
以前の長兄・太さんも加わった満園兄弟全員集合はマジでスゴかったよね~!

140vゴリンゴリンと巨岩が転がるような迫力のリズム隊がKATAMALIの大きな魅力のひとつ。

170v

そして、このエキサイトぶりッ!
プリミティブなロックの魅力にあふれているのがKATAMALIのライブ・ステージ。

150_th2「チョコレート・ドリンクを飲みすぎた…」という喧ちゃんはギターを持ち替え。
ここGBでの演奏は初めてだそうだ。
「Live」…

1804「天国は遠くの街」と喧ちゃん大熱唱!

190早くもKATAMALIのステージは後半に入り、ギアがトップに入る!

210_6「Criminal」ではギター・ソロが大フィーチュア。

220vライブとなると我を忘れて弾きまくりに没頭する喧ちゃん。
2005年に開催した『Marshall祭り3』を思い出す。

230庄ちゃんは一回目のドラゴンファイア。
290v
喧ちゃんはもちろん歌でも全編を通じて猛エキサイト!

240v_7燃えまくる喧ちゃんに油を注ぐ満園兄弟。実際には火をつけているんだけど…。

250三人が三人の個性をぶつけ合うのだ!

260エンディングに向けてますますテンションを上げる…固まってる~!
曲は「虫」。

270_8そして最後は「Freeway」。

280v二回目のドラゴンファイア。

300vドワワ~、二回目のはデカい!
まるで会場のこの興奮を表しているようだ!

310vますます乗ってきたKATAMALI。
これからも飾り気のないプリミティブでピュアなロックの魅力を思い切りアッピールしてもらいたい!

5_s41a0339KATAMALIの詳しい情報はコチラ⇒KATAMALI facebook

原田喧太の詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site

320<つづく>

(一部敬称略 2016年7月29日 吉祥寺ROCK JOINT GBにて撮影)

2016年9月16日 (金)

飛べ!Silex!

先日、Mashaの新しいプロジェクトSilex(サイレックス)が発足したことをご報告した。

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人気のある注目株のギタリストだけに、今月25日のお披露目ライブを待ち望んでいる人も多いようだ。

14322203_1001678076596401_773945547 その25日に発売を予定しているのがこの3曲入りCD。
ん~、まずジャケットがいいね。
ドッシリしていて高級感が漂っている。

5_silex_cd さらに、このCDのプロモーション動画も公開された。

25日が楽しみだ!…おわり。
コレで終わってはMarshall Blogの名がすたる…ってんで、Silexのリハーサルに押しかけて、Mashaくんにインタビューしてきた!
SilexやCD、ライブに寄せるMashaくんの煮えたぎる思いを感じ取ってから25日にお出かけ頂くと尚一層ライブが楽しめることと思う。
何せToo hot to handle!
インタビューの後半にはゲストも登場するよん!
では!

   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆

★Marshall GALA★
S(Shige、すなわち私、以下「S」):だいぶ時間が経ちましたが、まずはMarshall GALA、どうもありがとうございました。その後どうでした?
M(Masha、以下「M」):ありがとうございました。もうたくさんの人に言われました。大好評でした。
GALAに来なかった、あるいは来れなかった業界の先輩方からも注目をされていたようです。
S:それはヨカッタ!
実際、すごい歓声だったもんね。「なんだMASHAくんってこんなに人気があるのか!」と失礼ながら驚きました。
M:イヤ~、本当に楽しいイベントでした。
S:どうもありがとう。
M:こちらこそ!

5_s41a0073
★Silex結成と初CD★
S:さてと…ところで、Crying Machineが終わってどれだけ経ちましたか?
M:一年半ぐらいです。
S:で、今度のSilexにかける意気込みはどんなもんでしょう?
M:そうですね~、実は一年前ぐらいから構想があって、ベースのhibikiと何か一緒にやろうと言っていたんです。
それとは別にドラムのYosukeくんとも一緒にやろうという話をしていたんです。
S:一年も前から?
M:そうなんです。長かったといえば長かった。だから「やっと」という感じはあります。
S:そうか~、「やっと」か~。で、今回出すCD、ズバリ聴きどころということになるとどうなりますか?
M:サウンド的にはかなり激しい曲なんですが、Marshallの歯切れの良い音がうまく活かせたと思っています。
S:それはヨカッタ!
でも、演奏を聴くとあんまりギターばっかりという感じがしないですよね?
ともすればありがちな、ギタリストの「オレが、オレが」とか「前へ、前へ」というのがないように聞える。ギターがアンサンブルの中にきれいに収まっている感じです。
M:はい。ありがとうございます。
5_img_0022

★作曲について★
S:以前もアイリッシュのテイストを入れた曲があったりして、MASHAくんの書く曲は同世代の同ジャンルの人たちとチョット違うように聞えるんですが、やっぱり「他の連中とは違うものを作りたい!」という努力をしている?
M:はい。
自分の好みだけでやっちゃうとどうしても金太郎アメになっちゃうんです。
そこで、ギターかボーカルか、あるいはリズム・パターンか、毎回曲によって違う要素を入れるようにはしているつもりです。
S:やっぱり。
M:はい、今までにはなかったものを曲に入れて、それを「フック」にしたいんです。
ウ~ン、それがフックに「なる」というよりも、フックに「したい」と思っています。
S:何かロック以外に自分からすすんで聴いている音楽ってありますか?
M:並行してではありませんが、二十歳ぐらいの時からボサノバが好きで聴いています。
S:あらま。
M:ギターを始めてからはずっとヘビメタばっかり聴いていたんですが、田舎でバンドを解散した時にボサノバが好きになって、その時、ボサノバのコード進行とかを歪んだギターの音楽に取り入れたりできないか…なんてことを考えていました。
ジャズまではいかなかった。
S:でも、ボサノバはサンバのリズムを思いっきりテンポ・ダウンして、それにジャズのコード進行を乗せた音楽ですから。
M:はい。
5_img_0032
S:曲作る時にトラディショナルなロックを意識している部分ってありますか?
M:ボクはドラムとベースも割と考えたい方なんですが、それらに関してはトラディショナルなものを取り入れようとしています。
今回の曲はチョット違いますけど。
S:ツーバス、ドコドコだもんね。我々の世代のロックにああいうものはない。
M:ハハハ!アレはちょっとフラッシーなものにしたかったんです。
S:え、ナニッシー?
M:フラッシー、「ふなっしー」じゃないですよ!
(註:私は有名になるかなり前からふなっしーに一目置いていて、 「コリャ絶対当たる」とニラんでいた。それでCrying MachineのキーボードYOSISIさんのあまりにも破天荒な素早い動きを見て、「ふなっしーのようだ」とMarshall Blogに書いたことがあった。当時みんなふなっしーのことを知らず、「それは一体なんだ?」ということになり、YOSISIさんは「『ふなっしー』とか いうヤツを見るのがコワイ!」と言っていたワケ。その時のことに絡めたMASHAくんの発言)
キックとかタムのパターンなんかはそういうところから学ぶことが多いですね。
S:例えば誰とか?
M:月並みですけどディープ・パープルとか…。
S:イアン・ペイスってこと?
M:そうです。あとコージー・パウエルのダサかっこいいフレーズとか。
S:それじゃ今回のレコーディングでもドラムのおかずとかも指示しているワケ?
M:指示していますね~。そこにYosukeくんのセンスを入れてもらうんです。

5_img_0013

★ギター・プレイについて★
S:音源を聴くと、すごくギターを重ねていますよね?
ああいうアレンジはライブの時のことを考えてやっているんですか?
M:ギター一本で弾いても使えるっていうのかな?
音階の上から下まで、元となるメロディに音域の幅を持たせているんですね。それに、ハモリを重ねているんです。
ツイン・ギターというと比較的コンパクトなメロディになりがちなんですけど、そうしてメロディの幅を大きくしてやると、ライブで一人で弾いてもイケるんじゃないかと考えているんです。
S:やっぱりそういうメロディとかハモリは相当時間をかけて考えているんですか?
M;はい。考えます。
S:ギター・ソロについては何か自分のモットーみたいなものはありますか?こだわっていること。
M:ギター・ソロは最後の最後に作ることが多いんです。
まず曲の進行を作っていって、本当にある程度だけど、どこにギター・パートを入れるかを決めておくんですね。
それで最後の最後に「自分へのご褒美」で、気持ちよく弾いたものをその残しておいたセクションに組み入れるんです。
5_img_0036
S:ハハハ!「自分へのご褒美」?! わかるような気はしますな。「お楽しみ」ね!
M:ここだけで何時間もかけちゃうことが多いんですけどね。
S:見せ場だもん、そりゃ納得いくまでやらなきゃ!
M:はい!
で、ソロの内容に関しては、曲のメロディであったりとか、全体の進行を凝縮したような感じにしたいと思っているんです。
S:それはとてもいいアイデアですね。イメージとしてはミュージカルの「序曲」ですね?
アレは作品全体のダイジェストを聴かせるワケですから。
M:ありがとうございます。そういうイメージです。

5_img_0025
★マーシャルについて★
S:それでは、マーシャルの話し。今回はJCM800 2203と70年代のキャビ。いわゆる1960BXで録音したとか…。
M:そうです。
(写真は実際にレコーディングで使用したマーシャル)

5_img_2014_2 S:2203は現行のリイシューだよね?あのキャビは?
M:レコーディング・スタジオで借りました。
S:MASHAくんはいつも1960Bを使っていたでしょ?
M:はい。ライブではもちろん1960でバッチリなんですが、今回はレコーディングに適したキャビということで、VキャビかXキャビにしたかったんです。
S:…というと?
M:音のふくらみとか、ちょうどいいコンプ感みたいのが得やすいんです。
S:そのギターの音に関して「ココを聴いてくれ!」みたいな部分ってありますか?
M:そうですね~。バッキングはすべてトレブルとプレゼンスがゼロなんですよ。ソロの時はプレゼンスをチョット上げてバッキングとは違うサウンドになるようにしました。
5_img_0021

S:歪み系のエフェクターは?
M:オーバードライブだけですね。
S:1987はゼンゼン使わなかった?
M:ええ。今回の曲には2203が最適でしたので。
S:マーシャルの魅力って?
M:ええ~、改めて訊かれると困りますね!
王道中の王道で、コレ以外には考えられないです。溺愛しているので「ココがいい!」なんてことは言えないですね。
もし、ノイズが出たとしても、マーシャルじゃないと出ないノイズだと思ってよろこんで受け入れちゃいます。
S:エライ!
M:何しろ音が速い。へヴィメタルやハードロックにはやっぱり欠かせない…ココじゃないですかね!
S:ありがとうございます!

5_img_0018

★ジャケットについて★
S:ところで今後のアルバムのリリースの予定は?
M:フル・アルバムになるかミニ・アルバムになるかはわかりませんが、来年の春には何か出したいと思っています。
S:楽しみですね!そうそうロゴとかジャケットもいいなと思ったんだけど、制作に当たっては相当気を使いました?
M:デザインとかはYosukeくんが上手なのでずいぶんアイデアを出してもらいました。
で、レザーの羽のアイデアはピートが出してくれました。
S:見た瞬間、あのレザーはマーシャルのカバリングかな?と思ったんだけど…。
M:そうなんです!それとヘビメタのイメージといえば「革」ですから。
S:エ~、鋼鉄とかガイコツじゃないの?
M:それもそうですけど、革も重要なアイコンなんですよ!

5_img_1992_copy2
★初ステージに向けて★
S:それでは25日のデビュー・ライブについて…楽しみですね!
M:非常に楽しみです!
自分が率いるバンドでライブをするのは一年半ぶりのことですし、自分のマーシャルを思いっきり鳴らして自分の「城」を披露するワケですから。
本当に素晴らしいメンバーに囲まれてプレイする喜びを皆さんにご覧頂きたいと思います。
曲のクォリティも自分で納得いくようなものに仕上がっていますので、一年半分弾きまくりますよ!
S:おお~!
今回のCDで聴けるのは二曲だけだけど、もちろん当日は将来のアルバムに先駆けて他の曲もタップリと聴かせてもらえるんですよね?
M:はい、もちろん!

 S:それも楽しみだ!
そしてその後は11月の三宅さんだね?
M:はい。
S:それも楽しみだわ~!Marshall GALAつながりだしね!
M:その通りです!

★ゲスト登場★
「ゲスト」とは25日のデビュー・ライブでサポート・ギタリストとして参加するTORNADO-GRENADEの真壁雄太だ。

5_img_0038 S:TORNADO-GRENADEも25日出ればいいのにね。
Y(Yuta、以下「Y」):はい。
一番最初に声をかけて頂いたんですけど、メンバーの予定がどうしても合わなかったんですよ。死ぬほど出たかったんスけど!
S:それは残念!
で、今回雄太くんがサポート・ギタリストで参加することになったワケなんだけど、どうですか?
どんな感じ?
Y:イヤもう、光栄です!
本人の前で言うのも、恥ずかしいんですけど…ずっと前からCrying Machineの存在を知っていて、以前対バンした時に「ウワ!ヨカッタな~!」って帰ったんですよ。TORNADOのメンバーの中でも自分が一番テンション高かったんです。
そんな憧れの先輩と一緒にできる機会なんて一生来ないと思っていたんです。
それが実現しましたッ!
だから今回は信じられないぐらい幸せですよ!

5_img_0047 M:イヤイヤイヤイヤ…。
S:ナニ言ってんだよ!二人で仲良く熱海とか行っちゃうクセに!
Y:イヤ、沼津です!(一同爆笑)
S:あ、失礼!
Y:昔からのMASHAさんファンからしたら自分はゼンゼン後発で、最後のアルバムからさかのぼっていく感じだったんですね。でも、MASHAさんのギター・ソロを口ずさめるぐらい聴いてるんですよ!
ですから、「いちMASHAさんファン」としてもものすごい光栄なんです!

5_img_0059 S:本当にヨカッタね~!
全曲で弾くんですよね?
M:全曲です。
S:私としてはふたりともマーシャルでうれしいな~!
もちろん雄太くんは自慢のシルバー・ジュビリーで?
Y:はい、もちろんです!
S:と、いうこ~と~は~、JCM800対決ですな!
かたや2203、かたや2555!
M&Y:おお~!

5_img_0062 M:対決しちゃいます?
Y:負けちゃう!
M:リハーサルで実際試しているんですが、音の傾向が似ているのでとってもやりやすい。
Y:いろいろとマーシャルの使い方を教えてもらっているんですよ!
S:じゃ、握手。

5_img_0067 リハーサルは絶好調!

5_img_0087Mashaくん、本当にうれしそうだ。

5_img_0102ボーカルはピート・クラッセン。

5_img_0126ベースはhibiki。

5_img_0127ドラムはYosuke Yamada。

5_img_0131そして、今回サポート参加の真壁雄太。

5_img_0098ツイン・ギターもパーフェクト!

5_img_0094 もうリハからノリノリで25日が待ちきれない感じよ!

5_img_0075ギター・チームのMarshall対決も楽しみだね~。

Silexの詳しい情報はコチラ⇒Official facebook

5_img_0121_3☆☆☆特報!☆☆☆
インタビュー中でも触れているが、SilexとStrange, Beautiful and Loudのダブル・ヘッド・ライナー・ショウが決まっている。
いつもMarshall Blogで大騒ぎしているStrange, Beautiful and LoudをSilexとともに体験できるチャンス到来!
是非お出かけくだされ。

日時 : 2016年11月23日 19:00開演
場所 : 高円寺ショーボート

5_img_0042 (一部敬称略 2016年9月13日 都内某スタジオにて撮影)

2016年9月15日 (木)

ロック・インスト・ナイト

ロックを聴き始めた本当に最初の頃、歌詞カードの「Instrumental」といういう表記を謎に思ったものだった。
歌がないその曲を聴いてすぐに意味を察したが、当時は「歌のない曲」を奇異に感じた記憶がある。
ロックにも慣れて、楽器が暴れるパートを聴いて「カッコいい!」と最初に思わせてくれたのは、Deep Purpleかナァ。
その後、プログレッシブ・ロックにのめり込むと歌のないロック、あるいはインスト・パートが普通になった。
それから、80年代に入って新しいロックを全く聴かなくなり、ジャズに夢中になってからは当然ほとんどがインスト。ま、ボーカル・ジャズも大好きで、聴くには聴くが…。
そして、今ではクラシックをよく聴くようになって当然インスト。オペラや声楽曲はたまにしか聴かない。
こうして振り返ってみると、私の音楽人生ってほとんど「インスト」なんだナァ。
あ、歌がキライなんじゃ決してありませんからね。
何と言っても「歌」は楽器のチャンピオン。
クラシックの声楽の連中が自分の声のことを「楽器」と呼んでいるらしいことは以前にも書いた。
ドイツでもフランスでもオーストリアでもない、イタリアの音楽こそが「世界の音楽の最高峰」とされるのは声楽が盛んだからだ。
…でも、今日は前フリにあるようにインストゥルメンタルのロックを演奏するライブのレポートなのよ。

Img_0182吉祥寺のシルバーエレファントでシリーズで展開しているのが『ROCK INST NIGHT』。
先ごろBLINDMANに正式加入した、ドラムの 實成峻と…

S41a0087_2TORNADO-GRENADEのベース、寺沢リョータが中心となって企画している。

S41a0043今回は、ギターに田崎慎也を迎えての開催となった。
田崎さんはかつてReyというアニソン・バンドで活躍。
今どきの若いギタリストにしては、シュレッディングに重きを置いたスタイルではなく、トラディショナルなフィーリングでジックリと弾いて聴かせるタイプ。
インストを演るような若いギタリストで、ピロピロ弾かない人はずいぶん久しぶりのような気がする。

S41a0039今回は4100と1960を使用。
音もぶっとい!

Img_0015 7月は田川ヒロアキがゲストに招かれた。
もちろんMarshall。

Img_0136冒頭は、基本の三人による演奏だ。

Img_0004オープニングの曲は「Red Field」。
田崎さん作によるミディアム・テンポのメロディアスなナンバーだ。
S41a0246
中盤では一曲目にしてベースとドラムのソロが炸裂!

Img_0142何といってもこのセッションの主役だもん。

S41a0050峻くんの呼び込みで田川ヒロアキ登場!
いきなりトークブッコミ!
このチームのリズム隊はTAGAWAジュニアであることなどに触れた。
峻くんは浩二さんのお弟子さん、リョータくんはてらちんのご子息だからね。

5_s41a0286いきなり盛り上がっちゃって次の曲に入りにくくなってしまった!
考えてみるとヒロアキくんは演奏もそうだけど、いつもトークも達者な先輩たちに囲まれて鍛えられてるからね~。
簡単にトークが暴走してしまう…が、ヒロアキくんは時間には相当厳しい人だから大丈夫。
ヒロアキくんを迎えての二曲目は、TAGAWAでもおなじみの「Stranger Destroys Arms」。

Img_0105ヒロアキくんが20年以上前に書いた反戦曲。
タイトルは「武器を捨てろ」でも曲は今にもケンカがおっぱじまりそうなガチガチの硬派メタル。
ヒロアキくんの金属サイドのショウケース的な曲だ。

S41a0281今回はツイン・ギターなのでよりサウンドがヘビーだ。

Img_0114三曲目は「Technical Difficulties」。
Paul GilbertがMr. BIGを脱退後、13年ぶりに再結成したRacer Xからのナンバー。
コレ、誰かも演ってたナァ。
タイトルが印象的なので曲は覚えている…けど誰が演奏していたのかが思い出せない!
本人だったっけかな?
最近こんなのバッカリよ。
もうすぐまた来るね、Paul。
今回はJVM210Hを使うそうだ。ヒロアキくんの愛機と同じ。
さてこの曲、やはり今回のセッションの中でも難解チューンのひとつで、ギター二人の高速ギターのハモリが聴きどころ。
ギターだけでなく、ドラムとベースも厄介なフレーズが多い。

S41a0077それを必死に再現する峻くんとリョータくん!

Img_0134続けては田崎さん作の「Dangan」。
「弾丸」というのは…っていつかやったね。

Img_0018_2同じ田崎さんの作品で、ミディアム・テンポでメロディアスな形式でも一曲目とはまた違った作風だ
。「なんとなく、ヴィニー・ムーアを彷彿とさせる」とはヒロアキくんの弁。
サビのリズムを倍にしてし、田崎&田川のコンビネーションで、のびやかな旋律を奏でる。
ココはダブル「田」だね。
もしふたりでバンドを作ったら名前は「でんでん」にしよう。

S41a0275一部の最後は、これまたTAGAWAでおなじみ「That's Over」。

Img_0110TAGAWAのライブでは、この曲でてらちんのベース・ソロと浩二さんのドラム・ソロが大きくフィーチュアされる。
当然、ジュニアにも同じことをしてもらう!
張り切っていってみよう!

Img_0158二人とも若さあふれるプレイで(…と書くとシニアの方はかなり年老いているように聞こえるが、そんなことは一切ございません)、暴れまくる。
双方、父と師匠譲りの技はもちろん、彼ら独自のテイストも満載で観衆の大喝采を浴びた。
そう、若者は遠慮しちゃイカン。
リョータくんのプレイもケタ違いの迫力!何しろ単位が「テラ」だから。
あ、コレはfacebookで紹介したんだけど、こないだカメラ屋さんでレンズを見ていたら、店員さんが寄ってきた。
その名札を拝見したら、ひらがなで「めがさわ」さんって書いてあったんですよ!
「メガ沢」?…アタシャびっくりしちゃって!
場所が場所だけに完全に「メガ・バイト」の「メガ」だと思い込んじゃったワケ。
ネタを明かせば「女ケ沢」さんという東北がオリジナルの姓だとのこと。
家に帰ってこのことをウチのセガレに話した。
「こうなると『ギガ沢』さんに現れて欲しいね!」
すると息子がこう答えた。
「ダディ、ナニ言ってんの!ベースの人は『テラ沢さん』じゃん!そっちの方がスゲエ」
なるほど!…若者の感覚はサスガだわい。(私のことを「ダディ」と呼んでいるというのはウソです。時々です。)

もうチョットいい?
そこで、調子に乗って調べてみた。
メガ、ギガ、テラと来て、次は何か?
「ペタ」というそうです。5を意味する「ペンタ」の「ぺ」。
さすがに「ペタ沢」さんはいないだろう。
初対面の相手に名刺を差し出して…「お世話になっております。ペタ沢と申します」なんてやったら自分でも吹き出しちゃうゼ!
もうちょっと続けると、次が「エクサ」。6をあらわす「hexa」から。
さらに、ゼッタ、ヨッタとくる。
その次がハーポとグルーチョっていうらしいんけど…ウソだろ~。
コレ、マルクス兄弟の名前だぜ!
グルーチョとなると10の30乗ともなり、まず使うことはないらしい…ってんで適当な名前を付けたんじゃあるまいな?

脱線!
Queenの『オペラ座の夜』とか『華麗なるレース』っていうアルバムあるでしょ。
アレらのアルバムはマルクス兄弟の『オペラは踊る(A Night at the Opera)』と『マルクス一番乗り(A Day at the races)』から転用している。
コレらの元は…

5_img_0008_2 コレです。
名盤の誉れ高いQueenの二枚の代表作だけど、映画の方も最高に面白い。
1930年代の映画。クレイジーだとかドリフだとかのネタの出本がこのあたりにあることが容易に察せられる。
昔の放送作家はマルクスを徹底的に研究してうまくパクったんだと思うよ。

5_img_0003 もうチョットいい?
「若者は遠慮しちゃイカン」ってよく聞くじゃない?
アレ、若いウチはわからなかったけど、自分が年を取って若者を見てるとホントそう思うね。
ガン!といっちゃう積極性は若者だけが持つ魅力なんだよね。
「イエイエ、結構です」は似合わない。このことが最近よくわかるようになった。
若い人は本当に可愛いよ。

リョータくん、ゴメン!テキストと写真がついこんなに離れちまった!

Img_0129曲の終盤はブルース。

 S41a0417
「でんでん」のギターバトルで盛り上げて第一部の幕を下ろした。

Img_0112 第二部の幕開けはTAGAWAのセカンド・アルバム、『Wind』に収録されているアップテンポなシャッフルナンバー「Bound」。
タイトル通り、弾む気持ちを表現したヒロアキくんの作品。
峻くんのチョイスだそうだ。
イントロのタムまわしのフィルは、オリジナル(=師匠)ソックリ!

S41a0082それにしても、「弾む気持ち」ってヒロアキくんに一体どんないいことがあったんだろうね?

S41a0267ステージの雰囲気に慣れ切ったところでサクサクと曲が進む。
今度はCozy Powell Gary & Mooreから「Sunset」。Cozyのソロ・アルバムからの選曲(なんでしょ?)。
田崎さんがグイ~ン、グイ~ンと弾く泣きのメロディがうねっていた。

S41a0018後半ではヒロアキくんも絡んで、さっきの高速バトルから一転した泣きのギター会話を披露した。

S41a0285ヒロアキくんのテーマ・ソング「My Eternal Dream」。
代表曲だけあってヒロアキくんのステージで取り上げられることも多く、いろんな人との演奏を聴いてきたが、この若手バージョンも魅力タップリだ!

Img_0148そういうところがセッション・ライブの面白さのひとつだね。
「歌がない」のでキーの問題もなく、演りやすいということもあるかも知れない。
S41a0424
サビのパートを本番直前のリハーサルで田崎さんに覚えてもらって即実践。
バッチリ、バッチリ!

S41a0095最後に選ばれたのはChick Coreaの「Spain」。
そうですか…、スペインですか…松本孝弘バージョンだそうで…。
また、脱線しちゃおうかな~。
イヤ、後にしよう。
ヒロアキくんがメインを弾き、みんなでテーマをユニゾンでプレイ。
そうですか…、スペインですか…。

S41a0242話題になったロック・アレンジだそうで…(私にはアタマの譜割りがシックリこないけど)。
とにかく四人の熱演で大成功!
これまた大きな喝采を浴びた。

★ココから下、☆までは読まないでください。
「Spain」ね~。
バンドのみんなゴメンね~。
正直言って「Spain」にはもうゲンナリでさ…。
「Spain」と「Burn」はホントにツライ。
「ジャム・セッションの東京音頭」よろしく、どこへ行っても出てくるんだもん。
あの執拗に繰り返すテーマ…。
それでも『Light as a Feather』を聴いたときは感動したもんです。まだ十代だったからね。それから35年の間に何万回聴いたことか…。
今では、アタマの「♪ティラリ~」がチラっときこえてきただけで「ウワ!またスペインか!」と「青菜に塩」状態になってまうのよ。
ちなみにこの「♪ティラリ~」はもちろんロドリーゴの「アランフェス協奏曲」の第二楽章。「アランフェス」はコレばっかり有名だけど第一楽章がメッチャいいんだゼ。
さて、「飽きた」ということの他に何が言いたいのかというと、ChicK Coreaには他にもカッコいい曲がたくさんあるんだよってこと。
すなわち、こういう若い人たちにはまだまだ面白いネタが残されているんだってことだ。
例えば、誰もがすなる「Spain」だったら、「La Fiesta」をロックっぽくアレンジして演った方がゼンゼン目立つと思うんだけどどうだろう。「Sicily」なんかでももいい。
そうだなぁ、チョット乱暴だけど1981年の『Three Quartets』ぐらいまでのChick Coreaは比較的どれも面白い。
ベタだけどReturn to Foreverの「第七銀河」だってあるじゃん?あるいは「Captain Senor Mouse」?
ドラム・フィーチュアなら「Nite Sprite」とか。
私が最近チョクチョク聴いているChick Coreaといえば、60年代後半の『Now He Sings』あたり。
『Tones for Joan's Bones』とか。カミソリのようなアドリブ・ソロがすこぶるカッコいい。
余計なことを書いてゴメンね~、オジさんのことキライにならないでね~。
☆秘密コーナー、おわり~。

で、本編最後は田崎さんの曲で「The Rising」。
「魔界錬闘会」というプロレスがらみのショーのクライマックス・シーンで使用された曲だそうだ。
7分にも及ぶ曲ながら、親しみやすいメロディで聴く者を飽きさせない大作だ。

Img_0009アンコールはマイコーの「Beat It」。
「Beat it!」って意味は知ってるでしょう?「出ていけ!」とか「逃げろ!」っていうことだよね。
コレがなんでそういう意味になるか不思議じゃない?
この「it」は地面のことなんだって。
で、バッと走り出したりする時、第一歩は地面を蹴るイメージがあって、「地面を打つ」という表現でそういう意味が出てくるらしい。
信じるか信じないかはアナタ次第だ。
Img_0102
何でもJohn 5のアレンジだとか。
John 5はMarshallの重要エンドーシーだ。
先攻はヒロアキくん…
S41a0420
後攻は田崎さんというオーダーで、ギター・ソロからエンディングまですさまじいふたりのバトル!
S41a0097
バック陣もダマっちゃいない!
S41a0054もてるテクニックと情熱でフロントのふたりを盛り立てる!

Img_0125若者の情熱にあふれるバラエティに富んだインストの一編だった!

田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

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(一部敬称略 2016年7月29日 吉祥寺シルバーエレファントにて撮影  ※記事制作協力:田川ヒロアキ)

2016年9月14日 (水)

はたらくASTORIA~Inaba Plays ASTORIA

 「出来の悪い子供ほど可愛い」…コレはウチのセガレの話し。
世の中を見回すと、一方では「どこに出しても恥ずかしくない子」というのもいるもんだ。
イヤ、ウチのセガレをどこかに出すのが恥ずかしいということでは決してないんですよ~!やさしくて明るくてとてもいい子たちなのです。
マーシャル家はどうか…。
もちろん、どれもどこへ出しても恥ずかしくない子供たちなのだが、やはりとりわけASTORIA三兄弟の出来の良さは抜きに出ていると言えよう。

Ast_logo

Marshall Blogで何回も試奏レポートを掲載してきたが、ホントみなさん、恐縮しちゃうぐらいおホメの言葉を頂戴しちゃう。
私が設計したワケでも、作っているワケでもないんだけど、実にうれしいもんです。

55

今日は長年第一線で活躍し続けている大名手、稲葉雅裕の話題。

10すでにレポートした通り、稲葉さんにはもうスッカリASTORIAを弾いて頂いている。
Player誌のレスポールに関するイベントだ。

20v今、ご覧頂いているシーンはそれに先立つこと一週間弱。
甲斐バンドの日比谷野音公演のリハーサルの時のもようだ。

40

稲葉さんが甲斐バンドのサポートで参加することになり、ASTORIAをお試しいただいたワケ。
「クリーンのモデルがいい」ということでアッサリCLASSICに決定…というより、この話しが持ち上がった瞬間からCLASSICしか私の頭にはなかった。

60_2

足元のようす。
ただし、お邪魔したのがリハーサルの初日だったので、コレのボードは暫定版。

30アンプの生音、エフェクター使用の音、念入りにチェックする稲葉さん。

50v_2バッチリ!
ありがとうございます!

70そして、8月7日の日比谷野外大音楽堂。
甲斐バンドの大コンサートの当日だ。
このコンサートは一夜限りの企画で、タイトルは「THE BIG GIG」。
1983年の同日、新宿高層ビル群に囲まれた「都有5号地(現在東京都庁が立つ場所)」に3万人を超える観衆を集めて行なわれた伝説の野外ライブと同じ名称なのだ。
すなわち、33年ぶりに復活を遂げた一大コンサートというワケ。
そんなコンサートの舞台に~…

80あるある、ウチの子、Marshall ASTORIA CLASSIC!
可愛い!愛おしい!
こんな記念すべき公演のお手伝いができるのはアンプ冥利(そんなのあるのか?!)に尽きるというものです。
開発した甲斐があったというものです。
稲葉さん、ありがとうございました!

90ASTORIAシリーズの詳しい情報はコチラ⇒【Marshall Blog】いよいよASTORIAが出るよ!

50_2

(一部敬称略 2016年7月27日都内某スタジオ並びに8月7日に日比谷野外大音楽堂にて撮影)

2016年9月13日 (火)

SHOW-YA×EARTHSHAKER~初対決! KING vs. QUEEN <DAY2>

さて、『初対決! KING vs. QUEEN』の二日目。
今日はEARTHSHAKERが最初にステージに上がった。

10_2西田昌史

20v石原愼一郎

30v_2甲斐貴之

40工藤義弘

1_s41a0222_2網の中にカブトムシとクワガタムシが同時に入っていたかのようなラッキーなこのイべント、MARCYさんの指摘では「出演者の年齢を全部足すと500歳を超える!」。
それだけに完熟の魅力に満ち溢れていた演奏を堪能できた。。

5_s41a0238_2 昨日は『Midnight Flight』をアルバム丸ごと演奏するというパフォーマンスでファンを狂喜させたが、今日は1985年の『PASSION』をそのまま再現した!

60そして、SHOW-YAが登場!
今日はトリだからね、どんなメニューかな~?

70ただならぬ熱気の中から飛び出したのは「OUT OF LIMITS」。

80寺田恵子

90五十嵐sun-go美貴

100中村美紀

110仙波さとみ

120角田mittan美喜

130v今日も容赦なくガンガンいくゼ~!…と続けて「LOOK At ME」。

140v_2ガンガン迫りくるsun-goさんのギター・サウンド。

150vもちろんMarshall!
JVM410Hと1960BDM。

160v_2「昨日来た人~?今日だけ来た人~?エエッ!なんで~?」という恵子さんの出席確認からの~…

170v_r「流星少女」!
210_3
ハイ、今日は昨日と違う場所から撮ってます!
でも、やっぱりパンパンでまったく身動きできず。

180_2「流星少女」同様、昨日も取り上げた「奪いとれ」を矢継ぎ早にプレイ。

200

アマチュア時代からのEARTHSHAKERとの関わりについて話す恵子さん。
「MARCYさんに似てる」と言われていたことがあったんだって!

5_s41a0463_2恵子さん:「ところで、みんな、mittan見える?」…ということでマイクがmittanに渡される。
280v
恵子さん:「みんなキャプテン見える?」…ということでキャプテンもフィーチュア!

290v

「次はなつかしい曲。シングル曲を演ります。この曲を聴いてSHOW-YAのファンになりましたっていうファンが多いの」…とは「水の中の逃亡者」。
名曲だ。
270v
そして、ドッカリ盛り上がったのは「OUTSIDER」。

230SHOW-YAのことだから、ショウのドアタマから大爆走なんだけど…

240ま、だいたいこのあたりから「組んず解ぐれつ(くんずほぐれつ)」の激演度に拍車がかかりますな。

250v_2もうこの先、誰にもこの暴走は止められない。

260v"It's too late to stop now"というヤツ…Van Morrisonね。
そういえば、「人生歌一筋」という観点からすると恵子さんとVanは何となくダブってくるナァ。

245v

「31年前の8月31日に『すてきにダンシング』でデビュー。『コワいお姉さんは売れない』と言われたんだよ。
1992年に辞めて2005年に再結成…それから11年!再結成してからの方が長いからね!
まだ頭を振ってる自分が愛おしい。楽屋では氷で首を冷やしている自分が愛おしい。
みんなには歴史の証人になって欲しい!」と今日は回顧系のMCが多い恵子さん。

300_gそして、早くも最後のセクションに突入!
曲はまず「ギャンブリング」。

310vアレ、「ギャンブリング」、すごい久しぶりじゃない?
ギターのシャープなイントロからロック・テイストあふれるコーラス、そして、メロディアスだけど決して甘くはないサビが完璧に組み合わさった曲。

320vキャプテンのキーボードとコーラスってメッチャかっこいいんだよね。
330v今日も轟音のラブリーな「みーこ」、イヤ、かわいい「candy☆」、イヤ、cuteな「sun-goさん」、イヤ、so cute な「sunちゃん」!

335v続いては「限界LOVERS」!

340_2mittanの怒涛のドライビング・ドラムが大爆発!

350vすっさまじい迫力!そしてすごい音圧!

370_2

一段とエビ反ってる今日のイナバウアー!
よくこんなことできるナァ~。二人ともお若い!

410_2

今日最後に持ってきたのは「Fairy」。

360_2予想に難くない展開だが、人気曲の熱演に観客は大喜び!

380vポーズもバッチリ~!
この熱気が伝わっているだろうか?!

5_s41a0900今日の竿回しはソロ×2でいつもより倍おいしい!

415アンコール。
今日はSHARAさんとMARCYさんがSHOW-YAにジョインするスタイル。
「SHOW-YAは今の方が全然いいよ!今が最高だよ!」とMARCYさん。
当然演奏するのはSHOW-YAのナンバー。

430_2「私は嵐」!

440_2「こんなことって珍しいんじゃないの?」と恵子さん。
確かにこの光景は見たことない!

450_2こちらはmintmintsでもおなじみですな…とは昨日も書いた。

460_2さとさんのベース・ソロ!

470vMARCYさんと「嵐ポーズ」をするか?
撮り逃してはマズイとドキドキしながらシャッターに人差し指を乗せたけど、今回はなし。

480_2イヤ~、珍しいものを見せて頂きました!
今日もゴージャスで素晴らしいショウをありがとう!

SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YAオフィシャルサイト

490_2さて、、先日紹介したSHOW-YAの30周年期間中の数々の名演を記録した豪華ボックスセット、
『SHOW-YA BIG 30 -THE BOX-』が大評判だ。

詳しくはコチラをご覧アレ!⇒『SHOW-YA BIG30 -THE BOX-』が出た!

50cd

昨年の目黒鹿鳴館公演のようすを収めたDVD、『Return to ROCKMAYKAN』もよろしくね!

140dvd

<おわり>

(一部敬称略 2016年7月19日 渋谷REXにて撮影)

2016年9月12日 (月)

SHOW-YA×EARTHSHAKER~初対決! KING vs. QUEEN <DAY1>

そうかな~。
ホントになかったのかな~。
日本のロック界で「ありそうでなかったもの」の代表みたいなモノ。
それは、SHOW-YAとEARTHSHAKERのダブル・ヘッドライナー・ショウ。
とうとう実現した。
イベントで同じステージに立つことは何度もあった。
実際、数年前の富士スピードウェイなんかそうだったもんね。
ところが、いわゆる「対バン」形式で双方が同一のステージに立ったのはコレが正真正銘初めてのことであったそうだ。
10『初対決!KING vs. QUEEN』と題された二日連続のコンサート。
初日はSHOW-YAが先行した。

20寺田恵子

30v五十嵐sun-go美貴

40v中村美紀
60v
仙波さとみ

50v角田mittan美喜

70vシチュエーションはどうあれsun-goさんはMarshall。

80v今日はヘッドがキャビに乗ってるよん。
JVM410Hと1960BDMね。
SHOW-YAの轟音ギターはコイツが出している。

90v一曲目は「Bloody Rose~薔薇の紋章~」。
珍しい!
2012年3月、SHOW-YAが22年ぶりにブッ放したオリジナル・アルバム『Genuine Diamond』のオープナー!

100v続けて「You Turn me Over」。

110vいつもとは雰囲気が大きく異なるスタート。

5_img_0116「EARTHSHAKERとの共演」という初の試みがそうさせるのか?

1_img_0114 恵子さんのMC。
「今年最初のSHOW-YAのライブ」…そうか!恵子さんに言われて初めて気がついたけど、昨年末の東京国際フォーラムを終えてからは、『NAONのYAON』以外のSHOW-YAのライブってなかったんだよね。
EARTHSHAKERをして、「同じ時代を生きた、そして今でも生きている、時代を築きあげて今も走り続けるバンドです」と紹介。
「『キング&クイーン』って言ってるけど、どっちもキングか!」だって!

5_img_0099 「欲しいものは~」…

120_u「奪いとれ」!

130このセクションでは、最近作『PROGRESS』から「秒殺Carazy Love」と…

140v「SIGN」を演奏した。
ウン、いつもと違う展開もまたいいんだ。

150ところで、『PROGRESS』をリリースしたのって去年の9月末だって知ってた?
あまりにも一年が早すぎる!
その間もSHOW-YAは歴史を刻み続けている。

160vところで、いつか書こうと思っていたんだけど、sun-goさんのピック・スクラッチのやり方って可愛い。
ナンカ右手の形がすごく行儀いいの。

165vこの会場はSHOW-YAがこけら落としをやったんだよね。
恵子さんが「杮」と「柿」は違う字であることを説明をして、「えもんかけ」の話しをしたんだ。
で、ですね、ココはステージ前の柵がなくて、しかも当然のごとく会場はパンパン。
すなわち、写真を撮るスペースがまったくない…ということで、今日は客席上手の一番前(sun-goさんのすぐ左前)に脚立を立てて壁にヘバリつくようにして撮影しとります。
コチラからはこんな眺め。
三時間近くまったく身動きできず。エコノミー症候群がそこまで来てんだよ。
でもね、本当にツライのは身動きできないことではなくて、カメラを持ち換える時に周囲の方の頭にカメラをぶつけないように気を配ることなのです。もし、ガツンとやっちゃったら本当に申し訳ありませんからね。
コレがすっごい大変なのです。
あ、何が言いたかったのかというと、まったく移動ができなかったので、どうしても写真の構図が似通ってまんねん…ということね。

恵子さん、「熟女は可愛く演ろうと思ったんだけど…音が出たらやっぱりダメね~」。

5_img_0130 で、早速「OUTSIDER」で大暴れ!
コレでいいのだ!

170_o早くももう後半だからね~、ガツンと盛り上がっちゃう!

180キャプテンのイントロから「流星少女」。

190vこの曲のビデオを東京キネマ倶楽部で撮影したのって、2012年だよ!
わかっちゃいるけど、ホントに早いな~。

200v演り続けていると、ヤッパリ「曲」というものは成長するね。
もちろんいい曲じゃないとそれに持ちこたえられないけど。
できた時は「新曲」だったけど(当たり前だ!)、今となっては、「流星少女」はSHOW-YAのステージに欠かせないナンバーになった。
名曲という証拠だ。

210「昔は『夜のヒットスタジオ』とか音楽番組に出てましたけど、今はバラエティ番組に出てま~す!(中略)オメエら!テメエら!これからもSHOW-YAについてこい!」…さっきまで「可愛く演りたい」なんて言ってたクセに!
でもやっぱりコレでいいのだ!

220_a「私は嵐」…この辺りは期待通りの展開だからして盛り上がり方も尋常ではない!

240vハイ、さとさんのベース・ソロ!

250vそして…

255「嵐」ポーズ!
コレを撮るためにこっち側に三脚立てたでね。

260_2計算通りの「Fairy」。
うれしい公式だ。

270_2いつも通り感情豊かに歌い上げる恵子さん!
300

「♪濡れた髪 かき上げて 見つめあえば…」

290
実はなかなか撮影がムズカシイのがこの「Fairy」ポーズなのよ。

280そして、シメは「限界LOVERS」!
今日も完璧なステージを見せてくれた五人。
やっぱ問答無用でカッコいい!

310

320

330

340

350ステージが狭いので注意して回します!

360SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YAオフィシャルサイト

370続いてEARTHSHAKER
Marshall Blogにお迎えするのはひっさしぶり~!

390_2西田昌史

400石原愼一郎

410甲斐貴之

420工藤義弘

430 EARTHSHAKERは1984年の『Midnight Flight』をアルバム通りに全曲演奏してまえ!という企画。
だから「ラジオ・マジック」が三曲目に出てきちゃう。
MARCYさん曰く、「こんなに早くこの曲が出てくるなんて他にないよ!」というオールド・ファン垂涎のレア企画だった!

440もちろんアンコールには交流試合!

460

こちらはmintmintsでもおなじみの光景だね!

470

EARTHSHAKERに恵子さんとsun-goさんが加わって「MORE」を熱演した!

480

両バンドのファンというお客さんも多数いたワケで、そんな方々にとってはゴジラとガメラを同時に見たような最高のショウになったハズだ!
明日の<DAY2>はどうなるか!?

490

さて、、先日紹介したSHOW-YAの30周年期間中の数々の名演を記録した豪華ボックスセット、
『SHOW-YA BIG 30 -THE BOX-』が大評判だ。
詳しくはコチラをご覧アレ!⇒『SHOW-YA BIG30 -THE BOX-』が出た!

50cd昨年の目黒鹿鳴館公演のようすを収めたDVD、『Return to ROCKMAYKAN』もよろしくね!
 140dvd

<DAY2>につづく

(一部敬称略 2016年7月19日 渋谷REXにて撮影)

2016年9月 9日 (金)

摩天楼オペラ~飛翔

久しぶりの登場となる摩天楼オペラ。
今日は7月22日のコンサートの模様をお送りする。
「摩天楼オペラ」とくればMarshallの壁…ということもあって毎回コンサートを楽しみにしていた。
いつもはコチラから押しかけ気味に取材をお願いしているのだが、今回はありがたくも事前にマネージャーからお誘いを頂戴した。
「摩天楼オペラのとても大切なコンサートになる」…とおっしゃるのだ。
そして、電話口でその理由をお聞きして愕然とした。
さらに、「コリャ、是非が非でも取材をしなければ!」と早々とスケジュールを決め込んだ次第。
そして、アッという間に当日が来て…

10開演となった。

20苑 ~sono~

30Anzi ~anzi~
220

彩雨 ~ayame~

50v燿 ~yo~

60v悠 ~yu~

70v当然Anziの背後にはMarshallの壁。
280

使用ヘッドはJCM2000 DSL100だ。
そういえば開演前、Anziくんから面白いリクエストを頂戴した。
Vintage Modernの50Wヘッド、つまり2266がどこかで手にはいらないか?というのだ。
ココのところ、ポツポツVintage Modernの話しが出ることがありましてね…。
アレ、ヨカッタもんな~。
「時代の波に翻弄された悲劇のモデル」といえば大ゲサになるが、世が世ならMarshallを代表する機種として現在も「名アンプ」としての地位をキープしていたであろうに…。
それでもAnziくんの「50Wヘッド」のリクエストはなかなか叶うまい。
いかにJeff Beckが2266を使っていたにせよ、「ヘッド」とくれば日本は100W天国。
流通量が100Wと50Wとでは全然違うので中古でも出にくいのではなかろうか?

5_s41a0010足元のようす。
こういうバンドのギタリストにしてはエラくシンプルなんだよね。

100オープニングはインディーズ時代の曲、「Faust」。

110様式美に満ち溢れたスピード・チューン。
ドイツの「Faust」より全然好き!
140v

続いてはライブでは必ず取り上げられるであろう「落とし穴の底はこんな世界」。

120三曲目は「RUSH!」。
ドバ―っとスピード・チューンでたたみかけて来るのはいつものパターンだ。
210v

「今日は集まってくれてありがとう!色々と考えていたけど、みんなの顔を見たらフッ切れたよ!」というMCから「Justice」。
ん~、メロディが独特でカッコいい曲だ。

160ギター・ソロ炸裂!
「クシクシ」というピッキングの音が気持ちいい!Marshallだからだ。

170

ゾンゾンと張り出す低音が気持ちいい「Psychic Paradise」。
「Oh, yeah!」が印象に残る曲。

180v続いては、切なくドラマチックな「Innovational Symphonia」。
頭を振らずにはいられないドライビング・チューン。
500v
あ、私は頭降れません。
三回も振ればめまいで立っていられなくなります。
とにかく怒涛のハード・チューンが目白押し。
200

Anziくんの弾くアコースティック・ギターのワルツで始まるのは「青く透明なこの神秘の海へ」。
ふたつめの配信シングルとなった曲。
このテイストも摩天楼オペラならではだよね。

205v

ココで苑くんがステージから離れる。
キーボードの美しい導入部…「Utopia」だ。

570
Anziくんの激情ソロ!
400v_m
よく練り込まれたメロディが悲しくも激しい。
150v_m

ステージから姿を消していた苑が再び現れて「Helios」。
「Helios(へ―リオス)」とはギリシア神話の「太陽神」。
太陽神は世界中の神話に登場して、バラエティに富んだパターンがあるようだが、エジプト神話の「太陽神」のひとつが「Ra(ラー)」だ。
ナゼこんなことを急に言い出したのかというと、トッド・ラングレンというアメリカのミュージシャンはUtopiaというバンドをかつて率いて、1977年に『Ra』という超名盤を発表しているから。
「Utopa」に「Ra」と続いたのでつい書いてしまった。
若い人たちにも是非聴いてもらいたいナァ。

230_m「暑いね(熱いね)、EAST!まだまだライブの序の口です!今日はものすごく気合を入れてきました。こんなに序盤から詰めたのは初めてだと思う。
この五人のライブは今日で最後だから後半は騒ぎまくります!」

240vそう、この五人のメンバーによる摩天楼オペラはもうない。

250このステージの後、Anziくんが七月末をもってバンドを脱退してしまったのだ。
コレが冒頭に記したマネージャーからの連絡だった。
公式発表より大分前のことだったので、その時が初耳でかなりのショックを受けた。
摩天楼オペラを初めて見たのは、DELUHIと共演したチッタのステージだったように記憶している。
何年前になるかナァ?
DELUHIのギタリストのLEDAくんとは付き合いも古く、Marshall Blogの取材でお邪魔したのだ。
その時に「摩天楼のギタリストもMarshallでプレイもスゴイですよ!」とAnziくんを紹介頂いたのが始まりだった。
「ずいぶんもの静かな人だナァ…」と思った。
言葉をひとつひとつ選んでいるかのようにユックリとしゃべる様は、ずいぶん年下にもかかわらず、私なんかより全然落ち着いていた。
その後、摩天楼オペラのライブに出入りさせて頂くようになり、メジャー・デビューを果たし、順風満帆の活動を目の当たりにしていたのだ。
AnziくんはMarshallの社長が来日した際のパーティにも来てくれたし、Marshallの本も買ってくれた。

O_76 そんなお付き合いをさせてもらっていただけに今回の脱退を耳にした時のショックが大きかったのだ。

255そんな最後の演奏を噛みしめるかのような五人のパフォーマンス!

260v「Sexual Entrapment」~「Jolly Rogerに杯を」…

270v「Burning Soul」~「悲哀とメランコリー」…

290そして、「ANOMIE」。
ドバーっと矢継ぎ早にブチかますのが摩天楼式。

300v聴き方によっては、まるで組曲だ。
ライブ・ステージでのこの圧倒的な「迫りくる感」は摩天楼オペラの大きな魅力のひとつなのだ。

80v
ここで久々のMC。
そうね、避けて通れないよね、Anziくんへの送辞。
まずは悠くんから…
「五人で演るのは今日で最後…。Anziくんとはこれからも野球を観に行ったりすると思う。イングヴェイのコピー・バンドをやったりするのもいいよね!」
するとAnziくんがイングヴェイ・フレーズを!

410v燿くん…「前向きな気持ちで納得はしているハズなんだけど、やっぱりさみしいね!今までのムチャぶりが思い出されてきた。Anziくんのギター・ソロを聴くのがいつも楽しかった」

420v彩雨ちゃん…「2016年は急展開の年でした。みんなの前で、この五人でこの日を迎えられてヨカッタです。
方向性の違いで解散していったバンドをいくつも見て来たけど、非常に寂しいです。
みんながいないとオレたちは音楽ができません!これからもAnziくんと摩天楼オペラをよろしくお願いします!
表現するモノや表現の仕方が違ってきてしまったらガマンしちゃいけないと思うんです。そんな思いを突き詰めた結果だけど全部正解だと思います。」、

430v予想通りクールなAnziくん。
でも客席からは「スンスン、スンスン」と多くのすすり泣く声が聞こえてきた。

440vそして当の本人から…「摩天楼オペラでの八年間、悔いはありません。このメンバーでやれて本当にヨカッタ。メジャー・デビューも果たすことができた。」

460v「オレはこれからも真摯に音楽をやっていきます。これからも皆さんも音楽を愛してください」

465最後に苑くん…「とうとうこの日が来ちゃったね…。「表現する」という仕事ではガマンをしてはダメ。自分を貫いた結果だから!」
…とそれぞれの気持ちを言葉にした。

450v

『飛翔』の本編も残すところあと二曲!

470昔を懐かしむかのようにインディーズ時代の「瑠璃色で描く虹」。

480シャープなギター・リフが魅力の「GLORIA」。
40v
このスペクタクルなサビはいつ聴いても感動を呼ぶ。
あの野音の大コーラスがもはや懐かしい!

510v

スリリングなキーボードソロからギター・ソロへ!

Img_0346 そして、ポーズ!

490本編終了。
「♪終わらない世界へ」…壮大な「GLORIA」がAnziくんの未来を祝福しているかのようだった。

520それにしてもファンの皆さんへのダメージは相当なモノだったろうな~。
もちろん五人のうち誰が欠けても寂しいにキマっているけど、まさかAnziくんが離れるとは…。
さあ、アンコール。
メランコリックになっていないでAnziくんの摩天楼オペラの最後の姿を見届けよう!

530アンコールは四曲。
「Independent」~「21mg」~「天国の在る場所」とつなげた。

540客席のファンはこの五人の姿を永遠に忘れないに違いない。

550

560

S41a0252

580v

590v_2そして、最後は「喝采と激情のグロリア」で『飛翔』の幕を下ろした。
S41a0324
お疲れさま、Anziくん!

600vコンサートの最後には見慣れたポーズだが、五人も観客も今日はいつもとは違った気持ちが去来していたに違いない。

610Anziくんのこれからの活躍が楽しみだ!
もちろんMarshallといっしょ!

620v驚きついでに…。
摩天楼オペラは10月19日にミニ・アルバム『PHOENIX RISING』をリリースすることが決定した。そのレコーディングでLEDAくんがギターを弾いているのだ!
そして、11月19日からスタートするそのレコ発ツアーも決定している・

摩天楼オペラの詳しい情報はコチラ⇒摩天楼オペラOFFICIAl SITE

630会場入口の巨大な祝い花。

650vナンカこんなの見るとやっぱり寂しくなるね。

660(一部敬称略 2016年7月22日 渋谷TSUTAYA O-EASTにて撮影)

2016年9月 8日 (木)

NK. FEELGOODのTORNADO-GRENADE

西川口に来たのは、コレが生まれてはじめてのこと。
そういえば高校一年の時の担任が「川口」という数学の先生だった。
かなりの肥満で、その体型からアダ名を「ブヨ」といった。
よく、「先生は蓄膿でなぁ、モノを覚えるのが苦手なんだ~。だから数学を勉強したんだ~」と言っていたんだけど、数学だって相当記憶力が必要だよね。
私が思うに、人間の知性や知識を増進させる三つのポイントって、①好奇心②記憶力③集中力…だと思うんだよね。
音楽もしかり。見ていると、優れたミュージシャンってのは必ずこの三つのポイントが人より抜きん出てる。
さて、その高校時代、学校のロッカーに教科書を置きっ放しにしておくことはかなりの重罪だった。
でも、どうせ家に持って帰っても勉強なんてするワケないし、重い教科書をカバンに入れて電車で持ち歩くのは実際にかなりの重労働だった。
そもそも熱湯に漬けてペッチャンコに固めてしまったカバンには教科書なんか入るワケがない。
ある日の放課後、ブヨが「ハイ、ロッカー検査~!」と、抜き打ちに生徒全員のロッカーを調べた。
当然、私のロッカーからは大量の教科書が出てきた。
ブヨの裁定は「ハイ、ビンタ三発~!」だった。
コレは罪の重さによって一発から三発までのバリエーションがあり、私の場合は極刑に値した。それほど置きっぱなしにしておいた教科書の量が多かったのだ。
ブヨのビンタは両方の平手を同時に頬に当てるスタイルで、先述の通り、かなりの肥満ゆえその破壊力たるや尋常ではない。容赦なく、まったく手加減せずに思いっきり頬に両手を当てるのだ。
一発目…イッテエ~!
二発目…アレ、そんなに痛くないな…。
三発目…ああ、何だか気持ちいい~。
そう、ほんの一瞬のことだが、気を失ってしまったのだ。
ま、こんなことされても先生にハラを立てるなんてことは一切なかったナァ。
だって自分がルールを破ったんだもの。それぐらいのリスクを負って悪さをするのは当然のことだ。
私が通っていた学校は、私立の男子校だったせか、比較的体罰が盛んだった。
バッチン、バッチンやられるヤツもいたけど、すごくサッパリしていた。
生徒の素行を注意するために親が学校に呼び出されることはあっても、先生の体罰に抗議するために親が学校へ乗り込んでくるなんてことはもちろんなかった。
生徒もやられたって平気なモンだったな。今にして思うとアレは愛情だったのか…とさえ思う。
コレが私の「川口」の思い出。

Nk 空き時間にBOOK OFをのぞくと、植草甚一の『スクラップ・ブック』を見つけてでゲット。
奥付けを見ると「2005年3月25日新装版第二刷」とある。
新装して、すでに第二刷…ベストセラーではないにしても、このシリーズって昔からよく読まれているんだね~。
一体、今の世の中、植草さんの著述を誰が読んでいるのだろうか?
私はジャズを聴き始めた35~36年前、鑑賞の手引きのひとつとしてちょくちょく目を通した。
何しろ、現代音楽のエキスパートで、50年代から始まったモダン・ジャズのムーブメントをリアルタイムに経験した人だ。
後にロックにこ傾倒し、「今度アメリカから出てきた新人のフランク・ザッパはなかなかいいよ…」なんて文章も残している。
ちなみに植草さんが収集した貴重なジャズのオリジナル盤のコレクションは、散逸を防ぐためにすべてタモリが私費で引き取ったというのは有名な話しだ。
実は、私は植草さんの著述を、その豊かな音楽の知識を吸収するより、「書き方の教科書」として今でも愛読している。
熟読はしない。無意識のうちにマネをするようになってしまうから。
植草さんが後進のジャズ評論家に言ったというセリフをいつも意識している。
「ホラ見てごらん。キミの書いた文章は真黒だ。ボクの文章は白いでしょ。漢字が多すぎるんだよ。そんな真黒な文章なんて誰も読みたがらないよ。」
漢字のことに限らず、優しい言葉を用いて、難しいことをわかりやすく文章にするというワザを学んでいるつもりなのよ。
翻って(ひるがえって)、最近のコンサート評なんてのはムズカシイことが書いてあるよね~。
サード・イヤー・バンドやヘンリー・カウのコンサートじゃないんだから…。
若い人達、ああいうのホントに読んでるのかしらん?
書き手はきっと音楽的な知識が豊富なのだろうから、どんどん音楽ウンチクをわかりやすく、かつ面白おかしく語ってやって、若い人たちが色んな音楽に興味を持つような工夫をしてもらいたいと思うナァ。

5_img_2539_3 ハイ、Marshallジジイのつまらない前置きは終わり。
今日、西川口に来た目的はココ!
Heartsというライブハウス。
大塚の姉妹店Hearts+には何回かお邪魔しているが、ココははじめて。

10ロケーションは住宅街。
「エ、こんなとこに?!」とまず驚かされるが、きれいで、しゃれたロビーがあって実にいい感じ!
ホールも天井が高く、真四角で実に使いやすい。

20今回お邪魔したのはライブハウスがシリーズで主催しているイベントの取材だ。
題して『NK. FEELGOOD』。
もちろん「Dr. Feelgood」のモジり。「Dr. Feelgood」については以前ココに書いておいた。
で、「NK.」ってナンダ?…としばらく考えた。
コレ、「西川口」なのね?!

当日は5バンドが出演したが、今日はそのうちのふたつを紹介する。
まずはHöLDERLINS(ヘルダーリンズ)。

302015年に結成したガール・バンド。
メンバーのプロフィールが濃い!

40リーダーでHカップレスラーのボーカル、キラ☆アン。
「Hカップ」はありがたいですね。

50vセクシー・グラビアアイドル、ギターの高橋しょう子。

60v元有名メイドカフェ・リーダーのAKIはキーボード。

70v以上の三人がメンバー。
ガール・バンドなのでさすがにこの人はトラかな?

80vベースにNao★。

90vドラムにJackson。

100vインヤ~、驚いたよ~。
楽屋で小柄な女の子をヒョイと見ると目が合った。
お互いに「アレ?」…よくある話しなんだけどさ、
それはNao★ちゃん。
Who the Bitchのベーシスト。ギター/ボーカルのehiちゃんがMarshallだったもんで昔はWho the BitchにはよくMarshall Blogに登場してもらった。
このバンドにはパンチ―でキュートな曲が数多くあって、とりわけ「チキンハート」という曲がとても印象的に残っていた。
最近タマタマそれを思い出して鼻歌を歌っていたのだが、どうしてもメロディの一部がわかならいでいた。
YouTubeにもアップしていないし、CDもないし、そのメロディが思い出せないで悶々としていたところ、この日西川口でホンモノにバッタリよ!だから余計に驚いた。
もちろん途中まで一緒に歌って、忘れていたメロディを教えてもらったよん。
昔の仲間ってのはいいもんだよね。
Who the Bitchは現在休止中だけど、また活動を再開するようだ。
楽しみ~!

Who the Bitchの詳しい情報はコチラ⇒Official Site

110vそれと、ドラムのJackson。
シャープでパワフルなドラミング!聴いてすぐにビビっと来た。
後で話をしたら、「NATALをよく知っている」っていうじゃない?
うれしいね~。NATALも知名度が広がって来たよ~。
それもそのはず、HoneyWorksのAtsuyuk!さんのお友達というのだ。
「NATALのアクリル、カッコいいですよね~!」なんて言ってくれた。
もっと話しを聞くと、Fruit Pochetteがらみでノンちゃんのことも知っているというのですよ。
コチラもかなりビックリ!
Nao★ちゃんもJacksonちゃんもこの日が最後のサポートだった。

120vそんな二人のリズム隊を得たHöLDERLINS。
ポップに、ハードに、ガールバンドの魅力満載のパフォーマンスを見せてくれた。
そうそう、アンちゃんが言っていたんだけど、よくステージの前ってガランと空いてしまうことがあるじゃない?
確かに恥ずかしくてアソコへ行くのは勇気がいるよね。
アレのことを「シャイ・ゾーン」っていうんだって。
以来、この言葉使わせて頂いております!

1302016年12月17日には六本木VaRitにてワンマンライブが決定している。

HöLDERLINSの詳しい情報はコチラ⇒BandPage

140トリで登場したのがTORNADO-GRENADE!

150「Sex, Spice, Rock'n' Roll !!」、塚本”JOE”旭。
以下、「」内はオフィシャル・ニックネーム。

160v「Mr.Little Heart」の松浦カズマ。
カズマくんのニックネームだけ悪口っぽいと言われている。

170v今日はJCM2000 DSL100と1960Aを使用しているが、本来は1959好きのカズマくん。

180v足元のようす。

190「ハイテンションエクスタシー」は真壁雄太。

200v自慢の2555Xと2551BV。

210v足元のようす。

220「カーニバルフィンガー」なのは寺沢リョータ。

230v「ジャパメタ界のキューティーハニー」をやってるドラゴンシャドウ村田。

240v使用したドラム・キットはNATALバーチ。

250コレぞ若者のロック!
ショッパナから容赦ない音の洪水!

260今春発表したファースト・フル・アルバム、『LOVERUPTION』からのレパートリーを中心にセットリストが編まれた。

323cd
会場の隅々まで響き渡るJOEくんの雄叫び。

270vキューティハニーとは思えない猛ドライブのシャドウ・ドラミング。

280リフにソロにと派手なプレイで観客の目を引く雄太。確かにハイテンションエクスタシー!
300
同じくキレのよいギター・プレイを見せる上手の要衝、カズマ。
ギタープレイはまったくLittle Heartじゃない!

290vそして、低域を固めてバンド・サウンドをガッチリまとめるリョータ。
素早いアクションはまさにカーニバルのダンス。写真が撮りにくいぞ!

310vやっぱりロックはこうでなきゃ!…というかコレが「ロック」!

320このバンド、好きだナァ。
毎回書いているけど、キチンとしたトラディショナルなロックのエキスを若い感性で料理していると感じるからだ。

330v_2

こういうバンドこそ、そこらのフェスティバルに出ればいいと思うんですけどネェ。

325音だけでなく、見ていてもメッチャ楽しい!

340定番のアクロバット!

350v以前見た時より進化してる!

360こんなことなかなかできないよ~。

370vお得意の「ワル」MCも絶好調。
ただし!
このコーナーはもっとネタを練らないとこれからキツイだろうな。
人を笑わせるのは本当にムズカシイ。

380…と思っていたら、カズマくんの番ではトランプが登場。

390手品をやってくれた!

400いいの、いいの。
「何が何でも人を楽しませよう」というこのエンターティンメント精神が尊いのだ。

410手に汗握るツイン・リード!

420こういうの何ていうの?

430EXILEのグルグルもうまくいった!
コレも前回見た時より断然うまくなったな。

440『LOVERUPTION』のリード・チューン「Rise up to the win」の熱唱!

450v注目して欲しいのは二人のギター・サウンドだ。

460v

5_s41a0289_2 雄太くんのJubilee独特のヌケヌケ・サウンドは曲にピッタリだし、

470カズマくんの分厚いサンドも素晴らしい。
何がいいたいのかというと、やっぱりMarshallってことよ!
真空管アンプにしか出せないサウンドをタップリと聞かせてくれた。

480リズム隊のハチ切れぶりも見物だった。
どんな曲でもモノスゴク安心して見ていられる鉄壁のチームだ。

490またNATALのバカでかいサウンドは最高に気分がいい!

500最後はテーマ曲「Sex, Spice Rock'n Roll」で締めくくった。

510Heavy Metal Strikes Back!

TONADO-GRENADEの詳しい情報はコチラ⇒Offcial Web Site

5201965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト


(一部敬称略 前半:2016年7月16日 西川口Heartsにて撮影)

2016年9月 7日 (水)

『SHOW-YA BIG30 -THE BOX-』が出た!

デビュー30年を迎え、2014~2015年にかけて様々な催しを開いたSHOW-YA。
その熱狂を締めくくる昨年末の東京フォーラムのコンサートが終わり、しばらくライブからはご無沙汰だったが、今年も『NAONのYAON』を大成功に収めた。

10その後、堰を切ったかのようにバラエティに富んだ企画が催され、ファンを狂喜させている。
二日にわたって開催されたEARTHSHAKERとのダブル・ヘッドライナー・ショウ。

20また鹿鳴館へ凱旋!

30Gacharic Spinとのダブル・ヘッドライナー・コンサート。
バリバリである。
アレ?
気が付いてみると、恵子さん最近アレ叫ばないナァ…。
「熟女組合」の人に注意でもされたのかな…?
代わりに私が…。
「熟女ナメんなよ~!」
…ということです。

40ホラホラ、ちょっとナメてる間にスゴイのが出ちゃった!
それは、SHOW-YAの30周年期間中の数々の名演を記録した豪華ボックスセット。
『SHOW-YA BIG 30 -THE BOX-』だ。
タイトルはシンプルだけど内容はグレート!
パッケージ真正面の様子はこんな感じ。
「丸に三十」がいいね。まるで家紋だ!

50cd横から見るとこんな感じ。
DVDのパッケージとCDのパッケージ、それとブックレットが仲よく並んで収まっている。

60cd中から出して並べるとこうだ。

70まずはCDのパッケージを広げる。
ドヒャ~、カッコいい!
写真がいいね~。東京国際フォーラムの時に撮ったヤツ。

100
DVD、CDともに四枚組。
内容は;
① 『「GLAMOROUS SHOW」 SELECTED』 @日本橋三井ホール(2014年11月30日)
② 『「GLAMOROUS SHOW 追加公演」 SELECTED』 @AiiA Theater Tokyo(2014年12月29日)    
③ 『SHOW-YA BIG 30』 @国際フォーラム ホールA  DISC1(2015年12月27日)  
④ 『SHOW-YA BIG 30』 DISC2 (同上)

110

方やDVDチーム。
ク~、こっちもイイね~!コレは「Fairy」のルーティンだね。

80内容は:
①『「GLAMOROUS SHOW」 SELECTED』@日本橋三井ホール(2014年11月30日)
&『「GLAMOROUS SHOW 追加公演」 SELECTED』@AiiA Theater Tokyo(2014年12月29日)    
② 『SHOW-YA BIG 30』@国際フォーラム ホールA  DISC1(2015年12月27日) 
③ 『SHOW-YA BIG 30』 DISC2 (同上)
④特典DVD:『SHOW-YA30周年5人楽屋トーク&寺田恵子のぶらり大阪姐さんぽ ~THE BOX EDIT~』

90『Return to ROCKMAYKAN』のライブ映像は入っていないからね。
それは既発のコチラのDVDでカバー。

140dvdボックスも鹿鳴館のDVDもsun-goさんのMarshallサウンド炸裂!

S41a0007 SHOW-YAの名曲の数々で活躍することができてMarshallも大変よろこんでおります、ハイ。

S41a0019 THE BOXに戻って…。


うれしいのがブックレット。
収録されているコンサートの曲目と、ステージ写真がタ~ップリ掲載されているのだ!
言い換えれば、私が撮った写真で構成された「SHOW-YAステージ写真集」。
うれしいなったらうれしいな~。
カッコいいなったらカッコいいな!
かれこれもう長いことSHOW-YAさんのライブのオフィシャル・フォトグラファーの大役を仰せつかっているのはとても光栄なことだ。
しかし、マァ、あんな私の写真をよくもこう見栄えよく使って頂けるもんだ。
…といいつつ自分では悦に浸っておりまする。だって素直にカッコいいと思うんだも~ん!
感謝感激です!
もちろん被写体がいいからにキマってるんだけどサ。

120本当は皆さんに全部ココでお見せしたいぐらいだけど、まさかそれはできません。

驚いたのは、ある一枚の写真。
三井ホールの時、開演前で時間がなかったので急いで撮った五人の写真。
それがものすごく素敵に使われているのよ。
ストーリーが語られているというか、何というか…。
これでも私だって撮る時は一枚一枚、心を込めて、頭を使ってシャッターを切っているもんでね。
こういう風に使われるとすごくうれしいのだ。
それがどの写真かはココでは見せられないのが残念!
是非ゲットして、CD、DVD、写真集と三段跳びでお楽しみ頂きたい。
ところで…DVDを見ていて赤面してしまったんだけど、絶対に「シゲ探し」をしないように。
ああ、私ってこの年にもなってどうしてあんなにも落ち着きがないのかしら?
見ててホント恥ずかしいわ。鼻クソはホジっていません。
130恵子さんのソロ・アルバム・リリースやツアー、年末の『メタロッポン』と三十周年を経た今もSHOW-YAの快進撃は続く!

SHOW-YAや『THE BOX』の詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA Official Web Site

150

2016年9月 6日 (火)

ワテは60からだす!!~中野重夫の還暦を祝う <その6:最終回>

コレはシゲさんと実際に話していたことなんだけど、今回のレポート、本当は三本立てで構成するつもりだったんですわ。
ところが記事を書くにあたり、コンサートや伊勢や松阪の写真を見ているうちに、あの楽しさとおいしさがよみがえってきちゃって…「コレは載せなきゃ」、「コレはハズせない」とやっているうちに収拾がつかなくなってしまった。
どうしようかと少しは悩んだが、「エエイ!長くなったって別にエエやんやん!」と開き直った結果、全六本立てになってしまった牧場!
内容の半分は観光案内とはいえ、こんなに長いシリーズでレポートするコンサートは、他に『NAONのYAON』ぐらいだよ。
さて、その記念コンサートも今日が最終回。
もうネタを出し尽くしたので観光はなし。え、誰がよろこんでんの?!
いきなりM'AXAからスタート!

十四番目の登場はShigeo Rolloverだ!
10
今日はシゲさんの音楽活動を振り返ってたくさんのバンドや仲間が登場したが、活動継続期間としてじゃこのRollover一番長いチーム。
何しろ初の音出しが1988年7月というのだからこのコンサートで丸28年!
コリャ、二年後に三十周年記念コンサート開かなければあかんやんやん。

20vノエル本多

30v持込の愛器、Marshall MAJOR1978と4x15"の1979A。

40vミッチ藏澤
藏さんは1989年からの参加。

50vああ、久しぶりだな~。
シゲさんに初めて合ったのも、2000年にこのバンドが吉祥寺のライブハウスに出演した時のことだった。
初めて会った時はビックリした。今は完全に「シゲさん」にしか見えないけど、当時はまだ慣れていないもんだから、ホント、ジミ・ヘンドリックスに見えた。
その頃はBand of Shigeo Rolloverという名前だった
…とはじまり頃を思い出したところで、一曲目はそれに合わせたかのように「Beginnings」。

50それからは「マーシャル祭り」に二度出演してもらったり、Marshallのプロモーションで北海道から九州まで一緒に回ったり…私もあの頃から司会っぽいことを始めたんだっけ。
名古屋で開催したMarshall Maniaというイベントや、今はなき横浜BLITZでのCINNAMONとの大コンサート。
木更津や厚木のライブハウスでは私がギターテクをやったっけ。
厚木の時は、ステージそでに入ったのはいいんだけど、進行が押してしまって電車がなくなりそうになってしまった。何としてでも新宿行きの終電に乗りたいのだが、そでから出るにはステージを通るしかない。
まさか本番の演奏中にヒョコヒョコ出て行くワケにもいかないので、MCの時に「電車、ヤバいんで先帰ります!」とシゲさんに耳打ちして舞台を横切った…なんてこともあった。
あ~そういえばアロハシャツの会社主催のパーティなんかにも遊びに行ったな。

60いつもジミヘン奏法の研究に余念がなく、このトラクション・コントロール・ピッキングが完成した時に「ウッシー、わかったで~!」と電話をかけてきてくれたほどだった。
雑誌の企画でフル・スタックを四台並べていっぺんにフルテンで鳴らしたこともあった。あの時はあまりの爆音で弾いたシゲさんも含めて、そこにいた全員気持ちが悪くなってしまった。
260
そして、毎年渋谷で9月23日に開催していたJimi Hendrixの「追悼ライブ」…Rolloverとの思い出は尽きないのだ。
もちろんいつでも、どこでもMarshallと一緒だった。
Rolloverは解散したワケでも活動を停止したワケでもなく、今でも演奏を続けているが、メンバーの住まいの都合もあって以前ほど接する機会がなくなってしまった

70それでも演奏はバッチリ!
「Beginnings」の途中でリズムのパターンが変わるところなんか一糸乱れず!

80vシゲさんも実に演りやすそうだ!

100このバンドはすべて本番でシゲさんが指示を出していたでね~。
イントロ・クイズよろしくシゲさんが「♪ジャッ!」って弾いたら即座に何の曲かを察してバックをつけなければならん。
ジャズのコンボみたいなもんよ。
今日はさすがに曲はキメてある。

90v

二曲目はノエル・フィーチュアで「Little Miss Strange」。
何でやねん!
普通「Foxy」とか「Watchtower」とか…いくらでも定番があるのにナゼこの曲?好きだけど…。

110追悼コンサートの時はよく演ってたんだよね。

120v軽快なブリット・ポップ・チューンはへヴィなライブの清涼剤みたいな感じだった。

130シゲさんだけでなく、三人とも実に楽しそうだ!

140ショウの最後は毎回シゲさんにギターを投げ込まれていた藏さん。いつも見切りで避けていたっけ!
今日は安全。

150v長らく出番を待っていたノエル。
その甲斐あっての快演だった!

160Rolloverは公式ウェブサイトを運営しているので是非ご覧くだされ。
私の写真をたくさん使ってもらっている…けど、昔撮った写真なので恥ずかしいわ~。

コチラ⇒Shigeo Rollover Official Web Site

170vとうとうトリのバンドがステージに上がる!
もちろん最後もJimi Hendrixだ!
コチラは最近Marshall Blogにも出てもらった東京エクスペリエンス
シゲさんのご当地エクスペリエンスのひとつ。

180犬ケン

190vミッチ秋元

200v曲は「Ezy Ryder」。

210v最後を締めくくるべくにぎやかな曲を持ってきた。

230シゲさん、最後の熱唱!

240v雰囲気バツグンの犬ケンさん。
着実なプレイでシゲさんを支える。

250『ワテは60からだす!!』も六時にスタートしてソロソロ四時間。
リハも含めてかれこれ八時間近くギターを弾いているシゲさん。
少しの疲れも見せず…と言いたいところだがさすがに疲れたんじゃない?!

270v「アメリカ国家」も弾いたし。
最後は「Voodoo Chile」。

280素早いストロークで鮮やかにミッチぶりを見せてくれた秋元さん!

290v最後とだけあって一音一音に気合が入る!

295vキマった~!

300最後はいつも通りのアクションでシメた。

320シゲさんのお礼とご挨拶が続く。

5_s41a0885 そして、アンコールは全員集合で「Little Wing」。

330もちろんソロ回しは欠かせない。

340ここで大きくフィーチュアされたのがオガンちゃんのギター・ソロ!

350エ、「珍しい!」って?

360vオガンちゃん、ケーブルがささってないやんやん!

370督夫さんもアコギで応戦!

380この迫力!

390ACEさんも弾きまくり!

400剛さんのオルガンが唸る!

410ベース陣も大暴れだ!

420一曲演奏して一旦は収まったのだが、名残惜しくて…

3_img_0572 結局、再登場!

530

今度は「Purple Haze」だ!

430ボーカル陣も絶唱!

440ギターチームは定番のアクション。

450ま、こうなると思った!

460そして、歯弾き!

470ギャハハ!
督夫さんとACEさんも!

480「じゃかまし~!」

490…と猛烈な大騒ぎもひと通り終了!
ヘタすりゃあのまま終わらないのかと思ったわ。

500いよいよコレで最後。

510盛りだくさんで面白かったね~。

540
シゲさん、おめでとう!

520シゲさん、「次にこんなにみんなが集まってくれるのは葬式の時やナァ…」なんて言ってたけど、ホンマやね~。
でもその時にはギター弾けないから!
いつまでもお元気で!

550vしかし、よ~飲んだわ~。
シゲさんが楽屋に用意して置いてくれたビールをみんなでたらふく頂いた

私が還暦の時は誰か何かやってくれるかしらん?
Marshall GALAみたいにミュージシャンに集まってもらって司会と撮影させてもらおうかな?一曲ぐらいギター弾かせてもらおうかな?
それでライブレポートを書く。
オイオイ、それじゃいつもと同じやんやん!

560モノスゴイ速さで撤収してから松阪駅前の居酒屋へ移動。
打ち上げだ~!

570督夫さんの音頭でカンパ~イ!

580シゲさんつながりのみんなが久しぶりに一堂に会したので盛り上がる、盛り上がる!

590音楽仲間の楽しい宴は際限なく続いたとサ。

600こうしてシゲさんの還暦記念コンサートはすべて終了した。
すでにレポートした通り、我々は翌日松阪の町をジックリ観光して新東名で一路東京へ向かった。
後で知ったんだけど、行きの旧東名より料金が安かったナ。
東京まで400km強、車の運転は憂鬱だったけど、渋滞もなく、休み休み見学がてら新東名の全PAに寄ってユックリ帰ったらそれほど辛くなかった。
それにしても最近やたらとテレビでPAの名物を紹介して「ウマい、ウマい!」ってやってるけど、高いばっかりで大したことないネェ。
でも、どこもビックリするほどトイレはキレイになったね~。
5_img_2251
食べ物は見るモノがなかったけど、どこかのPAに出店していた中古レコード屋がうれしかった。
道中眠気覚ましで見るようにと、ジャルジャルのDVDをゲットして家内と笑いながら東京へ向かった。
それと見たことないRoland KirkのCDを買った。

5_img_0273中野重夫の詳しい情報はコチラ⇒facebook

2_s41a0845 1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

<おわり>

(一部敬称略 2016年7月2日 松阪M'AXAにて撮影)

2016年9月 5日 (月)

ワテは60からだす!!~中野重夫の還暦を祝う <その5>

松阪市内観光の後半。
かなり暑かったけど少しブラブラしてみる。
ああ~、高いビルがないってのは実にせいせいしていていいもんだね~。ズッと東京にいてPCの前に座るか、ライブハウスやコンサ―ト・ホールにしか行かないとこういう景色を忘れちゃう。
空気もゼンゼン違う。
東京と同じに暑くてもイヤな暑さではない。

10_2松阪市役所。
80_2
ウワ~、懐かしいナァ~、Lo-D。
香津美さんのテレビコマーシャルを思い出す。
今考えてみると、昔は何だってあんなにオーディオが流行ったんだろうね~。経済成長のひとつの結果の現れということか?
反対にどうしてこんなにすたれちゃったんだろうね~。
今、また「レコードやプレイヤーの復活」なんて騒いでいるけど、「趣味のオーディオ」の斜陽ぶりってのもすさまじいものがある。
かつてはほとんどすべての大手家電メーカーが自前のオーディオ・ブランドを持っていたからね。
日立はこのLo-D。
三菱はDIATONE(カーステレオが存命か?)
東芝はAurex(ジャズ・フェスティバルまで運営していた)
松下はTechnics(健在)
シャープはOPTONICA(オーディオどころじゃない!)
三洋はOTTO(会社Panasonicに吸収されちゃった)
KENWOODは昔TRIOといった(レコードも作っていてECMを抱えていた)し、DENONはデンオンと読んだ。
SONYはズッとSONYだった。
ONKYOは今やGibsonだ。
サンスイなんて「AUシリーズ」というすごくいいアンプを作っていたのにナァ。
そこへ行くと同じアンプでもMarshallってやっぱりスゴイ。
54年も続いているんだから!しかも真空管でやってる!
ゼンゼン関係ないけど、今テレビのニュースで「つま恋」が今年末で営業を終了することを報じていた…時代は変わるナァ。

20_2いいナァ、クラシックだナァ。
ロンドンなんか今もこういう感じだもんね。

30v_2町のアチコチにこんなオブジェが…。

40v

50v_2さて、お昼ごはん。
焼肉を食べたのは前日のことね。一日に二回昼食を摂ったワケじゃないからね。
今日も焼肉でもいいんだけど、近くになかったので構えがカッチョいいココに入ることにした。
牛銀…小林銀蔵さんが明治三十五年に始めた、牛鍋をメインに松阪牛を食べさせる店。
ま、そっちは目ん玉が飛び出しちゃうお値段なので、隣接している「洋食屋牛銀」に入る。

60_2かなりお昼の時間を過ぎていたが少々の行列。
「カツ類は全部売り切れですがいいですか?」と言われたが、ハンバーグを食べるつもりだったのでヘッチャラ。
カツが人気なのか…牛を食べさせる店なのにトンカツが人気なのか?と不思議に思ったが、コレは牛カツだった!
失敗した!もっと早く来ればヨカッタ。
で、出てきたハンバーグ定食はコレ。
おいしそうでしょう?
結果…普通かな?
次回は牛カツ!

5_hum さて、お昼も済ませたところで腹ごなしに松坂城跡へ向かって散歩。
オイオイ、ココは「松坂」か…「松阪」じゃないんだ。昔「大坂」だった「大阪」と同じなのね?
松坂城のことはご自分で調べてみてください。
急に乱暴で申し訳ないんだけど、実物がない割に話が長くなるもんで…。
ひとつだけ言っておくと、「松坂」から「松阪」になったのは明治二十二年の実施された行政区画整理の際のことだそうだ。

70_2コレは立派な石垣!

90v城址に上がる途中にある「松阪私立民俗資料館」。
『昔の生活道具展』というのをやっていたので入ってみたけど、ゴメン、面白くなかった。
ナゼなら、ヘタをするとこっちの方がよっぽど「昔」の人間なんだもん!

100_3城址から市街を望む。
高いビルがないってのはホントいいものだ。
天守台跡には何もないのですぐ下る。

110_2少し下ったところにあるのがこの「御城番屋敷」という国指定の重要文化財。
石畳と緑の垣根が美しい。

120_2ココはその名の通り、お城の警備をしていた人たちの住居だ。住居跡ではない。

130_2というのは、13戸には今でも子孫の方々が実際に生活をしているのだ。
この家々が建てられたのは文久三年(1863年)のこと。
皆さん、150年ぐらい前から代々で住んでいらっしゃる。
イギリスなんかじゃ100年、200年なんて当たり前だけど、日本で150年はスゴイ。
いい材料を使って、自然環境に即した設計で、丁寧な施工をしているから建物が持つのだ。
今、鉄筋コンクリートの建物の耐用年数はたったの50年とされている。明治時代に作られたコンクリートの建物は、今100年以上経ってもビクともしない。
コレはね、どうしてかっていうと、施工なんです。
今はポンプとバイブレーターを使って柔らかい生コンをチャチャチャと締め固めるけど、昔は人海戦術で固い生コンをセッセと丁寧に人力で型枠に押し込んだ。だから、ジャンカ(「豆板」といって、砂利や砂とセメントが混ざっていないらめに強度が出ない部分。欠陥マンションにはつきもの)はないし、セメントに対する水の量が少なくて済むのでコンクリートの強度も存分に発揮する。ただし時間はべら棒にかかる。
Things ain't what they used to be…ってヤツ。やっぱりデューク・エリントンはエライ?
ま、空襲がなかったおかげも大きいんだけどね。

150 ウチ一棟は無料で観光客に開放している。
しかしね~、「150年」も、「無料」もどうってことないよ。
そんなものとは比べものにならないサプライズを味わった。
というのは…入口から入ると、右手に小さな台所みたいなところがあって、そこからオバさんがヌゥっと出てきた。
仰天したのはその格好だ。
ゴスロリ…。
すさまじいインパクト!
史跡の係員がゴシックにしてロリータ。イヤ、史跡だからゴシック様式なのか?
それがまた、どうにもアンニュイな雰囲気で、頼みもしないのに妙な説明をしてくれる。
どういう風に妙なのかというと、ココで働いているクセに史実に何やら異論を唱えるのだ。
オバさん:アノね~、ここはお城の番人が住んでいたっていうけど、私はおかしいと思っているの。だって、この場所はお城があった頃は城内なのよ。城内に番人が住んでいるワケがないでしょう?」
ワタシ:ハハ、そうスかね?
オバさん:そうよ~。そうなのよ~。おかしいのよ~。アタシはアタシで自分で研究をしてるのよ~」
ワタシ:ハハ、エライっすね!
…ってな会話をしてきた。
ビックリしたけど面白かった。

140_2とにかくこの光景はキレイだよ。

160vホラ、横断歩道も敷石でできてる。

170_2近所の一般的な長屋。
おお!トリッキーな構造!カッコいい!

180_2近くにあった高校は「県立松阪工業高校」。
ギターやってる子見てるかな?
オ~イ!キミの高校、Marshall Blogに出てるゾ~!

190どうしてこの学校が目に止まったかというと、この不思議な赤い校舎。
ジミヘンの母校か?…「Red House」、ナンチャッテ!

200v明治三十五年(1902年)の開校。
何でも日本で最初の県立の工業高校だとか。
昔はすべての校舎が真っ赤っかだったらしいが、現存しているのはこの製図室だけ。
硫化水素の影響を受けて建物の塗料が黒く変化すると考えられていたため、校舎の外壁の塗装には変色しない朱色の硫化水銀塗が用いられていた。

220_2この学校は開校当時から「赤壁(せきへき)」と呼ばれ、多くの人に親しまれてきたそう。
そして、平成十三年には百周年を迎え、こうして石碑が設置された。

さて、長らくお付き合い頂きました「マーブロ版伊勢&松阪観光ガイド」もコレで終わり。
最後までご覧頂きましてありがとうございました!
コンサートはまだ続くよ!


あ、そうそう、前回の「松阪商人」のところで書くのを忘れたが、「松坂屋」はどうなるんだ?!という話し。こっちは「坂」ね。
松坂屋は1611年、織田家の小姓の子孫の伊藤蘭丸祐道(いとうらんまるすけみち)という人が名古屋に開いた呉服商(また!)が元になっているそうだ。徳川家ご御用達。
一方、1707年に松坂出身の商人、太田利兵衛が今の上野店の前身となる呉服店を開業して、、自分の出身地から「松坂屋」と名付けた。
それを伊藤チームが買収して名前を「いとう松坂屋」とした後、「松坂屋」となった。
よくデパートの老舗とか一流とかいうことになると、まず「三越」の名前が挙がるが、「松坂屋」も負けていない。
調べてみるとスゴイよ。
ココが運営していた「少年音楽隊」は今の東京フィルだし、江戸時代からそのまま同じ場所で営業しているのは日本橋三越と上野松坂屋だけだという。
地下鉄銀座線の「三越前」駅と「上野広小路」駅の戦いの話しは以前どこかで書いたように記憶しているが、この話しもまたうなずける。
東京近郊以外の人、こんな話しつまんないよね、ゴメンナサイ!
結局、私だって生まれ故郷の東京が大好きなのだ!

210_2
さて、終盤に入った『ワテロク』。
MCのふたりではなく、シゲさんが直々に次のステージの登場人物を紹介する。
女性ふたり。
このコンサートのハイライトのひとつだ。

230_2中野亜衣可…

240v中野愛矢歌…

250v_2そして、お父上。
そう!ふたりはシゲさんの愛娘なのだ!

260v名付けて中野シスターズ!
もちろん、シゲさんと弟のヒデさんがやっていた中野ブラザーズの血脈の中にある。実際血がつながってるし。
演目はJimi Hendrix。
ここからワテロクは一気に地味になっていく…イヤ、派手にジミヘンになっていく!

270_2まずはおなじみのイントロから「Hey Joe」。

2_s41a0587 何せお母さんのお腹の中にいる時からイヤというほどジミヘンを聞かされていたので自然に覚えてしまったという亜衣可さん。
弾いているベースは現場で調達したものだ。

280v大学の軽音楽部でジャズ・ドラムを演っていた愛矢歌さん。
カレン・カーペンターみたいやね。
Jimi Hendrix Experienceのドラマー、Mitch Mitchellのお師匠さんのJim Marshallはジャズ・ドラマーだったからして、この系譜は正しい。
お姉ちゃんはベース、妹さんはドラム…気がついたらバンドできるやん!ということで結成!

290v娘可愛さに強引にバンドを組ませて、ロクに演奏もできないのにレコード出しちゃったオヤジならアメリカにいたけど、日本どころか世界広しと言えども、お嬢ちゃん二人にリズム隊をやらせてギター弾いて歌っちゃうお父つぁんってのは相当珍しいと思うよ~。

300vもちろん演奏はバッチリ!
何の違和感もよどみもない、ごく自然なパフォーマンス。
310_2
ふたりともずいぶん照れてたけどね!
特に亜衣可さん。
でも、曲が始まった途端真剣!
350

そんなことはお構いなしに、とうとうたどり着いたヘンドリックス・ナンバーにイキイキしまくるシゲさん。

320二曲目は「Manic Depression」。

330イントロのキメはもちろん完璧!
さすがジャズで鍛えたテクニック。
グイグイとバンドを引っ張っちゃう!
360
ウチにもセガレが二人いるんだけど、私に似ずスポーツの道に進んでしまったので、幸か不幸かバンドを組むことはできないが、もし演ったら照れるるだろうな~。そうでもないかな~?
シゲさんはゼ~ンゼンへっちゃら!
こういうところがまた「シゲさん」という人の魅力だ。
でも、実際二世ミュージシャンって増えてきたもんね。

340気が済むまで弾きまくって、何のことはないシゲさんが一番楽しそうにしているわ!
ヨカッタ、ヨカッタ!

370イヤ~、実にカッコよかった二人!
そしてメチャクチャ親孝行の二人!
この日一番大きな歓声が上がったのは言うまでもない。
390
アレ?気がついた?
そう、妹さんの愛矢歌さん、もうすぐお母さんになる。
「Pregnant Drummer」というのも世界初だったんじゃない?
シゲさんの三番目のお孫さんだ。
スゲエな、おじいちゃんがジミヘンってどんなだろうな?
ココでシゲさんに教えてもらった孫に関する名言。
「来てうれしい、帰ってうれしい」
よ~くわかる。ウチの父も同じようなことをよく言っていた。
ウチはまだ先かな?
でも、もしウチのセガレが私と同じ年で結婚して子供を産んでいたら、私も孫二人だよ。
ホントのマーシャルじいさん。

380さて、華やかなお嬢さん方に続いて登場したのは…KISS THE SKYという新しいチーム。
まずは「Fire」。
490_3
何て迫力なんだ!
プロレス界からの参加ではござらんよ!
世界のオガンちゃん、小笠原義弘!
ヨソのウチの子とオガンちゃんは会うたびに大きくなってる。

410vドラムは堀与作。
与作さんも一時Rolloverでシゲさんと活動をしていたので、かつては何度もご一緒させて頂いた。

420v今回のイベントのビジュアルは与作さんの手によるもの。
いい仕事!

425vKISS THE SKYというバンド名は黄金期のロックを聴いている人ならすぐにピンとくるハズだ。
「♪Excuse me while I liss the sky」のアレだ。
すなわち「紫のかすみ」。昔の映画『ウッドストック』の字幕は「かすみ」になっていた。
1984年には当時の未発表音源を集めた『Kiss the Sky』というアルバムもある。

430v実は今回のメンバーは変則的で、ドラムはGargoyleのKATSUJIさんが参加している。
スケジュールがどうしても合わず、『ワテロク』ではトラで与作さんがドラムを叩いてくれた。

440バンド名「KISS THE SKY」には「SKY」にトリックがあって…
Shigeoの「S」…
KATSIJIの「K」…

450オガンの「O」…で、「SKO」。
アレ?おかしいな?
Yoshihiroの「Y」で「SKY」だ!

465今、オガンちゃんはまたChris Duarteと全米を回っている。

460vオガンちゃん、Alembicよく似合うな~。
480
この指がね~。
パッと見ると何となくぎこちないような感じがしないでもないが、この指が世界レベルのグルーヴをクリエイトする。

470そんなオガンちゃんがいつかイッパイやった時に真剣に言っていたのは、「絶対に一緒に演奏したいと思っているのがシゲさんですよ」だった。
それが実現した。
ただし、KISS THE SKYは同月に敢行されたツアーのみに結成されたワン・オフのプロジェクトで、すでに活動は終了している。
彼らの東京公演を取材しているので、後日Marshall Blogでレポートする。コレがスゴかったのよ…お楽しみに!

485v二曲目は…早速出たよ~「Red House」。

400

Marshallの陰からうニコニコしながら演奏を見守るノエル本多。
出番は次だ!

495vシゲさんのブルースに舌鼓を打つ。シゲさんの弾くブルースは好きだ。
アレ?それに意外にも今日初めてのブルースだ!

500v_2オガンちゃんのもっとも得意とするところ!

510パワフルで歯切れのよい与作さんのドラミングが二人のプレイを完璧にバックアップした。

520vさあ『ワテロク』もいよいよエンディングに近づいたよ!

中野重夫の詳しい情報はコチラ⇒facebook

530_21965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

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★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

<次回最終回につづく>

(一部敬称略 2016年7月2日 松阪M'AXAにて撮影)

 

2016年9月 2日 (金)

【号外】 大好評のIRODORISAI!

先日、伊勢丹で開催されているMarshall HEASPHONESとMarshall EYEWEARの特別展示をMarshall Blogで紹介したところ、モノスゴイ反響を頂戴した。
5_img_0599

Marshall Blogをご覧になってたくさんの方が新宿に足を運んでくれたのだ。

皆さん、どうもありがとうございました!

5_img_0607 見に行って頂けるだけでもうれしいのに、多くの方にヘッドホンやBluetoothスピーカー…

30サングラスやメガネフレームをご購入頂いた。

40 皆さん、本当にありがとうございました!!
展示は9月6日まで。
明日&明後日が最後の週末になりまする。
新宿におでかけの際にはゼヒ覗いてやってくださいまし。
伊勢丹本館の5階です。
いらっしゃった時に「Marshall Blogを見て来ました!」と係の方に申し出てもオマケは付きませんが、私の鼻が高くなります!

50既出の記事にも書いてあるけど、Marshall HEADPHONES関連商品は9月1日から値下げして一層お求め安くなったござる!(展示会場では開催初日から先行値下げ販売を実施)

5_img_0629
ヘッドホン類…

60 Bluetoothスピーカー類…

70そしてメガネ類…ごゆるりとお試しあれ!

80ディスプレイが大好評なのもうれしいが、正直、こんなにMarshall Blogが影響力を持っているとは思わなんだ。
コリャ、ますますヘタなこと書けなくなってきたな…。

既出の記事はコチラ⇒Marshall in 2016 IRODORISAI

…といいつつ、せっかく【号外】をご覧になって頂いた方々を手ブラでお帰しするワケにもいかないので、ふたつほどためになるお話しを…ご存知だったらゴメンなさい。

<その1:ヘッドホンという言葉について>
Marshallのヘッドホン等を取り扱っている部門は「Marshall HEADPHONES」といいます。
英語に「ヘッドホン」という言葉はない…イヤ、あるのかもしれないけど、普通は使わない。
「scissors(ハサミ)」、「glasses(メガネ)」、「trausers(ズボン)」と同様に、この言葉はいつでも「headphones(ヘッドホンズ)」と語尾に「-s」を付けて複数形で使う。
組みになっているからね。
では複数形、「ヘッドホンふたつ」の時はどう表現するか…アレ?これ以前書いたか!
エエイ、もう一回書いちゃえ!
複数形にするときは「XXX pair of headphones」という。
例えば「ヘッドホン三つ」は「three pair of headpnones」になる。この場合、「pair」でも「pairs」でもよいが、今では「pair」の方が自然らしい。
ひとつの場合も正しくは「a pair of headphones」と表現する。

90 <その2:伊勢丹について>
今、Marshall Blogではシリーズで中野重夫さんの還暦記念コンサートのレポートをしているでしょ?
ドップリ伊勢や松阪の観光案内も併載させてもらっている。
それで気がついた!
アレ?「伊勢丹」?
「もしかして『伊勢丹』って伊勢のナントカ丹治さんが始めたのかしらん?」という疑問が猛烈に沸き上がった!
こうしちゃいられないと、早速調べてみると…。
残念!
深川生まれの小菅丹治(「丹治」は合ってた!」)なる人が、明治十九年に神田の旅籠町(今の外神田)に開業した「伊勢屋丹治呉服店」が元になっているそうだ。
しかし、今日の記事に記したように、江戸時代は「「江戸名物、伊勢屋、稲荷に犬のクソ」。
しかも丹治のとことも呉服屋。
コレは何かの符合に間違いない。
でも、伊勢丹は今は三越とくっついちゃったんで、結局は「伊勢」がらみになってしまった。
三越の前身、「越後屋」は松阪出身の三井高利が興した木綿問屋が元になっていることも今日の記事に書いた。

20_3

ワテは60からだす!!~中野重夫の還暦を祝う <その4>

ハラ減った…。
伊勢うどんをパスして松阪へ戻って焼肉ちゃん!
家内が予め調べておいてくれた店へ行ってみる。
30v
ランチをやっているワケでもないし、ビックリするほど安い!とかいうワケではござらんが、東京よりはリーズナブルで大満足。
20
ああ~、焼肉っておいしいな~。
悔やまれるのは車なもんだからイッパイできん!
…ということでいきなりご飯をいただきます。
かつて会社の同僚で、焼肉でイッパイやる時、「すいません!焼肉の時だけは最初からご飯を食べさせてください!」というヤツがいたが、実はその気持ちわかるんだよね~。
でも、私の場合は刺身かな?
いい刺身の時は、酒の肴としてではなく刺身定食でいきたい。
ご飯のおかずとして刺身を頂きたいのだ。
しかし、焼肉ほど写真だけで食欲をそそるものはないね。
さっそくハラ減ってきた!
たらふく頂いた後、M'AXAに向かったといいうワケ。

10さて、ココから先はコンサート翌日の模様。
せっかくなので松阪の町を観て回った。
コレが見るところ満載で存外に面白い。
実は早めに切り上げて東京に戻る前に近くの温泉に寄ろう計画していたのだが、取りやめ。
ジックリと松阪観光に集中することにした。
まずはコレ。
松阪動物園跡…なワケない!
日本橋でも銀座でも三越の入口にこういうの置いてあるでしょう。ライオンといえば三井のシンボル。

45

ココがその三井発祥の地なんだと。
元和八年(1622年)、十四歳の時に三井高利(たかとし)は江戸へ出て兄の店を手伝い始めるが、二十八歳になると母の面倒を看るために松阪へ帰郷。
元々金があったんだね、松阪で金融業で蓄財し、五十二歳の時に江戸に「越後屋」なる呉服店を出す。これが今の三越デパート。
しかし、その店を次男に任せて自分はまた松阪へ引っ込んで、京都の呉服仕入店や両替商、さらに江戸のお店の監督をしたそうだ。松阪が好きだったんだネェ。
高利は将軍家に取り入ったり、当時は画期的だった店頭販売などに商才を現して一代で越後屋の繁栄を築き上げた。
当時の呉服の商売は訪問販売が普通で、支払いは年に二回だけだった。いわゆる「掛売り」ってヤツね。
このシステムだと資金繰りが悪くなり、金利分を商品の値段に転嫁せざるを得ないばかりか、貸し倒れの危険も多かった。
そこで高利は、お店で現金と引き換えに商品を売る方法を思いついた。そうすれば商品を安くすることができるばかりでなく、貸し倒れの心配は全くなくなる。
コレが大いにあたり、現在の日本の小売業の礎になったそうだ。
ま、私もかつては三井グループの会社に勤めていたのでチョット興味を示してみたよ。

40以前の記事でチラっと本居宣長が出てきたが、ココがその住居後。
宣長は医業や著述業に携わりながら、十二歳から亡くなる七十二歳までココで過ごした。
居宅自体は明治年間に松阪公園に移築されているのでココにはない。
今残っているのは長男の旧宅と本居家の土蔵。
蔵?…結局金持ちなんじゃん。

60

コレは宣長が大切にしていた松の木なんだって。
居宅を移設する時、木も移植しようとしたが難しく、移転先には枝ぶりの似た代理の松を植えたそうだ。

50v宣ちゃんの家の前にある旧家は小泉見庵というお医者さんの家の跡だ。
宣長のお母さんは息子を商人として育てたかったが、どうにもいうことをきかない。それで見庵先生に相談したところ、「ほんじゃ、医者にでもなればいいやん?」と医者になることを勧めた。
かくして宣長は本で医術を学び医者となり、後に高名な国学者になった。

70スゴイでしょ、街並みが!
まるで映画のセットだよ。
松阪も空襲に遭わなかったので、こうした古い町並みが今も残っている。

80「珍めだか」ってなんだろうな~。

90こんな素敵な街並みゆえ、そこら中で写生をしているお年寄りがいらっしゃった。
みんな水彩で、チョット覗くとみなさん、お上手!

100コレは立派な蔵と家構え。

110コレは三重県が文化財に指定している「旧長谷川邸」。
すごく面白かった。
伊勢は「大坂(当時)」、「近江」とならぶ江戸三大商人の一角。
江戸年間、木綿の仲買でいち早く江戸の大伝馬町に店を出し、大成功を収めたのがこの長谷川家。

120年末年始を除いた日曜&祝日のみの公開。

130というのも、展示の整備が進んだのは最近のことで、まだオールタイムで公開するか否かのようす見中なのだそうだ。

140長い間手つかずで保存されていたため、展示物の保存状態がすこぶるよく、とても見ごたえがある。

150敷地内には蔵がいくつもあって、当時の豪商ぶりがしのばれる。

160ボランティアで常駐している解説の方々もすごく勉強熱心で話しが面白い。
ともすれば「オレが、オレが」となりそうなところを、そうはイカンとこっちも池波正太郎や藤沢周平あたりの小説から吸収したありったけの知識で迎撃する。
すると、「ホホウ、お客さん、よくご存知ですな…」と、次から次へとうれしそうに興味深い話しを聞かせてくれる。

170これらの大判小判もホンモノ。
ちゃんとこの家から出てきたモノを展示している。
ココに存在するすべての資産は、近年長谷川家から県に寄贈されたそうだ。
何せ未発掘の古い民具が後から後から出てきて、それらひとつひとつを調べて、アイテム・ナンバーを振って管理する作業が大変な難事業だということだ。
そうした話しが大変に興味深く、とりわけココの展示のコーナーのオジちゃんの説明がかなりプロフェッショナルで感心してしまった。
特に興味を引かれたのは江戸時代の丁稚奉公のシステムの話しで、貧しい家の子たちの当時の苦労ぶりを耳にして家内は涙していた。

180以前に栃木のかつての私設銀行に現存する金庫を開けたら現金がほとんど入っていなくて、領収書や借用書の類しか出て来なった…という話しを書いた
そしたら、ココのオジちゃん曰く、金庫っていうものはそういうものなんだって。
お金はまたいくらでも回ってくるけど、そうした同じものがふたつとない証書類こそ金庫に入れて大事に保管するのが商人の鉄則だったそうだ。
ここの金庫も立派だが、「こないだ栃木で見た古い金庫はダイヤルの表記が『イロハ』でしたよ!」と言ったら係のオジちゃん、チョット間を空けて…「ウチだってありますよ!『イロハ』のヤツ!」と少しだけ闘志を燃やしていたのがおかしかった。

190vもちろん庭も立派!

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210

220続いても「商人の館」という商人の館。
三大商人の一角の伊勢商人。その「伊勢商人」といえば、三井、長谷川、長井、殿村、そしてこの旧家の主、小津家ということになるそう。
これらの松阪商人の江戸店(えどだな)は日本橋の大伝馬町に集中していた。さっきの長谷川さんのところもそう。
ナニせ大伝馬町にあった木綿店74軒のうち、六割は松阪商人が経営していたという。
して、江戸の俗諺に、「江戸名物、伊勢屋、稲荷に犬のクソ」とあったらしい。
「伊勢屋と「犬のクソ」はわかるが、「稲荷」はどういうことか?
江戸の頃は、稲荷信仰が盛んで、そこら中にお稲荷さんがあったらしい。
地下鉄銀座線には「稲荷町」という駅がある。アジアで一番古い地下鉄の駅のひとつ。
この名前は近くにある下谷神社がかつては「下谷稲荷神社」あるいは「下谷稲荷明神社」と呼ばれていたことに由来している。ちなみに下谷神社は都内最古の稲荷神社だ。
そうそう、柏餅とか大福とか売っている和菓子屋さんってやたら「伊勢屋」さんが多いでしょう?
フト、思ったんだけど、昨日紹介した通り、伊勢地方は赤福をはじめとした餅菓子が発達したところで、そこから「伊勢屋」さんが多くなったのかしら?
アレ、なんでお赤飯を売っているんだろうね…もち米を使うからか。そうだ、もち米と小豆だもんね。

230この史跡は木綿で身を興し、その後、「小津和紙」で名を馳せた小津家の初代、小津清左衛門の家。
ココも県の有形文化財に指定されている。
「小津」さんというと、当然出て来るのは映画監督の小津安二郎でしょう?
私は完膚なきまでに黒澤派で、小津映画は滅多観ることがないんだけど、タマに観るとホッコリしていてなかなかよろしいな。
観た後の「今のは何だったんだ?」感がスゴイ。
いつか飛行機の中で観た遺作の『秋刀魚の味』には仰天した。
笠知衆の恩師が東野英治郎なんだぜ。で、その娘が杉村春子なんよね。実際の年齢を考えると配役がメチャクチャじゃない?
娘が嫁に行くとか、嫁に出すとか…ずっとスッタモンダしてる。
そういうところがいいんだろうね。
さて、その小津安二郎は生まれは深川だけど、お父さんが経営する肥料問屋の本店が松阪にあって、九歳から青春期を松阪で過ごしたそうだ。

240さすがの豪商、この家もすごいつくり。
外から見るより全然デカい。

250v使用人を住まわせていたこともあって母屋には二十もの部屋がある。

260とにかく広い!
こういう日本間ってのはいいもんだよね~。
…ということで、松阪観光の前半はここまで。
つづきはまた明日。

270さぁて、『ワテ6』もいよいよ後半戦に入って来たよ!
ここまで司会で大活躍のACEさんとのアコースティック・デュオ。

500vAce & Rollaだ。
Rollaってナニ?と問われると、それはシゲさんのこと。
名前の由来については後述する。

510v一曲目は、野獣のデビュー・アルバム『地獄の叫び』に収録されている「閉ざされた街」。

490伸びやかなACEさんの声が素晴らしい!

520二曲目も同アルバムから「灰に消えた過去」。
シゲさんのナイロン・ギターのアルペジオで導かれて曲はスタートする。
ナイロンを弾くシゲさんは珍しいよ。

530この曲でも味のあるACEさんの声を楽しむことができる。
こういう声で、こういう歌を歌うロックが全く消えてしまったね~。
やっぱり歌い手の声がいいと、ジックリ聞いてしまう。
終盤の大騒ぎの前の美しい瞬間だった。

540vそして、そして、キタキタキタキタ~!
野獣登場!

550ボーカルとギターはAce Nakaya。

560ベースはコーヒーブレイクですでにステージに上がった千藏'Cherry’正明。

570vストラップがスゴイ!
手書き!
きっと当時使っていたモノなんだろうね。
今だったら考えられない。ハンドメイドはいいもんだね。

580vドラムも同様にサニー杉田。

590vそして、シゲさん。ウン、Rollaだよ~、エヘヘ!
このバンドの皆さんはご覧の通り、ステージ・ネームを持っていらっしゃる。
当時の愛車の名前からつけられたのだ。
Aceの車はトヨタ・ハイ・エース。
シゲさんはトヨタ・カローラ。
千蔵さんは当然日産チェリー。
杉田さんはもちろん日産サニー。
うまいことやったね~。
東京だったら車を持っていないことも普通なのでいきおい電車の名前になっちゃうね。
「総武」とか「目蒲」とか「京王」とか「東武」とか…。「京浜東北」とか「西部新宿」なんて長くてイヤだね。

600_2高校の時、「『やじゅう』ってバンド知ってますか?」と四つ年上の先輩に訊いたことがあった。
「オマエね~、それ『のけもの』って読むんだぜ~」と教えてもらった。
まさか、そのギタリストとこんな関係になるとは夢にも思わなんだ。
インターネットを見ていて発見したんだけど、今、「変態編隊爆音笑劇弾 野獣」っていうバンドがあるのね。

610野獣は1979年、先に触れたアルバム『地獄の叫び』でデビューを果たした。
同年のミュージックマガジンの6月号では故中村とうようさんがディスク・レビューを担当している。
そのデビュー前の1978年8月にはジューダス・プリーストの名古屋公演の前座を務めている。
その時の演奏で多くのファンを増やし、ミッドランド(当時開催されていた中京地区の大アマチュア・バンド・コンテスト)でグランプリを獲得。
さらにEAST WESTにゲストとして招聘された流れがあって、レコード・デビューを果たしたのだそうだ。

620v今回演奏したのは「From the Black World」…デビュー・アルバムのタイトル・チューンだ。
『地獄の叫び』なんて邦題が付いているところがカッコいい。
とにかく70年代のブリティッシュを手本にした典型的なハードロック・サウンドがうれしい。

630シゲさんって、どうしてもジミヘンを演る機会が多いので、ブルース寄りのプレイが得意な印象が強いんだけど、モダンなハードロック・フレーズを弾かせると実はすごくカッコいいんだよね。
Rollover時代、「ジミを演っていると新しい奏法とかできやんやん!」とよく言っていた。
まさに水を得た魚のようなプレイだ。

640v迎え撃つAceさんのリード・プレイがまた素晴らしい!

650vそして、パワフルでタイトなリズム隊!

660vやっぱりこの時代の海外のロックの薫陶を受けた人たちの演奏はいいね。
筋金が入ってる!
そして、NATALのサウンドがバッチリとマッチしてる。

670v二曲目は「Terrible Night」。
時代を感じさせるタイトルがまたいい!

680

シゲさんはこの日、通しリハもあって、朝からずっとギターを弾きっぱなし。
だもんで、後半に入って疲れを見せ出した感も少しあったのだが、それは私の見間違えであった。
ゼンゼン、元気。
弾くわ、弾くわ!60年分弾きまくった!

685vAceさんもバッチリ相手を務めてくれて、激しいギター・バトルが展開した。
この日一番ギターが活躍したエキサイティングなシーンだった。

690下の写真はコンサート前半のようす。
実はオリジナル野獣にはもうひとりメンバーがいた。
真ん中の黒いシャツを着ている方がその人、佐藤'Bunchan'文三さん。
もう演奏活動をされていないということで、野獣のステージには加わらなかったが友情出演をする場面もあった。
ちなみに文三さんの当時の愛車は「セリカ」だったが、それをそのままステージネームに適用すると女の子みたいだったので「ブンちゃん」にしたそうだ。

中野重夫の詳しい情報はコチラ⇒facebook

700さて、この野獣、10月に復活ライブが敢行される!
日程と会場は以下の通り;
15日 厚木サンダースネイク
16日 目黒鹿鳴館
21日 名古屋ELL
22日 四日市ケイオス
23日 松阪M'AXA

メンバーは、Ace、Rolla、Cerryのオリジナルメンバーに加えて、日下部正則、すなわちバーニー!
そしてドラムが川口千里ちゃんというスゴイ布陣。コレがホントの「美女と野獣」?
ああ~楽しみだ!

Noke1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
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詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

<まだつづく>

(一部敬称略 2016年7月2日 松阪M'AXAにて撮影)

2016年9月 1日 (木)

ワテは60からだす!!~中野重夫の還暦を祝う <その3>

今日はお伊勢参りの後編から。

10この「おはらい町通り」」を歩いていてとにかく目につくのが「伊勢うどん」の五文字。

20マァ、何しろ「伊勢うどん」だらけ。

30実際に伊勢うどんを食べさせるうどん屋さんからお土産屋さんまで一斉に伊勢。
お腹も空いてきたので、ココは当然ご当地の名物を頂いて…というのがノーマルな旅の進行なのだろうが、実は私、伊勢うどん苦手なのよ~。
50
うどんは大スキなの。
以前勤めていた会社の近くにうどん屋ができたってんで早速行った。
そこが伊勢うどんのお店だった。
「伊勢うどんか~。始めて食べるな…」と口に入れてビックリ仰天。
フカフカだったのだ!
下の宣伝文句には「もちもち」って書いてあるけど、ああいうのは「もちもち」とは言わない。
「ふかふか」が正しい。
もしくは「ポワポワ」かな?
何せ「うどん」といえば頭の中は完全に「讃岐うどん」なものだから、あのコシのなさはシンドかったな。
…ということで、伊勢うどんはパスして、松阪に戻って焼肉を食べることにした。

40この伊勢うどんを見るとイギリスのパスタを思い出しちゃうんだよね。
イギリスには「アルデンテ」という言葉はない…としか思えない。
イタリア料理店に入ってパスタを頼むと、出て来るのはすべてふっかふかの離乳食状態。
これがバジルをタンマリ加えたトマトソースにからまってマズイことこの上ない。
せめて麺にコシがあれば…と、ウェイトレスに麺を茹ですぎないように頼んでも、どうにも意味が通じない。
英語で食感のことえを「texture」というが、土台、連中には「麺のコシ」という発想が皆無で、小学校の給食のソフト麺のようなテクスチュアしか知らないようなのだ。
で、何回か硬茹で麺をオーダーしているウチに気が付いたのが、そこら辺のイタリア料理店ではすでに茹でてある冷凍のパスタを使っているということ。
それじゃ麺の硬さなんか調節できっこないよね~。

70ちなみにこの伊勢うどんの麺の柔らかさは、昔、長距離を歩いて伊勢にやって来た人たちの胃の負担にならないように、つまり消化しやすいように徹底的に茹でで麺をソフトにしたのだそうだ。
優しいね~。
このお店は有名なのかな?
「支度中」なのに行列ができてる。
で、フト玄関に目をやると立派な注連縄(しめなわ)が…。

60
この旅は七月の上旬…それなのにまだ注連縄が飾ってあるの?と不思議に思うのはこの辺りの人以外の感覚。
伊勢では一年中注連縄を飾る習慣があるのだそうだ。
松阪でもよく見かけた。
「蘇民将来子孫家門」と書かれた注連縄は、スサノオノミコトがらみの民話が元になっていて、厄除けの意味があるそうだ。
「蘇民将来」の由来は各自調べてみてくだされ。

310 もうひとつやたらと見かけるのがコレ。

80「てこね寿し」っていうヤツ。
伊勢うどんとてこね寿しで「伊勢セット」なんてやっている店が何軒かあった。

90こうした観光地にはありがちなのだが、餅とか饅頭の類がとにかく盛ん。

100
190
こんな餅菓子の博物館まである。
赤福餅をはじめ、まつかさ餅、太閤出世餅、二軒茶屋餅等、すごい種類の餅菓子が流通している。

110この博物館、伊勢参りの歴史をやさしく解説しているコーナーがあってとても面白い。

120v昨日も書いたけど、いかに伊勢参りが大事業であったかがよくわかる展示だ。

130コレは床屋さん。

140v魚屋さん。

150お茶屋さん。

160流行りの地ビールも。
何種類か持ち帰って飲んだけど、おいしかったよん。

180ホラ、銀行もこんな感じ。
ところで…この数字の名前の銀行って変じゃない?
私の周辺で言うと、富山にいた時に第四銀行(だいしぎんこう)ってのが事務所と同じビルに入っていて、長野にいた時には八十二銀行にお世話になった、
今日の「マーブロ勉強コーナー(「大きなお世話コーナー」ともいう)」のテーマは銀行だよ。
数字がついた銀行は「ナンバー銀行」などと呼ばれ、今でも第四、七十七、この百五などが営業している。
コレはナニかというと…。
幕末から明治に入った当初、政府は通貨を整備するところまで手が回らず、世の中は幕藩時代の藩札をはじめとした種々雑多なお金が流通する混乱状態にあった。
時の政府はこうした事態をナントカ収拾するために、明治五年(1872年)に「国立銀行条例」を制定して、民間の銀行に銀行券を発行させ、これまでの紙幣を新しい銀行券と交換させて混乱状態にあった既存のお金を回収しようとしたんだね。
「オラオラ、新しい金に換えてやるから古いの全部持ってこい!」とやった。
そうするために、国立銀行を四つ設立した。
まず、「第一国立銀行」…コレは第一勧業銀行を経て現在のみずほ銀行になってる。
「第二国立銀行」は今の横浜銀行。
「第三国立銀行」は大阪に作られるはずだったが営業開始前に解散。つまり実現しなかった。
「第四国立銀行」は新潟が本拠地の今もあるヤツ。そういう意味では現在最も歴史の長い銀行だ。
四つ目は大阪で設立された「第五国立銀行」で、今は三井住友銀行に引き継がれている。
その後、明治九年(1876年)には更に条例が改正され、次々に国立銀行が設立され、認可を受けた順に番号のついた銀行がジャンジャン誕生した。
三年後の明治十二年 には、その数が153にも上ったという。
だから津に本店を置くこの「百五銀行」は、105番目に認可を受けた国立銀行だったというワケ。
ちなみに長野の八十二銀行は、82番目に認可を受けたのではなくて、第十九銀行(上田)と六十三銀行(小諸)が合併してできた。
「19+63=82」だからね。
あなたなら何番がいい?

200この「第三銀行」は出身が国立銀行ではなくて、松阪に本店がある第二地方銀行。
ややこしい~!
ココのATMの利用明細伝票はおみくじになってるんだって!

210vコレは郵便局。

220vイヤ~、おはらい町通り、ホント面白かった!
今度はさっきの橋のところから隣のエリアに移動してみよう。

230そう、おかず横丁!
鳥越神社に近いお総菜屋さんが並んでいるところね…って、オイオイ、写真がチャウやんやん!
ちなみに千貫神輿で有名な「鳥越」は、正しくは「とりごえ」ではなく「とりこえ」と読む。
こないだ、鳥越祭りの時に辺りをブラついていた若いカップルが「とりこしじんじゃ」と言っていたが、顔を洗って出直して頂ければ幸いだ。

235vハイ、コレが正しいヤツ。
「おかげ横丁」だ。

240vおかげ横丁は、昨日触れた第61回目の神宮式年遷宮の年である1993年(平成五年)に開業した新しい観光スポット。

250お伊勢参りが盛んだった江戸時代の街並みを再現しているそうだ。

260レプリカとはいえ、おはらい町通りの雰囲気が連結していて、ちっともチャチくない。

270招き猫がマスコットなのかしらん?
350
あらゆるところで猫の姿を見かける。

280
300
ネコ好きの人達にはうれしい?

290

330

マァ、どこもかしこも…簡単に言えばお土産屋さんだらけということよ。

370v

でも、すごく丁寧に作ってあって見歩いていてもゼンゼン飽きることがない。

360イベントの掲示板もこの通り。

380子供相手に流しそうめんをやっていた。

390v養殖真珠で有名なミキモトのお店。
創業者の御木本幸吉は鳥羽のうどん屋の息子さんだ。
品質の良さを証明するためだかなんだかで、商品を燃やしてしまった…とかいうエピソードがなかったっけ?忘れちゃったな。
覚えているのは、あるイギリスの楽器商社の社長さん(金持ち)が日本に来た時、「結婚記念日に最高級の真珠を買いたいのでMIKIMOTOに連れて行ってくれ」と頼まれたことがあった。
「ミキモト」ご指名だったよ。
スゴイね~、日本の技術と商品は!

400ココも実に楽しかったな~。
スッカリ気に入っちゃった。

410駐車場の向かいの喫茶店。
おかげ横丁の反対側の入口。

420ココのマスコットも猫ちゃん。
楽しそうに踊ってら!
さて、M'AXAも盛り上がってそろそろダンス・タイムかな~?

430v…ではなくて、ステージはアコースティック・セットに入る。
バンドは「やまとなでひで」。

440ボーカルはM'AXAの剛さん。
450v
パーカッションは本多'taco-bow'正典。

460vフルートの中野恭子。

470そして、中野重夫。

480「やまとなでひで」は、1984年のライト・ミュージック・コンテストでグランプリを獲得した「中野ブラザース」を経て、シゲさんと実弟の秀夫さんが中心となって結成したグループだ。
今日はシゲさんの長年にわたる音楽活動を振り返るというプログラムで、ほとんどその当時のメンバーが結集しているが、この「やまとなでひで」は残念ながらオリジナル・メンバーで出演することができなかった。
ナゼなら、ヒデさんが2008年に早逝してしまったからだ。
その代役を剛さんが務めて歌うのは「ダンシング・ドール」。

490実は、私は二度ほど秀夫さんにお会いしたことがある。
最初は、今回の<その1>で触れた通り、シゲさんに呼んで頂いてFM三重のラジオ番組に出演した時。
津にあるラジオ局へ行く前に秀夫さんがやっていたライブ・バー「異時輪摩(いじりんま)」へ連れて行ってくれて、パスタをごちそうになった。
失敬ながら何の話をしたのかは覚えていないが、私のことだからMarshallか音楽の話にキマっている。
でも、パスタがすごくおいしかったのとヒデさんがニコニコ楽しそうにおしゃべりをしていたのをハッキリと覚えている。
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二度目にお会いしたのは東京でのこと。
コレも<その1>で触れた、GOODYEARの代理店の総会にお邪魔した時のことだった。
その時のメンバーはシゲさんと、今日フルートで出演している時の奥さま、恭子さんの三人だった。
ガンという病魔に侵されたヒデさんは、津でお会いした時のハツラツとした印象とはまったく異なり、痩せてしまって、立っているだけでもすごく辛そうだった。
ヒデさんは「最後に兄貴ともう一度演りたい…」とシゲさんに希望を伝え、無理を承知でそのステージに立ったのであった。
私はその時に初めてナマのヒデさんの歌声を耳にしたが、「やまとなでひで」のCDで知っていたヒデさんのそれより、やさしく、そして力強かった。
それから数か月してシゲさんからヒデさんの訃報が届いた。
49歳という若さだった。

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今回、剛さんのMCで知ったのだが、「M'AXAをアメリカのパブのイメージにしよう!」とアイデアを出しのはヒデさんで、実際に内装も自らの手で施したのだそうだ。
お店の名前は兄貴、インテリアは弟…中野ブラザーズはM'AXAの歴史に大きな足跡を残しているのである。
二曲目で合流したのは…

500センチメンタルシティロマンスの中野督夫。
久しぶりの督夫さん。
四年ぐらい前に、ある方面から頼まれて鈴木茂さんを撮影した時以来。
その時、小坂忠さんとともに三人で「完熟トリオ」に参加されていた。
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考えてみるとステージには「中野さん」が三人!
「中野さん」、「高円寺さん」、「阿佐ヶ谷さん」だったら面白かったんだけどな…そんなことあるワケない!
督夫さんはヒデさんが作った「星と雲」を故人に捧げて歌った。

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ココで督夫さんの音頭で乾杯。
あ、私も写ってる。一生懸命仕事してるのだ!
カンパ~イ!

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ハイ、お客さんもご一緒に~!

546シゲさん、還暦おめでとうございます!

570vお客さんとも乾杯~!
この後、シゲさんはお色直しで一度ステージを離れた。

580しばしスペシャル・ゲストの中野督夫さんコーナー!
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現センチのコーラス、アイちゃんも参加!
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生前のヒデさんが好きだったという1975年のセンチのシングルから「篭時」。
ヒデさんもこの演奏を聴いてきっと喜んだに違いない。
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シゲさんもお色直しをして、アコギを手に戻って来た。
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曲は「雨はいつか」。

700v元センチのTaco-Bowさんは以前、Rolloverにドラムで参加していたので何度もご一緒させて頂いている。
久しぶりに会えてうれしかった。

710v督夫さんの絶妙なリードでお客さんも参加して大盛り上がり!

720v今日唯一の管楽器、恭子さんのフルートの美しい響きが会場にこだました。

730vパッと出てきとと思ったら、歌とギターとおしゃべりで、グ~ッとお客さんの気持ちをつかんでしまうあたりはサスガ!
コンサートの名シーンのひとつになった。

750シゲさんと固い握手を交わして督夫さんはステージを降りた。

760ステージのシゲさんと剛さん。
シゲさんは何を見上げているのか?

770vシゲさんの視線の先は上手側の壁…

780中ほどに飾ってある弟の写真と愛器に目で話しかけていたのだ…。

790v中野重夫の詳しい情報はコチラ⇒facebook

<まだ結構つづく>

(一部敬称略 2016年7月2日 松阪M'AXAにて撮影)