出てこい、ポン・ガン・ノン!~Gotwee3登場!
あのカプセルを投げると怪獣が出て来るのナンだったっけ?…ウインダムとかのヤツ。ウルトラセブン?
なんかアレを想像しちゃうのが今日のセッション・バンドの面々。
最初のカプセル怪獣がPON。
2つめがGAN。
3つめがNON。
3体揃ってPONGANNON。「ポンガンノン」…ま、英語読みして「ポンガノン」でもよかろう。
どうよ、強そうでしょう?
キングギドラか、ケルベロスか…そんなロックの怪獣のようなゴツイ3人が集まったその名も「Gotwee3」というチーム。
この3人が集まるとなると、だいたい演ることは想像がつくけど、どんな「音」かはわからない。
結果…「ヨカッタ!」って言いたいところだけど、こんなのね、ハナっから良いにキマってんだよ。
またそれぞれの楽器の音がヨカッタのよ~。
完全生音だったからね。
PONさんはNATAL。
シーフォーム・グリーンというパステルのフィニッシュが美しい!
Beaded/Hammered Steel Snareというモデルの14"×7”。
見た目はそれこそゴツイが、サウンドはかなりウォーム。
今、PONさんはこのモデルの13"×7"を愛用している。
こんな感じ。
OGANちゃんはEDEN。
TerraNova TN501とD410XST。
間違いなくNONちゃんセレクションの「Wring That Neck」。
こうした3連の曲はOGANちゃんの独壇場だ。
OGANちゃんが弾き出すとバンドが猛然と動き出す。
低音の威力ってスゴいのだ。
「みなさん、悪フザケにお付き合い頂きましてありがとうございます。
ゴッツイ人にゴッツイ音でやってみたいと思います!
つぎ、歌ってみます」
2曲目はVan Halenの「Somebody Get me a Doctor」。
お~、コレか。
この曲って2枚目に入ってたのね?
アルバムが出た高校2年の時に聴いて以来かも知れない。41年ぶり?
しかし改めて聴くと、Van Halenってのはやっぱりカッコいいね。
続いてもVan Halen。
♪ゴッ、ゴッ、ゴッとヘヴィなベースで始まるのは…
「Runnin' with the Devil」。
ナンカPONさんの声が聞こえてくるようじゃん?
「♪ラーニンウィッザデッボ~」のコーラスもバッチリ!
PONさんが新しいバンドを結成して「誰かいいギタリストはおらんかな?」と探していたら、たまたま高田馬場のバズーカ・スタジオで一緒になったNONちゃんに声をかけたのがキッカケだという。
コレがバズーカ・スタジオ。
PON「チョット、島くん、ギター弾いてくれへん?」
NON「あ~、エエですよ」
ま、だいたいコレだけでキマりでしょう。
バズーカ・スタジオにはNATALのドラム・キットが常備されているからね。
NATALをお試しになりたい方はゼヒ高田馬場へ!
バズーカ・スタジオの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト
続いてもDeep Purple…とくれば担当はNONちゃん。
中間部のインプロビゼーション・パ―トが圧巻だった。
こういう所はサスガだね。
NATAL Cafe Racer、音いいな~。
生音だから楽器そのものの音がバンバンすっ飛んでくる!
終演後、お客さんに言われちゃった「NATALって本当に音がいいですよね~」って!うれしい~!
ま、叩き手がよろしいので…。
いつものコレも交えてのド迫力のドラム・ソロだった。
このハデさがいいんだナァ~、PONさんは!
Tシャツもありがとうございます!
このパート、「the Third Stone from the Sun」まで出て来てこの3人のゴツさがいい風に表れていた。
そのまま最後はCozy Powellの「Dance with the Devil」で終了。
PONさんが「The Third Stone from the Sun」を初めて聴いたのは大谷令文さんの演奏でした」なんてところから、令文さんだけでなく三宅庸介さん達のお名前まで出て来てアット・ホーム感満点!
「大谷令文一門って誰がおりますのん?」とOGANちゃん。「親方(普通「師匠」ですから。「親方」は「一座」!)がいて、中間さん、三宅さん、そしてボクです」
ゴッツイわ~。Marshallの権化のようなご一門様です。ありがたい。
「『黒いギターの音がする』っていうのがその一門です」
そういえば中間さん以外はみんな黒いストラトだな。
ああ、令文さんのMarshallの音が聴きたいね!
トークで盛り上がった後は、シットリと「Parisienne Walkways」。
期せずして今日もゲェアリー・モー(←コレがわからない人は昨日のブログを読んでください)。
大きなお世話だけど、バップ・ピア二ストの最高峰、偉大なるBud Powellの代表曲に「Parisian Thoroughfare」という名曲がある。
「walkways」は「歩道」、「throughfare」は「大通り」。
ゲェアリーはBud Powellのこの曲を知っていたのであろうか?
どうでもいいか?
だってORIGIN、メッチャいい音なんだもん!
ま、コレも弾き手がよろしいので…。
「この曲は何人もの人と演りましたが、島さん、最高ですね!いい音ですね~。
島さんのこと1週間ずっ~と調べてたんですわ~!」
そう、2人は初顔合わせなのだ。
リハを始める前、2人が話しているのを聞いていて吹き出してしまった。
しばらく話した後で、OGANちゃんが「島さんって、ナンでそんなに関西弁なんですか?」って真剣に訊くんだもん。
本当にお互いに何も知らなかったのだ。
「あ、尼崎なんですよ」
「ほな、近くじゃないですか!」
とか言って盛り上がっていた。
OGANちゃんが触れていたけど、この日、全員暗譜で譜面はまったく使用せず…というより、もう昔から聴いて身体の一部のようになっているような曲ばっかりだったんだね。
そんなだからノビノビとしたおおらかな演奏になったのだ。
こうした落ち着いたナンバーもしっかりこなせるのが名手が名手たる所以だろう。
MCで「Gary Driscoll」の名前が出て来た。
Ronnie James Dioが在籍していたElfのドラマー。
この人はRitchie Blackmore's Rainbowのファースト・アルバムのレコーディング・メンバー…なんてことは考えたこともなかったですよ!
そこから話がつながって、初顔合わせのステージの最後を「Still I'm Sad」で締めくくった。
コレ、The Yardbirdsの曲ですからね。ゼンゼン違う。
こんな風にアレンジしてしまうぐらいなら、Ritchieも自分で1曲作ればヨカッタのに!と思うぐらいの仕上がり。問答無用でカッコいい。
ハードに続くインプロビゼーション!
最後までPONGANNONはGotweeだった!
小笠原義弘の詳しい情報はコチラ⇒DANCIN' FUNKY BASS!!!
島紀史の詳しい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Official Site
山口昌人の詳しい情報はコチラ⇒facebook
この3人、「また演って欲しいな~」と思っていたら…やるわ。
Marshall Blogでもおなじみの三宅庸介のシリーズ企画『Sound Experience』の29回目に出演するのでお見逃しなく。
2019年2月18日(月)で場所は三宅さんのホーム、三軒茶屋のGrapefruit moon。
三宅さんのStrange,Beautiful and Loudもベースに河野充生さんを迎えての新体制だからね。
とても楽しみだよ!
(あ、三宅さんのfacebookの告知、「ボーカル」がちゃんと「vocals」って複数形になってる!コレは「赤尾一門」ということにしておこう)
詳しくはコチラ⇒三宅庸介facebook