ライブ・レポート Feed

2019年12月16日 (月)

大山まき presents アコメタル feat. Yui

 
はじめにひとこと言わせて頂きたいのだが…目黒は駐車場がなさ過ぎなんじゃ~!
以前は駅の横っちょに大きな屋外駐車場があったんだけど、アレがなくなったので、今度は権之助坂を下って山手通りを左に曲がったところの駐車場を使うようになった。
そしたら、それもなくなっちまいやがんの。
もう、困って困って…いつも目を白黒させちゃうんだよね。
あ、だから「目黒」っていうのか!…納得。
でも目黒駅の住所って「品川区上大崎」なんだよね。
…と、いつも通り駐車場に困った後にお邪魔したのが目黒駅にほど近いジャズ・バー「東京倶楽部」。
ん~、いいね~、この入り口。

10ソニー・ロリンズの『Saxophone Colossus』。
ジャズを聴き始めの頃は「入門盤の最高峰」ってんでよく聴いた。
今でも引っ張り出してはと~きどき聴いてる。

Sc 今日の出し物は楽しみにしていた「まきちゃんのアコメタル」。
それだけでなく、ナゼか下の案内板には書いていないが「フィーチュアリングYui」というのも期待を倍増させた。

20大山まき

30vYui

40v斉田和典

50vカホンは森はるか。

60vカウント・ベイシーの「Jumpin' at the Woodside」に乗って登場した4人。
チケットは完全ソールド・アウト!

70_ftmYuiさんが奏でるヴァイオリンからスタートしたのは…

80「Fly me to the Moon」!
意外!

90でも、そこはまきちゃんのこと、そのまま終わるワケはなく、後半は「オイ!オイ!」と景気のよい月旅行となった。

100v「みんな、戦っていくゼ~!」…戦わなくていいから!
そんなことばっかり言ってるとホントに若者が戦争に行かされる世の中になっちゃうよ!
2曲目は「ペガサス幻想」。
「♪先生、Yah!」ってヤツね。

120v_pf「アコギ」なんて聞くと優しいイメージだけど、この斉田さんの仕事は大変だよ!

130v選曲がスゴイな…さらに続けたのはアリスの「チャンピオン」。
オリジナルは1979年のリリースか…。
コレって映画『ロッキー』が流行った頃だったんだっけ?
何て大ゲサな曲だと思ったよね。
まきちゃんなんか全然生まれてなかったでしょ。

140_cpでも実にピッタリなんだよな。
そこらへんの若いロック・バンドの男性シンガーの100倍の迫力は優にある。

150「♪ラララライ、ラララライ」…じゃなくて「♪ライラライラライ」をみんなで歌って盛り上がったよ。
はるかちゃんのカホンを叩く手にも力が入るというもの。

160v「サンキュ~!ようこそ~!
ジャズのココでメタルを演りま~す!
『ジャズ・メタル』という試みです。オシャレな場所で『オイ!オイ!』って…スゴイね!
並々ならぬ期待を感じてます!」
メンバーを紹介して…
「今日は限界まで楽しんでいきましょう!」

170mcそのまんまSHOW-YAの「限界LOVERS」。

180_gl先日の『Marshall GALA2』でも歌ってくれて大ウケだった。
私は初顔合わせのリハーサルの時にまきちゃんの代わりに歌わせて頂いたが、たくさんではないにせよ頭の血管が切れたわ。
久しぶりに怒鳴らせて頂いた。
まきちゃんの歌うSHOW-YAは最高だぜ。
「♪Back to the fire」をみんなで歌っちゃったね。

190vココでまきちゃんは『Marshall GALA2』の宣伝をしてくれましてね、ステージに上がっているMarshall関連の機材についても触れてくれた。
270_mcまずは斉田さんが使っている茶色いMarshall。

200AS100Dというアコースティック楽器用のアンプなのです。
日本のコンサートでアコギを使う時ってほとんどラインで鳴らすけど欧米ではアンプを使うんだね。
そうすると自分で音を作ることができるし、ナニよりもパンチのある音になる。
このモデルはMarshallの中でも最も息が長い商品のひとつで、特にヨーロッパ市場ではアコースティック楽器用アンプの代表機種になっている。

210一方、はるかちゃん。

230「NATALのカホンです」235黒にNATALのロゴが映えていれカッコいいべ?
音もバッチリなのです。
コレも海外では売れ行き好調なのです。

240vそして、SHOW-YAのsun-goさんのチームでまきちゃんに出演してもらった『Marshall GALA2』。
おかげさまで、前回にも増して大好評を頂戴することができました。
250皆さん次回の『Marshall GALA3』をご期待頂いていて、私の顔を見るとみんな「3年後、3年後」と言ってくれるのはいいけど…知らんよ!
『2』がようやく終わった今は考えたくない…とか言ってるけど、実はもうアイデアが出てきているのサ。
開催したら来てね。
 
まきちゃんが登場する『Marshall GALA2』のレポートはコチラ⇒vol.2:オープニング & THE CORAL CANDIES

260「今日はシットリした曲はココだけなのでシッカリ聴いてくださいね」

290v_lb…と歌い出した曲を聴いてビックリ仰天!
イギリスの盲目のジャズ・ピアニスト、ジョージ・シアリングの「Lullaby of Birdland」。
いいね~、すごくいい。
日本人がジャズっぽくしようとして、黒人のマネをして歌うのがタマらなくイヤだ。
でもまきちゃんは変に作らず、ストンとそのまま自分の声と歌い方でこの美しいメロディを歌い上げた。
そこがいい。
アニタ・オデイのレパートリーなんかすごくマッチしそうな感じ?
「You are the Top」なんて歌ったらすごくいいと思う。
コレには歌詞にチョットしたアイデアがありましてね…。

300そんなマキちゃんをググイと包み込むYuiさんのヴァイオリン。
いいわ~。
ステファン・グラッペリ、スタッフ・スミス、レイ・ナンス、ジャン・リュック・ポンティ、デディエ・ロックウッド、マイケル・ウルバニアク、Lシャンカール、マウロ・パガー二、シュガーケイン・ハリス、ダリル・ウェイ…ジャズとかロックのヴァイオリンって大好きなんだよね。

310vアコメタルのアルバムから…

315「浮世ドライブ」。

316v「私の曲を演るか!自分の曲を演りたくなった!『Swing』演るか!」
コリャますます乗ってきたぞ~!
S41a0400アルバム『MONSTER』から…「Swing Out」。

320まきちゃんはオリジナル曲もスゴクいいんだよね。
いつかどこかのライブで「私のルーツの音楽を歌います」と言ってDeep Purpleの曲を演奏したことがあった。
やっぱり聴いている音楽がシッカリしていると、こういう風になる。
芸術は「インプット」が大切なのだ。

330vひたすらストラミングし続ける斉田さん。
だからこの仕事は大変だってーの。
フレットの減りも早いんじゃないのかしら。
リード・ギタリストのギターより、リズム・ギターの人のギターのフレットの方がはるかに減るのが早いっていうからね。

340さらに『MONSTER』からタイトル曲の「MONSTER」。

350_pbこのサビ!
私はこの曲をライブで聴いて一発でこのサビのメロディを覚えたよ。
ジジイの記憶力にしては上出来だ、
それぐらい印象的だったのね。

350vもう1曲『MONSTER』の中でもメタル度が高い「Pain Letter」。

S41a0088アコースティックのトリオとは思えない迫力!

360

370

380v下手のお客さんにもサービスしなきゃね!

390そういえばこの日、台湾からのお客さんもいらっしゃったのです。
YouTubeでまきちゃんを見て気に入って目黒まで観に来ちゃったという。
駐車場大丈夫だったのかな…関係ないか。

400_mcこの日は新しいシングル『絶対領域』の発売記念ライブでもあったのかな?

Mo2 ジャケットのデザインは、はるか画伯。
はるかちゃんは自分のバンドFATE GEARやベテランハードロック・バンドBLINDMANのアルバムジャケットのデザインも手掛けている。
「文豪っぽいデザインにしたかった」とか。
はるかちゃんには「ロートレック風?」なんて言っちゃったけど、違うな。いわゆる「大正イマジュリィ」ってヤツ?」

S41a0312 ショウもいよいよ最終セクションに突入する。

410_itmLOUDNESSナンバーを2つ。
まずは「In the Mirror」。

420ん~、こんなアレンジ、タマらんね。
580まきちゃん、問答無用でカッコいいわ。

450vもう1曲は「S,D,I,」だよ!

470まきちゃんだけでなく、3人はココでもスゴかった!

480

S41a0190

490「♪エス・ディ・アイッ!」も合唱となった。

500「LOUDNESS最高!LOUDNESSの曲はスゴイ!
楽しい時間は早いものであと2曲になりました。
次はボカロの曲です…知ってるかな?
今日はアンコールがありません。だからあと2曲です!」

510_mcタオルを振り回して歌ったのは「千本桜」。520_szコレはよく女性シンガーのバンドが集まるイベントのアンコールで演るヤツですな?
こないだそれこそココの近所の鹿鳴館で聴いた!

540v「次でラスト・ソング!みんな歌ってくれますか~?」
最後を締めくくったのはXの…

560v「紅」だぁぁぁ!

S41a0470「アコースティック」とは名ばかりで、何とハードなパフォーマンスなんだ!
これじゃまるでヘヴィメタルだ!…だから「アコメタル」なのね?

570v
430v

590v大山まきの詳しい情報はコチラ⇒大山まきOfficial Site

610今日登場したMarshallファミリー商品は;
アコースティック・アンプAS100DとNATALのカホンでした。

620 

200_2

(一部敬称略 2019年9月15日 目黒 東京倶楽部にて撮影)

黒沢ダイスケ Progressive Band

 
今日のMarshall Blogは初登場となるギタリストの黒沢ダイスケのバンド。
従来型のロック・リスナーの皆さんには馴染みが薄いかもしれないが、黒沢さんはゲーム音楽の分野においては「超」や「大」がいくつもアタマにつく人気の高い「作曲家」であり、「ギタリスト」なのだ。
記事のタイトルにあるように、今日レポートするライブには「Progressive Band」名義でのご登場。
この「Progressive」が「進歩的な」とか「前衛的な」を意味する本来の英単語の意味で使われているのか、あるいは「Progressive (Rock) Band」という意味なのかはわからない。
勝手に「Progressive Rock」を意味することとして、「プログレッシブ・ロック」についてチョッピリ書かせて頂くと…。
アノね、ハードロックだの、ヘヴィメタルだの、ブルースロックだの、数多くあるロックのスタイルの中で私が一番好きで、かつて最も集中して聴いたのが「プログレッシブ・ロック」なんです。
中学2年の時に初めてKing Crimsonを耳にした時には「ダメだ、コリャ」と思ったけど、当時みんなが夢中になっていたKISSやQueenは真っ平ゴメンだったので、自然にYesやELPに興味が移っていった。
そういう音楽が世の中に普通に存在していた時代の話ね。
後はもう片っ端から聴いたな~。
それが今から20年前、イギリスから来たギタリストにプログレッシブ・ロックの話をして大きなショックを受けた。
「ハァァ?『ぷろぐれっしぶろっく』~?ナニ言ってんだ?ぷろぐれっしぶ、ぷろぐれっしぶ…。キミ、もしかして『プロッグ・ロック』のこと言ってるの?Pink FloydとかKing Crimsonとかの…」
私が「そうです、そうです。今イギリスではどんな感じなんですか?」みたいな質問をすると、「あ~?イギリスでそんなもん聴いているヤツはただの1人もいないよ!」だって。
「ナニ言ってんだ?」はこっちのセリフだっつーの。
「Prog Rock」はイギリスの音楽じゃないか!ビートルズに次ぐイギリスの音楽の発明品なんだぞ!
でも、比較的頻繁にイギリスに行っている私が現地で肌で感じる雰囲気としては、「Prog Rock」として受け止めているかどうかは別として、今でもPink Floydなんてのは若い人の間でもスゴイ人気だよ。
イギリス人の友達と食事をしている時、イングランド(スコットランドと北アイルランドを除くという意味)の町のランクというのをやって見せてくれた。
コレがメチャクチャ面白かったんだけど、彼によると1位はケンブリッジだった。
「ケンブリッジ大学がある知的で静かで美しい町」というのが一番の理由で、「それならばオックスフォードでもいいんじゃん?」と口をはさんだところ意外な答えが返って来た。
彼がケンブリッジを1番に挙げたもうひとつの理由は「Pink Floydの出身地」ということだった。
彼は私より20歳ぐらい年下で、そうした古いロックを好んで聴かないタイプなのだが、Pink Floydは別のようだ。
やっぱりイギリスに「プログレッシブ・ロック」はまだ息づいているんだと思った。

プログレッシブ・ロックを聴くなら現代クラシック音楽の方がずっとオモシロいということが発覚してしまったので今ではほとんど聴かなくなっちゃったけど、昔はカンタベリー、イタリアン、フレンチ、北欧、後年は辺境まで聴き漁った。
私が思うに人間が作る「ロック」という音楽の範疇で技術的意識的に最もクリエイティブな作品のひとつはYesの「Close to the Edge」だと思ってる。私がこんなことを言うなんて意外でしょ?
コレが1972年。
60年代後半に始まり世界中で発展を遂げたプログレッシブ・ロックだったが、その後70年代中盤を過ぎてパンク/ニューウェーブのムーブメントが広がるとアッという間に消え失せてしまったのは残念なことだ。
10年ももたなかった。
大仰な音楽だけに飽きられた時点でイチコロだったんだね。
一番好きなのはイタリアのAreaかな?
そして、最後に好きになったイギリスのプロッグ・ロックはGenesisだった。イギリスに行くようになってからGenesisがケタ違いにオモシロくなったんだな。

閑話休題。
プログレに関してはもっと書きたいことがあるんだけどキリがないのでこの辺で止める。

10_2黒沢ダイスケProgressive Bandは…
 
黒沢ダイスケ

20vベースは上田哲也。

30v_2キーボーズは池尻喜子。

40v_2そして、ドラムスは伊藤ショボン太一。

50v今日のショボンちゃんのNATALはCafe Racer。

60vフィニッシュはシーフォーム・グリーン。

70_2スネアはアルミ・シェル。
少し前にSanovaさんのステージで使って以来のお気に入り。

80黒沢さんの背後にはMarshall。

90vJVM210Hと1960BVだ。

100vもちろんプログレは浴衣で演奏するモノ…とキマっているワケではない。
コレ、まだ8月下旬の暑い盛りのライブだったのね。
ま、冬に目にする浴衣姿ってのもオツなもんでしょ。
30年ぐらい前、以前の仕事の関係で長野に移り住んだ時、晩秋に花火大会をやっているのを見てビックリしたことがあった。
「寒い、寒い」と言いながら楽しむのが信州式…と教わった。
でも、空気が澄んでいるので花火って冬の方がキレイなんだよね。

110演奏の方は特大の花火が上がったような爆発的な演奏!

120_21曲目は黒沢さんの「INSPION」。

130vま~、とにかく息を付かせぬ込み入ったアンサンブルが圧巻!

140_2しかし、この人はスゴイ。
NEO-ZONKもそうだったけど、この手の複雑極まりない音楽から、スイングしまくるシンバル・レガートを聞かせてくれるビッグ・バンド・ジャズまで、タマらないドラミングを聴かせてくれる。
また音がいいんだよな~。
ホント、NATALでヨカッタ。しみじみそう思います。

150v_2「ありがとうございます。
今日は『夏』ということで浴衣で登場しました。ああとは謎…そんな感じでやっていきます」
メンバー紹介とこの日のショウの構成を説明した。

160v_22曲目は喜子さん作の「Breaking the Limit」。

170_2先日リリースされた3人の女性鍵盤奏者を中心としたオムニバス・アルバム『池尻家×SHOKO solo project "Sonicscape"×深井麻梨恵』の1曲目に収録されている曲。

Cd ま~、この曲もスゴイわね。
「ダフ屋」と言われていた上田さん。
トンデモない!
ダフ屋さんにはこんな演奏ムリです…イヤ、スゴイ人もいるかもしれないか?
「ダフ屋」はナンで「ダフ屋」っていうか知ってるよね?
「札(ふだ)」、つまり入場券から来てるんだけど、IT化となった今はどうやって仕事をしているのかしらん?
あ、買い占めちゃうヤツか。
上田さんそんなことしてんのかな?…してないってば!

165vそのCD収録のこの曲でギターを弾いているのが黒沢さん。
ドラムスはショボンちゃんが叩いている。
上田さんも他の曲で参加している。180vこの日はまだ『Marshall GALA2』が開催される2ヶ月チョット前のことだった。
GALAにご出演頂く喜子さんの事前PRのネタとして、以前レポートしたシルバーエレファントの『よし子セッション』とこの日のライブを取材させてもらったのね。
結局、このレポートは『Marshall GALA2』の後になっちゃったけど…。

0r4a0059ところで!
鍵盤楽器奏者って写真撮影がムズカシイんですわ。
Marshallの現場というとギターばかりでキーボーズの撮影に慣れていないということもあるかも知れない。
まず、大抵ポジションがハジっこで照明が暗い。
動き回ることができないのでどうしても似たような写真が多くなる。
譜面台が顔を遮ってしまうことが多い。
下を向けば暗いし、上を向くと照明がモロに当たって飛んでしまうし…。
そういう時に役立つのが普段の音楽のお勉強。
例えばコレ。
コレは天才ジャズ・ピアニスト、フィニアス・ニューボーンJr.という人の『Please Send me Someone to Love』という特に有名でも何でもないアルバム。
この人、天才すぎて精神を病んでしまったというほどの天才なんだけど、こういうジャケット写真なんかの構図をマネてみる…というのは写真撮影のひとつのアイデアでしてね。
200cdこんな感じ。
この写真は本当に上のジャケットを意識してシャッターを切った。
「ゼンゼン違う」って?
ま、気持ちの問題ヨ。

190vコレは?
ジャズ・オルガン界のスーパースター、ジミー・スミスの『Jimmy Smith at the Organ』。
カッコいいじゃないの?
コレをマネるつもりでシャッターを切る。

210cdこうなる。
喜子さん、実際にはジミー・スミスより格段に複雑なことをされています。220vこの曲でもショボンちゃんが惜しげもなくすさまじいドラミングを見せてくれた。

230_2「この曲は3、4年前にできた曲です。
『限界突破』という意味で、調子に乗っいて限界を超えられるんじゃね?という感じで作りました」
と曲の説明をして、前掲のオムニバス・アルバムの紹介をした。

240v_23曲目はキーボーズでスタート。

235上田さんの作品「Kaleidoscope」。

S41a0094 ま~、しかしドレもコレも濃い曲ばっかりでうれしいな。

260v_2最後はドラム・ソロで〆る。

280vメンバーのオリジナル曲で構成した第1部の最後は黒沢さんの新しい曲「Kill Trap」。
まずは喜子さんからシットリと。
浴衣がピッタリだ。

290v_4「速くてスゴイの演やります」という事前の説明通り、曲はハードに展開し、すごいことになっていく!
310v第1部の仕上げに持って来いのド迫力ナンバーだった。

300第2部はまずショボンちゃんだけがステージに登場。

320待ってましたのドラム・ソロ。
ダラダラとやられるドラム・ソロはまっぴらゴメンだけどショボンちゃんのドラミングなら大歓迎だ。
320vソロの中盤にさしかかると…

330vカウンターに向かって何やら合図を出したショボンちゃん。

340vすると、お店の菜摘ちゃんが何やら運んで来たよ。
菜摘ちゃんもスゴ腕ドラマーで、昔NATALのイベントに来てくれたことがあったんだよ。

350左にスティック、右手に箸で…

360「鴨のナントカ」をパクリ。
ドラム・ソロは続けたまま。

370v「ンメな~!」

380vそしてもうひと暴れ!

390いいね、こういう意味のないことを演るってのは。
もちろんドラミングがカッコいいから成り立つ話。
ところで、ショボンが来ているのは浴衣なのか?
なんか中国の要人みたいな…。

400v第2部はDream Theaterのコピーで固めるという構成。
若い人好きね~。
以前「Dream Theaterの音楽を受け止めることができるか否か」はひとつの世代の分かれ目ではないか?…ということをどこかに書いた。
私は向いていない世代のようでして…なので以下は演奏した曲名を記すのみとさせてくだされ。

410でも、昔教則ビデオの仕事をしていた時にマイク・ポートノイの『Liquid Tension Theater』の字幕の監修をしたんだけど、コレは売れたよ~。
大ヒットだった。
DVDがこの世にあらわれる前の話。
もちろん本作はその後DVDになって再発されたけど。

11_ltt1背表紙はこんなだったか…。
こんな文章を書いたの全く覚えてないわ。
このビデオのプロデューサーのひとり、ロブ・ウォリスとは今でも仲良くさせて頂いている。
来月NAMMでまた会えるのを楽しみにしているんだ。

11_ltt2 ショボンちゃんのドラム・ソロに続いての第2部の1曲目は「ACOS-Acid Rain」。
450v続いて「Erotomania」。
ナニ、「エロトマニア」って?!

430vそして「Hell's Kitchen」。
「Hell's Kitchen」というのはマンハッタンの真ん中へんの8番街から西側のエリアのアダ名だわね。
私が2回ほど続けて行った20数年前は8番街を超えて西、つまりハドソン川方面にはいかない方が無難とされていた。
確かに、5、6、7番街(アヴェニュー)と東から西に向かってストリートを歩いて、8番街に当たると、辺りは急に黒人だらけになって驚いたことがあった。
ココと東南のアルファベット・アヴェニューというエリアに行ってはいけない…とされていた。
アルファベット・アヴェニューは今はゼンゼン大丈夫みたいだけど。
 
ま~、どれもこれもガッチャガチャに込み入った曲ですな~

440v本当はアンコールに演ろうとしていた「Dance of Eternity」を本編で続けて演奏してしまいアンコールはなし…というダイナミックな結末でこの日のライブを終了した。
 
しかしナンだね。
Dream Theaterを受け付けないせいもあるけど、私なんかには第1部の皆さんのオリジナル曲の方が断然ヨカッタな。
コレからもバッキバキの自作曲で徹底的に複雑でハードな演奏を期待しております。
420

460

470

480

200_3 
(一部敬称略 2019年8月24日 横浜Hey Joeにて撮影)

2019年12月15日 (日)

中間英明 Unplugged Live

 

059月上旬に開かれた中間英明のアンプラグド・コンサート。
その3月前の「『Point of no Return』発売30th Anniversary Live」の時はあいにくMarshallに出張していたので残念ながらお邪魔できなかったので、中間さんは昨年秋の『九人の乙女』以来のご登場となる。

10今回のアンプラグド・コンサートの出演は、中間英明。

30vそしてキーボーズにBLAZEの増田隆宣。

40v 会場は渋谷のロック・バー『Sweeet Rockl』。
チョ~~~満員でまったく身動きできず。
こんな状態で背中でも痒くなった日にゃ大変なことになる…ぐらいパンパン。
も~、中間さんが観たくてしょーがないのね?
よって、写真の構図に大きな制限があって2ヶ所でしか撮れなかったことを予め書いておきますからね。
ハジッコとその50cm中ほど。今日はその辺りを割り引いて写真を見てチョーダイよ。
撮影時に場所を開けて頂きましたお客様、この場を借りて御礼申し上げます。

20「アンプラグド」といってもアコギを弾く中間さんの向こうにはMarshall。
へへへ、そうなの。
ガツンと演ってくれたの。

50この日、アコギにはMarshallのアコースティック楽器用アンプ、AS100Dを使用。
上に出て来た『九人の乙女』の時にラインではなくAS100Dでアコギを鳴らして以来、中間さんはアコギ・アンプの虜になっちゃったんだな。
ま、コレが欧米の標準ですから。ASはヨーロッパではベスト&ロング・セラーで、Marshallの全ラインアップの中でも最も長命のモデルなんだよ。
ところが、残念ながら日本はアコギ・アンプの不毛地帯なんですよ。
でも、耳のいい腕の立つギタリストであれば、中間さんにようになるのが普通でしょう。
そして向かって左側はSTUDIOシリーズ。
この日初めて中間さんはSTUDIOにトライ。
エレクトリックのコーナーでは1959をパワー・リダクトしたモデル、SV20Hと1x12"キャビネットのSC112を使用した。
要するにこの日は「完全プラグド」の「アンプラグド・ライブ」だったというワケ。

601曲目は『Point of No Return』から「El Giza」。
CDではタブラやウードのような音色も聞こえて来る中近東風のナンバー。イヤ、モロッコあたりの雰囲気かな?…って行ったことないけど。モロッコは北アフリカか…。
ちなみにロシアでは「ミルク」のことを「モロコ」と言う。

70ん~、やっぱり音に「張り」があると言うか、「押し」が強いと言うか、「暖かみ」も加わってやっぱりラインより全然いいな。
中間さんの力強いピッキングには持って来いだ。

80v2曲目はマイケル・シェンカーの「Bijou Pleasurette」をジックリ、シットリと。

90「こんばんは!こんなにたくさん集まって頂きありがとうございます!」
この日は増田さんのリードで中間さんのトークもタップリと聞くことができた。
「マイケル・シェンカー大好きなんです。
何度も失踪するでしょ?お兄さんのScorpionsに参加したり…でも『音楽専科』や『ミュージックライフ』を読んでも情報が途絶えるんだよね
一番最初にロックに興味を持ったのはKISS、Rainbow…リッチー・ブラックモアを見てギターを始めたんです」
…と中間さんのロック遍歴がタップリと語られた。
ま~、出て来る出て来る、我々世代のギター・ヒーローが。
こういう話が成り立つのは世界でも日本だけじゃないかね?
とても素晴らしいことです。
だって、そうした人たちはみんなMarshallじゃないか。
みんなMarshallを使って自分たちの音楽を作ったんだ。
クリエイティブでとてもいい時代の話しだ。

0r4a0041 ココでギターをエレクトリックにチェンジ。
『Point of no Return』から「Requiem」。

110v中間さんはSV20Cにリンクを施して使用。
最初、LOUDNESS1と2のミックスの調整に手こずったらしいが、ナンノナンノ、そんなことを全く感じさせないMarshallらしい素晴らしいサウンドだ。

120増田さんも中間さんのアンプが変わって若干ボリューム・アップ!
やっぱりMarshallの音ってカット・スルー(音抜け)がズバ抜けてるんだね。
ところで、増田さんの所属するBLAZE。
かなり歴史のあるバンドでね、私が高校1年の時だから1977~1978年ぐらいかな?渋谷の屋根裏では半分に折って名刺ぐらいの大きさになるその月のスケジュール表が用意していた。
アレ、取っておけばヨカッタナァ。
確かそれを開くと左側のページが「昼の部」で右側が「夜の部」の予定になっていて、毎月その右側のページに「BLAZE」というバンド名が掲載されていた。
もちろん「夜の部」の方が書くが上ね。
それで、BLAZEがどんなバンドか気になってはいたんだけど一度も観に行くことはなかった。
それから何年後だろう?
調べてみると渋谷のBOXXがあったのは2012年までなので、最大で35年後か…BLAZEをBOXXで観たの。
Deep Purpleスタイルのハード・ロックでカッコよかった。
やっぱり歴史のあるバンドってには「歴史」があるだけで既にスゴイよ。
しかし、あの時代、毎日ライブハウスにマチネーがあったんだゼ。
六本木の「PIT INN」なんて「朝の部」まであったんだから。
それだけライブハウスがなかったと言うか、演奏する場所が少なかったと言うか…。
みんなライブハウスに出たくて熾烈な音楽の戦いを展開していたんだね。
そんな環境だもん、人と同じことを演っていたら誰も相手にしてくれないにキマってる。
だからそれだけにスゴいバンドがたくさんいたよね。
今はどうだろう?
毎月のようにライブハウスが次々とオープンして…。
何やらバンドの数よりライブハウスの数の方が多いイメージ?それじゃいいバンドが出て来るワケがない。
ニューヨークとロンドンのライブハウスを合わせた数より、今渋谷にあるライブハウスにある数の方が多いんじゃないかね?
増田さん、ゴメンナサイ!
ついついBLAZEの思い出で脱線してしまいました!

130次はそbのBALZEの『Danger Zone』というアルバムから「Adriana」という曲。

140中間さんの愛聴曲で、聴いて何度も涙を流しているという。

150vココのトークでいよいよギター談義爆発!
中間さんが「Burn」のジョン・ロードを弾いてみたり、好きな曲のサワリを弾いてみたり。
好きな人にはタマらないコーナー。
しかし、30年前にコピーしたヤツとか、よく覚えてるよな~。
でもこうでないと音楽家っていう仕事は務まらないんだね。
ミュージシャンに必要な要件って、「練習を苦と思わないこと」、「食べ物に好き嫌いがなくてどこでも寝られること」、「ズバ抜けた記憶力」…だと思いますよ。
アタシャ、ダメだコリャ。

170またアコギに持ち替えて『Point of no Return』から「Smiling Landscape」。

0r4a0012 次も中間さんのお気に入りの曲だという「Adagio」…中間さんのセットリストにはそう書いてあったんだけど、演奏後の増田さんのMCでは映画『プラトーン』の挿入曲という説明があったので「Adagio for Strings」というのが正しい曲名なのかも知れない。

0r4a0027 コレは休憩中のようす。
中間さんのポジションの後がトイレになっているので、通路を確保しているところ。
なかなかこんな光景は見れないよ。

160v『Point of no Return』からタイトル曲。
260vもうずいぶん前に中間さんから直接このCDを頂戴して、ある時クレジットを見てビックリしたのは、SOUND PRODUCERとして「KATSUTOSHI 'KINEZUKA' MORIZONO」とあるでないの。
「KINEZUKA」ってナンダ?とは思ったけど「KATSUTOSI MORIZONO」は「森園勝敏」としかあり得ないワケで、森さんと行き会った時にこのアルバムのことを尋ねてみたことがあった。

Pnr 森さんは「え~、アレね~、もう既に中間くんって完成しちゃっててサ…完璧なワケよ。だから特にナニもやることがなかったんだよね~」…おろしたてのバラ色のシャツはお召しになられていなかったが、ご自身の「おまつり」の歌詞みたいなことをおっしゃっていた。
名盤って得てしてそういうモノなのじゃないかしら。
中間さん、リリース30周年おめでとうございます!

190v_dpそして、ナゼかTOTOのアレ…♪ダダダダダダダッダン、「Child's Anthem」。
しかし、TOTOのデビュー・アルバムって『宇宙の騎士』って言ってたのか…カッコわり~。
TOTOが出て来た時、スゴイ話題になってたな~。バンド名も注目されてたっけ。

200この「Child's Anthem」、コレがたったお2人なのにスゲえ演奏だったのよ。
メッチャかっこよかった。
チョット前にCMでコレの変奏曲みたいのがよくかかってたでしょう?
アレはナンだったのでしょう?
それとね、1999年ぐらいに国際フォーラムで演奏した時、アンコールの1曲目でこの曲を演ったんだけど、アノ時の5,000人の観客はスゴいルカサーを観てるんだよ。
私も14歳の時から外タレのコンサートに行ってるけど、あんなの初めてだった。
ココには書かないけどね。でもマーブロで以前どっかに書いた記憶があるな。

240v

250v中間さん、とても楽しそうだったね!

210vそして最後はもう一度アコギに戻った。
「アンプラグド」だからね。

280中間さんが「Little Wing」を熱唱した!

300vもちろん情感のこもったギター・ソロつきだ!290「どうもありがとう!
すごく楽しかったです!…すっごい楽しかった!」
ギターにおしゃべりに歌に…中間さんの魅力がテンコ盛りの一夜となった。
 
中間英明の詳しい情報はコチラ⇒中間英明公式Twitter

310 

200_2 
(一部敬称略 2019年9月7日 渋谷ROCK BAR SWEET ROCKにて撮影)

2019年12月14日 (土)

THE GOOD-BYE 35h ANNIVERSARY CONCERT TOUR

 


2019年…いつもの調子でやれば、「2019」は素数ではないものの、い~か~に~も~ハンパな数字のように見える。
ところが、コレは私の周りのロック界だけの話かもしれないが、今年はいわゆる「周年」の当たり年だった。
どちら様ががいとうするのかはいちいち書かないが、10周年、20周年、25周年、35周年、最大では45周年なんてのもあった。
SHOW-YAは来年が35周年。
そして、今年35周年に当たっていたのがTHE GOOD-BYE。

10それを記念して制作されたニューアルバムを引っ提げて35周年の記念コンサートが去る8月末に中野サンプラザホールで開催された。

20vロビーに並べられた夥しい数の祝い花。ナニせ35周年だからね~。

30物販にはヤッチンのライブDVDが!
ん~、ジャケットの写真が素晴らしい…ってか?

40楽屋にはこんな可愛い祝い花も!

50THE GOOD-BYEの35周年を記念する舞台に上がった面々は…
 
曽我泰久

50v衛藤浩一…に加えてもちろん野村義男。

60vサポート陣は…
 
添田啓二
100sourcesから野津永恒。

70v加賀谷綾太郎

80v日髙隼人

90vそしてベースを担当のは和佐田達彦。

110和佐田さんはEDENを従えてのご登板。
ヘッドはWBP-600。

130それにスピーカーキャビネットD410XSTを2台組み合わせての最強布陣。

120vヤッチンのお供を仰せつかったのはもちろんMarshall。

140JVM410Hと1960Aのコンビネーション。

150v元のようす。

160さて、THE GOOD-BYEの35周年を記念するコンサート…まず冒頭がスゴかった!
190v今回発表したTHE GOOD-BYEの10作目となるアルバム『SPECIAL THANX』から最初の4曲を休みなしでブッ続けで演奏したのだ。

170v「Overture~Never Ending Story」

180「今を生きよう」
ヤッチン・テイストあふれる心地よいメロディ!

200衛藤さんもイキイキとしたプレイで35周年を祝い上げる!

210ドラムヘッドもこの通り。
赤いのは「アレ」とはまだ関係ない。
まだ4年かな?…衛藤さんは。

220ユッタリと歌い上げる「「LOVE」」。

230衛藤さんのドラムからスタートするのは「アカンBe Love」。

260v前の曲路とはガラっと変わったギンギンのエイトビート。
270v「♪アカンアカンアカンアカン」というサビがやたらと耳に残る~!コレは「アカン」!

240vMarshallを従えてもちろんヤッチンのギターも絶好調!

250「どうも皆さまTHE GOOD-BYEです!
今日は平日にもかかわらずおいで頂きましてありがとうございます!
ちょうど1年前にデビュー記念日に35周年記念のスタートしてココで演奏しました。
そして35周年イヤーの間に新しいCDをお届けすると約束しました。
コレ…30周年の時から言っていましたが、『出す出す詐欺』なんて呼んでいた人もいるようで…。
でも、今回ツアーの前にお届けすることができました!」

280コレがその新しいアルバム『SPECIAL THANX』。
10作目だから「THANKS」の語尾が「X」になってるのね。

Xcd「最近は男性のファンも増えて来ました。以前はTHE GOOD-BYEファンなんて言えないかんじでしたけどね。
音楽好きのお兄さんには愛と勇気を。初めてTHE GOOD-BYEを観に来た人には感動を。
そして年季の入ったお嬢さんのみなさんにはこの瞬間から少女に戻してあげましょう!」290vというヤッチンのMC通り、ココから「なつかしの曲」コーナーとなった。
「涙のティーンエイジブルース」…

300ヴァイオリンのふたりが戻って…

0r4a0087 「にくめないのがニクいのサ」。
S41a0760さらに「You惑 May惑」と代表的なシングルのA面曲を3つ続けた。

310vメンバー紹介の和佐田さんの爆笑MCは欠かせない。

S41a0488 ショウはグイグイと前進する。
続いてはファースト・アルバムから。
3曲続けて演奏したのは「Shock Me」…

350「GROWING UP DAYS」…
360v「LOVE AGAIN」。

330デビュー・アルバム『HELLO! THE GOOD-BYE』。
35年前!
私はヤッチンとは同じ学年でしてね…1984年といえば、大学4年生で就職活動で血まみれになっていた頃だわ。
大学のジャズのオーケストラでギターを演っていた。あの頃は人生の中で最も楽しい時期だったな。
さほどあの頃に戻りたいとは思わないけど、体力と感性だけは戻って来て欲しい!

11_dcd ニューアルバムから衛藤さんの歌で「笑顔がICHIBAN」。
4ビートのホンワカ・チューン。
ホント、笑顔が一番ヨ。
そういえば、衛藤さんもいつも笑顔だもんね。
ヤッチンもそう。
私もいつもニコニコしていたいんだけど、アレは意識してできるもんじゃない。大変ツライ。
いつも笑顔の人は生来ニコニコしているか、顔のデザインが元々そうなっているかのどちらかだ。
ニコニコしていてもヒデエ奴だってタマにいるもんね。

340vそしてドップリ衛藤さんコーナー。

370vヤッチンがドラムスにスイッチ!コレは初めて見るゾ!

380vもちろん曲は「花のお江戸は華盛り」。

390v今回も最高に盛り上がって…

410「あ、風流だネェ~」

420vショウはココからが後半。
ニューアルバム収録の加賀さんの曲「BLUE」。
もう1曲「Lonely Night」をつなげた。

0r4a0156 いよいよクライマックス。
440vココもスゴかったよ~。
ただでさえ盛り上がっている所へ持って来て問答無用の7曲ブッ通し!
480まずは「浪漫幻夢」…

430「Mass-Communication」…

450「ちょっと待って」…

460前回、加賀さんの代役は荷が重いと一旦はこの仕事をお断りしたという和佐田さん。
「恩返しのつもりで弾かせて頂く」という気持ちだったそう。
さすがのプレイだった!

S41a0319 「祭り気分でTake a Chance」…

470v「REAL ME」…S41a0688「 めちゃめちゃロックンロール」…

500そして最後にもsorcesが3人勢揃いして…

0r4a0082

S41a0817 「赤いポルシェ~TAKE OFF」で息継ぎなしの7曲を締めくくった。

0r4a0288コレで本編が終わりかと思ったら大間違い。
「本来であれば'Take Away'で終わるところなんですけど、折角なので『SPECIAL THANX』からこの曲をお届けして終わりにします」と演奏したのはアルバムを締めくくっている7分半以上の大作「タイムカプセル」だった。
この曲、クルクルと情景が変わって、私なんかには色々と思い当たるメロディが満載でメチャクチャ面白い。好きです。490vアンコール。
「終電までまだ時間があるのでもう少し遊びましょう。
昨年の9月12日にこのサンプラザでスタートした35周年が終わります…それではもうチョットお付き合いください」

S41a0921「悲しきRadio Girl」

S41a0894「みなさんタオルを出してください!お手元に用意しておいてください!」
…とくればコレしかない! 570v「ナイスッ!」

510待ってましたの「YES! YES!! YES!!!」!

550「ナイス!」

515ま~、とにもかくにもみんな楽しそうだった!S41a0925_2「ナイス!」
3回、違う場所から「ナイス」をお届けしました。
ナイスだろ~?

516コレで一旦はステージから降りたTHE GOOD-BYEだったが再びステージに現れて「Hong Kong Blues」をプレイ。
全25曲でTHE GOOD-BYEの35周年を記念した素晴らしいショウだった!
S41a0931

560v

565曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒soga21.com

580v 

200
(一部敬称略 2019年8月29日 中野サンプラザホールにて撮影)

2019年12月12日 (木)

SANOVA in すみだストリートジャズフェスティバル

 

05前回「台東区」の話題が出たところで、今回は隅田川を挟んでそのお隣の「墨田区」が舞台。
それは「音楽都市すみだ」を標榜する東京都墨田区が毎年8月に市民のボランティアによって開催する『すみだストリートジャズフェスティバル』。
今年で10回目の開催なのだそうだ。
ジャズ好きの私ですから、そりゃ以前から一度覗きに行ってみたいと思ってはいたんだけど、ナンヤカンヤといつも何か用事が入っていて結局行かれなんでいた。
そして、今年チャンス到来。
私がタダ出かけるワケはないじゃん?
そう、NATALプレイヤーが出演するというのでMarshall Blogの取材として意気揚々と出かけてみたというワケ。

10vこのフェスティバル、ホントにすごくてね。
本職の劇場やライブハウスは言うに及ばず、カフェから銭湯、銀行の軒先までを開放して、総勢45ヶ所で演奏が繰り広げられる。
まず訪れたのは「すみだパークスタジオ創(そう)」という劇場。
普段はお芝居に使われているのかな?

20出演はSANOVAのトリオ。
ピアノのSANOVAさん。

30ベースの池尻晴乃介。

40vそして、ドラムスは我らが伊藤ショボン太一!

50最初ショボンちゃんから「サノバさんのサポート」と聞いて一瞬Nazarethの「Hair of the Dog」系のお名前かと思ってビックリしたんだけど、SANOVAというのはこのピアニストの堀内沙知さんのチームの名前で、「Sachi」の「Sa」と「Nova」を合わせた名前なのだそうだ。
「nova」はラテン語で「新しい」と言う意味ね。「Bossa nova(ボッサノーヴァ)」の「Nova」ね。
「Bossa」とは「傾向」とか「素質」とかいう意味だから「Bossa Nova」と「New Wave」はほぼ同じ意味を持つ音楽カテゴリーなんだね。
どういう風に新しいかというと、サンバのリズムを思いっ切りユックリ演奏するとボサノバのリズムになりますな。それが昔は新しかったんだね。
ということはサンバの方が歴史があるということか。

60v私はこの時までSANOVAさんを存知上げなかったんだけどモノスゲエ人気なのです。
もうみんなタオルを振り回して大エキサイト!
インスト・ミュージックでこんなに盛り上がっている光景を見るのはカシオペア以来か?
イヤ、D_Driveを忘れちゃイカンわ。

70SANOVAさんはイスに座らない完全な立奏スタイルで、キース・ジャレットもビックリの入り込みよう!

0r4a0487 もちろんメンバーも大エキサイト。

80相変わらずショボンちゃんのドラミングが素晴らしい!

90フェスティバルでNATALのキットは入れられなかったんだけどスネアはバッチリNATAL。
14"x5.5"のアルミ・シェル。
この日初めてコレを試したショボンちゃん…一発でFallin' Love!。
だってNATALだもん。

100SANOVAさんはあまりに人気が高いゆえ、もうひとつ別の会場にも登場した。
錦糸町駅間のビルのタワーレコードの店内だ。
この辺りもずいぶん変わったゼ~。
場外馬券売り場があったせいか、この辺りの地域では最もガラの悪いエリアだった。
「江東リッツ」という映画館があってね、小学生の時に『ポセイドン・アドベンチャー』を観に来たな~。
その後中学になって『怒りの鉄拳』とか『グリーン・ホーネット』なんてのも観に来たわ。45年前の話…私だってブルース・リーに憧れた時分がある。
いつからこんなにアマノジャクになってしまったのやら。
 
その駅前のビルの裏の駐車場に車を止めてビルへ入ろうとしたらアラララララ!
スゴい音楽が聞こえて来るではないの!
どういう風にスゴいのかというとキング・クリムゾン。
実際にYouTubeで調べてみると「Discipline」のコピーなんかを演っていらっしゃる。

110いつもMarshall Blogを応援してくださっている方からご親切に教えて頂いたんだけど、「トモトモクラブ」というトリオバンド。
こういう音楽を作っていらっしゃる方がこの日本にひとつでもあったことを知ってうれしいね。
しばらくの間、見入ってしまった。
こういうチームを出演させるところがまた素晴らしい。
懐がデカいぞ、墨田区!
120そしてSANOVAの2回目のステージ。

130コッチも超満員!

140SANOVAさんの曲はテレビ番組のテーマソングなどで頻繁に使われていて、皆さんもテレビを見ていれば必ずやSANOVAさんの音楽を耳にしているハズだ。
私も実際それを経験した。
この時に演奏していた曲が何かのテレビ番組でガッツリ使われていたの。

150v晴くんは実は、というか「池尻」さんという名字でMarshall Blog読者にはピンと来ちゃうと思うんだけど、先日の『Marshall GALA2』でSHOW-YAのsun-goさんのバンドTHE CORAL CANDIESでキーボーズを担当してくれた池尻喜子さんのご主人。
2人で「池尻家」というチームを組んでいる。

160vショボンちゃんは引き続きNATALのアルミ・シェル・スネアを使用。
実はこの時、シンバルが容易されていなくて隣の楽器屋さんにショボンちゃんと一緒に買いに行ったんだわ。
そしたら、店員さんがあのMarshallの本『アンプ大名鑑~Marahall編』を持って来られて、「サインしてください」とおっしゃるじゃないの~。
ビックリするやら、気恥ずかしいやら、うれしいやらで、「コリャ外で変なことはできないな」と気を引き締めた次第。

170vとにかくスゴイ迫力で、とても楽しそうに鍵盤を叩くSANOVAさんが魅力的!

180vココでタオルがブンブン振り回された!

190というのは、前の現場でもそうだったんだけど、ある曲で晴くんがタオルを振り回しながら丸々1曲弾くというルーティンなの。
最初から最後まで左手のタッピングだけで演奏してた。

200ショボンちゃんもNATALのアルミ・シェル・スネアで猛然とドライブしちゃう!

210vコレね。

220とにかく大熱演の3人!

230v

240v

250v最後はかがんでか~ら~の~…

260vイッパ~ツ!

270vキマった~!
 
SANOVAの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

S41a0395「コレ…スゲな」
伊藤ショボン太一はNATAL Drumsを愛用しています。

280 

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(一部敬称略 2019年8月18日 すみだストリートジャズフェスティバル内にて撮影)

Luther Smoke Dokeyes~結成2周年記念単独公演

05ビンテージ・ギグ・レポート、絶賛制作中。
ゴメンナサイ!ホントに遅くなっちゃって!
やっぱり夏の頃から『Marshall GALA2』の準備で大あらわだったんだな~…と思います。
 
さて、今日は今年の4月に初お目見えして以来早くも3回目の登場となるLuther Smoke Dokeyes(ルーサー・スモーク・ドゥ―キーズ:以下「LSD」)。

20その結成2周年を記念する単独公演。
…って、エ~ッ、このチームって結成してまだ2年しか経ってないの~?
LSDのミニアルバム『The Jukebox Is Playin'』のジャケットのモチーフになっているワーリッツァーのジュークボックスが上手に描かれている看板が素晴らしい。

10vコレはイギリスの本社工場にあるMarshallのジュークボックスね。

11_0r4a0068 Johnny

30ベースは伴航平。

40vドラムスは山口翔也。

50vオープニングは『The Jukebox Is Playin'』。

0r4a0023自慢のテンガロンハットを1曲目からブッ飛ばすほどのエキサイトメント!

60Johnnyくん、満員のお客さんを前に実に楽しそう!

130v続けてキラー・チューンにひとつ「Win, Loose or Honky Tonk」。

80vコレはゴキゲンだよね~。

90vしかし、今時よくもこういう若者が3人集まったよナァ。

100vこのJohnnyくんの〆のジャンプで演っている方もいかにゴキゲンかがわかるというものだ。

110更に続けたのはLSDのドライビング・チューン「Drinkin' Whisky With Dad」。
「♪時は平成 場所はお江戸 台東区南側」という歌詞がうれしい。
ハートの形にチョット似た、東京23区の中で最も面積の小さい台東区。私が小さい頃は「だいとうく」と読んだ。
田園調布よりも、白金台よりも、三軒茶屋よりも、下北沢よりも、浅草や上野を擁する江戸時代から栄えるこの地域が一番好き。
「台東区」という言葉をそのまま歌詞に入れてくれたJohhnyくんにお礼を言いたい。

120_dwd「お父さんとイッパイ」か…。
よくこういうのテレビのドラマやコマーシャルでやってるよね。
私は4年前に死んだ父と酒の席を共にすることは珍しくなかったが、サシでイッパイやることはなかったな。
照れちゃってダメ。ナニを話していいのやら。
そして、自分のセガレも酒を飲む年齢になって久しいけど、これまた「セガレとイッパイ」なんて感覚がないナァ。
 
ドライビングな曲にはドラビング・ギター。
ロックの定番フレーズテンコ盛りのソロが快感! 

70v「今日は『ジョニーの本気』ということでアンプ2台、ギター3本を用意しています!」と、チラリとMCで機材を紹介。
今日のJohnnyくんのMarshallはSTUDIOシリーズを2種。
1959をパワー・リダクトした20WモデルSTUDIOシリーズからSV20HとSV212。コレがテレキャスター用。
レスポール用にそのコンボ・バージョンのSV20Cを使用した。
もちろんエフェクターは一切使用せず。
アンプとギターの間に挟まっているのは白いカール・コードのみ。
もう1本のギターはアコースティックだ。

140ところで…場内は満員で立錐の余地が全くない状態。
コレは事前に容易に予想されていたことで、果たして写真をどこでどう撮ったらよいのやら…と悩んでいたところ、Johnnyくんが最前列に撮影するスペースを作ってくれた。
名づけて「MARSHALL撮影場所」!
Johnnyくん、ありがとう!

11_ms続いて「Railroad Song」。

150冒頭で演奏した「Last Train to Memphis」もそうだけど、列車の歌が目につく。
Johnnyくん、まさかの「テツ」?

160v日本で鉄道の曲というとなんといっても「あずさ2号」、それから「津軽海峡冬景色」か…。井沢八郎の「ああ上野駅」もその範疇に入るかな?
アメリカだとそれこそメンフィスだの、シカゴだの…やっぱりカッコいいな。
でも「線路はつづくよどこまでも」にあるように、鉄道は黒人奴隷の歴史の一部だからね。
私は「テツ」では決してないが、やっぱりイギリスの鉄道とか地下鉄なんてのはモノすごくオモシロいよね。

195最近もMarshallの人に頼んでロンドンの地下鉄の本を買って持って来てもらった。
やっぱりメンフィスよりもシカゴよりも(両方行ったことないけど)ロンドンがスキ。

Hl それとコレ。
まだ読んでないんだけど、アメリカの歴史的悪行を綴った『学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史(あるなろ書房刊)』という本。
映画や音楽や食べ物だけじゃなく、アメリカの本当の姿を知るのは実にいいことだと思っている。
もっともその元をたどればイギリス人なんだけどね。

Ahr ジックリと「Sounds Like Dreams」。

170v歌もギターもドッシリとしてとても立派だ。
それはもちろんJonnyくんの力量によるところのものだが。「曲」という設計図がシッカリしていないとこうはならない。

180しかし、気になったのがコレ。
ナゼ100円玉が落ちているのだ?

185つづけて「On the Border」。
耳に残るメロディと歌詞、この曲もLSDのライブでは欠かすことのできない「キラー・チューン」と呼んでいいだろう。

0r4a0101「On the Border」か…。
ずいぶん昔の話だけど、アコギの仕事でサンディエゴに行った時に初めて「国境」というのを見た。
我々、日本にいると「国境」って見えないじゃない?海だから。
国道を走っている時、「シゲ、アソコにポールが立ってるだろ?アソコから向こうはメキシコなんだよ」と聞かされて不思議な気分になったことを覚えている。
それともうひとつ。
驚いたのはその国道に立っていた下の道路標識。
「難民注意」ね…コレ、日本だとタヌキとかイノシシでしょう?
コレはちょっとショックだった。
Rs 曲が進むにつれてますます熱気を帯びて来るギター!
やっぱりMarshallに直につないだ音っていいわ!

190_2それぞれのメンバーからひと言。
「2年経ちました。2年前の8月10日にこのSHOJIMARUで初めてライブをやりました。裸足とTシャツ姿でした」

200v「山口翔也といいます。高校の時は『グッチ』と呼ばれてました」
2年前にブッキングしてもらったJohnnyくんがたまたまココで知り合った2人とスタジオに入って出来上がったのがLSDなのだそうだ。

210v「One More Beer」…

220そして、Hank Williamsの「Lovesick Blues」をプレイ。
ゴメンね…カントリーだけはゴメンね。
でも、今回Hank WilliamsがJim Marshallと同じ年だったということを知った。
1923年だから大正12年。すなわち関東大震災が発生した年だ。

230コレも重要なナンバー「Keep On Hankin'」。

240_hankin「♪基本ハンク忘れるべからず」ですよ。
スゲエんだよ、Johnnyくん。
先日Marshallの事務所に遊びに来てくれてイッパイやりながらSpotifyでテキトーにカントリーの音源を流すと片っ端からそれが誰かを言い当てるんだゼ。
アタシャ、1人もわかりません。
ロックは70年代までならバッチリ、Zappaは43年、ジャズはドップリほぼ40年、クラシックも現代音楽まで現在絶賛勉強中(バロックはNG)、民族音楽何でもござれ…でも…でもですよ…カントリーだけはムリ。あとソウルもムリ。
民謡は聴いても、この2つだけは一生受け付けそうにないナァ。
でもLuther Smoke Dokeyesは最高だ!

250ココで新曲を2つ。
爽快にブッ飛ばしてく「Jesus」。

255そして「Dig a Hole」という曲。

256vJohnnyくん、ジャンジャン新曲を作ってるんだって。
ドンドンやるべし!
天才の証のひとつって「多作」なんだと思う。
才能のある人の仕事って、いいモノをタマに作ることではなくて、やたらたくさん作った中にいいモノがある確率が高いことなんじゃないかしら。
こちとらナニひとつ作り出せないけどよ。
 
3人が呼吸を揃えたかのようにジックリと演奏した「Sunset」。

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260v_jesus

270vコレも一度聴いたら忘れられない「Ramblin' Rider」。
私はいつも「Fat Man in the Bathtub」を思い出しちゃう!

0r4a0233 Johnnyくんのボトルネックは最高だ。
ボトルネック業界ってナゼかこうしてスゴイ人が思い出したように出て来るんだよね。
取り組んでいる人の数がそう多くないからそう感じるのかな?
マァ、ナニせ白熱のスライド・バーさばきよ。

0r4a0257 本編を締めくくったのはLSDのテーマ・ソング「Far East Cowboy」。

310

320v

330v

0r4a0124 アンコールはお揃いのバンドTで登場。
 まず演奏したのはご闘病中の日蔵士歳朗さんの「Shake Hands Blues」。

390そして、結成2周年を記念する単独公演を締めくくったのはカントリー・フレイバー満点の「Jukebox Blues」。
Jonnyくんがとても大切にしている曲…と言っていたような。
LSDのカントリーなら…いいな。

360v

370v

380vLuther Smoke Dokeyesの詳しい情報はコチラ⇒facebook

400終演後、キーボード・プレイヤーの石黒彰さんと。
実はむしろを振り向いた時にチラリチラリと石黒さんの姿をお見受けしていたのだが、何しろ会場が満員でご挨拶に近寄ることができなかった。
そこで、終演後Johnnyくんを交えて3人で記念撮影。
石黒さん、ナントMarshall Blogの記事をご覧になってLSDにご興味を持ち、この単独公演に足をお運び頂いたという次第。
うれしいな~。
石黒さん、サザン・ロックも大好きだからね。
感想を伺うと…「最高ですよ!言うことは何もありません!」
ヨカッタね、Johnnyくん!

410 

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(一部敬称略 2019年8月11日 神田SHOJIMARUにて撮影)

2019年12月11日 (水)

BLINDMAN INDIVIDUAL SHOW~LIVE TOUR 2018-2019 SUEVIVE TO REACH FOR THE SKY

 
まだまだ続くビンテージ・ギグ・レポート。
取材にお邪魔した公演は、よっぽどの問題が発生しない限り全部記事にして掲載しますのでよろしく。
 
…ということで今日は8月17日に目黒鹿鳴館で開催されたBLINDMANの単独公演。
以前から「ツーマン、スリーマン」と言う表現がアホ丸出しで大キライだった。
反面、「ワンマン」という言葉は古くから日本に定着している言葉なのでそれほど気にならなかった。
ナゼ定着していたかというと、私の世代では何と言っても「バス」でしょうな。
私が幼なかった頃は都内のバスでも2人のスタッフが乗っていた。
1人はもちろん運転手。
そしてもう1人の乗務員は車掌で、毎回硬い厚紙の切符を買ってその車掌さんにハサミを入れてもらって乗車するのが当時のシステムだった。
ノンビリしてたよな~。
今じゃ、「上司がAI」という企業もあるんでしょ?
ホント手塚治虫の空想の世界がドンドン実現しているじゃないの。
もうすぐロビタもムーピーも現れるよ。こうなりゃ「火の鳥」だって見つかるかも知れんぞ。
で、運転席の隣に切符販売機を搭載して、車掌をお役御免にした時からバスの先頭に「ワンマン」という表示が付くようになった。
この言葉は、他に自己中心的な人物を指す時に「ポール・マッカートニーってビートルズの中ですごくワンマンだったんだって」みたいな使われ方がされていたけど最近はあんまり聞かなくなった。
今では何と言ってもコンサートだよね。
で、「ツーマン、スリーマン」を忌み嫌いすぎたせいか、「ワンマン」という言葉にも疑問を抱くようになった。
そこで、英語の故郷であるイギリスの人に何人か尋ねてみると、「ワンマン・コンサートとかソロ・ライブというのは、1人のメンバーがバンドから離れて開くコンサートのことを指す」と教えてもらった。
彼らのアタマの中には「ワンマン」が「対バンなし」という感覚が全くないらしい。
しからば、バンドがひとつしか登場しない「単独公演」のことを英語で何と言うか…。
この質問をすると皆さんさんざん考え込んだ挙句…「ん~。ないな。特別な言葉はない。コンサートってひとつしかバンドが登場しないのが普通だから」となる。
なるほど…確かに「カラヤンとベームのツーマン」なんて聞いたことがないもんな。
ところが、1人だけこう答えてくれた人がいた。
「特別な言葉はないけど、ん~、強いて言えば『Individual Show』かな?」
なるほど!イタダキ!
「individual」というのは「個々の」とか「独立した」とかいう意味の形容詞。あの「インディーズ」という言葉の元だね。
と、こんなことがあって今日のタイトルに使ってみたというワケ。
下のポスターでは「ONEMAN」って言ってるのにね。
コレは「BLINDMAN」と脚韻になっていたのかな?
もしそうであったならゴメンナサイ。10vアルバム『REACH FOR THE SKY』を引っ提げた、マンを持してのブラインドマンのワンマンはマンインの大盛況!

20中村達也

40vRay

30v戸田達也

60v 松井博樹

50v實成峻

70vオープナーはアルバム1曲目の「Strangers in the Night」。

80_spサビのメロディが親しみやすいポップめなハード・チューン。
こういうのを「メロディアスなロック」っていうんだよ。でもポップ・チューンでは決してない。
「ロック」ですよ、ハードロック。
巷間の「メロディアス・メタルなんとか」みたいなヤツはメロディがきれいサッパリ耳に残らんのよ。

90ノッケからツヤツヤのMarshallトーンでソロをキメまくっている達也さん。

100愛器JCM800 2203と1960Aのハーフスタック。

110v足元のようす。

120達也さん、今ではSTUDIOシリーズのSC20Hも愛用してくれているんだゼ。
「この音量で2203の音が出る!」とお気に召して頂いております。
真空管がこの世にある限り、ギターはホンモノの真空管が入っているアンプで弾きましょうよ。
あのね、見ててみな。
色んな音が入れられるだの、持ち運びが便利だの、メンテがラクだの言って真空管アンプからデジタル・アンプに鞍替えをされた方々ね…真空管がこの世からなくなったら一斉に真空管アンプを探し出すに。間違いない。
そうなったらオモシロイな~…イヤイヤ、オモシロくない!
真空管アンプがない世の中でロック・ギターなんか弾いてもオモシロくもなんともないって!

130矢継ぎ早に「In the Sleepless Night」。

140_snこうして2曲目で更にドライブをかけるのはとてもいい。
アルバムでもコンサートでも2曲目が大切なのだ。
そういう意味では、中学生の頃、Scorpionsの『In Trance』と『Fly to the Rainbow』を聴いては意気消沈したものだった。
今でも2曲目でバラードなんかを収録しているアルバムはその場で聴くのをヤメちゃう。どうせその先もタカが知れているハズだから。
後で書くけどその点『REACH FOR THE SKY』はスゴイよ。
この曲は前作「To the Light」からね。

150「今日はあんな曲、こんな曲、取り混ぜてお送りします!」という挨拶のMCを挟んで「Rip my Soul」

170v_mcRayさんの言葉通り2012年の『BLAZING CRISIS』からの1曲

180_rms3連のヘヴィ・チューン。

190v鉄壁のリズム隊がが大活躍だ!

200vこの曲のサビのメロディもスゴイな。

2102001年のサード・アルバム『Blindman』から「Promise」でユッタリ。
250v_rwこういうのはキーボーズあっての曲ですな。

230同アルバムのオープナー「The Way to the Hill」。

240_wthガラっと変わって、泣く子が爆音で寝落ちするドライビング・ナンバー。
爆音の中で寝るのって気持ちいいよね。
アレは我々がお母さんのお腹の中にいる時と同じ状態なのだとか…。

220_pr「炸裂」としか言いようがない堰を切ったかのような達也さんのソロ!

260たたみ込むようにして「Stay…」が続いた。

270_stそして、峻くんのドラム・ソロ。

280こうしてBLINDMANのIndividual Showは中盤に差しかかる。
この通りのモノスゴイ熱気!
アルバム・タイトルの「Reach for the Sky」。

290_rfsチョット「Lights Out」を思い出しちゃうドライビング・ナンバー。
スキ。
こういう曲を作って演奏するバンド、もっと出てこいや~!
特に若いヤツ!300シットリめに「Blue Butterfly」。
しかし、Rayさんスゲエな~。
人間、こんなに声を出して大丈夫なのかね。いつもこうだけど…。

320_bb「以前ライブではよく演っていた曲を演奏してみようと思います」…と紹介されたのは「…In the Dark」。

330_itdまさに新旧取り混ぜて「BLINDMAN総ざらえ」のようなセットリストにファンの皆さんは大喜び。

340v

350vおなじみの「Why Do you Come Back?」。

360

370このセクションの最後を飾ったのは「The Tears of God」。

380「BLINDMANのレパートリーは100曲を超え、そのすべてがいい曲」と自信タップリのRayさん。
単独の公演といっても時間の制限が当然あるので全部を見せきることはムリ。
Rayさん自身も演りたい曲があるのにいつも却下されてしまうのだとか!
こんなに一生懸命演っているのに…かわいそう。
リクエストを募ってセットリストを組んではどうか…なんて話もされていたが、コレって昔原宿のアストロホールでやったよね?
なつかしいな…そのアストロホールもなくなってしまった。
「まだまだ懐かしい曲を演りたちと思います」と次の曲につなげた。

390_tog「The Touch of Gray」だ!
私にとってはモノスゴイ「BLINDMAN臭」の強い曲。
やっぱりサビのメロディなんでしょうな。

400それとギター・ソロのこのスキのない構築美!
こういうギターは絶対Marshall以外で弾いて欲しくないね。Marshallが奏でるメロディだ。
達也さんは大丈夫。

410v_aolRayさんがBLINDMANに参加して3年か…。
もっと前からココで歌っていたような感じが存分にするフロント2人の組み合わせじゃん?

S41a0268 そして、本編最後のセクション。
まずは「Rising Sun」。

430_rs短いお別れのMCを挟んで「Now or Never」。

450この曲は『REACH FOR THE SKY』の2曲目に収録されていて、前回の単独公演ではオープニングで演奏した。
私はこの曲が大好きで、終演後に楽屋で達也さんに「最初に演っちゃモッタイない!」と伝えたところ、今回はエンディングのひとつ前に持って来てくれた。
そう、それに十分に値する名曲なのです。
S41a0291

460v

470vそして「Turning Back」で本編を締めくくった。

480全17曲、緻密に練り上げたセットリストと完璧な熱演で満員のお客さんを魅了した!

490vアンコールでは達也さんのご挨拶。
実はこの公演の前、体調を激しく壊してしまった。
この日も完全な本調子ではなかったにもかかわらず、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。
「ここにいる人は全員BLINDMANを観に来てくれている人だよね。そんな中で演れるって本当にシアワセです!」

500v全員がTシャツに着替えてのアンコールの1曲目は「Da Doo Ron Ron」。

510

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550v続いて「Gaze Into Your Eyes」。
560v
570そして「Living a Lie」ですべての演目を終了した。

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530vBLINDMANの詳しい情報はコチラ⇒BLINDMAN OFFICIAL SITE

590

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(一部敬称略 2019年8月17日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2019年12月 5日 (木)

真夏のJazz葉山 2019~杉本篤彦BAND featuring そうる透

05イヤ~、暑い日が続きますな。
そ、そんなバカな!…というぐらい時間が経ってしまったライブ・レポート。

10現場は葉山。
もうMarshall Blogではおなじみですな。

20相変わらず人気の朝市。
以前テレビ番組で紹介されているのを偶然目にしたが、そのせいもあってか年々人が増えている感じ。

30この長い行列は洋菓子の老舗、パティスリー・ラ・マーレ・ド・チャヤ(日影茶屋)のタルト(¥1,000)とケーキの端っこを切り落としたヤツ(¥100)を買い求める人たち。40しかし…海を見るのは年に1回…この時だけだナァ。
50朝ごはんはココ。
朝定食にアジの干物を追加。
チョット焼きが浅いので「焼き」も追加してカラッカラにしてもらった…そんなことはどうでもいいか…。
しかし、炊き立ての白いご飯にアジの干物、卵焼きに海苔、そして味噌汁。
ああ、日本人ってシアワセな国民だよな~。
イギリスは「朝食が一番ゴージャス」なんて言われているけど、あんな脂っこいモノを毎日食べることはできんて。
さりとてポーリッジなんて食えたもんじゃないぜ。
「ポーリッジ」ってのはオーツ麦を牛乳で煮た一種のお粥ね。それにハチミツをかけたりドライフルーツを混ぜたりして食べる。
お粥といえば、こないだ上海で食べたヤツも驚いたナァ。私、お粥がスキなんだけど、アレはチョット。完全に水粥だった。
瞬時にして『火垂るの墓』を思い出したよ。

60この辺りは、通りによっては海水浴客の車がゴッタ返しているので街をウロチョロ走り回るのはあまり利口ではない。
でも今回は少し散策することにした。
で、発見したのがこの木造家屋。

70明治42年の創業の和菓子屋さん。
明治42年というと1909年だから今年でちょうど創業110年。

80ヨコの八角形の窓がカッコいい。
後で開けたのかな?

90入り口の扉がイカしてるじゃん?

100vスゴイ錠前。
創業当時のモノなのだろうか?

110いいね、こういうのは…風情があって。
私が子供の頃は東京でもこんなお店がまだ結構あった。
50年以上前の話だけどよ。

120何とも渋い品揃え。
こんな熊手を買っていく人がいるんだろうか?とも思うけど、別荘の庭の整備かなんかに使うんだろうな。
つまりお金持ちご用達のショップなのだ…かどうかは定かではない。

130夏場、事務所にいるときはエアコンをなるべく使わずドアや窓を開けっ放しにしておくことが多い。
すると蚊が入ってくるもんだから蚊取り線香をジャンジャン焚くのね。
ということで、このブタちゃん、よっぽど買おうかと思ったけどヤメた。
理由はない…それなら書くな!ってことですね。
コレも昔っからブタだよね。カピバラやウォンバットではダメなのか。

140今年もやって来ました葉山町福祉文化会館ホール。

150恒例のコレ。
Marshall Blogの記事をさかのぼって調べてみたら今回で5回目だった。

160v司会の晋道はるみさん。
まるで台本を読んでいるかのようなキチっとしたおしゃべりは活舌も素晴らしく、私のMarshall GALAの司会とは別の次元のモノだ。

170vJazzイベントでMarshallといえばこのお方。

180杉本篤彦

190v今回、杉本さんのサポートを務めたのは…
キーボーズに藤原美恵。

200ベースは平石カツミ210vそしてドラムスはもちろん、そうる透。

220そして、今回の杉本さんのMarshallは…

230ORIGIN50Hと1936。

240オープニングは「Winter Sky」。
ナンダナンダ、杉本さんもMarshall Blogみたいだな~。
真夏に冬の曲を演った!

250「Winter Sky」は杉本さんの最近作『CLUB DAZZ』のオープナー。
別に狙って冬の曲を持って来たワケではない。
何しろ25枚目となるこのアルバムは、ご自身の最高傑作と言ってはばからない力作なのだ。

260cd今回はシンセサイザーを多用して『CLUB DAZZ』のテイストを再現した美恵さん。

280vん~、いかにも杉本さんらしいメロディのこの曲。
サビのサブドミナント・マイナーがウマい!グッとくるね。

290「今年もお暑い中ご来場頂きありがとうございます。
今年は25枚目のアルバムを出しました…ずいぶん長いことやってます。
1曲目は皆さんに涼しくなって頂こうと思って冬の冷たい夜をイメージした曲をお送りしました」
アレ?
「昔、アメリカンフットボールをやっていました。
日大を卒業してから日産のチームに入りまして…両方(♪ピー!)になっちゃいましたけど」
と2曲目の説明に入った。

300v続いて演奏したのは「No Pain, No Gain」。
「甲子園ボウル」のテーマ・ソングだ。
「甲子園ボウル」は毎年12月の第3日曜日に甲子園球場で開かれる全日本大学アメリカンフットボール選手権大会の決勝戦のことね。

310_npロック色の濃いリフを透さんのドラミングがパワフルに演出する!

320v_2ん~、ORIGINの音色もガッツがあってすごくいいな~。
1年後にSTUDIOシリーズが出てしまってチョット陰に隠れちゃったけど、コスパに優れたいいアンプですよ。

330「ボクは幕末が好きなんです。
土方歳三と誕生日が一緒でして…スキが昂じて幕末の志士の末裔の方と出会うことになりました」…と、坂本家との関りを交えて次に演奏する坂本龍馬のテーマ、「Dragon Horse」の説明をした。
幕末っていうとついつい「維新」のヒーロー伝になりがちだが、もっと色んな角度でこのムーブメントを勉強するべきだと私は思っている。
たとえば会津藩のこと。
ココではこれ以上は書かないが、白虎隊のことはよく出て来るが、その時に長州藩が会津でナニをしたかなんてことが語られることがまずないでしょう?
興味がある人は調べてみるといい。

340情感豊かな恵美さんのソロ!

350それを受けてギンギンに弾き進む杉本さん!

360もちろん右手は杉本さんのトレードマークの「ツーフィンガー・ストローク」。
オクターブを弾く時の左手は人差し指と薬指のみ。小指は使わない。

370続いては「Dragon Horse」の連作とも言うべき「RYO」。
龍馬の奥さん、楢崎龍をテーマにした曲。
シットリとしてとてもいい曲だ。

380_or今回のハイライトのディスコ・タイム!
何しろ今回の杉本さんチームの名目は「杉本篤彦BAND featuring そうる透 Plays DISCO SOUND」なのよ!

390v_dtココは当然大いにノリノリなワケ。

400透さんも大熱演。

410vアースやらナニやら、4人でディスコの名曲をメドレーで演奏した。

420v実は杉本さんのディスコ演奏は過去にも拝見したことがある。
杉本さんは私とほぼ同年代。ディスコ音楽ってのは私が高校から大学にかけて猛烈に流行したんだよね。
私はまったく興味がなかったんだけど、杉本さんはディスコへ行かれたクチだったのかナァ。
メッチャ楽しそうだもんナァ。

430そして、もう2曲ほど杉本さんのオリジナル曲を演奏して今年の出番を終えた。

440v_q

450

460v

470v

さて、今年の初めに『CLUB DAZZ』をリリースしたばかりの杉本さん、早くも26枚目のアルバムにリリースとなるようだ。
タイトルは『Buried Treasure』。
「埋もれた財宝」という意味ね。「bury」はナゼか「ベリー」って発音するんだよな~。
だから26枚目のアルバム・タイトルは『ベリード・トレジャー』。
『Sugimoto Atsuhiko 1998』という副題が付けられたこの新作には1998年に某メジャーレーベルより発売予定だった未発表曲&未発表テイクを11曲収録した。
21年もの間眠っていたメジャー・デビュー直前の渾身の作品ばかりだ。
1998年か…私が転職した年だわ。アレから21年経ったか…。
しかし、杉本さんの創作意欲はスゴイ!
これからもMarshallでよろしくお願いしま~す。

480v杉本篤彦の詳しい情報はコチラ⇒杉本篤彦オフィシャルブログ

490 

200_3 
(一部敬称略 2019年8月4日 葉山福祉文化会館ホールにて撮影)

2019年11月14日 (木)

ドーヴァー海峡冬景色~Yukiさゆりの『うたコン』

 
NHKホール、久しぶりだナァ~。
前回来たのは伊藤広規さんのMarshallの取材で訪れた達郎さんだったかな?
TOKIEさんにお誘いを頂戴してAJICOを観に来たのはMarshall Blogを始める前のことだしナァ。
偶然お二方ともベーシストだ。
ヴィジュアル系の取材にも来たことがあったっけ。
でも、今日はベースでもヴィジュアル系でもないMarshallギタリストの取材&お手伝い。10NHKの人気番組『うたコン』にD_DriveのYukiが出演したのだ!

20お昼前に入ってまずは音作り。
オケをバックに音量の調節などを…。

30YukiちゃんのバックにはもちろんMarshall!

40Marshallデザイン・ストアによるYukiちゃんのオリジナル・モデルJVM410HYBRと1960AYBR。
「YBR」という型番は「Yuki's Blue Rose」の略。
この型番は世間では全く通用しない。
50v
ナゼなら私が昨日自転車に乗っている時に思いついて勝手につけた型番だからだ。
京浜急行に「YPR野比」という駅があるが、混同しないように…誰もしないか。

8_0r4a0248 先だっての『Marshall GALA2』では3段積みで登場してその威容を知らしめた。

60SeijiさんのJVM410HSVSも3段積で登場。
Marshall Recordsアーティストとしてのアイデンティティを発揮した。
ちなみにSeijiさんの方の「SVS」は「Seiji's Vintage Special」だ。
コレも私しか知らない名称だ。

70生のオーケストラに合わせて自分のパートを完璧にこなすYukiちゃん。
チョット音が小さいんじゃん?
いつものYukiちゃんの音よりはるかにおしとやかだ。

80「こんなもんスかね?」…今回もまったく緊張の素振りを見せない!

85「もう1回お願いします!イヤモニの調子は大丈夫ですか?本番の時は後にオケはいませんから!」と聞いて2人でビックリ。
本番の時はオケが乗ったステージごと上手に移動してしまうのだとか。

86お昼になって2人でNHKの社員食堂で昼食を済ます。
YukiちゃんはC定食。
私はカツ丼。
 
そして、3時を過ぎてまたリハーサルに呼ばれる。
今度は石川さゆりさんとの歌合わせ。100曲は9月11日にリリースされたばかりの、さゆりさんの「河童」。
「河童」というの飲み屋をやろうと約束したのに男性に先立たれてしまう女性の心情を描いたヘヴィな内容の曲。
カッパの話題なんてそう出て来るもんじゃないので、少し脱線させて頂きますよ。
 
下は「厨房用品の問屋街」として世界的に有名な「合羽橋(かっぱばし)」のカッパ。
この辺りをナゼ「合羽橋」というか…?
何でも2つの説があるらしい。
ひとつはこの辺りに伊予大洲藩の支藩である「新谷藩(にいやはん)」の下屋敷があった。
「下屋敷」というのは地方の藩が所有していた倉庫みたいな役割をする建屋のことね。身分の高い人は「上屋敷」を使う。
で、その下屋敷の下級の侍や足軽が内職で作った雨合羽を天気の良い日に近くにあった橋にズラ~っと干していたから。
この説はツマらんね。作っていたのが合羽じゃなくてフンドシだったらどうすんだよ。
もうひとつは、近くにある「曹源寺(通称”かっぱ寺”)」にお墓がある合羽川太郎(本名:合羽屋喜八)にまつわる説。
今から約180年前、この辺りは水はけが悪く、少々の雨ですぐ洪水になってしまうのを見かねた川太郎が、私財を投げ出して掘割の工事を始めました。
立派な人です。
ところがなかなか工事がはかどらず、その様子を見ていた隅田川の河童たちが川太郎の善行に感動して夜な夜な工事を手伝った…という。
そして、その働く河童たちを見た人は運が開け、商売も繁盛したとさ…絶対にこっちだな。

8_kpところどころこの河童の像が置かれている通りは「かおう会通り」といって、徳川家の菩提寺である寛永寺と浅草寺を結んでいる近道として、江戸年間には将軍様が行き来したらしい…知らんけど。

8_lo近くにある大雄山海禅寺。
150年前の上野戦争の時、慶喜が長州藩が掲げるニセの「錦の御旗」にビビって水戸に引っ込んでしまった後の幕府軍のリーダー的存在だった輪王寺宮寛永寺貫主(北白川能久親王)が、長州藩から逃れるために一時的に隠れたとされる寺。
この後、長州藩が東北の人に対してどんな蛮行をしたかをモノの本を読んで勉強していみるといい。

8_コレが合羽川太郎が眠る曹洞宗は巨嶽山(こがくさん)曹源寺。

8__2境内に入った右側にあるお堂。
この中に「河童の手のミイラ」が安置されている。
また、手塚治虫や藤子不二雄等、著名なマンガ家が描く河童のイラストが天井に所狭しと飾られている。
七夕の季節に開催される「下町七夕祭り」の時に開放されるので、河童ファンの皆さんは是非訪れてみるといいだろう。

8__3 そんな河童にまつわる話を胸にさゆりさんの歌に合わせて「河童」のギター・パートを奏でるYukiちゃん。
コレがホントの「Yukiさゆり」。
♪ル~ル~ル~ル~…チガウか?
 
キメフレーズの音数はそれほど多くはないのだが、コレがなかなかにカッコよくて、Yukiちゃんが万全を期して楽屋で何度も何度も練習するもんだから耳にコビリついてしまった。
110vコッチ側はクルーがゾロリ!
物おじしないYukiちゃんには何てことないがね。90一度演ってみたところさゆりさんからアドバイス。
「チョット音が小さいんじゃない?もっとギュイーンと演っちゃえば?」なんて聞こえて来る。
「遠慮しないでもっとドンドン前に出ていいのよ…前へ」
120…と無事に歌合せのリハも終了。
空き時間に司会の谷原章介さんの楽屋にご挨拶に行って来た。
谷原さんとは「謎の"美女"ギタリスト」の時以来。
しかし…Yukiちゃんに言われて驚いたんだけど、アレからもうソロソロ2年だなんて絶対信じられん!
アノ時はまだMarshall Recordsの世界デビューのことがヒミツになっていたんだよ。
 
そして、いよいよ本番の時間!
ギターを用意して…

130vイザ出陣!

140v後は皆さんがテレビでご覧になった通り。
コレはステージ袖のモニターを撮ったもの。
私の背中ではオケがギンギンに演奏していて、真後ろがヴィオラだったのね。
そのヴィオラのバッキングのメロディがスゲエかっこよくてビックリしたわ。
画面は「世界で活躍するギタリストYukiと共演」と来たもんだ!
「D_Drive」の名前もシッカリ出たし。

150トークのコーナー(局の皆さんは「MC」と呼んでいた)では今年6月のMarshall Liveのビデオがアイリスで紹介された。(「アイリス」というのが正しいのかどうかはわからないが、少なくとも「ワイプ」ではない)
コレのためにワザワザMarshallから取り寄せたビデオだったのよ!
この場をお借りして…Thank you very much for your hard work Philippa!

165Yukiちゃん、堂々としていて実に立派だった。
そうだ!愛用のMarshallも付いているしね!
 
諸説ありすぎてあまりアテにはならないデータらしいんだけど、一般的あるいは感覚的に日本の場合、視聴率1%とというのは約110万人に値するらしい。
インターネットで調べてみると、この番組は8%ほどの視聴率があるそうで、そうなると約1,000万人が青いバラのイラストが入った白いMarshallをバックにギターを弾くYukiちゃんの姿を見たことになる。
それは日本の人口の約8%になるので、さすがにソコまでは多くはないと思うが、途轍もなく大きなプロモーションの機会になったことは間違いない。
私の周囲からは「あんな白いMarshallがあるんですか?黒ばっかりかと思っていました」なんて声がチョコチョコと聞こえて来ている。
スゴイ情報伝番能力ですな。
私としては「エレクトリック・ギターを弾く人の風景」というのは、少なくとも生演奏では背後にシッカリとしたギター・アンプが置いていなければ全くサマにならないな…とYukiちゃんに改めて教わったような気がしたよ。
私には、最近よく見かけるギター・アンプが置いていないステージってのが信じられない。
M16を持ていないデューク東郷みたいなモノじゃないか!
我々は「Marshall」の錦の御旗を掲げて「チャンとしたロック・ギター藩」として断固戦うぞ!

160さゆりさんと記念に1枚。
このさゆりさんの青いお着物がまたYukiちゃんのMarshallやギターの「Blue Rose」とマッチしてヨカッタね!

170v「終わった~!緊張した~!」
え?Yukiちゃん、緊張してたの?そうは見えなかったけどな~。
私はドキドキでした。
そして少々ホロっと来てしまった。
D_Driveさんとももう10年のお付き合いだからな~。

190vさて、『Marshall GALA2』ではMarshallのエラリー社長に捧げる新曲も披露してくれたD_Drive。
GALAの翌日から『47都道府県ツアー』をスタートさせた。

Xハイ、全国の皆さん。
D_Driveはライブ会場でしか販売しないオリジナル国内盤を持参して47都道府県をツアーします。
Marshall Recordsからリリースされた世界デビュー・アルバム『Maximum Impact』。
コレはLP。

0r4a0051コッチはCDね。
CDの方が収録曲が1曲多いのね。
それぞれ特製オビと…

0r4a0053写真満載の豪華20ページ・ブックレットが付いています。(LP、CD共通)

0r4a0058皆さんの町のライブ会場で是非お買い求めくださいませ!

0r4a0063「あ~、お腹空いた~」
やっぱり緊張していたとは思えないYukiちゃんなのでやんした…知らんけど。

200※タイトルの『ドーヴァー海峡冬景色』は、Marshallがドーヴァー海峡に面したサウザンプトンという港から世界へ輸出されていることにちなんでいますが、Marshallが日本に運ばれてくる時、実際にはドーヴァー海峡を渡ることはなく、サウザンプトンを出港してから船は西走し、ポルトガル沖からジブラルタル海峡を経て地中海に入り、スエズ運河を抜けてアラビア海からインド洋に入り、一路極東を目指します。
この日使ったYukiちゃんのMarshallもそうやって運ばれて来ました。
♪ああ、ドーヴァー海峡冬景色…もうイギリスはメッチャ寒いって!

Mblogo 
(一部敬称略 2019年11月12日 東京渋谷NHKホールにて撮影)

2019年11月 5日 (火)

激音 – GEKi ON – vol.4 <後編>~ D_Drive

 

5_marshall_gala_2_logo2_3「誰がディーを知らないか?」…なんて書いてもナンのシャレだかわかる人は1人もいないだろうナァ。
「上海帰りのD_Drive」っていうことなんだけどね…。

20元は津村謙という人が歌った1951年の「上海帰りのリル」。
当時、記録的に大ヒットしたのだそうだ。
タンゴだね。
昔の日本人はジャズを通じた4ビートは言うに及ばず、マンボやルンバ、タンゴなど色んなリズムを日常的に耳にしていたんですよ。
音楽的に今よりゼンゼンにぎやかだった。
それが今はどうだ?
そんなリズムの曲を耳にすることはまずないでしょう。
テレビをつけて聞こえてくるのは、味も素っ気もない単調な8ビートや下品な16ビートなリズムばかり。
ロックに関していえば、ブギやシャッフルのような3連のリズムの曲を演奏する若いバンドを目にすることがなく、このままいけば上のラテン・リズム同様、日本においてはブギやシャッフルは間違いなく絶滅するだろう。
恐ろしいことだ。
だから大分前に人気があったポルカを導入したBrave Comboなんてのはウマくやったよな。
日本の若いミュージシャンも「音楽」をやっているつもりなら、もっとチャンと勉強していい音楽を作ってもらいたいと願っています。
30cさて、この曲があまりにもヒットしてしまったので同名の映画まで作っちゃった。
私は観たことはないんだけど、香川京子が出てるのか…。
私は『二十四の瞳』すら観たことがなく、もっぱら黒澤映画での香川京子しか知らないんだけど、とっても好き。
可愛くて、品があって…。
そのおかげか、香川さんだけは黒澤明に怒られたことがなかったらしい。
とにかく昔の女優さんってのはホントにステキだった。

40v_2で、上海でのD_Drive。
もう、大ウケ!
でもね、私は絶対にウケる自信があったんだ。
そのあたりのことをいち早く皆さんにお伝えしたいんだけど、まだ6月のイギリスのレポートも終わらない内に先月の上海のレポートに着手するワケにもいかんわな~。さりとて早くアップをしないとすぐ来年1月のNAMMになっちゃう!。
とにかく『Marshall GALA2』が終わるまでナニもできん!

50ということで昨日に引き続いて『激音-GEKi ON vol.4-』の<後編>。
トリ前にステージに上がったD_Driveだ。

60_2Seijiと…

70vMarshall JVM410H&1969BXのSeiji SPECIAL。

80vYukiと…

90v_2Marshall JVM410H&1960AのBlue Rose White。

100vToshiと…

110vEDEN WT-800と…

120_2わかるかな?
フレットレス・ベース。
Toshiくんはこの頃時からフレットレス・ベースに転向したのだ。

130_2Chiikoと…

140vNATAL…と言っても今日はイベントなのでNATALのフルセットは持ち込めず。
10"&12"のタムと…

150_2Chiikoロゴが入ったスネア・ドラムのみNATALを使用。

160_2オープニングは「Attraction 4D」。

170_2Seijiさんのシンプルながら魅力的なリフでスタートするD_Driveのキラーチューンのひとつ。
やっぱりいいモノってのは大抵シンプルに出来ているものだ。180v_4dコレ、やっぱり海外でもウケるんよ。

190_2続いては「M16」。

200_16SeijiさんとYukiちゃんの掛け合い 

210おお~、ベースがフレットレスになると同じ曲でもバンドの音の響き方ってこうも変わるのか~。
オモシロいな~。

220Chiikoちゃんはいつも通り安定のドラミング。
ベースがフレットレスになると音の立ち上がりがソフトになるので叩いていてどうなんだろ?

250v続けて「Cassis Orange」。

230_co以上の3曲はイギリスでも中国でも何度も取り上げた海外への名刺代わりの曲たちだ。

240「こんばんは、D_Driveです!
今日はMarshall Recordsからリリースした世界デビュー・アルバム『Maximum Impact』からの曲をタップリとお届けします!」

260v_mcコレがその『Maximum Impact』ね。
CDとLPのジャケット。
D_Driveのライブ会場限定で国内盤がリリースされています。
Mi Seijiさんのもの悲しいイントロから~

270v_urYukiちゃんのギターがむせび泣くのは「Unkind Rain」。

290コレも海外でウケるんよ。

280そして、D_Driveのヘヴィ・ワルツ「Lost Block」。

300_lbこの曲のリズム隊のプレイは切れ味鋭く最高に気持ちがいい。

310フレットレス魂(そんなのあるのか?)丸出しで狂暴なプレイを聴かせてくれたToshiくん。

320v続けて「The Last Revenge」。

325_lrギター2人が交互に弾くリフがスリリング。

330v_lrやっぱりシンプル。
ただ複雑なことをするのではなく、最もシンプルなところから曲を発展させていくところに感動的な音楽ドラマが生まれるのね。

340『Music CHINA』、『Marshall GALA2』、『47都道府県ツアー』の告知をして最後のブロックに突入。

S41a0247 まずはChiikoちゃんの必殺フィルから「GEKIRIN-逆鱗-」。
390Yukiちゃん作のプライベート・ドラゴンボール・テーマソング。
この曲も育って来た感があるね~。
音楽ってオモシロイ。

360v_grウン、コレもいいわ、フレットレス!

370v最後はおなじみ「Screw Driver」で燃え尽きた!

400v_sd

420v

430v

440あ~、もう『Marshall GALA2』が今週の土曜日になっちまった!
準備し忘れたことはないかいな…後は台本を覚えるだけってか?

5_marshall_gala_2_logo2_4当日、D_Driveのコーナーにはサプライズがあります。
「サプライズがある」と言っちゃったら「サプライズ」じゃないのか?
じゃ「サプライズ」はありません。
『Marshall GALA2』にお越し頂く皆さん、とにかくお楽しみにしていてください。

Chiiko

Seiji

Toshi

Yuki3GALAグッズもよろしく。
完全会場限定発売です。

今回初登場のトートバッグ。
幅34.5cm×高さ37cm。
ん~、大き過ぎず、小さ過ぎず、実にいいサイズで1,500円(税込)。

0r4a0518もうひとつは、『Marshall GALA2』シャツと…

0r4a0539

0r4a0541ランヤード…。
パスは付いていません。0r4a0532それがMarshallメッセンジャー・バッグに入って3,000円。
コレは前回と同じですな。
前回、アッという間に売り切れてしまったので、お買い逃がしになられた方、今回是非ゲットしてくださいませ。

0r4a0074D_Driveは年明けのNAMMショウで『SHE ROCKS AWARD』というロックの発展に貢献した女性ミュージシャンに捧げられる賞のオープニングアクトで演奏し、会期中Marshallのブースでデモンストレーションをすることがキマっている。

N2020その前に!
GALAの後、NAMMの前ね。
D_Driveの音楽とダンスとマルチメディアの舞台作品『チェリーを3つ入れてください』が神戸で上演される。
「D_Driveの音楽とダンス」…私の頭の中では勝手にFrank Zappaの『Baby Snakes』の「Black Page #2」の光景が浮かんじゃうんだけど、ゼンゼン違うだろうな。
コレもとても楽しみにしている。
 
『チェリーを三ついれてください。』の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

8_flyer1copy2D_Driveに関してはすごいニュースがまだあるんだけど今は言えない。  GALAの時に発表するのかな?

200_3 

(一部敬称略 2019年9月6日 厚木THUNDER SNAKEにて撮影)

2019年11月 4日 (月)

激音 – GEKi ON – vol.4 <前編>~ AZAZEL

 

5_marshall_gala_2_logo2_2厚木サンダースネイクのシリーズ・イベント『激音-GEKi ON-』。
『Marshall GALA2』に出演してくれるD_DriveとAZAZELのMAYOちゃんが顔を合わせるということでお邪魔させて頂いた。

10ギターの空也。

20vベースのyuri。

30vドラムスのMayo。

40vボーカルズでサポートした紗良

50v紗良ちゃんはAZAZELの事務所の先輩ということで、バンドを離れてしまったMIYABIちゃんの穴を埋めるピンチヒッター。
イヤイヤ、もうその百戦錬磨のステージングは「ピンチヒッター」の枠にはとても収まり切れない堂々たるもの。
下は今年5月にリリースしたフル・アルバム『This is 紗良』。

55cd空也ちゃんはいつもMarshall。
数日前の開催したバースデイライブも大盛況だったと聞いた。

60MayoちゃんもNATALプレイヤー。
今日はイベントなのでNATALはじゃないの。

S41a1110 Marshall Blogには久しぶりの登場のAZAZEL。
オープニングは「Go ahead。」70初っ端から飛びっきりのハイテンションで会場を引っ掻き回す紗良ちゃん。

80そしてステージ上手では空也ちゃんが暴れまくる!

90v2曲目は紗良ちゃんの曲で「unchain」。

130続いても紗良ちゃんのオリジナルで「Firebird」。

100バリッバリのヘヴィ・チューンにピッタリのリズム隊。

120「日本で一番ラウドなガール・ドラマー」の名に恥じないスティックさばき!
NATALだともっといいんだけどね。

110AZAZELのフル・アルバム『3513~chain of A~』から「EGOIST」。

140コレがその『3513~chain of A~』。

12cdで、今度は紗良ちゃんのシングル曲、Ready?」と、お互いのレパートリーを取り混ぜてのセットリスト。

160どっちの曲であろうと自分たちの音楽を完璧に作り上げようとする熱意が伝わって来る。

150空也ちゃんのアクションがスゴイ!
でもすぐ泣いちゃうんだよね。

170「BLOOM」から『3513』のオープナー「Helix」へ。

180さらにAZAZELのシングル「DISCLOSE」。

190キラー・チューンを立て続けに演奏して興奮っぷりをまき散らす!

200vそして出番の最後を「Song for」で締めくくった。

260要するに「ハードロック」なんだよね、こういう人たちが演っているのって。
テレビなんかで「ありがとう」とか「負けるな」と歌っているバンドさんの「ロックもどき」とは全く異なるいわゆる「ロック・ミュージック」。
もっと若い人たちの間に広がるといいんだどね~。
せっかくシッカリしたロックを演っているのモッタイないよ。
AZAZELのようなバンドを観ているといつもそう思ってしまう。
きっとまたいつか時代が変わるよ!

210v

220v

230v

240vAZAZELの詳しい情報はコチラ⇒AZAZEL OFFICIAL WEVSITE

265 さて、Marshall 『GALA2』。開催までとうとう1週間を切った!

5_marshall_gala_2_logo2先日Mayoちゃんが参加するTHE CORAL CANDIESのリハーサルがありましてね、様子を見に行って来た!

120r4a0004sun-goさんの指導の下、もうみんな真剣!

120r4a0012リハーサルのためにひとりで徹底的にリハーサルしてきたMayoちゃん。

120r4a0018真剣!

120r4a0038そんな皆さんの熱意に応えるべく、私も熱唱!
この日はまきちゃんが来れなかったからね。
え?熱意に応える必要はないって?まぁな。

12腕利きの皆さんが集まってくれたおかげでサクサクちリハーサルが進んだ。

120r4a0063Mayoちゃんのチーム、THE CORAL CANDIESは…
SHOW-YA、dead branch brothersの五十嵐☆sun-go☆美貴。

Sun_goアコメタルで人気絶頂の大山まき。

Maki3池尻家からテクニシャン、池尻喜子。

8_LAZYgunsBRISKYのAzu。

AzuそしてMayoちゃん。

Mayo2もうチケットは完売けど『Marshall GALA2』にお越しになる方、お待ちしています!

120r4a0071 

200_3_2 

(一部敬称略 2019年9月6日 厚木THUBDER SNAKEにて撮影)

2019年11月 3日 (日)

CONCERTO MOON~OUROBOROS TOUR 2019千秋楽

 

6_marshall_gala_2_logo2_3新たに芳賀亘を迎えて制作したアルバム『OUROBOROS』のリリースを記念して行われたツアー『OUROBOROS TOUR 2019』の千秋楽のレポート。
7月20日には

10会場は目黒鹿鳴館。
CONCERTO MOONのホーム。
7月20日にも鹿鳴館のライブがツアーに組み込まれたが、Marshall Blogでレポートしたようにその時はイベントでの出演だった。
今回が本チャンの鹿鳴館でのステージとなる。30コレが『OUROBOROS』。
新しシンガーを迎えてのセルフ・カバー・アルバムだが、「声」が変わると「音楽」は別のモノの変わる…のいい例。

20cd島紀史、以下は「ノンちゃん」である。

40v芳賀亘

50v三宅亮

60v中易繁治

70v河塚篤史

80vノンちゃんの背後はもちろんMarshall。

90やっぱりコレである。
こういう音楽にはこういう光景が不可欠なのだ。

100ノンちゃんの愛器MAJOR 1967。

8_110セッティングはこんな感じ。
PRESENEはわかるけど、BASSも「0」というのが意外じゃない?

8_120足元のようす。

130そのお隣のようす。

140千秋楽のオープナーは『OUROBOROS』収録の「Alone in Paradise」。

150芳賀ちゃん、今日も絶好調。
ス~っと声を出してくるからね、涼し気にス~っと。

160一方、コチラは鋼鉄よりも岩石よりもドシっと音を出してくるからね、重々しくドシっと!

170v2曲目も『OUROBOROS』から「Surrender」。

180_srステージ中央に出て猛然と島節を繰り出すノンちゃん。
「島節」…いいダシが出るぞ。

190「みんな大丈夫ですか?」
そうだ、この日は台風15号が関東に上陸してしまってそれこそ雲行きが怪しかったんだ。
「こんなにたくさんの人に集まってもらってとてもうれしいです。
イザ二を空けてみたら会場にはオレたちだけ…なんてことになったらイヤだからな!」
そんな、スパイナル・タップじゃあるまいし!
200mc「今日はツアー・ファイナル。台風で帰れなくなったらどうするか…みんなで白木屋へでも行くか?
最後まで楽しんでいってください」
こういう時、もうひとつの選択肢として「帰れなくなったらどうするか?朝まで演るか!」とお客さんを喜ばせるやり方があるが、私もこういう現場に出入りするようになってカレコレ45年近くになるけど、そう言ってお客さんを喜ばせておいて朝までライブを演り続けたバンドは見たことがない。
そこはさすがノンちゃん、できないことは言わないで「白木屋」で押さえ込んだところがニクイ。
しかし、調べてみると、同じ「白木屋」でも夜中の2時か3時までしか営業していない店舗もあってみんなで行くには下調べが必要のようだ。
260vMCに続いては「Fight to the Death」。

210_ftd惜しげもなく入魂のソロをキメまくるノンちゃん。
もちろんその度に大きな歓声が沸き上がる。

210v「Run to the Sky」、ここまで『OUROBOROS』の収録曲でつなげて来た。

220rts前回のイベントの時は結構出し惜しみしていたからね。
今日は自分の声でレコーディングしたアルバムの曲が大放出だからね、芳賀ちゃんのハジけようが見ていて気持ちいい!

230v_oaoココでニューアルバムから離れて「Over and Over」。

240もちろん旧作のネタもバッチリだ。

250「ニューアルバム以外からの曲を演ります」という短いMCをはさんで「The Last Betting」。

270_tlb1998年のセカンド・アルバム『From Father to Son』から。

280もう1曲は「Tears of Messiah」。

290tom本編のこの2曲では白いストラトを使用。
ギターが変わっても当然ノンちゃんサウンドは変わらない。
いわゆる「島音」だ。
この場合、沖縄は関係ない。

300ココで亮くんのキーボード・ソロ。
340いいよね~、キーボーズ。
SHOW-YAとか、APHRODITEとか、BLINDMANとか、Marshall Blog的には比較的頻繁に出て来るキーボード・ソロだけど、若いバンドさんなんかのコンサートでこういうシーンを見ることはできなんでしょうナァ。
このハードロックの一種の様式美を未来に伝承したいものです。

S41a0488 ところで亮くん、今日お誕生日なんですって!
おめでとう!
ということでもう1枚、バースデイ記念で写真追加!

S41a0020 ショウは後半。
また『OUROBOROS』に戻って「Holy Child」。

350_hc芳賀ちゃんはお召替えして再登場。
全く汗ひとつ流さなかった前半に引き続き相変わらず涼しそう!

360vこちらは熱血ギターで汗みどろ。
同じステージに立っているとは思えない。
しかし、Marshallを背中にしたギタリストはこうなるのが当たり前なのだ!…ホンマか?

370さらに「Into the Fire」。

380_itf今日も几帳面で折り目正しいドラミングが魅力的な河塚さん。
絶対にミスをしない…ように見えるし、実際そうなのだろう。
間違いなく机の引き出しの中がキチンとしているタイプだ。
私もそういう人になりたかった。
390どんなことがあっても自らの道を突き進む鉄人、島紀史。
私にとっての「鉄人」は28号でもなく、ルー・テーズでもなく、衣笠祥雄でもなく…島紀史なのだ。

400v「5月にアルバムを発売して、ツアーが6月から始まり今日でファイナル。
これからは新しいアルバムの制作に入ります。
来年の5月、6月、7月………6月をメドにこのツアーで得た経験とモチベーションを詰め込みます。
期待して待っていてください。
さぁ、ここからはより一層激しく行きますよ!」
480キラー・チューンのひとつ「Savior Never Cry」。

420_snc人気曲だけに一層の盛り上がりを見せる!

430ノンちゃんと芳賀ちゃんを容赦なくプッシュする3人!

440

450v

460v続けて「Noah's Ark」。

470_na再度ノンちゃんから台風の日に集まってくれたファンにお礼の言葉が贈られて本編の最終セクションへ。

490_inoまずは「It's not Over」。

500最後の最後までスロットル全開の鉄人のソロ!

S41a0723 そして最後は「Dream Chaser」。
このコンビネーションもスッカリ板について来た!

515そしてエンディング!
本編終了…外の様子はどうなってるんだ?

520アンコールの1曲目は「Father to Son」。

530_ftsこの表情!
アンコールでも渾身のプレイで観客を圧倒!

540vさらにもう1曲!
この盛り上がりようを見よ!

550その大きな歓声にガッツリと応えた5人!

560v

570v

580v

590

600そして、ノンちゃん…

610ルーティンで完全燃焼!
でも台風のライブはコレだけでは終わらなかった。
620「OUROBOROS」シャツを身にまとって再び登場!
大丈夫なのか…外は。
「こんな嵐の日はパーティなんだよ…ってブラックモアズ・ナイトのベースの人が言ってた。
ツアーを終えて来てこんなに素晴らしい夜を迎えることができました。
これからのアルバム制作に勇気を頂きました!
最後にもう1曲演ります!」

625vファンが狂気乱舞する中、文字通り「嵐のライブ」は幕と閉じた。

630v

640v

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660vCONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Official Site

670vさて、島紀史が出演する『Marshall GALA2』…おかげさまですべてのチケットを販売し終わりました。
正直、ホッとしました。
チケットをお買い上げの皆さま、本当にありがとうございます。楽しんでいらしてくださいね~!

6_marshall_gala_2_logo2…ということで、ノンちゃんが出演するのは『GOTWEE3 with KAZUE AKAO』。
「Marshall=ブリティッシュ・ロック」の権化のようなネタをご披露頂きます。
Non小笠原義弘

Ogan山口PON昌人

Ponそして赤尾和重。

CazGALAグッズもよろしく。
会場限定発売です。

今回初登場のトートバッグ。
幅34.5cm×高さ37cm。
ん~、大き過ぎず、小さ過ぎず、実にいいサイズで1,500円(税込)。

0r4a0518もうひとつは、『Marshall GALA2』シャツと…

0r4a0539

0r4a0541ランヤード…。
パスは付いていません。0r4a0532それがMarshallメッセンジャー・バッグに入って3,000円。
コレは前回と同じですな。
前回、アッという間に売り切れてしまったので、お買い逃がしになられた方、今回是非ゲットしてくださいませ。

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(一部敬称略 2019年9月8日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2019年10月26日 (土)

祝、Silex活動再開!

 

06mgノルウェイのチームだとか…。
同じスカンジナビアのスウェーデン、あるいは近隣のフィンランドに比べるとノルウェイのロック・バンドってのは馴染みがないな。
CIRCUS MAXIMUSというバンド。
「メロディック・プログレッシブ・メタル」という範疇に入るらしんだけど、シンガーの声が信じられないぐらいキレイなのにはビックリした。
東京で2回の公演をこなしたCIRCUS MAXIMUM。
その2日目のオープニング・アクトを務めたのが…

10vSilex!
メンバーを大幅にチェンジしていよいよ活動を再開させたのだ!
うれしいね~!

20新しいメンバーは…
Dan Figueiredo(ダン・フィゲレイド)

30vMASHA

40v「つよぽん」こと大西つよし。

50v内田伸吾

60vメンバーが変わろうがナンだろうがMASHAくんはMarshall。

70v愛器JCM800 2203を携えての活動再開。
以前は1987だったっけか?

80vSilexの新しい声としてDanのお披露目はもう済ませてはいたものの、バンドとしてSilexの姿を現したのはコレがはじめて。

90記念すべきその1曲目は「Arise」。

1002017年のフル・アルバムのタイトル・チューン。

110「バンド形態」といっても、つよぽんと内田さんはサポートでの参加だ。
しかし、そんな風には思えないカッチリとした仕上がりで…

120伸びやかで迫力のあるSilexの新し声をサポートする。

130vMASHAくんもうれしそうだ。
そして楽しそう!

140vリズム隊の2人も鬼気迫るパフォーマンスだ!
つよぽんはEITAちゃんのバンドの取材で過去に何度かご一緒させて頂いている。

150vもう本番の直前まで熱心にプレイの確認をしていたつよぽん。
コレ1回で終わっちゃうなんてお気の毒…でもそういうお仕事なのね。
270v聞けば内田さんはSHOW-YAのsun-goさんのチームでGALA2にご登場頂く池尻喜子さん系列の方々ととても近しくていらっしゃる。
当然、NATALドラマーのショボンちゃんとも懇意。
いくら業界が狭いとはいえ、こういうご縁はうれしいね。

160それと、内田さんRushの大ファンとおっしゃるんだけど、新しめのヘビィメタルにも造詣が深く、その知識に舌を巻いた。
イヤ、何よりもいつもMarshall Blogを読んで頂いているのがうれしかったね。
汗みどろの大熱演がスゴイ迫力!

S41a01462曲目は「Standing on the Grave of Yesterday」。
デビュー音源をリリースする前にMASHAくんから聴かせてもらったのがこの曲だった。
私にとっても思い入れがある曲。

170ナントならば、Marshall Blogは2016年9月25日のお披露目ライブを取材しているのだ。
あの時も内藤新宿だった。

180めくるめく美しい旋律で構成されるMASHAくんのソロは相変わらず。

200vやっぱりMarahallだよ。
やっぱり真空管アンプだよ。
ミュージシャンなのにコレがわからない人がいるのが困っちゃうんだよね~。
重いとか、デカいとか、メンテが面倒だとか…いつからみんな音を犠牲にして利便性を採るようになっちゃったんだろう。
MASHAくん、頼むぜ!

190vMASHAくんからご挨拶。
ごく簡単にね。
今日は持ち時間が長くないので、言葉より音!

0r4a0247続いて「Misery」。
これまでライブで何度か演奏していたものを、新しいSilexの「声」であるダンの加入に合わせてMASHAくんが作り直した。
アルバム未収録のナンバー。
こういう機会にそういうステイタスの曲をかけるところがMASHAくんが新生Silexにかける思い…だと私なんか思っちゃうワケよ。210v今日のお客さんはもちろんヘッドライナー目当ての方々が多いんだろうけど、客席を見るとSilexの演奏を食い入るように見ていたのがうれしかったナ。

2204曲目は「Destiny」。
ホラね。
コレはこの日のための新曲。
ダンとの出会いにインスピレーションを受けて作った曲だという。
リスナーはサビのポジティブさを感じ取らなければならない。
新生Silexのキラー・チューンになりそう!
イヤ、なるね。225v後半に入ってますます切れ味のよいソロを聴かせるMASHAくん。

230vこの2人のフロント陣は来年からの日本のメタル・シーンのひとつの大きな駆動力になることは間違いないだろう。

240ナゼ「来年」からかと言うと、今回のステージはリズム隊がサポート・メンバーだったが、来年からは石川達也が正式メンバーとして加入して安定した活動が望めるからだ。
新しいSilexのドラム・サウンドはNATALで…ああ、大きな楽しみがまたひとつ増えた。

300v最後の曲に入る前にDanが短いMCをしたのだが、日本語は一切なし。英語。
いいね~。
ポルトガル語だともう「フェイジョアーダ」ぐらいしかわからないけど、英語ならバッチリだ。
MASHAくんの朴訥としたMCとダンの英語のMC…この辺りも将来オモシロくなりそうだぞ。

255vそして最後はSilexのスタンダード、「Cansion da Amor」。

250v30分という短い時間ながら怒涛の演奏で重責を果たし、また華麗な再デビューを飾ったSilex。
MASHAくん、まずは活動再開おめでとう!
来年からの本格活動を首を長くして待っているぜ!
280

0r4a0388

260Silexの詳しい情報はコチラ⇒Silex Official Website

290さて、『Marshall GALA2』。
日に日に開催が近づいて段々ビビり出している私です。
まだまだやらなければならないことが山ほど残っているけどどうすんの?
大丈夫、皆さんのご援助を得て着々とこなしております!
後は私の司会か…それが問題だ。
  
ところでMASHAくんには第1回目に続いてのご出演をお願いした。
アレね、3年前、MASHAくんのチームはTHE SHRED MASTERSと名乗ってオープナー(トッパーという言葉は変です)で登場してもらったんだけど、演奏が始まった瞬間の客席からの反応は決して忘れないよ。
もうあの時「あ、コレは行ったな」と第1回目のMarshall GALAの成功を確信したのです。

300mg今回、若干の変更があったものの、メンバーはこんな感じ。
チーム名は「THE GUV'NORS(ザ・ガヴァナーズ)」。
コレ、秋冬の格好をしているけど今じゃない。
こんな寒かった頃からMarshallの事務所に集まって着々と準備を進めて来たのだ!
そう、ジムが6人目のメンバーなのです。
310最近は東京のガヴァナーさんもオリンピックのマラソンで大変なことになっちゃっているようだけど、今回もMASHAくんのチームはMarshallのエフェクト・ペダルの名称である「THE GUV'NORS」を名乗ってトリプル・ギターでオモシロイことをしてもらうことになった。
ク~、早く観てぇ~!
コレを観ることができない、あるいは観ようと思わないロック・ファンの皆さま…ゴメンね。
我々だけで楽しませて頂きます!
 
THE GUV'NORSは…
MASHA

320v大人気のI Don't Like Mondays.からChoji。

330v元Tornado Grenadeの真壁雄太。340vベースは藍。

350vそしてドラムスは石川達也。
Silexの新ドラマー。

360vイープラスの残りチケット情報ではまだ「〇」になっているけど、おかげさまでかなり少なくなって来ました。
売り切れになる前にお友達とお誘い合わせの上チケットをゲットしてMarshall GALA2へゼヒお出かけください。

Marshall GALA2の解説はコチラ⇒Marshall GALA2の見どころ、楽しみどころ、味わいどころ

200 
(一部敬称略 2019年10月23日 HOLIDAY SHINJUKUにて撮影)

2019年10月22日 (火)

よしこセッション vol.3~池尻喜子登場!

10_2 今日の記事は珍しいよ。
主役はキーボード・プレイヤーだもん。
Marshallも70年代には一生懸命キーボード・アンプを作っていたんだけどね~。

20v『よしこセッション』というライブ。

30セッション・リーダーの池尻喜子。

40v加治良浩
180v_2加治伸浩

60v_2shinpei

70v喜子さんは五十嵐☆sun-go☆美貴さん率いるTHE CORAL CANDIESで『Marshall GALA2』にご出演頂く。
実はこの日が初対面だった。
当初、前回のGALAでNEO-ZONKというプログレッシブ・ロック・トリオで衝撃のパフォーマンスを披露してくれた長崎祥子ちゃんに出演をお願いしたのだが、すでにガッツリ予定が入っていたので断念。
すると祥子ちゃんがそれに責任を感じて代わりの女性キーボード・プレイヤーをご紹介くださった。
それが喜子さんなのだ。
まさかリハや本番でいきなり顔を合わせるワケにもいかないので、お願いして喜子さんが出演するライブにお邪魔させて頂いたというワケ。
こうしてステキな仲間に出会うことができるのもGALAのイイところなんだよな。

85v…と思ったらアータ、喜子さんはウチのNATALプレイヤーの伊藤ショボン太一と大の仲良しだっていうじゃないのよ!
ショボンちゃんもNEO-ZONKだったからね、その辺つながっていた…ということですな。
ショボンちゃんにもGALA2への出演をお願いしたんだけど、超人気ピアノにスト、SANOVAさんのサポート仕事が入っていてNG。
そのSANOVAさんのトリオでベースを弾いているのが喜子さんのご主人なのだ。

86v『よしこセッション』は今回で3回目となるそうだ。

90オーププ二ングは「Night Street」。
ギターの加治さんの曲。

110_2「フュージョン・ロック」というか「ロック・フュージョン」というか…そもそもジャズとロックが「fuse(融合する)」したのが「fusion」だから「フュージョン・ロック」はおかしいか。
ロックよりのフュージョン。
方角で言えば「南南西」とか「北北東」とか…「南」と「北」がロックで「西」と「東」がジャズだ。
ん~、我ながらわかりやすい説明!…でもないか。
でもこんなことをしてるのね、喜子さん。

120「ハイ、こんばんは!今日は木曜日というお忙しい中お越し頂きありがとうございます!
私は主人の池尻晴乃介と『池尻家』として活動しているのですが、『よしこセッション』は自分の名前を付けて自分の好きな人と、好きな音楽を演っていま~す」
なるほどね。

S41a00782曲目は…アララ、こんなところで!

130ゲイリー・ムーアの「Sunset」。

100v良浩さんのリクエストかな?
KellyさんやMASHAくんなんかも演っていたけど、みんなこの曲好きだな~。
良浩さんはMarshallを使用。

80vベースの伸浩さんは良浩さんの双子の弟さん。
コチラはコチラで「加治ブラザーズ」としてご兄弟で活動されている。
海外ではThe Kinks、The Beach Boys、The Allman Brothers Band、Marshall Tucker Band、Van Halen、CCR、The Carpenters、Sparks、Heart、AC/DC、Oasis、The Brecker Brothers、…、日本では古くはザ・タイガーズ、チェッカーズ、イエローモンキー、マキシマムザホルモン、ミュータント・モンスター…等々枚挙にいとまがないけれど、コレってどういう感じなんだろう。
職場が同じワケじゃなない?
歳が離れた妹しかいない私には感覚がどうもわからない。
うらやましい。

140vこの曲を初めて演奏したという喜子さん。

150v続いては加治お兄ちゃんをフィーチュアして「天城越え」をマーティ・フリードマンのアレンジで「Amagigoe」。
0r4a0106_3天城峠は三島と下田を結ぶ「下田街道」の一部で、伊豆と桜でその名をよく知られる河津町の境にある峠。
昔は街道一の難所とされていたが、明治37年(ウチの父方のお爺さんの生まれた年だわ)に天城隧道が完成して一気に行き来がラクになった。
情感豊かにメロディをナゾる良浩さんのギターが昔の峠越えの厳しさを表現しているようだ。

S41a0024 ココで脱線。
しかも以前にも出したネタ。
上に出て来た「天城隧道」ね。「隧道(ずいどう)」というのは「トンネル」のこと。
ココで出て来るのが吉村昭の『高熱隧道』。
黒部第四ダムの導水トンネル工事の物語。
建設会社のモデルは佐藤工業。
とにかくオモシロイ。
私はコレで吉村昭のファンになり100冊近くを蔵書しています。

Kz吉村昭はもう一つ、『闇を裂く道』という丹那トンネル建設に関するノンフィクションを書いている。コレがまたヤケクソにオモシロかった。
喜子さん、GALAが終わったら秋の夜長に吉村昭などどうかしらん?YmMCでは『Marshall GALA2』の告知をしてもらったよ。
そして、オリジナルTシャツの自慢大会!
喜子さんは、胸にに家紋、背中に「池尻家」のロゴサイン。
アレ?
喜子さんの家は(正確には晴くん?)「尻」ではなくて「㞍」なんだ。
戸籍がそうなってるんだろうね。
「㞍」は「尻」の異体字で、珍しい部類に入るらしい。

170加治ブラザーズは胸に風神&雷神をあしらった。
弟さんが雷神。190背中には「弟」の文字が!
とてもわかりやすい。

200vお兄さんは当然「兄」だ。
コレ気になってたんだよね~。
ウチのセガレたちも相当仲がいいけど、兄弟っていいね。
260v_2さぁて、ココで喜子さんのオリジナル曲を披露。
さっきから「よしこさん、よしこさん」ってやってると何やら三平になった気分だな。

200まずは「Breaking the Limit」という曲。
コレは6/8と4/8が組み合わさっているのかな?
スケールの大きいハードなナンバー。
昔風に言えば「プログレッシブ・ロック」だけど、メロディは今風。
「今の若い人のプログレッシブ・ロック」という感じかな?
やっぱりこういうのはいいね。

240v_2「私は作曲の経験がなくて、それがかつてはコンプレックスでもありました。挑戦してみようと思って厄年だった3年前に次の曲を作りました。
『厄年』という曲なんですが、この曲ができてから活動がひろがり、厄払いになりました」

160v_2ということで、曲は「Yakudoshi」。

250_2ソロ・ピアノによる静謐なイントロから…

S41a0008 ヘヴィなワルツに!

230vコレが滅法カッコいい。
ナニよ喜子さん、ドンドン曲を作るべきですぞ!

220v_2この曲では加治弟さんがダイナミックなベースソロを披露。

8_s41a0223 そして、鍵盤を叩くのが楽しくて楽しくて仕方ない!という風情の喜子さん。
こういう人は見ていて実に気持ちがいいですな。

310「いよいよ最後です。ドリーム・シアターを演ります。
ドリーム・シアター大好きなんです。
そもそもドリーム・シアターが好きになったのもこの3人の影響なんです。
最後は私が絶対演りたいと思ってリクエストした曲です」
Dream Theaterは「ドリムシ」って言うんですってね。
 
「ドリムシ」でひとつ私の研究結果を…。
以前、超ベテランのミュージシャンがどこかの楽屋でこうおっしゃっていた。
「しかしサァ、ミュージシャンも何の抵抗なくメイクをするかしないかで世代が分かれるよね。オレはダメなんだよね~」
私も高校の時にメイクをして演奏する男性バンドが出だして来て、客として見ていてあまり気持ちのいい思いはしなかった。
私はその超ベテランのミュージシャンと同じ世代ということになりますな。つまり「昔の人」ということだ。
で、コレと同じことがドリムシに言えることに最近気がついた。
私と同年代のミュージシャンや音楽好きの人に「ドリーム・シアターが好きかどうか尋ねると、かなりの確率で「どちらかと言うとNo」という答えが返ってくる。
同じハード/プログレッシブ・ロックに聴こえても、我々みたいな古い世代にはどうしても魅力が伝わってこないようだ。
私はどうかって…ヒ・ミ・ツ。
Spock's Beardあたりはかなりシックリ来るよ。
一方、若手ミュージシャンとなると、喜子さんのようにドリムシを崇め奉っている人たちの何と多いことよ!
はい、ココ。ココね。
すなわち、ドリーム・シアターの音楽を受け入れることができるかどうかがひとつの世代の分かれ目になっているということだ。
昔にもコレと同じ現象があって、エルヴィスなんかそうだよね。
私が思うにエルヴィス・プレスリーが好きで聴いている人はビートルズ以前の人。
受け付けない人はビートルズ以降の人。
ま、大ざっぱな話ですけど。

280v演奏したのは「Dance of Eternity」という曲。

290v鬼気迫る演奏。

S41a0193_2 ドラマチックに、そして複雑に展開する曲をスラスラと編み上げて行くところは圧巻だ。

300そして、とても楽しそうだった!

270v後日、喜子さんがGALAの打ち合わせで事務所に来てくれた。
Zappaの濃いところはもちろん、Areaだの、PFMだの、ポチャカイテ・マルコだの、辺境のプログレからジャズ、クラシック、民族音楽までヘンテコなヤツをタップリ聴いてもらい、大変喜んで頂きました。
そう、世代で分断される音楽って不可逆的なんだよね。
つまり年寄りは若手が好む音楽を受け入れることはできないが、若者は良質でありさえすれば過去の遺産を受け入れることができる。
このことが示すようにロックが生き残るためにすべきことは「温故知新」しかない。
機材も含めてね。

330…ということで、池田喜子さんは五十嵐☆sun-go☆美貴さん率いるTHE CORAL CANDIESで『Marshall GALA2』に参加して頂きます。
THE CORAL CANDIESは…
 
SHOW-YA、dead branch brothersの五十嵐☆sun-go☆美貴。

Sungアコメタルが大人気の大山まき。

Maki2LAZY guns BRISKYのAZU。

Azuそして、M.D.M.S.、AZAZELのMAYO。

Mayoそして池尻家から池尻喜子。
もう濃い~ミュージシャンが大集結!
ところで、そんなスゴ腕が集まってナニを演るかって?

8_ヘヘヘ、知ってるけど教えない。
ひとつだけいいことを教えてあげよう。
『Marshall GALA2』はマジで長尺のイベントゆえ、5時キッカリ、英語で言えば「Five sharp」に開演します。
それに遅れることのないように!
 
イープラスの残りチケット情報ではまだ「〇」になっているけど、おかげさまでかなり少なくなって来ました。
売り切れになる前にお友達とお誘い合わせの上チケットをゲットしてMarshall GALA2へゼヒお出かけください。

Marshall GALA2の解説はコチラ⇒Marshall GALA2の見どころ、楽しみどころ、味わいどころ

690_mg2喜子さん、スッカリゴキゲンでございます~!

340v 

200 
(一部敬称略 2019年8月8日 吉祥寺シルバーエレファントにて撮影)

2019年10月21日 (月)

【勝手に犬フェス】『宇宙一超絶技巧雑技団 2019』~犬神サアカス團を単毒公演<呪怨の理>

 

05ということで、今回は【勝手に犬フェス】の第2弾。
普段Marshall Blogの記事を書く時、音源を聴くことができる場合はその音源を参考にして文章を書いているんだけど、昨日、それをやっていてつくづく思ったね。
「やっぱり犬神はカッコいい」…と。
破天荒にカッコいいよ。
その犬神サアカス團からギターの犬神情次2号とベースの犬神ジンが今年いっぱいで脱退する。
25年も続けて来たのに…だ。
昨日の記事に日本のロック産業に対する呪怨を幾分書かせて頂いたのでもうそれについては触れない。
こっちも商売があるからサ。
とにかく色んな音楽が存在していて欲しいんだよね。
そんな色んなロック…放っておけば普段耳に入って来ないような良質なロックをジックリと鑑賞するコンサートが『Marshall GALA2』。
最近、「音楽を聴くロック・コンサート」って絶滅したでしょ。
そりゃ激しい音楽に合わせてピョンピョン飛び跳ねたり、グルグル回ったりするのも楽しいのかも知れない。
でも、それなら盆踊りに行きなさい。楽しいぞ~。
町の盆踊りなら無料でいくらでも櫓の周りをグルグル回れるじゃん。
私はやっぱり才能あるアーティストが全知全霊をかけて生み出した音楽をジ~ックリと鑑賞する場がロックにもあっていいと思ってる。
Marshall GALAではそれをやりたいの。
演奏を聴いた上で、興に乗ってイスから立ち上がったり、手拍子を打ったり、一緒に歌ってもらってももちろん一向に構わない。
自然発生的であれば、それはとてもステキなことだと思っている。
実際、私だって若い頃にはそんなことをしながらロックを楽しんだ。
そんなコンサートに現体制の犬神サアカス團が出演してくれる。
恐らくは残されたスケジュールの中で最も大きな舞台となるだろう。
どうか『Marshall GALA2』をお見逃しなく。
 
そういえば、先日犬神サアカス團とは全く縁もゆかりもないバンドのコンサート会場で2人の女性が私に声をかけてくれた。
「犬神のライブで写真を撮っていらっしゃる方ですよね?」
その日も撮影の仕事でカメラをブラ提げていたので、すぐに私だとわかったのだろう。
少し言葉を交わした後に『Marshall GALA2』の案内をさせて頂いた。
その方々はGALAをご存知でいらしたが、「行くかどうかわからない」とおっしゃる。
その後どうされていらっしゃるかな~?チケットをお買い上げ頂いたかな~?
もしまだだったら、まだ少しだけチケットが残っています。
おいでなさい…犬っ子であれば万難を排してお越しなさい。
そして、東京キネマ倶楽部の大きなステージの上に立つ、25年の歴史を持った犬神サアカス團の姿を瞼に焼き付けてください。
『Marshall GALA2』のご案内は記事の最後で…。

10_galaさて、Marshall Blogプレゼンツ【勝手に犬フェス】の千秋楽は年に一度の下北沢「小劇場楽園」から。
これで何回目かな?
「1年」の早さがどれぐらいのスピードかを知るバロメータ的イベント。
だって、すぐにやって来るんだもん。
近くなると明兄さんから電話が来ていつも驚いちゃう。
「え!ウッソ!もう楽園?早いな~」って。
まずステージに現れたのは私のカワイイ後輩、橋沢進一。

20橋沢さんはこのイベントのプロデューサー。
「このイベント」と言っても、実は今まで慣れ親しんで来た「BAKA EXPO」ではない。
今回は『宇宙一超絶技巧雑技団』と題した日替わりのステージ・ショウ。
お芝居あり、犬神のようなライブありのバラエティに富んだイベントだ。
笑っちゃったよ、だって『フランダースの太』とかいうお芝居がかかってるんだもん。
「犬」じゃなくて「太」…「、」の位置が違うんだって!

30v橋沢さんのご挨拶に続いて犬神サアカス團がステージに上がる。

40さて、イベントのタイトルは変わっても内容は変わらない。
2部構成で、第1部はコント。
今回もお客さんのご協力を得ての企画。

50事前にお客さん全員に何か好みの言葉をひとつ紙に書いて提出して頂く。
團員がその紙をひとつ選んでお芝居を加えてドラマ的に読み上げるというもの。
團員の演技の力量が問われる実にシビアなコントだ…というのは誇張だが、橋沢さん曰く、実際に演技の訓練に使われる手法だとか。

60v百戦錬磨にして…

80頭の回転の速い犬神團員のことだからして…90vこんな感じ。

70凶子姉さんも大熱演!

100お客さんに提出頂いたメモすべてを演じきって第1部は終了。
しばし休憩。
そして、第2部はお待ちかねの生演奏だ。

110今日のMarshallは今年発売となったSC20HとSC212。
情次兄さんがいつも使っているJCM800 2203をギューっと小さくしたモデル。
コレが素晴らしい…当然大ヒット中!

120v今日のEDENはいつもと同じTerra Nova TN501とD410XSTがひとつ。

130v今日のNATALもいつものNATAL。
いつものサウンドでうれしいなッ!

140そしていつもの4人でスタートだ!
でも、この「いつもの4人」の姿は年末までなのだ。
ハァァ~。
この時はまだ2人の脱退を知らなかったんだよね。

150犬神凶子

160v犬神情次2号

170v犬神ジン

180v犬神明

190v今回の「楽園」の1曲目は「夕焼け」。

200_yy凶子姉さんのモノローグ。
こんな曲を演るバンドが今時他にいるか?
私はシアトリカルなネタが好きなので、こういう曲は大歓迎だ。

210v陰惨な語りの後の凶子姉さんの美しい歌声。
こんなことをするバンドは残念ながら今の日本には犬神以外にはいない。

220v凶子姉さんの「ロックンロール!」の叫び声で炸裂するドライビング・チューンは「道行き」。

230_my明兄さんの叩くNATALが楽園に鳴り響く!

240vトラディショナルなスタイルでソロをキメ込む情次兄さん。
コレでいいのだ、コレがいいのだ!255vそれを見まもるギター・ソロ・サポーターさんたち。

250「こんばんは!
今日はワンマンみたいなものです。
コントも楽しかったし、最後まで盛り上がっていくぜ~!」

260v「小悪魔エレジー」…

270_ke「栄光の日々」と続く。

280v_eh双方、最近作『Gold』に収録されている最近の頻出ナンバーだ。

290もいっちょ続けて「ビバ!アメリカ」。

300_vaこの曲が出て来る度に毎回書いてしまって恐縮だけど、アメリカ病を治しましょう。
アメリカがかつて日本にナニをしたのか勉強しましょう。
アメリカを嫌うことはありません。
アメリカがどういうことをする国かを知っておくだけでいいのです。

310v「どうもありがとう!ライブは楽しいね!」
ココで『Marsahall GALA2』の告知をして頂きました。
「今日はベスト盤からのセットリストでお送りしていますが次は昔の曲」

320v2000年の『蛇神姫』収録のバラード「カナリヤ」。

330_knry凶子さんの声は本当に美しい。
グッと聴き入ってしまう。

340今日も演っちゃう「黒い花が嗤う」。
3人でキメる例の長い長いリフというかキメは今日も最高潮にカッコいい!

350_khw

360v

370v舌を巻き巻き、そして誰かの首をギリギリ締め上げるようにして歌う凶子さんが凛々しいではないか!

380最近オリジナル作品のタイトルチューン「東京2060」。
おお~、コレを「黒い花」に続けて演るとスゲエな。

390v_2060私に言わせると70年代丸出しのロック。
ロックっていうのは例えばこういう音楽を指すのだ。

400『東京2060』から「化猫遊女」。
コレもそう…このリフ。

490_by昔に戻りたいとは思わないけど、ああ、ロックだけは70年代に帰って来て欲しい。

500この曲は犬神さんの曲では珍しく各人のソロがフィーチュアされる。

510vジン兄さんのベースも!

520vトボけた凶子姉さんと気転の利いた情次兄さんのコンビによるMCはいつも楽しかった。
来年からはもうこの光景を見ることはできない。

535「♪ロックンロール!」のコール&レスポンスは「暗黒礼賛ロックンロール」。
ウチのパソコン、「暗黒」って打つと「暗黒礼賛ロックンロール」と自動変換してくれる。
他に「暗黒」という言葉を使う機会が全くないのだ…普通そうか?

540_rrココでもロック・ギターのバイブルのようなソロを聴かせてくれる。

550そして、またギター・ソロ・サポーターさんたち。
こんな光景ももう少しで見られなくなるのか…。

560続けて『Gold』から「Gold」。

570_gl本編を締めくくったのは「ドグマの呪い」。好き!

590v

600v

610v

590_dnま、書きたくはないけど、このメンバーでの楽園はコレが見納め。
この時はそんなことツユ思わなかったけどよ。

620そして、アンコールは「最後のアイドル」。
今年もアッという間にやって来て、アッという間に終わってしまった楽園だった。
 
犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁

640_en最後は今日のイベントのプロデューサーの橋沢さんからご挨拶。
「皆さまありがとうございます。
楽しんで頂けましたか?
また来年やったら来て頂けますか?
またよろしくお願いします!」
橋沢さん、この時はもうご存知だったのかな?
ご存知だったんだろうね。

650v なんか昨日と今日で「残念だ」とか「悲しい」みたいな筆致でレポートをお届けしたけど、犬神サアカス團は解散するワケではありませんからね。
コレからもバンドは存続して行くし、離れていく2人も音楽活動を続けて行くワケで…みんなで応援しましょう。
でも、もう少なくとも苗字は変えないとマズイよね。
犬神家ではなくなるんだから。
「情次2号」さんはナニになるんだろう?「会田譲二」さん?
「ジン」さんは?「矢野陣太郎」さん?この名前を知っている人は私と同世代のハズだ。
そういえば、犬神さんとお付き合いし出して7年になるけど、本名を知っているメンバーは1人もいないな。
情次さんは高校の卒業生名簿でも見てみるか?
 
…ということで、『Marshall GALA2』は現体制の犬神サアカス團の最後の大舞台です
絶対にお見逃しなきよう。
まだホンの少しだけチケットが残っています…Marshall GALA2へゼヒお出かけください。

現体制の最後のライブは12月27日とのこと。
残念ながらその日はもうふさがっていつのでお邪魔することができない。
したがって現体制の犬神サアカス團のライブ・レポートをするのは『Marshall GALA2』が最後になりそうだ。
そんな機会に司会として同じ舞台に立つことができる私は幸せ者だ。
 
Marshall GALA2の解説はコチラ⇒Marshall GALA2の見どころ、楽しみどころ、味わいどころ

690_mg2※GALAの準備に追われております。「私のディープ浅草」に取り組み時間が全くありません!でも続けますから!
2人がいなくなった後の犬神さん、そんなにすぐには動かないだろうナァ。
まだまだ『ディープ浅草』のネタはあるので一時的にも引っ越し先を考えておかないとマズかな?
犠牲になるのは誰だ?
 

200 
(一部敬称略 2019年10月16日 下北沢「小劇場楽園」にて撮影)

【勝手に犬フェス】祝25周年!犬神まつり -GOLD-

 
先日開催された犬神サアカス團の恒例のイベント、『犬フェス』に参加できなかった。
Marshallの別の仕事で上海に出張していたのだ。

8_0r4a0853そこで、ライブ・レポートをつなげてMarshall Blogで勝手に「犬神サアカス團の記事のフェス」を開催すると言うのが今回の企画…といっても2連作だけどね。

8_0r4a0877 しかし、実にイヤな気分だ。
こんなことがあっていいのかね。
デビュー25周年を迎えている犬神サアカス團から、犬神情次2号と犬神ジンが今年限りでバンドを脱退するというニュースが飛び込んで来た。
もちろん「イヤな気分」というのは情次兄さんやジン兄さんが犬神サアカス團を脱退することではない。
その脱退する理由を作り出した日本の音楽シーンに絶望し、とてもイヤな気分がするのだ。
そして、恐ろしくさえもある。
詳しい事情は犬神サアカス團の公式家頁にあるのでココでは触れないが、2人に脱退を決意させた遠因は経済的な問題だ。
バンド経営を成り立たたせることが困難であることからメンバー間に活動の方向性の食い違いが生じてしまった。
もしCDがジャンジャン売れてライブ会場にもっと多くの人が足を運んでいればこんなことにはならなかった。
インターネットの登場によって、良質なCDを作っても売れず、音楽がタダ同然となり、音楽家は重要な収入源を取り上げられてしまった。
タダ同然のモノに「いいモノ」があるワケがない。
それに輪をかけているのがこの国の民衆の「大衆音楽」に対する民度の低さだ。
もうハッキリ言っちゃうけど幼稚すぎるよ。
「黒酢」だか「葱間」だか知らんが、消費者はハヤリのモノ以外に手を出すことができない。
この国は、ハヤリそうにはないものの、独創的な音楽をクリエイトしようとしているアーティストにとって音楽で生計を立てることがムズカシすぎるのではなかろうか。
そりゃ、土台好きなことをやっているのだから、たとえ売れずに食えなくてもそれはミュージシャンの自業自得というものだ。
もちろんそうした状況は日本だけではないこともわかっている。
しかし、あまりにもヒドい。
「アタイら25年やってきてやっとホンモノになれたわよ!」と自認しているバンドが食えないのだ。
25年ですよ!
「ロック」と呼ばれている音楽をチョコチョコと聴いてその気になって、始めてすぐに止めてしまう若手バンドとはワケが違う。
薄皮を剥ぐようにして自分たちの音楽を25年間も作り続けて来たバンドなのだ。
こんな状態が続くのであれば、本当に日本の「ロック」が死んでしまう。
メジャーなモノがあって、でもマイナーなモノがある…それが健全な市場環境でしょう。
聴き手は作り手が送り出すモノにしか接することができないんですよ。
マスコミを含めて作り手が「売り上げ第一」で同じようなモノしか送り出して来なかったら、その結果は推して知るべしだ。
昔はこんなことなかったんだよ。
作り手がロックがナンたるか理解していなかったのであらゆるモノを送り出してきた。
だから1970年代中盤ぐらいまでのロックは本当にバラエティに富んでいて魅力的なのだ。
 
そうだ、こんな時こそMarshall Blogがシッカリしなきゃ。
Marshallを通して本当に良質な音楽をサポートしていくのだ。
今回の悲報が私にそんな決意をさせてくれた。
私の人生はそれをやり通して終わりヨ。いわゆる「ライフワーク」ってヤツ。
 
さて、情次兄さんとジン兄さんが犬神サアカス團に在籍しているのは年末まで。
もう僅かの期間しか残されていない。
当然ライブの回数も限られている。
犬神サアカス團は解散するワケではないが、どうかこの「25年の犬神サアカス團」を大舞台で見ておいて欲しい。
11月9日の『Marshall GALA2』だ。
イギリスのMarshall本社が主催するコンサートに、25年間もの間自分たちの音楽を貫き通した現体制の犬神サアカス團をお迎えすることを誇りに思う。

04_logoさて、Marshall Blogの『勝手に犬フェス』。
第1弾はナント!8月に開催した最新ベスト盤『Gold』のレコ発単独公演のレポートだ。
遅い!今頃?なのだ!

1025周年の幟が「まつり」感を盛り上げる。

15コレが犬神サアカス團の25周年を記念してリリースされたベスト・アルバム『Gold』。
普通25周年は「Silver Jubilee」といって「銀」なんだけどね。
「銀婚式」なんかがそう。
でも、犬神サアカス團の25年の活動はその倍の「Gold」に値するだろう。20cd「Gold」ね。
私が小~中学生の時、パニック映画ブームっていうのがあってね。
このロジャー・ムーアの「ゴールド」という映画が大層話題になってたっけ。
残念ながらコレは観たことがない。
「丸の内松竹」か…有楽町の丸の内ピカデリーの地下にあった中型の映画館。何回か入ったな。
今は有楽町マリオンになってる。

25goldイギリスを代表する人気映画スターのロジャー・ムーアは3代目ジェイムズ・ボンドを演じ、歴代最多で7つの作品に登場した(『カジノ・ロワイヤル』を除く)。
「ゴールド」に縁があるのか、主演2作目は『黄金銃を持つ男(The Man with the Golden Gun)』だった。
コレもなつかしいナァ。

27gold『007』にはもうひとつ「ゴールド」があった。
シリーズ3作目の『ゴールドフィンガー(Goldfinger)』。
イギリスの名女性歌手、シャーリー・バッシ―の主題歌がメッチャかっこいいんだけど、今聴くと結構歌詞がバカバカしくて笑える。26goldいつも楽しい犬神さんの物販。

30今回も愉快なグッズが目白押し。

40コレがいい。
犬神語録の「犬辞林」。

5025年の犬神史の中で生まれ、使われて来たオリジナルの言葉をひとつの冊子にまとめたモノ。

60_2ほぼ定刻通りにショウがスタート。

80犬神凶子

90犬神情次2号

100情次兄さんのMarshall。
使用しているのは向かって左のJCM800 2203と1960A。

110犬神ジン

120ジン兄さんもいつものEDEN。
ヘッドがTerra Nova TN501、キャビネットはD410XSTが2台。

130v犬神明

140v明兄さんもいつのNATAL。

150もはや犬神サウンドにNATALのドラムスは欠かせない。

160オープニングは『Gold』のタイトル・チューン。

170_gold「アタイら25年やってきてやっとホンモノになれたわよ!」

180vポップでハードな魅力的なナンバー。
アルバムではクローザーを務めているところがニクイ。
しかし…25年目にこんなことが待っていようとはナァ。

190情次兄さんのめの覚めるようなシャープなリフは…

200_zrアルバム1曲目の「残酷楽園」。

205ドライブしまくる明兄さん!

210「こんばんは!今日は犬神まつりツアーのファイナルです。
サッポロから始まって、大阪、福岡、広島…そして今日です!
今日も最後まで盛り上がっていきましょう!」

2303曲目は「ビザール」。
もう私はビザールと言えばコレ。
かつてのフランク・ザッパのレコード・レーベル。
「Bizarre」というのは「風変わりな」という意味。
向こうの人はヘンテコリンなモノを指して「ビザ~ル!」なんて言いますな。

240v_bz暗い暗いマイナー・ワルツ。
でもこういう雰囲気がいいのだ。
他のバンドにこんなムードは作れまい。

2503人が奏でる長大なリフが(私の中で)話題を呼んだ「黒い花が嗤う」。

260_khこうしたカッコいいリフを持った70年代ハードロックのテイストが犬神サアカス團の魅力だ。

280v明兄さんが刻む小気味いいハイハットから始まるのは「栄光の日々」。

290v_ehジン兄さんのベースと…

300v情次兄さんのギターの掛け合いから…

310v竹を割ったようにスッパリと歌う凶子姉さんのボーカルズがとてもステキ。

330vMCの後は情次兄さんの歌をバックに…
460歌い込む凶子さん。
『Gold』にも収録されている「ねむり姫」。
サビ前のBb⇒C⇒Bbdim⇒Dmと進むところがカッコいい!360v続いてロッカバラード「空の色は何色ですか」。
この辺りはジックリ聴かせるところ。370_keMCをはさんでは「小悪魔エレジー」。
コレも『Gold』に収録。
男性陣のコーラスがまたいいんだよね。
370_va_3ココでジャケットを脱いだ明兄さん。
ショウは中盤に差しかかる。

380v「♪こあ~く~ま~」
しかし、「エレジー(哀歌)」なんて言葉も死語だね。

400v日本が世界に誇るジャズ・ピアニスト、穐吉敏子の1974年の『孤軍』というアルバムの1曲目はドンズバで「Elegy」という曲。
座りションベンしちゃうぐらいカッコいい曲だからジャズに興味のある人は聴いてみてチョ。

Kogun 情次兄さんのソロの最後に出て来る「Child in Time」みたいなフレーズがいいのよ。

410v「ビバ!アメリカ」が続いた!
みんなでアメリカ病を治そう!
私はスッカリ治りました。

420v今日もステージ下手で暴れまくりのジン兄さん。
もうこの辺りともなると誰も止められない。

430v情次兄さんフィーチュアで「開かずの踏切」。
「♪あの娘の心はいつも開かずの踏切なのさ」か…「遮断機」だの「警報機」だの、鉄道関連で固めた歌詞がリッパだ。

440v_af凶子さんがお休みの時、男子チームで「Z」っていうのもやったよね。
私の犬っさん歴は決して長くないけど歴史を感じるナァ。

450凶子姉さんから応援のタッチ。

455そして、ギター・ソロ

350「浅草心中」は明兄さんの軽快なドラムスが素晴らしい。

480「ニコヨン、日雇い、運転手」…「ニコヨン」って何だか知ってる?
コレ、差別用語になるらしい。
「ニコヨン」は「ケロヨン」の親戚ではない。「ケロヨン」なんて知らないか。
「ニコヨン」とは昭和20年代、終戦直後の山谷(さんや)の日雇い労務者の最低賃金だった「240円」のこと。
240円からその日の宿代80円を引いて、残りの160円は酒とタバコでなくなっちゃう。
そもそもあの辺りには山も谷もないのにナゼ「山谷」というか知ってる?
歴史は古く、平安時代にはあの辺りには家が3つしかなくて、それで「三家」⇒「山谷」になったらしい。
ホンマかいな?

470_asトーク・コーナーの後はBlack Sabbathを連想させるダークでヘヴィなギター・リフ。
いいね~、じょにちゃん、メッチャいい!

490_cg曲はコレまた『Gold』収録の「血の下僕」。

500v続いてはまた鉄道関係。
列車が走り出して…

510v_yr猛烈なスピードで駆け抜ける「夜行列車」!
やっぱり犬神はカッコいいよ。絶対カッコいい。

520じょにちゃん、イケイケ~!

530トーク&告知コーナーでは『Marshall GALA2』にも触れてもらったよ。
この時はまだまだ先だと思っていたけど、もうすぐだ~!
ショウはいよいよ最終セクション。
きょんぴとコール&レスポンスで盛り上がろう!
もちろん曲は「暗黒礼賛ロックンロール」。

540_arrr今日も「クイ」の「入り」がバッチリ決まって気持ちいい~!

550情次兄さんのソロを見守る2人。
こっちも見物なの。

560本編のクライマックス!

570_hkt_2「光と影のトッカータ」と「ドグマの呪い」で4人は燃え尽きた!(「ドグマ」はマジでカッコいい)

580v_dn

590

600

630v「アンコールお願いします」のコーナー。

640_enまずは「かわいい」のヤツ。

645明兄さんもごいっしょに!

646曲のコーナーではまず「ロックンロールを唄いきれ」。
そして「念仏谷」。
いいね、いいね~。『夜行列車極楽行』って私が初めて聴いた犬神さんのアルバムなのさ。

650v

660v

670v

0r4a0164 もう一度アンコールをお願いされて登場。
最後の最後は「最後のアイドル」で「I-N-U-G-A-M-I」と盛り上がって終了。

675

676v_2

676v犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁

680…ということで、現体制の犬神サアカス團をお見逃しなく。
まだホンの少しだけチケットが残っています…Marshall GALA2へゼヒお出かけください。

Marshall GALA2の解説はコチラ⇒Marshall GALA2の見どころ、楽しみどころ、味わいどころ

690_mg2※チョット時間がなくて今回も「私のディープ浅草」はお休みします。次回も。

200 
(一部敬称略 2019年8月3日 高田馬場PHASEにて撮影)

2019年10月19日 (土)

METAL WEEKEND 2019のLOUDNESS

05去る9月14日と15日、昨年に引き続きヘヴィメタルの祭典『METAL WEEKEND』が開催された。
今日は初日のヘッドライナーを務めた我らがLOUDNESSのステージのもようをお送りする。
浅学にしてLOUDNESS以外のバンドを存じ上げなかったが、MYRATHというバンドはオモシロかったナァ。
「中近東ロック」っていうの?アチラ方面のメロディがガンガン出て来ちゃってとてもゴキゲン。
聞けばチュニジアのバンドだとか。
「チュニジア」という地名はディジー・ガレスピーの「A Night in Tunisia(チュニジアの夜)」で滅法近しい。
でも、その国が北アフリカにあるということは知っていても、正確な場所すらわかっていない。
せっかくだから調べてみると、アルジェリアとリビアの間なのね。
今、お隣の国は大変だからな。
それと、このイベントを通じてひとつよ~く勉強させて頂いたことがあった。
それは後で触れることにする。

10「8118」のオープ二ングSEに乗って現れたLOUDNESSの4人。
客席の雰囲気がガラっと変わっちゃう。

20二井原実

30v高崎晃

40v山下昌良

50v西田竜一

60vこの日の高崎さんの光景。

70世界がうらやむいつもの「Takasaki Rig」だ。
こうして「世界がうらやむ」なんていつも書いているけど、ま、実際その通り。

80そして、忘れちゃいけない高崎さんのもうひとつのリグはコレ。
「高崎楽屋行」と書かれたMarshall CODE25。
楽屋でのウォーミング・アップに欠かせない大事なアイテム。

90そしてショウがスターティン!

100このリフ!

100_cdいきなり「Crazy Nights」だ!

110ク~、この音、このフレーズ!
タマらん!

120v今回も「LOUDNESSのオフィシャル・フォトグラファー」としてお邪魔させて頂いたのだが、こうして一番前で直接「Takasaki Sound」を浴びることができるのは職権乱用か?
イヤ、前じゃないと写真が撮れないよ。
ナニせ美しく、太く、ヌケの良いトーンが快感なのだ。

130v割れんばかりの拍手と歓声を静かに抑え込むようにして2曲目がスタート。

140_hcそして二井原さんの雄たけび。
2曲目に「Heavy Chains」を持って来たのだ。

150タイトルと同じく「ヘヴィ」級のリズム隊が12ビートをうねらせる!160そう、大好きなんです私、この曲。

170もちろん高崎さんのソロも炸裂。

185「今年もMETAL WEKENDに呼んで頂いてありがとうございます!」という二井原さんのご挨拶に続いては、新しいところから2曲…
200『Rise to Glory』のリード・チューン「Soul on Fire」。

190_sof中間部のキメからの~、ギター・ソロ。

204しかし、カッコいいな。
ハード・ロック・ギターのエッセンスをすべて詰め込んだかのようだ。

210vそしてこの岩をも砕くロック・ボイス。
ジャンルを問わず歌のある音楽は「声」だ。

205vスゴイ歓声!
この曲はもう完全にLOUDNESSスタンダードだね。

220アルバム通りにつなげて「I'm Still Alive」。

230_isaブッ速いテンポを竜さんの鉄壁のドラミングが華麗に演出する。

240ドラマチックなギター・ソロ。
この曲もカッコいいな。
そう、『Rise to Glory』って名曲揃いだということを私は知っている。

250v続けて「In the Mirror」。

260v_itmココでも抜群のメタル・グルーヴを見せてくれる山下さん。
実に気持ちのいい低音だ。

270vまぁ、ココは爆発するにキマってるわな。

273誰がナンと言おうと、私のお気に入りの1枚。

275「♪ミラ~」

280高崎さんも!

290このあたり前半のクライマックスだったね。

295照明が落ちる。
ピンスポットを浴びて見上げる二井原さん。
バラードだ。

300_sl曲は「So Lonely」。
やはりいいバンドはバラード曲がシッカリしている。
ツマらないバラード曲をコンサートで演られるのはホントにツラいからね。
その点、LOUDNESSのコンサートではバラードが聴きたくなる。
それはやっぱり曲のクオリティと二井原さんのこの声があるからだ。

310vそして、感情のすべてを注ぎ込んだギター・ソロ。
330何て物語性に富んだソロの組み立てだろう。
ズッと聴いていたい。

325v二井原さんからLOUDNESSのライブ告知。
恒例となっている年末のEXシアターの開催を発表した。
楽しみ!

S41a0227 LOUDNESSの持ち時間も残すところあと4曲。
ナニが来るかと思ったらクモ!
「Black Widow」だ!
もうこの3人のインスト・パートはいつ聴いてもトリハダものだね。

350_bw

360

370そこに切り込んで来る二井原さんのボーカルズ。

380この曲ではトリッキーなソロを聴かせてくれる高崎さん。

380vでもダラダラ弾くなんてことは絶対にしない。
高崎さんのギター・ソロはいつだってコンパクトで高密度だ。
540続いては『Hurricane Eyes』から「This Lonely Heart」。

400猛然と最後のクライマックスに向かって登り詰めていくLOUDNESSとお客さん。

420_2 そして「Crazy Doctor」!

430_cdいつも通りギター・ソロでは大歓声が!

465何回聴いてもよくできたギター・ソロだ。
もうコレだけで1曲成立しちゃうもんね。
560まだまだコレで終わりじゃない。
もう一発!
最後を締めくくったのは「S.D.I.」。

480_sci_2 9月の週末を完全にメタル色に染め上げた4人!

490v

500

510

520vア~、もう終わっちゃった。
〆て10曲。
アンコールはなし。
もうチョット聴きたいね…でもまた来ればいいじゃないか。
日本にLOUDNESSがいてくれることを誇りに思う。570さて、2019年はLOUDNESSファンにとって、とてもうれしい年末となりそうだ。
 
まず、20周年を迎えた『SUMMER SONIC』の東京公演の模様が10月22日に合計12時間に及ぶ大ボリュームでWOWOWで放映される。
「♪WOWOWに入ろっかな?」ってか?
LOUDNESSが出演したのはDAY1なので放映はお昼の12:00からの部。

そして、26日には『伊藤政則のロックTV』で今日レポートした『METAL WEEKEND 2019』の模様をオンエア。
 
さらにステージで二井原さんが紹介した2019年の締めくくりのEXシアター。
『LOUDNESS World Tour 2019-2020 THANK YOU FOR ALL Chapter1: Ampan vs Dragon』と題した単独公演。
チケットの発売は11月9日…東京キネマ倶楽部へ出かける前にチケットをゲットしましょう。
そして、その前日は同じくEXシアターで、LAZYが『宇宙船地球号』をライブで完全に再現する!
スペシャル・ゲストはGRANRODEO。
コチラも楽しみ~!
 
LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

580しかし、ロック・コンサートのステージの光景もスッカリ様変わりしてしまったね。?
ギター・アンプがステージに見当たらないバンドばっかりなのよ。
もちろんこっちもプロなんで、世の中のトレンドがナゼそうなっているのかは百も二百も承知よ。
デジタル・テクノロジーの隆盛よ。
でもね、この日、私は高崎さんのギターの音に接して確信を高めたよ。
やっぱりどんなにPAの技術やデジタルのテクノロジーが進化しても、アンプが作り出すギターの音に関しては、真空管アンプが最高峰であることを再確認したのだ。
弾き手が「高崎晃」ということを割り引いてもコレは間違いない。
永遠の定理なのだ!

590そんなギターのサウンドをタップリ聞かせる今となっては珍しいイベントがコチラ。
11月9日に東京キネマ倶楽部で開催されるMarshallの祭典『Marshall GALA2』。
年末のLOUDNESSのチケットをゲットしてからゼヒお出かけください!

『Marshall GALA2』の見どころ、楽しみどころ、味わいどころはコチラ⇒Marshall Blog
 

200_2

(一部敬称略 2019年9月14日 ZEPP DIVER CITYにて撮影)

2019年9月20日 (金)

関東ギターエロス vol.61~Luther Smoke Dokeyes他

05_2あの「右折禁止」に注意しながら今日は西川口Heartsから。
Marshall Blogでは初めてレポートさせて頂く『関東ギターエロス』というイベント。
恐らくはノリ一発で決めてしまったのではないかと想像に難くないイベント・タイトルがいい。
こういうシリーズものは、まず良いタイトルをつけてやらないと長続きしない。
「関東ギターエロス」…いいじゃないか。
ね、61回目だもん!

10v関東地区5つのライブハウスが「ウチの一押しバンド」を出し合って構成されるライブ。
今回の幹事は西川口Hearts。
そこでイベントはHeartsのブッキングをお努めになられているHarry原畠さんのリードで展開した。

205つのバンドに先立ってオープニング・アクトとしてステージに上がったのは弾き語りの篠木拓哉さん。

30v代々木のLIVE labo YOYOGI代表の「The Confront」。

40転換の間のMC。
コレがまた楽しい。

50本八幡The3rd STAGE代表の「microgic」

60ワイアレス・マイクを使って会場の外のロビーでMCをやっちゃう!

70新宿FATE代表の「BACK SHOW」。

80そして、横浜BAYSIS代表の「Orca-Luca」。
今風のロックからラップまでさすがショウビジネスのプロが推薦するだけあって、可能性を秘めたバリエーション豊かなラインナップとなった。
マーブロ的に記録しておくと、ギター・リフやソロをフィーチュアした従来型のロック・サウンドを聞かせてくれるチームはなし。
ま、今時はコレが当たり前でしょう。

90そして、トリ。
トリは幹事店が推薦するバンドが努める。
原畠さん、力と気合がガッツリ入って自腹でチラシを作っちゃった!
「まずバンド名の綴りがムズカシイですね~!」なんて原畠さんがおっしゃっていたが、そうなんだよね。
「Dokeyes」は「ドゥ―キーズ」とは読めんよな。
Marshallへの月報でこのバンドのことをレポートしているんだけど、「Dokeyes」をなんて読んだかはわからない。
再来月Marshall GALA2で来日したら確認してみようと思っている。

11061回目の『関東ギターエロス』のトリを務めたのはLuther Smoke Dokeyes(ルーサー・スモーク・ドゥ―キーズ)。

120Johnny

130JohnnyくんはもちろんMarshall。
ギターとMarshallの間にあるのはカール・コードだけ。

131今日は現地調達のJCM800 2203と1960Aを使用。

132vベースは伴航平。
ヴァン・コーヘー…バンド名みたいでカッコいいな~。

138v山口翔也

139vオープニングは「Ramblin Rider」。
4月にリリースした初ミニ・アルバム『Jukebox is Playin'』から。

Lsdcd オールマン臭プンプンのタイトルだけど曲はセカンド・ライン・タッチ。
「ガルシア」という固有名詞が出て来るところが好き。

140vそして炸裂するボトルネック。
今の若いバンドのギターの人たちってこういう奏法があるのを知ってるのかな?
「コリシディン」とか。
いつか奥田民生さんが元アイドルワイルドサウスの松浦善博さんと組んで「ボトル・ネック・ギター保存会をやっている」なんておっしゃっていたけど、ホント、ロック界の「絶滅危惧種」の筆頭だよな。
ムズカシすぎんだよね。
でもやっぱりいいな、このサウンドは。トロンボーンのように人類が自然に愛でることができる音色のひとつではなかろうか?

141ペダル・スティールだけど、バディ・エモンズがジャズを演奏しているアルバムなんか、もうCDやLPに頬ずりしたくなるぐらいいいもんね。
バディ・エモンズはカーペンターズの「Top pf the World」なんかでペダル・スティールを弾いている名手ね。
「Jambalaya」のペダル・スティールなんかもいいよね~。曲はハンク・ウィリアムスか…。
おっとっと、私は生涯カントリーの門外漢だった。これ以上書くとJohnnyくんにヘコまされるかも知れないのでやめておこう。
しかし、カーペンターズも今聴くと殺人的にいいな~。昔は絶対に聴かなかったけど…。
曲よし、演奏よし、そして最早トロけてしまいそうなカレンの美しい歌声。
でも今の若い人たちの口から「カーペンターズ」という言葉が発せられるのを聞いたことがない。
やはりカーペンターズも「絶滅危惧種」のひとつなんだろうな~。
Be 快調な滑り出し!

1451曲目からテンガロンハットがスッ飛ぶほどの熱演なのだ!

150テンガロンハットね~。
白馬に「テンガロンハット」というとてもおいしいパスタ/ピザ屋さんがあるんだよ。
今は大きなログハウスで営業しているけど、昔は10人も入らないような小さなお店でね。もうそこの味が大好きで長野に住んでいた時には毎週のように食べに行ってた。
ログハウスに移転した頃、お店で馬を飼ってたなぁ。
 
テンガロンハットはもちろん10ガロンの水が入ると言われていて、よく西部劇でカウボーイが帽子をひっくり返してガバっと水を汲むシーンを見かけるよね。
今の若い人たちは西部劇なんか見ないか…ジブリばっかりで。(今日は「若い人」をイジってます)
ガソリンなんかがそうだけど、アメリカは世界でほぼ唯一ヤードポンド法を採用している身勝手な国なので、容積の単位は「ガロン(gallon)」を使う。
このヤードポンド法を使っているのはアメリカとミャンマーとリベリアだけだからね。ドマイナーなのよ。
コレと日本の定格電圧100V。この2つは世界の大迷惑だ。ちなみに100Vの電圧を使っているのは世界で日本と北朝鮮の一部だけのハズ。
で、1ガロンって何リットルか知ってる?
これまた厄介なことに国よって換算値が異なる。
アメリカは1ガロンが約3.8リットル。
だから10ガロンって38リットルだぜ!
水は比重が1だから、38kg分の水があの帽子の凹みに入るというワケ。
オイオイ、そんなに入るワケねーだろ!
Johnnyくんの頭蓋骨はそんなにデカくねー!
由来後はメキシコからのスペイン語が変化したものとされているようだ。
 
まだ続くテンガロンハットの脱線。
カントリーではとてもJohnnyくんにかなわないのでジャズで対抗。
下は穐吉敏子のビッグバンドの1984年のアルバム『Ten Gallon Shuffle』。
敏子さんの作品の中では重要視されていないがアルバム表題曲や「Happy Hoofer」なんて聴きやすい曲が入ってる。
一番いいのはジャケ写かな?
この女性は敏子さんと最初のご主人でアルトサキソフォニストのチャーリー・マリアーノとの間のお嬢さん、Monday満ちるちゃん…今はもう「満ちるさん」、か。私と1歳しか違わない。
岩波文庫に『ジャズと生きる』という敏子さんの名著があるのでご覧になることをオススメする。
読めば敏子さんがどんなにスゴイ人で、もっと我々が世界に自慢してよい日本人であるかを知るだろう。
今の若いバンドさんがホイホイと海外へ行っている状況と比べてみるがよい。

Tgs 帽子をスッ飛ばしたままで続けた2曲目は「Jesus」。

160_jしかし、若いバンドさんでギター・ソロのパートが楽しみ…なんてのは本当に滅多にない。
そんなギターを聴かせてくれるJohnnyくん。

165そしてそのギターを弾きたてるアンサンブルのなんと素晴らしいことよ。

170MCをはさんで「Win Lose, Or Honky Tonk」。
もちろん曲名はアレから。

180_wlhTシャツも作っちゃった!

190vしかし、ギターの音がよろしいな~。
そりゃアンプ直結だもんね。音なんていいにキマってる。
前にも書いたけど、よくエフェクターを使わなかったり機材の点数が少ないと「男らしい」とか言うけど何ですかね、アレは?
別に男らしくなんかないよ。
ギターがウマいからそれができるだけの話でしょ?
もちろん腕だけではなく、いいアンプとギターがないとできないけどね。
ペダルなし、マスター・ボリュームなし、センド&リターンなし…コレが絶対に一番。
そうしてみると今の若い人たちが夢中になっているデジタル機器がどういうことかは推して知るべし。
ギター・アンプ、つまりMarshallは「楽器」です。
巷間のデジタル機器は「機械」ですから。
「楽器」と「機械」は別物です。
Johnnyくんはチャンと楽器で音楽を演っている。
 
チョット最近ああいうので驚くべきことがあってね…それでこんなことをまた言ってる。
要するにデジタル・アンプ系のギタリストの音って後で聞いていると音が届いて来ないんだよね。
真ん前で聴いていると好き嫌いは別にして問題はないんだけど、後の方はヤバい。
ナニを弾いているのか聞き取れなかったのだ。ジムのAキャビの話を思い出すな…あ、今度コレを書こう!
やぱりステージの中音が小さいとかそういうこともあるんだろうな。だって舞台にギター・アンプを置いてないんだもん。
ああいう現場に接すると楽器屋としてではなく、40年以上コンサートに通って来た純粋な音楽リスナーとしてミュージシャンシップを疑わざるを得ない。
いくら便利でも音楽家の命である「音」を犠牲にしていいいのだろうか?
そんなことはないでしょうねェ…恐らくステージにいるとアレがわからないんだろうな~。
まぁ、PAシステムの進化の弊害ということか?
「ギター」という楽器の地位の低下か?…こっちか。
ギターがこんな扱いじゃ、ロックは本当にヤバいよ…っていうか、機材に関して言うと自分だちで首を絞めちゃってるんだもん!
 
ひとつ提案…ギター・アンプがどうのこうのじゃなくて、今や主流のデジタルPAシステムと昔流のフルアナログPAシステムを2通りセットして、その音の聴き比べをするコンサートをやったらどうだろうか?
全然変わらなかったりして!
200このリズム隊の2人がまたいいんだ。
派手なところは一切見せずひたすらリズムに徹する。
「職人」を感じるわ。

310v堅実なドラミングだけでなくさっきの「Win, Loose or Honky Tonk」Tシャツのデザインも担当した翔也くん。
ずっとこの3人でやっていってもらいたいナァ。
今の若い人たちのバンドっていとも簡単に解散しちゃうからナァ。
頼むぜ、オイ。

230v4曲目は「Sound Like Dreams」。
ん?Johnnyくんの「ジョニー」ってJohnny Cashの「ジョニー」か?
そうであれば刑務所へ行って演奏しないとイカンな。

240_sldステージセンターで…

245紙を振り乱してのソロ!
2203から飛び出す音が素晴らしい。
「若者」にしておくのがモッタイナイ!
すぐ年取っちゃうけどね。

250vそしてコレは別の機会で新しい曲って言ってたかな?
「The Sunset」というナンバー。
しかし、歌もいいんだよな~、この人。

260v_ssココでも入魂のソロ。

270v初ワンマン公演の告知をした後、コレも新曲で「Railroad Song」。
ドンドン作ってます。
そう、作家でも音楽家でも画家でも、才能のある人って多作なんだよね。
確率の問題、つまりたくさん作るから有名になって「才能がある」ということになるのかも知れないけど、寡作の才人っていうのは少ないんじゃないかしら?
玉石混交でもいいから曲を作って作って、とにかく作るべし!

280_rsJohnnyくんの足元にはさっき書いたようにエフェクターはない…が、散らかっている。
飲み物はわかるけど、メガネや財布まで転がってる。
こういう人、好きです。どっちかというと私と同類です。

290「最後はブルースを演ります」と「Jukebox Blues」で本編を閉めた。
最近、フトした瞬間にコレ歌っちゃんだよね。
「♪堪らない夜は」というパートがアタマにコビリ付いちゃって!

0r4a0420 そのままアンコールに入って「Far East Cowboy」をプレイ。
写真はないけど、このトリオ、コーラスも果敢に取り入れている。
海外のバンドと日本のバンドの音楽的レベルの大きな違いのひとつの要因がコーラス・ワークだということを、きっとJohnnyくんは知っているんだろう。
つまり「歌」ということだ。

300_jb
短いながらも『関東ギターエロス vol.61』を締めくくるにふさわしい、実に内容の濃いステージだった!

210v

320v

330vLuther Smoke Dokeyesの詳しい情報はコチラ⇒Offcial Website

340さて、エンディング。
コレがまたオモシロかった!
各ライブハウスの方々から寸評を頂く。

350原畠さん…「Lutherは大きいところで観てみたいよね。でも、武道館じゃなくて、野音なんだよね。
よし!オレには野音が見えて来たよ!」
近くて助かります…野音なら勝手知ったるところだし。
原畠さんよろしくお願いします。
Marshallの壁、イッちゃう?

355v最後は「青春の握りコブシ」。
「関東ギタ~」…「エロ~ス!」のコール&レスポンス。
380
コレを150回ぐらいやって61回目の『関東ギターエロス』は幕を降ろした。

360ロンドンのエロス、どうしてるかな?

40v 

200_2 
(一部敬称略 2019年7月25日 西川口Heartsにて撮影)

2019年9月13日 (金)

Sound Experience 31~Strange,Beautiful and Loud, 梵天 and AN-16

 
前回めでたく30回目の開催を達成した『Sound Experience』。
つづく今回は「31回目」…新たなるステップに踏み出すべく、普段通りに開催された。
でも、珍しくトリプル・ヘッドライナー。
そして、すべてインストゥルメンタル。
この手の音楽が好きな方には最高の一夜となった。

10_2まず登場したのはAN-16。

20Akky(山田章典)
山田さんとは2017年5月にココで開催された小松優也のさよならライブでご一緒させて頂いた。
アレからもう2年以上経ったのかよ!信じられん。

40vJIN-JIN(前田仁)

50vAYA(K.)

8_s41a0019 若い感性のインスト・ミュージックとでも言おうか、従来の形にとらわれない自由な発想による器楽音楽。
トラディショナルな音楽をミッチリ勉強したうえで、こういう発想を広げ、時代の音楽をクリエイトするAN-16のようなバンドがドンドン出て来ることを期待している。

60続いては梵天。

70チャーリー田中

80vセキタヒロシ

90v星山哲也

S41a0063 「三宅さんとご一緒できることをとても楽しみにしていました」とご挨拶したチャーリーさん。
Marshall Blogにはチョー久しぶりのご登場。
何と2013年以来!
前回もStrange,Beautiful and Loudと一緒にココGrapefruit Moonでの取材だった。
その時が『Sound Experience』の何回目だったかと言うと…実はそれは『Sound Experience』ではなくて、『Harvest Moon』という梵天のイベントにSBLが客演した格好だった。
だから、もしかしたら『Sound Experience』というシーンでは梵天はMarshall Blog初登場?…かどうかは三宅さんが知っている。
全部頭に入ってるから。

110_ar_31曲目は「Arion」。
ゴキゲンな5/4拍子のヘヴィ・チューン。

130「Arion」は2016年にリリースされたアルバム『梵天~Bonten~』のオープナー。
このアルバム、ジャケットがまずいいよね。
そしてこの中にはチャーリーさんの無限の音宇宙が広がっている。

120cdチャーリーさんは以前1987Xをご愛用頂いていたのだが、今回の相棒はコレ。
なんとJCM2000 DSL100EC。
昔、私がMarshallに頼んで作ってもらった限定モデル。
D_DriveのSeijiさんが以前使っていたDSLだ。
案外こんなに時間が経って再会するもんなんですナァ。
自分の仕事の軌跡を目の当たりにするようでうれしい。
今もだけど、一生懸命やって来たからナァ。
コレでキャビがMarshallだともっとうれしいんですけどね~。

140そして、チャーリーさんのもうひとつの相棒。
私もかなりのコンサートを観て来ているけど、こんなに堂々とサンダル履きでステージに上がる人も珍しい!
以前、サンダルで新幹線に乗って名古屋から東京に来て、そのままステージに上がる…という方がいらっしゃったが、堂々さということで言えばチャーリーさんも引けを取らないだろう。

150次の「Pluto〜Tango O'Five」はチャーリーさんの5/8のアルペジオをバックに…

160セキタさんのフレットレス・ベースが幻想的なメロディを重ねる。

170星山さんのスネア・ドラムがクレッシェンドしながら入って来、曲は一部4/4拍子のパートを経て…

180チャーリーさんのハードなギター・ソロをはさみそのまま最後まで5拍子基調で走り抜ける。
特に「タンゴ」のリズムが取り入れられているワケではないが、チャーリーさん中に「タンゴ」のイメージがあるのだろう。
あるいは「ピアソラ」とか「アルフレッド・ハウゼ」とか。
タンゴか…後の人は知らないな~。
日本で最初の地下鉄銀座線はロンドンではなくて、ブエノスアイレスの地下鉄をお手本にして作られたのは知っているけど…コレはショックだった。
そもそも、アルゼンチン・タンゴとコンチネンタル・タンゴの違いもわからなかったからね。
アルゼンチン・タンゴは発祥の地、その名の通りアルゼンチンのタンゴで、楽器の中でも最高難度の演奏技術を要すると言われるバンドネオンが必ず使用される。
190v一方、コンチネンタル・タンゴはヨーロッパのタンゴ。別名「ヨーロッパ・タンゴ」。
フィンランドなんかは「フィー二ッシュ・タンゴ」っていうのがあって、とてもタンゴが盛んなんよ。
大分前にその「フィー二ッシュ・タンゴ」のCDを買ってナンノ気なしに聴いていたら「Satumaa」という知っている曲が出て来て驚いた。
Frank Zappaの『You Can't Do That on Stage Anymore vol.2』にこの曲が収録されてるの。
この曲はフィンランドではスタンダード中のスタンダード。
このライブ・アルバムはヘルシンキでの録音で、ザッパは「ご当地ソング」としてレパートリーに取り入れたのだろう。

8_vol2 「ありがとうございます。
今の曲は'Pluto'と言いまして、冥王星から頂いたタイトルです。静かな星をイメージして作りました」
 
「水金地火木土天海冥」なんて覚えたけどね。「ドッテンカイメー」と、土星のところで撥音便変化するのが気持ちヨカッタ。
英語では「My Very Educated Mother Just Served Us Nine Pizzas(学のある私のお母さんはピザを正確に9等分した)」ってやるわね。「Educated」が「Earnest」になっているのを見たこともある。
ま、我々は太陽系(英語で「ソーラー・システム」という)の惑星の名前や順番を覚えるよりこの英文自体覚える方が大変だったりするからね。
でも、コレ今は違う。
2006年に冥王星が太陽系をクビになっちゃったから。
正確に言うと「惑星」から「準惑星」に格落ちしてしまったので、「太陽系惑星」のウチに数えられなくなってしまった。
だから今は「スイキンチカモクドッテンカイ」だよ。
ちょっと関西弁みたいだ。
「オイ水金、地火木、取ってんかい!」みたいな。
一方、英語の方はどうなるか…「My very educated mother just served us noodles」なんて案があるらしい。
また、冥王星が格落ちしたことにより、「pluto」を他動詞で使って「降格させる」とか「~の価値を低く評価する」という意味が出来たらしい。
アメリカのスラングだからよい子の皆さんは覚えないでね!
英語はイギリスの言葉です。イギリス英語を進んで学びましょう。

185v次の曲もチャーリーさんの静謐なギターでスタートするスロー・ナンバー。
260vアルバムの収録されている「Funeral Dance」。
テンポはスローでも独特のギターのフレーズで織りなしていくお葬式には十分にハードだ。

200最後はアルバムに収録されている曲を2つ続けての演奏した。
まずは「Siesta」。
S41a0027とても柔らかいサウンドなのにすさまじい緊張感。
コレは昼寝どころではないぞ!

210最後はアルバム2曲目の「La valse du chat noir」。
「vlase」はフランス語で「ワルツ」のこと。
だからタイトルは「黒猫のワルツ」というという意味。
ちなみに「黒猫のタンゴ」は(今日はタンゴがよく出るな)、日本の曲じゃありませんからね。
イタリアの曲がオリジナル。
あの子どうしてるかね?

230「valse」って単語を覚えたのはコレ。
1956年のSonny Rollinsの名盤『Sonny Rollins Plus 4』。
コレの1曲目が「Valse Hot」というジャズ・ワルツなのだ。
でもそれぐらいではタンゴじゃない、単語ひとつ覚えることはできない。
名曲なのだ。
だからすぐ覚えられる。
ロリンズはテナー・サックスの最高峰としての存在だけでなく、「St. Thomas」、「Oleo」、「Doxy」、「Airegin」、「Tenor Madness」、「Don't Stop the Carnival」等々、ジャズ史に残る名曲をたくさん作った大作曲家でもある。
この「Valse Hot」を聴いていい曲だと思えない人は音楽を聴くのを止めた方がいい。そういう人はどうせ先行き、本当にいい音楽にはめぐり合うことはできないよ。
チャーリーさんがこういう独自の音楽で頑張ってくれているので、それを援助する意味で私もハッキリ言うけど、テレビなんかで「今の音楽シーンがオモシロい」なんて言っている人…ま、宣伝でやらされているんだろうけど、そう思ってたり言ったりしている人は、「音楽を知らない人」とみなして何ら差支えない。
本当にいい音楽にまだめぐり合っていない、あるいは「音楽」という氷山の一角のカケラから出た削り氷の一部程度にしか音楽を聴いていない人たちだ。
だから音楽を聴く側もいろんな音楽を聴いて勉強しないとダメね。
聴き手のレベルが低いと、レベルの低い音楽しか出て来ないのは道理ってもんだ。
 
あ、このアルバムのもうひとつの聴きどころの「Pent-Up House」もロリンズの代表作だわ。
私はロリンズを2度ほど観たが、今年で御年90。
最後のジャズの巨人だ。

P4ところでValseなのに全然4/4なんですけど!…と思ったのは最初だけ。
すぐに3/4となりグイグイと攻めてくる!

240vしかし、厳しい音楽ですな。
SBLもそうなんだけど、従来の音楽の型にハマらない音楽。
でも新しくはない。また新しくある必要もない。
高い器楽演奏の技術に裏打ちされた自由な発想の音楽だよな。
どこへ行くのがわからない。
でもどこから来たのかというと、ひとつは…コレは私の勝手なイメージですよ…Paul Williansがいない時のAllan Holdsworthが取り組んでいたモノに近いのではないかと思う。

250ま、バンド名が「梵天」ですからね。
梵天はヒンドゥー教の「創造神」にしてトリムルティの一角である「ブラフマー」の仏教版。
トリムルティは他に、「ビシュヌ」と「シヴァ」の3柱からなる。
ジョン・マクラッグリンの「マハビシュヌ・オーケストラ」の「マハビシュヌ」は「マハ(偉大なる)」な「ビシュヌ」ということ。
釈迦牟尼、つまりゴータマ・シタールダが悟りを開いた時、その悟りを広めることをためらったが、梵天さまは寅さんでおなじみの帝釈天さまと組んで「イヤイヤ、その教えをどうか世にお広めください」とお釈迦さまに勧めた。
コレを「梵天勧請(ぼんてんかんじょう)」というらしんだけど、コレがなかったら世界三大宗教のひとつ「仏教」はこの世に出て来なかったとされている。
だから梵天さまがいらっしゃったからこそ仏教が生まれ、我々はお葬式を仏式ですることができるのだ。
そして、「どうぞ面倒ですから、何でもかんでもイッショクタにしちゃいましょう」とやるのが「ドンブリ勘定」という。
 
ところで、先日家内のお婆ちゃんの十三回忌に出席して、お坊さんのお経を聞いていた。
元々お経はエイト・ビートなのはわかっていたので、今回は拍数を数えてみた。
すると、お経のくくりは4/4拍子で5小節から成り立っていることを発見した。
時々6小節になることもあるのだが、ほとんどが5小節、20拍で出来ている。
コレは曹洞宗なので、当然宗派によってはこの構成が大きく変わることが容易に想像できるが…。
なにしろ横浜の上大岡で開かれたお葬式に出た時には、お坊さんが木魚を裏拍で打ち、猛然とスイングしていたこともあったからね。
エイトではなくて完全にフォー・ビートになっていて驚いた。

245複雑なビートを難なくこなすリズム隊も素晴らしかった。

270vいつもニコニコの星山さん。余裕しゃくしゃくなドラミングはとてもこんなギンギンな変拍子の曲を演奏しているようには見えないのだ!
初めてお会いしたのはkelly SIMONZさんとご一緒の時だった。

280v後はキャビもMarshallだともっとうれしいんだけどニャ~。

梵天の詳しい情報はコチラ⇒Charlie Tanaka's Website

290トリはもちろんStrange,Beautiful and Loud。

300三宅庸介

310v河野充生

330v金光健司

340vやっぱいいね、金光さんの叩くNATAL。
ベスト・マッチのバーチのキットだ。

350三宅さんはいつものMarshallハーフ・スタック。

360JVM210Hと1960BVのコンビ。

370v今日の1曲目は三宅さんの愛奏曲「Petal」。

380vそして三宅さんのキラー・チューンを続けて…まずは「if」。

390河野さんのスリリングなベース・ライン。
かなりのパートをインプロヴァイズしている。

400続けて「murt'n akush」。
見て!
三宅さんと金光さんのアクションが完璧にシンクロナイズしてる!

415それほどイキがピッタリ合っているのだ。
当意即妙に三宅ミュージックを作り上げていくサマを見ているのは楽しい。

410「こんばんは…メッチャ暑いです。
2年ぶりにチャーリーと一緒になる今日を楽しみにしていました。
たくさん集まってくれてありがとうございます。
大きな音でお騒がせしますけど、この位の音で大丈夫ですか?
大きな音ですが最後までお付き合いください」
音が大丈夫ということでピース!
ホントにネェ…この会場はチョット事情が違うからなんだけど、いつからロックを爆音で演ることが罪悪になったんだろう?
聴く方が「やかましい!」というならわかるんだけど、最近は演奏している方が大音量を忌み嫌ってるもんね。
しかも昔を知っているベテランがそういうことを言うんだよ。
やみくもに音をデカくする必要はナニもない。
でも、「それなりの音量」ってもんがあるでしょう…「ロックの音量」ってのがサ。
音が大きすぎるんだったら耳栓を持参すればいいだけのことじゃん。
私はそういうところにも「ロックの終焉」を見る思いがするんだよね。
その点、三宅さんはスゴイよ。
440vMCの後は「devil」。
500vいいですか?大音量だからこういう表情になり、コレが表現でもあるんだよ。
コレを蚊の泣くような音量でできますか?ってんだ。

420そして、この恍惚の表情。
今、三宅さんは「ギター」というアッチ側の世界に行っている。

430v続けて「virtue」。
Marshall Blog初の試み!
ビデオを挟み込んでみました。
この日、写真とビデオの両方を撮ってみた。
Marshallのほぼ真ん前で撮影しているので音はチョッとシンドイけど迫力は伝わればOK。
次の機会には是非ホンモノを観に来てくだされ。

こうして31回目の『Sound Experience』のSBLのステージも無事終了!
今日も魂をさらけ出すかのような3人の熱演に心を揺さぶられた。

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480Strange, Beautiful and Loudの詳しい情報はコチラ⇒facebook

450そして最後はCharlieさんが加わって1曲。

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510v曲は三宅さんの「bloom」。
三宅さんの曲ってバッキングが入るとまた世界がガラリと変わるんだよね。
三宅さんがもうひとりいるといいんだけどね~…というかなえられない願望を実現してくれたのがチャーリーさん。

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520vこの曲は以前、ヒロアキくんと共演した時にも取り上げられてテーマを美しくツイン・リードで奏でたが、今回のチャーリーさんもコレをやってくれた。
実に魅力的なメロディだ。

8_bloom3_2今回も大充実の「Sound Experience」だった! 460v

200_3 

(一部敬称略 2019年7月24日 三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONにて撮影)

2019年9月 6日 (金)

Metal総進撃Vol.2~APHRODITEの巻

 
『Metal総進撃 vol.2』のトリはAPHRODITE。

0r4a0140岡垣さんのイベントには「〇〇大作戦」とか、この「〇〇総進撃」とか、私の世代にはとても懐かしく響くタイトルがつけられていてうれしい。
「総進撃」といえばコレでしょうね。
1968年の夏の公開というから、私が6歳の時の映画。
さすがにどこへ観に行ったのかまでは記憶にないが、母が連れて行ってくれたことは覚えている。
ウチの母はゴジラやガメラだけではなく、ギララから、ガッパから、恐竜グワンジまでコマメに映画館に連れて行ってくれた。その前はケロヨンだった。
まったく「感謝」しかない。
しかし、このポスター、キャストがまず怪獣というところがスゴイ。
ゴジラ、モスラ、ラドン、ミニラ…。
中に入っていた人はこのポスターを見て「なんでい!オレが演ってんだよ!」ぐらいのことを思ったのだろうか…。
キングギドラ、アンギラス、バラゴン、クモンガ…ナゼかこの「クモンガ」というクモ系の怪獣だけは名前がイージーだな。
そうそう、バランなんてのもいた。モモンガみたいなヤツ。20v_3今、バランと言ったら間違いなくコレだろう。
この寿司の折り詰めに使われる「バラン」は、葉蘭(はらん)というユリ科の植物からがその名の由来なのだそうだ。

30sm_2つい先日Shige Blogでも紹介したんだけど、ロンドンで出くわした映画の宣伝ポスター。
今度はラドンなのね?

8_200v そんななつかしの怪獣のことを調べていて、こんなヤツを見つけた。
コレ、「ナタール人」だって。知ってた?
ケムール人なら知ってるけど。

40v_2オイオイ、「ナタール」と言ったら今はコレだぜ、エエ?
NATAL Drumのことよ!

8_natal_cafe_racer_uf22_sea_foam_grさて、ステージに上がったいつもの5人。
 
総帥、岡垣'JILL'正志。

60v_2荒木真為

70v西村守

80vANI-Katsu

90v堀江睦男

100vチョット調べたいことがあって過去の記事をチェックしてみたんだけど…このチームはスゴイ。
2017年6月の鹿鳴館、その前にご登場頂いている2016年10月の同じく鹿鳴館。
そして、今回…堀江さんを除いて衣装が全員同じ!堀江さんにしても今回だけチョット違うだけ。
ユニフォームということか…。
「エエイ!それじゃその前はどうなんじゃい!」と思って2013年8月の鹿鳴館の記事を見ると、岡垣さんと西村さんは同じ衣装をお召しになっていた。
何たるこだわり!
そして何たる様式美!

110オープニングは「Ancien Régime」。
今上げている真為さんの左手に付けられたブレスレットもこだわりのアイテム。

120岡垣さんはノッケからキーボーズをグワングワン!130_2そして鮮やかに切り込んで来る西村さんのギター・ソロ。
もうこの時点でAPHRODITEワールド全開。

140_nga「今夜もウンザリするほど演らせて下さい!」という真為さんのMCに続い2曲目は「人形愛」。

150vコロコロ変わる曲調が実にスリリング。
中間部の展開とか、キーボーズなくしては考えられないアレンジがステキ。

160v_2真為さんのノリノリのステージグに合わせて客席もヒートアップ!

170_23曲目に行くまえに岡垣さんのごあいさつ。
「『Metal総選挙』と言ってしまいそうですが、正しいイベント名は『Metal総進撃』です」
なんて言うもんだから、ホラ、イギリスがあんなことになっちゃった。
スコットランド独立問題の時もそうだったけど、海外の政情がこんなに気がかりだったことは人生で他にないね。
最早イギリスは私の第2の母国だからして。
イギリスがおかしくなっちゃうと、コッチの生活がおかしくなっちゃうのよ!
それにしても、今、イギリス旅行の大チャンスですよ。
未曽有の円高ポンド安だから。私が5月に行った時より更に10円も£が安くなってる。
 
キーボーズ始まりの3曲目は「Long Live the Dead」。
あ~、このフレーズ!
メチャクチャ印象が強いよね。

180_lld中間部では岡垣さんと…
200西村さんのバトル!

190_22015年11月のシングル。
シングルとなるだけあってとても聴きやすいハード・チューンだ。好き。

210_2更に続けて「Before the Dawn」。

210_btdしかし、真為さんのパワーすごし!

220v_2各曲で華麗なギター・ソロを聴かせてくれる西村さん。

234もちろんMarshallを使用(向かって左のJCM2000 DSL100)。

235そして、バックを固める鉄壁のリズム陣。

240ナニがどうなっていたのかはわからないけど、今回は2人のコンビネーションがすごくハードに響いたな。

250_2そして総帥、岡垣さんのキーボーズ・ソロもタップリと味わうことができた。

260_kbsただでさえキーボーズがフィーチュアされたロック・バンドってのは昔から多くなかったでしょ。
最近の若いバンドさんなんていったら、キーボーズどころかギター・ソロもギター・リフもないときてるんだからね~。
こんな岡垣さんのようなプレイを観ることができる我々はラッキーだ。
また書くけど、70年代の某有名音楽雑誌のリーダーズ・ポールでELPが第1位の座を占めていた時期があったんだからね。
FocusとかPFMまで人気バンドのベスト10に入っていた時代。
いい時代だよな~。
あの頃のリスナーはどこへ行ってしまったんだろう。
360当然、コレもん。
岡垣さんは興に乗ってごく自然にやってるけど、コレ、鍵盤の位置までヒザを上げて暴れまくるの大変だよ。
当然お客さんは大喜び。

275真為さんが下がってインスト・ナンバーの「Fear」をプレイ。

350ステージに戻った真為さん。
「ハイ!」
このMCへのキッカケの「ハイ!」がいいんですよ。
シーンに区切りがつけられて気持ちがよい。
「どんより、しんみりしてしまいましたけど~、私たち『APHORODITE』という名前になってから長いことやってるんですね。
アルバムも出したいね…なんて言ってるんですけど。
ライブも定番メニューでやっているんですが、今日は新ネタを用意してきました。
次に演るのはその新ネタです…緊張すろう…ドキドキするだろう…。
気に入って頂けますとうれしいです!」

290_2その新ネタは「In a Daze」という曲。

290_iad皆さん、新しい曲を披露する時、大抵緊張されますナァ。
それはウケるか否か…ということか…。
それとも演奏し慣れていないからミスがコワいとか?
大丈夫、大丈夫…誰も聴いたことがない曲なんだからミスなんて絶対に誰にもわからない。何なら構成がわからなくなっても、それを見抜けるお客さんはいないんだから。
やっぱりウケるかどうかが心配で緊張するということなのね?
大丈夫、大丈夫…ストラヴィンスキーの「春の祭典」のことを考えればどうってことない。

もちろん「In a Daze」は完璧な演奏で(コチラ側にはわからない!)、バッチリとウケていました。

310_2西村さんのギター・ソロをはさんで…

T 「Edge of the World」。
「定番メニューをやってる」ってMCで言っていたけど「詩人シャロー」は今日は演りそうにないな。
あの「♪難解すぎてわからない」という文句が好きなの。
この曲で忘れていた瀧口修三のことを思い出したからね。
すると、ますます瀧口の詩が読みたくなっちゃって、詩集を買おうとしたんだけど、絶版になって久しいのか高くて買えない!
340ココでも岡垣さんと西村さんのツーショット。
客席から大きな歓声が上がった!

330最後を締めくくったのは「紅蓮の炎」。
APHRODITEらしいブッチギリのスピード・チューンで熱狂のステージの幕を降ろした。

390v_2

230

410v

420

430この後、APHRODITEはNAKED MACHINEのファースト・アルバム発売記念ツアーの大阪公演に出演する。
場所は阿波座BIG JACK。
阿波座って立売堀の近くだっけ?
ハイ、関東の人にクイズ…「立売堀」は何と読むでしょうか?
昔勤めていた会社で大阪支店にいた時、立売堀に住んでいた同僚がいてね、私はそれで知った。
ま、難読地名の宝庫である関西にあってはあまりに入門的な設問でしたな。
 
APHRODITEの詳しい情報はコチラ⇒Masashi "Jill" Okagaki Official Website

8_20190915_live_banner2アンコール・セッションで演奏したのは「Speed King」。

440「Good Golly Miss Molly」、「Tutti Frutti」、「Lucille」なんてリトル・リチャード・ナンバーのタイトルが出て来るのが楽しいね。
紫の皆さん、チャンとロックンロールを勉強されてる…と言ってもコレらの曲は1955~1958年ぐらいのヒット曲。イアン・ギランあたりが12、13歳の時分だからね、きっと夢中になって聴いたんだろう。
日本で「ロックンロール」というとチャック・ベリーばかりにスポットが当てられるけど、リトル・リチャードがロックに与えた影響ってスゴイものがある。「Long Tall Sally」もそうだもんね。
あとバディ・ホリー。
海外に行くと日本のロック界がいかにローカルかがわかる。日本はプログレはスゴイけどね。
「The house of blue light」というのは古いブギウギ・ナンバーのタイトル。
そうか…「Tutti Frutti」というのは「すべて果物」という意味か…「tutti(トゥッティ)」だもんね。お菓子の名前だって。

450ここでもスラっとラクラク歌いこなす芳賀ちゃん。

460黒いボディがお揃いとなったサオ・チーム。

470大いに盛り上がった『Metal総進撃 vol.2』なのであった!(『Metal総選挙』ではありません)

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200
(一部敬称略 2019年7月20日 目黒鹿鳴館にて撮影)