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2014年5月12日 (月)

Kelly SIMONZ~BLIND FAITH The Brave New Wolrd Order 2014

3月にリリースしたCD、『BLIND FAITH』が好評のKelly SIMONZ。多くの新しいファンも獲得し、今、日本でもっともノリにノッているギタリストのウチのひとりだろう。

10cd4月上旬に開催された『Tokyo Kinema Club "The Sixth"
"The Brave New Wolrd Order 2014』と題されたコンサート。アルバム発表直後のレコ発ライブとなった。

20Kelly SIMONZ

30Yosuke Yamada

40Kaz

50オープニングにはYosukeがひとり登場し、ドラム・キットを前にスポット・ライトを浴びた。

60いきなり意表をつくドラムのソロ・パフォーマンス。アルバムのオープナーを再現する「N.W.O」。
70vそして、BLIND FAITHのメンバーがステージに揃うとともにサブステージからボーカリストが登場!

75アルバムにもゲスト参加しているYama-Bだ。

90vいきなりのYama-Bの登場で会場の雰囲気も一気に最高潮に達する。
80ノッケからすさまじい気合のKelly SIMONZ!

100続いて「時の断片」。
個人的に久しぶりにナマのYama-Bの姿を見、声を聴かせてもらったが、このシックリ具合は尋常ではない!まるでBLIND FAITHのパーマネント・メンバーであるかのようなフィット感があった。

110_2Kellyさんの背中にはMarshall Wall。

120やはりこうした音楽にはコレが必要不可欠だ。もうこの壁だけでロックの世界観を作ってしまう。
いつも言っていることだが、並んでこれほどサマになるのはMarshallとウルトラ兄弟(歴代仮面ライダーでも可)ぐらいのものだ。
考えてみるとこのMarshall WallもMods全盛時代のThe WhoやSmall Facesあたりを始祖とするならば48年ぐらい…つまりほぼ50年が経過したワケだ。コレだもん、他のアンプにマネができるワケがない!

130「Burning in my Soul」。
135怒涛の「Opus」シリーズ…今回の公演はいつものキネマでの演奏よりは短い内容ではあったが、ビデオも大仰は演出もなく実にシンプルなもので、アルバム同様、歌ものとインストものがバランスよく散りばめられた充実した構成となった。
160リーダーの意思を汲み、Kellyミュージックを忠実に具現化するリズム隊。
170v3人をガッチリと組み合わせているものが音楽だけでなく、夢や希望でもあることを思わせるかのような完成度の高いアンサンブルだ。
180幸運なことにここ数年、キネマ倶楽部でのすべての公演の撮影のご指名を頂き、カメラのファインダーを通して誰よりも間近でKellyさんを見て来たが、いつにも増して楽しく、うれしそうだった。
150Kellyさんは、音楽的にやっていることは極めてトラディショナルでありながら、日進月歩するコンピュータ・テクノロジーを貪欲に吸収、活用し独自のプロモーションを展開している。
今では多くのミュージシャンがやっていることではあるが、彼が日常的にやっていることをマネするのは生半可なことではないだろう。
毎日、毎時、寝る間も惜しまざるを得ない膨大な作業量だ。
本人は時折自分を「インターネット・ギタリスト」などと称して笑っているが、誰にも頼らない「一匹狼」的な姿勢は、「Kelly流プロモーション」として確立されたひとつの立派な商行為といえるだろう。ミュージシャンの新しい姿かもしれない。

念のために言っておくが「トラディショナル」であることはまったく悪いことではない。いつ、どこをどう切っても「この人ならでは」…というアイデンティティこそが 重要であり、尊敬されるべきことなのだ。つまり気が遠くなるほど同じことをやれる能力を「才能」とよび、その能力を持った人こそが「プロフェッショナル」なのだ。
Marshall Blogはそういうプロフェッショナルを積極的にフィーチュアしているつもりだ。

最近、CDの販売不振を理由にAerosmithが「断CD宣言」ともいうべき発言をしたらしい。一言でいえば「CDなんか作ったところで売れやしない」ということ。代わりにコンサート活動で稼ぐというものだ。
2~3日前、某大手中古CD販売店のベテラン社員の方と話をした。私はその方が勤めるお店で毎月平均30枚程度の中古CDを買い続けている。「最近は目に見えて中古のCD棚の商品がやたら減っていますね?」と尋ねると、「はい。CDの作られる点数が激減しているんです。したがって自動的に買い取りの量も減って来るんです」というお答えだった。か、悲しい。

ナマの演奏活動ももちろん重要だが、ミュージシャンの本来の仕事はレコード(CD等のパッケージ商品)を作ることではなかったか?
コンサートは完全に音楽を楽しむ場所ではなく、騒いで雰囲気を楽しむ場所になってしまった。
極論すればコンサート会場は3丁目の公園の盆踊り会場と同じだ。踊りは楽しいけど、「東京音頭」をしみじみと味わっている人は3丁目の公園にはいまい。

そうしたことをすべて考えてみるに、CDを発売し、ナマ演奏を披露し(Kellyさんの場合は全国津々浦々のクリニック)、それらに関わる情報を間断なく積極的に発信する。
なんだってでミュージシャンがここまでやらなきゃいけないの?という憐憫の情も正直隠し得ないのであるが、Kellyさんがひとりで取り組んでいることは今だからこそ価値のあることなのだ。

140オッと失礼!またやっちまった!
一生懸命音楽に取り組んでいるKellyさんの姿を見てつい書いちまった。

ナイロンも披露。

200vショウの後半前では哀愁の「Silent Sorrow」。

190ギターの種類は異なれど、プレイのテンションは変わらない。

210v「今日はあまり長くない」と何度もMCで言っていたが、その分、後半の押し込みようはすさまじいものがあった。
そうそう、MCは相変わらずのクリニック調。それがKelly流でもある。

230オリャ~!「Allegro Maestso」でぶっ飛ばす!
240Yosuke決死のドラミング!
260vニュー・アルバムから「Requiem」。
280「Signs Of The End Of The World」で本編を締めくくり今日も存分にKellyさんのVirtuoso(ヴァーチュオーゾあるいはヴィルトーゾ)ぶりを楽しませてくれた。

270そして、アンコールには再びYama-Bが登場!

285「(冒頭の)2曲じゃ終わらせない!」と呼びこまれたYama-Bは「Revelation」を熱唱。

290その後、鳴り止まない拍手によって2回にわたって登場したアンコールではアルバムにはボーナス・トラックとして収録されていた「Now Your Turn」、さらにYngwie Malmsteenの「Never Die」を演奏した。
『The Seventh Sign』ね…次回の公演につなげたっていうことね?

そう、『The Seventh』と題した第7番目の東京キネマ倶楽部でのコンサートが決定している。
この6回目のコンサートのテンションがそのまま持ち越されることは必定だ。お見逃しなく!

300中国、台湾等、海外での演奏の機会も増えてきたKellyさん。
世界を股にかけた活躍を期待している。
220vKelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ OFFICIAL WEBSITE

310(一部敬称略 2014年4月5日 東京キネマ倶楽部にて撮影)