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2015年9月 8日 (火)

Kelly SIMONZ~ニュー・アルバム発売記念イベント

生まれて初めて行ったのは、多分14歳の時だからもうかれこれ40年の月日が経つ…。
アレは確かお茶の水の駅のそばの画材屋さんの二階の店舗だったように記憶している…disk union。
今までの人生、一体unionさんでどれぐらいLPやらCDを買ったかナァ。
大学を出て、就職して通算12年ほど東京を離れている間を除いてずっとお邪魔させてもらっている。
LPの時代には「ハンター」にも足繁く通った。
石丸電気3号館、ハンター、そしてdisk unionが私の音楽の源泉だった。
unionさんには三千枚近くのLPを買い取ってもらったこともあったし、以前の会社にいた時に仕事でご一緒させてもらったこともあった。
どこかはヒミツにしておくが、実はいまだにunionさんのある店舗に通っていて、毎月30~40 枚程度の中古CDを買い込んでいる。
Marshallの友達を何人か連れて行ったこともあった。大抵みんな値段とディープな品ぞろえに圧倒されるね。
そのウチの年配のひとりが、購入するつもりで手にしていたCDを見てノケぞりながら私にこう訊いてきた…「ウワッ!シゲ!おまえ、Van Der Graaf Gereratorなんて聴いてるのかッ?!」って。
「その通り。ナニ驚いているんですか?Van Der Graaf Generatorはあなたの国のグループじゃないですか!」
「そ、そりゃそうだけど…。今時そんなもんを聴いているヤツも置いているお店もUKにはマズいないよ~」…なんてことがあったナ。
ホントはPeter Hamilの声があんまりシックリ来ないのでVan Der Graafはあんまり聴かないんだけど、その時はタマタマ。
ちなみにその人は熱心なZeppelinファンだった。
そんな本家イギリス人が驚くぐらいだから、かつて駿河台の明治大学の記念館の前(イヤ、正確には経済学部の前か?)にあった店舗が「世界で一番『クリムゾン・キングの宮殿』を売る店」ということを聴いて、すんなりと納得したものだ。

で、私は「オリジナル盤がどう」だの、「プレスがいつ」だの、「ジャケットのミミがどうだ」だの、「レーベルがどうだ」だの、そういうことに丸っきり無頓着なものだから、海外へ行った時、貴重盤を探すなんてことには興味がない。
そういうタイプのマニアではないのね。
音楽アイテムの仕様や音にこだわるより、その分、クラシックから民族音楽まで、少しでも幅広く色んな音楽を聴きたいと思っているから。
人生も最終コーナーに入って来てるからね~、いい音楽をできるだけたくさん聴いてからこの世を去りたいとマジで思ってるんだ。
できれば最後は自然にオペラを楽しめるようになりたいと思ってる。今は苦痛。


そういうリスナーだから、ロンドンに行っても中古レコード屋さんでチェックするのはほとんど「Z」のところだけ。日本に入って来ていないようなFrank Zappaのアイテムを探すのが関の山で、あとは普通のお店で見たことのないコンピレーション・アルバムにチョコっと目を通すぐらい。
他のものは見ない。
ナゼか?
まず高い。加えて中古品があまりにも汚い。


ココは脱線せずに一気にオープニング・トークを〆たいところだけど、脱線する。
何年か前にソーホーのバーウィック・ストリートにある中古レコード屋に行った時のこと。
言葉から察するにあの女性のお客さんはイタリア人だな。
その人が10ccのライブ盤『Live And Let Live』を手にしていた。「お、イタリア人も10ccなんか聴くのか…」と感心して、フト彼女が手にしたレコードを見るともうEric StewertもGraham GouldmanもRick Fennも見分けがつかないぐらいに擦れてしまったジャケットに「£10」とマジックで書いてある。
そう書いているところを見ると当時のレートからすれば、そのボロボロのレコードは2,000円ぐらいになろうか…。
「おいおい、マジでそれ買うんかよ~」と大変気の毒に思い、しばらく観察していたら本当にレジに持って行ってしまった。
その時思ったのは、「あ~、ソレ、disk unionだったらもっとピッカピカの美品が数百円なのに~」
このことである。
20年以上前に見たニューヨークのレコード屋も悲惨だったな~。
あ、ちなみに、このバーウィック・ストリートはOasisの『Morning Glory』のジャケット写真が撮影されたところ。興味のある人はコチラをどうぞ。
当該の地区も再開発されるされるらしく、今年5月に行った時にはそのレコード屋はなくなっていた。

で、もどる。
安心してください。そろそろ〆ます。
私が海外でレコード屋さんにさして興味を持たない最大の理由は、東京に帰ればdisk unionがあるからなのだ。(ハンターはもうないし…。今回この記事を書いていて初めて知ったんだけど、ハンターって破産したんだってね?)
…とここまで書くと今日の主役はレコード屋さんかな?と思っちゃうでしょ?
レコード屋さんのホールで開かれたイベントが今日の話題だよ。

10vdisk unionの新宿の店舗内にあるイベント・スペース「dues」。

20主役はKelly SIMONZ!
80

最新作、『AT THE GATES OF A NEW WORLD』のプロモーション・イベントだ。
アルバム発売記念コンサートを東京キネマ倶楽部で盛大に開催したことは二本立てですでにレポートした。
Tokyo Kinema Club "the 9th" AT THE GATES OF A NEW WORLD 2015 <前編>
Tokyo Kinema Club "the 9th" AT THE GATES OF A NEW WORLD 2015 <後編>

それでもKellyさんはプロモーションに余念がない。
ニュー・アルバムが自信作であるということのアッピールであり、実際にそれに伴う内容であるからだ。

40cd今日はバッキング・トラックに合わせての演奏。
当然Marshallは欠かさない。Kellyサウンドの血と肉と骨の一部だから。
JVM210Hと1960Aのコンビが用意された。

50足元のようす。

60会場はギッチギチの満員。
30
アルバム収録曲のデモンストレーションだからしてアルバムさながらにスタート。
「The Journey to the Gates」。
110
問答無用でスロットル全開!

90
すさまじい音の洪水に一瞬で会場はKellyワールドと化す!

100vいつもはビンテージ系モデル1959を愛用しているKellyさんだが、今日はJVMだ。

70v

それでも何の違和感もなく自分のギター・ワールドを創造していくKellyさん。
平気でJVMを使いこなすKellyさんもKellyさんだが、ピッタリと付いて行くJVMもJVMだ。
だからJVMはスゴイって言ってんのよ!

120vビンテージ系モデルでもコンテンポラリーなモデルでもとにかく真っ先に言えることは…やっぱりギター・アンプは真空管だね~。
180
お、「I am Your Judgement Day」だ!

130v個人的にお気に入りの一曲!

14070年代のハード・ロックを鷲掴みにしたような豪快なサウンドが魅力。

150いつかKellyさんもMCでおっしゃっていたが、こういうノリノリの曲でもお客さんはそう暴れたりしないね。

160v演奏に合わせて身体や頭を多少動かすものの、みんなジッ~クリとKellyさんの一挙手一投足を観察するように見てる。

170vこの他にもニュー・アルバムやKellyスタンダードを数曲演奏した。
しかし、最近富に思うんだけど、ギターってのは「右手の楽器」だね~。絶対にまずは右手。あ、ギッチョの人は左手ね。
190v全国各地の楽器店でクリニックを開催しているKellyさんだが、今日はまたそれとはチョット違った雰囲気で新鮮だ。

200v最後はKellyさん渾身のバラード…

210「Stay with me Forever」。

220v今日も「♪Stay~~~~~」が伸びやかにキマった!

230Kellyさん、次のキネマ倶楽部は10月9 日。記念すべき10回目のキネマだ。

Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ Official Website東京キネマ倶楽部の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

Kt 演奏の後はサイン&握手会。

240ニコニコしながらファンの方と握手をしたり、おしゃべりをしたり…コレがさっきまでステージでギターを弾き狂っていた人か?というぐらいの落差がうれしい。

250v

まいどあり~!

270(一部敬称略 2015年7月30日 新宿disc union duesにて撮影)

2015年7月10日 (金)

Kelly SIMONZ~リスニング・パーティ&ミニ・ライブ

去る7月1日はKellyさんのお誕生日。
そして同日にニュー・アルバムがリリースされた。
そこで、その両方を記念したイベントが神保町の「楽器cafe」で開催された。
Kellyさんを囲んでニュー・アルバムのパブリック・リスニングをしようというワケだ。
題して『ニュー・アルバム発売&生誕45年記念 リスニング・パーティ&ミニ・ライブ』…これだけでもう全部内容がわかっちゃう。Kellyさんの年までハッキリしちゃう!

10コレがKelly SIMONZ's BLIND FAITHのニュー・アルバム『AT THE GATES OF A NEW WORLD』。
今回も数曲でボーカルにYAMA-Bをゲストにを迎えて11の力作を揃えてきた。
タイトルの「New World」にふさわしく、前作までには見られなかったようなKelly作品の新しい魅力が満載だ。

20cd当日の司会進行はBLIND FAITHのドラマーYosuke Yamada
まず、Yosukeさんが紹介するはMarshall Blogでもレポートした前回のKellyさんのコンサートにゲスト出演したKeiji by ZERO。

30今回もゲストで参加して見事なシュレッドぶりを見せてくれた。
70
Yngwieの「Far Beyond the Sun」とKellyさんの難曲「Opus#1」をラクラクプレイ。

40Keiji by ZEROの詳しい情報はコチラ⇒Keiji by ZERO facebook

60そしてKellyさん登場。
手にしているのはBLIND FAITHの特製クリア・ファイル。宣伝だ

80今日の企画は、まずKellyさんの解説付きで本人と一緒にニュー・アルバムを味わってみよう…という感じね。
今回のアルバムは特にドラムの録音に神経と経費を使ったということだ。つまり、走ったりもたったりする人間的なグルーヴをも意図的に取り入れて制作しているというのだ。

Marshallは今回JCM800 2204を使用。
2204はMaster Model 2203の50Wバージョン。100Wより当然出力は小さいが、50W独特のコンパクトな鳴りが魅力で、Jeff Beckのように50Wをこよなく愛するギタリストも少なくない。
キャビネットは1960Xだ。

90お客さんに混ざって音源に聴き入るKellyさん(赤線内の人)。
途中コンピューターを操作してパート別に音源を分解して解説してくれた。こういうのはおもしろいね。

J_s41a7635 オープニングは壮大なシンフォニー。この大仰さがKellyさんに実にシックリとハマる。
二曲目、メジャーになって、かつ転調するところ、そしてまたマイナーに戻るところが何とも奇抜でカッコいい。
三曲目のタイトル・ソング…メジャー・キーがよろしいな。中間部ソロも意外な展開。
四曲目、正統派ブリティッシュ・ハード・ロック!いいね~。こんな曲、以前なかったよね?大歓迎。
六曲目はケルト風味。たった一曲でピックが半分すり減ってしまうかのような壮絶な右手ワザが炸裂!「♪Immortal love」の絶唱がすさまじいYAMA-B。それに「ここで入れるかッ?」のピック・スクラッチ。

…とマァ、私の解説を記してもラチがあかないので、CDを聴くかコンサートに来てもらいたいと思うが、とにかくバラエティに富んだ内容は聴く者を飽きさせない。
しかも、それほど「ギター、ギター」していないのも大きな特徴か…あるいは「ギター、ギター」していると感じさせないパワーが曲にあるのかもしれない。
実際にKellyさんも触れていたが、ギターの音が小さくなっても音楽重視で他のパートの音量を上げた曲もあるとか…。
一曲目なんかまさにそう。
目にも止まらないシュレッド・フレーズが効果音のひとつのようにさりげなく使われていたりするのだ。

110ひと通り聴き終わったところで、お楽しみのミニ・ライブ。
再びKeijiくんの登場だ。

120演奏するはニュー・アルバム収録のインスト曲、その名も「Attack by Zero」。

130狂気にも似たツイン・リード!もうもはや「よ~、やるわ…!」と言うしかない!

140Yosukeさんの司会っぷりもなかなかのもの。押しつ押されつKellyさんと絶妙のシーソー・ゲームを展開した。

150最後にもう一曲。
背面の特製クリア・ファイルをフィーチュアせんとすべく歌詞をガン見しながらの「Stay With Me Forever」。

160想定外の超ロング・トーンと激情ギター・ソロで新Kellyバラードのスタンダードとなることだろう。

J_s41a7699 ここからが「生誕45周年」イベント。
来場したお客さんの寄せ書きがKeijiくんから手渡される。

J_s41a7710 ファンの皆さんが色とりどりのペンでKellyさんへと綴ったメッセージだ。

J_s41a7713 Kellyさんもうれしそう!

200さらにバースデイケーキ!

J_s41a7733 みんなで「Happy Birthday to You」を歌う。
時々この歌の出だしで苦しんでいる人を見かけるが、覚えておこう。
いきなり歌からはいる場合、まず、この曲はワルツだ。だから3/4拍子でカウントする。ここで「ワン・ツー・スリー・フォー」とやってしまうといつまでも歌に入れない。
「ワン・ツー・スリー」とやっておいて、もう次の「ワン・ツー」の「ツー」で大声を出すと「…ハッピ」と入りやすくなる。そうすると「スリー」のところに常に「ハッピ」が来るというしくみ。
…なんてことはどうでもいいか…。

J_s41a7741 Kellyさん、お誕生日おめでとう~!

J_s41a7756 ところでこのアルバムのタイトル『AT THE GATES OF A NEW WORLD』は、「NEW WORLD」という言葉に不定冠詞の「a」が付いている。
…ということは、「いくつかある新世界のうちのひとつ」ということになる。まだ見ぬ新世界のうちのひとつだ。
そして、「gate」が複数形になっている。
すなわちKellyさんにはまだまだ新しい世界があって、そこに入る扉はいくつも用意されている…つまり、現時点がゴールでもなんでもなく、ただの「現在進行形」に過ぎない…なんてことを表そうとしているではないかと読んだ。

250cdそのKellyさんの「現在進行形」を是非皆さんの目で確かめてもらいたい。
ニュー・アルバムを引っ提げた明日の東京キネマ倶楽部でのコンサートである。
題して『Tokyo Kinema Club "the 9th" AT THE GATES OF A NEW WORLD 2015』…MarshallサウンドにつつまれたKelly SIMONZの新しい世界のひとつを、ひとりでも多くの人にご堪能いただきたいと思う。

Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ Official Website

375最後に皆さんとパチリ。鶯谷でお会いしましょう!

楽器カフェの詳しい情報はコチラ⇒アトス・インターナショナル公式ウェブサイト

240

(一部敬称略 2015年7月1日 神保町 楽器カフェにて撮影)

2015年6月24日 (水)

Joel Mananの DOWNLOAD FESTIVAL 2015 レポート!

今年も何となく天気がおかしいですな。暑いような暑くないような…。梅雨のような梅雨でないような…。
それにしても、いったん雨が降り出すとなんだってあんなに降るかね~?いつからだ?盛大な雷に竜巻…昔はこんなことは滅多になかったんだけどね。
異常気象はわかっているけど、コレじゃ赤道直下に住んでいるみたいだ(実際にすんだことはまったくありません)。PANTAさんじゃないつーの!

それでもやってくる夏のフェスティバル・シーズン。
オジちゃんはかなり苦手だけど、若い人たちには夏の到来が待ち遠しくてタマらんのだろうね。若いってのは素晴らしい。

さて、去年の今頃も説明したけど、現在のイギリスにおけるロック・フェスティバルには2強が君臨していることはご存知の通り。
ひとつはイングランド中部、レスターシャ―にあるドニントン・パークにて毎年開催されるDownload Festival。
もうひとつはMarshallの工場から30kmほど南東に位置するネブワースでこれまた毎年7月のはじめに開催されるSonisphereだ。
ところがこのSonisphere、今年は開催されないんだって!
理由を調べてみたら、ナント!いい出演者が確保できなかったから。徹底してますナァ。
どこかのフェスとカチ合っちゃったのかしらん?

で、Downloadの方は無事、去る6月12~14日の3日間にわたって開催された。
今年もMarshallのアーティスト担当のJoel Mananが現地で撮った写真を送ってくれたので紹介する。
ちなみに、3日間のヘッドライナーは順に、Slipknot、MUSE、KISSだったそうだ。Dl_logo Marshallの本拠地、ミルトン・キーンズ出身のバンド、Heart Of A Cowardはメイン・ステージ中日のオープニング・アクトとして登場。
ギターのCarlとTimはMarshallを、ベースのVishalはEDENを、そしてドラムのChrisはNATALを使っている。当然だな、Milton Keynesなんだから。いいバンドだ。
そして、バンド名がいいね…「臆病者の心」…オレのことわかってくれているのかい?

10_3Mallory Knoxは2013年デビューのケンブリッジのバンド。デビュー・アルバムの『Signals』はUKヒット・チャートの33位をマークした。
このバンドも優秀。
だって、ギターのJoeとJamesはJCM900と1987X、それにBluesbreakerを使用。そして1960Bを18台ステージに積み上げた。
それだけじゃぁない。
ベースのSamはEDEN、そらむのDaveはNATALだ。
Joel~、やるじゃないか、キミ~!

20シカゴから参加のRise Against。
ギタリストのふたり、TimとZachはJCM600 4100と1960BVを使用。

30_21960BのBaucket Weaveにカッコいいバンド・ロゴを施しているのはレディング出身のSylosis(サイロシス)。
世界中を』ツアーして回っている。Sylosisの出番は12日の初日だった。

40MUSEのMatt BellamyのMarshallが見える。
Mattの今のセット・アップは1959SLPと1960AHW&1960BHWだ。

50場面は変わってMarshallが「Cabin」と呼んでいる試奏小屋。
なんかスッカリ入り込んじゃっているのは、ブライトンのバンド、GNARWOLVES。
GNARWOLVESの出番も初日。

60このトラックに乗っていそうなオジちゃんはBilly Morrison。Billy Idolのバンドのギタリストだ。
ちなみにBilly Idolは20年以来Marshallを愛用している。今はJCM2000 DSL100を使っている。

70_2フロリダのバンド、A DAY TO REMEMBERのギタリスト、Kevin Skaff。
Jubileeを試奏。メッチャ気に入ったそうだ。

80v_2コレがKevinが実際に使用している機材。1959SLPだ。

Dl_a_day2

Rise Againstのギター、Zach Blair。やはりJubileeが滅法気に入ったそう。

902010年にデビューした大人気のアメリカのバンド、Black Veil Brideのギタリスト、Jake Pitts。
エラく感じのよさそうな人だニャ~。
Black Veil Bridesは2日目のセカンド・ステージ(ENCORE STAGE)の準ヘッドライナーを務めた(ヘッドライナーはMARILYN MASON)。

100_2LAのWe Are HarlotからJeff George。Jeffのバンドは最終日に登場した。ステージではJVMを使用している。

110_4Johnny ChowはCAVALERA CONSPIRACYのベーシスト。EDENのエンドーサーだ。
CAVALERA CONSPIRACYはブラジル音楽界で最大級の世界的成功を収めたメタルバンドSepulturaの中心メンバーであったMaxとIgorのCavalera兄弟が、立ち上げたサイド・プロジェクト。
最終日のメイン・ステージに登場した。EDENの新しいフラッグ・シップ・モデル、World Tour Pro 900を指さしてゴキゲン。

120アメリカのバンド、Every Time I DieのAndy Williams。「アンディ・ウィリアムス?」…どっかで聞いた名前だな。今の若い人は知らないだろうけど。
それにしても最近のバンドの名前はスゴイね。文章っぽくて。Bring Me The Horizenとかサ。
ことわざシリーズなんての出て来るんじゃない?
Seeing Is BelievingとかKilling Two Birds With One StoneとかNo Use Crying Over Spilt Milkとか…長ゲエ。

130_2オイオイオイオイオイ、そこのグラサンのアンちゃん!Astoria2をどこへ持って行こうってんだい?!いくら気に入ったからってソイツぁイケねぇ!
でも気持ちはよ~くわかるぜ!Astoria最高だもんね。
初日のメインステージの準ヘッドライナーを務めたFIVE FINGER DEATH PUNCHのJohn Hook。
わかるよ、ウン。

135vヒップホップ界からはIce T。Marshallヘッドフォンを試しているところ。

136vコレはひと目でわかるね。
右下の影はJoelだな?

140_2最終日のメイン・ステージに上がったSLASH。

150v_2今回は2555XとJCM800 2203がお供をしたそうだ。

155あ~あ、また暑くなってイヤだナァ…。

160_2(敬称略 2015年6月12~14日 イギリスDonington Parkにて撮影 ※すべての写真はMarshall社のアーティスト担当、Joel Mananによるものです。All pictures were taken by Joel Manan of Marshall Amplification plc.  Thanks for the lovely photos, Joel!)

2015年2月 3日 (火)

風林火山とMarshall

「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」すなわり「風林火山」。
甲斐の戦国大名、武田信玄の軍旗に記されていたのは誰もが知るところ。
どういうかと言うと、「(疾(と)きこと風のごとく、徐(しず)かなること林のごとし、侵掠(おかしかすめる)すること火のごとく、動かざること山のごとし」。
ひとことで言えば「メッチャすごい」ってこと。
すなわちギター・アンプで言えばMarshallよ!
何でも日本の武将の中で一番強かったのは武田信玄だったとか…。やっぱりMarshallだ。

井上靖の『風林火山』は持っているけどまだ読んでいない。その代り、新田次郎の『武田信玄』はジックリ読んだ。おもしろいよ~。コレを読んで池波正太郎の『真田太平記』に入ると尚楽し。
でも、新田次郎で一番好きなのは『アラスカ物語』。この極寒の地を舞台にした小説を田川ヒロアキが待つ南国宮古島に向かう飛行機の中で読んだことをよく覚えている。
いきなり脱線しちゃったね。
とにかく「風林火山」!

10_2今日の「風林火山」はスロットの新機種の話し。
その発表会にお邪魔してきた。

15その新機種の名前は『真モグモグ風林火山 弐の陣』(以下「弐の陣」は「2」と記す)。
2006年にリリースした先代の機種が大ヒットし、その新バージョンが満を持して発表となったのだ。
…と知ったようなことを言っておりますが~、私、この手のものにはまったく不案内であります。
何か字句や表現に誤まりがあっても許してくだされ!

20メーカーのネット株式会社の濱田常務が直々に製品を説明。

30そして、いよいよ「真モグモグ風林火山2」がベールを脱いだ!

40これが「真モグモグ風林火山2」。
なにやらすごいゴージャス!

50v_2ズラリと並んだ「真モグモグ風林火山2」 。
Marshall同様、並んだサマはカラフルで圧巻だ!

60さぁて、ここでMarshall Blog的本題。

70_2この「真モグモグ風林火山2」に使われている曲がスペシャル・バンドの生演奏でお披露目されたのだ。

80ボーカルはサンプラザ中野くん

90_2ベースは渡辺英樹

1_s41a1085 ドラムはファンキー末吉。作曲もファンキーさんだ。
225

そして、田川ヒロアキ

120vヒロアキくんの現場がバラエティに富んでいて面白いと以前書いたことがあったが、今回はスロットだからね。またまた一味違ったシチュエーションで楽しい。

130v_2現場が面白かろうが、面白くなかろうが、もちろんいつでもどこでもMarshallがいっしょ。
愛用のJMD501。
新バンド「TAGAWA」での新譜も発売され目下絶好調!
このハードなテーマ・ソングをパワフルに彩った。

140v_2じゅんいちダビッドソンも登場して芸を披露した。

150v世界の本田と世界Marshallのツーショット。こんなの滅多に見れないよ~!

160_2『モグ姫声優バトル決定戦』の人気声優さんたちも大集合!

170サンプラザさんとダビッドソンさんの実機によるデモンストレーションの後はもう1曲披露。

180曲は「Runner」だ!

190_2この「Runner」という曲は日本で最も知名度の高いロックの曲なのだそうだ。

200vコレもファンキーさんの作曲。

210v考えてみると、ヒロアキくんがこの曲を弾くのを見るのは初めてかも?

215v素晴らしいギター・サウンドで「running」…というより「driving」!

220誰もが知っている曲だけに会場は大盛り上がりとなった。

230v_2最後は新商品を囲んでのフォトセッション。モノスゴイ数の報道スタッフ。また、イベントの内容は「ニコ生」で配信されたことも付け加えておく。
マァ、なんと内容の濃い新製品発表会!今回の機種も大ヒット間違いないだろう!

240_2四角い箱に詰まったロマン…Marshallと同じだね。

『真モグモグ風林火山 弐の陣』の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

250(一部敬称略 2014年12月17日 原宿クエスト・ホールにて撮影)

2015年1月30日 (金)

SCANDALコピーバンド/ヴォーカリストコンテスト vol.5 <後編>

7組のエントリーを終了し、結果発表までの間はお待ちかね、SCANDALのステージ!

10HARUNA

20vMAMI

30vTOMOMI

40vRINA

50v1曲目は「夜明けの流星群」。

60MAMIちゃんはもちろん今日もMarshall。

70ヘッドはJCM2000 DSL50、キャビネットは1960AX(右)と1960AV(左)だ。

80リードにバッキングにと今日もいい音!

902曲目はSCANDALスタンダードの「DOLL」。

100お客さんはタオルを振り回し、観る方も演る方もスゴイ盛り上がりようだ!

110「(コンテストの演奏を)2階から観ていて興奮しちゃった!最高の演奏にみんなにお返しします!」
ドーンと大反響!

120v3曲目は『HELLO WORLD』から「Image」。

130v「5回目のコピー・バンド・コンテスト…年々グレード・アップしていくね!」
ホント。昨日書いたように私は第2回目から拝見させて頂いているが、HARUNAちゃんの言う通り、そのグレードアップの幅たるや尋常ではない。
出演者の演奏のレベルやコンテストのスケールがアップし、平均年齢が下がってる。これまた昨日書いたけど、「人類の進化」を見る思いだわ。
150v
4曲目は「お願いナビゲーション」。

140v「今日参加してくれたコピー・バンド、残念ながらこのステージには立てなかったコピー・バンドに捧げます」と演奏したのは「Your Song」。
185v
そして、最後の曲に突入。
全7曲。いやはや短いステージと知ってかお客さんの入れ込みようはすさまじいものだった。

160v最後は「SCANDAL BABY」。
お客さんとの大合唱。コレがまたいいんだ。

180

お決まりのアクション。今回は左右のふたりの寄り添う時間が長くて思わず笑いそうになっていたのが面白かったネ。

170

4月25日のパリ公演を皮切りにワールド・ツアーに出るSCANDAL。
今年は世界中でSCANDAL旋風が巻き起こる!

200

SCANDALの詳しい情報はコチラ⇒SCANDAl Official website

190

楽しいSCANDALのステージの後は緊張の結果発表!

210まず司会の山本さんがSCANDAL各賞を発表!

220またね、この号泣が楽しみなんだ~。

230MAMI賞はLimit.の吉澤萌ちゃん!

240「会わないつもりの、元気でね」を演奏。
泣くよね~。

250vMAMI賞の賞品がMAMIちゃん本人からプレゼントされる。

260Marshall MG10CFだよ~。いいナァ~!(提供:株式会社ヤマハミュージックジャパン)

265v記念撮影。

270審査員特別賞は「かげろう」を演奏したwinry'sに!

290キャン太ギターをゲット!

300そしていよいよグランプリの発表!
♪ダララララララララララララ…
第5回目の栄冠は「ひかほりっく」の頭上に!

320おめでとう!

330やっぱり号泣!こうでなきゃイカン。

335そしてニンマリ。
中学2年生と3年生だからね。あんな立派にギター・ソロやベース・ソロまでキメちゃって…将来が楽しみだ!

340…ということで今回も大成功&大興奮の内に終了した「SCANDALコピーバンド/ヴォーカリストコンテスト」。
楽しかったな。
こうして楽器を手にして、音楽を奏でる楽しさをひとりでも多くの人に知ってもらえることを願っている。

350おめでとう「ひかほりっく」!

360(一部敬称略 2014年12月14日 品川ステラ・ボールにて撮影)

2015年1月29日 (木)

SCANDALコピーバンド/ヴォーカリストコンテスト vol.5 <前編>

今回で5回目を迎えた『SCANDALコピーバンド/ヴォーカリストコンテスト』。
前回までの数回は渋谷のAXで開催されていたが、なくなってしまったので今回は品川のステラ・ボールでの開催となった。
応募バンド数600超。
ひとつのバンドの音楽を愛でるフォロワーが集い、そのコピー演奏の腕前を競うコンペティションとしては空前絶後のバンド・コンテストであることは間違いない。
そして、こんなコンテストは世界中どこを探しても他にあるまい。
私は1回目こそ出席していないが、2回目からは審査員、またはフォトグラファーとしてこのイベントに直接か関わらせて頂いてとても光栄に思っている。
イヤ、何よりも楽しい!
「目指すはSCANDAL」という趣旨から出場者は女性(かつてバンド・メンバーとして男の子も出場したことがあった)ばかりだが、性別を問わず若い人たちがひたむきに何かに熱中している姿は実に感動的だ。
今年はどんな展開になるのやら…楽しみ!

10開場と同時にゴッタ返すロビーには昨年優勝したKANIKAPILAの物販コーナーが設けられていた。

20満席の会場。

30コンテストは定刻通りにスタート。
メインの司会はGUITAR☆MANでもおなじみの山本昇さん。

50ステージにはMarshall。JCM2000 DSL100と1960Aのハーフスタックがこのコンテストのお手伝いをしている。

60vオープニング・アクトとして最初に登場したのは先ほどの物販コーナーで紹介したKANIKAPILA。

70福岡は久留米出身の中学生と高校生の混成バンド。
中学生だよ、中学生!

80ボーカル&ギターのYOSHIKA。

90v同じくボーカル&ギターでLEONA。

100vギターとボーカルのMIZUHO。

110キーボードとボーカルのNATSUKO。

130vベースはKANA。

140vパーカッション&ボーカルのAOI。

145vドラムはPIPPIだ。

150vギターのMIZUHOちゃんは、「コマミ」ちゃんなんて呼ばれて昨年見事MAMI賞に選出されMarshall MG10CFをゲットしている。確か一昨年もだったかな?
ナンカ、MarshallもGretchもデカく見えるけど、プレイはバッチリ!何しろMAMI賞受賞者だからね!

120v
YOSHIKAちゃんはウクレレも披露。

160vSCANDALのメンバーに「カニちゃん」なんて呼ばれていたけど、「KANIKAPILA」というのはハワイの言葉で「Let's Play Music」という意味なのだそうだ。
その名前ににふさわしく愛らしく、溌剌とした演奏は魅力満点。
メンバーひとりひとりのキャラクターがハッキリしているこの初々しくも堂々とした雰囲気は他にない感じ。
いいのよ。曲もすごくいい。

170来月には藤井フミヤと藤井尚之のペンによる『イっちゃえ!I LOVE YOU!』でメジャー・デビューを果たす。
いいんじゃないの~、KANIKAPILA!

180KANIKAPILAの詳しい情報はコチラ⇒KANIKAPILA OFFICIAL WEB SITE

190そして、いよいよコンテストの開始。
トップバッターはN-pop project。

200聞いて驚け!全員中一だぜ。ちゅうがくいちねんせい!

210福島から来たこのグループはバンド活動を始めて1年半ぐらい。震災で外で遊べなくてバンドを始めたという。

220v演奏曲目は「瞬間センチメンタル」。

230vそれにしても堂々たる演奏!

240vああ、私が中一の時はそろそろThe Beatlesを聴き始める頃だった。「バンド」なんて言葉を使ったことすらなかったな。

250v私が中一だった1975年は、Led Zeppelinの『Physical Graffiti』やQueenの『A Night at the Opera』、Pink Floydの『Wish You Were Here』がリリースされた年。ロックの黄金時代がそろそろ末期に入って来た頃。
それから40年…時代は変わったのう。

260続いては京都出身の6人組。R-glay(アール・グレイ)。

270これはイギリスのニューキャッスルにあるEarl Grey(グレイ伯爵)のモニュメント。紅茶の名前になった人ね。

6a0163044657d3970d016768386f3097_2 このバンドの特徴はツイン・ボーカルだ。

280v出場者たちのこうした独特のインストゥルメンタリゼーション・アレンジもこのコンテストの楽しみのひとつ。

290v曲は「Rock'n Roll」。

300vステージに登場するなり、「立ってくださ~い!」。

310昔のじゃ考えられない成り切り感!コレでいいのだ。
だいたい昔は立ってコンサートを見るという慣習がほとんどなかったからね。

320_2ここも実に堂々たる演奏っぷりが立派だった

330vこのグループは高校2年生。なんかホッとするわ。

340将来の夢に「脳科学の研究者」なんて子がいたな。
「専業主婦」なんて夢はやっぱりガール・バンドならでは。男の子のバンドだったらそんな将来の夢はまず出て来ないと思うけど、最近はわからないね。「僕の将来の夢は『専業主夫』です」なんてこともあり得そうだ。
あのね~、チョット脱線するけど、「主婦業」ってアホほど大変で頭を使うへヴィな仕事だぜ。世の男連中もやってみりゃすぐにわかる。炊事、洗濯、掃除、買い物衣類の管理…まだまだ主婦がやらなければならないことはある。コレに最大の難関、育児が加わる。
頭を使って無駄なく時間の配分をし、これらの業務を完璧にこなすその技術と労働量は生半可なものではない。
会社で、部下が持ってくる書類にロクに目を通さずにハンコを押している仕事よりよっぽど大変だ。あ、イカン、この話しはまた別の機会に。
とにかく主婦業というものは、本当は外で仕事をしながら…なんてことが絶対に不可能な大変な仕事なのよ。ホント、奥さんに感謝。
専業主婦志望の人、がんばれ!

3503番手はRANK。

360神戸から参加の4人組。

370曲は「Shining Sun」。

380カラフルな衣装はお母さんが染粉を使って鍋で煮込んでくれた。

385スカートも手作りだそうだ。お母さんってありがたいね~。

390vこのグループは月に3回練習をしているそう。少ない方かな?

400vそれにしては危なげのないシッカリとした演奏で会場を沸かせていた。

410v道理で…このグループ、ファイナルが2回目だという。
落ち着いた、そしてカッチリとしたパフォーマンスだった。

420「Welcome Home」を演奏したのは大阪のHi-Dear。

430センターの子はSGか…。

440vギターの子は赤のストラト。

450そしてジャズ・ベース。
女の子のバンドってみんな案外渋い楽器を好むんだよね~。

460このグループは高校1年生。バンドを組んで半年で予選グランプリを獲得したという。

470v毎日練習してるんだそうだ。楽しいだろうな~。夢はメジャー・デビューで武道館!がんばれ!武道館にはMarshallの壁がピッタリだよ!

480群馬出身、白い衣装がカッコいいLimit。

490選曲は「会わないつもりの元気でね」。

500群馬でのSCANDALのコンサートにとても感動してこの曲を選んだとか。

510vここは高校2年生の軽音楽部員さんたち。

520我々の時代には高校で軽音楽部がある学校なんてそう多くなかったんじゃないかな?

530それだけロックの一般大衆への浸透度が上がったということだ。もっとも彼女たちのご両親や先生たちが「ロック大衆化」の世代なんだろうね。

540v練習は週2回。若いっていいナァ。私もバンドやりたいナァ。

560早くも6番手。今度はトリオで「ひかほりっく」。

570ここも中学生!

580v中2と中3の混成。

620v

曲は「Hi-Hi-Hi」。お、ポール?SCANDAlだってば!

600v

このバンドはビックリしたね。
ブルージーなギター・ソロをバッチリこなして…

610vスラップのソロも披露してくれた!コレぞロック・バンド!
590v

去年のコンテストで知り合って結成したのだそうだ、オールスター・バンドやね。

639驚いたのは彼女たちの演奏だけじゃなかった。ギターのお嬢ちゃんは私の友人の知り合いの娘さんだったのよ!

640トリは神奈川から来たwinry's。

650ナンカ出場者の年齢に関しては完全にマヒしてきたな。驚かんよ。

660このグループは中学校3年生だそうですよ。
人類って進化するナァ。

670v聞けばもう3年もバンドをやっているのだそう。

680つまり中1からやってたってことね?もう驚かないよ~だ!

690v演奏はもちろんバッチリ!

700v曲は「かげろう」。

710元気いっぱいのステージで全7組の演奏を締めくくってくれた。

720衣装は前々回に出場した先輩のお下がりなのだそうだ。

730これで全7組のエントリーが終了。
栄冠は誰の手に?!

740<後編>につづく

(一部敬称略 2014年12月14日 品川ステラ・ボールにて撮影)

2015年1月26日 (月)

NAMM 2015速報 <Sunday Marshall~Good-bye Anaheim!>

さあ、いよいよNAMM 2015も最終日を迎える。
もうこの頃になると、頭の中はアジの開き、納豆、味噌汁、炊き立ての白いご飯のことしか考えなくなる。
いつも思うのだが、海外に行ってまず恋しくなるのはまず朝食のメニューなのだ、私の場合。
しゃぶしゃぶや天ぷらやトンカツなんてのはどうでもいい。
魚の干物、納豆、海苔、生卵…コレに尽きる。

10それでも、忙しくなるとそんなことも忘れてきて、次に脳裏をよぎるのが撤収の苦労。
前々回、膨大な数のMarshallを片付けるのは腰にマズいな…と考えたのと、商品になるべく触れておこういうのもあって、NATALの片づけをしたのが運の尽き。何しろアイテム数が多くて死ぬほど大変だった。
Marshallチームはサッサと終わらせちゃってサ、NATALチームの片づけが終了した頃にはもう会場にほとんど誰もいなかったよ。

また書く。
もう10年以上前のフランクフルトのこと。
撤収作業の重要なポイントのひとつは、いかに空き箱をゲットするかということ。何しろ入れ物が手元になければ展示品のバラしようがない。
フランクフルトでは、Marshallの隣がF社なんだけど、その時ギターをしまうケースがどういうワケか全然届かなかった。つまり作業が何もできないということ。
Marshallもその前年に同じようなことがあって、作業が終了したのが夜中の12時になったことがあった。
その不運がその年はF社に巡ってしまったようで、我々が片づけを終る頃でもまだ、作業がほとんど始まらないでいた。
疲れは頂点に達しているし、腹は減るしで、普通だったらカリカリ来るのが当たり前。
ところが、F社の方々はそのケースが来るまで、スタッフ全員が車座になって、ギターをかき鳴らし(ギターは売るほどある)、みんなでビートルズやロックの名曲を楽しそうに大合唱していたのだ。
そんな彼らを横目に会場を去る時、チョットうらやましい感じもあったが、驚いたのはそのおおらかさだった。
日本人だったらどうしていただろう?
あるいは、日本人だったら一体何を歌うのかね?まさか「友よ」?それとも「岬めぐり」?あ、「翼をください」か?
その点、連中はビートルズの曲を言語でスラスラ歌えるんだからね。その点も素敵だと思ったと同時に、やはり生活の中での音楽の在り方が日本人とまったく違うことを痛感した。

N6__nf1 もちろん最終日までMarshallスタンドは大盛況!

20コレはスタッフの背中かな?
「#LIVEFORMUSIC」はMarshallのスローガン。

30v_2もちろんNATALのスタンドも充実した展示を用意している。

40ヒゲのお兄ちゃんはアメリカのJosh。ベテランのドラム・エキスパートだ。
70

手前は日本でもPONさんの仕様でおなじみのBlack Swirlのキット。

60EDENのスタンドも最後まで盛況だったようだ。

80最上位機種のWT-800のさらに上位のWorld Tour Proを発表。

100写真向かって左で商品の説明をしているのはEDENのボスのLuke。お父さんが『スターウォーズ』の大ファンでこういう名前になったとか…。

110vMarshallバッグを背に新製品の試奏に没頭する…これがNAMMビジターの正装。

120vMarshallスタンドの英米混合スタッフ。
ど真ん中の大きい人が社長のJonathan Ellery。もう何度もMarshall Blogにご登場頂いているのでご存知の方も多かろう。
右から三番目はこれまたおなじみのNick Bowcott。元Grim Reaper。『アンプ大名鑑[Marshall編]』の共同執筆者。

さぁ、それじゃそろそろ撤収作業に入ってもらいましょうか?
フランクフルトだと作業前の気付にスコッチウイスキーをみんなでイッパイ引っ掛けるのが習わし。
ま、ナニをやっても「重労働」には変わりない。お疲れさまです!

130…ということでまた来年!

1405回にわたってNAMM 2015のMarshallをレポートした。
写真を撮ってくれたのはMatt York。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
Thank you very much, Matt-san!  I can't make it without your generous cooperation!  I wish I could be with you in Anaheim.  See you soon!

Matt Yorkの詳しい情報はコチラ⇒York Imaging

110さらばアナハイム!
あ、オレ行ってないんだった!

150(一部敬称略)

2015年1月25日 (日)

【号外】NAMM 2015速報 <Saturday Marshall>

だから~、アメリカには行ってないんだってば~!
ちゃんと記事に書いたでしょう!
これでわかった。いかに文章を読んでくれていない人が多いってことが…っていうぐらい、ここ数日間会う人会う人、みんな「アレ、どうしたの?なんでここにいるの?」とか「NAMM行ってたんでしょ?」とか真顔で訊いてくる。
それだけレポートが迫真ってことなのかしらん?!
昨日はDYNAGONに撮影を頼まれて名古屋に行ってきた。
シゲさんなんかノンビリしてるよ~。会った途端、「お、アメリカ帰りやな?!」だって!
そんなシゲさんがスキ。

N5__img_5290 …ということでNAMMも週末になり、いよいよクライマックスを迎える。
開場前の静けさ…。

10今日もMarshall Wallの前のロック野郎どもを紹介して雰囲気を楽しんで頂きましょう!

20もうここまで来ると何もコメントはありませんな。

30ただ、Marshallの前でみんなが楽しそうにしているのがうれしい限り。

40

50

60vオマエなぁ、だから商品に乗るなっての!

70お前らもだ!ったくしょーがねーなー。

80v

90v初日から入場制限が発令されたとか…。
すでに書いたけど、コレは楽器ビジネス関係者のための展示会で、一般の人は入れないことになっている。
それで「入場制限」なんてなるか?それとも楽器をやっている人はみんな関係ってことかな?

120

それだったらもう「Trade's Show」なんて触れ込みはサッサとやめればいいのに。
ソレ相応の入場料を堂々と徴収して一般人にも完全に開放した方がいい。
少なくとも10 年ぐらい前は「入場制限」なんてことはあり得なかった。
にぎやかなのは大いに結構だけどNAMMがドンドン陳腐化しているように見えるのが残念。

95

100珍しく女性。

110やっぱり人気の2555X。

130真剣。

140残すところあと一日!

150(一部敬称略 Thank you very much for the great photos. Matt-san!)

2015年1月24日 (土)

【号外】NAMM 2015速報 <Friday Marshall>

まだまだ続くNAMMレポート。
Marshallスタンドの金曜日のようす。ま、雰囲気だけでも楽しんでください。
タイトルはMiles Davisの『At Fillmore』からいただいた。

10壁の前は記念撮影する人たちが引きも切らない。

20なんかごっついオッサンの写真ばっかりだナァ。
40
でも、Marshallの前ではちょっとポーズをつけたくなるのが人情でしょ。これは洋の東西の問わないね。
60
あ、ビックリした…Frank Gambaleかと思った…。

30「男はMarshall!!」と言いたいところだけど、Mattもナンだってこんなオッサンの写真ばっかり送ってくるんだろうな~…カワイコちゃんだってたくさん記念撮影してるだろうに!

45やっぱり壮観!

50おネエさんは自撮り。

70もちろん丁寧に商品を撮影していく人もたくさん。

75コレは昨日紹介したスタック生誕50周年記念キャビネットのプラーク。

95

ヘッドホンや関連の音響商品も堂々と展示されている。

80冷蔵庫は「MOTLEY CRUE FINAL TOUR 」バージョン!

90試奏ルームにはHandwiredシリーズや2555がセットされている。

100やっぱり2555Xは試奏希望者が多いようだ。

110

120EDENのスタンドも大賑わいだ。

130試奏コーナーも大盛況。

140すっかりおなじみになったMarshallイベント・バック。(←勝手にそう呼んでいるので正式名称でもなんでもない)
ものスゴイ売れ行きなんよ。
だから販売担当者はず~っと忙しい。

150…っと思ったら、ナント、社長みずから販売してる!
そう、JimもそうだったけどMarshallってこうなんだよね。威張っている人がいない。すごくファミリー感が強いのだ!

160vオ、ファミリーの一員がやって来た!
Nickもこの写真を送ってくれた、「Marshall Blogにもってこいだろ!」って!みんな見てるMarshall Blog!

170v(一部敬称略 Thank you very much for the great photos. Matt-san!)

2015年1月23日 (金)

NAMM速報!<Marshall新商品>

いよいよ22日から始まった2015年のNAMM Show。
あったかそーだなー、アナハイムは。

 最近は海外出張もなかなかタフな仕事でしてな…。
あの長時間のフライトと時差ボケから来る極度の疲労が年々辛くなるばかり。何よりもシンドイのは食べ物だよね。
新婚旅行の時なんか、朝から晩まで毎日肉を食べていてもゼンゼン平気だったんだけど、今はホントにキツイ。
NAMMの会場の片隅に立ち食いソバ屋でもあればいいのにナァ。
ところが、facebookなんかで現地に赴いている人が楽しそうにやっているのを見るとチョット寂しいような気にもなるね。
今年NAMMに行かない人はコレで私といっしょにアナハイム気分に浸りましょ!
N3_1
Marshallのスタンド。これが完成形。そう、並べりゃいいってものがMarshall。

N3_8 しかし、私も40年近くこの形を見てきたけど、やっぱりダントツでカッコいいね。全く飽きることがない。
ヘッドホン等、「Lifestyle」と呼ばれている製品も展示されている。

N3_9 もちろんEDENや…
N3_16
NATALの展示もバッチリ!
あの屋根に乗っかってるドラム・キットを降ろすの大変なんだゼ!

N3_17アッと言う間の人だかり!
初日でこんな様子なら来客数は今年も多そうだ。

N3_2

NAMM Showは木曜日から日曜日までの4日間が開催されるんだけど、コレは本当はTrader's Showで楽器のビジネスの関係者以外の人、つまり一般のお客さんって入れないことになってるんだけど、どう見てもそうは思えない。
もう土日と言ったら子供も大勢やって来ちゃって阿鼻叫喚の人混み&雑音地獄になる。トイレがまたクセェんだ…。
昔は木&金曜日は比較的スキスキだったんだけどね、今は初日から土日みたいな騒ぎになってる。

N3_10 キッズ・ミュージシャンの増加は世界的な傾向なのかな?

N3_14このリュックを背負って試奏する姿が「いかにも」でよろしいな。

N3_15もちろんMarshallの壁の前で記念撮影をする人たちが途絶えることがない。
平気で商品の上に座るなっつーの!
Marshallの壁の前に来るとたいていみんなコワイ顔するよね。

N3_12この人はニコニコだ。
オイオイ足はヤメろ!足は!

N3_13みんな楽しそうですな。考えてみると商品を背景に記念撮影楽器なんてMarshallぐらいだもんね。それでいいのだ。

N3_5Handwiredシリーズも高い人気が続いている。

N3_6私も昔はずいぶんこういう写真を撮ったっけな。
でも、この壁の真ん中にはマジック・ペンを持ったJim Marshallがいたんだよ。
やっぱり寂しいね。

N3_11試奏ブースも設置されている。
中で弾いているのはMarshallのデモンストレーターのSteve Smith。ドラマーじゃないよ!
N3_4
お、見慣れない色のキャビが!

N3_7ヘッドも!
…ということで、今回のNAMMで発表されたMarshallの新商品を紹介する。

N3_3 まずはド~ンと古式ゆかしい4x12"のスピーカー・キャビネット。
え?何で今頃キャビネットかって?
今からちょうど50年前の1965年というのはMarshallスタックが誕生した記念すべき年なんだね。
Pete Townshendがらみのそのあたりの詳しいことは『アンプ大名鑑[Marshall編]』に譲ることとして、とにかく「Full Stack」、日本では「三段積み」が誕生して半世紀が経ったのだ。

40v

今回発表されたのは「812」のモデル・ナンバーを冠した2種類。
Marshallファンの方なら「812」の意味するところはすでにご存知のことと思う。

Aキャビネットが「812A50」。

50Bキャビネットは「812B50」。
ともにCelestionのG12Mを4個ずつ搭載。スピーカーはソケット式ではなくハンダで結線されている。要するにハンドワイアードだ。

60当然、当時の仕様をできる限り忠実にしていて、双方とも側面のハンドルは付いていない。
変わりにAキャビには上面に革製のストラップが付いている。

70Bキャビネットは側面に同様の革製のストラップが付いている。
私は実物を見たワケではないので不案内で恐縮だが、キャスターは装着できないハズだ。

80 …とココまで紹介すると、「なんだい、Jimi HendrixのSUPER100JHと同じじゃんよ」と思われる方もいるかもしれない。
確かに…パッと見ではね。
異なる点はなんといってもBキャビのサイズ。それと搭載されているスピーカーも別のものだ。イギリス製。
限定発売。
日本における発売時期も価格もまだ未定だが、AとBは別売になるだろう。
やっぱりロック・ギターを弾く最大の喜び、楽しみ、快感はお気に入りのギターをフル・ヴァルブのアンプと優秀なスピーカー・キャビネットでかき鳴らすことだろう。
このキャビネットはその期待に十分応えてくれる。

90「スタック誕生50周年」を記念して発表する意味合いはもちろん大きいのだが、三段積み至上主義の時代に育った私なんかには、大型アンプで空気を揺るがして奏でるロック・ギターの魅力を見直すようギタリストたちに訴えかけているようにも見えるのだ。
そんなガンコなMarshallがやっぱり好きだ。

次のもガンコだぜ!

30v

なんとSilver Jubleeの完全復刻!
コレは狙ってた人が多いのではないかしら?
かつてJohn Frucianteがレッチリにいた頃、ものすごく再注目されて、当時Marshall社へリクエストをしたことがあった。
それがようやく実現したのね!

100v今回発売されるのはヘッドの2555XとAとBタイプのマッチング・キャビネットだ。

110オリジナルの2555は1987年の発売だ。
1987年はJim Marshallが音楽業界に足を踏み入れてから50年目の年にあたり、Marshall社は創立25周年を迎えていた。
それを記念して発売されたモデルが2555だった。
2555は100W/50Wというスペックのヘッドだが、当時は50W/25W仕様の2550やそのコンボの2554や2558、キャビネットもG12もしくはVintage30を搭載したモデルがABそれぞれ同時発売された。
まさに百花繚乱。いかにSilver Jubileeが鳴り物入りで発表されたかが想像できる。
120
実際、このシリーズは発売と同時に大ヒットを記録し、数えきれないほどのギタリストが使用し、世界のロック・ステージを銀色に染め上げた。
また、『アンプ大名鑑[Marshall編]』でも独立した一項目として取り上げられ、4ページの紙幅を割いていることからもこのモデルがMarshallの歴史で重要な位置にあるかが計り知れる。
130
もちろんトーンも機能もオリジナルを忠実に再現。ルックスに関しては、ストラップ・ハンドル・カバーやインプット・ジャックのナット、電源とスタンバイ・スイッチの使用がオリジナルと異なっている。30年近い時を経て、それらのパーツが入手不可となったためだ。
また利便性を考慮して若干リアパネルの構造に変化がみられるが、トーンには問題ない。

今回の復刻ではキャビネットはVintage30が搭載されているモデルが採用された。
したがって型番は2551AVと2551BVとなる。イギリス製。
日本における発売時期と価格はまだ未定だが、発売を持ち望んでいる人はかなりの数に上るだろう。
140v
参考までに…こちらはMarshall Museum Japanに収蔵されているオリジナルの2555。
160

随分時間が経ってしまっているのでかなり年季の入った色合いだが、これもまたよき哉。

150v28年前にはこんなのも発売された。1987年の25周年の間だけ発売されたSilver Jubileeのミニ・スタック。キャビは1x10"だ。

190v_2今回はリイシュー系の新商品の発表となったが、まだまだ面白そうな新商品が控えていそうなMarshall。
しばらく50周年記念商品が続いたので、今年はまた心機一転、にぎやかな年になるかもしれない!

200(一部敬称略 Thank you very much for the great photos. Matt-san!
※協力:Marshall Museum Japan)

 

2015年1月22日 (木)

【号外】 NAMM 2015速報!<仕込み中!~その2>

今日も東京は寒いですな~!
昨日NAMM速報をアップしたところ、勘違いされているのか、最後まで読んでいないのか、私がアナハイムに行っているとお思いになられ、「楽しんで!」的なメッセージをいくつか頂戴しました。
ありがとうございます!
でもね、東京にいるんですよ~!


現地から写真を送っているのは私ではなくてこの人。
アメリカ人のフォトグラファー、Matt Yorkだ。
Marshallの50周年イベントの時、イギリスで一緒になって以来の知り合い。
先日発売された『アンプ大名鑑[Marshall編]』のフォト・クレジットでやたらと見かける「MATT YORK」とはこの人のこと。
腕利きのフォトグラファーで、この人のライブ写真なんかを見ると「あ~!この手があったか!」的な刺激を受けたりする。
その写真はリスペクト感溢れるアーティスト主体の写真で、最近よく見かける観客が主体の日本のライブ写真とは一線を画するものだ。だから、私は彼の写真がスキ。考え方やライブ・パフォーマンスの受け取り方が似通っているからであろう。そう、私はミュージック・ライフ誌のグラビア写真を穴の空く程ほど見て育ったのだ。
したがってMattは仲良くしてもらっている友人にして、私の写真のグルのうちのひとりということになる。
興味のある人は彼のウェブサイトを見てみて!⇒York Imaging
Thanks for your generous cooperation, Matt-san!
110_2
着々と進むブースの設営。
え、行っていなくてもわかるのかって?
わかるわかる、NAMMでの経験は少ないけど、コレより展示品の多いフランクフルトの展示会で散々やったからね~。
搬入はまだいいのよ。
まだ疲れていないし、お構いなしに展示品をケースや段ボールから引っ張り出して設計図通り並べればいいんだから。それに何と言ってもみんな元気でお祭り気分だ。雰囲気が明るい。
その代り、撤収は地獄よ。
数日間、昼間立ちっぱなしだったのと雑音で疲れ切ったところへ、この重い展示品をいちいちシリアル・ナンバーを確認して元入っていた箱に戻すんだからヤケクソにめんどくさい。
数時間前まで大勢の人でゴッタ返していた会場の雰囲気はスッカリ「祭りの後」で活気がないし、作業が終わったよそのスタンドはトットと帰ってしまってやたら殺風景で寂しいし…。

10次から次へと遠慮なく送り込まれてくる展示アイテム。

20あ~、こんなん見ただけで腰が痛くなっちゃうね。コンボは辛い。

30_2展示品のセットだけが仕事じゃないからね。専門の業者が入ってみんなそれぞれの仕事に没頭している。

40v_2そういえば、昔、フランクフルトでこうした造作の製作を担当している人たちをMarshallの連中が「carpenter」と呼んでいるのを知って何だかおかしかった。海外でも「大工さ~ん」とやってるワケ。

80_2
それと、よくアイテムを同じ仲間でひとかたまりにして、バラバラに独立して展示させているのを見かけるでしょう?わかるかな?
我々はああいう状態を「島」って呼ぶでしょ。「JVMの島」とか「Vintageの島」とか…。
アレ、英語でも「island」って言うんだよね。同じなの。
こういうのは実際に向こうの連中に混ぜてもらわないと知ることのない単語なんだよね。

50v一生懸命積んでます!
コンボを持ち上げているのはRyan。手前はTommy。
ふたりともアメリカの担当者だ。

60_2サァ、形になって来たゾ!

90_2準備万端。細工は流々。後は仕上げを御覧じろ…ッてか?
NAMM2015、スタートまであとチョット!

100_2<多分つづく>

2015年1月21日 (水)

【号外】 NAMM 2015速報!<仕込み中!>

Hi Marshall Blog lovers!  How's it going?  Thanks for visiting the blog everyday!  Now I'm in Anaheim, California!

イケね!つい英語になっちまった!
さぁ、今年もやってまいりましたNAMMの季節。
こちらは夜はチョット涼しいけれど、昼間はジャケット要らずの快適シーズン!
今年もにぎやかなショウになること間違いなし!

ただいま明日からのオープンに備えて仕込みのラスト・スパート!

N1_5造作の設置もほとんど終わり、残すは細かい装飾の設置と製品のディスプレイ。

N1_3通路にズラっと並ぶのは、山ほどの展示用のMarshallが入った木箱たち。
N1_12
向こうまでぜ~んぶMarshall!

N1_2中はこうなってる。
上段にAキャビネット、下段にBキャビネットが収められている。
キャスターなんかついていないのですべてフォークリストでの運搬となる。

N1_7造作もだいぶ完成に近づいてきた。

N1_6今度は製品の展示。
出すだけ出してシッチャカメッチャカ!ま、いつもこうなるね。向こうで開梱しているのはアメリカのTommyかな?

N1_8ディスプレイのグッズも続々と開梱される。

N1_1ハンドワイアードの回路が見れるカット・モデル。

N1_9これは1974Xだね。

N1_10…と言いたいところだけど、今日の東京は寒かったね~!
少し雪も舞ってたもんね~。
ハイハイ、アナハイムってのは真っ赤なうっそピョーン。家でシッカリとマーブロ書いてます!
でも写真はホンモノだよ。アメリカから速報で送ってもらったもの。
日本で一番早いNAMMレポートになったかな?
新商品も発表される予定だ。
初日の22日(現地時間)を待って随時レポートしたいと思っている。
Stay in tune!!

N1_4(2014年1月21日現地時間 アナハイムNAMM2015にて撮影)

2014年11月30日 (日)

楽器フェア2014

楽器フェアに行って来た。
例のMarshallの本の締切に追われていてゼンゼンゆっくりできなかったが、初日の開場したばかりの時間帯、平日の金曜日にもかかわらず来場者が多く、早くも熱気があふれていた。
前回の横浜での最後の時ハッキリ言ってかなり寂しかったからな~。
今回は3年ぶり、会場へのアクセスも利便性がグンと増して、開場時に早くも大成功の予感が漂っていた。

チケット交換の列に並んでいたら、昔大変お世話になった方に遭遇した。現在はNAMMの役員をしていらっしゃる。NAMMでお会いしているのでメッチャ久しぶりというワケではなないのだが、うれしいものだ。
そこへ「シッゲさ~ん!!」と大声で呼びかける人がいる。
NAMMの会長のLarry-san。
彼とは「Larry-san」、「Shige-san」と呼び合っている仲。いつか、Shige Blogで紹介した超絶アイリッシュ・ダンス・チームのTrinityに属しているLaurenちゃんのパパだ。
実は、先日来大騒ぎしている「Marshallの本」の原書はLarry-sanが社長を務めるHal Leonardから刊行されていて、私が監修の任を受けた時、「Shige-sanが監修してくれるのなら安心!」と大層よろこんでくれたが、果たしてそれはどうかな?、フフフ。
ちなみにHal Leonardは北米でのThe BeatlesとDisneyの出版権を管理する全米第2位の音楽出版社だ。
私が撮影した写真を使った日本語版の表紙のサンプルをちょうど持っていたので、それを見せたところ、なお喜んでくれた。写真撮っておけばヨカッタな…。

05往訪の目的はもちろんコレ。
ディストリビューターのヤマハミュージックジャパンさんがゴージャスにディスプレイしてくれた。

こうしてズラっと並ぶだけで、音楽がジェネレイトしてくるようだ。他のギター・アンプではこうはいかない。絶対にムリ。

10DSLとMGもバッチリ展示。
それにしてもこのMGもスッカリ息が長くなったな~。

20HandwiredシリーズにTatooシリーズ。
それにしてもね、Handwiredシリーズが導入された時の衝撃は忘れられない。特に1974X。
フランクフルトでプロトタイプを見せてもらって最初の音を出した瞬間、トロけた。
昔はみんなコレで弾いてたんだもんね。デジタル・テクノロジーなんか皆無でも、今より断然豊かで贅沢な時代だった。

30やっぱりいいね~、Marshallは~!

40おとなりはEDEN。

50こちらはやや近未来的なルックスでこれまたカッコいい!何とも言えない武骨な雰囲気がタマらない。
音はもっとスゴイ。
先週もある若手人気バンドがWT-800とD410XSTを使ってコンサートをしたんだけど、全くバンドの音像が変わってしまったのには驚いた。ベース・アンプひとつでだよ!
でも、一番ビックリしてたのは間違いなく弾き手だった。

60人気のペダル類もフィーチュア。

70スッカリEDENもMarshallのファミリーに溶け込んでいい感じになってきた!

先述の通り時間がなくて、本当にブースを拝見させて頂くに留まったが、土曜日&日曜日には三宅庸介、Kelly SIMONZ、さらにノンちゃん(島紀史)ら、マーブロ・ファミリーがMarshallのデモンストレーションで激演を繰り広げ、好評を博したと聞いた。うれしい限りである。見たかった!

ヤマハミュージックジャパンさん、ありがとうございました!

そして、会場を数歩進むたびに出くわすたくさんの友人たち。みんなが声をかけてくれる…「毎日見てますよ!」、「全部チェックしてますよ!」とまるで仮出所中の保護観察を受けているかのような気分(←実際の経験はありませんよ)。もちろんこのMarshall Blogのことである。
皆さんいつもどうもありがとうございます!

80 さて、楽器フェアに邪魔したのにはもうひとつ目的があった。
それは、もっとも付き合いが長く、親しいアメリカの親友に会って情報交換をするためだった。
彼は30年以上アメリカの楽器業界にいて、数々のメーカーへの勤務を経験し、有名なギターのデザインを手掛けてきた人。
私より年上だが、お互い子供の歳は同じ、ギタリスト、大のジャズ・ファンということもあって気がとても合い、家に泊まりに来たこともある。
1960年代のFrank Zappaはもとより、Ed Sullivan Showのナマ、Duanne Allman、昔のGreatful Deadなんて当たり前に見ていて、そういう話しをするのをいつもとても楽しみにしている。
そんなだから、会うといつも「今のロックはなんだ?」という話題で2人とも燃え上ってしまう!

開口一番、「もうアメリカの音楽はダメだよ…」。そう来なくちゃ!
どういう状況かというと、実は日本とまったく同じ。結果、楽器をやりたいと思わせる音楽なんかありゃしない!…ということ。
アメリカの若者も全く70年代のロックなど聴く耳を持たず、「れっど・ぜっぺりん?ヤッダ~、変な名前~!」ってなことになっちゃってるそうだ。
とにかくギターのカッコよさをアッピールする音楽が皆無だという。
ギターの音もデジタル加工のペランペランの音で面白くもなんともない。
今一番ウケているのは「Miku」だそうだよ。コンピュータが歌い、演奏する音楽に合わせてホログラムのパフォーマーに観客は嬌声を上げているのだそうだ。

彼はおもしろいことを言っていた。
アメリカのケーブルテレビで、『Who Killed the Music?』とかいう番組があるのだそうだ。アメリカにも良識派はいるということか?
その中で、実は「音楽は過去にもう何度も殺されている」と言っていたそうだ。
たとえば、蓄音機の出現。
1920年代以前(ぐらいかな?)、音楽の再生装置がなかった時代、人々はどうやって音楽を楽しんでいたかというと、「楽譜」で楽しんでいた。つまり、一家に一台ピアノがあって、George GershwinやIrving Berlin らティン・パン・アレイの作曲家や作詞家が作った曲の楽譜をお父さんやお母さんが買って来ては、夕べにピアノを弾きながら歌って音楽を楽しんでいた。
つまり、みんな当たり前に楽器をたしなんで、自分たちで音楽を奏でていたのだ。
1945年のガーシュインの伝記映画『アメリカ交響楽』を見れば、いかにこのビジネスが盛んであったかがわかる。

そこへ黒船のごとく現れたのが蓄音機で、「こりゃ自分で弾くより聴いちゃった方が楽だわい」ということで、一網打尽にピアノの弾き語りなんて面倒なことが駆逐された。
ここで「すでに音楽は死んでいる」…とかなんとか番組は説いているそうだが、コレ、今と全く同じじゃない?
デジタル・テクノロジーが発達して人間が歌ったり、楽器を弾いたりしなくても、そのテクノロジーの能力内でできる音楽を楽しめればそれでいいということだから。
チョット話を聞いたところでは…だから、何も音楽の衰退は今に始まったことではない…という結論らしい。
蓄音機の時代と今時代との決定的な違いは、昔は音楽でやることが山ほどあったが、今は何もないペンペン草も生えない状況ということだ。お茶でいえば、まだ急須に入れる前の摘みたての新茶と、色も香りもまったくない、後は掃除の時にしか使い道がない出がらしとの違いだ。(昔はよく出がらしを畳の上にまいて箒をかけていなかった?)

やっぱり、昔からの音楽の愛好家はアメリカでも音楽配信に相当な危機感と嫌悪感を持っている人が多いようで、音楽の質の低下は言うに及ばず、アルバムとして音楽を聴かないことと、ジャケットの消滅が大きなダメージと考えているようだ…ナンダこれ、いつもマーブロで大騒ぎしてることジャン。

「ビートルズ」、「テケテケ」等、楽器が爆発的に売れたのは音楽あっての話し。これは「楽器のブーム」では決してなくて、「音楽のブーム」だったことを素直に見つめ直すと何か新しい局面が見えて来るかもしれない。
「イカ天」は「バンドのブーム」であって「音楽のブーム」ではないから、ちょいと毛色が違う。
やはり、いいソフトがなければゲームが楽しめないように、楽器には絶対に「いい音楽」が必要なのだ。ファミコンの機会をいくつ持っていても「マリオ」がなければ意味がないでしょう?
「いい音楽」なくして楽器のブームを作ろうとするのは、巨大な相手に足を使わず手だけで強引に「体落とし」をかけようとしているように見える。
いつも書いているけど、その「いい音楽」のネタは今は過去にしかないと思う。

(一部敬称略 2014年11月21日 東京ビッグサイトにて撮影  ※協力:株式会社ヤマハミュージックジャパン)

2014年6月26日 (木)

Doningtonだより~Download Festival 2014

去る6月13~15日、イギリスはイングランド中部、レスターシャ―にあるドニントン・パークにて今年もDownload Festivalが開催された。
3日間の動員数は約24万人。Download Festivalはネブワースで開催されるSonisphere Festivalと並ぶイギリスにおける2大ロック・イベントだ。

以前はこの時期にMarshallの本社で会議が催され、「ついでにDownloadへ行こうよ!」とよく誘われたが、一度も行ったことがない。
元来、人がたくさん集まるところが好きではないうえに、長時間のフライトとヘヴィな時差ボケでヘロヘロになってしまってとてもフェスティバルどころではないのだ。

Download Festivalは1980~1996年にわたって同じ場所で開催されていた「Monsters of Rock」というフェスティバルが母体となっており、2003年から「Download Festival」となった。
イギリスの連中の話を聞いていると、Downloadのことをよく「ドニントン」と呼んでいるのを耳にする。一方、Sonisphereは滅多に「ネブワース」と言わない気がする。
これは、会場のDonington Parkが有名なレース・サーキットで、それで「ドニントン」という名前をなじみ深くしているのかもしれない。
ネブワースには有名な城があるくらいか?10年以上前、その城も含め、ネブワースの会場となる原っぱに連れて行ってもらったことがあるんだけど、とてもきれいなところだった。近くにあったゴルフ場なんて、完全におとぎ話の世界だったね。イギリスの郊外は本当に美しい。

この時期から8月ぐらいまでイギリスでは大小さまざまなロック・フェスティバルが開催される。結局ロンドンの真ん中で開催されるHigh Voltage Festivalしか行ったことがないのだが(この時のレポートはいつか書き下ろして再録するつもり)、行ってみると案外いいものだ。
日本でのフェスティバルというと、聞いただけで汗がジトっと出てくるほど「暑い」イメージがあるのは決して私だけではあるまい。
ところが、イギリスは8月でもヒーターを使うことが珍しくないところだ。
真夏のフェスでも涼しくて快適なのだ。ま、もちろん直射日光に当たっていれば、そりゃ暑い。古い2階建てのバスなんかは冷房が効いていなくて、2階に上がる乗客はまずいない。
それぐらいは十分に暑いのだが、木陰に入るとちょっと上着が欲しくなるほどカラっとして快適なのだ。そして、ビールがヤケクソにうまいときてる!
日本のフェスティバルは学校の夏休みに合わせて真夏に開催されるのかどうかは知らないが、梅雨に入る前の5~6月にやったらどうなんだろう?

さて、話をDownloadに戻す。
Marshallが最近取り組んでいる「#LIVEFORMUSIC」を旗印にDownload Festivlのオリジナル動画をプロデュースした。
ちょっと見てみて!

はい。ありがとうございました。

そして、イギリスのアーティスト担当のJoelから写真が送られてきたので紹介する。
Marshallはこうした主要なロック・フェスティバルには「キャビン」と称する小屋を設置して、商品を展示してミュージシャンに試奏してもらうことを常としている。
そこへ遊びに来た連中をキャッチしたというワケ。
ちなみにこのキャビンは楽屋エリアに設置され、一般の人は使用することはできない。

まずは、アメリカのFall Out BoyのJoe Trohman。

1_joseph_from_fall_out_boy_vロンドンからはOrange GoblinのJoe Hoare。

2_joe_from_orange_goblin_vスウェーデン、OpethはFrederik Akesson。

3_fres_from_opeth_vアメリカのFozzy。

4_fozzyFozzyのRich Ward(上の写真の左の人)、ステージ上のショット。
2203KKに1960BXのコンビネーション。

5_rich_ward_from_fozzy_chris_jerichBring Me The HorizenのLee Malia。

6_lee_from_bring_me_the_horizen_vステージのようす。

7_bring_me_the_horizenオイオイ、1960Bが34台だってよ~!地元はいいよな~。

8_bring_me_the_horizen_34pcsこれはJoe Perryのバックライン。

9_the_large_vintage_rig_was_joe_per思いっきりビンテージ!カッコいいな~。

10_joe_perry_2これもアメリカのバンド、Buckcherry。手前がギターのStevie D.

105_stevie_d_with_buckcherryキタキタキタキタキタ~!日本代表!CrossfaithのTakemura Kazuki!

11_kazuki_guitar_player_with_crossf

Crossfaithのステージでは1960Bが20台お目見えした!やっぱこうでなきゃ!

12_kazuki_on_main_stage_with_crossfJoe Bonamassaも立ち寄ってくれた。そういえば最近日本へ来ないね。

13_joe_bonamassa_in_the_cabin_vJoeのステージのようす。

14_joe_bonamassa_on_stageこの人は…John 5。

15_john_5_trying_out_gear_in_the_ca準備OK!出番直前のJohn。ヤーガン族かと思った。

16_john_5_all_suited_up_vJohn 5のカラフルなヘッド・ラック。上からJCM900 4100の赤、青、白。一番下はJCM2000 TSL100だ。

17_john_5s_multi_colour_guitar_rig_最後はこの人で締めくくろう。Zakk!

18_zakk_vBlack Label Societyのステージ。
壮観!4段積みがズラリ。

19_zakk_in_the_cabin_v後ろに並んでいるのこういうヤツ。コレの4段積みだ!

Zimg_0023 イギリスの連中も「Crazy Backline」と呼んでいるようだゼ。
ロックこうじゃないとねぇとな!Marshall並べてはじてロックよ!な、そうだろ?!他のアンプじゃこうはいかねェ…。ソコんとこよ~くわかっといてくれよ!

…イカン、イカン、ついZakk口調になってしまった!
いや実際の普段のZakkはおとなしいです。

20_zakk_on_stage_with_his_crazy_bacThank you very much for the great photos, Joel!

<オマケ>
この写真を送ってくれたのは先に記したとおり、イギリスのアーティスト担当のJoen Mananだが、このJoel、我々間違いなく「ジョエル」って読むでしょ?Billy Joelの影響もあるのかもしれないが、向こうの人は「ジョエル」とは発音しない。「ジョール」と「Joe」に「l」をくっつけたかのように読んでいることを知っておく必要がある…かどうかはわからない。

2014年5月14日 (水)

ナタール・ドラムにサワール。そんな企画だったでゴザール。

ちょっと「ナタール」って10回言ってみて。

ナタール
ナタール
ナタール
ナタール
ナタール
ナタール
ナタール
ナタール
ナタール
ナタール

はい、それでは今、日本での発売前にも関わらずミュージシャンの間で一番話題になっているドラムといえば…?

ナタール

はいご名答!
「NATAL」と書いて「ナタール」と読みます。

事前にもMarshall Blogで紹介したが、発売前にも関わらず、このイギリスのドラム・ブランド、NATAL(ナタール)のクリニックが開催された。もちろん国内初!
人呼んで『ナタール・ドラムをサワール。そんな企画でゴザール。』

N_p開催に当たっては3台のキットを用意させて頂いた。
ステージには向かって左がバーチ。フィニッシュはタバコ・フェイド。グッドモーニングアメリカのペギの使用でおなじみのヤツ。
右はメイプルのキットで、フィニッシュはその美しさにダイオウイカもビックリして深海から浮かび上がって来そうなシー・スパークル。

N_20こちらはアッシュ。話題のDirty Old Menの岡田翔太朗がコンサートで披露したホワイト・スウォールという仕上げ。照明のせいで一見、真っ白に見えるが、ギザギザした同系統色の模様が施されている。「スウォール(swirl)」というのは「渦巻き」という意味。

N_30そして、この3台のキットのほかにNATAL自慢のPure Stave SnareやHandhammered Snareを用意してお客さんにお好きに叩いていただいた。

N_40平日の夕方の早い時間の企画だったので、正直、動員が心配だったが、予想をはるかに上回る人数の方に集まっていただいた。
さすがに、その時間にお越しいただく熱心な方々とあって、腕前はピカいち!

N_50v シビアにクォリティをチェックされちゃって、ちょっとビビったけど、そこはNATALを信頼して…と。
おかげさまで絶大なる好評価を頂戴することができた。
フフン、やるじゃないか、NATAL!!

N_60ワザワザ遠くからお越し頂いた女性ドラマー。

N_70彼女がまたビックリ仰天レベルのテクニックの持ち主!
ドラムを自由に叩き比べることができる機会がそう無いということで、熱心に、そして存分に叩き込んでいただいた。

N_80女性のお客さんには「初級8ビート講座」なんてのにもご参加いただいて「サワール」してもらった。みんな楽しそうなんよ~。私もギター持っていけばヨカッタ!…なんて言ってると次回本当にやらされるからあんまり言うのよそう。

N_90さて、今日のデモンストレーターは…
CONCERTO MOONの長田昌之!
長田ちゃんはいつもCONCERTO MOONではブビンガのキットを使ってもらっている。下のバカでかいキットがそれ。
N_110そして、GRANRODEO、Ark Stormの長井VAL一郎!

N_100そして、司会はワタクシ…。

あのね~、ものスゴイ悩んだんですよ。司会をするのがじゃないよ。今日のこのMarshall Blogの記事に出るか出まいか悩んだのですよ!
今まで総計1400回弱の記事を書いてきたけど、実は自分が登場するのはコレがはじめてなのです。
東京のコンサートの会場では比較的面も割れておりますが、地方の方、実はこんなジジイがマーブロ書いてるんですよ~!
これからもみなさんよろしくお願いします!

「なんだお前!この期に及んで自分を売り込みたくなったのか?!」なんて言わないでね。記事を書くに当たって、どうも司会が登場しないと記事のリズム感が出なくて…別にこんな汚いジジイの姿を好きこのんで暴露したワケではござらんよ!NATALクリニックも初なのでそれに合わせてみた。

N_120さて、久しぶりの司会。
ま、私はギター族なのでプレイヤーとしてドラムを語ることはできないし、絶対に知ったかぶりはしたくない。そこで、商品の説明の他、NATALの歴史や、NATALを実際に使って録音されたブリティッシュ・ロックの名曲・名盤などを紹介させていただいた。

昔は『Marshall Roadshow』と銘打ったMarshallのクリニックを全国津々浦々でやらせていただきましてな…。自分の得意なことを人前でしゃべるのは実に楽しい。
おかげで今回も存分にしゃべらせて頂いた。
後日さ、このクリニックを見に来ていた友人に「ナンダカンダ言って、しゃべりまくってるシゲさんが誰よりも楽しそうだった」と言われてしまった。ご来場の方々、ご静聴ありがとうございました!

で、お2人のデモンストレーターとドラム談義なんぞをしていただいた。

N_130これはスネア・ドラムの説明をしているところ。
NATALのスネアはホント、よくできていて皆さんからお褒めの言葉を頂戴する。
この日にも紹介したPure Staveという桶の構造を持つスネア・シリーズは今月発売のリズム&ドラム・マガジン(リットーミュージック)でも取り上げられた。

N_140ドラム・キットの説明。実際に音を出してもらう。

N_150VALさんにはバーチのキットを叩いてもらう。もちろんスイッチして音の違いをみんなで確認した。

しかし、不思議だよね~。よく岡井大二さんが「筒に皮を張って、木の棒で叩いているだけの楽器」とふざけておっしゃるが、それは間違いではまったくない。
それなのにこんなに音が違って、それによって音楽も変わってきちゃうんだから。
プリミティブでピュアな楽器だけにプレイヤーの技術や感性がストレートに露出してしまう。
ドラムってつくづくおもしろい楽器だよな~。

N_160そして、最後はお待ちかねのハイライト!
実は、このふたり、ものすごい関係が深い。それは、VALさんはCONERTO MOONのCDデビュー作『FRAGMENTS OF THE MOON』の時のドラマーで、長田ちゃんは現CONCERTO MOONのドラマーなのだ!
そして、CONCERTO MOONのドラマー史上、もっとも大きいドラマーともっとも小柄なドラマーでもある。

N_170バッキング・トラックを使って演奏したのは「Alone in Paradise」。

N_180v これは感動的!

N_190ただでさえよく鳴って音がデカいNATALが2台叩かれているだけあってモノスゴイ爆音!

N_200ワザとワザの応酬!

N_210これぞロック・ドラムの醍醐味!
ああ~、ドラム少し本気で練習しようかな~。

N_220v やってる方が満足しちゃイカンけど、大満足のイベントだった。さっそく再演のリクエストも頂戴してしまった…。

とにかくみなさん。とにかくですよ。名前を正しく憶えてくださいよ~!
NATALは「ナタル」でもなければ「ネイタル」でもありません。「ナタール」です。なんだったら「頭痛薬みたいな名前」で印象付けてもらっても構わないから!
この名前の由来は、是非クリニックに聞きに来てくださいまし。

ハイ、それでは最後に「ナタール」って10回言ってみて。

ナタール
ナタール
ナタール
ナタール
ナタール
ナタール
ナタール
ナタール
ナタール
ナタール

長田昌之の詳しい情報はコチラ⇒毎日いきいきOSADA BLOG
長井VAL一郎の詳しい情報はコチラ⇒ばるの散歩道

N_230 NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
日本語版は只今準備中です。

NATALドラムは現在日本国内での販売を準備しておりますが、高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2014年4月25日 小岩オルフェウスにて撮影)

2014年2月21日 (金)

子供を極める~伊藤広規還暦を祝う会

2014年2月19日、伊藤広規さんがめでたく還暦をお迎えになった。

10vその日、盛大に広規さんの還暦を祝う宴が催された。
凛とした広規さん!
そんな広規さんを祝福しようとあふれんばかりの大勢のお客さんが会場に詰めかけた。

20v冒頭、いきなり広規さんの演奏!

25vディレイを利用したひとりベース・ソロ!圧巻!

Koki2_img_0004 司会は「Guitar☆Man」や「SCANDAL コピーバンド/ヴォーカリスト・コンテスト」でマーブロでもおなじみのNACK5の山本さん。

50v息の合ったやりとりで会場の爆笑を誘い、会がいいように盛り上がる!

60「3回目の成人式」、「子供を極める」とあいさつをした広規さん。最高にうれしそうだった。

70v背後のマーシャルはこの日のために用意された1992 SUPE BASSのフル・スタック。
Aキャビは日章旗に「60th」が映える!

80Bキャビにはユニオン・ジャック。
もちろんカバリングは真っ赤っか!これが広規さんのチャンチャンコなのだ。

赤いチャンチャンコというのは一種の魔除け。「無事に育つように」と願いを込めて生まれたての赤ちゃんに赤い産着を着せたのが元らしい。つまり、人生60年経って干支が元に戻り、「生まれた時に帰る」という意味合いがあるそうだ。
だから広規さんは「子供を極める」とあいさつされたのだ。

90続いて鏡開き。

100広規さんのトレードマークが入った佐渡の酒だ。

110オリャッ!

120メッチャうれしそう!

130vあ~、あ~…。

140そして広規さん自ら乾杯の音頭を取る。

150手にしているのは「ありがとう」と刻まれたこの「広規さん特製枡」。

160カンパ~イ!

170それにしてもうれしそう!
220_3広規さんの秘蔵写真もタップリと披露された。
写真だけでなく、貴重なビデオも上映され、「青山純さんのお別れの会」で弔辞を読む広規さんの姿は列席者の涙を誘った。
さらには1982~85年の達郎さんのコンサート内での青山さんとのデュオによる壮絶なベースソロ。
公開が禁じられているのでここで紹介できないのが残念だが、ベースを胸の位置に下げ、ほっそりした広規さんとまるで西洋人のようにハンサムな青山さんの姿に会場からは大歓声が上がった。
それにしても凄まじい演奏で、青山さんを失った日本の音楽界のダメージが想像以上に大きいことを思い知らされた。
日本のリズムは広規さんに任すしかない!

180このあたりからゲスト・コーナー。

190バンドのセッティングをしている間に登場したのはバースデイ・ケーキ。枡を手放さない広規さん。

200「♪ハッピ~バ~スデイ、こ~きさ~ん」の大合唱!

220_2赤いケーキ。
後ほど切り分けられて列席者にふるまわれた。おいしかった。

210そして、次に登場したのは広規さんと北海道を旅した若手ミュージシャンたち+1。

230アルバム『FUTURE DAYS』のレコ発コンサートの時に登場した小野健吾

240v「Guitar☆Man #003」に参加していた外園一馬

250ベースも仲間の若いミュージシャンで固める。

260vそして、ドラムは達郎さんのバンドで広規さんとタッグを組んでいる小笠原拓海

270v途中から広規さんにスイッチ。スゲェ、グルーヴ。
演奏後さんざん弾いといて「出しゃばってゴメンね~」だって!

280次のお客様は音楽王・ホッピー神山さん!八丈島から駆け付けてくれた。
(未公認だけど…)私の音楽師匠。
ホッピーさんは広規さんと青山さんのデュオによる奇盤『A*I』のプロデューサーだ。

290ホッピーさんの必殺技、映像と即興演奏のひとりコラボ!

320映像に合わせてホッピーさんの歌とピアノとノイズが有機的に、時には無機的に複雑に絡み合うというもの。

330vもちろん即興だからナニが飛びだすかはわからない。

340vこの日はヒナステラとストラビンスキーとマグマを足して「ホッピーの黒」で割ったような濃~い演奏。

350v_2見よ!完全にホッピー・ワールドに入りこんでいる!

360この場が「還暦のお祝いの会」であることをスッカリ忘れさせられるような鬼気迫る熱演だった。さすが!

370v広規さん、「おめでたい曲をありがとうございます!」だって。もうおかしくて、おかしくて!

380広規さんの足元。やっぱり赤があしらえてある。

390もうひとりのゲスト、高谷秀司さん。

400高谷さんは1985年に渡米した後、ラリー・カールトンやデューク・ジョーダンと共演したギタリスト。先ごろ亡くなられた人間国宝の尺八奏者、山本邦山さんと「大吟醸」というグループの活動をしていた。広規さんとは30年来のお付き合いだ。

410vここは広規さんも登場して…

40v即興で素敵なデュオ・パフォーマンスを聴かせてくれた。

420 さて、いよいよ佳境に入り、会を実現させたスタッフ、広規さんの広報担当の山田さんの他、今日の会場のブルース・アレイのスタッフが紹介された。

440v会場のみんなと一本締め!

450いや~、とにかく笑いと音楽に満ちた楽しい会だった。
こういう催しで、よく「こんなにたくさんの人が集まるのも(主役の)人望の厚さの賜物ですな~、ワッハッハ!」という挨拶を耳にするが、この時ほどそう感じたことはなかったナ。460コレだもん!

Koki2_img_0175 そして、そのまま2次会に突入!

480大槻啓之さん…

490_2ホッピーさん…

500岡井大二さん…

510v気の合った仲間と最高の演奏を披露してくれた。
こういう時って主役はあんまり出て来ないのが普通のような気がするけど、広規さんがジャンジャン弾いちゃう!ガンガン飲んじゃう!
そこがまた魅力的なのだ。会場のみんなはもうおおよろこび!

520v末筆になりますが、広規さん、還暦おめでとうございます。
身体に気をつけていつまでも元気に最高の音楽をクリエイトしてくださいまし!
あ、広規さん、120歳のお祝いは「大還暦」というそうです。その時にはまたお祝いの会にお邪魔します!

伊藤広規の詳しい情報はコチラ⇒伊藤広規公式ウェブサイト

530今日広規さんが終始使用していたEDENのDIボックス。広規さんがイギリスのMarshallの工場に赴いた時にMarshallからプレゼントされたものだ。

470最後にここ最近の広規さんのCDのリリース情報の記事のリンクを貼っておきますので是非ご覧ください。幸運にもこの5枚すべてにライナーノーツを書かせていただき、写真も採用いただきました。
あ~なんて幸せなワ・タ・シ!よろしくお願いします!

名盤誕生!伊藤広規ライブ・アルバム『Relaxin' at IWAKI ALIOS』

Relaxミート・ザ・リズム・セクション~A*I(青山純&伊藤広規)登場!

300ai伊藤広規、新譜『WATER COLOR』発売!

Water2アンビエント・ミュージックの愉しみ~NEBULA『On Earth』発表

Nebula2【緊急掲載!!】本日発売の伊藤広規ニュー・アルバム、そしてチャリティ・コンサート

Future2(一部敬称略 2014年2月19日 目黒Blues Alley Japanにて撮影)

2014年2月 7日 (金)

SCANDALコピーバンド/ヴォーカリスト・コンテスト vol.4

昨年末に開催された「SCANDALコピーバンド/ヴォーカリスト・コンテスト」。今回で4回目を迎えた。
前回も参加させて頂いたが、会を追うごとに盛り上がりが増大しており、「特定のグループのコピー」という風にテーマを絞ったバンド・コンテストとしては日本で最大のものであることは間違いない。

過日レポートした通り、ガール・バンドとして日本記録を樹立したSCANDALというバンドの人気がうかがえるというものだ。

今回も全国各地から過去最高となる550組がエントリーし、2回の予選を勝ち抜いた8組がここ決勝のAXに集い腕を競った。

10_2トップ・バッターは「KANIKAPILA」

20「下弦の月」を演奏。

30vセーラー服は学生のバンドコンテストの衣装の定番だね(もちろん女子だけよ!)。昔は学ランで登場するバンドもチラホラいたもんだ。そういえばみんなブレザーになっちゃって学ランをあんまり見かけなくなったような気がするな…。

40v_2「SDL」

50選曲は「会わないつもりの、元気でね」。

Sc_img_0086新潟からの参加!

65「WISDOM」

Sc_img_0013「SAKURAグッバイ」を熱演。

Sc_img_0127小学5年生の時に結成して、今中学1年生なんだって!

70v_2「RANK」

Sc_img_0021「放課後1H」をプレイ。

Sc_img_01892年前にはお客さんで二次審査を観たんだそうだ。それが、今ファイナリストで参加だもんね。感激もひとしおだろうね。

80vステージの大熱演にお客さんもメッチャ盛り上がってる!

85「夜想曲」

Sc_img_0750高校2年生。

Sc_img_0252「EVERYBODY SAY YEAH!」を元気に演り切った!

Sc_img_0231「NoName」

90_2このチームはガッチリと組んだメドレーを披露。

Sc_img_0306エライ盛り上がってたな~。

100_2「Noizy」

Sc_img_0043京都からの参加。

120vチョイスしたのは「太陽スキャンダラス」。

110v最後は「Silpen」。

Sc_img_0057「サティスファクション」でエントリーを締めくくった。

130vこのグループにはこの日唯一の男性参加者(ドラム)を含んでいた。

140…以上の8組。
各バンともドSCANDAlへの思いがこもった気合の入った演奏を聴かせてくれた。
それにしても「女子」ですよ。
ま、これはコピーする対象がガール・バンドということもあるけど、とにかく女子パワーはスゴイ。
それにカッコいいよ!

150v_2お待ちかね!
審査結果がまとまるまでの間はSCANDALのライブ演奏!

160_2颯爽と登場した4人に「待ってました!」とばかりに大歓声が飛び交う!(実際に「待ってました!」と叫んだ人はいません。そういう感じ…ということね)

170v「下弦の月」でスタート。

175気が付いた?今日、みんなが使った上手のギターアンプはMAMIちゃんのMarshallなんよ。 愛用のDSL50と1960AX。MAMIちゃん、出場者のみんなに弾かせるなんて太っ腹だわ~。私が弾きたかったわ!

180v2曲目は「瞬間センチメンタル」。

185チョット前に自分達がトライアルで演奏した曲をホンモノが目の前で弾いてくれるなんてどんな気分だろう?!メチャクチャうれしいんだろうな~。
我々の世代だったら、本物のRitchieが、Jon Lordが、目の前で「Smoke on the Water」演ってくれるのと同じなんだからね。

200お祭り騒ぎのお客さん。でもね、お客さんたち最高に素敵だったよ。
だって、出場者たちにもホンモノのSCANDALにもまったく同じ声援をして盛り上がってくれたんだから!

255「会わないつもりの、元気でね」からはたたみ込むようにして3曲を演奏。

190v「SCANDAl BABY」
ね、MAMIちゃんのMarshall。そのまま同じの「熊」でしょ?

210ここでひとつ…私が見て来たロックやバンドの歴史などたかだか40年弱だけど、ずいぶんいろんな変化を見て来た。楽器の進化、音楽の変化、媒体の変容…

220それこそ書きだしたらキリがないのでいちいち書き出すことはしないが、「女性のパワーアップ」は日本のシーンにおける大きな変化のひとつではないだろうか?
もちろんSTAP細胞ではないが、どの分野でももはや女性なしにはナニも成立しなくなっているもんね。
昔は女性は客席にいて、ステージの上の男のバンドに嬌声を上げているだけというのがごく普通のパターンだったが、今では反対のパターンも普通になった。

ロック、あるいはそれに準じたタイプの音楽がいかに市民に浸透し、当たり前のモノになったということ示しているのだろう。
「アタシ、ハードなのはチョット…」とハード・ロックやへヴィ・メタルを敬遠する女性も多かったが、ナンノことはない、今では女性バンドの方がよっぽどハードで激しいロックを演奏してる。

230そんな若年層の「バン女」たちが音楽を楽しめるのもSCANDALの活躍のおかげに違いない。
「観て、聴いて」そして「演って楽しいSCANDAL」なのだ!

240お楽しみのSCANDAlコーナー、最後を締めくくったのは「Doll」だった。

250vSCANDALの詳しい情報はコチラ⇒SCANDAL Official website

260そして、結果発表。ドキドキする~!

270まずは、4人の寸評があって、各メンバー賞が発表され…

280商品が授与された。
MAMI賞の受賞はSDLの吉井早苗ちゃん!

290そして商品はコレ!っとMAMIちゃんが指さしているのがMarshall MG10CF。ナリは小さいけど音はいいよ~。こういうアンプで練習してればまたグングンうまくなっちゃうよ!(賞品提供:株式会社ヤマハミュージックジャパン

300これは審査員特別賞。この賞品はいつも目立つね~。

310そしてグランプリ!
受賞したのはKANIKAPILA!

320ゴ~キュ~!いいな、青春って…。
上手のギターの彼女は去年MAMI賞を獲ったんだよ。
そして、来る3月16日 SHIBUYA-AX にて開催される『バンドやろうよ!!Vol.5』のオープニングアクトとしての出演権を獲得!

330最後に記念撮影。
ん~、いい写真だ!

楽しかった。
このイベントのますますの発展を願ってやまない。

340コンテストの詳しい情報はコチラ⇒teena

350昨年のレポートはコチラ⇒SCANDALコピーバンド/ヴォーカリストコンテスト vol.3

(一部敬称略 2013年12月22日 SHIBUYA-AXにて撮影)

2014年1月25日 (土)

NAMM 2014 <後編>

さて、後編。

…と、その前に。
滞在3日目にして日本食かなり恋し…。20代の頃はステーキだのハンバーガーだのさえあれば何の文句もなかったんだけどね~。毎食肉でもよかったのに…ところが!
ああ、白い炊き立てのご飯と納豆、アジの開きが恋しい…。味噌汁と漬物はなくても平気。

年齢を重ねるごとにいかに日本人が毎食(ここが肝心)おいしいものを食べているかを痛感するね。
で、海外に来て特にマイッちゃうのが朝食。
ホテルにいるから仕方ないんだけど、スクランブルエッグにカリカリのベーコンにフワフワのソーセージ。それにハッシュド・ポテトか…。味付けは塩かケチャップじゃん?ソースすらない。

イギリスにはソースあります。ところが読み方が難しい。「Worcestershire sauce」といって「ウィスターシャー・ソース」みたいに発音する。何でも昔々「ウスターシャー」のオバサンが発明したそうだ。つまりウスター・ソース。

ちなみに「shire(シャー)」というのはイギリスの行政区画のひとつで、「州」みたいなイメージ。MarshallがあるMilton KeynesはBuckighamshaireに属している。
レストランなんかで「ソース」を頼むと「何のソース?」と訊かれるので「ウィスターシャー・ソース」と言わないと我々が想像するソースは出してもらえない。
味は日本のより甘目。犬のマークのソースの方が断然ウマイ。

いかん、脱線した。
で、朝飯でもうゲンナリしちゃうんですよ。おまけにアメリカのホテルでは食パンを見かけることが少なくて、クロワッサンとか丸いヤツとか激甘の菓子パンかフレンチ・トーストばかり。食えん…朝からあんな甘いもん!キュウリも太すぎる!

またぞろイギリスに話しを飛ばすと、イギリス人は食パンをよく食べる。でもイギリスパンというものはない。むしろ日本のものよりやや小ぶりで薄切りで食べるのが普通。

イギリスにウマイものがないのは認めるが、食パンは麦の薫りが強くて総じておいしい。それにペロッとハムとかサラミを挟んで食べればかなり我慢できる。それに非課税だからかメチャクチャ安い。アレなんというサイズなんだろう…50cmぐらいの長さの食パンが£1(180円弱)だからね。
イギリスでは、さもなくばシリアルと果物ね。つまりイングリッシュ・ブレックファストだけは避けてる。あんな油のかたまり、夜でも食えんわ。


納豆、焼き魚、海苔、卵、味噌汁…なんて日本の朝食って贅沢でおいしんだろう!あ~ハラ減った。

ひと通りこぼしたところでMarshallブースへ戻ろう。
今やMarshallはMarshallだけではなくて、ドラムのNATAL、ベース・アンプのEDENを擁していることはマーブロ読者の皆さまならご存知のことだう。
今日はMarshallブースのMarshall以外のブランドのレポート。

140_2まずはNATAL。

145ちょっと前までは「ナニこれ?」的な存在だったが、今では浸透度も増し、かなり多くの人がジックリと商品をチェックしていた。

150v それものそのはず、NATALを取り扱っている数か国のMarshallのディストリビューターの友人に訊いてみると、やはりすごく評判がいいようだ。
理由はコスパ。
「値段の割には品質がよい」と好評だ。

160v展示されていたウォルナットのキット。ウォルナットのキット自体はすでにラインナップされているのだが…

170_2このモデルはハードウェアが「Brushed Nickel」という特別仕様になっている。

180これも同様。

190ちょっとしたスペックの違いで全体の雰囲気がガラッと変わるから面白い。

200こちらはNATAL自慢のPure Stave Snareシリーズ。コレ、スゴイよ。
モノスゴイ音が深い。ギター族の私でもすぐわかる。
実際にこれまで日本のドラマー数人に試していただいたが、メッチャ評価が高い。

210「Stave(ステイブ)」とは「桶(オケ)」という意味。
見るからにいい音がしそうでしょ?これがホントの「オーケー」…ナンチャッテ!

230Pure Stave Snareは材料をプライ(層)ではなくタテに組み込んだ構造になっている。すなわちコンガと同じ製法だ。
もともとNATALはパーカッションのブランドだ。その技術がここに生きている。

240パーカッションやペダル類も展示している。ここでのパーカッションの展示数は多くはないが、カタログ上では代表的なパーカッションはラインナップしている。

250このカホンもそのひとつ。
NATALのカホンはリッチな音色で評価が高い。また「NATAL」のロゴが本体にうまく溶け込んでいる。

260もちろんコンガも健在。
NATALは、もともとは60年代中ごろにアラン・シャープというパーカッショニストが市販のパーカッションに満足できず自前で作ったコンガやボンゴが発祥となっている。それだけにこのあたりのパーカッションはお手の物だ。

270v屋根にも展示はいいのだが…

280コレ、片づける時大変なのよ!

※NATALドラムは、「高田馬場駅から徒歩2分、走って1分、ほふく前進で10分、でんぐり返しではチトきつい」、バズーカスタジオにてお試しいただけます。今ならStave Snareも試せるよん。
詳しくはコチラ⇒BAZOOKA STUDIO公式ウェブサイト

290そしてEDEN。

300今回はEDENも新商品はないのだが、目玉はコレ。
300WのヘッドWTX264と1x12"のキャビを組み合わせたEGRW1264。キャリング・バッグつき。これがアメリカでは大ウケ。

Nm_img_0019 それとこの2×10”キャビネット、D210XTが売れているとのこと。

Nm_img_0022それとこのI-90。ベース用のコーラスだ。

Nm_img_0021しかし!この冷蔵庫はおっそろしいほどの人気だね~。一体一日何人の人がこの扉を開け閉めしたことやら!ま、開けてみたくなるわな、コレ見たら。

Nm_img_0024 人気のMarshallグッズも展示。
写真右のカウンターではカタログを入れるバッグを販売している。これがまたアホほど売れる!
ワタシもフランクフルトでは何回かコレの販売員をやったけど、ホント、鼻クソほじる時間もないほどひっきりなに売れちゃうの。

340Marshallはそのバッグの売り上げで「ウハウハ」するわけではなくて、すべて寄付に充てられる。ここにもJimの精神が息づいている。
今回はJoe Satrianiとともにパーキンソン病の研究に取り組んでいる「マイケル・J・フォックス基金」に謹呈されるのだ。

ちなみにマイケル・J・フォックスというのは芸名で、彼、つまりマーティ・マクフライの本名はMichael Andrew Fox。で、デビューする時に同姓の俳優がいたことより他の名前を付けざるを得ず、自身が大ファンだったマイケル・J・ポラード(Michael J Pllard)の「J」をいただいた。
ポラードは『俺たちに明日はない』でクライド・バーロウとボニー・パーカーの子分を役を演じた人…といえばわかるだろうか?あの小柄の運転手。ポラードもよかったけど、ジーン・ハックマンもよかった。
象を連れてスイスへ亡命する捕虜を描いた『脱走山脈(Hannibal Brooks)』もすごくよかった。コレ、調べてみるとイギリス映画だったんだね。昔の映画はホントにおもしろかった。今の映画と比べると脚本の出来が天国と地獄だ。

350v先日Marshallのウェブサイトが大幅にリニューアルされたという号外を出したが、2014年からMarshallはそうした宣伝材料のすべてのイメージを一新し、ブランドの統一性を強調するようになった。
このカタログもその一例。
表紙を見ただけでも今までのカタログとは全然違うでしょ?中身はもっとイメージチェンジしている。あの目玉男が表紙のカタログが懐かしいね。

360v今回はサイン会等のイベントはなし。
気のせいか、曜日のせいか、どこのスタンドでもアーティストの姿が例年よかなり少ないように感じた。
あ、またウリにはバッタリ会って、ハグハグしてくれながら「今年は日本に行くよ!」と言ってたよ。

ところで、このNAMMショウというのは純然たるトレイド・ショウで、一般のお客さんは入れないことになっている。って知ってた?
つまり、基本的には楽器のを売り買いを生業とする人たち、または音楽業界関係者しか入れないことになっている。ホンマかいな?
辺りを見回すと、どう見てもそうではないような人たちでゴッタ返している。このような傾向がどうも年々強くなっているようだ。
私はNAMMに出入りさせていただくようになってからたがだか15年程度だが、昔は間違いなくこんなに混んでいなかったように記憶している。
基本的に毎年1月のどこかの木曜日から日曜日まで開催されていて、ま、土日は昔から尋常ではない混み合いを見せていたが、木&金曜日は比較的ユッタリとしていて静かだった。

それがここ数年は初日からものすごい混みようなのだ。もう阿鼻叫喚の雑音地獄!今年は耳栓忘れてシンドかった!年末のアメ横もビックリよ。あれで「ハイ、千円でいいよ、ストラト3本で千円でいいよ!」なんてやってくれたらうれしんだけどね。

「リーマンショックも和らぎ、景気も回復基調でNAMMもにぎやかになってきた」と言えば聞こえはいいが、そうではなくてただただ雑然と混み合っている…という雰囲気なのだ。
そういえば去年のNAMM!何か変だなと思ったら日本へ帰ってさぁ大変。思いっきり熱を出して寝込んでしまった。後日ウチの社長に聞いたらイギリスから来たスタッフ10人のうち8人が倒れたとのこと。悪性のNAMM菌が会場内に充満していたのだ。マッチガイない。
開口部が極端に少ないから換気もすこぶる悪い。
それでうるさいもんだからみんな大声で話すでしょ。すると唾がいいように飛び交っちゃって、ウイルスでも発生しようもんなら簡単に飛沫伝染しちゃう。くわばらくわばら。

NAMMの本名は「National Association of Music Merchants」といって設立が1901年ときてる。メッチャ古い!
私が若い頃、そうね、70年代の一般人で「NAMM」なんて知っている人はまずいなかったんじゃないかな?
雑誌にも今みたいに簡単に「NAMMレポート」なんてのは見かけなかったような気がするな~。
それが今では楽器をやる人なら「あ、シゲさんナム行くんスか~?いいナァ~!」なんて知らない人がまったくいなくなったような感すらするよね。
それだけ浸透したとよろこぶべきことなのではあろうが、この混みようだけは何とかしてもらいたい!
一般のお客さんが入っているのを承知しているのなら、逆にフランクフルトのMUSIK MESSEのように週末だけ一般開放するとかして平日は厳然たるTrade Showにしたらどうかね。

ま、いろいろあるんでしょうな。Larryも大変だ。

もうちょっと。
このLarryというのはNAMMの会長さん。私の仲良し。イヤ、正確にいうと仲良しが会長に就任されたんだけどね。
実はこのLarry、お嬢ちゃんが世界的なプロのアイリッシュ・ダンサーで、数年前に来日した。その時のレポートをShige Blogにアップしているのでチェックしてみてくだされ。アレは絶対また観たい。
Shige Blog : 驚愕のアイリッシュ・ダンス!

あ、そういえばHappy Traum夫妻に会った。HappyはBob Dylanより前に「風に吹かれて」をレコーディングしたウッドストックの重鎮だ。亡くなった弟と組んだHappy & Artieも有名。ディランとデュエットもしている。
1969年、例のウッドストックでサブ・ステージに出演する予定だったが、家を出て、あまりの人混みでとうとうステージまでたどり着けなかったという…なんて話しをして東京で夫妻と楽しく過ごしたのが2001年のこと。
なぜ2001年とハッキリ覚えているかというと、彼らが来日したのが9月のことで、例のNYCの9.11が起きてしまい、アメリカへ帰れなくなってしまったからだ。
「どうしよう!」と相談されたが、どうにもできない。放っておくワケにはいかないから、とりあえずソバでも食べよう…と、アレコレ愕然とするふたりの相手をした。
ほどなく、彼らは何とかポートランドまで行く飛行機を見つけた。取り急ぎ太平洋さえ渡れば何とか帰れるハズと踏んだワケだ。
結果、彼らの読みが当たり、ほうほうの体でアメリカ大陸を横断してウッドストックまでたどり着いた…という報告を受けたのは離日してから数日後のことだった。
なつかしいな~。
Happyの奥さんのJaneは私をハグしながら「あの時のおそばおいしかったわよ!」なんて言われりゃ目頭も熱くなるってものです。「情けは人の為ならず」は本来の意味にしておきたいと思っている。
そう、NAMMは年に一度海の向こうの親友たちと顔を合わせるステキな機会でもあるのだ。

飛行機内のアルコールが有料!というセコイ話題で始まったマーブロのNAMMレポート。最後はNAMMの会長の話しで締めくくるなんて格調高くね?ナンチャッテ!
ああ、ニラそば食べたい。

370(2014年1月23日 Los Angels Anaheim Convention Centerにて撮影)

2014年1月24日 (金)

NAMM 2014 <前編>

…ということでロサンゼルスに来てみた。
しっかし、アレどうなってんの?機内のアルコールの話し。なんで有料なのよ?いつからなんでしょ?
今から25年以上前ぐらいは有料だったのは覚えてる。あのころはまだ機内でタバコも吸えてたっけ。
有料になったのを知らなくて、「ヤケにみんなコーラ飲んでるな~」と変に思ったのよ。どんどんサービスが悪くなるね~。ちなみにUAです。

10おなじみNAMM会場。

20Marshallのブース。
去年はちょっと奥まったところだったけど、今年はメインの通りに面したロケーション。やっぱこうでなきゃね!

30相変わらず積んでま~す!

40正面はほぼおなじみの顔ぶれですな。

45v

50vここはMS-2を積んでみた。
中はちょっとした試奏ルームになっている。

65昨年はJimが亡くなって初めてのNAMMだったのでそこかしこにJimのイメージがフィーチュアされていたが、今回登場しているのは受付のカウンター。

70今回フィーチュアされているモデルのひとつ…。

80vHandwiredシリーズだ。

81v試奏ルームにカットモデルがディスプレイされた。

852x10"、18Wの1958X。1974Xの兄弟分。862x12"、18Wの1973X。トレモロ付きだ。

90Marshallの型番で「X」というのはリイシューを意味している。

100こちらは1962HW。1962は絶えることなく生産されてきたので「X」にはならず「HW」という型番が採用されている。

110そしてこっちはカスタム・ショップ籍の「Tatoo Series」。

120コレ、「のぼり竜」とか「唐獅子牡丹」とか純和風のガラにしたらカッコいいんじゃない?

130相変わらず大盛況のMarshallブースなのだ。

60<後編>につづく

(2014年1月23日 Los Angels Anaheim Convention Centerにて撮影)

2014年1月23日 (木)

2013 車いすダンススポーツ世界選手権大会の田川ヒロアキ

駒沢公園。正しくは「駒沢オリンピック公園総合運動場」という名称なんだって。
昭和39年のオリンピックの時に作られたものかと思っていたらそうではなかった。元々は昭和24年の国体のハンドボール場とホッケー場のために作った施設が元になっている。

2020年…ま、このままいけば「東京オリンピック2」まで元気でいられるでしょう。生きている間に自分の街で2回もオリンピックが開催されるとはね~。前回の時は2歳だった。

あ、そういえば味の素スタジアムってあるでしょ?調布の。
アソコへ行くと、すぐそばを走っている甲州街道に「東京オリンピックマラソン競技折り返し点」という大きな標識が立っている。初めてそれを見た時ビックリしたよ。

アノ時のスタート地点は神宮の国立競技場だからね。そこからほぼ京王線を並走する形で延々と甲州街道を走ったワケだ…飛田給まで!42.195kmってスゴイ。そこから折り返してるんだからね~。
運動ギライの私なんか問答無用でスゴイと思うわ。電車で飛田給へ行くのも億劫なのに!

Komaそして、ここは公園内の体育館。前回のオリンピックの時にはレスリングの会場になった。

10_2今日のレポートはレスリングの試合でも何でもなくて「車いすダンススポーツ世界選手権大会」の話題。
車いすに座った状態でダンスの技術を競う世界大会。10年前、前回東京で開催された時には天皇陛下もいらっしゃったそうだ。

20_3選手入場。ヨーロッパとアジア地区、約20の国々から集まった代表たち。

30運営役員や来賓の方々のご挨拶の次に登場したのはゲストの松島トモ子。
ウチの母によれば、何でも私が赤ちゃんの時、松島さんに「可愛い赤ちゃんね~」と頭をなでられたらしい。もちろん私は覚えちゃいないが、50年ぶりの再会だ!

それと、おもしろいのは、この大会のプログラムに小坂憲次参議院議員が祝辞を寄稿しているのだが、長野にいた時、ウチの下の子は小坂さんに頭をなでられたことがあるのだ。
小坂さん、ウチの子の髪の毛を触って一言…「ナンダ、思ったより硬いナ…」だって。
ウチの下の子は今でもかなり髪の毛の色が茶色くて、小さい頃はオレンジ色に近い色だった。それを見てどうしても触ってみたくなったらしい。

40vそして、永六輔さんが登場。この競技を2020年の東京パラリンピックに認定させるための強力な応援団だ。

「むずかしいことをやさしく、やさしいことをおもしろく、おもしろいことをおもしろく」というのは永さん。元は「むつかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく」という井上ひさしの言葉のようだが、超生意気ながらマーブロはこれを目指しているんね。なかなかできないけど。

ちなみに私は永さんの『大往生』とか『芸人』とか『職人』とかの著作が案外好きで、トイレで目を通しながら気に入ったおもしろい表現に赤線を引いたりしている。

50松島さんの国家斉唱。

60v_2聴き入る各国の選手団。
その頃、もうひとりのゲストは…

70ステージの裏で最後のチューニングに余念がない。

80v田川ヒロアキの登場だ~!

90_2ま、私も皆さんのご協力のおかげで、ずいぶんいろんな所に取材でお邪魔させていただいているが、この人ほどバラエティに富んだ現場を抱えている人も珍しいのではなかろうか?

100v台風通過中の宮古島でも、エンジンの轟音鳴り響くサーキットでも、氷雨降る駿河台でも、栄えある国体のセレモニーでも、熱気あふれるライブハウスでも、いつでもどこでもお供はMarshallだ!
田川ヒロアキも重要なMarshall大使だ。
120v今日はJMD100HとMF400Aという組み合わせ。ここオリンピックの聖地にMarshallサウンドがこだまする!

105まずはおハコの「Ave Maria」。

110vシンプルで美しいメロディがこの大きな会場の空間を染めつくしている!スゲェ緊張感!もし、一音でもミスったら大変なことになるぞ!どうしよう!?
あ、弾いてるのは私じゃなかったんだっけ。田川ヒロアキだから安心して見てられるわ。
それにしても味わい深いギターの音色だ!

130v_2続いてはアルバム『Ave Maria』の1曲目に収録されている「Speedway」。

140_2オイオイオイオイオイ、こんなへヴィな曲、こんなところでやっちゃっていいのかさッ?!
160v_2大サービスでスライド・ウォッチまで披露しちゃって!

150v…と思ったら外国の人たちに大ウケ!やんややんやの拍手が収まらない!
筑波サーキットであれだけ「君が代」をギュインギュインいわせちゃった人だからね。ま、いいにキマってる!

170v2020年、東京パラリンピックの晴れ舞台でヒロアキ君がMarshallの壁を背に「君が代」を弾いてくれることを確信している!

180田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

190開会のセレモニー終了後はいよいよ競技がスタート。

200様々な種目で日頃の練習の成果を披露する出場者たち。

220
230_2

225_2車いすを用いているということなど忘れてしまうくらいスピーディで流麗な舞い!

250_2
240_22020年パラリンピックでの正式競技採用となることを祈っている。

260 車いすダンススポーツの詳しい情報はコチラ⇒車いすダンススポーツ連盟公式ウェブサイト

270(一部敬称略 2013年12月7日 駒沢オリンピック公園総合運動場体育館にて撮影)