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2024年7月

2024年7月10日 (水)

e-ZUKA LIVE TOUR 2024~LET'S GET STARTED "GtHZ!"

 
今回久々にご登場頂くのはGRANRODEOのe-ZUKAさん!
e-ZUKAさんは去る4月24日にソロ・アルバム『LET'S GET STARTED』を発表。
「Let's get started!」…そうなんだよね、ナゼか「Let's start!」とは普通言わないんだよね。
「'get'という言葉はなるべく使わないようにしましょう。お里が知れますからね!」と小学校で習うらしいイギリス人もコレには「get」を使う。
もちろん「Let's start」でも何の問題もないが、「get+started」にすると「さあ、準備をしていつでも始められる状態にしておきましょう!」と、「今すぐおっぱじまる」というニュアンスが出るらしい。
それと、恐らく特にアメリカのネイティブの皆さんには「レツゲッスターレ」の方が口にしやすいんじゃないのかしら?
我々も「先」と言うより「先ッチョ」とした方が言葉のリズムが良いし、「いかにも先端」というニュアンスが出て来る…みたいな?
Cd アルバムのリリースにともない『e-ZUKA LIVE TOUR 2024~LET'S GET STARTED "GtHZ!" 』と冠したコンサートを大阪、名古屋、東京で開催した。
東京は2日にわたって2公演が催され、今日レポートするのはその2日目。
つまりツアー千秋楽。
しかし「GtHZ!」ってナンダ?
かなり考えた。
ま、「Gt」は「ギター」でしょうナ。
しからば「HZ」は?…「周波数」の単位?それとも「ヘーゼル・ナッツ」?あ、「片頭痛」か?
悩みに悩んでGRANRODEOのウェブサイトに助けを乞うたところ…「GtHZ!」が「ギター弾こうぜ!」だということがようやくわかって「1KRC(一件落着)」!
今日はその凄まじいまでに盛り上がったステージの様子をお送りします。
それでは読者の皆さん、Let's get started!
10この日はステージ下手のサブ・ステージから颯爽と階段を下りて登場したe-ZUKAさん。
1曲目はアルバムのオープナーの「neo」。
クールなメロディが飛び交うゴキゲンなドライビング・チューン!
20激烈なパフォーマンスでe-ZUKAさんをサポートするのは…
 
藤澤健至30vMao40v瀧田イサム50v原澤秀樹60ノッケからおいしいフレーズ満載の濃厚ソロがタマらん!70v早くもギターを持ち替えてアルバムの収録曲順通りに「Make It!」。
いかにもGRANRODEOを思わせる曲調が何ともいいナァ~。80v「ありがとうございます!YouTuberのZUKAちゃんです!
ついに最終日が来ちゃいました~!」といつもの調子のご挨拶を経ての3曲目はハードロック・テイスト満点の「CHASING TRUTH」。90ところで、e-ZUKAさんはMarshall。
愛用のアンプ・ヘッド「JCM2000 DSL50」を「1960B」と組み合わせた。100vチャンネルは「ULTRA GAIN」がメイン。
e-ZUKAさんのギターの音って、自分が知っている「ロック・ギター」のサウンドの中で最も「ロック・ギター」というイメージが私にはあるのです。
でもね、GRANRODEOのステージを初めて拝見したのは2011年2月6日のZepp Tokyoの『LIVE TOUR 2011 REACH FOR THE BULLET』というショウだったんだけど、その時、e-ZUKAさんはギター・ソロのコーナーでジャズのスタンダードの「Autumn Leaves(枯葉)」をバリバリに弾いて見せてくれましてね、私はそれにヤラれた。
つまりその時は「ロック・ギター」ではなかった!
外人のロック・ギタリストでジャズが出来る人は特段珍しくないけど、日本にはほとんどいないからね。
大感動しちゃってね~。
アレからもう丸13年経ったのか…。
Marshall GALAにもご出演頂いて、ズットMarshallをご愛用頂いて、ありがたい限りです。
ちなみに『I got you under my skin』というe-zukaさんのソロ・アルバムがあるけれど、このタイトルは「あなたはしっかり私のもの」という演歌の歌詞みたいな邦題がつけられたコール・ポーター作の大スタンダード曲の題名ですから。
正確には「I've got you under my skin」なんだけど、この曲はフランク・シナトラの代表曲のひとつだった。
私もよく鼻歌で歌っています。
そう、私としてはそういうことをされるe-ZUKAさんが好きなワケですよ。
110
メンバー紹介を兼ねて各々のソロがフィーチュアされる。
「藤澤健至!」115健ちゃんもMarshall。
ヘッドはMarshallのフラッグシップ・モデル「JVM410H」、スピーカー・キャビネットはe-ZUKAさんと同じく「1960B」。130vMaoくんのシンセサイザー・ソロに…118a4633_2 瀧田さんのベースと原澤さんのドラムスのソロが続き場内の熱気がますます上がった!
190MCを挟んで超エキサイティングな「Burn Your Enemies」。
e-ZUKAさんと健ちゃんの壮絶な子弟ギター・バトル!
120フュージョニーな曲調でガラリと雰囲気を替えたのは『LET'S GET STARTED』から「Way Home」。
心地よいメロディが耳を惹くマイナー・チューン。114「ありがとうございます!もうギター聴きすぎたでしょ?
こんなにギターがデカいコンサートって滅多にないんじゃないの?」
とか言いながらガンガンいっちゃうよ~!
曲はみんなで踊って楽しむアルバムのタイトル・チューン「LET'S GET STARTED」。
140v瀧田さんもソロで大暴れ!165vそしてサビのパートでは客席の皆さん全員が右に左に手首をブラブラさせて楽しんだ!210MCをはさんで「Monster Maze Coaster 2024」。
この曲ではみんなでタオルをグルグル回したよ。
160_2即興のセッションのコーナーではe-ZUKAさんがノドを披露。
そのままアルバム収録曲の「DD BLUES」につないだ。180v「イヤ~、ありがとうございました。
楽しんで頂けましたでしょうか?…私は楽しいです。
ココで本当はやりたくなんですがメンバーを紹介します」と、メンバーひとりひとりについて語る長いMCに入る。
「ZUKA節」連発でよく笑ったわ~!
e-ZUKAさんって何でも最後まで言い切っちゃうとことがスゴイんだよね。
たとえばMaoくんの紹介。
「こう見えてですね、Maoちゃんはワインソムリエの資格を持っていてですね。
そしてナント、テコンドーのを世界選手権第2位!
ウソですよ…でもテコンドーやってんのは本当です。
それで台東区の大会で2位になったんだよね?」…するとMaoくんが「全部ウソです」。
私はMaoくんと知り合ってから結構長い時間が経っているんだけど、そんなこと一度も聞いたことがなかったので、e-ZUKAさんの話を聞いてかなり驚いた…驚いて損した。Mao そんな調子で楽しいMCを随所にちりばめながらショウは進行していく。
長いMCで爆笑を獲った後はカバー曲のコーナー。
さっきのMCの雰囲気は一体どこへ…曲はまずゲイリー・ムーア作の人気ギター・バラード「Sunset」。
しかし、相変わらずe-ZUKAさんの右手のフォームが美しい。
私も仕事がらたくさんのギタリストの知り合いがいるが、e-ZUKAさんの右手が弦をはじく動きは誰よりもキレイだと思っている。195v続いてはRushの「Yyz」。
ずいぶんたくさんのロックを聴いてきて、古いロックに限って言えば私もそう簡単に人後に落ちるつもりはないし、なかんずくプロッグ・ロックは大の好物だった。
ところが、このRushってのだけは全く通っていなくて本当に何も知らないのです。
今でもゼンゼン知らないんだけど、この曲に関しては「e-ZUKAさん由来」の思い出がある。
 さて、e-ZUKAさんは今回の東京のライブのメイキング映像をYouTubeで公開されていて、そのビデオの中で「会場の『東京キネマ倶楽部』のステージに上がるのは今回が3回目で一番最初は『Marshall GALA』の時だった」と紹介してくださっている。
「Marshall GALA」というのはMarshallの「Official Venue」であるこの東京キネマ倶楽部で2016年に開催したMarshallのイベントのこと。
e-ZUKAさんには四人囃子の岡井大二さんや故坂下秀実さんらとセッション・バンドを組んで頂いた。
その時、e-ZUKAさんが選んだ演奏候補曲の中にこの「Yyz」が入っていたのだ。
私は人生で初めてその曲名を耳にし、どんな曲かを確かめてから他のメンバーさんにe-ZUKAさんのご希望をパスした。
曲が複雑だったため、e-ZUKAさんには恐縮だが最終的には採用されず演奏されることはなかった。
しかし、私の頭の中には「Yyz」という3文字が強烈な印象を放って残ったというワケ。
だからこの日、とうとうe-ZUKAさんの「Yyz」を聴くことができてとてもうれしかったのです。185そしてもう1曲はギター・キッズ(←この言葉も最近はスッカリ耳にしなくなったナァ)がみんな夢中になったマイケル・シェンカーの「Into the Arena」。166「3曲聴いてもらいました。
1番最初に演ったのは、ゲイリー・ムーアの『Sunset』というバラードです。
ナゼ演ったのかと言うと、ボクが中学校の頃、バンドをやっていたんですが人前で演奏したことがなかったんです。
それで中3の時、『グループで好きなことをやって発表しなさい』みたいな音楽の授業があったんです。
それでボクはその時すでにギターが弾けたので、友達に他の楽器を弾いてもらって演奏したのが『Sunset』だったんです。
人前で初めてギターを演奏した思い出の曲でございます。
ちなみにこの会場はMarshallが多いでしょう?
で、健至もMarshallでしょ?俺もMarshall。
ボクら昭和の人間にとってもMarshallって本当に憧れのアンプだったんですが高くて!
で、広告にはだいたい『60回ローン』って書いてあったね。
要するにローンで買うのが前提のアンプだったんですよ。
瀧田さんに出会った38年前、道玄坂のヤマハに行って2階に上がるとMarshallがあった。
友達と『あ、コレ弾かせてもらおうよ!』ということになって、『チョットすみません。ボクたち試奏したいんです』って店員さんにて言ったら『買う予定のない人に弾かせません!』って言われたの。
ヒドくないですか?田舎者だと思ってバカにしちゃってさ!
それを今は…立派にMarshallを買いました!」
ありがとうございます!
そうでしたネェ。
昔はMarshallだけじゃなく、フェンダーもギブソンもショウ・ウィンドウの中に入っていてニオイを嗅ぐことすらできなかった。
私はe-ZUKAさんより少し年上なんだけど、試奏する度胸なんてないものだから、秋葉原の朝日無線の5階にあったMarshallの三段積みをウィンドウ越しに眺めているだけでした。
ちなみにe-ZUKAさんの同郷の先輩で今や「世界の」となったジミー桜井さんから聞いたところによると、e-ZUKAさんはもう子供の頃から既にものすごくギターがウマかったそうだ。
「2曲目に演ったのは、ラッシュの『Yyz』です。
コレも本当に昔から好きな曲でです。
カナダのトロント空港の空港コードが『YYZ』なんですね。
その3文字のモールス信号をリズム・パターンに用いたというとっても楽しい曲で~す。
その後に演ったのが前にも演りましたけが『Into the Arenaね。
コレに手を出すなんてかなり危険なんです…演るとギタリストが叩かれる!
この曲も初めて人前で演りました」
…とe-ZUKAさんが丁寧に演奏した曲を解説してくれた。150vコレはオマケ。
ゲイリー・ムーアもズッとMarshallで、最後に日本に来た時、先方から依頼を受けて私が「1959」というゲイリーのMarshallを会場に取りに行き、専門のエンジニアにメンテナンスをお願いしてタクシーで会場に戻しに行った。
お礼にピックをもらった。
とてもいい思い出です。
下はイングランド南部のブライトンにある「GAK」というゲイリーの行きつけだった楽器店。
ブライトンに住んでいたゲイリーは何の前触れもなくフラッと店にやってきては「あの新しいMarshallチョット弾かせてくれる?」とやっていたそうだ。
もちろん店員が「買う予定のない人に弾かせません!」などど言うことはなかったろう。510 ギターを持ち替えて「Vengence」。
これまたショウがクライマックスに向かうにふさわしい火の出るようなスーパー・ハードな1曲。
デューク・エリントンの「Caravan」のテーマ・メロディも飛び出した!
200矢継ぎ早にダンサブルな「18SDGs」が続く。
バンドの皆さんも右へ左へとステージ上を大暴れ!
客席はもう大喜びでピョンピョンよ!
235ニュー・アルバムからe-ZUKAさんと健ちゃんの絶妙なアンサンブルがスリリングな「百花繚乱~咲き誇れ~」。170疾駆するリズムに乗ってギター・インスト・ミュージックの醍醐味を思う存分アッピールしてくれた。
アータ、ギターはロックの花形よ!
時代がどんなに変わってもギターはバリバリと前に出て来てもらわなきゃ困るのだ!
その背後には必ずMarshallね←コレ重要。
230本編を締めくくったのはアルバムのクローザーでもある「Hope for」。
聴く者の心を揺さぶる美しいメロディ。
「♪心の奥で溶けた希望がまた光に変わるよ」
そこにお客さんのコーラスが重なる。
コレは感動でしょう!
e-ZUKAミュージックによる素晴らしいギター・ショウに仕上がった本編だった!240「ヅカさん」コールが飛び交う中、再び姿を現したe-ZUKAさんとバンド・メンバーたち。
「ヅカちゃんです!ありがとうございま~す!」
伝える内容に間違いがないようにメモを見ながら物販と打ち上げ配信の告知をして…
「ホントにね~、こんな気分になるなんて初めてなんですがとっても気分がいいです!
歌ってやろうかな!って思ってます」250で、e-ZUKAさんが本当に歌っちゃったのがCharさんの「闘牛士」。
高校の時にハヤリましたわ~。
この曲が大好きだったと言うだけあってe-ZUKAさんの心のこもった熱唱が飛び出した。
260よっぽど気分がよろしかったのか、さらに高校2年生の文化祭で大ウケしたという、今も忘れることができない成功体験となっている曲、LAZYの「Dreamer」を歌い、演奏した。290「さぁ、いよいよ曲がありません!」
「おかわりタイム」ということで『LET'S GET STARTED』から再び「Make It!」を演奏した。280健ちゃんも最後の最後までバツグンのMarshallサウンドでキレッキレのプレイを聴かせてくれた。285v歌のないロックでコレだけ盛り上がるなんて素晴らしいことじゃないか!
e-ZUKAミュージックのクォリティや演奏能力の高さもさることながら、「ギター・ショウ」として最高のエンターテインメント性を見せつけてくれた楽しいコンサートだった。
300「イヤ~楽しかった!本当にありがとうございました。
また出来るように、オマエらガンバれよ!
違うッ?
あ、スミマセン!ボクがガンバります。
ボク、ガンバりますのでまた見に来てくださいね!
本当にありがとうございました。幸せでした!」
 
さぁGtHZ!
アンプはMarshallね!
 
e-ZUKAの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

270v<あとがき>
当日チョット驚き、そしてとてもうれしかったことがありました。
それは上で触れたe-ZUKAさんにご出演して頂いた2016年の『Marshall GALA』、並びに2019年の『Marshall GALA2』のTシャツをお召しになった方々が私を見つけて「ゼヒまたMarshall GALAを開催してください!」とおっしゃって下さったのです。
自分が企画したコンサートの開催を期待してくださっている方がいらっしゃるなんてうれしいじゃありませんか!
『Marshall GALA3』を企画したらe-ZUKAさん、また出て頂けるかしら?
 

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皆さん、ギター・インストがお好きということがわかったので…日本が世界に誇るインストゥルメンタル・バンド、D_Driveをお送りします!

<だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)>

<Wings>

<Thmbs Up>

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200 (一部敬称略 2024年6月16日 東京キネマ倶楽部にて撮影)



2024年7月 4日 (木)

NAKED MACHINE ROCKMAYKAN SPECIAL GIG <第2部>

 
ウ~ム…そうかナァ~?
NAKED MACHINEのホーム「目黒鹿鳴館」でのスペシャル・ギグ。
メンバーの好みで選んだ曲と新曲を披露した第1部に続いての第2部は対バンなしのNAKED MACHINEだけがステージに上がる「単独公演」。
コレが「初めての単独公演」だっていうんだよナァ。
ホントにそうなのかナァ~?
いくらナンでも「初めて」ということはないだろうよ。
にわかには信じられず「マー索くん」で確認してみた。
NAKED MACHINEが初めてMarshall Blogにご登場頂いたのは2016年4月16日のライブで、場所は今日と同じ鹿鳴館だった。
まだNAKED MACHINEがまだ5人体制だった時のこと。
下の写真がその時のようす。000_10それで記録を遡ってみると…やっぱり「単独公演」らしき内容の記事はなかった。
<第1部>のレポートの中で紹介した今日のために作った缶バッジには「SINCE 2015」と記されているので、比較的初期の頃からMarshall Blogにご協力頂いていると言っても差し支えはないと思う。
そんなだからもし単独公演をやっていたとすれば、Marshall Blogとしては万難を排して取材にお邪魔しているハズなのよ。
それなのに記事が見当たらないということは…やっぱり今回が初めての単独公演なんだね。
ビックリだ。Img_1219 しかし、いつの頃から1晩のライブに複数のバンドが出演するのが当たり前のようになったのかナァ?
2つ、3つなら「ツーマン、スリーマン」というトンマな和製英語にも笑ってもいられるけど、7つも8つも出た日にゃ大変だわナァ。
「8マン」だなんて神社じゃあるまいし。
私は1978年位から渋谷の西武デパートの裏のキャバレーの上にあった「屋根裏」や新宿の小滝橋通り沿いにあった頃の「ロフト」に頻繁に通うようになったが、昼の部ならイザ知らず、夜の部はほぼ全部がバンドがひとつしか出演しない公演内容だった(「昼の部」も単独の公演が多かった)。
だから「ワンマン」とか「単独公演」という言葉を口にするようなこともなかったように記憶している。
例えどんなにお客さんが入らなくてもステージに上がるバンドの数はひとつだった。
つまりのバンドが単独で1本のショウを丸々見せて、それなりの集客ができるレベルのバンドしかライブハウスに出ることができなかった…ということになるか?
もちろんエンターテインメントの様態の変化に伴う関係者の経済的な事情もあったことであろう。
ま、私が言っているのはRCサクセションやPANTA&HALが屋根裏やロフトに出ていた時代だからナァ。
古い話サね。
 
前回のレポートの中に「回顧録を編んで私が過ごした日本のMarshallの歴史の一部を残しておこうかナァ」なんてことをツラっと書いてしまったが、実行するかどうかは別として、実際私のような古い人間しか知らない古いことは、思い出す度にMarshall Blogに残しておこうかと思っているのです。
もうそういうことを知っている人が少なくなっちゃったからね。
結局そうしたモノが同じ古い人にしか読まれないので意味がないこともわかっているんだけど、人間、齢を重ねて来るとどんなことでも何かに残しておいた方がいいと考えるワケですよ。
さもないとすべて消え去ってしまって二度と取り戻すことができないから。
というワケで「NAKED MACHINE初の単独公演」はMarshall Blogが続く限り記録が残ることになります。
そしていつでも振り返ることができるのだ。
20v第1部では20名限定だった客席スペースが満員のお客さんで埋め尽くされた。
お客さんの腕が上がり、曲に合わせて激しい動きを見せる。
いつものNAKED MACHINEのショウのようすだ!008a3948 それもそのはず、オープニングで演奏したのは「Evil Eyes」。
1030vマッハの突風が吹きすさぶドライビング・チューン!1070曲が終わり、すさまじい歓声がステージに浴びせかけられると…10301曲目の余韻を断ち切るように本間さんの叩くフィルが切り込んで来て…
118a4127そのまま2曲目の「Go to the Top」へ!008a3982本間さんの壮絶なドラミングを背にKANちゃんが勢いよく声を振り絞る。1060v凝ったバッキングのフレーズのサビのパートから転調して源ちゃんのソロへ。
NAKEDサウンドが爆発しまくったところで…
1020v続けてもう一発「Walk Don't Run」いってみよう!1080_wdr啓祐さんのベースがフィーチュアされるイントロから…
1090v転調を繰り返すトリッキーな本編へと続いていく。1090スリル満点な曲の展開はテケテケの「Walk Don't Run」とは似ても似つかない。
ヴェンチャーズのオハコの「Walk Don't Run」は「ジョニー・スミス」というギブソンがシグネチャー・モデルを出したほどのスゴいジャズ・ギタリストが1954年にリリースした曲なんだよ。1100まずは3曲連続。もう熱演!
「告知をしてからアっという間でした…私たちのホーム『目黒鹿鳴館』でのワンマン。
皆さま、お足元のお悪い中、そしてお暑い中、ようこそお越しくださいました。
こんなにたくさんの方に来て頂きましてありがとうございます。
久しぶりに会える人も大勢でとってもうれしいです。
あ、私、結構お客さんを見渡して歌えるタイプです。
今日はもう怒ったようにみんなが手を上げてくれるなと思っていたんですよ。
そりゃワンマンだからね!」
1110v「昼間の『スペシャル・ライブ』も楽しく演ったんですよ~!
第2部は慣れないワンマンですが、今日は全ての曲を演ります。
ココまでサクッと終わってしまってスミマセン。
MCをココで入れたのはこの後新しい曲や難しい曲を演るので心の準備をしたかったためです。
ということでさっそく第2のセクションへ移りたいと思います」1120v再びイントロで本間さんが大暴れするのは「Turn on Ignition」。1130_toi「ウッ!」1140vファースト・フル・アルバムのタイトル・チューン。
NAKED MACHINEのライブでひと際人気の高い曲。
そんな重要な曲をアルバムの2曲目に配置したのがとてもヨカッタ。
1150この曲でも執拗に繰り返す転調の中でバリバリ弾きまくる源ちゃん。
このソロの〆のフレーズがタマりませんな。
 
ところで「弾き倒す」っていう表現を好んで使う人がいるでしょ?
あの言い回しはいつ頃から、そしてどこから来たのかな?
何を「倒す」んだろう?…もちろんそんな言葉が正式に存在することはないであろう。
一方、「引き倒す」という慣用表現は存在する。
コレはどういう意味かというと、通常とは反対に遊郭で客がお女郎さんから金品を巻き上げて迷惑をかけること。
要するに決して良い意味ではない。
「弾き倒す」はコレから来てるのかな?
もうひとつ、「贔屓(ヒイキ)の引き倒し」という表現もあるな。
こっちも「ヒイキしすぎてかえってその人をダメにしてしまうこと」という悪い意味。
いずれにしても私は「弾き倒す」という表現を用いない。
 
とにかくソロとなると源ちゃんは「弾きまくる」んだけどムダな音がないんだよね。
ただただやたらと速く弾くだけのプレイとはワケが違うのだ。118a3870 『Turn on the Ignition』からの曲が続く。
コレまでの曲とはテンポを替えて「Wings of Tomorrow」。1160v_wot3度ほど出て来る6連符で組み立てた源ちゃんのピックアップ・ソロはいつ聴いてもカッコいい。1180v啓祐さんが出す低音が曲をグッ~と引き締める。1170「♪さぁ飛び立とう~」のパートではKANちゃんの振りに合わせてお客さんの腕が右へ左へと軽やかに動いた。1190下は写真を間違えているワケではありません。
「暗転」なの。
何も見えないけど、この間、音声的は「KANちゃ~ん」とか「本間さ~ん」と、ステージ向かって盛大に掛け声が送られている。10ステージに照明がともされると啓祐さんのベースが不気味なウネリを上げる。
「The Devil of Hatered」だ。30v昨年10月にリリースした3曲入りCD『Monochrome Heart』からの1曲。Mh 7/4と4/4拍子を組み合わせたリズム・パターンが「憎しみの悪魔」感をうまく醸し出す!
いいナァ、この曲。
40v_oddbどこか日本の陰旋法を感じさせる歌のメロディ。50v源ちゃんのブラック・サバス趣味が爆発したかのようなダークな展開が素晴らしい。
「悪の大魔王」が出て来そうな中間部の展開が曲想にピッタリだ。
CDではメロトロンのような音がグバ~っと絡んできてこれまたバッチリなんだよね。60v第1部で「LAメタル族」であることを口にしていた啓祐さんとKANちゃん。
コレ、全然LAじゃありませんけど…重く苦しい地獄のサウンド。
でも、お2人とも最高の「Devil感」と「嫌悪感」でございました!
70_dc『Turn on the Ignition』に戻って「Chained Mystery」。80_cmそれこそ「Heaven and Hell」テイストの1曲。
90vやっぱり「ロケンロー・テイスト」や「LAテイスト」は諦めていただきましょう(←「第1部」のレポート参照)。
どうしたってNAKED MACHINEにはこうした極上のブリティッシュ・ロック・サウンドがベスト・マッチするのだ!100「『暗いシリーズ』の時間になりましたね。
『The Devil of the Hatred』は7分の長さなんですが、曲を作っていくウチにドンドン長くなっちゃって!
そうなると30分枠のライブとかだとこの1曲に時間を取られちゃうでしょ?
だから『この曲はワンマンじゃないと出来ないねぇ~』なんて言っていて、今日ようやく演奏することが出来たんです。
大好きな曲なんですよ!」
とても良いと思います。
120v「コロナの最中の世の中が暗い時に作ったすごく思い入れが深い曲なんです。
愛の歌なのか、自分の人生を歌っているのか、はたまた憎しみの歌なのか、聴く人の感情によって色んな解釈で聴いて欲しいと思って作りました。
今日は演奏が出来てとってもうれしいです!」
110vKANちゃんと源ちゃんが向かい合ってスタートするのは「Eternal Moon」。
なんか久しぶりなんじゃない?
130_em2人の静かな8小節のデュエットを経て飛び出す硬質極まりないギター・リフ。
140vズンズク突っ走るハードなサウンドに乗ってKANちゃんが切なく美しいメロディを歌い上げる。
150v矢継ぎ早に「Don’t Say Anything」。
いつかも書いたように記憶しているが、私にとってものすごく「NAKED MACHINE」を感じさせる曲。
チョット風変わりなリフ…
170v疾駆するリズム…180v意表を突く転調…118a3901 そして、取って付けないサビのパートの歌のメロディ。200加えてテクニックを決してひけらかすことなく、飽くまでも「曲の一部」を構成するパートして超絶技巧で魅せるギター・ソロ。118a3844 どうすか?NALED MACHINEでしょう?1040_gttさて、ココからは単独公演でしか観ることが出来ないコーナー。
まずは本間さんのソロ。210_drs日本を代表する百戦錬磨の大ドラマーの至芸。210v熱気あふれるプレイに客席から大きな声援が上がる!0000118a4158 そして本間さんも雄叫び~!000118a4162 そこへ啓祐さんが加わって来た。118a4400本間さんのドラムスにゴリンゴリンと重低音を被せる啓祐さん。
230ワンマンでしか観ることができない啓祐さんのソロの雄姿にやはり大きな声援が送られた。118a4345 リズム隊の2人がステージから降りると源ちゃんがステージの中央に歩み出た。260ア・カペラでバリバリ弾き倒す…じゃない、弾きまくる源ちゃん。0000118a4245得意のトリルをフィーチュアした華麗なプレイを披露。0000118a4229火花の出るようなシュレッディングと極上のギター・サウンドに三たび大きな歓声がステージに向けられた。278vもちろん源ちゃんはMarshall。
「1960A」の上に積み上げられた新旧の「DSL100」。
この日、源ちゃんは上段の「DSL100H」を使用した。
源ちゃんのバックラインについては「第1部」のレポートを見てね!280vそしてリズム隊の2人を迎えて「Attack of the Aliens」をプレイ。2009年9月にリリースした源ちゃんのソロ・アルバム『Light and Shadow』に収録された1曲
290「この曲に休符はあるんか?」というぐらい音符を敷き詰めたまさにシュレッド・ギターの「シーツ・オブ・サウンド」。
お客さんの全ての目が源ちゃんのピックを持つ手とフレット・ボードを滑っていく指に集中した!118a4282 これまた大きな歓声!…当たり前だな。
こんなに弾かれた日にゃ源ちゃんの指をやっているのもラクじゃないだろうな。
310最高地点まで上がったテンションはそのまま次に曲に引き継がれる。
本間さんがアメリカで活動していた時のEZOのナンバー「Fire Fire」だ。320_ffお召し替えをしてパワー倍増のKANちゃん。330コレもタイトル通り本当に火が立って真っ黒コゲになりそうな1曲だ。340KANちゃんが全曲作詞を担当した3曲入りCD『Vanity of the World』から「Trust Me」。350v_tmもうこの辺りとなると客席はスゴいことになっちゃう。360ただでさえ生半可な熱気じゃなかったのに、このドライビング・ナンバーが「火に油を注いだ」のだ!
370確かにカッコいいもんね、この曲。
ガツンと転調してつないだサビのメロディがまるで別の曲を継ぎ足したように聴こえるが、そこが不自然ではなくて猛烈にスリリングなんだよね。
NAKEDの「転調マジック」か~ら~の~…380v_karano源ちゃんが弾く絶望的にダークなギター・リフは…390_tg上で紹介した3曲入りの最新CD『Monochrome Heart』から「Traitor's Gate」。400「♪綺麗に落としてね 悔いはないわ」
落とすのは首。
ロンドン塔の「Traitor's Gate」にヒントを得て作られた曲。
こんな曲他にないよ~。
近いのは犬神サアカス團ぐらいかな。
犬神さんのインテリ度はかなり高いからね。
118a3859「Traitor's Gate(裏切者の門)」については以前説明した。
一方、「そういえば!」と急に思い出したのが夏目漱石。
この明治の文豪に『倫敦塔(新潮文庫刊)』という作品があって、もしや「Traitor's Gate」について触れてはいないか?と思って早速読んでみた。
読み切るのに大変な苦労を強いられた。
さすが倫敦塔!活字の級数があまりにも低くて老眼には「拷問」以外の何ものでもなかったのだ!
410漱石は明治33年(1900年)10月から35年12月までの2年間をロンドンで過ごした。
顔はアバタだわ、背は低いはで、猛烈な劣等感にさいなまれ、精神を病んで帰国したのは誰もが知る話。
漱石は奥さんもヒドかったこともよく知られていて、結構気の毒な人だったんだよ。
さて、漱石が「倫敦塔(Tower of London、以下'ロンドン塔')」を訪れたのは明治33年10月31日のことだった。
つまり、ロンドンについて比較的イの一番で見学に行った。
「一度見れば十分」と書いてはいるが、きっととても見たかったのであろう。
まず漱石は「塔橋」の上からロンドン塔を俯瞰する。
「塔橋」ってナンのことかと思ったが、読み進んでいくうちにわかった。
ロンドンのシンボルのひとつ「タワー・ブリッジ」の直訳だった。
つまり漱石は下の写真のような光景を目にしたハズだ。
この写真は私がタワー・ブリッジの上部の渡り廊下から撮ったモノなので、漱石の眺めはこんなに立体的ではなかったかも知れない。000img_0767漱石が入り口(上の写真の奥の方)からロンドン塔に入る。
そしてこう綴る。
 
又少し行くと右手に逆賊門がある。
門の上には聖トマス塔が聳えている

 
漱石は下の写真の右から左に向かって歩いている。
「逆賊門」とはもちろん「Traitor's Gate」のこと。
真ん中の窓の下にある黒い掲示板には「St. Thomas Tower」と記してある。
つまり「聖トマス塔」のことだ。
000img_0994外から見るとこうなっている。
歩道の左はすぐにテムズ川。
000img_1005漱石はこう続ける。
 
逆賊門とは名前からが既に恐ろしい。
古来から塔中に生きながら葬られたる幾千の罪人は皆舟からこの門まで護送されたのである。
彼らが舟を捨てて一度びこの門を通過するや否や娑婆の太陽は再び彼等を照らさない。
テームス川は彼等にとっての三途の川でこの門は冥府に通じる入り口であった
  
さすが文豪!…もうコレ以上の「逆賊門」について説明することはあるまい。
下がその「逆賊門(Traitor's Gate)」。
NAKED MACHINEのCDに収録されている水が滴る音やギギギギ~という門扉が動く音はココの音だよ。
ただ、この門扉は木でできているそうです。000img_1000この『倫敦塔』、『坊ちゃん』や『こゝろ』のようにスラスラと読みやすいワケではないが漱石なので難解ということはない。
小説でも紀行文でもなくて、何が書いてあるかというと、目の前にある(当時で)800年ぐらい前に造られた歴史ある建物について私的な空想をめぐらせるという内容。
要するにMarshall Blogみたいなもんだね←ナンでやねん?!
しかし、読んでいると自分が見たロンドン塔と全く同じモノを120年前に漱石が見ていたということに感動する。
関東大震災、東京大空襲、東京オリンピックの三段悪活用でただでさえ歴史を感じさせない街になってしまった東京を「さらに東京をブッこわ~す!」とばかりに破壊し続ける日本人とはエライ違いで、ロンドンの街は今日撮った写真と100年前に撮った写真の光景が全く同じということが少なくない。
「建物という物は100年保てば必ず文化財になる」と著名な建築家が言っていたように思うが、日本人にはコレができない。
それは「石の文化」と「木の文化」の違いなどではなく、文化的民度の違いなのだ。
漱石も間違いなくそう思っているぞなもし!000img_0105もうね、源ちゃんのギターが曲の雰囲気にまたピッタリなのよ!
いますぐ船に乗って逆賊門をくぐってもらいたいぐらい!あ、それはダメダメ!
源ちゃんにはこれから先もっとMarshallでギターを弾いてもらいますから!118a3920「ありがとうございます!長く暗い時間だったね。
ワンマンじゃなきゃ絶対出来ない展開だったのですが…いかがでしたか?
(客席から『イエーイ!』)楽しかったならヨカッタ!
暗い歌を歌いながら楽しいってどうなんでしょうね?
さて、先ほど20名の方たちの前でスペシャル・ライブをして、プレゼントをお渡ししました。
プレゼントというのは、本間さんがミックスをしてくれた第1部で披露した新曲のデモ音源のCDだったんです。
本間さんが1枚1枚手作りで複製までしてくれました。
つまり、今ココにいらっしゃる20人の方は先にその曲をお聴きになったワケです、はい。
たぶん今年中に出せると思うアルバムにはその曲が収録される予定になっています。
それではホントに佳境に入りましたので各メンバーから今日の感想を伺いましょう」
 
早いものでショウはもう終盤。
ちなみに「佳境」という言葉がライブの最後の方のMCの中で使われている場に出くわすことがあるが、この言葉は「終盤」という意味ではありませんからね。
言葉としては「見せ場」とか「最も素晴らしいパート」という意味。
ま、ショウの終わりの方に見せ場が来るのは普通のことなので、いつの間にか意味がゴッチャになったんだろうね。430当日の第1部にお越し頂いたお客さんにプレゼントしたのはコレ。
新曲のサイン入りのデモCD。440「(津軽弁で)さき、青森から来て、夜行列車で上野に着いだ。
東京?まだ、あのぉ、標準語もしゃべれねぇですけんどよろすくお願いすます」
 
小沢昭一の本だったっけかナァ。
東北へ旅をした時、行き先を間違えて津軽へ行ってしまった。
「しまった!」と思ったが、「思いがけず津軽弁を聴くことができて大変トクをした気持ちになった」というクダリがあった。
だからこの日のお客さんはラッキーだった!
私は東京生まれの東京育ちなので、「お故郷の言葉」を持っている人たちがすごくうらやましい。
敦賀弁とかね。118a4384「数日前に本間さんからの提案でベース・ソロをやることになりましたが、オレ…そんなキャラじゃないから!
だからすごくい緊張しましたよ!
ありがとうございます。また頑張ります!」
118a4390「皆さん、本当にありがとうございました!
最初はどうなるかな?と思っていました。
本当は対バンが入る予定だったんですが、ギリギリになってワンマンになっちゃった!
急にプレミアム・ミニライブみたいなモノを企画をしたりとか色々考えてやったんだけど、次回もしこういうプレミアムをやるなら少し規模を拡大してやりたいね!」118a4395「またワンマンが出来るように頑張ります。
もう鹿鳴館も今年で終わってしまうので、また今年中にココに来れるようにガンバります!
まずは先ほどチョットお話しました新曲を皆様ににお聴かせしたいと思います」425vということで、本邦2度目の公開となるNAKED MACHINEの新しい曲「勿忘草(わすれなぐさ)」で満員の客席に向けてブチかました!
KANちゃんのシットリとしたバラードのパートから…
450v_wng本間さんのツーバスが炸裂する激甚パートへ!118a4326 源ちゃんのソロも思う存分歌いまくった。460v第1部に参加した20名を除く客席の皆さんには初披露となったワケだが、反応はバッチリ!
470バンドにとってもお客さんにとってもきっと「忘れなライブ」になったことだろう。118a3835 さて、植物の「勿忘草」については第1部のレポートに記しておいたので気になる方にはご覧頂きたいと思う。
そこに『男はつらいよ』の「さくら」さん役の倍賞千恵子さんについて少し触れた。
佳境に入る前にそれについてチョット追補させて頂きたいと思う。
それは…『男はつらいよ』の第24作目、昭和54年(1979年)の香川京子さんがマドンナを務めた『寅次郎春の夢』を観ていて気が付いたこと。
第1部のレポートに書いた通り、倍賞さんは殺人的に歌がうまいんだけど、『男はつらいよ』50作の中でその美しい歌声を披露するのが5、6回ぐらしかないのね。しかもどれもかなりチョコチョコっとしか聞かせない。
そのウチで一番倍賞さんの歌がフィーチュアされているのが『寅次郎春の夢』で、劇中劇で倍賞さんが「蝶々夫人」を歌うんだけど、もう本格的なベルカントなの。
さすがです。
倍賞さんは忘れているのか、隠しているのかわからないが『倍賞千恵子の現場(PHP新書刊)』という自著の中では触れていないが、恐らく吹替なしのご本人の歌唱のハズだ。
Ot24v そして、ハッと気がついたのは「さくら」という役名。
第21作の『寅次郎わが道をゆく』でマドンナの木の実ナナがSKD(松竹歌劇団)のダンサー役を演じるのだが、彼女はさくらちゃんの学生時代の友人で、SKDのホームである浅草国際劇場の楽屋をさくらちゃんが訪れる。
幼いころから「ノド自慢あらし」で有名だった倍賞さんは「松竹音楽舞踏学校」に入り、首席で卒業してそのままSKDに入団したエリート。
いきなりフロントでフィーチュアされていたらしい。Ot21 さて、宝塚には「♪スミレのは~な~咲くころ~」という劇団のテーマソングがあるでしょ?
当然ライバルの松竹歌劇団にもそうした曲があって、こう歌う…「♪さくら咲く国、さくらさくら」。
寅さんが映画の中で何度もコレの鼻歌を歌うのだが、山田洋次は果たしてココから倍賞さん演じる寅次郎の妹「さくら」と名付けたのではないか?
下は在りし日の国際劇場。
「村田英雄ショウ」がかかっているでしょう?
倍賞さんは実際に村田英雄のバックで踊っていたらしい。
他にもクレイジー・キャッツ、フランク堺、若山富三郎のショウに出演していた…見てみたかった、そんな倍賞さんを!
私なんか人間が古いもんでいまだに「国際劇場」がある方が当たり前のような気がしないでもない。
1981年にキング・クリムゾンの初来日公演を観たことは一生の思い出である反面、1976年のフランク・ザッパを観ることが出来なかったのが一生の悔いである。
古くからのラウドネス・ファンも国際劇場にきっとよき思い出をお持ちのハズだ。
ちなみに『寅次郎我が道ゆく』で武田鉄矢が田舎から出て来て寅さんに連れて来てもらって観たSKDのステージに夢中になり、家に帰らずにアルバイトとして入り込んでしまうトンカツ屋は「河金」といって国際劇場のすぐ隣にあった。
私の父はたまたまそのロケの時期に「河金」に行って「渥美清」をみかけたそうだ。
渥美さんは昭和30年代、国際劇場から歩いて数分のところにある「フランス座」というストリップ劇場に出演していて、その雑用係とコントの台本を書いていたのが「井上ひさし」であることはつとに有名な話だ。
『男はつらいよ』に「ポンシュウ」というバイの親友が出て来るでしょう?
あの人は「関敬六」といってフランス座時代の仲間。
井上さんによると、この頃のコメディアンとしての渥美さんは抱腹絶倒、空前絶後のオモシロさだったらしい。
コレも見てみたかった!
Kg2 蛇足ながら…
『男はつらいよ』の1980年の第26作『寅次郎かもめ歌』でマドンナを演じたのは伊藤蘭。
蘭ちゃんの役名がなんと「すみれ」ちゃんなんですよ。
これは単なる符合なのか、山田さん流のシャレなのか…オモシロイなぁ。Ot26 そしてNAKED MACHINE初めての単独公演が佳境を迎える。
「さて、もう少しお付き合い頂けますとうれしいですね~。
今日はもうあと2曲です!ブッ飛ばしていきますよ~!
そしてまた皆さんとお会いできますように、そして、次回またココをパンパンに埋められるようにガンバりますのでこれからもNAKED MACHINEの応援をよろしくお願いします!
今日はどうもありがとうございました」118a4371 まずは2022年リリースの3曲入りCD『Vanity of the World』のタイトル曲。490_vow最後まで剛速球勝負!500vクライマックスに向かって突っ走る!510そして続けて本編の最後を飾ったのは同じく『Vanity of the World』から「Glory Day」。520第1部でKANちゃんが触れたところによると、元々はロケンロー・テイストが濃厚だったというこのナンバー。530源ちゃんの源ちゃんによるNAKEDファンのためのギターと…540vKANちゃんのKANちゃんによるNAKEDファンのための歌で…550v華々しく本編の最後を飾った。
これぞ「佳境」!560そしてアンコール。
「今日はありがとうございました。
涼しい~、このズボン!超涼しい。
さっきアミアミだったけどアレって超暑くて!
これからが夏ですからね~。コワいですね~!
ココで最後までいらしてくれた皆様にお知らせがございます」
570「来る12月21日、NAKED MACHINEはココ目黒鹿鳴館での最後のワンマンをやります!
ホントは対バン形式でやろうと思っていたんだけど、今日のワンマンが近づくにつれて『ワンマンでよくね?』ってなっちゃってェ。
今回色んな方とお話をしたら『ワンマンの方が楽しい』とか『一日中NAKEDが見られた方がうれしい』と多くの方がおっしゃってくださったんです。
(客席をジ~と見回して…)言ってくれたよね!…キミも言ってくれたよね!〇〇ちゃんも言ってくれたよね!ソコの人も言ってくれた!」
580v「今日も大変な一日だったんですが、こうして終わってみるとまだ3時間くらい歌いたいな~って感じです。
でも時が経ってしまいましたからね…。時が経てば終わりがくるので仕方ない。
また12月にゼヒよろしくお願いします!
あと2曲残っておりまして、いつも通り最後の1曲は写真を撮っても大丈夫です。
でも演奏も見てくださいよ!
みんなで3ヶ月の間練って来たこのワンマン…お越しくださいまして本当にありがとうございました!」118a4492アンコールに演奏したのはまずは「Monochrome Heart」。590そして最後の最後は撮影OKの「Fight to Survive」。610「♪Fight!」620v「♪Alive!」630v「♪Survive!」
いつもコレでスミマセン。640v最後までとても楽しそうなKANちゃん!670初の単独公演、大成功!
おめでとう!
680「どうもありがとう!」
こうして目黒の「ハダカ祭り」は賑やかに幕を降ろしたのであった。
12月も楽しみだ!
 
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200 (一部敬称略 2024年6月15日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2024年7月 1日 (月)

NAKED MACHINE ROCKMAYKAN SPECIAL GIG <第1部>

 
今日は目黒鹿鳴館からドップリNAKED MACHINE!
…というのは、今日の企画は2部構成で、第1部は20名限定の「Meet & Greet」つきのスペシャル・ミニライブ。
そして第2部はタップリNAKED MACHINEの単独公演。
まさに「ハダカ祭り」の1日!10v_3入り口に飾られた祝い花。20屋台村に並んだグッズいろいろ。30KANちゃんのピック型手作りキーリングは、小さなスペースにひとつひとつ手書きでメッセージを入れるのが大変だったらそうだ。
心がこもっているよ~。40コレはこの日のために作った缶バッチ。
日付の表記がアメリカ式だよ。
Img_121920名のお客さんが着席して準備万端。50そして4人がステージに姿を現した!
400「ありがとうございま~す!
(客席の反応を確かめて)なんかいつもと違う声だね。「フーフー」とか。
栄えある20名の方々、ありがとうございます!
実は20人もいないかな~…と思っていたんですけど、ナントナント!」
60「今日の第1部はユルくユルくスペシャルなライブを演りたいと思っております。
メンバーそれぞれが『この1曲を演りたい!』というモノから選曲しました。
ではさっそく…まずは我らがリーダーの里村源多朗が選んだ1曲です。
なぜこの曲を選んだのか…という説明をする前に演奏したいと思います。
ご拝聴よろしくお願い致します!」
70vこの手の企画となると、いつの間にか知らない曲ばかりが出て来るようになってしまった。
特に若手のヘヴィ・メタル・バンドのライブで少しでもヒネったヤツをやられると見事に100%わからない。
へへへ、でもコレは知ってる。
私の中では新しい1曲。
このイントロはDIOの「Neon Knights」でしょう?
知ってるサァ。
80KAN90v里村源多朗100v岡本啓祐110v本間大嗣120v今日も源ちゃんはMarshall。130v「1960A」の上に積み上げられた新旧の「DSL100」。
この日、源ちゃんは上段の「DSL100H」を使用した。
下段は「JCM2000 DSL100」。140vチャンネルは「ULTRA GAIN」。
GAINをあまり上げずに外部エフェクターを足して歪みサウンドを作っていた。150v足元のようす。160バツグンのMarshallサウンドでソロを炸裂させて…170v凄まじい音圧で「Neon Knights」完成。180「(津軽弁で)青森から来た源多朗です。
今日は上野駅サ降りたって東京ってスンゲえナァ~と思ったべ。
スミマセン!!『津軽弁はなし!』ということで…。
東京に完全に染まっている都会的な男性になりました」
190v「ボクはブラック・サバスが大好きで…というよりはロニー・ジェイムス・ディオ?
ギターを始めた中学生の頃、友達の家でDioの「Stand up and Shout」という曲を聴かせてもらった時からロニーが大好きなんです。
まぁ、NAKED MACHINEもDioのエッセンスを受け継いでるバンドだと自分では思っています。
でも、その聴かせてもらたヤツがスゲエ速くて…原曲より1.5倍くらい速かった。
コレ、何回もダビングしているウチにテープの回転がドンドン速くなっていたんですね」
200ロニー・ジェイムス・ディオといえば「Dio Ken」。
こういう局面では当然Kenちゃんの話は欠かせないワケで、KANちゃんがKenちゃんの「ロニー・ジェイムス・ディオ愛」を本人に代って語ってくれた。230vチョットMCを端折った代わりにロニー・ジェイムス・ディオの話で脱線します。
さかのぼること48年、時は1976年12月。
私が生まれて初めて観に行った海外のバンドのステージで大声を張り張り上げていたオジさんがロニー・ジェイムス・ディオだった。
調べてみると、この人は戦中の生まれなんだね…この武道館の時は36歳だった。
私はといえば、とにかくあまりの音の大きさに腰を抜かしたわ。
ま、ギターの人が使っていたそのバカデカイ音を出す黒い機械を作っている会社に将来勤めるようになるなんてその時14歳だった私は夢にも思わなかったわ。000_rb_2それから34年後。場所はロンドン。
『HIGH VOLTAGE』というジイさん&バアさんが泣いて喜ぶようなバンドが一堂に会したロック・フェスティバルが開催された。
もちろん私も喜んだ…ジイさんだから。
下がそのラインナップ。
日本でも山の中のヤツとか海べりのヤツとか、大型のロック・フェスティバルが開催されるでしょう?
毎年春ぐらいに発表されるそうしたフェスへの出演者のラインナップを見ると必ずこう思うのです…「ああ、コレが50年前にあったらナァ」って。
だって考えてごらんよ。
ヘッドライナーは当然レッド・ツェッペリンとかピンク・フロイドとかでサ。
シン・リジーだのジェネシスとかガンガン出ちゃうワケよ。
日本からは頭脳警察とか四人囃子とかが迎え撃つわな。
そんなこと夢のまた夢…でも、そんな夢を叶えてくれたのがこの『HIGH VOLTAGE』だった。
ヘッドライナーがZ Z Topにこの日に一度だけ再結成したエマーソン・レイク&パーマーよ。
他にもユーライア・ヒープだの、UFOだの、BTOだの、ゲイリー・ムーアだの、フォリナーだの…ハイ、観たい人ッ?
私が狂喜したのはアージェントとフォーカスだったな。
まさかあの歳になって(当時48歳)オリジナル・メンバーのアージェントを観ることができるなんてナァ。
Marshallがスポンサーを務めていたので楽屋は出入り自由。
ジミー・ペイジにも会ったし、ドゥイージル・ザッパとおしゃべりもしたし、何しろ故キース・エマーソンと故グレッグ・レイクとカール・パーマーが、それぞれカートに乗って自分の目の前を通り過ぎて行った時には感動したわ。000_008a0156_2さて、そのフェスティバルは期せずしてロニーの追悼の機会になった。
開催される2ヶ月前にロニーは急逝したのだった。
しかし、私の感覚ではそれほど「ディオディオ」している感じはしなかった。
000_hv1_3ところが…出演したHEAVEN & HELLが「Heaven & Hell」を演奏した時に驚くべきことが起こった。
メイン・ステージの満員の観客が一斉にあのリフのメロディを合唱したのだ。
これにはさすがに感動したねェ。
下はその時のプログラム。
コレが私の「ディオの思い出」。

【Marshall Blog】HIGH VOLTAGEの思い出(4本立て)

このフェスティバル、当然2回目も企画されてMarshall Blogで取材することがキマっていたんよ。
Marshallが主催者に口をきいてくれたのです。
ところが1回目にあまりにもいいバンドを出し過ぎてしまってネタ不足となり2回目は寂しい内容になってしまった。
だから取材にも行かなかった。000_008a0151_2 「合唱」といえば、Argentはサブの小型のステージに出演したのだが、ラス・バラードが「この曲はKISSがカバーしたことで知られていますが、元々はボクたちの曲なんです」と紹介して「God Gave Rock'n'Roll to You」を演奏した始めた途端、ホントに最初から最後までそこにいたお客さん全員がこの曲をステージの演奏に合わせて歌ったのよ。
皆さん、普段から英語をおしゃべりになる方々ですから大変英語がお上手でした。
イヤ~、コレにはホントに驚いた…というか、大感動したね。
それとKISSがカバーしてヒットしたってことにも驚いた。
その時の演奏がCDになったのですぐ買った。
Ag ナンだってKISSを強引に引っ張り出したのかというと本間さん。
本間さんのチョイスがKISSの大ヒット曲の「Rock and Roll All Nite」だったから!
250vみんなで歌うNAKED MACHINEの皆さん。
パーティ・ソングだからね。楽しいにキマってる。
270「♪What a rock and roll night!」
本間さんも大熱唱!280そういえばKANちゃんはチョット前にも同じ場所でKISSの曲を歌っていたっけ。
今日もあの時同様に楽しそうだ!
118a3986そんな雰囲気の中、源ちゃんもソロを楽しくキメて見せた。290v本間さんが選曲した理由を語る。
「本当は他にも演りたい曲が色々あったんだけど、ナンカどれもNAKED MACHINEって感じじゃなかったんですよ。
源ちゃんがKISSのソロって意外な感じでしょ?…割と律義にコピーしててビックリしたんだけど。
このバンドってさっきのDioの話しじゃないけど、どっちかと言うと『暗めなメタル』っていうイメージじゃない?
あんまりロックンロールっていう感じがしないバンドだけど、意外に源ちゃんのこういうギターもいいでしょ?
今度はこういうロックンロールっぽい曲もお願いします!」
300v「源ちゃんが『Glory Day』を持って来てくれた時、
最初、ワリと明るめの感じのロックンロールだったよね。
アレってどうしたんだろう?
結局はNAKEDっぽい音楽になったよね。
きっと哀愁が好きなんだな…哀愁だよ」118a3491 続いては啓祐さんのチョイス。
源ちゃんが弾くおなじみのリフは…310v_ctBlizzard of Ozzの「Crazy Train」。
1980年か…多分、あのアルバムは私が「新譜」として買った最後のヘビメタ系のレコードだったと思う。
当時はもちろんMarshallを持っていてね、この曲をコピーして、三味線をやっていた明治37年(1904年)生まれのおバアちゃんに弾いて聴かせたことがあった。
ナンて言っていたかって?「ずいぶんウルサイもんだな」だって!
あの頃は明治生まれの人がまだピンピンしていた。320そんなだから啓祐さんのチョイスには大きな同志感を抱くわ~。325v昔から思っていたんだけど、この曲の歌い出しって「Y.M.C.A.」みたいだと思わない?
「♪Crazy」っていうのが「♪ヤングマン」に聞えるのは私だけであろうか?…きっと私だけであろう。330v私の周りだけかも知れないが、あの頃はクワイエット・ライオットを知っている人なんてほとんどいなくてね、「ランディ・ローズ」なんて名前が人の口に上がることなんてことはまずなかった。
それがアッという間に大ギター・ヒーローになった。その瞬間を見たよ。
上に書いたように当時、私はMarshallの「1959」と「1960AX」を持っていたんだけど、それから28年後にまさか自分でランディ・ローズのシグネチャー・モデルの「1959」を販売するようになるだなんてその時は夢にも思わなんだ(←今日はコレが多い)。
このモデルのMarshallの開発者がダニーという仲良しで、発売の準備をしている時は楽しかったナ。
いつか、自分がMarshallで経験したことを綴った「回顧録」を書こうかな?と思っているのよ…誰も読まないか?
 
引き締まった低音で自選の曲を演奏する啓祐さん。
昔のロックはヨカッタですナァ。
340さっきの「ロックンロール屋源ちゃん」もヨカッタけど、やっぱり「さとむらんディ源多朗」の方がシックリくるか。
完璧なプレイとサウンド!350v啓祐さんのお話。
「オレが好きなのって、L.A.ガンズとかモトリーとかのLAメタルになっちゃうんだけど、源多朗さんが弾くギターのイメージは『オジー』だから、『源ちゃんのギターが聴きてぇな~』と思って…それだけでこの曲を選びました。
で、KANちゃんは今までオジーだけは完全避けて来たって言うんだよね。
でも『ア、ゴメ~ン!』って言ってやってもらいました」
370v「私はオジーもKISSも大好きなんだよ。
でもKISSとオジーとシン・リジー…この3つはホントに難しいんですよ。
だから、『ウワァ~この2人、コレを選んだのか~』と思って。
でも意外にレパートリーになったね。Dioもそうだったんだよ。
でも、『代役で歌ってくんない?』って頼まれて、コレが歌ってみたらすごく楽しくて!
それから改めてDioが好きになったんです。
だから今日みたいに、オジーを演ったり、KISSを演ったりとかすると勉強になりますね」380そして、最後はKANちゃんの選んだ曲。
L.A.ガンズの「No Mercy」。410_ps私はこの曲だけ知らなかったけど、ロックはコレでいい。
リクツ一切抜き!
ライブのビデオなんかを見ると背景はズラリとMarshallでよ。
それがロックってもんだよ。420vたとえLAに来てもブリティッシュ・メタル仕込みの切れ味鋭いソロをガンガン放り込んで来る源ちゃん!
しつこいようだけどロックはコレでいい!
「欧」でも「米」でもMarshallでクールにギターを弾けばそれが「ロック」よ!430v脇目も振らずに猛進するドライビング・ナンバー!440いかにもKANちゃんらしいチョイスに20人のお客さんは完全ノックアウト!450KANちゃんの選曲の説明。
「ガンズもありだったんだけど、双子の妹がカンズ&ローゼズで演っていたりする都合上それじゃツマんないなぁ~と思って。
私はホント、LAメタル女なんですよ。
それで色々と考えたんですが、自分が歌っていて1番楽しいのがこの曲なんです。
1番楽しいのでコノ曲を選んだんですが、コピーをするに当たって里村源太郎さんから大きな苦情が出まして…」470「ゴメンね~、ヘタクソで!
もうコレね、覚えるのがホントに大変だったんですよ!
取って付けたようなフレーズがあって、多分この人、こういう難しいフレーズが弾けるんだって無理矢理突っ込んだんじゃないかな?
すごい腹立って…あのソロのパターンって強引ですよね?コレだけでアルバム1枚できそう。
まぁ~何しろ大変でした!」118a4387「さて、ココで皆さんに、楽しいプレゼントを差し上げたいと思います。
入口でお渡しするはずだったんですが、私たちのサインを入れようということになりまして、今お渡しすることになりました。
今スタッフさんが配っているCDは今日のために作った新曲です」
490「作りはしましたものの、コレはまだ本チャンのレコーディングではありません。
デモ音源ということになります。
メンバーみんなでレコーディングして、本間さんがミックスして、おウチのパソコンで焼いてくれました。
このCDの新曲を第1部の最後に演奏したいと思います」118a3762 この日、第1部に参加した20名の方に配られた手作りCDがコレ。
KANちゃんが言っていた通りメンバーのサインが施された「勿忘草」というシングル盤。500「勿忘草(わすれなぐさ)」って英語でも「Forget-me-not」という名前らしい。
元々はドイツの草花で、ドイツ語では「Vergissmeinnicht(ファギスマイニヒト)」という。
「Vergiss」は「忘れる」、「mein」は「私」、「nicht」は「ない(英語の'not')」だからやっぱり「私を忘れないで」という名前になる。
「mein」だの「nichit」だの、大学の第二外国語の授業を思い出すネェ。
で、コレはどういうことかというと…
昔むかし、ドイツにルドルフという騎士がいた。
この騎士がベルタという恋人のためにドナウ河畔に咲く花を摘もうとした。
ところが、ズルッ!
ルドルフは足を滑らせてしまう。
そして河にハマる瞬間にルドルフは「私を忘れないで!」と叫びそのまま命を落としてしまった。
ベルタはそのルドルフの言葉を一生忘れずに、その花を髪に飾り続けたそうな。
コレは後からこの花にくっつけた伝説らしいが、それがこの花の所以ということになっているらしい。
505日本で「勿忘草」の歌と言えば何と言っても「わすれな草をあなたに」でしょう。
この曲は1963年、女性版ダークダックスを標榜した「ヴォ―チェアンジェリカ」というコーラス・グループがこの曲をリリースした。
聴いてみると、国立音大の卒業生だけあってスンゲエ歌がうまいの。
作詞は木下竜太郎で作曲は江口浩司という人。
全然知らない。
でもこの江口さんという方は1962年に倍賞千恵子が歌って大ヒットした「下町の太陽」を作曲した人。
この曲はその翌年に倍賞さんが主演を務め、山田洋次が監督して映画にもなった。
昔は「歌謡映画」と言って、『上を向いて歩こう』とか『いつでも夢を』とか、映画で使われた曲がヒットするのではなくて、ヒット曲を元に映画を作っていた時期があった。
娯楽が少なかった上に、それだけ「音楽」に力があったんだね。
そんないきさつがあったからかどうかは知らないが、倍賞さんは1971年に「わすれな草をあなたに」を焼き直して大ヒットさせた。
「諏訪さくら」さんでおなじみの倍賞さんは、子供の頃は「のど自慢あらし」としてつとに有名で童謡歌手をやっていたそうだ。
その後SKD(松竹歌劇団)に入団し、そこから女優の道を歩んだんだね。
私は倍賞さんの大ファンでしてね。
下は『倍賞千恵子抒情歌全集』という私の宝物の6枚組CDボックスセット。
しょっちゅう引っ張り出しては美しい歌声に酔いしれているのだ。
もちろん「わすれな草をあなたに」も収録されている。008a0174コレで「勿忘草」がわかったところでNAKED MACHINEの「勿忘草」。
タイトルからすると「ナヨナヨっとしたフォークソングなんじゃね~の?」なんて思いがちだけどトンデモナイ!
「NAKED MACHINEがメタル・バンドだってことを忘れないで!」とKANちゃんが言ったかどうかは知らないが、ビッシ~っと芯を貫いたハードな1曲!
さすがNAKED MACHINE!510_wng新しい曲ながらあたかも昔からのレパートリーを演奏するようにNAKED MACHINEのエキスをブチまけてくれた4人!
またキラー・チューンがひとつ増えたというものだ。
520 000118a3849 540v 550v「ありがとうございます!コレは後の本編でも演ります。
…ということでスペシャルライブが終わりとなりました。
ココで皆さんとお写真を撮りたいと思いま~す!」390v第1部にお越し頂いたお客さんひとりひとりをステージにお招きして記念の写真を撮影した。560「どうもありがとう!
『NAKED MACHINEスペシャルライブ』でした~。撤収!」

NAKED MACHINEの詳しい情報はコチラ⇒NAKED MACHINE OFFICIAL WEBSITE

570<後編>につづく
 

☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
 

Thin Lizzyがお好きなご貴兄に…GRAND SLAM。
GRAND SLAMのCDとLPは現在の在庫が無くなり次第取り扱いを終了致しますので、これらのオリジナル・レコーディング音源のご購入を検討されている方はお早めにお求めください。
 
<Gone Are the Days>

Marshall Recordsから『ヒット・ザ・グラウンド』絶賛発売中!
 
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9grand_slam_hit_the_ground_vinyl_mo Marshall Music Store Japanでお買い上げのお客様にはMarshall特製スクエア・ロゴ・ステッカーを3枚プレゼント!

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200 (一部敬称略 2024年6月15日 目黒鹿鳴館にて撮影)