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2025年5月

2025年5月 9日 (金)

五十嵐☆sun-go☆美貴~JAPANESE ROCKの夜明けから未来へつなぐもの<その9>

 
こんなことを書いたところで読んでいる皆さんにはオモシロくもおかしくもないことは百も承知、二百も合点。
でも「超」がいくつも付くぐらいの久しぶりだったんですわ~、原宿クロコダイル。
チョット調べてみるに…7年ぶりになるのかも知れない。
それにもかかわらず西さんやスタッフの方が私のことを覚えてくださっていて、「アラ!久しぶりだね~!」と親しくお声をかけてくださりとてもうれしい思いをした。20そんな久しぶりのクロコダイルでの出し物は、シリーズで催されているイベント『JAPANESE ROCKの夜明けから未来へつなぐもの』。
「華麗なるガールズロッカー達」と副題が付けられたその9回目にゲストでご出演された五十嵐美貴さんからお誘い頂いたというワケ。104つのパートに分けられた当日の第1部はトーク・ショウ。
まず司会者が登場して「現場で活躍する女性ギタリストの目線で日本のロックの歴史を振り返ってみる」という座談会の主旨を説明した。
30司会は川上シゲさんとともにこのシリーズのプロデュースをしているハリー吉田さん。40v吉田さんの呼び込みでパネラーの皆さんが登場。50西薗まりさん60v下はウチにある四人囃子の1989年のライブ『FULL-HOUSE MANTINEE』のCDと岡井大二さんから直接お預かりしたDVD。
まりさんはこのコンサートの舞台にお立ちになっている。
だから強引に言わせてもらえば、私は音や画面を通してまりさんと面識があったというワケ。
ちなみのこのDVDの鑑賞会には私も参加してひとことご挨拶させて頂きました。
その時のようすはコチラ⇒スピンオフ四人囃子のスピンオフ!0r4a0906 武田"チャッピー"治さん80v川上シゲさん
シゲさんはご本名を「シゲユキ」さんとおっしゃって、字も私と丸っきり同じ。
高校の頃、このことを学校で友人に自慢しても、私の周囲にはまだロックを聴いている連中が極端に少なく、誰もピンと来ていなかった。
まだロックと歌謡曲がハッキリと別れていた時代の話…この頃に戻りたい。
この日初めてシゲさんにお会いしたのだが、もうこのことが言いたくて言いたくて!
予めポケットの中に準備していた運転免許証をサッと取り出して、シゲさんにそれをお見せしながら自己紹介させて頂いた。
「おお!ホントだね~。字まで同じ人は珍しいよ。
ナンカ他人のような気がしないね!」
なんておっしゃってくださった。70vそして我らが五十嵐☆sun-go☆美貴さん(以下「sun-goさん」)。
sun-goさんとまりさんは同じ歳で、sun-goさんがSHOW-YAに加入する前、まりさんが在籍していたバンドでギターの後釜を務めたことがあったそうだ。
コレはよく知られていることだが(ウソこけ!)、私もsun-goさんとは生まれ年が同じどころか、誕生日がたったの1日違いなのです。
だから今でも毎年お互いの誕生日の間に「お誕生日おめでとう!」のメールのやりとりをしているのね。
したがって、見方は違うにせよsun-goさんやまりさんががご覧になって来たロックの風景は私が見て来たモノとそう変わらないハズ。
それゆえお2人の話しがとても楽しみだった。
90v我々が中学から高校生だった時代は、「女性だけのロックバンド」といえば1976年に「THE RUNAWAYS」がデビューするまではついぞ見たことがなかった。
だからあんな格好をして「♪チチチチ」なんてやっているのを見た日にはビックリしたわ。
国内のチームではイリアさんが在籍していた「ガールズ」が最初ぐらいだったのかな?
「野良猫」なんて曲が注目されていたように記憶している。
コレが1977年。
かつて東京に「Plumage(プルーミッジ)」という民間の音楽サークルがあって、そこで「ジュリー・ジュリー」だか「ジェリー・ジェリー」だかいうガール・バンドが注目を集めていた。
1979年頃のことだったが、珍しい「女性だけのバンド」ということでものすごく目立っていた…ということを今思い出した。
彼女たち(と言っても自分よりお姉さんだった)どうしたかナァ。
一方、アメリカにはTHE RUNAWAYSより前に「The Shaggs」という女の子3人組のスゴいバンドがあった。
1969年、ニュー・ハンプシャーのお金持ちが、ロクに楽器も弾けないにもかかわらずムスメ可愛さにいきなりレコードを作って流通させてしまったという冗談のような夢のようなお話。
どんな内容かって?
フランク・ザッパは「これこそがピュアな音楽」とそのアルバムを絶賛したが、我が家では「雑音扱い」されているため、The ShaggsのCDをかけることは固く禁止されているというシロモノ。
それから50年以上の時を経た今、ことハードな音楽に関しては男子より女子の方が全然パワフルだからネェ。
110SHOW-YAの昔話やプリンセス・プリンセス、ノーマ・ジーン、ジャコウネコ等々の名前が引き合いに出され日本のガールバンドの変遷について語られていく。
ちなみに「ガールズバンド」というのは和製英語なので海外では要注意。
正しい英語としては「an all-female band」とか「an all-girl band」と表現するそうです。
コレはアメリカの女性だけのバンドで活躍している日本人ドラマーの友達から教わったんだけど、実際に彼女たちのバンドがそう呼ばれているので間違いない。
イギリスのMarshallの連中は単に「a girl band」と言っている。
いずれにしても「ガール」と複数形にすることはない。
ナンでコレ「ズ」が付いているのかね?
「girl」には形容詞があるので「girl band」で何ら問題ないんだけどね。
「ガール・バー」に引っ張られての言い方なのでは?…と私は見ているのだがどうだろう?
Marshall Blogは「ガールバンド」と表記させてもらっています。
120vSHOW-YAがロンドンに行った時の話も飛び出した。
ナニせSHOW-YAは「Marquee」のステージに立っていますからね~。
その時、ちょうどタイミングが合ってウェンブリー・アリーナに『LIVE AID』を観に行ったことにも触れた。
この時のことがよっぽど楽しかったのでしょう、sun-goさんは時折この時の話をしてくれる。
その辺りのことをsun-goさんに詳しく語って頂いたインタビューはコチラ。
   ↓   ↓   ↓
【イギリス-ロック名所めぐり】vol.20~Marquee物語 <後編>

S41a0077自然とSHOW-YA関連の話題になる。
まりさんはSHOW-YAのデビュー・アルバムを耳にして自分の中で「ガール・バンドは止めた」とキメたそうだ。S41a0023 「SHOW-YAは全員揃うとスゴイ力なんだよね。もうああいうバンドは出て来ないだろうナァ」160「『エッ!これが女性のバンド?』と思った。
『ショウヤ』って居酒屋しか知らなかったからね…驚いたよ。
バンドの名前も覚えやすくてヨカッタよね」170vココで女性ギタリストのお2人に「〇」と「✕」の札を手にしてもらい、吉田さんが出すバンドやアーティストに対して「スキかキライか」ではなく、「影響を受けたか否か」を答えて頂くコーナー。
吉田さんから出されたお題はスージー・クアトロ、THE RUNAWAYS、JUDY & MARY、ROSY ROXY ROLLER、PINK SAPHIRE、SCANDAL等々。
130挙がった名前がお2人より後発の皆さんが多かったので「影響を受けた」というコメントはほとんどなかったが、それぞれに対して丁寧なコメントが発せられた。140vお話の中にスージー・クアトロの名前が何度か出て来たが、同性のお2人にはさぞかし衝撃的だったことでしょう。
私はダンナさんになるスージーのバンドのギタリストの名前が「洗濯機」と聞かされてすごく驚いた記憶がある。
まだFMのラジオ局が2つしかなかった時代、『FM fan』とか『FM レコパル』なんていうオーディオ雑誌があった。
レコパルだったと思うけど、「スージー・クアトロ物語」というマンガが掲載されたことがありましてね、その中に「どうしてスージーがベースをいう楽器を選んだか」というクダリがあって、「ギターはXXXだけど(←ココは覚えていない)、ベースは子宮に来るのよ!」というスージーのセリフが出て来た。
中学生だった私は「一体何のコッチャ?」とその時激しく思った…ま、今でもわからないけど。
もう50年近く前の話だけど、いまだに覚えているところを見るとよっぽど印象的だったのであろうぞ。
2019年のNAMMショウの時、Marshall RecordsのD_Driveがスージー・クアトロも出演する女性アーティストのイベントに招待されて私が引率したことがあった。
楽屋(Green room)がスージーと一緒だった。
本当に小柄で、とても大人しく始終ニコニコしていて、思慮深そうな「上品なおばサマ」という雰囲気だった。
期待していたんだけど「The Wild One」は演ってくれなかったです。
150v次から次へと「立て板に水」のごとく色々なことを語るsun-goさん。180こういうイベントは楽しいね。
昔の日本のロックの現場を知るレジェンドたちがお元気なうちにドンドンやるべきだと思う。190第2部は「SNARE COVER」のステージ。
まずは弾き語りで1曲。200SNARE COVERさんの水晶のように澄み切った美ししい歌声が場内に充満する。
210vピアノをバックにした情感豊かな歌。220ピアノは梅野渚さん。230vそして他の楽器も加わってSNARE COVERさんの世界を広げていく。240吉田さんもギターで参加。250vヴァイオリンはまつおかのどかさん。260vさらに…270シゲさんと…280vチャッピーさんも加わる。290v吉田さんはフルートも担当。300加えて柴崎萌さんのギターがアンサンブルに彩を添えた。310vナンというか、緑豊かな森の中でとてつもなく良い空気を吸い込んだような感じ。320ガラっと替わって第3部は「梵鉾!(ぼんぼこ)」。330富樫春生さん330v西薗まりさん340v田中邦和さん350vメッケンさん360櫻澤泰徳さん370v世界を股にかける富樫さんの歌とキーボーズを核としたフリーフォーム度の高い音楽。
私はこの手の音楽が大好きなのでゴキゲンだ!
富樫さんはデビューが杉本喜代志さんのクインテットだったんですね。
S41a0241 まりさんはシャープなファンク・ストラミングや…S41a0221 クールなソロで大活躍!380縦横無尽に暴れまくる富樫さん!S41a0282 次の展開が予想できないパフォーマンスはスリル満点だった!0r4a0120 そしてイベントの最後となる第4部を飾ったのは「五十嵐☆sun-go☆美貴スペシャルセッションバンド」。
まずはsun-goさんからご挨拶を兼ねてのメンバー紹介。
430「大先輩」と紹介したのはもちろん…  
川上シゲさんと…S41a0401武田"チャッピー"治さん。S41a0502次に紹介したのは、ココのところ毎年秋田の由利本荘で開催されるイベントのセッションでいつも子供ばんどの「サマータイム・ブルース」を一緒に演奏しているという…
410v諷花ちゃん
エンリケさんと八重樫浩さんがやっている「THE☆歌謡ROCKERS」のシンガー。
「諷」というのは「暗唱する」とか「声を出して歌う」という意味の漢字だから諷花ちゃんがやっていることにピッタリだ。
S41a0464そうして秋田では何度も演奏しているのだが、2人が一緒に東京のステージに立つのはコレが初めてのこと。
「sun-goさんのギターでガッツリ歌うのは初めてなんですよね。
いつもはワチャワチャな感じですから。
よろしくお願いします!」655そして、キーボーズに海老芳弘さん。670v「実は、シゲさんとチャッピーさんと海老さんは『千年コメッツ』なんですよ。
以前は名古屋でよく一緒になったんです。
やっぱり私たちはバンドマンなのでバンド名があると違うな…ということでバンド名をつけることにしました。
最初は千年コメッツ、THE☆歌謡ROCKERS、SHOW-YAということで『千年歌謡SHOW』にしようか?とか言っていたんです。
でも、それだと歌謡曲しばりになってしまう感じでしょ?
それでチャッピーさんに『Luminous5(ルミナス・ファイブ)』というバンド名をつけてもらいました」425v「ナニを演るのかと言うと、まっすぐなハードロックです。
気持ちは『ガールズ』ということで…。
それと、この方々と演るのであれば『絶対にハズせない』という曲をリクエストしました」
440v…と前置きして『五十嵐☆sun-go☆美貴スペシャルセッションバンド』じゃない、『Luminous5』の演奏がスタートした。
まずは耳をつんざくシゲさんの轟音!
昔、カルメン・マキ&OZのライブ盤に「シゲのソロ」という曲が収録されているのが自慢だった。
上に書いたように自分も「シゲ」だから。0r4a0093客席から「マジか!?」という声が上がった1曲目はカルメン・マキ&OZの「崩壊の前日」。520コレはsun-goさんが自ら触れたご自身のリクエストによる選曲でしょうな。
そんな演りたかった曲でノッケからバッチリと「sun-go」サウンドを聴かせてくれた。540そのsun-goサウンドを出しているのはもちろんMarshall。
ヘッドは愛用の「JVM410H」。
キャビネットはいつも使っているデイヴ・ムスティンのシグネチャー・モデルとは違う「1960B」。
考えてみるとsun-goさんとJVMの付き合いも長くなったよ~。
2009年からだからカレコレ16年!
誰にもマネができない自分だけのギター・サウンドを確立したからこそできる所業だ。
腕の立つ板前の包丁と同じ。
500vsun-goサウンドに負けないパワフルな歌声の諷花ちゃん!0r4a0249 sun-goさんとのイキもピッタリ!5701曲目から密度の濃いパフォーマンスで一気に盛り上がった!0r4a0199_3 「実はマキさんとは『NAONのYAON』で『私は風』を演ったことがあるんですよ。
あの曲は1か所でもコケるとトンデモナイことになっちゃうんで、今回はやっぱりシゲさんのアタマのベースをフィーチュアした曲をお願いしました」580v2曲目はチャッピーさんのドラムスから。590_cbゴリンゴリンのロック・ビートに「♪チチチチ」と来たぞ!
そう、もちろんThe Runawaysの「Cherry Bomb」。600諷花ちゃんはギターを引っ提げて熱唱!
上に書いたように私はこの曲をリアルタイムで耳にしたけど、今回初めて歌詞を読んでみた。
ロックだね~、昔のロックだね~。
でもコレでヨカッタ時代があったのだ。
それにしても諷花ちゃん、板についているナァ。
まるで70年代からタイムマシンに乗って飛び出して来たようだ!
610vsun-goさんの轟音ソロが炸裂!490コレはきっとやりたかったポーズでしょう?
イヤ、私もやりたいわ!630v「ホントは『メタル・クイーン』の頃を思い出してまりに歌って欲しかったですね。
諷花ちゃんのはジョーン・ジェット・バージョンで、ギター・ソロが長いんですよ…チョット間違えちゃった、ゴメンね!」640「実は私、昔のバンドでシゲさんがいらっしゃったNOIZとココで対バンしたことがあるんですよ。
そんな思い出深いクロコダイルでまたシゲさんと演奏できるのがすごくうれしいです」
実は私も1981年か82年に、今シゲさんがいらっしゃるあたりにマイMarshallとともに立ったことがあるんです。
私のMarshallは今もクロコダイルに出演している三文役者の「ちぇり~」さんのご友人から譲ってもらった今でいう「JMP1959」と「1960AX」だった。
そのちぇり~さんがsun-goさんのことをご存知で「ミキちゃん、ミキちゃん」と呼ぶ仲なのだ。
ちなみにちぇり~さんはご本名を「大竹さん」とおっしゃって、上で触れた音楽サークルのPlumageの余興の時にTHE RUNAWAYSのシェリー・カーリーの格好をして「Cherry Bomb」を歌ったことからつけられたアダ名だった。
「シゲさん」やら「クロコダイル」やら「ちぇり~」やら今日はつながりがスゴイな。
650v続いては…コレもsun-goさんのリクエストでしょうな。
カルメンマキ&OZの「空へ」。
有名なイントロのギターを奏でるsun-goさんが凛々しい!660v_srh海老さんのピアノをバックに…550見事なノドを披露する諷花ちゃん。
説得力のカタマリのような歌声!680vsun-goさんの思い入れがふんだんに詰め込まれたソロ。690v大好きなバンドの本物のリズム隊の方をバックに…
730v大好きな曲のソロを演奏するなんて一体どんな感覚なのよ?
うらやましいナ~。
S41a0568 そんな演奏をバックに諷花ちゃんは最後の最後まで大激唱!700v「ホント、シゲさんとチャッピーさんと演奏できるだけで…家宝ものです!」
ココで皆さんの活動の告知。
「さて、川上シゲ&Luminous5の次のスケジュールはシゲさんとチャッピーさんの健康にかかっております。
健康でいてくださいね!
次はもうひとり…私もすごく可愛がって頂いた日本のロックを引っ張って来たシンガーの曲です」710飛び出して来たイキのいいナンバーはアン・ルイスの「ああ無情」。750vコーラスでも活躍のsun-goさん。760v海老さんのシンセサイザーが思いっきりサウンドを分厚くして…S41a0554「ギター、五十嵐sun-go美貴!」という諷花ちゃんの掛け声で華麗なソロをブチかましてくれた。S41a0735「Luminous5の最後の曲は…」
客席から「エ~ッ!?」
「『Fairy』は演んないよ!SHOW-YAで2番目に売れた曲を演ります」S41a0732♪グワァァァ~ン!
凄まじい轟音イッパ~ツ!
S41a0577sun-goさんのテーマともいうべきあのギター・ソロ。
ク~!このソロで登場した『Marshall GALA2』を思い出すナァ。780v_waLuminous5の出番の最後を飾ったのはSHOW-YAのステージには欠かせない「私は嵐」。790「♪私は~ア~ラ~シ」諷花ちゃん本番最後の熱唱!S41a0807 ドライブしまくる…850vゴキゲンなバックで…820v得意の開放弦を使ったsun-goさんのソロ!830vそして、下手へ飛んでベース・ソロ。
このシゲさんのベース!
絶対こうなると思ったし、また期待もしていたんだけどコレぞ正真正銘の「爆音」!
多分このベースの音は恵比須か代々木ぐらいまで聞こえていたことだろう。840v今度は上手へ急げ!
ベース・ソロからの~「嵐ポーズ」!
私は10年ほどSHOW-YAのライブのオフィシャル・フォトグラファーをご拝命させて頂きましたからね、この辺の流れは身体にしみ込んでいるのです。860SHOW-YAの名曲と熱気あふれる演奏で大いに盛り上がって本編を終了させた。890_enc1アンコールの前にコチラをどうぞ。
コレがさっきのギター・ソロで始まった『Marshall GALA2』の時のsun-goさん。

アンコールでは今日の出演者がステージに上がってまずRadioheadの「Creep」を演奏した。900_crpsun-goさんは珍しいギターを使用。
910vそしてコレもsun-goさんのリクエストかな?920_trrカルメン・マキ&OZの「とりあえずRock'n'Roll」。930最後までノリノリだったsun-goさん!S41a0621 諷花ちゃんのリードでお客さんも声を出して大いに盛り上がって全プログラムを終了した。0r4a0347 最後は記念撮影。940もし同期会をやることがあったらゼヒ私も誘ってくださいまし!
古いロックの話で盛り上がりましょう!950本当に久しぶりだったクロコダイル。
今日も楽しい夜になりました。960  

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200 (一部敬称略 2025年3月20日 原宿クロコダイルにて撮影)

2025年5月 7日 (水)

East Of Eden Spring Tour 2025~Seeds Of Hope~

 
楽しかったゴールデンウィークもアッという間に終わっちゃったね。
海外の、あるいは国内の「楽園」で過ごした方も大勢いらっしゃることでしょう。
今日は待望のファースト・アルバムを引っ提げて国内各地を回ったEast Of Edenのツアー『Seeds Of Hope』の東京公演初日のレポート。10会場はZepp DiverCity。
ロビーに飾られた色とりどりのスタンド・フラワー。20「楽園へようこそ!」
ステージに姿を現したEast Of Edenがオープニングに選んだ曲は「Shooting Star」。
50このショウの1週間前に発表したファースト・アルバム『The First Eden~Sheeds Of Eden』のオープナーだ。12_40闇を切り裂くレーザー光線が縦横無尽に飛び交う中2曲目に突入!
会場は早くも猛烈な興奮状態だ。
曲は『Forbidden Fruit』から「Chasing the Moon」。
30ショウの冒頭からド迫力の爆走をキメて見せるのは…

Ayasa60v湊あかね70vMIZUKI80v新しく加入したMINA。90vそしてYuki。100vもちろんYukiちゃんはMarshall。
使い慣れた「JVM410H」と「1960A」のコンビネーション。
当然Yukiちゃんは「リターン挿し」などという流行に振り回されることはない。
普通に使った方が断然太く良い音が出てくることを本場のMarshall仕込みで熟知しているからだ。110vそしてMarshallの上に「禁断の実」を2つ。120ステージでは早速のサオ・チーム3人のフォーメーションに大きな歓声が上がった!130もう1曲続けて『The First Eden』から「Unapologetic Freedom」。
「apologetic」は「申し訳なさそうな」という意味。
それに反意を表す接頭辞の「un」がついて「unapologetic」になると「謝罪しない」とか「遠慮しない」とかいう意味になる。
曲名は「遠慮や後悔しない自由」ぐらいの意味合いか?
まさにそんなイメージの曲調。
140v_ufハードなグルーヴが心地よいドライビング・ナンバー。
Yukiちゃんは7弦ギターで臨んだ。
そう、この日はとりわけ7弦ギターの出番が多かった。
それがEOEサウンドのヒミツのひとつかな?150メンバーを紹介とひと言メッセージのコーナー。
「ありがとうございます!どの会場も暖かい世界で…本当にありがとうございます」
ママとなるYukiちゃんに客席から盛んに「おめでとう!」の掛け声がかかる。
「チョット気を付けつつ…ウフフフ、気を付けつつ演りたいと思います」170「メンバー、スタッフさん、事務所、ワーナーさんもそうだし、みんなに支えられてやらせて頂いております。
ありがとうございます。
ツアーということで名古屋、大阪とやって来たんですが、東京も熱いところを見せて頂きたいと思います…と言うか、私たちも熱いライブをお届けしたいと思っていますので、皆さん最後までよろしくお願いしま~す!」
160vメンバーのトークを楽しんだ後はニュー・アルバムから「Doesn't Matter」。
チョット余計なことを書かせてもらうと…『エデンの東』と言えば、ナンと言っても次男坊の「キャル」を演じたジェームス・ディーン。
『エデンの東』と同じ1955年に公開した『理由なき反抗(Rebel without a Cause)』の中に「It doesn't matter(イダズマラ), it dioesn't matter…」とジェームス・ディーンが繰り返す印象的なシーンがあった。
フーム、意外なつながりがあるんだな…と思ったのは私ぐらいなものでしょうナァ。
いつもこんなことばかり考えています。180_dm人気曲「鈍色のラビリンス」。0r4a0180 Ayasaさんのソロに続いてYukiちゃんのソロが炸裂。
やっぱりチャンとMarshallのすべての真空管を通して出すギターの音は素晴らしい。
太く、コシがあって、会場の隅々までYukiちゃんが弾くギターが直に届けられるようだ。
Yukiちゃん曰く、実際どこへ行ってもギターの音をホメられるそうだ。
私も鼻タカダカです。弾き手がいいからですよ!
そしてヴァイオリンとギターのバトルへと続いた。190_nlさらに目の覚めるようなドライビング・チューン「CROSS∞ROADS」が続く。
0r4a0163続くMCではメンバーが手分けをしてグッズを紹介。
「私の担当はタンブラー…『シューティング・スター・タンブラー』です。
色がシルバーとネイビーとブラックの3種類。
私は当分飲めませんけど、ハイボールとかビールとかレモンサワーとか…妊婦の私が言うのもナンですがコレに入れてグビグビ飲んじゃって頂きたい…と」
210v「こういう風にリンゴがあればフルーツを飾っておける…みたいな。
籠にフルーツを盛ったりしますからね。
そんな感じでこうやってこのタンブラーにリンゴを乗せて頂くという使い方もあります。
でも、チョット大きいのでお荷物になると思うんですよ、意外と大きいですからね。
そんなところにね!…Ayasaさん」
グッズ紹介リレーのバトンを受け取ったAyasaさんは引き続いてエコ・バッグを紹介。
そのバッグにタンブラーを入れてください…という鮮やかな営業リレーでした。220ココまでとは雰囲気を変えて『The First Eden』収録のバラード「I don't say goodbye」。
あかねちゃんが情感豊かに歌い上げる。S41a0063 バラードにはつきもののギター・ソロ。
Yukiちゃんはおなじみの「Blue Rose」に持ち替えてドラマチックに演じて見せた。240vアルバムと同じ進行で「Don't Look Back」。
Yukiちゃんはまた7弦をプレイ。
今日は一段と持ち替えが忙しい。
7弦ギターが出す低音域を活かしたメロディアスなヘヴィ・チューン。
250vココで場面が替わってあかねちゃんがステージを離れた。
 
MIZUKIちゃんのドラム・ソロに…260_ycMINAちゃんのスラップが重なり…270vYukiちゃんの奇抜なフレーズが加わる。280Ayasaさんが華麗に主題を演奏するのはインストゥルメンタル・チューンの「Yellow Card」。290一瞬のスキも見せることがないハード・ドライビング・ナンバー。
迫力のスティックさばきがタップリと詰め込まれたこの曲はMIZUKIちゃんご本人の作品。300vあかねちゃんがステージに戻ってセンチメンタルなヴァイオリンの音色も高らかに「Noise-Canceling」。
320_dlb曲調が次から次へと変わっていく劇的な1曲。
そのひとつひとつのシーンをあかねちゃんが見事に歌い上げ…330バンド・アンサンブルのパートではあかねちゃんの歌に呼応するようにAyasaさんのヴァイオリンが端正なメロディを歌い込む。430Yukiちゃんも各パートで多彩なギター・プレイを披露した。
340vMIZUKIちゃん作の「Yellow Card」にまつわるMCを経て、あかねちゃんのコブシを利かせた切れ味の鋭い歌い回しが印象的な「Darkside Lotus」。
この曲、和の風味の取り入れ方がとても自然。
加えてキメが大変に凝っていてエラくカッコいいわ~。
0r4a0430ストレートなロック・ビートで「これでもか!」と切り込んで来る「Breaker」。
450Yukiちゃんのチャンク(パームミュートをして8分で低音弦を刻むこと)が鮮やか!350v_br「オマエら、イケんのか~!」とあかねちゃんの檄が飛んで「Red Line」。
途中までいい調子に演奏したもののギターにトラブルが発生して曲は中断。
ま、生演奏の場では時折あること。
さすがEOEの皆さん、堂に入っていらっしゃる。
「チャンと演奏しているということがわかっていいじゃん!」と、超「Look on the bright sight」対応。230v_idsgギターの問題はすぐに解決。
せっかくだから「曲の前のアオリのところからやり直そう」ということになってYukiちゃんがそれをやることに。
何でも地元大阪ではバリバリにお客さんをアオったとか。
浪花千栄子ファンの私としてはYukiちゃんが「あんさん方、最後までイケまんのか~?正味な話、そんなんやったらイケしまへんで~!」とかやるところを見てみたかったが…まさかね。
「東京、まだまだイケるか~い!」と景気よくやってくれた。370vそして今度は「Red Line」を滞りなくカッチリとキメて見せた。
360_rlさぁ、「Sheeds Of Hope」の東京公演もいよいよクライマックス!
420_ikzm「♪Stand up」のパートがまずは何とも魅力的な「花美」。
繰り返す転調とハデなキメも最高に気持ちがいい!
400AyasaさんのソロからYukiちゃんのソロへとスリリングな展開!
390人気曲だけあって客席から盛大な歓声が沸き上がった。410本編を締めくくったのは『The First Eden』の最後を飾っているリード・チューン「IKIZAMA」。0r4a0487本編15曲。
『The First Eden』収録の10曲をすべて披露。
0r4a0157 メンバー5人が一丸となって密度の濃い完璧な演奏を展開。
まさに観客を「楽園」に送り込んで本編を終了させた。460もちろんすぐさまアンコール!470vアンコールの1曲目はおなじみ「Judgement Syndrome」。S41a0399メンバー各位からひと言ずつ最後のご挨拶。
「皆さん、今日はお越し頂いて本当にありがとうございます。
私も色んなところでご迷惑をおかけしていると思うんですが、こうして温かいお客さんに支えられて今日ココに立っているんだなと改めて実感しています。
明日、日本では一応ファイナルということで、明日も盛り上げるぞ!という気持ちでガンバりたいと思います。
ちなみに、明日も来てくれる方とかいるんですか?……たくさんいらっしゃる!
ありがとうございます!
これからも我々は突っ走っていきますのでよろしくお願いします!」480v最後に持って来た曲は「Evolve」。0r4a0382 幾度となくスポットライトが当てられたAyasaさんとYukiちゃんの激しくも艶やかなバトル。
最後までタップリと魅せてくれた。510演奏終了後、客席にピックを投げるYukiちゃん。0r4a0535「ありがとうございました!」
Marshallのいい音もタップリと聴かせてもらったし…あ~、楽しかった。
  
East Of Edenの詳しい情報はコチラ⇒East Of Edenの詳しい情報はコチラ⇒Official Website540 

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200 (一部敬称略 2025年3月19日 Zepp DiverCityにて撮影)