2014 FIA世界選手権 第6戦 富士6時間耐久レース<前編>~SUPERBLOOD登場
『2014 FIA世界選手権 第6戦 富士6時間耐久レース』に行って来た。
ここが富士山のふもとにあることを完全に忘れさせてくれるような曇り空。何しろ本当に1回も富士山が見えなかった。
いつ雨が降り出してもおかしくない空模様なのに最後までセーフ。ありがたいことです。
実はここへ来るのは2回目。
前回はEARTHSHAKERとSHOW-YAが出演したチャリティ・イベントの取材だった。
あの時は、行きも帰りも東名に乗ってから降りるまで完全渋滞でかなりマイったが、今回はマァ、スイスイで助かった。
今回も場内には様々な車メーカーの展示がゾロリ。
きっとマニアの方々にはタマらない状況なんだろうけど、どうもピンとこない。
…というのも私、車には全くと言っていいほど興味がござらんでな~。
MarshallやNATALやEDENが積み込める車が1台あればゼンゼン困らない。
もちろん、ここへお邪魔したのは車を見に来たワケじゃない。
前回取材した時はコース内にウイング車を入れて演奏したが、今回はこうして定置ステージが組まれていた。
声の質やイメージからすると、我々世代では十把一絡げに「アニメ系」というくくりで扱ってしまうキライが無きにしもあらずなのだが、コレがなかなかにロックしていてカッコよい。
幕間に流れていた理加ちゃんのCDなんかよく作り込まれていて、ものすごくカッコいいのよ。コレはどうしたことなんだろう。
時々こういう現象に出くわすんだよね。
「ロックは、かつてロックがいた場所にはもういない」(←けだし名言 by 私)
コレですよ。
それにしても理加ちゃん、この寒い中、終演後もずっとこの姿でお客さんのサインの要求に応えたりして…彼女にプロ根性を見たよ!
上矢理加の詳しい情報はコチラ⇒Smile★Smiley★すまいりーか
オカヒロちゃんはいつもはオリジナルのJCM800 2203を愛用しているが、今日はJCM900 4100。
RyoさんもMarshall。いつもこのMB450HとMBC410(生産終了品)を愛用してくれている。
あのね、いいこと教えてあげようか…ココだけの話しだよ。
このMBって値段の割におっそろしく音がいいんだぜ。要するにコスト・パフォーマンスに長けているということ。
…というのも、このアンプの設計者が日本に来た時に、たまたまMBを使っているライブがあってそこへ連れて行った。
その設計者がボソっと言ったことを私は聞き逃さなかった…「MBってこんなにいい音だったっけかな…」
弾き手によっては設計した本人が驚くほどのパフォーマンスを見せてくれるアンプなのだ。
当然、ベテランのRyoさんのサウンドも最高!
そんな素晴らしいMarshall弾きによる胸のすくようなMarshallサウンドが詰まっているのがコレ。11月12日にリリースされた4曲入りミニ・アルバム『Rescue Me』だ。
ステージはもついろん『Rescue Me』からの曲を中心に演奏。
オカヒロちゃんとMADさんのコンビは先日レポートした通り、BLUES DETOXというチームでバリバリ活躍している。
それだけにイキもピッタリ!
そこへノリノリのこのふたりが加わっているのだからそのパワーはハンパなものではない!
サウンドはシンプルな日本語ハードロック。いわゆる「日本のロック」。これでいいのだ。
最近のソフトなロックのなかにあって、こうしたジャリジャリと砂を噛むような骨のあるロックに接すると「ホレ、見たことか!」と実にスカっとする。
またね、この吐き捨てるように歌うRYUさんの歌がいい。
実にこのバンドのサウンドにマッチしている。
しかし、マイペースなオカヒロちゃん。
TYOの時もBLUES DETOXの時も、このSUPERBLOODの時もまったく変わらない自分の世界をキープしている。
「オカヒロの世界」…それはギター・バカだけが到達できる真のロックの世界だ。
Thin Lizzyの「The Boys Are Back in Town」も演ってた。なんてヤクザなPhil Lynottなんだろう!このクールさがいい!
SUPERBLOODの魅力に撃たれてノックアウトされたファンたち。
斃れても頭を振り続けてる?
いつもニコニコのMADさん。どのステージを見ても本当にドラムを叩くのが楽しくて仕方ないように映る。実際そうなのだろう。
このバンドもMADさんのパワフルなドラミングとキャラクターによるところが大きい。
いつも「最近のロックは…」とジジイ臭いことを言ってしまうが、それだけにこういうバンドに出くわすとうれしいもんだね。
ロックは子供だけのものではない。
こうした大人も楽しめるロックもなくてはならないのだ。
SUPERBLOODの今後の活躍を心から期待している。
SUPERBLOODの詳しい情報はコチラ⇒Official Website