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2017年11月

2017年11月22日 (水)

LONDON DRUM SHOW 2017のNATAL

  
「♪ロンドン、ロンドン、ゆかいなロンドン、楽しいロンドン」
このテレビCMをご存知の方は、「ロック」とくれば、それこそ最も盛んだった時代のブリティッシュ・ロックが一番のお好みの世代に違いない。
このCM、『11PM』の枠でかかっていたんだってね。
私なんかかなりナチュラルにこのCMソングを受け入れちゃうんだけど、それだけ『11PM』を見ていたということか?
ああした番組があったことも今となっては信じられないけど、このCMはもっとスゴイよね。
だってキャバレーの宣伝だぜ?
日本のキャバレーはボブ・フォッシーの『キャバレー』とは違うからね。
CMを取り扱うテレビ局も相当ゆるかったんだろうけど、キャバレー側もスゴイ経済力だったと思う。
70年代中盤、それだけ世の中に活力があったんだろうな。
今、「バブル超えの景気」なんてホンノひと握りの人たちが騒いでいるようだけど、「景気がいい!」なんて実感を持っている人は少なくとも私の周囲にはただのひとりもいない。
それどころか、日に日に世の中が暗くなっていることを憂えている人ばかりだ。
ま、そんなイヤな空気はマーブロ読んで吹き飛ばしちゃおうぜ!
ちなみに、このキャバレー・ロンドンを経営していた会社は、石橋を叩いても渡らないような慎重な経営で知られ、現在でも無借金の優良企業としてレジャー産業で活躍しているとのこと。
ロンドン、ハワイ、ハリウッド…昔のキャバレーって地名が多かったんだな。
あるサックス吹きが、とるライブで飛び入りでステージに上がった時、MCで「フロム・ハリウッド!」と紹介された。
お客さんが「おお~!本場じゃん!」と騒いだ。
よくよく聞いてみると赤羽のハリウッドのハコバンの一員だった…なんて話もあるね。
  
話替わってコチラは本物。
去る11月11日と12日の2日間にわたって、『LONDON DRUM SHOW』が開催された。
イギリスは何度も書いているけど、人口は半分、国土面積は2/3と日本よりもスケールの小さな国だ。
しかし、世界的に国家の位は第一等。そして皆さんもよくご存知の通り、ロックに関しては超一等国だ。
何せビートルズを生んだ国なんだから。
それと、やや細かいところに目をやると、イギリスって「ドラム・ヒーロー」の国でもあるのだ。
ま、これは岡井大二さんの受け売りなんだけど…。
ジャズに関して言えば、ジーン・クルーパに端を発し、マックス・ローチ、エルヴィン、トニー他、数え切れないほどのインヴェンターやイノヴェイターが群雄割拠したアメリカに大きな軍配が上がるが、ロック・ドラムはイギリスだ。
何せレッド・ツェッペリンを生んだ国なんだから。
他にもキース・ムーンだの、コージー・パウエルだの、イアン・ペイスだの、これまた枚挙にいとまがないのでいちいちココには記さないが、状況は皆さんもよくご存知の通り。
アメリカはどうだ?
カーマイン・アピス?ドン・ブリュワー?…「ドラム・ヒーロー」然とした人ってあまりいないんだよね。
ま、コレは圧倒的にアメリカン・ロックよりブリティッシュ・ロックを好む私の偏見かもしれない。
  
そんな国の最も大きなドラムのイベントが今日の話題。


Lds

場所は昨年同様、ロンドン・オリンピア。
レッド・ツェッペリンで有名なアールズ・コートから支線で一駅のロケーション。
今回も大盛況だったようだ。

06ということで、さっそく我がNATAL Drumsのスタンドを紹介しよう。
何しろ私自身は行ったことがないので、レイアウトとかサッパリわかりません。
なので、こういうアイテムが展示されたよ~!というレポートね。
 
向かって左は新商品の「チューリップウッド・インレイ・スネア」。
真ん中のパステルの緑のヤツは「TJ Cafe Racer」。フィニッシュはシー・フォーム・グリーン。
先だってお伝えした英リズム・マガジン誌で『BEST DRUMS IN 2017』の「Best drum kit」賞を獲得した人気のモデル。
右のグリーンは同じくCafe Racerの「UF22」。
コンフィギュレーションは10"x8"、12"x9"、16"x16"、22x18"。フィニッシュはエキゾティック・フェイド。

20コレが「チューリップウッド・インレイ・スネア」。

96_214"x5.5"と14"x6.5"。
そして、フィニッシュはサラサラの「サテン」とピカピカの「グロス」が用意されている。

40_2コチラは、Marshallで言えば1959みたいな、NATALの初代シリーズ「Originals」の「UFX-Plus」。

22フィニッシュは「オレンジ・スパークル」。
コレ、きれいだね~。
NATALの実物をドラマーさんたちにお見せすると、音だけでなく、間違いなく「フィニッシュが美しい!」とおホメの言葉を頂戴するが、特にこうしたラメを使ったスパークルものの評価がすこぶる高い。
実際キレイなのよ~。

97vこちらはおなじみARCADIAのアクリル・シリーズ。

25アクリル・シリーズもリズム・マガジン誌の『BEST DRUMS IN 2017』で「Best snare drum」賞を獲得した。26vOriginalシリーズのアッシュのスネア・ドラムをカスタマイズしたものに白いハードウェアを装着したもの。

60イギリスのディーラーからの特注品。
アッシュのタムタムにウッドフープを取り付け、それをバスドラム用のクロウで固定したいる。

70コレもイギリスのディーラーの特注品。
チョットおもしろいと思ったのは、イギリスのNATALの担当者がこの写真に付けたテキストで「British Flag」としてあったこと。
我々だったら憧れの感覚もあって「ユニオン・ジャック」なんて書いちゃうじゃん?
そこを「British Flag」とサラっとやったところがいいね。

95 「Red Candy」というキット。
これもイギリスのディーラーからの特注品。

100赤いアクリルのキットに白いストライプの塗装を施してある。
この黒っぽいパーツは「ブラッシュト・ニッケル」。
チョットしたヴィンテージ風味が高級感を醸し出す。
最近、グッドモーニングアメリカのペギちゃんがこのパーツをシルバー・スパークルのキットに装着して実にいい感じに仕上げている。

105
コレがペギちゃんのキット最新バージョン。
ストロボの光でチョットわかりにくいが、パーツは上の写真と同じ「ブラシュト・ニッケル」が装着してある。
パーツの色が変わるだけでずいぶんキット全体の印象が変わるものですな~。

T_img_0466 こっちは赤いアクリルのシェルに白い線を入れただけなのにホントに甘くなった感じがする。
さすがはイギリス、「Brighton Rock」みたい?

106もちろん試奏コーナーもバッチリ。

23こうした展示会には欠かせないクリニックやデモンストレーションもガッチリとプログラムされている。
NATALのスタンドでは例えばコレ。
イギリスの大スター歌姫、Jess Glynneのサポートを務めるAnthony ‘Sweetstix’ Lewis。
彼のマスタークラスでのクリニックは超満員で、数あるロンドン・ドラム・ショウ内のイベントでも指折りの素晴らしいモノだったとのこと。
AnthonyのNATALは自身の‘Sweetstix’というキット。
やっぱりNATAL注目されてるんだナァ。

21Simple MindsのMel GaynorもNATALプレイヤー。

200サイン会には長蛇のキュー(列)ができたようだ。

24パッと見コワそう人だな。
しかし、スゲエ身体ですナァ。

210ま、何でも見た目だけでキメちゃいけないけど…この子、もうすでにウマそうだな。
いつかこのショウにもお邪魔してみたいものだ。

230

<<NATAL NEWS>>

この度、NATALは権威あるイギリスのドラムス雑誌、RHYTHM Magagineから賞を2つ頂戴しました!

T_rmひとつは『BEST DRUM IN 2017』の栄えある「BEST drum kit」という部門。
受賞モデルはまだ日本に入って来ていない「Cafe Racer」というシリーズ。

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もうひとつは同じく「BEST snare drum」部門。
対象は「Acrylic Series」。
こちらは日本の楽器店にも並んでいます。

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As 海外ではすごい勢いでノシています、NATAL。
私もガンバらねば!
ドラム・キット他の新規購入、あるいは買い替えを考えていらっしゃる方は是非候補のひとつにNATALを!

  
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。
ドラマーの皆さん「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。

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(一部敬称略 2017年11月12~13日 London Opympiaにて撮影 ※写真提供:NATAL Drums)

2017年11月21日 (火)

GRANRODEO LIVE 2017 G12 ROCK☆SHOW 道化達ノ宴 <前編>

  
「一度でいいから見てみたい、女房がヘソクリ隠すとこ」
笑点で桂歌丸が盛んにやっていたので、今コレをご覧の若い方々の中にも聞いたことのある人がいらっしゃるかもしれない。
ま、あんまりいい「くすぐり」じゃあないな…。
「くすぐり」というのは落語の専門用語で当世風に言うののであれば「ギャグ」ということになるか。
「オイ、蛇ってヤツはなんだい?アレはどうなってんだい?アタマからすぐにシッポになってやがら!」…なんてのはとても優れたくすぐりではあるまいか?
コレは昭和の大名人、五代目古今亭志ん生のくすぐり。
今、落語が若い人の間でチョットしたブームになっているとか…。
私も遠い昔、学生の頃、落語に夢中になったことがあったのでそんな話を聞くとうれしい気がする。
そして、私が「一度でいいから見たかったもの」はコレ。
日本武道館………自体は41年前からもうさんざん見てる!

10そうではなくて、日本武道館のGRANRODEOだったのだ!
さいたまスーパーアリーナや幕張メッセ等、武道館より大きな会場では何度も拝見しているが、ココでのGRANRODEOをこれまで目にしたことがなく、G12でようやくチャンス到来!
2日興業のうち、第1日目の9月22日にお邪魔させていただいた。

20Rainbow、KISS他、日本武道館の舞台でこのMarshallの壁を一体何度目にしてきたことだろう?

30しかし、今日はGRANRODEOのMarshallの壁!
他のMarshallの壁とは異なり、親近感が横溢する感慨深いものだ。

40やっぱりコレですよ、ロックは!
皆さん、Marshallの壁を見ると「カッコいい~!」とよろこんでくれる。
そうです、カッコいいんです。
若い人達は気の毒に…このMarshallの壁を見る機会が極端に減ってしまった。
我々の世代はこの壁だけで「ロックのごはん」を何回でもおかわりできた。
今のコンサートは、まるで砂漠に投げ捨てられた小石のように、どんなに広い会場でも小さなコンボ・アンプがステージの上にポツンと置いてあるだけ。
ヒドイのになると、アンプさえ置いてないステージがあるもんね。
それじゃロックの「口」の字も感じさせない。あ、コレ「口」だ。正しくは「ロ」。
とにかく、コレこそがロック・コンサートの正式な姿なんですよ。
私なんかMarshallの壁は今でもうれしいんですよ。
Marshall Guy冥利に尽きるってものだ。

50出番を待つe-ZUKAさんの愛器たち。
Vはすべて7弦だ。

60足元のようす。
とてもシンプル。
大会場でのコンサートだからといって大ゲサなボードがセットされているワケではない。
Marshallの純正フットスイッチ「PEDL-10001」がうれしいね。

70もちろん会場は満員!
最近、会場の大小を問わずプレスピットに入った際、ときどき最前列のファンの皆さんにスマホの画面を見せて「Marshall Blogを見たことがありますか?」とお尋ねすることにしている。
「あ、知ってる~!写真がカッコいいヤツですよね~!」…なんて言ってもらえるとすごくうれしいね。
そして、「コレ、私が書いているんですよ!」と伝えると「ウッソ~!ウ~ケ~る~!」なんてやってくれる。
若い人は楽しい…明るくて。
反対にもしご存知ない場合には、大きなお世話かも知れないが教えて差し上げる。
要するにMarshall Blog宣伝特攻隊だ。
こんな記事でもファンの皆さんに楽しんで頂いて、Marshallの魅力を知ってもらえればうれしいからね。
この日のGRANRODEOのファンの皆さんはご覧になって頂いている方が多くてうれしかった。
拡散よろしくお願いします!

80なんてことをやっていると客電が落ちる。
大歓声!
おお~、感激~!
大会場でのコンサートで最初に訪れる興奮の場面だ。

90いきなりの爆発音で観客の度肝を抜いた後、黒マントの男女がステージに現れる。

100その数が徐々に増え、和太鼓を使った曲に合わせ、ステージの男女が踊り出す。

110「道化達ノ宴」だ。

120そして、重低音とレーザーに包まれてステージ後方に現れた2つの人影。

130いよいよGRANRODEOの登場だ。

140グワ~!
スゲエ照明!
完全にトリハダよ、トリハダ。
オープニングは「Pierrot Dancin'」。
GRANRODEOのコンサートはロック少年だった頃の自分に立ち返らせてくれる。
初めてロック・コンサートを見た時の感動だ。
場所はココ日本武道館。
その時、ステージにいたのはRitchie Blackmore's Raibowだった。
あの時と同じ感動を今、味わっている!

150KISHOW(谷山紀章)

160v続けて「恋はmirage」。
ステージの上に吊られた照明設備が曲に合わせて動き、変幻自在の光世界を演出する!

170ve-ZUKA(飯塚昌明)

180vGRANRODEOの2人を支えるのは…

190瀧田イサム200vSHiN

210vもう1曲、矢継ぎ早に演奏したのは「Punky Funky Love」。

220_pflおなじみFire Hornsがジョインしてのエキサイトメント!

230なんだか、オープニングの演出といい、Fire Hornsの早い出番といい、3曲目にして早くもコンサートをフルで1本観たぐらいの充実感だよ、コレは!

240vそして、音がいい!
「ロックの殿堂」なんて聞こえはいいけど、昔、ココは音がゴワンゴワン回っちゃってスゴかったんだから。
ヘタをすると音がゴチャゴチャでナニを演っているのか聴き取れない時もあった。
PAシステムの進化で今ではそんなことが全く信じられないぐらいの高音質でGRANRODEOの音世界を楽しむことができる。
それと、今の若い人は信じられないかもしれないけど、40年ぐらい昔はお客さんがイスから立つことも固く禁止されていたんだから。
Ted Nugentというアメリカのミュージシャンのコンサートの時、興奮して立ち上がった外人の客とそれを静止するアルバイトの警備員の間で取っ組み合いのケンカになった、
始めは1対1だったけど、すぐにお互いの助っ人が加わり、アリーナの後ろの方で大規模なケンカが発生したことがあった。
身体がデカいだけに外人が優勢だったな。
私にとってはそんな思い出もある武道館なのだ。

250「武道館へようこそ!昨日まで晴れていたのに安定の雨!会いたかったぜ~、武道館!」

260v「平日…しかも雨。お足元の悪い中ありがとうございます!最後までよろしくお願いします。
ギターのe-ZUKAです!」

270v…と、軽いご挨拶とメンバーの紹介をして次のセクションへ。
グバーっとCO2噴射!

280_gd曲はMarshallのコンボ・アンプをトラックの荷台に乗せたMVでおなじみの「Glorious Days」。
コレもカッコいい曲だよね~。

290vFire Hornsを舞台に呼び戻す。
最近作『Pierrot Dancin'』から「Fake lover's true heart」。

300_flthキメの後のギター・ソロ。
スウィープ、ディミニッシュのアルペジオ、メロディアスなフレーズをカマしておいて猛烈なシュレッディング。
ムダが一切ないストーリー性に富んだソロがe-ZUKA流。
コレをMarshallのトーンでやってくれるワケ。
そりゃ最高なモノができるにキマってるわ。

320vアウトロのソロもいいんだ。
そして意表をついたエンディング。
ごちそうさまでした!

330v同じく『Pierrot Dancin'』から「ナミダバナ」。

340v_nb目にも止まらぬ和風のスピード・チューン。
7弦ギターの出番。
こういうタイプの曲は日本のロックのお家芸であり特権だ。
西洋のロックでは絶対にあり得ない曲調。
ナゼかというと、日本と西洋ではロックのルーツが違うからなんだよ。
しかし、最後のサビのバックのe-ZUKAさんのギター、ヤケクソにカッコいいな。

350「♪ウォ~ウォ~ウォウォ~ウォ~ウォ」の「FAT SHAPER」も『Pierrot Dancin'』から。

360v_fsそうそう、前回のダイバーの時のレポートに「モッパーさん」のことは書いたんだけど、肝心なことを書くのを忘れちゃった。
この曲の歌詞の頭…「モーパッサン、FAT、塊」とあるでしょ?
コレはモーパッサンが1880年に発表した短編『脂肪のかたまり』のことですな?
どこで読んだのか思い出せなんでいたのだが、さっき思い出した!
大学の文学のゼミで読まされたんだわ。
当時やっていたバンドにノメリ込んだせいで、見事にそのゼミの単位は落としたが、『脂肪のかたまり』は読んで結構ショックを受けた記憶がある。
人間のエゴを綴ったイヤな話だよ。
岩波文庫にあるからGRANRODEOファンの皆さんも読んでみるといい。
岩波の文庫は絶版にならない。すなわち、岩波文庫で出版されている小説は「名作」とか「人類にとっての重要文学作品」とかいうことになっている。

370vこの曲は「ライブの目玉のひとつとなるように~、なるように~」作ったかのようなおいしさがにじみ出てるよね。
おふたりの計算通り、この日も大いに盛り上がったのであります!
普通の人間ならこの「♪ウォウウォ」は一緒に歌わずにいられないもんね。

380タオルを手にしたKISHOWさん。

400_mfs雨の日の武道館の思い出にみんなでタオルを振り回したのは「NOT for SALE」。
皆さん、夢中になっていておわかりかどうかわからないけど、こっちは写真を撮ってるでしょう?
見えるんですよ…ピンスポットに当てられたすさまじいホコリが!
武道館ぐらい広ければさほど気にならないけど、小さなライブハウスなんかだと、気管の弱い人はヤラれるぞ!

405舞台せましと走り回る2人。

41051年前にジョン・レノンやポール・マッカートニーが見たのと同じ光景を目の当たりにしている。

420身て!
美しすぎる今日の照明!
こうなるとシャッターを切っている方も楽しいですよ。
露出の調節がムズカシイけどね。

430ココで『Pierrot Dancin'』から離れて「名も無き日々」。

440_nnhこれまたストレートなドライビン・チューン。
演者も観客も照明も休むヒマまったくなし!

450そこでコレだよ、「Can Do」だもん。
もう演っちゃう。
前回のダイバーの時も確かそうだった。

460人気ナンバーだけに客席の盛り上がり方が尋常じゃないだよね。
私だってゴキゲンだもん。

470みんなうれしそうな顔してら!
最高に楽しいんだから当然か!

4_img_0061リズム隊の2人も最高潮!

480v

490v「Can Do」が終わったところでシーンが一転する。
会場は暗闇に覆われ、ステージには仮面姿の男女が…。

500このシークエンスは「道化達ノ宴#2」。
続々と数を増やしていくダンサー。
一糸乱れぬ演舞はコンサートを後半へと導く間奏曲となった。

510Fire Horns登場!

520私がお待ちかねのインスト・コーナー!

530お立ち台の上で猛然と弾きまくるe-ZUKAさん。

540v続いて瀧田さんのソロ。
560v瀧田さんのソロもいつも最高にエキサイティングだ。

550vそしてSHiNさんのドラム・ソロ。

570この表情!
電光石火のドラミング!

580いつも通りの各メンバーのア・カペラのソロからe-ZUKAさんのソロ曲を題材に展開するインスト・コーナーへ。

590v腕達者たちの競演に大きな歓声が浴びせられた。

600vGRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

610<後編>につづく
 
(一部敬称略 2017年9月22日 日本武道館にて撮影)

2017年11月20日 (月)

【訃報】 マルコム・ヤングのこと

 
2014年から「Dementia」のためバンドを離れていたAC/DCのマルコム・ヤングが11月18日他界した。
1953年(昭和28年)の生まれというから享年64歳。
大分早い。
イヤ、それよりも2014年でバンドを脱退した時点で「もう復活はあり得ない」とアナウンスされているところを見ると、そのだいぶ前から病状に苦しんでいたハズだ。
若いのに大変気の毒なことだ。
「Dementia」とは「痴呆症」のこと。
私はこの言葉に敏感だ。
実際に苦しむのは罹患者より周囲の人達だったりするのだが、「その人が徐々にその人でなくなってしまう」あまりにも残酷な病気だ。
しかも、一旦罹患してしまうと、完治することがあり得ない。
昨今の情勢を観た時、妙薬が開発されない限り、私はあらゆる意味において日本という国はこの病気に滅ぼされてしまうのではないか?とさえ思っている。
  
さて、AC/DC。
私がこのバンドの音を初めて耳にしたのは高校生の時だった。
1977年、『ロック魂』という邦題が付けられた彼らの3枚目のアルバムが日本でリリースされた時だった。(国内盤の発売は1978年だったのかも知れない)
当時、プログレッシブ・ロックに夢中だった私は、「何とシンプルなハード・ロックなんだろう!」と驚き、そして「カッコいい!」とも思ったが夢中になることはなかった。
一番ビックリしたのは、前例を知らないBon Scottの声質だった。
次に、半ズボンでランドセルを背負っているリード・ギタリスト。
聞けばオーストラリアのバンドだという。
私はその頃からイタリアやフランスのプログレッシブ・ロック・バンドは部分的に聴いていたが、やはり「ロック」といえばイギリスかアメリカが当たり前で、「オーストラリアのロック・バンド」ということにかなり奇異な印象を持ったものだ。
例外的にSebastian Hardieなんてカッコいいプログレのバンドがオーストラリアにはいるのは知っていた。三文役者のギターの大竹さんに教えてもらったのだ。
 
Marshall Blogで何度か触れているが、日本は世界では「ロック後進国」と評価されている向きがあると聞いた。
AC/DCのコンサートのチケットが売れ残る国は経済先進国の中で日本だけなのだそうだ。
この傾向はAC/DCだけでなく、ストーンズなども同様と聴いた。
理由はカンタンだと思う。
若者がそうしたトラディショナルなロックを敬遠していて、世代間の伝承ができていないからだろう。
そんな世界的なオージー・バンドでも、イギリスへ行くとAC/DCってのは完全にブリティッシュ・ロック扱いなんだよね。
それは1960年代の初頭にオーストラリアに移民したヤング家がスコットランドのグラスゴー出身だったからかも知れないが、オーストラリアがイギリス連邦の一員だからではないか?と私は思っている。
国旗にユニオンジャックが入っているイギリス連邦の加盟国は、イギリスが戦争に巻き込まれた際、問答無用で女王(あるいは王)のために戦わなければならない。
ま、オーストラリアはイギリスの流刑地だった歴史を持つ子分みたいなものだから、そこは「世界の一等国」の自負を持つイギリスのこと、オーストラリアのロックをブリティッシュ・ロックにくくっちゃうことぐらい朝飯前なのかもしれない。
そうえば、オーストラリアには「芸能界がない」ということを現地の人から聞いたことがある。
正確に言えば、オーストラリア現地の芸人だけでは回せないということなのだろう。
しかし、そこは英語圏だからして、アメリカやイギリスのモノをチョチョイと拝借すれば何ら問題がない。
そして、ヨーロッパやアメリカからの慰問よろしく、オーストラリアやニュージーランドにツアーをしに来て、ついでに帰りがけに日本へ寄って小遣い稼ぎをする…ってとこでしょうな。
  
さて、この『ロック魂』。
上述のように、プログレ夢中なりし時にはじめて接したこともあって、その後のアルバムもいくつか買ってはみたものの、お熱になることはついぞなかった。
でも、私にはこの『ロック魂』で十分。
「Go Down」、「Dog Eat Dog」、「Bad Boy Boogie」、「Hell Ain't a Bad Place to Be」そして「Whole Lotta Rosie」…これだけロックの名曲が収録されていればバッチリでしょう。
マイルスで言えば「Kind of Blue」、コルトレーンで言えば「Blue Train」、古今亭志ん生で言えば「火焔太鼓/黄金餅」のカップリング盤、ぐらいスゴイ。(クラシックはいい例えが思い浮かばなかった)
そして、それらの曲の数々はMarshallがなければ絶対にこの世にあり得ない音楽なのだ。
  
ということで、『ロック魂』のタイトル曲に触れて、まずはマルコム・ヤングに哀悼の意を捧げたいと思う。
原題が「Let There Be Rock」。
まずタイトルがいい。
使役動詞「let」に「there is, there are」構文を組み合わせて「ロックあらしめよ」とした。
聖書の「創世記(Genesis)」からの引用。
 
God said, "Let there be light," and there was light.
神は言った「光よあれ」、すると光があった。
 
Frank Zappaもこのあたりをアレンジして演っている。「神は3つの間違いを犯した」ってヤツね。長くなるからかココには書かないけど。
この「Let There Be Rock」は曲だけでなく、曲奏がアキレるほどカッコいい。
内容は1955年の「ロック創世記」。
コレがChuck Berryの「Roll Over Beethoven」の「アンサー・ソング」というか、連作になっているところが実におもしろい。
チャック・ベリーの方は、「この刺激的な音楽でベートーベンなんかぶっ飛ばしちゃおう!チャイコフスキーにも教えてやろう」と歌っている。
そしてAC/DCの方は、そのチャイコフスキーに神様の役どころを回すのだ。
 
光よあれ、すると光があった
サウンドよあれ、するとサウンドがあった
ドラムスよあれ、するとドラムスがあった
ギターよあれ、するとギターがあった
ロックよあれ!

そして、皆さんご存知の通り、この後アンガスのギター・ソロに続くワケだ。
何というカッコよさ!トリハダ立つわ~。
ココでひとつ気が付かなければいけないのは、ネイティブの人たちは「翻訳」という過程を抜きにしてダイレクトにこのカッコよさを味わっているということだ。
残念ながら英語を解さない日本人は、私も含めてこのあたりのロックの愉しみ方を知らない。
だから「彼女がいなくなっちゃったので味噌汁を自分で作った歌」の方が好まれてしまうワケだ。
さて、チャイコフスキーは1893年に亡くなっているので、実際にはこんなことを言うことはできなかったのだが本当にいいアイデアだと思う。
こういうヤリ方こそが、ロックに対する本当に「リスペクト」なのではなかろうか?
しかし、チャック・ベリーはなぜチャイコフスキーにしたんだろう?
当時、アメリカとソ連は冷戦のさなかだったので、「チャイコフスキーよりビル・ヘイリーの方がカッコいいよ!」という一種の「あざけり」だったのかな?
それともアメリカではチャイコフスキーが人気だったのかな?
何しろこのアルバムは、今の日本の若い人たちに真っ先に聴いてもらいたい必須洋楽の1枚であることに間違いないと思っている。

Cdそして、時は下って2010年3月。
9年ぶりとなるAC/DCの来日公演にお邪魔した。
会場はさいたまスーパーアリーナ。
外タレの場合、たいていMarshallのサポートをすることでコンサートにお邪魔することが多いのだが、この時、AC/DCにはヘッド1個、キャビ1個の貸し出しもしなかった。
にもかかわらず迎え入れてくれたのはナゼだったか覚えていない。
  
Marshallの連中から「AC/DCは、バンドで1960を600台所有していて、本国に200台、アメリカとイギリスにそれぞれ200台ずつ保管してあって、ツアーの先々でそれらを活用する」ということを聞いて時は笑ったナ。
また、AC/DCの音楽を演るにはMarshallは絶対に不可欠で、ツアーで赴いた先々で程度のいいMarshallを手に入れる専門の鑑定師がいることも知った。
絶対ウソだと思ったけど、両方本当のことらしい。
当然日本にはそんな量のMarshallをキープしていないワケで、この時は専用飛行機ですべての機材を空輸したと聞いた。
機材と言っても、楽器だけでなく、PAシステムやステージの床板に至るまですべて持ち込み。
つまり、借り物がないので毎回同じ状態でで準部ができるというワケ。
スタッフも同様。
すなわち、演奏する空間さえあれば、世界中どこへ行っても自前のスタッフだけで大コンサートを開催できるというのだ。
同時にコレはツアー先の現地スタッフがステージ周りの世話をする需要が無いことを意味している。
したがって、よっぽどの関係者以外はステージに近づくことができない。
我々のような「平たい顔族」の人間が必要以上にステージ設備に近づこうものならすぐに部外者だとわかってしまうのよ。
ところがこの時、ツアー・マネージャーが私の胸の「Marshall」のロゴを見つけて声をかけてくれた。
「キミはMarshallから来たのかい?それならステージ設備を案内してあげよう!」
コレがメッチャおもしろかった。
以前にも部分的に紹介したことがあったように記憶しているが、今日のMarshall Blogはマルコムの仕事場をまとめて紹介して故人を偲ぶことにする。

T_img_0039 ステージ上手の1960BX。
コチラはアンガスのもの。
10台全部鳴らしている!

T_img_7566 コチラはマルコムのバックライン。
やっぱりこのLCフレットのキャビが並ぶといいね。
音なんか出さなくたって何とも言えない70年代のロックの芳香が漂ってくる。

T_img_7568 これらのキャビネットをどうやって鳴らしているのかというと、ステージの下には「Marshallルーム」とも呼ぶべき空間があって、そこに1959のタワーがセットされているのだ。

T_img_7569 ゼ~ンブ1959!
先述の鑑定士が目利きを働かせて集めた1959の逸品たちだ。
このステージの下のスペースにはギターのリペア・ルームまで設置してあって、ギター・テクがアンガスのSGの調整をしていた。
このステージ下には他にも仕掛けが隠されていて、ショウの間、ダックウォークをするアンガスを下から捉えてステージの大スクリーンに映す場面がある。
ツアー・マネージャーがステージ床に空けられた幅10cmぐらいの細長い穴を見上げて曰く、「ホラここを見てごらん。この上をアンガスが通過するんだよ!たった数秒だけどね!」
ステージ下の床にはレールが敷いてあって、アンガスの動きに合わせてカメラがそのレールの上を行き来するようになっているワケ。
アンガスがその上を通り過ぎるのはホントに数秒!
それだけのためにステージ床に細長~い穴を空けて、透明のアクリル板が埋め込んであるのだ。
他にも、他の世界的なバンドが使っていたという、アンガスのお立ち台みたいなヤツだとか、ペッチャンコになっているRosieだとか、ステージ後ろにズラリと用意された大砲だとか、惜しげもなくすべて見せてくれた。
メチャクチャおもしろかったし、世界を又にかけるバンドのスケールの大きさに圧倒された。

T_img_7571 別れ際には「お土産だよ!」といってピックをプレゼントしてくれた。
「アンガスのはないんだ…」とホンの少し済まなそうな表情をしていたけど、イエイエ、十分です。
マルコムのピック…大事にします。

T_img_7576 何しろ、世界中どこでも毎回同じ条件で演奏できるので、リハーサルの必要はなし。
極端なことを言うと、自家用飛行機で近隣の空港に着いて、そのまま会場にやって来て、ギターを受け取って、その流れで演奏することができるらしい。
ま、さすがにそんなことは本当にはしないであろうが、メンバーの姿はまったく見えなかった。

T_img_7573 アンガスやブライアンばかり目立ってしまい、ステージのやや後方でMarshallを背に一心不乱にギターをストラミングするマルコムはどうしても地味な存在に見えてしまったが、AC/DCサウンドの重要な役割を果たしていたことはよくわかっている。
ロック界の重要なバンドの要を失ったことは、ロック界の大きな損失であることに他ならない。
  
謹んでお悔やみ申し上げます。
LET THERE BE ROCK!!

T_img_7572 (敬称略 2010年3月14日 さいたまスーパーアリーナにて撮影)

2017年11月17日 (金)

EUPHORIC MOOD <後編>~ CONCERTO MOON

  
オッ!
こんな光景を見るとどうにもうれしくなっちゃうね~!
このMarshall GALAのTシャツのデザインは最近リリースされた田川ヒロアキの『THEME PARK~テーマ・パーク~』のCDジャケットのデザインを手がけた梅村デザイン研究所の仕事だ。
Tears Of Tragedy主催のメタル・イベント『EUPHORIC MOOD』。
Marshall Blogでは出演の順番を変更してお届けしている。

05もちろんトリは主催者のTears Of Tragedyが務めたが、レポートの最後にお送りするのは当日二番手で登場した大御所CONCERTO MOON。

10_3島紀史

20v_2久世敦史

30v_2中易繁治

40v河塚篤史

50v_2Demon's EyeからのサポートでキーボーズはRyo。

60v_2オープニングは「Angel of Chaos」。

70ノッケから久世ちゃんの「♪Angel of chaos」の絶叫が耳に突き刺さる!

80_2キタキタキタ~!
ノンちゃんの必殺ソロ。
子供の頃から聞き慣れているクラシック音楽の有名なメロディを聴いた時のような安心感を抱かせてくれるわ。

90vそれはノンちゃんのプレイもさることながら、やっぱりこのMarshallのサウンドだよね。
みんなこの音で育ったんだ。
やっぱりギター・アンプは真空管ですよ。

95今日も愛器1967MAJORを持ち込んでいる。
キャビネットは最近新調したモノ。
音に鋭さが増した。

110v続けて『Savior Never Cry』から「The Shining Light of the Moon」。

2_img_0427ノンちゃんからイベント参加に関するお礼と挨拶があって…「ニュー・アルバムから1曲演ってみます」とアルバム中もっともテンポが速いという「Light in the Shadow」を披露した。
前曲とは「Light」つながりですな。
130下が10月25日にリリースされた、2年ぶり12作目となるCONCERTO MOONのニュー・アルバム『Tears of Messiah』。
『Between Life and Death』からもう2年経ったの?
まぁ、どんなハードなスピード・チューンでも時のうつろいの早さにはかなわんナァ。
もう発売になってほぼひと月が経つワケだけど、お聴きになったファンの皆さんはどう思ったかしら?
私は一聴して「円熟」という言葉を思い浮かべた。
なんか、ノンちゃんがドッシリ腰と気持ちを落ち着けて丹念に作り込んだって感じ。
もちろん他の作品も時間をかけて煮込んだスープのように、心血を注いで作っていることは百も二百も承知だ。
でも、このアルバムはそれらとは違ってスープというよりも、つぎ足しつぎ足しした開業100年以上のうなぎ屋のタレみたいな感じがする。
それは今までの作品とはチョット違う随所に見られる「トラディショナル感」かな?…イヤ、私にとっては「ノスタルジー感」っていうのかな?
私にはそう聞こえる。
タイトル・チューンや7の「Running Out of Time」、それに続く「Don't Wanna Cry no More」や「Stick It Out」なんてモロにそれ。
聴いていてすごく心地よい。
4曲目の「Lift my Life」なんても実にいい。CONCENRTO MOONのファンク・チューン?
それと、「島紀史」というカリズマティックな個性を擁するバンドだけに、どうしてもギターが前面に出てしまう傾向は否めなかったが、いよいよ久世ちゃんの存在感が増して「2大個性の対決」的な雰囲気がすごく好ましいと思う。
やっぱり「声」というものはスゴイ力を持っているものだ。
日本のロック界を代表するギターとヴォイスのコンビネーションがココにある。
そしてそれをグイグイとプッシュするリズム隊。
高齢化&少子化の進む日本のヘヴィメタル界にとって、このアルバムが「Messiah」の1枚になってくれることを期待して止まない。
そうそう、それと気づいたのはCOCNERTO MOONの曲のタイトル。
いわゆるネイティブが普段使うことのない「Big words」がないんだよね。
いつもわかりやすい単語を並べて曲名にしている。
でも「Stick it out」なんて意味がわからないでしょう、普通。
そう、実はこういう意味をたくさん持っているやさしい単語を並べる「英語のやまと言葉」とも言うべき表現ってノン・ネイティブには不可解極まりないんだよね。
その点「Big words」はたいてい意味が限定されるのでノン・ネイティブにとっては覚えるのが楽なのだ。
Frank Zappaの『Joe's Garage ActII』にも「Stick It Out」という曲があるが、コレは「最後までがんばる」という意味。

CdCDでは最高に美しいギターのハモりを聴かせてくれるこの「Light in the Shadow」だが、もちろんライブでは完全再現はムリ。
その代わりワイルドなギター・ソロをお見舞いしてくれた。
アルバム中、随所にスリリングなツイン・リードが出て来るんだけど、コレ、ノンちゃんって一発でキメちゃうんだよね。
どういうことかというと、まずメインのソロを録音しておいて、そのプレイバックを聴いて、ハモリのメロディを何の準備もなしに弾いてっちゃうワケ。
「アレ?ここおかしいか?」…なんてことは一切ない。
アレ、どうなってるんだろうな。
ヨコでその作業を見ている感じだと、そのサマはプロゴルファーが何年も前のラウンドの何ホール目の何打目を何番アイアンを使ってどこへ打ったって覚えているような感じだ。
将棋指しが何番もの棋譜を完全に頭に入れているのにも似ている。140v一気に旧作に戻って「It's Not Over」を矢継ぎ早に演奏。

150_2「なくてはならないこの曲」…久世ちゃんが紹介したのは「From Father to Son」。

160_2ノンちゃんはギターをお召替え。

170v_2このギターでもう1曲演奏したのは「Black Flame」。

120「火がついて来たぞ~!あと2曲です」
「エ~!」
…というお定まりのシーンがあって「Change My Heart」。

180ココまで6曲。
ま、確かにアッという間ですな。

1751曲1曲、すさまじいまでのシュレッディングで曲を攻めたてるノンちゃん。
すごい集中力だ!

190v_2最後は人気の「Savior Never Cry」。
イベントの場合、最近はこの曲でクローズすることが多い。
究極的に盛り上がるもんね。

200v_2短い時間なれど、思う存分暴れまくった4人!

210v_2

220_2

230v

240…とノンちゃん。
来年は2018年…CONCERTO MOONは『From Father to Son』のリリース、すなわちメジャー・デビューから20年を数える。
その20周年の前祝いとニュー・アルバムの発売を記念したツアーが11月25日から始まるのでお見逃しなく!

250CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

260_2(一部敬称略 2017年9月18日 渋谷CLUB AISIAにて撮影)

2017年11月16日 (木)

EUPHORIC MOOD <前編>~矢島舞依 & Tears Of Tragedy

 
『EUPHORIC MOOD』…「絶頂気分」って感じかな?
9月中旬に開催されたTears Of Tragedyがオーガナイズしたメタルのイベントのタイトル。
しかし、ヘヴィメタルの方々はどこで探してくるんだか知らないけど、濃い英単語を見つけて来るな~。
「Vengence」とかね。
使ったことはおろか、Judas Priest以外ネイティブさんが口にしているのも聞いたことがない。
この「euphonic」も同様。
「euphonic」は形容詞。名詞は「euphoria」。
日本語にすると「多幸感」とか「幸福感」とかいう意味で、「陶酔」という意味を表すときには「ecstasy」の同義語だそうだ。
変わって「euphony」となると「音調がよいこと」という意味になる。
ユーフォニウムっていう金管楽器があるでしょ?
チューバの弟みたいなヤツ。
確かにあの楽器は耳障りのいい音色を持っているよね。
調べたワケじゃないけど、間違いなく「euphony」から来てるんでしょうな。
こういうのね。

Eu2 戻って「euphoria」というのは性的な快感や、賭け事で勝った時、あるいは薬を用いた時の「幸福感」を指すようだ。
語源はギリシャ語で、「eu(良い)」と「pherein(運ぶ)」から成り立っている。
しからばクイズ。
英語の「euthanasia」とはどういう意味でしょう?
コレは「ユーサネイシア」と読む。
「eu」は「良い」でしょ?
その後ろの「thanatos(タナトス)」はギリシア神話の「死を象徴する神」。
この2つがコレが合体して「enthanasia」になると、「安楽死」になる。
なんかコワくね?
下はBrand Xの『Unorthodox Behavior』というアルバム。
原題が「オーソドックスではない行為」という意味だから『異常行為』という邦題が付けられていたが、実にこの題名を的確かつ直截的に表現したデザインだ。
さすがHipgnosis。
最近このデザインと酷似したジャケットをどこかで見たナァ。
何だったかな…?
このアルバムの2曲目が「Euthanasia Waltz」…「安楽死のワルツ」だ。

Ub『EUPHORIC MOOD』の出演バンドは3つ。
まず最初に舞台に立ったのは矢島舞依。

10_2矢島舞依

20v松浦カズマ

30vTORNADO-GRENADE時代から引き続きカズマくんはもちろんMarshall。
この日はJCM2000 DSL100を使用。

40下手のギターはShinyA。

50vベースはつよぽん。

60vドラムスはカンちゃん。
楽屋に挨拶に行くと「シゲさ~ん!」と元気よく声をかけてくれた。
仮面を付けていたので顔は見えなかったのだが、ノリですぐにカンちゃんだとわかった。
★伝言です⇒カンちゃん、NATALよろしく!
70v私は舞依ちゃんのステージを拝見するのはコレが初めて。
ホントにガール・パワーってのはスゴイ!
思い起こしてみるに、昔の女性ロック・ミュージシャンというと、どうしても男性を追いかけている立場にあったが、今はゼンゼン違うもんね。
女性のロック・ミュージシャンがチャンと自分たちの世界を作り上げている。
舞依ちゃんもそのひとり。
80そんな歌姫をサポートするギタリストたちをサポートするのがMarshallだ。
やっぱりパワフルなボーカルズを支えるには真空管アンプが出すガッツのあるトーンが不可欠だ。

90時に激しく…

110時にジックリと…緩急自在なレパートリーを取り混ぜて独自のステージを練り上げていく。

100カズマくんの指も絶好調。
ここぞ!とばかりに煙が出て来るほど猛烈なシュレッディングを随所で聴かせてくれた。

130vヘヴィ・メタルというと宇宙戦争の映画に出て来る武器や乗り物のような名前のチームの多い中、「矢島舞依」というネーミングもいいね。

140来る12月6日に3枚目のミニ・アルバム『Innocent Emotion』がリリースされる。
すごいジャケットだナァ~。
コレ、抱えているのは心臓?
それこそ心臓が飛び出すような曲が詰まっているに違いない!

Ymcd ものすごい存在感で会場を沸かし、そしてステージを後にした。
 
矢島舞依の詳しい情報はコチラ⇒矢島舞依Official Site

150続いてステージに上がったのはCONCERTO MOONだったが、このレポートでは順番を替え、トリで登場したTears Of Tragedyのパフォーマンスを先に紹介させて頂く。

160HARUKA

170vTORU

1_img_0545YOHEI

190vHAYATO

200vHIDEYUKI

210vMarshall Blogへの登場は2回目となるTears Of Tragedy。

220TORUくんはもちろん今日もMarshall。
240v愛用のJCM800 2203を従えての登場だ。
やっぱり真空管アンプだよ。
ピッキングのひとつひとつに魂がこもっているかのようなコシのあるサウンドは真空管アンプならではのモノ。

230以前の記事でも書いたが、ゴリンゴリンのメタル・チームながら、このバンドもHARUKAちゃんのキャラクターを前面に押し出した他にない味わいを持ってるんだよね。

250vHARUKAちゃんやTORUくんの一挙手一投足に歓声が上がる。

260そしてめくるめくシュレッディング。
この人もよ~弾くわ~。
長くて美しい髪の毛がうらやましいわ~。

280コチラもバラエティに富んだレパートリーの連続でひと時もステージから目を離すことができない。

270ところでこのTORUくんのプレイのスムーズさは一体何だろう?
人間が弾いているとは思えないほどの「滑らかさ」…っていうのかな?
ギターの心得がない人がTORUくんのプレイを見たら絶対こう思うよ…「ネェネェ、ギターを弾くのって簡単なの?」って。
冗談言っちゃぁイケねーぜ!
凄まじいまでの鍛錬がこういうプレイを可能にしているのだ。
この人にはそんな滑らかさとしなやかさがある。
180v_2そして、HARUKAちゃんの舞い。
曲に溶け込んで自在に身体を動かす姿がとても魅力的だ。

290vさすがトリの風格。
会場を沸かせに沸かせたイベントは大成功だった!

310Tears Of Tragedyの詳しい情報はコチラ⇒Official Web

320<後編>につづく
 
(一部敬称略 2017年9月18日 渋谷CLUB AISIAにて撮影)

2017年11月14日 (火)

SHOW-YA~『AURORA』発売記念ミニライブ&握手会

  

昼間は滅多に来ることのない川崎ラチッタデッラ。
このイタリア語の小さい「ッ」の後のラ行の音は実に発音しにくいね。
小学生の頃、『青い体験』というイタリア映画が日本に入って来た。
ジャンルで言えば「お色気コメディ」ということになろうか、当時の小学生にはかなり刺激的な内容だった。
主演女優の名前を「ラウラ・アントネッリ」といった。
クラスの男の子たちはこの「ネッリ」の発音に四苦八苦していたっけ。
でも、イタリア語って、すごくロックに合うんだよね。
神に話しかける言葉のフランス語も馬に食わせるためのドイツ語もダメ。
イタリア語の響きは曲によっては、英語のそれに負けない。
ロマンチック度が高いんだよね。
以前NAMMショウでベッペ・ガムベッタというイタリアの弾き語りの演奏を観たアメリカの女性が…「イタリア語って素敵ね~」と私の横でメロメロになっていたのを思い出す。
イタリアが世界最高峰の音楽の国にでいられるのもこのイタリア語のおかげ。
ヴェルディ、プッチーニ、ロッシーニ、ドニゼッティ…すなわちイタリア・オペラの存在だ。
映画『アマデウス』でヴォルフガングが皇帝にドイツ語のオペラを作りたいと言うと、「オペラはイタリア語に限る」と言われるシーンがあったが、そういうこと。
3Bをもってしてもオペラに関してはドイツはイタリアの後塵を拝さねばならないのね。
でも、あの映画って英語でしょ?
今度はドイツやオーストリアで音楽を勉強した人はアレがものすごく気持ち悪いらしい。
つまり、ヴォルフガングが英語をしゃべっているということが許せないのだ。
あ~、日本人でヨカッタ~、ヨカッタ。10ラチッタデッラのメイン・ビルディングの前の広場、「ピアッツァ・センターレ(でいいのかな?)」。
こういう形の、つまり円形劇場を見るといつも思い出すアルバムがある。

201979年の長谷川きよしの『遠く離れたおまえに』という作品。
コレって民族音楽の収録みたいに、スペイン、モロッコ、ギリシャの街角でいきなり演奏して、それを録音して1枚に仕上げたライブ・アルバムなのね。
だから街のノイズが盛大に入っていて、すごい臨場感なんだよね。
その中にギリシアだかどっかの古代に作られた円形劇場で演奏した曲が収録されていて、その劇場についての解説にこうあった。
「古代に作られた劇場ながら、音響が驚異的に素晴らしく、ステージで針を一本落とした音が劇場の隅々にまで響き渡る」
正確ではないが、こんな感じ。
昔の人ってのは本当にスゴイよね。
Khさて、今日この円形広場に登場するのは我らがSHOW-YA。

1_img_10229月27日にリリースされた2年ぶり、11作目となる『AURORA』の発売記念ミニ・ライブ&握手会だ。

30cd広場の前には『AURORA』の即売所が設けられた。

40_2SHOW-YAの登場を首を長くして待つファンの皆さん。
開演は午後2時だが、一番乗りの人は朝7時から場所をキープしていたとか…。
チョット風が冷たかったのでさぞかし身体が冷えてしまったことだろう。
風邪を引いていなければいいんだけど…。

50vそして、定刻通りにSHOW-YAが登場!

60寺田恵子

70v五十嵐s☆un-go☆美貴

80vsun-goさんは今日はアコギ・オンリー。
JVMのコンボ、JVM215Cにつないでプレイ。
JVM215Cはsun-goさんがいつも使っているJVM410Hの弟&コンボ・バージョン。
50Wの1x12"という仕様。

90中村"captain"美紀

100角田"mittan"美喜

110v以上…って、ファンの皆さんは先刻ご承知だととは思うが、今日は4人。
まずは恵子さんがそのあたりの事情を説明した。
「ベースのさとみが左手首骨折のため欠席です。今日は4人で演ります。最後までお楽しみください。
ニューアルバムからの曲を演りたいと思います」

120タンバリンを手にした恵子さん。
1曲目に選んだのは「ALL TOGETHER NOW」。

130vCDでは小気味よくドライブするストレートな8ビート・ナンバー。
今日はアコースティック・セットゆえホンワカ・ムードでのパフォーマンス。
わかっちゃいるけど、ずいぶん変わるもんだよ。

140「4人で演るのは初めてでございます」と恵子さんが4人を紹介。
例によってまずキャプテンからひと言ずつごあいさつ。
「お天気もよくてヨカッタ。みんなで一生懸命作ったアルバムよろしくお願いします!
今日は短いミニミニ・ライブですけど楽しんでいってください!」

150ナゼかツボにハマって1人で笑い込んでしまったキャプテン。
一体ナニがおもしろかったのか、いまだにわからない。160「みんなで一生懸命作ったアルバムです!
聴けば聴くほど味が出るような作品ですので、是非隅々まで何度も何度も聴いてくれたらうれしいで~す!」

170v「みんなで一生懸命作った…もういいか!
冬の屋外はミュージシャンにとってはキツいんです」
そう、指がかじかんじゃうからね。
真夏は真夏でシンドイし…ミュージシャンというのは大変なお仕事でございます。

180恵子さんからはアルバム・タイトルの説明があった。
「『アウロラ』というのはローマ神話の『曙の女神』という意味なんだけど『戦いの女神』でもあるのね。
で、『SHOW-YA』とは何ぞやと訊くとmittanが『戦いの女神』って言うワケ。
それを聴いた瞬間からタイトルは『コレでいこう!』と決めました。
『オーロラ』でもいいんだけど、敢えて『アウロラ』にしました。
アルバムからもう1曲。妄想的な恋の歌」

190vアルバム4曲目の「そうよRunaway Home ~人類は愛でしか救われない」。

200この曲も硬派なエイト・ビート・ナンバーなんだけど、まるで別の曲のようなパフォーマンス。
こういうのもいいね。

210vsun-goさんはストラミングに徹する。

220vギターを手にした恵子さん。
「寒い?少しあったまりましょうか!
お子さんもいるので一緒に遊んでみようかな?」
270v…と言った途端、たまたま小さい子を連れたお客さんが会場を離れようとするのを恵子さんが見つけて…
「帰らないでッ!お姉さん、コワくないからね!」
イヤ~、こんなガラのスパッツはコワイでしょう。
クモのボディがシャレコウベになってんだぜ!
280歌い出したのは「♪あ~る~日」。
スゲエ声!
聴いてるこっちの背筋が伸びます。
曲は「森のくまさん」。
メッチャ強そうなクマさん!

240お客さんとの掛け合いで盛り上がる、盛り上がる!
mittanのカホンと…

250vsun-goさんがギターのボディを叩く即席パーカッションで、リズミカルで楽しい「森のクマさん」になった。

260「人にはそれぞれ色んな人生がある。
今まで切ない悲しいバラ―ドが多かったけど、前向きなバラードを作ったので聴いてください」
300vアルバムの最後を飾る「ON MY CROSSROAD」。

290キャプテンのコーラスはいつも完璧。
素晴らしい。

310v「それでは最後の曲…」
「エエ~!」
「うるさいッ!」
いつものヤツがあって最後の曲。
コレがまさに寒さをスッ飛ばす激演!

320曲は恵子さんのソロ・コンサートではおなじみの「Rock and Roll~アッチェレランド・バージョン」。
Led Zeppelinね。

325さとみさんの不在をカバーするかのような心のこもった演奏だ。
さとさん、早く帰って来て欲しいね。

330v

340v

350v

360vオラオラオラオラオラ、どんどんテンポを上げるぞ~!
「アッチェレランド」ってのはクラッシックの音楽用語で「だんだん速く」という意味ね。
385vコレは珍しい、恵子さんとsun-goさんとの「絶叫対決!」。

380暴れに暴れて終了!
あったまった~!

390v終演後は握手会。
メッチャ長い行列ができたよ。

400「ありがとね~」

410メンバー4人、ひとりひとりと握手していく。
お客さん、みんなうれしそうだった。

420v

430v

440v

450vさて、さてさて、あと4日後に迫った『AURORA』リリース・ツアーの千秋楽。
11月18日、場所は品川インターシティホール。
この日は演奏はできないが、さとさんが合流してステージからあいさつをする予定になっている。
そんなSHOW-YAも見逃せない!

30cdそして、その1週間後はまた川崎だ。
CLUB CITTAで『CLASSIC ROCk JAM』とMarshall Blogでもレポートした『WORLD GUITAR COLLECTION』のダブルヘッドライナーが開催される。
SHOW-YAからは恵子さん、キャプテン、mittanが参加。
他にもMaryのSAKIちゃんも登場する。
コレも楽しみだね~!

Crjさとみさん、とにかくお大事に!
Marshall Blogも一日も早いご回復をお祈り申し上げております。
  

SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YAオフィシャルサイト

460(一部敬称略 2017年11月12日 川崎ラチッタデッラにて撮影)

2017年11月13日 (月)

vistlip~Umi & Yuh Birthday ONEMAN LIVE

 
今日のライブ・レポートは時間が経ってしまったが新宿BLAZEから。
  
ウ、ウワ~!
なんじゃコリャ~!
景色が変わってる!
ココは「シネシティ広場」っていうの?
昔はね、元あったコマ劇場を背中にこの方向に目を向けると、ボーリングのピンと共に総合娯楽ビルがドーンと目に入ったもんですよ。
アラ~………なくなっちゃったね~。
中学から高校を卒業するまで毎日電車で通っていたものの、若い頃からどちらかと言うと新宿は苦手だった。
だってコエ~んだもん。
今でもMarshall Blogの取材でライブハウスに行く時はほとんどと言っていいぐらい寄りつかないのね。
家内も同様で、仕事以外で新宿に行くことはまずありえない。
その2人が37年前に初めて会った場所が新宿だっていうんだから人生ナニが起こるかわからない。
私にとって、そのほとんど愛着を感じない街の「原風景」でしてね。
ココにあったその娯楽ビルには「ミラノ座」という1956年開業の座席数1,500の大きな映画館があった。
1,500席だよ!
昔は1,500人の人が同じ映画を一度に観ていたんだからね。
私は小学生の頃から外国映画に夢中で、1974年、そのミラノ座でかかっていたクリント・イーストウッドの『ダーティハリー2』に親戚のオバさんが連れて行ってくれたことがあった。
『ダーティー・ハリー』のハリー・キャラハン刑事といえば「44マグナム」でしょう?
それに絡ませて、映画館のロビーには「MGC」というモデル・ガンのメーカーが即売所を設けていて、オバさんが6インチの44マグナムを私に買ってくれたんですわ…誕生日でもないのに!
それがうれしくて、うれしくて、昔のココの景色がアタマにこびりついているのです。
前回BLAZEに来た時はまだあったんだよね。
私に何の断りもなしに壊しちゃうんだもん!そりゃ驚くわ!

10_2広場のBLAZEの対角線上にあるこのビル。
ここには今恵比寿で営業しているLiquid Roomがあったんだよね。
移転してもうどれぐらい経つんだろう?

20vさて、BLAZEの前は開場を待つ女性でイッパイ!

30_2今日の出演はvistlip!

50_2

60vYuh

70v

80v_2瑠伊

90vTohya

100v_2Tohyaさんはこの日NATALを使用。
あるライブハウスで初めて体験してお気に召して頂いた。

110_2キットはアッシュのホワイト・スワール。
12"、13"、16"、22"のコンフィギュレーション。

120YuhさんのラックにはMarshallのステレオ・パワーアンプ、EL34 100/100がセットされていた。
このパワーアンプってすごくよくできていてね、オーディオで使用している人がいるほどの音質の良さなのよ。

130_2オープニングは「偽善MASTER」。
智さんの「ブチかませ、トーキョー!」の叫びとともに、ぶっ続けで5曲がブチかまされた!

140_2圧倒的な激演でアッという間に5曲を終了。
「楽しんでますか?
最初に言っちゃいます…お誕生日おめでとう!」

150vそう、実はこの日はYuhさんと海さんのバースディ・コンサート。
vistlipの10年の歴史の中で初めての企画なのだそうだ。

40…ということで、この日は海さんと…

160v_2Yuhさんの曲でセットリストが組まれた。

170_2失敬ながら、私はこの日初めてvistlipのサウンドを耳にしたが、起伏に富んだハードな曲調がどれも気持ちいいですな。

180vそんなエキサイティングな曲にTohyaさんが叩くNATALアッシュの乾いたサウンドが実によくマッチする。
アッシュは他のドラム・ブランドでは見かけない素材で、多くのドラマーさんに興味を持って頂くが、ヒッジョーに評判がよろしくて、私も鼻タカダカなのだ。

190v_2オープニングに5曲、次のセクションで4曲、そしてMCを挟んでまた4曲…と、ガツ~ン、ガツ~ンとまとめて爆弾を落としてくるような構成がヘヴィでいいね。

1_img_0206 ファンはもう大熱狂!

195仕事柄、色々なタイプのバンドさんのライブに出かけ、ファンの皆さんのノリ方を観察しているんだけど、このヴィジュアル系バンドのファンの皆さんがやるこの手の動き…なかなか覚えられない。
広げた指の手のひらをクネクネと回す独特の動きが魅力的だ。

196ヘヴィな曲ばかりでなく、シットリ系の曲も交えてジックリと自分たちのパフォーマンスを積み上げていく。
そして最後のセクション。
「あり得ない数のお客さんとバースデイ・ライブがやれてシアワセです!
ココからは盛り上がっていくゾ~!」
2_img_0099 …と最後のセクションでまた5曲を立て続けにプレイ。
220v_2アンコールではTohyaさんのスペシャルなかくし芸が大いにウケてたね~!
そして、濃いナンバーを3曲立て続けに演奏した。

240vこのバースデイ・ライブ、実にサッパリしててね、いいんですよ。
ケーキすら出て来ないんだから!
まさか、用意するのを忘れちゃったのかな?
当然モデルガンのプレゼントもない。
でも最後は主役の2人からメッセージが送られた。
「(メッセージは)特にない。
ありがとうございます。来年はやらない。
でも、チケットが完売したと聞いたからまた考えてもいいかな?」
…と海さん。
やっぱりサッパリしてる!

210v_2Yuhさんは…「誕生日が7月28日なの。
幼稚園、小学校、中学校、高校…ずーっと誕生日は夏休み中だから友達に祝ってもらえなかった」
いたいたそういう子!
「しかも、越境していたから地元の友達がいなくてみんなでワ~っとやったこがなかった。
だから今日はみんなが集まってくれてうれしい思いした!
ありがとうございます!」
1_img_0410「最後、みんなでジャンプしようぜ!
さぁみんな手をつないでくれますか?最後まで2人を幸せにしてあげましょう!」
…とお客さんと一緒にジャンプしてvistlipの5人がステージを降りた。

2_img_0126vistlipはCDとDVDが合体した19番目のシングル『It』を先週リリースしたばかり。
コレは<初回生産限定盤>の『It 【LIMETED EDITION】』。

250cdコチラは通常盤の『It 【vister】』。
他にCDのみバージョンの『It 【lipper】』がラインナップされている。

260cdvistlipの詳しい情報はコチラ⇒vistlip official website

270_2

<<NATAL NEWS>>

この度、NATALは権威あるイギリスのドラムス雑誌、RHYTHM Magagineから賞を2つ頂戴しました!

T_rmひとつは『BEST DRUM IN 2017』の栄えある「BEST drum kit」という部門。
受賞モデルはまだ日本に入って来ていない「Cafe Racer」というシリーズ。

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もうひとつは同じく「BEST snare drum」部門。
対象は「Acrylic Series」。
こちらは日本の楽器店にも並んでいます。

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As 海外ではすごい勢いでノシています、NATAL。
私もガンバらねば!
ドラム・キット他の新規購入、あるいは買い替えを考えていらっしゃる方は是非候補のひとつにNATALを!

  
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。
ドラマーの皆さん「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
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M_natal_square
(一部敬称略 2017年7月24日 新宿BLAZEにて撮影)

2017年11月10日 (金)

FEEL SO BAD~25th Anniversary Kickoff Party

 
池袋って子供の頃から行く機会が本当に少ないんだよな~。
昔は中古レコード屋もライブハウスもなかったからかな?
イヤ、あったのかも知れないけど、両方とも行った経験がない。
人生のウチで一番集中して池袋を訪れたのは、楽器フェアをサンシャインシティでやってた時だな。
だから池袋は今でもかなり不案内なのね。
で、今日のレポートの現場に初めて行って「オオオ!」となった。
だって、テレビに時々出て来る激安売りのメガネ屋さんがすぐそばにあったんだもん。
もう最近ホントに細かい字がツラくてね~。
ウチのオヤジは82歳で死ぬまで、裸眼で新聞を読んでいたんだけどな。
ま、私も新聞ぐらいなら裸眼でヘッチャラで読めちゃうんだけど、チョット暗くなっただけですごく読みづらくなる。
そこで老眼鏡の出番が回って来る。
イヤ~、アレ気持ちいいよね~。
細かい文字があまりにもクッキリ見える!
名刺のメールアドレスの「i」、「l」、「1」、または「8」と「6」、「6」と「b」、「O」と「0」…全部解決。
この快感は若者にはわかるまい!
あ、イカンイカン、年寄りの身体劣化情報はなるべく書かないようにしているんだった!
よく、電話でアルファベットを確認する時に「アメリカのA」、「ブリティッシュのB」とかやるでしょ?
アレは相手に当該の文字が正確に伝わればいいので、国名、都市名、人名等、挙げるサンプルが厳格にキマっているワケではない。
でも、どうしても国か都市の名前でやっちゃうことが多いんだけど、今度アレをやる機会があったら全部バンドかミュージシャンの名前でやってやろうと思っている。
「ロックとジャズ、どっちがいいですか?」なんて最初に訊いておいてサ。
「Alice Cooper、Art Pepperの『A』」
ちょっと通ぶって「Arti & Mestieri、Anthony Braxtonの『A』」なんてのもおもしろい、
「Brand X、Booker Ervinの『B』」
「Curved Air、Charkie Parkerの『C』」
という具合。
コレでできない文字ってあるかな?
ジャズは「X」が困るな…。
なんてことばかり考えているから時間がいくらあっても足りないのね?
 
でも、コレすごいよ。
ガーッとなっているのは全部ホンモノのメガネのフレームだからね。

10さて、デビュー25周年、すなわちSilver Jubileeを迎えたFEEL SO BAD。
今日はその記念すべき年のキックオフ・イベントなのだ。
では、早速そのレポートをば。

20拍手に迎えられてステージに登場したFSBのメンバーたち。まずは上手に座った3人。
コレから歯の治療…。
歯医者の待合室でニコニコしている人って絶対いないもんね。
今ちょうど久しぶりに歯医者に通っているんだけど、ドリルを使う直前に「痛かったら左手を上げてくださいね」とか先生が言うでしょ?
アレ、メッチャ恐いよね。
痛いにキマってるもん。
もっとコワイのが「どうしてもガマンできなかったら教えてくださいね」。
昔は本当にそれぐらい痛いのが普通だった。
今はゼンゼン違うのね。
何しろ麻酔の注射のための麻酔をかけるんだから過保護にもほどがある。
そんなことをしなくたって、その麻酔の注射だって昔に比べて針が格段に細くなったのでほとんど痛みを感じない。
昔は麻酔の注射だけでイヤになったもんですよ。
今はSNSで「アソコの歯医者は痛い!」と書かれたら一発で終わりだもんね。
あ、ゴメンナサイ。
この写真がそんな風に見えておもしろかったもんですから…。

30メンバーが揃ったところでスタート。
今日のプログラムは、まずみんなでDVDを鑑賞するのです。

50そのDVDとはコレ。
先月リリースされた『PENTAGON.dvd』。

40dvd はじまりはじまり~。
…と言っても、DVDをそのまま観たって意味がない。
リリースされたら自分の家でユックリ何度でも観ればいいんだからね。
そうではなくて、この上映会ではDVDに収録されていない未公開シーンを中心に上映した。

60未公開シーンといえば、NG特集だよね。
ジャッキー・チェンみたいなヤツ。70それぞれに解説や思い出や言い訳を加えていくという趣向。

80v収録時のハプニング…

90旅先でのトラブル…

100v過払い金の相談…。

U_img_0051司会はARESZの瑠海狐さん。
エ~、ダイエットしているのは知ってるけど、やり過ぎじゃん?
メッチャ細くなった!
「コレじゃ普通の人じゃん!」と言ったら前はナンだったっていうことになるけど、見違えた。
「歌うMarshallの壁」どころか、「歌うMarshallのコンボ」になっちゃったじゃん!
私も見習わねば!

110もちろん今日も「立て板に水」の瑠海狐トークなんだけど、ホラ。
瑠海狐さんは台本なんか無くたって何時間でも、何日でもしゃべり続けることはできるハスだ。
しかし、先輩のFSBに失礼を働いてはイカンということで、今日はこうして念入りに下調べをして本番に臨んだのだ。
そういう人なんだよね。
また字がエラくきれいだ。
「字がきれい」というだけで人間がシッカリしていると思われるからね。
大切なことだ。
右肩下がりの字を書く人には「金を貸すな」って言うの聞いたことある?
返ってこないらしいよ。

130爆笑シーンの連続で会場は大盛り上がり。
このDVD、タイトルに「PENTAGON」と謳ってはいるが、再活動をスタートしてからココまでのところの「総まとめ的」な内容で、25周年に向かう発射台のような印象だ。
詳しい内容についてはFSB TURBO DREAMSのウェブサイトをご覧頂きたいが、とにかくバラエティに富んでいるこの上なし。

140Marshall Blogでレポートした『FSB TURBO DREAMS発足パーティ』の模様も収録されている。
「ギター・アンプと言えばMarshall!」なんて、メンバーが使用している機材、すなわちMarshall、NATAL、EDENを紹介する場面を収録してくれてるのよ!
その中で「シゲさ~ん!」と私のことを紹介してくれて、客席の暗がりでカメラが私に向けられているんだけど、アアアアアア、何たる私の軽さ!
ヘラヘラ、ペコペコしやがってよう!
威張る必要は何もないんだけど、もっとこう、歳相応にドシっと構えてやがれ!
…と思うんだけどイザとなるとダメなんだよね~、軽くて。
でもとてもうれしいです。

150このDVD以外にもFSBの皆さんには色々とブランドのPRのご協力を頂いていてホントに感謝しております。
サポートのし甲斐があるってもんです。
コレも!
私が撮ったワケではないけど、お気に入りの1枚。
だりあさん、重いところありがとうございます!

160vそれとね、このDVD、Marshall Blog制作チームも写ってるんだよ。
客席の後ろでカメラを構えているのがワタシ。
チョットわかりにくいけど、その前で座りながら一生懸命メモを書いているのがウチのアシスタント。
このメモを元にしてMarshall Blogのテキストが作成される。
そう、つまりこのDVDは『メイキング・オブ・Marshall Blog』でもあったんですね~…そんなワケないか。

170みんなで楽しくDVDを鑑賞した後はFEEl SO BADのミニ・ライブ。

180川島だりあ

190v倉田冬樹

200vFuyukiさん、とうとうJCM800 2203を引っ張り出してきた!
キャビは1960BV。

210v山口PON昌人

220vPONさんはNATALのアッシュ。

230ゴージャスなグレイ・スパークルのフィニッシュがPONさんの派手なプレイににピッタリだ。

240Chris

250vChrisはJVM410H。
珍しいことがココで起こってる。
ナンとならば、Chrisのスピーカー・キャビネットも1960BVなのだ。
アータ、1960AVならイザ知らず、BVが一度に並ぶってモノスゴイ低い確率ですよ。
私の記憶が確かなら、この仕事していて多分コレが初めてのことだと思う。
やっぱりFSBは規格外だわ!

260v足元のようす。

270翔己

280v翔己くんはMarshallとEDENの連合軍。
今日はMarshallのキャビは使用せず。
EDENのD410XSTを2台積み上げて両方鳴らした。

290vヘッドは長年愛用しているMarshallの3530とEDENのTerra Nova TN-501。
しかし、このTN-501は評判いいよ~。小さいのに頼もしいわ~。

300コレが全然「ミニ・ライブ」じゃなくて「デカ・ライブ」だったのよ!
今までイスに座ってDVDをご覧になっていたお客さんは全員総立ち。

310オープニングは「オタンコナス」。
すごいタイトルだね~。
ナンセンスで楽しい歌詞を強烈な曲に乗せる…こういうの大歓迎なんだよね!
ナゼかって?Zappaだから。
例のアレよ。
Does humor belong in music?ね。
私の答えは「Should be!」

32022年前にリリースした作品。
もう長いこと演奏していないというが、そんなことを全く感じさせないイキの良さ!
すごく軽いノリでこの曲の誕生秘話なんかも開陳されたんよ。

330v「オタンコナス」とか「スットコドッコイ」とか「ヒョーロクダマ」とか言わなくなったよね~。
ケチョンケチョンに暴れまくるPONドラミングが迫りくる!

340続いては今年発表した『PENTAGON』から「未来への責任」。

350v今日も翔己くんのピロピロが大暴れ!
PONさんとの噛み合い方がゴツイ。
鉄粉を削り出しながら特大の鋼鉄の歯車がゴリンゴリンと回り続けているようだ。

360FEEL SO BADのSilver Jubileeを祝うファンを目の前にしてノリノリのだりあさん。
いつもノリノリだけど…。

3701996年の『In Trance』から「勝負だ!!」。

390なるほどコリャ勝負だわ!
PONさんにはアッシュがバッチリだね。
アッシュの乾いた音が勝負を完全に有利に導いている。

430v活動を再開してからのFSBのステージは当然のごとく『PENTAGON』からのレパートリーが中心になっていたが、今日はガッツリとFSBクラシックが混ざり込んでいる。
カッコいいね~。
アタシャ、その当時のことを知らないから「なつかし感」はゼロ。
とても新鮮だわ。

380v新しい2人のメンバーは何の違和感もなくまるで当時から在籍していたかのように堂に入った演奏を聴かせてくれた。

U_img_0056 そろそろ35km地点だろうか?
汗だくのだりあさん。
しかし、そのストライドはますます大きく、速くなる!

400v「グレチャウゾ」ではFuyukiさんはボトルネックを指にハメた。

410vステージから姿を消したと思ったらナース姿で帰って来ただりあさん。

420vナース姿と言えば…病気。
万病の元といえば…風邪。
そう、ここへきて最初の『PENTAGON』ナンバーの「KAZE」だ!

440スリル満点の超高速ブギ!

450DVDにも収録されているコミカルな病院仕立てのMVで主役を務めているのはPONさん。
「The Mad Doctor」の役どころだ。
「Crazy Doctor」は年末に大阪あたりで?

T_img_0224FuyukiさんとChrisのギター・バトル!

460こんなこともしてました。

470最後はまた『In Trance』から「THEME of D.K.」。
この「D.K.」はナニ?
「第一勧銀」?
40.8kmまで来ただりあさん!
まだ走り続けると思ったら…

T_img_0304 ジャン~プッ!

J0それも1回や2回じゃない!
だりあさんならトライアスロン連続5回やってから、その足で冬季七大陸最高峰単独登頂、3日休息を取って「千日回峰行」に取り組んでも難なく成就させることができるだろう。

J1

J2

J3
コレ、連写しているワケじゃないのです。
だりあさんがジャンプしたところを1回1枚ずつ撮ったのだ。

J4

J6

J7

「ミニ」と銘打っておきながら全7曲。
密度が濃いのでそれ以上演奏した感じがしたわ。
だから「デカ・ライブ」と書いたのだ。

480アンコールでは翔己くんをフィーチュア。
Ozzyの曲を元にしたバースディ・ソングが翔己くんに贈られた。
この2日間後が翔己くんの誕生日だったのだ。

490「やっぱりコレを演らなきゃね!」と最後は「バリバリ最強No.1」で締めくくった。

500

510v

520

530v

540vおめでとう翔己くん!
おめでとうFELL SO BAD!
コレからの活躍を楽しみにしております。
Marshall、NATAL、EDENと一緒にお願いしまっせ!

 
FEEL SO BADの詳しい情報はコチラ⇒Official facebook

550

<<NATAL NEWS>>

PONさんご愛用のNATAL(ナタール)は1965年創業のMarshallのドラム・ブランドです。
U_img_0032この度、NATALは権威あるイギリスのドラムス雑誌、RHYTHM Magagineから賞を2つ頂戴しましたん!

T_rmひとつは『BEST DRUM IN 2017』の栄えある「BEST drum kit」という部門。
受賞モデルはまだ日本に入って来ていない「Cafe Racer」というシリーズ。

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もうひとつは同じく「BEST snare drum」部門。
対象は「Acrylic Series」。
こちらは日本の楽器店にも並んでいます。

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As 海外ではすごい勢いでノシています、NATAL。
私もガンバらねば!
ドラム・キット他の新規購入、あるいは買い替えを考えていらっしゃる方は是非候補のひとつにNATALを!

  
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(一部敬称略 2017年10月21日 池袋monoにて撮影)

2017年11月 9日 (木)

Welcome on Board!~ JEKYLL★RONOVE久々の登場!

  
またステキなMarshallファミリ-の一員が増えたよ。
以前、一度Marshall Blogに登場してくれたJEKYLL★RONOVEのギタリスト、N★OTOくんのこと。

10もっと早くライブにお邪魔したかったんだけど、いつも見事にスケジュールが合わなかった。
そして、9月中旬の『Crush for Diet』というイベントでついにジキロノをキャッチ!
過去だから「コウト!」か。

20Jekyll

30vN★OTO

40vSEI

50vキャプテン★いえっち

60v前回Marshall Blogに登場してもらった時はN★OTOくんは他のブランドのギター・アンプを使用していたが、ついにMarshallにスイッチ!

70Silver Jubilee 2555Xと1960BVを使用している。
BVのチョイスは「わかってるね~」感満点。
でも重いんだよ、「V」系は。

80v足元のようす。
右上の赤い小さな箱が気になる?90オープニングは「Guilt or Innocence」。

100_goi快調にドライブするバックキングに乗って、JEKYLLが小粋にシャウトする。
JEKYLL…ナンカ呼び捨てはイヤだな。
この業界での呼び名は「呼び捨て」がスタンダードなんだろうけど、どうも慣れ慣れしすぎると思うし、そもそも何となく気恥ずかしい。
Marshall Blogではどうしているかと言うと、最初に出す名前はフルネームで敬称なし。
一応、フルネームで呼ぶことは失礼に当たらない…という英語圏の慣習的な?
2回目以降は敬称をつけるか、もしくは使っている呼び名で記すようにルールを定めている。
ま、たまには例外もある。
そこへいくと外人はいいよね。
自分の呼び名を自分で伝える習慣があるから。
日本の場合のアダ名や呼び名は、ただ「みんながそう呼んでいるから」というのが圧倒的に多くて、「何でそう呼ばれてるの?」と確かめても理由がわからないなんてことがよくある。
そういえば、こんなのがあった。
「ボクの名前はアレキサンダー。呼び名はアレックス」
「黙りなさい!呼び名は私がキメるよ」…と孫が預け先のイジワルなお婆さんにバシッと言われちゃうシーンが出て来るのはニール・サイモンの『ヨンカーズ物語』だったかな?
「ジキル」…ん~、まさか「ジーちゃん」っていうワケにもいかんしな。
今回はご無礼を承知で「JEKYLL」とプレーンに呼ばれて頂こう。
120vそして、N★OTOくんのシャープなギター・ソロ。
ハード・ロックの王道サウンドだ!
130この曲はジキロノのファースト・アルバム『E=mc2』のクローザーなんだけど、いいね~、このアルバム。
飾り気のないハード・ロック。
でも今の風味もチャンと加味されている。
一部の英語の歌詞にはチャレンジ精神を感じるな。
タイトルの「m」はメンバーの「m」。
光の速さの2乗を乗じてとてつもないエネルギーを生み出している…ってことか?ナンチャッテ!
 
この「何乗」っていうのあるでしょ?「べき乗」っていうのかな?
さて、英語で何というか。
JEKYLLはこのアルバムのタイトル名を「E equall mc squared」と読んでいた。
「平方」だから「sqaure」だ。
じゃ、コレが3乗になると「squared」がどう変化するか…。
今度は「立法」なので「cubed」になる。
変則的なのはココまで。
あとは「10の5乗」だったら「10 to the 5th power」と言う風に「power」を使う。
面倒だよね~、コレ。
数字だけは日本語の方がラクだと思うよ。
かつて長野に住んでいた時、日本に留学していたオーストラリア人の女の子とどっちが数字を速く読めるか…という競争をしたことがあったが、勝った。
ただ、あの千の位に入れるカンマがあるでしょ?
「Thousands separator」って言うんらしいんだけど、アレって就職した時、職場で大きな数字を使う時が多くて、慣れるまで結構苦労したんだよな。
「千」、「百万」、「十億」と覚えてしまえば何でもないんだけど、思いっきり日本の慣習に合致しないシステムを取り入れているのは滑稽だ。
明治時代かなんかの西洋のモノマネだったんだって。
英語は「thousand」「million」「billion」「trillion」と千ごとに「,」によって桁に名前をつけているので「,」がないと数字が読めない。
「trillion」の次は何だか知ってる?
「quadrillion(千兆)」ときて、「quintillion(100京)」となる。
ココでも「bi-」とか「tri-」とか「quad-」という接頭辞が使われているんだね。
日本は「万進法」だから、コレが合わないんだな。
本当は「23億5340万9365」とか、漢字を混ぜるのがいっちばんラクだし便利。計算には使えないけど。
だから、昔の和算の大家の関孝和とか、伊能忠敬とか、スゴイと思うよ。
漢字で計算してたんだから。
ところで、この「,」ってドイツへ行くと、今度は「,」「.」がヒックリ返るのよ。
ま、コレは表記だけの問題なんだけど、「1.749.6634,34」ってなっちゃう。
スゴク気持ち悪い。
もうチョット脱線いい?
英語の会話をしていて、厄介なのがお金の計算なのよ。
「円が強い」なんて言ったって、所詮は三流国のマイナーな通貨だからね。
長いこと日本に住んでいた人か、よっぽど日本人と深くビジネスをしている人でないと、まず「円」の感覚を全く持ち合わせていない。
するとどういうことが起こるかというと、相手の通貨に合わせてひたすら為替レートの掛け算と割り算ですわ。
私の場合は、Great Britain Pound、あるいはSterling、もしくはquid(コレ全部イギリス・ポンドのこと)がメイン。
ドルみたいに100円チョットという計算がしにくい。
やっとの思いで計算して、今度は英語でその数字を表現するのがまたメンドくさい。
連中ね、相手がドルだと計算しないんだよ。ドルの感覚が身についているみたい。
ちなみに大事な国際会議なんかでは数字専門の通訳が付くんだよ。数字だけ聴き取ってメインの通訳に表示する。
それほど厄介だし、間違いが許されないってことなのね、数字は。

110cdさて、続いてもオリジナルの「Hand in Hand」。

140_hhチョット鼻にかかったハスキーなJEKYLLの声がタマらんね。
そして、クールで気風のいい歌い回し。
江戸前を感じるわ!

150vここまでワザワザ「オリジナル曲」と書いたのは、この後はしばらくコピー曲が続いたからだ。
何でもこの企画、元々は外タレが出演する予定になっていたのだが、ドタキャンになってしまったとか。
それで、バンドをいくつか集めてカバーのイベントに早変わりさせたとのこと。
最近、外タレのキャンセルってよく聞くね。
Sladeも来なかったんでしょ?

160で、ジキロノはナニを取り上げて演ったのかと言うと…
Exileの「Ti Amo」。

170v「この曲がわかる人?」なんて訊いてたけど…わかりません。
でもMarshall+レスポールのサウンドはわかるぜ!

180v「1曲目でガンバリすぎた」なんて言ってたけど、ダイジョブダイジョブ!
続けて「Lady Marmarade」という曲。

210Lablleという女性コーラスグループの1974年のヒット曲を映画『ムーラン・ルージュ』でChristina Aguirelaらが焼き直した。
Labelleは知らない。私にはムリです、この手のヤツは。
『ムーラン・ルージュ』は観たどころか、豪華版のDVDも持っているけど、この曲は全く印象にないんだわ。
ニコール・キッドマンの美しさしか覚えてない。

220「♪ギチギチヤヤダダ、ムカショコラタヤヤ」となまめかしく歌うJEKYLLもニコールに負けてはいない!

2_img_0086 こういう曲を選んじゃうところがまた面白いね、このチームは。
「これぐらい短く潔い曲が作れたらいいね!」なんて言っていたけど、「ハードだ、メタルだ」って言っておいてこういう曲をブチ込むのはおもしろいんじゃない?

300おお、次の曲はいかにもソレらしい!
Halestormの「Love Bites (So Do I)」…と言っても、曲もバンドも知りません。ゴメンね。
ソリッドなハードロック!
「So do I」とか「So am I」とかってすごく英語らしい表現で好き。
ジョン・レノンが「Cold Turkey」でウマいこと使ってるじゃん?
「♪Me feet are so heavey, so is my head」ってヤツ。

2_img_0266 こういうコピー企画にはもう「Smoke on the Water」は出て来ないのね?
オジちゃん、ココまでのところ、全曲知らないのよ。
このバンド、JEKYLLちゃんの歌でFleetwood Macの「Oh Well」なんかを演ったらカッコいいんじゃないかね?
やっぱり「ちゃん」づけにする。

250ここでジキロノ名物「お金」のコール&レスポンスで盛り上がっておいて…

2_img_0230 最後の曲は「Ultra Soul」。
コレは知ってる!

260お客さんもよく知っているので盛り上がったね。

310vやっぱりMarshallとレスポールの組み合わせってのはいいね。
イヤイヤ、それよりもやっぱり真空管のアンプだよね。
アレ?…

280N★OTOくんのリストバンド…こんな楽器のブランドあったっけ?…とよく見てみると、「Carp」!
大ファンなんだって。
最近の野球のシステムっておかしくない?
私は野球に関しては全く興味がないので、文句を言える立場ではないが、今年は広島がセ・リーグで勝ち抜いたんでしょ?
広島の優勝が決まった時、「おめでとう!」ってN★OTOくんにメールしたもん。
なのに最後の最後になんだって大洋ホエールズ、じゃなくて今なんていうチーム?…それに日本シリーズの出場権を持って行かれちゃうワケ?
あれ、よくクイズのコントでやってる「ラスト・チャン~ス!この1問に正解すれば優勝です!」という今までの苦労が水の泡になっちゃうヤツじゃん?
アメリカのマネをしているとか聞いたけど、日本人の国民性には合わないでしょう?
  
カープと言えば「鯉」じゃん?
大分前に、ブリッジで有名なウィルキンソンの社長の家のホーム・パーティに出席させてもらったことがあってサ。
ロケーションがイングランドの北の真ん中あたりだったので日本人が珍しいのか、近所のオジさん、オバさんが私のところへ集まって来て、やたら「鯉」の質問をしてくるんだよ。
「鯉」のことなんかさすがに何の知識もない。
「鯉」がNGだとわかると、次は「将軍」だよ。
いない!っつーの将軍なんてもう!
というのは、「鯉」も「将軍」もテレビドラマかなんかで見たんだって…って、いつの話だよ!島田陽子じゃんか!
古すぎます。
…なんてことがあったナァ。

245「バキィィィ!」
ウワ!こんなの初めて見た!
JEKYLLちゃん、N★OTOくんにコーラスのマイクを差し向けたら、狙いがモロにハズれてN★OTOくんの眉間を強打!
SURE SM-58の真芯でとらえたからタマらない。
山本浩二も衣笠祥男もビックリのナイス・バッティングだ!
思わずN★OTOくん、脳震盪を起こして救急車で運ばれた!…なんてことはないけど、アレ、相当痛かったと思うよ。
一時、そのシーンを含んだ動画をアップしていたけど、あんまりおもしろくて、そこのシーンだけで10回以上見ちゃった!

340そんなハプニングを交えて、アンコールにはオリジナルの「Helter Skelter」をプレイ。
「人の曲は盛り上がるじゃん?」なんてN★OTOくんがMCで言ってたけど、何のことはない、オリジナル曲の方がゼンゼンかっこいいよ!
皆さんは音楽を作るのが仕事なんだから、コピーなんか演る必要はない!
ま、今日はそういうイベントだから仕方ないけど。

350v

240v_2

190v

200実は前からこのバンドはいいな…と思ってたので、N★OTOくんがMarshallファミリーに加わってくれてうれしいわ。
また楽しみがひとつ増えた。
Welcome on board!

360JEKYLL★RONOVEの詳しい情報はコチラ⇒official site

370(一部敬称略 2017年9月15日 吉祥寺CRESCENDOにて撮影)

2017年11月 8日 (水)

座・犬神サアカス團~私のディープ浅草 <その1>

  
10月にリリースした『新宿ゴーゴー』が大ウケの犬神サアカス團。
ああ、覚えてるナァ、こういう雰囲気。
ゴーゴーが流行ったのは私が幼稚園の頃だった。
そういえば、私が小さい頃、全く悪びれた感覚なくして、ごくごく自然に自分のことを「あたい」って呼んでた女の子が近所にいたナァ。
そんなことを思い出してか、いいんだぜ~、このアルバム。
12月のレコ発ライブの千秋楽もレポートもすることだろうから、今はもうココではコレ以上は触れない。

Cd今日はまだ暑い盛りのライブのレポート。
もう冬だっていうのに、ココまで引っ張ったのには理由がある。
それはこのレポートの後半で説明する。
 
コレが今回のライブ会場。
いつもとゼンゼン雰囲気が違う。
場所は南青山の『MANDALA』。
テーブル席ですよ。
ポッシュですよ。
ココで演奏をするのは今回で2回目と聞いたが、ホントにマァ、色んなことをやりますナァ、犬神さんは。

10♪ブッパン、ブッパン、いつもと変わらないのは楽しい物販。
ショート・プレミアム興業のライブDVDがゾロリ。

20加えておなじみの缶バッジに…

30アクセサリー類ね。

35そして、今日はスペシャルがあるよ。
まずは限定販売の「犬カレー」。
ビーフ、ポーク、チキンとはチョット違う味わいがタマらない!

40そしてこの日だけのスペシャル・カクテル。
向かって左の白いのは「白痴」。
ちなみに私のパソコンは「はくち」と打っても「白痴」と変換されない。
真ん中の赤いのは「ブラデイ・メアリー」。
スペインからワザワザ輿入れしたキャサリン・オブ・アラゴンとの間にメアリーという娘がいたが、男の子が生まれず、後の2番目の妃となるアン・ブーリンに心惹かれるヘンリー八世。
アンと再婚したさに、離婚を認めないカトリックから離反し、イギリス国教会を設立。
母の無念、晴らさでおくべきか…「おのれオヤジ!」とばかりに父の死後、徹底的にプロテスタントを血祭に上げたのがそのメアリー。
ブラディ・メアリーの「赤」はメアリーが流した当時のプロテスタントの血だ。
この白と赤のふたつのカクテルを混ぜると…結局は「白血(はくち)」になる。
右の黒いのは不明。

50ステージはいつも通り。

60NATALのアッシュ・キット。

70EDENのTerra Nova TN-501とD410DXT。

80vオ!
ギター・アンプがいつもと違う!
そうなのよ。
コレはMarshall初のブティック・アンプ、ASTORIAシリーズのウチのCLASSICというモデル。
「ブティック・アンプ」というのは金に糸目をつけない、とにかく最高の音質・品質を目指した高級モデルのことね。
ゼンゼン歪まない、オッソロしく音のいいアンプ。
ま、色々な見方はあるにしても、今、アンプ・マーケットの中では最も音質の良いモデルのひとつと言えるだろう。
真空管アンプにしか出せない温かみのあるサウンドがタマらないのだ。
ヘヘヘ。結果的ではあるが、私のアイデアが元になってるんだゼ。

90アララ、場所に合わせてサオも様子が違う。
ギターはセミアコ。

100ベースもセミアコだ!

110ジャズ・クラブっぽい場所だけに「A night in 地獄」とか「Relaxin' at 冥土」とか「Cry me 三途の川」なんてレパートリーが出るかと思ったけど…そんなワケないか。

120犬神凶子

130v犬神情次2号

140v犬神ジン

150v犬神明

160vセット・リストは「犬カレーに合わせて辛めの曲で構成した」とのこと…辛めというより、チョット渋め?

170オープニングは「恐山」。

180v「箱バン」みたいに演りたかったという凶子姉さん。
チョット大人みたいな感じのパフォーマンスね。

280凶子姉さんはすぐさまジン兄が持つベースがいつもとは異なり、セミアコを使っていることに気づく。
そして、楽器の話題に。
ジン兄はEDENの説明もしてくれた。

330また、凶子姉さんは情次兄さんのギターもアンプも普段と違うことを指摘。
300すると今度は情次兄さんがASTORIAの説明をしてくれた。
「そう、いつもは100Wなんだけど、コレ30Wなの。でもスゲエ高いの。だから借りたの」

340そう、スゲエ高いけど、スゲエ音がいいから貸したの。
ASTORIAシリーズは抹茶、アズキ、ハワイの3種類。
情次兄さんが今日使っている抹茶はまったく歪まないモデル。
どこまでも美しいクリーン・トーンを出しよる。
本当はオーバー・ドライブ・トーンのアズキを頼まれたんだけど、オジちゃん、間違えちゃったの。
ゴメンね、ジョニーちゃん。

Astところが、だね。
コレがまたモノスゴくいい音だったのよ!
結果超オーライ。
情次兄さんのお気に入りの歪み系のエフェクターでディストーション・サウンドを出したワケなんだけど、コードを弾いてもひとつひとつの弦の音がハッキリと聞こえて来るようなリッチなサウンド。
ふくよかで、深みがあって…タマらんゼイ!

270v「明兄さんは?」
「そうだネェ。いつものNATALと木のスティック」
ソレでいいのだ。

3502曲目は「樹海」。

220それに「人肉スープ」と続く。
なるほど、いつもとは違う展開だ。
重苦しい。

190v「知っている人もいると思うけど、今日はこんな曲ばかり演ります。スゴイ速い曲ではないモノばかりを演ります。
別にいいんだよ。静かにしてなくてもいいんだよ。好きな曲の時はパーッとやってね。
みんながおとなしいと恥ずかしくなっちゃう!」
2001年の『暗黒残酷物語』から「瘡の妙薬 」。

2302000年の『赤猫』から「けもの道」と続く。

200v実はこの日は昼夜の2回興業で、今レポートしているのはマチネー。
つまり昼の部。
夏の晴れの日に、昼間っから地下のライブハウスにこもって犬神の音楽を堪能するとは何てゼイタクなことだろう。
ソワール(夜の部)はまた別のセットリストで臨んだとのこと。
さすが犬神サアカス團、新旧織り交ぜてのレパートリーは無尽蔵だ。

210v2000年、2001年の曲が続いて、今度は最近のレパートリー。
『玉椿姫』からタイトル曲。
…と言っても、このアルバムってもう3年前なのッ?!

240v『待ちわびた日~形而上のエロス外伝』から「夏の日」。
知らんな~。
ホント、掘っても掘っても知らない曲が出て来る。
ま、私なんざ、「犬っこ」なんてもんじゃなくて、「ヒヨっこ」ですからね。

250vココで新しめの曲。
「空の色は何色ですか」と「ココなに」でおなじみの「ここから何かが始まる」だよ。

260v私の知らない曲がドンドン出て来る。
「ビザール」、そして「マッチポンプ」。
とにかくレパートリーがスゴイ。まるでFrank Zappa。
これも20年以上にわたり、間断なく新作を世に問うてきた成果だ。
やっぱりミュージシャンは曲を作らないと!
さて、犬カレーもスッカリ食べ終わった客席は完全に「ジックリ聴く」モード。

295そこへ一発ド派手なヤツを!
『新宿ゴーゴー』のリード・チューン「暗黒礼賛ロックンロール」だ!

360シンプルでストレートなハードロック犬神風味。
この曲はMVが仕上がっているので是非ご覧頂きたい。
明兄さまのドラムキットに注目だぜよ!

渋め渋めに演ってはいても、ハードなところはハードにキメるよ!

370

380v

390v

400vその他、「エルドラード」や、アンコールでは「紅雀」を演奏して『座・犬神サアカス團』のマチネーを終了した。
 
犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁

410さて、今日の記事のタイトルに『私のディープ浅草<その1>』とあるでしょう?
今からそれをやります。
<第2部>ととらえてくだされ。
ココから先はグロに弱い人はご遠慮頂いた方がいいかも…。
反対に猟奇的な話が好きな人にはドンズバかも…。
ナニをやるのかと言うと、ベテランの犬神ファンは知っているかも知れない……「小口末吉」という名前を。
  
ある時、機材の打ち合わせで明兄さんと凶子姉さんがMarshallの事務所にお越しになった。
出し抜けに明さんがこう切り出した。
「竜泉というのはこの近くですよね?」
私が「そうです」と答えると、明さんが二の句を継いだ。
「『小口末吉事件』ってご存知ありませんか?」
寡聞にして私はその名前を知らなかった。
すると明さんが説明をこう付け加えた。
「犬神サアカス團のステージにはいつも赤い幟が立ってますでしょ?」
「あの『狗餓身稲荷』っていうのと『女ナントカ』っていうヤツ」
「そう。『女殺火箸地獄』です。それがその『小口末吉事件』のことなんです」
「ハァ?」
「『女殺火箸地獄』というのは、その事件を題材にした私たちが作ったロック・オペラのタイトルなんです」
そして、「その事件」の大まかな内容を聞いて驚いた。
明さんたちがお帰りになった後、この事件をインターネットで調べて全容を知った時、少々気分が悪くなった。

420vまた、同時に興味が湧き、明兄さんが言っていた事件の現場へさっそく足を運んでみた。
現場とは台東区竜泉。
つき当りは日光街道だ。
今年も酉の市が6日、18日、30日と開かれる鷲神社のほんのチョット先に行ったエリア。
440コレが鷲神社。
「わしじんじゃ」じゃないよ、「おおとりじんじゃ」ね。
みんな「おとりさま」って呼んでるわね。
ウチの家族は「とりいさん」って言ってたような気がするけど、それじゃ「サントリー」になっちゃうじゃんね?
ここから先、チョット漢字が多くなるよ。
読みにくくてゴメンちゃい。
日本神話で天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天之岩戸(あまのいわと)に隠れる話があるでしょ?
世の中が真っ暗になっちゃって、「コレ、ヤバくね?」と天宇受売命(あめのうずめのみこと)が、岩戸の前で舞った。
「おびき寄せ」作戦ね。
その時、弦(げん)という楽器で舞のバッキングをした神様がいたんだって。
パフォーマンスがよっぽど素晴らしかったのか、「私がココへ入り込んでいる以上世の中は真っ暗なハズなのに何やら外は楽しそうじゃん?」…と外の様子が気になって天照大神が岩戸を開ける。
おびき出し作戦はマンマと成功。
天手力男命(たじからをのみこと)が岩戸を「ウオリャァァァ!」とブン投げて、めでたく世の中が光を取り戻す。
その時、弦の先に「鷲」が止まった。
すると神様たちは、その鷲のことを「世を明るくした鳥」だとよろこんで、この弦をプレイした神様に「鷲」の一字を入れて天日鷲命(あめのひわしのみこと)と命名したそうだよ。
で、天日鷲命は諸国の土地を開き、開運、殖産、商賣繁昌に徳の高い神様とされ、日本武尊(やまとたけるのみこと)とともにこの鷲神社でお祀りしている。
ちなみに、天宇受売命(あめのうずめのみこと)は「日本で最初のダンサー」なんだって。
それと、この天岩戸は奈良とか九州に存在したという説があって、天手力男命(たじからをのみこと)がブン投げた岩戸は、遠く信州まで飛んで行ったという。
今ならメジャー行き間違いなし。
その岩戸の着地点が「戸隠」なんですよ。
戸隠はすごく好きなスキー場だった。
中社のそばは美味しいし、「ランプ」という喫茶店で作っているカチンカチンのチーズケーキが激ウマだった。
イカンイカン、何重にも脱線しとる!
この手の神話の勉強をしたいんだけど、ナニせ神様の名前が読めん!
それで挫折しちゃうんだよね。
しかし、その「弦」というのはどういう形なんだろうね。
きっとギターっぽいヤツなんだろうけど、ヘッドに鷲がとまってみなよ。重くて演奏できないよ、フツウ。

430そして、鷲神社といえば、「酉の市」。
日本武尊(やまとたけるのみこと)が東夷征討の際、この社に立ち寄って戦勝を祈願。
ウマい具合に成功してここへ帰って来てお礼参りをした。
その日が11月の酉の日だったので、この日を鷲神社の例祭日と定めた。
それが「酉の市」ってワケ。
このことから日本武尊もこの神社に祀られるようになったとさ。
時々こうしてまとめておかないと自分でもナニを書きたいのかわからなくなっちゃう。
  
いいですか~。
今、第2部の脱線の最中ですからね~。
  
で、今でも11月の酉の日には「市」が立ち、それらは順に「一の酉」、二回目の酉の日を「二の酉」、三回目を「三の酉」と呼んでいる。
今年の11月の最初の酉の日は6日…というので行って来た。
まぁ、樋口一葉の『たけくらべ』にもあるように、スゴイ人出よ!

T_img_5005商売繁盛を願って長くて太い参詣者の列ができる。
まず入り口で「ぬさ」を振ってもらってお清めをするんだね。
今年の11月の次の酉の日は18日。
そして、もう一回…23日に三回目の酉の日が巡って来ちゃう…アチャ~!
「三の酉がある年は火事が多い」って言うんだよね。
コレはどうも、11月の末ともなると寒くなって火を使う機会が増えるので、「くれぐれも火の元には注意しなさいよ」という戒めらしい。
もしくは、旦那衆が酉の市にかこつけてすぐ近くにある吉原に遊びにいくのを引き留めるための一種の脅しだったとか…。

T_img_5006でも、コレらはおかしい。
だって三回目の酉の日があろうとなかろうと、この時節には必ず寒くなるんだから、酉の日は関係ないハズだ。
また、一の酉や二の酉の時は吉原へ行かないのか?ということになる。
で、少し調べてみると、どうも2日間にわたって江戸のほとんどを焼き尽くしたという1657年の「明暦の大火」があった年の11月には酉の日が三回あった。
それに当てているらしい。
それにしてもココの例祭はスゴイよ。
大正12年の関東大震災の年も、戦時中や終戦の年も執り行われ、一度として休んだことがないのだそうだ。

T_img_5016酉の市といえば、「熊手」だよね、「Fortune Rake」。
開運や商売繁昌のお守りとして「酉の市」の時だけ販売している。

T_img_5015神社でのお参りが終わって歩を進めると、そのままこの熊手の商店街に突入する。
ナンで熊手か…。
この習わしは、上に記した東夷征討戦勝のお礼参りの際に、日本武尊が社前の松に武具であった「熊手」をかけたことに由来しているそうだ。
T_img_5019♪シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャンシャン。
大きい熊手が売れて、アチコチで景気の良い三本締めの音が聞こえる。
いいね、風勢があって。
ウチは父も祖父も大工だった。
昔、よく建前に連れて行ってもらってね~。
材木の香りがプンプンする中、あのにぎやかな雰囲気がすごく好きだった。
そういえば「建前」なんてやってるの見たことないし、聞きもしないな~。
プラモデルみたいなへーベル・ハウスじゃ雰囲気でないもんな~。

T_img_5017さて、竜泉に話を戻す。
ココからが第2部の本題だよ。
ま、どこにでもある都会の街の風景。
昔はこのあたりを東京市下谷区龍泉寺町といった。
場所は特定できないが、今からちょうど100年前、ココでその『小口末吉事件』が起こった。
 
大正6年3月、龍泉寺町の町医者が小口末吉という大工から往診を依頼され、その先にうかがったところ、吉原で働く(遊女ではない)内妻の矢作ヨネが布団で臥せていた。
診察のためにその布団をめくって医者はビックリ仰天。
ヨネの全身は焼けただれ、手足の指が数本欠落していた。
また、背中や腕に「小口末吉妻」と焼け火箸で書かれたヤケドの跡があった。
その2日後にヨネは敗血症で死亡(太ももの動脈からの失血死という記録もあり)。
24歳だった(他説あり)。
「女」、「殺」、「火箸」、「地獄」…コレが犬神サアカス團の「女殺火箸地獄」の出自だ。
末吉がヨネを折檻して死に至らしめた…と思ったのは当然で、その医者は警察に届けを出し、末吉は殺人の疑いで逮捕された。

450コレが今も残る龍泉寺。
末吉の仮住まいはこの近辺の肉鍋屋(すき焼きに似ているが、料理法が違う)の2階にあったという。

470検死の結果、警察があることに気付く。
ヨネの身体につけられたキズがあまりにも整然としており、ヨネが極めて能動的でなければそんな所業が成し得ない…ということだ。
そして、末吉を取り調べているうちに驚愕の事実が浮かび上がってくる。
ヨネは折檻されていたのではなく、自分から末吉に頼んで身体にキズを付けてもらい、めくるめく快感を味わっていたのだ。
要するにマゾヒズム。
同じ「ひずむ」でもMarshllが「歪む」のとはワケが違う。
だからヨネはワザとバレる浮気をしたり、「キズを付けないと別れる」と脅して、強制的に末吉に折檻させていたというのだ。
時にはノミで手や足の指先を切断させたりした。
本格派である。
気合いの入り方が違うのだ。
「やらないなら別れるよ!」と脅される末吉。
ノミを当てて末吉が槌を当てると、ヨネの指先がポーンとスッ飛んだという。
最初、コレを知った時「ゲゲゲ!」と衝撃を受けたが、他のことを調べているウチにそうでもないことがわかった。
…というのは、これらの行為はヨネがオリジナルで考案したモノではなく、江戸時代の吉原の遊女が上顧客をつなぎ留めておくための手段のひとつであったことを知ったのだ。
身体に愛人の名前を刻むのも同様。
江戸時代からあった行為で、ヨネは焼け火箸を使ったが、吉原の遊女たちは入れ墨で同じことをした。
吉原に勤めるヨネは恐らくこれらのワザを知っていたのであろう。
このあたりのことは、また別の機会に別の形で記す。
ヨネは真っ赤に焼けた火箸が皮膚に食い込み、部屋中に肉が焼けこげるニオイが充満しても悲鳴ひとつ上げなかったという。
筋金入りである。
  
しかし、この末吉はアホでしょ?
普通の男だったら、いくらなんだって絶対こんなことはできないよね。
それもそのハズ、この小口末吉というのは一種の「愚鈍」だったらしい。
それゆえ、「妻」という字が書けず、ヨネに教わりながら火箸を肌に当てて動かしたという。
ヨネは初めて末吉に合った時、すぐに彼の頭が少々足りないこと見抜き、「コイツだったら私の言いなりに自分をイジめてくれるだろう」と目星をつけ、前妻と別れさせた。
末吉はその後、懲役10年が求刑されたが、判決が下る前に脳溢血でこの世を去った。

480コレが『小口末吉事件』。
「日本で最初のSM殺人事件」とされているそうだ。
本当はコレにまつわるエグイ話がたくさんあるのだが、この手の話の行先は間違いなく「ヘソ下三寸」となる。
ヘソ下三寸には人格はないが、ブログには格があるだろうから、そのあたりのことは割愛させて頂く。
だって、もしココにそういうことを書いてMarshallの連中がGoogle翻訳かなんかで読んだら大変なことになっちゃうでしょ。
「男女」の話だけに、目を「シロクロ」させちゃう!
興味のある人はインターネットで調べれば、そのあたりに関する記事がゾロゾロ見つかるであろうから、ソチラを参照して気持ち悪がって頂きたい。
ちなみにそんなに頻繁ではないが、犬神サアカス團が今でもライブで取り上げている、『地獄の子守唄』の「鬼火」、『セタカムイ』の「骨」、さらに『怪談 首つりの森』に収録されている「涅槃に咲く白い花」等はこのオペラ『女火箸殺地獄』からの作品だそうだ。
 
さて、もう少し竜泉周辺を散策することにする。
古い番地掲示板を発見。
このデザイン、なつかしいね。
ね、町名の表示が「竜泉寺町」になっている。

490この辺りは東京大空襲ですべて灰になったのだろう。
戦前のモノと思われる建物はほとんど見当たらないが、チョット裏に入るとこうした昭和30年代あたりの雰囲気を漂わせる木造建築はゴロゴロしている。

500v_2「明るくすみよい」か…。
その割には首をくくるためのロープが備え付けられている…そんなことはないか…。
「竜北」というのは「竜泉寺北」を表す町会名だろう。
510古い銭湯だな。
最近、風呂屋の煙突って見かけなくなったでしょう?
それは燃料が薪から灯油やガスに代わったからだそうだ。
水をただ温めるだけの灯油やガス式に対し、湯釜を温める薪式の銭湯は遠赤外線効果があって身体の芯まで温まるのだそうだ。
この恵比寿湯は煙突が示している通り薪の銭湯だが、今は休業しているらしい。
私は銭湯が大好きなのだ。
  
もちろん、小口末吉と矢作ヨネの話は美談でも何でもないので、たとえ竜泉に来てみたところでその痕跡を見つけることができるワケではない。
100年も経っているし、どこが事件の現場だったかすら全くわからない。
たとえ通りかかる近所の住人に尋ねてたとしても知っている人などいないだろう。
そうしたことは初めから十分わかっていたが、その現場を訪れてみる…というのは何とも言えない臨場感が味わえるモノなのだ。

460龍泉寺のすぐそばにあるのがこの千束稲荷神社。
樋口一葉の『たけくらべ』に出て来る神社がコレ。

690読んだことある?『たけくらべ』。
「廻れば大門の見返り柳いと長けれど、お歯ぐろ溝(ドブ)に燈火うつる三階の騒ぎも手に取るごとく…」ってね。
古い日本語をユックリジックリと噛みしめながら読むってのはなかなかいいもんですよ。

540…ということで、女優の紺野美沙子が『たけくらべ』を朗読するCDまで買っちまった。
今、気になっているのは主人公の女の子、「美登利」という名前。
いつも混んでる美登利寿司ってあるでしょう?
アレって『たけくらべ』から採ったのかな?
でも、アレは本店が豪徳寺で千束とは関係ないもんナァ。

560念のために書いておくけど、作者の樋口一葉は5000円札の人ね。
ファンでも何でもないのに、私のところへ来がちなのはどちらかというと英世なんだな。
一葉の方が好き。
諭吉はもっと好き。
で、ですね、今までの日本の紙幣に登場する人物って、ズッと男性だったんだよね。
ジイさんばかりだった。
そこへ登場した初の女性が樋口一葉。
そんなに一葉がスゴイのか?!
そう、スゴイんだけど、紙幣への採用となった理由は彼女の業績だけではなく、偽造防止技術の進化が絡んでいたのだそうだ。
というのは、今までは偽造をしにくくするために、複雑な絵柄が好まれた。
要するにジイさんだとシワくちゃで、たいていヒゲをたくわえているので、図柄が込み入ってくる。
図柄が複雑であればあるほど偽造がしにくいというのだ。
そこへ新しい偽造防止の技術として、ホログラムやマイクロ文字なんていうものが導入されたため、登場する人物のルックスが重要視されなくなったワケ。
ご覧の通り、5000円札の一葉はツルっとしてる。
何せ24歳で早逝しているからね。
シワができる前のようすだ。
ところで、5000円札の肖像画の候補としての女性は他に、与謝野晶子や津田塾大学を創設した津田梅子、思想家の平塚らいてう、作家の林芙美子が挙がっていたらしい。
与謝野晶子が最も有力だったが、孫が国会議員をやっているので政治色を出してはマズイと却下された。
津田梅子なんて人もかなりスゴイよ。
しかし、同世代の女性教育家には大妻大学を創設した大妻コタカなんていう人もいるので公平を期して却下されたのかも知れない。
余談だが、数か月前、この津田、大妻両女史の足跡展のようなものを見に行ったのだが、とてもおもしろかった。
だから知ってるの。
そして、結果的には消去法で樋口一葉が優勝したそうだ。
そりゃそうだよね、「樋口一葉」と言われて出て来る作品名は「たけくらべ」。
そして、マァ、「にごりえ」。
後は「…」。
失礼ながら3番目が出て来る人はかなりの読書家なのではなかろうか?

55024歳で早逝した一葉は結核でこの世を去るまで、作家としての活動が1年チョットしかなく、その間に20数編の小説を著した。
それにもかかわらず、「たけくらべ」や「にごりえ」で確固たる名を残した一葉は日本文学界のジミ・ヘンドリックスと言ってもいいかもしれない。
一葉記念館」というモノが竜泉にある。
日本で初めての女性作家単独の文学館だ。
以前は町の公民館みたいな建物だったが、2006年に建て替えてエラク立派になっちゃった。

570周囲はとにかく文豪に乗っかっちゃえ!というので「一葉」だらけ。
一様に「一葉の名前がついてい商店が立ち並ぶ。
いっちょう、一応見て回るか…
休んでいるけど、コレは人形の工房。

590「一葉煎餅」を売る店。
こういうモノには煎餅、まんじゅう、だんごの類が欠かせない。

600コレはワインですな。

610記念館の前は「一葉記念公園」と名付けられたチョットした公園がある。
昼間っから数人のオジさんがベンチでボーっとしてる。

620そこには「たけくらべ」の記念碑と…

630v一葉を称える菊池寛の言葉を刻んだ石碑が設置されているが、公園のオジさんたちは全く興味がなさそうだ。

640館内に入る。
お酉さんの近所らしく、入り口には立派な熊手が…。
さっき説明したヤツね。
6601階は一葉の生涯や昔の吉原を説明するコーナー。
日曜日には「一葉のことならバッチリ!」というボランティアの方々が1階の展示の説明をしてくれるのでお願いするといいだろう。
私もお願いした。
ナゼかと言うと、「小口末吉」について質問したかったからなのだが、その方はご存じなかった。
よって上に書いたようなことを私が説明した。
ところで、ナゼここに樋口一葉の記念館があるのかというと、長くはない間であったが、一葉はこの近辺に住んでいたからだ。
父も兄も亡くした一葉は若くして家長となり、小説を書くかたわら、家で母と荒物屋をやっていたそうだ。
しかし、「私は小説書いてるから、ツマらない仕事はしませんから」と案外身勝手で、洗い張りや店の仕事を母に押し付けて苦労をかけたという話も残っている。
一葉の生涯についてはいくらでも調べがつくのでココにはいちいち書かないが、何しろアタマがヨカッタんだと。
650一番の代表作、『たけくらべ』の舞台は一葉が営んでいた荒物屋の住まいから目と鼻の先の吉原だ。
吉原周辺に暮らす思春期の男女の恥じらいを描いた小編だが、先に書いたように23歳の女性が書いたとは思えない味わい深い立派な筆致と、手の込んだ隠喩が豊富に含まれている。
その辺りが森鴎外や幸田露伴から高い評価を受けたようだ。
コレは一葉の生原稿のレプリカ。
おっそろしく達筆である。
680しかしですね、一葉って120年も前の女性にしては、こうしてみると結構カワイイじゃない?
カッタカタの当時の文学界にあって、一葉はまるで「掃き溜めに鶴」以上の存在で、鴎外なんかは結構デレデレになっていたんじゃないか…なんて想像しちゃうんですよ。

670実はですね、先の「小口末吉事」件や『たけくらべ』のことを調べているウチにどうしようもなく江戸時代の吉原に興味が湧いてきちゃってね。
気が済むまでひと通り昔の吉原のことを調べてみた。
調べたら誰かに話したくなるのは人情でしょう?
そこで、今回から数回にわたって犬神サアカス團のライブ・レポートで「第二部」的にその研究結果を発表したいと思う。
それゆえ、犬神さんのレポートをため込んでいたのが、今回の『座・犬神サアカス團』のレポート掲載が遅くなった理由というワケ。
ということで『私のディープ浅草』は次回に続く。

580_2『私のディープ浅草』はつづく
 

2017年11月 7日 (火)

BanG Dream! 4th☆LIVE Miracle PARTY 2017! at 日本武道館

  
日本武道館…柔道や剣道をやったことがあるワケでもないのに、この姿を見るといくつになっても興奮するナァ。
一番最初ロックのコンサートでココへ来たのはRitchie Blackmore's Raibowの初来日の時だ。
41年も前の話。
それからAerosmith、KISS、Cheap Trick…毎回お小遣いをはたいて一体どれだけのコンサートを観て来ただろうか?
初体験は、母に連れて来てもらった木馬座の公演。
「木馬座」と言っても今は誰も知らないかもしれない。
ケロヨンというカエルのキャラクターが主人公の人形劇だった。
モノスゴイ人気で、観客が武道館の周辺を埋め尽くしたという。
何でもサッカー解説者の松木安太郎さんはこのケロヨンの相棒の「もぐらのモグちゃん」の中に入って舞台に上がっていたらしい。
それから、大学生の時には『世界社交ダンス選手権』のダンス板を床に敷くアルバイトをして、作業後会議室で一夜を明かしたこともあった。
そして、今日…

10辺りは若い男の子で熱気ムンムンムンムンムンムソムンムンムンムン!(一ヶ所間違いがあります。どこでしょう?)

20こんなところにも!

30今日の武道館は…

40BanG Dream! 4th☆LIVE Miracle PARTY 2017! at 日本武道館』というコンサート!
ココでMarshall Blogの読者でアニメに縁のない方のために説明しておこう。
バンドとともに成長していく彼女たちの本気が物語になる”プロジェクト「BanG Dream!(バンドリ)」。
今日はそんな、キャラクターとリアルライブがリンクする「BanG Dream!」に登場するガールズバンド「PoppinParty」のコンサートなのだ!
つまり、各キャラの声優が各パートを担当し、実際(リアル)に演奏しているというワケ。
バンドの名前は「Poppin'Party」。
略して「ポピパ」。
メンバーは向かって左から…
Ba. 西本りみ (牛込りみ役)
Dr. 大橋彩香 (山吹沙綾役)
Gt./Vo. 愛美 (戸山香澄役
Key. 伊藤彩沙 (市ヶ谷有咲役)
Gt. 大塚紗英 (花園たえ役
5人。

60ま~、開演前から手の施しようのないぐらいのテンションの高さ!
客電が落ちた途端、アリーナに組まれた円形ステージを囲んだ11,000人のファンが、雄叫びにも似た大きな歓声を発する!
「ウォォォォォォォォォォォォ!!!!!」
天井からつるされた電工スクリーンにメンバーからのメッセージが流れ演奏に突入する。
色とりどりのペンライトがキレイだこと!
こっちもツラれて興奮しまうぜ!

65で、ナンでMarshall Blogが取材にお邪魔しているのかというと…。
ボーカルズとギターを担当する、赤がイメージ・カラーの愛美ちゃん(戸山香澄役)はMarshallプレイヤーなのだ。

80v「赤」とくればASTORIA CUSTOM

90青いASTORIA DUALと共にシッカリとステージ下にセットされているのだ!
そうそう、アニメの中のギター・アンプ、アレはJCM900 4100なのかな?

100次から次へと見どころが続く。
ステージに何か起こるたびごとに耳が割れんばかりの大歓声だ。
51年前、ビートルズが同じ場所でコンサートを開催した時、歓声で演奏が聞こえなかったと聞くが、まさにコレがそれなのか!
115恐縮ながら、演奏を拝見するのも音を聴くのもこの時が初めてだったのだが、どの曲も愛らしく、元気があって、フックが効いているのですごく楽しいのよ!

110円形ステージの利点を活かしたステージングも見ものだった。

120アコースティック・セットも交え本編16曲。
アンコールの銀テープで最大のクライマックスを迎え、大興奮のうちにミラクルなパーティは終了した。

130さっすがに今回は私、客席で最年長だったな。
でも、若者に囲まれてスッカリ若返ったぜ!
ありがとうポピパ!
Marshallよろしく!

140vBanG Dream!の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

 
(一部敬称略 2017年8月21日 日本武道館にて撮影 写真提供:株式会社ブシロードミュージック)

2017年11月 6日 (月)

だから私は…D_Drive Yukiのケータイ

ここのところスケジュールがうまく合わず、MarshallBlogとはしばらくご無沙汰だったD_Drive。
相変わらずD_Driveはバリバリとライブ活動にいそしんでいる。
その激務を縫って、Yukiちゃん+D_Driveがスゴイことになった。

T_img_0673 D_Driveへの注目度の高さか、このニュースはおっそろしいほどの伝番力で巷間に広がっているので、ご存知の方も大勢いらっしゃると思う。
SONYの携帯電話、XperiaのコマーシャルにYukiちゃんとD_Driveがイメージ・キャラクターに抜擢され、この度その動画が公開となった。
コレによってYukiちゃんとD_Driveがこの携帯電話のカタログ、ウェブCM、そしてテレビCMに登場することになるのだ。
YukiちゃんのテレビCMの放映時期はまだ未定だが、昨日の昼間テレビを見ていたら、もうこのCMシリーズのウチの1本が流れていたので、ブラウン管の中のYukiちゃん、イヤ、コレは古いか…お茶の間でYukiちゃんに会えるのもきっともうすぐのことであろう。
しかし、「お茶の間」なんて言葉も死語だよな~。
  
そのテレビCMがコレ。
auの30秒バージョン。

おお~!
Yukiちゃんの声と軽い関西弁だ!
まずコレに感動。
撮影中、つい普段の口調で、「よってからに、ワテはエクスペリアでんがな」と言ってしまって何度かNGを出してしまったとか…(ウソ)。
曲はこのCMシリーズのために書き下ろされた「Voices」というオリジナルソング。
ま、ファンとしては「Runaway Boy」か「Russian Roulette」あたりでガツンといきたかったような気もするけど、Yukiちゃんだけそういうワケにもいくまい。
早くテレビで見たいね~。
もちろん、演奏はD_Drive。
そのMVがコレ。
「女優Yuki」の演技と、タッピングで始まる親の仇を取るかのような激しいソロに注目!

もうひとつ、撮影中につい口にしてNGを出してしまったセリフがもうひとつ。
「だから私は、Marshall。」
…なワケはないんだけど、レコーディングには愛用のJCM2000 TSL100を使用した。
コレね。

170SeijiさんはJCM2000 DSL100EC。

140vShimaちゃんもEDENでなくては気が収まらないハズだ。

153vさて、もうひとつ。
Yukiちゃんの「インタビュー編」なる動画も用意されている。

しかし、うれしいね、こういうのは。
コレを契機にドカっとブレイクしてもらいたいものだ。
  
いつも記事に書いているように、Seijiさんとは付き合いも長く、D_Driveには比較的最初期からお邪魔させて頂いている。
もちろん、今の前の時代からMarshall Blogにご登場いただいている。
それにしも、コレまで色々あったナァ。
…ってんで、新しいMarshall Blogになってから印象に残っている記事をチョコッとリストアップしてみた。
見落とした記事があれば是非チェックされたい。
 

祝!D_Drive初の東京ワンマンライブ (2012年8月5日)

6a0163044657d3970d0177448ef37e97_2  

YUKI in AKIBA~『Rocksmith』デモンストレーション (2012年10月27日)

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【NAMM2013レポート】Sunday~最終日 (2013年1月25日)

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D_Drive in 平成26年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業 (2015年2月21日)

70   

【Marshall GALA レポート】 vol.9: D_Drive (2016年3月6日)

20 やっぱりこうして記録が残っているのは大変いいことだよね。
いつでも見て、楽しかったことを思い出せる。
やっぱりこう言うのさ…「だから我々は、Marshall Blog。」

T_img_0640今回をキッカケにD_Driveの音楽に触れてくれる人が爆発的に増加してくれることを願って止まない。
そして、器楽演奏のカッコよさを知ってもらって、楽器を演奏する人が1人でも多くなって欲しい。
だから私は、D_Drive。
  

D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site

150_3



2017年11月 2日 (木)

【結果報告】 50人のロックンロール

   
数日前、Marshall Blogがようやく5周年を迎えたことをお知らせしたが、Marshall Amplificationが位置するミルトン・キーンズは街の生誕から50年を数え色々なイベントが開催されてきたことを種々レポートしてきた。

10_2一番最近では、その50周年を祝ってMarshallの工場に50人のギター・プレイヤーを集めるイベントを紹介した。
 
記事はコチラ⇒50人のロックンロール

 
そして、イベントは予定通り9月27日に無事開催された。
今日のMarshall Blogはその模様をレポートする。
…ったって、私は参加していないので、写真につけたキャプションは私の想像になってしまうことをお許し願いたい。
でも、何やらとても楽しそうなのだ!

20v_2場所は工場内の「シアター」。
「Theater」じゃなくて「Theatre」ね。
ナゼ、イギリスとアメリカの「-er」、あるいは「-re」の綴りが異なるのかはいつかどこかに書いた。
その理由は覚えているが、どこに書いたかは覚えていない。

30Theatreの中はいつでもMarshallやNATALやEDENを爆音で試奏できる状態になっている。

40時間通りに全員集合!
コレはオリエンテーションをやっているのかな?
背中を見せているのはスティーヴかな?

50彼はMarshallのデモンストレーターなのです。
200vみんなでナニを演奏するのかというと、コレ。
「♪ひ~さしぶりだぜロケンロー」
Led Zeppelinの「Rock and Roll」だ。
この選曲について、前回もシレって書いたけど、皆さんはどう思う?
イギリスだから当然ブリティッシュ・ロックの名曲になるわね。
加えてMarshallのバンドでなければならない。
そういう意味ではLed Zeppelinは妥当なんだけど、「Marshall」という会社としてはDeep Purpleの方がズッと近しいじゃない?
何しろ一時はMarshallが機材丸抱えでデモ・バンドを務めていたぐらいなんだから。
そこを「Rock and Roll」にしたのは3コードで演りやすい…ということか。

190ep_2ギターは参加者が持参する。
いくらマーシャル・アンプの製造拠点だからといって、参加者全員に1959のフルスタックを貸し与えたらミル警(ミルトン・キーンズ警察)がスッ飛んできちゃうからね。
MS-2が人数分用意された。
でも、このMS-2、アイボリーで特製だよ。
参加者には記念品として全員に配布されたに違いない。

60このMS-2をベルトに引っ掛けて…と。

70コレで準備はバッチリ。

80お父さんも…

90vこの通り。
「お父さん」なんて言っても私より若いだろうナ。

100みんなかわいいな~。

110この人はベルトをしていないのでズボンに引っ掛けてる。
あ、イギリスだからズボンじゃなくてトラウザーズか。
考えてみると「ズボン」ってヘンな言葉だよね…ズボン。
語源はフランス語のペチコートを表す「jupon」だって。
例によってポルトガル語かなんかかと思っていた。
「ジュポン」のままだと変だね。
「ちょっとジュポン履き替えて来るわ!」みたいの。
ちなみにスペイン語で「ズボン」は「パンタロン」だ。

120Edward Van Halenは参加していません。
MS-2を腰に装着した人はギター・リード(日本でいう「シールド」のこと)の取り回しには苦労したんじゃないかな?
130彼は床置き派。

140vこの彼も。
白いSGか…ギッチョならOllieだったね。

150vオジちゃんはイスに座ってユッタリと。
この人は生ツェッペリンをシッカリ観てるんだろうな~、アールズ・コートかなんかで。
うらやましいナァ~。
しかし、スゲエ年齢幅だな。

160「キミ、ギター持って来なかったのかい?ボクのを貸してあげるよ」
「ありがとう。でもボク、'54年のストラトか'59年のレスポールじゃないと調子が出ないんだ」…というシーンではないだろう。

175_sq「ハイハイ、始めるよ~!」
ステージに上がっているのはMarshall RECORDSアーティストのKing Creature。
彼らに合わせて演奏するワケですな?

170みんな真剣な面持ち!
あ、左の方Davey Johnstone?…かと思ったら女性だった。

180アレ、真ん中と左。
ピーターとジョナサンもいるわ。
彼らはR&Dのスタッフなのです。

210アラま、ダニーも来てるわ!
ダニーは元R&Dのスタッフ。
JCM800の頃からいる古株だけど、何年か前に辞めちゃった。
ダニーは、まだお母さんのドロレスがご存命の時にカリフォルニアのランディ・ローズの家に行って、実際に使っていた1959を精査して、1959RRの監修を担当したんだよ。

220vハイ、「♪ロンリ、ロンリ」!
エライ真剣だな~。
おそろいのMS-2がカワイイな。
みんなでこうやって何かを一緒にやるのってのは楽しいよね。
私もまた少し根を詰めてギターの練習をしようかな…。

230最後は参加者全員で記念撮影。
みなさんLed Zeppelinの国の方々です。
ブリティッシュ・ロックは彼らの音楽なのだ。
ま、私には古今亭志ん生と広沢虎造がいるから!

240(写真提供:Marshall Amplification plc)

2017年11月 1日 (水)

帰って来たよTetragon!~Koki Tetragonレコ発ツアー千秋楽

  
なんだよ!
盛り上がったんじゃん、ハロウィン。
昨日の記事であんなこと書いて失敗したよ。
でも、明らかに以前よりはニュースなんかの取り扱いは減ったよね。
やっぱり「当たり前の行事」として日本にも定着したということなのか?
  

今春リリースした『The Classy Rock GIG at Yokohama STORMY MONDAY』のCDとDVDが大好評の伊藤広規率いるKoki Tetragon。
実はしばらく東京を離れ、東は札幌、西は神戸までレコ発ツアーに出かけていた。

10cdそして…「帰ってきたよTetragon!横浜!」。
「帰って来たヨッパライ」みたいでKoki Tetragonにはピッタリのコピーだな。

25そう、Tetragonはツアーを終えて去る9月12日、CDを収録したホーム、横浜のSTORMY MONDAYに凱旋したのだ。

20v_3メンバー4人のトーク・コーナーからスタートした。
お題はツアー中の珍なる出来事。
コレがおもしろかった!

40_3「広規さんとともに命からがらツアーから帰って来ました」という窪田さんの絶妙なリードで、各メンバーから出て来る出て来るツアー中の珍事件。
今回、「オープニング・アクト」として、地元のバンドと各地で共演したそうだ。
名古屋のJeff BeckのMarshall(Class5のこと)と松川さんのASTORIA CUSTOM、2台の赤いMarshallが並んだ話。

80v京都では広規さんがベース合戦をした話。

50v大阪では松川さん仕切りでメタル合戦をした話。

1_img_0686 大阪で会ったドラマーは10歳年上かと思ったら10歳年下だった話。
大二さんはほとんどお話にならなかったが、後ろで大爆笑。

90v_2名古屋のJeff Beckも大阪のドラマーも私の存じ上げている方々で余計に楽しかった。
何しろ笑いが止まらなかったよ!
下は大阪で一緒に演奏した方のキメ・ポーズを再現しているところ。
演奏中にこのポーズをキメているのを見てビックリしたとか…。
そうだよね~、広規さんたちの世界では演奏中にポーズを取るなんてことまずありえないもんね。
70_2よっぽどお話をされたかったのか、ストーリーのポイントをバッチリと記したカンペが足元にセットされていた。
Stevie Ray VaughanやKenny Burrellまで話に登場したんだけど、コレもTetragonの音楽性の幅広さとバンドを構成している達人メンバーならではの出来事だよね。
ま、お酒の話で盛り上がったことはココに書くまでもないでしょう。

T_3img_4459 …ということでカンパイ。
「無事に帰って来ました!」
ナンカもう完全に打ち上げで演奏が始まる感じ?

96松川さんのギターから導かれた今日のオープナーは、ナニよ、CD未収録の「Walk Away」。
James Gangの代表曲ですな。

100v_wa演奏となるとキリリと顔つきが変わる広規さん。
さっそく心地よいグルーヴが飛び出す。

110v窪田さんのスケールの大きなソロ!

120_22曲目はCD収録の「Steady Rokkin' Man」。
松川さんは北海道で食あたりを起こし七転八倒の苦しみを味わったとか…もちろん今日は絶好調!

130v_srmこの曲でも窪田さんのソロをフィーチュア。

140v_2続いて広規さん。
え、広規さんの後ろのアンプはナンダ?って?
あ、気がついちゃった?

150v_2広規さんはこの日、EDENのTerra Nova TN-501を使用したのだ。
マァ、ヌケのいいこと!
この500WのTerra Nova、方々で評判がメッチャ良くてうれしいです。

160_2そして、大二さんのドラムもフィーチュア。
200v_2「Lady and John Coltrane」が続く。
「Lady and John Coltrane」についてはもうさんざん書いたので今日は割愛するが、コレはホントにカッコいい曲だよね。
松川さんはいつも一緒に演っているピアノの加藤友彦さんにこの曲の存在を教わったとか。

180_ldjc何せ大二さんのドラムスがゴキゲン!
170v当然、大二さんは今日もNATAL。
いつもはバーチを愛用していらっしゃるが、今日はアッシュのキット。
アッシュの切れのいい音が気持ちのいいったらありゃしない!

210v今回のツアーではリハの時はもちろん、開演前は一切アルコールを摂取してはならない…というお触れが出たそう。
「開演前」ということは、オープ二ング・アクトが始まっちゃえば「コッチのもん」ということで、いかにオープニング・アクトの出番を早くして、かつ演奏時間を長くすることに腐心したとか。
なんて話の後に「The Joker」。
190_jk窪田さんがハードなソロをカマす!
220v_2一部の最後は松川さんの熱唱で「Make You Feel my Love」。

230v_mfl広規さん、早く早く!
あ~、トイレ入られちゃった。
しばらくガマン、ガマン。
ロンドンの街を歩いていても広規さんのトイレのテンポがいいんだ。
パブでエールを飲んで、トイレで次のパブへ入って、そこでまたエールを飲んで、トイレで次のパブへ…という調子。私も近い方なのでとても助かった。
ゼンゼン出さない人っているじゃない?
アレ、身体に良くないんだよ。

240_2広規さんのライブと言えばコレ。
今日も南阿蘇からキャラメル・プディングが届いてるよ~。
あ~、飲みたい!
もちろん、飲み物ではありませんが、ゴクゴク飲みたくなるぐらい滑らかでおいしいってこと。
南阿蘇もだいぶ地震前の様相を取り戻してきたけど、まだまだ色々とご苦労は多いようだ。
  
キャラメル・プディングの詳しい情報はコチラ⇒オフィシャル・ブログ

250第2部の冒頭は、キャラメル・プディングと広規さんのチャリティ・バンダナの紹介に続いて、この日配られたチラシを手にした窪田さんから四人囃子の『錯』の紹介があった。
「皆さんが買っていただければ大二さんはネコのように喜びますから大人買いしてください!」
ネコ?
2601曲目はアルバムには収録されなかったが特典音源としてリリースされたBilly Cobhamの「Red Baron」。

270_rbここでは広規さんのソロが爆発!

280松川さんも思う存分弾きまくる!
他の曲では歌で忙しいからね。

290vこのツアーを通じて松川さんのお供をしたのはASTORIA CUSTOM。通称「アズキ」。
松川さんはYOUNG GUITAR誌のSRV関連の教則動画でもバッチリASTORIAを使ってくれた。

300v2部でも新ネタ!
Freeの「Ride on a Pony」。
とてもいい感じ。
でもスゲエ久しぶりに聴いたもんだから、何の曲だったか思い出すのにワンコーラス分かかってしまった!

310_rp出た!
例の「悩めるポーズ」!
広規さんって、こういうのをシレっ真剣にやるからおもしろいんだよね~。
320v「次の曲は譜面に書いてないところがあるんだよね」と言う松川さんに反応して今更ながら譜面をチェックするふたり。
ツアーでさんざん演ってアタマの中に入っているでしょうに!
そう、結局見ないで弾くんだよ、こういう達人たちって。

2_img_0399

曲は「Wind Cries Mary」。
私は邦題を好きではないが。コレを「風の中のマリー」としたのは名訳だな。

320_wcm窪田さんのグレードアップしたソロが素晴らしい!
ね、譜面なんか必要ないの。

330vCDに収録されている曲はすべてTetragonの「オハコ」ということなんだろうけど、とりわけこの曲は「Tetragonのオハコ」って感じが私にはするんだよね。
J.J. Caleの「Same Old Blues」。
そうそう、Caleといえば…青汁。
チガウチガウ。
John Caleって先月来日していたんだよね。
Sparksも来て東京キネマ倶楽部でコンサートをやっていたし。
もうワケがわからん!

340_sobレコーディングの時は音量を考慮して、やや小さめの20"のバスドラムのキットを使用したが、今日は大二さんがいつも使用している22"のキット。
ま、ただでさえ鳴りがよくて音が大きなNATALだけど、全然気になりまへんな。
達人のドラムの音はいくら大きくてもうるさくないのだ。
不思議だよ。
「遠鳴り」っていうの?
Elivin Jonesなんかまさにソレだったよ。

350「残すところあと2曲なので、ナニかご質問ありますか?」と窪田さん。
クリニックじゃないんだから!
松川さんが「どこへ行っても大評判だった!」とASTORIA CUSTOMを紹介してくれた。

360重くて大評判だって!
そう、いいアンプは重いのだ。
それがさ、持ち運びにラクとか言って、デジタル・アンプが跋扈してるでしょう?
ベテラン・ギタリストがそれだからね。
かえって若い人の方がアナログにこだわっていたりするからおもしろい。
レコーディングの類はナニを使ったって構わないけど、お金を取って聴かせる生の場面では、キチンとした真空管アンプのアナログ・サウンドで演奏しましょうよ。
コレは香津美さんの受け売りなんだけど、すごく同感。
だって演奏する方も、その演奏を聴く方も、アナログできているんだもん。
370 大二さんからはNATALの説明が!
決して頼んだワケではないんですよ。
「NATALはMarshallのドラム・ブランドで…」とその魅力を語って頂いた。
うれしい~です!

380vこれまたオハコ中のオハコ、お待ちかねの「Teaser」。

390_tsおお~、また広規さんの「悩めるポーズ」がキマった!

400いつの間にか、この曲の見せ場はコレになった。
広規さんのベース・ソロが「ウルトラマン」のテーマソングのベースラインになって…
「♪来たぞ我らのテトラゴン」
フルコーラス歌っちゃう!
当然大ウケですよ。

410v窪田さんはソロでディレイのトリックを採用。
ディレイのリピートをマックスにして発振させて、リピートタイムを上げ下げして「ギュババババ~」ってやるヤツね。

430vその様子を見学する広規さんと松川さん。
その後ろから大二さんが覗き込んでいるのがまたおかしい!
コレって、アナログ・エコーの初期のモデルではできなかったんだよね。
テープ・エコーでしかできなかった。
便利になったね~。

450最後はザッコザッコと「Rocky Mountain Way」を演奏して本編を終了した。

460vアンコールは「The Weight」。
コレもCDには収録されなかったが、レコーディングの時には演奏していたナンバー。
4人の心を込めた演奏がすごく印象的だった。

480b

490v

500v

510vコーラスもバッチリ決まってアンコールも無事終了。

520さて、広規さんは明日またSTORMY MONDAYのステージに立つ。
2月生まれのミュージシャンのサークル「FEB」のライブなのだが、それを収録してCDとDVDにするのだ。
攻めるな~、広規さん。
そうなの、だって今年はベーシスト生活40周年なんだもん!

80伊藤広規の詳しい情報はコチラ⇒公式サイト

  
お疲れさまでした~。
コレでTetragonは一旦終了。
そして、メンバーはそれぞれの活動にお戻りになられた。
次回Tetragonが結集する機会を楽しみにしています!

530(一部敬称略 2017年9月11日 関内STORMY MONDAYにて撮影)