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2014年10月 7日 (火)

D_Driveワンマン・コンサート!!~Driving Rock Revolution 2014 in TOKYO <後編>

そういえば、D_Driveがこの会場での初めてワンマン・コンサートの時、本番中満員の客席をかき分けてプレスピットに入ったはいいが、ほどなくしてお腹が痛くなりだした。
トイレに行きさえすれば楽になる類のアレだ。「渋り腹」っていうのかな?
ま、チョット我慢すれば何とかなるだろうと歯を喰いしばりながらシャッターを切り続けた。
ところが、一向に痛みが収まる気配がなく、脂汗がにじみ出て来る始末…。
「ああ、どうしよう…まさかこの満員の客席をかき分けてトイレに行って、また戻ってくるワケにもいくまい…」
何しろ客背は立錐の余地もない。イヤ、それよりそんなことをしていたら、いいようにシャッターチャンスを逃してしまう。絶体絶命だ~!
で、どうしたか?…スタンダードだが答えはこれしかない。
「ガマンした」…である。
艱難辛苦の末、峠を越すと痛みは徐々に薄らぎ、見事克服。
アレも「心頭滅却すればハライタ楽し」とまではいかないが、何とかなるものだ。イヤ、奇跡的に何とかなった、というのが正しいか…。それぐらい痛かったのよ。
そうして撮った写真が、これらD_DriveのDVDのジャケ写に収まったというワケ。

D_live Shimaちゃんの教則DVDも…。

Shima_2 さて、今回のD_Driveのワンマン・コンサートの<後編>はsun-goさんのMCからスタートだよ。

『mintmintsでは「キャンディ」って呼ばれてま~す!
Shimaちゃんが15kg痩せればデートに誘う約束だったけど、実現しなかった。さてはShimaちゃん、身体で「デートしたくない」ということを証明してるのかな?』
会場は大爆笑!イヤ、15kgは大変ですって!

330_32曲目はお待ちかねの「限界LOVERS」。

340サオもの4人衆が絶妙のアンサンブルで名曲を奏で上げる。

360「エエな~、前の連中は…。あんな並びよってメッチャ楽しそやんけ!」とChiikoちゃんが思ったとか思わなかったとか…。イエイエ、あなたのカッコいいドラムがあってのことですから!

370v

ご存知の通りキャンディはSHARAさんのmintmintsで過去に何度もD_Driveと共演して来ている。
380

それだけにキャンディもまるで5人目のD_Driveのメンバーもようにシックリ溶け込んでいる。演奏も当然イキのピッタリ会ったゴージャスなものとなった。

375インスト・バンドにプラス・アルファのメンバーが加わると面白いね。アレンジ考える方は大変かもしれないけど…。
370
キマった~!
もっと見たかったね!

3902人目のゲスト。
キーボードの石黒彰
石黒さんは難波弘之さんと並んで、Marshall Blog登場高頻度キーボード部門のメダリストだ。それだけシビアで濃い音楽を演ってるってことね。

10今度はD_Driveの曲に石黒さんが付き合うスタイル。まずは「Lost Block」。コレもワルツだった。
延々と続くスリリングなテーマの提示部からSeijiさんのソロが鋭く切り込んでくる。

20v_2続くワウを使ったYukiちゃんのソロも相当アグレッシブ!音も素晴らしいことこの上ない。
Marshallっていいナァ~。
スタジオとか宅録ならイザ知らず、やっぱりライブ・コンサートでは思いっきり真空管アンプの図太いギターの音を聴きたいよね。

220v

ベースとドラムのハダカのパートがまたカッコいいんだよね。今日は一段と音が前に出て来るShimaちゃんのベース。こうしたへヴィかつハードな音楽でのEDENサウンドの存在感は特筆すべきものであろう。

40v_2この曲、改めて聴くとコロコロと場面が変わるわ、シカケとキメだらけだわでメチャクチャかっこいいな~。
セカンド・アルバム『ACCELERATOR』にライブ・バージョンを収録しているのが「お気に入り」の証しなのかな?
それにしても、Chiikoちゃんの緩急自在なドラミングがモノを言ってますな。

50v_2これまた石黒さんも絶妙のプレイ。まるでこの曲にはじめからキーボード・パートがあったかのような…。

60v_2続いては「Chanoagne」。
この曲は普段あんまり演らない曲。

70ワンマンならではの選曲に加えて、石黒さんの壮絶なインプロヴィゼーションが聴く者をとことん魅了する。

80迎え撃つD_Driveのメンバーたち。やっぱりこういう器楽演奏の技術の粋をつくした音楽は面白いな。

90v_2残るもう1曲は「Mr. Rat Boots」。これはいつも演奏しているおなじみの曲。

100vこの曲では「石黒vs.Shimataro」の壮絶なバトルが見応え満点だった。

160
沸き上がる「イッシグロ!」コール。
「オイオイ、こんなの初めてだよ~!」ととてもうれしそうな石黒さん。

110この公演の1週間ぐらい前にSeijiさんがコンサートにお誘いしたところ、石黒さんから「何曲かD_Driveに混ぜてくれたらうれしい」と逆オファーが!
そうしてこの類まれなるスリリングなコラボレーションが実現したというワケ。石黒さん、ナイス・オファー!そしてSeijiさん、ナイス・レシーブ!
MCでもD_Driveをほめちぎってくれていたっけ。

元々はギタリストになりたかったんだけど親御さんにピアノを強要されたとか…。
石黒さん、いつもポジティブに演奏しているけど、今日は特に演奏を楽しんでいるように見えた。
イッシグロ!、イッシグロ!イッシグロ!と大ウケ!

130v_2ショウも終盤に入る。「Among the Distraction」。120v
この最後のブロックから全員、ギターの衣替え。
はい、サオ換えて~!オトナ、オトナ。
「Russian Roulette」。

150v曲中でSeijiさんのメンバー紹介。
照れながら取り組む姿が新鮮だ。見てるこっちもチョット照れちゃうゾ!

170v_2「シマシマシマシマ…ビールが大好き、変顔大好き…でも一番好きなのは若い女の子ですから~!」
男は誰でも同じですな。
ところがね、私みたいに年とってくるとこの「好き」の意味合いが変わって来ましてね…とにかく若々しくて元気で可愛いところが「好き」になって来るんだな。ようするに孫を見る目だ!すっかりチャンジーです。

180「チィコチィコチィコチィコ…ドラムが大好き、青色大好き(色の事。税務申告じゃないよ)…でも一番好きなのはおいしいラーメンですから~!」
日本人ならみんなラーメン好きですな。
でもさ、最近のラーメンの専門店志向というか細分化というか、グルメ志向というかなんかウンザリだな。
ナントカ系とかカントカ系とかばっかりでサ、あれを見てるとヘビメタを連想するわ。バイキング・メタルとかゴシック・メタルとか…。調べてみると「ポルカ・メタル」とか「フォーク・メタル」なんてのも見かけたが、ホントにそんなのあんのかよ?ただ混ぜっコすりゃいいってもんじゃない。完全にネタ切れだろう!
何と言っても私が好きなのは「ジェスロ・タル」だな。

さもなければ中国か台湾の人たちがやっているような「一皿350円」みたいな本場系の中華料理店。この手の中華屋とインド料理店の増加具合は尋常ではないね~。

で、言いたかったのは、「中華そば」と赤地に白ヌキされたのれんの普通のラーメン屋さんが少なくなったな~ってこと。レバニラでイッパイなんてラーメン屋に入っても、メニューは「コッテリ」だの「麺カタ」だのばっかりでレバニラも野菜炒めなんかやってないもんね。「本場系」も当りハズレがコワイし。
私はラーメンがイッパイ80~90円の頃から食べてるからそういうクラシックな店がシックリくるわ。

あ、イカン、こんなところで脱線してしまった。今回は脱線なしにしようと思ったのに!
ゴメンね、Chiikoちゃん!今度レバニラじゃなくて海鮮でイッパイやろう!

190v_2「ユキユキユキユキ…ギターが大好き、バレーが大好き…でも一番好きなのはイケメンですから!」
ま、普通そうでしょうな。
ところが最近は「イケメン」の基準がスッカリおかしいと思わない?ヤセてりゃ全部イケメンか?みたいな。これは都心以外を全部「下町」と呼んでしまう現象に似ていると思う。

200v「オレオレオレオレ…D_Drive大好き、メンバー大好き、でも一番好きなのはD_DriveRですから!」
エライ!D_Driveのリーダーというよりは保護者にして身元引受人!そして、「D_DriveR」とはD_Driveファンのこと。Greatful Deadでいえば「Dead Head」。
「オレオレ」というのは自分で「セイジ」というのが恥ずかしいからで、決して「詐欺」ではない。
一から始めた自分のバンドが着実に成長していく姿を見るのは何物にも代えがたいよろこびだろう。
Marshall Blogも数日前にある目標を達成しましてね。ゼロからやり直した時は「トホホ」だったけど記事数も500を越し、アッという間にアクセス件数も目標までたどり着くことができた。
これも協力して頂ける大勢のミュージシャンと読者の皆さんのご協力のおかげです。この場をお借りして心から御礼申し上げます。

210v

…と楽しいメンバー紹介も終わったところで激演にもどって「Mystery Zone」、「1,000,000 h.p」をプレイして「Over REV」で本編を終了した。

220アンコールではまず「Screw Driver」を。よくアンコールで演奏される人気曲。
Seijiさんが弾くこのリフ、すごく耳に残るんだよね~。
「♪ジャカジャジャージャン、ジャカジャジャージャン、ジャカジャジャージャン、ジャガッカジャガッカ」って。(曲を知っている人は文字を追いながら実際に口ずさんでみてください)

230v_3ピョンピョン跳ねるアクションもおなじみだ。(写真は跳ねているシーンではありません)
真ん中のShimaちゃんのベースが裸になる展開部からピョンピョンに戻るところもカッコいい。

265

ま、コレで済むワケがありませんでね。当然のごとくダブル・アンコール。

3_img_0188「Advance and Attack」と…

250最後の最後にヒット曲「Cassis Orange」を演奏して東京でのワンマン・コンサートの演目をすべて終えた。

260雪にも台風にも法面崩落にもタイヤのバーストにも負けず、毎月のように上京して充実したパフォーマンスを見せてくれるD_Drive。
ワン&オンリーのハイパー・テクニカル・ヘビィ・メタル・インストゥルメンタル・バンド(HTHMIBと略されている…ってどうやって読むのか?!)としてこれからも独自の音楽制作を推進していってもらいたい!

270D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site

280みんな楽しそうだ!
でも、まだこんなにケムケム。
とにかくメンバーもゲストもお客さんも燻製にならずに済んでヨカッタ、ヨカッタ。

290(一部敬称略 2014年8月30日 六本木morph Tokyoにて撮影)