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2014年11月

2014年11月30日 (日)

楽器フェア2014

楽器フェアに行って来た。
例のMarshallの本の締切に追われていてゼンゼンゆっくりできなかったが、初日の開場したばかりの時間帯、平日の金曜日にもかかわらず来場者が多く、早くも熱気があふれていた。
前回の横浜での最後の時ハッキリ言ってかなり寂しかったからな~。
今回は3年ぶり、会場へのアクセスも利便性がグンと増して、開場時に早くも大成功の予感が漂っていた。

チケット交換の列に並んでいたら、昔大変お世話になった方に遭遇した。現在はNAMMの役員をしていらっしゃる。NAMMでお会いしているのでメッチャ久しぶりというワケではなないのだが、うれしいものだ。
そこへ「シッゲさ~ん!!」と大声で呼びかける人がいる。
NAMMの会長のLarry-san。
彼とは「Larry-san」、「Shige-san」と呼び合っている仲。いつか、Shige Blogで紹介した超絶アイリッシュ・ダンス・チームのTrinityに属しているLaurenちゃんのパパだ。
実は、先日来大騒ぎしている「Marshallの本」の原書はLarry-sanが社長を務めるHal Leonardから刊行されていて、私が監修の任を受けた時、「Shige-sanが監修してくれるのなら安心!」と大層よろこんでくれたが、果たしてそれはどうかな?、フフフ。
ちなみにHal Leonardは北米でのThe BeatlesとDisneyの出版権を管理する全米第2位の音楽出版社だ。
私が撮影した写真を使った日本語版の表紙のサンプルをちょうど持っていたので、それを見せたところ、なお喜んでくれた。写真撮っておけばヨカッタな…。

05往訪の目的はもちろんコレ。
ディストリビューターのヤマハミュージックジャパンさんがゴージャスにディスプレイしてくれた。

こうしてズラっと並ぶだけで、音楽がジェネレイトしてくるようだ。他のギター・アンプではこうはいかない。絶対にムリ。

10DSLとMGもバッチリ展示。
それにしてもこのMGもスッカリ息が長くなったな~。

20HandwiredシリーズにTatooシリーズ。
それにしてもね、Handwiredシリーズが導入された時の衝撃は忘れられない。特に1974X。
フランクフルトでプロトタイプを見せてもらって最初の音を出した瞬間、トロけた。
昔はみんなコレで弾いてたんだもんね。デジタル・テクノロジーなんか皆無でも、今より断然豊かで贅沢な時代だった。

30やっぱりいいね~、Marshallは~!

40おとなりはEDEN。

50こちらはやや近未来的なルックスでこれまたカッコいい!何とも言えない武骨な雰囲気がタマらない。
音はもっとスゴイ。
先週もある若手人気バンドがWT-800とD410XSTを使ってコンサートをしたんだけど、全くバンドの音像が変わってしまったのには驚いた。ベース・アンプひとつでだよ!
でも、一番ビックリしてたのは間違いなく弾き手だった。

60人気のペダル類もフィーチュア。

70スッカリEDENもMarshallのファミリーに溶け込んでいい感じになってきた!

先述の通り時間がなくて、本当にブースを拝見させて頂くに留まったが、土曜日&日曜日には三宅庸介、Kelly SIMONZ、さらにノンちゃん(島紀史)ら、マーブロ・ファミリーがMarshallのデモンストレーションで激演を繰り広げ、好評を博したと聞いた。うれしい限りである。見たかった!

ヤマハミュージックジャパンさん、ありがとうございました!

そして、会場を数歩進むたびに出くわすたくさんの友人たち。みんなが声をかけてくれる…「毎日見てますよ!」、「全部チェックしてますよ!」とまるで仮出所中の保護観察を受けているかのような気分(←実際の経験はありませんよ)。もちろんこのMarshall Blogのことである。
皆さんいつもどうもありがとうございます!

80 さて、楽器フェアに邪魔したのにはもうひとつ目的があった。
それは、もっとも付き合いが長く、親しいアメリカの親友に会って情報交換をするためだった。
彼は30年以上アメリカの楽器業界にいて、数々のメーカーへの勤務を経験し、有名なギターのデザインを手掛けてきた人。
私より年上だが、お互い子供の歳は同じ、ギタリスト、大のジャズ・ファンということもあって気がとても合い、家に泊まりに来たこともある。
1960年代のFrank Zappaはもとより、Ed Sullivan Showのナマ、Duanne Allman、昔のGreatful Deadなんて当たり前に見ていて、そういう話しをするのをいつもとても楽しみにしている。
そんなだから、会うといつも「今のロックはなんだ?」という話題で2人とも燃え上ってしまう!

開口一番、「もうアメリカの音楽はダメだよ…」。そう来なくちゃ!
どういう状況かというと、実は日本とまったく同じ。結果、楽器をやりたいと思わせる音楽なんかありゃしない!…ということ。
アメリカの若者も全く70年代のロックなど聴く耳を持たず、「れっど・ぜっぺりん?ヤッダ~、変な名前~!」ってなことになっちゃってるそうだ。
とにかくギターのカッコよさをアッピールする音楽が皆無だという。
ギターの音もデジタル加工のペランペランの音で面白くもなんともない。
今一番ウケているのは「Miku」だそうだよ。コンピュータが歌い、演奏する音楽に合わせてホログラムのパフォーマーに観客は嬌声を上げているのだそうだ。

彼はおもしろいことを言っていた。
アメリカのケーブルテレビで、『Who Killed the Music?』とかいう番組があるのだそうだ。アメリカにも良識派はいるということか?
その中で、実は「音楽は過去にもう何度も殺されている」と言っていたそうだ。
たとえば、蓄音機の出現。
1920年代以前(ぐらいかな?)、音楽の再生装置がなかった時代、人々はどうやって音楽を楽しんでいたかというと、「楽譜」で楽しんでいた。つまり、一家に一台ピアノがあって、George GershwinやIrving Berlin らティン・パン・アレイの作曲家や作詞家が作った曲の楽譜をお父さんやお母さんが買って来ては、夕べにピアノを弾きながら歌って音楽を楽しんでいた。
つまり、みんな当たり前に楽器をたしなんで、自分たちで音楽を奏でていたのだ。
1945年のガーシュインの伝記映画『アメリカ交響楽』を見れば、いかにこのビジネスが盛んであったかがわかる。

そこへ黒船のごとく現れたのが蓄音機で、「こりゃ自分で弾くより聴いちゃった方が楽だわい」ということで、一網打尽にピアノの弾き語りなんて面倒なことが駆逐された。
ここで「すでに音楽は死んでいる」…とかなんとか番組は説いているそうだが、コレ、今と全く同じじゃない?
デジタル・テクノロジーが発達して人間が歌ったり、楽器を弾いたりしなくても、そのテクノロジーの能力内でできる音楽を楽しめればそれでいいということだから。
チョット話を聞いたところでは…だから、何も音楽の衰退は今に始まったことではない…という結論らしい。
蓄音機の時代と今時代との決定的な違いは、昔は音楽でやることが山ほどあったが、今は何もないペンペン草も生えない状況ということだ。お茶でいえば、まだ急須に入れる前の摘みたての新茶と、色も香りもまったくない、後は掃除の時にしか使い道がない出がらしとの違いだ。(昔はよく出がらしを畳の上にまいて箒をかけていなかった?)

やっぱり、昔からの音楽の愛好家はアメリカでも音楽配信に相当な危機感と嫌悪感を持っている人が多いようで、音楽の質の低下は言うに及ばず、アルバムとして音楽を聴かないことと、ジャケットの消滅が大きなダメージと考えているようだ…ナンダこれ、いつもマーブロで大騒ぎしてることジャン。

「ビートルズ」、「テケテケ」等、楽器が爆発的に売れたのは音楽あっての話し。これは「楽器のブーム」では決してなくて、「音楽のブーム」だったことを素直に見つめ直すと何か新しい局面が見えて来るかもしれない。
「イカ天」は「バンドのブーム」であって「音楽のブーム」ではないから、ちょいと毛色が違う。
やはり、いいソフトがなければゲームが楽しめないように、楽器には絶対に「いい音楽」が必要なのだ。ファミコンの機会をいくつ持っていても「マリオ」がなければ意味がないでしょう?
「いい音楽」なくして楽器のブームを作ろうとするのは、巨大な相手に足を使わず手だけで強引に「体落とし」をかけようとしているように見える。
いつも書いているけど、その「いい音楽」のネタは今は過去にしかないと思う。

(一部敬称略 2014年11月21日 東京ビッグサイトにて撮影  ※協力:株式会社ヤマハミュージックジャパン)

2014年11月28日 (金)

VICTORY MOTORCYCLES+Marshall =MOTORHEAD? さらにBBC Four

ここ2日の車に続いて今日はバイク…単車の話題。
また英語かよ~…とおハラ立ちのことかもしれないが、この「単車」、英語で何というか?まず「オートバイ」ではない。
英語圏の人に向かって実際にこの言葉を使ったことはないが、おそらく「?」マークが相手の頭の上に浮かび上がるのではないか?
オートバイは英語で「motorcycle」という。

Frank Zappaに『Zappa in New York』なる超名ライブ盤がある。このアルバム収録の「Titties & Beer(おっぱいとビール)」という曲の中間部には寸劇が挿入されている。
その中で、悪魔に扮したTerryがZappa扮するバイカーに「モーラーサイコーメーン」とと呼びかける。つまり「Motorcycle man」、すなわち「バイク野郎」だ。「Auto-bi men!」などとはどう転んでも言わない。

日本でも明治時代に初めて輸入された頃は、「モーターサイクル」と呼んでいたらしい。それが大正12年(1923年、Jim Marshallが生まれた年!)に月刊誌『オートバイ』が創刊されてから、「オートバイ」という名前が定着したそうだ。
この時点で覚えなければならない英単語がひとつ増えたというワケだ。

こうした和製英語はわかりやすいし、我々の口にしやすくて便利なのだが、いちいちホンモノの英語を遠ざけて勉強の機会を増やしていることも間違いない。
「早期英語教育」と世の中では喧伝しているが、こうしたあまりにも何でもない単語の食い違いを是正することから始めるべきだと思うのだがいかがなものだろうか?

さて、今日はモーターサイクルの話題。
モーターサイクルや車は典型的なロックンロールの相方だ。イヤ、かつては、絶妙のコンビネーションだったといった方が正確だろう。双方、若者文化の象徴だった。
The Beach Boysの「Little Honda」や「Little Deuce Coupe」ではないが、今ロックと車のイメージを結びつける若者なんて皆無ではなかろうか?
YngwieとFerrariぐらい?
今は、ロックとゲームとアニメか…。

海外ではいまだにロックと車や単車のコンビネーションは健在で、双方向でイメージを高める手法がよく採られている。

車のこともわからないので、単車のことともなると尚更の門外漢な私なのだが、Marshallからこんな便りが届けられたので紹介する。

これらの写真は11月22~30日までイギリスはバーミンガムで開催されている『MOTORCYCLE LIVE2014』という展示会からのひとコマ。

「VICTORY MOTORCYCLES」というブランドのブースでMarshallが大活躍している。

05_2このVICTORY MOTORCYCLESというのは全米第2位のオートバイ(←どうしても言ってしまう!)・ブランド。Harleyのようなアメリカン・スタイルを採っているが、革新的なモダン・アメリカンを目指して、開発や設計に取り組んでいる。
「#LIVEFORMUSIC」の旗印の元、イメージを一新しているMarshallと方向性が合致したに違いない。

10_2こうした展示会にはつきものの美女たちもバッチリ!

20_2ギターを抱えて美女軍団の前でモーターサイクルにまたがっているのは…

30_2MOTORHEADのPhil Campbell!

40_2PhilはMarshallの50周年を祝うコンサート、「50 YEARS OF LOUD LIVE」にも出演し活躍した。
Philもとても気さくな感じで、実際に会うと「よきオヤっさん」という感じだったが、この人、私と歳がひとつしか違わないのね…ビックリ。

50_2 テール部のMarshallスクリプト・ロゴがイカすVICTORYとのコラボレーションで製作した「オート三輪」…違うか!齢がバレるな。なんていうんだろう?
英悟ではTrike Bikeというらしい。

60_2続いての話題。BBC。

J_img_0146_2本日11 月28日、午後10時(現地時間。日本だと明日の朝6時)からBBC Fourで「Play it Loud – The Story of the Marshall Amp」という番組が放映される。
BBCのウェブサイトで予告編が見れるのだが、若き日の(といっても60歳台ぐらいかな?)JimやKen Branがインタビューで登場している。ク~、見てェ~。
Marshallがどうやって作られたのかをシリアスなドキュメンタリー・タッチで構成している。
他にもPete TownshendやLemmy、Slashなども登場するらしい。
BBCのiPlayerってのがあればどうやら見れるらしい。でもナニこれ?
J_img_0147_2

予告編はコチラ…きっとすぐに見れなくなっちゃうからすぐに見て!

JimやKenが出てる~。

PeteやBig Jim Sullivanが出てる~。

コレは何としてでも全編見なくては!

(Thanks for the photos, Joel!  Thanks for the information, Craig!)

2014年11月27日 (木)

2014 FIA世界選手権 第6戦 富士6時間耐久レース<後編>~二井原実登場

アレは私が中学の時かな?高校かな?
スーパーカーってのが異常なまでのブームになっていた。
前回も書いた通り、私は子供の頃から車には何の興味も持っていなかったので、消しゴムすら持っていなかった。

01そんなブームの中、「かうんたっく」というアマチュアのバンドもあったっけナァ。『ロックおもしロック』というテレビ番組のバンド・コンテストに颯爽と登場して、その私と同じ年ぐらいの少年はものすごいテクニックで寺内タケシの「津軽じょんがら節」を完璧に弾いて見せた。近田春夫さんに大絶賛されていた。

アレはビックリしたな~。あのギターの少年は今どうしてるんだろう…って西山さんだよ、彼は!

02

展示している車のメカも見れるようになってる。
こんなにデカいエンジンを積んでたらJVMのヘッドすら運ぶことができないネェ。なんて不便な車なんだろうネェ。

04「そうだ!どうせ撮るなら…」と思ってトライしてみたのがコレ。
カッコいいジャズのレコード・ジャケットといえば何といってもBlue Note。その有名なデザインを手がけていたのがReid Milesというデザイナーだ。
数ある名ジャケットの中で、Reid Milesが自分でベスト・デザインに選んだのがこの作品。
普通はFrancis WolffというBlue Note専属のフォトグラファーが撮った写真をベースにReid Milesがデザインを施すスタイルだが、この作品は写真もMiles。だからこそ気に入っているのかも知れない。
車通の人なら、この写真の車の名前ぐらいスラスラ言えちゃうんだろうけどね。「フェアレディZ」ではなさそうだな…。
ま、とにかくせっかくだから、何となくこのジャケットのマネっこをしようと思ったのですよ。

ちなみにこのアルバムはトランペットのDonald Byrdの1963年の『A New Perspective』という作品。
荘厳な合唱隊かなんかが入っちゃってものすごく特殊なジャズに仕上がっている。やたらと重苦しい作品だけどタマに聴くといいナァ。Kenny Burrellのブルース・ペンタトニックだらけのソロはゴキゲン!

Db結果…だからなんだ?っていう感じか?

05_2ま、仕方ないって!車に何の興味もないんだからこうなるよ。

07運転席。メッチャ狭くて低い。見ただけで腰がいたくなりそう。こんなに狭いところに何時間も閉じ込められて何百キロものスピードで走るなんてタマらないね~。渋滞がないからラクだってか?

06

レース場のようす。
スッゲ~の、お客さん達みんな300mmとか500mmとかの高級望遠レンズを付けたカメラを持ってきてて殺気立ってる。

10_2スタート直前、全車がアクセルを踏み込んでブイブイいい出すときの高揚感はなかなかのものだ。
まるで客電が落ちた時のコンサート会場のよう!
何年か前、ここでMARCYさんと恵子さんが「君が代」を歌って「Start to engine!!」と絶叫したのを思い出すな~。

20_2

…ということでスタート!
まずはゼロゼロ・マシン!ドライバーはブラック魔王。

30_2岩石オープン

40_2

ヒュードロ・クーペ

50_2クロイツェル・スポーツとマジック・スリー

60_2

…なんてあんまりやってるとレース・ファンに怒られそうだからこのあたりでやめておこう。

ところで、この『チキチキマシン猛レース』はアメリカの名作コメディ映画『グレート・レース』が下敷きになっていて、日本でのテレビ放映時の日本式の車の名前は赤塚不二夫がつけたそうだ。

マーブロ英語コーナーで幾度となく書いているが、こういうのも困りものでしてね。
アメリカ人と『チキチキマシン』の話しをしたくてもまず通じない。
コレ、日本人で原題をスラっと言える人はまずいないだろう。私は知ってたけど…『Wacky Races(変テコレース)』という。全然「チキチキ」じゃない。
で、「ブラック魔王」と言おうとして「Black Devil」なんて言っても通じない。さんまじゃない。それに「keng keng」なんて黙字を加えて英語っぽく表記してもダメ。
アレ、いつの間にかみんな「-g」って表記するようになったね。ユーミングの影響なんだろうけど、何もみんなしてそろえることはないと思うんg。

ブラック魔王の本名はRichard "Dick" Milhous Dastardlyという。イギリスのテリー・トーマスという俳優がモデルになっていて、『グレート・レース』ではプロフェッサー・ファイトという役名で、かのジャック・レモンが演じた。
ケンケンの本名はMuttleyという。「Prefecture, prefecture」ではない。
こういうのを知らないと外人とはスムースな会話ができん。苦労しっぱなしですわ。
これも「言葉を知ることは文化を知ること」の一端といえよう。
ちなみに車の名前は案外直訳に近くて、たとえば「岩石オープン」は「Boulder Mobile」だったり、「ヒュードロ・クーペ」は「Creepy Coupe」だったりする。さすが赤塚不二夫。日本語の方がカッコいい!

70_2で、ですね~、前回もそうだったんだけど、ここへ来ると音はスゴイんだけど、何をやっているのかサッパリわからんのですよ。
何が?ってレースの内容ね。どういう状況にあるのかがつかめない。練習なのか本番なのかもよくわからん。
…と思っていたら、どうもレースが終わったようだ。道理で静かになったと思ったら、Marshallが置いてあるステージにものすごい人だかりができた。
本日、レースに出場したドライバーたちがステージに登場したのだ。スゴイ人気!

100_2彼らの話しを聞いていてようやくわかった。
110v
今日はどうも予選だったらしい。

120v「明日がんばります!」なんてみんな言ってたからね。

130v_2

レーサーもみんなカッコいいね!
この人はイギリス人って言ってたかな?ステージのMarshallを指さして、「ボクの国の自慢のブランドだよ!」とは言ってなかったが、若くてニコニコしていてかわいい。どこかのアイドル歌手グループのメンバーみたいだ。

140vそして、この日のヘッドライナーがRyoさんから紹介される。

150v

二井原実!

170ピアノ一台をバックにステージを務める。

160
ピアノははんだすなお。すなおさん、マーブロ久々の登場!

180v

このおふたり、「歌うたい祭り 寿」というアルバムをリリースした。

200v

これがそのアルバム。オリジナル曲の他にLoudnessや古今のロックとロックのフィールドに近い名曲がふんだんに盛り込まれている力作。いいよ~、コレ。
この日もCDに収録された曲を中心に演奏した。
Cd2
ところで!この日は演奏されなかったのだが、このアルバムには「Love Hurts」という曲が収録されている。
往年のハード・ロック・ファンにはおなじみだろう。Nazarethのアレだ。元はThe Everly Brothersの1960年の曲だが、Nazarethがカバーして1975年にUKヒットチャートの5位にネジ込んで有名になった。
もうドロッドロのバラードなんだけど、Dan McCaffertyの超人的なボーカルがすさまじく素晴らしい。
何で私がこの曲で興奮しているのかというと、ズ~っと昔からこの曲は二井原さんに絶対ピッタリだと思ってたのだ。というか、こんなの歌える日本人は二井原さんだけでしょう。
だから、田川ヒロアキのファン・クラブのコンサートに二井原さんがゲスト出演されたとき、「何かいい曲はないか?」とヒロアキくんに相談され「Razamanaz!」と答えたのだ。イヤ、一方的に私がリクエストしたのかな?ま、そっちか…。
「Love Hurts」と言わなかったのはバラードよりもアップテンポがいいと思ったから。もちろん「Razamanaz」はNazarethの最高のロックンロール・チューンだ。
このあたりのブリティッシュ・ロックの名曲を二井原さんが歌うとタマらんよ。いつかClassic Rock Jamで歌ってくれたSladeの「Cum on Feel the Noiz」はいまだに忘れられない。
360v
「You Keep me Hangin' on」か…Rod Stewartバージョン。これも一時期流行った。Carmine Appiceがカッコよくてさ…。この曲も二井原さんにピッタリやね。

220アルバムにも収録されているが、意外な選曲は「Calling You」。
この曲のコーラスのメロディって何とも独特じゃない?有名なサビよりスゴいメロディだと思うんだけど、これを二井原さんがまるで消え入りそうなロウソクのような声で歌うと実にいいんだな~。

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すなおさんの緩急自在、ダイナミクスに富んだピアノのバッキングがまた絶妙。

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Journeyの「Separate Ways」やLoudnessの「Like Hell」も熱唱。

240v_2

しかし、スゴイね。二井原さんの存在感は。
ちょっと声を出しただけで世界がガラっと変わって引き込まれてしまう。
やっぱり本当にスゴイ歌い手というものはそういうものだ。聴いている方は「声」にやられてしまうのだ。
だから最近のスットンキョウな声で演奏するバンドにはまったく感動しないね。ロックの声じゃなくてフォークの声でロックを演ろうとするから。決して悪いワケではなくて組み合わせ方が間違っているだけ。ナイロン弦をJVMにつないでOD2のレッド・モードで弾くようなものだ。(ま、これはこれで個性的だけど)
二井原さんの声は日本のロック界の至宝だ。

245「Loving' You」ベースの「寿」。「♪つるは千年、亀は万年」…これもホームラン王級の魅力を放っていた(ここ「ナボナ」に引っ掛けています)

250

熱唱に次ぐ熱唱で寒さを忘れたひと時だった。CDおススメですから!

260v二井原実の詳しい情報はコチラ⇒Rock Me Baby
はんだすなおの詳しい情報はコチラ⇒はんだすなお情報

280v_2そして最後はSUPERBLOODの面々が加わった!

290_2オカヒロ

310v阿川"Ryo"亮一

320v_2

大内"MAD"貴雄

340v

そして、二井原実と…
300v_2
はんだすなお

330_2曲はLoudnessの「Crazy Night」。

350エキサイティングだし、おなじみだし、大盛り上がり!

380v寒いのにこのオカヒロちゃんの格好!そう実に熱気あふれる演奏だったのだ!

2_img_0745Marshallくんたちもご苦労様でした。
帰りも渋滞がまったくなく、おかげさまでアっという間に帰ることができました…。

390SUPERBLOODの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

400_2

(一部敬称略 2014年10月11日 御殿場富士スピードウェイにて撮影)

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2014年11月26日 (水)

2014 FIA世界選手権 第6戦 富士6時間耐久レース<前編>~SUPERBLOOD登場

『2014 FIA世界選手権 第6戦 富士6時間耐久レース』に行って来た。
ここが富士山のふもとにあることを完全に忘れさせてくれるような曇り空。何しろ本当に1回も富士山が見えなかった。
いつ雨が降り出してもおかしくない空模様なのに最後までセーフ。ありがたいことです。

10実はここへ来るのは2回目。
前回はEARTHSHAKERとSHOW-YAが出演したチャリティ・イベントの取材だった。
60
あの時は、行きも帰りも東名に乗ってから降りるまで完全渋滞でかなりマイったが、今回はマァ、スイスイで助かった。
70
今回も場内には様々な車メーカーの展示がゾロリ。

20きっとマニアの方々にはタマらない状況なんだろうけど、どうもピンとこない。

40
…というのも私、車には全くと言っていいほど興味がござらんでな~。
MarshallやNATALやEDENが積み込める車が1台あればゼンゼン困らない。

30こんなペッチャンコな車じゃ1960載せられないもんね~。

50それでも、見ていると結構カッコいいもんですな~。

100

もちろん、ここへお邪魔したのは車を見に来たワケじゃない。

90前回同様、Marshallの働きっぷりの取材に来たのだ。

105前回取材した時はコース内にウイング車を入れて演奏したが、今回はこうして定置ステージが組まれていた。

110私がお邪魔したのは初日。
上矢理加のステージ。

120上矢理加

130vバッキング・トラックにギターと…

140ベースが加わった編成。ベースは片岡利文。

150元気いっぱいのステージ!

160v声の質やイメージからすると、我々世代では十把一絡げに「アニメ系」というくくりで扱ってしまうキライが無きにしもあらずなのだが、コレがなかなかにロックしていてカッコよい。

170v幕間に流れていた理加ちゃんのCDなんかよく作り込まれていて、ものすごくカッコいいのよ。コレはどうしたことなんだろう。
時々こういう現象に出くわすんだよね。
「ロックは、かつてロックがいた場所にはもういない」(←けだし名言 by 私)
コレですよ。

180それにしても理加ちゃん、この寒い中、終演後もずっとこの姿でお客さんのサインの要求に応えたりして…彼女にプロ根性を見たよ!

上矢理加の詳しい情報はコチラ⇒Smile★Smiley★すまいりーか

190そして、登場したのがお目当てのSuperblood!

200ギター、オカヒロ。

210vドラムは大内"MAD"貴雄。

220vベースは阿川"Ryo"亮一。

230vボーカル/ギターはRYU。

240vオカヒロちゃんはいつもはオリジナルのJCM800 2203を愛用しているが、今日はJCM900 4100。

270図太い音色で相変わらずの華麗なプレイを聞かせてくれた。

280vRyoさんもMarshall。いつもこのMB450HとMBC410(生産終了品)を愛用してくれている。

290あのね、いいこと教えてあげようか…ココだけの話しだよ。
このMBって値段の割におっそろしく音がいいんだぜ。要するにコスト・パフォーマンスに長けているということ。
…というのも、このアンプの設計者が日本に来た時に、たまたまMBを使っているライブがあってそこへ連れて行った。
その設計者がボソっと言ったことを私は聞き逃さなかった…「MBってこんなにいい音だったっけかな…」
弾き手によっては設計した本人が驚くほどのパフォーマンスを見せてくれるアンプなのだ。
当然、ベテランのRyoさんのサウンドも最高!
325

そんな素晴らしいMarshall弾きによる胸のすくようなMarshallサウンドが詰まっているのがコレ。11月12日にリリースされた4曲入りミニ・アルバム『Rescue Me』だ。

250cd
ステージはもついろん『Rescue Me』からの曲を中心に演奏。

260
オカヒロちゃんとMADさんのコンビは先日レポートした通り、BLUES DETOXというチームでバリバリ活躍している。
320v
それだけにイキもピッタリ!

330
そこへノリノリのこのふたりが加わっているのだからそのパワーはハンパなものではない!

310サウンドはシンプルな日本語ハードロック。いわゆる「日本のロック」。これでいいのだ。

340

最近のソフトなロックのなかにあって、こうしたジャリジャリと砂を噛むような骨のあるロックに接すると「ホレ、見たことか!」と実にスカっとする。
300v

またね、この吐き捨てるように歌うRYUさんの歌がいい。
実にこのバンドのサウンドにマッチしている。

3_img_0155 しかし、マイペースなオカヒロちゃん。
TYOの時もBLUES DETOXの時も、このSUPERBLOODの時もまったく変わらない自分の世界をキープしている。
「オカヒロの世界」…それはギター・バカだけが到達できる真のロックの世界だ。

355vThin Lizzyの「The Boys Are Back in Town」も演ってた。なんてヤクザなPhil Lynottなんだろう!このクールさがいい!

3_img_0160 有名なソロもバッチリ!

1_img_0192SUPERBLOODの魅力に撃たれてノックアウトされたファンたち。
斃れても頭を振り続けてる?

380いつもニコニコのMADさん。どのステージを見ても本当にドラムを叩くのが楽しくて仕方ないように映る。実際そうなのだろう。
このバンドもMADさんのパワフルなドラミングとキャラクターによるところが大きい。

390vいつも「最近のロックは…」とジジイ臭いことを言ってしまうが、それだけにこういうバンドに出くわすとうれしいもんだね。

1_img_0158

ロックは子供だけのものではない。
こうした大人も楽しめるロックもなくてはならないのだ。

350v

SUPERBLOODの今後の活躍を心から期待している。

2_img_0515

SUPERBLOODの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

420宴は<後編>へ続く…

430(一部敬称略 2014年10月11日 御殿場富士スピードウェイにて撮影)

2014年11月25日 (火)

お茶の水熱烈楽器祭の田川ヒロアキ

ちょっとゴメンなさ~い!
先日紹介したMarshallの本の仕事の追い込みにかかりきりでとうとう金曜日の更新をスキップさせて頂いちゃいました!連休をはさんで今日から復活!

今日はお茶の水のお話しから。
子供の頃からレコ―ド屋に通ったり、母校もあったりで、お茶の水から駿河台下、神保町と、この辺りはとても好きなエリアのひとつだ。
現存するニコライ堂の他にも、昔は明治大学の「記念館」という歴史的な建物があって、あの辺りは今よりもずっと風情があった。

Kk それが今ではあんな不愛想な高層ビルになっちゃって…。いくら老朽化が進み、地震が多いとはいえ、もしアレがロンドンだったら、記念館をウマい具合に保存して街並みの雰囲気を後世に伝えたことだろう。
私なんかは、子供の頃からアレがアソコにあるのが当たり前で、学生の時には実際にあの建物を利用していたこともあり、いまだに「記念館」がアソコにあるような気がする。

そしてナント言ってもお茶の水と言えば楽器屋さん。
通りを挟んで両側に並ぶ楽器屋さんの数が一体何軒あるのか知らないが、ここは質、量ともにロンドンのデンマーク・ストリートもマンハッタンの西48丁目もはるかに凌ぐ世界一の楽器屋街だ。

ナゼ、このエリアにこれほど楽器屋さんが集まったのか…。

一説によると…昔、楽器をやる人もそう多くなく、楽器の商売は大変難しいものだった。そこへ、たまたまお茶の水で営業していた3軒ほどの店が繁盛していることに目付けた他の楽器屋さんが、「アソコでなら商売になるのでは?」と狙いをつけていつの間にかお茶の水に集まってきてしまった…という比較的味も素っ気もない理由らしい。。

東京にはこういう世界一のエリアがいくつかあって、お茶の水のそばの世界一の古書店街の神保町、世界一の料理器具店街のかっぱ橋、世界一の仏壇店街の稲荷町(もっとも仏壇は西洋にはないが…)等々、探せばまだまだ他にもたくさんあるかもしれない。
東京はスゴイのだ!

前説終わり。
そのお茶の水の楽器屋さんが集って楽器の楽しさを知ってもらおう…というお祭りがある。
『お茶の水熱烈楽器祭り』がソレだ。

05昨年はすさまじい雨だったが、今年は雲一つない素晴らしい秋晴れ。

10会場内には楽器メーカーや楽器店のブースが設営され、実際に楽器が試せるようになっており、賑わいを見せていた。

20地元ということで、我が母校もお手伝いしていた。明治大学のブース。DJブースも設けられ、即席ラジオ放送なんてこともしていた。

30明大のブースではイベント出演者のCDも販売されていた。
ひときわ目立つ『Ave Maria』…ジャケ写がいいからね~!

40ステージにはバラエティに富んだミュージシャンが出演し、楽器の魅力を伝える。

50そして、去年に引き続いて出演したがの田川ヒロアキ。
去年はすさまじい大雨だった。
キャンセルするミュージシャンもいる中、ヒロアキくんはグランド・ファンクよろしく雨の激演を繰り広げた。
今年は素晴らしい天気で気合も入るというもの。

60オープニングはインストの「Sea Scape」。
バッキング・トラックを使っての演奏だ。

70v今日のMarshallはオリジナルのJCM800 2203と1960A。

80v続いてヒロアキくんのテーマ・ソングともいうべき「My Eternal Dream」。

90ま、何を使ってもヒロアキくんの音になってしまうのだが、今日はオリジナルの2203とあって、いつもよりザラっとしたワイルドな音像。これがまたいいのだ!
120
「Start Up」という短い曲が続く。
短いというのもワケがあって、実はヒロアキくんのこの曲、KRY山口放送のニュース番組「スクープアップ山口」のオープニングテーマ曲なのだ。

100vコレはやっとかないとね!「カラムーチョZ~秘密結社コイケヤのテーマ」。

130v雲ひとつないお茶の水の青空に「♪お尻がイタ~い!」がこだまする!

110v

キマった~!

105

ステージの実際の演奏と手にしたチラシを交互に見るおばあちゃん。「そのチラシの写真私が撮ったんですよ~」とか言おうかと思ったけどやめた。
「ああ、あの子、ギターの弾き方間違ってるねぇ…」と思ったかどうかは知らない。

140ガラリと変わって「Ave Maria」。2203で奏でる「Ave Maria」も大変よろしいな。太い音色がグングン押し出されてくる。

150v最後は「All My Loving」。田川式ハードロック・バージョン。

170_2…という20分のステージ。
お客さん、みんなジーっと見てた!

190ステージを降りたヒロアキくんに次から次へと握手を求めるお客さんが…。
こういう機会も大切だ。

田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

200ヒロアキくんの現場が実にバラエティに富んでいる…というようなことを書いてきているが、今日のこのイベントもしかり。
そして、12月7日にはMAZDAの大イベント『MAZDA FAN FESTA 2014 in OKAYAMA』に出演する。
210v
ヒロアキくんは去年に続いて2度目の出演。


公式テーマソングのオファーを受け、書下ろしの「キミを乗せて」が見事採用された。
更にこのイベントのためのCMソングとしても採用が決定し、広島のテレビ局(テレビ朝日系列)でオンエアされている。(岡山でのCMもほぼ決定)
加えて、原爆ドーム付近の繁華街の巨大ビジョンでも放映されている。
コレがそのCM。

マツダファンフェスタ2014 in OKAYAMA(主催:岡山国際サーキット、主管:(株)B-Sports、大会特別協賛:マツダ株式会社)の詳しい情報はコチラ⇒公式サイト

コレでまたヒロアキくんの音楽に接する人が増え、多くのファンを増やすことだろう。ギターの音はMarshallから出ております、ハイ。

(一部敬称略 2014年10年18日 お茶の水・小川広場にて撮影)

2014年11月20日 (木)

秋の放課後・ロック教室 田川ヒロアキ with 音楽学校・選抜生徒!+ ROCK'n'ROLL SHOW BOAT

『秋の放課後・ロック教室』?なんだろう?

Marshall Blog頻出の田川ヒロアキ。もちろんMarshallのへヴィ・ユーザーで日本におけるMarshallのAmbassadorと呼べる内のひとりだ。
ところで、この「Ambassador」という言葉、イギリスの連中がよく使うんだよね。「大使」とか「使節」とかいう意味なんだけど、どうもそういう風に日本語にしてしまうと大仰で座りが悪い。でも敢えて使ってみた。もちろんドラム・ヘッドではない。

さて、その頻出の理由はAmbassodorであることだけでなく、現場が面白い。
ま~、次から次へと色々な仕事が舞い込んで来ること!宮古島へフォトグラファーとして呼んでもらったり、車いすダンス大会へお邪魔したり、と取材する方もバラエティに富んだ取材環境を十分に楽しませてもらってる。

それで今回は「ロック教室」…ま、この後の記事をご覧頂けば内容はわかるとして…。
この日のステージの幕を開けよう!

ステージにはおなじみ、Marshall、NATAL、そしてEDENが並んだ。
10
まず登場したのは、ROCK'n'ROLL SHOW BOATというトリオ…って庄太郎ちゃん!

20v ベース・アンプはEDENのWT-800とD410XSTが2台のフルスタック。サオは庄太郎ちゃんものではござらん。
35v
ROCK'n'ROLL SHOW BOATは満園庄太郎、満園英二(ds)、そしてあらケン(g/vo)の3人が徹底的にロックのクラシックをプレイするバンドだ。
クラシックといっても60年代や70年代のロックではなく、その前。
ElvisやLittle Richard、Bo Diddley等々、ホンモノのロックンロールをジャンジャン演奏しちゃう。

30このバンドではベースだけでなく、バリバリ歌っちゃう庄太郎ちゃん!

40もちろんゴリゴリのドライビン・ベースもタップリ。
また、演奏する曲の解説もキチンとしてくれて、まさに「ロック教室」。
庄太郎ちゃんとの付き合いもいい加減長くなったが、こんなにロックンロールが好きだとは知らなんだ。

50vそれにしてもこの時代の曲ってのはコード3つでとてつもないロックの世界を作っていたんだと改めて感心した。コード3つとエイト・ビートで他にナンにもいらなかった。シンプルでストレートだからいつまでも古くならない。何しろ曲が持つパワーが強い。
どうしてこの川下に今のロックがあるんだか理解に苦しむな~。
こういうネタや演奏はとにかく若い人たちに聴いてもらいたい。
それこそ庄太郎ちゃんには「ルーツ・ロック」のAmbassadorとしてこういった活動を続けて欲しいと思う。

満園正太郎の詳しい情報はコチラ⇒Official Website

70休憩を挟んで登場した田川ヒロアキ。ここからは放課後?

80まずは、お得意の「無伴奏ギター・ソロ」。

90v このシルエット!きれいな三角。知らない人が見たらまずギターを弾いているところだとは思うまい。弾き方が間違ってるからね!

MarshallはJVM210Hと1960A。
いつもはJMD501を使用しているが、JVM2はヒロアキくんの大のお気に入り。いい音出すわ~。
実はここのところJVMと一緒にスタジオに入っていてまた面白いことやってんだゼ、この人。

100v

いつもながらの結構なお手前で…。
要するに先生の模範演奏っていうところね。ホームルームか…。

そう、今日はヒロアキくんが引率の教師となって、音楽を勉強している若い人たちと一緒に演奏してしまおうという企画なのだ。
ね、また普通とは一味違った企画に参加してるでしょ?

95音楽を勉強している若者というのは、「尚美ミュージックカレッジ専門学校」の生徒さん(以下、SMS)並びに卒業生(以下、SMO)、加えて「ROCK STAR MUSICSCHOOL」という私塾(以下、RSM)で勉強している人たち。「ROCK STAR MUSICSCHOOL」の詳細については後に触れることにする。

生徒さんの紹介も先生から。出欠か?
さすがのヒロアキくんも一発で全員の名前を覚えることはキツイ。ということでカンペを用意。
点字のカンペだ。
開演前に見せてもらったけどもちろんゼンゼンわからない。
指先でなぞってみてもほとんど違いがわからない。どの字もただブツブツしてるだけ。
ヒロアキくんは自分では点字を読むのが苦手というが、スゴイ人になると手のひらでパッと触れただけで全部読める人がいるんだそうだ。それはウソだろ~、と思ってしまうがホントらしい。

110そして、最初に登場した4人。
曲はMichael Schenker Groupの「Armed and Ready」。意外な選曲!

120児玉喜子(RMS)

130井上 練(SMO)

140山下 駿(RMS)

3_img_0019 野口 倫(SMS)

160vドラム・キットはNATALのバーチ。

170ギター・ソロ、バッチリ!

180

 「む~、なかなかやるナァ~」…この学生さんとの共演コーナーではバッキングに徹したヒロアキくん。

180v2曲目は相川七瀬ちゃんの「夢見る少女じゃいられない」。パワフル~!
七瀬ちゃんもマーブロに何回も出てくれているのよ。

3_img_0018 リズム隊が交代。ベースは行木哲平(SMS)。

150v

ドラムが坂田 航(SMS)に替わる。
220v
今度は男子ボーカルでナント曲はTOTOの「Goodbye Elenore」。誰がこんな曲を選んでいるかと思うったら、ほとんど生徒さんたちだって。

190山口拓哉(SMS)

200v梶間悠大(ゆひろ、SMS)

210vゴキゲンな演奏でみんな楽しそうだ!

230そして、ここでジャム・セッションっつーことで、ブルースを一発。
ヒロアキくんもソロを弾いた。

2_img_0073 迎え撃つは練くん。こちらも大熱演で会場が盛り上がった。

3_img_0056_2 次のコーナーは、コレ説教…しているワケではなくて、ヒロアキくんのギター教室。
生徒役は悠大(ゆひろ)くん…ってホンモノの生徒だけど。右手のテクニックについて解説。
左手は絶対にマネしちゃダメだぞ!

240また、バンド演奏に戻ってレッチリの「Dani California」。
レッチリは若い人に人気あるね~。こういうのコピーして演奏するの難しいよね。
ところで、レッチリ最近どうしてるんだろう。

280

ベースは澤 祥太(SMS)に交替。
次に演奏した「Butter-Fly」という曲も彼の選曲。
この曲、『デジモン』っていうTVアニメの主題歌なんだって。そういえばウチの子が小さい時にこのアニメ見てたな…ってそんなに若い人たちと仕事ができて幸せだ、オレは!

270v若い人はいいね。
一緒にいるととてもいい刺激になる。
一生懸命演奏している姿は何とも素晴らしい。人生これからだもんな~。
ドンドンいろんな音楽を勉強して活躍してもらいたい。
ジジイがあまり口を出すと嫌われるから一言だけ…「昔のロックを聴きなさい」
庄太郎ちゃんたちが演奏した時代までさかのぼる必要はない。なぜならThe Beatlesがいるから。The Beatles以降でいい。
いつも書いてるけど、1960年代~70年代中盤のパンクの以前の音楽を聴いてください。
未来へのカギは過去にあるよ。今の音楽の中には何の答えもない。
きっと先生もそんなことを言ってるんじゃない?
…ということで校長先生の登場!


てらちんだ~!

281とってもいい気分でご挨拶。
そう、今日出演した生徒さんたちは寺沢功一のお弟子さんたちなのだ。
はじめに記した 「ROCK STAR MUSICSCHOOL」というのはてらちんが運営しているロックの学校なのだ。

282v生徒さんたちの素晴らしい演奏に「校長うれしい!」。ホント、立派な演奏でした。

寺沢功一の詳しい情報はコチラ⇒Official Website

283そして最後にヒロアキくんがソロで演奏。

290v曲は例の「カラムーチョZ~秘密結社コイケヤのテーマ」。

300「♪お尻がイタ~イ」ってヤツね。

310思う存分歌いきって、弾ききって終了!
今日もユニークな現場だった!

田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

320最後はみんなで記念撮影。
やっぱり校長うれしそ~、楽しそう~!

330NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2014年10月10日 高円寺SHOWBOATにて撮影)

2014年11月19日 (水)

猫騙(ねこだまし)

今日は初登場のバンド、「猫騙(ねこだまし)」。
「猫騙し」というのは相撲の立会の時、激突する寸前に相手の鼻っツァきでパチンと手を打つヤツね。
一般的に、どう考えても体力的にはかなわないようなデカい力士を相手にするときに使用される小兵力士のための奇策とされている。
相手がビックリしているスキに何とかしちゃおうという作戦だが、相手がまったく反応しなかったりすると、一気に無防備になってしまい、簡単にすっ飛ばされてしまうかもしれないという「一か八かの」あるいは「ノルかソルか」のスリリングかつギャンブル性の高い小ワザなのだ。

昨日のデーモン閣下(姿は見えないけど)に続いて相撲の話題になるなんて何かの符号かな?

さて、こちらの猫騙は、2006年に元WANDSの上杉昇が結成した「エスニック・ファンクロック」を標榜するバンドだ。
そのレコーディングにNATAL起用され、現場にお邪魔してきた。

10ドラマーは安部川右亮。

20vキットはメイプルのメタリック・ホワイト。

30コンフィギュレーションは12"、13"、14"、16"、22"。

40それに14"x5.5"のスネア。

50v「鳴りが良く、音質も申し分なし!」と大変に高いご評価をいただいた。

60そして、レコーディング。
ドライブ感あふれるソリッドなサウンドが気持ちいい!

70vそして、この時の音源3曲がシングル『PROTOTYPE CD4』として10月1日から配信開始となった。
ドラムはNATALサウンドだよん!

80cdそして、そのレコ発ライブが10月11日に開催された。
この日はガッツリと先約があって遠方へ赴いていたので私はお邪魔できなかったのよ~、悔しいですッ!

90でも、minzoku、すなわち安部川さんが写真を送ってくれた。
同じくメイプルのシー・スパークルのキットでプレイするminzokuさん…カッコいい!
この写真だけでもライブの熱気が伝わってくるというものだ。

これからも活動に期待している。

100猫騙の詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site

110NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 ライブ写真提供:安部川右亮氏)

2014年11月18日 (火)

デーモン閣下 『DEMON'S ROCK 戦慄の闇鍋 TOUR』

デーモン閣下のコンサート。
久しぶりのレポートだ。
前回も捧腹絶倒のゴージャスなロック・ショウだったので楽しみ!

10今回は『DEMON'S ROCK 戦慄の闇鍋 TOUR』というツアー・タイトル。
物騒なタイトルだが、「ナニが出るかがわからない!」という意味合いだ。おもしろそうぞ!

20v_2デーモン閣下を支える腕利きのミュージシャン…
ギターは原田喧太。前回に引き続いての登板。

30v石垣愛
愛ちゃん、久しぶりだな~。愛ちゃんも前回組だ。

40ベースは大桃俊樹
モモさんはマテ・カマラスさん以来

50vキーボードは松崎雄一。松崎さんもマテさん以来。

60そしてドラムは雷電湯澤。
雷電さんはCANTA以来。

70v…というホーム感満点のメンバーさんで、うれしいなったらうれしいなっと!
170
閣下の筋金入りのロックだもん、やっぱりMarshallは欠かせない!
今日の喧ちゃん…

80vいつもと同じ、JVM410HとMF400Bのコンビネーション。
昨日もMODEFOURキャビを使っている方の現場にお邪魔したんだけど、ヘッドとの組み合わせがうまくいくと実にいいね。いいキャビだMF。もう製造していないのが残念。

90足元のようす。

10020年ぶりに音を出すというダブルネックとの相性もバツグン!しかし、ハデなギターだな~。

110v雷電さんはNATAL。

120アッシュのグロス・ブラック。10"、12"、16"、22"。

130「音質がよくコントロールが抜群にしやすい」と大変お気に召していただき、このツアー、この閣下のツアー、全公演をNATALをプレイして頂いた。

140また、どこへ行っても音響スタッフさんからの評価が高い…という言葉まで頂き、実にうれしい~!

150MarshallとNATAL…この光景も徐々に増えてきてありがたや~。EDENもお忘れなく!

160客電が落ち、紗幕に閣下のシルエットが映し出されただけで会場は大興奮!
久しぶりの閣下のロック・ツアーということもあって、なにせ熱気がスゴイ。
オープニングは「Forest of Rocks」。

180v曲はアルバム『MYTHOLOGY』や『LE MONDE DE DEMON』からの曲や聖飢魔Ⅱのレパートリー他、とバラエティに富んだセレクション。

190要所要所でバリバリと弾きまくる愛ちゃん!

200確実なプレイでバンド・アンサンブルを分厚くする松崎さんのキーボード。

2_img_0137 グイグイとバンドを引っ張る雷電さん。

220ド派手にフィーチュアされたモモさんのベース・ソロ。ここだけではなく、多くのシーンでモモさんが活躍!

230vコーラスはMIYAKOさんとAyumiさん。

240vそして、閣下が信頼を寄せるギタリストとしてだけでなく、「バンドのカナメ」的な役割をも果たしているかのように見えた喧ちゃん。
このバンドでも存在感は半端ではない!

250vインスト・パートの内容も濃い~!
ステージ中央にが「鍋」と書かれたドラム缶がセットされる。
ここからいろんなネタが出て来るワケだ。ナニが出て来るかわからない闇鍋状態。

255雷電さんのドラム・ソロに使う道具を喧ちゃんが「鍋」から取り出す。
自分がどっかで買って来た丸っこい人形が当たっちゃった!雷電さんの顔!

260また雷電さんもチャンとやるからいいね!

270それとラッパ。
モモさんも楽しそうに手伝ってるな~!

280もちろんキメるところはバッチリとキメる!
しっかしいい音だな~。叩き手のおかげだ。
210v
大歓声に応える雷電さん。
雷電さんが叩いているドラム・キットはNATAL(ナタール)。
1965年創業のイギリスの老舗パーカッション・ブランドのドラム。今ではMarshall参加で世界中でロック・ビートをクリエイトしている。

290vガッツあふれるプレイの連続!今日も喧太フレーズが炸裂しまくった!!

300そして、雷電さん。NATALがとてもお似合いだ!
雷電さん、「このロゴがいいんだよね~」って言ってくれた。うれしいです。

しかし…Marshall BlogにNATALが登場してほぼ 1年。
1年前には誰にも知られていなかったこのマイナーなブランド…それが今ではデーモン閣下のステージで活躍してるなんて、まるで夢みたいだ。
この仕事冥利に尽きる。雷電さんそして皆さん、ありがとうございます!

これからもいい音楽を作るドラマーさんたちにドンドンNATALを可愛がってもらいたいな~…と思ってるのです!
よろしくお願いします。

310vさて…見て!この盛り上がり具合!
ステージに合わせた一糸乱れぬ団体行動。
本編12曲。もうみんな最高に楽しんだに違いない。

320アンコールの初っ端には、クジで「今日の当番」に当たった喧ちゃんが「toi toi toi」という曲で閣下の伴奏を単独務めた。

325v
そして小柳ゆきさんも登場。2曲ほど素晴らしい歌声を披露した。
このちょうど一週間後またご一緒させて頂くとは何たる奇遇!

喧ちゃんと愛ちゃんのギター・バトル、カッコよかった!

330v

2_img_0365 アンコールは2回。
8曲もの大盤振る舞い!
ま~、なんとバラエティに富んだ内容だったことか。さすが日本を代表するエンターテイナーのステージ!

340原田喧太の詳しい情報はコチラ⇒原田喧太Official Web Site

350v雷電湯澤の詳しい情報はコチラ⇒CANTA Official Web Site

360デーモン閣下の詳しい情報はコチラ⇒H.E.DEMON KAKKA'S

閣下はさそり座なんだ…私とちょうどピッタリ10万、歳が離れてるんだな…。

370NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト


(一部敬称略 2014年9月21日 渋谷AiiAシアターにて撮影)

2014年11月17日 (月)

後藤まりこ~PINK SCREAM #4

『PINK SCREAM』というイベントに参加したまりちゃん。
ちょっと前に朝のテレビ番組で彼女に遭遇して、ビックリするやら、うれしいやら…とにかく活躍中なのだ!

10後藤まりこ

20v もちろんギターを携えての登場。

30vお供はMarshall。DSL100と1960AX。

40vギターのAxSxE。

50vAxSxEさんもいつも通りMarshallで轟音を響かせる。

60v愛用のJCM800 2203と1960A。

70vベース、仲俣“りぼんちゃん”和宏。

80v仲俣さんはEDEN。ヘッドがWT-800、キャビ上段が4x10"、下段が1x15"というフル・スタック。

90vツイン・キーボード。坂井キヨヲシと…

100v中村圭作

110vドラムはマシータ。

120vステージは説明不要の「まりこワールド」。

130歌に…

140vギターに…まりちゃんにしか作れない個性的かつ個人的な音のパノラマ。

180v

Marshall Blogではガール・メタル・バンドを指して「女性のパワー」のスゴさを頻繁にレポートしているが、何もガール・パワーの表れはメタルだけではないのだ。

170vこの愛らしくも暴力的なロックはもはやジェンダーもジャンルも超えたところにある。
150v
ギターをおろし自由を手にしたまりちゃん。

190vこれまた個性あふれるミュージシャンを従えてステージを支配するまりちゃんがまたカッコいい。

200vステージせましと上下に移動して熱唱する。これがもう少しすると、動きが上下でははなく前後に変わる。
205v
狂ったようにシンバルを打擲するまりちゃん。

210

220v鬼気迫る演奏(?)!

225v

230vそしていよいよ客席に。

240やっぱりこうでないと!

250この日も執拗に客席に入り込んでは自分の世界を自由に拡大していた。

260vそして、またギターを下げる。

270今日は出演時間が短くて残念だが、パフォーマンスの温度は変わらない。
クライマックスではいつも沸点に達する。

280vバックの5人の演奏もすさまじい!

290

300v

310

320

330v燃え尽きてギターを降ろすまりちゃん。
その後ろ姿は12Rを力いっぱい打ち合ったボクサーのようだ。

340vこれは11月12日にリリースされたばかりのアルバム『こわれた箱にりなっくす』。
初回限定盤はCD+DVDという仕様だ。今日現在、まだ内容を聴けていないのが残念だが、いいジャケットだ。

Cd2_2

発売に合わせたイベントやツアーも果敢に開催されているので、是非コンサートに足を運んで「まりこワールド」を体験してもらいたい。

Cd2_1今回はイベントなのでアンコールはなし。
最後、まりちゃんがひとりステージに残り、バスドラムに腰を掛け、ア・カペラで歌う。シットリとしたイキな演出だ。

350vそれからドラムに向かい軽くエイド・ビートを刻んで見せる。
…と、その瞬間…

370v破壊。

380vキース・ムーンよろしく、力いっぱいドラム・キットを蹴り放ったのだ!

390顔色ひとつ変えないまりちゃん。

400まるで演奏の一部のようだ。
そして、ひとこと…

410「ありがとう…」
カッコよすぎる。

後藤まりこの詳しい情報はコチラ⇒510mariko

420今日の記事は言葉少なだが、ヘタな文章より写真の方が十分に雰囲気が伝わると思った。だからそうした。

(一部敬称略 2014年10月8日 渋谷DUO MUSIC EXCHANGEにて撮影)

2014年11月14日 (金)

新しいMarshallの本!~The History of Marshall The First Fifty Years

2012年に創業50周年を迎えたMarshall Amplification。その節目を記念して大コンサートを開催したり、記念の限定モデルを発売したりしたことはみなさんよくご存じの通り。
それだけではなく、Marshallに関する書籍も発売されている。

10Marshallに関する書籍といえば、まず真っ先に思い浮かぶのは『Marshall Chronicle~50th Anniversary Edition(シンコー・ミュージックエンタテイメント刊)』(…だとうれしい)。
2012年12月に上梓されたいわゆる「マー本」。
日本人らしいキメの細かい内容で、一部のミュージシャンの間では「大人のエロ本」として愛でられていたらしいたことは記憶に新しい。

日本で唯一のMarshall社の社員として編集に参画させて頂き、文章の執筆だけでなく、企画を取り上げて頂いたり、掲載されているほとんどの写真を私が撮影したもので埋め尽くして頂いた。
私も、Marshall人生のひとつのまとめとして、また新たな勉強の機会として、徹底的に取り組ませて頂いた。
特にジムの波乱の生涯を柱にした「Marshallの歴史」に関するページには力が入り、何度も何度も読み直し、書き直し、考え直してひと夏をかけて完成させた苦心作だった。
このページのためではないにせよ、ジムの生家やMarshallの発祥地となったロンドンのはずれのジムの最初の楽器店への往訪記などは書いていて幸せを感じるほどであった。

それだけに書店に並んだ時はすごくうれしくて、周囲のお客さんの注意を促すよう、この本を開きながら何度も咳払いをしたり、本が後ろに隠れたりしていると、店員でもないのにこの本が前に来るように並べ直したりしたものだ。
この場をお借りしてシンコー・ミュージックエンタテイメントさんや関係者の皆様に改めて御礼を申し上げる次第である

15さて、日本ではギターに関する書籍はさまざまな形で編まれ、流通しているが、ギター・アンプの本となると、技術に関する本がわずかに散見されるものの、アンプという商品に関する本というとかなり少なくなってしまう。
何年かに一度、「アンプの本」的に楽器雑誌の別冊のような形でムックが出版される程度だろう。
そういう意味でも上述の『Marshall Chronicle』は手前ミソながら画期的な書籍だった。

しかしね~、アンプがなきゃギターはどうすんの?
時代の潮流なので、レコーディングならまだしも、ライブで卓に直接なんてダメよ、ダメ、ダメ。ドンとギターの音を風で受け止めなきゃ!
そこへ行くとKeith Richrdsはエライ。ダテに長いことThe Rolling Stonesやっちゃいネェ。
「ギターのことばっかり話しているけどよ、Leo Fenderが本当に偉大な知友はギター・アンプを作ったことなんだよ。そこんとこ夜露死苦」…このようなことを言ってらっしゃる。さすがのご慧眼である。

そのあたり、やはりアンプについての海外の認識や事情は違っていて、Marshallひとつ取ってもいくつかの書籍が流通している。
コレなんかはBluesbreakerに関することだけを扱った一冊。もちろん読んだ。結構おもしろい。

16これはおなじみ、英語版が輸入されて『爆音の父(The Father of Loud)』としていくらか出回っている。
コレは一体何回読んだことか…。Marshallの本ということもあるが、主役は半分Jim Marshall。
以前にも書いたが、工場へ行くたびにジムがサインを入れてお土産としてプレゼントしてくれるもんだから、ウチには裏表紙に「To Shige Jim Marshall OBE」と書かれたこの本が5冊ぐらいあって、宝物として大切に保存してある。(サインは後にDr. Jim Marshall OBEとなった)

13

ちょっと脱線するが、みなさん「Jim Marshallの本」ということでお間違いなきようにして頂きたいのはコレ。
フォトグラファーのJim Marshallの写真集。
下の2冊はこれまた私の宝もので、繰り返し眺めてはライブ撮影のためのインスピレーションを受けている。

18_2

19話しは戻って…
Marshallの本として長い間バイブル的に扱われてきたのコレ。「THE HISTORY OF Marshall(Hal Lenard Corporation刊)」。
コレもこれまでどれだけお世話になったことか…ボロボロになっちゃった。
30
先の「The Father of Loud」が出版される前は、工場のお土産はこの本だった。実際に私も2002年にジムから直接プレゼントして頂いた。
40
当時はもっとも立派なMarshallに関する本だっただけに、Marhall社としても大切に扱っており、こんな専用ケースまであつらえていた。
この本も英語版の原著は輸入されたものの、日本語版は結局刊行されなかった。

まぁ、いくら勉強しても英語で本を読むのはよっぽど「勉強するゼイ!」的な、ダイエットに挑む級の決心がなければなかなかにシンドイもんでしてな。英語キライじゃないけど、私だってイヤだよ。
だから日本語版の出版を望む声も多かったハズだ。

ところが、この本も1993年に出版されて以来改訂版が刊行されず、JCM900がもっとも新しい商品として扱われている、もはや古文書的な存在になっていた。

20それが、それが、それが!
装いも新たに日本語版が出ちゃうんだぜ!
じぇじぇじぇ!もはやこの快挙、「倍返し」どころの騒ぎじゃない。ワイルドだろう?!

著者は1993年版を表したMike Doyle。それにわが友、Marshallでアーティストやマーケティングの担当しているNick Bowcottが加わった。
Nichはご存知NWOBHMの旗手のひとつ、Grim Reaperの創始者であり、ギタリストだ。Nickとはお互いにTDMF(私)とADMF(Nick)と呼び合う仲。
Nickは大のMarshallマニアで長年にわたってMarshallを内から外から両面で見続けてきた人だけにここでも健筆を奮っている。

今回私は日本の出版社さんのご用命を受けて、全面的に監修のお仕事を頂戴し、苦しませて、イヤ、楽しませて頂いた。

150_2 見て!この厚さ!英語版原著のページ数は392ページにも及ぶ。
今や厚い部類にはいるであろうiPnone4Sがはるかに薄く見える!

55今回は、サブ・タイトルの「THE FIRST FIFTY YRAS」が示すように、Marshallの創業50周年を記念して上梓されたもので、思いっきり最近の情報まで盛り込まれている。
1993年版同様、シリーズごとに商品の詳細が解説されているが、前回はJCM900で終わっていたのに対し、今回は新DSLシリーズまでを網羅している。

そして何よりスゴいのは写真。
オールカラーなのだ!カルメンもビックリの総天然色!

60
何しろ以前のヤツはカラー・ページが挿入されてはいたものの80%以上の写真がモノクロで役場の書類みたいだったからね。

Capriの愛らしい赤も、Mercuryの美しいオレンジ色も…

80
6100の誇らしげなゴールドシャシやクールなブルーのカバリングも…

90
さまざまな広告もすべてカラーで再現されているのだ!
100

それとね…ココだけの話し…写真自体がスゴイのよ…。
私も何度も工場へ行っていろんなものを見せてもらって来たけどね、初めて見る写真がテンコ盛りなの。
「Marshall Chronicle」を編む時にもJimのかつての執務室(会長室)に入り込んで部屋の隅に積み上げられていたメッチャ古い販促物なんかをヒックリ返して見せてもらっったんだけど、今回この本を見て思った…「チッ…出し惜しみしやがって…」ってぐらい。
実はコレにも理由があって、今回の制作にあたってMarshallが管理している写真だけでなく、今回のために、外部からも個人蔵を含む多数の写真を集められたのね。だから決してあの時出し惜しみされてたワケじゃないということもわかった。

ハッキリ言って写真を眺めているだけでもこの本の価値があるってもんでわ。
と思ったらアータ、今回は日本語版が出るんじゃないの!
コリャ文句のつけようがないでしょうに。

70おかげで今、校正で第二の地獄を見ております。

第一の地獄は監修の作業。これがですね、ヨシャいいのに原文にはたくさんのロックや海外の文化に絡めた隠喩が使われていて、翻訳者さんがいくら正確に英文を訳してくれていても、文章を読んで意味が通じない。これを読み解くには、辞書と他のMarshallの本と、一番頼りのインターネットと都度格闘ですよ。もちろん原文もよく読まなければならない。もちろん一冊読破しました。
で、辞書でもインターネットでも、どうしてもわからないミュージシャンの専門用語のような部分はイギリスとアメリカの友達にメールをして教えてもらった。Nickやマーブロによく出て来るSteveにもずいぶん助けてもらったワケ。

またね、冗談が困るんですよ。原文でいくらうまい冗談を言っていても、日本語に訳すと何の意味もなくなっちゃうでしょ?もちろんそれを生かそうと四苦八苦したけど、うまくいくワケがない。
特に多いのがロックの名曲にひっかけるヤツ。おかげさまで、古いネタはほとんどわかるんだけど、邦題がガッチリ普及していたり、訳すと「何のことやら?」になってしまう。

これはね、結局は極上の神戸牛をハンバーグにしちゃうようなもの。だから海外の映画や音楽でどれだけ損をしているかわからない。
余談だけど、映画の字幕はスゴイ。プロから聞いたことがあるが、一般に、一行に14文字、1秒に6文字読むことを計算して日本語を付けているそうだ。みなさん何気なく字幕を読んでいるだろうけど、一流の翻訳家はこんな厳格なルールに従って字幕を付けているのだそうだ。これに不可解な冗談を織り込むんだから翻訳のウルトラCだ。
反対にスゴイのあるでしょ。比較的マイナーなミュージシャンの映像作品なんかに見られる一行30字ぐらいで三段積みになってたりする字幕。般若心経か?みたいな。
『スパイナル・タップ』とかZappaのなんかもヒドかったな。
ただ、映画の場合は聴きとる作業はなく、英語の台本が送られてきて時間があれば机上でジックリ訳を考えることができるそうだ。。

…ということで完成のあかつきにはそんな苦労も読み取っていただけるとありがたい。

110表紙は日本版オリジナルで、タイトルとしては『アンプ大名鑑 <マーシャル編>』ということになる。<マーシャル編>というのは先に<フェンダー編>という本が出ているため。
Keithのセリフの通り、FenderはMarshallの大先輩だし、JTM45の元はBassmanということはよく知られている話し。だからコレでいいのだ。

で、当然表紙をここでドーンとお見せしたいところなのだが、現在制作中。昨日ウチのハンブルなスタジオで私が使用する予定に写真をリクエストにお応えして撮影した。使われるかどうかわからないけど、コレもゼヒお楽しみに!

120_2Marshallは音を出す機械で、この爆音がロックを変えたことは否定しようのない歴史だ。それもジムなりに音楽の将来を予見して、ミュージシャンのリクエストやアイデアを具現化させただけなんだけど、いずれにしてもLeo Fender、Les Paul、Seth Loverの偉業に比肩する業績を残したことは事実だ。

この本の仕事をしている間、何百枚というMarshallの写真を見ていて思った。
StratocasterもLes PaulもP.A.Fもナニがいいってどれも例外なく見た目が抜群にいいよね。絶対に古くならない。
やっぱりとりわけMarshallは素晴らしい。
黒、金、白、一点の赤…これは、ミッキーマウスの黒と白と黄と赤と同じだ。これしかあり得ない。色だけでイメージを作っている。これはギターと大きく違うところだね。
そして流麗なMarshallのスクリプトロゴ。
ギター・アンプ数あれど、どんなに離れていてもMarshallだけはMarshallとわかる。
ハッキリ言わせてもらうけど、やっぱりMarshallが一番カッコいいよ。
したがってMarshallがステージで大活躍するロックがもっともカッコいいことも事実だ。
先に挙げたパイオニアたちのブランドとともに音の面でも、見た目の面でもMarshallはロックを格段にカッコよくしたのだ。

130v_2さて、この本のリリース情報。

タイトル : アンプ大名鑑[Marshall編]
著 者  : マイケル・ドイル、ニック・ボウコット
監 修  : 牛澤 滋由貴
訳 者  : 水科哲哉、脇阪真由
発 売  : 12月19日(金)予定
定  価    :  4,860円(税込)
出版社  : スペースシャワーネットワーク
体 裁  : B5判/並製/400頁強(オールカラー)、限定2,000部
 
詳しくはコチラ⇒amazon.com

ジムも今回の日本語版の出版をよろこんでいることだろう。
「日本の皆さんワシのMarshallをよろしくな…フォッフォッフォッ」…なんて声が聞こえてきそうだ。

M_img_0030クドイようですが下は英語版。表紙は差し替えられます。完成次第お見せします。

150音楽好きの彼にプレゼントするもよし、女流シュレッダーの彼女とのクリスマスの話題にするもよし、イングリッシュ・エールを飲みながらおコタに入ってジックリ読むもよし…。
みなさん、泣いても笑っても2,000部の限定です。
シッカリ校正やっときますんで、どうぞよろしくお願いします!

M_ale_

2014年11月13日 (木)

シュリンプヘッズ ツアー2014 at Garden (with 奥田民生)

シュリンプヘッズが帰って来た!
大好評だった『We are traveling』を引っ提げての今夏のツアーの再演。
10cd

今回もMarshall&EDENが大活躍!

10超満員の会場。

20松浦善博

30神本宗幸

40v高橋ROGER知久

50vKENTARO

60小笠原義弘

70オガンちゃんのEDEN。
ラックに収まっているゴールドのフロント・パネルのヤツがWT-800。キャビネットはD115XSTが2発。
自分では「まだまだよくなる」なんて言ってるけど、すでにすんばらしい音色!

80v今回も『We are traveling』と松浦さんのソロ作品からの曲を演奏。
オープニングは「きまっているのさ」。

90v歌詞にある通り、そして前回も書いた通り、レイド・バック系の「日本のロック」の香りがプンプン漂うゴキゲンな一品。最近「レイド・バック」という言葉もすっかり聞かなくなった。そういうサウンドがなくなったということだ。

メンバーがそれぞれ歌うのが、またいい。

100v2曲目は「夢のリモコンチャンネル」。
松浦さんのDuane Allman賛歌。歌詞がタマらん!

110v続いてはKENTAROさんのボーカルで「ギターとロックンロール」。久しぶりにGargoyle見たいな。

120ボーカルがオガンちゃんに回ってくる。「俺のピストルはどこだ」を熱唱!

130このボーカルを持ちまわるところがこのバンドのいいところ。
前回は神本さんも歌われたのだが今回は楽器に専念。

140ロジャーさんも今回はドラムに専念していた。

150それにしてもこのボトルネック・ギターってのは魅力的な奏法だよね。

160v私はコレ系のサザン・ロックに夢中になったことはないし、熱心に練習をしたこともないけど、実に魅力的な音色というか奏法だと思う。ペダル・スティールだけど、時々Buddy Emmondsの『Steel Guitar Jazz』なんてのを引っ張り出して来て聴くけど、やっぱりいいもんな~。

170ところで、松浦さんの腰!
タオルがブラ下がってる!
さすがにステージでコレをやってる人は見たことなかったな~。でも不思議とおかしくない。
多分、職人にお定まりのアクセサリーだからだろう。そう松浦さんは「スライド職人」だから。

200vそしてオガンちゃんのベース。
オガンちゃんもタオル付ければいいのに…「ベース職人」なんだから!

210vしかし、オガンちゃんのベースを聴いているとホントうっとりしてくるんよ。
ラインのカッコよさもさることながら、とにかくタイム感っていうのかな?普通に同じ音を8分で「♪デンデンデンデン」と弾いているだけでウネるんだよね。ま、コレができるからプロなんだろうけど。広規さんなんかもそう。
ベースだけ聴いていてもまったく飽きない。

220vソロもバッチリ!

230この構図!野音でめんたんぴんを見た時のことを思い出す。アレお邪魔させてもらっといてヨカッタな~。おふたりには感謝感謝です!

190
5曲目には「ひょっこりひょうたん島」、続いて「あの丘をめざせ」と松浦さんボーカル+オガンちゃんコーラスのパターンで演奏が続く。

240ロジャーさんはドラム・ソロも披露。
260v
フロント陣を引き立てるプレイに徹していたロージャーさんが爆発。まさに入魂のドラミング!
250

第1部もアッという間に最後の曲。シットリと弾き語りで「明日はどんな明日」。
こういう素朴な味わいは松浦さんならではのものだろう。
そして、しばしの休憩。

Oct_img_0074 休憩時には最前列にいたオガンちゃんファンの女性とスッカリ話し込んでしまった!

そして第2部。
奥田民生さんが登場。

290v今回の民生さんのMarshall。
JCM800 2203の上に乗っているのは1917。1973年製のPA用20Wヘッド。元来このヘッドは細長いコラム・スピーjカーと組み合わせで販売されていた。
バスケット・ウィーブのBキャビがカッコいい。

440v

「ギタリスト奥田民生」をタップリ堪能できるのがシュリンプヘッズに参加する民生さん。
バリバリ弾くのではなく、音を選んで必要なことだけ弾く姿が実にシブい。サウンドも極上だ。

3001曲目は「ロボッチ」。

310民生さんっていつもシングル・カッタウェイのハムバッキングのギターだ。それがMarshallによく似合う!

320…と思っていたら、MCではギターの話しに…。
「そのギターの素材は何なんですか?」と尋ねる民生さんに「木ィと金属」と答える松浦さん。
「木ィ」という言葉に吹き出す民生さん。
そう。なんで関西の人ってこういう発音をするんだろう。実に面白い
「木ッ」っとスタッカートで言えばいいのに、尻上がりに「木ィ」って音を伸ばしちゃうんだよね。東京の発音よりリズミカルというかメロディックというか、音楽的なんだよね。

325「表面に貼ってあるのはアルミですわぁ」と解説する松浦さん。
なぜかコレが大ウケ!
さっき休憩の時に話していた女性2人が「♪ア~ル~ミ、ア~ル~ミ」と盛り上げる。
「アルミってなんか女の子名前みたい(「有美」ちゃん)」ということで以降、このギターが「アルミちゃん」という名前になってしまった!このコーナーメチャクチャ面白かったな~。

180
MCは大爆笑でも一度演奏に戻ると真剣!

330ギタリスト三人衆のギター合戦もタップリ。3人スライドなんてシーンもあった。

335そういえばだいぶ以前、水道橋のJCBホール(今は名前が違うかな?)での民生さんのコンサートで、「このままではボトルネックが絶滅してしまう!ボトルネックの救世主!」とゲストで出演した松浦さんを紹介したのが実に印象的だった。

340v

ボトルネックの救世主、松浦さん。第2部でもその至芸をたっぷりと見せてくれた。

350v

「フィルモア最初の日」、インストの「Life in Bloom」…
410v
そして「息子」と続いた。

370vふたりのスライド・バトルもたっぷり。バトルといってもどっちがたくさん楽しむか…みたいな?
360
ギターを降ろしてハンド・マイクで歌うはツイストの「からまわり」。今度「Soppo」演ってもらいたいな。

380vここは「シンガー奥田民生」で大熱演!

390vそして最後は「九番目の約束」。

400v神本さんのピアノに導かれてそのまま「Layla」へ!あの後半のインストのところね。
420
ふたりDuane?コレがやりたかったのね?!

430

音楽をすることが本当に楽しそう…そんな姿を見せてくれたメンバーたち!

423v恥ずかしながら今気が付いたんだけど松浦さんとオガンちゃんってファースト・ネームが同じなのね。

425次回はロジャーさんの歌もゼヒ!(病気シリーズ?)

426vアンコールは「カヌー」。

450そして「快楽ギター」の2曲を演奏した。

460v2回目のアンコールでは民生さんのバンドでベースを弾いていらっしゃる小原礼さんが特別出演!

465最後はテーマソング的に演奏される「燃えろうぜ」。

今日もアッという間だったナァ。「日本のロック」もあるところにはある!
このエリアではボトルネックを保存することは「日本のロック」を保存するのに等しいということでもある。

470松浦善博の詳しい情報はコチラ⇒SLIDIN' & SLIPPIN'

Oct_img_0054_2(一部敬称略 2014年10月6日 下北沢Gardenにて撮影)

2014年11月12日 (水)

EITA PARK 2014・秋 ~時空海賊&TAKAEITA!食欲酒欲の秋~

今日もステージにはMarshall、NATAL、EDENのMarshallトリオ。もうコレだけでいいサウンドが期待できる?

10_2今日の主役はおなじみEITA。
一番最近ではAlbionのサポートとして登場してもらったが、EITAちゃんといえば何と言ってもコレ。
ここのところほぼ半年に一回ぐらいのペースで開催しているEITAちゃんの祭典『EITA PARK』!

20_2このイベントはいつも大人気で今日も超満員!写真はすべて後ろから撮影せざるを得なかった。
まずはオープニング・アクトとして登場したのがEITAちゃんのソロ。主役がオープニング・アクトから出てきちゃう!

30EITA

40v_2今日はJVM210Hと1960Aのコンビネーション。
100v
ギターのオミー。彼も根っからのMarshall弾きだ!

50下手のMarshallはJCM2000 DSL。
110v_2
ベースはつよぽん大西。

60ベース・アンプはEDEN WT-800とD410XSTのフル・スタック。
120v_2
ドラムはカンちゃん。

70NATALのバーチのキット。
130_2
EITAちゃんの自分のバンドということもあってギターの他にボーカルも担当。弾きながら歌うのはやっぱり大変?でも耳がいいから音程はバッチリだった。

80_2こんなポーズまで!

140
全4曲のうち2曲がインスト。ここぞとばかりにバリバリ弾くちゃうよ~!

90若さあふれるリズム隊も超強力!

150_2どうもパーマネントな活動はしないようだが、女性シュレッダーの先駆けなんだから、「ギタリストEITA」をアッピールする場として、インスト曲もガンガン増やしつつ、このバンドを継続していけばいいと思う。

160v_2続いての登場はTAKAEITA。
こちらもEITAPARKではおなじみ…って、現在のEITAちゃんのメイン活動だから当たり前か。

170_2ボーカルはTAKAE。

2_img_0102 途中ピアノを弾く場面もあったが、EITAちゃんは今度はギターに専念。

190パンチの効いた歌声が素晴らしいTAKAE。流行りの「レリゴー」も取り入れちゃっていい感じ。

2_img_0074_2
リズム隊はさっきと不動の3 人衆。

2_img_0049

2_img_0113 色んなタイプの曲を織り交ぜた全10曲…聴きどころ満載のステージだった。

2_img_0083

東京だけでなく、全国各地へ飛び回っているTAKAEITA。今後の活躍を期待している。
215

トリはお待ちかねの時空海賊SEVEN SEAS。

210Marshal K

220vギター、Prince Yo-。

230v_2ベースはたつほわ将軍。

240_2ドラムにマジュリー。

250v昔からこのバンドはみんな仲がヨカッタようだったけど、今もそう。
各メンバーも実に楽しそうに演奏する。あたかも自分の家に帰って来てくつろいでいるようだ。

270
おなじみのフラッグで盛り上がる。

260v_2ナント「freedom」という新曲も披露。
会場限定で新譜も発売された。ファンは大よろこびのハズだ。

280「Troi」から始まって「SHE」、「Chasing Light」等、アンコールを含めて11曲を演奏した。

290そして最後のセッション。
「ロック・ファンなら誰でも知っているのハズのコレだ~」と叫ぶMarshal K。
オッ!Led Zeppelinか?Deep Purpleか?はたまたWishbone Ash(そんなワケない)か?

ところが、曲が始まっても一向にわからん!

…と思って後で訊いてみたらHalloweenの「Eagle Fly Free」という曲だそうだ。
ごめんね~、こちとら「Eagle」ときたらRobin Trowerの「Day of the Eagle」かTrafficの『When the Eagle Fles』になっちゃうの。
世代の違いを感じるな~。でもよかよか。

300_2最後に「Wind of Tomorrow」を演奏。
アンコールではギターを弾かず歌に専念したEITAちゃん。一生懸命歌っております!
次回も楽しみだ!

310_2EITAの詳しい情報はコチラ⇒EITAぶろぐ

320NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト



(一部敬称略 2014年10 月4日 大塚Hear+sにて撮影)

2014年11月11日 (火)

Tokyo Highschool Rock 2014

10月1日は「都民の日」で学校は休み。それでは、その日に高校生のバンドとゲストを集めたイベントを企画しよう…ということで始まったのが『Tokyo Highschool Rock』。
もう何回目になるのかな?
何しろMarshallは第1回目からサポートさせてもらっており(「赤痢オルガン鳥」とか「ほめ殺し」とかどうしてるのかな?)、過去何回か旧Marahall Blogでレポートもお送りしている。
ここ数回はお休みしていたので、今回は久しぶりの参加。
MarshalllだけでなくNATALとEDENもお手伝いさせて頂いた。

「高校生バンドを集めて」…なんていうとコンテストの類のイベントになるのがほぼ必定だが、このイベントは違う。
会場となる「Tsutaya O-グループ」のスタッフが出場を希望する高校生バンドを選びブッキングするというシステム。
結局。「審査を受ける」という観点からはコンテストということになるが、本番で買った負けた」を決する審査はいっさいない。
むしろ、「高校生でこんなバンドがいるんですよ!いいバンドでしょう!」と「O-グループ」の推薦する若いバンドの演奏を味わおう…といった具合だ。
したがって聴くに堪えないようなバンドは一切登場しないどころか、立派なオリジナル曲を携えたしっかりした演奏するバンドばかりなのだ。
それに加えることお楽しみのゲスト・バンド。
なかなかにゴージャスでにぎやかななイベントだけあって大いに盛り上がった。

10トップ・バッターは「えりんぎ」。
「レギンス」と混同してはいけない。「スパッツ」と間違てるようじゃ、あんたとはやッ「トレンカ」。
あ、いきなりゴメンね~。これはおじさんの会話ね。
おじさんは「エリンギ」、「レギンス」、「スパッツ」、「トレンカ」が名前も見た目もゴッチャゴチャになっているのだ!

「えりんぎ」は女の子の4人組。

20「まるまるまる、円周率」みたいな不思議な感じの自作曲とギターのチューニングの甘さはチョットThe Shaggsを連想させる。

30vオリジナリティたっぷりだ。

40vヤケにキメが多い曲なんかは聴きごたえ十分!

50vお友達軍団とのコール&レスポンスもバッチリ決まった!

60vMCが苦手とかで原稿見ながらしゃべったのも初々しくていいね!

70v続いての登場は「ドアノブロック」。
「ドアのブロック」?「Door ・Knob・Lock」?どちらかと思って訊いてみたら後者だった。

80マジなんだかフザケているのかわからないけど、西洋の看護婦さんのような、天使&悪魔の格好をしたボーカルさんのキュートな個性があまりにも強烈!

90v曲もポップなんだけどヒネリが効いてておもしろい!

100「We Will Rock」からリモコンの曲。

110v彼女が右手に持っているのはテレビのリモコン。これで時を止めちゃう。

120v時間が止まってるからメンバーは動かない。
130
その間にメンバーにイタズラしちゃえ!

150

「サンハイ」とか「もうイッカイ」とかいうセリフがメチャクチャかわいい。そんな彼女が突然デス・ボイスで絶叫!

160v

年甲斐もなく夢中になって見てしまった!
このバンド、ホント「一体ナニ考えてるんだか?」感が最高。決して審査しているワケじゃないんだけど、演奏力がアップして、もっと複雑な曲ができるようになればすごく面白くなりそう。
そんな可能性を感じた。

140vここで最初のゲスト、SUPER BEAVER。

170ボーカルは渋谷龍太。

180ベース、上杉研太。

190vドラムが藤原"26才"広明。

200何年ぶりになろうか?SUPER BEAVERは旧Marshall Blogに何回か登場してもらったことがあるのだ。

220
今回はギターの柳沢亮太さんが病欠していたが、サポートメンバーとともにハチ切れんばかりのパフォーマンスを見せてくれた。

230v「若いというのは武器。手放しでキラキラしてた。芯の部分で音楽を楽しんでいた。今日はそんな気持ち」という龍太さん。
確かにね~。「若い」というのは素晴らしい。ナゼ素晴らしいかというと何につけても「時間」があるからだ。
「体力」の他に、年を取って確実に失うものは「感性」と勉強する「時間」だ。とにかく人間一生勉強よ。
何も机に向かうだけが「勉強」jではない。「読書」をすればいい。若いウチに絶対にやっておいた方がいいことのひとつは「読書」だ。
色々なことが楽しめる理知的な人生を過ごしたいのなら「読書」をするしかない。私?もちろん後悔してますよ!大して読んじゃいない。でも、ゲームもない、アニメも盛んでない、そんな時代に生まれてヨカッタと思ってる。ゴメン!説教臭くなっちゃった!

210v

SUPER BEAVERの詳しい情報はコチラ⇒OFFCIAL WEB SITE

240三番手はMaker。

250センチな曲で幕を開けた。ホント、わかっちゃいるけど、最近は男女逆転しとるな~。
珍しいキーボード/ボーカルのバンド。
Moogのようなトーンによるフレーズづくりが印象的。

260vボーカルを徹底的にフィーチュアしたバンド・スタイル。シティ・ポップス・テイストっていうのかな?

270v

後で気が付いたんだけど、男性のボーカルはナントナントこのバンドだけ!

280v3曲目のサンバ調の作品が不思議なリズムと、ガツンと転調するサビの展開がおもしろかった。

290vCHAIN

300結成してちょうど1年。みんなに感謝しているという気持ちの良いMC。
ご両親はいつもどんなライブでも観に来てくれるそうだ。ま、その「ご両親」も私よりお若いんだろうけど…。310ここも張りのある元気で気持ちいい歌声のボーカルさんをガッチリとフィーチュアしたスタイル。

320vコーラスもバッチリ!
今日2人目のキーボードさん。全5バンド中、2バンドは最近ではキーボードは比率超高し!

330
それにしてもボーカルさんすごい!Paul McCartneyバリに歌のメロディと関係ないベースラインを歌いながら平気でスラスラ弾いてっちゃう!…といってもPaul McCartneyを知っている高校生もかなり少ないんだろうけど…。

340

若さあふれる疾走感がいいね!

350v最後の登場はDIRAIN。

360思い切りパワフルでイキのいいナンバーをブチかましてくれた。

380vノリノリのステージ!

390パワフルでクリスピーなドラミングもヨカッタよん!

3_img_0261 まるで武道館でコンサートをやっているかのように猛然とバンドをリードするボーカルさんの思い切りのよさがとても気持ちよかった!

370v

これで高校生バンドの演奏はすべて終了。
この後、ゲストの「忘れらんねえよ」が登場して大いに盛り上がってイベントは終了した。

*    *    *    *    *    *    *    *    *    *    *    *    *    *    *

前述したが、男子のボーカルはひとりだけ。それもかなりフェミニンな感じ。そういう音楽だからそれはそれで全く構わないんだけど、やっぱりガール・パワーはすごいな~。
もちろん事前審査に偏りがあったワケでも、そういう趣旨があったワケでも決してないのだろうがこのイベントにかかわらず、「ロック」というと、何をやっても女子にスポットライトが当たってしまう。

35年ぐらい前は、バンド・コンテストがあると出場者のほぼ100%が男子だった。バンド・メンバーに女子がいるなんてことはまずなかった。
ガール・バンド?ないない!
だってThe Runawaysのデビューが衝撃的で、日本でも1977年にその向こうを張ってGIRLSというガール・バンドが出てきて大きな話題になった時代だったんだから。
その時代、そもそも女の子はロックなんて聴かないのが普通だったからね。
それが今では女子の方が男子よりよっ~ぽどオリジナリティに富んだホネのあるロックを演ってることはMarshall Blogの読者なら先刻承知のハズだ。
このイベントも第1回目の時の方が男子率が高かったような気がする。本当にガール・パワー恐るべし!

昔ばなしばかりで恐縮だが、私が高校の時、時代はほぼパンク前夜で、まだバンドのお手本といえばLed ZeppelinやDeep Purpleという時代だった。
弾けるワケないよね。コピーすることすら死ぬほど大変だった。でも、「アレを弾いてみたい!」の一心で必死に練習をした。
ラジカセがブっ壊れるぐらい何度も原曲を聞き直して、憧れのギタリストのフレーズ一音一音コピーした。「時間」があったから。
今はそんなことしないでしょ?「耳コピ」なんて言葉があることがそれを証明している。

それに、オリジナル曲なんてモノを演っているバンドなんて皆無だった。当たり前だよ。聴いてる音楽がQueenだとかYesとかだもん。自分たちが考えた曲なんてとてもじゃないけど恥ずかしくて作れない。

それがパンク/ニューウェイブ以降スッカリ様子が変わってしまった。音楽の方が思いっきりハードルを下げてしまったのだ。。
音楽は「誰にでもできる」ということになっていて、いかにも世の中そんな音楽ばかりになってしまった。でも音楽は鬱憤ばらしではないからね。
「誰にでもできる」音楽は所詮軽薄で、時間の経過とともに簡単に風化してしまうものだ。
最近の曲で将来、未来永劫歌い継がれていく曲はほとんどないだろう。音楽に力がなくなってしまった。
音楽が誰にでもできるようになったのはいいが、その結果、制作側の一部は大儲けしたかもしれないが、一般のリスナーは得るモノより失ったモノの方がはるかに大きかったのではなかろうか?

ロックの黄金時代を知っている世代にとっては、音楽が閉塞感に満ち満ちているようにしか見えない今こそ踏ん張りどころだと思っている。
今日、出演したバンドはどれも元気でカッコよかった。
こうした若い才能がしっかりと自分のやり方で楽器を練習して、偉大な先輩たちが作った音楽をミッチリ勉強する。そして、若い「感性」で自分たちの音楽をクリエイトしてくれることを期待している。「読書」も忘れずに!
洋の東西を問わず、60~70年代のロックを聴くことを強く勧める。(アイデアの宝庫だよ!)

400NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト


(一部敬称略 2014年10月1日 渋谷TSUTAYA O=WESTにて撮影)

2014年11月10日 (月)

SWS(そうる透・和佐田達彦・杉本篤彦)を楽しむ

前から一度見たかったスーパー・バンド、SWS。
S=そうる透
W=和佐田達彦
S=杉本篤彦
というメンバーによるインプロヴィゼーション・ミュージックと大爆笑のトークからなる複合エンタテインメント(?)!

1_img_0002そうる透

10v和佐田達彦

20v和佐田さんはEDENのWT-800とD410XSTを使用!

30杉本篤彦

40v杉本さんはMarshall JVM215C、JVMの50W、1×12"コンボだ。

50インプロヴィゼーション・ミュージックなのでリハはほとんどなし。インスピレーションが削がれちゃうからね。
Keith Jarrettのバンド版と言ったら言い過ぎか…?
3人は本番の1秒前まで世間話し。マスターに「本番ですよ!」と呼ばれるまで渋谷の話をして盛り上がっていた。

4月に各地をツアーをして大好評だったという。

60まず、1曲目「#$%&'`~=」という曲。4ビートのブルースだ。
一番最初に音を出した人に残りの2人が付いて行くというのが基本的なシステム。

70v杉本さんのソロ。シングルノートからオクターブ、そしてコード・ソロに発展させていく手法はWes Montgomery流であり杉本流。
杉本さんの右手が気になる人はコチラをご覧あれ。

80和佐田さんのソロ。ここはシブく指弾きで…。

90ドラム・ソロ。透さんフレーズ炸裂!
曲が終わる頃には「ツアーから帰ってきた」という曲名になった。よくあることだ。

100v絶好調の和佐田さんのMC。
まずはバンド名の説明から…「SWSはメンバーの頭文字。プロレス団体ではありません!」
年功序列制なので透さんが先頭に来る。
この後、人間は切羽詰まると何をするかわからない…いう話でひと笑い。

110v2曲目は「人間ナニをやったっていいんだよ」という曲。
変則エイト・ビートに和佐田さんのスラップが乗る。

120そこに杉本が16のカッティングで入り込む。もちろん親指で弾いてる。オクターブでテーマを弾いた後はハードなソロ!

3_img_0013 次の和佐田さんがあまっりにもスゴかった!これはみんなに見てもらいたい!素晴らしいスラッピング。もう壮絶としかいいようがない!EDEN効果なのかっ?それともカメラが向けられているからか?まさにいつもより多くスラップしてます!状態。

140v透さんのアクロバチックなキメでバンドはカオス状態に!
しかし、最後はビシッとそろえた!さすが!

150v和佐田さんが放つ「オシッコと屁が同時に出たオッサン」の話しでまたまた盛り上がる。確かに両方一辺には無理だ。
…ということで(どこがだ?!)、3曲目は「人生ピシッと行こう」。

まずは透さんのシンプルなエイト・ビート。

160軽快でちょっとコミカルなベースライン。テクノが入ってるな。

170さぁ、これに杉本さんがどういうメロディを乗せるか?…と思ったらさすがウマイ!
テーマというよりソロか…。実にうまい具合にメロディを展開させていく。透さんのハイハットの16分音符のフィルに合わせてシャープなフレーズを組合わせる。

180v今度は透さんが杉本さんのフレーズに合わてくる!

190v杉本さんはオクターブからコード・ソロへ移行して応酬!

195和佐田さんのソロ。、指弾きの素晴らしいテクニックを披露!しかし音がいい!よ~抜ける~!

200vここのMCも面白かったな~。
ツアー先で見つけたゆるキャラの話し。オカザえもんはチョット…。ん~、確かに!

210次の曲は話題が高知に飛んだことから「カツオのたたき」。
スネアで「タ・タ・キ」からサンバ調。これはカッコよかった!大歓声。

220Allmanの「Jessica」風のテーマ。もちろん即興。
ソロではダブル・オクターブ!ダプル・オクターブというのは2オクターブ離れた音を同時に弾く技法。基本的に1弦と6弦を組み合わせるため、楽器の構造上、弾ける音が1オクターブちょっとになってしまうのと、ネックに対して左手を常に平行に移動せざるを得ないため、弾くのが大変な技巧だ。…がさすがWesフリークの杉本さん!お見事!
そう、Wes Montgomeryは『Solitude(BYG)』というパリのライブ盤の中の「Here's That Rainy Day」でこの超絶技法をシレっとキメているのだ。

230_2第2部は和佐田さんのスラップで跳ねる軽快なエイト。

240v杉本さんがおしゃれなメロディを乗せる。ん~、いいフレーズが次から次へと出てくるね。
同じ短いフレーズを立て続けに2回。これまたWesかな?
『Willow Weep for Me』なるライブ盤の「The Surry With the Fringe on Top(飾りのついた四輪馬車)」という曲に同じようなシーンがある。
Wesがカッコいいフレーズをキメると、お客さんが「ヒュー!」と歓声を上げる。するとWesはすかさず同じフレーズを繰り返すのだ。
オクターブからポップなメロディのコードソロへ。
それにしてもJVMのクリーンが素晴らしい。Marshallのクリーンを見逃すのはあまりにももったいないよ~!

250vそして、透さんはハイハットとスネアを複雑に組み合わせた手順のソロ。
エンディングもバッチリきまった!透さんポロっと…「今、よく終われたな~」だって!

260v2部の2曲目は「横浜飛び出しXXX」…半分聞き取れず。一回聞き逃したらもうわからない。後で訊いてもわからない。

270次は「エロは地球を救う」。
レゲエ調。和佐田さんが弾くベースの2音はどうも「エ」と「ロ」のようだ。

280vグリッサンドで遊ぶ杉本さん。

290v機を見て透さんがシャッフルで切り込んで来た!ウマイな~。ガラッと風景が変わる。
さらに透さんは響き線を上げてティンバレス風のソロ。
派手に叩いてからまたスッとシャッフルに戻る。またまたウマイ!

300レストランの店員の日本語はおかしい…と和佐田さん。
コーヒーを頼むと必ずホットかアイスかを尋ねて来る。ま、仕事だから。
しかし!「ホットコーヒーください」と頼んでも「ホットですかアイスですか」と訊かれるのは解せん…確かに!

オーダーが済むと、確認のためにそのオーダーを繰り返してくれるでしょ?「コーヒーとトーストでよろしかったでしょうか?」。そして、支払の時に1,000円札を差し出すと「1,000円からでよろしかったでしょうか?」…ナゼ過去形を使う?
昔はこんな言葉遣いは絶対にしなかったハズだ。それでハタと思いついたのが…英語。
英語ならわかる。たとえばCan you~?やWill you~?のように相手にモノを頼んだり意志を尋ねたりする場合、Could you~?とかWould you~?のように助動詞の時制を過去にシフトバックしてやると「仮に」という意味が生じ、転じて丁寧語な表現になる。
これはいいですよ。そういうシステムを持つ言葉だから。
何で日本語でやるのよ?
一体誰がこんなことをし始めたんだろう?
外資系のレストランかなんかが、自社の「接客マニュアル」に取り入れてそんな変な日本語を使わせたのがキッカケなんじゃないか…なんて観てる。どうだろうか?
だって海苔屋のバアさんが「焼き海苔二帖でよろしかったですか~?」なんて言ってるの聴いたことないもんね。海苔は「帖(じょう)」と数えるんですよ~、念のため。
「言葉は生き物」と時代に合わせて変化していくのは一向にかまわないが、変種はやめてもらいたいな~。特にこうした相手を敬うようなシチュエーションにおいて使う表現はなおさらのことだ。

…ということで3曲目は「冷たいホットコーヒー」。
透さんから…サイドスティックを使ったカッコいいパターン!

310それにベースがドライブをかける。

320Tal Farlowばりの人工ハーモニクスからオクターブ。
「Killing Me Softly」が飛び出す!おおよそ原曲とは似ても似つかないバッキングなのにガンコに弾き通してしまう!

330vまたしても和佐田さんの素晴らしいスラップソロが出てきた!

340そのまま透さんとの死闘に突入!

345透さんもすさまじいソロで応戦!

350ここのMCでは食べ物の話し。ツアーにでるととにかくお腹が減るらしい。ツアーに出ているミュージシャンのfacebookの投稿は確かに行った先々のウマいものばかりだもんね。
でも、家や家族を離れての超ハードな仕事ゆえ、旅先でウマいもの頂くのは最高の楽しみであり、ストレス解消なのだ。
おかげでドンドン太る…と和佐田さん。

和佐田さんの「ままかり」の話しも笑ったな~。「ままかり」というのはニシン科の魚でサッパとも呼ばれている。ママ(ご飯)をカリ(借り)に行くほどおいしいというのが語源だそうだ。
それを酢漬けにしたものが岡山の名物なんだって。
それを食べた和佐田さん…後はやめておこう。

さてこのSWS、やっていることはSPICE FIVEとそう大きくは違わないのだが、演奏を組み立てる手順が違っていて、和佐田さんのトークからお題を引き出し、そのイメージで透さんがリズムを決める。それにベースが乗っかり、さらにギターがかぶさって…という展開だ。
いわば、透さんがお題をオノマトペのようにドラムで表現することによって曲が浮かび上がるのだ。
だからこの場合、「ままかり」、「ままかり」、「ままかり」、「♪ダダダドン」みたいなフィルひとつで曲の設定をするのだ。

370vコレはラテン調?マンボかルンバか?
ま、そうはいっても最後はみんな好きなことやっちゃってるんだけどね。それを見るのがまた楽しい!
透さん、どれもメチャクチャカッコいいな~。
…とアッという間に本編終了。

「アンコールはいいんですか?」、「ここでアンコールするもんでしょ?」。「しょうがないな~。じゃやるか!」

380アンコールはSPICE FIVE時代もやっていたお題のブルース。お客さんからキーと調とテンポのリクエストを受ける。
今回は「B」で「メジャー」で「早い」ブルースということに相成った。
ビートは任意なので…早い4ビートでやるのか思ったら超ハードなエイト・ビート!

390R&R調のフレーズをつづる杉本さん。、ジャズの人にBのキーはまずあり得ない。

400v指弾きで和佐田さんがグイっと入り込んでくる。

410v透さんの典型的なロック・ドラム・ソロ。

420やると思ってたけどやっぱり「Wipe Out」に突入!エンディングも定型でバッチリとキマった!
名人芸は楽しい。

430※本稿はPCを会場に持ち込み、実際の演奏を目の前で見ながらリアルタイムで作成した。

(一部敬称略 2014年9月30日 横浜Hey Joeにて撮影)

2014年11月 7日 (金)

Guitar☆Man #19 <後編>

レレレ?次へ進もうと思ったら広規さんの姿が見えない!
と騒然となったところへ広規さん下手から登場。

10_2自主的に休憩を取られたようだ。スゴイ。広規さんだからこそなせるワザ!
Tシャツがまたいいですね~!

20_2大二さんのドラム・イントロ。
ああ~、大二さんのドラム好きだ~。35年以上前から好きだ~。
やっぱりね、すべてにおいて格が違う。大二さんにはド派手でトリッキーな素早い手順なんかまったく必要ない。
大二さんがドラムを叩くだけで「音楽」になる。
それも大二さんが熱心なリスナーで、あらゆる音楽を若い頃から、しかもロックの成長期をリアルタイムに体験経験しながら吸収してきたのだからスゴイ。若いドラマーが束になってかかっても大二さんにかなうワケがない。音楽の素養が格段に違うのだ。
広規さんも難波さんも同じ。
このドラミングこそが長年のキャリアを持つ表現者にしかできない離れ業というべきであろう。そして、こういうドラムを叩ける人が将来また出てくる可能性は少ないだろう。
そんな偉大な日本のロックのパイオニアのひとりがNATALを選んでくれて最高にうれしい。

30_2曲はJanisの「Move Over」。

40_2ゲストで小柳ゆきが登場!
ちょうど一週間前にデーモン閣下のコンサートでお見かけしたばっかり!

50v_2ホットだが、大ゲサでも、しつくこくもない、ダイナミックな歌唱が実にゴキゲン!

60v_2こういう歌のバックをするのは絶対気持ちいいにキマってる!

70_2「普段歌わないを選んだ」というゆきさん。
MCも快活で楽しいぞ!

80_22曲目はDonna Summerの「Last Dance」。

90v_2ディスコの頃、Donna Summer流行ったよね~。

100v完璧なバッキングに実を任せての熱唱!

110vゆきさんにぴったりの曲。やはり一流の人は選曲も完璧だ。

120_2それにしても今回のGUITAR☆MANはおっそろしくバラエティに富んでるな…。
インタビュー・コーナーも楽しかった。
「広規も難波くんも同級生。61歳が演奏する選曲とはおもえないでしょ~!」
イエイエ。とんでもない!3人とも鉄壁の名人芸が素晴らしい!

125vギタリスト3人のうち、最後にフィーチュアされたのは…

130西山毅!

145v曲はLarry Carltonの「Room335」。
これも流行ったよね~。

2_img_0367_2 西山さんがこの曲をオハコにしているのは以前から知っていたけど、ん~、やっぱり完璧なプレイ。
この原曲と寸分の違いも許さない演奏を見ると思い出すのはSatorianiの「Satch Boogie」。
2001年の「マーシャル祭り2」の時に櫻井哲夫さんと菅沼孝三さんをバックに、やはり完璧な演奏を見せてくれたのだ。

2_img_0359 ここでもリズム隊のパフォーマンスが光る!

150もちろん広規さんはこういうフュージョン系もお手の物だ。

160広規さんが弾いているのはEDENのWT-800ヘッドとD410XSTキャビネット。

165v大二さんもソウルだろうがフュージョンだろうがなんでも来い!だ。

170v_2大二さんのドラム・キットはNATALのバーチ。グロス・バーガンディというフィニッシュ。

180ショウもいよいよ第4コーナーに突入する。

190_2Tears for Fearsの「Everybody Wants to Rule the World」。

205vさらに「I Love Rock ’n' Roll」。
220v
この曲もいろんなところで耳にする今やエバーグリーンになっているようだが、普段はまったく耳に留まることはない。
でも、こういうメンバーで演奏されるとジックリ聴いてしまう…いいね~。

230v_2しっかし、Kellyさん、今日は始終ニッコニコだったな。

240vいよいよ最後の曲になった。
しかし大沈黙。
シーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン。
一体どうしたんだ?!
難波さんの小さな声…「広規のMCだよ!」…会場大爆笑!
いいナァ~、広規さん!なかなかこういうことはできないよ。
450v
そんな広規さんがひとたび演奏に集中するとグルーブの鬼神と化す。
このギャップがたまらなくカッコいい!
460v
最後の曲はMISUMIさんの歌でSheryl Crowの「Run, Baby, Run」。
270v_2
本編12曲。
今回のGUITAR☆MANの選曲はホント、振り幅がすさまじかった!

250vThe WhoからDonna Summer、Gary MooreからLarry Carlton…。
こんなコンサート普通ないよ!
こんな選曲が可能なのもGUITAR☆MANがスゴ腕ミュージシャン達の集合体だからなのだ

260_2感動的な「♪Run, baby, run」のリフレインで本編の幕を閉じた。
280_2
アンコール。
これは前にも演ったRick Derringerの「Rock & Roll Hoochie Koo」。

270Rick Derringerも70年代の中盤までは『All American Boy』とか『Spring Fever』とか、良質なポップなロック・アルバムをリリースしていたよね。
Steely Danのレコーディングにも参加している名ギタリストでもあったけど、今どうしてるのかな?チョット前まではNAMMで見かけたけど。
私は今でも『Derringer』とか『Derringer Live』とか時々引っ張り出して聴いてる。
名前がいいよね…デリンジャー。
1930年代にはジョン・デリンジャーという「民衆の敵ナンバー・ワン(Public Enemy No.1)」とFBIに呼ばれた大ワルもいた(ヒップホップのPublic Enemyの名前はここから採られた)。一方では義賊とみなされ「ボニーとクライド」と並んで大衆に支持されたらしい。ウォーレン・オーツ主演で映画化もされてる。
それからピストルもあった。リンカーンを暗殺した銃はデリンジャーだった。物騒な名前でもある。

350

そして最後は定番の「Smoke on the Water」。

420_2

歌うは浦田健志。今回はインストが多かったが出るところはチャンと出てきて大活躍!

325v

智里さんも大熱唱!

290vSPYCEの外園さんも参加!

295ナンカ、ステージすごい盛り上がっちゃってんな~。ってんで、いよいよ広規さんが前に出てきた!
330_2
ここは説明不要の広規さんフィーチュア!

340_2

310

320ギター・チームもラスト・スパートに入る。

360こんなことや…

370あんなこと…
浦っちゃん、マイクのケーブルをカジって対抗してる!

380あ~あ~、kellyさん、もう止まらない!

390_2もうアチコチでいろんなことやってる。

400

410_2とにかく盛り上がりました!

300_2

最後はみんなで記念撮影。

430_2楽しかったな~。
今回は第1部の模様をレポートした。

440GUITAR☆MANの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

200

NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト


(一部敬称略 2014年9月28日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2014年11月 6日 (木)

Guitar☆Man #19 <前編>

Guitar☆Manも回を重ねて19回。早いもんだね~!「20回」の大記録も目前だ!

10今回のGuitar☆Manはオープニング・アクトが登場した。
北海道出身の5人組、SPYCE。10月15日にデビュー・アルバム『SPYCE』をリリースしたばかり。

20SPYCEは伊藤広規がプロデュースするフュージョン・チーム。メンバーが時折Guitar☆Manや広規さんのコンサートに出演しているのでご存知の方も多かろう。
見事にスタンダードなフュージョン・ミュージックで19回目のGuitar☆Manのオープニングを盛り上げてくれた。

30そして本編。いつものアニメーションの後に現れるギター・エンジェル。

50v

60v今回はギタリストが3人なのでエンジェルちゃんも3人。
40

Kelly SIMOINZ。Kellyさん、いつになくニコニコだな~。

70西山毅

80大槻啓之

90v1曲目は「ナゼ?」という感じがしないでもない「Pinball Wizard」。
この曲を初めて聴いたのは13歳の時かな?1975年、映画『トミー』が封切られた時で、場所は日比谷のスカラ座だった。
この映画は「クインタフォニック・サウンド」とかいう音響システムがウリになっていて、館内の4隅に備え付けられた大きなスピーカーから出てくるバカでかい音に辟易した。
でも映画はすごく印象的で、アン・マーグレットの妖しい美しさ、オリバー・リードの油っこさ…Eric Clapton、Tina Turner、もちろんRogerを中心としたThe Whoらのミュージシャン陣…みんなカッコよかった。その頃はまだロックを聴いていなかったので、それこそ「The Whoって誰?」って感じだったけどね。
その中で一際目を引いたのがElton Johnだった。
ピンボール・マシーンの端が鍵盤になっていて、バカでかい眼鏡をかけた変なオッサンが、フリッパーを操作する傍ら歌いながら鍵盤をたたく姿がカッコよかった。あの靴も!
それですぐにサウンドトラックのカセット・テープを買い込んで聴きまくった。
こんな洗礼を受けたのもだから、恥ずかしながら『Tommy』に関しては、The Whoのオリジナルよりもサントラ盤の方がいまだにシックリ来るのだ。
映画の『トミー』についてはまたどこかでジックリ書きたいな。
100ボーカルはBeppのMISUMIさん。
はじけんばかりの大シャウト。
110ノッケからヤケに楽しそうなギター三人衆。

120今日のメンバー…

大槻啓之

130v西山毅

150vKelly SIMONZ

160vそして…
難波弘之

170v岡井大二

180v

大二さんは愛用のNATALのバーチを使用。

190そして親方、伊藤広規

200v広規さんはEDENのWT-800とD410XSTを2台。

210v

WT-800の上に乗っているハイボールの向こうのヤツはEDENのプリアンプDI、WTDI。今日のハイボールは普通の。いつもは「濃いめ」。

2_img_0254 この曲、チョット書かないけど「♪Sure plays a mean pinball」というところの直前がすこぶるカッコいいんだよね。
コレ、放送禁止歌なのかしら?

230v西山さん、1曲目からサオ回し!ノッてる~!

240今日のボーカル陣。おなじみ浦田健志村上智里
220
2曲目はMontroseの「Rock the Nation」。歌うは浦っちゃん!

255

ナンカやたらと楽しそう!

250Montroseはいまだに結構人気があるね。現役当時はそうでもないような感じがあったけどな…というより少なくとも一般的ではなかった。
そのRonnie Montroseも2年前に鬼籍に入った。ジワジワとロックは財産を失い続けている。
前にも書いた記憶があるけれど、Ronnie Montroseってナゼか(と言っては失礼か?)1978年のLive Under the SkyにTony Williamsのバンドの一員として出演してるんだよね。キーボードはBrian Augerだったんだって。しかも、Billy Cobhamも客演した。うるさそうだにゃ~。

260今日も最高のリズム隊!

2_img_0182 Guitar☆Manの楽しみは決してギタリストだけではない。

280こうやってバッキングの演奏だけでも楽しめるバンドって絶対にいいバンドなんだよ。

290最初にフィーチュアされたギタリストはkellyさん!

300ここは東京キネマ倶楽部はKellyさんのホームだからね。勝手知ったる堂々たる演奏!

315曲はGary Mooreの「The Loner」。

320vキネマでこれを演ると、まるでGaryのPVだ。
入魂のプレイ!まさにこの時だけはギャリー・サイモン(Gary SIMONZ)に変身していた!

310v

昨日発売となったクリスマス・アルバム『Holy Winter』も大好評とのことで、ノリにノッてるGaryさん、じゃない、Kellyさんなのだ!
この日初めてKellyさんを見る人も多かったようだが、大ウケだった。

330さて、場面変わって写真はおなじみMCの山本さん。山本さんとはアチコチでご一緒させていただく。売れっ子ということだ。あ、私は売れっ子じゃありませんけど…。
で、山本さんの手前は大槻さん。
そして、山本さんが手にしているのは…

340今回発売された大槻さんのCD、『GUITAR☆MAN x FABTRACKS JEFF BECK VOL.1』
Jeff Beckの代表曲6曲の模範演奏、ギターカラオケ・バージョンがそれぞれ収録されていて、譜面もついている。
私は同じ企画の海外版を持っているが、それとは全然異なり、ものすごくキチっと作ってあってとても気持ちがいい。
大槻さんがMCで強調されていたのは音質。日本のロック界で長年活躍されている大槻さんが丹精込めて録音した音源だ。
なるほど素晴らしい!
キーボードはマーブロでもおなじみの石黒彰さんが弾いている。
個人的にうれしいのは選曲。
ともすれば「Savoy」等、『Guitar Shop』以降のアルバムから選曲されがちのようなイメージが強いが、大槻さんはそんなことはしない。
その代表は「Beck's Bolero」ではなかろうか?1968年のJeff Beckグループによるアルバム、『Truth』に収録されたこのJimmy Pageの作品を選ぶところに大槻さんのBeck愛を感じるのだ。
何年か前にJeff Beckが来日した時、この曲をオープニングに使っていたことがあった。
イントロの12弦ギターのボレロのパターンは、ギターテクのSteveが実際にステージ袖で弾いていて、Jeffの面倒を見ながらギターを弾いている姿がものすごく忙しそうだった。

※表紙にあるのは大槻さんの直筆サイン。実際の商品には施されていません。

345cd大槻さんのフィーチュア・コーナー。

350v 1曲目は「'Cause We've Ended as Lovers」、「恋人をやめたワケ」。
「哀しみの恋人たち」か…この曲は原題より邦題の方が通りのよいもののひとつだ。うまいこと付けたよね。

大槻さんはレスポール。
最初のバイオリンのところ、右手の指でいとも簡単にグイッとボリューム・ノブを回したところが何ともカッコいい!Jan Akkermanみたいじゃん!大槻さん身体がデカいからね、ラクラクだ。

360vもちろん完全コピー!
「(Jeff Beckに)なんか似ちゃうんだよな~」という大槻さんの名言にウソ偽りはない。

370vストラトに変えた大槻さんをフィーチュアしてもう1曲。
CDの1曲目に収録されている「Blue Wind」。
アレ?
もしかして大槻さん『Blow by Blow』と『Wired』のジャケットに合わせてギター換えたとか?
「恋人たち」はテレキャスターで弾いたことはよく知られているし、『Blow by Blow』のジャケットは黒いレスポールで『Wired』は白いストラト…。
やっぱBeck愛だ!

425
ここでは難波さんもショルダー・キーボードに持ち替えてステージ前方へ進出!

400v
こういう曲はこの方々たちピッタリだね。

380vめちゃくちゃハマる!

390フロントにはギター3人、キーボードひとりという豪華な光景!
前半のクライマックスとなった。
410
GUITAR☆MANの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

420<後編>につづく

430NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2014年9月28日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2014年11月 5日 (水)

Led Zepagain Japan Tour 2014 <後編>

「ブー」…。
最近はこの開演前のブザーとかベルとかもあまり聞かなくなったね。昔はこのブザーの音がこれから始まるコンサートへの期待感を大いに高めたものだった。

「長丁場」になるということで、当日は客席にはイスが設けられ、休憩あり、という配慮がなされた。約20分の休憩が終わり、4人が再びステージに姿を現す。

10_2「♪タシシタシシタシ」とおなじみのドラムのイントロから始まる第二部のオープニングは…

2_img_0142 「Rock 'n' Roll」!
210v

休憩をはさんでステージも客席も元気満タン!盛り上がらないワケがない。
それどころか。ライブ・アルバム『The Song Remains the Same』に慣れ親しんでいる世代にとっては、もう一回コンサートが始まるような感覚になったのではなかろうか?

30_2続けざまに「Good Times, Bad Times」。ヒット・パレード~!

50v_2
MCをはさんで「Misty Mountain Hop」。

40_2チョット意外だったんだけど、一段と大きな歓声が上がったのが次の曲。「Since I've Been Loving You」。この哀感が日本人好みなんだろうね。この曲、こんなに人気があるとは知らなかった。

60v桜井さんがダブル・ネック持ち替えた!

70v_2「The Song Remains the Same」。
2_img_0542_2

曲後半のまったりムードから…

110「The Rain Song」へ。
ベースのJimがキーボードに回る。JPJ役は大変だ。

90_2

ここは『The Song Remains the Same』と同じ展開。

100_2

中学生の時にこの映画が封切られて東銀座の松竹セントラルへ観に行ったナァ。満員だった。
その時はじめて動くLed Zeppelinを見た。感動した。
色んな事を思い出すな~。

120若い頃は「No Quarter」とか「The Rain Song」とか苦手だったけど、こうして聴くとメッチャいい曲だね。

130v_2<前編>で触れた「Ramble on」に続いてのレア・レパートリーはコレ。
ストラトに持ち替えたからもうわかっちゃうね?『Presence』から「For Your Life」。

140v_2この曲すごく好きだったんで当日セット・リストを見た時うれしくて小躍りしてしまった!
そして完璧な演奏で二度うれしい!本当にカッコいい曲だ。なんで本家はステージで演らなかったんだろう?ギターの関係かな?

150v「White Summer」~「Black Mountain Side」…

160v_2そして「Kashmir」。
ここでも大きな歓声が上がった。

170全編ハイライトといえばハイライトなのだが、ここの3曲のメドレーは圧巻だった。

180_2ショウが始まってから、立ってるだけでも大変なぐらいの時間が経過しているにもかかわらず、まったく疲れた様子を見せず熱唱を続けるSwan。

190v「Ten Years Gone」。
190

ここでアキレス!

220
Led Zeppelinの代表曲のひとつに向かっていうのもナンだが、いい曲がいっくらでもあるな。
歴史に残るバンドってのはそういうことなんだな。要するに「曲」だ。

20v

聴きなれているせいもあろうが、この長大な曲も一瞬のうちに終わってしまう。

230_2続いては「Moby Dick」。

250_2オイオイ、ここからドラム・ソロやるんだぜ。ドラマーって大変だよな~。

260v_2…なんてことはおくびにも出さず渾身の力でソロを繰り広げるJim。
280
もちろん、John Bonhamのトレード・マークの手打ちプレイを披露した。

270「Moby Dick」からそのまま「In the Evening」へ。

2_img_0536同じく『In Through the Out Door』から「All My Love」。

2_img_0604今回機材の協力をしてくれたという桜井さんの盟友、MR.JIMMYのベーシスト、Professor Ohtsukaも友情出演!

2_img_0620この辺りは『In Through the Out Door』特集。「Carouselambra」が続く。
「Led Zeppelinの新譜が出る!」というのでこのアルバムが出る前はずいぶん話題になったが、あまりいい評価を聴いたことはなかったような気がする。
私はとにかくガッカリだった…ということは以前にも書いたことがあったが、ちゃんとこのアルバムの中から演奏しているLed Zepagainはエライ。もっとも彼らはこのアルバムを好きなのかもしれないが…。
でもこうして聴いてみるとやっぱカッコいいね。

310v_2

いよいよクライマックスに突入!
380
これを見れば曲名は必要ないね?

310_2ここはもう桜井さんのひとり舞台。

315vボウを弦に叩きつけ、

330v_2観客に向ける。これ一度でいいからやってみたい!と思う人は決して少なくないであろう。
しかし、よくもこんなにカッコいいことを考えたもんだよな~。

1_img_0266 桜井さん、12弦に持ち替えての本編最後はお定まりの「階段」。

360
もうお客さんはウットリ…。

2_img_0622

感情を込めて歌うSwan。やっぱり名曲だ。

350v

オリジナル通りのギター・ソロを弾いた桜井さん。お客さんたちの恐らく全員がソロのメロディを口ずさんでいたと思うよ。

340v_2アンコールは「Whole Lotta Love」。テルミン大活躍!

370vもちろん、どっぷりとロックンロール・ナンバー「Boogie Mama」が差し込まれている。    

390この曲でコンサートは終了したが、休憩も含めて5時間20分!
<前編>にも書いたが、私の人生でこれほどLed Zepplinの音楽を一時に聴いたことは一度もないし、Led Zepagainが再来日して同じことをやらない限り、ぶっ続けで5時間Led Zeppelinを聴くということは恐らく死ぬまでないだろう。
一番好きなFrank Zappaだってやったことないもん。

2_img_0674ハッキリ言って、お客さんもクタクタの様子だった。でも、好きなLed Zeppelinをゲップが出るほど堪能したその顔はみんな幸せそうだった。
2_img_0701それにしてもこの人たち、タフだわ~。5時間立ちっぱなしなだけだってシンドイのに、火花が散るほどシビアで緻密な演奏を繰り広げたのだ。
恐るべき集中力…そしてZeppelin愛!

400v

うれしかったね、桜井さんの雄姿が!
この調子で世界に名前を轟かせてもらいたいと思う。私も桜井さんを見習ってガンバラねば!

400ああ、それにしてもなんと曲のクォリティが高いことよ。出てくる曲、出てくる曲、全部カッコいいじゃないか!
こんなにカッコいい音楽の制作にMarshallが一役買っていたことに誇りを感じざるを得ない。

ところが!コレが新しい世代にまったく伝承されていないことに驚かざるを得ない。もうちょっと世代が入れ替わればLed Zeppelinの名前も消滅してしまうのではなかろうか?
今の若者を見ているとそれも当然とうなずける。
そんなんでいいのかナァ?いい度胸してる。
このカッコよさを後世に残すべきじゃないのかナァ?

そういう意味ではLed ZepagainがLed Zeppelinの音楽の枠を超えたカッコいいロックの語り部のように見えてくるのだ。
これからも徹底的に活躍してくれることを期待している。

1_img_0336 がんばれ桜井さん!

MR.JIMMYの詳しい情報はコチラ⇒MR.JIMMY OFFICIAL WEBSITE

410Led Zepagainの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

420(一部敬称略 2014年9月23日 六本木EX Theaterにて撮影)

2014年11月 4日 (火)

Led Zepagain Japan Tour 2014 <前編>

ことあるごとにMarshall Blogで触れているが、私が初めて体験した外タレの…と言ってももう「外タレ」という言葉も死語か…人生で初めて行った外国のロック・バンドのコンサートは日本武道館のBlackmore's Rainbowで1976年のことだった。
あれから38年も経って、さすがに私もリスナーの古株になり、「え~、あれを見たんですか!?」なんて言われて悦に浸ったりすることもある反面、ロックの歴史を作った肝心なバンドの来日公演には間に合わず、「臍を噛む思い」というか、大きなコンプレックスになっていることは否めない。

あと5年早く生まれていれば…。
Deep PurpleやJethro Tull、FocusやHumble Pie、FreeにT.Rex、BBAにYes…数え出せば枚挙にいとまがない。これらのバンドが来日した時はまだ9~10歳ぐらいの時だからネェ。ちょっとコンサートはまだ無理だ。
やはり、その中で最も見てみたかったバンドのひとつは、月並みだがどうしてもLed Zeppelinということになる。
Led Zepplinの初来日は1971年の9月。東京公演は日本武道館の2デイズ。23日と24日だった。
記録によると23日の1曲目は「Immigrant Song」。前座なし、休憩なしの2時間半という当時としては桁外れのスーパー・コンサートだった。
それが公演数を重ねるにつけて尺が延びていき、24日には前日より2曲増えて3時間、広島では3時間20分、大阪では3時間半になった。
日本滞在の旅程の13日間すべてを一緒に過ごした湯川れい子さんは、「自分が死ぬときに墓場に持って行ってもまだスゴイと言いたい」というく程すごいコンサートだったという。
ところが、有名な話だが、メンバーは毎日が血みどろのケンカだったらしい。しかし、ケンカをしていないときはものすごく4人は仲がよかったという。
メンバーは当時まだ24~26歳で血の気も多かった。
しかし、そんなに若くしてあんなん額を作っていたのだから昔の人は偉大だ。

さて、2014年9月23日。Led Zeppelinの初来日からちょうど43年経った同じ日、形を変えてそのLed Zeppelinの熱狂がよみがえった。
世界トップクラスのLed Zeppelinのトリビュート・バンドLed Zepagainの来日公演だ。
場所は六本木のEX Theater。
楽屋の壁には下の写真のような関連グッズが飾られた。
一番上に貼ってあるEarl's Court公演の告知ポスターについてはMarshall Blogの『名所めぐり』をご参照願いたい。ちょうど同じ回でJimmy Pageの家も紹介している。

Marshall Blog『【イギリス-ロック名所めぐりvol.12】 South Kensingtonを往く』

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今日は機材を先に紹介する。ステージに並んだMarshall。
これらの使い手はJimmy桜井。Mr.Jimmyの桜井さんから、世界のLed ZepagainのMr. Sakuraiになってしまった。
桜井さんと知り合ってかれこれ15年ぐらいが経つが、まさかこういうことになるとは思わなかったな~。
一方、田川ヒロアキと出番が近かったため、2009年のLoud Parkで私はタマタマLed Zepagainを観ていた。
それだけに、まさか知り合いが正式メンバーとしてLed Zepagainに迎え入れらようとは…。

「継続は力なり」という表現の意味を問われたならば、「桜井さんのこと」と説明するのが一番シックリくるのではなかろうか。
本当にスゴイことだと思う。「スゴイこと」はジェネラリストではスペシャリストに起こり、ひとつのことをやり続けるということが大きな可能性を秘めていることを表している。
冗談抜きに何かにくじけそうになった時は桜井さんのサクセス・ストーリーを思い出すようにしている。桜井さんの「さく」はサクセスの「サク」だったんだな。

さて、Marshall。
向かって左のヘッドはSuper Tremolo。いわゆるT1959。Jimmy Pageはパワー管をKT88に交換して使っていた。
そのため、2007年12月に開催されたO2アリーナの再結成コンサートの時にMarshallはKT88を搭載した1959を製作し、Jimmy Pageをサポートした。
向かって右はテルミン用の現行の1959SLP。

10これは後ろに控えていたサブの1959。

20_21959の上に乗っているのはMaestroのEchoplex。今の若い人たちには信じられないだろうけど、昔はディレイをかけるために(昔は「ディレイ」ではなく「エコー」と言った)こんな大仰なハコを用意しなければならなかったんよ!

30愛用のテルミン。

40v足元のようす。

50今夜使用されるギター群。

60_2冒頭にはこのコンサートの仕掛け人であり、EXシアター支配人の倉林さんからご挨拶があった。

70v倉林さんのこともずっと以前から存じ上げていて、Marshallの社長が来日した際には建設中のEX Theaterをご案内して頂いた。
倉林さんも筋金入りのリスナーで、ロックのバックグラウンドをお聞きしたことがあった。
お兄さんの影響で幼い時から外タレのコンサートに出向かれていたとのことで、箱根アフロディーテ(これも1971年)のPink Floydをはじめ、70年代初めの大物バンドの日本公演をほとんどご覧になっている。うらやましい。
もちろんLed Zeppelinの初来日も体験されていて、ご挨拶の中でそれに触れていた。

Led Zeppelinの大ファンでいらっしゃることは言うまでもなく、愛用のMarshallとLes Paulの写真を見せて頂いたこともあったっけ。
今回43年前のまったく同じ日にこのコンサートが開催されたことは、そんな倉林さんのイキなはからいだったというワケだ。
それにしてもみんなLed Zeppelin好きだな~

80vそしていよいよLed Zepagainの4人がステージに現れた。

90オープニングは「Immigrant Song」。まさに43年前と同じだ!

100ボーカルのSwan Montgomery。
実はMarshall Blogには2度目の登場となる。前回は桜井さんといっしょにVon Zepでご登場頂いた。

110vわれらがJimmy Sakurai!

120vベース、キーボード、マンドリン、ギターのJim Wooten。JPJ役は忙しい!

130vドラムとパーカッションはJim Kersey。
言っておきますが、John Bonhamが使っていたパーカッションはNATALだったのよ!

140v大人気曲に続いては、これまたスタンダードの「Heratbreaker」。

150今日&明日のレポートはほとんどセット・リストを紹介するような内容になってしまうけど、勘弁してね。
Led Zeppelinの名作に解説をつける必要もないし、Led Zepagainの完璧な演奏を今更どうこういっても意味がないからね。
それでも、前後編でアップするということは…そう、テンコ盛りなのである。
わたしもキライではないが、これほどLed Zeppelinの音楽を一時に聴いたことは今までないし、たぶん死ぬまでないだろう。
そういう意味でも忘れがたいコンサートだった。

160vそれにしてもカッコいいリフのロックってのはやっぱりいいよね。何が「ロック」かって、やっぱりカッコいいギターリフだよ。
こんなカッコいいメロディをよくも思いついたもんだ。

170vそれを可能にしたMarshallアンプの功績はやっぱり大きいと思うね。
今、またMarshallの本の仕事をしているんだけど、再認識したのは「Marshallがなかったらロックは別のものになっていたかもしれない」という真実。
また、Pete TownshendやJeff BeckやJimmy PageのようなクリエイティブなギタリストがいなかったらMarshallは絶対に浮かばれなかった。
奇跡が生まれる瞬間というものは間違いなく存在する。

180今回のコンサートのひとつの目玉は本家が演らなかった曲、またはほとんど取り上げることのなかった曲をLed Zepagainがプレイすることだ。
そのひとつがこの「Ramble On」だ。
200_2

歌詞の内容は調べたことはないが、「ramble on」という英語の意味は「とりとめのないことを話したり書いたりする」こと。
この曲、大好きなんだよね。Led Zeppelinのリズム隊のカッコいいところが出ている曲のひとつだと思う。
本家はほとんど舞台で演奏していないらしいが、そんな曲をイングランド最北の地で地元のバンドが演奏しているのに接してビックリしたことがあった。詳しくはコチラ

200いっくらでも出てくる名曲の数々!今度は「Black Dog」。
冒頭の「♪ヘヘイ、マ~マ」だけで大歓声!

210解説したくないけど、ひとこというと原曲がFleetwood Macの「Oh Well」と言われている。似てるといえば似てるし、そうでないといえばそうでもない。ま、曲のコンセプトが近いのね。いずれにしても双方ヤケクソにカッコいいことだけは間違いない。
Macの話で恐縮だが、この曲ではコンガが使われているが、これもNATALのようだ。

220v「Baby I'm Gonna Leave You」。

230これもひときわ歓声が大きかった、「Over the Hills and Far Away」。カッコいいもんねこの曲。

240「Bring it on Home」。

250何か順番があるのかないのか、何の脈絡もなくバラバラに出てくるセットリストがまた実に楽しいね!ヒット・パレードだ!

250vここからはアコースティック・セット。

260「Going to California」

260v「Bron-Y-Aur Stomp」。
お客さんの手拍子も手伝って盛り上がった!

270v「Battle of Evermore」

280v当然のことながらこれまた完璧な演奏で大ウケにウケていた。

290桜井さんはマンドリンもプレイ。

320
今日2曲目の『Physical Graffiti』ナンバー、「Wanton Song」。

300『Physical Graffiti』って子供のころはチト苦手だったけど、今聴くとメッチャかっこいい曲がいっぱい入ってるんだよね。

310ファースト・アルバムから「How Many More Times」。

320vモクモクとベースを弾くJim。
John Paul Jonesもニコニコとても感じのいい人だったが、Jimもそう。まさか人柄までコピーしてる?!

330vもうここまで結構な時間が経ったが、汗ひとつかかずにパワフルにドラムを叩き続けるもうひとりのJim。
これでこの後「Moby Dick」を演るのかなぁ?と思うとチョット気の毒のような…

2_img_0674 lここまでで13曲。後半に向けて休憩が挟まれた。

Led Zepagainの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

MR.JIMMYの詳しい情報はコチラ⇒MR.JIMMY OFFICIAL WEBSITE

350<後編>につづく

(一部敬称略 2014年9月23日 六本木EX Theaterにて撮影)

2014年11月 3日 (月)

Holy Winter~Kelly SIMONZのクリスマス・アルバム

テレビや新聞で盛んに報じていたが、最近のハロウィンの喧騒ぶりはなかなかにスゴイものがありますな。
様々な出で立ちで街を行き交う姿を目にするのはにぎやかで楽しくなくもないが、このイベントの意味を正しく理解している若者も少ないだろう。
「ハッピー・ハロウィ~ン」と声を掛け合って自慢の仮装装束を見せ合う若者の多くは毎年10月31日は「コスプレの祭典の日」と思っている人も多いのではないだろうか?「この日だけはコスプレで街を歩いても許される」みたいな…エイプリルフールじゃありませんよ~。
少なくとも私が学生の頃にはこんなトレンドは日本には全く存在しなかったし、「Trick or treat!」の意味を知る者もいなかった。

ご存知の通り、これは古代ケルトに端を発する秋の収穫や悪霊を祓うアメリカのお祭りで、海外では仮装するのは基本的には子供の仕事だ。
それがここ最近、ものすごい勢いで盛り上がるようになったのは、まさしくかつて「万聖節」と呼ばれていたこの異教徒の祭典が、大きなビジネスの対象になると認知されたからであろう。
そして、あの渋谷での乱痴気騒ぎ。昔の若者はあんなことはしなかった。
犬神サアカス團の「VIVAアメリカ」という曲に「♪あなたもアメリカ病、わたしもアメリカ病」という一節が出てくるが、ハロウィンの顛末を見ているとこの曲を思い出すのだ。

我々は、ハロウィンでワケもわからず仮装して大騒ぎするよりも、4月8日が何の日かを先に知るべきだと思うけどね。

一方、日本人に完全に溶け込んだ西洋のお祭りといえばなんといってもクリスマス。
こちらはビッグ・ビジネスの温床としてもはや避けては通れないイベントのひとつになって久しい。

そのビジネスの一環としてクリスマス・ソングがある。
ビング・クロスビーの美声で「ホワイト・クリスマス」を聴きながら、七面鳥を頂き、プレゼントにワクワクする。これがアメリカ人のステレオタイプのクリスマスの過ごし方。
もちろん、BGMはビング・クロスビーでなくてもいいワケで、クリスマス・ソングを集めたアルバムがなんとたくさんあることよ!
クラシック、ジャズ、ロック、カントリー…ジャンルを超越してこれほど素材に供される音楽は、クリスマスとビートルズを除いて他にないだろう。

まさか灼熱のビーチで「そりすべり」を聴く人もいなければ、桜の時期に街で「ホワイト・クリスマス」を耳にすることはまずあるまい。
つまり、このクリスマス・ソング・アルバムが商売になるのは一年に一度きり、クリスマスの前だけなのだ。
にもかかわらずこれほど多くの種類のアルバムが世に存在するのはよほそクリスマスが大きなビジネスになっているということなのだろう。

Bing 私はヘソ曲りで誰もがやることはよしとしないので、どちらかというと「アンチ・クリスマス」派だ。
したがって、クリスマス・アルバムといえば上の『White Christmas』ぐらいしか持っていない。

イヤ、持っていなかった。

それが、今では2枚に増えたのだ。
新しく我が家にやってきたクリスマス・アルバムの送り主はなんとKelly SIMONZだった。
以前よりKellyさんがクリスマス・アイテムの制作に取り組んでいたのはもちろん知っていたが。いよいよ出来上がり、発売直前となった。

それにしてもクリスマス・ソングを料理するのは難しいと思うね。
先に書いた通り、すでにあらゆるジャンルの音楽でアレンジされているし、元の曲が宗教歌だけに、何の毒もないアヴァイラブル・ノートだけの音列であることに加え、誰もが知っているおなじみのメロディが多いので自分エッセンスを織り込むことが困難なハズだ。

ただし、やはり曲はどれも素晴らしい。トラディッショナル・ソングは当然だが、Mel Tormeの「The Christmas Song」なんてのは名曲中の名曲だよね。もっとも私がこの曲を好きなのはクリスマス臭さが希薄だからなのかもしれないが…。

Xcd Kellyさんのクリスマス・アルバム…どうやってスタンダード中のスタンダードを料理したのか…楽しみだ。
コレがKelly SIMONZのクリスマス・アルバム『Holy Winter』。
実は、私は勘違いをしていて、クリスマスのコンピレーション・アルバムに1曲とか2曲で参加している…そんな企画かと思っていた。それにしてはずいぶん長いこと根を詰めて取り組んでるな~と不思議に感じていたところ、出てきたのがフル・アルバム。
コンピレーションどころか収録された全15曲、すべてKellyさんのパフォーマンスじゃないの!
なるほどコレは大変だった!

ホッコリしたジャケットのイラスト。
冬は好きだ~。このジャケット、真夏には一種の清涼剤になるかもしれないよ。

10cdいかにもKellyさんらしい壮大にオーケストレーションを施した「Joy to the World」で幕を開けるこのアルバムは、おなじみのクリスマス・ソングと2つのKellyさんのオリジナル曲で構成されている。

20まるで1曲目の第二楽章のようにするどく切り込んでくるアップテンポのパワー・コードの刻み。
そしてオクターブで奏でる「White Christmas」の美しい旋律。
こうした手法は誰しも知っているメロディをロックにする時の常套手段だが、ヘタをするとパンクになってしまう。イヤ、逆か?パンク・ロックがそうしたスタンダード曲を演っているのか?
いずれにしても、めくるめくテクニックで「白いクリスマス」を「銀(メタル)のクリスマス」にうまく塗り替えた。楽しそうに弾いているKellyさんの姿が目に浮かぶな…。

30v続く「Ave Maria」にはナイロンによるVerseがつけられていると思ったら、この「Ave Maria」は17世紀のイタリアのカッチーニの「Ave Maria」。知らなかったッチーニ。いつもの「Ave Maria」ではない。
この曲、おっそろしくJerome Kernの名曲「All the Things You Are」に似てるな~。というか一部コード進行が同じだわ…ということは~?
かの大作曲家Jerome Kernがパクったのかと思ったら、なんと、この「Ave Maria」は1970年代にロシアのウラジミール・ヴィヴァロフという人がカッチーニの名前をかたって世に出したらしい。
要するに逆佐村河内状態。そして、「All the Things You Are」は1940 年代の曲なので、Jerome Kernの方が先ということ。もっともこのロシアの人が「All the Things You Are」を真似たかどうかは知らないが、ジャズを知っている人なら、この曲を聴いたら絶対にギョっとするハズ。
あ、いかんいかん脱線しちまった。
Kellyさんのアコースティックはエレキの時の正反対で、ナイロンを弾いても、スティールを弾いてもとてもやさしい響きがする。

40大きな聴きどころのひとつはアルバート・ケ・リー。ワザワザTelecasterを用意して吹き込んだカントリー調の「Winter Wonderland」。
ダブル・ストップを使ったテーマと爽快なソロはDanny Gattonもビックリ?!

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そして、2曲のKellyさんのオリジナル曲。「All In One Piece」はアコースティック・ソロによるあたたかくやさしい一編。
そして、「H-I-K-A-R-I」はKellyさんが内面のすべてをさらけ出しているかのような深遠な演奏。ほとんどただメロディをなぞるだけというストレートさが感動を誘う。
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「When You Wish Upon a Star」、「Amazing Grace」等アルバムのコンセプト上どうしても静謐なテイストの曲が多いがどれもKellyさんのギター魂を詰め込んだ入魂のパフォーマンスが全15曲で展開している。
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とはいえ、「We Three Kings of Orient Are」のようにダークなイメージでKelly節をしっかり聞かせてくれたりもする。
とにもかくにもノリにノっているKellyさんの今とアイデアと普段とは違ったギター・テクニックがテンコ盛りになった力作だ。
あとひと月とチョット、へヴィ・ローテーションで12月24日と25日は「Guitar Christmas」とキメ込んで欲しい。

50v2014年4月5日に開催された東京キネマ倶楽部でのコンサート『BLIND FAITH The Brave New Wolrd Order 2014』 を収録したDVDも好評発売中だ。

Dvd

『Holy Winter』は2014年11月5日の発売。

Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ Official Website

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※本稿に掲載されているの写真はすべて9月28日に開催された『Guitar☆Man#19』で撮影したものです。
Kellyさん出演の『Guitar☆Man#19』のレポートも近日中に登場します。乞うご期待!