クレイジー★フェストー EXTRA-17ー~4xxERRORCODE
さて、Marshall Blogの『クレフェスーEXTRA-17』レポートの第2弾は、当日の5番目に登場した4xxERRORCODE。
「10マン」の大イベントの前半の最後を締めくくる楽しく、そしてイキのいいステージとなった。
背中を見せてステージに並んだ4xxERRORCODEのメンバー。
曲が始まると…
「みんな~、1曲目からブッ飛ばしていくよ~!」
…言葉通りブッ飛ばしたオープニング・ナンバーは「カラクリHUMANITY」。
今回も遠路はるばる秋田から来てくれた6人。
Yui
kobb
Ruu
Ryo
Seiya
M@Miko
ノッケから4xxテイストがテンコ盛りの1曲で観客をステージに釘付けにした。
ヘヴィなリズムに乗ってギターの2人でスタートする2曲目は「斬撃パラサイト」。
上手のRyoさんはMarshall。
「DSL100H」と「1960A」のコンビネーションだ。
下手は7弦ギターを操るRuuさん。
もちろんMarshall。
同じく「DSL100H」と「1960A」の組み合わせだ。
まずはkobbさんが唸る。
そしてリズムが変わって…
Yuiちゃんの「和」テイストの歌が飛び出してくる!
Ryoさんのディレイ・トリックのバッキングが冴えわたって…。
中間部でスリリングなバンド・アンサンブルが展開していく。
意外な曲展開が大きな聴きどころの1曲だ。
「ありがとうございます!
秋田から来ました4XX ERRORCODEです。
よろしく~!」
「ヤバイ!楽しい!
まずこのステージがキラキラしててサ。テンションがブチぶち上がってます。
今日は皆さんにこのナゲェ~ナゲェ~バンド名を覚えて頂きたくて…『フォー・ダブルクロス・エラーコード』です。
よろしく!イエイ!」
「次の東京のライブが11月の23日、『イイ夫婦の日』の次の日です。
吉祥寺のクレッシェンドで演りますのでゼヒいらしてください。
バンド名は4XX ERRORCODEです…覚えたかな~?」
客席から「覚えた!」のリアクション。
「優秀!優秀!じゃあ最後までその優秀な感じで付いて来てください!」
3曲目は「ドレス」。
ココでも抜群のロック・グルーヴを聴かせてくれるリズム隊の2人。
ひたすらシンプルに、そしてストレートに疾駆するM@Mikoさんのドラムスに…
Seiyaさんのヘヴィで歯切れの良い低音がガッチリと乗っかって来る。
そんなゴキゲンなビートで快調に熱唱するYuiちゃん。
そして、それにからむkobbさんの迫力のデス・ヴォイス。
Ryoさんのワウワウ・ペダルを使ったソロを経て…
最後はYuiちゃんの大フェルマータで曲は幕を下ろした。
ところで今日4xxが演奏している曲はすべて今年4月にリリースしたアルバム『ツキガキレイデスネ』からのチョイスだ。
私はゼンゼン競馬のことは知らないんだけど、「ツキガキレイデスネ」という名前の牝馬がいるんですってネ。
テッキリ秋田の馬かと思ったら北海道産だった。
今、秋田ではクマが大変なことになってしまいましたネェ。
映画『七人の侍』で野武士に襲われる貧村の農民が侍を雇って村を守ってもらおうとするが、「百姓に雇われる侍なんているのか?」と心配になってしまう。
すると高堂国典扮する村の長老が「ハラ減りゃクマだって山ぁ下りるだ。ハラ減ったさむれぇ探すだヨォ」とやる場面がある。
まさにそういうことなんだろうけど、ああ街中に出て来られたのではタマッタものではあるまい。
4xxのメンバー、ショボンちゃん、小松さん…秋田の皆さん、十分に気をつけてくださいね。
そして、こんな本があることを紹介しておく。
私が敬愛して止まない吉村昭先生の『熊撃ち』と『羆嵐(くまあらし)』というクマ退治の小説。
もう1冊『羆(ひぐま)』という作品もある。
クマの生態についても詳しく書いてあるので少しは参考になるかも?
次の曲も『ツキガキレイデスネ』から「クマ」…じゃない「蜘蛛」。
長いフィードバックからRyoさんがリフをブチかます。
「この曲、みんなでジャンプするよ~!」
明るくて楽しいナァ~。
ラップ調のkobbさんのボーカルズ。
Yuiちゃんはステージ前でしゃがんでお客さんに向かって歌いかけた。
Ruuさんがお立ち台に上がって…
7弦ギターでガッチリとソロを弾きまとめた。
今日のRuuさんはDSL100Hを使ってくれているけど、JVMの歪みチャンネルって7弦にすごくいいんですよ。
キレ~イな低音を出してくれる。
Ruuさん、機会を見つけてゼヒお試しあれ!
「さぁ~みんな、バンド名を覚えてますか?
フォーダブルクロス~…?」
とkobbさんが振ると客席から「エラーコード!」と確かな答えが返ってきた!
ヨカッタ!実は私も最初のウチは少々苦しんだものですから…。
そして上で紹介したアルバム『ツキガキレイデスネ』について説明した。
「最初から最後まで秋田で作りました!新秋田名物です!
次ももちろんそのアルバムに入っている曲を演ります。
アタマ、振りましょう!」
演奏したのはアルバムのキラー・チューン「本能 THE インフェルノ」。
ココでもRyoさんのディレイ・トリックのバッキングが実に鮮やか!
一方、RuuさんはMarshallのディストーション・サウンドでアンサンブルを分厚く演出する。
Seiyaさんの低音もダイナミックにウネリ…
扇子を手にしたYuiちゃんが「ダンス、ダンス」と暴れまくると…
kobbさんの歌がゴリゴリと押し寄せてくる!
4xxのキラー・チューンだけある気合の入ったパフォーマンスに大いに盛り上がった。
「トーキョー、もっと、もっと~!」
4xxERRORCODEのステージの最後を締めくくったのは「kaguya」。
最後の最後までオリジナリティあふれるサウンドをタップリとパワフルに聴かせてくれた!
4xxERRORCODEの激演で『クレフェス EXTRA-17』の前半終了!
4xxERRORCODEの詳しい情報はコチラ⇒Official Website
屋台村のようすはこんな感じ。
よく片付いています。
<つづく>
(一部敬称略 2025年9月14日 赤羽ReNYにて撮影)