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2018年11月28日 (水)

SHOW-YA『REVENGE TOUR』 <前編>

 
SHOW-YAさんのコンサートのうれしいことのひとつにその会場選びがある。
今回の会場となった有楽町の「ヒューリック・ホール東京」のように、良質のホールが新しくオープンすると積極的にお使いになる。
このヒューリック・ホールって浅草橋にもあるね。
ヒューリックは、安田、浅野、大倉の三財閥と富士銀行の融資系列で構成される企業集団「芙蓉グループ」の中核企業で、旧富士銀行(今の「みずほ銀行」ね)が所有する不動産を母体にしてできた会社が元になっている。
「HUman」、「LIfe」、「Create」の頭文字を取って「HULIC」なんだって。
だから「Sports」、「Music」、「Assemble」、「People」の頭文字をくっつけたSMAPと同じ仕組みだ。
ちなみに安田財閥の祖、安田善次郎を母方のひいおジイちゃんに持つのが小野洋子、すなわちジョン・レノン未亡人のヨーコ・オノさんだ。洋子さんの父方のおジイちゃんは日本興業銀行の総裁、お父さんは銀行家からピアニストに転身したという銀行一家。血縁には医者、学者、画家、ヴァイオリニスト、歌舞伎役者などがウジャウジャしている。
そして、ジョンの前の旦那さんは先日「文化勲章」を叙勲した作曲家の一柳慧だかんね。
ケタはずれの良家のお嬢さんなのだ。
いいナァ~、「良家」ってどういう感じなんだろうナァ~。
一度でいいから「良家」と「皇室」をやってみたいナァ~。
「芙蓉」でもうひとつ…明治時代、単独で富士山頂で気象観測をした夫を支える献身的な妻の姿を描いた新田次郎の「芙蓉の人」は感動の名著である。

10「有楽町」はチョット書かせて頂きますよ。
以前より時折Marshall Blogに書いている通り、私は音楽の世界に入る前は父の影響で10歳の頃から映画に夢中になっていた。
と言ってもまだ幼かったのでひとりで映画館へ行くことなど到底できず、父が薦める作品をテレビで観るのが関の山だった。
しかし、父のおススメの作品は「絶対に」と言っていいほど間違いがなく、どれも最高におもしろくて私はますます映画にノメり込んでいった。
そして、小学校を卒業して電車で中学に通うようになると一気に行動範囲がひろがり、日曜日になると映画を観に有楽町にやって来た。まだ当時は土曜日に学校があったからね。
映画館をハシゴすることも珍しくなく、お小遣いはすべて映画に費やした。
日比谷映画、有楽座、スカラ座等の大封切館が軒を連ねている映画館街は下の写真の大分右の奥の方へ行ったところで、有楽町の駅からは別のルートを使ったが、この(当時)日劇に続く道も数え切れないぐらい通った。
マツモトキヨシがあるあたりには外人の女の子の顔が描かれた看板が目印の「ジャーマン・ベーカリー」という古いパン屋兼喫茶店があった。
今の家内と何回か入ったことがあった。そういえば、初デートも有楽座に映画を観に来たんだったっけ!
って、オイオイ今から38年も前の話だぜ!
そして、この通りの左側には『ロッキーホラーショウ』の参加型上映で話題になった「有楽シネマ」ってのがあった。
小さな映画館だったけど、何回か入ったな。
20v下の写真では左手奥に有楽町駅を望んでいる。背中がマリオン。
日劇(現マリオン)の隣には朝日新聞の本社と印刷所があって、この辺りはインクのニオイがいつもプンプンしていた。
私はそのニオイがキライではなかった。ナゼなら「映画の街」のニオイだったからだ。
右のマツキヨがあった辺りには「カントリーラーメン」という立ち食いラーメン屋があった。
どうだろう、43年ぐらい前でイッパイ150円ぐらいだったかな?
立ち食いソバはそこら中にあったけど、立ち食いラーメンというのは珍しくて、映画を観た後によく食べに入った。
私の記憶で一番安い立ち食いソバは50円かな?…1973~1974年の頃。
もうひとつ、日劇の建物の裏手に「東宝カレー」というカレーショップがあってね。映画を観た後にそのカレーを食べるのも愉しみだった。その隣には間口が一間に満たない小さな東宝のグッズ屋があった。
その日劇の地下には「丸の内東宝」と、入り口は別ではあったが「日劇文化」という小規模な映画館が2つ入っていた。
丸の内東宝は東宝系の封切館で何回も入ったことがあったが、日劇文化はATG映画の専用上映館で、子供には鈴木清順作品などに興味が湧くワケがなく、入ったことがなかった。その点、歳が近いROLLYさんはATG作品をよく観ていたというのだから恐れ入る。
でも、その日劇文化に一度だけ入ったことがあった。
『ビートルズがやってくるやヤア!ヤア!ヤア!』、『ヘルプ!』、『レットイットビー』の3本立てを観に行ったのだ。中学1年生の時。スッカリお尻が痛くなったのを覚えている。
アレからこの3本のビートルズ映画をチャンと観たことは一度もないのだが、43年経った今でもすごく印象に残っている…コレが「若かった」ということか!
それと、突き当りのビッグカメラの隣には、今新宿にある都庁舎があったんだよ。
その旧都庁とか、今秋葉原のAKBシアターがある辺りにまだ青果市場があった光景をよく覚えていいますよ。

30というワケで、銀座1丁目方面では小学校の時に親に連れられて『パピヨン』や『七人の侍』を観た「テアトル東京」、フラっと入ったシドニー・ポワチエとマイケル・ケインの『ケープタウン』がヤケクソにおもしろかった「テアトル銀座」、東銀座では『イナゴの日』を観た「東劇」、レッド・ツェッペリンを観た松竹セントラル、家内とのデートで『E.T.』を観た日劇の隣の「丸の内ピカデリー」、その地下の「丸の内松竹」。
他にもニュー東宝シネマ1と2、日比谷映画、有楽座、スカラ座、みゆき座、千代田劇場、スバル座、中学生の時にぜ~んぶ入った。
でも、東映系の映画館は縁が薄く、丸の内東映は後に1回だけ入ったのみ。その地下に今でもある丸の内東映パラスは今もって一度も入ったことがない。
で、皮肉なことにこんなチラシが手元に残っている。
「丸の内東映」で1976年に開催された日本映画のイベント。
邦画にはサッパリ興味がなかったので行かなかったが、このイベントのことを調べていてビックリ。
このチラシ、ネットのオークションで760円の値が付いていたのだ!
歳を取ると何でも昔のモノやコトが懐かしく感じるけど、この辺りの印象は案外新鮮で、「昨日のことのよう」と言うのはオーバーにしてもそれほど古臭い記憶ではないのが不思議だ。
今でもMarshall Blogを書く時にその記憶を呼び戻す機会が少なくないからかも知れない。
もちろん、私が超人的な記憶力を持っているからかもしれない…ウソ。こういうのを「記憶違い」という。
きっと夢中になっていて何でも吸収したんだろうね。
 
古い写真と共にこの辺りの映画館を紹介しているサイトを見つけたのでココにリンクしておく。
私はこのサイトを見てあまりにも懐かして、「涙が出た」どころか笑っちゃったよ!

40さて、今日のSHOW-YAのコンサートの舞台はそのマリオンの11階にある元映画館を改装したホール。

50だから客席はこんな感じ。
イスが大きめでフカフカ。ま、どうせ皆さんショウが始まれば立っちゃうんでしょうけど…。
 
さぁ、皆さん!
これから『ジョーズ』よりも『エイリアン』よりも『プレデター』よりもスゴくてカッコいいモノが観れますよ~。
ただし上演中は出演者を絶対にナメないでください!

60いつものオープニングSEに乗って順にステージに姿を現したSHOW-YAの5人!

70寺田恵子

80v五十嵐sun-go美貴

90v中村美紀

100v仙波さとみ

110v角田mittan美喜

120v今回のツアーがナゼに「リベンジ」か?
SHOW-YAファンの皆さんには「釈迦に説法」だけど、さとみさんが手足の大ケガにより、2017年9月にリリースしたアルバム『AURORA』のレコ発ツアーに参加できなかったんだよね。
千秋楽で少し参加しただけになってしまっていた。

130vその後、さとさんのケガは順調に回復して「5人のSHOW-YA」は『NAONのYAON』で完璧に復活したが『AURORA』のレコ発ライブは未完のまま。
それじゃイカン!ということで、5人が持ち前の「男気(?)」を発揮して、今回再度ツアーを組んで完全な形で『AURORA』のライブを披露した…というワケね。
そう、足掛け2年をもってして完結した感動のライブ・コンサートだったのだ!

9auroraオープニングはアルバム通りの「兵士の肖像」。

140いつもとは雰囲気の異なる幕開けにドキドキ!
ヘヴィな3連が気持ちいい~。

1504人が一丸となる中間部のハードなキメ・パートが素晴らしい!

210

220コンパクトなギター・ソロが曲にバッチリとマッチする。

230こんな曲、恵子さんの歌でなければ絶対にサマにならないよ。

170アルバム通りに2曲は「莫迦/BAKUKA」。

180_bkk恋に破れて苦悶する女心を寺田恵子が切々と歌います…ナ~ンてね。
「莫迦(ばくか)」とは「馬鹿」の語源。
実際「バカ」のことを「莫迦」とも書くよね。
「莫迦」は、サンスクリット語で「無知」や「迷妄」を意味する「baka」という音を文字にしたものだそうで、「馬鹿」は当て字なんだって。

180v「切々」だなんてとんでもない!
mittanがストレードにドライブするスピード・チューン。
240中間部のキメ・パートからsun-goさん、ソロお願いします!

160vド迫力のボーカルズ、疾駆するハードなビート、この曲もいかにもSHOW-YAらしい魅力に溢れているとは思いませんか?

200sun-goさんの轟音リフからスタートするのは、アルバムの曲順をひとつ飛ばした「そうよRunaway Home~人類は愛でしか救われない~」。

270_sra今日はないかと思った?
イエイエやります、sun-goさんのMarshall紹介。コレがお仕事ですから!
アンプ・ヘッドはJVM410H。280スピーカー・キャビネットは1960BDM。
いつも通りでいつもの轟音!

290そんなヘヴィな演奏をバックに恵子さんの第一声…「トーキョー!ヒューリック・ホールへようこそ!
さとが帰って来たヨ~!さ~、今日は燃え尽きていきますよ~!準備はいいか!いくぞ~!」

370vこれまたストレートなドライビング・チューン。
サビのメロディが印象的だ。

300vステージで向かい合う恵子さんとsun-goさん。

310今日はいつにも増して「ノッてる」感がテンコ盛りだ!

320ここでも密度の濃いソロをお見舞いしたsun-goさん。

330vエンディングは恵子さんのキメのポーズで!

350「おかえり~!」の声に元気いっぱいに笑顔で応えるさとさん。
「さとちゃんで~す!完全復帰です。ヨロピク!」

260v「今日は『AURORA』から全曲演ります。もちろんみんな、聴いてきてるよね!リリースから1年以上開いちゃったけど、覚えて来てるだろ!最後まで楽しんで帰ってね!」

250vsun-goさんのリフに続いて…380v_khtmittan…

390vさとみさん…

400vキャプテン…とソロが続くイントロがまずは見せどころの「孤独に火をつけて!」。

410vそしてガツンと恵子さん!
この曲もカッコいいんだよな~。

420vキャプテンのソロ。

430歌をはさんだギター・ソロを経て…

510ベース・ソロ!
1年遅れの入魂のプレイ!
ウン、この曲はカッコいい。

440続けて「MONSTER」。

450_monアルバムの中でも異彩を放つこの曲…ライブでも大きなアクセントとなった。
そもそも歌いだしの「♪エロすぎる」の5文字にやられるわい。

460コレなんかSpock's Beardのような新しめのプログレ・バンドみたいもんね。
曲はアルバムの7曲目、「METAMORPHOSE」。

490_mtmなるほど…このコロコロと情景が変わっていく展開はチョット他の曲とは毛色が違うと思ったらやっぱり。
1曲目の「兵士の肖像」と同様、「さとmittan」の作品なのね!

1s41a0730

10r4a1749
ムフフ…いいフレーズ!
キャプテンのシンセサイザー・ソロ。

500vsun-goさんのソロが爆発!

470vタンバリンを振りながら華麗なメロディを伸びやかに歌う恵子さん!

520vココでおなじみのメンバーMCコーナー。530v_mc「mittan、前、前!」と促されて、例によってまずは角田さんから。

540「お元気ですかッ?リベンジ・ツアー、さとちゃんと揃って5人の東京を迎えることができて本当にうれしいです。
オーロラの音って、クジラの鳴き声と嵐の音が混ざったような感じらしいですよ。
このライブの中にクジラの音を入れ込みました。
自分のエネルギーを余すところなく張り切ってガンバりますので皆さんも楽しんでいってください!」

550v4人は休憩中。

560骨折した箇所にプレートを入れたり出したりで大変な施術を受けたさとさんだったけど、その回復力は先生も舌を巻くほどだったとか…カルシウムの摂取量が多いのかな?
とにかく完治してヨカッタ!
「昨年は心配をおかけしまして申し訳ありませんでした!」

570v「病院で『折れてますね』って言われて『あ~~~!』って言っちゃったの。今はこんなに元気です!リベンジ・ツアーができて本当にうれしいです!
ありがとうございます」

580人生の長さのことで何かと恵子さんにかまわれてしまう中村さん。

590「去年から『数えの時に還暦』を祝うと言われて…来年の年賀状のデザインに私の干支の亥を見て実感が湧きました。
みんなと一緒にライブができて、みんなと一緒にステキな時間が過ごせて、こうして5人で演れて本当に幸せです。
歳はみんなも取るワケで…私の次に一番近いところにいるsun-go!」とマイクをsun-goさんに回した。

610v「…といっても3歳離れているのでまだ少しありますが…その後は続きますよ~!」
私はsun-goさんより1日早く到達させて頂きます。
一緒にお祝いしましょうよ!

630v「今年はワンマンはコレで最後だけど、来年もやりますので、皆さんも立ってワンマンできるように元気でいてください!」
ホント、とにかく健康第一でいきましょう!

640「次はなつかしい曲を演りたいと思います。ラジオ体操第一~!行くぞ~!」

650v1989年リリースの『Outer Limits』から「BAD BOYS!」。

670_bbこの曲もサビのメロディが耳に残る。

680メンバーのソロもフィーチュア!

685vさとみさんのベース・ソロもタップリ。

690そしてsun-goさんのギター。
エラく盛り上がったね~!
例のサビはお客さんの大合唱だった。

700キャプテンのキーボーズから…

710v_rsゴロゴロと轟音が鳴り響くギターへと次は続くのは…

720「回せ~!」の「流星少女」。

730このセクションの2曲は『AURORA』から離れてのチョイス。
いいように盛り上がっちゃった!

740SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YAオフィシャルサイト

750<後編>につづく
 

200 
(一部敬称略 2018年10月21日 有楽町ヒューリックホール東京にて撮影)