曾我 泰久 Birthday LIVE ~ ROCK+1<前編>
バカだよ~、私ときたら。
ナニがって?
2013年からヤッチンのバースデイ・ライブのお手伝いをさせて頂いているんだけど、こんなに参拝客がゴッタ返している神田明神を始めて見たワケ。
いつもとは全く異なる境内の様子に驚いて制作スタッフの方にお尋ねしてしまった。
「今年に限ってナンだってこんなに参詣者が多いんですかね~?」するとスタッフの方は呆れた表情をしながら答えてくれた。
「いつもは日本橋の三井ホールですよ」
なるほど!…そう言われてみればそうだったわ。
恥ずかし~!
神田明神ホール初の『曾我泰久バースデイ・ライブ』はチケット完売の満席状態。そのステージにセットされたのはヤッチンの愛器2本とMarshall。今回は世界中でヒットしているSTUDIOシリーズから「SC20H」と「SC212」というアンプ・ヘッドとスピーカー・キャビネットを採用。
このSC20Hは1981年にMarshallが発売して世界的な大ベストセラーになったJCM800 2203という100Wのモデルを20Wにスケール・ダウンしたモデル。足元のようす。満員の客席には「SOGA6+1軍団」の皆さんがズラリ。そして第1部が始まった。曾我泰久大坪正 衛藤浩一さらにsourcesの3人。
野津永恒加賀谷綾太郎日高隼人今年は「Carry On」でスタート!純白のロング・ジャケットに身を包んだヤッチン。
「ノッケから盛り上がっていくよ~!」すると、ノッケから盛り上った!2曲目に持って来たのは「Let's get together」。
とにかくストレートに突っ走るヤッチンのロックンロール!
もちろんヤッチンのロックンロールとMarshallはベストマッチする。 いつものことだけど、アタマ2曲でサッサと客席を温めまくってしまった!「みなさん、新年あけましておめでとうございます!
そして、今年もめでたく誕生日を迎えることができました。
去年のバースデイ・ライブで還暦を迎えまして、皆様にお祝いして頂いてから1年でございます。
早いねぇ~。
還暦で年齢がゼロに戻ると言われています。
ですので、ワタクシちょうど1チャイでございます。
ココからドンドン、ドンドン成長していきますよ!
4度目の成人式までなんとかいきたいと思っております」
「今日も満員のお客様で本当にありがとうございます。
去年、今日の倍以上のキャパの会場をイッパイにしてくれたら新しいギターを手に入れる…ということで皆様にお願いしましたところ本当にイッパイにしてくださったんですね。
それでその通りにギターを発注したんですが、ギター職人が高齢で入院して作れなくなってしまったんです。
でも折角の機会なので他に欲しいギターを見つけましてね…コレが皆様が買ってくれたギターでございます!
いいでしょう?
見る度に、カッコいいと思ってましてね。ペロペロしてます」
グレッチのデュオ・ジェット、ビグズビー乗せ…ですな?
ヤッチンは本当にこのギターが気に入っているようで、今回のリハーサルのスタジオへお邪魔した時、わざわざケースから取り出して私に見せてくれたのです。
「赤いラメのフィニッシュ」と「還暦」をマッチさせたのかどうかは確認しなかったけどいい色ですな。
私、このGretch社の社長であるフレッド・グレッチさんとNAMMの時に打ち合わせをしたことがあるんですよ。
大変に礼儀正しくてもの静かな紳士でした。
だからヤッチンにピッタリなギターです。
「今日も皆様と愉快な時間を過ごしていきたいと思っています。
体力の配分を考えて最後まで楽しんでいってください。
今日は今までのバースデイ・ライブとはチョット趣向を違えております。
去年色んなライブをやってきまして、その中の『Song Collection Live』と『POP & ROCK LIVE』の評判が大変に良かったのでコレを合体させみようと思いこのメンバーに集まって頂きました」
ココでそのメンバー紹介をして、ひとりひとりからヤッチンに誕生日の祝辞が贈られた。 「ココから『Song Collection』のコーナーにいきたいと思いますので、大ちゃんはチョットお休みして頂きます。
ドラマティックな曲を2曲続けてお届けしたいと思います」「ドラマチック・コーナー」ということで、お客さんに着席してもらいジックリと歌い込んだのは『SONGS(S) COLLECTION 1990-2016』から「Every Single Day」。サビのメロディが際立って印象的な1曲。
そして「everyが来たら単数形」。英文法の基本のひとつ。お気入りの新しいギターでソロをバッチリとキメて見せた。バイオリンの美しいアンサンブルでスタートするのは「始まったばかりのストーリー」。マイクを手に十分に感情を込めて歌うヤッチン。
のっつと…衛藤さんのバッキングもドラマティック!「♪ひとつずつ、ひとつずつ」…この曲のサビのメロディも一度聴いたら忘れられないヤツだね。 「どうもありがとう!
『Song Collection Live』でよく演奏する2曲をドラマティック・バージョンで聴いて頂きました。
今日もたくさんの方にTシャツを着てくださって頂いて非常にうれしいです。
去年は『Rock+』でした。
『Rock(六)+(十)』で『60』という風に読みましたが、今年は『Rock(六)+1(十一)で『61』…コレで特許を取ろうかと思っております。
今年は1つでも多くプラスになることをやっていきたいな~と思っております。
何がプラスになるかと言いますと、ボクの場合は1本でも多く皆さまと楽しいライブを重ねていくことなんです」 「そして、このメンバーは色んなことにチャレンジをしてくれています。
浩一くんはウクレレをガンバって弾いたり、ノッツはコーラスにチャレンジしてくれたり。
そして、綾太郎と隼人もコーラスをガンバってくれました。
そうなんです…チャレンジの効果と言いますか。
ボクのチャレンジと致しましては、今言った通りライブを1本でも多くやりたいということ…それに今年は新しいCDを2枚出したいと思っています。
『新しいCD1枚』って言ったら『ウ~ン』って感じだと思うんですよ。
でも自分でもハードルを上げて新しいCDを2枚作る…ね。
今までの『Super Rare Tracks』に収められている曲はデモ・テープみたいなものなので『君の歌』の時みたいに今まで演ってきたものを集めたCDも作りたいと思っております。
こうやって新しい楽器を買うと新しいアイディアがドンドン沸くんですよ。
そういうベスト盤みたいなCDと新しいCDを作りたいと思っていますが、来年のバースデイ・ライブの時に謝るかもしれない…」
ヤッチンのチャレンジはわかった。
しからばバンドのメンバーの今年のチャレンジのテーマはナニかしらん?
「去年、曾我さんとご一緒させて頂いた時にコーラスのスキルを教えて頂いたじゃないですか?
ライブ中、公開レッスンみたいに。
アレからコーラスというモノにドンドン、ドンドン興味が湧いてきて、今年は声域を広げていきたいと思っています」
「アレンジの仕事を頂くようになったので、それをガンバっていきたいな~と思ってます」
「やったことのないスポーツとかのチャレンジしたいですね。
突き指するとマズイからやめなさいって言われちゃいますけど、子供の頃は野球、バスケ、サッカーをやっていたんですよ。
なので今年はチョット身体を動かしていこうかなと思っています」
「去年ウクレレをやって、他に機材を購入しまして1人でライブが出来るような環境が出来たの。
今年はそれを引っ提げてツアーに行きたいな~、と。
今はソフトの技術がすごいじゃない?
ドラムの音を抜いて1人グッバイとか」
「浩一くんのソロ・ライブをヒッソリ見に行ってダメ出ししてやろうかな。
皆さんも、浩一くんのソロライブ楽しみにしていてください!
それではココからチャレンジ・コーナー。
去年の『Song Collection Live』で隼人と綾太郎がヴァイオリンを弾きながらコーラスをするということにチャレンジしてくれました。
それが出来たら色んな現場で引っ張りダコだよ!って言ったんですよ。
ということで『とびっきりのラブソング』を歌ってみたいと思います。
この輩でコーラスをしますので『男子校の文化祭バージョン』と思って聴いて頂ければと思います」 ハハハ!「男子校の文化祭バージョン」か!
私は中学&高校を通して男子校でしたからね、よく知っていますよ!軽快なリズムに乗ってヤッチンがさわやかに歌う「とびっきりのラブソング」。ドワ!
ホントにヴァイオリンを弾きながら歌ってる!「♪キミのすべてが好きさ」「♪誰よ~り~も~」私も仕事がらずいぶんとたくさんの音楽の現場に立ち会って来たけど、ヴァイオリニストがヴァイオリンを弾きながらコーラスを演るってのは初めて見たな。オッと!
そんなアクロバチックなヴァイオリン・チームのコーラスにばかり気を取られていてはダメよ。
2024年を「コーラス・チャレンジ・イヤー」に定めたのっつと… 衛藤さんのコーラスも完璧でした! 「コレもいいでしょ?
男子校臭さが出てくるでしょう?
浩一くんと2人だけでやると男子校臭くならないんですよ。
やっぱり若い3人の声が入ってチョット男子校に近づいたかな?って感じ。
一生懸命コーラスを演ってる3人がカワイイんだよね…そんなコーナーでした」
はい、見事な「男子校」っぷりでした!
「さて、色んな曾我泰久の曲、この『Song Collection』コーナー、そして『ROCK & POP』コーナーとヴァラエティに富んだサウンドをお聴き頂こうと思っておりますので、次はチョット懐かしい曲をお届けします」
「懐かしい曲」というのは1986年リリースのシングル「YES! YES!! YES!!!」のB面「ペパーミント・パティ Telephone」。明るく楽しいロック・チューン。
可愛い曲だな。
ハハン、コレがいつもヤッチンが言っている「The Good-ByeはシングルB面がいい」ってヤツだな?客席は「ヤッチンのプロ」みたいなお客さんばかりなので盛り上がったよ~!ショウが始まった時のテンションをそのままに第1部最後の曲に突入した。曲はおなじみの「Stand Alone」。新しい愛器も大活躍!客席の熱気を存分に浴びて歌うヤッチンも楽しそうだ。
でもショウはまだ前半が終わるところ。
後半も楽しみだ!
曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒soga21.com<後編>につづく
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<だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)>
<Wings>
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