ぼくらのウォーゲーム
『同世代で作るデカいイベントをやりたいよね!』…。
小さなライブハウスに出演している若いバンドが同世代の仲間だけで大きな会場でイベントを開催しようというのがこの企画。
この日、渋谷O-EASTは若者たちの夢の舞台となった。
オープニング・アクトからゲスト・バンドまで全部ひっくるめて15バンドの出演!
転換の時間を省くためにメイン・ステージとそのすぐ隣にあるサブ・ステージが交互に使われた。
メイン・ステージではMarshallが大活躍。
しかし、「若い」ということは素晴らしいことだ。年をとることも決して悪いことではないが、やはり何かと「若い」方がありがたい。
「若い」とは周りの眼にとらわれることなく自由に我が道を進むことができることだ。
年をとればとるほどシガラミが多くなり、自由がきかなくなる。
年をとって自由にしていれば「バカ」と思われる。
それが社会のシステムで、それが当たり前のことであり、そういうことを知ることは「進歩」であって決して「間違い」ではない。
つまり若いうちに出来ることは若いうちにやっておいた方がいい。
しかし、「好きなことをすべき」とはいえ、こと音楽に関して言うと、特にロックに関しては、いつも言っていることを敢えて言うが、若い人たちはもっと知見を広めるべきだと思う。
ジャンプするためには一度しゃがまないと飛べないように、少しロックのルーツを探訪すべきだ。
偉大な先輩たちが作ったルーツの中にこそ新しいモノが潜んでいると思うよ。「温故知新」は偉大な人間の知恵だ。
「ルーツ」とは80年代のロックでも90年代のロックでもない。そこからは学び取るモノはほとんどないハズだ。
是非とも60年代前半のビートルズ出現以降から70年代後半のパンク/ニューウェイブの出現までのロックを探訪してもらいたいと願っている。
別にプレスリーやバディ・ホリーまでさかのぼることはない。ナゼならビートルズがそこまでのロックンロールを上手にまとめてくれているのだから。
そして、パンクやニュー・ウェイブは若い世代には生まれた時から存在しするスタンダードだから敢えて聴く必要もないだろう。
若い人たちの鋭い感性があれば、それらを吸収してもっと素晴らしく魅力的なロックをクリエイトすることができると信じている。
こんなことマスコミやレコード会社は教えてくれないよ。商売にならないし、メンドくさいから…
ゲスト・バンドではDirty Old Menも登場した。ガチっとした一発をお見舞いしてくれた。
高津戸信幸
Dirty Old Menのドラマーとしての他、スーパー・ギタリスト、田川ヒロアキとの共演でMarshall Blogに登場してもらっている。
翔太朗くんは若い割にはジャズからプログレッシブ・ロックまで色々な音楽を勉強している実に頼もしい若手ドラマーだ。
今後の活躍に期待している。
最後にこの日に登場したバンドの名前を記しておこう。
Halo at 四畳半
ハチミツシンドローム
Nina lovegood
SHE’S
We Are From You
BOYS END SWING GIRL
the unknown forecast
HOWL BE QUIET
Age Factory
LAMP IN TERREN
【ゲストアーティスト】
Brian the Sun
sumika
DIRTY OLD MEN
テスラは泣かない。New!
【オープニングアクト】
the equal lights
頑張れ若いの!
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(一部敬称略 2014年9月10日 渋谷TSUTAYA O-EASTにて撮影)