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2014年10月

2014年10月31日 (金)

RESTORATION OF THE MOON <後編>~ CONCERTO MOON & DESTROSE

このツアーには『FINAL BLACk FLAME』というサブ・タイトルが付けられていることは<前編>に書いた。
コレ、めっちゃカッコいいと思うんだよね。
ナニがって…ノンちゃんのやることが。
ナゼかというと、CONCERTO MOONはこのアルバムをリリースする時に、当然発売を記念するツアーを敢行した。いわゆる「レコ発ツアー」だ。
それはいい。どのバンドでも普通にやっていることで、Marshall Blogでもしっかりとレポートさせてもらった。コチラね⇒CONCERTO MOON~BLACK FLAME TOUR 2013
そして今度は『FINAL BLACk FLAME』だ。
つまり、これで『BLACK FLAME』を締めくくるということに他ならない。キチンと落とし前をつけている感じがするのである。

185cd_2

加えて言うなら、「これで次のステップに進むぞ!」という宣言に違いない。そうした「すべてやりきってやろう!のような」精神が今回のすさまじい演奏につながったのではなかろうか?

今日もメンバーの顔ぶれから…、まずはギターのノンちゃんこと…

10_2アレ?これ違うじゃん!

Non

島紀史
1_img_0177
Marshallは昨日解説した1967Major。

25v久世敦史

30v長田昌之
170v

長田ちゃんのNATAL。

45

三谷耕作

50v_2サポート・キーボードのAki。

60v_2この5人の最高のメンバーが『BLACk FLAME』の世界を「追跡」する。(←これ、シャレになっています。答えは巻末の※に!)

70…とはいえ、『BLACk FLAME』のレパートリーだけでなく、旧作からの人気ナンバーもふんだんに盛り込まれた。

80ショウにもどろう…。
3曲目は1999年の『RAIN FOREST』から「Half Way to the Moon」。

次から次へと間髪入れず飛びかかってくる激メタル・チューン、「Cheatimg Fortune Teller」か~ら~の~

100_2「The Vail of Mystery」。これは『BLACK FLAME』から。
こっちもまったく休むヒマがないわい。
230

昨日も書いたが、本当にノンちゃんのギター・サウンドにはホレボレする。回を追うごとにグレードがアップしているのはないか。
まったくミス・トーンのない正確無比なプレイをエモーショナルに演出しているのがMarshall Major。まるでノンちゃんの意思を汲み取っているかのようだ。
プレイヤーと機材のいい関係とでもいおうか…こういうのを見ると「機材は大事」ということがわかる。

130v
そういえば…。私はいつも撮影しているときは耳栓をしていて、ところどころハズしてMarshallのサウンドをチェックさせてもらっている。さもないと毎晩こういうところにいるととても耳がもたないから。もちろんこの日もそうしていた。特に厳重にね!
で、いつもは何でもないのだが、この日は寝る時に耳がスゴかったな…キーンって。
こんなのずいぶん久しぶりのことだった。本番中は特に音がデカいという感じではなかったんだけど…。それだけ音が抜けるってことなのかね。音圧が尋常ではないのだ。

160_2
長田ちゃんのドラム・ソロ!

190v_2

実はCONCERTO MOONは今年3月にも『BLACk FLAME』を引っ提げてツアーを展開した。

200v_2

しかし、長田ちゃんは体調を崩してしまい、残念ながら参加することができなかった。
しかし、今回何事もなかったように復活を果たしてくれた。そして前回のツアーに参加できなかった無念を晴らすかのような鬼気迫るプレイを見せてくれた。
ノンちゃんも長田ちゃんのドラムで『Black Flame』を締めくくりたかったことだろう。

210

その鬼気迫るプレイに応えるNATAL!粒立ちがよく、音楽的な音色が素晴らしい。
ドラム・ソロから続けた曲は「Breaking the Chains」。

220v_2

MCをはさんで「Reach for the Sky」。これも『BLACk FLAME』から。
ツアー・タイトルにアルバム名を冠してはいるが、アルバム収録曲を集中して演奏することはしないのがCONCERTO MOON流。

90v_2

ね、次はスタンダードともいえる「From Father to Sun」だ。

120ここからショウはホーム・ストレッチに入る。ま、「クライマックスを迎える」というところだが、最初からステージも客席もクライマックスみたいだったからナァ。
お客さんもかなり根性が入ってる!

140

「Over and Over」と「It's Not Over」と「Over」でつなげる。偶然かなぁ?

180vMCもスッカリなめらかになっちゃって。
まったく手を抜かない全編シャウトしまくりの久世ちゃん。カッコよかった!

250_2そして本編最後は1つ前のアルバム、『Savior Never Cry』からタイトル・チューン。ぬかりのない本編全12曲セット・リストだった。

265アンコール、アンコール、アンコール、アンコール、アンコール、アンコール、アンコール、アンコール、アンコール、アンコール、アンコール、アンコール、アンコール、アンコール…コンチェルト・ムーン、コンチェルト・ムーン、コンチェルト・ムーン、コンチェルト・ムーン、コンチェルト・ムーン、コンチェルト・ムーン、コンチェルト・ムーン、コンチェルト・ムーン…

275アンコールは「The shining Light of the Moon」。
150v_2

盟友である耕作さんと何度も顔を見合わせて笑顔で演奏する姿が印象的だった。

240_2
続けてのもう1曲…「Angel of Chaos」。

260_2
ナンカ本当にすごい演奏だったな。
もうずいぶんCONCERTO MOONのコンサートにお邪魔してきたが、今回はこのバンド一種の頂点を見たような気がした。
しかし、ノンちゃんはもっと高い山を自ら作り上げてその頂上を目指すのだろう。
イヤ、もうその体制に入っているに違いない。
その次の高い山が楽しみで仕方ない。

270
CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Official Site 

そして…
274
2回目のアンコールは期待通りのDESTROSEとの共演。

280_2全員がステージに上がるなりノンちゃんがDESTROSEファンに向かって一言…「くっつくぞ。みんな、ヤキモチ妬くなよ!」
でもこうして男子同士でくっついてる!シャイなCONCERTO MOON。

290_2曲は浜田麻里の「Blue Revolution」。

300_2DESTROSEファンの熱狂も相まって驚異的な盛り上がりを見せた。

310_2実際、筋金入りのメタル野郎とお嬢さんがこれだけステージに上がるとスゴイ迫力だ。

320女性メタラーがゴリゴリの男性メタル・バンドと同じ土俵で演奏するなんてことはチョット前まで考えられなかった。それがどうよ!
まるでCONCERTO ROSEと呼んでも何の違和感もない滑らかなパフォーマンス!このコンサートのひとつのハイライトでもあった。

330_2そして、もう1曲はオハコ、「Time to Die」。

340ノンちゃん、この日最後の入魂のプレイ!

350_2まさに「燃え尽きた」という形容がふさわしい完全燃焼のCONCERTO MOONなのであった。
380
実はこの日は耕作さん最後の日でもあった。
耕作さんはCONCERTO MOONのオリジナル・メンバーではあるが、正式にバンドを離れており、直近の活動はサポート・メンバーとしての参加だった。
それが今日をもって終了。CONCERTO MOONは新しいベーシストを迎えて新たなステップを踏み出す。
耕作さんのあのベース・サウンドが聴けなくなるのはあまりにも寂しい。

370vお疲れさま、耕作さん!そしてありがとう!

390冒頭に書いた通り、やはりこれはCONCERTO MOONの一種のケジメであり、長い歴史のひとつの節目となる夜であったのだ。
CONCERTO MOONの新しい展開に期待しよう!

400NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト


※1971年に「Get it on」というヒット曲があった。この曲の邦題は「黒い炎」。すなわち「black flame」。
演奏していたのはBill Chaseというトランぺッター率いるアメリカの「Chase」というバンド…つまり「追跡」だ。
それであんな風に書いたというワケ。
ついでに書くと、このChaseというバンドには4人のトランぺッターを擁するブラス・ロックの雄だった。ところが、1974年にBill他のメンバーを乗せた飛行機が墜落して死亡。バンドは文字通り空中分解した。
しかし、ビッグ・バンドのトランペット・セクションを切り離してそのままロック・バンドに貼りつけたようなサウンドはユニークかつエキサイティングで、私の世代の学生バンドのトランペッターの連中にもその人気が受け継がれていた。
「Get it on」という曲はT.Rexのそれとは全然関係ない曲。よくテレビで和田アキ子が歌っているのを見かける。

(一部敬称略 2014年9月20日 表参道GROUNDにて撮影)

2014年10月30日 (木)

RESTORATION OF THE MOON <前編>~ DESTROSE & CONCERTO MOON

CONCERTO MOONはいつもツアーやコンサートに素敵なタイトルをつける。
今回は「RESTRATION OF THE MOON」、直訳すれば「月の返還」…フムフム。
この「restoration」という言葉は「返却」とか「返還」、あるいは「復活」とか「復興」という意味を表す固い単語だ。いわゆるBig Word。

これに定冠詞のtheをつけて、頭文字を大文字にしてやると「The Restoration」となって特別な意味を持つ。
それは「王政復古」という意味。
君主によって統治された国家において、クーデターや内戦によって一度は弱まった君主制が、アラよっとまた元の君主制に戻ることを意味する。
要するに王者のカムバックだ。
イギリスでは17世紀、オリバー・クロムウェルの清教徒革命によって時の国王チャールズ1世が処刑され政変が起こったが、クロムウェルの息子の代になって「ダメよ、ダメダメ、アタシにゃ政治なんかできまへん!」とケツを割ったため、王権がチャールズ1世のセガレのチャールズ2世に戻ったんね。これが王政復古のひとつの有名な例。
日本だって明治維新がコレに当たるんだぜ…な~んてね。いかにも知っているかのように書いてるけど、ムリムリ、必死に調べました!

さて、ココでタイトルに戻るに、どういうことかと言うならば、この「月への返還」はロックの王政復古を意味している…とうワケ。すなわち「へヴィ・メタルの逆襲」を暗喩していると思うのだ。
コレはマーブロ的解釈であって、こう説いてひとりで勝手に悦に浸っているだけなんだけどね。
でもショウが終わって外に出たら町中がへヴィメタルになってるんじゃないか…と思わせるぐらいの白熱のパフォーマンスだった。この音楽を絶やしてはならない。

王政復古の口火を切ったのはDESTROSE。

10ここのところ頻繁にMarshall Blogに登場してもらっているが、それは勢いのある証拠。
アチコチから引っ張りダコとなっているだけに、こなした場数も増え、自信に満ち満ちた演奏で観客を極限までエキサイトさせてしまう。

20オープニングは定番の「破壊の薔薇」。

30里彩

40v成美

50vmiho

60vHARUNA

70vMina隊長に代わってバンドをサポートするミキ。

80vコレは9月24日にリリースされたミニ・アルバム『The Prologue』。
今回のステージは半分以上がこのアルバムから選曲された。
Dscd
2曲目は「Eutopia」。
オープニングのテンションを全く低くすることなく、哀愁のメロディで観客に追い打ちをかける。
100

『The Prologue』のリード・チューン「Prologue」。正統派ハードロック調のギター・リフにガール・メタル特有のメロディが連なる。
新しいDESTROSEの魅力満載の曲。

90vサビのメロディが美しい「Whids of Fall」が続く。これも『The Prologue』収録されているMina隊長の作品。

110vHARUNAちゃんの告知コーナー。
先回も書いたが、もうすぐバンドを離れてしまうHARUNAちゃん。寂しくなるね。

120v…ということで5曲目はHARUNAちゃんの作品「悠遠」。「♪永久に…」のパートがが耳に残る。

130旧作から「Lifer 13」。
mihoちゃんは今回もベース・プレイだけでなく、アクションもスゴかったな~。コーラスも完璧だった!

140v出番の最後を締めくくるのは「Headless Goodess」。
ゴリンゴリンのスピード・メタル・チューン!なんかコンサートが全部終わっちゃうかのようなクライマックス感がスゴイ!

150v7曲を全力で駆け抜けたDESTROSE。演奏もさることながら、ものスゴイ存在感だった。
11月23日のワンマン・コンサートを首を長くして待っているファンも多いことだろう。
見るたびに将来への期待が高まるバンドだ。

160DESTROSEの詳しい情報はコチラ⇒DESTROSE official website

170そして、ヘッドライナー登場。

180このコンサート(ツアー)には「FINAL BLACK FLAME」というサブ・タイトルが付いていた。
コレがその『BLACk FLAME』。
私もスリーブのアーティスト写真を撮らせてもらったりした思い入れの深い作品。
今回がこのアルバムにちなんだ最後のパフォーマンスということになるのだろう。
メンバーは…

185cd島…アレ、違う写真じゃんコレ!

T_shima3s

こっちだった!
島紀史

190v長田昌之
210v
久世敦史

200v三谷耕作

220vサポート参加のAki

230vこれが今回のCONCERTO MOONのバックライン。

240ノンちゃんが指さす先は…

250Marshall!
向かって左がノンちゃん愛用の1967Majorだ。
ご存知の通りMarshallの型番は発売年次とまったく関係ないが、この200Wのギター用(MarshallではLeadと呼ぶ)ヘッドの1967は偶然、1967年に発表された。
同時に発売されたPA用の200Wヘッドは1966。ベース用は1987だ。
今、ちょっと昔のMarshallのことをまた調べたりしてるんだけど、Pete Townshendのリクエストで6L6を使って1965年にプロトタイプの100Wヘッドを製作し、アウトトランスを2台使ったり、KT66に変更したりゴチャゴチャやっていた時期からたったの1年か2年でMarshallは200Wのヘッドを作ってしまった。
Marshallの技術力もさることながら、私がスゴイと思うのは、こんなに急に大出力のアンプを必要とする音楽がクリエイトされようとしていた、つまりロックが恐ろしいほどの速さで進化、あるいは変化していたということなんだよね。
このMajorはRitchie Blackmore(Mick Ronsonも)が愛用していたことでよく知られているが、どうもPete Townshendも試していた可能性が高い。そんなことを思わせる証拠写真が出てきたのだ。このあたりはロマンだねぇ。
この話は近いうちにどこかの記事内で詳しく触れたいと思う。

260vマァ、とにかく素晴らしいギターサウンドですよ。この音に文句をつける人はよもやいまい。
Marshallがロックであり、ロックがMarshallであることをノンちゃんは教えてくれる。

260
そして、長田ちゃん。

270v最高に美しい愛用のNATAL。ブビンガの24"ツーバス・キット。固めのサウンドでCONCERTO MOONのスピード感をドラマチックに演出する。

280オープニングは『BLACk FLAME』のタイトル・チューン「BLACk FLAME」。

2902曲目は「Take You to the Moon」。

300なんか、今日はいつもよりテンションが高いな~。一番前で見ているとコワイぐらいだ。

310冴えわたるノンちゃんのギター・ソロ。やはりどこかいつもよりテンションが高い感じがする!何かいいことがあったのか?!

320vそのテンションに応えるかのようなリズム隊の轟音!
耕作さんのベースはスゴイよ。ベースだけ聴いていると、コレでいいのか?というぐらい独特のトーンなのだが、バンド・サウンドにはおっそろしく溶け込む!

330動き出したら止まることは許されない。走り出したら突撃するしかない長田ちゃんのポジション。NATALを引き連れて今日も見事な猛進ぶりを見せてくれるハズだ。

340vCONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Official Site

350<後編>につづく

NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2014年9月20日 表参道GROUNDにて撮影)

2014年10月29日 (水)

幻想の庭 Vol.3~Albion、Moth in Lilac、AFTERMATH登場!

先日『渋谷革命』というイベントのレポートで紹介したAlbionドが主催するイベントに行って来た。
題して『幻想の庭』。「Vol.3」とあるので、今回が3回目を迎える人気のイベントだ。
ん~、このイベント・タイトル、一聴するとEnglandやらCamelあたりのプログレ・バンドのアルバムの名前のようだが、生粋のガールバンド3組が出演したイベントだ。
ステージにはMarshall、NATALそしてEDENが並ぶ。

M__img_0003 トップバッターはAFTERMATH。

20ボーカルのBear。

30vギターはkiko。
80v

ベースのAmi。

50ドラムはTomoe…という4人組。

60v我々の世代、「Aftermath」なんて言葉を耳にすると、ファンでもない私ですら即座にThe Rolling Stonesを連想するんだけど彼女たちはStonesにはまったく似ても似つかない!
このバンド、アーミーメタルバンドなんだもん!

70vそのサウンドはこのギターのヘッドのシェイプが指し示している?!

40

アーミーメタルバンドの名にふさわしい勇ましいパフォーマンスで圧倒されてしまう。

90v本当に女子の方がホネのある音楽をやってる感が強いね。こんな演奏を見るとやっぱりそういう見方が間違いないことを確信するわ。

100v2013年に結成されたが、5か月後にボーカルが脱退するというトラブルに見舞われ、新ボーカル、Bearちゃんを得て現在に至る。
Bearちゃんのパワフルなリードでステージは盛り上がるばかり!これからの活躍に期待している。

110EDENの上にはガスマスク!これをかぶって登場した。

AFTERMATHの詳しい情報はコチラ⇒AFTERMATH Official Website

120♪Go over Big with Marshall~ 今日のステージはMarshall、NATAL、EDENでお送りしていま~す!
チョット『Sell Out』風にジングルを入れてみた。

1302番目に登場したのはMoth in Lilacというバンド。

140ボーカル、AYANO。

2_img_0104
ギター、Lisa13。

160vギター、Min。

170vベースはMaki。
ごめんなさい。真っ暗でドラムはどーーーーしても撮れなかったの。

180vこういうのはデス・メタルってのかな?
どうやって味わっていいのかわからないが、すさまじくブルータルなサウンド!

2_img_0158 聴いているだけでノドが痛くなるようなデス・ボイスで歌っていたかと思うと、コロッと澄んだ歌声に変わる瞬間がタマらんね~。まるでボーカルがふたりいるよう。

2_img_0114
会場にはNovelaの五十嵐"angie"久勝さんの姿が…。angieさんはMoth in Lilacのサウンド・プロデューサーをされているそうだ。

200vそれにしてもすさまじい音の洪水!わかっちゃいるけど、ロックも変わったな~。

2_img_0155 初の鹿鳴館公演も成功させてノリにノッっているMoth in Lilacの今後に注目だ!

210Moth in Lilacの詳しい情報はコチラ⇒Moth in Lilac OFFICIAl SITE
150
♪You Wanted the Best, You Got the Best! The Hottest Backline in the World!!~ 今日のステージはMarshall、NATAL、EDENでお送りしていま~す!

M__img_0007 そしてトリは今日のイベントの主催者でもあるAlbion。

230ボーカルの百合。

240vキーボードの沙季。

250vベースの祥。

260vサポートで参加のドラムの釈迦。

270_2そしてギターはおなじみEITA!

280vオープニングSEの曲のタイトルが「Eden」!今年3月に発売されたファースト・アルバム『Campanula』と同じシチュエーション。
290
まさにベースはEDENサウンドだ!

310v

以前登場してもらった時に「どうも北欧っぽい」と書いたが、やはりその通り。キーボードのテイストが強くなるとその度合いが増す。
同傾向の音楽を演っているバンドはたくさん存在するが、どこかそれら他バンドとは異なる雰囲気があるのが実に興味深いのだ。

300EITAちゃんは相変わらずの流麗なプレイでAlvionのテクニカル度をアップ。
先日も自身が企画する『EITA PARK』を満員のうちに終了させた。女性シュレッダーの先駆けとしての面目躍如といったところだ。

2_img_0350

ドラムも重くてカッコよかったな~。釈迦…酒井法子さん。イヤ、アダ名じゃなくて本名。
彼女とはほかの現場でよく行き会っていたが、私の不勉強で、彼女がドラマーであることを知らなかった!失敬。
だからこの日、いきなり声をかけられてまずビックリ!ドラマーと聞いて2度ビックリ!!プレイを聴いて3度ビックリ!!!
NATALは初体験だったがお気に召してくれたようだ。
また楽しみがひとつ増えた。

330ナント言ってもAlbionの魅力はお百合さんの熱血パフォーマンスだ!

340vそのようすは息継ぎなしで延々と泳ぎ続けるパワフルなスイマーのようで、見てるこっちは圧倒されっぱなしだ。

2_img_0367 そして、楽器に、コーラスにと、それにピタリと寄り添って完璧なサポートを展開するバンド陣!

2_img_0180 アンコールを含めて全9曲。ヘッドライナーにふさわしい重厚な演奏を繰り広げた。

360イベント主催者としての責務も安泰に果たし、次へと着実に歩みを進めた。

365Albionの詳しい情報はコチラ⇒Albion公式ホームページ

370NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2014年9月19日 渋谷DESEOにて撮影)

2014年10月28日 (火)

三宅庸介『Sound Experience 13 』~Tribute to Jimi

歳が押し迫ってくるとアチラコチラでお目にかかったり、耳にしたりするのは『忠臣蔵』と『第九』と日本では相場がキマっている。
どちらもジックリ観たり聴いたりすることはないナァ…。『忠臣蔵』どうもピンと来ないし、『第九』は「第四楽章」より「第一楽章」のほうがカッコいいし…。
ま、「季節の風物詩」ということで楽しみたい人は今年もそれらを楽しんで欲しいと思う。

一方、我々ロック・バカの「季節の風物詩」のひとつは9月にやってくる。
9月18日近辺に頻繁に開催される追悼コンサートの類…James Marshall Hendrix、すなわちジミ・ヘンの追悼コンサートだ。
今日レポートする三宅庸介のStrange Beautiful & Loudのシリーズ・コンサート、『Sound Experience』の第13回目はJimiに捧げるものとなった。
10三宅庸介
40v
ま、三宅さんは、アバラ骨の出具合がJimiに似ているということだけでうれしい人なので、年がら年中Jimiを追悼しているようなものだが…。20そして、三宅さんのギター・サウンド。
その激烈な音色は、「抜け」だとか「太さ」とか、そういったギター・サウンドの良しあしを評価する言葉を超越した特別なものだ。
Robin TrowerのようにJimi Hendrixに強い思慕の念を持っているものだけが成し得る特別なサウンドなのだ。

30もちろんそのサウンドはMarshall以外から発されることは一切なく、もしそのトーンを欲する者はMarshallを制し、自家薬籠中のモノにしなければならない。

70

三宅さんのMarshallはJVM210Hと1960B。
ご存知の通り、以前は1997年製のJCM2000 DSLを愛用しており、今でもファースト・チョイスはその自分のMarshallだが、最近完全にJVMの魅力を発見してしまった。
…ということはですよ、チョット大ゲサに言えばJVMがJimi Hendrixの使用機材の系譜に入ってくることを示しており、世が世ならJimiがステージで使っていたかもしれないのだ。
「Yeah, It's my JVM,  discovered in the purple haze!」なんてコピーといっしょにJimiがJVMの広告に登場しているのを想像すると楽しいね。

80v

足元のようす。

90

三宅さんがJVMを使うのを見るのがはじめてというワケではゼンゼンない。
以前もスゴイ音を出していたのだが、正直今回はチョット勝手が違っていたね。
なんというか、パスタをもっともいい状態のアルデンテで救い上げた感じ?イヤ、なんか違うな…。
とにかく一番おいしい部分を引っ張り出したってこと。
もちろんギターの音の良し悪しは70%指がキメるものだから、三宅さんと同じ音楽を聴いて、機材を同一にして、三宅さんの指と脳味噌を拝借しないと絶対に同じ音にはならない…だけど、参考までにセッティングを紹介しておこう。
150v
まず、チャンネルはCLEAN/CRUNCHのRed。歪まない方のチャンネルの一番歪むモードね。
チャンネル内のセッティング;
GAIN      5-
TREBLE        3.5
MIDDLE        8-
BASS           3.5
VOLUME       7.5

数字はフロントパネル上の目盛り。数字の後の「5-」は「5のチョット手前」という意味。三宅さんらしい。こういう人になるとこの「チョット」が大きな音の差となって表れるからだ。

続いてマスター・セクション。
PRESENCE      2
RESONANCE   3
MASTER 1      8-
REVERB          0

キャビネットは「V」キャビ、つまりVintage30が入っているBaseタイプがお好みで、三宅さんによれば、それが用意されていればPRESENCEとRESONANCEは「0」になっていただろうということだ。
そして、三宅さんがアンプのセッティングと同じぐらい気を配っているのはマイクの狙い位置。マイクのセッティングは絶対に人には任せないという。

185
久しぶりにドップリと機材のことを書いたな…。
私は古い人間で、世の中にこんなに機材の種類がない頃にもっともギターに夢中になっていたので、やたらとゴチャゴチャ色々なものをひっつなぐのには少なからず抵抗があって、「音は指で作るもの」を是としている。
ま、それでも商売のこともあるし、釣りやゴルフと一緒でとっかえひっかえ、ああでもないこうでもないと機材をイジくるのは楽しいことも分かっているつもり。
ところが、先日の鮎川さんや、この三宅さんのシンプルなセッティングからこんなにいい音が出てくるところを見てしまうと、やはりシンプルな機材の方が圧倒的に優位だということを確信せざるを得ないのだ。

今回これだけ書き込んだのは、とにかく問答無用で三宅さんの音が素晴らしかったこと。そして、「機材大好き派」の皆さんにこのセッティングでJVMを試してもらいたかったからなのだ。

240v

ベースは山本征史

50vドラムは金光健司。

60v征史さんもいつものMarshallだ。

1001977年製の1992 Super Bass。
三宅さんのJVMとの年齢差は40歳近い。それらが一体になってひとつの音楽を作るのだからおもしろい。
足が4本付いた真空管の入ったブラウン管式のテレビと最新式の薄型液晶デジタルテレビの両方でひとつのテレビ番組を見ているのと同じことだ。
それができるのは、手前味噌ながらMarshallはブレていないということだ。または、進歩がないということか?

110vすさまじい熱量で三宅ミュージックをドラマチックに演出するKK。

120vNATALのメイプル。フィニッシュはシー・スパークル。
NATALは日本では完全にゼロからスタートしたが、このロゴもスッカリおなじみになってきた!みなさんありがとうございます!
ジャンジャン広めちゃってください~!

1301曲目は「Stratify」。

140v

Strange, Beautiful & Loudの1枚目『Lotus and Visseral Songs』のオープナー。この曲のイントロが聞えるといかにも「オー!始まるぞ!」という感じがする。

160「Stratify」もいいけど「Marshalize」とか「Marshallogy」って曲を早くこの3人で演奏してくれないかナァ。「Marshallification」でもいいや。

1702曲目は2作目の『Orchestral Supreme』収録の「mani」。SB&L流へヴィ・ワルツ。

180vコレが2作目の『Orchestral Supreme』。
今時、精神性を疑いたくなるような硬派な音世界。もちろん、我々にはコレが普通の世界。
MarshallとNATALサウンドがふんだんに盛り込まれているので安心してお召しあがりくだされ。

T_cd カッコいい「Ring」。ったくもう、この曲のリフときたら!
ん?改めて聴いてみると、このリフ、クロマチックの音移動にワザワザ開放弦を使ってる。カントリーの人がよく使うテクニックね。
ちょっと複雑で、コピーしているととても時間がなくなってしまうから三宅さんにこのことを確認してみた。
するとヤッパリ!
そんなものでは収まりきらない大きなトリックがこのリフには仕組まれていたんですよ。
先人が作り出した偉大なロックの遺産への、三宅さんさらではのトリビュート…とでも言おうか。
バッハじゃないけれど、こういう音のダマシ絵みたいなのは大好き。
ギタリストの皆さん、ぜひコピーしてアナリゼしてみてくだされ。

190vそのギター・リフだけでなく、この曲は見所満載だ。何といってもコロコロと変化する曲の展開と、それに呼応する3人のスリリングなアンサンブルが素晴らしい。

200人気曲、「murt 'n akush」。

210vKKのフィルに導かれるエキゾチックなリフとそれに続くテーマがすこぶるカッコいい。

220v6曲目は「Petal」。
征史さんのMarshallから発されるトーンがまた一段と素晴らしかった。

230v時に文楽のように折り目正しく、時に志ん生のように臨機応変に三宅さんの音楽と向かい合う姿勢は長年の付き合いこそがなせるワザだろう。

260v
シレっとア・カペラで弾き出したのはJimiの「Angel」。
「Jimi Hendrix追悼」といってもJimiの曲をやらないのが三宅流。さっきも書いた通りサウンドといい、精神といい、別の形で一年中追悼しているから。でもここはチョットだけ。

250
つなげてファースト・アルバムから「Solitary Past」。

L_img_0035
7曲目の「If」は『Orchestral Supreme』のオープナー。コレも何かが始まりそうな予感を与えてくれる三宅テイスト爆発の曲だ。
ハードなコーラスから美しいサビに入るところはいつ聴いても感動的だ。

M_img_0061 バッツンバッツンと剛速球をど真ん中に投げまくる大リーグ投手のようなドラミング。

270v
パワフルなだけでない緩急自在なプレイは、自身も達者なギタリストであることもあり、三宅さんの音楽を理解しきっているのだろう。
またNATALの音がシックリくるんだ!

235v本編の最後は「Virtue」。

280vもう数えきれないぐらいSB&Lのステージを観てきたが、今回はアタマひとつ抜け出た感がある迫真のパフォーマンスだった。
ギターのサウンドの進化がそうさせたこともあるのかもしれないが、やはり「Jimi追悼」というシチュエーションがマジックを生み出したに違いない。

290

アンコールは『Sound Experience』名物のゲスト・コーナー。

300今回は盟友、岡垣"JILL"正志を招いての演奏。
「以前からこの会場で岡垣さんと演奏したいと思っていた」という三宅さん。絶好のシチュエーションで願いがかなった。

310vまた選曲がエグイ。Deep Purple…といっても「Smoke」や「Burn」ではない。三宅さんが自分のバンドでそういうのを演るワケがない。

315選ばれたのは、「And the Address」から「Space Truckin'」の後半の最後まで聴いた記憶がほとんどないところ(ノンちゃん、ゴメン!)。
340v
子供の頃ってDeep Purpleといえば『In Rock』とか『Macine head』とか『Burn』でしょ?
ファーストとか『タリエシン』とか買う人なんていないと思ってんたんよ!
『ロイヤル・フィルハーモニック』はチョット聴いて結構好きだった。でもこれがLenard Bernsteinのマネっこだったって最近気が付いた。
タイトルも同じなの。Deep Purpleは『Concerto for Group and Orchestra』。Bernsteinのは『Dialogues for Jazz Combo and Orchestra』という。
バンドが出てくるところなんかイメージそっくり。
ジャズの方は「Take Five」で有名なDave Brubeckのコンボが参加していて、鳥肌モノのカッコよさです。

320vこちら「Space Truckin'」も『Live in Japan』に負けないぐらいの混沌ぶり!

330

コレでいいのだ!

356

三宅さんが歌うところの「Little Wing」。
これこそJimiトリビュート!と言いたいところだが、三宅さんはよくこの曲を取り上げるので特別な選曲ではない。

360vここでも岡垣さんのオルガンがメランコリックに大活躍。

350v
最後2曲は三宅さんの曲を持ってきた。セカンドから「hymn」と「Bloom」。
以前三宅さんとCharlie Parkerの話をしたことがあったが、Birdにも「The Hymn」というブルースがあったのを今思い出した(『Dial Sessions』)。

390v岡垣さんはオルガンで実際にこの「hymn」のレコーディングに参加している。
これがまた実にいい感じで、三宅さんの曲は第三の血が入るとまた違う表情を見せるところが面白い。

355
冒頭で触れたように、Jimiは追悼コンサートの類を開催される機会が多いと思うのだが、これは彼が偉大なギターのイノベーターであったからというだけの理由ではなかろう。
優れたシンガーでもあり、なんといってもロック史に残る名曲、いわゆるスタンダードをたくさん作ったからなのだと思う。
そのJimiの作品を1曲とチョットだけ演奏して追悼の意を表したところにJimi Hendrixの魂を受け継いだものの自身の表れを見た。

それにしても、「世界の終り」が来る前に一人でも多くの人にこのギターの音を聴かせたい…。

三宅庸介の詳しい情報はコチラ⇒Yosuke Miyake's Strange, beautiful & Loud

400NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2014年9月18日 三軒茶屋Grapefruit Moonにて撮影)

2014年10月27日 (月)

【祝15周年!】 ランティス祭りのGRANRODEO

アニメ、ゲーム、声優関連を中心としたバラエティに富む音楽作品を世に問う「ランティス」が創立15周年を迎えた。

05それを記念して開催されたのが「ランティス祭り」。
10周年を記念した2009年以来の開催だ。

10今回は東海(三重)、関西(大阪)、関東(東京)、東北(仙台)エリアでの開催。東京では去る9月中旬に開かれ、現時点において残すところは東北公演のみとなった。

20東京公演の会場は台場の潮風公演。
初めて行ったが、東京湾に面したとても気持ちのいいところ。ちょっと薄曇りで暑くなくて助かるワイ。
まずは芝生に陣取ってのんびりムード。

30「祭り」らしく特製の神輿も展示されていた。

40会場内には色々な出店が設置され、幕間には長い行列ができた。
それにしても「ドネルケバブ」ってのは、こうした光景にもう完全に溶け込んだね~。この手のイベントとなるとどこでも見かけるようになった。チョット前まではついぞ見かけなかったのに…。

50会場の外にも色々な出店がたくさん!

60人気のオリジナル・ドリンク売り場。

70カラオケ大会も!

80関東公演は3日間。この日は最終日のもよう。総勢17組の出演。

90GRANRODEOの出番を待つファンたち…。

95陽も落ちてきて、ますます雰囲気が盛り上がって来たゾ!

110
左右に大型ビジョンが取り付けられた巨大なステージ。
120

最終日のトリのひとつ前…

130ステージに上がっているのは…。

140栗林みな実

2_img_0251ギターにe-ZUKA!

160vもちろんMarshallが背後に控えとる!

170v下手にはベースの瀧田イサム

180容赦なくビシビシとギター・ソロをぶちカマすe-ZUKAさん。

1903曲の演奏であったが、存在感のあるパフォーマンスはトリ前にふさわしいステージだった。

200そしてお待ちかねのGRANRODEO!

210登場しただけで、もう東京中に響き渡るほどの大歓声が!

220KISHOW(谷山紀章)

230ve-ZUKA(飯塚昌明)

240v瀧田イサム

250v長井VAL一郎

2601曲目は「変幻自在のマジカルスター」。

270堰を切ったようにハジキ出されるスリリングなギター・フレーズ!

280vもちろんMarshallから。

290v「もう夏を忘れちゃったのか~?!」陽が落ちてかなり涼しくなってきたからね。
「オレたちだけの夏を体感しようぜ!」と叫ぶKISHOWさん。
295v
今年の夏は残暑がなかったから…助かったような、チト寂しいような…。
320

残暑があろうがなかろうが、暑かろうが涼しかろうが…
300
ココだけは夏より熱いぞ!
235v

…ってんで2曲目は夏の歌、「サマーGT」。

310v「♪サマーサマー」とみんなの合唱がスゴイ!

330v客席を見るとみんなニッコニコ。すごくいい顔をしてるんだ~。

340v3曲目では栗林みな実さんとのコラボレーションも実現。
みな実さんは11年前に声優を務めていて、『君が望む永遠』の時の相手役がKISHOWさんだった。
涼宮遙がみな実さん、鳴海孝之がKISHOWさん。

350「孝之と遙」に戻って歌うというみな実さん。
曲は「未完成のGUILTY」。
360v
何の違和感もなく自然に繰り広げられるパフォーマンスはまるでみな実さんがGRANRODEOのメンバーでもあるかのよう!

1_img_0085もう1曲は「Rumbling Hearts」。
大歓声に見送られてみな実さんはステージを後にした。

2_img_0006

GRANRODEOのステージも残すところあと2曲。
「エ~!」っていうけど、この日ここまでで全部で45曲!スゴイよ。完全に丸一日「ランティス浴」!

3655曲目は「modern strange cowboy」。
何度も巨大なステージを端から端まで駆け抜けたe-ZUKAさん。

380最後となる6曲目は定番「Go For It」!

370

やっぱりどれも曲がいいから聴きごたえ十分。そしてこの曲は見ごたえも十分だ。
390
「IGPX」のパートは「男子」、「女子」から始まっていつもの盛り上がりようだ!

385v今日のVALさんのはえらくスタンダードだったな~。「ココにいる人全部!」だからね。やさしいVALさんらしい。
それにしても撮れない!ゴメンナサイ!シンバル、シンバル・スタンド、タムタムの間からチラチラと見えるVALさんの顔を何とか激写。

386v息もつかせぬ弾丸のような演奏は非の打ちどころがない。そして何よりも楽しい!

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みな実さんとのコラボも含めて全6曲。アッという間だったがこの巨大なお祭りの最後をかざるにふさわしい賑やかなパフォーマンスだった。
三社や鳥越じゃないけど、やっぱり祭りはにぎやかじゃないと!

381
GRANRODEOは9月24日には6枚目となるニューアルバム『カルマとラビリンス』を発表。来年の2月には大ツアーも決定している。Marshallとともに!楽しみだ。

GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

400vフィナーレは今日の出演者全員がステージに上がってランティス祭りのテーマソング、「Starting STYLE!!」を熱唱した。

410ランティスの詳しい情報はコチラ⇒Lantis Web Site

420(一部敬称略 2014年9月15日 東京潮風公演特設ステージにて撮影)

2014年10月26日 (日)

【号外!】 Marshall Blogが2周年を迎えました!

2012年10月26日。ちょうど2年前の今日、Marshall Blogをスタートしアッという間に丸2年が経過しました。
土日祭日、盆暮れを除いて毎日更新を繰り返し、その記事の数、530回。
以前の記事も合わせると1,500回近くにのぼります。
マァ、自分でも「よ~やるわ」と思う部分もありますが、Marshallやロックの素晴らしさを伝えることにひとかたならぬ喜びと(勝手ながら)責任感を感じております。

ここまでやってこれたのもひとえにご協力いただくミュージシャンの皆様と関係者の方々、そして何よりも毎日更新を楽しみにしてくださっている読者の皆様のおかげと心から感謝申し上げます。

M2_1_2これからも身体が続く限り皆様にお届けしたいと思っています。
やたらと重いカメラをブラ下げながらコンサート会場を元気に駆け回ることは足腰の鍛錬になるでしょうし、少ない脳味噌を捻りに捻って文章を紡ぐことはボケ防止にも効果があるでしょう!

M2_2 これからもMarshall、NATAL、EDEN、そしてMarshall Blogをお引き立てくださいますようなにとぞよろしくお願い申し上げます。

そして、いつもMarshall Blogのよき協力者であり、助言者であり、批評家であり、また熱心な読者である最愛の妻にこの場をお借りして感謝の意を表させて頂きます。

(撮影:森永好明氏  ありがとうございました)

【号外】Jack Bruce逝く

ブリティッシュ・ロック界、ベースの巨人、Jack Bruceが逝去したとの報せが入った。
またか…。

…といっても、正直Creamにすら夢中になったことのない私なのでこうした追悼の号外を出す資格はないかも知れない。
ま、それでもCream時代はMarshallだったハズだし、何枚かは古いソロ作品を持ってはいる。この『Songs for a Tailor』なんかはチョットよそのロックとは違うフィーリングがあってなかなかにいい感じなのだ。

3_img_0004 下の1970年の『Thinkgs We Like』というアルバムは好きで、今でも時々引っ張り出してきては聴いている。
このアルバムでの彼は、トレードマークと言える「ジージー」唸るディストーション・ベースではなく、ウッド・ベースのプレイに集中し、ストレート・アヘッドなジャズを演奏している。
コレがCharlie Hadenみたいで実にカッコいい!
もともとはジャズの人というから驚いたり感心したりすることはないのだが…。
それと、John McLaughlin。3曲目の「Some Enchanted Dick」というバッピッシュなブルースなんてなかなかの聴きものだ。
しかも、Mel Tormeの「Born to be Blue」まで演っちゃってる。この曲は「Born 2 B Blue」としてなぜかSteve Millerもカバーしている。
詳しい来歴は知らないが、まさにこの辺りの音楽こそ「Things he liked」だったんだろうね。

ちなみにイギリスのジャズって結構好きで、George ShearingとかMarian McPartlandとかTubby Hayes等の大御所はちょっと聞き方が違うが、John Surmanだとか、Mike Westbrookとか Ian Carrみたいな比較的コンテンポラリーな人たちは、どこか密室で悪いことをコソコソやっているような感じがして好きなの。

Jack BruceはCreamやWest, Bruce and Laingあたりでロック界に名を馳せ、経済的な成功は手にしたかもしれないが、こうしたストレートなジャズ・アルバムを耳にすると、なんかもったいなかったような気がしたりもする。

3_img_0008ところで、今回、【号外】を出したのはちょっとした符号があって、その特段ファンではないJack Bruceのライブ盤を2か月前にタ~マタマ買ったこと。

それと、一週間ぐらい前に三宅庸介さんが「こんなの見つけましたよ!」とTony WilliamsのLifetime時代のMcLaughlinが、ガッツリと1967Majorのフル・スタックを背後に控えさせている写真のベースがJack Bruceだったこと。

「虫の知らせ」だったのかもしれない…と思い、こうして号外を出すことにした。
それにしても、まだ伝承作業が全然進んでいないのにジワリジワリと減っていくロック界の巨人たち。
このままいけば60~70年代に隆盛を極めた本物のロックは死滅することだろう。
拝金主義が殺すのだ。

さようならJack。

3_img_0010

【号外】桑名正博三回忌

月日の経つのはまったく早いもので、今日は桑名正博さんの三回忌。
たまにしかお会いできない方だったので、いまだに天国に行ったという実感が湧かない。毎晩どこかで、あのカッコいい声で、日本のロックを歌い上げているような気がするのである。

去る15日には晴子さんや喧ちゃんが集い、神戸で「三回忌フェス」なるイベントが開催された。
Marshall Blogでは過去のマサヤンにかかわる記事を読んで故人を偲ぶことにする。
ああ、マサヤンの歌が聴きたい!

<Shige Blog>桑名正博さんのこと
<Marshall Blog>マサヤン天国ロック生誕60祭<前編>
<Marshall Blog>マサヤン天国ロック生誕60祭<後編>

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2014年10月24日 (金)

【SHEENA & THE ROKKETS 35周年記念特別企画】 ROKKET RIDE TOUR @ 野音 <後編>

シーナさんが登場し、一段とテンションが高まったステージ。

10_2「構っちゃいられない、今ゴキゲンなんだ!『ROKKET RIDE』やってるんだよ、『ROKKET RIDE』の真最中!」
…と、ニュー・アルバム『ROKKET RIDE』をライブで完全再現中!

コレが2014年7月23日、『JAPANIK』以来6年3か月ぶりにリリースしたSHEENA & THE ROKKETSのニュー・アルバム『ROKKET RIDE』。

Sb_rokket_ride
鮎川さんは、しばし愛用のLes Paulから離れて白のSGを弾いた。
ギターが似合う人はどんな形のギターを下げてもビシッとキマるね。

20_2シーナ

30v_2

鮎川誠

40_2奈良俊博

50v川嶋一秀

60vシーナさん作曲の「太陽のバカンス」。

70v_3やっぱりこういう曲はいいね。
よく「懐かしの昭和」って言うけど、そんな感じはあまりしないところがあってネェ…。
もちろん指でダイヤルを回す黒い電話だとか、ペダルのついた冷蔵庫、足のついたテレビ、牛乳瓶のフタ、ライダー・スナック、チクロ、PCB、BCG…なんてのは懐かしいけど、こと音楽に関しては、歌謡曲やロックの別を問わず「懐かしい」よりも「素晴らしい」とか「カッコいい」という感覚の方が強いのだ。
いまだに新鮮で力強い。
やりたいことやまだできることがたくさんあった時代の産物だからね。今の音楽とクリエイティビティが格段に違う。
そういう時代からロックをやっている人たちが作ったアルバムが『ROKKET RIDE』。

80v続けて「Baby Love」。ミディアム・テンポのさりげない作品だが歌詞がスゴイ!

90vギターを替えたところで鮎川さんの音だナァ~。鮎川さんの1987の音だ。

100v_2一変して「Wild Thing」を彷彿とさせるハード・チューン「ROCK FOX」。

110vやっぱりこういうラフでワイルドな曲のギターはシンプルなクランチ・トーンでガツンとキメるべきだ。
これが本来のロック・ギターのサウンド。も~タマらんわ、ホントに。
170_2
また曲調が一変して「電撃BOP」。
1940年代に「Be Bop」という新しいスタイルのジャズが隆盛を極めた。「モダン・ジャズ」とはこのBe Bop以降のジャズのこと。
諸説あるらしいのだが、「Be Bop」という言葉の意味は「刃物を使った危険なケンカ」を指したらしい。
この「電撃BOP」もジャズのBe Bopの語源よろしく切れ味鋭いロックンロールに仕上がっている。

155

こんな曲が飛び出して来れば観客がノラないワケがない!
160v_2

「I'M SO GLAD」。Creamじゃないよ。
これまた曲の雰囲気が変わって、へヴィなシナロケ調ファンク・チューン。

120

鮎川さんが「ブルースを聴いてください」と紹介した次の曲は音楽評論家/編集者/DJの山名昇さんが作詞をした「夢にしか出て来ない街」。
130_2

なるほど、重厚なマイナー・ブルース。
軽佻浮薄な今のロック・シーンには絶対出て来ないタイプの曲。日本のロックの香りがプンプンする。
140_2
「素敵な仲間」…

150_2
「風を味方に」と軽快なナンバーが続く。

180
『ROKKET RIDE』のコーナーの最後は「ロックンロールの夜」。
作詞は、2007年に亡くなられた阿久悠さん。
「オレたちみたいなパンクなヤツらに心を込めた詩をくれてありがとう!」と鮎川さんはこの曲を紹介した。
阿久さんがSHEENA & THE ROKKETSに最後に提供した言葉たちなのだ。

2_img_0149 いったんステージから降りたシーナさんが再び登場した。
ここでふたりからメッセージ。
シーナさん、「みんなのおかげでここまで来た。ありがとう!ロケッツ最高でしょう!私の夢をありがとう!みんな夢を持って頑張ってね!私みたいに夢を忘れないで!ロックをずっと好きでいてね!マコちゃん、用意はいいか?!」

鮎川さん、「野音のロケッツのパーティに来てくれてありがとう!東京23区から(ここで大爆笑!)、神奈川から、埼玉から…いろんなところからたくさん来てくれてありがとう!
1969年にウッドストックがあって『海の向こうじゃ外でコンサートをやりよるんか?オレらもやりたいのう!』と思った。野音はロックの聖地。また野音で演れた!最高です!」

2_img_0693 今とまったく違って、レコードを出すなんてことは夢のまた夢。数少なかったライブハウスに出ることですら成功の証しのひとつだった時代の人たちにとっての武道館や野音は今の人たちと重みがまったく違う。
私なんかふたりの言葉を聴いていてとても感動的なメッセージだと感じた。一部面白かったけど。

そしていよいよパーティはクライマックスへ!

205シーナさんのクールなブルーがステージに映える!
1981年の『PINUP BABY BLUS』から3曲。
2_img_0535

「PROPOSE」…
たまにはMarshallの裏から…。

250v_2「CRY CRY CRY」…
265v
「PINUP BABY BLUES」と続いた。

260_2もうこの辺に来ると後はナニが出てくるか大体わかってくるよね。
まずは「Lazy Crazy Blues」。
この曲好きだったな~。

235

お待ちかねの「レモンティー」!
270
この曲は数少ない日本のロックのスタンダードになったね。

280v

爆発する観客のパワーをねじ伏せる強靭なリズム隊のラストスパート。

275vやっぱりこの疾走感は最高だ!

276v
しかし、こうしてステージ前っ面までお客さんを入れた野音は記憶にないナァ。今頃になって開演前にお客さんの長蛇の列が出来ていた理由がわかったりして…。本当にすごい熱気!

220
本編最後は「You May Dream」。
泣いちゃった。一緒に歌いたかったんだけど、音を聴いているだけでナゼが涙がボロボロ出て、嗚咽がこみ上げて来ちゃって歌えないの。
何だろうね、こういうのは?年を取るってこういうことなのか?
頼みもしないのに脳みそが勝手に昔のことを引っ張り出してきやがる。決して戻りたいとは思わないのにどうして恋しいんだろう?

210_2

音楽って本当にスゴイ。いい時代に青春時代を過ごせてラッキーだった!
今の若い人にも35年にはこんな経験してしてもらいたいと思う。いい音楽を、いいロックをたくさん聴いて欲しい。

ところがね、私だけじゃなかったのですよ。
辺りを見回すと涙をボロボロ流している人がたくさんいた。家内も泣いてた。みんな照れながらシーナさんと一緒に歌ってた。

280_2『ROKKET RIDE』収録の全12曲を含んで本編25曲の演奏を終了した。

290_2アンコールは鮎川さんのMCから…。
「ロックって本当にハッピーになれる。野音でいい風も吹いて、こんな夏の夜を過ごせるのは最高!」
我々関係者は事前にセットリストを頂戴するが、そこにはアンコール候補曲がズラリと書いてあった。
そこには私が大好きな「アイラブユー」もあって、プレイしてくれるのを期待していたんだけどね…。

「35年もやりよるから、やりたい曲がいっぱい、いっぱいあるんよ。でも「Sweet Inspiration」を演れば「Happy House」も演らなきゃいかん。「Happy House」を演れば「ロックの好きなベイビー」も演らなきゃいかんことになるけん。
でも、野音は時間が厳しいけん、そんなには演りよらん。新曲を聴いて欲しかった。そしたら時間がなくなりよった!」
…と事情を説明しておいて…
「それで選んだ最後の曲はやっぱりコレ!」と弾き出したのは「Satisfaction」だった!

300まさに観客と一体となった熱気あふれる演奏は、鮎川さんたちの感謝の気持ちを込めた一大ロック賛歌のようだった。

310_2私的に「Satisfaction」は郡山のことを思い出させてくれたりしてとてもハッピーな気分になれた。やぱり鮎川さんのおっしゃる通り、ロックは気分をハッピーにしてくれる。
それにしても素晴らしいパフォーマンスとギターのサウンドだった。
今、デジタル・テクノロジーの進化で、玉石混交、色んなものが出てきているが、やはりこの手のギター・サウンドを伝承していかなければならないでしょう。なぜなら、何回も言うけど、これがロック・ギター本来のサウンドだから。

それと、一昨日の記事の中で紹介した鮎川さんの著書『200CDロックンロール』の腰巻(帯)にこんなことが書いてある。
「異端パンク、正統ロック、伝統ブルース、わくわくする音はつねにこの3つがせめぎ合っているよ!-鮎川誠」
コレはまさしく「ロックの原理」だよね。同じようなことを時折マーブロに書いているが、同感。
今のロックがロックに聞こえないのは、この鮎川さんが指摘する3つの要素が極端に希薄だからだと思う。特に「ブルース」は完全に切り捨てられている。

320_2最後にもう一度SHEENA & THE ROKKETSを支え続けてくれるファンに感謝の言葉を贈りショウは幕を下ろした。

340次は40周年か…きっとすぐに来ちゃうよ。楽しみだ!

350_2Koncratukations, SHEENA & THE ROKKETS!!

360SHEENA & THE ROKKETSの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAl WEB SITE a.k.a.ROKKET WEB

370_2(一部敬称略 2014年9月13日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)

2014年10月23日 (木)

【SHEENA & THE ROKKETS 35周年記念特別企画】 ROKKET RIDE TOUR @ 野音 <前編>

昨日、「前夜祭」的に鮎川誠さんとの関わりを記事にさせていただいた。

もうひとつ、浅草のロック座での『ニュー・イヤー・ロック・フェスティヴァル』でお行き会いしたことがあったのを忘れていた。
私は桑名正博さんのサポートを務める原田喧太さんのお供でお邪魔したのだが、あの頃はマサやんもジョーさんもバリバリにお元気で、楽屋はとてもにぎやかだった。

そうして考えてみると「日本のロック界」も大きく変わった。
それだけに偉大なるベテランのロックンローラーの皆さんにはますますパワフルな活躍を通じて「日本のロック」の保存・伝承にご尽力頂きたいと願っている。

そこへ登場したのがSHEENA & THE ROKKETSの6年3か月ぶりのオリジナル・アルバム『ROKKET RIDE』。
35年のキャリアが誇る円熟のロックンロール。
何も足すことも、そして何も引くことも必要としないロックンロール本来の姿がここにある。
Sb_rokket_ride
そのニュー・アルバムを引っ提げてのツアー、その名も『ROKKET RIDE TOUR』。東京公演の舞台は日比谷野外大音楽堂。

10

開場前には長蛇の列!

20各方面から贈られたたくさんの花束。

30楽屋の廊下にもビッシリ!

35物販もにぎやかだ!

36これはコンサート・プログラム。
ジャケット写真がそのまま表紙に転用されてるが、撮影は鋤田正義さん。
Marc BolanやDavid Bowieの有名なポートレイトをはじめ、数えきれないほどの名盤のジャケットの写真を手掛けている巨人。
サディスティック・ミカ・バンドの『黒船』、PANTAさんの『マラッカ』やYMOの『Solid State Survivor』、Adrian Belewの『Lone Rhino』他、枚挙にいとまがない。
『真空パック』他、SHEENA & THE ROKKETSもコラボレーションが多い。
私も大好きでちょっと前に『THE SHOOT MUST GO ON(K&Bパブリッシャーズ刊)』という著書を読んだがとても面白かった。
Jim Marshall、Cecil Beaton、そして鋤田さんが私の三大写真家ヒーロー。

37ちょっと脱線するが、田川ヒロアキの『Ave Maria』のジャケットの写真は、鋤田さんがお撮りにったMarc Bolanの有名なポートレイトをイメージして見よう見まねで撮影した。
ハイハイ、全然違いますね。わかってますよ。でもイメージするのは勝手ですから…。
自分ではとても気に入っている一枚。
脱線おわり。

Sb_am2 さぁて、ココでいよいよ鮎川さんのMarshallのおでましする。

ヘッドは両方とも1987。50Wヘッド、4インプット、ノン・マスターボリュームが1987の定義。
鮎川さんも生粋の50ワッターだ。
向かって左のメインで使用している方は1975年製。右のサブは1974年製だ。

40メインの1987。魚のトレード・マークがかわいい。
ノブはオリジナルのまま。

50セッティングはPRESENCE、BASS、MIDDLE、TREBLE、ぜ~んぶフル!
ビンテージ系のMarshallのセッティング法として、すべて「0」にしておいて、足したいところを上げていく方法と、反対にすべてフルにしておいて、不要な部分を下げていくという方法が知られているが、鮎川さんの場合はどっちでこの状態にたどり着いたのだろう?
何も考えずに「とにかくフル!終わり!」かな?

リンクはなし。左上にインプットしているのでボリュームは「4」ぐらいということになる。
昔、「Marshallは50W」と喧伝された理由の根拠がココにある。年代によって歪みの深さに差異はあるが、鮎川さんの1987はボリュームが「4」で「チョット強めのクランチ」という感じ。
この歪み加減を1959でやろうとしら恐らくボリュームは「6~7」にしなければなからないだろう。
するとどうなるか?
そう、音が大きすぎてしまってそう簡単にステージでの音量バランスが取れなくなる。
だから、比較的小音量で歪みが得られる50Wに人気が集中したのだ。
でもコレも「ギター&アンプ直結」もしくはそれに近い使い方をしていた時代の話でね。今みたいにゴロゴロといくつもエフェクターをつなぐご時世には関係のない話し。
その代り、「直結」の音はすさまじいよ。100Uのラックを持って来ても到底かなうまい。

60こちらはJCM800 2204の2x12"コンボ、4104。

70どうしても欲しくてイギリスからワザワザ取り寄せてゲットしたそうだ。今回出番ほとんどないようであったが、並べてくれているだけでもうれしい!

80裏はこんな感じ。
ヘッドとキャビネットの結線を交差させている。

90足元のようす。
何もない。つまりギターとMarshallの間にはケーブル以外になにも存在しない。完全なる「直」だ。このシンプルすぎるセットアップから飛び出す鮎川さんのギター・サウンドをひたすら楽しむのもシナロケのコンサートの楽しみのひとつだ。

100vいよいよ開演時間となった。
日本のロックの王者の35歳を祝う祭りだ!Kongratulations on the 35th Anniversary!

110ステージ下手から軽やかにステージに入って来た鮎川さん。

120vまずは観客に向かってあいさつ。

13021年ぶりの野音でのワンマン・コンサートだ!

140冒頭の何曲かはシーナさんが入らないトリオの演奏。

150鮎川誠

160v奈良俊博

170川嶋一秀

180vオープニングは「Madness City」。いきなり『ROKKET RIDE』からの曲を持ってきた!

190v超荒削りなギター・リフ。
ドワ~、なんじゃこの音!わかっちゃいるけど!
そう!これこそがMarshallのサウンド。これこそが何の混じりけのないピュアなロック・ギターのサウンドだよ!
とにかく音色が素晴らしい。

270v
続いて「夢のパラダイス」。時代はグッとさかのぼって1984年の『NEW HIPPIES』から。
ここからは80年代の曲が続いた。

200
1984年の『ROKKET SIZE』から3曲。

205v「I'M FLASH "Consolation Prize"(ホラ吹きイナズマ)」。
「consolation」というのは慰めることを意味する。つまり「Consolation Prize」で「残念賞」という意味。「何もかもウソっぱち、パッと光って消えちまう」…か。菊さんの歌詞はいつでもクール極まりない。

210「Vintage Violence」、「Dynamite」と続いた。

260

リズム隊のふたりはサンハウス時代からの盟友だ。ロックを知り尽くしたベテランのリズム隊。

230それだけに完璧なアンサンブルをクリエイトする。

240v1980年の『CHANNNEL GOOD』から「Dead Guitar」。
そして…

250vこのイントロ!Cliff Richardの「Move It」。そう「ビールス・カプセル」だッ!

273「♪オレの壊れた蛇口から噴き出る不純な飲料水」…これは一緒に歌ったわ~。
大好き!
でもこの曲を大好きなのは私だけではない。
220v
サカリのついたメス猫の「♪脳天を叩き割れ!」のお客さんの大合唱は超圧巻だった!
みんなにも聞かせたかったな~。

2808 曲目、「Batman Theme」に乗っていよいよシーナさんがステージに登場した!

290スゴイ存在感!
雰囲気がガラリと変わった。

300vしかし、ビックリしたのはこの曲。「バットマン」のテーマね。
セカンド・アルバムの『真空パック』に収録されたSHEENA & THE ROKKETS古くからのレパートリー。
「♪デデデデデデデデ、デデデデデデデデ、バッマ~ン」は誰もが知るところだろう。もちろん私も知ってる。
今回知って驚いたのは、この曲、作曲はNeal Heftiなんだってね~。
私なんかには、この人は作曲家や編曲家としてCount Basie Orchestraで活躍したイメージが強い。
Woody HermanのFirst Herdではトランペットを吹いていた。
ニール・サイモン脚本、ジーン・サックス監督、ウォルター・マッソーとジャック・レモンの傑作コメディ『おかしな二人(The Odd Couple)』の音楽もNeal Heftiだった。ちなみに「マッソー」はそのまま日本語式に発音しても外人には通じないぞ。

310ここからがスゴかった。
シーナさんが登場しての1曲目は『ROKKET RIDE』のタイトル曲「ROKKET RIDE」。
ナントここから先、オープニングで演奏した「Madness City」を除いて、ニューアルバムの曲順通りに全曲演奏してしまったのだ!

315v約40年。私もロック・コンサート歴の長さに関してはそう簡単に人後に落ちるつもりはないが、こんなのは初めてかもしれない。
ニュー・アルバムの曲をほとんど演るなんてのはいくらでもあるけど、たいてい1~2曲はスキップされるもんね。全曲演奏したのは他にVAN HALENの初来日ぐらいしか思い浮かばない。
しかも、順番もアルバムの収録順というのがスゴすぎる。こんなの他に絶対ないよ!

320オープニングの選曲やこの中盤の『ROKKET RIDE』をフィーチュアしたセットリスト、いかにこの新しいアルバムに惚れ込んでいるのかがわかろうというものだ。
350

ということで「ROKKET RIDE」に続いて「Ride the Lightning」。

340v35年間変わらないこの佇まい。「日本のロック」のひとつのシンボルだ。

330v
SHEENA & THE ROKKETSの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAl WEB SITE a.k.a.ROKKET WEB

380v<後編>につづく

(一部敬称略 2014年9月13日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)

2014年10月22日 (水)

【SHEENA & THE ROKKETS 35周年記念特別企画】鮎川さんとMarshallとわたし

街というものは変わるものだ。
よくテレビで有名人が下積み時代に過ごした街を訪れる番組があるが、あの中で「アっレ~、ココだっけな~?」と自分が住んでいた場所を思い出せないシーンに出くわす。
アレを見るたびに「そんなに思い出深い場所なのに何で忘れちゃうの?」なんて思ったりするのだが、アレは忘れてもいないし、本人が変わってしまったワケでもなく、街が変わってしまってわからなくなってしまうのだろう。

下の写真は新宿駅を背に小竹橋に向かう通り、いわゆる西新宿の光景だ。
かつてこのあたりに「新宿ロフト」があった。
前回いつ訪れたのかがサッパリわからないぐらい久しぶりにこの辺りに来たついでに、「新宿ロフトの跡はどうなってるのかな?」と思いつきブラリと足を向けてみた。

が…わからなかったのである。
どこにあったのかがハッキリとわからないのだ。
1970年代あんなに足繁く通い、80年代の初頭にはしばらくの間、月一回のペースで出演者の末席を汚していたのに明確な場所が特定できなかった。
街が変わってしまったのだ。

0010冒頭から脱線するが、ついでに…。
こちらはさすがにしょっちゅう通りかかるので忘れようがないのだが、渋谷駅前西武百貨店A館の裏。
下の写真のビルとビルに挟まれたやや背の低い建物。ここに何があったかを知る若者はまずいないだろう。
ここの4階に「渋谷屋根裏」があった。

今はBLITZだのZEPPだの大資本が運営する巨大なライブハウスが林立して、高校生も平気でコンサートに足を運んでいるが、ここに屋根裏があった時分は、「ライブハウス」というとまだ「いかがわしい危険な」イメージが世間にはあり、高校生が出入りすることは結構マレなことだった。

高校1年生の頃、当時スペース・インベーダーがものすごく流行っていて、スコアを伸ばそうと私も地元の小さなゲームセンターに入り浸っていた。そこでアルバイトをしていたお兄さんがバンドをやっていて、毎月新宿ロフトや屋根裏に出演していた。
何となく口をきくようになったある日、「別にライブハウスは危ないところではないから、ロックが好きなら観においで!」と誘われ、屋根裏に遊びに行った。多分16歳ぐらいだったと思う。
「あまり遅くならないように…」ぐらいのことは言われたと思うが、よく親も行かせてくれたものだ。
その後、今度は私が友達を誘うようになったが、それまでは学校でライブハウスに入り浸っているヤツなんて他にいなかったんじゃないかな?

これがライブハウスの初体験。その後は通ったね~。それでももっともっと色んなグループを見ておけばよかったと今、臍を噛む思いをしている。

その後、パンク/ニューウェイブが台頭してきてロックを聴かなくなってしまったので次第にライブハウスからは足が遠のいてしまった。
それが今では3日に一回以上のペースで仕事でライブハウスに通うようになっているのは運命だろうか?
「古巣へ帰ってきた」と言いたいところだが、ごくわずかな店を除いて、今のライブハウスに郷愁を感じることはまったくと言っていいほど…ない。

街も音楽もライブハウスもすっかり変わってしまった…。

0030v
今日の記事の主人公との出会いを記すにあたってはどうしてもライブハウスのことを書きたかった。


主人公とは、シーナ&ロケッツ、あるいは鮎川誠さんのことである。

私は高校生ながら洋楽の知識はひと通り持っていて、先に登場したゲームセンターのお兄さんにも引けをとらなかった。
しかし、こと「日本のロック」となるとからっきしダメで、ずいぶん色々なグループの存在をその人から教わった。
その中に「サンハウス」があった。
当時、サンハウスのレコードは完全に入手不可能で、そのお兄さんの友人に録音してもらったカセット・テープで初めてサンハウスのサウンドを耳にした。
それらは『有頂天』、『仁輪加』、『ドライブ・サンハウス』の3本で、もう聴き狂ったね。大好きだった。
完全洋楽ベースの曲に柴山さんの図太い声で「いかにも」の歌詞がビシっと乗ったサマは「日本のロック」の権化のようだった。
それにも増して夢中になったのは鮎川さんのギターだった。

そうなると当然ホンモノを見たくなるのが人情だ。ところが、サンハウスはとっくに解散しており、レコードですら入手できないのだからホンモノを見るなんてことは夢のまた夢。
年上のロック好きの人たちから耳に入ってくるのは、「何年か前に上京して鹿鳴館で素晴らしい演奏をして九州へ帰っていった」なんてまるで月光仮面かスーパーマンのような話しばかり。

そして、知ったのが鮎川さんが新しく結成したバンド、シーナ&ロケッツのことだった。
1979年、セカンド・アルバム『真空パック』を発表。
その頃に新宿ロフトではじめてホンモノの「鮎川誠」を目にしたのであった。
ここで冒頭のロフトに話が結びつくというワケ。
それはまだ改装前のロフトで店内がレンガづくりになっていた。
超満員でメチャクチャかっこよかったのを覚えている。
もちろん鮎川さんとお話することもなかったし、ご挨拶することすらできるワケがなかった。
(下のアイテムは後年になって入手したCD)
0020

それから時代は25年ほど下って2004年。
「Marshall Nite」というビクター主催のイベントが開催された。
渋谷のTOWER RECORDSの地下にMarshallの壁を持ち込んでコンサートを開催するという企画だった。
出演はデビューして1年足らずのFUZZY CONTROLに増子真二率いるDMBQ、そしてSHEENA & THE ROKKETSという布陣だった。
鮎川さんは、MCでMarshallの素晴らしさを熱心に説いてくれた。コレは特段お願いしたワケでもなく、鮎川さんが企画の趣旨をご理解されて自主的に対応してくれた。

「ボクはズ~っとMarshallを使ってきた。信頼のおける相棒だ」的なお言葉を頂戴し、とてもうれしかった。
ところが、この時はごどうしてもタイミングが合わずご挨拶をすることができなかった。

そして、2005年。場所は日比谷野音。『Lightnin' Blues Guitar Festival』というイベントが開催された。
仲良しの中野シゲさんや住友さんが出演するということでお邪魔させて頂いた。
MarshallのTシャツを着て楽屋でウロチョロしていると、「ちょっと、そのシャツ、写真撮らせてね」と声をかけてきた人がいた。
鮎川さんだった。
「イヤ、こんなシャツの写真を撮ったって仕方ないですよ!」と恥ずかしいのでお断りしたが、「構わん」とおっしゃって何回かシャッターを切られていた。
コレが初めて鮎川さんとお話をする機会となった。もちろん、それまでの経緯をご説明したことは言うまでもない。
ステージには愛用の1987がセットされていた。

さらに、5年もの月日が経ち、次にお会いする機会がやってきた。
場所は原宿のクロコダイル。
楽器業界の重鎮の還暦祝いのコンサートが企画され、鮎川さんとシーナさんも出演した。その頃はMarshall Blogを始めていて、撮影に忙しく簡単な簡単なご挨拶しかできなかった。
これはその時に撮影したうちの一枚。
写真には入っていないが、アンプはもちろんMarshallだ。

0040v

それから2か月後の2010年5月、『JAPAN BLUES SOUL CARNIVAL』のSHEENA & THE ROKKETSをMarshall Blogで取材させていただいた。
この頃にはお会いすれば「ヨウ!」ぐらいの感じになっていた。

この日のヘッドライナーはR&B/ソウルの大御所Solomon Burkeだった。日本初公演。
元よりその手の音楽を聴かない私は鮎川さんたちの取材が終わったら帰ろうかと思っていたのだが、開演前に鮎川さんが「今日のソロモン・バークは見逃せんよ~。ローリング・ストーンズの師匠やけんね」と話してくれたのでせっかくだから最後まで観ていくことにした。
これが信じられないぐらい素晴らしいパフォーマンスだった。
危なく見逃すところだったよ!
しかも、Solomon Burkeはこの日本での初公演から5か月後に急逝してしまったのである。もう2度とその歌声を生で聴くことはできない。
鮎川さんには二重に感謝している。

もちろんここでもMarshall。

0041

続いて同じ年の夏、フジ・ロック・フェスティバル。
私はとうとうサンハウスを観たのだった。
この時、Dweezil Zappaも出演していて、この一週間ぐらい前にロンドンで会ったばかりだったので、私の顔を見るなりDweezilは飛び上がって驚いていた。
「キミは一体どこに住んでいるんだい?!」って。

サンハウスの出番は夜になってからで、朝から降ったり止んだりの雨が強くなるばかりだった。
帰りの新幹線の時間も気になるし…チョコっとだけ観て帰ろうかな。
しかし、ナンのこたぁない。
結局、ほとんど全部観てしまった。だって演る曲、演る曲、好きな曲ばかりなんだもん!

しかし、この後がシンドかった。ずぶ濡れになって苗場の駅から乗った新幹線がガラガラのうえに冷房がギンギンに効いてて凍死するかと思った!
でも、心の中はとうとうサンハウスを見たよろこびで暖かかった。

残念ながら演奏中の写真は撮れなかったので、許可を頂戴して機材の写真だけ撮らせて頂いた。
もちろんMarshallにキマってる。

0042v

そして、2010年の10月。今度は「京浜ロック・フェスティバル」にお邪魔させて頂いた。
これがまた川崎の駅から超満員のバスで40分。会場がメチャクチャ遠くて難儀したな~。

考えてみるとこの時も野外。シナロケは野外が良く似合う。
もちろんこの時もMarshallだ。

0043v先のSolomon Burkeとフジロックの間に起こった出来事が(私的に)スゴかった。

福島県の郡山市立美術館が『スウィンギン・ロンドン 50's-60's ―ビートルズたちが輝いていた時代―』という企画展を開催することになり、JTM45 OffsetやJTM45/100を展示品として貸し出すことになった。
その時代に活躍した様々なグッズを展示し、ブリティッシュ・インベンションの時代を振り返ってみようという企画だ。

美術館のご担当者と打ち合わせているうち、私の悪いクセが爆発してしまった。
いつもの自分勝手な「ロック論」を熱くぶってしまったのだ。

10_2

打ち合わせから数日して美術館の学芸員の方から連絡があった。Marshall Blogもご覧いただいたうえで、「折り入ってのお願い」とおっしゃる。
「困った時はお互い様」とご依頼の内容を聴いてみると、その企画展の関連事業として『60'sロック談義』と題した公開座談会を企画しており、私に出席して欲しいという。
…ザダンカイ?
題名の通り60年代のロックについて、またロンドンについての話しをするという内容だ。
「60年代か…70年代ならまだしも、60年代はキビしいかな?」と思いつつ、対談の相手を尋ねると鮎川さんとシーナさんだっていうではないの!いわゆる鼎談だ。
51_2
上に記した通り、鮎川さんとはまったく存じ上げない関係ではないし、ましてや憧れの人だ。
人前で話しをするのは、キライな方ではない。Marshallのクリニックや研修を数えきれないほどやってきた。
目立ちたがり屋の自分としては飛びつくべき話しなのだが、鮎川さんのロックのキャリアと言えば、ビートルズが完全にリアルタイムなワケだし、ブルースやR&Bの造詣の深さたるや尋常ではなかろう。
直接ではないにしろ、時代的に実際に「ブリティッシュ・インヴェイジョン」をご経験なすっているワケ。
一方、こちとらローリング・ストーンズすらロクに聴かない、どちらかと言えば「正統派」から遠く離れた「変態」に属するロックファンだ。

コレは考えたね~。正直かなり悩んだ。訊けばお客さんもかなりの数だというし…。

学芸員の方とは若干「いいじゃないか~」、「ダメよ、ダメダメ」みたいな局面を経て、「ええいママよ!Marshallのためじゃい!」と結局お引き受けすることにした。
52
それからは徹底的に鮎川さん研究に没頭した。相手のことを知らないで対談するなんてエチケット違反だからね。
サンハウスや初期のシナロケはおかげさまでOK…ということで著書を漁った。
コレがまた読めば読むほど自信がなくなるようなご経験をされてらっしゃる。
「やっぱり、断ろうかな…」なんてことも考えた。

0030こんなのも読んだ。
こうして鮎川さんに関する情報を仕入れているうちに、不思議と打ち解けてきた気になった。
「そうか、要するに生きた時代は違うし、経験も異なるけど、我々は結局『ロックバカ』なんだな…」と…。
それからは楽だった。途中からおふたりの胸をお借りするつもりで何でも教わっちゃおう!という気持ちに変わったのだ。

0050もちろんシーナさんの本も楽しく読ませて頂いた。

0040

コレで準備万端…と言いたいところだが、実はまだ悩みが残っていた。

20v

この座談会、ただ座って鮎川さんのお話の相手をするだけでなく、一応司会役を仰せつかっていた。
司会とあらばツカミが肝心。段取りとしては冒頭でお客さんの笑いを取るのが一番手っ取り早い。

30_2

当時、「なぞかけ」がブームになっていた。「●●とかけて▲▲ととく。その心は××です」というアレだ。
コレで行こう決めた。そして、郡山にちなんだネタを仕込もうと考えた。
郡山って何が有名なんだ?何しろ一度も行ったことがない場所だ。
地名で行くか?「こおりやま、こおりやま…」。「こりゃマァ」でナンカできるかな?
ん~、いいのが浮かばない。
有名な食べ物は「ママドール」というお菓子か…?
ダメだ…いいアイデアが出てこない。こうなりゃチョイと浅草演芸ホールまで行って「ねづっち」にお願いしてくるか?

40v_2…とかなんとか言っているうちに当日が来てしまい、座談会の心配はどこへやら、「なぞとき」のネタができずに新幹線の中で七転八倒する始末!
それでも出ない!
それでも最終的に強引にヒネリ出したやつを携えてこの超立派な美術館に入り込んだのであった。

50vドワッ!開演を待ちわびる人でロビーがゴッタ返してるし!こりゃ責任重大だぞ!

60…と、いよいよ開演時間になり総合司会の方からご紹介を頂き予定通りカマしてみた。

「郡山とかけまして…台所に通じる廊下ととく、その心は…『ママドール』。しげっちです!」

コレが大ウケよ、大ウケ。もちろん郡山の方々が飛びっきり優しい人たちだということなんだけどね。
でもね、コレ、本当の話で、終演後私のところにやや年配の方がいらして、「アノ~、あの『ママドール』のなぞとき、会社の宴会でやってもいいでしょうか?」とおっしゃるではないの!うれしかったよ!
そんなこと私にワザワザ断らなくたっていいのにね!もう、郡山がいっぺんで気に入っちゃった。

T_img_0039 そして、いよいよ鮎川さんたちをお迎えした。

70_2ものスゴイ歓声!お客さんは200人は優に超えていただろうか?決して小さくはない講堂が満員になっていた。

80事前の打ち合わせは一切なし。主催者側からの話題に関するリクエストもなし。
完全アドリブですべてが展開した。
と言っても、例の鮎川さんの本があるでね。それを下敷きに色々と当時の話しをお聴きして座談会が進行した。
面白かったかな~。

90_2何しろ鮎川さんは「ビートルズ」の名前をお弁当を包んでいた新聞紙でお知りになったっていうんだから驚きよ。
他にもThe KinksのRay Davisとのことや当時の九州のロック事情など貴重なお話をたくさん伺うことができた。
最後の方では美術館のお気遣いで、Marshall Blogの「ロック名所めぐり」の写真を使って「プチ・ヴァーチャル・ロンドン・ツアー」なんてことやらせて頂いた。
鮎川さんもシーナさんもそれらの写真を熱心に見入ってくださり、とこどろどころコメントや質問をいただいてこのコーナーも大成功だったと思う。
100そして、最後にはおふたりのパフォーマンス。
ところが当日PCの調子が悪く、バッキングトラックが再生できなかった。
しかし、鮎川さんはゼ~ンゼンひるんだり困ったりする素振りなど見せず、「ア・カペラで演るけん!」とひとこと言って、シーナさんのタンバリンをバックに「Satisfaction」を弾き始めた。

110vもう「ロック」がそこに来て演奏しているようなすさまじいパワーで会場は大いに盛り上がった。
この時だってもちろんMarshall。
限定で発売した1987のコンボ、2187をお使いになった。

とにもかくにも座談会は大成功で、とても大きな拍手をお客さんから頂戴してようやく肩の荷を降ろすことができた。

もうひとつとてもうれしかったのは、その学芸員の方が…私に任せて間違いなかった…とおっしゃってくれたことだ。

120v終演後は閉館して貸切状態になった展示場を鮎川さんとシーナさんたちとでユックリ見学させていただいた。
先にも触れた通り、数えきれないほどの50~60年代のグッズが完全な形で展示されていて、実に興味深い。
初めて見るようなモノあり、なつかしいモノもあり…。

125vしかし、やはりメインとなる展示は音楽関連のアイテムだ。
Jimmy Pageのギターや衣装も展示されていた。

130_2このMarshallは1962年に産声を上げた初のモデルJTM45 Offsetのリイシュー。

140vこちらは初の100WモデルJTM45/100。
壁面にThe Whoの『Sell Out』や『A Quick One』や『Tommy』のジャケットが飾ってあるが、そう、Pete Townshendの依頼でJim Marshallが製作に乗り出したのがMarshallの100Wモデルのスタートだ。

150_2展示室にはテレビが備え付けてあってミケランジェロ・アントニオーニの『欲望(Blow Up)』がエンドレスで流れていた。
この映画の音楽はHerbie Hancockが担当しているが、Jeff BeckとJimmy PageがThe Yardbirdsのメンバーとして出演している。
我々ロック・ファンの間で最もおなじみなのは「Stroll On」という曲でJeff Beckがノイズにハラを立てギターとアンプを壊すシーンだろう。
元々このシーンでは「Train Kept A-Rollin'」が使われる予定だったが、この曲の著作権を管理する音楽出版社が法外な使用料を要求したため「Stroll On」になったという。
脱線ついでに…。
監督のアントニオーニは当初、このシーンにThe Whoを起用したかったが、ギターを壊すパフォーマンスばかりが話題になることに嫌気がさしていたPete Townshendは出演を断った。
加えて、Tomorrowの前身のThe in CrowdというバンドにいたSteve Howeも出演の候補に数えられていて、破壊用のES-175を何本か用意していたにもかかわらず、知名度で負けてThe Yardbirdsがこのシーンにお目見えすることになったのだそうだ。

美術館の展示ではこのシーンがピックアップされて繰り返し上映されていた。
鮎川さんは先述の「200CDロックンロール」という著書の中でこの『欲望』のサントラ盤を選出しており、何度もこのシーンをご覧になっているハズだと思うのだが、この時も穴の空くほどジックリ見入っていたのが印象的だった。


おふたりはMarshallの前でポーズを取ってくれた。
同行した家内はシーナさんと「パン好きはダイエットするのが大変だ」なんて話しをしていたナァ。
ちなみに先の座談会の写真は家内が撮影した。

鮎川さんたちと親しくなるわ、ギャグはウケるわで、人生の中でもマレに見るエキサイティングな一日だった!
郡山市立美術館の皆様にはこの場をお借りして改めて心から御礼を申し上げます。

郡山へのお礼の意味を込めてもちろん「ママドール」を買って帰ったことは言うまでもない。

160v座談会に先立ってのSolomon Burkeの時の野音で鮎川さんの著書にサインを入れて頂いた。
「Keep A-Rockin'」は「Train Kept A-Rollin'」に倣っての表記かな?
0060
名前を消させて頂いたが、家内はシーナさんにサインをしてもらった。「i」の点がハートになっているところがかわいい。
0070_2

さて、最後にMarshallとコンビを組む鮎川さんのもうひとつの相棒を紹介しておこう。
Marshall Blogでギターについて詳しく触れるのは初めてのことだ。

170v1969年製のGibson Les Paul Custom。恐らく日本で最も有名なLes Paulの内の1本だろう。

180vさぞかし何度もリフレットしているのかと思ったら案外そうでもないらしい。

190v満身創痍のボディ表。

200v_2リア・ピックアップが少し傾いてしまっている。

210v実は、上の写真は今年9月に撮影したもの。
そして下は郡山市立美術館で撮影したもの。よく見るとブリッジ・サドルが交換されているようだ。

T_img_0038 リアのトーン・ポットのノブは4年経っても取り付けられていない。
このハット・ノブについているハズの数時なんか完全にのっぺらぼうになっちゃってる。

220vテールピースとスタッドも最早一体化している。コレの方が振動の伝導率が高くてサスティンが稼げたりして…。

230ボディ・サイドもかなり塗装部分が減ってきている。

240v_2ストラップ・ピンも何回も交換されたのかもしれない。

250_2ヘッド裏、ペグは交換していないと聞いた。

260v_2あ~あ、ネックはもう完全に塗装がなくなっちゃってる。

270vボディ裏の塗装もかなり剥がれている。残っているのは60%ぐらいか?

280v触ってみるともうツルッツルのドモホルンリンクル状態。
塗装はハデに剥がれているにしてもズボンのベルトの傷がまったく見当たらない。

290vジャックも何度か交換されているに違いない。

300へへへ、役得、役得!
写真には私のフォト・クレジットが入っているが、実際には鮎川さんが撮影してくれた。
宝物の写真だ。

このギター、鳴りがいいのはもちろんだが、それよりもネックを握った瞬間「アレ?あったたかい」と感じた。
愛用のMarshall 1987とともに鮎川さんの愛情を分かち合っているからなのだろう。
1969年生まれだから今年で45歳。なんだよ、オレの方が年輩じゃねーか!

鮎川さんの前で何を弾いたかって?
「キング・スネーク・ブルース」と「レモンティ」!

320v_2そして、SHEENA & THE ROKKETSは今年デビュー35周年を迎えた。

T_img_0344Marshallとともに歩んだ35 年。我々Marshallとしても光栄だ。
明日、明後日と35周年記念コンサートの模様をレポートする。

SHEENA & THE ROKKETSの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAl WEB SITE a.k.a.ROKKET WEB

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2014年10月21日 (火)

SCANDAL LIVE HOUSE "10″DAYS:急に来てもらってゴメン。2014 ~新曲やるから聴いてよ~」

しっかし、10DAYSですよ、テン・デイズ…日本語で言えば「10日」。スゴイな~、SCANSDAL。
タイトルにあるようにライブ・ハウスでほぼ連続で10回興行を催すという企画。
もっとも横浜アリーナや大阪城ホールを簡単にソールド・アウトにしちゃうんだからコレぐらいは朝飯前ってとこでしょう。
しかも、「ライブハウス」なんつったって、赤坂BLITZだからね。我々古い人間から見たら中野サンプラザや新宿厚生年金会館と同じよ。
我々の世代のライブハウスといえば200人も入れば立派な方だったからね。

「連続興行」といえば思い出すな~、東京おとぼけキャッツの「渋谷屋根裏5日間連続興行」。行ったよ~、高校生の時。最高に楽しかったな。
それでも、スタンディングでパンパンに詰めて1回150人ぐらいか…。それを5回やっても750人。SCANDAL一回分の半分にも満たない。
…なんてこと書いても、コレを読んでいる若い人に通じるワケもないことは百も承知。SCANDALのメガっぷりを書いたつもり。
でも、楽しいことは世代も時代も関係なく共通だ。

10そんなワケでお邪魔してきたのは初日の公演。楽しかったわ~。

20HARUNA

30MAMI

40vTOMOMI

50RINA

60v超満員の観客を前に繰り広げられるパフォーマンスはいつ見ても素晴らしい。
ワタシなんざ日ごろジャズだ、現代音楽だ、民族音楽だ、プログレだ…なんて一般的にはマイナーで、ともすれば変態扱いされかねない音楽に夢中になっているけど(「変態扱い」された方がうれしかったりもする)、SCANDALのコンサートに足を運ぶたびに理屈抜きでロックの楽しさを思い出させてくれ、約40年前の自分をそこに発見したりする。

70オープニングはバシッと「SCANDAl BABY」。

80vそりゃ盛り上がるにキマってる。当然の大合唱。

90TOMOMIちゃんの大サビから、その後の「♪本当はいつもあなたにわかって欲しいと思ってたよ」のパートが大好き。
ここのお客さんとの大合唱が感動的なんだな~。「思ってたよ」のところでグッとくる。

100vしかし、この曲って改めてよく聴いてみるとBernie TaupinとElton Johnコンビの作品のような印象を受ける。実際SCANDALにも「Your Song」って曲があるもんね。
歌詞とメロディの符割りに意外性が感じられるのだ。これも日本語とロックの垣根がきれいサッパリ取り去られた証明だと思う。

若い人たちには信じられないだろうけど、70年代のはじめ、つまり日本のロックがまだ赤ちゃんで「ロック=洋楽」だった時代、「日本語ではロックができない」ということが普通に言われていたんだよ。
それを否定して日本語のロックを成立させて見せたのが「はっぴいえんど」というバンド…というのが歴史的定説になっている。
でもね、私論ではあるし、ひいき目ではあるかもしれないが、「頭脳警察」の方がそれより先にロック・スピリットを欠かすことなくソフィスティケイトされた日本語をロック・ビートに乗せたと思っているのですよ。
興味のある人はドンドン聴いてみて!70年代の日本のロック、とてもカッコいいよ。聴かないとモッタイナイよ!

110MAMIちゃんは今日もMarshall!

120ヘッドはいつものJCM2000 DSL50。キャビネットは向かって右が1960AX。左が1960AV。

130ウワ!大発見。
ふなっしーのステッカーが前回見た時と変わってる!

140足元のようす。

150こっちはステージ袖の機材だ。

160青いレスポールはお初かな?

170今回もこのセットで轟音をブッ放してくれたMAMIちゃんなのだ。

180会場はもう最高の盛り上がりようだ。ここのお客さんは無暗に暴れたりしなくていい。
SCANDALの音楽を心から楽しもうということだ。

190おなじみのレパートリーだけでも興奮の極致なんだけど、タイトルに偽りなく、ショウの中盤で新曲もガツンと披露された。
「新曲あるよ~」なんて言おうもんなら耳もつんざけんばかりの大歓声よ!

191RINAちゃんと…
193
MAMIちゃんの共作「お願いナビゲーション」。

230v
TOMOMIちゃんの「缶ビール」。タイトルにはギョッとさせられるけど、いい曲!

19211月19日にシングルでリリースされる「Image」などが披露された。

200vもちろんお楽しみのMCもふんだんに盛り込まれていと楽し。
先日RINAちゃんのドラム・クリニックを撮影させてもらったんだけど、アレもすごく楽しかったな。おっそろしくキチンとオーガナイズされた内容で、クリニックの「鏡」的な内容だった。

210「会わないつもりの、元気でね」、「スペースレンジャー」等のいつもの人気チューンもふんだんに盛り込まれ…
260v
すさまじいまでのエキサイトメント!こういうのこそ「興奮のるつぼ」っていうんだよね~…って一番興奮してるの自分だったりもするが。

240v本編クロージングは「DOLL」。

250全15曲。上演時間も特段長いワケでもないが、それにしてもアッという間!
コレでいいのよ。「SCANDAL BABY」でガツンとスタートして「DOLL」でサラっと〆る。カッコいい構成ではないか!これが一流のショウだ。

270全員ツアーTシャツに模様替えしてのアンコール。

280曲は「瞬間センチメンタル」。1曲。アンコールは一回。コレでいいのだ。

290アッパレ!この「10DAYS」の会場限定で初期のアルバムのアナログ盤もリリースされた。いい傾向だ!やっぱりレコードはいい。

300v12月3日にはニューアルバム『HELLO WORLD』をリリース。

310v年明けにはニューアルバムを引っ提げて31本というSCANDAL史上最多公演数を誇るツアーが催行される。『HELLO WORLD』と銘打ったワールド・ツアーだ。海外ではアメリカ、フランス、イギリス、香港、台湾の5か国での公演が発表されている。
イギリスはどこで演るのかな?Marshallの連中に教えてやろう。

320vLast but not least!
今年も『SCANDAL コピーバンド/ヴォーカリストコンテスト』が開催されている。ファイナルは12 月14 日。会場は品川のステラボール。AXなくなっちゃったからね。
例年同様、熱戦が繰り広げられることだろう。楽しみ!

昨年のようすはコチラ ⇒SCANDALコピーバンド/ヴォーカリスト・コンテスト vol.4

330vSCANDALの詳しい情報はコチラ⇒SCANDAL Official website

340(一部敬称略 2014年9月14日 赤坂BLITZにて撮影)

2014年10月20日 (月)

DAMIJAW 2014 tour "THIS IS MY WING"

毎回胸のすくようなストレートなサウンドでロック魂をブチまけてくれるDAMIJAW。
これまでにも何回かステージを紹介させてもらっているが、今回も『THIS IS MY WING』と銘打った大規模なツアーの東京公演にお邪魔させていただいた。

10_4ka-yu

20v_3ギターのサポートは原田喧太。

30v_2背後に控えしは当然Marshall。
喧ちゃんもJVM410HとMODE FOURのBキャビネットのコンビネーションがお気に入りだ。

40_4これであの宙を切り裂く魅惑のKENTAトーンをクリエイトする。

50_2ご存知の通り長年にわたってヴァーサタイルな活動を展開いている原田喧太だが、DAMIJAWのハードにして耳なじみのよい曲の数々は喧ちゃんの持つハードな部分がガッチリとマッチする。

60v_5ハードなリフやスリリングなギター・ソロ、他にもちょっとしたオブリガードなど、DAMIJAWのライブ・サウンドに欠かせない重要な要素なのだ。

70_4ショウの中盤にはDamijaw名物の観客参加コーナー!
ステージから客席に向かい「お前!」とか「そこの!」とキビキビと指名する。このka-yuさんが最高に痛快。指名されたお客さんが次々とステージに上がる。

D_img_0174 準備ができるまでは余裕の喧ちゃん!

100_3「オーイ、みんな写真撮るぞ!」ってんで記念撮影。

110_4お客さんがステージ上がりきったところで演奏にもどる。全員で猛然と頭を振り狂う光景は圧巻だぞ!

120_4このハチャメチャぶりが実に快感!このコーナー大好き!

130_3クライマックスに向かってますますテンションが高くなる喧ちゃんのギター・プレイ。
140v_3
どんなステージでも決して力を抜かない喧ちゃんだが、DAMIJAWは特にスゴイ。強熱のギター・プレイだけでなく暴れっぷりがあまりにも凄まじいのだ。実にアッパレなのだ!
80_5

ドロッドロに濃~い内容のパフォーマンスで本編全16曲を全力で疾走した。

150v_3アンコールでは担当楽器をスイッチして登場。喧ちゃんはベースを担当。ゴリンゴリン暴れてた。

160_5ka-yuさんはMarshallの前に陣取ってギターをかき鳴らす。

170_4よく喧ちゃんがDAMIJAWのツアー先からSNSで「今夜も○○をメチャクチャしちゃましょう!」なんて書いているんだけど、まさにアレ。この日は東京がメチャクチャになったのであった!

DAMIJAWの詳しい情報はコチラ⇒DAMIJAW Official Web Site

180_4原田喧太の詳しい情報はコチラ⇒KENTA HARADA OFFICIAL WEB

190(一部敬称略 2014年9月11日 Zepp Diver Cityにて撮影)

2014年10月17日 (金)

【sun-goだョ!全員集合】素敵にHELL DANCE PARTY! <後編>~mintmints&グランド・フィナーレ編

『素敵にHELL DANCE PARTY!』もアッという間にトリの登場となった。
mintmintsがステージに上がる。
オープニングはおなじみの「Ghost」だ。

10_2石原”SHARA”愼一郎

20v_2五十嵐sun-go美貴

30v_2寺沢功一

40v_2向山テツ

50v_2極太ギター・コンビのアンプはMarshall。

60v_3SHARAさんはJVM410Hとココには写っていないがキャビネットはMF400B。

70_2「極太」とはギターの「音」の状態のことである。「うどん」のことではない。しかし、このふたりのギター・サウンドには「コシ」と「ツヤ」がある。
「うどん」にはありがたくなさそうだが「粘り」もある。「納豆うどん」なら「粘り」もOK…ってナンの話だ?
「極太ギター・サウンドはMarshallから!」という話し。

80vsun-goさんもJVM410H。キャビネットはMegadethのDave Mustineシグネチャー。Marshall初のキャビネットのシグネチャー・モデルだ。

B_img_0033

ヘッドは同じ。でもキャビは違う。
キャビネットが普通の1960ではないところが面白い。
当然サウンドも異なるわけだが、大きな共通項は音の芯がものすごくシッカリしているということ。
ナヨナヨとブレることがない。
この共通項はすべてMarshallが設定している…と安直に宣伝に走りたいところだが、そうはしないところがMarshall Blogの正直でいいところ。
ま、せいぜい3割ってところだろう。後の7割はこのふたりの20本の指の仕事によるものだ。
プロはその3割を大切にする。だからこそMarshallがプロから愛され続けるのだ。
130
何たる音圧!音が面で押し寄せてくる感じ?
でも全然うるさくは聞こえない。名手がうまい具合に集まるとこうなる。

100_3

2曲目は「Rare Temple」。
お相撲さんの名前を英訳して曲名にしていたバンドがかつてあったが、こういうのは面白いね。
mintmintsは元を読み替えてまでコレをやってる。「Rare Temple」は「珍しい寺」。すなわち「珍寺」だ。
不気味なイントロを抜けると猛然とドライブ。トップ・ハードロック・ベーシストのイメージがよく表現されている。サブのポップなメロディはてらちんのやさしいところかな?
140v
胸のすくような疾走感は「everyday」。テツさんの魅力爆発!

150_3
「Space mints」をはさんで「Kouyano"Honey"」。最愛の奥さんを亡くしたお友達に捧げられた曲。せつなくも美しくしいミンツのワルツ。
110v_3

SHARAさんはアルバム・タイトルや曲名に「mints」を付けることが多いけど、「Mother Focus」とか「FocusII」とかFocusみたいでカッコいいね。
EARTHSHAKERと同様にmintmintsを大切にしている証拠なのだろう。

120v_3

ここで新曲。
9月にリリースされたニューアルバム『HELL TRAIN』から「aladdin」。
この曲はPVが制作されているのは存知の方も多いだろう。
Marshall Blogは制作の現場にお邪魔してきた。暑かったな~、この日は!
そのレポートはコチラ⇒FURTHER EXPROLATIONS~mintmints最新情報!

完成したPVはコレだ!

そして、コレがニューアルバム『HELL TRAIN』。
JVM210Hと1960Bが「HELL TRAIN」に乗っかってるゾ~!中身は買ってのお楽しみ。
mintmints渾身の4thアルバムだ。中の写真にも注目ね。

Mmcdこの曲、SHARAさんとsun-goさんのソロが順に出てくるところがうれしい。ふたりともハードでカッコいいわ~。
しかしコレ、イントロのニュワニュワいってるメロディが耳につくね。
170v

ファースト・アルバム『whitemints』から「cube」。ディレイを思いっきり多用して奏でるテーマが魅力的。Larry Coryellを思い出させるこのEb(実音)のペダル・トーンが勇ましくて好き。
SHARAさんってニコニコやさしそうだけど(実際やさしい)、突っ込むところは頑なに突っ込みまくるからね。
mintsはそういう場面が多くて実に面白い。

190v_2

思い出しついでに…このバンドのsun-goさんって何となくMalcom Youngみたいなんだよね。
バッキングに徹してるんだけど、恐ろしく存在感が大きいのね。グイグイ主張はしないんだけどSHARAさんといっしょにドッシリと真ん中に鎮座ましましてる。
Malcomは残念ながら最近引退を表明したようだけど、AC/DCってMalcomの存在がめっちゃデカいでしょ?sun-goさんと。
Malcomのピックもらっといてヨカッタ。

180v

そいいう意味ではmintmintsってどのメンバーが交代してもガラっとサウンドが変わっちゃいそうな気がする。
もちろんこのメンツでずっとやっていってもらいたいけど。

160_2泣きのギターの「Don't Cry」。さらにスケールの大きいSHARAさんのロック・アンセム「Kiminomotoe」…とジャンジャン出てくるよ~!SHARAギターの魅力爆発!

200v_2こちらも極太サウンドでmintsの重量を増す「低音暴力団」てらちん。団員はまだひとりだ。

210_2しっかし、このバンドで味わうテツさんのドラミングはホントに快感だ。コレほどの適材適所は滅多にお目にかかることはできないだろう。さすがSHARAさんの人選だ。

220v_2『Splash』から「Koutetsu」。へヴィなイントロから美しいメロディにつながるところが何とも素敵!
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サード・アルバム『Love & mints』から「Twin」。「♪ゾンゾコゾンゾコ」に乗ってイキの合ったツイン・リードを聴かせてくれた。

1img_01854人による最後の演奏は「Bakuon」。タイトルからしてmintmintsのシンボル的な作品。
中間部の意外な展開はいつ聴いても鳥肌モノだ。
全12曲、充実のステージだった!
230
mintmintsの詳しい情報はコチラ⇒オフィシャルホームぺージ

2img_0387ここでいよいよ【sun-goだョ!全員集合】!
出演者全員がステージに上がった!

10_3本来であればここでゲストのJILLが登場する予定であったが、すでに皆さんもご存じのとおり怪我によりどうしても出演することができなくなってしまった。
そこで決まっていた曲目を今日の出演者全員で演奏することになったのだ。

20_2曲はPat Benatarの「Heart Breaker」。

30_2寺沢家。てらちん、うれしそうだな~。そりゃそうだ、「低音暴力団」の団員が増えたからね。リョータ君は副団長兼団員か?

40_2sun-goさんの雄姿にヒュ~ヒュ~!だんだんパーティみたいになってきたゾ!

50_2さぁて、アンコール。
「You ain't heard nothing yet!!」という1920年代に活躍したアメリカのエンターティナー、Al Jolsonの有名なセリフを「お楽しみはこれからだ!」と翻訳したのは和田誠か?
誰が訳していても構わないが、名訳中の名訳だ。
まさにコレ。
『素敵にHELl DANCE PARTY!』のお楽しみはこれからだ!

70_3ミュージックはmintmintsの「Hell Dance」。ジュリ扇片手にステージを闊歩するsun-goさん。

80_3お立ち台にはDESTROSEの成美ちゃんも!

90ナンのこたぁない、sun-goさん、コレがやりたかったのね!

100_4お客さんもセンス持参でsun-goさんといっしょにHELL DANCE!!

110ナンダかんだいって結局コレが一番楽しそうだったりして?!
マァ、いいように盛り上がりましたわ~。

120最後はsun-goさんからごあいさつ。

130_2お客さんや仲間に対する感謝の言葉だ。
sun-goさん、mintsの時のMCで話していたっけ…SHOW-YAもmintmintsもメンバーがみんな元気でありがたい。元気だからこそステージに上がれる。みんなに感謝してる…って。
ホント、生きてるウチが花なんだぜ。

我々はここのところ立て続けに50~60代の偉大なミュージシャンを失った。
若い世代への音楽の伝承が成し遂げられないうちに、そういったベテランをなくすことは日本の音楽界にとって計り知れない損失であり、未来を失うのと同じことだと思う。
なぜなら音楽が存続あるいは前進するためには、今、過去を振り返るしか方法がないからだ。
少なくとも「ギターを使った音楽が古い」などとい暴言&う妄言を絶対に認めてはならない。

140v_2sun-goの詳しい情報はコチラ⇒sun-go☆ Blog
SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAL SITE

最後にみんなで記念撮影。全員集合!
え、こんだけ?なんかもっとたくさんの人が出てたような気がするけど…。それだけみなさん存在感が賑やかということなのね!おみそれしました!

150_4気が付いてみれば3時間を優に超す一大イベントとなった。楽しかったんね!
sun-goさん、30周年おめでとう!
60v_4

(一部敬称略 2014年8月31日 下北沢GARDENにて撮影)

2014年10月16日 (木)

【sun-goだョ!全員集合】素敵にHELL DANCE PARTY! <中編>~SS Band編

続いて登場したのはSS Band。

05このSS Bandというのは今年1月のあるイベントがキッカケとなって結成されたバンドだとか。その時の演奏が大好評だったのでこうして再演の運びとなった…やに聞いている。

10今度は当然sun-goさん、はじめから登場。

20vもちろんMarshallは例のヤツ。JVM410Hと1960BDM。

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ボーカルのRAY

30vベースは寺沢リョータ

40vドラムは山内康雄

50vそして、ギターにSHARA

60v_2SHARAさんも当然いつものJVM410HとMF400Bの組み合わせだ。

70「♪デロデロデロデロデロデロデロデロデロデロデロデロデデデデデデデッ」と始まるのはおなじみKISSの「Detroit Rock City」。

80_270~80年代の洋楽ロックを演奏するのがこのSS Band。

90v_2よい素材を名手たちが腕によりをかけて料理したパフォーマンスをいただく喜びは何物にも代えがたい。

100「SS」の由来は「Super Seeion」とも、「sun-go sexy」とも…どうも他にも解釈は色々あるようだけどMarshall Blogにはふさわしくないので割愛。
「sun-go sexy」でいきましょう!

110v_2リズム隊も強力!
リョータくんは苗字を見れば一目瞭然!てらちんの息子さんだ。
このSS Bandをはじめ数々のセッションで腕を磨いている若きホープ!
いいよな~、お父さんが一流ベーシストだなんて。
あ~あ、オレもお父さんがSHARAさんでお母さんがsun-goさんだったらな~。
250v_2

故樋口宗孝氏に師事した山内さん。そのドライブ感抜群のドラミングゆえ様々な現場から引っ張りダコだ。

130v_22曲目は Poisonの「Nothin' But a Good Time」。

140_2続けてY&Tの「Forever」。SHARAさんの選曲かな?

150_2SHARAさんとsun-goさん、この極太ギター・サウンド・コンビは日本を代表するギター・チームといっても差支えないだろう。
もちろんMarshallがお手伝いさせてもらっている…よろこんで!

180_24曲目はAC/DCの「Highway to Hell」。
RayさんはRainbowのトリビュート、Amembowに参加していて、先日出演するイベントの取材にお邪魔したのだが、スケジュールが重なっていて出演時間に間に合わなかった。
今回はバッチリ!
270_2
この曲も盛り上がったネ。
盛り上がりに輪をかけたのはsun-goさんのMC。
「SHOW-YAに入って半年後に16ビート。デビュー時はアタマおかっぱ」…だったそうだ。

170_2
リョータくんも若さあふれるプレイで暴れまくる。その姿はまるで「低音暴力団」予備軍!この日の3日前に成人になったというリョータくん。TORNADO-GRENADEというバンドに参加している。
120v_2
5曲目は「Red Hot」という曲。知らないな~。80年代かな?KIXとかいうバンドの曲なのかな?
80年代以降は滅法弱いでね…Red Hot Chilli Peppersなら知ってるけど。
190
おなじみの「Rock 'n' Roll」。
なかなか一筋縄ではいかないセットリストだ。
220

「♪ロンリロンリ」で大合唱!永遠のロック・スタンダードだ。

160v
さあ、ここでゲスト・ボーカルが加わるよ。

200sun-goさんの呼び込みでステージに上がったのはKANちゃん
リハーサルの前、「今日は歌うんですよ!」なんて声をかけてくれた。以前から色々な現場でご一緒してきたが、彼女の歌を聴くのはコレが初めて。楽しみだ!

210v曲は「私は嵐」。

230v_2KANちゃんのド迫力ボーカルでSS Bandならではの「嵐」が吹き荒れた!

245v
このセットの最後は「Radio Magic」!

240_2やっぱり名曲だ。
なんとなく自分がホットとしていられる場所というか、落ち着くというか、ほほえましいというか、やさしいというか…この曲を聴くといつも「日本のロックの良心」に接したような気になる。
280v_2
先日レポートしたD_Driveのワンマン・コンサートで「Battle Express」や「私は嵐」をプレイしたように、ホンモノを交えて本家とは異なるパフォーマンスで名曲に接するのは実に刺激的だね。
もちろん、それに耐えられるだけのパワーが曲自体になければならないのは言うまでもない。

260v_2sun-goさん、満面の笑みで楽しそうだ!30周年おめでとうございます!

290_2sun-goの詳しい情報はコチラ⇒sun-go☆ Blog
SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAL SITE

295v<後編>につづく

300_2(一部敬称略 2014年8月31日 下北沢GARDENにて撮影)

2014年10月15日 (水)

【sun-goだョ!全員集合】素敵にHELL DANCE PARTY! <前編>~DESTROSE編

「8月31日」だから語呂合わせで「サ・ン・ゴー」……ってどこが?
全然関係ない…。

8月はホント、マーブロ的にsun-goさんは忙しかった。諸星和己のサポート、D_Driveのワンマン。
そして最終日に控えていたのがこの大イベント…名付けて『素敵にHELL DANCE PARTY!』。
ナンダ、ナンダ?!
副題を見ればわかる…「素敵にダンシングから30回目の8月31日」。
そういうこと。
1985年の8月31日にシングル『素敵にダンシング』でSHOW-YAはデビューしたのだった。

ということで、ここで1985年の日本の音楽界を眺めてみると…
「なんてたってアイドル」、「あの娘とスキャンダル」、「Romanticが止まらない」、「愛人」、「翼の折れたエンジェル」、「恋におちて」、「タッチ」、「セーラー服を脱がさないで」、「ホテル」、「天使のウインク」等々。
スゴクない?バブル前夜。
これはホ~ンノ一部だからね。その中から上の曲をどういう基準でココに選んだのかというと、「私でも歌える曲」ということ。
私は生まれてこの方、一度も流行歌を追いかけたことがない。歌詞はまったく正確でないにしろ、コレらは歌える。また、今でもあちこちで耳にする曲だよね。おそらくこれからも歌われ継がれていく曲たちに違いない。
そういう曲がジャンジャン世の中に出てきた時代…今の音楽シーンとは雲泥の差だ。
これを今やったらどうなるか…

「2014年のヒット曲を眺めてみると…AKBときゃりーぱみゅぱみゅの●$▲@#」…以上?

これでも別に構わないけど、果たして「♪あいうぉんちゅ~」だの「♪つけまつげ~」と歌っている人が30年後にいるのかしら?

それともうひとつ。
チェッカーズとかC-C-BとかTUBEとかバンド形態の歌手のヒット曲が少なくないことに気付く。
これは、反対にオーケストラをバックにカワイコちゃん歌手が職業作曲家の曲を歌う機会が減ったことを示している。でもまだ「歌謡曲」は存在した。そういう時代だった。
そんな中でsun-goさんはSHOW-YAでデビューしたのであった。

そのデビュー30周年を祝うイベントを今日から3回にわたってレポートする。昨日のかーくんのレポートと合わせると今週は全部sun-goさんだ。

sun-goだョ!全員集合!!

B_img_0116  当日会場ロビーでは新しいsun-goさんのシグネチャー・モデル「Fairy」の体験試奏会も併催された。
ん~、このチラシ、写真がいいな~。

20こういうのは大抵恥ずかしがっちゃって「イヤイヤ、お先にどうぞ…」なんてことになるのだが、トンデモナイ!
憧れのsun-goさんと同じギターとだけあって、「我先に!」と長蛇の列ができた。

私もmntmintsのPVの撮影の時にユックリ弾かせてもらったけど、しなやかなアクションで鳴りもとてもよく、各弦のバランスも申し分のないとてもよくできたギターだ。

30試奏用のアンプにはJVM215Cが用意されたが、そちらの評判も上々だった。

40ショウが始まった。

50冒頭、sun-goさんがステージに上がる。ご挨拶とこの日の企画についての説明だ。
主旨は記事の最初に書いた通り…今日は「sun-goまつり」なのだ!

60v今日も一日、sun-goさんの背後でお供を務めるはMarshall JVM410Hと1960BDM。
B_img_0033

 sun-goさんのあいさつの後、すぐにステージに登場したのはDESTROSE。

80里彩

90v成美

100vmiho

110vHaruna

120vHarunaちゃんが叩くドラム・キットはNATAL(ナタール)。メイプル・シェル。美しいブルーのフィニッシュはシー・スパークルだ。

125サポートで参加中のミキ。

130v4月に加入した里彩ちゃんも完全にバンドに溶け込み、こうしたHR/HR関連のイベントでは欠かせないファースト・コール・バンドになった。

1409月24日にはファン待望の、里彩ちゃんを迎えての初のCD5曲入りのミニ・アルバム『The Prologue』をリリース。

Cd_2
CDのタイトルは『序章』だが、収録されているパフォーマンスはすっかりクライマックス。
180
ボーカルが里彩ちゃんに替わって、力強い中にもフェミニンな魅力が醸し出されるようになってすごくいいと思う。
いくらへヴィ・メタルだからといって、何も無理しておっかなくする必要はナニもない。

150優れた女流メタル・バンドが盛んなのは日本だけの話し。何度も書いてきたが、本場イギリスでも日本にはかなわない。
もう今ではこうしたホネのあるロックを演奏したがる男の子も減ってしまったが、男子の後塵を拝することのない、女性特有の魅力を発揮したへヴィ・メタルをクリエイトしてもらいたい。
これが日本のガール・バンドに望むこと。そして、DESTROSEはそれを実践してくれていると思っている。
225
オープニングはいつも通りの「破壊の薔薇」。
「破壊の薔薇ッ!」と自らがクールにタイトル・コールするところがまずカッコいい。
そして続けて「Lifer 13」をプレイ。

2img_0057 「ホネのあるロック」になくてはならない魅力的なギター・プレイもたっぷりとフィーチュア。
成美ちゃんのガッツのあるプレイに加えて…

200v

随所で見せるミキちゃんのテクニカルなプレイが冴えわたる。

190vスリリングなツイン・リード・パートもイキはバッチリだ。

210ニュー・アルバム『The Prologue』からタイトル・チューンの「Prologue」と「悠遠」。
各メンバーの作品が収められた『The Prologue』。「Prologue」が里彩ちゃんのペンによる曲だ。

3img_0045 「悠遠」がHarunaちゃんの作品。
どちらの曲に対しても大きな歓声が飛び交っていた。

ところでそのHarunaちゃん。ナント、今年いっぱいでDESTROSEを脱退してしまうという…実に残念!あの星型シンバルのクルクルはもう見れないのか?

220v

ファースト・アルバムから2曲。「Skyliner」と「Fenixx」。こういった元よりあったレパートリーも完全に自家薬籠中のモノにしている里彩ちゃん。
自身に満ちた歌いっぷりが見ていて気持ちいい!

2img_0050 その旧作にはさまれたのは「Rewrite the Curse」。
『Prologue』収録のベースのmihoちゃんの曲だ。
重量感あふれるベースと完璧なコーラスに加え、華麗にアクションをキメたmihoちゃんの存在感も大きい。

170

ここまで以上7曲。アっという間だったが、その圧倒的なパフォーマンスはsun-goさんの30周年を記念するイベントのオープニングにふさわしい印象的な内容だった。

230vまた、メンバー・チェンジを余儀なくされるDESTROSEだが、困難を乗り越えてますますの成長ぶりを見せてくれることだろう。

240DESTROSEの詳しい情報はコチラ⇒DESTROSE official website

250v今日はsun-goまつり…コレだけで終わるワケがない!
待ってました!で最後にsun-goさんが加わるのだ。

260v曲は「Fairy」!

270もちろんSHOW-YAのあの名曲。sun-goさんの作品だ。

280vDESTROSEお得意のレパートリーということもあって安定した素晴らしい演奏!

3img_0081 もちろん「♪I can't see」のアクションも完コピ!

300あんまりバッチリなんでアップでもう一回。

1img_0078 ん~、それにしてもスゴイ存在感。
決してsun-goさんだけに当てはまる話しではないが、ひとつことを30年も熱心に続けるとこうも「存在感」というものが溢れ出てくるか…。
人間、何事も勉強と修行じゃのう。
DESTROSEの30年後も実に楽しみじゃ。
290
sun-goの詳しい情報はコチラ⇒sun-go☆ Blog
SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAL SITE

315sun-goさんのリードでエンディングもバッチリきまった!
コレは今日一日楽しいコンサートになるぞ~!

320<中編>につづく

NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト


(一部敬称略 2014年8月31日 下北沢GARDENにて撮影)

2014年10月14日 (火)

諸星和己 with sun-go! ~ 『BIRTHDAY LIVE Volt-age44』

去年に引き続きお邪魔して来たのは諸星和己、かーくんのバースデイ・コンサート!

10今回の会場はZepp東京。もちろん満員御礼!

20諸星和己

30vそして、ギターは我らが五十嵐sun-go美貴!

40vもちろんsun-goさんの背後にはMarshallがセットされている。
キャビネットは1960BDM。

3_img_0005ヘッドはステージそでにセット。JVM410H。

3_img_0002そして足元のようす。

3_img_0008 これでアノ極悪な図太いサウンドをブっ放す!やっぱりライブは真空管のアンプだよ、ウン。

50vかーくんのコンサートは腕利きのバンドをバックに、ショウがシッカリと作りこまれていて見応え満点だ。

70vsun-goさんとも長いおつきあいとのことでイキもピッタリ。ノッケから「Be My Love」、「Shout!!」、「Make Me」とブッ飛ばす!

80ギターを手にしたかーくん。

90曲は「Let It Be」。

110v
お立ち台に立って颯爽とストラミングする姿がバッチリとキマる!

100vsun-goさんもアコギに持ち替えだ。

165v

「Yes We Can」の後、最初のゲスト、鶴久政治さんが登場。爆笑トークを披露してから「夜明けのブレス」を一緒に歌った。

120

「Jackpot」、「Lovin' You」と続く。どれもド迫力の第一級のロック・チューンだ。

130
かーくんは10ホールズ・ハモニカも披露!
140v
タバコを指にはさんで登場するは「Never Give up」。

150v

この曲ではsun-goさんのギター・ソロがガッツリとフィーチュアされた。
155v
バリッバリ弾くsun-goさんス・テ・キ!
それにしても図太い音色!やっぱMarshallだね~!

105vそうそう、sun-goさんコーラスでも大活躍で、よ~く声が聴こえて来たよん。

115v「ふたつのライン」の後、本編最後の「Try Again」ではまたギターを手に熱唱。フロント陣、そろい踏み!

160sun-goさんもアコギに持ち替えてクライマックスをドラマチックに演出する!

166vアンコールがまたおもしろかった!
ハッピー・バースデイの儀式の後に一大イベント。
かーくんも人が悪い。新人のアイドル・グループ、「ミスマリン」ちゃんにドッキリを仕掛けちゃおう!という悪だくみ。
ステージを3人に任せるから自由にやりなさい…と3人には振っておいて、実はお客さんと事前に「3人がナニを言っても反応しない」と仕込んでおいた。
3人がひとりひとり元気よくMCをしてもお客さんは「シ~ン…」。ナニをしゃべっても「シラ~…」。
顔は笑っていたけど内心はそりゃドキドキだわね。
ネタばらしをしたら3人とも泣いちゃった!
でも、お客さんも無反応にしているというのもなかなかシンドそうだったよ!

170その後、気を取り直して1曲披露。歌ってて「ヒックヒック」なっちゃうんじゃないかと心配しちゃった!

180アンコールでは正木慎也さん(元忍者)の他、盟友の佐藤寛之さん、山本淳一さんらもステージ上がり盛大にフィナーレを飾った。
184
「J's World」~「ガラスの十代」~「COUNT DOWN」。
見て!この盛り上がりよう!まるでパーティ。あ、そうか、今日はかーくんの誕生パーティなんだ!

185
そして、「flavor」。

183ここでもsun-goさんがフィーチュアされ感動のエンディングに導いた。

1835v前述の通り、昨年に引き続きお邪魔させていただいたが、昨年より歌も演奏も内容もスケール・アップしていて最高のロック・エンタテインメントに仕上がっていた。
かーくん、口が悪くてMCがまたヤケクソにおもしろかった~!
ロック・アーティストとしてのますますの活躍が楽しみだ。

諸星和己の詳しい情報はコチラ⇒KAZUMI MOROHOSHI Official Website

190五十嵐sun-go美貴の詳しい情報はコチラ⇒sun-go☆

2_img_0168 (一部敬称略 2014年8月12日 Zepp Tokyoにて撮影)

2014年10月10日 (金)

横田基地日米友好際 2014 <後編>~ EARTHSHAKER登場

2014年の横田友好祭レポートの<後編>。
なんだか風が出て来たネェ。

10_3

前回お伝えした通り、会場は大変なにぎわいを見せ、人気のコクピット見学には、どの機にも長蛇の列ができた。

40_3胴体部分は比較的スイスイ。中に入ってみると…

45ドワッ!まさかの物販!

46やっぱり降っちゃった!
これが生半可じゃない猛烈な降りよう!主翼で雨宿り。何しろ降りが強くてちょっとでも雨に当ればビチョビチョになっちゃう!翼は役に立つネェ。

50あんまり降りが激しいので係りの人が飛行機の中に入れてくれた。完全に難民気分!

Img_1202_2

さすがにどのディスプレイも店じまい。

60雨はすぐに止んだけど、下はビチャビチャになっちゃたね。。

70_3ま、余計涼しくなっていいじゃないの。

75雨も上がったってんで随所でアトラクションがスタート。

76ココでしか買えないようなグッズ屋も大賑わい。

77また飛行機の見学にも列ができ始めた。

20_3
ん~、この飛行機は番号がよくないな。「1959」、「1987」、「1962」、「2203」のいずれかにすべし!
「5150」というのはロサンゼルス警察の犯罪者認識番号で「精神異常者」「狂乱者」を意味する。
「1959」や「2203」はロック・ギターの歴史を作ったアンプの名器たちを意味する。
30_3

また、大勢の人が繰り出して来たよ。

80_4この飛行機の顔は犬みたいだ。

90_2飛行機のドテッ腹についている静電気除去設備。こういう飛行機はアースがすごく大事なんだって。
まるでギター・アンプみたいだ。

100_2これは消火器。万が一に備えて準備万端。

110v_2給油タンクですな。「JET FUEL」って書いてある。「ジェット燃料」ってヤツ。

120_3サーチ・ライトね。

130_2車輌の輸送機なんだろうね。コレなんかすんごいデッカイよ。

150_2ここもかなりの行列。

160_4でも、コレが一番の人だかりだったね。
オスプレイ。

170_3たたむとこうなる。
メスプレイ。

180_3コスプレ。
友情出演はマルベリーズのドラマー(NATAL)のA-taroさん。ありがとう!

190cosオスプレイのドテッ腹についているレーダー・センサー。何の役に立つんだろう?

200_2このお皿が乗っかってるヤツも大人気だった。

210_2はい、見学終わり!
ライブにもどりますよ~。
この後はお待ちかねのヘッドライナー、EARTHSHAKERの登場!
Dio Kenさんが声高らかにバンド・コールする中4人が現れた!(この写真は当日昼間に撮影したものです)

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EARTHSHAKER!

220_3西田MARCY昌史

230v_5石原SHARA慎一郎

240v_3甲斐KAi貴之

250v工藤KUDO義弘

260v_2福生の夜空に放つ爆音!

270_3必殺のギター・サウンドを演出するのはSHARAさん愛用のMarshall。

330v
JVM410Hと…

280_3MF400Bキャビネット。

2_img_0174 オープニングは「MORE」。
朝からこの瞬間を待っていた人達も少なくなく客席の盛り上がりようもハンパじゃない!

300_2続けて「記憶の中」。1984年発表のセカンド・アルバム『FUGITIVE』収録のシェイカー・クラシック。30年という時の重みがサウンドとなって表れる。

340vEARTHSHAKERはこの友好祭の常連だ。それだけにホーム感あふれるステージがまた観ていて楽しい。

350v_2MARCYさんのMCをはさんで「WHISKY AND WOMAN」。これもシェイカー・クラシック。1985年の4枚目のアルバム『PASSION』からの選曲。今でもよくコンサートで演奏される人気曲だ。

360v今度は1984年のサード『MIDNIGHT FLIGHT』からアルバムタイトル曲!今日はクラシック・ナンバーで固めてるのかな?…と思っていたらどうもカメラの具合がおかしい。
加えて雨がポツリポツリと降りだしてきたゾ…。

370v_2コリャまずい!と思って予備のカメラと防水カバーを取りに車にダッシュ!…してるウチに雨が強くなり、雷も鳴り出した。
車にたどり着いて用事を済まそうとしているうちに「MIDNIGHT FLIGHT」が終わった。
「急いで戻らなきゃ!」と慌てたが、一向に次の曲が始まらない。何かMARCYさんがしゃべっているのは聴こえるのだが…。

380_3走ってステージがある場所に戻るとアララ…。あれだけたくさんいたお客さんがほとんどいない!
ウッドストックのJimi Hendrixはこういう気分だったのだろうか?…なんてノンキなことは言ってられない。
現場に貼りついていた家内に事情を尋ねると、「中止になっちゃったのよ。雨だけならいいんだけど、雷は危ないんだって」…ということ。

中止の判断は「軍令」だそうだ。「雷はダメよ、ダメダメ」と言ったとか言わないとか…。
さすがのEARTHSHAKERも世界最強のアメリカ軍には逆らえない。いいところだったんだけどな~!
残念!

385vEARTHSHAKERの詳しい情報はコチラ⇒EARTHSHAKER OFFICIAL SITE

390_3後で事情に詳しい人から聞いたのだが、基地には高い建物がないため避雷しにくく、軍事基地だけに火器に落雷でもして大きな二次災害を起こさないとも限らないため、民間人は即刻退去させるのだそうだ。
この後、激雨!ワイパーを最速にしなければならなければ運転できないほどのスゴイ降りようだった。いずれにしても早く切り上げてヨカッタんじゃない?
国道沿いの煮干しラーメンを食べて帰った。おいしかった。

雷を呼ぶバンド、EARTHSHAKER。
この日のセットリストはまぼろしとなった。

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※本記事の内容は私的に制作したものであり、米国政府の公式な斡旋もしくは推奨とは無関係です。

(一部敬称略 2014年9月6日 横田基地にて撮影)

2014年10月 9日 (木)

横田基地日米友好際 2014 <前編>~Jimi Bruce Band、AT's69登場

福生の『横田基地友好祭』。
基地を開放して一般市民との親睦を目的とした一種の文化祭だ。昨年はお休みしたが、今年は復活。Marshall Blogでの取材は2回目になる。

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前回お邪魔した時は8月の夏盛りで、その蒸し暑さったらまさに殺人的だった。しかも、このイベント、滑走路で開催するもんだから日影がまったくなく、阿鼻叫喚の灼熱地獄もいいところ。
それが今回は少し時期をズラしての快適開催。
あいにくの曇天模様で雨が心配だけど、暑すぎるよりはゼンゼンいい。

ところで、私の母方の叔母のうち2人はアメリカに嫁いでおり、没交渉ではあるものの、私には何人かのアメリカ人のイトコがいる。
同じ年のいとこがDanielといってアメリカ空軍に勤めていた。
「勤めていた」というのは、軍隊である程度のキャリアを積んで民間に天下るというのはアメリカでも普通のことらしい。早期に退役している。
Danielの最終的な階級はLieutenant Colonel。いわゆる「中佐」だった。
私と同じ年代で何年か前に中佐になっているというのはかなり昇進が早い方で、一定期間を勤めあげた後、高い階級で退役するとその後の生活も相当良い条件で厚遇されるらしい。
その優秀さたるや、私と雲泥の差だけど、階級は私の方が上だ。
私は「司令官」…つまりマーシャル。アルファベットでMarshal…あ、「l」が一個多かった!

数年前、アメリカに行った時にそのイトコと電話で話しをする機会があった。
彼のお父さん、つまり私の叔父のFrankも軍人で、一時府中(だったかな?)の基地に駐留していたことがあった。私が小学校に上がるか上がらないかの時の話しだから45年位以上前のことになろうか?
Danielとはその時以来なので、初めてクチをきくようなものだった。彼は日本語はカケラも話すことができない。
ま、会話の内容はというと、「年をとると頭髪は減るクセに鼻毛や耳毛がよく伸びる」のは洋の東西を問わない…といったような他愛のない話し。
彼は従軍時代の経験を活かして退役後は通信関連の事業を立ち上げるとかで、その輝かしいキャリアを褒めたたえると、軍隊にいた時はとにかく引っ越しが多くて大変だったと述懐していた。
話しを聴くと冗談ではなく、まさに「京一郎さんとはるみさん」状態で、毎年、あるいは一年おきに勤務地が変わっていたそうだ。アメリカは広いでね~。大変だよ。
ちなみに横田に勤務したことはなかった。
ま、この話し自体が他愛ないな…スミマセン。「米空軍つながり」ということで…。

とにかく祭りは大勢の人が訪れての大盛況!

20_2おなじみのウイング車のステージ。

30_2お!司会はDio Ken!Ronnie仕込のハリのある声で紹介されたのは…

1img_0090Jimi Bruce Band!

40_2ギター&ボーカル、Shigeo Hendrix。早い話しが中野重夫。
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ベース&コーラス、Yoko Lee。

2_img_0086_2ドラム&ボーカル、Zoomy Bush。

70v_2Jimi Bruce Bandは、ジミヘン活動、DYNAGONと並行して現在シゲさんが注力しているトリオ・バンド。

80_3Jimi Bruce Bandではサイケデリックというか、プリミティブなオリジナル曲を演奏し、聴衆を楽しませている。
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相変わらず冴えわたる魂のギター・プレイ。
Jimi hendrixから解放された時の、何でもありのシゲさんの豪快さは特筆に値する。
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ヘッドは持参のSUPER100JH。愛用のJimi Hendrix Signature。キャビは現地調達の1960Aだ。

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突如現れた女流ベース弾き、Yoko Lee。経歴は一切不明。でもナゼか私は彼女を知っている。

120v_2アンプがこれまたEDENで素晴らしいサウンド!これエーデンな~。

130v_3Highwayman500とD410XLT。

140v_2ほとんどの曲でリーボーカルをとるカナダ出身のZoomy。親しみを感じるのは何となくジュンペイさんに似ているからか?
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一体どこから出しているのか、この声がスゴイ。
Bon ScottというかGeddy Leeというか…イヤ、それともAlex Harveyか?まぎれもない強烈なロック・ボイス!

150v_2コレは各コンサート会場で販売しているJimi Bruce BandのCD。
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オープニングはコレ。中野重夫といえばコレ。イヤ、Jimi Hendrixといえばコレ…「アメリカ国歌」。
一歩基地に入れば、もうここはアメリカ。シゲさん、行ったらんかい!

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続いてCDに収録されているJimi Bruce Bandのオリジナル「Take a Ride」。正統的なリフ曲だ。
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マァ、シゲさん、弾きまくること、弾きまくること!半分ぐらいは顔で弾いてるけどね。コレでいいのだ!

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2曲目にいきなり新曲「Devil/Saint」。

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哀愁の「Anybody Out There」。こういうマイナー・チューンの処理が実にウマイ。CDに収録されている曲。
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どっかで聴いたことがあると思ったら、ナンジャこりゃ?…「Hey Joe」だ!ものすごいアレンジの加えよう!
コレはシゲさんによるとZoomyの影響で、「コピーをしちゃダメだ」といつも言われるらしい。
歌についても「それじゃジミのコピーだ。自分の歌を歌うんだ」と注意されるとか。それにも増して厳しいのは英語の発音なんだって!
車の中とかで徹底的に訓練を受けさせられているらしい。シゲさんもここへ来て思いがけないところで「ためになる苦労」をしている。

180_2やっぱり、そういう感覚が強いってのは向こうの人独特のモノなんだよね。
何しろ彼らはお手本の人たちと同じモノ食べて同じ言葉を話しているから。
同じ「土俵」とは言わないまでも、我々に比べたらお手本にかなり近い。
一方、我々はどうかというと、国技館の「土俵」までかなり遠い。市川か本八幡ぐらいか?
こっちはコピーしてホンモノに似た時点で満足しちゃうことが多いもんね…つまり、そこがゴール。
ところが連中はコピーがスタート地点のかなり手前にあるからね。コピーだけではまだスタート地点にも立っていないということ。

アマチュアはいいんですよ、こんなこと一切気にしないで。
facebookでよく見かける「高校の時、コピーして文化祭でやりました」…アレでいい。コピーを楽しむことはアマチュアの最大の特権なんだから。
でも、コピーをしたことのないプロというのはマズイ。
かつて渡辺香津美さんがおっしゃっていたが、偉大なプレイヤーをコピーするのは難しいことではないが、それを咀嚼して自分のものにするのは並大抵のことではない」…こんな真の天才ギタリストでもそういう苦労を死ぬほど積んで来ているのだ。
だからこそああしたクリエイティブなギターを弾いてこられたワケだ。
コレはもちろんジャズだけじゃなく、ロックのギタリストも同様。マーブロに出て来るようなベテラン・ギタリストたちのほとんどは信じられないぐらい色んな曲を正確にかつ完璧に弾くことができるよ。
こういう時、プロ・ギタリストを若くして断念した自分を偉大だと思っちゃうね!

それを今の若い人たちってコピーしないでしょ。「耳コピ」というおかしな言葉があること自体がそれを証明しちゃってる。
イヤ、正確に言うとコピーしないんじゃなくて、コピーをすべき対象がないんだろうね。
これじゃ音楽がドンドンやせ細っていくにキマっている。
コピーはジャンプする前に身体をかがめるのと同じだ。身体をかがめないで大きくジャンプできる人はいないでしょう。(マサイ族は例外とする)
たくさんコピーしてしっかりと音楽を把握した後はZoomyの言う通りだ。

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さらにCD収録の「Guitar Man」。

モクモクとベースを弾くYokoさん。時折加わるコーラスも完璧だ。
どこへいってもYokoさんが一番人気なんだって!カッコいいからね。

190v_4派手な「TOKIO」ではすごく盛り上がった。
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シゲさんのオハコ、歯弾き。こういうのはコピーしてもいいでしょ?
ヤンヤの拍手!
シゲさんのこういう姿を見るといつも3つのことを思い出す。
1. ギターを弾いたままデングリ返しをして前歯を折ってしまい、あんまり痛かったので意味もなく突然ステージで大暴れしてゴマカしてたった1曲でショウを切り上げたこと。(メチャウケだった)
2. ステージに登場した瞬間モニターにつまづいて思いっきり転がってしまっが、それでも弾き続け、その流れでギターをアンプに向って放り投げたこと。
3. 生きている亀の甲羅を使ってスライド・ギターをやったら亀が痛がって怒ったこと。
ホントはまだ色々あるんだけどね…。豪快にして愉快な人だ。

220_2アレ、MarshallがDSLになってる!
ヘヘヘ、途中でちょっとトラブルが発生しましてね、交換したの。犯人はケーブルでアンプは何ともなかった。ま、ヘッドを変えてもシゲさんの音だったけどね。

230v_4他にも「Lonesome Cowboy」というCDに収録されていない新曲が披露された。
オリジナル曲がドンドン出来ちゃってるんだって!楽しみジャン?

240v_2終演後CDを買ってくれたお客さんに快くサインをするシゲさん。


Jimi Bruce Bandの詳しい情報はコチラ⇒facebook

245すごい人!
みんな地べたに座ってめいめいに休んだり、何か食べたりのホンワカムード。
前回はこんなことできなかったからね、暑くて。
それにしても今にも降り出しそう!
ちょっと前回の様子と比べてみようか?…ポケタポケタポケタ…。

250_2前回はこうだもん。2010年の8月28日。暑くて人がまばら!はるか向こうにラクダが歩いている(ウソ)。

3_img_0001_3 こちらは今年の格納庫の屋内ステージ。ここもにぎやか!

260vまた前回の様子を見てみようか?…ポケタポケタポケタ…。
前回はここにMARCYさんとSHARAさんのSMCが登場した。
マジで暑かった。タカシくんがステージ上手でタマらず思いっきり顔の汗をぬぐっているのが見える。

3_img_0043_2 風通しがメッチャ悪くてヘタすると外より暑いのだ。

3_img_0054これ、SHARAさんだからニコニコしてるけど、気の短い人だったら大変なことになってるよ。

3_img_0067そこへもってきて、ヨシャいいのに工藤さんがふたりの横で踊ったんだから!
暑かったけど楽しかった。

3_img_0229 そして今回。
何の問題もなく格納庫内のステージも大盛況だった。

270_2空挺部隊のデモンストレーション。
Jimi Hendrixは高校を中退した翌年に志願兵として第101空挺部隊に配属されたが、26回目のパラシュート降下で負傷し1962年に除隊したという記録が残っている。
どうするジミヘンが落下傘で降りてきたら!よく見たらシゲさんだったりして…。

275屋台ではアメリカ料理が大人気だ。これはハンバーガー屋さん。基地内ではドルが使える。敷地内はアメリカだからね。

280_2「チキンはどうだい?オレが焼いたチキン。どうだ、うまいぞ~」

290_2例によって飛行機類の見学は自由。

300どの機にも長い列ができて大賑わい。

310v_2野外ステージは2日間にわたって様々なバンドが登場する。

320vさて、2つのバンドをはさんでDio kenさんが紹介するのは…

330_4AT's69(エイティーズ・ロック)!

340_2AT's69はその名の通り80年代ロックのカバーを演奏するバンド。
先回も登場していたのでその様子を見てみよう…ポケタポケタポケタ…

3_img_0278ギターはVAN HEYSANの健太郎さんだったんだね。
ヘッドはJMD100だ。コレ探している人が今結構いるんだよ。

3_img_0313アンディさん2010年型。

3_img_0372アンディさん2104年型。ゼンゼン変わらない。

360_3
ステージ登板前、「声がチョット」なんて言ってたけど、何ら問題ない熱唱ぶり!

350vAT's69は普段Cinderella、Warrant、Motly Crue、Guns n'Rosesの曲をレパートリーにしている。

370_2この日はCheap TrickとBon Joviに絞ってプレイ。

380_2明るく楽しいロックをカラっとブチかますAT's69のステージは友好祭のシンボルなのだ。

385AT's69の詳しい情報はコチラ⇒mixiコミニュティ

400あちこちで兵隊さんと記念撮影する光景が見られた。

410お!見慣れたMarshallが到着!

420<後編>に続く

※本記事の内容は私的に制作したものであり、米国政府の公式な斡旋もしくは推奨とは無関係です。

(一部敬称略 2014年9月6日 横田基地にて撮影)

2014年10月 8日 (水)

ぼくらのウォーゲーム

『同世代で作るデカいイベントをやりたいよね!』…。
小さなライブハウスに出演している若いバンドが同世代の仲間だけで大きな会場でイベントを開催しようというのがこの企画。
この日、渋谷O-EASTは若者たちの夢の舞台となった。

10_2オープニング・アクトからゲスト・バンドまで全部ひっくるめて15バンドの出演!
転換の時間を省くためにメイン・ステージとそのすぐ隣にあるサブ・ステージが交互に使われた。
メイン・ステージではMarshallが大活躍。

20そしてサブ・ステージ。

30チョットせまいけどこっちも大熱演!!

40Marshall JVM210Hと1960A。

1img_0017_2EDEN WT-800とD410XLTが2台。

60v_3そしてNATAL。メイプルのシー・スパークル。

70_2そう、Marshallグループは若者も応援しているのだ!

80_2しかし、「若い」ということは素晴らしいことだ。年をとることも決して悪いことではないが、やはり何かと「若い」方がありがたい。

140

「若い」とは周りの眼にとらわれることなく自由に我が道を進むことができることだ。
年をとればとるほどシガラミが多くなり、自由がきかなくなる。
年をとって自由にしていれば「バカ」と思われる。
それが社会のシステムで、それが当たり前のことであり、そういうことを知ることは「進歩」であって決して「間違い」ではない。
つまり若いうちに出来ることは若いうちにやっておいた方がいい。

150しかし、「好きなことをすべき」とはいえ、こと音楽に関して言うと、特にロックに関しては、いつも言っていることを敢えて言うが、若い人たちはもっと知見を広めるべきだと思う。
ジャンプするためには一度しゃがまないと飛べないように、少しロックのルーツを探訪すべきだ。
偉大な先輩たちが作ったルーツの中にこそ新しいモノが潜んでいると思うよ。「温故知新」は偉大な人間の知恵だ。
160_2

「ルーツ」とは80年代のロックでも90年代のロックでもない。そこからは学び取るモノはほとんどないハズだ。
是非とも60年代前半のビートルズ出現以降から70年代後半のパンク/ニューウェイブの出現までのロックを探訪してもらいたいと願っている。
別にプレスリーやバディ・ホリーまでさかのぼることはない。ナゼならビートルズがそこまでのロックンロールを上手にまとめてくれているのだから。
そして、パンクやニュー・ウェイブは若い世代には生まれた時から存在しするスタンダードだから敢えて聴く必要もないだろう。
1_img_0062
若い人たちの鋭い感性があれば、それらを吸収してもっと素晴らしく魅力的なロックをクリエイトすることができると信じている。
こんなことマスコミやレコード会社は教えてくれないよ。商売にならないし、メンドくさいから…
155
ゲスト・バンドではDirty Old Menも登場した。ガチっとした一発をお見舞いしてくれた。
高津戸信幸

170_2山下拓実

180v_2渡辺雄司

190v_3岡田翔太朗

200v_2翔太朗くんはNATALプレイヤー。

190

Dirty Old Menのドラマーとしての他、スーパー・ギタリスト、田川ヒロアキとの共演でMarshall Blogに登場してもらっている。

40

翔太朗くんは若い割にはジャズからプログレッシブ・ロックまで色々な音楽を勉強している実に頼もしい若手ドラマーだ。
今後の活躍に期待している。

250v

最後にこの日に登場したバンドの名前を記しておこう。

Halo at 四畳半
ハチミツシンドローム
Nina lovegood
SHE’S
We Are From You
BOYS END SWING GIRL
the unknown forecast
HOWL BE QUIET
Age Factory
LAMP IN TERREN

【ゲストアーティスト】
Brian the Sun
sumika
DIRTY OLD MEN
テスラは泣かない。New!

【オープニングアクト】
the equal lights

頑張れ若いの!

210NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト


(一部敬称略 2014年9月10日 渋谷TSUTAYA O-EASTにて撮影)