SHOW-YA ON TOP~A NIGHT AT BLITZ <前編>
デビュー30周年を記念するアルバムの第1弾の全貌が明らかになったSHOW-YA。
タイトルは『Glamorous Show』。30年目にして初めてのカバー・アルバムとなった。
発売は2014年10月22日。
とても楽しみだ。
このアルバムの発売に先駆けて6月から7月にかけて大阪・名古屋・東京で開催されたSHOW-YAのコンサート。
今回は特にコンサートのタイトルはない…潔くていかにもSHOW-YAらしい!今日レポートするのは7月27日の赤坂BLITZのもようだ。
オープニングは『GENUINE DIAMOND』の1曲目「Bloody Rose」。
会場は超満員!
まずはいつも通りsun-goさんの機材をチェックしてみようね。
今回はJVM410Hのフル・スタックが2セット用意された。やっぱりステージに映えるね~。
この永遠のロック・アイコンはsun-goさんによく似合う!
使用しているヘッドはJVM410H。いつものsun-goリグだ。
sun-goさんのシルエットが映っているのが愛用のスピーカー・キャビネット、1960BDM。
Marshallから飛び出すsun-goさんの雷鳴のようなギター・サウンド。
可憐なアクションと確実なプレイでバンドを包み込むキャプテン。
トーマスもやえもんも遠く及ばない「mittanドラミング」のすさまじい駆動力!
SHOW-YAのステージっていつも「今回が最高!」って思わせられる。毎回毎回ドンドンスゴくなってるいることに驚かされる。
♪ゲンゲンゲロゲロゲンゲン…さとみさんのベース・ピックアップもキマった~!
もう油をたっぷり塗ったかのようなこの滑り出しのよさ!
撮影は死ぬほど忙しい!
しかも、スポーツ新聞の翌日の朝刊の締切が待ってるでね~。こっちも必死よ。
3曲目は約1年前に24年ぶりにリリースしたシングル「V.S. MYSELF」。
え~、アレからもう1年経ったの?早いな~。信じられんな。今年の出来事かと思っていた。
MCでの「熟女ナメんなよ~」はもはや恵子さんのご挨拶。誰もナメてはいないのだが…。
「こんな年で頭振ってる女バンド世界中探したって他にいねーぞ!」と恵子さん。
イヤ、別に頭を振らなくても、そんな年でなくても、女バンドでなくても、こんなにカッコいバンド滅多にいませんゼ!
30年もの時が流れても、「老いる」ワケでもなく、「若返る」ワケでもなく、充実度を増してる。
この曲もカッコいいな~。
なんか、もう一回仕切り直してこの曲からショウが再スタートするみたいな…「ウエストサイド物語」でいうと「Something's Coming」のようなイメージ。すごいショウアップ能力を持った曲だ。
続いては思い出の「流星少女」。
すっかりあの「おもちゃ箱」のイントロご無沙汰になっちゃったけど…。
「オラ~、回せ回せ~!」
今日も全員でタオル回して楽しかったね~。
まだまだドライビング・チューンは続く!1990年のシングル「ギャンブリング」。
sun-goさんやさとみさんのフロント陣と絡むのは見慣れているが、キーボード席まで行ってキャプテンと向かい合う光景は珍しいのでは?
今回は、コンサートにタイトルも付けないぐらい飾り気のないショウのようなイメージがあったけど、イザこうしてフタを開けてみるとところどころでいつもと違う雰囲気が何となくしたのは私だけだろうか。
MCをはさんで1986年発売のアルバム『WAYS』から「S.T.O.P (But I Can't…)」。
恵子さん、こっぱずかしいなんて言ってたけど、ゼンゼンいいじゃん。
SHOW-YAの昔…「昔」なんて言ったら怒られちゃうか…SHOW-YAの「クラシック・ナンバー」ってすごくいいと思うんですけど。
ここはジ~ックリと恵子さんが歌いこんでショウに大きなアクセントをつけるところ。
恵子さんのバラードはいいね!
そこからキャプテンのキーボード・ソロへ。
こんな展開は珍しいね。
これは撮りたかった1枚。
キーボードを弾きながらのキャプテンを正面から撮るのは難しい。舞台上手ソデから狙うしかないのだが、mittanのドラム・キットでいつも視界が遮られてしまうのだ。
今回はナントカ隙間を発見!そのわずかな隙間にキャプテンが入り込んでくるところを捉えた!
スケールが大きいシンフォニックなソロ。こういうことをやるバンドが実に少なくなった。
だいたいバンドにキーボード・プレイヤーがいること自体珍しいもんね。
曲は『GENUINE DIAMOND』から「Count 8」。さとみさんとmittanの作品だ。
ま、だいたいこの辺までが前半。もう普通のコンサートを1回観た感じがするぐらいの充実の内容だ。
SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIL SITE
<後編>につづく
(一部敬称略 2014年7月27日 赤坂BLITZにて撮影)