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2017年11月 9日 (木)

Welcome on Board!~ JEKYLL★RONOVE久々の登場!

  
またステキなMarshallファミリ-の一員が増えたよ。
以前、一度Marshall Blogに登場してくれたJEKYLL★RONOVEのギタリスト、N★OTOくんのこと。

10もっと早くライブにお邪魔したかったんだけど、いつも見事にスケジュールが合わなかった。
そして、9月中旬の『Crush for Diet』というイベントでついにジキロノをキャッチ!
過去だから「コウト!」か。

20Jekyll

30vN★OTO

40vSEI

50vキャプテン★いえっち

60v前回Marshall Blogに登場してもらった時はN★OTOくんは他のブランドのギター・アンプを使用していたが、ついにMarshallにスイッチ!

70Silver Jubilee 2555Xと1960BVを使用している。
BVのチョイスは「わかってるね~」感満点。
でも重いんだよ、「V」系は。

80v足元のようす。
右上の赤い小さな箱が気になる?90オープニングは「Guilt or Innocence」。

100_goi快調にドライブするバックキングに乗って、JEKYLLが小粋にシャウトする。
JEKYLL…ナンカ呼び捨てはイヤだな。
この業界での呼び名は「呼び捨て」がスタンダードなんだろうけど、どうも慣れ慣れしすぎると思うし、そもそも何となく気恥ずかしい。
Marshall Blogではどうしているかと言うと、最初に出す名前はフルネームで敬称なし。
一応、フルネームで呼ぶことは失礼に当たらない…という英語圏の慣習的な?
2回目以降は敬称をつけるか、もしくは使っている呼び名で記すようにルールを定めている。
ま、たまには例外もある。
そこへいくと外人はいいよね。
自分の呼び名を自分で伝える習慣があるから。
日本の場合のアダ名や呼び名は、ただ「みんながそう呼んでいるから」というのが圧倒的に多くて、「何でそう呼ばれてるの?」と確かめても理由がわからないなんてことがよくある。
そういえば、こんなのがあった。
「ボクの名前はアレキサンダー。呼び名はアレックス」
「黙りなさい!呼び名は私がキメるよ」…と孫が預け先のイジワルなお婆さんにバシッと言われちゃうシーンが出て来るのはニール・サイモンの『ヨンカーズ物語』だったかな?
「ジキル」…ん~、まさか「ジーちゃん」っていうワケにもいかんしな。
今回はご無礼を承知で「JEKYLL」とプレーンに呼ばれて頂こう。
120vそして、N★OTOくんのシャープなギター・ソロ。
ハード・ロックの王道サウンドだ!
130この曲はジキロノのファースト・アルバム『E=mc2』のクローザーなんだけど、いいね~、このアルバム。
飾り気のないハード・ロック。
でも今の風味もチャンと加味されている。
一部の英語の歌詞にはチャレンジ精神を感じるな。
タイトルの「m」はメンバーの「m」。
光の速さの2乗を乗じてとてつもないエネルギーを生み出している…ってことか?ナンチャッテ!
 
この「何乗」っていうのあるでしょ?「べき乗」っていうのかな?
さて、英語で何というか。
JEKYLLはこのアルバムのタイトル名を「E equall mc squared」と読んでいた。
「平方」だから「sqaure」だ。
じゃ、コレが3乗になると「squared」がどう変化するか…。
今度は「立法」なので「cubed」になる。
変則的なのはココまで。
あとは「10の5乗」だったら「10 to the 5th power」と言う風に「power」を使う。
面倒だよね~、コレ。
数字だけは日本語の方がラクだと思うよ。
かつて長野に住んでいた時、日本に留学していたオーストラリア人の女の子とどっちが数字を速く読めるか…という競争をしたことがあったが、勝った。
ただ、あの千の位に入れるカンマがあるでしょ?
「Thousands separator」って言うんらしいんだけど、アレって就職した時、職場で大きな数字を使う時が多くて、慣れるまで結構苦労したんだよな。
「千」、「百万」、「十億」と覚えてしまえば何でもないんだけど、思いっきり日本の慣習に合致しないシステムを取り入れているのは滑稽だ。
明治時代かなんかの西洋のモノマネだったんだって。
英語は「thousand」「million」「billion」「trillion」と千ごとに「,」によって桁に名前をつけているので「,」がないと数字が読めない。
「trillion」の次は何だか知ってる?
「quadrillion(千兆)」ときて、「quintillion(100京)」となる。
ココでも「bi-」とか「tri-」とか「quad-」という接頭辞が使われているんだね。
日本は「万進法」だから、コレが合わないんだな。
本当は「23億5340万9365」とか、漢字を混ぜるのがいっちばんラクだし便利。計算には使えないけど。
だから、昔の和算の大家の関孝和とか、伊能忠敬とか、スゴイと思うよ。
漢字で計算してたんだから。
ところで、この「,」ってドイツへ行くと、今度は「,」「.」がヒックリ返るのよ。
ま、コレは表記だけの問題なんだけど、「1.749.6634,34」ってなっちゃう。
スゴク気持ち悪い。
もうチョット脱線いい?
英語の会話をしていて、厄介なのがお金の計算なのよ。
「円が強い」なんて言ったって、所詮は三流国のマイナーな通貨だからね。
長いこと日本に住んでいた人か、よっぽど日本人と深くビジネスをしている人でないと、まず「円」の感覚を全く持ち合わせていない。
するとどういうことが起こるかというと、相手の通貨に合わせてひたすら為替レートの掛け算と割り算ですわ。
私の場合は、Great Britain Pound、あるいはSterling、もしくはquid(コレ全部イギリス・ポンドのこと)がメイン。
ドルみたいに100円チョットという計算がしにくい。
やっとの思いで計算して、今度は英語でその数字を表現するのがまたメンドくさい。
連中ね、相手がドルだと計算しないんだよ。ドルの感覚が身についているみたい。
ちなみに大事な国際会議なんかでは数字専門の通訳が付くんだよ。数字だけ聴き取ってメインの通訳に表示する。
それほど厄介だし、間違いが許されないってことなのね、数字は。

110cdさて、続いてもオリジナルの「Hand in Hand」。

140_hhチョット鼻にかかったハスキーなJEKYLLの声がタマらんね。
そして、クールで気風のいい歌い回し。
江戸前を感じるわ!

150vここまでワザワザ「オリジナル曲」と書いたのは、この後はしばらくコピー曲が続いたからだ。
何でもこの企画、元々は外タレが出演する予定になっていたのだが、ドタキャンになってしまったとか。
それで、バンドをいくつか集めてカバーのイベントに早変わりさせたとのこと。
最近、外タレのキャンセルってよく聞くね。
Sladeも来なかったんでしょ?

160で、ジキロノはナニを取り上げて演ったのかと言うと…
Exileの「Ti Amo」。

170v「この曲がわかる人?」なんて訊いてたけど…わかりません。
でもMarshall+レスポールのサウンドはわかるぜ!

180v「1曲目でガンバリすぎた」なんて言ってたけど、ダイジョブダイジョブ!
続けて「Lady Marmarade」という曲。

210Lablleという女性コーラスグループの1974年のヒット曲を映画『ムーラン・ルージュ』でChristina Aguirelaらが焼き直した。
Labelleは知らない。私にはムリです、この手のヤツは。
『ムーラン・ルージュ』は観たどころか、豪華版のDVDも持っているけど、この曲は全く印象にないんだわ。
ニコール・キッドマンの美しさしか覚えてない。

220「♪ギチギチヤヤダダ、ムカショコラタヤヤ」となまめかしく歌うJEKYLLもニコールに負けてはいない!

2_img_0086 こういう曲を選んじゃうところがまた面白いね、このチームは。
「これぐらい短く潔い曲が作れたらいいね!」なんて言っていたけど、「ハードだ、メタルだ」って言っておいてこういう曲をブチ込むのはおもしろいんじゃない?

300おお、次の曲はいかにもソレらしい!
Halestormの「Love Bites (So Do I)」…と言っても、曲もバンドも知りません。ゴメンね。
ソリッドなハードロック!
「So do I」とか「So am I」とかってすごく英語らしい表現で好き。
ジョン・レノンが「Cold Turkey」でウマいこと使ってるじゃん?
「♪Me feet are so heavey, so is my head」ってヤツ。

2_img_0266 こういうコピー企画にはもう「Smoke on the Water」は出て来ないのね?
オジちゃん、ココまでのところ、全曲知らないのよ。
このバンド、JEKYLLちゃんの歌でFleetwood Macの「Oh Well」なんかを演ったらカッコいいんじゃないかね?
やっぱり「ちゃん」づけにする。

250ここでジキロノ名物「お金」のコール&レスポンスで盛り上がっておいて…

2_img_0230 最後の曲は「Ultra Soul」。
コレは知ってる!

260お客さんもよく知っているので盛り上がったね。

310vやっぱりMarshallとレスポールの組み合わせってのはいいね。
イヤイヤ、それよりもやっぱり真空管のアンプだよね。
アレ?…

280N★OTOくんのリストバンド…こんな楽器のブランドあったっけ?…とよく見てみると、「Carp」!
大ファンなんだって。
最近の野球のシステムっておかしくない?
私は野球に関しては全く興味がないので、文句を言える立場ではないが、今年は広島がセ・リーグで勝ち抜いたんでしょ?
広島の優勝が決まった時、「おめでとう!」ってN★OTOくんにメールしたもん。
なのに最後の最後になんだって大洋ホエールズ、じゃなくて今なんていうチーム?…それに日本シリーズの出場権を持って行かれちゃうワケ?
あれ、よくクイズのコントでやってる「ラスト・チャン~ス!この1問に正解すれば優勝です!」という今までの苦労が水の泡になっちゃうヤツじゃん?
アメリカのマネをしているとか聞いたけど、日本人の国民性には合わないでしょう?
  
カープと言えば「鯉」じゃん?
大分前に、ブリッジで有名なウィルキンソンの社長の家のホーム・パーティに出席させてもらったことがあってサ。
ロケーションがイングランドの北の真ん中あたりだったので日本人が珍しいのか、近所のオジさん、オバさんが私のところへ集まって来て、やたら「鯉」の質問をしてくるんだよ。
「鯉」のことなんかさすがに何の知識もない。
「鯉」がNGだとわかると、次は「将軍」だよ。
いない!っつーの将軍なんてもう!
というのは、「鯉」も「将軍」もテレビドラマかなんかで見たんだって…って、いつの話だよ!島田陽子じゃんか!
古すぎます。
…なんてことがあったナァ。

245「バキィィィ!」
ウワ!こんなの初めて見た!
JEKYLLちゃん、N★OTOくんにコーラスのマイクを差し向けたら、狙いがモロにハズれてN★OTOくんの眉間を強打!
SURE SM-58の真芯でとらえたからタマらない。
山本浩二も衣笠祥男もビックリのナイス・バッティングだ!
思わずN★OTOくん、脳震盪を起こして救急車で運ばれた!…なんてことはないけど、アレ、相当痛かったと思うよ。
一時、そのシーンを含んだ動画をアップしていたけど、あんまりおもしろくて、そこのシーンだけで10回以上見ちゃった!

340そんなハプニングを交えて、アンコールにはオリジナルの「Helter Skelter」をプレイ。
「人の曲は盛り上がるじゃん?」なんてN★OTOくんがMCで言ってたけど、何のことはない、オリジナル曲の方がゼンゼンかっこいいよ!
皆さんは音楽を作るのが仕事なんだから、コピーなんか演る必要はない!
ま、今日はそういうイベントだから仕方ないけど。

350v

240v_2

190v

200実は前からこのバンドはいいな…と思ってたので、N★OTOくんがMarshallファミリーに加わってくれてうれしいわ。
また楽しみがひとつ増えた。
Welcome on board!

360JEKYLL★RONOVEの詳しい情報はコチラ⇒official site

370(一部敬称略 2017年9月15日 吉祥寺CRESCENDOにて撮影)