マサヤン天国ロック生誕60祭 ~HeavenS MASAYAN ConnectioN LIVE 2013~<前編>
8月7日は桑名正博の誕生日だ。今年でいよいよ60歳。誕生日当日、還暦を迎えたイベントがに盛大に催された。
題して『マサヤン天国ロック生誕60祭~HeavenS MASAYAN ConnectioN LIVE 2013~恒例マサヤン生誕祭specialザ・還暦』。
会場の入り口にはマサヤンのお気に入りだったという写真が展示された。
今日のイベントのフライヤー。一枚の写真をベースにイラスト風にアレンジしたのはマサヤン自身だった。
この写真がお気に召していたのか、facebookのプロフィールにもこの写真が使われていた。
このギターも次々と入場してくるお客さんを大歓迎しているように見えた。「今日もまた盛り上がろうぜ!」って。
オープニングはホスト・バンドのKUWANA FAMILY BAND。
まずは原田喧太のボーカルで「アローン・イズ・マイ・ライフ」。
マサヤンとは30年以上のつきあいだった喧ちゃん。今夜のこの祭りも彼の企画。だから他の人には到底できない素晴らしいイベントとなった。
ギター&ボーカル、井上尚大。
ドラム、高木太郎。
太郎さんはSavoy Truffle時代、Marshallの新商品発表会を大阪で開催した際、お手伝いをしていただいた。それからまったく交流はなかったが、2年前になんばを歩いていてバッタリ!それからまたお付き合いをするようになり今日に至っている。縁ってホント不思議だ。
キーボードは浜崎明子。
井上さんのボーカルで「早く抱いて」。
ここからマサヤンを偲ぶ多数のゲストを迎えてショウは進行していく。
最初のゲストは「バカな男のR&R」を歌ったヘッケル田島と…
越中克彦。
今回のショウではアコースティック・ギターの使用率が高かったが、エレクトリック・ギターを弾く場面ではもちろんMarshallが登場した。
愛用のJVM410Hと今日は1960Aを組み合わせている。
マサヤンにも何度かMarshallを使ってもらったっけ…。喧ちゃんのギターを通じてはもちろん、Marshallもマサヤンの音楽の手伝いをさせてもらったことを誇りに思う。
続いてのゲストは下田逸郎。
下田さんは、先の「バカな男のR&R」もそうだが、数々のマサヤンの名曲の詩を書いた人。
ここでは同じく下田さんの作詞による名曲「月のあかり」を熱唱。
名曲中の名曲だけあって喧ちゃんのギターにも感情がこもる。
そして、桑名晴子が加わる。
物静かで重厚な演奏は長い旅に出たマサヤンに語りかけているようだった。
ステージ正面にはところどころの場面でマサヤンの姿が映し出される。
やっぱりこの歌声は男の私が聴いてもゾクっとくるナァ。また生で聴きたいナァ。
これがまた曲と歌声とアレンジが完璧にマッチした知る感動もののパフォーマンス!
ギターに持ち替えてもう1曲。
ゲストのヴァイオリニスト、白須今も加わった。
りりぃはギターとのデュエット。
そのりりぃさんの重みのある歌声と深遠な世界に会場は水を打ったように静まりかえり、観客の視線はひとえにステージに注がれた。
亀渕有香が「Amazing Grace」を歌う。
感動を与えることしか知らないかのような歌声に、このコンサートがまさに「歌」で埋め尽くされていることを思い知った。
今陽子の登場だ!
ド迫力の「セクシャル・バイオレットNo.1」!
今さんは今年4月にリリースした、60~80年代の男性アーティストの名曲をカバーしたアルバム、『今昔歌~ピンキーの男唄~』でこの曲を歌っているのだ。
ソウルフルな陽子さんのボーカルにエキサイティングなギターで応える喧ちゃん!
明るくはつらつとした圧倒的なパフォーマンスでコンサートの中盤を大いに盛り上げてくれた。
出ずっぱりの喧ちゃん。企画だけでなく、歌にギターにと音楽に没頭する姿は、まるですぐ横にマサヤンがいたかのようだった。イヤ、本当にいたに違いない!
さて、昨年の10月、マサヤンが亡くなった時、私なりの弔意と思い出を個人のブログShige Blogに認めた。そちらの方も是非ご覧頂きたいと思う。
Shige Blogはコチラ⇒桑名正博さんのこと
さて、この後、原田喧太はギタリストの祭典『Live Rokugenshin』に出演する。
山本恭司さんをはじめとした日本を代表するスーパーギタリストたちが奏でる日本の美しいメロディをテンコ盛りに収録したコンピレーション・アルバム『六弦心』&『六弦心 vol.2』のライブ・バージョンだ。
日程は9月21日の<Rock Day>と22日の<Crossover Day>の2日間。
場所は東京キネマ倶楽部。
喧ちゃんのは出番は21日の<Rock Day>。
是非応援に来て欲しい!
Live Rokugenshinの詳しい情報はコチラ⇒六弦心Official Website
東京キネマ倶楽部の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト
原田喧太の詳しい情報はコチラ⇒原田喧太Official Web Site
<後編>につづく
※この素敵な企画に参加させてくれて、出演者の皆さまから写真使用の了解まで取り付けてくれた我が友、原田喧太にこの場をお借りして心から感謝申し上げます。
(一部敬称略 2013年8月7日 渋谷MUSIC EXCHANGE DUOにて撮影)