ライブ・レポート Feed

2015年3月16日 (月)

JOHNNY A. Live in Japan

コレは珍しい。
私も長年この仕事をしているけど、初めて見る光景だ。

10ナニがかと言うと、ステージに1962 Blueasbreakerが3台も並んでいる!
まるで1965年にタイムスリップした感じ?…って私はその頃のことは記憶にないけどね。3歳だった。
今年は2015年…そう、実は1962が発売されて50年が経ったのだ!
1959や1987なんかもそうだけど、50年も姿を変えずに生き残っている工業製品なんて滅多にありはしない。
50年前の車や飛行機に乗るなんてことはまずないもんね。
その点、楽器はスゴイ。
Les PaulやStratocaster等の名器もそうだよね。進歩がないと笑わば笑え。
いかにオリジナルの商品がパワー秘めているかがよくわかる。それはコレらの楽器が作った音楽にこそパワーがあって、どんなに時代が移り変わろうとも魅力が褪せないからだろう。

今はデジタル技術の進歩で色んなものが出ているけど、果たして50年後に残っているか…?
残念ながら私はそれを確認すことはできないが、きっとギターを嗜んでいるであろう孫が私の墓前に報告に来てくれることだろう。
「ジイちゃん、残ってないよ。でも1962は2065年の今も元気だよ!」って!

15そして、今日の主役はボストン出身のJOHNNY A.。
120v

今回が2度目の来日。
2月の上旬に東京のCotton Clubにおいて2日間にわたり4回のステージをこなした。

30バンドのメンバーは…
Evan Coniglio

40Marty Richards

50Greg Tawa

60そして、JOHNNYはいつでもMarshall。

70レギュラーの1962が2台。

80足元のようす。

90ケーブルはカール・コード!
あ、ちなみに海外では「シールド」という言葉は通じないので注意…イヤ、少なくともイギリスでは通じない。「コード」もきいたことがない。「シールド」は日本語じゃないかな?「シールド」には「電線」的な意味はないからね。
「shielded cable」なら通じるかもしれない。
イギリスではギターとアンプつなぐ線のことを何と呼ぶかというと、「guitar lead」といいます。
ついでに言っておくと、Marshallアンプのリア・パネルのヒューズホルダーに「MAINS」って表記があるでしょ?これはイギリスでは「電源」という意味。
だからイギリスでは「電源ケーブル」のことを「mains lead」と言います。
以上、「マーブロ英語教室」終わり!

95v以上、ツイン・ギターのカルテットというメンバー構成だ。

100コレは昨年の6月にリリースされた最新作の『Driven』。レコ発記念来日にはちょっと日が経ってしまっているが、当然アルバムから数局が演奏された。

290cdコレがですね~、とにかくウマいの、ギター。
勉強不足で恥ずかしいんだけど、今回初めてJOHNNYのプレイを観て、聴いたんだけど、べらぼうにウマい!
Gibsonから「JOHNNY A. Soecial Edition」なんてシグネチャー・ギターを出しているぐらいだから、ウマいのはまず当たり前なんだけどね。

1_s41a9220 JOHNNYはMingo Lewis(SantanaやAl Di Meolaのパーカッション)、Peter WolfやBobby Whitlock(Delaney & BonnieやDerek & the Dominosのキーボード)のサポートを務めキャリアを積んできた人。Peter Wolfとは7年も活動を共にし、レコーディングやワールド・ツアーを通じ活躍してきた。
アメリカにはこういうのがゴロゴロしてる。

S41a9252 終演後、会場でバッタリお会いした、超大物アーティストのサポートを長年務めている有名な日本人ギタリストの方も「この人、ウマいですね~!」とかなり驚かれていた。

110ここでいう「ウマい」というのはもちろん「速く弾ける」とか「複雑なフレーズをラクラク弾く」とかそういうことではなく、とにかく弾くギターのメロディと音が「歌」になってるんだよね。1本のギターが「音楽の塊り」になっている。
恐らく、完全なアドリブ・パートを除いては、全パート、全ステージ同じように弾いたと思う。そういうカチっとしたキメ細やかさが見て取れるんだけど、それがゼンゼン窮屈じゃない。

130v海外のウマいギタリストって、みんなこういうテイストを持ってるんだよね。日本のウマい人と明らかにフィーリングが違う。
SatrianiとかSteve Vaiなんかモロにそういう感じだし(実際、JOHNNYはVaiのFavored Nationsからアルバムをリリースしている)、Paul Gilbertもそう。Zakkですらそういう感じがする。
ギターを演っている一部の方にはおわかり頂けると思うのだが、日本のギタリストのプレイよりも海外のギタリストのプレイをコピーする方が難しいと思ったことはないだろうか?日本人のギタリストだと、何となくやっていることが見えるんだけど、海外のギタリストはそうはいかない。少なくとも私の「低性能耳」はそう。
もう一度言うが、それは「速く弾く」とかいう意味においてではありませんよ。ヴォイシングとかフレーズの弾きまわし方の感覚がゼンゼン違う。
下手な比喩を用いれば、日本人は「線」でギターを弾いているような感じで、対して海外のギタリストは「面」で弾いているようなイメージなのだ。
190
バック陣の腕も当然第一級。
ベースのEvanもウマかったナァ。派手なことは一切しなかったけど、実にベースらしいベースで音も素晴らしかった。

140vMartyはドラム・ソロも披露した。

150vもうひとりのギターのGregはほとんどバッキングに徹していたが、数回まわってきたソロ・パートでは大爆発。
かないコンテンポラリーなプレイで、コレまたカッコよかった!
1_s41a9562
Zappa Plays ZappaのJammie Kimeなんかもそうだったが、海外のバンドでバッキング・ギターを担当している人って指示がない限り絶対に前に出て来ないんだけど、イザ出番が回ってくると「ココぞとばかり」大抵すさまじいプレイをするんだよね。

160Gregも1962だ。スタンダードなBluesbreaker。

180実は今回のMarshallはすべて日本国内で用意したもの。
JOHNNYはいつもは異なるモデルを使っている。
その愛用のMarshallの情報をJOHNNYが送ってきてくれたので紹介する。

200Handwiredシリーズの2245THWのハーフ・スタックが2セット。
JOHNNYはいつでもステレオでギターを弾くのだそうだ。
キャビは…皆さん、お気づきかしら?スモール・ゴールドのロゴ、ソルト&ペッパーのフレット・クロス。そして、左上に付いている「100」のプラーク。
1960AHWに見える…でもそうではない。
さて、間違い探し…答えは後で!

210コチラはそのバリエーション。
やはりコレも上と同じく1960HWのモディファイではない。

230実は、これらのキャビはJOHNNYのハンドメイドなのだ。

240ベアウッド状態のキャビ。
上部のキャビティは、インプット・ジャックプレートのためのもの。

250こんなプレートが仕込まれる。構想自体は普通の1960A/Bと同じ。プレートに使われている文字のフォントやプレートのプレキシ具合まで実にそれっぽく作ってある。

260搭載スピーカーはCelstionのAlnico Gold。
ハイ、ここで種明かし。これらのスピーカーは実は10"。
実はコレ、4x10"用のキャビネット(入れ物)にロードされている。
すなわち、1960より小さいサイズなのだ。
ココで今一度上のハーフ・スタックの写真をご覧になれば納得頂けると思う。

270ゲストで呼ばれて軽く弾くようなときには同じくHandwiredシリーズの1958Xを使用する。この1958XにもCelstionのAlnico Goldが搭載されているそうだ。
また、ソロやデュオ等、小さな音量で演奏する機会には手前のJTM1Cを2台使う。
いつもステレオ。
こっちも音良さそうだな~。

280レパートリーはもちろんオリジナル曲が中心だ。
曲はシンプルでストレート、しかし深い。それを最高のギター・トーンで一気に聴かせてしまう。

300オリジナル曲以外にも、「The Beatlesメドレー」などがレパートリーに加えられ聴く者を飽きさせない。
このメドレーの選曲がまたふるっていて、「Night Before」、「And Your Bird Can Sing」、うれしいうれしい「Bulldog」。それにア・カペラで「Ticket to Ride」…変わってるでしょう?
「And Your Bird Can Sing」は以前Mike Keneallyが来日した時、弾き語りでこの曲を演っていた。もちろんあのイントロはそのままに…だ。
「Bulldog」はカッコいい曲だよね~。歌詞もカッコいい。Peter Ollie Halsallがギターを弾いているBoxerバージョンもおススメ。

310vさらにはStevie Wonderの「Superstition」やらThe Bee Geesの曲。はたまたAllman Brothersナンバーでは「Elenor Rigby」までガッツリ引用しちゃってもうやりたい放題。
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なるほど、JOHNNYはJimiやClapton、Jimmy Pageらから絶大な影響を受けているのだそうだ。
そりゃMarshallにキマりだわな。JOHNNYのやり方は至極正しいのだ!

320v…とうので、まさかの「Nobody's Fault but Mine」に「Whole Lotta Love」!

340vもちろんそのどれもがJOHNNY流。
「計算されたハードさ」みたいなものがビシビシと伝わって来て実に気持ちがいい。
バックの押し出し感もハンパではなくて、やっぱり外人特有の奥深いパワーを感じた。
330

そして、アンコールは「Crossroad」。
イヤ~、おもしろかったな~。
素晴らしい演奏と最高のトーン!そして、目の前にはMarshall。シアワセ、シアワセ!

350vJOHNNY A.の詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site(英語版)

360(一部敬称略 2015年2月8日 Cotton Clubにて撮影)

2015年3月13日 (金)

SHOW-YA in WOMEN’S POWER SPECIAL~ONE NIGHT DREAM!

マァ、何度も書いてきたことなので、Marshall Blogをご愛読いただいている方々には「耳にタコ」…イヤ、読んでるんだから「目にイボ」か?…かもしれない。
しかし、ガール・バンドが登場する時には一種の枕詞だと思って頂ければよい。一種のリズムだ。
人間、何でもリズムなんですよ。いい職人になると大工やブリキ屋のおじさん、焼き鳥屋やすし屋のおじちゃんでも作業をしている時、身体全体を動かしてるでしょう?アレでリズムを取ってる。動きを止めるといい仕事ができなくなる。
実はこのMarshall Blogもそう。
例外もたくさんあるけど、オープニングの文章でリズムを作ってるんのよ。この「脱線」もそう。
そりゃ、ひとりで1600回もやってりゃ息詰まることも珍しくない。そういう時は、たいていこのオープニングがうまく書けない時なんですよ。
どんな変てこりんな持って行き方でも、スラっと記事を書き出せる時は、たいていツルっと書き上げることができる。そうしてうまく書ければ気分爽快!これが私のリズムなのだ。

例によっていきなり変拍子になってしまったが、リズムを4/4に戻すと、それはガール・バンドのこと。
かつてMarshallの社長が奥方と来日し、ミュージシャンにご参集頂いてパーティを催したことがあった。sun-goさん他、女性ミュージシャンも多数お越し頂いた。
その様を社長の奥さんがすごく驚いたのだ。
「イギリスには女性の歌手はいくらでもいるけど、ギターを弾いたり、ドラムを叩いたりすることができる娘はいないのよ!日本の女性ミュージシャンはすごい!これがガール・パワーね!」…と女性陣だけで記念撮影をした。

このことである。(池波正太郎調)

日本の女性ミュージシャンはスゴイのである。
しかも最近は、男の子のバンドといえば、甲高い歌声で、ナヨっとした「私小説的電気フォーク」とも呼べそうな骨抜きの音楽ばかりを演奏するようになってしまった。反面、ガッツのあるハードなガール・バンドがジャンジャン出てきた。実にうれしいことだ。
ホント、今ならアニメやらゲーム抜きで日本のガール・バンドは世界進出できるのではなかろうか?
昔は「♪チチチチチチチチ、チェリーボ~ム」だけでビックリしてたのに!
そういえば、当時あの曲を「チェリー・ボンブ」なんて表記していたのを見かけたけど、「都こんぶ」じゃあるまいし…。

ガール・バンドのレベルとは反対に日本人の英語力はアップしていないような印象を受けるナァ。

で、「WOMEN'S POWER」と銘打って、このガール・バンドにスポット・ライトを当て、数えきれないぐらいのイベントや催しでシーンを盛り上げてきたのが「FLYING CAT」というオフィス。
スゴイよ、30年以上だもん。
そのFLYING CATが去る1月31日、渋谷のTSUTAYA O-EASTとO-WEST、そしてO-CRESTを陣取って一大イベントを開催した。
名付けて『FLYING CAT 30th+1 Anniversary~WOMEN’S POWER SPECIAL~ONE NIGHT DREAM!』
イキのいいガールバンドが結集し、シーンを象徴する宴を繰り広げられたのである。

ここでお詫び。
Marshallも大活躍したイベント、もちろん仔細にレポートしたかったのだが、オリ悪く先日レポートした『CLASSIC ROCK JAM』とカチ合ってしまった!
そこで断腸の思いでダブル・ヘッダーすることを決意。前半川崎で、大急ぎで電車で移動して渋谷に駆け付けた。
『WOMEN'S POWER』のアイコニックな存在であるSHOW-YAのステージだけは逃すまいと…。

05f ジャ~ン!間に合った!
SHOW-YAはトリの登場だ。

10寺田恵子

20v五十嵐sun-go美貴

30v仙波さとみ

40v中村美紀

50v角田mittan美喜

60v今日のsun-goさん…

80もちろんMarshallといっしょ。ヘッドはJVM410H。

90キャビネットは1960BDMだ。

100オープニングは「私は嵐」。

110いつも通りのパワーで会場を沸かす恵子さん。
でも恵子さんと…

120mittanは川崎でひと仕事終えてきたばかり。

130マァ、ふたりとも疲れの片鱗などまったく見せない、まさに「嵐」のようなパフォーマンス!

140vsun-goさんも別の現場から駆け付けた。みんな大忙しなのだが『WOMEN'S POWER』だけはハズせない!

150v「嵐」ポーズもバッチリ!

170v

さとさんのベース・ピック・アップ!

165続けて、欲しいものは~「奪いとれ」!

180持ち時間が長かろうが短かかろうが、火の玉のように演奏するのがSHOW-YA流。

190v今日はナンカすごい!Jerry Lee Lewisもビックリの特大の火の玉だ!
ちなみにデニス・クエイドが主演したJerry Lee Lewisの半生記『Great Balls of Fire!』ってのはなかなかに面白かったよ。

200バシバシとハードなソロをぶっ放すsun-goさん!

210vウワ!恵子さん、もろ肌をお見せになったのかと思ったのは「Look at Me」。もちろんWill do!

220脱兎のごとくステージを走りまわるsun-goさん!

230ステージ下手でポーズ!

240ん~、しかし今日もいい音だ~!

250ドンドン行くよ~!

260vMCをはさんで「Outsider」。

270予想はしていたけど、予想以上のハード加減が高い!

280vそしてこのホーム感がタマらん!SHOW-YAを撮るのは最高に幸せだ~!

285キャプテンのキーボードから…

290v「流星少女」

310v

オラオラ~、回せ~!

300ホント、曲はガッチリとSHOW-YAスタンダードに一角に組み込まれたね。

320MCをはさんで「限界LOVERS」。

340もうここまで来るとエキサイトを通り越した、何かその上にある段階やね。

350v

キャプテンもノリノリ!

360しかし、mittanって、なんてパワフルなんだろう!今日一日まったく休む暇がない!

370お客さんも最高のノリっぷりを見せてくれた!

380まだ続く!
「BATTLE EXPRESS」

390v恵子さんの声がまたスゴかった!

400v最後の最後までまったく手を抜かず、コレでもか、コレでもかと攻めまくる姿は美しい!

410そして、最後に持ってきたのは「Fairy」。

420v猛烈にノリにノッったお客さんを前にメンバーも実に楽しそう!

430v

440v

450v

460名曲に激演!

470v「Fairy」ポーズをお客さんも合わせて…

480クライマックス!

490そして、〆の…
クル…

500リン…

510パッ…と!

520今日もバッチリ!カッコいい~!

530全部で9曲。あまりにも激しいステージはまさにSHOW-YAだけのもの。ケタが違うわ!
ナンカ、私も当時を思い出してSHOW-YAのリズムに乗せられ、興奮しながら書いてしまった!

SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAl SITE

540最後は全員参加のアンコール。

550曲は「学園天国」。

560これは盛り上がるにキマってるわな~。

570世界に誇れる『WOMEN'S POWER』。益々の発展を祈るばかりである。

580WOMEN'S POWERの詳しい情報はコチラ⇒Official Web Site

590P.S. このイベント、「ウーマンズ・パワー」かと思い込んでいたら、正確には「ウィミンズ・パワー」なのよ。

(一部敬称略 2015年1月31日 渋谷TSUTAYA O-EASTにて撮影)

2015年3月12日 (木)

DYNAGON Presents 『MASSIVE DYNAMIX』~マーブロ名古屋へ行く2 <後編>

尾張名古屋は芸どころ…ってんで今日も名古屋今池はTHE BOTTOM LINE NAGOYAから。

10_2いよいよ本日のイベント『MASSIVE DYNAMIX』のトリ…

20_2DYNAGONの登場だ。

30_2ステージ直前のDYNAGONの4人。

40_2かつて「中京の重戦車」と形容したが、我ながらその言葉に偽りなし。
パットンもロンメルもこのDYNAGONのサウンドを耳にすればきっとシャッポを脱いだことだろう。

60_2中野重夫

80_2ここのところ、シゲさんはDYNAGONの時は普通の1959を使っている。キャビネットはJimi Hendrix SignatureのSUPER100JHのBキャビネットを組み合わせている。このキャビ、持ち運びは大変だけど、音は最高!

85vキーボードは加藤剛。

90vベースとMC担当の宮田叔侑。

100_2ドラムは増井康博。

110v「中京の…」というぐらいなので、あまり東京で演奏することが少ないのが残念…ということで、ナント!車をブッ飛ばして東京から観に来て頂いたファンもいらっしゃたんよ!

120メンバー4人ともキャリアが長くおっそろしく人脈も広い。

130そんなシチュエーションを活かして企画されたのが今日のイベント。まさに「地元の親方登場!」を思わせる堂々たる雰囲気だ。

140こういうベテランと若手が交流するようなイベントはいいね。バンドの交流もさることながら、お客さん、特に若い人たちがベテランのステージに接するのは大歓迎!

150何しろこの一種ダークな雰囲気の音楽が他にはない異様な輝きを放っている。このダーク感はやはり60~70年代の黄金時代のロックを体験していなければ絶対出て来ないものだ。
木に竹を接ぐことはできないように、今巷間での「電気フォーク」からはこうしたブラック・コーヒーを煮詰めたような濃いサウンドは何百年待ってもクリエイトされることはないだろう。

160_2オープニングは「Hammerhead」。

170v_2「Hammerhead」とは例の面妖な頭の形をしたサメのことか?どうもアメリカのスラングで「バカ」とか「のろま」というような意味があるようだが、サウンドを聴く限りでは大洋を悠々と泳ぐサメの姿が見えて来る。
あのサメ、本当はおとなしいんだよね?
冒頭から剛さんのソロが光る!

180キーボードの席はこんな感じ。手作りのスタンドのことは以前に紹介した通り。
撤収の時にビックリ仰天したんだけど、スゴイ量なんだよね~、剛さんの機材!でもそれがカッコいいんだよ、キーボードは!

190_2もちろんシゲさんのソロも冴えわたる!

200vこの「Freeway Jam」にも似たテーマを持つへヴィなシャッフル…

210v_2リズム陣のプッシュ感も強烈だ。

220v2曲目は「The Moon」。

230vコレまたDYNAGONならではフィーリングに満ちた曲。

240v_2そして人気曲、「The Art of Nazka」。
怪しげなテーマの提示部から…

1_img_5397幻想的なキーボード・ソロを経由して…

280v

ダイナミックなシゲさんのギター・ソロ。コレが最近までジミヘンばっかり演ってた人のやることかッ?あまりにも正統派のハード・ロック・ギター・ソロ!
こういう人は先人から無意識にロックの文法をガッチリと学び取っているのだ。

1_img_5291 この曲はDYNAGONが何千年か前に地球に来た時にペルーのナスカに記していって地上絵のことをテーマにしているらしい…アノ、DYNAGONの方々は至って正常でとてもいい人たちですからご心配なく!
コロコロと変わる場面を的確にサポートするリズム隊が見もの。Toshさんの決して派手ではないがバンド・サウンドを膨らませる厚みのあるベースのトーンと…

270v_2
それにガッツリかみ合うYasuさんの符ドラムは気持ちいいの一言!
Yasuさんは前回の横浜公演でNATALを使ってくれたが、大いに気に入って頂いた。ウン、NATALのらウドな鳴りはDYNAGONにベストマッチなのよ。

260_2「Rising Dragon」と「Put the Metal to the Panel」が続く。

290v_2コレがスゴかった。ナニがって、シゲさんのギターの音。
使っているSGは70年代に作られた国産のコピー・モデル。もちろん世界でも有数のクォリティを誇るコピー品なのはわかるが、ナントヌケがよく、ツヤっぽいトーンなんだろう!ビックリしたわ!
後で聞いたらやっぱり評判がいいらしい。
素晴らしい弾き手といいアンプ。指が80%のサウンドを作り、増幅されるトーンの70%は、ギターではなく、アンプがカギを握っているということを改めて痛感した。
フルヴァルブのヘッドと4x12"ってやっぱりホント~にいい音だ。最近デジタル機器の勢いが強くなるにつれて、その音質の差がよけい意識されるようになってしまった。
やっぱりロック・ギターはPAじゃなく、自分の後ろのスピーカーで空気を揺さぶらなじゃダメだ!

300_2「Put the Metal to the Pedal」はとても好きな曲。剛さんが弾くテーマが何とも魅力的なのだ。
330
そして、唯一のカバー曲「Paradise a Go Go」。

310カバーといっても出自はボロディンの「韃靼人の踊り」。

320コレもすごくいい。
アレンジの大胆さではヤナーチェクの「Sinfonietta」を転用したELPの「Knife Edge」ぐらい。
なんか、このヤナーチェクの曲は村上春樹で知られるようになっているらしいけど、断然ELPですから。
カバーされることの多いこの曲だが、DYNAGONバージョンは典型的なハード・アレンジで最高にゴキゲンだ!

335そしてショウはクライマックスへ…。その名も「Dynagon」だ。「Led Boots」のようなイントロから曲は意外な展開へ。

340v_2どこまでも重いToshさんのベースに思わず耳が奪われる!

336v

曲はシゲさんのギターと剛さんのキーボードの壮絶なバトルでクライマックスを迎える。
400
双方一歩も退かない激しい競り合いをユックリどうぞ!

350_2

360「お、シゲさんがそう来るならこうだ!」

370「なんや、そんなん弾きやんやん!」…てなことを楽器で話している。

2_s41a7594放っておけば一晩中でもやってる人たちなのでこなへんで…。

410そして、アンコールで「Deep Impact」と「Victory」を演奏してDYNAGONの出番の幕を下ろした。

420vDYNAGONの詳しい情報はコチラ⇒DYNAGON facebook

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そして、お楽しみのジャムセッション。

440千田さんが加わって「Burn」。
ラクラクとうたいこなすデビカバぶりが快感!

180v_2

ギターに入ったのはGO†ONのえんどおさん。
480v
もうひとり、ゲストの植木英史。

450v植木さんはYJM100を愛用している。

460v足元のようす。
イヤ、このディレイが懐かしいナ…と思って。若い皆さんは平気でコンパクトなサイズのデジタル・ディレイを使っているけど、昔はバカでかいテープ・エコーしかなかった。しかも軽く10万円越えしていた。35~40年ぐらい前の10万円と言ったら大金よ。今でも大金だけど。当時の価値では大卒の初任給と同じぐらい。
たかが「こだま」にそんな大金を投資するのは大変だった。まずプロ、もしくはセミプロ以外のギタリストぐらいしかテープ・エコー(エコー・チェンバー)なんて持っている人はほとんどいなかった。
それで出てきたのがこのディレイ。「ディレイ」なんて言葉もこの頃から使い出したんじゃないかしら?
何せ中にテープが入っていないんだから驚いた。私は、音質的にはテープ・エコーの方が断然いいと思ったけど、今にして思えば音楽機材の利便性や可搬性において、一種の革命がおこった時代だったのかもしれない。
Yngwieもコレを使っていて、リハの時、はじめは平らにおいていたがスペースの関係で写真のように立てて設置することになった。その瞬間、Yngwieの合図でローディがフェラーリのステッカーを持ってきて、ディレイの客席に向かっている面にペタリと貼りつけたのを見た…笑った。

470キーボードは剛さん。Jon Lordスキだでネェ~。それこそ「♪燃えろ~(王様風)」だった。
380v
2曲目はWhitesnakeの「Crying the Rain」。
千田さんのデビカバ!

490vドラムはYasuさんにチェンジ。
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YJMでバリバリ弾き込む植木さん!

500vそして、最後はシゲさんのジミヘンだ~!
曲は「Fire」。

510vDYNAGON全員参加のジミヘン!

1_img_5384Toshさんのノエルっぷりも板についてる!
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「水を得た魚」とはこのことか…見よ!シゲさんのナチュラルな熱演!

520当然こんなことも!

530シゲさんもホント勉強熱心で、「ジミのピッキングがわかったんや!」と最近大騒ぎしていた。「エ。まだ研究することがあるの?」と思ったが、イエイエ、ホントに一段と音がナマナマしくなった感じで奏法を変えた成果がうまく出ていたように聞こえた。

540vイヤ~、楽しいイベントでした~、チョット長かったけど。
「名古屋時間」というものがあるのかどうかは知らないが、なんか雰囲気がユ~ックリしていて、ま、旅先ということもあるけど、時間が遅くなってもそう気にならない感じがするね。
いつかのMarshallのイベントの時もそうだった。時間の流れ方が明らかに東京と違うように思えるのだ。
いい音楽と最高の演奏をゴキゲンな場所で…いい旅でした!ありがとうDYNAGON&GO†ON!

550(一部敬称略 2015年1月24日 名古屋THE BOTTOM LINEにて撮影)

2015年3月11日 (水)

DYNAGON Presents 『MASSIVE DYNAMIX』~マーブロ名古屋へ行く 2 <前編>

久しぶりの名古屋。
前回のことは忘れもしない…アレはいつだったっけナァ~…忘れとるやんけ!っていうヤツ…ではなくて、ちゃんとレポートしてるから大丈夫。
コレね⇒中京の重戦車、DYNAGON見参!
もう2年前か…ホントに早いナァ。
今回もお呼ばれして、初めて今池のTHE BOTTOM LINEにお邪魔した。

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THE BOTTOM LINEは思い出がありましてな…。
下の写真にあるALLAN PEPPER & STANLEY SNADOWSKYというのは本家ニューヨークのTHE BOTTOM LINEの創始者の名前。1974年の開業だ。
私の場合、なじみがあるのはこっちのTHE BOTTOM LINE…ナンチャッテ!今から約20年前に1回行ったことがあるだけなんだけどね…。
すごく大きなライブハウスで、大勢のウェイトレスがやたら忙しく動き回っていたのが印象的だった。
何を観たのかというと、もう度々書いてきたけど、Buddy Rich Big Band。ドラムがDave Wecklだった。
この組み合わせというのは、Buddy Richへのトリビュート・アルバム『Burning for Buddy』で、Joe Zawinulの「Mercy, mercy, mercy」を録音しており、当日も当然披露された。
もうDave Wecklが信じられないぐらいカッコよくて、オカズをキメるたびに客席から「ウェッコー」という掛け声がかかっていた。
Wecklもヨカッタが、私はテナーのSteve Marcusにすっかり魅せられてしまった。ギターでいえば1959のようなヌケるトーンでバリバリと遠慮なくバップ・フレーズを紡いでいくサマは圧巻だった。
あの時はBill FriselだのDave StrykerだのMingus Big BandだのWynton Marsalisだの、精力的にアチコチでいろんなのを観たな。今より20歳も若かったからね。
で、肝心のニューヨークのTHE BOTTOM LINEは2004年に閉店してしまった。
私が行った頃はまだイースト・ビレッジにTOWER RECORDSがあって、現地で知り合った日本人ジャズ・ベーシスト(この人が後にWyntonと共演することになる中村健吾さんだった!)に教わった、日本ではまだそれほど名前が知られていなかったRussell Maloneの『Black Butterfly』に加えて、Miugusの『Changes volume1』とBud Powellの『In Paris』を道すがら買ったのを覚えている。
あの頃はマンハッタンにもレコード屋さんがまだ普通にあったのだ。まったくなつかしい。

10名古屋のボトムラインは健在。
コレがすごくいい感じでビックリしちゃった!

30東京の人たちはあまり行く機会がないでしょうから、店内を少し紹介しちゃう。

40これがステージ。

50ステージから客席を見たところ。
2階席も立派だ。
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店内の装飾も凝っていてとてもいい感じ。
ニューヨークのお店はもうほとんど覚えていないに等しいけど、こっちの方が断然快適なのは確か!

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1989年にオープンした名古屋のボトムラインは昨年25周年を迎え、こんなリーフレットが制作された。
1989年6月のRichard Teeから出演したミュージシャンやバンドの写真やサインがギッシリ!
現役で今でもバリバリ活躍しているミュージシャンやバンドの名前がたくさん見える傍ら、Jack Bruce、Rick Danko、Joe Sample、Milt Jackson、Michael Brecker、Cornell Dupree等々、もう二度と観ることができないミュージシャンの名前がゾロリと並んでいる。

60The Show Must Go On…そして、今夜もステージに上がるバンドがある。
今日は『MASSIVE DYNAMIX』と銘打ったDYNAGONが主催するイベントだ。
タイトル通りダイナミックな4つのバンドが登場し、饗宴を繰り広げた。

まず、ステージに上がったのはその名もGO†ON。
下は「名刺がわりに…」と頂戴したピック。

90Heavy Sounds Projectを標榜する名古屋のトリオだ。

100パッと見で音が聞こえてきそう!

110ベース&ボーカルのぴえ~る。

120vギターのえんどお。

130v背後にはJCM2000 DSL100と1960A。

140vドラムはクッパだ。

150vもちろん「GO ON」とは「轟音」のこと。

160トリオ・バンド特有の荒々しさが前面に押し出されたワイルドなサウンド!

170v頑強そうな体躯から絞り出されるへヴィなロック・ヴォイス。

185vそれをガッチリとサポートするエモーショナルなギターと…

186vストレート・アヘッドなドラム。

180v

ユーモアあふれるMCも魅力だ。
210v

えんどおさんのテクニカルなギター・ソロも随所にちりばめられる。

200

ゴリンゴリンに押しまくる猪突猛進型のステージはバンド名の「轟音」に恥じないものなのだ。

230

演奏する各曲も奥行きのあるへヴィ・チューン。

220初めてだったので曲名等詳しいことはわからないが、最後に演奏した曲なんかは実にカッコよかったな

240v
メンバー3人のキャラを生かした轟音サウンドでますますの活躍を期待している!

190

GO†ONの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

250続いての登場はDEAD EYED SPIDER。

260ボーカルの千田さんとは岡垣さんのイベント『JILL岡垣~様式美大作戦2013』でお会いした時以来だ。名古屋でバッタリ~。

270v『Black Deal』というニュー・アルバムを発表したDEAD EYED SPIDER。このステージはそのレコ発ツアーの一場面だったのだ。

280cd日本人離れした野太いハードなヴォイスはいつ聴いても素晴らしい!

DEAD EYED SPIDERの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

290v明日も今池からお送りする。

300明日はこの4人が登場!

310v

320v

330v

340vお楽しみに!
<後編>につづく。
430

(一部敬称略 2015年1月24日 名古屋THE BOTTOM LINEにて撮影)

2015年3月10日 (火)

ブルースを揺さぶれ!~外道ニューアルバム『Rocking The BLUES』発売記念ライブ <後編>

さて、<後編>。
そういえば以前、facebookの自分のプロフィールの<職業>がどういうワケだか勝手に変わっちゃっていて、職業が「外道」になっていたことがあった。もちろん自分でやったんじゃないよ。
でも、カッコいいのでしばらくそのままにしておいたよ。私のことを知っている人なら、「ああ、外道がスキなんだな…」で済むけど、知らない人はビックリしただろうな。仕事が「外道」だなんて…私を知らない人は友達のリクエストがしにくかったことだろう。

10_2前半から飛ばしに飛ばしまくる「ホンモノの外道の皆さん」。←こうして書くとヤッパリ迫力あるな…みなさんとてもとてもやさしくて素敵な方々です。
加納秀人

20v松本慎二

30vそうる透

40v後半最初のゲストは金子マリ
110

マリさんが出てくると、またガラっと空気が変わるんだよね。ものスゴくキャリアを積んだ人達ってそういうものなのよ。

60ゲストとして引き続き鍵盤に向かうのはエルトン永田

70v_2マリさんは『Rocking The BLUES』の2曲に参加している。

90v_2
まずはそのうちの1曲。ファンキーな「Play BLUES」を演奏。
秀人さん版「ブルースノススメ」だ!

80_2秀人さんのブルースのお手伝いをしているのがこのMarshall。1971年製の1959。
95
秀人さんの言葉をなぞるようにブルージーに歌い上げるマリさん。

100_2やっぱスゴイ存在感!まさに楽器だね。マリさんの声は。
「ブルースを演ろう」という秀人さんのシチュエーションにバッチリ!

50v_2

ここで、この日唯一のアコギ曲、「イエローモンキーブルース」。
120v
名曲「Yellow Monkey」のアコースティック・バージョンと言いたいところだが、ゼンゼン違う曲と見た方がいい。
原曲はブリティッシュ・ロック風のシャープなリフを持つハードなナンバーだが、こちらのバージョンは2人の歌が心にしみる「しっとりバージョン」。
130v
間奏は完全にマイナー・ブルース。秀人さんのアコギ・テクニックがフィーチュアされる。
私は元の「Yello Monkley」の歌と演奏がいかにも外道っぽくてすごくスキなんだけど、コチラも強烈だ。
あの完璧な曲をこんな風に作り変えてしまう秀人さんのセンスと思い切りの良さがアッパレだ!

140v_2PANTA!…大きな歓声が上がる。

150_2PANTAさんのことは書き出したら止まらない。だからここでは書かない…イヤ書けない。
いつかPANTAさんメインでMarshall Blogにご登場して頂く時までキープしておくことにする。
でも、チョットだけ書いたことがあるのでコチラを見てみて!

160vPANTAさんも『Rocking The BLUES』には2曲で参加している。

170vまずは、その内の「It's a MAD WORLD」から。
ドハードなバックの演奏に合わせた「♪It's a MAD MAD WORLD」の連呼の合間に散りばめられた秀人さんからのの「平和への戦い」への激しいメッセージ。
それをPANTAさんと歌うのだからタマらない!

180ホントにこの2~3年で日本は根底からおかしくなってしまった。もうこの方々に世直しを頼むしかない!

190v頭脳警察と外道…ああ、なんて幸せなんだ~!

200_2PANTAさんとの2曲目は「Baby Rock'n Roll」。

210vどうしていいのかわからないほどパワフルなPANTAさん!

220シンプルな素材を最高な一皿に仕上げてしまう…コレこそが連綿と日本のロックを支えてきた男たちの真の力だ!
あまりにもカッコいいわい!

230_2雰囲気はガラリと変わってここで恒例のジャンケン大会。これが盛り上がる!
勝者はサイン入りポスターをゲット。

240いよいよショウは最終コーナーへ入る。
このセクションでは外道のスタンダードがズラリと並ぶ。

250まずは「ダンスダンスダンス」。
270
透さんのドラム・ソロ!
ドバーっと叩きまくるその姿は圧巻!

260v1991年から参加の透さん。もう通算24年!外道中の外道なのだ。

280「♪手拍子打って~」のブレイクはいつ聴いてもカイカン。

290続けて「何?」…コレは「♪ませたガキだぜ!」がタマらん!

320
外道ダンス…お客さんはもちろん勝手知ったるところ!

300_2松本さんもギンギンに暴れてお客さんを挑発する。
いつも心から外道を楽しんでいるように見える松本さん!

310_2さらに「ビュンビュン」。
秀人さんって最高のギター・リフ・メイカーのひとりだと思うんだよね。「にっぽん賛歌」、「コウモリ男」、「逃げるな」、「黒い影」、「ぶっこんでやれ」、「Yellow Monkey」、「外道」、「水金地火木土回明」、…どれもこれもシンプルな音列で(「ぶっこんでやれ」はチョット複雑)最高の効果を生んでいる。秀人さんはロックの根っこを本当に近いしている人だと思うね。

360
その最高峰がこの「香り」だろう…「外道は己が香り、外道は己が姿」。
この曲を勝手に「外道のテーマ」呼ばわりすることは断じて許されない。(かつてそういう輩がいたもんですから…)。
「♪ゲ~ゲ~ゲ~、ゲゲゲゲゲゲゲ、ゲ~ゲ~ゲ~ゲ~、ゲド~」…コレ以上の歌詞はない!もちろんお客さんも「待ってました!」状態で盛り上がりはクライマックスを迎える。

340v本編19曲。ニュー・アルバムから13曲中、11曲を含む怒涛のステージだった!

330_2

そしてアンコール。
まずは「悪魔のBaby」。

370…となるとボーカルはドラマー。透さん、歌メチャクチャウマいでね~。

380vしかし、名曲だよな~。この曲を聴くと懐かしさも手伝っていつも涙が出るわ。
これぞロックの楽しさだ!

390そしてゲスト全員が勢ぞろい!

400曲はニュー・アルバムのリード・チューン、「SHAKE IT BABY」。

410『Rocking The BLUES』の冒頭に収録されている元気に満ち溢れたナンバー。
もう7th丸出しが気持ちいい!
そういえば最近テレビで見かけるロック・バンドって、この短7度の音とシャッフルのリズムがまったくないよね。
この曲は、丸出しの7thだけじゃなくて、III7、#VIdim、II7…とチョット気の利いたロックンロール・ソングのエキスがテンコ盛りに入ってる。

420秀人さんの意気込みがモロに感じられる1曲。
その秀人さんの気持ちを受けてかステージ上の全員が一丸となって、しかも最高に楽しそうに演奏する姿はやっぱりこの日のハイライトだった。

430最後は外道の3人でアルバム同様「あの頃は」を演奏して幕を下ろした。
コレがまたいい曲なんだ。メンバー3人のリード・ボーカルがグっとくる~!

440vコレで外道のニュー・アルバム『Rocking The BLUES』収録の全曲を演奏したことになる。
なんてゴージャスなコンサートだったんでしょう!

Index_2「日本のロック」がまだ健在なことを証明してくれた外道。
さぁ、これからの外道の100年が実に楽しみだ!
行け、外道!未来のない明日に向かって!

外道の詳しい情報はコチラ⇒アイノア・ウェブサイト

450(一部敬称略 2015年1月15日 渋谷DUO MUSIC EXCHANGEにて撮影)

2015年3月 9日 (月)

ブルースを揺さぶれ!~外道ニューアルバム『Rocking The BLUES』発売記念ライブ <前編>

おなじみ「外道大明神」のアミュレット(amulet)…つまりお守り。
この「amulet」という単語はFrank Zappaの「Camarillo Brillo」で知った。いかにも日本語になりやすそうなんだけど誰も使わないな。うまくやれば商売につながりそうな気もするんだけど…。
「携帯電話」もいつまでたっても日本語のままなのがとても不思議。
「ガラケー」なんてのはすごい言葉だ。
外国の地名と日本語を足して省略しちゃう。こんなことができる日本語ってスゴイ。
私は日本語がスキでしてね…。英語を勉強すればするほど(実際、最近はサボっている)、日本語の文法の複雑さと音の美しさ、四季に根差した語彙の豊富さに感心するのだ。
ああ、日本語が自由に書けてしゃべれてシ・ア・ワ・セ。
その日本語をバンド名にしているバンドが相変わらず散見され、うれしく思うけどナンカ大分風情が変わって来たよね…文章みたいなバンド名。
例は挙げないけど、そういうことこそ若い人の感性であって、歓迎すべきだと思う。
問題は音楽の内容だ。
昨日、たまたま有線系のテレビで若いバンドを紹介している番組に出くわしたんだけど、マァ、ああいうのは「ロック」とは呼んで欲しくないナァ。違う名前でカテゴライズしてもらいたい。
「電気フォーク」なんてのはどうかね?「デンフォ」とか「エレフォ」って呼べばいいじゃん?
出ていたバンドさんは、髪の毛の短いボーカルさんが、甲高く、そしてカボソイ声で意味のわかからん詩を汗ダクでガナリ立てていたけど、あれだけ血気盛んな若者が、どうして横一線でみんな同じことをやっているのをヨシとしているんだろう?判を押したようにどのバンドもまったく同じに聴こえる。どの曲もメロディが平坦で聴く者を惹きつける部分がない。
そして、ロックのすべてを知っているかのようにそれを絶賛する大人たち。台本に書いてあるのかどうか知らないけど。どうせ家に帰ればゼンゼン違う音楽を聴いているに違いない。CrimsonとかToddとか。
本当にロックを勉強してきた大人なら、ああした覇気も独創性もないロックを絶賛するワケがない。
熱海から送ってもらったおいしい甘夏とソーダで割った「金宮」の味が一気に変わりそうだったので、すぐにチャンネルを変えた。

月曜日の朝からまたクダを巻いて恐縮だ。でも、それだけに今日レポートする外道のコンサートの素晴らしさが引き立つというものだ。

10それにしても「外道」なんていい名前だよナァ。
もうコレだけで「日本のロック」の雰囲気がムンムンして来るもん。
デビューは1973年。結成40周年を記念して10年振りのスタジオ・アルバム『魂の叫び』を一昨年に発表。
それに続き、この度ニュー・アルバム『Rocking The BLUES』をリリースした。
今日レポートするコンサートはそのレコ発を記念したものだ。

秀人さんはこのアルバムに関し…「(秀人さんの世代は)The Venturesに行く連中もいたけど、自分はロックンロールやブルースがスタートラインだった。今回のアルバムはその基本に戻ろうと思った。ブルースのブルーな雰囲気に明るく力強いロックンロールのエネルギーを加えた「気」のようなものを出したかった。ゲストも多く、すごい楽しいレコーディングだった」
と語り…
「40周年を迎えてまた新たに外道が始まった。ここからまだ100年はやりたい!」
と意気込んでいる。
まさにそんな秀人さんのエネルギーとロック・スピリットにあふれたアルバムだ。向こう100年は軽いだろう。
そして、コンサートはレコーディングに参加した豪華な面々をゲストに迎え、アルバムをそのままナマで再現するというゴージャスな内容となった。

Index客電が落ちる。
PAスピーカーから流れ出てて来るのはBonzo Dog Bandの「Slush」。
『Music Jacket Gallery』の「動物ジャケット編<前編>」にも書いたが、コレが流れない限りは外道が絶対にステージに上がって来ないような気がするのだ。やっぱりショウのスタート前の鳥居とBonzoは欠かせない!

20オープニングは「外道」。

30「B」と「E」だけのシンプルにして強力なリフ。そして、外道は行くのだ。未来のない明日に向かって!

40加納秀人

50v松本慎二

60vそうる透

70v続いては『Rocking The BLUES』から「What a BITCH」。ん~、いかにも外道らしいエナジェティックな曲!

80抑制の効いたギター・ソロは曲調にピッタリとマッチする。

90v秀人さんの1959。1971年製。日本に入って来たMarshallの最初期のもの。何しろ音がデカくて歪まない!いいアンプだ。

95足元のようす。

963曲目は「Get Down」。

100「OH my my」。かつてCaptain Beefheartに「Upon the my oh my」という曲があったことを思い出した。
「OH my my」はBeefheartの曲とは似ても似つかない、秀人さんのリフづくりのセンスが光るストレートなスピード・チューン。

97v さらに「Rockで行こうよ!」。タイトル通り、気分爽快のロック・ナンバー。

105vキーボードは、ゲスト参加のエルトン永田。もちろんエルトンさんはアルバムのレコーディングにも参加している。
ゴキゲンなオルガンでロック・フィーリング激アップ!

106vまた透さんのドライブ具合がハンパじゃない!

120そして、地を這うかのように低いところ暴れている松本さんのベース!ピックで聴くそのトーンの歯切れよさが気持ちいいのだ!

125vココは「お誕生日コーナー」。
コンサートの日が誕生日の人、いなければ近い日に生まれたお客さんに曲をプレゼントするという趣向。
ステージの真ん中にイスを置いて座って聴いてもらおうというワケ。
この日は、ドンズバのご年配の男性のお客さんがいらっしゃった。
はじめはイスに座っていらしたが、さすがに恥ずかしいのか、ステージの上を移動。
曲は『Rocking The Blues』から、そのままの「Happy Birthday」。

127それにしてもコレいい曲だナァ~。
お客さんは何の違和感なく、ステージ上でリズムに合わせて身体をくねらせていた。

130そのイキの合ったサマはまるで4人目の外道のようであった!
秀人さんともガッチリと握手。とてもうれしそうでした!

1502人目のゲスト…ROLLY

160曲は外道の前作『魂の叫び』から「心の叫び」。

170ROLLYさんはその前作にも参加しており、「Help me mommy, Gedo!」の声が大変印象的だった。その再演だ。

180v続いて「逃げるんじゃねえ!」。
今回もROLLYさんはレコーディングに参加して大活躍している。

200

外道のスタンダードに「逃げるな」という曲があるがアレとは全然別の新作。

190カラっとしたへヴィめのロック・チューン。

205秀さんのボトル・ネックも冴えわたる!

140v
もうだいぶ前の話し。ROLLYさんが森園さんたちと「おまつり」等の四人囃子の曲をプレイされたことがあって…多分あの時が最初だったのだろう…大層うれしそうにそれていたが、今回の外道との共演を見てその時のことを思い出してしまった。
240v
今回も秀人さんとの共演の時間を実に楽しげに、そして誇らしげに過ごしているように見えた。

230
そして、ROLLYさんは2000年に開催した『マーシャル祭り』にもフラワー・トラベリン・バンドの「Satori Part2」で出演してくれたのよ。アレからもう15年かよ!
220v
ROLLYさんのコーナー最後は新作から「俺のRock'n Roll」。

270v 曲名が最近流行のレストランの名前みたいだけど、秀人さんがおっしゃっていた「ルーツ」丸出しのロックンロール・ソング。さすが、ロックンロールがウマく料理されてる、まさに「オレのロック」!
そういえば、「俺の○○」というレストラン。勘違いして「俺サマの○○」と呼んでいた人がいたが、「そんなに偉くない」と訂正されていたな…。
235v
エルトンさんも大熱演!

210
イヤ~、やっぱり理屈抜きのロックンロールは楽しいね~!
260
アルバム唯一のインスト曲。
Gary Mooreを彷彿とさせる「鳴き一発」のギター。秀人さん特有のむせび鳴くベンドが心にしみる。
秀人さんのソロ・アルバムはミュージック・ジャケット・ギャラリーでも紹介している。
ただし、そこに書いてあることに誤りがあることを最近になって知った。そこに実際に居合わせた人に真実を聞いたのだ。
文章に出て来る白いダブルネックのGibsbnは本人の所有物で、秀人さんのものではなかったというのだ。ま、イタイケな少年の夢をこわさないよう、文章はそのままにしておくことにする。

280v「ブルース・コーナー」…外道スタンダード「いつもの所でブルースを」。
こういう曲を世間では本当に聴かなくなった。要するにブルースをドッシリと土台に構えたロック・チューン。
冒頭に記したように、最近のバンドにロックを感じないのはブルース・フィーリングが完全に欠落しているからだ。
こういう曲を演る若いバンドがもっと出て来てくれないかナァ。カメラかついで喜んで取材に入っちゃうんだけどね。あ、もちろんMarshallサウンドでなきゃイヤよ。

290v秀人さん、ここはお定まりの客席に飛び込んでの演奏。

300別のコンサートではこの曲を演る前に秀人さんがささやくようにこう言った…「ブルースを教えてあげとう…」。こういうところがまたカッコいいんだよ!
以前は、コレ、長~いケーブルを使ってやってたんだよ。
今回はワイアレスでラ~クラク。
お客さんたちはもう大喜び!
もういいように携帯で撮られまくり!ピースしながら秀人さんをバックに記念撮影する人も!

330 …と、盛り上がりながら<後編>につづく。

外道の詳しい情報はコチラ⇒アイノア・ウェブサイト

310(一部敬称略 2015年1月15日 渋谷DUO MUSIC EXCHANGEにて撮影)

2015年3月 6日 (金)

CLASSIC ROCK JAM REBIRTH 2015 <後編>~加納秀人、ルーク篁、雷電湯澤 and others

今回の『CLASSIC ROCK JAM』…一番うれしかったのは、存続が決定したこと。二番目にうれしかったのはコレ。
ナニか?って…

50_2NATAL(ナタール)のドラム・キットがCLASSIC ROCK JAMのステージに上がったのだ!
こういった日本を代表するイベントにNATALを登場させるのはうれしい限り。
NATAL(ナタール)は1965年創業のイギリスのパーカッション・ブランド。残念ながらドメスティック色が濃く、日本ではまったく名前が知られていなかったが、本国ではT-RexのMicky Finn、Mick Fleetwood、Charlie Watts、John BonhamらがNATALのパーカッションを愛用していた。
Deep Purpleの海外版『Live in Japan』の『Made in Japan』のジャケット写真に写っているIan GillanのパーカッションもNATAL製だ。
そのNATALをMarshall社が買収し、ドラム・キットの製作にいそしんでいる。
Marshallだからといって歪んだりはしないからね。ブリティッシュ・ロックの芳香ただよう超ド級の鳴りで洋の東西を問わず大きな評価を頂戴している。
140

プレゼント・コーナーも休憩も終わり、ステージは後半に突入。何しろ完全ソールド・アウトの超満員。客電が落ちると大歓声が巻き起こった!
最初にステージに登場したのはキーボードの石黒さん。
次いで登場した雷電さんを写メでパチリ。

70_2そう、NATALを操るのは雷電湯澤!直近のCANTAのツアーの全行程でも同じアッシュのNATALを使用して頂いた。

80v_2キーボードは石黒彰
石黒さんの音楽の造詣の深さは計り知れない。開演前、マニアックなバンドやジャズののお話しをタップリとさせて頂いて実に楽しかった!

90v_2後半最初のギタリストは加納秀人

100v_2秀人さんは第1回目にも出演したCLASSIC ROCK JAMの歩く歴史だ。

110vデビュー40年を過ぎ、新作『Rockin' The Blues』を発表して気炎を吐き続ける日本のロック界の至宝が演奏するのは…

230v_2

「Purple Haze」!

120気合の入ったギター・プレイはサスガ!に尽きる。

150_2確かなスキルに裏打ちされた深みのある雷電さんのドラミングにウットリ…。この「バシッ」とくるNATALアッシュの音がたまらなく気持ちいい!

160vキーボードが入っていない原曲だが、石黒さんの好サポートは見逃せない!

170v_2カッチリまとまめておきながら、スケールの大きさをしっかりと見せつけるベテランならではの演奏だ。

180v_22曲目は石黒さんのキーボードから「You Keep Me Hagin' On」。当然Vanilla Fudgeバージョン。
コレは、ご存じの通り元はThe Supremesだからね。Fudgeの曲ではないけど、あまりにも素晴らしいアレンジ。Mark Steinの仕事だろうか?
Jimmy Pageがアレンジを担当したJoe Cockerの「With a Little Help From my Friend」と並ぶロック史に残る名アレンジではなかろうか?
Fudgeは色々とカバー曲を残したがダントツでコレがいい。
調べてみると、この曲、The Supremesがシングルでヒットさせたのが1966年。そして、ナント、Fudgeがシングル・リリースしたのが翌年の1967年だ。
いくら大アレンジが施されていたにしても、図々しいというか、度胸があるというか…それで全米6位をマークしている。
要するにこの大アレンジのおかげでほとんど別曲として受け入れられたのだろう。実際そう聞こえるし…。
それと60年代末期というロックの黄金時代にあって、業界や民衆の吸収能力の高さがモノを言ったのだと思う。
私はもちろんリアル・タイムの世代ではないが、1977年のRod Stewartが『Foot Loose & Fancy Free(邦題:明日へのキックオフ←あまりにもドイヒー!)』で取り上げ、よく耳にした。

190vイントロの「♪ダダッダダ、ダダッダダ」がダイナミックにキマる!

200_2そして秀人さんの歌!コ~レがメッチャいい!ギターもさることながら、私は昔から秀人さんの歌声が好きなのだ。

210vもちろんこの曲でもギター・ソロが炸裂!
継続が決定したこの大イベント。これからもずっと秀人さんに活躍してもらいたい!

240v_2セット・チェンジ。
上手に登場したのは鈴木友一朗。
昨日の寺沢リョータくんと同じく、1994年、すなわちCRJと同い年!

250_2上の写真をもう一回見てみて。ソデで喧ちゃんと庄太郎ちゃんがニコニコしながらステージを見てるでしょ?
その視線の先は…フレディ~!ルーク篁

260_2ナント、ルークさん、Freddie Mercuryに扮して「We Will Rock You」を熱唱!

270ルークさん、歌詞も完璧!
何でわかるのかというと、私もこの歌が何を言っているのか知りたくて覚えたことがあるのよ。
お客さんと「Brighton Rock」の掛け合いも出てきて愉快痛快!
今度、ロンドンに行くとき、このあたりのルークさんの写真を持って行って、Freddieの家の入口に置いてこようっと!

290vしかし、弱冠20歳…プレイもトークも全然「弱冠」じゃない!緊張の片鱗も見せないその堂々たる態度は立派としか言いようがない!

285MCではそんな友一朗くんをイジるルークさん。
コレがまたヤケクソにおもしろかった!
昔、ルークさんと「Marshall Roadshow」というクリニックをやったことがあったが、お相手をさせて頂いてものすごくおもしろかったっけな~。

300_2Freddie仕様のマイクスタンドを置いて本職のギターにスイッチ。
曲はHalloweenの「I Want Out」。
305v友一朗くんはJCM900 4100がお気に入りなのだそうだ。
この日も4100を背にバッリバリ弾きまくってくれた

310v石黒さんも…

320v雷電さんも盟友中の盟友。
280_2
完璧なアンサンブルでハードなナンバーを編み上げる。

330v続いてはDIOの「Don't Talk to Strangers」。

340一心不乱にギターを弾きまくるルークさん。ス・テ・キ…。

350vベースに満園庄太郎が入る。
庄太郎ちゃんもCRJの常連だ。この舞台でまた庄太郎ちゃんの雄姿が拝めることができるようになって喜ばしい!

360vルークさんはもう1曲、T-Rexの「21st Century Boy」を熱演。
クドいようだけど、T-Rexのパーカッショニスト、Micky FinnはNATALのパーカッションを愛用していたのよ。
1_img_0411
向かって右が今日のルークさんのMarshall。JVM410HとMF280Bのコンビネーション。
60
CANTAの時とは異なるバックラインだが、音はすっかりルーク・トーンだった!名人芸とはこういうものだ。

380v残念ながらレポートはここまで。
あいにくと次の現場があったため、川崎を後にしなければならなかった。
それしてもめでたい!
CLASSIC ROCK JAMのますますの繁栄を願って止まない。次回も楽しみだ!

CLASSIC ROCK JAMの詳しい情報はコチラ⇒オフィシャル・サイト

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NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2015年1月31日 CLUB CITTAにて撮影)

2015年3月 5日 (木)

CLASSIC ROCK JAM REBIRTH 2015 <前編>~寺田恵子、原田喧太 and others

昨年の10月3日、記念すべき20周年を迎え、日比谷野音で最終の宴を企画していた『CLASSIC ROCK JAM』。不幸にも台風の影響により中止になってしまった。
1994年に始まった日本を代表する名イベントがそのままフェイドアウトするかと思いきや…

10「そうはさせん!」と音楽の女神のおぼしめしか、状況は一転…「幻の最後の饗宴」はそのまま封印され、『-REBIRTH-』としてイベントは再スタートし、新たに21年目を迎えることになった。
これがホントの「雨降って地固まる」…つまり『CLASSIC ROCK JAM』は見事に息を吹き返し、元気に我々の前に姿を現したのだ。
『REBIRTH 2015 KICK OFF PARTY』とサブタイトルされた公演は完全ソールド・アウト!いかに継続を望むファンが多かったかを思い知ることができよう。

15聞くところによると、洋楽が支持されている比率はもはや20%を切ってから久しく、グラミー・レベル以外の欧米の音楽は、もはや若いリスナーの間では「絶滅危惧種」の体を見せている感すらある。
若い人にはThe Beatlesの4人のメンバーの名前など知らない方が当たり前の世の中である。
今年でThe Venturesもいよいよオリジナル・メンバーがいなくなるというし、次から次へとロック界の重鎮が物故するのを目の当たりにするにつけ、日本における洋楽の存続を危惧せざるを得ないのも往年の洋楽ファンにとってはごく当たり前のことだ。

コレはどうしてもイカンですよ。
ナントならば、「ロック」という音楽は、我々はすべて洋楽から教わったものなのだから。
ものごと例えどんなに形を変えてもオリジナルを忘れるのはマズイ。
ドーナツですら「オールドファッション」がちゃんと用意されているし、牛丼だって結局は普通のヤツが一番ウマい。殿様が目黒で食した「さんま」も同様である。
したがって一流のミュージシャンたちが、70年代からの洋楽の息吹を伝えるこのイベントは、今の日本のロックの状況にあっては値千金なのであ~る。
だから、存続がキマって本当にうれしい。
今日と明日の2日にわたってMarshallやMarshall Blogにちなんだミュージシャンのステージをレポートする。

20まずはこのふたり!
参加したグループの登場は2番目。出番直前に楽屋の廊下でパチリ。

30原田喧太
120v
もちろんMarshall!
60年代後半から80年代に関して言えば、Marshallのパワーと爆音をなくしてはハードロックは成立しなかった。

50向かって左が喧ちゃんのMarshall。JVM410Hと1960Bだ。

60曲は「Lost in Hollywood」。

70

1979年、Rainbowの『Down to Earth』収録のスピード・チューン。
このアルバムに入っている有名な「Since You Been Gone」の作者は、70年代、Argentというバンドで活躍したRuss Ballard。元ZombiesのRod ArgentやRuss Ballardが多くの名曲を残したArgentなんかも是非多くの人に聞いてもらいたいバンドだ。
ちなみに、Rod ArgentはPatrick Morazに決まる前、Rick Wakemanの後任としてYesが白羽の矢を立てたキーボード・プレイヤーでもある。
80v
後ろから猛烈なドライブ感を送り出してくる角田mittan美貴
SHOW-YAの時とはまた少し違ったイメージがカッコいい!mittanはいつもカッコいいのだ!

90v2曲目は「Burn」。

100vバッシバシとキメてくるギター・ソロ!

2_s41a8182 セット・チェンジ。
ここで寺田恵子登場!

130vベースは寺沢リョータにスイッチ。ご存知てらちん、寺沢功一のご子息!

140vまずはツイン・ボーカルで「Highway Star」を熱唱。

1_img_0128 喧ちゃんもツイン・リードでオリジナル通りのソロを奏でる。当時ギター少年たちがこぞってコピーしたRitchie Blackmoreの名ソロだ。ヘソ曲りな私はやらなかったけど…。
Deep Purpleはハズせないよね~。

ところで、Deppe Purple7枚目のスタジオアルバム、『Who Do We Think We Are』は正真正銘の名盤だ。日本では『紫の肖像』なんてテキトーな邦題が付けられて、『「Woman from Tokyo」が入っているアルバム』程度の認識しかないが、捨て曲皆無の超名盤。
業界屈指のBlackmore研究家の島紀史氏からススめられ、「ダマされたと思って」35年ぶりぐらいに聴いてみたのだが、腰ヌケたわ。
こんなアルバムからの曲なんかも選んでもらえるとうれしいナァ。

1_img_0027 本編でmittanが参加した曲は全部で5曲。そのすべてが猛烈なスピード・チューンなのだ。いかにmittanが日本のドライビング・ドラム界(?)で重要な地位を占めているかがわかる!

1601994年生まれのリョータくん。
CLASSIC ROCK JAMと同じ年だ。まったく物怖じしないパフォーマンスは立派!お父さんの顔が見てみたい!イヤ、しょっちゅう見てる!

180v続いてボーカルが恵子さんのソロになってプレイしたのはMR.BIGの「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」。

170v

こういう溌剌としたハードなナンバーは恵子さんにピッタリだね。まるっきり地でイケる感じでカッコいいことこの上ない。
195v
喧ちゃんの完璧なサポートも「サスガ!」の一言。

240v

いちいちうるさくて申し訳ないんだけど、昔イギリスにもMr. BIGというグループがあって、2枚のアルバムを残していて、コレもいいよ~。特にセカンド・アルバムはROLLYをして「中華ロック」と呼ばしめた珍種なんだけど、とてもいいバンドだった。
220

リョータくん、曲間のMCでは恵子さんから振られて自分のバンド、TORNADE GRENADEに触れるシーンも。
プレイだけでなくしゃべりもバッチリだったよ!

245
このセット最後にして、前半の〆の曲は…
270v
AC/DCの「Whole Rotta Rosie」!
『Back in Black』で大成功を収めたAC/DCだったけど、私なんかはこの曲が入った『Let There Be Rock』の方が断然スキ。発表当時、「ウワ、こんなシンプルなハード・ロック・バンドが出て来やがった!」…とレコードを友達から借りて聴いて驚いたのを覚えている。

250

ステージ上の「名曲+好演」に会場は大盛り上がり!

290

観客の熱気にあおられプレイヤーもまた燃え上る!
200
しかし、あまりにもデカいのが恵子さんの存在感!どんなステージでも「個」を出しながら「曲」の素晴らしさを的確に表現する。最高のロック歌手だと思う。

230v

とにかくカッコよかった喧ちゃん!音がまた何ともいえず素晴らしい!喧ちゃんがギターでしゃべりたいことが忠実に聴く側に伝わった。
やっぱりこういう芸当、特に強い押し出しが必要な時、古式ゆかしい真空管のアンプじゃないと無理だ。ま、Marshallが一部を作った音楽だから当然といえば当然なのだが…。
要するに「Classic」だ。「クラシック」を「古い」と混同することなかれ!いいものだけが「クラシック」になり得るのだ。

190

コレで前半が終了。ア~っという間だ~!すさまじい熱演に大きな大きな拍手が送られた。

280…と前半をド派手に〆てくれた恵子さんは休む間なし!
20v
後半に入る前には恒例のプレゼント・コーナーだ。
恵子さん、引いたクジの番号を正確に読み取っているところ。いくらなんでも目から離し過ぎじゃない?!
30v
プレゼントのひとつにはMarshallのMG10CFが用意され、ラッキーなお客さんの手に渡った。(提供:ヤマハミュージックジャパン)

40_3CLASSIC ROCK JAMの詳しい情報はコチラ⇒オフィシャル・サイト

300<後編>につづく

(一部敬称略 2015年1月31日 CLUB CITTAにて撮影)

2015年3月 4日 (水)

ド~ンとMoth in Lilac、LinkerNationSそしてoutput_infinity!

今日はフレッシュなバンドが3つ出演したイベントを紹介する。
もちろんMarshall&NATALづくし!

10まずはMoth in Lilac。
2013年結成のガール・バンド。Marshall Blogへは2回目の登場だ。

20ボーカルのAYANO。

30vギター、Lisa13

40vもうひとりのギターはMin。

50vベースにMaki。

60vギターのLisaちゃんはMarshall。ノイズのことでチョットお悩みだったが、セッティングをイジって見事解決。

80後は笑顔で4100の大轟音!

90vMinちゃんもMarshall。こちらはJCM2000 DSL100。

100ドラムはNATAL。
よく我々は音が「抜ける」という表現を使うが、英語では「cut through(カット・スルー)」と言う。
さすが、NATAL。
フロント陣の大爆音をものともしないカット・スルーっぷりなのだ!
70v
ステージからブルドーザーが飛び出してきたかのような圧倒的な音の塊!

110いくつもの声色を使い分けるAYANOちゃんの個性あふれるすざまじいパフォーマンス!

120v

130
145

激へヴィでソリッドなふたりのギターのアンサンブルが素晴らしい!
攻撃的なLisaちゃんと…

140v黙々とステディにリズムを刻むMinちゃん。
何となくAngusとMalconのコンビみたい?

150v短い時間ながら、今もっとも注目されているガール・バンドのひとつとしての実力を存分に発揮した!

160Moth in Lilacの詳しい情報はコチラ⇒Moth in Lilac OFFICIAL SITE

170続いては、白希リサ擁する…

180vLInkerNationS(リンカーネーションズ)の出番!

190ボーカル&ギターの白希リサ。

200vお気に入りのピンクのギターで…

210vハツラツと歌い上げる!

220小柄な体躯からは想像できないほどのパワフルな歌声!

230

240v飾り気のないピュアな魅力が満載なの。

250ゲストで登場したのはおなじみKOJI

260vいきなりドッカーンと入ってきてステージの雰囲気が台風モードに!

255目にもとまらぬ素早く派手なアクション!これぞKOJIさん!

270そしてKOJIさんはギターを手にしてバックに回るが…

275やっぱ目立つ!

280LinkerNationSでギターを弾いているのはKOJIさんのバンド、BRASH☆BEATのHIDE。
285
KOJIさんはLinkerNationSに曲を提供し、プロデュースを担当しているのだ。

290vそして、BRASH☆BEATとのダブル・フィーチュアで『BRAND NEW DIMENSION』というCDもリリースしている。

Cd_lisa このCDに入っている「Dreamer」という曲を最後に演奏。

300KOJIさんの作なんだけど、この曲、すごく可愛くて好きなんだな。リサちゃんの張りのある声が曲にぴったりマッチしている。

310サビ中に「♪I'm just a dreamer」という歌詞があるんだけど、私にはそれがどうしても「High touch fever」に聞こえいて、確認したら大笑いされてしまった。
メロディが可愛いもんだから、仲のいい2人が片手をあげて微笑みながらハイタッチをしているシーンを思い浮かべてしまったのた。ああ、なんて詩人な私…コリャ老人特有の一種の譫妄か?

320vLinkerNationSの詳しい情報はコチラ⇒Days of Lisa

330NATALのメイプルのツーバス・キット。

340この日のトリ、output Infinityの登場だ。
まずはインストでご挨拶。

350そこにボーカル、T-Iが加わる。

360v色々なバックグランドを持つメンバーの交配による新しい日本のロック・サウンドの構築を標榜しているのがoutput_infinity。

370ベースのkikumaru。T-Iの相棒。

390v
ギターはサポートで参加の竹田京右。

380vドラムは説明無用の山口PON昌人。

400NATALのツーバス・キットを操るPONさん。

420
プレイ同様、PONさんにはやっぱり派手な仕掛けがよく似合う!

410v

430伸びのある声で端正にオリジナル曲を歌い込むT-I。

440v京右さんは三重県名張市の親善観光大使を務めていて、昨年フルオーケストラと共演した実力派だ。
PONさんの紹介で去年初めてお会いしたのだが、プレイに接する機会がなかったので今回を楽しみにしていた。

450使用しているギターから受ける印象通り、コンテンポラリーで実にニートなプレイ。テクニックだけに走らないエモーショナルなプレイもステキ。
480v
その面々をひとまとめにしているのがプロデューサーのkikumaruさんだ。

460v私あたりのビンテージ世代とは隔世の感あるロック・フィーリング。これもロックが生きている証拠!

470vそこで何の違和感もなく自由自在に自分を表現するPONさんのバーサティリティには脱帽せざるを得まい。
そして、PONさんの眼前にはNATAL!

475vバリバリとがんばってもらいたい若手バンドにまた出会った。

490output_infinityの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

500vNATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2015年1月20日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2015年3月 3日 (火)

ROCK 'N' ROLL RESEARCH (マーシャル編)~<後編>THE KEY PROJECT & Tohben/Raven/Roger

『ROCK'N'ROLL RESEARCH (マーシャル編)』の<後編>。

10_6すっかり温まったステージに現れたのはTHE KEY PROJECT。

20_4ベース&ボーカルのエンリケ。

30vギター&ボーカルの八重樫浩。

40v_2そして、ボーカル&ドラムの工藤哲也。

50v2005年に結成されたスーパー・トリオだ。

60_4メインのボーカルは工藤さんが担当しているが、このバンドの魅力のひとつは全員がリード・ボーカルを取るところ。

70_4思わずジックリ聴き込んでしまうエンリケさんのものすごいマイペースなボーカル。

80v_2八重樫さんはクールにキメる。

90v_2そして、縦横無尽に宙を飛び交う八重樫さんのギター!

100v_2もちろんMarshall。
向かって左のJCM800 2203と1960Bを使用。

110_4八重樫さんは1981年、十二単への加入でキャリアをスタートさせているベテラン中のベテラン。
すなわち筋金入りのMarshallistということだ。

120vウェブサイトに「百戦錬磨の50代」なんて謳っているけど、ロックを知り尽くした3人だもの…そのサウンドは極上だ!

130_5次から次へと繰り出されるバラエティ豊かなレパートリー。

140v_2ポップな歌のパートと緊張感あふれるインストのコントラストも絶妙だ。

150vあまりにも感動的な工藤さんの歌声。バラードでは涙をボロボロと流すファンも散見された。
170v_2
やっぱりいいロックにはMarshallですナァ。八重樫さんの2203サウンドも素晴らしかった!

160v今年でちょうど結成10年!百戦錬磨の猛者たちのサウンドを遠慮なく響かせてもらいたい!

190_6THE KEY PROJECTの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

200_5いよいよこの日のトリ。

湯川トーベン

210x大谷令文

220v_2ロジャー高橋

230v…というトリオ。

240_4令文さんとロジャーさんのタッグはTrio the Collagensをはじめとして珍しくないが、トーベンさんがらみは、私にとっては昨日触れた名古屋で開催した『Marshall Mania』以来だ。

250_4この3人でナニを演るのかと、令文さんの足元の曲順のメモを盗み見ると「ケツ 火」と書いてある。なんだ、そりゃと思っていたら、トーベンさんが歌うところの「Fire」。Arthur Brownじゃなくてジミヘンの方の「Fire」ね。
「ケツに火がついた」という歌。
265v
「(出番まで)6時間も待ったゾ!」と叫んだトーベンさん。そのストレスを一気に吐き出すかのようなド迫力の歌いっぷり!

260v_22曲目はスパイダーズの「なればいい」。考えようによってはコレも歌詞の内容がジミヘンの「If Six Was Nine」のような…。

266vこのトリオにピッタリのチョイスだ!

267当然令文さんは今日もMarshall。

270vJCM2000 DSL100と1960BXのコンビネーション。

275v「Mr.1959」の人だが、令文さんが奏でるコンテンポラリーなMarshallの音もまたよろしい哉。
令文さんの弾くJVMなんてホントすごいからね。

280_4またまたスパイダーズで「バンバンバン」。ただし病気バージョン、テーマは痛風。

290_5トーベンさんの「天月」。

330v

令文さんのカミソリを何枚も束ねたような鋭敏なプレイは今日も冴えまくる!「ロック・ギターの神髄」とはこのことよ!

310v「バンドマン・ブルース」。Trio the Collagensでいつもロジャーさんが歌っている曲。元々はトーベンさんの曲だ。

300_6
病気シリーズの元祖、「組曲難聴」。
「難聴になったのはMarshallのせいや~!」なんていうロジャーさんの大熱演に会場は大騒ぎ!Marshallは爆音出すのがひとつの仕事ですから!

320v病気シリーズのロジャーさん、大ウケ!
愛やら恋やら、市井の日常を歌うのがロックの魅力のひとつだとしたら、ロックのパフォーマーもリスナーも高齢化は進む中、「病気シリーズ」は十分あり得ると思うんよ。
「桜」だの「ガンバレ」だのよりよっぽどいいと思うんだけど…。

335vこのトリオ、最後の曲は「しょうもない僕」。

それにしてもすさまじきはトーベンさんのベース!スラップだのハーモニクスだのなんかどうでもいい!
ロック・ベースのすべてを見せてくれた!

360_4

トーベンさんの熱気に真っ角に対峙する令文さん。これまたロックの最もよかった時代の空気を伝えてくれる会心のプレイ!

340v爆発的なロジャーさんのドラム・ソロに大歓声が送られた!

350vイヤ~、出演したバンドすべてが素晴らしかったこのイベント。それを締めくくるにふさわしいロックの魅力にあふれるステージだった。
湯川トーベンの詳しい情報はコチラ⇒hanagogo
大谷令文の詳しい情報はコチラ⇒大谷令文ホームページ
ロジャー高橋の詳しい情報はコチラ⇒高橋ロジャー知久OffcialSite

370_5アンコールはお待ちかねの大セッション。

380_5曲は「♪いつものラーメン」でおなじみの「Born to be Wild」。

390_6

400_4コヤマさんのリードによるロック・スペクタキュラー!

405みんなメッチャ楽しそう!
420_4
コヤマさんのTシャツがまたいいね!
430_4
もう、この雰囲気は写真を見て味わってもうらしかない!

410_4

440_4

445

450_4…ということでもう一回。
リサーチの結果、ロックは楽し。その傍らにはいつもMarshall!これに尽きる!

460_3(一部敬称略 2015年1月10日 吉祥寺ROCK JOINT GBにて撮影)

2015年3月 2日 (月)

ROCK 'N' ROLL RESEARCH (マーシャル編)~<前編>スランキーサイド&メリケン・バンド

コレはね~、ホント、マジでいいイベントだったな。
もちろんタイトルに「マーシャル」の名前が入っていて、Marshallも大活躍した…ということもある。
しかし、そんなことよりも、トコトン「Rock」という音楽を観て、そして聴いた気になった。
このイベント、名付けて『ROCK 'N' ROLL RESEARCH』、それの「Marshall編」。他に「ナニ編」があるのかは知らないけど、とにかくゴキゲンじゃん?
ま、初めにリサーチの結論を言ってしまえばサ、結局はサ、「いいロックのそばにMarshallあり!」ってことなのサ!

10_5企画をしてくれたのはこの人。コヤマタケシ、ジョーペリー・コヤマ。
この後に登場するメリケンバンドのボーカルだ。
コヤマさんとの付き合いは2006年4月に名古屋で開催された『Marshall Mania』というイベント以来。
一昨年、DYNAGONとTrio the Collagensのダブル・ヘッドライナーのショウの取材で久しぶりに名古屋を訪れた際、期せずして再会した。
その時、『Marshall Mania2』の構想があることを話してくれ、実際に開催されたのだが、残念ながらお邪魔することができなかった。
それでコヤマさんは、「東京でも何かやりますよ!」と企画してくれたのが今回の『ROCK 'N' ROLL RESEARCH (マーシャル編)』だったのだ。
このルックスからもうかがい知れようが、ロックンロールを演るために生まれてきたような男の企画だ。悪かろうハズはないのだ。

Marshall Maniaに関する記事はコチラ⇒Marshall Mania 2

20vこの日、トップで登場したのがスランキーサイドというトリオ。Marshall Blog初登場だ。

30_4コレが破天荒にカッコよかった!

40vギター&ボーカルのナベジ。

85

ベースはトトキ。

70vドラムはヒジカタ。

80vMCで「大先輩の中に入れてもらえてうれしいです。でも、音が一番デカいかも!」
いいの、いいの。デカくていいの。
だってロックでしょ?だってMarshallでしょ?
120_4
で、ナベジさんのMarshallは…。
アレレ?ナンダよ!MarshallじゃなくてMacshallじゃん!ヘッドは「i1959」?
リンゴのロゴだけどデジタル回路なんか入っちゃいネェ。
コイツがホンマもんのロック・トーンを出しやがるってもんだ、エエ?!

60v

エ、なんか口調が変だって?
テヤンデェ、こちとら気に喰くわねぇんだい!
ナニが?って、最近時々見かける、あのギター・アンプがないステージよ。
本当に技術の進化が音楽をツマらなくしてる。アレはそのひとつの頂点と言ってもいいかも知れん。
アレじゃ、ロックがあんまり気の毒だ。イヤミたらしく言えば、反面、どこまでロックがつまらなくなるか楽しみだ、もうこうなりゃ!
ポールが「Venus and Mars」でも歌っているように、ステージに並んでいる機材、すなわち豪勢なドラム・キットやキーボードの大群、それに荘厳なMarshallの壁…こういうルックスがロックのステージの魅力の大きな要素なんじゃないの?
ナベジさんはいつも三段積みだそうだ。それこそが正しいロックのステージのあり方だ。
90v

また、このバンドの名前。「スランキーサイド」とカタカナで、しかも中黒なしでつづるところがいいね。いかにも日本のバンドという感じ。ロゴも60年代の竹家鐵平さんの仕事のようなサイケ調のデザインだ。
Eric Clapton初のソロ・アルバムは「Slunky」という曲で幕を開けるが、音的には何の関係もなさそうだ。
英単語としては「slunky」にはとてもココには書けないようなセクシーな意味もあるよう。
今度ナベジさんに会ったらバンド名の由来を訊いてみよう。

L_img_0070 ビンテージの1959から飛び出してくるサウンドはまさに極上。太く、美しい。
絶対にガチャガチャとやらずに、ペンタトニックを慎重に選んで弾くナベジさんのギターは実にクールだ。

130_4そして、Marshallに負けないぐらい、イヤそれ以上かもしれない、ヌケる歌声が素晴らしいのだ。
100v
そしてそれを支える強靭なリズム隊。

140vシンプルなことにこそパワーが宿ることを教えてくれる。

150_4完全に日本語で歌う曲も、「これぞ日本のロック」然としている。「日本語によるロック」のひとつの完成形のひとつと言っても過言ではないだろう。

160_4今年で結成して24年を迎えるというスランキーサイド。

170vまたひとつ楽しみが増えた!

180vスランキーサイドの詳しい情報はコチラ⇒オフィシャルウェブサイト

190_5The Royal Teensの「Short Shorts」が流れる中、2番手がステージに上がる。
「Short Shorts」は例の「タモリ倶楽部」のオープニングで使われているFのブルース。この曲、1958年には全米のヒットチャートで3位をマークしているのだそうだ。

200_4コヤマタケシ率いるメリケンバンドの登場。
名古屋からの参加だ。

210_4コヤマタケシ

220vギターのKAPPA。

230_4KAPPAさんも1959。

240vドラムはSONNY。
260v
ベースのJUN。

250vコヤマさんのMC…「メリケンバンドは名古屋と東京のハーフ・バンド。演奏する曲はすべて3コード、キーはE、リズムはほとんどシャッフル」…会場は大爆笑。
イエイエ、全然そんなことはなくて、ロックンロールとR&B、それにハード・ロックの要素がウマい具合に噛み合っていて、そのサウンドは実に小気味よい。

270_4そして、このコヤマさんのキャラクター!
冒頭に書いたようにクラシックのカケラも、ジャズの片鱗もまったく感じさせない100%、あるいはそれ以上ロックの男だ。

330_4
コヤマさんはブルース・ハープの名手でもあり、大のMarshall愛好者でもある。
ハーモニカをMarshallで吹くのだ。

280vお気に入りは1962Bluesbreakerだが、今回はClass5のヘッドで鳴らしていた。

290_4コレがまた素晴らしい音色!
コヤマさんのハーモニカは2006年以来だったが、相変わらず結構なお手前!こういうの見るとチョットやってみたくもなるな、ハーモニカ。

300_5うっすらと歪んだワイルドなトーンがメリケンバンドのサウンドを幾重にも厚くする。

305プロフィールを拝見するとYngwieやらSteve Morseがお気に入りというKAPPAさん。このバンドではそうしたモダンな要素も組み入れつつアーシーなプレイに徹している。
こちらも1959の極上サウンド!

310_4「ダライ・ラマ」をテーマにした曲なんかもあったりして、バラエティに富んだレパートリーも魅力だ。全然3コードの曲だけじゃないよ~!

320_4当然メリケンバンドもゴキゲンなベースとドラムのコンビネーション!

345鉄壁のリズム隊がバンドをドライブさせる。

346vホラ、ホントにドライブしてる!

350_4ナンカものすごく豪華なロックンロールのショウを見たようでとても得した気分だったゼ!

340_4
メリケンバンドの詳しい情報はコチラ⇒Meriken Band official website

370_4<後編>につづく

(一部敬称略 2015年1月10日 吉祥寺ROCk JOINT GBにて撮影)

2015年2月27日 (金)

BatAAr × BRASH☆BEAT

「チーズ」ではなく、「ばたぁ~」と言ったのは記念撮影をする時の柴又帝釈天の御前さま。
もちろん、映画『男はつらいよ』の中の笠智衆の話し。
今日登場するのはその「バター」…といってももちろん御前さまでも寅さんでもなく、スウェーデンのバンド、BatAArだ。
そして、それを迎え撃つKOJI率いるBRASH☆BEAT。
個性的な2バンドのダブル・ヘッドライナーがそろった。
まずはBRASH☆BEATがステージに上がった。

20KOJI

30HIDE

40vSHOGO

50vそして、山口PON昌人。

60v1曲目は「化石の荒野」。

70KOJIさんのフル・アルバム『NW8 -Never Wait-』には収録されていない曲。珍しいオープニングだ。
そして、アルバムのリード・チューンともいえる「Are You Satisfied?」でたたみかける!

1_img_0052 さらに続けて「Crying for the Moon」。今日も「♪涙をながす」の部分がグッとくる。

90

海外で大ウケするという「Last Resistance」。
例の4つ切りのヤツね。

100v今日もステージ狭しと、徹底的に暴れまくるKOJIさん。マァ、よくもこんなに身体を動かせるもんだ!もちろん写真を撮ってるこっちは大忙しだ!

80v

ショウはアルバム『NW8』からの曲が続く…「Let's Get Through the Night」。

110vHIDEくんとのコンビネーションも完璧だ。
当然ふたりともMarshall。イキのいいロックにMarshallは欠かせない。

120KOJIさんのパワーとスピードをプッシュするバック陣の演奏も見逃せない!

130

140v

150vそれにしてもこのPONさんの推進力は一体なんだろう?

160v実際に目の前で聴いている曲のテンポ以上の疾走感を演出するすさまじいドラミング。
180v
また、遠慮なく鳴りまくるNATALが実にシックリくるのだ。

170vそして、「Set me Free」を激演。

190vBRASH☆BEATの持ち時間の終盤には…

200LinkerNationSの白希リサが合流。

210KOJIさんがプロデュースするパワフルな歌声を持つシンガー。

240

「Starting Over」と「Dreamer」を演奏。
KOJIさん作のこの「Dreamer」って曲がいいんだワ~。

230v問答無用のストレートなロック感あふれるステージを展開したBRASH☆BEATだった。ま、いつもそうなんだけど。

245vBRASHBEATの詳しい情報はコチラ⇒KOJI☆STYLES

250続いての出演はスウェーデンのV系バンド、BatAAr。

260世の中はどうもまだバター不足のようだが、ここ目黒はサンマ以上に脂っこい演奏が展開していた。

270ボーカルのSeb。

280vギターのSimon。

290vもうひとりのギターはPatrik。

300vベースはJake。

310vドラムのTobias。

320v今回は2回目の来日で、『BatAAr JAPAN TOUR 2014>>2015 UNHOLY SPARK』として、12月31日から東京・大阪・名古屋をめぐり、7回の公演をこなした。

330vこの鹿鳴館が最終公演だ。

340「世界で唯一のヴィジュアル系アートメタルバンド」という触れ込み。もう私にはわからないが、何しろ激しい!

350スウェーデンだけでなく、北欧はロックの輸出が盛んなところだ。
フィンランドなどは、関係者が毎年に日本にやってきては日本レコード会社を相手に売り込み合戦をやっていたぐらいだ。

360v現実的にスウェーデンはABBAやEuropeを筆頭に、多くの人気バンドや歌手を排出してるもんね。頂点はABBAか。

370v特にメタルは豊作だよね。Arch Enemy、In Flames、Opeth…。なんたってYngwieを出した国だからね~。
ロックにガンコなイギリス人でも何の抵抗もなく支持している感じがするもんね。
なんでなんだろうね~。まずは言葉か?北欧は政府刊行物が英語だっていうからね~。
場所も北海を挟んですぐお隣だし。
4_s41a4893
でもね、へへへ。
このMarshall Blogの取材許可をボーカルのSebに申し出たら、もちろん快諾してくれたんだけど、「お、君はナゼそんなにうまく英語を話すんだい?」と訊かれてしまったんよ~。
ま、本場イギリス仕込み?そんなことない~。
うれしいお世辞です。いい人だ~。

4_s41a4915 詳しくはないけど、私もスウェーデンには好きなバンドがいるよ。Anekdoten、Mats/Morgan BandとFreak Kitchen。
AnekdotenはKing Crimson系のサウンド、Mats/MorganhaはZappa系。実際にFrank Zappaと共演している。そしてFreak KitchenはギターのMattias "IA" EklundhはNAMMどこかのブースのデモ演奏で片っ端からZappaの曲を弾いていたから。一目ぼれした。
ちなみにAnekdotenは日本では「アネクドテン」と表記してまるで「豚天」や「ショウガ天」のように扱っているが、ホンモノのスウェーデン人のEricには通じなかった。
さんざんやったけどダメで、Ericも考えに考えて口にした発音が「オ~!アニクダァウトゥン!」だった。

390vさて、BatAAr、この歳になるとさすがにこの手のサウンドは身体に障るし、しっかたぶりもしたくないので多くは触れないが、このSebの表情で想像して頂いてまずよろしいな。

400vそのワリにはバック陣が以上にクール。汗ひとつかいていない。音はスゴイけどね。

410しかし!細い!昨日BatAArが出演した他のライブハウスのPAの人とも話したんだけど、とにかく細くて驚いていた。
大分前にThe Darknessが来日した時、よせばいいのにDan Hawkinsとツーショットで写真を撮ったんよ。後で見てビックリしたわ。「コレが同じ人間か?!」って!
だって、Danは幅は私の半分、足は私の倍あるんだぜ。もうね、横に並ぶとデカいアフガンハウンド。そして、自分が「平たい顔族」ということをイヤというほど思い知ったのであった。
このギターのSimonを見た瞬間にこのことを思い出した。
380
約1時間のステージ、すさまじい音の洪水を後にしてBatAArは日本を離れた。
また来てね!

420BatAArの詳しい情報はコチラ⇒BatAAr JAPAN OFFICIAL SITE

430vNATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2015年1月13日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2015年2月26日 (木)

曾我泰久~Birthday LIVE! 好きに生きます!! 52(ゴジユウニ)!!!

…と、いうことでこのあたりからMarshall Blogの『ライブ・レポート』は2015年に入る。
今年最初にお邪魔したのがコレ今日のレポート、曾我泰久のバースデイ・ライブだ。

10お誕生日が1月7日とあって新年初めてお邪魔するライブとなる可能性が高い。
今回のサブタイトルは『好きに生きます!!52!!!(ご自由に)』。
イヤ、「ご自由に」はいいけど、ヤッチン若いナァ~!

20曾我泰久。ヤッチンの若々しさにはファンキーさんもビックリしていた。

25

ヤッチンの後ろに控えしはJVM410Hと1960B。

40v足元のようす。

45今回もお気に入りのMarshallで自在なギター・プレイを披露してくれた。
30v_2
ベースは和佐田達彦

50vドラムはファンキー末吉

60vギターに田川ヒロアキ
要するにヤッチン・バンド、レギュラーの面々。

70vヒロアキくんは愛用のJMD501。

80安定した美しいギター・トーンでヤッチン・ミュージックに豊かな色彩を加える。

901曲目は「45rpm」。
お正月でめでたいのか、冒頭から想定外のノリよう!

1002曲目の「アポロでドライヴ」でヒロアキくんは10ホール・ハーモニカを披露。
ギター各種、キーボード、ハーモニカ、ボーカル、コーラス…と大忙しだ。

1103曲目に「ハダカノココロ」を演奏。

120「新年しょっぱなからこんなに楽しくていいのだろうか!って思うぐらい楽しい!」…というMCをはさんでヤッチンのギターからスタートするこの曲は「約束の場所で」。

130v演ているヤッチンも確かに楽しそうだが、お客さんはもっと楽しそう。ステージを見つめるお客さんのうれしそうな顔もヤッチンのコンサートの見どころのひとつ。雰囲気がメチャクチャいいんだ!

140「Midnight Train」では早くもヒロアキくんとのギター・バトルが!

150いつも「ビックリさせられるギター・プレイ」とヤッチンに紹介されるヒロアキくん。ホントですか?!(←コチラを参照!)

160vステージ上手サイドも前半からエライ盛り上がりようだ!

170つづけて「XYZ」。

180ヒロアキくんがキーボードにまわって「Every Single Day」。

190v今回のMCのテーマは「お正月の思い出」。
「昔はお正月はどこもお店が開いていなかった」というヤッチン。ホントそうだった。元旦はおもちゃや屋さん以外は全部閉まっていた。
今は2日ともなれば通常営業が多いもんね。年々、お正月ムードが希薄になる。
クリスマスの時にはクリスマス・ムードが薄くなったと書いたが、今月のバレンタイン・デイも、あんまり「チョコ、チョコ」と騒がなくなったと思わない?
「クリスマス、お正月、誕生日を一緒にされる」ヤッチンの誕生日。かわいそう!確かに1月7日はその危険性が高そうだね!

191v中学1年の時に貯めておいたお年玉で最初のギターを買ったというヒロアキくん。それで人前で初めて弾いた曲は「タッチ」だったそう。
それが今ではみなみも驚くトップ・ヘビメタ・ギタリストだ。

2_s41a3833 一昨年の12月に中国でパスポートを盗まれたというファンキーさん。コレは知ってる。コレのせいで「手数セッション」のギグにゲスト出演できなくなったんじゃなかったっけ?
それ以来「パスポートは肌身離さず持ち歩いている」という。
かといって、パスポートを持って歩くと無くしたり、落したりして余計危ない可能性もあるので悩ましいところ。
私もロンドンの地下鉄でクレジット・カードが入った財布をスラれたことがあったが、あの時は実にマイッタ。

193v

小学校の時にお世話になった先生から、「年初に1年間やることの計画を立てろ」と指導を受けた。和佐田さんは「テニスコートを毎日10週走る」という計画を立て、初志貫徹したところ先生に褒められた。
それ以来、お正月に1年の計画を立てることをいまだに続けているという。
今年の計画は、「『可能な限り』ということを無くして、ガムシャラにやろう!」と決めたそうだ。

192アコースティック・コーナー。ヤッチンの弾き語りタイムだ。
曲は「一期一会」。

「自分が作った曲、歌った曲がナンバー・ワンになることを夢見て今年も頑張ります!」
このヤッチンの「いいメロディを探す」前向きな姿勢がスキ。
230
ソロでもう1曲、「Over the Blue」。
オープンCチューニングのギターの響きが刺激的だ。

220

バンド・メンバーがステージに現れて「Another World」。今日はこれでアコギ使用曲は終了。
ヤッチンのアコギ、いいからね~。

200

再びエレクトリックを手して「流されて」。ここから最後までノンストップだ。

240v

「♪アアン、アアン」の人気曲、「気になる女の子」。
この曲の出自についてはコチラをご覧あれ。
250
名曲「愛を育てよう」から「Yes! Yes!! Yes!!!」へ!

210すさまじく盛り上がる満員のお客さんを前にイヤがおうでも熱が入るバンド陣!

260

270v

280そして、「Yes! Yes!! Yes!!!」といえば…

290ホイッ!

300矢継ぎ早に「Please Believe me」と…

310「UP BEAT」を演奏して本編を終了した。

320アンコールに入る前に「お誕生会」!和佐田さんがバースデイ・ケーキを持って登場。

330コレが特製のケーキ!ローソクは大きいのが5本、小さいのが2本立ってる。愛用のギターがいいね!

2_y_cake2ローソクを一気に消して…

340衛藤さん登場!
「この花は私です…あなたのために咲きました」
「これキャベツ?!」
「イエイエ、葉牡丹ですよ~。花言葉は『祝福』!」
なんて一幕も。

350「今年は去年よりも多くライブをやろうと思っている」というヤッチン。今年の活動も楽しみだ!

360アンコールでは「Stand Alone」と「21st Century」を演奏。

375また、すぐこのバースデイ・ライブが来ちゃいそうでコワいわ…1年早いでね~!

370
あ~、今日も楽しかった!

曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒soga21.com

380(一部敬称略 2015年1月7日 下北沢GARDENにて撮影)

2015年2月24日 (火)

TAGAWA~アルバム発売記念ライブ『Flying Carpet Tour』

「うなぎと梅干」、「天ぷらにスイカ」…喰い合わせが悪いというヤツ。
両方とも消化不良を起こすとされているから。こういうの「合食禁」とか「食合禁」っていうんだって。
他に「鮎とゴボウ」とか「アサリと松茸」なんてのもあるらしい。コレらは季節が大幅にズレているということで、四季がハッキリしている日本ならではの一種の撞着のような表現なのかも知れない。

反対に世の中、「コレでなきゃダメ」と組み合わせの相場がキマっているモノがいくつもある。
「餃子にビール」、「カレーに紅生姜(私の場合、福神漬けではない)」、「ハンバーガーにポテト」、「ロギンスにはメッシーナ」、「ランランにカンカン」、「やすしにきよし」、「ペーにはパー」…等々。
そして、「いいロックにはMarshall」だ。
エ、そう来ると思ったって?
そうなんです。特にギターがカッコいいロックにはMarshallが切り離せない!
それは歴史が証明している。イヤイヤ、歴史だけではない。
現実もそれを証明している。
その「現実」にひとつがこのバンド、TAGAWAなのだ。

10_2昨日の記事はいかがだっただろうか?
今日はそのTAGAWAのライブ・パフォーマンス!

20_2アルバム『Flying Carpet』のレコ発ツアー初日のレポート。
40cd
客電が落ち、CDに使われた歓声の音源をオープニングSEに登場した3人。

30_2田川ヒロアキ

50_2寺沢功一

60長谷川浩二

70オープニングはCDと同じ「Stranger Destroys Arms」。

80ここのところ、ショウのオープニングには「Sea Scape」というギター・ソロを取り上げることが多かったが、今日は違う。
いきなりガツン!だ。

1_img_5077 このへヴィ極まりないリズム隊がそうさせてしまうのだ!

90_3

100冒頭で述べたように、TAGAWAにMarshallは欠かせない。
ロックの歴史が数えきれないくらいの実績を示しているように、このTAGAWAもMarshallだからこそ実現できる音楽のひとつなのだ。

110使用したのはJVM210Hと1960B。
長谷川さんからは「キャビネットは全部鳴らした方がいい!」とありがたいリクエストを頂戴したが、会場のサイズの都合もあるので、キャビネットはダイエットした。
「ナンダ、それしか使ってないのか…」と思うことなかれ。ステージに上がったMarshallスタックは仮に音を出していないにしてもロックをプレイしていることと何ら変わりないのだ。
目で見るロックなのだ。そして、他のアンプではコレができないことを認識しておこう。
最近はイヤモニやデジタル技術の発達でアンプすら見かけないステージに出くわすが、それは目で見るロックの楽しみやカッコよさを放棄したことに他ならない。そしてそれは、「ロックのステージ」とはかけ離れたもののように見える。
120vMarshallの壁の前には「水を得た魚」のように流麗に弾きまくるヒロアキくん。

130v_2続けて「My Eternal Dream」。

140_2目の覚めるような鋭いドラム・イントロから一気にたたみかけてる規格外の音圧!
230v
昨日のインタビューにもあった通り。すさまじいてらちんのプレイはライブで益々輝きを増す。

150vこの曲はヒロアキくんのテーマ・ソング的存在。それだけにイキイキとテーマを奏で、ソロを弾く姿がまぶしい。

170よっしゃ、キマった~!

180vVan Halenが初めて来日した時、まだファースト・アルバムを出してから間もなく、レパートリーが少ないためにアルバム全曲を演奏した。それでも時間が余ってしまうので、当時異例だった前座が用意された。新宿厚生年金会館大ホールの東京公演ではRed Shockというバンドが登場した。
前座は出ないにしてもコレと同じことがTAGAWAにも起こり、尺を調整するためにカバー曲が用意された。
こんなところがまた初々しくてよろしいな。
そのカバー・コーナーの1曲目はMichael Schemkerの「Into the Arena」。
ヒロアキくんがコレを弾くのを見るのは初めて。
ドラムが浩二さんということで書けば、2001年の「マーシャル祭り2」で橘高文彦さんが櫻井哲夫さんと菅沼孝三さんとでこの曲を演奏したのを思い出す。

2002曲目はJudas Priestの「Breaking the Law」。ダメダメ、法律は守ってくださいよ!

210v3曲目がスゴかった。
ヒロアキくんアレンジするところの「Led Boots」。もちろんJeff Beckのアレね。
コレが激メタル・バージョン!

220浩二さんもヒロアキくんからデモ音源が送られてきた時はさすがに身じろいたらしいが、TAGAWAはなにしろメタル・バンド…結局ツーバスが大炸裂!
想像を絶する「Led Boots」が仕上がった!

160v

もちろんメンバー各人のおしゃべりもタップリ。

240そして、大爆笑の渦。

245ここで、また次のコーナーに突入。
ヒロアキくんのソロ曲を演奏した。
260

ひとつはアルバム『ようこそTagawa Nightへ』に収録されている「Train」。
走行中の電車の音をリズムに据えた愛らしいメロディ。
かつて、ヒロアキくんが愛用するMarshallのモデル、JMD501のデモ演奏で「Denbigh Road Rundown (to Tesco) 」という曲があった。お昼休みにサンドイッチを買いに、足取りも軽く近所のスーパーに赴く情景を描いたもので、リラックスしたメロディの楽しい曲だった。
こうしたやさしいテイストはヒロアキくん独特のものだ。
前後のメタル・テイストからは想像しにくい世界。
「Train」についてはかつてコチラの記事に詳述してあるので興味のある方には是非ご覧になって頂きたい。
250v

続けてボーカル入りで「キミを乗せて」。
2014年、岡山で開催されたMAZDAの大イベントのテーマ・ソングとなった1曲。

270vポップな雰囲気が一気に会場を満たす。

280vMCでアルバムについて語った後、ショウは最終コーナーへ。曲は「That's Over」。
曲についての詳細は昨日のインタビューをご参照頂きたい。

290_2曲中でリはズム隊の2人がフィーチュアされる。楽しみにしていた1曲。
まずはてらちんのソロ。
315v

てらちんはMarshall Blog頻出ベーシストの最右翼だ。mintmintsや様々なイベントで数多くの演奏に接していることに他ならないが、考えてみるとドップリとベース・ソロを聴いた記憶があまりない。
300v_2
さすがロック・ベーシストのファースト・コール・マン!切れ味鋭いスラップとハードなフレージングで観客を唸らせた!

310そして、浩二さんもソロをタップリ!

320_3一時も目を離すことのできないスリリングなプレイ。
浩二さんのドラム・ソロも他では決して観ることのできないオリジナリティあふれるワン・アンド・オンリーのものだ。

330v_3クライマックスのハジけようは、近寄りがたいまでの鬼気迫る魔力がある。
そして、ニッコリ!
もちろん惜しみない大歓声が送られる。

340キーボードのバッキングトラックを使用したインスト・バラード「Luminous」。

350_3「波」をイメージしたという浩二さんのシンバルが効果的だ。

360v_2早くも本編最後!

370曲はおなじみの「Fly Away」。

410
3人が一丸となった驚異のドライブ感…これこそTAGAWAの魅力!

380_2

390_2

400v割れんばかりの歓声と拍手を浴びてステージを降りた。

425

当然のアンコール。

420この時点でアルバムで演奏していない曲が残っている。

430v難関「Space Walker」だ。
こんな大作、もっと序盤で演っておけばいいのに!

460

…なんてことは大きなお世話で、このめまぐるしく複雑に展開する曲が何の滞りもなく完璧に料理された。

440ロックだから、勢いのいいストレートなナンバーを浴びるのもいいけど、やっぱりこういう込み入った曲を通じて名人のスーパー・テクニックを味わうのもライブ・ステージの醍醐味だよね。
終了後ボソッと、「できたね…」なんて浩二さんはおっしゃっていたが、3人ともまったく危なげのない演奏で銀河を渡り終えた。

450くんずほぐれつ音をからませ合う3人の「宇宙飛行士」!
この日の大きな見どころのひとつだった!
やっぱりこの曲を最後に持ってきて正解だったね。

470そしてもう1曲。

490The Beatlesの「Back in the U.S.S.R.」をプレイ。
コレで全プログラムを終了した。
480
この日のステージを皮切りにTAGAWAの3人は『Flying Carpet』に乗り込みツアーへと出発した。
そして、アッという間にそのツアーも2月25日(明日!)の八王子Live Bar X.Y.Z→Aの1公演を残して終了する。
超忙しい3人のこと、自由に集まることもなかなか難しく、次はいつになるかわからないのが現実だ。
お見逃しなく!

田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒fretpiano

500_2当日の会場限定のCDの先行発売も大好評だった!

510(一部敬称略 2015年1月23日 初台Doorsにて撮影)

2015年2月20日 (金)

SHOW-YA 『GLAMOROUS SHOW』 at AiiA Theater Tokyo <後編>

さて、<後編>。
もうひとりのゲストがステージに上がる。

10_2EARTHSHAKERから西田MARCY昌史

3_img_0342曲は『Glamorous Show』収録の「MORE」だ。

20_2mintmintsでの盟友、SHARAさんのパートを弾くsun-goさん。ナンカ不思議な感じ~!

160v
EARTHSHAKERでもう数えきれないぐらい聴いているこの曲。やっぱりいい。
しかも、いつもとゼンゼン違うシチュエーション!
久しぶりに歌ったという恵子さん…「初めてMARCYに会ったのは18歳の時。それから30年以上経って、いまだにEARTHSHAKERもSHOW-YAもあるのがスゴイ!」と言っていたがまったくその通り。双方不滅だ。
MARCYさん、「バンドのタイプが似てるんだよね。一番似てるのは顔。口がダラしない」だって!

50そんなだからMARCYさんのふるまいはメンバーの一員であるかのようにナチュラルだ。

60_2そして、このふたりの止めどもないシックリ感!

70「♪もっと、もっと」聴きたいふたりのパフォーマンスなのであった。

80<後編>のメンバーは…

寺田恵子

1_img_0130五十嵐sun-go美貴

100v仙波さとみ

110v中村美紀

120v角田mittan美喜

<前編>と同じメンバーだ。当たり前だ。

130vさらにもう一発カバー曲。

140「紅」だ~ッ!

150v_2スゴすぎてとても熟女ナメられません!すさまじい疾走感!

170vここでガラリと雰囲気が変わって「Life With You」。

180恵子さんはステージのヘリに腰を下ろしてジックリと、しっとりと心を込めて歌う。

190_2キャプテンのキーボード・ソロ。

1_img_0422 シンフォニックなサウンドで観客の目を一気に惹きつける。

2_s41a3318 続いてmittanのドラム・ソロになるパターンが多いが…

210_2
今回はなし。
ただし、全編を通しての渾身のドラミングにはソロがなくても常に大歓声が浴びせかけられていた。

2_s41a3069さとみさんが加わって…

200_2曲は「Count 8」。前々作「Genuine Diamond」からの曲。
4ビートを取り入れたこの曲、他との毛色の違いが際立つ重要な1曲。

240v
「欲しいものは~『奪いとれ』~!」

220「もう後は激しいヤツしかないよ~」という恵子さんの言葉通り…
285
…全力疾走で暴れまくる!
SHOW-YAのショウの一番の醍醐味だ!

305

続けて「ギャンブリング」。

250v

本編最後に持ってきたのは「限界LOVERS」だった。

260八面六臂の活躍を見せてくれた2014年の最後を思い切り締めくくるかのような気合の入った5人の演奏!

270v

280

290v_2

1_img_0407

300v限界を超えたいつもながらの激演で本編の幕を下ろした。

310vさて、アンコールを待つ間、ひとつ宣伝。
何せ今年はSHOW-YAの30周年イヤーだからして、いろいろな企画が目白押しだ。
まず、2月25日、すべてのミュージック・クリップを集めた DVD、『Glamorous Clips』がリリースされる。
未公開ライブ映像やドキュメント映像もふんだんに収録されている。
このスリーヴ、恵子さん?スゴイね。「Glamorous」を通り越して、もはや「Voluptuous」!ス・テ・キ!voluptuousの意味は自分で調べてね!
Clip
さらに3月11日にはオリジナル・アルバム8タイトルにボーナストラックを追加したリマスター盤が一挙にリリースされる!
「MASQUERADE SHOW」~「HARD WAY」までのアルバムがリマスターで生まれ変わり、今まで収録されなかった曲が追加されている。
世界にふたつとない(でしょう?)Female Hard Rock Bandの偉大な足跡を最新の形態で残すことができるのは素晴らしいことだ。

さて、アンコール!

5001曲目は「YOU TURN ME OVER」。

510ピンクのヤツくっつけて楽しそうに歌う恵子さん。またコレがよく似合うんだ!

520ここで最後のメンバー紹介となった。

540vみんなひとことずつメッセージを送る。

545vみんな口々にお客さんへの感謝の気持ちを述べるのだ。

530v

sun-goさんのハートを添えたメッセージに…

550さぶ…。
完璧なコンビネーション。おもしろいネェ~。

560「♪お酒はぬるめの燗がいい~」。恵子さん、好きだナァ、コレ。

570v待ってましたのイントロ。

580v「Fairy」!

585

590

600v

2_s41a2970
630v
恵子さんホーム・ストレッチに入る!

610vコレで最後!さよならSHOW-YAの2014年!

660クル…

670リン…

680パッ!…と。
今日もきれいにキマった~!気持ちいい~!

3_img_0753イヤ~、今日も最高にカッコよかったわ~!
もう何回もMarshall BlogでSHOW-YAのカッコよさをレポートしてきているが、日に日にファンが増えているような反応を感じるね。
さっきシレっと書いたけど…ま、私ももちろん全部が全部知っているワケではないけど、50の大台を超えてこんなカッコいいロックをやっている女性バンドは、世界中どこを探してもSHOW-YAの他にないだろう。ハワイアンとかならゴロゴロしてるだろうけど。
コレ、ギネスで認証してくれないかね?「世界で一番カッコいい熟女バンド(The world coolest matured female band)」って!併せてこう書いてある「Don't make light of matured ladies!! 」

690ステージにひとり残る恵子さん。

700「今年も一年、SHOW-YAを愛してくれてありがとう!」

710次は野音だ!天気、頼むぞ~!

4月29日の『NAONのYAON』他、SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAL SITE

(一部継承略 2014年12月29日 渋谷AiiA Theaterにて撮影)

2015年2月19日 (木)

SHOW-YA 『GLAMOROUS SHOW』 at AiiA Theater Tokyo <前編>

さぁ~~~~~て、いよいよコレが最後!
何が「最後」かって、2014年のライブ・レポートのことよ!去年は160回近くカメラを担いでコンサート会場に足を運んだ。2日に1回以上の計算だ。
色々な出会いがあって、本当に皆さんに良くして頂いて、とても楽しかった。
その素晴らしかった1年を締めくくったのが今日明日でお送りするSHOW-YAだ!

1010月にリリースしたカバー曲集『Glamorous Show』が大好評。
Marshall Blogでもレポートした11月のレコ発ライブも大反響を呼び、今日レポートする追加公演が開催されることになったのだ。

Gscd 会場は超満員!不思議なことにこっちを見ている人がひとりだけいるナァ。

20♪ア~アアア~~~ア~ッ!
いつものオープニングSEに乗って5人がステージに現れる。

30寺田恵子

40v五十嵐sun-go美貴

50v仙波さとみ

60中村美紀

70v角田mittan美喜

80v2014年も様々なシチュエーションでゴキゲンなMarshallサウンドを聴かせてくれたsun-goさん。もちろん年末もMarshall。
(ナンカ大分時間が経っっちゃって年末感がウスくてすみません)

90JVM410Hと…

100キャビネットが1960BDM。今日はブーツのおみ足と…。

120オープニングは「私は嵐」!

130いきなりの「嵐」の登場に(変身忍者みたいか?)このコンサートへの意気込みを感じる。

140vまさにノッケから嵐のような演奏。この音圧感が快感だ!

150vステージ前方に飛び出して弾くさとみさんのベースのピック・アップがバッチリとキマる!♪ゴンゲゴゴゴゲゴンゲゴンね。

160そしておキマりのポーズは…

170♪ショーヤーのカッコいいすがた~、ハズさないんだから~。
(↑ココ、読者のみなさんは、あのスープの歌のメロディを当てはめてね!でもね、実際にSHOW-YAを撮影している時のホーム感は、もうスープどころじゃない…何とも言えないあったかさでね、最高の幸せの瞬間なのだ!)

180v続いては意外にも「ONE WAY HEART」。

190SHOW-YA式I-VI-II-V(実際にはbVII)とでも言おうか。このポップ的ハードさがいかにもSHOW-YAらしくてカッコいい。

200そして誰でも歌いたくなるようなサビのメロディ。

210バリバリと弾きまくるsun-goさん!新しいギター「Fairy」がもう身体の一部。

260v

「寒暖の差が身体にキツイ」という恵子さんのMCに続いてハードなギターのイントロ…

220v「OUTSIDER」。
そう、この日は確かに寒かった!でももう会場の全員は完全にあったまってるよん。

230疾風迅雷のmittanのドラミングも絶好調!

240もちろん恵子さんもドライブしまくりの大熱演。なんか時間が経つのがコワイわ。終わって欲しくないから!

250キャプテンのキーボードからの…

270雷のようなギター・リフ。
290v
曲は「流星少女」。
もうスッカリSHOW-YAスタンダードになった。

280vタオル回しにヌカリはない。

300恵子さんの「CD買ったか?」のマーケティング調査のMCを挟んで、ココからは『Glamorous Show』からのレパートリーが続く。
まずは「カリオメロン」。

310「カリオメロン」?
エ~、そんな曲『Glamorous Show』に入ってたか~?

実は、全部ではないのだが、このMarshall Blogの取材するにあたって、アシスタントにMCやステージ上の出来事をメモしてもらっている。
ナゼなら、私が撮影に集中していて、ステージの進行の細かいところまではとても覚えきれないからだ。
ま、「アシスタント」といっても、世間でいう「カミさん」なんだけどね。それで、私がそのメモを見ながらコンサートのようすを思い出しながら文章を書くことが多いワケ。
家内は家内で、とにかく聞こえたて来たことを真っ暗なところで必死に片っ端からメモしていく。いちいち考えていないで、もう聞こえたことをそのまま書いていく。そうしないととても間に合わないから。
そのメモに書いてあった曲名が「カリオメロン」。
どうしてもわからなくて、CDを引っ張り出してすぐにわかった。
コレ、「マリオネット」のこと。
恵子さんが「マリオネット!」と曲名を叫んだのが「カリオメロン!」と聞こえたのだ。
なるほど…実際に声に出してみるとそう聞こえなくはないな…。ファンの方には失礼かもしれないけど、健気な家内の行動に後で大笑い!
エ?「MARIONETTE」も知らんのかって?さすがにこの曲は知ってますよ~。でもゴメンなさいね~。基本的に我々Led ZeppelinとかDeep Purpleとか、そういう古い古い世代の人間なもんですからピンと来ない時もあるの…。

1_img_0535LOUDNESSの「Crazy Night」。
この曲、2009年の『HARDなYAON』でも演奏していた。なつかしいナァ。もう6年前か…。またやればいいのにナァ。

330vsun-goさんの弾くあの有名なギター・リフ。カッコいいわ~。

340vさとみさんはベースを持ち替えてた。

350ここは恵子さん、得意の二井原さんのモノマネ抜きで熱唱!

360お待ちかねのメンバーのMCコーナー。
「お足もとがお悪い中…」キャプテンらしいご挨拶。

1_img_0447つづいてmittan。
mittanは「ドラマーがドラマーを紹介するなんてことは珍しい」と、この日の最初のゲスト、真矢をステージに迎え入れた。

365v曲はLUNA SEAの「ROSIER」。
限りなく激しいパフォーマンスに会場は大興奮だ~!

370vツイン・ドラムで燃え上がるmittan!

375v<後編>につづく

SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAL SITE
380v(一部継承略 2014年12月29日 渋谷AiiA Theaterにて撮影)

2015年2月17日 (火)

everydayつしまみれ~花まみれ5 days <千秋楽>

Marshall Blogはまだ去年だよ。
でも、ライブ・レポートももう残すところあと2本。激しいヤツが2つ。
そのうちのひとつがコレ。
つしまみれの5日間連続興行。
「5日間連続興行」なんていうと私の場合、渋谷屋根裏での東京おとぼけキャッツを思い出す。

つしまみれの「5days」は下北沢のベースメントバーというところで開催された。
題して『everydayつしまみれ 花まみれ5days』。
毎日2つの対バンが登場した。Marshall Blog的には3日目の王様の出演日を押さえておきたいところだったが、インフルで断念。
その代わりに『年末まみれ』という副題が付された千秋楽にお邪魔してきた。2014年もいよいよ押し迫った12月28日のことだ。

10f冒頭、3人はこんな出で立ちでステージに現れた。

20まり

20vやよい

30vみずえ

40vそして、すぐに仮の衣装を脱ぎ捨てた!

50早くもテンション高し!

60衣裳が変わったのでもう一回。
ボーカル&ギターのまり。

70vまりちゃんのMarshallはVintage Modern2466だ。ず~っとコレを愛用してくれている。

80ベース&コーラスのやよい。

90vそしてドラム&コーラスのみずえ。
今日はNATALを使用。

100v実はこのイベント、5日間を通してNATALが使用された。
メイプルでフィニッシュはシー・スパークル。おかげさまで大好評!ありがとうございます!

110いつもと変わらぬ「つしまみれメロディ」まみれでゴキゲン!
「♪ウメうまい、タネでかい」なんてスタンダード曲では思わず一緒に歌ってしまうね。

120v5日間、毎日対バンのレパートリーを演奏するという企画もナイス。

130しかし、このバンドはいつも何か変わったことを考えていて実におもしろいナァ。

140v今日もつしまみれを含めて3つのバンドが登場するのであまり時間がない!

150v…ということで、燃え上がり方も尋常でなかった!超年末だし。

160火が付き出したつしまみれ…
300

もう誰にも止められない!

170v会場内をノイジーなギター・サウンドが駆け巡る!

190ハードにドライブするやよいちゃんのベースがまた小気味よい!

200そして、みずえちゃんのへヴィなドラミングがフロントのふたりをインスパイアする。

210
歌い狂うまりちゃん!

220もうこのあたりは完全な「つしまみれショウ」…つまり誰にも真似することのできない孤高の世界だ。

230まりちゃんの独壇場!

240観客をあおり…

250そして飛び込む。

260まりちゃんが会場を空中遊泳している間、鉄壁のリズム隊も容赦なく客席を攻めまくる。

270vNATALのラウドなサウンドがまたバッチリ!

280v曲といい、パフォーマンスといい、「替えのきかないバンド」の真骨頂を見せてくれたつしまみれ。
2015年の活躍も期待している。

290vアンコールでは2014年の出来事をテーマにした歌詞のメモがお客さんに配られ、ベートーベンの「喜びの歌」のメロディに乗せてをみんなでそれを歌った。
感動的なフィナーレ!
5日間おつかれさまでした!

310つしまみれの詳しい情報はコチラ⇒TsuShiMaMiRe Official Web

320vNATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2014年12月28日 下北沢ベースメントバーにて撮影)

2015年2月13日 (金)

Kelly SIMONZ~HOLY WINTER LIVE 2014 <後編>

さて、Kelly SIMONZのクリスマス・アルバム、『Holy Winter』の発表記念コンサート・レポートの<後編>。
昨日も紹介した通り東京キネマ倶楽部のステージはMarshallの壁。
圧巻、荘厳、絶景!コレがロック・コンサートの舞台の正しい姿だ。

10

Kellyさんの足元のようす。自身のブランドのペダルも入ってかなりシンプル。コレでいいのだ。

30ここでゲストの登場。

1_s41a2289 9歳のギタリストKeiji by ZEROだ。

50トナカイに扮してギターを持ってきてくれたのはお兄ちゃん!
「シッカリね!」

60_2可愛らしいのはここまで…。

70v_2Marshallの壁をバックに披露してくれたのは…

80_2目も覚めるようなシュレッディング!

90_2曲はKellyさんの「Future Destination」!

100Kellyさんはベースを担当。かなり気合が入ってる!

110_2続けてKellyさんの教則本から「EX-71」。

120_2この表情!
テクニックだけじゃない。もうソウルも完全に一流のシュレッダーなのだ!

130v_2「キマッタじゃん!」とKellyさんとハイ・ファイブ!…といいたいところだが、まだ小さくて手が届かないのでロー・ファイブ!

135以前にも書いたが、この手のスーパー・キッズがプレイする楽器といえば、今まではクラシック系でピアノかヴァイオリン、ポピュラー音楽系でドラムということに相場がキマっていた。音が容易に出しやすいからだ。
ギターはそうはいかない。
弦を押さえて、ピッキングをして…コレで終わりではない。ギターという楽器の奏法の大きな特徴のひとつ、ビブラートという難関が待ち受けているのだ。
もちろん楽器のサイズという問題もある。
そんなことを微塵も感じさせない堂々としたKeijiくんの弾きっぷりは見事としかいいようがない。
それと何しろKeijiくん、ギターは自前ながら機材はそのまま居抜きでKellyさんのものを借用したという。
「プロのセッティングだから弾きやすいにキマッてる」なんて思ったら大間違いだかんね。
もう「弘法筆をえらばず」の域にまで達しているのだ!
でも、アンプだけは選ばなきゃイケないよ。大切な音の出口だからね。ロック・ギターを弾く以上、フル・ヴァルブのアンプと4x12"のキャビネットでガツンと弾いてやれ!
そうなるとチョイスはMarshallしかない!

150v_2まだまだ続くKeijiくんコーナー。
「トルコ行進曲」、「悲愴」を熱演。

140_2そして最後はRacer Xの「Technical Difficulties」。PaulがKeijiくんを見たら何て言うかな?
それにしてもノリノリのKellyさん。何のことはない、Kellyさんが一番楽しそうだ!

160_2ステージでMarshallをバックに記念写真をパチリ。

Keiji by ZEROの詳しい情報はコチラ⇒Keiji by ZERO facebook

170ここでまた雰囲気がガラリと変わる。
何回か前のショウで残念ながらうまくいかなかった動画を投影してのソロ・パフォーマンス。
曲は『Holy Winter』にも収録されている「H-I-K-A-R-I」。

180_2今回は何の問題もなくスンナリと事が進み、スクリーンの中の今は亡きお父様との共演を果たした。

190ここでまたまた雰囲気が変わってハードなKelly節が炸裂する。
「Opus#1」だ!

200v_2ガッチリとKellyさんに噛み合うリズム隊。

210v寸分も狂わぬこのアンサンブルは絶対に見逃してはならない。何しろまばたきする瞬間すらなかろう。
270
この白いギターもクリアなトーンが心地よい。Kellyさんもお気に入りのようで実に気持ちよさそうに弾いていた。
290v_2
もうこのへんはツベコベ言うまい。Kellyさんの表情がそのパフォーマンスとサウンドをレポートしてくれるから!
320

300v

310
以上で本編は終了。
ところでこの日、ドラム・キットの位置は一番下手で控えめだったが、ドラムにMCと大活躍したのがYosuke Yamada

220v_2当日はNATALのメイプルを使用。

230_2メタルからカントリーまで幅広いプレイを披露したばかりでなく…

240v_2アンコールではなんとボーカルも飛び出した!曲は「DESTINY」。

250vYosukeさんと息の合ったプレイでKellyさんをインスパイアしたKaz Nakamura

280EDEN WT-800に4x10"キャビネットのD410XSTが2台という鉄壁のスタックで低音域を暴れまくった!
40v
アンコールに入ってショウはいよいよクライマックス!
後はファンお待ちかねのKellyチューンで固められた。
350v
「Now Your Turn」。

340vまだギターを替えてるKellyさん。何から何まで本当に今日は盛りだくさんだ!

360これで1回目のアンコールは終了したが、当然お客さんの興奮は収まりきらず…

370vKellyさんもダブル・アンコールに応じた。

375曲は「The End Of The Beginning」と…

390「Allegro Maestoso」。

400これで全25曲。
レコ発の枠にまったく収まらない現在の活動の集大成ともいえる一大Kelly SIMONZショウだった。4107月1日にはニュー・アルバムを発表するというBlind Faith。Yama-Bがメイン・ボーカルとしてゲスト参加する予定だ。
アルバムも楽しみだが、またそのレコ発コンサートも気になるところ。
Kelly SIMONZ絶好調!

Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ Official Website

420終演後の物販コーナー。
Keijiくんもシッカリとサインしとる!

1_img_0541バラエティに富んだKellyさんグッズの他に今回は『アンプ大名鑑[Marshall編]』の販売もさせてもらった。

1_img_0546リクエストにより私めも何冊かお買い上げの皆様にサインをさせて頂いた。誌面を汚しちゃってゴメンちゃい!

1_img_0547 NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2014年12月23日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2015年2月12日 (木)

Kelly SIMONZ~HOLY WINTER LIVE 2014 <前編>

お正月を1か月以上前に迎えて…節分も終わって…もう暦のうえでは春が来た…今年もあと10か月チョットというのにMarshall Blogはまだ楽しい楽しいクリスマスなのだ!
ホントに遅くなっちゃってすいませんね~。
でも、ご存知の通り、毎日の更新をサボっているワケでもないし、掲載の順番を変えているワケでもないし…それでも、こうなっちゃうのだ。許してくだされ!

今日は年末に開催されたKelly SIMONZのレコ発ライブのレポート。
長らくお待ち頂いたファンの皆さんに喜んで頂けるよう2本立てにした!
さぁさ、さぁさ、ごユックリお楽しみあれ!

会場は東京キネマ倶楽部。
ステージ上手から中央を超えて下手まで陣取ったMarshallの壁。
20

今回はKellyさんのソロによるクリスマス・アルバムのレコ発ということで、「人間・Kelly SIMONZ」を大フィーチュアすべく、Marshallとともに思い切りステージを使ってもらおうというプランだ。

20v客電が落ちて聖歌が会場に流れる。
「Joy to the World」だ。
♪もろびとこぞりて…

40v♪Kelly SIMONZ来ませり!
キネマ名物、バルコニーからの登場だ!

50v悠然とステージ中央に歩み寄る…

60そして、「White Christmas」。
ビリー・ワイルダーの名画『第17捕虜収容所』に印象的なシーンが出て来る。
オットー・プレミンジャー扮するドイツの捕虜収容所の所長が、曇った寒空の下の朝礼で捕虜に訓示する。
「イヤな天気だ。『ホワイト・クリスマス』だったらよかったのに。我が国の首都にちなんだ、ベルリンだかバーリンだかいう名前の男の作曲だな」…もちろん、コレは『ホワイト・クリスマス』を作曲したIrving Berlin(アーヴィング・バーリン)とBerlin(ベルリン)をかけている。
Irving Berlinはミュージカル『ショウほど素敵な商売はない』や『アニーよ銃をとれ』等の有名なミュージカルの他に後にジャズのスタンダードとなる名曲を多数手掛けた大作曲家だ。
アメリカ人がこんなことを言われたらハラが立ってしょうがない…というシーン。
主演のウィリアム・ホール伝がオスカーを獲ったこの映画は大のオススメです。

Kellyさんの「White Christmas」は軽妙洒脱な仕上がり。楽しいなったら楽しいなッ!

70vKellyさんのソロ・フィーチュアといってももちろんひとりきりではない。ベースとドラムを従えてのトリオ編成。
気心知れたBlind Faithの仲間たちだ。

80ドラムにYosuke Yamada。

100v
ベースにKaz Nakamura。

90信頼のメンバーとMarshallのバック陣に支えられて今日も思う存分弾きまくるのだ!

110「今日は盛りだくさんです。色々なところを見て帰ってください」とkellyさん。
その見どころのひとつにギターのバリエーションがあった。
普段から一回のステージで数本のギターを使うKellyさんだが、今回はアコースティックを含めていつもより多めの布陣。
ギターの音色の違いを聴き分けるという楽しみも加わった。

120「Winter Wonderland」は2ビートのカントリー調。
130v
…ということでテレキャスターをチョイス。
160

メジャー・ペンタでコロコロと弾き回わされるメジャー・ペンタトニック・フレーズが小気味よい。

140あまり見かけないけどMarshallとテレキャスターの組み合わせもなかなかオツなものです。テリー・サイモン…ナンチャッテ。
ちなみにMarshallは、JCM800時代4140というKT77を搭載した2x12"の100Wコンボを生産していた。このモデルの愛称は「Club & Country」。カントリー用のモデルだったんだぜ!
ヒットしたかどうかは訊くだけヤボじゃん?2203が世界を征服していた時代だ。

150vここで雰囲気が変わって「We Three Kings Of Orient Are / Carol Of The Bells」。

170vこの辺りまでの選曲はkellyさんのソロ作『Holly Winter』から。
心を込めて弾いた珠玉のクリスマス・ソング集だ。
そして、今日はこのアルバムのレコ発記念コンサートなのだ!
30cd
ギターがレスポールになった。
テレキャスターとレスポールというと、素材や構造の差異から音がガラリと変わるようなイメージがどうしても付きまとうが、実はこのふたつのギターは音像が大変似通っている。
シングル・カッタウェイとコンターの有無やボディのエッジという共通点が大きな要因らしい。
このあたりのことを詳しく解説している松浦善博さんがJTM45 Offsetを弾いたDVDもあるので興味のある人は要チェックだ。詳しくはコチラ

180このレスポールはヨカッタな~。レスポールにしてはカラッとした音だったが、実にクリアでヌケの良いトーンが気持ちよかった。

200v

ワザワザこの曲のために用意したレスポール…Gary Mooreの「Still Got the Blues」。

190vおなじみのあのフレーズがキネマの広い空間にコダマする!

210ちなみにGaryはあの曲をオリジナルの1974で弾いた。
その借り物の1974を気に入ったGaryは持ち主に金額の入っていない小切手を差し出して「譲ってくれ」と言ったという。
私はこの話しが大好きで、知り合いだったその1974の持ち主に真偽のほどを確かめたほどだ。
答えはYesだったが、その人は後悔していた。
それはお金のことではなく、放っておくとコンデンサー等のパーツが劣化してしまい、アンプがダメになってしまうからだ。それならばGaryのような第一線のギタリストに使ってもらっておいた方がヨカッタ…というワケ。もうこの話し、何回ココへ書いたことやら…。
その関係か、1974が1974XとしてHandwiredシリーズでリイシューになった時Garyが広告に登場してくれた。
しかし、そのGaryももういなくなってしまった。

220vレスポールでもう1曲。

240v

『Holy Winter』のクローザー、「Amazing Grace」だ。

230いかにも鳴きのギターに適したこのナンバー。
素晴らしいレスポールの音色がベスト・マッチしていた。
アルバムのクローザーだけでなく、この曲はこの日の第一部の締めくくりにもなった。

250休憩を挟んで、Kellyさんのコンサートでは必ず挿入されるアコースティック・コーナー。

260v冒頭の、「今日は盛りだくさん」というKellyさん」の言葉にウソ偽りなく、いつもは3曲程度のこのコーナーも今回はドバっとフィーチュア。
270v
「Girl..」、「Please Don't Leave Me」…
2_s41a2255
「クリスマスキャロルの頃には」や「Fool For Your Loving~ワインレッドの心」も!
Kellyさん、稲垣潤一スキだナァ。
1_img_0137_2
おなじみの「Stay In My Heart」。

1_s41a2248

後半はナイロンに持ち替え。

280v「Ave Maria」、「Silent Sorrow」、「All In One Piece~Desperado」等をハートフルに歌い、弾き込んで会場のファンを魅了した。

2_s41a2269Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ Official Website

290v<後編>に続く

NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2014年12月23日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2015年2月 6日 (金)

BLUES ROCK NIGHT 2014~ichiro、小笠原義弘&QUORUM

我々のような世代…すなわち60年代のロックに端を発し、長いことロック聴いてきた人達にとっては、「エイト・ビート」や「大音量」ということを除けば、最近テレビで見かけるような若いバンドにロック・フィーリングを感じることはほとんどないのではなかろうか?
その最大の理由は、「ブルース感覚の欠落」であるに違いない。シャッフル系リズムの曲を演奏しないのももう大きな理由のひとつかもしれない。
やはり、ロックはブルースのDNAを持っていなければロックになり得ず、単なるポップ・ミュージックのひとつに留まる…なんていうのはオールド・リスナーの偏見かもしれないが、あながち間違いではないであろう。
Ritchie BlackmoreだってYngwie Malmsteenだって絶対にブルースを意識しているし、そうでなければブルースがかった先輩ギタリストを徹底的に研究して、間接的にブルースから大きな影響を受けていると断言してもよかろう。
数日前の東京でのコンサートでもYngwieは「Voodoo Chile」をチラッと弾いていたでしょ?
また、特に今回のYngwieのサウンドはすごくJimi Hendrixを意識しているように聞こえた。
他方、よく「プログレッシブ・ロックはブルースの極北の音楽」と形容されるが、Robert FripだってPeter Gabrielのソロ・アルバムでドロッドロにブルージーなソロを弾いているし、実際に後期にはKing Crimson式のブルースを演奏している。
さすがにイタリアン・ロックぐらいになってしまうとブルースとのつながりはうすくなってしまうが、やや強引ではあるものの、例えばAreaなんてのはジャズ抜きにはまったく成立しない音楽で、そのジャズはブルースなくしてはあり得ない。
ジャズの巨人といわれている連中はこぞって素晴らしいブルースの演奏を残している。
もし音楽の「2大潮流」なるものがあるとすればそれはバッハとブルースということになるのかもしれない。「平均律」と「属七」ということだ。
話しは反れるが、だいぶ前にクラシックのベテラン女流ピアニストと話をしていて彼女がジャズのことを「属七の音楽」と呼んでいたことが新鮮に聴こえた。そんなに世界が違うのか…って感じ。

ところで…「お前、ブルース聴かないんじゃなかったのか?」って?おうよ、聴かねーよ。でも、まったく聴かないことはないんだぜ。
いわゆる「勉強聴き」といって、時々B.B. KingやらMuddy WatersやHowlin WolfあたりのCDを買ってきては歴史資料を読むようにその音楽を聴いているのさ。
お気に入りはTaj Mahalなのさ。コレって邪道?

ブルースはそんなだけど、ブルース・ロックということになると幾分聴く機会が増えてくる。
どんな音楽でもそうだけど、やっぱり名手によるブルース系の音楽には深い魅力があるからね。
これはそんな魅力あふれるイベントのレポート。
ichiroがホストになってベテランや若い名手たちとブルースの名曲他を演奏するというゴージャスな企画だ。

オープニング・アクトにはichiroちゃんのイトコがやっているRyu Bandが登場。
そして、QUORUMが続いてステージに上がった。

1_img_0009久しぶりのQUORUM。普通のバンドだったらチョット見ない間にスケールが大きくなった…と簡単に書いちゃうところだが、最初から大きいQUORUMのスケールは変わりようがない!

20浪岡真太郎

30v北川遊太

40v遊太くんはもちろんMarshall。今日はJCM2000 DSL100と1960Aだ。

50盆子原幸人

60石川達也。
達也君は2014年末をもってQUORUMを脱退。今、彼の去就に注目が集まっている。

70v先輩たちに交じってオリジナル曲とカバーを1曲プレイ。堂々たる演奏っぷり。目標の「2014年内100本ライブ」の達成目前のステージだっただけに安定に加え、殺気のような鋭い雰囲気が漂っているのが印象的だった。

80v冴える遊太くんのプレイ。やはりMarshallサウンドがベストマッチする!

90v2015年からは真太郎君の実弟、健司郎君(16歳!)がドラマーとして加入。さらに若くなったQUORUM。テキサスのSXSWのJapan Nightへの出演も決定。他アメリカ各地でも演奏してくるという。
驚けアメリカ人!がんばれQUORUM!Marshallがついているぞ!

100QUORUMの詳しい情報はコチラ⇒QUORUM Official Site

110そして本編がスタート。
ホストのichiro。
130
ギタリストの出演は、住友 俊洋、Duran(内藤デュラン晴久)、Chihana、そしてQUORUMの北川遊太。

120リズム隊はベースに小笠原義弘。

140vアンプはオガンちゃんの片腕、EDEN WT-800とD410XSTが2台。

145vドラムは丹菊正和。

150十人組手のように次から次へとステージに上がるギタリストを相手に、歌に…

160ギターにと八面六臂の活躍で観客を魅了したichiroちゃん!

170v紅一点はChihana。

180v得意のボトルネック。
実はですな、Chihanaちゃんはかなり以前から知っていた…というのも、昔、Chihanaちゃんのお父さんとずいぶん一緒に仕事をさせて頂いたんですわ。もうずいぶん長いことお会いしていないが、お父さんも大のロック好きで、お嬢ちゃんがこうしてギタリストとして活躍しているなんて、きっと喜んでいることだろう。
Chihanaちゃん、エレクトリックだけでなく、ドブロでも渋~いプレイを聴かせてくれた。

190遊太くんたちとのギター・バトルもバッチリ!

200ああ、それにしてもこのベース。音といい、フレーズといい、タマりまへんな~。
こんなにオーソドックスなプレイなのにベースだけを聴いていても最高に楽しめる。
そういうベーシストって例えば、Chuck Rainey?Charlie Haden?…Richard Davisもいいな。Sam Jonesもいい。でもその前に我々にはオガンちゃんがいる!

205v最近は他流試合も増え、「いちギタリスト」としてのステイタスを急速に確立している遊太くん。

210vこの日も大活躍だった。

220以前にも書いたが、なぜか日本ではブルースがらみの音楽となるとアルファベット6番目の文字から始まるアメリカのブランドにドドっと傾いていまうが、なんでやねん。
60年代、ロンドンにブルース・ロックの嵐が吹き荒れた頃、Marshallはそれをプレイするためのスタンダードなギター・アンプのひとつだった。アメリカ製より安いという理由もあったけどね。
それよりも、Eric ClaptonがJohn Mayallのところで1962の使い方のお手本を見せたことの方が大きかったろう。
低出力のビンテージ系のMarshallをブレイクアップさせて弾くブルース・ロック・ギターほどカッコいいものはない。

225vスリリングなichiroちゃんと遊太くんの掛け合い!

230オガンちゃんは出づっぱりのハード・ワーク。でもそのおかげでどのシーンも猛烈にキレのよいバッキングが堪能できた。

240v最後は当日の出演者が集まり「Sweet Home Chicago」でフィナーレを飾った。
このコンサートのもようは収録されているのでDVD化が期待できるかもよ!その時はゼヒお茶の間でご覧あれ!

1_img_0101_2さて、この日Chihanaちゃんが使ったこのコンボ…Marshallなのよ。
ある日ichiroちゃんから電話があって「T1987を1962にしたい」という相談があった。「見た目は似ていても、そのまま1987のシャーシを1962に入れるというは寸法の問題があってできないハズだ」…なんて話しをしていて出来上がったのがコレ。

260やはりそのまま移植することはできず、オリジナルでキャビネットを製作してT1987のシャーシをハウジングした。
オレンジのカバリングにゴールドのビーディング。ゴールドのストラップ・カバーにソルト&ペッパーのフレット・クロス。
ん~、よくできてるけど、よりによって何もオレンジにすることないのにな~!

270ichiroちゃんはシリーズで『Dear Blues』というコンサート企画を展開している。
毎回ichiroちゃんはその中でこう言う。
「最近はブルースのような音楽をやっている人が少なくなってしまったけど、オレはこの音楽の魅力を後世に伝えていきたいんだ」…と。
がんばって欲しい。
こういう人がいないと日本のロックは本当にマズイところまで来ていると思うのだ。

250
ichiroの詳しい情報はコチラ⇒ichiro web site
小笠原義弘の詳しい情報はコチラ⇒Dancin' Funky Bass!!!

今日の共演者たちがステージに大集合!
あ、ちなみにMarshall Blogは「blues」は「ブルーズ」ではなく、ガンコに「ブルース」と表記しますから。
何人かのネイティブさんに「blues」を発音してもらうと、「ス」を「ス」と「ズ」の中間ぐらいで発音しているように私には聞こえた。また、発音の速度にも聞こえ方に差が出る気がした。つまり、「ブル~~」とユックリ発音すると、この次には「ズッ」が来る。
一方、文章の中で「ブルース」という言葉をサラッと口にするとき、日本語を話す我々の耳には限りなく「ス」に聞こえるハズ…だと私は分析している。
じゃ、「ブルース」でいいじゃん。ずっとそう呼んで来たことだし。
この英単語の日本語表記問題は、さすがにこれだけひとりで文章を書いていると実に興味の沸く問題でしてね。いつかユックリやりたいな~。
ちなみに、日本語は「ウラルアルタイ語に属する」ということになっている…というかそう教わって来たように記憶しているが、現在ではコレはまったく否定されているそうだ。
日本語は、どの言語グループにも属さないインディーな言語なのだそうだ。ナンカうれしい。

280(一部敬称略 2014年2月22日 吉祥寺ROCK JOINT GBにて撮影)