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2015年1月23日 (金)

NAMM速報!<Marshall新商品>

いよいよ22日から始まった2015年のNAMM Show。
あったかそーだなー、アナハイムは。

 最近は海外出張もなかなかタフな仕事でしてな…。
あの長時間のフライトと時差ボケから来る極度の疲労が年々辛くなるばかり。何よりもシンドイのは食べ物だよね。
新婚旅行の時なんか、朝から晩まで毎日肉を食べていてもゼンゼン平気だったんだけど、今はホントにキツイ。
NAMMの会場の片隅に立ち食いソバ屋でもあればいいのにナァ。
ところが、facebookなんかで現地に赴いている人が楽しそうにやっているのを見るとチョット寂しいような気にもなるね。
今年NAMMに行かない人はコレで私といっしょにアナハイム気分に浸りましょ!
N3_1
Marshallのスタンド。これが完成形。そう、並べりゃいいってものがMarshall。

N3_8 しかし、私も40年近くこの形を見てきたけど、やっぱりダントツでカッコいいね。全く飽きることがない。
ヘッドホン等、「Lifestyle」と呼ばれている製品も展示されている。

N3_9 もちろんEDENや…
N3_16
NATALの展示もバッチリ!
あの屋根に乗っかってるドラム・キットを降ろすの大変なんだゼ!

N3_17アッと言う間の人だかり!
初日でこんな様子なら来客数は今年も多そうだ。

N3_2

NAMM Showは木曜日から日曜日までの4日間が開催されるんだけど、コレは本当はTrader's Showで楽器のビジネスの関係者以外の人、つまり一般のお客さんって入れないことになってるんだけど、どう見てもそうは思えない。
もう土日と言ったら子供も大勢やって来ちゃって阿鼻叫喚の人混み&雑音地獄になる。トイレがまたクセェんだ…。
昔は木&金曜日は比較的スキスキだったんだけどね、今は初日から土日みたいな騒ぎになってる。

N3_10 キッズ・ミュージシャンの増加は世界的な傾向なのかな?

N3_14このリュックを背負って試奏する姿が「いかにも」でよろしいな。

N3_15もちろんMarshallの壁の前で記念撮影をする人たちが途絶えることがない。
平気で商品の上に座るなっつーの!
Marshallの壁の前に来るとたいていみんなコワイ顔するよね。

N3_12この人はニコニコだ。
オイオイ足はヤメろ!足は!

N3_13みんな楽しそうですな。考えてみると商品を背景に記念撮影楽器なんてMarshallぐらいだもんね。それでいいのだ。

N3_5Handwiredシリーズも高い人気が続いている。

N3_6私も昔はずいぶんこういう写真を撮ったっけな。
でも、この壁の真ん中にはマジック・ペンを持ったJim Marshallがいたんだよ。
やっぱり寂しいね。

N3_11試奏ブースも設置されている。
中で弾いているのはMarshallのデモンストレーターのSteve Smith。ドラマーじゃないよ!
N3_4
お、見慣れない色のキャビが!

N3_7ヘッドも!
…ということで、今回のNAMMで発表されたMarshallの新商品を紹介する。

N3_3 まずはド~ンと古式ゆかしい4x12"のスピーカー・キャビネット。
え?何で今頃キャビネットかって?
今からちょうど50年前の1965年というのはMarshallスタックが誕生した記念すべき年なんだね。
Pete Townshendがらみのそのあたりの詳しいことは『アンプ大名鑑[Marshall編]』に譲ることとして、とにかく「Full Stack」、日本では「三段積み」が誕生して半世紀が経ったのだ。

40v

今回発表されたのは「812」のモデル・ナンバーを冠した2種類。
Marshallファンの方なら「812」の意味するところはすでにご存知のことと思う。

Aキャビネットが「812A50」。

50Bキャビネットは「812B50」。
ともにCelestionのG12Mを4個ずつ搭載。スピーカーはソケット式ではなくハンダで結線されている。要するにハンドワイアードだ。

60当然、当時の仕様をできる限り忠実にしていて、双方とも側面のハンドルは付いていない。
変わりにAキャビには上面に革製のストラップが付いている。

70Bキャビネットは側面に同様の革製のストラップが付いている。
私は実物を見たワケではないので不案内で恐縮だが、キャスターは装着できないハズだ。

80 …とココまで紹介すると、「なんだい、Jimi HendrixのSUPER100JHと同じじゃんよ」と思われる方もいるかもしれない。
確かに…パッと見ではね。
異なる点はなんといってもBキャビのサイズ。それと搭載されているスピーカーも別のものだ。イギリス製。
限定発売。
日本における発売時期も価格もまだ未定だが、AとBは別売になるだろう。
やっぱりロック・ギターを弾く最大の喜び、楽しみ、快感はお気に入りのギターをフル・ヴァルブのアンプと優秀なスピーカー・キャビネットでかき鳴らすことだろう。
このキャビネットはその期待に十分応えてくれる。

90「スタック誕生50周年」を記念して発表する意味合いはもちろん大きいのだが、三段積み至上主義の時代に育った私なんかには、大型アンプで空気を揺るがして奏でるロック・ギターの魅力を見直すようギタリストたちに訴えかけているようにも見えるのだ。
そんなガンコなMarshallがやっぱり好きだ。

次のもガンコだぜ!

30v

なんとSilver Jubleeの完全復刻!
コレは狙ってた人が多いのではないかしら?
かつてJohn Frucianteがレッチリにいた頃、ものすごく再注目されて、当時Marshall社へリクエストをしたことがあった。
それがようやく実現したのね!

100v今回発売されるのはヘッドの2555XとAとBタイプのマッチング・キャビネットだ。

110オリジナルの2555は1987年の発売だ。
1987年はJim Marshallが音楽業界に足を踏み入れてから50年目の年にあたり、Marshall社は創立25周年を迎えていた。
それを記念して発売されたモデルが2555だった。
2555は100W/50Wというスペックのヘッドだが、当時は50W/25W仕様の2550やそのコンボの2554や2558、キャビネットもG12もしくはVintage30を搭載したモデルがABそれぞれ同時発売された。
まさに百花繚乱。いかにSilver Jubileeが鳴り物入りで発表されたかが想像できる。
120
実際、このシリーズは発売と同時に大ヒットを記録し、数えきれないほどのギタリストが使用し、世界のロック・ステージを銀色に染め上げた。
また、『アンプ大名鑑[Marshall編]』でも独立した一項目として取り上げられ、4ページの紙幅を割いていることからもこのモデルがMarshallの歴史で重要な位置にあるかが計り知れる。
130
もちろんトーンも機能もオリジナルを忠実に再現。ルックスに関しては、ストラップ・ハンドル・カバーやインプット・ジャックのナット、電源とスタンバイ・スイッチの使用がオリジナルと異なっている。30年近い時を経て、それらのパーツが入手不可となったためだ。
また利便性を考慮して若干リアパネルの構造に変化がみられるが、トーンには問題ない。

今回の復刻ではキャビネットはVintage30が搭載されているモデルが採用された。
したがって型番は2551AVと2551BVとなる。イギリス製。
日本における発売時期と価格はまだ未定だが、発売を持ち望んでいる人はかなりの数に上るだろう。
140v
参考までに…こちらはMarshall Museum Japanに収蔵されているオリジナルの2555。
160

随分時間が経ってしまっているのでかなり年季の入った色合いだが、これもまたよき哉。

150v28年前にはこんなのも発売された。1987年の25周年の間だけ発売されたSilver Jubileeのミニ・スタック。キャビは1x10"だ。

190v_2今回はリイシュー系の新商品の発表となったが、まだまだ面白そうな新商品が控えていそうなMarshall。
しばらく50周年記念商品が続いたので、今年はまた心機一転、にぎやかな年になるかもしれない!

200(一部敬称略 Thank you very much for the great photos. Matt-san!
※協力:Marshall Museum Japan)