後藤まりこ~PINK SCREAM #4
『PINK SCREAM』というイベントに参加したまりちゃん。
ちょっと前に朝のテレビ番組で彼女に遭遇して、ビックリするやら、うれしいやら…とにかく活躍中なのだ!
AxSxEさんもいつも通りMarshallで轟音を響かせる。
仲俣さんはEDEN。ヘッドがWT-800、キャビ上段が4x10"、下段が1x15"というフル・スタック。
ギターに…まりちゃんにしか作れない個性的かつ個人的な音のパノラマ。
Marshall Blogではガール・メタル・バンドを指して「女性のパワー」のスゴさを頻繁にレポートしているが、何もガール・パワーの表れはメタルだけではないのだ。
この愛らしくも暴力的なロックはもはやジェンダーもジャンルも超えたところにある。
ギターをおろし自由を手にしたまりちゃん。
これまた個性あふれるミュージシャンを従えてステージを支配するまりちゃんがまたカッコいい。
ステージせましと上下に移動して熱唱する。これがもう少しすると、動きが上下でははなく前後に変わる。
狂ったようにシンバルを打擲するまりちゃん。
この日も執拗に客席に入り込んでは自分の世界を自由に拡大していた。
今日は出演時間が短くて残念だが、パフォーマンスの温度は変わらない。
クライマックスではいつも沸点に達する。
燃え尽きてギターを降ろすまりちゃん。
その後ろ姿は12Rを力いっぱい打ち合ったボクサーのようだ。
これは11月12日にリリースされたばかりのアルバム『こわれた箱にりなっくす』。
初回限定盤はCD+DVDという仕様だ。今日現在、まだ内容を聴けていないのが残念だが、いいジャケットだ。
発売に合わせたイベントやツアーも果敢に開催されているので、是非コンサートに足を運んで「まりこワールド」を体験してもらいたい。
今回はイベントなのでアンコールはなし。
最後、まりちゃんがひとりステージに残り、バスドラムに腰を掛け、ア・カペラで歌う。シットリとしたイキな演出だ。
それからドラムに向かい軽くエイド・ビートを刻んで見せる。
…と、その瞬間…
キース・ムーンよろしく、力いっぱいドラム・キットを蹴り放ったのだ!
「ありがとう…」
カッコよすぎる。
後藤まりこの詳しい情報はコチラ⇒510mariko
今日の記事は言葉少なだが、ヘタな文章より写真の方が十分に雰囲気が伝わると思った。だからそうした。
(一部敬称略 2014年10月8日 渋谷DUO MUSIC EXCHANGEにて撮影)