Marshall Blogに掲載されている写真並びに記事の転載・転用はご遠慮ください。
【マー索くん(Marshall Blog の索引)】
【姉妹ブログ】
【Marshall Official Web Site】
【CODE/GATEWAYの通信トラブルを解決するには】

« お茶の水熱烈楽器祭の田川ヒロアキ | メイン | 2014 FIA世界選手権 第6戦 富士6時間耐久レース<後編>~二井原実登場 »

2014年11月26日 (水)

2014 FIA世界選手権 第6戦 富士6時間耐久レース<前編>~SUPERBLOOD登場

『2014 FIA世界選手権 第6戦 富士6時間耐久レース』に行って来た。
ここが富士山のふもとにあることを完全に忘れさせてくれるような曇り空。何しろ本当に1回も富士山が見えなかった。
いつ雨が降り出してもおかしくない空模様なのに最後までセーフ。ありがたいことです。

10実はここへ来るのは2回目。
前回はEARTHSHAKERとSHOW-YAが出演したチャリティ・イベントの取材だった。
60
あの時は、行きも帰りも東名に乗ってから降りるまで完全渋滞でかなりマイったが、今回はマァ、スイスイで助かった。
70
今回も場内には様々な車メーカーの展示がゾロリ。

20きっとマニアの方々にはタマらない状況なんだろうけど、どうもピンとこない。

40
…というのも私、車には全くと言っていいほど興味がござらんでな~。
MarshallやNATALやEDENが積み込める車が1台あればゼンゼン困らない。

30こんなペッチャンコな車じゃ1960載せられないもんね~。

50それでも、見ていると結構カッコいいもんですな~。

100

もちろん、ここへお邪魔したのは車を見に来たワケじゃない。

90前回同様、Marshallの働きっぷりの取材に来たのだ。

105前回取材した時はコース内にウイング車を入れて演奏したが、今回はこうして定置ステージが組まれていた。

110私がお邪魔したのは初日。
上矢理加のステージ。

120上矢理加

130vバッキング・トラックにギターと…

140ベースが加わった編成。ベースは片岡利文。

150元気いっぱいのステージ!

160v声の質やイメージからすると、我々世代では十把一絡げに「アニメ系」というくくりで扱ってしまうキライが無きにしもあらずなのだが、コレがなかなかにロックしていてカッコよい。

170v幕間に流れていた理加ちゃんのCDなんかよく作り込まれていて、ものすごくカッコいいのよ。コレはどうしたことなんだろう。
時々こういう現象に出くわすんだよね。
「ロックは、かつてロックがいた場所にはもういない」(←けだし名言 by 私)
コレですよ。

180それにしても理加ちゃん、この寒い中、終演後もずっとこの姿でお客さんのサインの要求に応えたりして…彼女にプロ根性を見たよ!

上矢理加の詳しい情報はコチラ⇒Smile★Smiley★すまいりーか

190そして、登場したのがお目当てのSuperblood!

200ギター、オカヒロ。

210vドラムは大内"MAD"貴雄。

220vベースは阿川"Ryo"亮一。

230vボーカル/ギターはRYU。

240vオカヒロちゃんはいつもはオリジナルのJCM800 2203を愛用しているが、今日はJCM900 4100。

270図太い音色で相変わらずの華麗なプレイを聞かせてくれた。

280vRyoさんもMarshall。いつもこのMB450HとMBC410(生産終了品)を愛用してくれている。

290あのね、いいこと教えてあげようか…ココだけの話しだよ。
このMBって値段の割におっそろしく音がいいんだぜ。要するにコスト・パフォーマンスに長けているということ。
…というのも、このアンプの設計者が日本に来た時に、たまたまMBを使っているライブがあってそこへ連れて行った。
その設計者がボソっと言ったことを私は聞き逃さなかった…「MBってこんなにいい音だったっけかな…」
弾き手によっては設計した本人が驚くほどのパフォーマンスを見せてくれるアンプなのだ。
当然、ベテランのRyoさんのサウンドも最高!
325

そんな素晴らしいMarshall弾きによる胸のすくようなMarshallサウンドが詰まっているのがコレ。11月12日にリリースされた4曲入りミニ・アルバム『Rescue Me』だ。

250cd
ステージはもついろん『Rescue Me』からの曲を中心に演奏。

260
オカヒロちゃんとMADさんのコンビは先日レポートした通り、BLUES DETOXというチームでバリバリ活躍している。
320v
それだけにイキもピッタリ!

330
そこへノリノリのこのふたりが加わっているのだからそのパワーはハンパなものではない!

310サウンドはシンプルな日本語ハードロック。いわゆる「日本のロック」。これでいいのだ。

340

最近のソフトなロックのなかにあって、こうしたジャリジャリと砂を噛むような骨のあるロックに接すると「ホレ、見たことか!」と実にスカっとする。
300v

またね、この吐き捨てるように歌うRYUさんの歌がいい。
実にこのバンドのサウンドにマッチしている。

3_img_0155 しかし、マイペースなオカヒロちゃん。
TYOの時もBLUES DETOXの時も、このSUPERBLOODの時もまったく変わらない自分の世界をキープしている。
「オカヒロの世界」…それはギター・バカだけが到達できる真のロックの世界だ。

355vThin Lizzyの「The Boys Are Back in Town」も演ってた。なんてヤクザなPhil Lynottなんだろう!このクールさがいい!

3_img_0160 有名なソロもバッチリ!

1_img_0192SUPERBLOODの魅力に撃たれてノックアウトされたファンたち。
斃れても頭を振り続けてる?

380いつもニコニコのMADさん。どのステージを見ても本当にドラムを叩くのが楽しくて仕方ないように映る。実際そうなのだろう。
このバンドもMADさんのパワフルなドラミングとキャラクターによるところが大きい。

390vいつも「最近のロックは…」とジジイ臭いことを言ってしまうが、それだけにこういうバンドに出くわすとうれしいもんだね。

1_img_0158

ロックは子供だけのものではない。
こうした大人も楽しめるロックもなくてはならないのだ。

350v

SUPERBLOODの今後の活躍を心から期待している。

2_img_0515

SUPERBLOODの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

420宴は<後編>へ続く…

430(一部敬称略 2014年10月11日 御殿場富士スピードウェイにて撮影)