秋の放課後・ロック教室 田川ヒロアキ with 音楽学校・選抜生徒!+ ROCK'n'ROLL SHOW BOAT
『秋の放課後・ロック教室』?なんだろう?
Marshall Blog頻出の田川ヒロアキ。もちろんMarshallのへヴィ・ユーザーで日本におけるMarshallのAmbassadorと呼べる内のひとりだ。
ところで、この「Ambassador」という言葉、イギリスの連中がよく使うんだよね。「大使」とか「使節」とかいう意味なんだけど、どうもそういう風に日本語にしてしまうと大仰で座りが悪い。でも敢えて使ってみた。もちろんドラム・ヘッドではない。
さて、その頻出の理由はAmbassodorであることだけでなく、現場が面白い。
ま~、次から次へと色々な仕事が舞い込んで来ること!宮古島へフォトグラファーとして呼んでもらったり、車いすダンス大会へお邪魔したり、と取材する方もバラエティに富んだ取材環境を十分に楽しませてもらってる。
それで今回は「ロック教室」…ま、この後の記事をご覧頂けば内容はわかるとして…。
この日のステージの幕を開けよう!
ステージにはおなじみ、Marshall、NATAL、そしてEDENが並んだ。
まず登場したのは、ROCK'n'ROLL SHOW BOATというトリオ…って庄太郎ちゃん!
ベース・アンプはEDENのWT-800とD410XSTが2台のフルスタック。サオは庄太郎ちゃんものではござらん。
ROCK'n'ROLL SHOW BOATは満園庄太郎、満園英二(ds)、そしてあらケン(g/vo)の3人が徹底的にロックのクラシックをプレイするバンドだ。
クラシックといっても60年代や70年代のロックではなく、その前。
ElvisやLittle Richard、Bo Diddley等々、ホンモノのロックンロールをジャンジャン演奏しちゃう。
このバンドではベースだけでなく、バリバリ歌っちゃう庄太郎ちゃん!
もちろんゴリゴリのドライビン・ベースもタップリ。
また、演奏する曲の解説もキチンとしてくれて、まさに「ロック教室」。
庄太郎ちゃんとの付き合いもいい加減長くなったが、こんなにロックンロールが好きだとは知らなんだ。
それにしてもこの時代の曲ってのはコード3つでとてつもないロックの世界を作っていたんだと改めて感心した。コード3つとエイト・ビートで他にナンにもいらなかった。シンプルでストレートだからいつまでも古くならない。何しろ曲が持つパワーが強い。
どうしてこの川下に今のロックがあるんだか理解に苦しむな~。
こういうネタや演奏はとにかく若い人たちに聴いてもらいたい。
それこそ庄太郎ちゃんには「ルーツ・ロック」のAmbassadorとしてこういった活動を続けて欲しいと思う。
満園正太郎の詳しい情報はコチラ⇒Official Website
このシルエット!きれいな三角。知らない人が見たらまずギターを弾いているところだとは思うまい。弾き方が間違ってるからね!
MarshallはJVM210Hと1960A。
いつもはJMD501を使用しているが、JVM2はヒロアキくんの大のお気に入り。いい音出すわ~。
実はここのところJVMと一緒にスタジオに入っていてまた面白いことやってんだゼ、この人。
いつもながらの結構なお手前で…。
要するに先生の模範演奏っていうところね。ホームルームか…。
そう、今日はヒロアキくんが引率の教師となって、音楽を勉強している若い人たちと一緒に演奏してしまおうという企画なのだ。
ね、また普通とは一味違った企画に参加してるでしょ?
音楽を勉強している若者というのは、「尚美ミュージックカレッジ専門学校」の生徒さん(以下、SMS)並びに卒業生(以下、SMO)、加えて「ROCK STAR MUSICSCHOOL」という私塾(以下、RSM)で勉強している人たち。「ROCK STAR MUSICSCHOOL」の詳細については後に触れることにする。
生徒さんの紹介も先生から。出欠か?
さすがのヒロアキくんも一発で全員の名前を覚えることはキツイ。ということでカンペを用意。
点字のカンペだ。
開演前に見せてもらったけどもちろんゼンゼンわからない。
指先でなぞってみてもほとんど違いがわからない。どの字もただブツブツしてるだけ。
ヒロアキくんは自分では点字を読むのが苦手というが、スゴイ人になると手のひらでパッと触れただけで全部読める人がいるんだそうだ。それはウソだろ~、と思ってしまうがホントらしい。
そして、最初に登場した4人。
曲はMichael Schenker Groupの「Armed and Ready」。意外な選曲!
「む~、なかなかやるナァ~」…この学生さんとの共演コーナーではバッキングに徹したヒロアキくん。
2曲目は相川七瀬ちゃんの「夢見る少女じゃいられない」。パワフル~!
七瀬ちゃんもマーブロに何回も出てくれているのよ。
ドラムが坂田 航(SMS)に替わる。
今度は男子ボーカルでナント曲はTOTOの「Goodbye Elenore」。誰がこんな曲を選んでいるかと思うったら、ほとんど生徒さんたちだって。
そして、ここでジャム・セッションっつーことで、ブルースを一発。
ヒロアキくんもソロを弾いた。
次のコーナーは、コレ説教…しているワケではなくて、ヒロアキくんのギター教室。
生徒役は悠大(ゆひろ)くん…ってホンモノの生徒だけど。右手のテクニックについて解説。
左手は絶対にマネしちゃダメだぞ!
また、バンド演奏に戻ってレッチリの「Dani California」。
レッチリは若い人に人気あるね~。こういうのコピーして演奏するの難しいよね。
ところで、レッチリ最近どうしてるんだろう。
ベースは澤 祥太(SMS)に交替。
次に演奏した「Butter-Fly」という曲も彼の選曲。
この曲、『デジモン』っていうTVアニメの主題歌なんだって。そういえばウチの子が小さい時にこのアニメ見てたな…ってそんなに若い人たちと仕事ができて幸せだ、オレは!
若い人はいいね。
一緒にいるととてもいい刺激になる。
一生懸命演奏している姿は何とも素晴らしい。人生これからだもんな~。
ドンドンいろんな音楽を勉強して活躍してもらいたい。
ジジイがあまり口を出すと嫌われるから一言だけ…「昔のロックを聴きなさい」
庄太郎ちゃんたちが演奏した時代までさかのぼる必要はない。なぜならThe Beatlesがいるから。The Beatles以降でいい。
いつも書いてるけど、1960年代~70年代中盤のパンクの以前の音楽を聴いてください。
未来へのカギは過去にあるよ。今の音楽の中には何の答えもない。
きっと先生もそんなことを言ってるんじゃない?
…ということで校長先生の登場!
てらちんだ~!
とってもいい気分でご挨拶。
そう、今日出演した生徒さんたちは寺沢功一のお弟子さんたちなのだ。
はじめに記した 「ROCK STAR MUSICSCHOOL」というのはてらちんが運営しているロックの学校なのだ。
生徒さんたちの素晴らしい演奏に「校長うれしい!」。ホント、立派な演奏でした。
寺沢功一の詳しい情報はコチラ⇒Official Website
思う存分歌いきって、弾ききって終了!
今日もユニークな現場だった!
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano
最後はみんなで記念撮影。
やっぱり校長うれしそ~、楽しそう~!
NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
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(一部敬称略 2014年10月10日 高円寺SHOWBOATにて撮影)