ライブ・レポート Feed

2022年12月14日 (水)

ART~D_Drive with ENTERART <後編>

 
換気中。
しかし、ココと表のNEW SIDE BEACHさんの掲示板はホントいつ見ても見事だよね~。
ホレボレしちゃう。10いつも賑やかなD_Driveの物販コーナー。
おかげさまで『DYNAMOTIVE』、引き続き大好評を頂戴しております!
昨日、Marshall Recordsとインターネット・ミーティングをしたんだけど、ヨーロッパでも評判がとても良いそうだ。
うれしいね~。
今度、日本のポップ・カルチャーを取り扱っているイギリスの『NEO Magazine』という雑誌にSeijiさんとYukiちゃんのインタビューが載る予定。
その手の雑誌ではイギリスで一番知名度が高い雑誌らしい。
結構気合の入った質問で翻訳していてオモシロかった。20休憩の間にスッカリと空気が入れ替わったところで第2部スタート。
冒頭はD_Drive単独の演奏。0r4a0161まずは『DYNAMOTIVE』から「Runaway Boy」。
Img_0547伝統の「Dクラシック」。
D_Driveはもうすぐ14年目に突入する。
こうして時を経た曲がいつまでも新鮮に聞こえるのも「Driving Rock」の魅力だ。40間髪入れずChiikoちゃんの短くシャープなフィルがリードするのは「Attraction 4D」。50v_4dSeijiさんのリフ。
実に心地良いディストーション・サウンド!Img_0617よいギター・サウンドはMarshallから!20v続けて「Mr. RAT Boots」。
グイグイ来て気持ちい~!70_mrbもちろんココではToshiくんフィーチュア。
今回は特に暴れまくるでなく、テクニカルは側面をグッと押し出した大人のプレイ。80vやはり音がいいわ~。40vアップ・テンポのナンバーが3つ続いて第2部は早くも大きな盛り上がりを見せた。
そりゃ盛り上がるよね。S41a0314「ありがとうございます!では後半戦のスタートです。
『DYNAMOTIVE』と『Maximum Impact』に収録されたナンバーを取り混ぜて聴いて頂きました。次も『DAYNAMOTIVE』からの1曲です」100vSeijiさんのラジカセ・ギター・サウンで「古き良き街(I Remember the Town)」。110v_irtアップテンポ3曲の後のミディアム・ファスト・チューン。130v実に心地の良い展開だ!140v華麗なギター・ソリから…150v手拍子へ。
D_Driveって思っているより手拍子ナンバーが多いんだよね。
コレがまた楽しい。
160次はChiikoちゃんが必殺のフィルでイントロを弾き出す。
「逆鱗ーGEKIRINー」だ!170v_grChiikoちゃんが鳴らしているのはNATALドラムス。
普段ココで「フロア・ライブ」を演る時はステージを独り占めしてツイン・バス・ドラムのフルセットを組むのだが、今日のロケーションはステージ下。
場所を取らないようにバス・ドラムもフロア・タムもシングルのコンパクトなセットが組まれた。
50vローDチューニングを活かした激烈な演奏。180vToshiくんのベースに全員が乗っかってくるパートはスリル満点!190一方、ステージの上では「壊れる音と」をテーマに据えたパフォーマンスが展開した。
まさにウロコを触られた龍が怒り狂っているかのような赤いライトの下で演技をする3人のダンサー。S41a0331 そして、照明がガラっと変わって今度は青。
そう、「Unkind Rain」だ。520曲に合わせてユックリと身体を動かす3人。
テーマは「流して平す雨の音と」。
530Yukiちゃんが情感を込めてもの悲しいメロディをつなげていく。540vその美しい音色を出しているのはMarshall。
30vユックリ、ユックリ…3人が動く様は非情の雨がしおしおと煙るように降っているようだ。550vそして、Toshiくんのベース・ソロ。
いつもイケイケのToshiくんだけど、この曲のソロでは哀愁に満ちた静かなソロを聴かせてくれる。560v曲のエンディングとともにユックリと静かに姿を消したダンサーたち。570「皆さん、プログラム見て頂けましたでしょうか?
私たちのセットリストの他にダンスの意味合いというか、どういうことを表現してるのかが書いてあります。
今日はこういう風に私たちのセットリストとは別にダンスのストーリーが流れてるという感じで、そのプログラムを見ながら『こんな思いがあるんだ』と感じながらご覧頂けたらオモシロイかな~と思っています。
そして、今日は昨日と全く同じセットリストで演っています。
2日とも演奏曲目を全く同じにするということは我々には結構珍しいことなんですよ。
昨日もお越し頂いた方もいらっしゃいますが、2回ぐらいご覧頂いてちょうどいい…という感じがします。
やっぱり情報量が多いので、どこを観たらよいのか…ということがありますからね。
この2日間で終わっっちゃうのは寂しいですね」
580v「寂しいし、モッタイない。
こういうのどうです?みなさん。もっと演ったほうがいいと思います?
(拍手)
ありがとうございます。
でも、Yukiちゃんのお姉さんがニューヨークに住んでいるのでなかなか出来ないんですよね。
スケジュールが合いませんからね。
なので簡単に予定が組めないんですけど、確実にスケジュールが合うような時には演ろうかと思っています。
そして、コレに関してはボクにも夢があるんです。
『ART』でも『チェリーを三つ入れてください。』でも、どちらの作品でもいいんですがニューヨーク公演を演ってみたいな~と思っているんです!」
590v「遠いな~、ニューヨークは!
そうですね~、そういう機会を期待しながらラスト2曲へ移りたいと思います。
皆さん、今日は本当にありがとうございました!」600vまずはSeijiさんが弾く「飛び道具的リフ」が迫りくる「Russian Roulette」。610v_rrこの曲も手拍子だもんね。
620Seijiさんの弾くリフに合わせて「♪シャンシャンシャン、シャンシャンシャン」と両手を合わせるのは人気のパート。630vSeijiさんのプレイにも力がこもるというモノよ!640矢継ぎ早にChiikoちゃんの「♪タスタスタスタス」。
『ART』の本編を締めくくったのは「1000000hp」!650_hp最後はもちろんENTERARTの皆さんもステージに登場した。Img_0092 演奏はいつも通りのハラハラドキドキの「大楽器弾き倒し祭」!670v一方、ステージでは…ナンだ、ナンだ、ナニが始まるんだ?!S41a0364 演奏と…690vステージに視線を行ったり来たり。695写真を撮っている私も忙しいよ~。700vベールをアタマに巻いたダンサーが脚立に上ってクライマックスを迎えると同時に…705vD_Driveの演奏も完全燃焼した!710vこうして本編が終了。
チョット最後にひとこと言わせてもらいますが…今日のD_Driveは暗くて撮りにくかった!
それもそのハズ、演奏しているのは客席エリアなんだもん。
充分な照明が当たらないのは当たり前だわね。720次回の首都圏エリアのライブは全員ステージの上だよ。
お隣のNEW SIDE BEACHでの公演はもうすぐ!Nsb_2 …ということでアンコール。
「アンコールありがとうございます。
今日はお楽しみ頂けましたでしょうか?
私たちこのような機会を頂いて大変うれしく思っております」730vココでChiikoちゃんから物販の紹介。S41a0373 今回フィーチュアされたのは「だるまさんは転ばない」をモチーフにした「だるまリストバンド」。0r4a0065音に反応してチカチカ光るヤツ。
コレ、実際に付けてみると存外に楽しいな。
「Red Light, Green Light」という英題にちなんだ赤と緑。0r4a0063ところで、我々は「OK」を出したりもらったりする時に「ゴー・サイン」という言葉を使うでしょ?
「あの稟議書でゴーサインが出たわ!」みたいに。
コレ、完全に和製英語で外国では通じない。
英語圏でコレいう時は「give a green light」とか「get a green light」と言う。
もちろんこの「green light」は信号の色のこと。
今では間違えることはないけど、つい「blue light」って言ってしまって意味が通じない…なんて場面以前に何度かあった。
「横浜」じゃないっつーの。
私が大好きなフランク・ザッパに「Blue Light」というカッコいい曲があるので余計言いたくなっちゃうワケ。
信号機の3色は全世界共通だが、「進め」を「青」と呼んでいるのはどうも日本だけらしい。
他はみんな「緑」。
しからば、ナゼ日本は「青信号」って言うんだろう?
下の写真のように信号機の「青」は誰がどう見たって「緑」じゃんね。
コレは日本人の古来からの言語感覚によるモノらしい。
昔は「緑信号」と呼ばれていたんだけど、終戦後に制定された道路交通法の前身の法律を定める時に「青信号」と言い換えたそうだ。
「青りんご」、「若葉が青々としている」…みたいに我々には緑のモノを「青」と呼ぶ感覚があるでしょ?
どうもコレから来ているそうですよ。
あ、「青っぱな」もそうだ。アレも緑っぽいじゃん?
最近は「青っぱな」を垂らしている子供を見かけることもメッキリなくなったナ。
アンコールの脱線終わり。Gl ココでSeijiさんからうれしいひとこと。
「『Maximum Impact』や『DYNAMOTIVE』のライナーノーツを書いてくれたMarshallのシゲさんが今日もいらっしゃっているんですけど、なんと今日がお誕生日です!拍手~!
おめでとうございます!」
どうもありがとうございます!0r4a0428Yukiちゃんがダンサーの皆さんを呼び込んだ。735そして、お姉さんのYukariさんからひとこと。
「皆さん、こんにちは、Yukiの姉のYukariです!
ありがとうございます。
ココでENTERARTエンターアートのダンサーを紹介させてください」0r4a0424 橋本さくら770v下野のぞみ
 
『チェリーを三つ入れてください。』で活躍した2人なのだ。780「今までは割とシリアスな感じだったと思うんですが、これから演る『Get Away』という曲には振り付けをして皆さんに楽しく踊って頂けるようにしました。
ビデオで見られるようになっているのでご覧頂ければと思います。
そして、今回1回だけに限らずこれからもこうしたコラボレーションを企画して頂ければうれしいです」

0r4a0421 「珍しくメンバー紹介をしちゃおうかな?」と今度はYukiちゃんがD_Driveの面々を紹介した。
そうか…そういえばD_Driveは「オンなんとか」っていうメンバー紹介はやって来なかったね。
アレもサ…いつのまにかああやって「on~」と英語らしくやるようになった。
それは構わない。
でも…D_Driveは歌い手がいないから書くけど、「on vocals」と「-s」を付けてメンバーを紹介する人はまずいないね。
パート名を示す「vocal」は常に複数形にするのが一般的な英語表現です。
「on drums」と「on keyboards」も同じ。
そんなに英語がカッコいいと思っているならチャンとした英語でやった方がいい。
ま、「ツーマン」よりはマシだけど。
「ツーマン」だけはトコトン恥ずかしい。790アンコールの1曲目はYukariさんが案内した通り『DYNAMOTIVE』からYukiちゃん作の「Get Away」。800なるほど、「Get Away」にゴーゴー・ダンス風の楽しい振付が付けられた!810いつものD_Driveのライブに個性あふれる舞踏を加えてアートの無限の可能性を与えてくれた3人!
今回は『DYNAMOTIVE』の曲が中心で、『チェリー』の時とはゼンゼン違ったパフォーマンスがとても興味深かった。
S41a0410_2

S41a0395

S41a0434最後はおなじみの「Screw Driver」で『ART』のステージを締めくくった。860v

870v

Img_0141

890v「ありがとうございました~!」900最後の最後に記念撮影タ~イム。 
 
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive OFFICIAL WEB SITE
Yukariの詳しい情報はコチラ⇒Yukari Osaka Official Web Site

910コレで楽しかったD_DriveとENTERARtのコラボレーション『ART』の記録を半永久的に残すことができました。
記録しておかなかったらナ~ンにも残らない。
こうしておけば、いつでも、どこでも、行った人はこの時のことを思い出すことができるし、行かなかった人はその様子を窺い知ることができる。
そう、Marshall Blogに記事が出ることは「残す」ということなのです。
それがMarshall Blog!
SeijiさんのD_Driveに関する記録もスゴイけどね。
「いついつMarshall Blogに登場」なんてことまですべて細かく記録されている。920さて終演後、私にもサプライズが!
D_DriveRの皆さんが私の還暦を記念するお花とグッズを贈ってくださったのです!930v江戸切子の赤いグラス。
還暦だからね、赤です。
コレで白鶴をグッとやって赤ちゃんに戻ります。940おお!ありがたき還暦!
 
D_DriveRの皆さん、どうもありがとうございました!950

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200 (一部敬称略 2022年11月20日 新横浜strageにて撮影)

2022年12月13日 (火)

ART~D_Drive with ENTERART <前編>

 
人気のシリーズ企画「フロア・ライブ」を通して今やD_Driveの首都圏エリアの一大ホームとなった新横浜strage。
今回もそのホームでのライブのレポート…なんだけど、お店の「TODAY'S MENU」に記された内容がいつもとチョイと違う。
「ART」、そしてD_DriveとENTERARTと表記されている。10v_2D_DriveRさんご一同様からのありがたき祝い花の立て札も「祝開催! ART D_Drive with ENTERART」となっている。15v続いて会場内のようす。
SeijiさんのMarshall。20vYukiちゃんのMarshall。30vToshiくんのEDEN。
いつも通りのフロア・ライブの光景。
40v…かと思ったら、ChiikoちゃんのNATALもフロアにセットされている。
結果、ステージは「もぬけのから」。50v「もぬけのから」は正しく漢字で書くと「蛻の殻」。
下がそれ。
セミやヘビのヌケガラのことを「もぬけの殻」という。
「から」は「空」じゃありませんよ。9mk 今日はそんな状況でお送りするショウ、「ART」。
D_DriveとENTERARTの共演だ。60v_po「ENTERART」はYukiちゃんのお姉さんが主宰するダンス・パフォーマンス・プロジェクト。
神戸で『チェリーを三つ入れてください。』というD_Driveとの共演を成功させたのはすでにMarshall Blogでレポートした。
 
チェリーを三つ入れてください。<前編>~私の新開地(上)
チェリーを三つ入れてください。<中編>~私の新開地(下)
チェリーを三つ入れてください。<後編>~私の三ノ宮

この時から早くも3年も経過しやがんの。
コロナ直前のとても楽しい思い出だ。
この「D_Driveの音楽とコンテンポラリー・ダンスの融合」の形を変えて再演するのが今回レポートする『ART』だ。70開場時間となった。
会場に入ったところからもう「ART」。120ランプを持ったパフォーマーたちがお客さんを迎え入れる。130ちょっとコワい?140慣れない雰囲気に、一瞬ギクっとなっているお客さんもいらっしゃった。150ランプを手にした3人のパフォーマーが場内を逍遥する。160満席。
2日間、2回の公演のチケットはすべて売り切れ。
『チェリー』を未見のお客さんは「これから一体どうなるんだろう…」という緊張の面持ちを隠せない。
一方、その頃楽屋では…
200リラ~ックス!1905分ほど開演時間を押して『ART』がスタートした。
曲は『DYNAMOTIVE』から「Be Yourself」。
フロアで演奏する4人の後ろのステージにダンサーが1人登場する。210Seiji220vYukiS41a0006 Toshi0r4a0238 Chiiko250vひとり舞台で舞うのはYukiちゃんのお姉さんのYukariさん。
ダンスのテーマは「私の昔話をしようと思う」。
260脚立を利用してのパフォーマンス。
この脚立が最後まで重要な役割を果たす。S41a0015 曲の後半に差し掛かるとYukariさんはマスクと上衣を脱いでパフォーマンスに変化を加えた。S41a0037 2曲目は同じく『DYNAMOTIVE』から「Breakout」。290_boSeijiさんが弾くリフにつけるアクセントが今日もカッコいい。295冒頭からヘヴィなサウンドをブッ放すChiikoちゃん。
ココでのライブはいつも生音だけど、今日はいつもよりドラムスの生音が近くてお客さんは気持ちヨカッタのではなかろうか?
Chiikoちゃんのドラムスの生音の破壊力ってスゴイからね。310v相方のToshiくんもノッケからハジけまくり!
今日もバリバリと規格外の低音をお見舞いしてくれそうだ。320v手拍子でお客さんをアオるYukiちゃん。
7弦ギター曲を2つつないで『ART』はヘヴィにスタートした。330「皆さんこんにちは!
D_Drive、そしてENTERARTの『ART』にご来場くださいましてありがとうございます。
開場の時からENTERARTの『ART』な空間をお楽しみ頂けたと思います。
私たちのロックとコンテンポラリー・アートのコラボレーションをタップリ堪能してお帰り頂きたいと思います。
ENTERARTとD_Drive…ほとんどの方がご存知だと思いますが、私の実の姉のYukariがこのENTERARTを主宰しております。
姉はニューヨークのコンテンポラリーダンス・カンパニーに所属しているんですが、帰国する機会があったのでナニか一緒に出来ないか?…ということで、今日こうして『ART』を開催することになりました。
実際はコロナになる前の2020年1月に『チェリーを三つ入れてください。』というコラボレーション作品を神戸で上演しました。
私たちも新しいアルバムも出したことですし、新しい曲でまた新たに振付をしてもらって…という感じで今日は新しいパフォーマンスがたくさんお見せできると思います」
360「『チェリーを三つ入れてください。』の時は大きな会場だったんですが、今日はそれよりチョット規模は小さくなります。
でも、ダンサーとバンドが共演する企画というのは非常に珍しいんですよ。
インストなんで歌詞が無い我々は楽器の演奏で表現するしかない。
ダンサーさんは身体。
しゃべるワケではないので、身体で表現するんですね。
演奏とその身体の動きでひとつのモノを表現する。
非常におもしろい…演っててボクらもおもしろいんです」
350v「しかもコンテンポラリー・ダンスとロック結構離れてると思うんですよ。
コンテンポラリー・ダンスを演る時の音楽でROCKって少ないと思うんです。
ですから今日はレアなケースをご覧頂けるかなぁ~と思っております。0r4a0157チョット補足させて頂きますと…歴史的かつ基本的には音楽は舞踏の道具なんですよ。
踊りが先にあるの。
言い換えると、音楽は聴いて楽しむモノではなくて、どちらかというとそれに合わせて踊って楽しむための「道具」なんですよ。
クラシックからしてそう…もちろんオペラとか管弦楽曲に代表されるような鑑賞専門の音楽もあるけど、「ナントカ舞曲」なんて枚挙にいとまがない。
その代表はヨハン・シュトラウスかな?
ジャズも同じ。
元々はダンスをするための音楽がジャズだった。
ロックだってそう。
「ロックンロール」という言葉は身体を「ロック=揺らす」や「ロール=回す」とかいう意味だから。
だからダンスと音楽がくっ付くのは全く自然のことなのだ。
また、ダンスとロックの融合というのも昔はよくやっていたような気がするな。
確かにYukiちゃんが言うように、今となってはロックはダンスと別れてアニメと結婚しちゃった感じですな。9jazz 今日の出し物の中で「この曲のイントロはやり易いんじゃないの?」と思っていた曲が次に来た。
「だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)」だ。
いつものストップ・モーションのシーンからChiikoちゃんのスネア・ドラムが炸裂!S41a0245 そしてSeijiさんが奏でる最高にクールなメイン・テーマのメロディ。
380vダンサーはステージの上でベールで作ったボールを投げたり、解いたり。
コレは「無垢な時代」を表現している…なるほど!
370_rlglそして、「Begin Again」へとつなぐ。
ココのクダリも何回聴いてもカッコいい~。420v_baダンサーはそのベールを身にまとい、楽しそうにジャレあっている。390D_Driveの皆さんは後ろを見ながら演奏するワケにはいかないので、ステージでナニを演っているのかが気になる。Img_0066 あ…見ている人もいる。400曲のイメージに合わせてステージの上で活発に走り回る3人。410「あ、こんなこと演っていたんですか?!…ビックリ!」440v楽しそうだナァ~。
果たしてお客さんはステージの上か、下か、どちらを観ているんだろう?
ココは「上」だな。
430v親指が立った。450v_tuおなじみの「Thums Up」ポーズ!460vToshiくんのベースがブイブイ唸る!470v「Thumbs Up」はD_Drive単独の演奏。480「今年の夏にMarshall Recordsから世界リリースされましたセカンド・アルバム『DYNAMOTIVE』の収録曲をお聴き頂きました。
たくさんの方にご購入頂いて、みなさんタップリお聴き頂いていることと思います。
今日は『DYNAMOTIVE』からの曲を色々と演らせて頂こうと思っています。
ところで、レコーディングって、録音して終わりではなくて、その後にしなければならない作業が色々あるんですね。
そのひとつが、ミキシングという作業で、バラバラになっている各楽器の音源をミックスするワケです。
D_Driveの場合、『Maximum Impact』も『DYNAMOTIVE』もニューヨーク在住の日本人の方にそのミキシングという作業をして頂いています。
そのミキシングをご担当頂いた方が昨日・今日と会場にいらしています。
今年のグラミーで『最優秀ジャズ・アルバム賞』を獲得したアルバムのミキシングを手掛けた人です。実は…別に隠してるワケではないんですが…。
どれぐらいの方がご存知なんだろう…私の兄だって言うことを。
あっ、結構ご存知ですね。
私の義理の兄がミキシングをやってくれました。
私たちのアルバムもいい感じにして頂いて、Marshall Recordsからも高い評価を頂いているんですよ!」
520v別に隠しているワケではないのだが…どれぐらいの方がご存知なんだろう…『チェリーを三つ入れてください。』の時に私がその方にお会いしているということを…。
ということで今回、記念撮影をして頂きました。
『DYNAMOTIVE』に「Akihiro Nishimura」とクレジットされている方…それがアッキーさん。
80vまた紹介しちゃおっと!
コレがそのグラミー賞を獲得したアルバム『SKYLINE』。
ゴンサロ・ルバルカバ、ロン・カーター、ジャック・ディジョネットからなるピアノ・トリオ・アルバム。
このアルバムはすごくいいですよ。
録音だけじゃなくて演奏が素晴らしい。90cそして、コレがアッキーさんが獲得したグラミー賞のトロフィ。
当日アッキーさんが写真を見せてくれたので、「是非マーブロに!」とお願いして後にシェアして頂いた。
私は普段、「ハヤリモノ」で騒いでいるグラミーなどには何の興味もないんだけど、その一方ではこうした芸術性の高い作品にキチっとスポットライトを当てていることには大きな敬意を表したい。
売れ線の音楽だけで浮かれているだけじゃない…それがアメリカなんだよね。
ヨーロッパも同じで、日本とは丸っきり状況が違う。
コレは聴衆のレベルの差なんですよ。
日本人は何事もひとつ当たると100%それだけになってしまう。
音楽でも、美術でも、映画でも、「アレもあるけど、コレもある」という状態を保っておかないと物事が発展しないことを欧米の連中は知っているんだと思う。
だからD_Driveなんかは価値のあることをしていると思うよ。
CDを買って頂いたりライブに足を運んでご支援を頂いている方には敬意を表したい。
100v授賞式でのスナップもお借りした。
ピアノのゴンサロ・ルバルカバと。
ゴンサロはキューバの出身で、どうだろう…私が学校を卒業した後の1985年ぐらいから一気にその名が知られるようになった感じかな?
キューバの音楽事情ってのは世界でも指折りですからね。
スゴイ人ですよ。
時々、同じキューバのチューチョ・バルデスと間違えてしまうのはココだけの話ね。
アッキーさん、私とのツーショットの時よりチョットだけうれしそうにしている風に見えるか?…当たり前か!110vチョット脱線。
ナンダって私がこのピアノ・トリオのことをこんなに書くのかというと、ドラムスにジャック・ディジョネットが参加しているから。
ベースで参加しているロン・カーターとともに時期は違えど、2人はともにマイルス・スクールの卒業生だ。
ロンもグリニッジ・ヴィレッジの「ヴィレッジ・ヴァンガード」で観たけどチョット、ん~だったかな…その時はずっとチェロを弾いていたせいかも知れない。
ところがディジョネットはホンモノを観て本当にブッ飛んでしまった。
今の家内と観に行った1983年の『Live Under the Sky』。
ディジョネットはソニー・ロリンズのカルテットで出演して、タップリとドラム・ソロを演ってくれた
コレは「くれた」というのがミソで、私はドラム・ソロはいつだって手短にお願いしたい方なのだ。
ところが、ディジョネットのソロはいつまでも観ていたいぐらい本当にスゴいソロだった。
それ以前から好きだったけど、ドップリと惚れ直したという次第。
私の人生の3大ドラムソロは、そのジャック・ディジョネットと、UKで来日した時のテリー・ボジオ。
それと1977年のサンタナの来日公演で観たグラハム・リア。
多分、死ぬまでコレは変わらないだろうナァ。
若い時に観ているから感動の度合いが違う。
そんな私のアイドル・ドラマーが参加したアルバムこそがアッキーさんが手がけた『SLYLINE』なのだ。
D_Driveも早くグラミー賞にノミネートされないとイカンな。
もちろんカテゴリーは「Best Prog Rock Band」ね。
脱線終わり。
0r4a0164 「皆さん、入場された時にポストカードを受け取って頂いたと思うんですが、その裏にQRコードがついています。
それを読み取って頂くと今日のプログラムや出演者のプロフィールが見れるようになっています。
ご覧になっていない方は休憩の時に是非チェックしてみてください!」530vそのポストカードと言うのはコレ(左)。
右はこの日のために用意されたステッカー。0r4a0539続いての曲はYukiちゃんのファンク・ストラミングが特徴的な「Wings」。
540v_wiこの曲もD_Driveのみのパフォーマンス。550v

560v

570v曲の最後の方にダンサーが登場して次の「U_Me」につなげた。580_umここでもベールを大胆に活用。
600テーマは「時が行けば幼い君も大人になると」。630以前、「後半のToshiくんが弾く和旋法のピックアップ・ソロのパートでYukiちゃんが日本舞踊を舞ってみたら海外でウケるのでは?」なんてことを書いたことがあった。640v我ながらそのことが気になって「梅」に関する日本舞踊にはどんなモノがあるのかチョット調べてみた。
オイオイ、想像をはるかに上回る演目数だぜ!
端唄の「梅にも春」、長唄の「松竹梅」、有名な「梅は咲いたか」に「梅と桜」、大和楽という新しい日本舞踊の流派にはズバリ「梅」という演目もある。
Seijiさんは正しかった。
桜もいいけど、日本人は「梅」だよ!
どうせ梅干しスキなんだから!
 
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しかし、そうして考えてみると、ロックの分野において「梅」をテーマに引っ張り出してきたSeijiさんの所業は大きな功績だぜ。590バラエティ豊かに展開する「梅」の風景を表現するメンバーたち。620vレコーディングの時にこの曲が一番ムズカシかったというChiikoちゃんも、今ではすっかり自家薬籠中のモノにした。
前にも書いたか?…でも本当にそういう感じがするんだから何回書いてもよかろう。660v「『DYNAMOTIVE』から2曲お送りしました。
続いては『Maximum Impact』からいってみようかな~と思っています。
ところで、さっきの『U_Me』みたいな曲はコンテンポラリー・ダンスにすごく合いますね。
私も後ろを見たかった!」
680v「D_Driveには割と色んなタイプの曲がありますからね。
すごいアップテンポとか激しい曲に振付が入ってくるとなるとすごく新鮮ですね。
斬新というか、姉の振り付けとダンサーの即興の部分も結構多いと思うんですけど、やっぱり私たちの想像していない動きだったり、すごい速い曲なのに敢えてゆっくり動いたりとか…そういう風なところもあってとても奥深いですね。
やっぱりアートな世界って本当に奥が深くてオモシロイな~って思います」670『maximum Impact』から「The Last Revenge」。
Seijiさんのディレイ・トリックを使ったイントロ。690v_lrYukiちゃんが弾くメイン・リフ。
不滅のD_Driveのキラー・チューンのひとつ。
710vこの曲もD_Driveのみのパフォーマンスだった。700ダンサーが加わって換気休憩の前の第1部を締めくくったのは「M16」。720脚立にベールを絡ませてのパフォーマンス。730ますますエスカレート!
770振付のテーマは「この場所は私たちを甘く甘く甘やかす」。740

750v

760vバンド・チームが押したり引いたりしているウチに…
780アッという間に第1部終了!
D_Driveのライブってホントいつもアッという間なんだよね。
 
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Website

790<後編>につづく
 

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200 (一部敬称略 2022年11月20日 新横浜strageにて撮影)

2022年12月 9日 (金)

THE EVERLASTING LIGHT~Lift Off! New Silex <後編>

 
やっぱりこれじゃヘンだよな…と考えたのは、<前編>での新加入のシンガーの「Choさん」という呼び方。
だってChoさんだけ「さん」付けはおかしいでしょう?
Mashaくんも達也くんも昔から知っていて、かなり年下なので「くん」付けで呼ばせてもらっている。颯くんなんて彼が学生の頃から知っていて、学園祭にお邪魔したこともあるし、そもそも私の「子供」よりも「孫」に近いぐらいの世代の人だからして「さん」付けはかえって不自然だ。
「Kohtaさん」はドラマーの方と同じ呼び名になってしまうのでシックリこないし、「kohtaくん」と「くん」付けにした方が座りが良い。
翻って「Choさん」…ナゼか自然と「Cho」には「さん」を連ねてします。
ナンでそうなっちゃうのかチョット考えてハタと思い当たったのがドリフ…ドリフターズね。
我々の世代だと「チョー」と来られると自然に「さん」を付けてしまうのが普通なのでなかろうか?
「歯ァ磨いたか?」、「宿題やったか?」の「長さん」である。
そこで、ひとりだけ「さん」ではヨソヨソしいので<後編>からは親しみを込めて「Choくん」と呼ばせて頂くことにする。
「Choくん」…ちなみに間に「ち」を入れれば「趙治勲」。
コレで白黒ハッキリしたな。(註:念のために説明しておきますが「趙治勲」というのは史上最強の棋士のこと。『白黒』は碁石に引っ掛けたシャレです)
 
そんなところから始まる新生Silexの東京でのお披露目公演、『THE EVERLASTING LIGHT』のレポートの<後編>。
まずはKohtaくんのキーボーズでスタート。10「Cry for the Moon」だ。
いいメロディだナァ。
この美しいメロディを感情を込めてChoくんが完璧に歌いこなす。20v そして、曲はKohtaくんのソロを経て…30vMashaくんのソロへ。50vドラマチックに、センチメンタルに…そして、ダイナミックに曲が展開して終わる。40ココでChoくんがステージを降りて4人体制のSilexとなった。
お楽しみのインストゥルメンタル・コーナーだ。
メンバーの皆さん、これから死ぬほど弾いて頂きます。60_2曲は「Wind from the East」。
悲し気なメロディを情感豊かに奏でるMashaくん。
それもそのはず、コレはMashaくんが敬愛するジーノ・ロートに捧げた曲なのだ。
90v_2そのMashaくんの感情をくみ取った3人の演奏も素晴らしかった。0r4a0099_2

S41a0054

S41a0127 今度は3人が姿を消し、Mashaくんだけがひとり舞台に残った。100_gs「Aria」と名付けたバッキング・トラックを使っての独奏。
前曲の情感をますます拡大したかのような感動的なプレイ。110v_2タイトル通り「G線上のアリア」の名旋律が聴く者のムネに突き刺さった!120いい演奏もいい音から。
Mashaくんの美しいギターの音色はMarshallが出しています!
130v_2メンバーがステージに戻る。
「ドラムスの達也です。
今日初しゃべり…東京初の新生Silex楽しんで頂けてますか?
こうしてライブができるのもうれしいですね。
ボクが加入したのは2020年でコロナの前なんですけど、初ワンマンがなくなってしまったり、これまで色々とありました。
ですから、全メンバーが揃った状態でこうしてライブができることが今すごくうれしくて!
待っていてくれた皆さんのおかげです。
ありがとうございます!
これからドンドン演っていきましょう!」140v_2もう1曲インストゥルメンタル・ナンバーを…。
コチラはおなじみの「Foevermore」。160_fmこれまた壮絶な演奏だった。170vしかし、こういう音楽って作るのもナンなんだけど、各パートの皆さん、よくフレーズを覚えていられるナァ…と、いつも感心してしまう。
180_2ドラム・フィルも同様。
クラシックのコンチェルトやピアノ・ソナタのソリストほどではないにしても、「覚える」ということはそれだけ繰り返し練習をしていることに他ならず、人前で1曲演奏するために膨大な時間を費やしているハズ。
しかも、1回限りではなく、それをアタマと身体でキープしていなければならない。
商売とはいえ、大変なことですよ。
190この曲ではタップリとkohtaくんがフィーチュアされた。200v_2「キマったゼイ!」という表情でしょう、コレは。
ハイ、バッチリとキマっていましたよ~!220まだ続くインストゥルメンタル・コーナー。
なんかYesみたいでいいね。225達也くんのドラム・ソロだ!220v_2バリエーション豊かなパターンでソロを組み立てる。250「♪シャンシャンシャシャシャン」と、お客さんのアオリもはさんでいい感じ!0r4a0240 最後は渾身の乱れ打ち!
徹底的にドカドカ演って頂きました!
S41a0538 達也くんの相棒はNATAL。
素晴らしい叩き手のおかげで今日も抜群の音を聴かせてくれた。265Choくんがステージに戻って「Your Star will Shine」。
5月のライブでは「新曲」と紹介された曲。
270_yswsジャケットを脱ぎ捨てて一層エキサイティングに声を張り上げるChoくん。280v_2続いてはコレもSilexスタンダードの1曲と言ってもいいでしょう…「Destiny」。290_dstショウが佳境に入り熱気がドンドン上がって行く!300ドラム・ソロの熱演の疲れもみじんも感じさせない達也くんのパワー・ドラミング!
230v_2さらに叩き込むようにして「Standing on the Grave of Yesterday」を演奏した。
私が一番最初に耳にしたSilexの曲。
310_2Bメロっていうのかな?グッと落とすところ。
その初めて聞いた時のこと、このパートはライブで歌うのが難しいだろうな…と思ってMashaくんにも言った覚えがある。
Choくん、完璧。聴いていて安心、安心。
サビのハイトーンから何から全編を通して難なくサラリと歌いこなして見せてくれた。
S41a0627
Kohtaくんはホントに朗らかでいいナァ~。
私はこういう人になりたいよ、いつもニコ二コね。
そして、弾くところは弾く!
80vしかし、ナンですな。
曲の作りの丁寧さとギターを中心としたレベルの高い器楽演奏能力で、Silexはこの手の音楽を演奏するバンドの現在の最高峰のひとつと言って間違いないであろう。
そして今般手に入れた「声」がそれを確固たるものにしたと思う。360v_2「次で最後の曲になります。駆け抜けて参りましたが、あっという間でしたね。皆さん、楽しんでますか?」
400「新生Silex楽しんでますか?
素晴らしいですね~。最後に言っておきたいことありますか?」と颯くんにマイクを向けるChoくん。
「新しく”Cho”さんと“Khota”くんが入って新しい風をビュンビュン吹かせいくので今後ともよろしくお願い致します!」
370_2「さっきのしゃべりで自分のハードルを上げてしまった!
ソレもコレもオモシロイから!
次の曲最後になりますが…本当にあったかいね。
こんなに皆さんに愛されているSilexのメンバーの一員になれて幸せです。
ファンの皆様と一緒に大躍進して参りたいのでお力添えをどうかよろしくお願いいたします!」380v「やっぱりシンパシィーを感じます。
彼とボクとでは10歳違うんです。
ボクは彼ぐらいの時はもうチョットしゃべれたかなぁ~…一緒ぐらいかな。
すごく雰囲気が好きなんです。この似たような感じがいいでしょ?
次の曲でホントに最後です。
みんな知ってるSilexの曲はもう全部演ったんじゃないかな?
これだけたくさんの方に駆けつけて頂いて本当に感謝しております。
それでは、最後の曲でテンションを最高潮にしたいと思います。
ありがとうございました!」390v最後を締めくくったのは「Cry for You」。400_cfyアンコールをしないのがSilex流。
つまり本当に今日の最後の最後。
コレがまた実にカッコいい!
燃えたね、5人が!410v

420v

S41a0630

440v

460v_2フィニッシュ!
「ありがとう~!」
客席から割れんばかりの拍手がSilexに送られた!470_2最後にMashaくんからご挨拶。
「楽しかった~、ありがとうございました!
本当に終わりです。こういうスタイルでやってきておりますので。
改めましてメンバーを紹介したいと思います。
いつものベーシスト 颯…ようガンバらはった!
ドラムスの達也…今回で2回目のライブ。
いろいろな爪痕を残しまくったキーボーディスト、Khota。
そしてSilexが新たに手に入れることができました声…スーパー・ボーカリストのCho!」
そして、ChoくんがMashaくんをこう紹介した。
「そしてそして言わずもがな、もう日本のメタル界の至宝…ギター、Masha!
この5人で新生はSilexやっていきます!」480「ありがとうございました~!」
 
Mashaくん、Silexの再始動おめでとう!
とにかくこれからナニがあってもSilexの音楽を創り続けてください!  

Silexの詳しい情報はコチラ⇒Silex Official Website

500_2コレで楽しかった新生Silexの船出を記念するライブの記録を半永久的に残すことができました。
記録しておかなかったらナ~ンにも残らない。
こうしておけば、いつでも、どこでも、行った人はこの時のことを子細に思い出すことができるし、行かなかった人はその様子を窺い知ることができるというワケ。
Marshall Blogに出ることは「残す」ことなのです。
それがMarshall Blog!
 

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筋金入りのブリティッシュ・ハード・ロックをお楽しみアレ! 
 
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200 (一部敬称略 2022年11月19日 四谷Honey Burstにて撮影)

2022年12月 8日 (木)

THE EVERLASTING LIGHT~Lift Off! New Silex <前編>


今回と次回はSilex。
タイトルの「Lift off」というのは「発進!」みたいな意味。
ロケットを打ち上げる時なんかに「リフトフ!!」なんてやるアレ。
そう、Silexが装いも新たに再スタート切ったのでそんな文句を並べてみた。
 
ところで、日本人というのは何事も名称を省略するのが大好きじゃない?
もうすぐこのシーズンがやって来るけど「あけおめ」とか「ことよろ」とか、そうした程度の低い省略は全く感心しないけど、「言葉の省略」は日本語の得意とするところであり、「あたぼーよ!」のように既に江戸時代にもそうした言葉の省略は頻繁に行われていたようだ。
そこで、Silexを省略するして呼ぶとなるとどうなるか…きっと「サイレ」とやるハズ。
ま、「サイレ、サイレ」とSilexのことを呼んでいる人にはまだお目にかかったことがないが、もしそうだとすると、とにかく思い出すのは「さ入れ言葉」。
もちろんそれに呼応して「ら抜き言葉」が頭に浮かぶことはココに書くまでもなかろう。
  
「さ入れ言葉」は「休まさせて頂く」のように不必要な「さ」を入れてしまう日本語の誤用法。
「休ませて頂く」が正しい。
これを揶揄して芸人の'ぴろき'が「それでは次の話に移らささささささせて頂きます」なんてやるのが猛烈にオモシロい。10sa反対に必要な「ら」を省略してしまうのが「ら抜き言葉」。
「食べれる」とか「見れる」のように、「ら」を入れなければならない所から「ら」を抜いてしまう誤用法。
正しくは「食べられる」、「見られる」。
この2つは教則ビデオの字幕の監修の仕事をしている時にプロの翻訳家の方から教わった。
20saテレビを見ていてもアナウンサーが「建立」を「けんりつ」と読んだり、「キラ星のごとく」を正しく言えなかったり、不必要に英単語を導入したり、頻繁にそんなことに出くわす。
「言葉は生きもの」とか言うけれど、こうした知性を欠く事象を放置していたら日本語の衰退を免れることはできまい。
でも、そういう私も…「免れる」は「まぬがれる」かと思っていたら「まぬかれる」が正しいそうな。
 
と、こうして「さ」と「ら」が出たところでSilex。
上に記したように今回、新生の…つまり「さら」のSilexがお披露目公演を開催した。
『THE EVERLASTING LIGHT』と銘打ったライブ。
会場は先回と同様、四谷のHONEY BURST。30p_2会場に入る前から楽しい。
開場前に現場に到着すると、入り口のドアが閉まっていた。
爆音が漏れ聞こえてきて、まだ中では盛んにリハーサルをやっていた。
そこで中に入ろうとしたのだが、ドアを押しても開く気配がない。
「押してもダメなら引いてみな」って言われてもドアノブがないので引くもできない。
「アラ~、カギが締まってるわ」としばらく待つことにした。
やがてリハーサルが終わり、メンバーが外に出て来た。
「ガラリ!」
おお!驚いたことにこのドア、引き戸だった!
こういうところのドアといったら決まって押戸でしょう?
カギなんか全くかかっていなかったのよ。
完全にコントで見るヤツと同じで、家内と大笑いしてしまった。
人間の先入観なんてまったく役に立たんわい。

40a_340b_3
会場内に並べられたSilexグッズ。
ココのグッズはずいぶん高級感が漂っているな。50コチラは達也くんグッズ。
シンバルで作ったアクセサリーとタオル。60会場はソールドアウトのフルハウス!
2017年のアルバム『Arise』収録されている「A Thousand Miles」が流れる中、定刻通りにSilexがステージに現れた。
メンバーを変更&増強して新たに生まれ変わったSilexの東京での記念すべき1曲目は「Arise」。
70Masha80vMashaくんのMarshallはJMP-1とJCM800 2203のパワー・アンプのコンビネーション。
スピーカー・キャビネットは1960Aだ。90v石川達也100v達也くんのNATALはメイプルの3タム・システム。110颯(はやて)110v新加入のKohta。120vそして、ボーカルズに抜擢されたのはCho。130v この日のために溜め込んだ気合を大放出するかのようなMashaくんのソロ。140vハナから何となくチーム内の良い雰囲気が伝わってくるね~。0r4a0068 少々マイクのトラブルがあったけど気にしない、気にしない!
とにかく1発目が思いっきりバッチリと決まった!160Mashaくんのギターが初っ端から炸裂する2曲目は「Metal Nation」。
180Choさんの声!
スゴイね。
何の引っ掛かりもなくスコーンと抜けて来る!
コレは楽しみだぞ~。
170_mn達也くんとNATALの化学反応が引き起こす至高のドライブ感!200vトリッキーに転調してのギター・ソロ。210vそして、キーボーズのソロにつなげる。
この人、何て朗らかなんだろう!…人間、いつもニコニコしていたものです。
でも、プレイはシビアだ!
190vカデンツァでも華麗に歌いまくったMashaくんのギター。0r4a0167「こんばんは!
Silexが帰って参りました!ありがとうございます。
我々はつい先日、大阪でライブをしました。
前回から新ボーカルズにCho、新キーボーズにKohtaを迎えてバンドを再スタートさせたところでございます。
今日が2回目です。
皆さん、今日はタップリと楽しんで帰ってもらいますよ~!
(大拍手)
スゴイ!こんなたくさんの人にお越し頂けて感謝致します。
Silexの役者が揃いましたね…ということでガンガンやっていきたいと思いますので、ドンドン演奏する曲を聴いてお帰りください。
よろしくお願いします!」220v「Choと申します!そして、キーボーズは“Kohta”くん。
このメンバーでやっていきますので今日は盛り上がって行ってください!
マスクをご着用のうえであれば声出しはOKです。
みんなと一緒に盛り上がりたいと思います…ハイ、盛り上げてください!
よろしくお願いします!」
230vMashaくんとChoさんの挨拶の後は「Everlasting Symphony」。240_esSilexのキラー・チューンのひとつをラクラクと歌いこなすChoさん。
ん~、いい声だナァ。250v指弾きとピック弾きを使い分けて歯切れの良い低音を組み込んでくる颯くん。S41a0059 鋭角なフレーズを満載したキーボーズ・ソロ!
テクニカルにして味わい深いフレーズ満載だ。260vシングル・コイル・ピックアップのトーンの魅力を余すところなく伝えるかのようなギター・ソロ。
それを送り出しているのがMarshall。
やっぱり真空管アンプのサウンドはEverlastだ!S41a0071 続けて「One Evening in Paradise」。290_oepココまではアルバム『Arise』と丸々同じ進行。300v「これまでの曲をこのメンバーで演るとこうなります」という感じ?
お客さんも全曲知っているもんだから「ホホウ~」と頷きながらステージに耳目を傾けていた…かどうかはわからないが、とても親切なセットリスト。280v_3 今度はキーボーズと…320vギターのカラミからスタート。0r4a0177 曲は「Call of the Northern Wind」。
すっかりバンドに溶け込んでいる颯くん…じゃない、反対だ!
もうChoさんがいい感じでステージをリードしていた。340「Masha!」350Mashaくんのギターを目の当たりにしたのは5月以来のこと。
あの時も「新生Silex」だったんだけど、今回はメンバーも増えてパワー・アップしたSilexだからね。披露するのがうれしくてタマらない!…という感情がこもったソロの弾きっぷりだ!360v「ありがとうございます。いかがでしょうか?みなさん楽しんでますか?
もうチョット声出しても良いですよ!盛り上がってってくださいね。
声を出して頂いて、手を振って頂いて…でも立ち上がると他のお客さんのご迷惑になるかも知れないのでご配慮くださいね。
声の方はもうボクにぶつける気持ちで…『ぶつかり稽古』って感じでやってください!
改めまして、この度Silexに加入致しましたChoと申します。
そして、キーボーズがKohtaくんです。指が何本あるのかチョットわからない感じですね。
あとのメンバーはみなさんご存じだと思うので割愛させて頂きます」…といいつつメンバーを紹介。370「Silexは今後、ドンドン活動していきたいと思っていますので、引き続きお引き立てのほどよろしくお願いします。
ボーカルズが変わったからとか、キーボーズが入ったからSilexファンを止めようとかいうのはチョット…。
キーボーズの正式加入はSilex初のことですからね。
(颯くんに向かって)なんかあるんですか?」380「皆さん、楽しんでますか?
我々も新しい楽器を手にしました。
グレードアップした新生Silexをどうぞ楽しんでください!」と、新しい5弦ベースを見せびらかした…
イヤ、紹介してくれた。
うれしいよね、新しい楽器って。
私だって昔は食事を抜いてでもお金を貯めてギターを買ったもんですよ。S41a0188 次に用意されていたのはまだ音源化されていない新曲「Sore Through Endless Time」。400_steコレまた目の覚めるようなアップテンポのドライビング・チューン!
スゲエなぁ。410歌のメロディは正真正銘のSilex節!420タイトルの「sore=上昇」通りまさに「天空を駆け巡る」かのような華麗なソロ。430新たなキラー・チューンのひとつとなるであろう一瞬のスキも見出せない緻密な1曲。
早期の正式音源化が待ち望まれる。440tenそのまま間髪を入れず達也くんのドラム・フィルが入ってSilexスタンダードの1曲「Cancion de Amor」へ。
460vこの曲のサビの歌メロは本当に印象的だ。
460行け、颯くん!
タッピングを交えたソロ!S41a0266バッチリきまった!
やっぱ新しい楽器はダテじゃねーな。S41a0268 それと、最後の歌の前のキメのギターのフレーズは最高にカッコいい。470「楽しいね!」
480v「楽しんでま~す!
最近は朝ごはんを食べいてるだけでも楽しい。
今年はご飯食べすぎないように気を付けているんですけどね。
Silex全員で大躍進するように!
大躍進していきましょうよ!
マイク返しま~す」490v「この感じでヘヴィメタルになるんでしょうか?…わからないな。
今日は時間がタップリあるのでたくさん曲を持って来ています。
トントンと意外にいい感じに進んでいてですね、もう少しモッタイぶっていこうかと…。
まぁ、いつものSilexの曲ではありますが、いつも通り楽しんで頂きたいと思います。
みんなも安心できるでしょ?…この2人が入ってね!
ボクも心強いです」500これまでとはチョット雰囲気を変えて「Made of Lies」。510_molChoさんが名曲の呼び声高いこのバラードを完璧に歌いこなす。530そしてそれを劇的に演出するのがMashaくんのクライング・ギターなのだ!
 
Silexの詳しい情報はコチラ⇒Silex Official Website
540v
Marshallのデジタル・アンプ「CODE25」のデモンストレーション・ビデオで「Made of Lies」のインストゥルメンタル・バージョンを聴くことができます。
<後編>につづく

  
***Marshall Music Store Japanからのお知らせ***
 
KING CREATUREのセカンド・アルバム『セット・ザ・ワールド・オン・ファイア』。
残念ながらこのアルバムを最後にリード・ギタリストのデイヴ・エヴァンスが脱退してしまったけど、このアルバムはすごくいいですよ。
単なるヘヴィ・メタル・バンドの枠を超えた作品と言えるのではないかしらん?
イギリスにはいつの時代もこういうバンドがいてくれるのがうれしい。
やっぱり本場の連中はアブラっこいわ!

Kc2 こんな感じ。
 
<荒廃> 

<とりこ>

 
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200 (一部敬称略 2022年11月19日 四谷Honey Burstにて撮影)

2022年12月 7日 (水)

amber lumber 『Hermits』発売+6周年記念ワンマン・ライブ<後編>

 
amber lumberが毎回ライブ会場で配布しているエッセイ(No.310)によると、「『ハーミッツ』は普段ライブでやらない曲や、お互いの古いレパートリーをかき集めた作品。(中略)ハーミットよりハーミッツの方が響きがかわいいし、お蔵入りの曲に改めて光を当てた作品集なので複数形にしました」とあった。
そうか…「ハーミット」はamber lumberの2人ではなくて「曲」のことだったのね?
修験道よろしく、音楽に身を捧げるために浮世から身を隠した2人…とかいう筋立てかと勝手に思い込んでいた。
下は私が所有する2人のサイン入りの『Hermits』。
征史さんはいつもこうしてメモを添えて作品を送ってくださる。
こういう気遣いはとてもうれしいモノです。0r4a0529 コチラはおなじみ、ライブ会場で配られるネコ大仏の「おさとし」。
ナンカますますバリエーションが増えていい感じ。
もしかして「尾崎放哉(おざきほうさい)」の影響が出てきているのであろうか?
尾崎放哉については近い将来Marshall Blogの副教材『Shige Blog』で取り上げようと思っているので興味のある方はどうぞお楽しみに…。
それにしても、征史さんスゴイよナァ。
毎回、コレをやっているんですよ。
最近の日本は「音楽作品の売り上げにおいて、CDの占める比率が高い異常な国」と世界から見られているらしい。
大きなお世話だ!
音楽業界は本当に悲惨なことになってしまった。
こういう「音楽とビジュアルを結び付ける」なんて愉しみは近い将来完全に絶滅してしまうだろう。
征史さんにはガンバり続けてもらいたいものだ。0r4a0531コレは熱烈なamber lumberファンの方のハンドメイドのネコ大仏彫金。
非売品です。45_2…ということで休憩が終わってステージに2人が帰って来た。
「じゃあ2部はこの曲から…。
コレは6年前に『1人で演りますからいいです!』って言ったにもかかわらず、真っ先にamber lumberで演った曲です」Img_0008 ファースト・アルバムから「毒を吐く」。
ギターのボディを軽く叩いて毒を吐き出すアキラさん。0r4a0103 鷹揚にアキラさんの吐く毒を受け止めているかのような征史さんのベース。
30_2「♪歌え歌え歌え キミはうたうたいだ」…ココで「感動」でしょう。
40v6年前か…私ですら懐かしい感じが強い。
この曲が収録されている『運命のわっか』はよく聴いた。
他のアルバムもとても好き。0r4a0087雰囲気が変わってアキラさんが切れ味の鋭いストラミングに乗せて歌うのは『Hundred Suns』から「冗談じゃない」。50_ldnその鋭いギターの音を出しているのはアキラさんの背後にセットされたMarshall。70v_2茶色いカバリングが目印のMarshall AS100D。
1994年にこのモデルの前身であるAS80Rが発売され、AS100Dにグレードアップされたのが2000年。
それからずっと生産を中断することなく世界中で販売し続けられている人気機種なのです。
日本はいまだに「ライン神話」が崩れないのでアコーステック・アンプの優位性が語られる機会が少ない。
こんなに音がいいことをアキラさんが実証してくれているってのによ~!
日本の音楽界はホントにナニをやっても世界の基準からハズれているのよ。
その割には「世界、世界」って騒ぐのね。80_216分音符で細かくギターを刻むアキラさんに対して寡黙に低音を引き込むのがこの曲の征史さんのプレイ。
60vそして、ソロで爆発。90_2激歪みのベース・トーンが会場を駆け巡る!Img_0204 そしてジャ~ンプ!
ココは征史さんの「静」と「動」の差も見もの。
着地は無事成功しています。100vアキラさんの6年前の回想。
「ホント、最初に会った時ね、山本さんがヘヴィメタルの人って知らなかったんだよね。
また言っちゃうけど6年前の今日、池袋のLIVE INN ROSAってとこで山本さんがやっていた'らいぶら'っていうアコースティック・ユニットと対バンになったんだよね。
だから、まさかヘヴィメタルの人とは思わなかった。
もうブッチャケ全部言いますけど、それより半年も前に山本さんからその'らいぶら'のCDを頂いていたんですよ。
それをね…そのライブの前日に聴いたの。
『ヤベーヤベー、対バンするんだからチョットぐらい聴いとかねぇとな~』…と思って。
それで聴いてみたらメッチャよかったんだわ!
こんなに歌が良かったんだ、あの人…とか思いながら、『アノ~、明日よろしくお願いします。歌メッチャいいですね!』なんてメールとかしちゃって!
そしたら、なんだか喜んでたわ」
120「たまたま1回だけ演った女性ヴォーカルのバックのメンバーで対バンだったんですよ。
ボクらの前にソロで演ってて…。
森永さん、黒い服を着て地味~に演ってたんだけど、とにかくタイムがいいなと思った。
リズムね…リズムが素晴らしいし声もいい。
コレはチョットいいな~と思って、終わってから『タイムがすごくいいですね!』と言ったらニコっとして…」
そんな出会いがあって、共通の知り合いを媒介にして一緒に演奏する機会を得、それが今のamber lumberにつながった…という「amber lumber史」が披瀝された。
130_2アキラさんのソロ・アルバム『Arms』、amber lumberの『mamma mia!』から「少しずつ」。0r4a0108 アキラさんによると計3回吹き込んでいるという必殺の愛奏曲。
amber lumberのライブでもきっと演奏する静かなキラー・チューンだ。280v_2お客さんたちは身じろぎもせずアキラさんの魂の歌に集中していた。
270v_2「私、最近ブログをやっていて、そこに書いたような気がするんですけど、毎年毎年こうやって新しい気持ちになるじゃん?
また新しい1年が始まる!って言う感じで…そんなことを書いたんですよ」290「で、この“SHOJIMARU”も、周年月が6月だったんだけど、オープンしたら途端に雨漏れかなんかの問題が起きて営業が止まっちゃったんだよね。
それでリニューアル・オープンしたのが11月だったの!
それでその時にちょうど章二丸さんが私たちの演奏してるYouTube動画をタマタマ見てくれて、『あのベーシストいいからウチでも演れるといいな』…ってこの11月のライブが始まったの。
それでこのTHE SHOJIMERUと共に毎年11月に記念ライブが出来るというワケです」310v「ボクらのライブの日はもちろん来て欲しいけど、ボクらのライブじゃない日にもねぜひココに足を運んで盛り上げて頂きたいと思います!」320今度はアキラさんがドラム・スティックを握るコーナー。Img_0299 征史さんのヘヴィなベースと一体となってグルーヴを生み出すのは「ARMS39-for U」。360_iwbbアキラさんのドラムス・コーナーでは必ず取り上げられてきたこの曲もソロ・アルバム『Arms』に収録されている。
この曲を聴くとナゼか頭脳警察を思い出す私。330v_2そして、アキラさんのドラムスに乗って、征史さんフィーチュアの「I Wanna Be Your Blood」。
へへへ、コレ好きなんだ~、医学ロック。
390征史さんの気合の入った歌声が聴く者の血を躍らせるゼイ!
今日、リード・ボーカルズでは初めての出番ですからね。370v「♪ドロドロ! ドロドロ!」
アキラさんのドスの利いた合いの手がまたいい!350歌もベースもそれこそ「熱い血潮」がたぎる激演なのだ!400v「サンキュ~!」
キマった~!
盛り上がった~!
410v_2ココでまた大きな場面転換。
今度はドラムスもギターからも放れたアキラさんが、マイクだけを手にして「青い月夜」を歌ったのだ。420_atこの曲もグッとくるナァ。
最初のクライマックスは「♪泣いて泣いて泣いて こらえなくてもいいんだよ 今夜はうんとないていい」。
ココでまずホロっと来る。
420v_2そして「♪泣いて泣いて泣いて 君の涙が涸れたなら 僕が舟を出すから」で撃沈。
作詞は正史さん。
こんなロマンチックな言葉がよく出て来るもんだ。0r4a0083 それをアキラさんが作ったメロディと声で歌うもんだからこっちはタマったもんじゃないわね。440v_2「今日配ったエッセイにも書いたんだけど、次の曲をamber lumberで演ったらどうなの?って思っていたんだよね。
すっごい気に入って『Rough』というアルバムにも、『Arms』というアルバムにも入れた。
今回は間宮さんにアレンジもしてもらってまた入れた。
それでこの歌がね、ホントまさかね、amber lumberのレコ発でこうやって出来るとはね~」
460v「アルバムでは6曲目に入れているんですけど、中盤のクライマックスみたいな感じになっています。
我ながらスゴイ名演…本当に素晴らしい」
470v「素晴らしい!ホント、演出が素晴らしかった!
この曲の聴きどころは、も~、山本征史のベース…そして私のコーラスです。
一番の聴かせどころだからゼヒそこを聴いてもらいたい!…だって私、コーラス出来ないんだから!
生まれてこのかたコーラスが苦手でしてね~。
歌を歌う人って簡単にコーラスができるとみんな思ってるじゃん?
だから『コーラスして!』とか気軽に言われるんだけど本当にできないのよ。
本当に苦手で、どう歌っていいのか全然わからないんだけど、今回は間宮さんが全部『ココだよ。ココだよ』って教えてくれたの!」
Img_0366「コレ、ボクが同じ事を言ったら殺されるんですよ!
『amber lumberはコーラスが聴きどころなんですよ!』だなんてとても言えない!」490v「今日、こんなにお客さん来てくださるとは思わなかった…本当にありがとうございます。
じゃあ、暗~い曲で…心して聞いて下さい。
2002年の『Rough』というアルバムを作る直前に出来た曲です。
あの時は出来上がったばっかりで録音しました」480v『Hermits』から「ホントはね」。
「暗い」というより、どこまでも深遠なワルツ。
ギター感が大の『Hermits』とホーン満載の『Arms』のバージョンを聴き比べてみるに…どっちもいいな。
いずれにしてもアキラさんのこの曲への傾倒ぶりが窺えるような歌唱だ。
そして、そんなアキラさんの感情がこのライブでも十分に伝わってきた。
要するに「入り込む」ってヤツ。
Img_0399なるほど征史さんのベースが素晴らしい。
ギュワーンと派手に暴れまくるのもamber lumberでの征史さんの魅力のひとつだけど、こうした歌のバックに徹したプレイもまた素晴らしい。Img_0020「ありがとうございました。
だんだんドラえもんみたいな声になってきた!」
「今日はお越しくださいまして本当にありがとうございました!
6年演って来てヨカッタ。
もうあんなことやこんなこといっぱいあったんですけど、続けてきてよかったです」 450本編の最後は『運命のわっか』から「ここにある宇宙」。
amber lumberのライブの本編の最後で頻出するナンバー。
6年目の記念日もコレで締めくくった。
500v今日も後半に征史さんのベース・ソロが爆発!
足でエフェクターのツマミを回して…
430v♪ギュバギュバギュバギュバギュバギュバ…!
あ~あ~、あんなに足をヒネってる!510vこうして征史さんはベース弾きの鬼神と化してしまうのであった!530vこうして…540こうして…550vこう…。
火は点けませんのでご安心あれ!560v「どうもありがとうございました~!」570v アッという間にamber lumberの6周年を記念する濃密なショウの本編が終了した。580すぐさまアンコール。
「アンコールありがとうございます!
今日のセットリストを考えたのは山本さんなんだけど、なんか最後にこう重いのをズドドド!と持ってきたね。
ビックリしたわ。ちょっとイメージがさ!」
590「この間、北海道へはこのベースを持って行ったんですけど、飛行機を降りた時にもう壊れていたんですよ。
『鳴れへんな~』と思いながら普段より大きいボリュームで演ったんです…楽器が鳴らへんから。
そしたら『ベース、すごい良い音してましたね~!』とか言われて、『イヤ~、チョット鳴り切らへんのやけど…』なんてやっていたんです。
ボリュームを上げてるから、音自体はメッチャ聞こえるんですわ。
で、今日はMarshallの100Wの真空管Marshallアンプです。
コレはもう最高!30年使っているホントのオレの相棒なんです。
一方、釧路にはダイナミックなライブハウス(註:アキラさんによるとそこはレストランらしい)があって、そこには300Wの他のメーカーの真空管アンプが置いてあってそれを使ったんです。
300Wですからね。
ベースは割れていたんだけど、メチャメチャよく音が聞こえるの!
『そこにある宇宙』のソロなんか演った瞬間、あんまり音がスゴイので2人で笑い飛ばしてしまった!
その釧路が終わってみたら……ベースに入った亀裂が3本に増えていたんですわ!
そこから後は厳しい戦いやったんですけどね」
605vコレが征史さんを30年サポートし続けている「Marshall 1992 SUPER BASS」。
120v他方、下はアキラさんのギターのヘッドのようす。
ココでこのピンクのヒモについても征史さんから説明があった。
「ちなみにこのピンクの紐がナゼ巻き付けられているのかと言うと…『苫小牧ジャム』。
ボクたちを本当の家族のように歓迎してくれるライブハウスが苫小牧にあって、そこでは投げ銭でライブを演るんです。
で、あるお客さんがカバンの中からピンク色のヒモを出して来たな~と思ったら、そのヒモに千円札が5枚ほどホチキスで止まっていたんです!
それで、演歌歌手が首にかけるオヒネリみたいな感じで、2人でその5千円のヒモをぶら下げて演ってたんですよ!」
フーム…今度Marshallをどこかに貸し出すときにはピンクのヒモをくくりり付けてみるか…。Img_0389「私もなんか、マウントとりたいな…あった!
私も歯が入ってさ…アッハハハハ!
人前で口を開けるでしょ?だから歯はチャンとしたいじゃんね?。
歌を歌うために歯医者に行くワケ。
だけど、いつの間にか歯を入れるために歌っている…という。
え?早く歌えよ!って?…ホントにね。
では、私の今のところまでの人生の最高傑作を聴いてください。
これも山本征史と一緒に演ったおかげで日の目をみました。
私は本当ボツにしようと思っていたんです」
600アンコールの1曲目。
アキラさんの今のところの最高傑作と自負している曲は「半分だけの月」。610_ht_alウン、確かにいい曲だもんね~。
お客さんも真剣にアキラさんの歌声を味わっていた。
そうして、まずはジックリと演っておいて…620vもう1曲…テーマ・ソングの「Amber Lumber」で盛り上がる!640vアキラさんのカズーが鳴り響いて最後の最後をにぎやかに締めくくった。
650vこの2曲でアンコールが終了したが、アンコールを求めるお客さんの拍手がどうにも収まらない!
「え、いいんですか?」と遠慮しつつもう1曲。
 
もう1曲にぎやかに「とりあえずハッピー」。670vこれまたほのぼのと盛り上がったんだわ~。
楽しかったネェ!680v「ありがとうございます!
ありがとうございました!
amber lumberでした!」690v「ありがとうございました!」
 
コレで楽しかったamber lumberの6周年を記念するライブの記録を半永久的に残すことができました。
こうしておけば、いつでも、どこでも、行った人はこの時のことを子細に思い出すことができるし、行かなかった人はその様子を窺い知ることができるというワケ。
それが…Marshall Blog!
 
amber lumberの詳しい情報はコチラ⇒amber lumber公式Twitter
もしくはコチラ⇒公式facebook
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200 (一部敬称略 2022年11月10日 神田THE SHOJIMARUにて撮影)

2022年12月 6日 (火)

amber lumber 『Hermits』発売+6周年記念ワンマン・ライブ<前編>

 
最近はどんなハンパな数の年回りでも「~周年」という枕詞をつけてライブを開くことが多くなった。
かつては「~周年」に適用されるのは「5年ごと」か「10年ごと」、海外では「25年ごと」と相場がキマっていたんだけどね。
でもそれはこっちの勝手な感覚で、「周年」という言葉は、物事が始まってからどのくらいの年数が経過したのかを表す際に用いられることになっているので、特に節目の年にしか当てはめられないという法はないようだ。
だから「周年」という言葉をバンドの年齢を示すような感覚で使っても何ら問題に感ずることはないのだが、好事魔多し。
コレって「時の流れの早さ」をものすごく実感させられるんだよな~。
最初期から応援しているamber lumberが「6周年」…ということは「アレからもう6年経ったのか!」
と、時の早さに驚き感じざるを得ない。
ま、1年前にも「5周年記念ライブ」のレポ―トをしているので、そんなに驚くことはないハズなんだけどね。
 
今日&明日はその6周年に加えて新しいアルバムの発表を記念したライブのレポートをお送りする。
amber lumber、6周年おめでとうございます!
05コレが今回発表したamber lumberの第5作目、『Hermits』。
「hermit」…「世捨て人」ね?
ジャケットはもちろん征史さんの筆によるもの。
この意匠、『Led Zeppelin IV』の内ジャケかと思い込んでいた。Hm タロット・カードの「The Hermit」なのだそうだ。
そして、タロット・カードでは「hermit」に「隠者」という訳語当てるのだそうで。
タロット・カードも昔ずいぶん流行ったよね…アタシャ全然知らないんだけど。290vしからば、私がナゼ「hermit」を「世捨て人」としたか。
それはトッド・ラングレンが1978年に発表したこのアルバム『Hermit of Mink Hollow』から。
当時、高校1年生だった私はトッドが好きで、発売されてすぐに秋葉原の石丸電気レコード館に買いに行った。
このアルバムには『ミンク・ホロウの世捨て人』という邦題が付けられていて、「ほほう、『hermit』というのは『世捨て人』という意味なのか」と刷り込まれてしまった。
もちろん「隠者」でも「世捨て人」でもOK。
「世を捨てる」から「隠れる」ワケだもんね。
語源はなるほど、ギリシア語の「eremites」で、「不毛の地に住む人」という意味なのだそうだ。300cd英語には時々とてもシャレっ気のある単語があるじゃない?
例えば…「belly button(おなかのボタン)」とか「arm pit(腕のくぼみ)」とか。
前者は「ヘソ」、後者は「わきの下」という意味。
「lady bug」で「テントウ虫」なんてものシャレているけど、この「lady」は「マリア様」のことだからチョット成り立ちが違う。
「蝶」を意味する「butterfly=バターの蠅」もオモシロイけど、コレは魔女がらみの話だったかな?
そこで、取り出しましたるが「ヤドカリ」。
自分の家を持たず、空き家の貝殻に入り込んでひとり寂しく過ごす…なんか「世を捨てた隠者」のようではありませんか?
それもそのはず、英語でヤドカリのことを「hermit crab(世捨てガニ)」というのです。
オシャレでしょう?
昔は縁日や商店街に行くと「ヤドカリ売りのオジサン」ってのがいたもんだけど、最近はメッキリ見かけなくなった。
310_280_2さて『Hermits』のジャケットのイラストに戻って…ネコ大仏が手にしている杖の先。
アララ、Appleのロゴ・マークになってる!
「リンゴをひとカジり」ね。
これは誰がカジったとされているのかご存知ですか?Appleそれは第二次世界大戦中にドイツの難攻不落の暗号「Enigma(エニグマ=謎)」を解読した「Bombe(ボンベ)」というコンピュータの元祖を開発したイギリス人の数学者にして同性愛者だったアラン・チューリングとされている。
チューリングの暗号解読の功績のおかげでヨーロッパ戦線の終結が2年早まったと言われ、現在ではイギリスの最高額紙幣(イギリスでは紙幣のことを「ノート」という)である50ポンド札の顔になっている。
そんなスゴイ人なんだけど、当時のイギリスは同性愛が法律で禁じられていて、チューリングはそれを苦に青酸カリを塗ったリンゴをひとカジりして落命したという。
そのコンピュータの元祖の開発者に敬意を表してスティーブ・ジョブスらのAppleコンピュータの創設者は自社のロゴ・マークに「チューリングのカジったリンゴを選んだ」…という話がある。
アラン・チューリングの話はMarshall Blogですでに何回も書いたので興味のある人はこんなんをご覧になってみてくだされ。
 ↓  ↓  ↓
【イギリス-ロック名所めぐり】vol. 46 ~ ブレッチリー・パーク <その1>

950squidそれと右手に持っているランプ。
ウイスキーのボトルに見えちゃうのは私だけだろうか?
すると征史さん扮するネコ大仏の「Hermit」がウイスキーでアキラさんをおびき寄せて「Hermits」になる…なんてのは読みすぎか?
でもこういうことを考えるのは楽しい。
 
はい、前置きはココまで。
イザamber lumberの6周年記念+レコ発ライブの現場へ!Wh_2 会場内の壁に飾られたこれまで発表したアルバムに使用したビジュアルたち。20増えたね~。
コレぞ目で見る「amber lumber6年」の足跡。10グッズいろいろ。
amber lumberのオリジナル・グッズはハンドメイド感満点のワンオフ・アイテムばかりで他のバンドさんたちの取り扱い商品とはひと味もふた味も違う。30もちろん『Hermits』も店頭に並んでいた。40定刻通りamber lumberの2人がステージに上がる。
「ありがとうございます!今日はレコ発です!」と手を広げるアキラさん。
「いい感じですね。そして6周年です!」と付け加えた征史さん。
50さっそく『Hermits』のオープナー「ボクの場所」。60_bb森永JUDYアキラ70v山本征史80v いかにもアキラさん調のホッコリ・チューン。
「amber lumerのライブが始まったわ~」と感じさせてくれる。80CDにはバンド・フォーマットのスタイルで収録されているが、こうして2人のギターとベースだけの演奏。
となるとamber lumberテイストがなお一層引き立つのだ。
90アキラさんのファンク・ストラミングでスタートする2曲目はセカンド・アルバム『Mother Moon』収録の「ドウシテコンナニコワイノダロウ?」。
ナ、ナンだッ?!
ギターの音がメチャクチャいいのだ!90v手前ミソながらMarshallのアコーステック楽器用アンプ「AS100D」がアキラさんのギターを鳴らしております。
それにしても素晴らしいギター・サウンド。
さすがはMarshall内で1、2を争うロング・セラ―・モデルだぜ!100いつも通り征史さんもMarshall。
150v1992 SUPER BASSだ。
amper lumberの征史サウンドにはコレが欠かせない!120v足元のようす。
演奏中、足でエフェクターのツマミを回しやすいように色んなものがくっついている。
ナンカ眺めるだけで楽しいペダル・ボードだ。130そんな機材を使ってフレットレス効果テンコ盛りのソロを聴かせてくれた征史さん。110今日も2人の歯車がガッチリ噛み合ってとても楽しいショウの滑り出しとなった。140「オン・ベース、山本征史~」155 「ちょっ~と、ギターの音、良いでないですか!
今日もMarshallさんからアンプをお借りしてますよ。
一方、アチラの方のMarshallは自前です。
でも、ホント良い音ですね。スゴイね!」
と、アキラさんが盛大におホメの言葉を発してくれた。
その時、私もちょうどアキラさんの目の前にいたので「弾き手がいいから!」とお返ししたが、ホントに弾き手がよくないとこういう音にはならないんですよ。
「機材、機材」と騒ぐけど、良い音の成分の7割以上は演奏する方のテクニックだから。
イヤ、もっとかな?Img_0227 3曲目は3枚目のアルバム『Hundred Sun』から「ランデブー」。160_rvいい曲。
カリブ・テイストっていうのかどうかわからないけど、2人がこの曲を演奏するとそっち方の気分になってしまう。
ま、「そっちの方」と言ってもカリブ地方なんてまったく行ったことないんだけどね。
でもこの曲はmalavoi(マラヴォワ)を思い出させてくれる。
マルチニークの名門バンドね。30年とチョット前に聴き狂ったの。170v効果絶大な「♪ニューニュー」とウナるフレットレス・ベースでそんな雰囲気を醸し出す征史さん。180vホラ、アキラさんサイドに出張して来るほど征史さんもノリノリなのよ!0r4a0063 「♪コーヒーは苦いよ 本当は甘くして飲みたいよ ウイスキーも苦いよ でもウイスキーは甘いよ」と、この曲は歌っているけど…知ってた?
コービーも酒もタバコも、「嗜好品」と呼ばれている類のモノは最初は苦かったりクサかったりして、おいしいと思わないのが普通でしょ?
他にもクセやニオイに慣れることによっておいしいと感じる食べ物がたくさんある。
クサヤとかパクチーとか…私、パクチー全く食べられないんです。
ところが、老若男女、人種を問わず、ひとりの例外もなく、初めて口にした人に「マズイ」と思わせない食べ物がこの世にあるんだって。
それは何だと思う?190_su_co答えは「砂糖」。
そんな書き出しで始まる下の本、オモシロいよ。
アヘン戦争や奴隷貿易等、18世紀あたりのイギリスがしでかした数々の悪行を勉強していて巡り合った1冊。
岩波書店の「ジュニア新書」というシリーズなんだけど、ゼンゼン「大人新書」だから。
ブックオフの100円の新書コーナーにゴロゴロしています。Sss「ありがとうございます!」
ココで観客としてご来場されていた友達のミュージシャンを紹介。
また、Marshall Blogを「歴史のあるブログ」としてご紹介頂き、取材に入っていることについて言及して頂いた。
ありがとうございます。

「イヤイヤイヤイヤ…も~、6年って。アっという間ですね」
200「6年前の明日という時の私の投稿…『幸せな足音が聞こえてくるよ』って書いていましたわ。
ホントに『幸せの足音』だったのかなぁ~」
230v征史さんによると、そのアキラさんの言葉がファースト・アルバムの帯の惹句になっているというので確認してみると…ホントだ!
Obi2「今日、折込のチラシの中にボクが手書きで描いた『あにゃたにぴったりなアルバムはにゃんだろう』っていうチャート図を折り込んでいますので、ゼヒやってみてください。
Yes、Noで進んで行くと『あにゃたにぴったりなアルバムはセカンド・アルバムですよ』とか『5枚目ですよ』とか、それで当たったヤツを2枚、3枚お買い上げ頂くと幸せになれます…お互いに。
そういうシステムになっています」210vこの白いヤツね。
Marshallには行きつきませんのでご心配なく。
0r4a0002_2今回のアルバムで唯一間宮さんがアコーステック・ギターを弾いているという曲「最後のひとつ」を次に演奏した。
「そら豆」をキーワードにして始まるリラックス・ムードのワルツ。
0r4a0185いかにも「アキラさん作」を思わせるナンバー。
『Hermits』は既存の曲をコンパイルする手法で作り上げたが、この曲はここ1年以内に作られた新しい曲だ。
250vCDでは何ともキバツなフレーズのキメが中間部に挿入されていて度肝を抜かれるが、ココでは2人でとてもいい感じのホッコリ・ムードに仕上げられた。260「ありがとうございます!
今回のアルバムの中身は、昔作ったすごく古い歌とか、山本さんがやはり昔作った歌とか、amber lumberでアルバムに入れたんだけどライブで全然演奏しない曲とかを入れて作りました。
山本さんから『お蔵入りナンバーを集めてアルバムにします』って言われた時にはビックリした。チョット弱くないかなぁ~とか思ったんだけど、曲順通りに聴いたら自分で言うのもナンなんですけどスゴイのよ!」
270v「ま、8割方間宮さんの力かな?
でもナンカ録っているウチにねボクたちも上手くなってる。
普段のレコーディングって、ギターとボーカルズを最初に録るんですよ、弾き語りで。
それで、森永さんが弾き語りで演ったのを見たりして、ボクがベースを後で入れていく。
ギターと歌は全部スルーで1曲分録っているから、ところどころ合わせるということはせず、全部スルーで演れるまで録るんですね。
ところが間宮さんのレコーディングに関しては、細かく『ココだけやり直そう』ってやるんです。
歌もそう。
だからすごく時間がかかるんです。
でも、普段やっていないレコーディングで歌もベースもすごくウマくなってるな…って思います」
280v…と、いつもと違う方法で録音したのが今回の『Hermits』。
最初に聴いた時、ほとんどの曲がバンド・フォーマットなのが意外だったけど、アレンジのオモシロさが実にウマい具合にフィーチュアされたアルバムだと思った。
Hm次に演奏したのは ファースト・アルバムに収録されていた「思えども思えども」。
コレは征史さんの作品で、征史さん自身が歌って来たんだけど、『Hermits』ではアキラさんが歌っている。
そして、今回のステージでもアキラさんがマイクに向かった。320_oo思うように自分の気持ちが届かない…ネコの好きの征史さんらしくネコになってその思いを遂げようとするロマチックな1曲。
コレがどうにもグッと来るんだナァ…ということは、この曲を演ったライブのレポ―トの時に毎回書いて来た。330vやっぱり来るんだよ。
アキラさんが歌ってもグッと来た。
もちろん素晴らしい歌声にヤラれちゃうんだけど、今回はこの曲の「素材」としてのスゴさを十二分に目の当たりにすることになった。
私はネコになりたいなんて思ったことはただの一度もないんだけど、ナゼかヤケクソに感動しちゃうんだよね。340v「今の『思えども』は今日、ココに来てから初めて合わせました。
最初に演った『ボクの場所』とか、さっきの『最後のひとつ』も演ったことがなかった。
先日、北海道に1週間行って来て、その間『僕の場所』はどんなに短いライブでも毎回演ろうと決めたんです。
おかげで大分馴染んできましたね。
で、ワンマンやるとね、普段と違うことしたいな~って思うんですよ。
演奏する曲を前日に伝えたりすると心の準備をしちゃうから、会場に来てから『1曲目、アレ演るで』とかやるんです」
350v「今日の1曲目の『ボクの場所』は2部で演るのかな~と思ってた!
それが1曲目だよ!
はぁ~?
1曲目に1番高い声を出さなきゃいけない…っていうね。
ヨシ!次…なんだっけ?
わかった!コレは再度今回のアルバムに入れたんだけど、以前からワリと演っていた曲。
しかも、6年前に初めて一緒に演った曲なんだよね」Img_0364 アキラさんの2009年のソロ・アルバム『Arms』から「キミの知らないボク」。
ギターのボディを叩きながら歌うアキラさんと…0r4a0107 たゆたうようにして、アキラさんの歌声、ギター、打音に溶け込む征史さんのベースが心地よい。380アキラさんによると、Marshallの「AS100D」はギターを叩いた時の音もウマい具合に出してくれるのだそう。
それもお気に入りの理由のひとつのようだ。0r4a0101 続けて第1部最後の曲。
400_ktまだ正式音源としては発表されていない「呼吸とテレパシー」。
アキラさんの新しい曲。
この曲の発表にちなんで今年初めに開催したワンマン・ライブは『呼吸とテレパシー』と題された。410v征史さん爆発!425v凄まじい勢いで上半身を前後に振るアクションは見る者すべてを圧倒せずにはいられないであろう。440v「ありがとうございます!
じゃあチョット休憩して2部演ります!」
370_ksb<後編>につづく
 

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200 (一部敬称略 2022年11月10日 神田THE SHOJIMARUにて撮影)

2022年11月28日 (月)

リアクションザブッタ『Scarlight』レコ発ツアー

 
去る11月2日に新しいミニ・アルバム『Scarlight』を発表したリアクションザブッタ。10cdコレはそのレコーディングの時のようす。20収録されたのは全部で6曲。30vレコーディングでもMarshallが大活躍。
健太郎くんが使用したのはJCM2000 DSL100。40発表から96時間後、その『Scarlight』を引っ提げてのツアーが始まった!
もちろんツアーのスタートはいつもココから。
そういえば「悲しいとき~!」とかいうコンビをスッカリ見なくなったナ。50vツアーのスタートはブッタのホーム、西川口Heasrts!70佐々木直人80v大野宏二朗90vそして、木田健太郎。100v今日はES-335を提げてのスタート。
背後にはもちろんMarshall!110v健太郎くんがステージで愛用しているのはMarshallが創立25周年を記念して発表したモデル「Silver Jubilee 2555」。
健太郎くんはグレイのカバリングをまとった同シリーズの4x12"スピーカーキャビネット「2551A」も所有しているが、この日は1960Aを組み合わせた。120v足元のようす。
健太郎くんはエフェクターを使ったサウンドを大変上手に曲に組み入れるので。コレらはとても重要なアイテムだ。130早速『Scarlight』から1曲。
140rd最後に収録されている「Ready?」。150vノリのよいポップなマイナー・チューンで…160vツカミはOK。アッという間に場内は「ブッタ色」!0r4a0021「さぁ~、楽しんでいこうか!」0r4a0074 2曲目は『Scarlight』に先行してリリースされた「オンステージ」。
健太郎くんが奏でるキレの良いオクターブのイントロでスタート。190一度聞けば耳に残る親しみやすいメロディ。200そう、若いウチはドンドン「あがいて」、「もがく」もんです。
そしてアッという間に「若者」の時期が終わるから。
もがけるウチにもがきましょう!210vギター・ソロ。
3連の必殺フレーズがキマった!220「西川口Hearts最高だよ!まだまだ行くよ!」230続けた3曲目は「Yadorigi」。240_ydg今日のオープニングを飾った「Ready?」もそうなんだけど、こうしたファンク・テイストのマイナー・チューンはブッタのひとつのトレードマークだね。250vどの曲もサビの展開が楽しみなのだ。260vそして、健太郎くんのバッキング。
アノ手コノ手で曲想を膨らませる手腕は大いに評価されるべきだ。270「『Scarlight』リリース・ツアーの初日に来てくれてありがとう!
11月2日に新しいミニ・アルバム『Scarlight』リリースしました~‼
聴いて来てくれた方も、まだこれからもっともっと聴きたいよ~という方も、そして、まだ聴いてないよって人も、今日という日にその『Scarlight』を積み込みたいと思ってますので、存分にライブを体感して、その気持ちでまた聴いてもらって…っていうよい循環で楽しんでもらいたい思っています。
最後までよろしくお願いしま~す!
そちらはどうですか?」0r4a0264 「今日を迎えられて本当にうれしいです。
存分に楽しんでください。よろしくお願いします!」290宏二朗くんのカウントではじまった次の曲は「ドラマのあとで」。300v_daああ、早くも出てしまったか…。
310この曲、ダメなんだよね…泣けて、泣けて。
私自身はこの曲の主人公のような経験はしておりませんが…ナゼか何度聴いてもグッと来てしまう。
こうしたポピュラーソングを聴いて涙を流したのは太田裕美の「木綿のハンカチーフ」とビートルズの「She's Leaving Home」以来だ。
0r4a0127 カメラを持って「Marshall」のロゴついた服を着たオッサンをブッタのライブ会場で見かけたら、この曲の時にはそのオッサンを見ないようにしよう。
「汚いオッサンの涙」なんてまっぴらゴメンでしょうから。330v今回はコレでやられた。
「♪このままいけば多分キミは ボクが連れていけなかった夜景の見えるレストランで 指輪をもらってしまうんだろう」
この時、直人くんが客席に手を差し出して指輪を見せやがんの!
おかげで、オッサンは号泣よ!
こういうことはヤメてくれ!
涙をこらえるのにアタマが痛くなって仕方ない。
340やはり感動するのはサビの主人公が後悔しまくるシーンだよね。
どこで感動するのかコード進行をコピーしてみた。
こんな感じ。
B|Db|Bbm|Ebm|Abm|Db|Gb|Gb||
B|Db|Ddim|Ebm|Abm|Db||
曲のキーがGbなので、4度から始まって「逆循」みたいな雰囲気を出しているのが魅力のひとつ。
8小節目の「B」をクイにしたのがとてもいいアクセント。
そして、11小節目にdimコードを持って来たのが効果絶大。
コード進行が歌詞の情景とピッタリと合っているのね。
それと、ひとつのパターンが14小節でできていて、普通より2小節短くしていることで物語にスピード感を与えている…ように聞こえる。
こうして歌詞とメロディと編曲と歌声と演奏が絶妙に組み合わさるとこういう名曲・名演が生まれる。
世界にはそういうモノを256個作り上げたバンドがある。
それがビートルズ。
350あ~、アタマ痛て。
2018年のミニ・アルバム『Single Focus』から「You」。
370vこの曲も「♪違うよ」がとても印象的。
そして、やっぱりディミニッシュ・コードを巧み使いこなしているのが他のバンドとは違うよ。
360_yoレスポールに持ち替えた健太郎くんのギターに…390v_cc直人くんの歌が被さる。
アダルトな雰囲気。400v曲は『Scarlight』に戻って「Curtain Call」。
暴れるばかりでなく、こうしたシットリした雰囲気の曲の宏二朗くんのドラミングもすごくいいな。
380vファンク・ストラミングを続けながらワウワウ・ペダルを踏むソロ。
ホント、この人のギター・プレイングのアイデアが豊富なのよ。410「『Scarlight』リリース初日に来てくれてありがとうございます。
楽しんで頂けてますでしょうか?
タオルも身に着けてくれていたりしてうれしい限りでございます」
420v「紫のタオルがもうすでにチョット品薄になりつつあると言うことで…ヨカッタね。
お気に入りのグッズを手にしてもらえるのはうれしいっす」
430「この『Scarlight』リリースツアーはワンマンも含めると全部で8か所で開催します。
コロナ禍から少しずつライブってものが復活してきたよ。
オレたちも以前は3か所とか5か所とかしかできなかったけど、8か所でできるようになってきて、やっと全国のみなさんにも会いに行けるようになってきました。
新曲も作って披露するから、バッチリ目撃してもらいたいなと思います。
今回のツアーもココから回り始めるワケだけど、12月25日の代官山UNITがこの旅の最終地点です。
クリスマスの日に一緒に良いグルーブを奏でたいと思いますんでよろしくお願いします。
『Scarlight』に関しては結構いろいろとSNSで発信して来ましたが、今日はライブなんで言葉ではなく、曲でガンガン届けていきたいなと思っています。
最後までどうぞよろしくお願いします!」440v貫禄のあるジャズ・ベースに持ち替えた直人くん。
♪バカチコバカチコと胸のすくようなスラップを披露!450_lpそのスラップべースと完璧なコンビネーションを作る宏二朗くんのドラムス!
気持ちいい~!460v曲は『Scarlight』収録の「Loopy」。470vこのギターがいいんですよ。
♪テケテケテケテケッテ~ってヤツ。
よくこんなフレーズを入れることを思いついたな…。480v『Scarlight』の音源を健太郎くんから聴かせてもらった時、「ああ、この曲はライブでは演らないな…」と思ったわ。
だって、ライブ・ステージでこんなベースを弾きながら歌うなんて芸当はラリー・グラハムでもフィル・リノットでもできないでしょう。
すると…このライブの当日、開演前にもらったセットリストを見ると「Loopy」が入ってるじゃないのよ!
直人くんに「スゲエな!今日『Loopy』を演ってくれるの?!」と尋ねると「あ~、練習中です!」との答え。
「練習?」…イエイエ、本番は完璧でしたわ。
天才だわ、この人。0r4a0171本当にカッコよかったからもう1枚写真を載せておこう!490ツアーの初日公演ももう後半。
『After drama』から「リード」。500_r_ss健太郎くんの弾くイントロの躍動的なメロディが会場の温度をグイっと上げる!
520v後半の盛り上がりをリードするのに最適な1曲!510v「あなたに会いたい…でも会えない時に書いた曲です。
『Seesaw』という曲をやります」530v「♪飛べ~」
ココも一緒に歌いたくなっちゃうね?
0r4a0270 宏二朗くんのスネアのアオリが最高にドラマチック!540「『Scarlight』ツアーの初日…アッという間に次で最後の曲となります。
アルバムの表題曲の『Scarlight』という曲があります。
元々、ボクの頭の中で生まれた言葉で、『Scarlight』という響きがお気に入りなんです。
『scar』というのは『傷』という意味で、『light』は『光』という言う意味です。
それらを組み合わせた言葉としての意味は…やっぱりこうして生きていく上で傷つくこととかある。
それで、苦しくて前が見えなくなって誰に相談していいかもわからないぐらい1人で閉じこもってしまう。
ボクもあまり強い人間じゃないのでそういう時がありました。
でも、そんな時をなんとか乗り越えてまた振り返ってみたら、あの時に助けてくれた人がいたな~…と思ったりするワケです。
あの時はこんな音楽に助けられたとか…。
自分は少しでも傷ついたことで気がついたことがあって、その時に人に優しくなれたかな?
そういうことを歌にしました」Mca 「この『Scarlight』というアルバムは全6曲ですが、例えば『傷』だけを歌ってる曲もあれば、表題曲みたいに2つのことを歌っている曲もあります。
でも、1つの筋が通っているアルバムですので、ぜひ聴いて頂きたいと思っております。
ボク自身、たくさんの周りの優しい人たちに助けられて今ココに立ってます。
なんとか形にしたこの歌を『ありがとう』という気持ちを込めて最後に歌いたいと思います」0r4a0260今回リリースした『Scarlight』からタイトル・チューンで本編を締めくくった。580_slコレもサブドミナント・マイナーをうまく利用したコード進行が独特の世界を創り上げていますナァ。
とってもいい曲だと思う。
リアクションザブッタの新しいマスターピースのひとつになることだろう。590v

600v

S41a0316 「ツアーの初日が無事に終わりました。ありがとうございます。
やっぱ新しいアルバムを披露するのって緊張するね。
でも気持ちよかったです!ありがとうございます」
6204年前から始まったという健太郎くんの「物販紹介コーナーinアンコール」。
この日、ご来場いただいたお客さん全員に「Scarlight」の歌詞が載ったポストカードが配布された。
このポストカードはライブ会場によって変わるシステムだそうです。
630v「こんなバンドですけども、曲ってツアーを回っていく度にどんどん育っていくんですよ。今日初めて演った曲に反応して頂いて、オレたちもみんなと一緒に育っていきたいと思っています。
そして、12月25日のワンマンのツアーファイナルではもっとスゲーことにしたいと思ってる。
ゼヒ遊びに来てください!
じゃあ最後1曲演って終わりにしましょう。
今年に入ってオレたちに大きな夢をくれた曲です。
この曲も昔ドシャブリだったころの自分を今迎えに行く…っていう曲です。
全部抱えきれなくてもいいから。少しでも過去の自分と手をつなげるように書いた曲です。
今日はどうもありがとうございました!」640vアンコールに選んだ1曲はもちろん『Scarlight』から。
以前からライブで取り上げているアルバム・リード・チューンのひとつ「虹を呼ぶ」。670v
650v

680vアンコールを含めて全11曲。
密度の濃い演奏とお客さんからの抜群の反応を受けてツアーがスタートした!
そして、今その真っ最中!
690ロビーのようす。
カラフルなチラシはツアーの案内。
行く先々で対バンが入れ替わる仕組みだ。
次回は12月2日の横浜BAYSIS。
お相手は…お、先日Marshall Blogに登場してもらった神奈川県立瀬谷西高校OGの「桃色ドロシー」。
それと、ドラムスの翔太朗くんにウチのNATALドラムスを使ってもらっているMAGIC OF LiFE。
栃木のフェスは楽しかったナァ。
ウ~ム…観たいナァ!
 
リアクションザブッタの詳しい情報はコチラ⇒Official Website 
60 
 
***Marshall Music Store Japanからお知らせ***


Marshallの本拠地、イギリスにもリアクションザブッタと同じくトリオで実にいい音楽を作っているバンドがいます。
その名はPress to MECO(プレス・トゥ・ミコ)。
こんな感じ。
 
<Gold>

<A Test of Our Resolve>


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200 (一部敬称略 2022年11月6日 西川口Heartsにて撮影)

2022年11月25日 (金)

Yuki and Li-sa-XのAWESOME LIVE!

 
YukiちゃんとLi-sa-Xちゃんがタッグを組んだギター三昧企画『AWESOME LIVE!』。
西武渋谷店さんが主催する『HELLO!SHIBUYA ~それは、まだ生まれたばかり。』というイベントの中の企画のひとつだ。
「オウサム」なんて、昔は山から下りてくる小僧ぐらいなモノだったんだけど、最近は日本人の間でもチラホラ「Awesome」なんて単語を目や耳にするようになった。
次はイギリス式の「Lovely」と「Blimey(ブライミー)」に番が回ってくればうれしいな。
今日もそんなオウサムなライブのレポート。10s_2司会者のご挨拶につづいてステージに登場した2人。20Li-sa-X30v_2Yuki。40v今回のライブの件で事前にYukiちゃんから連絡があり、「今回は会場の都合でキャビネットを持ち込まず、ラインを使うことになっているんですがどうしましょう?」という本番当日に使用するギター・アンプの相談を受けた。
Yukiちゃんといえば、トレードマークの青いバラをあしらったJVMのハーフスタックがシンボルですからね。
そのスピーカー・キャビネットが持ち込めない。0r4a0003 ハイハイハイハイハイ、待ってました!
ゼンゼン困りませんよ~!…というワケで私はこう答えた。
「ナニをおっしゃっているんですか?あなたには『愛器JVM』があるでしょう?」と。
 
下がこの日Yukiちゃんが使ったJVM410H。
普通にギターからJVMにケーブルが差し込まれていて、スピーカー・キャビネットがないだけで他は何の変わりもない。
60この話の「ウラ」はJVMの裏にある。
赤い矢印のところね。
コレはJVM自慢の「EMULATED LINE OUT(エミュレイテッド・ライン・アウト)」の端子。
ココからミキサー卓へ直接信号を送って、会場の上下(かみしも)にセットされたBOSEのスピーカーを鳴らしたというワケ。
「emulate」というのは「マネる」とか「競う」とかいう意味。
つまり「スピーカー・キャビネットを鳴らしているかのようなナマナマしい音がラインで得られますよ~」という意味。
ホンマかいな?
はい、このLINE OUTはパワーアンプ段直前の信号を取り出していて、言い換えると、それは純粋に真空管のプリアンプで作った音なので、デジタルで作った音声とは全く異なり、ラインでもやっぱり音ヌケがゼンゼン良いのです。

Jvm_2Yukiちゃんもその音質には大満足!
これからは家で録音する時にもこの機能を活用する…なんて言ってくれたけど、アータ、JVMって発表してから15年も経つんですよ!
ナンだってこんな機能をJVMに搭載したのかというと、サイレント・レコ―ディングのためがひとつ。
そして、海外ではライブの時にキャビネットをマイキングした音とラインの音をミックスすることが珍しくないということがもうひとつの理由。
発売した当時はまだSNSも普及しておらず、『Marshallロードショウ』というクリニックの中で実演込みで何度も何度も説明したんだけど、日本では全くと言っていいほど受け入れられなかったね。
皆さん全く興味がないようだった。
それが!
皮肉なことにデジタル・テクノロジーが跋扈するようになった今、こうして注目されているんだからオモシロイじゃないか。
50vさて、オウサムな2人がショウのオープニングに選んだ曲はオリアンティの「Highly Strung」。
Li-saちゃんがオリアンティのパートを…
90vそして、Yukiちゃんがスティーヴ・ヴァイのパートを受け持ってノッケからガツンとカマしてくれた!80_2「Highly Strung」というのは「ひどく緊張している」という意味。
そういえば元Genesisのギタリスト、スティーヴ・ハケットに『Highly Strung』というアルバムがあったナ。
スティーヴ・ハケットもMarshallの1987を愛用していた。
来日した時にMarshallの販促品のポーチをプレゼントしたらメチャクチャ喜んでくれてうれしかった。Hsそれと…1955年公開の『エデンの東(East of Eden)』。
ジェイムス・ディーン扮するキャルが気に入らないことがあってプリプリしながら歩いているところにオジサンが話かける。
ところがイライラしているキャルは悪態をついて歩み去ってしまう。
するとそのオジさんはそんなキャルを指してこう言う「Mmm…high strung!」。Eoe それにしても、ゼンゼン「Highly Strung」な様子はありませんナァ。
110v2人とも余裕シャクシャクの堂々たる弾きっぷりがお見事!
170v司会の方の演目紹介に続いてスイスイと次の曲に移る。
今度は2人のお気に入りのアニメソング。100まずはLi-saちゃんのチョイスで『ドラゴンボール』から「CHA-LA HEAD CHA-LA」。140v『ドラゴンボール』はYukiちゃんも大の好物だから楽しそう。
コレの邪魔をするとYukiちゃんの「逆鱗」に触れることになるゾ。120しかしLi-saちゃん、しばらくお会いしない間にすっかりレディになっちゃってビックリ!
Li-saちゃんに初めてMarshall Blogにご登場して頂いたのは『NAONのYAON 2017』のレポートの時のこと。
小学生だったのかな?130そしてYukiちゃんは「ルパン三世のテーマ」をチョイス。
「ルパン」はYukiちゃんのオハコだけあって水を得た魚のような流麗なプレイを見せてくれた。
130vしかし、Li-saちゃんはギターの腕前の成長も留まるところを知らんナァ。160我々世代は『ルパン三世』のエンディングの主題歌の歌詞で「ワルサーP-38」というドイツのピストルの名前を覚えたのです。
もう半世紀近く前の話です。150_l33曲終わったところでトーク・コーナー。
司会の方の質問にテキパキと応答する2人。
まずは2人の出会いから。
「今日はメチャクチャ楽しみにして来ました。
お客さんがいらっしゃるのとそうでないのとは全然テンションが違いますので、皆さん、お越しいただきましてどうもありがとうございます!
Li-saちゃんに初めて会ったのは上海で毎年開催されている楽器展示会の『MUSIC CHINA』の時です。
それまでにも音源でやりとりをしてたので、音の方はそれ以前から耳にしていました。
リズムもすごいし、とにかくウマい。
それがまたこの1年2年でグッと大人になって…」
Img_9649「Yukiさんはいつお会いしてもキレイで…ホントに超美しくて…それが第一印象です。
本当にオーラが全然違うんですよね。
メチャクチャ余裕で弾くし、尊敬しかないですね」200vこの日2人が着用した衣装もフィーチュアされた。
デザインを担当したのはYouTuberとして活躍するかたわら、中目黒のセレクトショップ・オーナーとして活動する「めぐさんTV」。
175vこの場の雰囲気にベスト・マッチしていた。0r4a0086 最後に司会の方から「現在のマイブーム」と「皆さんへのメッセージ」を問われて…
「心理学とか、量子力学とか、そういう本を読みあさってます。
私が参加しているD_Driveは8月に『DYNAMOTIVE』という世界リリースのセカンド・アルバムをイギリスのMarshall Recordsから発表しました。
是非D_Driveのライブにも遊びにいらして頂きたいと思います。
そして、またLisaちゃんと共演できたらうれしく思います。
そんな機会がありましたらまたお越しくださいね!
よろしくお願い致します」210v「私も今、物理とっています!
今日はお越し頂きまして本当にありがとうございます!
初めてYukiさんとライブが出来てメチャメチャ楽しいですし、今から弾く曲もメチャメチャ盛り上がると思いますので楽しみにしていてください!
今日は最後まで楽しんでお帰りくださいね。
よろしくお願いします!」
180vLi-saちゃんが「メチャメチャ盛り上がる」と紹介した次の曲は濃密なハードロックのメドレー。230_medまずはVan Halenの「Jump」。240v_j途中、バッキング・トラックがジャンプするシーンもあったが、2人は全く動じず最後まで集中力バツグンの演奏を見せてくれた。250オジー・オズボーンの「Crazy Train」。250v_ctEuropeの「♪ファイナ~ルカウンダ~ン」。
260_fcかつて「ウーパールーパー」と曲を紹介されて全くわからなかった「Trooper」。
Iron Maidenね。270v_tr2人のハモリがビシっとキマる!280v_tr♪デロデロデロデロデロデロデ、ジャジャ~ン。
私が中学2年生の時…つまり46年前に流行ったKISSの「Detroit Rock City」。
2人でツノを突き合わせております!290_drcMr.Bigは何度も観たし、武道館で写真も撮らせてもらったけど、この曲のタイトルは一生覚えられません…「Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)」。
Li-saちゃん、ポールにはナイショにしといてね!300v_dbMetallicaの「Master of Puppets」。310v_mop最後をナニで〆るのかな?と思っていたらJudasu Priestの「Painkiller」!
まさに「怒涛」という言葉がふさわしい迫力の8曲メドレーだった。
330_pk演奏の後はお待ちかねの撮影タ~イム!
まずは上手からお願いしま~す。
360続いて下手~。
350最後は正面お願いしま~す。
335短い時間ながらギターの魅力に満ち溢れた充実したショウだった。
次の機会が訪れることを楽しみにしています。340JVMのラインの素晴らしいラインアウト・サウンドもタップリと堪能することが出来ました!370Li-Sa-Xの詳しい情報はコチラ⇒Official Twitter
 
Yukiの詳しい情報は下の『Marshall Music Store Japanからのお知らせ』をご覧ください。Po

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D_DriveのSeijiとYukiのビデオがイギリスで人気のギター・雑誌『GUITAR WORLD』のウェブサイトに登場しました!
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おかげさまで、中身もジャケットも皆さまから大変好評を頂戴しています。53000x3000コチラはリード・チューンのひとつ「だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)」。

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200(一部敬称略 2022年11月5日 西武渋谷店モヴィーダ館7階特設会場にて撮影)

2022年11月22日 (火)

BLINDMAN UNITE FOR EXPANSION TOUR <後編>

 
『BLINDMAN UNITE FOR EXPANSION TOUR』東京公演の後半。
 
「インスト曲の次にこんな物を用意してきました。
『アコースティック・ライブって演んないんですか?』って結構訊かれるんだけど…演んないんです。
アコースティックで演った曲をアコースティックで演ればいいのかな?っていう感じですね」
全くその通り!
少し指慣らしをしてからひと言…。
「弾けるかな~…」
エ?10v『Expansion』収録のアコースティック・ギター・ソロ・ナンバー「Solitude」。20タイトル通り「孤独」な独奏。
「弾けるかな~」なんて言っていたけど、何ら危なげなくギターという楽器が作り出す可憐な世界を演出していた。30v「フゥ~、1カ月前ぐらいからこのことしか考えてなかった!」
ウソこけ!楽勝、楽勝!40vココでRayさんが加わる。
前作『Reach for the Sky』からボサノバ調のナンバー「Blue Moon」。50_bmRayさんがありったけの感情を込めて歌うこの曲。
初めてサビのパートを耳にした時、真っ先にケニー・ドーハムの「Blue Bossa」を思い出した。
そしたらアータ、この曲のタイトルが「Blue Moon」だっていうじゃない?
「青」でつながってた!…ビックリしたね。
ミュージシャンの皆さんは「青」といえばこういうイメージをお持ちなのか…。
ちなみにロレンツ・ハートとリチャード・ロジャースのティン・パン・アレイの黄金コンビが作った「Blue Moon」というドンズバの名スタンダード・ナンバーもあります。
こうして見ると、ブルーは美味しい曲が多いな…そういえばサバも魚ヘンに「ブルー」だ。
塩焼きに味噌煮…美味しいもんね。
60vそして、達也さんはギターを12弦に持ち替えた。
密度の濃いアコースティック・コーナーだな~。70v美しい12弦ギターのサウンドをフィーチュアして送り出したナンバーは、『Subconscious In Xperience』からの「Caged Bird」。80_nsnこれまた何ともドラマチックな曲。
こういうナンバーもRayさんに大マッチだ。
0r4a0085達也さんは12弦ギターでストラミングをしていたかと思うと…
90vエレクトリック・ギターに持ち替えての泣きのソロ。
とことんゴージャスなアコースティック・コーナーだった!0r4a0215_2 雰囲気がガラっと変わって~、「さぁ、カッ飛ばしていこうゼッ!」0r4a0173キラー・チューンのひとつ「The Touch of Gray」。0r4a0367 しかし、この曲はサビはいつ聴いてもワクワクするね。
メチャクチャいい展開だ!130そして下手から「ギタ~!」。0r4a0350ココでもギターが大爆発!
この曲のキメ・フレーズもなんと魅力的なことよ。120v松井さんのキーボードから…140_tog「Tears of God」。
この曲もナニげにメチャクチャBLINDMANを感じるナァ。150私の感覚で言うと、マイナー・コードの時に「マイナーセブンス」を弾く。
するとそのセブンスの音がよく聴こえるイメージか?
わかるかナァ~、わかんネェだろうナァ~…私のかなり勝手な印象だからして。160v『EXPANSION』に戻って「Promise of Love」。170_polスネア・ドラムのアクセントに耳が行く。180それにガッツリと絡む重低音。190vそして、2人でウットリと奏でるサビの名旋律。
このパート、実はジャズのスタンダード曲である「枯葉(Auntumn Leaves)」と同じコード進行。
ウマい!
メジャーとマイナーのII-Vが連続するコード進行にこの歌メロを乗せて、前後にハードなパートをくっつけてオシャレにつなげているところがBLINDMANの奥義。
こういうことはジャンジャンやって頂きたい。200「今日はワンマンにお付き合い頂きまして本当にありがとうございます。
やっぱり最高ですね!
BLINDMANファンの皆さんは本当にあたたかい。心から感謝しています。
どうもありがとうございます!
佳境に迫ってまいりました。
最後はもう思いっきり拳を振り上げて頂いてバシッと決めたいと思います。
皆さん、用意はいいですか?
声出しOKだからね。
みなさん、用意はいいですか?」
「ウォー‼」…今度はお客さんが「EXPANSION」!Img_9301 待ってました!は『Reach for the Sky』の「Now or Never」!210_non123、123、12とバンドが一丸となって飛び出してくるイントロ。
まずココが最高にカッコいい。230vコンパクトなギター・ソロ。
240そして、そのギター・ソロの後にこの曲のハイライトがやって来る。
それはサブドミナント・モーションを効果的に使った大サビ。
タマらん!220vこの曲、「大好き」と先日達也さんに伝えたところ、彼も大好きなんだって!
曲の魅力を倍増させたのは、この曲をアルバムでは2曲目に持って来たところ。
そして「Da Doo Ron Ron」につなげるアイデアにはウナってしまったっけナ。0r4a0182 続けて『To the Light』から「Rising Sun」。
本編の最後を締めくくるにふさわしい5人の激烈極まるパフォーマンスが繰り広げられた。270v

280v

0r4a0209   

300v 
260v少しの間を空けてアンコール。
「どうも…楽しめた?
悩んで考えて、ガンバった甲斐があった。
もうちょっとだけお付き合い願います」
0r4a0134目つぶしの照明から…310達也さんの艶っぽいギターからスタートするのは5枚目のアルバム『Pain for the Pleasure』に収録されている「River of Life」。320vアンコールの1曲目をシットリと演っておいて…330v最後の最後に爆発したのは「Living a Lie」!340_lalアルバム『EXPANSION』を中心に新旧のレパートリーをダイナミックに取り入れたまさにBLINDMANが「爆発」したステージだった。
390v
400v 

370v  360v

380v燃え尽きた~!
『EXPANSION』から丸2年。
そろそろ次の爆発がやって来ることを期待しよう!0r4a0427 「みんなありがとね!
またココで会おうね…ありがとう!」430vBLINDMANの詳しい情報はコチラ⇒BLINDMAN OFFICIAL SITE
420 

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Thin Lizzyはお好き?
元UFOのローレンス・アーチャーとフィル・リノットのプロジェクト、GRAND SLAM。
伝統のブリティッシュ・ロック・サウンド満載!
  
<懐かしの日々(Gone Are the Days>

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200 (一部敬称略 2022年11月3日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2022年11月21日 (月)

BLINDMAN UNITE FOR EXPANSION TOUR <前編>

 
「BLINDMANは爆発のために団結します!」…ということになろうか?
そんなタイトルを掲げたツアー。
「unite」には名詞の用法がないので自動詞として働き、こうした「声明」のような意味になる…のではないか?
とにかく気合が入りまくってることは間違いない!
10もちろん「EXPANSION」は2020年11月にリリースされたアルバム『EXPANSION』の引用。
発表から丸2年経ってもこうしてツアーの題材にされるなんて、よっぽど納得のいく仕上がりであるに違いない。
今日はそのツアーの東京公演のレポート。Exp当日会場に並んだ充実のグッズ陣。
CDはもちろん、Tシャツやタオル…20トートバッグやマスク…ナンというか、実用的なアイテムが多いとことがいいね。30ライブは「Love Drifter」でスタート。
アルバム『EXPANSION』のオープナーだ。40Ray50v中村達也60v松井博樹70v戸田達也80v實成峻90vもちろん達也さんは今日もMarshall。100vJCM800 2203と1960A。
今日の2203は「B号機」だ。110vスカっとキマった最高のオープニング!
今日もいいライブになる予感満点!0r4a0023_2 「コブシを上げろ~!」0r4a0019_2 Rayさんが徹底的に客席をアオる2曲目は「Running Wild」。130_rwウワ~、このソロの中間部はカッコいいね~。
ギター・キッズがマネすべきプレイだよ…と言いたいところだけど、そのギター・キッズくんたちは今いずこ…。
ギター・ソロってのはこんなカッコいいモノなのにモッタイないよナァ。
140全くどうでもいいことですが…。
マリリン・モンロー好き?
私は好きです。カワイイもん。
その彼女の代表作、1959年のビリー・ワイルダー作品『お熱いのがお好き(Some Like It Hot)』は「♪ププッピドゥ」の「I Wanna Be Loved By You」ばかりが有名だけど、もうひとつ飛びっきりカッコいい曲が挿入されている。
フロリダに行く汽車の中で女性のビッグバンドをバックにモンローが歌うアップテンポのスイング・チューン。
その曲が「Running Wild」という。
やっぱりいい曲はお互いを呼び寄せるんだな。
Slih 「ありがとう!
半年ぶりのBLINDMANのワンマンライブでございます。
みなさん、ようこそ!会いたかったぜ東京‼
ワンマンですから色々と趣向を凝らしながらBLINDMANの世界をタップリと楽しんで頂きたいと思います。
用意はいいですね!ガッツリ盛り上がっていこうぜ!」150vRayさんがタイトルを絶叫したのは「Blazing Crisis」。
達也さんのブッ速いリフでスタートだ。160v_bcいつ聴いてもこの曲の展開の仕方には意表を突かれる。
170vメロディ・オリエンテッドなパートとテクニック・オリエンテッドなパートをウマい具合に組み合わせたギター・ソロは絶妙な味わいだ。0r4a0058続けて『EXPANSION』から「Angel Smile」。190_asBLINDMANのアルバムにきっと1曲は入っていそうな、いわゆる「とっつきやすい曲」。
210松井さんのオルガンが曲全体のサウンドを分厚く覆う。200vこの曲はCDで聴くと、ハイハットがヤケに目立ってオモシロイ…と思っていた。
そこで先日達也さんにこのことを尋ねたら、やっぱり金物の音をよく聞こえるようにしたかったそうだ。Img_9337 コンパクトながら実に密度の濃いソロ!
そしてエンディングのDbM7(実音)がうれしい。
220vキタキタキタキタ~!ズンズクがキタ~!
戸田さんと…230v_ipl峻くんのズンズクが聴く者のハラに容赦なくブチ当たってくる!240こういうハードな曲にはRayさんの声が特に際立つね~!
ま、BLINDMANの曲はほとんどすべてがハードだけど…つまり全部バッチリということね。250テンポは緩急揺れ動く中、自在においしいフレーズを繰り出してくる達也さんのソロ。260v野太い声に優れたギター・リフにソロ。
ブリティッシュ・スタイルのハードロックってやっぱりいいよナァ。0r4a0045「みんな、どうもありがとね。
こんなにいっぱい集まってくれてうれしいな。
さっき会場の方からもアナウンスがあったと思いますが、今日は声を出していいんです。
やっとここまで来たか…って感じですね。
BLINDMANのお客さんは節度ある方が多いと思っているので、大きな問題は起きないだろうと最初から思っているんですが…声出していいんだぞ!」
280v「半年ぶりのライブなんだけど、最近いろんな人から『中村さん、アルバムの再現ライブとか演らないんですか?』言われるんですよ…マァ、演んないんだけどね。
節目の年ってのは確かにあるワケなんだけど、こうして長いことやっていると何らかの節目が出来てしまうんだよ。
エ?そういうの演った方がいいの?演って欲しいの?…そうでもないんだろう?
セットリストはボクが考えているんだけど、毎回同じだったらツマらないと思って色々と考えてるワケですよ。
それで、今年だったら『Blazing Crisis』から10周年とか、言いようはいくらでもあるんだよね。
早いもので、さらに10年遡ると『Turning Back』がある。
そこから3曲ぐらいいってみようかな~」
27020年前に発表した4枚目のアルバムからタイトル・チューンの「Turning Back」。
0r4a0021アルバムのタイトル曲、そしてオープナーにふさわしい颯爽としたドライビング・チューン。
20年前もコレを演っていた。
それでいいのだ!0r4a0207 「♪Turning back!」300vコーラスもバッチリ!0r4a0211 達也さんのMC通り同じく『Turning Back』から「Starting to be Over」。
チョット他とは毛色の変わったファンク要素を含んだナンバー。0r4a0075 「他のバンドとは違うことを演りたい」と達也さんはおっしゃるが、この曲のコードの使い方なんかはその意志をよく表していると思う。0r4a0381 『Turning Back』完全再現の…イヤイヤだから、しないんだってば!
『Turning Back』からの3曲の最後は「Stay」。
380vこの中間部のキメはカッコいいね~。390vそしてギター・ソロへ。400vココで場面がガラリと替わり、「Stay」からそのまま峻くんのドラム・ソロへとつなげる。420vBLINLDMANの単独ライブには欠かせないこのコーナー。
几帳面に順序良くソロを組み立てて行くのが實成流。430連打に次ぐ連打でクライマックスに差し掛かると客席から大きな喝采が浴びせられた。440v_2峻くんのソロの間ステージから姿を消していたメンバーが戻って来ると、グバっと時間軸を戻して1998年のファースト・アルバム『Sensitive Pictures』のオープナー「When the Full Moon Rises」を取り上げた。0r4a0123 お召し替えをした松井さんのキーボード・ソロから…450vギター・ソロへ。
24年前?…全く古さを感じさせない。
イヤ、もう「古くならない」っていうのかな?
BLINDMANの音楽の「ブレのなさ」には恐れ入るばかりだ。460vRayさんから「しゃべり担当」と紹介されて峻くんからひと言ごあいさつ。
「今日はどうもありがとうございます!
イヤ~、お客さんの声が聞けるっていいですね…ホントに久々です。
ボクも他にもライブを演っているんですが、お客さんの発声がOKになってからは今日が初めてのライブなんです。
なんか出てきた時の「キャ~」とか「ワァ~」とかいう感覚をずいぶん体験していなかったということを、今日のみなさんの熱いご声援で思い出すことができて大変うれしく思っております。
有観客を再開したのは、今年からですかね?
コロナで年の感覚が分からなくなっちゃった!
配信なども新たな挑戦としてやりました。
結果的にそれも有観客のライブに活きてきてるかな~と思います。
コロナはまだ明けていませんが、BLINDMANのより高まったステイタスをみなさんに見せられてるんじゃないかと思っております。
今、なかなか脂に乗ってると思いますよ!」
峻くん、BLINDMANに加入して7年だそうです。
エエエエエエエエッ~!7年も経ったのッ!
絶対2、3年だと思っていた。
峻くんを知り合ったのはCrying Machineの時だったけど、それだってまだ7年経った感じがしないっつーの!
470v峻くんの「立て板に水」のごあいさつの後は、『Reach for the Sky』から「Stranger in the Night」。0r4a0010人気曲だけに戸田さんの舌も飛び出す熱演!0r4a0343曲全体を題材にして作られた、これだけで1曲成立してしまいそうな完璧なギター・ソロ。
毎曲、毎曲、カッコいいソロを考えるのはさぞかし大変なことでしょうナァ。
考えてから弾けるようにするのか、弾けるものをソロにするのか…きっとその両方なんでしょう。
0r4a0215 Rayさんが再びステージから下りて『Expansion』収録のインストゥルメンタル・ナンバー「Over There」。530_ot松井さんが奏でるたおやかなオルガン・サウンドの上を…Img_9464 達也さんのギターのボートが進み往く。540v曲はマイナーだがクライマックスに差しかかると徐々にメジャーっ気を出してくるところがナントもオモシロイ。
そして、「来るぞ、来るぞ」の必殺のピカーディ・ケイデンス。
実によく出来た曲だと思う…好きよ。550BLINDMANの詳しい情報はコチラ⇒BLINDMAN OFFICIAL SITE


<後編>につづく
 

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「やっぱりロックは骨太に限る!」という貴兄におススメなのはBAD TOUCH!
筋金入りのブリティッシュ・ハード・ロックをお楽しみアレ! 
 
<I Get High>

<Strut>

<I've Got the Music in Me >

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200 (一部敬称略 2022年11月3日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2022年11月17日 (木)

【I REMEMBER 令文】Sound Experience vol.1

 
大谷令文さんの追悼特集。
まずはお詫びから…。
数日前に公開した令文さんの一連の追悼記事の中に「令文さんは三宅庸介さんのシリーズ企画、『Sound Experience』に何度かご出演されているが、いつもゲストとして三宅さんのStrange,Beautuful and Loudに参加される格好で、ご自分のバンドを率いて出演したことはなかった」…みたいなことを書いた。
ゴメン、あったわ。
しかも、「あった」どころじゃなかったわ。
それは2010年11月2日の三軒茶屋のGrapefruit Moonでのこと。
三宅さんと電話でこの時のことを話していて初めて知ったのだが、実は『Sound Experience』というイベントの名前は令文さんがキメてくれたというのだ。
当時、三宅さんはこのイベントの名前をどうしようかと迷っていた。
長く続けていきたいと考えていたので、適当な名前を付けることだけはどうしても避けたかったのだ。
すでに第1回目のゲストは令文さんに決まっていたので、腹案だった『Sound Experience』という名前を令文さんに提案した。
すると、「三宅!それメッチャいいやんけ!」と令文さんはとても満足気な反応を示してくださったという。
こうして「ツルの一声」…イヤ、「カラスの一声」でキマったというワケ。(ココはシャレですよ~。英語の「raven:レイヴン」」は「ワタリガラス」というカラスの一種を意味します
もちろんその時、令文さんがニヤリとしながら例の「グー・サイン」をされたことはココに書くまでもなかろう。
その第1回目に令文さんが当時取り組んでいたBLACK TIGERを率いて出演された…というのだ。
つまりバンド編成だった。
2019年7月で止まってしまってはいるが、その後31回も続けたイベント『Sound Experience』の記念すべき第1回目のレポートを今日は復刻する。
 
開演前のようす。
日本を代表するMarshall弾きのステージにふさわしくハーフ・スタックがズラリと並んだ。

10_2まずはBLACK TIGERからスタート。
大谷令文と…20盟友・高橋ロジャー知久と某ベーシストからなるトリオ。30令文さんは愛用のMarshallを持ち込んだ。40vヴィンテージの1959と1960BXのハーフスタックにコーラスエコー。
そしてスライダック。50v足元のようす。
今回は初代The Guv'norが入っている。60令文さんは歌と…
70vギターの両方でフル回転。
「令文ニラミ」…この表情がなつかしい!80vこの時も本当にスゴイ音だった。90v耳をつんざく凄まじい爆音なのにちっともうるさくない。
100vコレぞまさにMarshall浴。
身体の芯まで温まる。110vそして、令文さんの気合の入ったプレイに呼応するロジャーさんの日の打ちどころのないドラミング!
150vレスポールに持ち替え。125vギターは替わっても丸っきり令文さんの音。
こういう演奏に接すると、ホントにギターという楽器は指から音が出しているということを実感する。130それと顔…間違いなく顔からも音が出てる!
ギター・サウンド云々の前に飲まれてしまう。140vそして、またストラトキャスターに戻って最後まで突っ走った。160v全9曲、まさに人とギターが「一体」となった姿を目の当たりにしたような感動的なパフォーマンスだった。180v自分の持ち時間を終えてご挨拶される令文さん。
この後、30回以上にも及んで開催される長寿イベントのトップ・バッターにふさわしい出演者だった。200vそして、すぐさまホストのStrange,Beautiful and Loudがステージに上がった。210三宅庸介220vこの頃の三宅さんは自分のJCM2000 DSL100と1960BVを持ち込まれていた。
三宅さんのDSL100は1997年製のかなり早い製造ロット。
DSLを背後に従わせた三宅さんの姿もなつかしい!
230v足元のようす。
人様のペダルボードだけど、この見た目はとても思い出深い。
高円寺のShowBoatで、ある理由で仕方なく左下のヤツを取り除いた。
するとギターの音が完全に別物になったのだ。
アレは本当に見事な変わりようだった。
235征史さんもMarshall。240v今でもAmber Lumberで活躍している1992 SUPER BASSのハーフ・スタック。
このMarshallとプレシジョン・ベースが組み合わさったサウンドがこのチームの音楽に実にマッチしていた。
250vそして金光健司。
この頃はまだNATALが日本には入って来ていなかった。360 1曲目は「Fantasia」。270この曲は後年スッカリ演らなくなっちゃた。
好きなんだけどナァ。280vベースが裸になるパートが実にカッコいい!290ドラムスが奔放に動き回るイントロは2曲目は「Bloom」。
300そして独特なメロディとともに展開していくこの曲はずっと演奏され続けていた。

Img_1783 この頃はファースト・アルバムの『Lotus and Visceral Songs』しかリリースされていなかったのでそのアルバムからレパートリーになると思っていたら…Vs_2 3曲目で「if」をプレイ。310vこの曲は2014年に発表したセカンド・アルバム『Orchestral Supreme』のオープナー。
この頃から演っていたんだね~。
Os続いてファースト・アルバムのオープナーの「Stratify」。320「Kakine」でおなじみの「Solitary Past」から愛奏曲のひとつ「Virtue」を演奏して3人は出番を終えた。340

350v

Img_1766 自分のシリーズ・イベントの第1回目の出番を終えて満足気な三宅さん。
370vアンコールはSBLに令文さんが合流して1曲。
コレは「Diamond Dust」かなんかを演ったんだっけかな?
何しろ昔のMarshall Blogってセットリストを載せていなかったものだから…。
380令文さん、今度はゴールド・トップを引っ提げての登場。
後ろの三宅さんの表情にもご注目。390vこの後の回の時もそうだったが、三宅さんは令文さんと共演する時はいつも大変うれしそうだった。
何しろ三宅さんの人生をキメた人と同じ舞台に立つワケですからね。400v令文さんがニラミをきかせ始めた。
視線の向け先は客席だ。
一体誰をニラんでいたんだろう?410ニラまれた人は相当コワかったことだろう…でも、とてもいい思い出になっているハズだ。420vそこへ行くと三宅さんのニラミはこの程度だから安心だ。430v2人だけの会話。4602人で何を笑っているんだろうね。
とにかくギターで音楽を奏でることがどうしようもなく楽しいのだ。
そして、2人の間にはMarshallがある。470そんな2人の会話を、これまた2人の名手がリズムで見守る。480v

490vそしてクライマックスがやって来る。510v2人とも思いの丈を6本の弦に託して最後まで弾き切る!520v2つのバンドが出ただけのとてもシンプルな内容であったが、全編を通じてギターの魅力が溢れ切った素晴らしいショウだった。530令文さんのひと言があって、記念すべき第1回目の『Sound Experience』が終了した。550さて、コロナ以降しばらくご無沙汰だった三宅さん…いよいよ動き出すそうです!
令文さんの分までMarshallとストラトキャスターで暴れてくれることだろう。
Img_1669次回は令文さんの追悼特集の最終回です。 

200(一部敬称略 2010年11月2日 三軒茶屋GRAPEFRUITS MOONにて撮影)



2022年11月16日 (水)

【I REMEMBER 令文】『祝・生誕50周年ぬぁう』小川文明メデタイム!

 
大谷令文さんの追悼特集。
今回は2010年7月14日に開催された故・小川文明さんの50歳の誕生日を祝うライブのレポート。
当時、私は文明さんとは全く接点がなく、この時も令文さんからご誘いを受けてお邪魔させて頂いた。
10vその後、田川ヒロアキさんが参加していた和佐田達彦さんのSPICE FIVEというバンドを通じて文明さんとも親しくして頂いた。
文明さんもカメラがお好きで、ご自慢のカメラを私に渡しては「今日も撮ってくれへん?」と依頼されて来られた。
コレが単焦点レンズがついたコンパクトカメラで、ライブ撮影では使いにくいのなんのって!
それでも毎回「さすが、さすが!」と私が取った写真をご覧になってはお世辞をおっしゃってくれたっけナァ。
B_img_0641ブックオフでこんな本を見つけて読んでもみた。
よくこの本が上梓されたな~…という内容がいかにも文明さんらしく微笑ましい。Bmbs文明さんのお人柄が窺える、たくさんのゲストをお迎えするライブ。
文明さんは私より2歳年上だったのだが、この時は「50歳」という言葉自体にかなり年配の印象を受けたが、ナンのことはない。
「50歳」なんて若いじゃん!
 
ショウの前半は弾き語りを交えながらしっとりと…。Img_0418 「おおっ!」とひとりで声を上げてしまったのはボブ・ディランの「My Back Page」。Img_0423文明さんはこの曲を歌のないキース・ジャレットの『Somewhere Before』バージョンの「My Back Page」に乗せて歌ってくれたのだ。
この曲はキースのバージョンの方が断然好きだったので、まるでカツカレー状態!
美味しいモノに美味しいモノが乗っかってうれしいなったらうれしいな!というワケ。Img_0415歌だけでなく、鍵盤を叩く手にも感情がこもる!Img_0420チェロの斎藤孝太郎さんとのデュエット。Img_0432ココでもソウルフルな歌声を聴かせてくれた。
Img_0431そして、メスカリン・ドライブ、ソウル・フラワー・ユニオンの'うつみようこ'さんが登場して文明さんがタスキを渡した。Img_0433「お誕生日おめでとう」のタスキ…「今日の主役」だからね。Img_0435 その'うつみ'さんが素晴らしい声で熱唱。Img_0450 とにかく盛りだくさんなプログラム。
今度は高橋竜と大谷令文のアコースティック・ギター・デュオが登場。
Img_0502竜さんの張りのある歌声が冴えわたる。Img_0499令文さんはこんなシチュエーションにはもってこいのMARINOの名曲「おやすみ」を大熱演!Img_0489文明さんが鍵盤ハーモニカで加わる。
これがまたドナルド・フェイゲンみたいでカッコいいのよ!Img_0521今にして思うと、アコースティック・ギターをステージで弾く令文さんを見たのはこの時だけかも知れない。
残しておいてヨカッタ!
Img_0513_2ショウは後半に入り賑やかなバンド・パフォーマンスへと突入する。
Img_0531バンドのメンバーはベースに竜さん…
Img_0656ドラムスに高橋ロジャー知久という布陣。
ロジャーさんはこの時、令文さんと「BALCK TIGER」というトリオ・バンドを組んでいた。Img_0528 このイベントを企画したカントリー&ローラーのM.M.KING。
盛り上がる~!
Img_0534M.M.KINGさんのにぎやかなパフォーマンスに鋭いギター・ソロを遠慮なく放り込む令文さん。
Img_0532令文さんも楽しそう!Img_0550M.M.KINGさんから文明さんにバースデイケーキのプレゼント。
ローソクは5本。Img_0553インスト・ナンバーでの超絶プレイ。
もちろん令文さんの極上のロック・ギター・サウンドを出しているのはMarahall。Img_0566キーボーズはRobinさんが同流して2人体制に。Img_0562文明さんも力のこもったプレイで激情ぶりを発揮!
Img_0591この日、礼文さんはストラトキャスターとレスポールを行ったり来たり何度も持ち替えていた。Img_0619バックにMarshallが控えている限り、どっちのギターを使っても出て来るのは「令文サウンド」。
Img_0622またレスポール。Img_0693竜さんは愛用の1992 SUPER BASSを持参してくださった。
そのベースのサウンドがまた令文さんのギターに完璧にマッチするのだ。Img_0678令文さんと…Img_0697文明さんによるスリリングなバトルのシーンは見応え充分!Img_0684うつみさんも再度登場してゴキゲンな歌を聞かせてくれた。Img_0700そしてショウのクライマックスでは文明さんが歌に徹して会場を大いに盛り上げた。
Tシャツはザッパでも歌はソウル!
Img_0717バック陣が「完璧」以上の演奏で文明さんの歌を盛り立てる!
Img_0741もちろんオハコの「Feelin' Alright」は欠かせない。Img_0735竜さんもスーパー・ボイスをタップリ聞かせてくれた。Img_0755令文さんのソロも最後までキレッキレだったナァ~!Img_0613本編最後の熱唱!
そして…
Img_0725ダウン!
ハハハ!Hard working man!!
コレがやりたかったのね?Img_0761アンコールでは出演者全員がステージに上がり、50歳の誕生日に熱唱する文明さん大いに祝った!
このレポートにご登場頂かなかったゲストも交えての3時間の豪華なロック・ショウ。
アッという間だった!Img_0787文明さんはこの時から約4年後の2014年6月25日、満54歳の誕生日を目前に控えてこの世を去った
そして、令文さんもいなくなってしまった。

Img_0794

200(一部敬称略 2010年7月14日 高円寺SHOW BOATにて撮影)

2022年11月14日 (月)

【I REMEMBER 令文】GENKI SESSION 2009~夏休みだヨ!全員集合~

 
大谷令文さんの追悼特集。
今回は2009年8月26日開催された『GENKI SESSION 2009~夏休みだョ!全員集合~』のレポートの復刻。Dsc_6199この日のステージのようす。
会場は恵比寿のLIQUID ROOMだった。
もちろん超満員!Dsc_6172令文さんは自前のMarshallをガッツリと持ち込んだ。
Dsc_6307_2いつもの1959と1960BX。
それに今回は1962 Bluesbreakerも組み入れていた。
コーラス・エコーにアッテネーターはいつも通り。
一番いつもと違うのはバカボンのパパかな?
そう、コレでいいのだ!Dsc_6169足元のようす。
この青いバッファアンプ、なつかしいね。
後年、令文さんのエフェクター・ボードからは消えたけど、現在は大谷一門会の伝統を守るべくノンちゃんのボードに収まっている。Dsc_6165 この時も令文さんからお誘いを受けてお邪魔させて頂いた。
私はこの時が初めての『GENKI SESSION』で、開演前に令文さんが「ウッシー、今日は長いからね。シンドくなったら遠慮なく途中で帰っていいからね…」なんておっしゃってくれた。
そんな!Dsc_6207バックバンドのメンバーは、令文さんの他に難波弘之、高橋ロジャー和久、水野雅章という、この後まで変わることのなかった不動のラインナップ。
Dsc_6190演奏曲目は「GENKI SESSIONスタンダード」とも言うべき、このライブ定番のナンバーがズラリ。
コレがいいのだ!Dsc_6223「Hallelujah I Love Her So」、「Try a Little Tenderness」、「Gimmie Some Lovin'」といったR&B系ナンバー。Dsc_6301Montroseの「I Got the Fire」といったアメリカン・ハードロックも最高!Dsc_6319Deep PurpleやLed Zeppelin等のブリティッシュ・ハードロック・ナンバーでは令文さんが奏でるMarshallサウンドの魅力が炸裂した。Dsc_6314そんな時令文さんは必ずこうして思いっきりハードにキメてくれる。Dsc_6309_2マリオット・ナンバーも欠かせない。
Humble Pieの「30 Days in the Hole」や…Dsc_6212Small Facesの「All or Nothing」。
お客さんのコーラスを指揮する令文さん。
Dsc_6323Small FacesはThe Whoと並ぶMarshallの揺籃期の重要なバンドです。
ジムやケンが作るMarshallを代わる代わる片っ端から買ってくれた。
だからSmall FacesのMarshallとThe WhoのMarshallのシリアル・ナンバーは連番になっていたらしい。
お客さんの「♪オオラナッシン~」の大コーラスに「バッチグ~!」。
Dsc_6183ストラトキャスターも使用した令文さん。Dsc_6343ノリノリの令文さんはこんなことも!Dsc_6347ジャニスの「Move Over」はショウのハイライトだった。Dsc_6238右手を高く差し上げ天を指さす令文さん。
「我に力を!」とギターの神様を仰ぎ見ているようだ。Dsc_6239ライマックスのギターソロ!Dsc_6355モニターにストラトキャスターをこすりつけて…Dsc_6363_2 本当に何かに憑りつかれたように両手の指でフィンガーボードを叩く!Dsc_6364 この写真の構図でおわかりの通り、この時私はステージ上手のソデにいた。
令文さんはこの後ソデに下がり、そこにいたシンガーと向き合い、お互いの両手で相手の肩をムンずとつかむと、2人とも涙を流してヘナヘナとヘタリ込んでしまった
その時、そのシンガーが感極まって「れいぶん~」と叫んだのを私は聞き逃がさなかった。
感動の光景だった。
そして、こんな思いで歌を歌い、ギターを弾いている人たちがいることに驚いた。
Dsc_6356〆は「アッコちゃん」だったかな?
上演時間は4時間近く、確かに長かったけど「途中で帰る」だなんてトンデモナイ!
「ロックのダム」のようなドデカイ演奏をたっぷりと楽しませて頂いた。
そして、令文さんが出すMarshallのサウンドにはやはり誰も敵わないと思った。Dsc_6205※セットリストが手元に残っていないため、演奏曲目が実際と異なっていることがあります。

200 (一部敬称略、2009年8月26日 恵比寿LIQUID ROOMにて撮影)

2022年11月 2日 (水)

NEAT001登場!~雑種之饗宴ーThe Hybrid Music Partyー

 
今日はMarshall Blog初登場の大阪のチーム。
10年以上やっていてもココで新しいMarshallのファミリーを紹介するのはヤッパリうれしいね。
4年ぶりに東京にやって来たところをキャッチした!10その名はNEAT001(ニート・ゼロゼロワン)。20メンバーは4人。
 
Tam30xKC40vTak50vShiki60vNEAT001は1996年に大阪で結成。
2005年に活動を休止したが、2012年に現在のラインナップで再起し現在に至っている。
ま、途中休みはあったにしろ、結成以来26年の歴史を持つベテラン・バンドだ。
0r4a0052ギターのKCちゃんはMarshall。
ズ~っとMarshallを愛用してくれている。
うれしいね~!70この日は備え付けのJCM2000 DSL100と1960Aを使用。80v実際の愛器はJCM900 2100SL-Xと1960Aとのこと。
最近、2100SL-Xのことをどっかに書いたね?…「SL-X」は「Super Lead eXtended」の略ってヤツ。
モードは2つあるが、両方とも歪み。
つまり「チャーハンをオカズに白米を食べる」とか「タンタンメンをオカズにラーメンを食べる」みたいなシステム。
まだある。
「お好み焼きをオカズに白米を食べる」…あ、コレは関西では当たり前のことか。
私はコレができないんだよね。
あと、「おでんでご飯」もムリ。
とにかく歪みバカのための魅惑の1チャンネル・ハイゲインモデルがJCM900 2100SL-X。
だから大丈夫だ…ってナニがやねん?90v家ではDSL1Hも愛用して頂いているとお聞きした。
写真は双方KCちゃんが自分で撮影した愛器たち。100そんなKCちゃんが弾くシンプルなギターでステージはスタート。105v曲は「7th」。110「オラオラオラオラオラオラオラオラ~!いったらんかい、このボケ~!」と、実際には全く言っていないんだけど、まさにそういう感じ。
ドスの利いたTamちゃん歌声は恐ろしくも凛々しくてカッコいいゾ!120vこの日はデベソが設置されていた。
早速先端まで飛び出してギター・ソロをブチかましたKCちゃん。140リズム隊は徹底的に重く…
170vそして、鋭く…実に気持ちいい!
160vところで、「NEAT001」というバンド名は一体どこから来たんだろね?
昔、たけしのモノマネをする芸人で「ニートたけし」ってのがいたっけな。
「neat」というのは「キチンとした」とか「こざっぱりした」とかいう形容詞だけど、まさかそうではあるまい。
キチンとはしているんでしょうけど、このパフォーマンスに「こざっぱり」というイメージはないぞ!…と思ってギターのKCちゃんにその由来に尋ねてみた。
サウンドが想像できてしまうようなバンド名を避けるべく、「U2のようにアルファベットと数字を組み合わせたバンド名にしよう」と考えていたところに思いついたのがレコードの番号。
そこで、持っているレコードをひっくり返して片っ端から番号をチェックした。
そして、目に止まったのがNEAT RECORDSというレーベルからリリースされているニューカッスル出身のNWOBHMのバンドRAVEN。
このバンドの『Rock Until You Drop』というデビュー・アルバムに白羽の矢が立った。
バンド名に何やらMarshallの因縁を感じるな…。
65cdこのレコードの番号が「NEAT1001 B」で、コイツにビビビと来たというワケ。
ココから数字の頭の「1」と末尾の「B」を取っ払って「NEAT 001」にしたのだそうだ。
レコード番号なんて気にしないのが普通だからナァ。
とてもオモシロいアイデアではあるまいか?
番号だけでなく、に「アスレチック・ロック」の異名を取り「体力勝負」のステージを展開するRAVENのサウンドもお気に入りだったそうだ。
レコード番号が気に入ってバンド名にしたものの、もしかしたら無意識のウチにRAVENを目指してたのかも知れない…と、今回私にバンド名の由来を説明した際に気がついたそうだ。
お、Sweetの「Hellraiser」なんて演ってら。
有名なソング・ライティング・チーム、「ミッキー・チンとマイク・チャップマン」の作品。
アメリカ人に言わせると、この「チャップマン」という苗字はメチャクチャにイギリスを感じさせるらしい。
66
2曲目は「Sasori Attack」。
いい曲名だ。
世の中には「佐曽利」さんという方がいらっしゃるからね。
アメフトの名選手だったらしい。150_sa「♪サソリ・アタック! 闇夜の一撃 忍び寄る…」
何かをギュ~っと絞り込むようなイメージで声を出すTamちゃん。
こういうタイプの歌は初めて聞いたかも?
言っても多くの人はわからないと思うし、余計なお世話だけど、何となくマイルス・デイヴィスの『Agharta』や『Pangaea』のピート・コージーのギターを思い出してしまった。180vこのバンドはKCちゃんのコーラスが重要な位置を占めている。
しかし、この衣装…現代版のジョン・エントウィッスルやね?190v「ありがとう!
そして『残党』、10周年おめでとうございます!
今日は9バンドで、スゲエパーティ。
みんな狂ったように踊り倒せよ~‼
そして2022年…このカオスな世の中を映した新曲を持って来たぜ!」
そう、冒頭の告知にあるようにこの日は「残党」というバンドの結成10周年を記念するイベントだったのだ。
それとアノね、「chaos」は「カオス」ではなくて正しくは「ケイオス」ね。
200v怪しいベースのサウンドが会場に鳴り響く。
Takさん、フレットレスなんよ。
この手の音楽を演るバンドでフレットレス・ベースが使われているのを初めて見た。210v_sm 曲は「Samurai」。
Tamちゃんのナレーションが重なる…「暗い暗い嵐の夜、ひとりの侍が歩き続ける。目指すはココ…四谷OUTBREAK。本当の自由を求めやってくる…」
210vドラムスが加わって…侍がやって来た!220v「♪さ・む・ら・い さ・む・ら・い」230そしてギター・ソロ。
このバンドはダラダラとソロを演ることを是としないようだ。
どのソロも非常にコンパクト。
その短い尺のなかで存分に暴れて自己主張するのだ!240ドラムスのShikiちゃんのMC。
ようやくおとなしいのが出て来た。
物販と11月23日に大阪の心斎橋のライブハウス「キングコブラ」出演の案内。
「『残党』、10周年おめでとうございます!
恒例の公約…今日この場にいらっしゃる方、演者さん、お客さまの別を問いません。
私たちからそのキングコブラの予約をしてくださった方には、私からドリンクを1杯ごちそうさせて頂きます!
私たちが『こだま』で帰るか、『のぞみ』で帰れるかは、皆さんにかかってますのでゼヒよろしくお願いします!」
ハハハ、ほとんど「泣き売」だな?
どっちで大阪に帰ったのかはまだ確認できていない。
250v「ハイ、ありがとうございます。残すところあと2曲です。
東京でもロング・ステージが出来るようにガンバっていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!
それでは、いこか…東京、バイバイ!」と投げキッス。
こざっぱりしとる!さすがニートや!Img_9091_2 残る2曲のウチ、まずは「Emergency System」。260_esNWOHMの影響タップリ!
阿鼻叫喚のドライビング・チューン!
270ココでもデベソの最先端でソロを奏でるKCちゃん。
この日、リハのないブッツケ本番だったそうだ。
ステージに上がってセッティングのようすを拝見したが、ペダルボードをつなぎ、Marshallから音を出して、ボリュームを上げて、ボリュームを上げて、ボリュームを上げて…「ハイ、出来上がり」の大爆音。
コレでいいのだ。
やっぱりロックのステージってのは舞台の中の音がある程度大きくないとダメなのよ。
こうして彼女のようにグバっと音を出して一発で自分の音をキメ込むことができるのはMarshallに慣れている人。
つまり、ある程度のセッティングをしておきさえすれば、後は自分の演奏技術とMarshallの組み合わせでどうにでもできることを知っている人。
その「ある程度のセッティング」がわかっているということが肝心なんだけどね。
ヌケるギター・サウンドが素晴らしかった。
そして、エクスプローラー。
久しぶりに実物を目にしたけど、カッコいいもんだナ…というか、KCちゃんに似合ってるわ。280vそのエクスプローラーを引っ提げて縦横無尽に暴れまくる!
その様子はまさに「アスレチック・ロック」。
RAVENの影響大!
290最後もKCちゃんのギターからスタート。300v_zrs出番の最後を締めくくったのは「Zunda Roll Shake」。310v想定外のシャッフル・リズム!320vハードな3連のグルーヴが小気味よい。330vシャッフルを演るバンドが最近はメッキリ減ってしまったからね~。
ところで「Zunda」ってナンだ?
「ずんだ餅」のことかしらん?34025分という大変短い持ち時間であったが、全6曲でバッチリとNEAT001の世界を提示したステージだだった。350東京は「4年ぶり」ということであったが、次に観られるのはいつか?
東京でも暴れる機会がドンドン増えるといいね。
それまでの間、関西でMarshallファミリーをよろしくです。
11月23日のキングコブラのご盛会をお祈りしています!360vNEAT001の詳しい情報はコチラ⇒NEAT001 OFFICIAL WEBSITE370v (一部敬称略 2022年10月29日 四ツ谷OUTBREAKにて撮影)

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イングランド最西端の町、コーンウォール出身のメタル・チームはKING CREATURE。

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200

2022年11月 1日 (火)

simoミニ・アルバム『ROCK EXTRA』発売記念ライブ<後編>

 
simoのレコ発ライブの第1部が終了。
休憩の間もCDを買い求める人が引きも切らない。
関ちゃんはサインで大忙し。10v メンバー4人のサインをコンプリートするとこういうことになる。20cd「それでは、セカンド・ステージを始めたいと思います。
皆さま、ファースト・ステージはお楽しみ頂けましたでしょうか?
CD買ってくれた方?(客席から手が上がる)
ありがとうございます!
さっ、帰りにもう1枚買って頂いても構いませんからね!
よろこんでサインしますのでお気軽に申し付けてください。
それでは、セカンド・ステージはアルバムに入ってない曲でスタートします」30v「Share」という曲。
レコ発なのにアルバムに入っていない曲を演る…お?もう次のアルバムの構想が出来上がっていることだな?40_2為人さんのソロと…50v関ちゃんの余裕のソロでセカンド・ステージが幕を上げた。60v_2続いてみやんのア・カペラのベース・ソロ。80v_kt次に演る曲の前にはいつも無伴奏でみやんがソロを披露するのだが、今日はいつになく長い。90_2その分熱のこもったパフォーマンスでまるで誰のことを想っているかのようだ。100v_2曲はみやん作の「KOTO」。
この曲もsimoのステージには欠かせない。110為人さんのソロ。
ムムム…コレは素晴らしい!と思ったら…120_2会場から拍手が湧きがった!
拍手に応える為人さん。
コレぞライブの醍醐味!130vそして、為人さんの演奏にインスパイアされたかのような情熱的なギター・ソロが続いた。140v_2そして、ギターとベースのアンサンブル・パートを経て曲が終わる。
今日の「KOTO」はスゴかった。150「ステージの上をご覧になってお気づきかと思うんですが…実はMarshallだらけ!
Marshallの回し者か!って?
今日のsimoは銀座恒例の『Marshall祭り』…全部Marshallアンプ」
Img_8798「アンプ類だけでなくて、ドラムスもMarshallのドラム・ブランドのNATAL(ナタール)です」
180_2「キーボーズの後ろもMarshallってなかなか珍しいでしょ?」
230v_2「みやんがベースで使っているのもMarshallです」
210vかく言う関ちゃんも当然Marshall。
250メンバー3人がMarshallなのにギタリストが使わないでどうすんねん…ということは絶対ありません。
260「銀座はもう全部Marshallで…もちろんMarshallさん全面バックアップ!
今日も取材が入って後日『Marshall Blog』の方にライブのレポートが掲載されます。
ボクのFacebookでもお知らせしますのでよろしくお願いします。
アンプの裏側まで見れるブログなんてあんまないですからね」
160v_2「アルバムの話にチョットまた戻りますと…『アルバムを作ろう!と』思い立っても家で出来ることと出来ないことがありまして…。
さすがに大二さんのドラムは無理。
ちゃんとレコーディングスタジオで録らないとダメ。
ところが、レコーディング・スタジオをお借りするにはとても費用がかかるんですね。
そこで色々な方々から絶大なご協力を頂戴しました。
今日はそのウチのおひと方であるスタジオの「烏賊舌音響」方にもお越し頂いています」
170「さて、次はワリと最近作った曲です。
タイトルは『DeMoNe』。
Googleで調べたらイタリア語かなんかで『デモネ』という発音が出て来たんですよ。
つまり『悪魔』。
ボクの方は違いますからね。
90年代の長山洋子さんの『捨てられて』という曲の方の『で・も・ね』です。
タイトルのことはさておき…どんな曲を作りたかったかっていうとロックのインストなんです」
と、みやんや大二さんとべンチャーズをチラリと弾く。
「こんな曲を作りたかった。
ボクが思うにコレって日本独特のモノだと思うんですよ。
洋楽でこういうのなんか思い付きますか?…あるのかもしれないけど、日本独特のモノなのかな~と勝手に思っていて、そんな曲を作ってみたいと感じてしまったんです」Img_8799_2「DeMoNe」も最近のステージで頻出しているのでスッカリおなじみ。
ギターはレスポールに持ち替え。
テケテケ系となるとシングルコイルのギターを連想させるけど、そうはしないところがセキ・スタイル関式…テキスタイルみたいだな。
イヤ、それより関ちゃんのギターのピックアップってほとんどハムバッキングなんだな~。
今気がついたわ。
280_2「エレキ・インスト」というと圧倒的にべンチャーズだし、レコード会社の扱う洋楽で当時商売になっていたのはべンチャーズだけだったらしい。
だから「柳の下のどぜう」をもくろんで、他にもスプートニクスだの、シャドウズだの、アストロノウツだの山ほどプッシュしたけど、さすがにべンチャーズには遠く及ばなかったハズ。
シャンティーズってのもそのひとつかな?
ま、私はこのあたりは門外漢なのでナニも書けることはない…いい加減なことを書いたら大二さんに怒られちゃうからね。
ただひとつ私に言えるのは、これまでアメリカやイギリスの連中とずいぶん音楽の話をしてきたけど、「べンチャーズ」の話題になったことはただの一度もなかったナ。
話す相手の世代のせいなんだろうけど、でも年輩の人と話した時も同じだった。
ジャズの話題には出てもテケテケの話になったことは一度もない。
だから、関ちゃんが言うように「エレキ・インストを愛でる」ということに関しては「日本独特」の文化と考えていいのではないか?
反対に言えるのは、日本人のあるいは黄色人種の声がいかにロックに不向きか…ということなのよ。
290vココで脱線。
そうは言っても、ジョシュア・ブレイクストーンなんて人はジャズで『Walk Don't Run』なる「べンチャーズ集」をリリースしていたりするけどね。
でも「Lullaby of the Leaves」とか「Caravan」とか、ジャズで良く取り上げられる曲も演っているんだけどね…ズルくない?Jbところで、元々「Walk Don't Run」という曲は、ギブソンからシグネチャー・モデルも出ているほどのスゴ腕ジャズ・ギタリスト、ジョニー・スミスの作品ですからね。
「Walk Don't Run」が収録されているこの『Kaleidoscope』というのは上質のギター・ジャズ・アルバムですよ。
それと、上のブレイクストーンのアルバムでも演っている「Slaughter on 10th Avenue 」ね。
コレはナント、リチャード・ロジャースの作品なんだよね。
このことを知った時は、ホントに驚いた。
やっぱりこの世の良いポピュラー音楽曲ってティン・パン・アレイの作曲家たちが元になっているんだよな~…といたく感心したワケ。

Kds

いよいよノリがよい為人さん。
この曲でもゴキゲンなソロを聴かせてくれた。300v_2みやんのベース・ソロもフィーチャー。310v_2手拍子も入ってとても楽しく仕上がった!320vそのまま続けて「Yours」。
この曲も『ROCK EXTRA』には未収録だから、次のアルバムへの待機曲かな?
コレは書いてよいのかどうかわからないけど、関ちゃんからシェアしてもらうセットリストには曲名の後に「ver.2」とか「ver.4」とか「#3」とかの番号が付いていつことが多いのです。
それだけ毎回アレンジをイジくり回しているのだろう。
アレンジを考える方は楽しいけど、それに従う方は大変だぞ。
Img_8835 そうしてドンドン広がるsimoの世界。
次のアルバムも楽しみだ!Img_8790 …ということで本編最後の曲。
もう一度ギターを持ち替えて四人囃子の「眠い月」。350_nt前回レポートした「ところざわSORA CONCERT」の告知に「まるで絵画を観ている様なサウンド」という惹句が付けられていたが、この演奏はまさにそれ。
4人がそれぞれ好みの筆と絵の具を乗せたパレットを手にして楽器を奏でているようだ。360v

370v

380vその「ところざわSORA CONCERT」の時も最後に演奏したこの曲で関ちゃんが大エキサイトしたのだが、今回も爆発!0r4a0256 モノスゴイ気合でソロを弾き切った~!400v「ありがとうございました!」
コレにて本編終了。410vそしてメンバー後ろから登場
「ありがとうございます!
今日はメンバーが全然しゃべってないってないですね…少ししゃべった方がいいんじゃないですか?
ネェ、みやん」
420「ありがとうございます。
なんか最近こんなご時世でして、結構自分の身近な先輩のミュージシャンの方がこの世を去ってしまったりしたことが度々ありまして…。
いつも『KOTO』の前にソロをチョット演らさせてもらっているんですけど、今日は先頃お亡くなりになった、大好きだった先輩の大谷令文さんのMARINOというバンドの「Midnight Believer」という曲をふんだんに取り入れてソロを演らせて頂きました」
<前編>でああいう風に書いたのはこういうことだったのです。430v「ナンにもネタを用意してないし………麻雀やりたいですね。
宮野さん、いつもすごい美味しそうなラーメンをSNSに投稿していて、今日も食べに行ったらしいですよ。
ラーメンが900円に餃子も900円するらしい…高くない?
そこは夜も営業しているんですかね?
1度食べてみたい石井為人でした」
みやんによれば、「はしご」というお店だそうです。
チェーン店だよね?
餃子が900円って、普通の倍、値上がって王将の3.4倍!
一体どんな餃子なんだろう?440「もうすぐ70歳ですからね。
銀座といえば、お店の名前は忘れちゃったけど、近田春夫くんに教えてもらったんですけど、昔のソニービルの近くあった喫茶店っていうか、パーラーに『アイス・パラチンケン』とか『フルーツ・パラチンケン』というモノがあって、しばらくの期間銀座に来るたびに食べていました。
ご存知の方いませんか?
本当の話です…という『パラチンケン話』でした」450v「『パラチンケン』の話で今日のライブを〆るってね…そこを考えて欲しいですよね~」
チョッチョッチョ!
「パラチンケン」と聞くと確かに名前はオモシロイけど、アータ、とんでもないですよ!460v私も知らなかったので調べてみたんだけど、「パラチンケン」は古代ギリシア・ローマ世界、いわゆる「グレコローマン」を発祥とする主に東ヨーロッパのいたる所で食べられているクレープ状の菓子だそうです。
地域によってパラチンタ、パラチンケ、パラチンキと様々な名前で呼ばれていて、紀元前160年にはレシピが確立されている由緒ある食べ物なんだって。
「パラチンケン(Palatschinken)」という呼び方はドイツ式のようだ。
驚いたわ~。ゼンゼン知らなかった。
イヤイヤ、驚くのはまだ早い。
どうも大二さんが通っていらしたパラチンケン屋はまだ銀座にあるようで、ナントそのお値段が「パラチンケン・セット」というヤツで2,300円だって!
超高級菓子じゃないの~!
コレはとても行かれないてば!900円の餃子だって大変なことなのに!
つまり、「パラチンケン」はsimoの銀座のライブの最後をゴージャスに、そしてリッチに締めくくるにふさわしい話題だったのです。
コレ、絶対おいしいにキマってるよ!
Pck 今日のライブの最後は、関ちゃんが「キミのことが好き好きで仕方がない」と紹介したThe Policeの「Every Breath You Take」。
コレもsimoのオハコ。
オリジナル・アレンジでロマンチックにキメて銀座のステージの幕を下ろした。470v

480

Img_8677

490Tシャツも含めたsimoの詳しい情報はコチラ⇒Seki's Web

500「どうもありがとうございました!」
 
ココのところsimoのライブは3回続けて雨だった。
次回のsimoは晴れますように…。510v 

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200(一部敬称略 2022年10月13日 銀座Lounge ZEROにて撮影)

2022年10月31日 (月)

simoミニ・アルバム『ROCK EXTRA』発売記念ライブ<前編>

 
今夏、4月にギタリストの関雅樹率いるsimoがレコーディング・スタジオに入り音源を制作した…というレポートを掲載した。
下はそのレコーディングの時のようす。
あのレコーディングはまだ長袖の頃だったのか…。
夏が過ぎて、今また長袖。
アレから早くもまた半年分「ジジイ」になっちまった。
チョット月日の移ろいが早すぎるんじゃあ~りませんか!?10 そして、そのレコーディングの時の音源がミニアルバムという形に相整い、そのリリースを記念するライブがsimoのホームのひとつ銀座Lounge ZEROで開催された。
「ZERO恒例『Marshall祭り』でレコ発ライブです』」と下の告知で謳っているように、今回も「Marshallゾッキ」のライブ。
ありがたいことです。20vf当日のZEROのロビーにはウクライナ・カラーのCDの販売コーナーが設けられた。
25ショウは関ちゃんのループを駆使したア・カペラのギター・ソロでスタート。
今回のこのパートのソロはいつもよりチョッピリ長め。
それにしてもウマいこと足元を操作するナァ。40v曲はU2の「With or Without You」。
simoの愛奏曲のひとつだけあって、まるで自分が作った曲を演奏するかのような安定感と巧みなアレンジメントが聴く者を魅了する。
 
「s」担当の関雅樹。
50v_wwy「i」担当の石井為人。60v「m」担当の宮野和也。70v「e」担当の…アララ?それじゃ「sime」でいきなりオジヤかっ?!
 
「o」を担当しているのは岡井大二。80v続いてはホレス・シルバーの「Senor Blues」。
コレもsimoのステージには欠かすことのできない1曲。100_sb 為人さんの完璧なソロをタップリと…。100vウネる、ウネる!
今日もみやんと…110v大二さんのコンビネーションが最高に気持ちいいのだ!120そして、関ちゃんのソロ。
最近の「Senor Blues」のソロを以前よりハードに料理するようになったように感じるのは私だけであろうか?
90♪ギュイ~ン、ギュイ~ン!
そうそう、同じホレス・シルバーでも今度は「Song for my Father」を演るといいんじゃない?
関ちゃんも好きって言ってたし。
「Rikki Don't Lose That Number」の向こうを張って為人さんのピアノでスタートするのだ。
そして、その次は「Nica's Dream」。
ウン、「Nica」はsimoに絶対合っていると思う。
レイジーに「Doodlin'」をキメるのもいいぞ。
スイマセン、私、ホレス好きなもんでつい…。90v「銀座Lounge ZEROへようこそおいでくださいました!
Facebookでクドクドと告知をさせて頂きましたがsimoでございます。
活動開始以来、早8年…その間に『CDは作らないんですか?』、『作ります』と何度も何度もやって来てコレで作らなければもう『作る作る詐欺』。
そこで、ついにファースト・ミニアルバムを作りました!
タイトルは『ROCK EXTRA』」
130「『やっと出来た!』って感じです。
普段の為人さんとボクはアレンジャーという顔も持っているんですが、今は自宅でパソコンを中心に音楽を作っていくのが主流になっています。
自分の中ではワリと家でする作業とsimoの音楽と住み分けているところがあるんですね。
家ではやりたくない、どうせsimoの音源を制作するなら、ライブバーであったり、ゼイタクにスタジオ借りて録りたいな…と、いろいろ夢を持ってました。
ところが、なかなか時間もなくて実現できずにいたんですけれども、コロナでボクらも正直時間ができたんですね。
そんな時にフトsimoの曲を自宅で演ってみたらどうなんだろう?と思って始めてみたんです…時間があったから。
それをメンバーに聴かせたところ、『コレいいんじゃない?』ということになって、そこから積み重ねて4月に『烏賊舌スタジオ』レコーディングしたんです。
1日に5曲の強行スケジュールでした。
その5曲が今日のミニアルバムの中に入ってます。
ゼヒゼヒ!お買い求め頂きたいと思います」
135vコレがそのミニ・アルバム『ROCK EXTRA』。
タイトルに込めた思いを関ちゃんに尋ねたところ…「『extra』という単語には色々な意味があります。皆さんそれぞれの『extra』を思い浮かべて聴いてみてください」…ということです。
0r4a03212_2 「それではアルバムに収録されている5曲のウチの3曲をこれから演りたいと思います。
まずは今回のアルバムを作るキッカケになった『Pinky』です。
ピンキーと言うと、皆さん何を思い浮かべますか?」
お客さんから「キラーズ!」という返答。
「さすがです。
ある程度の先輩方は絶対に『キラーズ』と返してくれます。
チョット若い子になると、色のピンクですね。
ピンクは個人的に好きな色です。
今日銀座でレコ発やってますけど、銀座でもない、六本木でもない、それほどキラキラしてない池袋や赤羽みたいな、ギリギリ大塚とか…そういうチョット良い意味での『昭和の場末感』のイメージでメロディが浮かんで作った曲です。
何か曲を作る時って何がしらかのモチーフがあることが多いと思うんですが、この曲に関してはホントに何にもモチーフもなしに、ただ浮かんでくるメロディをギターを弾いてササッと作った。
割とチョット不思議な感じの曲になってます。
自分の中では一番自信のある曲です」140v…と曲の説明をした「Pinky」。
この曲はミニ・アルバムに先駆けてシングル配信された。
150_pk私は「pinky」と聞くと「小指」だな。
小指は「little finger」とも言うけど、ネイティブの人は「pinky」と呼ぶ。
語源はスコットランドで「小さいモノ」という意味があるそうだ。385s 確かに不思議な曲。
ダラ~ンとしたアンニュイな雰囲気の中に鋭く厳しナニかが潜んでいるような…他では耳にした記憶がないサウンド。160v為人さんはオルガンで分厚いバッキングを添える。180派手でパワフルなドラミングは言うに及ばず、こうして大二さんがジックリ叩くミディアム・テンポのファンク・ビートもいいナァ。185v左手が地味に忙しく動いて作り出すゴースト・ノートがタマらんのお。186クリーン・サウンドでフュージョニーにキメるギター・ソロ。
しかし、コレ、CDを聴くとスタジオの時の雰囲気と大分違うナ。
それがまたオモシロイところ。190「どうもありがとうございます!
『場末』を感じて頂けましたでしょうか?
ウンウンと頷いていらっしゃいますね~。
それでは次はアルバムのオープナーの『K.T.Street』という曲です。195「『"K.T."というと"小手指所沢"ですね?さすが関さん!』」って言われたの。
チョットうまいですけどね。
これは青山の『骨董通り』のことです。
20歳の頃、昔のブルーノート東京へライブを観に行って、セカンドステージが終わった11時ぐらいだったかな?
閉店した店舗を夜中に間借りして営業している靴店を近くで見つけたんです。
全くお客さんがいない…安い…煌々と電気がついてておじさんが1人。
なんとなくフラッと入ってみたら靴が安いんですよ。
あのエリアなんでブランド品が置いてあるんですけどナゼか安い。
その店のオッサンがボクを捕まえて、どうしてそんなに安いのか?ってことを延々と聞かせてくれるんです。
その時に頭の中に流れてきたのがこんな感じ…」200vギターを持ち替えた関ちゃんが引き出したのは少しユーモラスな「K.T Street」のイントロ。
CDでは2拍目からこのギターのフレーズが始まるので少々トリッキーに聞こえる。0r4a0113 それにベースが加わり…230vオルガンが重なり…240そして、ドラムスが動き出す。
イントロの1拍目のウラに入るバスドラムのアクセントがオモシロい。
B7#9で全員集合してK.T. StreetにGo!
220v薄くクランチさせたトーンでのソロ。
靴屋のオッサン、こうやって安さの説明をしたのか~…と思って聴きましょう。
210しかし、コレ…みやんのベース、メチャクチャかっこいいな。Img_8908 「ありがとうございます。
それでは、次の『Silver』がファースト・ステージ最後の曲になります。
この曲はある方に依頼されて作った曲なんです。
でもボクが作った曲なんで、許可を得てアルバムに収録しました。
『Silver』って言うと何を思い浮かべますか?」
…とメンバーに問いかけると、「シルバーシート」やら「もうすぐ無料でバスに乗れる」やら。
「やっぱ、そっちですね。ボクは自分の髪の毛。
あと、もうチョット発想を飛ばすと冬の銀世界とかね。
色んな意味合いを込めて…インストゥルメンタルの曲は、タイトルから勝手に妄想を広げて聴いてくださいね!」250vsimoの4人が描き出す「銀(しろがね)」の世界。
パット・メセニーの世界を想起させる静謐な演奏。
260_sv為人さんのピアノもライル・メイズ風に聞こえたけど、イヤ違う。270途中から白銀の表情が大きく変わる。290すると…四人囃子を強く感じさせる世界が現れる。
simoがよく取り上げている「眠い月」のイメージだ。Img_8960 ロマンチックの極み。
そんなテイストもカバーできるのがsimoの強み。
アルバムでもクローザーを務めているこの曲の後、休憩時間に入った。
300vさて、今日関ちゃんや為人さんが身に着けているTシャツはsimoのオリジナル・デザイン。90r4a0310んんん~、このアルファベットの羅列はナンだろう?
ナニか意味があるのかと思ってしばらく考えたがわからん!
B、C、F、G、L、P、Q、R、V、W、Xと、出て来ていない文字が11個もあるということは、いくつか特定の単語を選び出して綴りを粉々にしたのかな?

0r4a0310英単語で一番使われている文字は何だか知ってる?
ズバ抜けて「E」なんだよ。
次に「T」、「A」、「O」とか。
「頻度解析」という手法で暗号解読をする時にはコレを知っていないとできない。
…というようなことが書いてあるこのサイモン・シンというインド系イギリス人が書いた『暗号解読』という本は途中まですこぶるオモシロイ。
「途中まで」というのは最後の「量子暗号」の辺りがよくわからなかったから。
この本を東大の大学院でプラズマを研究している女の子に教えたらすぐに買って読んでいた。
「最後までメチャクチャおもしろかった!」とお礼を言われました。
やっぱ東大は違うナ。Ak コチラは女性向け。
90r4a0303袖が短いチュニック・バージョンもあり。

Tシャツも含めたsimoの詳しい情報はコチラ⇒Seki's Web




90r4a0302removebgpreview
ライブの告知にあるようにこの日は『マーシャル祭り』。
その予告通り、Marshall製品がたくさん活躍した。
 
大二さんはNATALのアッシュのドラム・キット。320為人さんはJVM410Hと1960A。330vみやんはJCM800時代の1959と1960A。340vそして、関ちゃんはSTUDIOシリーズのSV20Hと…350キャビネットは1922。
それに1987のコンボバージョンの2187を使用した。360<後編>につづく
 

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200(一部敬称略 2022年10月13日 銀座Lounge ZEROにて撮影)

2022年10月25日 (火)

D_Driveフロアライブ vol.6 DAY1 <後編>

 
ああ~、いい空気だ。
換気タイムが終わって第2部がスタート。
まずは「だるまさんは転ばない」のストップ・モーションから。10その静寂を切り裂くようにChiikoちゃんのスネア・ドラムが雄叫びを上げる!20この曲のテーマ・メロディはホントにカッコいいね。
Seijiさんのメロディ・メーカーぶりが遺憾なく発揮されていると思う。0r4a0079そして、ギンギンに曲をドライブさせる低音!
「Who could ask for anything more?」というヤツでないかい?40vそのままメドレー・スタイルで「Begin Again」。
50v_baこの曲でも魅惑のギター・アンサンブルをタップリと楽しむことができる。60第2部のオープニングはニューアルバム『DYNAMOTIVE』を再現。
コレおもしろいもので、これまでは「Begin Again」を単体で演奏して来たけど、こうして他の曲とくっつけるようにして聴かさせると、また味わいがゼンゼン変わってくるんだよね。
だからライブでもアルバムでも曲順ってのは大切なんだよ。
とにかく「2曲目に注意すべし」が私の考え。
70そして、Toshiくんのブイブイ・ベースに…
77vYukiちゃんが親指を立ててお客さんに曲への参加を促すのは「Thumbs Up」。
75v_tu第1部は『MAXIMUM IMPACT』から曲を中心に、そしてこの第2部の冒頭では『DYNAMOTIVE』の曲を並べてきたというワケよ。76v何度聴いても楽しいこの曲。
「グワハッハッハッ!」…このChiikoちゃんの表情を見れば演っている側も楽しいということがよくわかる。78「ありがとうございます!
セカンド・ステージが始まりました!
皆さん「Red Light, Green Light」のミュージック・ビデオをもうご覧頂けましたか?
ご存知だと思いますが、この8月にMarshall Recordsから我々のセカンド・アルバム『DYNAMOTIVE』をリリースしました!
D_DriveのMarshall Recordsからの2枚目のアルバムになるワケですが、皆さん本当にお待たせしました。
ココからはその『DYNAMOTIVE』からの曲を演っていきますので第2部もよろしくお願い致します。
まずはSeijiさんの『梅の花』…じゃない、梅に関する曲の『U-Me』を演りますね。
Seijiさん、曲の解説をお願いします」
70v_2「はい、これから2つ続けて演奏する後の方の曲ですね」とSeijiさんが『U_Me』の制作過程について説明。
要するに「季節の風物詩的な曲」を作りたかったということと、桜の曲は数多くあれど、梅の曲は見当たらないということに目を付けた…と。
以上、Marshall Blogがダイジェストでお送りしました。
Seijiさんの説明のフル・バージョンをお聞きになりたい方はゼヒ、D_Driveのライブ会場に足をお運びくださいませ!
(Seijiさん、私がやっときましたから)
90v「今から演るのは『Wings』という曲です。
このフロアライブが初めての方も結構いらっしゃったので説明させて頂きますと…私は実家でレモンちゃんとラムちゃんという名前のセキセイインコを飼っています。
その2羽のことを思って作ったのが『Wings』という曲でございます。
インコなのでチョットおしゃべりをするので、それをメロディーに入れてみたりとか。
え?どんな感じかって?
レモンちゃん』…みたいな」100Yukiちゃん得意のレモンちゃんのモノマネを堪能したところで「Wings」。
先頭を切ってファンク・ストラミングでブッちぎる。110_wgYukiちゃんのところのインコはこんなにハードなのか?!と耳を疑いたくなるような硬派のリフがつながってガッツリとD_Driveテイストをカマしてくれる。120v『DNAMOTIVE』の中でもひときわ異彩を放つナンバー。
ライブでもとてもいいアクセントになるのだ!130v_3 「ハードなインコ」なんて書いたものの、Yukiちゃんファンであればご存知のことと思うが、青い方、「ラムネのラムちゃん」が残念ながら天に召してしまった。
私がMarshall Blogの中で何度も何度も「ライムちゃん」と名前を間違えてしまったせいもあるかも知れない…?。
Yukiちゃんも相当可愛がっていただけにさぞかし寂しい思いをしていることだろう。
しかし、「ラムネのラム」ちゃんは「Wings」という曲になって永遠にはばたき続けるのだ。140v_3ノスタルジックなメロディから和旋法を使ったギターリフにつなげる「U-Me」。
コレも相当個性的な1曲。150v_ume曲の後半部分にベースがリフを奏でるピックアップを挿入したアイデアは秀逸。
いつかこのToshiくんのベースのパートに合わせてYukiちゃんが扇を手に美しく舞ってくれるのを楽しみにしている。
160v「Thumbs Up」同様、Seijiさんの中にあるユニークな面が大胆に露出している作品。
遠慮なくこういう曲をジャンジャン作ってもらいたい。
だって、Seijiさん以外には誰もこんな曲作れないでしょうから!170「ありがとうございます!
最近この2曲を続けて演ることが多いんですけど、こうした感じで『DYNAMOTIVE』には色んなタイプの曲が入っていますので皆さんのお気に入りの曲を見つけて頂けたらいいナァと思います。
さて、次の曲は『I Remember The Town』という曲です。
Seijiさん、の曲の説明をお願いできますか?
180v「お、今日は物販より先に曲の説明にしますか?」
と、Seijiさんが「I Remember The Town」の解説をしてくれた。
要するに「思い出の詰まった街に寄せる気持ちの曲」を作りたかったということ。
久しぶりに「思い出の街」を訪ねてみると、今では新しいビルが立ち並び、街の様子がスッカリ変わってしまったものの、そこココに街の昔の面影を垣間見ることができて懐かしく思ったtねという気持ちを曲にした。
以上、Marshall Blogがダイジェストでお送りしました。
Seijiさんの説明のフル・バージョンをお聞きになりたい方はゼヒ、D_Driveのライブ会場に足をお運びくださいませ!
(Seijiさん、私がやっときましたから!)
285vそして、担当のCHiikoちゃんからオリジナル・グッズの紹介があった。
 
今回は白が好評だという「DYNAMOTIVEシャツ」。
もちろん黒もありまっせ。46さっき演奏した「Wings」のポーチ。
今となってはラムちゃんの姿が入っているのが貴重。345そして、「I Remember The Town」の懐かしグッズ。
カセットテープ型のキーホルダー等々。510 グッズの紹介の後は「I Remember The Town」の次の「Get Away」の解説。
「『I Remember The Town』のようなエピソードがあるワケではないんですが、とにかく皆さんに元気になって、楽しくやって頂きたいな~と言う気持ちを込めて作った曲です」200vまずは「I Remember The Town」。
もうこのサウンドもおなじみになったかな?
曲はSeijiさんがEQを駆使して作ったエレキギターをラジカセで鳴らした音で始まる。0r4a0250拍をズラして入ってくるChiikoちゃんのドラムス。
ちょっとトリッキーな展開。220CDにも入っているハンド・クラッピング。
「Russian Roulette」もそうだけど、D_Driveって、思ったより手拍子を合わせられる曲があるんよ。
そんな親しみやすさもあってシングルカットされた「古き良き街」でした。230v_2テンポアップ!
Yukiちゃんが弾くシンプルで短いイントロから…240v_ga突っ走れ~!250もうゴキゲンにドライブするYukiちゃんが作ったこの新しい曲ももうライブには欠かすことのできない重要な要素のひとつだ。260v_2「ありがとうございます!
ところで、私にはニューヨーク在住の姉がおりまして、ダンサーで振付もやっています。
その姉が今月一時的に帰国することになったんです。
ご存知の方には思い出して頂けると思いますが、2020年のはじめ、コロナになる前に『チェリーを三つ入れてください。』というライブとダンスをが融合させたパフォーマンス・イベントを神戸で披露しました。
実は急に決まったんですが、来月11月の19日と20日に、『チェリーを三つ入れてください。』ほど大きなセットを組むことはできないんですが、この『新横浜STRAGE』でまたコラボをしてしまおうかと思っています!」
270v『チェリーを三つ入れてください。』をご覧になられた方には復習。
ご存知ない方のために11月公演の予習。
 
Marshall Blogのコチラの記事をご覧ください。
①チェリーを三つ入れてください。<前編>~私の新開地(上)
②チェリーを三つ入れてください。<中編>~私の新開地(下)
③チェリーを三つ入れてください。<後編>~私の三ノ宮

とても良いショウでレポートを書くのが楽しかった。
新開地と三ノ宮をめぐった「私の〇〇」も書いていてすごくオモシロかった!
290_2「今考えてるのは、ドラムスもフロアにして、ダンサーにステージに上ってもらうということと、開演するまでダンサーさん達によるチョットしたアート空間をお楽しみ頂けるような内容にしたいと思っております…というのが姉の考えでございます。
11月の19日と20日の2回公演です。
早めにソールドアウトになる可能性がございますので、チケットは早めにキュキュッとしてください。『DAYNAMOTIVE』の曲でもお姉ちゃんが振付をするということですので楽しみにしていらしてください」
他にも色々とこの時の時点でのYukiちゃんの構想が語られたが、とにかく後は観てのお楽しみ!

280v_2アッという間に本編も残すところあと2曲!
立場上、他のバンドを聴き方が違うのか、ホントにD_Driveのライブってアッという間なんだよな~。
まずは「Russian Roulette」。Img_7537 この曲でも手拍子ができるんだよね。300v_2相変わらずスリリングな展開でイッチョ上がり!310v_2そして、最後は人気の「1,000,000hp」。320_hp今回も4人全員が全速力で走り抜けた!Img_7609

340v_2

350v_2

360コレにて『フロアライブ vol.6』の本編終了!370では、アンコール待ちの間にコMarshall!
今回もお客様のお耳に直接D_Driveサウンドをお届けしたのは…

Seijiさん380v_2Marshall JVM410Hと1960B390vYukiちゃん400v_2Marshall JVM410Hと1960B410v_2Chiikoちゃん
440NATALのダブル・バスドラム・キット。
450Toshiくん420v_2EDEN WT-800とD410XSTとD210XLT430v_2そしてアンコールの演奏。
この日のステージは「Screw Driver」のパフォーマンスですべてのプログラムを終了した。470_sd

480v_2

490v_2

500v

510vD_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official website

520さて、MCでYukiちゃんが発表したお姉さんたちのダンスとのコラボレーション・ショウとはコレ。530v『チェリーを三つ入れてください。』の時ってまだコロナで騒ぎ出す前だったんだぜ!
「コロナがない時代」なんてもう忘れちゃったね。540今回も他では見ることができないユニークなショウが期待できそうだ!
しかも現場はホームのSTRAGEだし!550それから「歳忘れ企画」も決定した。
GABUとココのお隣NEW SIDE BEACHでの単独公演だ。
ああ、また十三行きたいナ~…あのうどん!
他にもギッシリとライブの予定が詰まっているので、公式ウェブサイトでチェックしてお近くにD_Driveがお邪魔した際にはゼヒ足をお運びくださいませ。
560v 

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快挙!
D_DriveのSeijiとYukiのビデオがイギリスで人気のギター・雑誌『GUITAR WORLD』のウェブサイトに登場しました!
 ↓  ↓  ↓
GUITAR WORLD PLAYTHROUGHGw  

このビデオの曲が収録されているD_Driveのインターナショナル・アルバム第2弾『DYNAMOTIVE』を絶賛販売しております。
おかげさまで、中身もジャケットも皆さまから大変好評を頂戴しています。53000x3000コチラはリード・チューンのひとつ「だるまさんは転ばない(Red Light, Green Light)」。

また長らく欠品しておりましたインターナショナル・アルバム第1弾『MAXIMUM IMPACT』も入荷しました!7_d_2Marshall Music Store JapanでCDをお買い上げのお客様にはMarshallスクエア・ロゴステッカー3枚をプレゼント!
 
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200(一部敬称略 2022年10月9日 新横浜STRAGEにて撮影)

2022年10月24日 (月)

D_Driveフロアライブ vol.6 DAY1 <前編>

 
D_Driveの人気企画のひとつ、新横浜STRAGEでの「フロアライブ」。
今回が「Vol.6」だっていうんだけど、そんなものか?…と思ったが毎回2回ずつ演っているからね。
演奏の回数としては今回で10回を突破することとなった。

05vショウは定刻通りにスタート!0r4a0354 Seiji50vYuki60vToshi70vChiiko80vいつもの4人の最高のサウンドで幕を開けたショウの1曲目は…え?後ろ姿じゃツマらない?
ゴメン、ゴメン、タマにはこういうのも良いかと思って!
ショウの本番中に思いついて4人の後姿を撮っておいた。
90実は今月末でこのMarshall Blogを始めてちょうど10年になるんですわ。
その間にD_Driveにご登場頂いた回数は、ザッと数えて160回以上
この10年の間、毎月1回以上はMarshall Blogに出て頂いてきた勘定になる。
昔の記事を見返してみると、『祝!D_Drive初の東京ワンマンライブ』なんてのも出て来て実になつかしい。
対バンの顔ぶれもずいぶん変わったゼ~。
D_DriveもMarshall Blogもよくぞこれだけ続けて来たものだ…と、我ながらつくづく感心してしまう。
ま、そんだけ書いているもんだから、後ろ姿もタマにはいいかと思ってサ…。
 
さぁ、今回のフロアライブの1曲目はSeijiさんからスタート!100v「Attraction 4D」だ!120か~ら~の~「M16」。130v今日も絶好調の火の玉リズム・セクション!140vおなじみの銃撃戦のシーンも大熱演。
とにかく2人とも元気で何よりだよ。
150もう1曲続けて「Cassis Orange」。
ナンだ、ナンだ?
今日は「C_Drive」かっ?
この「C」は「Classic」の「C」ね。
聞けば、翌日の<DAY2>では『DYNAMOTIVE』の収録曲のほとんどを演奏したという。
だから<DAY1>はスタンダード曲を中心にセットリストを組んだというワケ。
2日ともお越し頂くお客さんへのD_Driveの配慮だ。160全員フィーチャーのこの曲、クルクルとピックアップ・ソロを回して賑やかに弾き切った。170_co

180

190

200「皆さんこんばんは!D_Driveです!本日もご来場ありがとうございます!
今日のフロアライブ、もう『vol.6』になりました。
今回で何回演ることになるんでしょうね?
『vol.6』ということは12回演ってるってことでしょうか?。
このSTRAGEさんもおなじみの会場となりました。
今日も私たち楽しい時間を過ごそうじゃありませんか!…ということで最後までよろしくお願いします!」
210v「『フロアライブに今日初めて来たよ』という方はいらっしゃいます?
(…測定中…)
お~結構いらっしゃいますね~。ようこそいらっしゃいました!
この『フロアライブ』は他のライブと違うと思うんです。
…と申しますのも、生ドラムとアンプが3台並んでるんですが、どこにもマイクが付いていません」
250v
260v
270
280v「普通のライブですとマイクで拾った音を表のスピーカーから出すシステムなんですが、そういうことを一切やらないのが『フロアライヴ』なんですね。
ですから皆さんがお聴きになっているのはすべて生の楽器の音なんです。
ネェ、Seijiさん?」
240「はい、本当の生の音です。
実はモニターも使っていなくて…ボクの前に1個だけモニターが置いてあるんですけど、これは何にもつながっていません。
セットリストが貼ってあるだけなんですよ!
そんなモニターの使い方をしています」
230v「自分たちの音を聞くための足元にあるスピーカーからも音が出ていない、完全に生音のみということです。
なので、Toshiくんの前の方はベースの音がシッカリと聞こえると思いますし、Seijiさんの前の方はSeijiさんの音が、そして私の前は私の音がよく聞こえるワケです。
それはそれで、そういう楽しみ方を見つけて頂いて頂ければオモシロいかナァ~と思います」220vオープニングの3曲同様、次の曲も『MAXIMUM IMPACT』に収録されているスタンダードナンバー「Lost Block」。290_lbこのSeijiさんの表情通りのヘヴィなワルツ。300vこの「3」のリズムに乗って一分の隙間もないパフォーマンスがドラマチックな世界を演出するのだ。310vまだ続くC_Criveチューン。
今度はSeijiさんの人力シーケンサーから「The Last Revenge」。320v_lr色々あったMarshall BlogとD_Driveの10年。
この2人がこの曲でこうして壮絶なギター・ソリを演じる姿を見て思い出すのはナンと言っても「居酒屋甲子園」だよな~。
 
その時の記事はコチラ⇒だから私は、Marshall。~私の居酒屋について来れる?

330あのね、このパートはギター2人の華麗なプレイだけに目や耳が行きがちなんだけど、それだけじゃモッタイないんよ。
リズム隊の2人のバッキングも味わって欲しいの。350v特にToshiくんのプレイ。
ココはいつもワザと目立たなくしているように見えるんだけど、Toshiくんが弾くベース・ラインがすこぶるカッコいい。
340vもう1曲『MAXIMUM IMPACT』からYukiちゃんフィーチャーで「Unkind Rain」。
370vタップリと感情を込めてテーマ・メロディを奏でるYukiちゃん。375vToshiくんの奥が深い「泣き」のベース・ソロを経て…380vYukiちゃんのギターが劇的なクライマックスをクリエイトした。390「ありがとうございます!
ところで最近は外ではマスクしなくてもいいようになったんですよね?
本当はもう5月からそうなってたんですけど、まだみんなマスクをしている…という。
やっぱりマスクをしているだけで安心する感じがありますよね。
それと、口元が見えていないと安心するような人もいらっしゃるかも知れませんよね。
ライブハウスではまだマスクは必要だとは思いますけれども…Seijiさんは最近マスクしてるんですか?」0r4a0185 「ギターを持ち替えたいからナンかしゃべって欲しいってことやな?
次の曲は6弦が1音下なんですよ。
"E”っていうチューニングから全音下げて“D”にするとヘヴィな音になるんです。
でも、音はヘヴィでもすごくポップな曲もありますよね。
これから演る2曲のウチ、ヘヴィな方がYukiちゃんの曲です。
ポップな方がボクの曲です」
410vYukiちゃん、ギターの持ち替え完了。
「アラ、そこを強調するんですか?
Chiikoさん、カウベルは付けたかな?」420vChiikoちゃん必殺のドラム・フィルが炸裂するのは「GEKIRINー逆鱗ー」。420_grMCでSeijiさんが触れた通りのYukiちゃん作のヘヴィ・ナンバー。
ナンカ久しぶりでマスクのこっち側でリフを一緒に口ずさんでしまったよ。430v_3 ギターの6弦が全音下がって重くなったのなら、ベースもさらに低音を強調して…と思いたくもなるが、Toshiくんはそんなことはしない。
ベース・ラインでヘヴィネスを増量だ。440vああ、ヘヴィだった~!450vSeijiさん作のポップチューンはSeijiさんのア・カペラのギターから。460v_grdみんなで楽しく「Gradation」。470v今日も絶好調のChiikoさん。
イキの良いカウベル頂戴しました!
480vすべて『MAXIMUM IMPACT』収録曲で固めて第1部を終了。
この後は換気タイム。
 

D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official website

500<後編>につづく
 
 
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快挙!
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200(一部敬称略 2022年10月9日 新横浜STRAGEにて撮影)

2022年10月22日 (土)

THE OMATSURIES 秋の大感謝祭 <後編>~私の品川富士と鈴ヶ森


『THE OMATSURIES 秋の大感謝祭』の<後編>イキま~す!
まずは、予告通り「私の品川宿」の続きから…。
 
日本橋方面を背に、旧東海道を次の宿場の川崎宿方面に向かってしばらく行き、そして右に曲がる。Img_7756 すると、その道は「第一京浜」と呼ばれる国道15号線に当たる。
その時目に入る国道の向こう側にある立派な神社が「品川神社」。350しょっちゅう車で前を通ってはいたんだけど、先日初めて参詣した。
鳥居の柱に巻き付いているのは竜。
左の柱には「昇り竜」、写真の右の柱は「降り竜」と、竜がステレオ仕様になっている珍しい鳥居。
「昇竜」なんていうとラーメン屋みたいだけどね。360境内へ上がる階段の脇には大黒様。
この神社は「東海七福神」の一社として大黒天を担当している。
皆さん、七福神をソラで全部言えますか?
大黒天、毘沙門天、弁財天、恵比寿天、布袋尊…ココまでは簡単にいけるでしょう?
ココからがムズカシイ。
ナントカ福禄寿は出て来ても、最後のひと柱がわからない。
私はスラスラできるけどね。
最後のひと柱は長寿の神様、「寿老人」。
私はヘンリー八世の6人の妻の名前も言えるんだけど、受験勉強をしていないせいか「徳川フィフティーン」がニガテ。
家康、秀忠、家光…………家定、家茂、慶喜と、オープニングとエンディングはチョロいんだけど、「………」のエリアがヤバい。
特に家重、家治、家斉、家慶あたりがゴッチャになってしまってどうもよくわからん。
会ったことがないのでなかなか覚えられないのよ。
ちなみに神様は「χ柱」と数えます。370_2立派な神社だと思っていたら、ココは1982年に東京都が選定した「新東京百景」というリストのひとつに食い込んでいるのだそうだ。
他は国会議事堂や迎賓館やら新宿御苑やら浅草寺やらかなりベタ。
23区から選ばれた56ポイントのウチ、どちらかと言うと品川神社はマイナーな部類に入るだろう。370v境内のレベルまで上がって来た。
結構高いよ。
東京の街中とは思えない。380創建は1187年。
By源頼朝だ。
3901964年に建立された拝殿。400_2お、徳川のロゴマーク!
何でだろう?と思って調べてみると…1600年、徳川家康が天下分け目の関ヶ原に出陣する際、この神社に寄って必勝祈願をかけたのだそうだ。
そして、見事勝利。
大権現様はその感謝の印として仮面やら神輿を奉納。
それで天下取れたんだからもうチョットいいモノを納めればヨカッタのになぁ。
以降、徳川将軍家代々から庇護受けたことにより「葵の御紋」を使っているそうだ。
410境内にはものすごい色んなアイテムが設置されていてお詣りごたえ十分。
 
コレは日清、日露、日支事変、太平洋戦争の戦没者の忠魂碑。
敗戦時、GHQの命により行徳の寺に撤去されていたが、平成7年、品川神社が引き取って現在に至るのだそうだ。
揮毫(字を書くこと)は乃木希典らしい。420v他にも「包丁塚」やら…0r4a0056「無事帰る」のカエル型安全祈願碑やら。9bk この左の石碑には「八海山」、「御嶽山」、「三笠山」の文字が見える。
揮毫は一番左の赤字の「正四位山岡鐵太郎」という人。
この人は勝海舟、高橋泥舟と並んで「幕末の三舟」と呼ばれた山岡鉄舟のこと。
鉄舟は幕末の幕臣にして明治の官僚、剣や禅の達人であり、書の名人であった。
明治21年、皇居に向かって結跏趺坐(けっかふざ:完全な座禅のフォームのことね)のまま胃ガンで絶命したという。
スゲな。
430鉄舟は190cmに近い大男。銀座のキムラヤのアンパンが大好きで毎日食べていたそうだ。
その縁あって、銀座のお店の看板は鉄舟が揮毫したそうだ。
この人、かつてはウチの近くに住んでいたこともあったらしく、いつかその場所を突き止めたいと思っている。Kmアンパンとくれば「どら焼き」。
文明堂のどら焼きは「三笠山」だ。
しかし上の石碑の「三笠山」ではない。
どら焼きの方は奈良にある「三笠山」という標高297mの低い山に見立てて命名された。
450_2日露戦争で活躍した軍艦も奈良の「三笠山」にちなんで名づけられた。
 
三笠関連についてはさくさん書いたからね~。
脚気のことまで書いた。
興味のある方はコチラをどうぞ。
  ↓   ↓   ↓
【Marshall Blog】私の横須賀
【Shige Blog】<スピンオフ>私の横須賀

220_2 そういえば、今年の春、長崎へ行った時に文明堂の本店を見て来たわ。
黒壁でカッコいいのよ。
コレがカステーラ界王者の風格かッ?!
460「♪カステラ一番 電話は二番 三時のおやつは文明堂」
オッフェンバックの『天国と地獄』に合わせて子熊がラインダンスをするテレビCMを見たことがない人は恐らくいないでしょう。
もう60年もやってるんだって。
チョット待てよ…「カステラが一番」なのも「三時のおやつ」なのもわかる。
しかし、「電話は二番」ってナンだ?…と思わない?
当時の社長がまさかのiPhoneのコレクターだった?…ないない!
470コレ、文字通り電話番号なんだって。
昔の市内局番がひとケタだった時代、「2」をゲットしてPRに役立てたそうだ。
「♪ゼロイチニ~ゼロ サンサンサンのキュウレイロク~」と同じよ。
だから今でも文明堂の事業所の電話番号の末尾4ケタは「0002」とか「2222」らしいよ。
かけたことないけど。
しかし、長崎には「老舗」を称するカステラ屋がいくつかあって、例えばこのコウモリ・マークでおなじみの「福砂屋」もそう。
でも圧倒的に文明堂の知名度が高いのはひとえにあのテレビコマーシャルのおかげだもんね。
テレビってのはスゴイもんですよ。
ちなみに私が敬愛する作家にして、大の長崎通でいらっしゃった吉村昭先生がこの福砂屋の工場へ入り込んで発見したことは、カステラというモノは、作る時に切り落してしまうハジッコが一番おいしいそうですよ。
福砂屋本店のカステラはもちろん本体も大変おいしいです。
しかも、店員さんがかなりのカワイ子ちゃんだった。
0r4a0447この神社は歴史と力があるせいか本当に色々なものがあって、木曽の御嶽神社(おんたけじんじゃ)も分祀されている。
0r4a0051そこでさっきの写真の右側にあったような石碑が置かれているワケね。
この石碑には「御岳神社」と、赤字で「品川三笠山元講」と刻まれている。
その間にある人名の上には「講元」とか「先達」という文字が入っているでしょ。0r4a0050_2この「講」というのは色んな意味があるんだけど、この場合は「参拝講」といって、チームを組んで霊験あらたかな神社をお参りするシステムを指す。
この場合は「三笠山」へ参拝する「講」なんだけど、この「三笠山」は上のどら焼きの奈良の低い山ではなくて、御嶽山に連なる標高2256mの「三笠山」のこと。
昔は、交通の便が発達していなかったので、遠くにある神社にお参りするなんてことはそう簡単にできなかった。
金もかかるし、何にろその間の仕事を休まなければならないからね。
だから「お伊勢さんに行ってお詣りする」なんてことは夢のまた夢。
そこでチームを作って、クジかなんかで代表者を決めて、その選ばれた人に願いを託して自分も参詣したつもりになるというワケ。
そのチームのリーダーが「講元」で、代表者を引率する役目の人を「先達」という。
ま、金を出さないプロデューサーとツアー・マネージャーみたいなもんだね。
金毘羅宮なんて、コレを犬にやらせたんだから。
ココまでいいですか~?440この「参拝講」で最も有名なのは三重県の伊勢神宮へお参りする「伊勢講」でしょう。
何せ「一生に一度だけでも行くことができたら超ラッキー」だったんだから。
そして、「富士講」。
昔は富士山信仰がとても盛んだった。
富士山の麓にある「ふじさんミュージアム」という博物館ではこの「富士講」を詳しく説明していて大変オモシロイ。
みんなこうやって自分たちの講に名前をつけて、チームのオリジナル・バナーを作って富士山を登ったんだネェ。
オシャレなモノですよ。
90
衣装はこんな感じ。80vコレは横浜の富士講のひとつ。
前列の一番右は家内のひいジイちゃん。
富士山に何十回も登頂した高名な先達で、富士山の須走口という登山道の入り口にその名前を刻んだ石碑が立っている。
どうにもカッコいいね。0r4a0140イヤイヤ、「もっと手軽に富士山を崇め奉りたい!」という人達はまた別の富士山信仰の手段を選んだ。
ココは樋口一葉の『たけくらべ』にも登場する下谷の「小野照埼神社」。
拝殿の裏に回ると…Tsハイ、富士山作っちゃった~!
こういうのを「富士塚」というんだけど、ホンモノに行くことができない代わりにこの標高数mの小山を登って信仰心を慰めたというワケ。Ts2_2 コレは浅草警察署の斜め向かいにある「浅間神社」。
こんな街中の小さな神社にも富士塚があるんだゼ。Img_6747ちっちゃ~ッ!
3歩で登頂させて頂きました。Img_6748そう、浅間神社も品川神社の境内にあるんよ。
「浅間(せんげん)神社」というのは富士山信仰に対する神社だからね。480で、この品川神社にも「富士塚」があり〼。
コレが登山道の入り口。
当然まだ「一合目」。
510コレをグルリと登って行く。
500v_2ココの富士塚はかなり立派。
こんなに高くなってきた。520登頂成功!
元々高いところに作ってあるので眺望はかなりグ―。
天王洲アイルははるか向こうだ。
530_2下から見るとこんな感じ。
おお富士山!…には見えんわナァ。
品川神社、見応えあります。540さて、旧東海道に戻って、一番西の端に来た。
560川崎から来ると西側からの品川宿の入り口となるロケーション。
昔はこの写真の道路の右側はすぐに海だった。
550ココにはかつて「鈴ヶ森刑場」という罪人を死刑に処する施設があった。
かつて江戸のエリアには小塚原(今の南千住)、この鈴ヶ森、そして八王子に大きな刑場が存在していた。
それ以前は浅草と芝にそうした刑場があったのだが、江戸の町が発展して周囲に人家が増えてきたことより、浅草の刑場は小塚原(こづかっぱら)へ、芝はこの鈴ヶ森へと移転を余儀なくされた。
移転するのはいいけれど、ナンだって街道一にぎやかな宿場の入り口にそんな物騒なモノを作ってしまったったか?
コレは見せしめのためだった。
東海道を西からやって来た連中に「テメェら、江戸に入るのはいいがな、もし悪いことをしたらココで死刑にしちゃうからな」とニラミを利かす役割を果たしていたんだね。

570鈴ヶ森刑場は慶長年間の1615年にグランドオープン。
明治に入った1871年(明治四年)にクローズするまでの256年の間に10万から20万人もの人を処刑したっていうんだから話は穏やかではない。
もし20万人だとすると、256年もの間、平均で毎日2人の首を切り落としていた計算になる。
そんなに江戸には死刑に値するような罪人が多かったのか…?

580コレはヒドイ話でね~、処刑された人のウチ、4割ぐらいは無実の人たちだったらしい。
江戸幕府の基盤となっていた「士農工商」の身分制度をキープしていくには、何かが起きた時にスパっとその事件を解決できないということは、お上の沽券に関わるとされていた。
だから事件の「迷宮入り」なんてのはもっての他で、お上は絶対にパーフェクトでないと示しがつかないワケ。
意地とメンツですな。
しかし、どうしたって犯人を捕まえることもできない事件も出て来る。
そういう時はどうするか?…答えは簡単。
無実の人を犯人に仕立て上げてすぐに死刑にしちゃう。
まずその対象となったのは「無宿人」ね。
当時は治安を守るために、家がなくて町をフラフラしているようなヤツは犯罪者扱いして、佐渡の金山なんかに送致した。
そうした佐渡へ流された無宿人の悲恋を綴った津村節子という作家の『海鳴』なんて小説はオモシロいよ。
590で、無宿人でなくても、「疑わしきは罰する」のポリシーの元、何かチョットやらかすとすぐに捕まえられて犯罪者に仕立て上げられた。
さすがに何の証拠もなしに死刑にするワケにはいかないので、捕まえて来た者に凄絶な拷問を加えて「私がやりました」と強引に自白させちゃう。
それはそれはスゴかったらしい。
時代劇でギザギザの板の上に正座して石を乗せる拷問が出て来るでしょう?
アレは「石抱き」と呼ばれるテクで、普通の人なら一発で失神しちゃうらしい。
それに耐えることが出来たとしても、足がヒン曲がっちゃうんだって。
なんてことが上の津村節子さんのご主人である同じく作家の吉村昭先生が著す『長英逃亡』という小説に書いてある。
「高野長英」という江戸時代の優秀な医者の人の逃亡劇を描いた話。
この小説には<前編>で触れた「解放ち」のシーンも出て来るので興味のある人は読んでごらんなさい。信じられないぐらいオモシロいよ。
そして、そうした嫌疑をかけられた者を家から出すと、その家ごと罰を受けるなんてこともあったので、「バカ息子がナニかやらかしたかも知れない」なんてことになると、放蕩以外の理由でも簡単にその息子を勘当して家から切り離し、自衛を図ったらしい。

600ココも狭い敷地に様々な石碑やら供養塔が立っている。
605例えば、「鯉塚」というのは鯉だけでなく生き物全般を供養したモノ。
640数年前に「♪よ~、そこの若いの聞いてくれ」とかいう歌が生命保険のTVコマーシャルでよく流れていたでしょう?
この歌の文句の元はコレではないかしらん?
私は歌舞伎を観ないので実際には観たことはないが、『浮世柄比翼稲妻(うきよづかひよくのいなづま)』という人気の演目に出て来るのだそうだ。
芝居の中でこの供養塔の前で幡随院長兵衛が平井権八(歌舞伎の中では「白井」)に「お若いの、お待ちなせいやし」と声をかけるのだ。
幡随院長兵衛というのは侠客の元祖と言われた江戸の町人。Img_5902一方、平井権八は吉原の「小紫」という女郎に入れあげてしまい、吉原行きたさに130人ぐらいの人を辻斬りしたという「切り裂きジャック」も真っ青の銃犯罪人で、ココ鈴ヶ森で刑死した。
下の歌川豊国の浮世絵で窺い知れる通り、スゲエ美形だったらしいよ。
ちなみに幡随院長兵衛は、伊能忠敬とその師匠の高橋至時、その息子でシーボルト事件で死刑になった高橋景保と同じ浅草の源空寺というところに墓が立てられている。Hg ところで、そんなにたくさんの人が命を落とした場所であるにも関わらず、ココには墓がひとしかなかったそうだ。
「罪人に供養など無用」という考え方が根本にあったかららしい。
明治維新において偽の錦の御旗を掲げ、自ら「官軍」と名乗った長州&薩摩の蛮行は目に余るモノがあった。
江戸の庶民や彰義隊、奥羽越列藩同盟や会津の兵隊に、ココにはとても書けないような非道の限りを尽くしたらしいんだよ。
それが「明治維新」だったってことはほとんどの人が知らない。
そこで、渡辺健蔵という元幕臣が、その蛮行を止めさせようと池上本門寺にいた官軍のボスである有栖川宮に直訴しに行った。
残念ながら建蔵の行為が官軍に対する反逆とみなされ、捕らえられて首を落とされた。
その建蔵の義侠心に感謝と追悼の意を表すために民衆が建蔵の墓を作った。
そして、この渡辺建蔵は鈴ヶ森刑場の最後の処刑者となったそうだ。
610v一方、現南千住の小塚原刑場跡。
今回コレを書いていて気が付いたんだけど、鈴ヶ森とほぼ同じ供養塔が立っていることに気がついた。
0r4a0037その隣りにには「回向院」という葵の御紋をつけた寺が立っていて、墓所も付属している。
小塚原では吉田松陰、橋本佐内、頼三樹三郎らが処刑され一時的にココに埋葬された。
高杉晋作がココに来て師匠の吉田松陰の墓を掘り返した…なんて話もあるよね。
0r4a0112数日前、杉田玄白の子孫とかいう野球選手がテレビに出ていて驚いた。
有名な杉田玄白の『解体新書』はオランダの『ターヘル・アナトミア』の翻訳で、その訳出作業の実際は前野良沢が担当した。
この本は杉田玄白名義で出版され、玄白は今の金額にして億単位の印税を手にしたらしい。
で、玄白たちはその『ターヘル・アナトミア』に書いてあることが本当かどうかをこの回向院で確認した。
当時は腑分け(解剖)が禁じられていたので、幕府の役人の監視の元、隣で首をハネられたフレッシュな罪人の死体を切り開いて、本と実物をひとつひとつチェックした。
ココで問題がひとつ出て来た。
それは頭。
首を切り落としちゃうもんだから、身体に頭が付いていないじゃん?
そこで頭部の中を確認するのは大分後になってからのことになってしまったそうだ。0r4a0055鈴ヶ森へ戻って…。
江戸時代の死刑のグレードは6つあった。
ラクな方からいくと…
①牢の中で首を落として、遺骸の持ち帰りOKの「下手人」。
②首を落とした後、遺体が将軍様の刀の切れ味をチェックする「様斬(ためしぎり)」に供される「死罪」。
③有名な「獄門」…いわゆる「さらし首」。落とした首を見せしめのために民衆にさらした。
④「磔」。獄門の首とは異なり、生きている時に見せしめにされるのでコチラの方がキツイ刑となる。

その磔を行ったのはこの石の台の上だった。
650vこの四角い穴に角柱を突っ込んで磔の台を固定した。
660となりにある「首洗いの井戸」。
すぐ横は海なので、中は塩水だった。
その塩水で落とした首をキレイに洗い、さらし首にした。
ヤダね~、そんな仕事。
今で言う公務員の皆さんが担当したんだろうな。630v続いて…
⑤「鋸挽(のこぎりびき)」、鋸で首を切っちゃう刑だけど、江戸時代には実施されなかったらしい。
そして最後に残るは…
⑥「火罪(かざい)」…要するに「火あぶりの刑」。一番キツイのがコレ。
放火犯は問答無用で火罪に処された。670v石台の穴に柱を突っ込むのは磔と同じ。
でもコチラの穴は丸型だ。
木材だと燃えてしまうので、火あぶりには丸い鉄柱を使用した。
悲恋物語で有名な「八百屋お七」もココで処刑された。
 
ジャンヌ・ダルクの例のように西洋でも火あぶりの刑はあったけど、この刑はあまりに苦しいので、アチラではタイミングを見計らって担当の人が槍で罪人の急所を突いてトドメを刺していたらしい。
だかラ昔の絵をみると、火であぶっている横で棒を持っているオッサンが描かれていることがある。
コレも公務員の仕事だったのだろう。680敷地内にある「大経寺」。
受刑者の供養のための寺だったが、本堂を新しく建立し、現在では一般の典礼も受け付けているそうだ。
620大経寺で売っている刑場のブックレット。
供養の意味で一部買って来た。
 
チョット重い脱線になってしまった。
今回はひろこちゃんのお許しを得て、「私の〇〇」は品川宿、品川神社、鈴ヶ森刑場について大きく紙幅を譲っていただいた。
私は吉村昭先生の本に夢中になったのがキッカケ(「吉村昭友の会」の会員です)で、このように教科書には載っていないような町の歴史の勉強を楽しむようになったんだけど、実にコレがオモシロい。
長く拙い内容ではあったけど、こういうことに興味を持ってくれる人が増えて、世の中に出る情報がさらに膨らんでいくとうれしいね。
690さて、第2部で素晴らしいピアノ演奏を聴かせてもらった後は本日の主役、ひろこちゃんを大フィーチャーするセクション。
オッフェンバックの「天国と地獄」でメンバーが登場。
あれ、まただ!
第1部のオープニングSEは「赤猫」に「黒猫のタンゴ」。
第3部は「文明堂のカステーラ」に「天国と地獄」!
イヤ、コレは強引に持って行ったのではなく、ホントの偶然です。
 
オープニングは「chanpagne fight 21」。710_2シックなクロのワンピースにお召し替えして登場した古屋ひろこ。720vギターに佐々木秀尚。
790v_2キーボーズは吉村隆行。740v_2ベースはTHE OMATSURIESの続いて神林亮太。750vそして伊藤ショボン太一が第3部全編のドラムスを担当した。760v_2当然最後までNATAL!
PAの方からも音に関するおホメの言葉を頂戴しましてね…。
ま、ひとえに叩き手が良いということはわかっているんだけど、とてもうれしかった!
770_2続けての2曲目は「Human Nature」。
コレはマイケル・ジャクソンですな?
マイルス・デイヴィスが取り上げて知った曲。
ひろこちゃんもハーマン・ミュートを付けてナイーブな演奏を聴かせてくれた。780_hn佐々木さんのゴキゲンなソロもフィーチャー。Img_8178 神林さんもソロでタップリとそのテクニックを披露してくれた。
実は神林さんは「青い刹那」さん名義で、もう何回もMarshall Blogにご登場頂いているのです。800v誰かがソロを演っている間もニコニコしながらリズムに合わせ身体を揺らしてステージを彩るひろこちゃん。810ショボンちゃんが繰り出してくるグルーヴだもん、身体が自然と動いてくるべな!
やっぱショボンちゃんはスゲな。
そして、我ながらやっぱりドラムスの音がいいナァ。805涙、涙のひろこちゃんのMC。
「本当に…(グズ)…本当に…(グズ)……本当にヨカッタ!
今日という日が来て本当にヨカッタ!(泣きマネだったわ!)」
830v「イエ~イ、最高な気持ちです!
たまにはしゃべらない演奏にトライしてみたんですけど、どうでした?良かった?
今日はね、秋田からしょぼんさんも来てくれてますからね。
私のお祭りに皆さんを巻き込んでしまいましてね…。最高ですよ!
楽しいな~、こんな素敵な会場で皆さんにお集まり頂いて本当にありがとうございます。
私は30代になってから7年ぐらい経つんですけど、お友達が出来ましてね。
お友達っていいもんですね。
知り合ってだいぶ経つんですけど、ついにその2人の友達をこっち側に呼ぶことができまして…。
まず1人目は女性です。
素晴らしい方をお呼びします…ゲストボーカリストのKanonさんです!」
Img_8517Kanon登場。
「小柄でしょ?パワフルでスゴイんですから!今日は何を唄って頂けるのかしら?」
「名曲です。ホイットニー・ヒューストンの『Greatest Love of All』です」840ココでトロンボーンの小雪ちゃんとサキソフォンの新井さんが合流。850ゴージャスな3管編成に早変わり。
小雪ちゃんは「日本飲め飲め党」から立候補するそうで…このバンドはホント酒の話ばっかりしてるんだよ。
ま、飲める時には飲めるだけ飲んでおきな。
860Kanonさんの熱唱。870なるほど全霊を傾けてソウルフルに歌い上げる姿はまさに圧巻だった!
声は「身体」ではなくて「ハート」から出すってことですな?
880vこうしたバラードではガラス細工のような繊細なドラミングを見せてくれるショボンちゃん。
もちろんNATALもショボンちゃんのプレイに完璧に呼応するよ。890v「Kanonさ~ん!最高ですね~!
ようこそ、ようこそ、仲間になれましたね!
今後ともKanonちゃんをどうぞよろしくお願いします」0r4a0131 「さて…ココでもう1人強力なお友達を呼んじゃいましょう。
ボーカルズ…Rufoさ~ん!」
Rufo Arellano登場。
「今日は私のリクエストをお2人に歌って頂いています。
さっき、2曲目に私が演奏した『Human Nature』と言う曲はマイケル・ジャクソンの曲なんですけど…。
いいですか~?…次もマイケル・ジャクソンです!
Rufoさん、タイトルお願いします!」Img_8377 「ブラッケンウァイ」とタイトルを口にするやいなや曲が始まり、Rufoさんが目にも止まらぬ機敏なアクションを披露する。0r4a0144 私の発音でわかったと思うけど、曲はマイケル・ジャクソンの「Black and White」ね。920歌って踊って、会場は大盛り上がり~!フゥ!920v「Rufoさんとは横浜のKENTOSというお店でよく一緒にお仕事をさせて頂いています。
先日はRufoさんのバースデイ・ライブで、私も出させてもらって最高でしたね!
スゴク大きなリーゼントで『ツッパリHigh School Rock'n Roll』歌ってましたもんね~。
今日も演ればよかったね。
Rufoさんにはこのままもう1曲お願いします。
私、この曲を男の人が歌ってるのを初めて聴いてビックリしたんですよ。
本当に素晴らしくて私のビックリと感動をみんなで分かち合いたいな…と思って。
Rufoさんと仕事をすると、ルフォさんは音楽で周りの人をハッピーにしちゃうんですよ。
性格もすごく良くて、楽屋でナニか欠点がないの?とか言われてましたけど、まだ見つかってない。
私も音楽家として、そんなルフォさんの素晴らしいパフォーマンスにたくさんいいモノを頂いています。
愛にあふれたこの曲を演奏したいと思います」925今度はア・カペラでスタート。
曲はまたホイットニー・ヒューストンで「I Will Always Love You」。930v「♪アンダ~~」
スゲエ!
ひろこちゃんじゃないけど、こんなの初めて聴いた!
実は私も長野のパブでハコバンをやっていた時、繰り返しこの曲を演ったものです。
もちろんシンガーは女性だった。
男性でコレは信じられん!
しかもピッチは完璧だし、歌い回しは至極音楽的だ!
950vそんなRufoさんの歌にソロで応えるひろこちゃん。
ガンバレ!940「Rufoさーん!
Rufoさんからいつも元気をもらっていま~す!
960「私、今日どうしても言いたいことが1つだけあるんです。
(ダララララララララララ:ショボンちゃんのスネア・ロール)
CD作りました~!
お尻問題もありましたけど、日々限られた時間の中で、どうしても自分の曲って言うか、活動していくにあたって、自分の好きな曲、あるいは自分が演奏していて楽しい曲を増やしていきたいな~と思っているんですね。
OMATSURIESの新曲の時は神林くんに協力してもらって作ったんですが、今回はギターの佐々木秀尚さんと2人で組んでいる『14th Moon』というユニット名義で2曲ぐらいレコーディングしました。
コロナが今よりヒドイ時に『アートにエールを』っていう動画をみんなでやってましたよね?
私も佐々木さんや他の人に協力して頂いて14th Moonとして動画を上げたんです。
今回はその時に作った2曲と、また新しく『VICE』と言う曲を作って3曲入りのCDに仕上げました。
今のところ会場限定で発売しようと思っています。」
980「したがって年内はもう今日しか買えないかも知れないので、もうすぐハロウィーンですし、『トリック・オア・トリート』と言って買ってあげてください!
次はその曲を演ります。完全に本邦初公開!
もちろんレコーディングでは演奏したんですけど、この編成で演るのは初めてです。
どうですか!スゴイでしょ!
素晴らしいメンバーと一緒に出来てうれしいです。ありがとうございます!」
1000vこの日、会場に設けられたCD『VICE』の販売コーナー。
終演後は購入を希望するお客さんの長い行列ができていた。990第3部のハイライト、本邦初公開の「VICE」。1010_vcひろこちゃんはフリューゲルホーンに持ち替えてメローな音色でテーマ・メロディを奏でる。1020vこの曲ではドラムスを除くメンバー全員のソロがフィーチャーされた。1030v

1040v佐々木さんのギターが爆発!1050vそして、ヒロコちゃんはハーマン・ミュートを付けたトランペットに持ち替えてドラマチックに本邦初公開の演奏を無事に完走した。
お疲れさまでした。1060「CDが実家に届いたのでお母さんに聴かせたところ、『珍しく暗いわね』ですって。
エヘヘヘ、そういうのも、もうこの歳になったらあった方がいいかなと思って…。
自分で気に入ってる曲なので皆さんよろしくお願いします。
ありがとうございます!
それでは、感謝の気持ちを込めまして…あと世界平和の願いも込めていつも演奏する大好きな曲を演奏したいと思います」1070vルイ・アームストロングの「What a Wonderful World」。
ウン、そういえば前回に観た時も演ってたっけ。0r4a0122 好きな曲だけあって感情の入れ込み方がハンパじゃないよ!10901音も気持ちを緩ませることなくひろこちゃんだけの「World」を編み上げた。1100「ありがとうございます!ありがとうございます!
イヤ~、楽しかったなぁ~!皆さん、本当にありがとうございます。
スタッフの皆様もありがとうございました。
最後の曲になりました。
最後の曲は…この曲演ろうっと!
皆さん、また来てくれますか?1110v「お祭りと言えば、アンコール!アッハハハハ!
乾杯、万歳、アルコール、じゃない…乾杯、万歳、アンコールね。
ひとつ派手なのお願いしますよ!
アンコールといいますと、やっぱり意外な物が来ますから、今まで演ったことの無い曲が来ますから。皆さん、よろしくお願いします。ヨイショ!
それでは最後の曲になりました。聴いてください」

Img_8460ひろこちゃんが本編の締めくくりに選んだのはひろこちゃんのオリジナル曲、『Welcome to My Heart』。
またフリューゲルホーンに持ち替えての演奏。
1130_wmh待ってました!
ショボンちゃんのソロ!1140テクニックを感じさせない壮絶なプレイ。
こういうのを「超絶」っていうんだよ。
聴いていて実に気持ちいい!
もうズットやっていて欲しい!…って感じ。1150vひろこちゃんは片手フリフリお客さんをアオる。
1160この曲でもバンド・メンバー全員のソロがフィーチャーされて本編をにぎやかに締めくくったのであった。1151v

1152v

1153そして、このままアンコールに突入!
「ありがとうございま~す!
ココでもう1回みんなを呼んじゃおうかな?
アンコールはみんながビールを飲みたくなるような曲にしました。
皆さん、立って踊っても頂いてもいいんですよ~!
好きにやっちゃってください、ルフォさんが踊りのお手本を見せてくれますから!」

1170v曲は「Vorale」。
あ、そうか、そういえばジプシー・キングスのバージョンでビールのCMやってたもんね、それでか!
書いていて、今気が付いた!
1180_vlrRufoさん、アンコールでも大活躍!0r4a0157 「ヤッホー!あと1曲だけ演ってもいい?
それでは~、みんな知っている曲だと思うから!
知ってるところが絶対あるから、そこを一緒に歌って欲しいです!
というワケでゴキゲンな歌でお別れしようかと思います。
曲は『明日があるさ』をお送りします!」1190v今日の出演者が全員ステージに上がり、マイクをリレーしてひとりずつ歌ったよ。
1200小雪ちゃんも…1205v先生も…

1220vショボンちゃんも歌いました~!1230v「ありがとうございました~!」

1250v古屋ひろこの詳しい情報はコチラ⇒公式Twitter

1240<おしまい>

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200(一部敬称略 2022年10月10日 天王洲KIWAにて撮影)

2022年10月20日 (木)

THE OMATSURIES 秋の大感謝祭 <前編>~私の品川宿

 
今日は天王洲アイルから…。
このモノレールの駅のすぐ脇にある3連のデカい建物ね、昔はひとつが宇部興産株式会社の本社社屋で仕事で何度かお邪魔したことがあった。
一度、山口県宇部市の工場にもお呼ばれしたことがあったが、「宇部興産」というのはモノスゴく大きな会社だからね。
宇部空港だって宇部興産の利便性を考慮して建設した空港なんじゃないの?…知らんけど。
一般の人たちの口からその社名が出ることはないけど、それぐらい規模の大きな会社なんよ。
別に私が「宇部自慢」する必要はナニひとつないんだけど、この建物を見て当時のことを思い出してしまってね。
最上階にはレインボー・ブリッジをはるか眼下に見下ろす社員のためのレストランがあってね、仕事が終わるとそこでイッパイごちそうになったものだった。
その宇部興産も「UBE株式会社」に名称変更した…のはいいんだけど、今年の4月のことだったんだってね。
もっと以前に名前を変えていたものかとばっかり思っていたので少しビックリ。10 昔はモノレールの駅のまわりにしか人気がなかったような感じだったが、今は違う。
レストランやらカフェやらが林立して、倉庫街だった辺りオシャレなエリアに生まれ変わってるのよ。
知らなかった~。20そんなエリアの中にあるのがこのライブハウス、KIWA。
「KIWA」という名前に聞き覚えがある方も多くいらっしゃるでしょう?30vそう、現在では「ジェミニ・シアター」という名称で営業している、二子玉川にあったあの「KIWA」なのだ。
下は「ジェミニ・シアター」店内の近影。
かつてはココがKIWAだった。40 今日はそのKIWAにナニを取材しに来たかというと、『秋の大感謝祭』と銘打ったTHE OMATSURIESのライブ…と言っても、THE OMATURIES名義としてはMarshall Blog初登場。
このバンドは、以前東京アクティブNEETSというバンドとして、あるいは『NAONのYAON』のホーンセクションとして何度かMarshall Blogに登場頂いているトランペッターの古屋ひろこちゃんが率いるチームなのだ。25v本番まで時間があるので付近を散歩。
モノレールの中からはよく目にする景色だけど、地面に降りて来たことがなかったから興味津々。
取りあえずお店のすぐ脇にある橋を渡ってみる。50 辺りはこんな感じのオシャレ具合。
天気が悪いのが残念だな。60しばらく運河に沿って歩いてみる。
スゴイな~、こんなに大きなビルが建っちゃって。
家内が横浜の出身なものだから、若い頃からすぐそばの高速道路を頻繁に利用してきたけど、こんな建物はひとつもなかったんよ。
ま、私が言う「若い頃」ってのはカレコレ40年以上前の話だけどね。

70品川駅にもそう遠くないと聞いたので、そちらの方面に向かってしばらく歩いていると…アレレ?
見覚えがある船溜まりの光景が!
ナンダ、天王洲アイルってこういうロケーションだったのか!
空が急に青くなったのは、別の日に撮った写真だから。
80ということは…ココは旧東海道の品川宿のすぐ下のところではないか!
チャンス到来!
「品川宿」と来りゃダマっちゃいられない。
書くゾ~、「私の品川宿」!
…と思ったけど、以前あんまりライブと関係のないことを長々と書いて、そのレポートの主役にイヤがられてその脱線の部分を切り離したことがあったからな…またそういう時に限ってウマく書けてるんだよね~。
一応念のため、冒頭に余計なことを書いても良いかひろこちゃんに確認してみた。
90すると一発で大快諾!
彼女もMCで時折披露するように、「脱線が大好きなので記事を楽しみにしている」…と、うれしいご返答。
ということで今回のレポートは<前編>&<後編>ともに品川がらみで大脱線スタートさせて頂きます。
 
ご存知の通り、「品川宿」は東海道における最初の宿場。
東海道の「品川宿」、中山道の「板橋宿」、甲州道中の「内藤新宿(今の新宿ね)」、そして、奥州/日光道中の「千住宿」…の最も江戸に近い4つの宿場はまとめて「江戸四宿」と呼ばれ、どこも大層繁盛していたそうだ。
六代目三遊亭圓生の得意の演目に「四宿の屁」という噺があるのでチャンスがあれば聴いてみて。
まったくクダらないけど、オモシロい。100四宿の中でとくに規模が大きく賑やかだったのが品川宿。
海に面しているのは品川宿だけで、江戸の喧騒から離れたリゾート気分や療養で訪れる人もいたようだし、もちろん旅籠で営まれている非公認の裏の稼業を目当てに江戸からやって来る男たちも多かった。
下は有名な広重の「東海道五十三次」ね。

110上の浮世絵が今はコレだからね。
イヤんなっちゃうね、風情がなくて。
0r4a0104ところでナゼ私が品川宿でこんなに興奮しているのかというと…、品川駅方面から旧東海道に入ってホンの少し行ったところにあるコレ。
ファミリーマートに興奮しているのではありませんよ。
そんなに変態ではないです。
この「場所」に興奮しているのですわ。120ファミマの上のマンションの玄関に立てられている石碑。
「歩行新宿」とあるが、コレは「かちしんじゅく」と読む。
あの新宿とは無関係。
品川宿は北と南のエリアに分かれていて、後に歩行人足(かちにんそく)だけを宿泊させたエリアを作った。
で、歩行のために新しく作った宿だからこのエリアを「新宿」と呼んだというワケ。
私が興奮しているのは、その下の「土蔵相模跡」。130vこの「土蔵相模」というのは幕末の「相模屋」という旅籠のことで、1957年の川島雄三監督の日活映画、『幕末太陽傳』の舞台となったところ。
「居残り佐平治」、「品川心中」、「三枚起請」、「五人廻し」といった人気の落語の演目に、血気盛んな幕末の志士を絡めた非の打ち所がない日本映画史上最高の喜劇。
私は喜んで自分の「日本映画ベスト10」に入れちゃう。140pところは替わって大井町にある「品川歴史館」。
さしてオモシロい展示はなかった。150ひとつだけ目を惹いたのがコレ。
相模屋の復元ミニチュア。
外壁が土蔵のようになっていたため「土蔵相模」と呼ばれたんだね。
実際にココに高杉晋作、久坂玄端、井上馨、伊藤博文らが集まって、英国公使館焼き討ち事件の打ち合わせを行った。
コレも『幕末太陽傳』にチャンと出て来る。160 映画の中で南田洋子と左幸子が取っ組み合いの死闘を演じる裏庭。
映画もこんな感じになってる。170それが今ではこのザマよ。
ココに住んでいる人たちは『幕末太陽傳』を観たことがあるのかナァ?
観たら畏れ多くて住めなくなっちゃうんっじゃないの?…そんなことはないか。180旧東海道を川崎方面に向かって進む。
昔の男性は1日に速くて40km、普通で30km歩いたそうだ。
とてもじゃないけど、1日に30kmは歩けんな~。190コレは本陣跡。
「本陣」というのは、一行のウチ、大名等最もエライ人が泊るところね。
チョット格下は「脇本陣」に泊る。
そして、一般のスタッフは旅籠に分宿した。200商店と商店の間の細い路地。
昔は路地を向けるともうすぐに海だったそうだ。210vこの路地を見てすぐに思い出したのがコレ。
「ロイヤル・マイル」と呼ばれているエジンバラの旧市街の路地。
ロイヤル・マイルは尾根の上にあるので、道の両側にこうした地上に降りるための路地が設置されている。Img_6495下から見るとこんな感じ。
オモシロいでしょう?Img_6658 旧街道からチョット路地に入るとまた風情のある光景が広がってオモシロい。
コレはカフェーだったのかナァ?
ココが吉原だったらまず間違いないんだけど…。220もう旧街道には昔の風情を目にすることはほとんどできないが、こんな草履店が残っていた。
この「丸屋」さん、創業は慶応元年!
慶応は4年しかなかったからね、明治維新の4年前からココで草履屋をやっているということになる。
230v今でも草履の台を選んで、花緒を選び、お客さんの目の前でその花緒をすげて足に合わせる…というスタイルを採っているという。
240お!メッチャかっこいい銅板建築!
アタシャ銅板に目がなくてね…。
行った先々で見つけると写真を撮っておくようにしている。
250コレは金物屋だね?
こんな洋風な銅板は初めて見たナァ。260さっきの船溜まりの岸にはこんなのもあった。270銅板建築というのは大正12年の関東大震災で多くの家屋を焼失してしまったことを教訓に木材を銅板で覆って耐火性能を高めた建築様式。
だから東京から離れた田舎に行くと銅板建築っているのは滅多に見ることができない。
川越の市役所の隣に立派な三階建ての銅板建築を発見したことがあったけど…。
震災の復興が進んだ時分を意味するのか、その時が新発売だったのか、銅板建築は昭和3年に建てられたモノが圧倒的に多いそうだ。
来年で関東大震災から100年だよ。
Marshallの創始者、ジム・マーシャルが生きていれば100歳。280そうした銅板建築の建物も結局1945年3月10日の東京大空襲で多くが焼失。
いくら薄い銅の板で木材で覆っても、チャンとアメリカ軍がテストをして開発した焼夷弾の前にはひとたまりもなかったワケだ。
それで東京東部の銅板建築はほとんど無くなってしまい、比較的残っていることが知られているのが下谷と神保町ぐらい。290空襲の被災地の地図を見ると確かに品川の海べりは被害がすくなかったようで、こうして数軒残っているのだろう。
行政にはこういう東京の遺産を大事にしてもらいたいネェ。300エッ?
「赤ねこ」の煮込み専門店ッ?
んなワケない。
もちろん「赤ねこ」という名前の「煮込みの専門店」ということはすぐわかるけど、「赤猫」の意味を知っていると一瞬ドキッとするわ。
「赤猫」というのは「放火」のこと。
「赤犬」というパターンもあるらしい。
つまり、ネコに油をかけて火をつけ、人の家に投げ込む…という残虐極まりない放火の手法を指す。
昔はその筋の皆さんがケンカになると「赤猫這わしたろか!」と脅し文句に使ったらしい。
コレで「赤猫」のコロケーションが「投げ込む」でも「放り込む」でもなく、「這わす」であることがわかる。310v浅田次郎に『赤猫異聞』という江戸時代の小伝馬町の牢屋敷の「切り放ち」をテーマにした小説がある。
この場合の「赤猫」は「火事に関する」という意味では同じだが、この牢屋敷ではメラメラと燃え上がる炎を猫の赤い舌に見立てて「火事」そのものを「赤猫」としている。
「切り放ち」というのは、牢屋敷が火事になった時に一時的に囚人を解放する措置のこと。
期限までに戻ってくれば減刑、戻って来なければ捕まえて死刑…というシステム。
江戸時代の警察能力は大変高く、そう簡単に捕縛の手から逃げおおせることができなかったので大抵の囚人は戻って来たという。
最も頻繁に「切り放ち」があったワケではないようだけどね。320b_2そして、犬神サアカス團にはその名もズバリの「赤猫」という曲がある。
実はこの曲を作った犬神明さんにこの言葉を教わったのです。
このバンドはスゴいインテリだから。
ちなみに「放火」は英語で「arson(アーソン)」という…ああ、そんですか、ナンチャッテ。
「赤猫」については犬神サアカス團のレポートの時にまた詳しく取り扱いたいと思います。330cd品川宿はコレで終わり。
<後編>では「品川神社」と「鈴ヶ森刑場跡」を訪ねます。340ガラっと替わってTHE OMATSURIES!
ココからが記事のメインですからね~。
オープニングSEはナント皆川おさむの「黒猫のタンゴ」。
なんたる偶然!…「赤猫」に続いて「黒猫」だよ~!
元気よくステージに姿を現した6人。10_2「盛り上がってるかーい!」20_2イヤ、今始まったところだから!
予想通り、ひろこちゃんはノッケから規格外のハイ・テンション。
オープニングは「上を向いて歩こう」。
30v_2メンバーはステージ上手から…
 
新井一徳
60v鶴島拓90v杉本哲也110v神林亮太100v枡家小雪70vそして、OMATSURIES総裁の古屋ひろこ。
以前にも紹介した通り、ひろこちゃんは私が在籍していた大学のジャズのオーケストラの後輩なのだ。120vまた証拠写真を出してやれ。
指揮を執っているのは谷啓さん。
100_3_2 Gibson ES-175を弾く私。
今でもこのギターは売らずに手元にあります。110_2_2 ところでTHE OMATSURIESの皆さんがまとっている法被のガラね。
ビートルズが来日した時のJALの法被のガラと同じでしょ?
このデザインってナンだか知ってる?
コレは「吉原つなぎ」とか「廓(くるわ)つなぎ」という吉原遊郭のシンボルなんだよ。
輪と輪がつながっていて、「人と人との和」を表現しているのと同時に、鎖で遊女をがんじがらめにしていることを意味すると言われている。Yt_2まずは景気よく日本が世界に誇る数少ないヒットソングを重厚な3管で演奏。40_2 「皆さんこんにちは!
『THE OMATSURIES 秋の大感謝祭』へようこそおいでくださいました。
盛り上がっていきましょう!よろしくお願いします!
すごい!オシャレですよね~ココ!」
150v「スゴイですよ!
天井も高いし、クルクル回ってるし…コレ。なんて言うんでしたっけ?おっしゃれ~。
ファン、ファン、ファンも回ってるし!」
140「そのファンも見守る中、やっていこうかなと思います。
今日はチョット長丁場なんです。
THE OMATSURIESの後には、加瀬茉理枝さんという素晴らしい方がソロでピアノを弾いてくださるのと、最後は超「私主役」プロジェクトがあるので最後まで元気と勇気を持って臨んで頂ければなぁ~と思います。
深くうなずいている方がいらっしゃいますね~、アハハ!
最後までよろしくお願いします!」
来た来た~!
話を聞くモノに一瞬のスキも見せないドライブ感満点のひろこちゃんのMC!
130そのMCに導かれて2曲目の「ギザギザ」を演奏。
ココはサックスが外れた2管で勝負。160_gz ソロがキマって楽しそうなひろこちゃん。170v鶴島さんは横にひろこちゃんがピッタリと張り付いてのソロ。180_2そして小雪ちゃんのソロも炸裂。
コレはテナーバス・トロンボーンね?
165「バンザ~イ!万歳なのだ~。
世の中にはロック・ミュージックとか、クラッシック・ミュージックとか、色んなミュージックがあるんですけど、私が1番好きなモノのひとつがこの『バンド』。
ギターがいて、ベースがいて、ドラムがいて、ガシャガシャいて、じゃあイエーイってやるみたいな…。
好きなんですね、やっぱ心が明るくなりますから!
だから『シーン…』っていうのだけは困っちゃうんですよ。
OMATSURIESは『イエーイ!楽しい!最高!』っていう気持ちを皆さんと共有したくてやっています。
これから先、ヨボヨボになってもやりたいなと思っています。
皆さんもその頃はヨボヨボですから!
一緒にヨボヨボ人生を歩んでいきたいと…シャキシャキからヨボヨボなんてイヤだね~」
200v「さて、今度はドラムスのモルさん(杉本さんの愛称)が歌うので代わりのドラマーを紹介したいと思います。
皆さん、ご存じの方だと思うんですけどね…今日の『一番遠くから来た選手権』第1位じゃない?
『自分が1番遠くから来た』という自信がある人?
(間)
え、いない?
あ、手を上げたいけど上げられない?
ナニ、私にカラまれたくない?
ボク、どこから来たの?
広島ッ?…優勝やね。
これから紹介する人とどっちが遠いのかな?チョット訊いてみましょう。
ドラムスのショボンさんです!」190vショボンちゃん登場!
「みんな、やっでるが~い?」
ショボンちゃんは秋田からの参加。210v_2ココで広島と秋田のどちらが天王洲アイルから遠いかの研究会。
この場での判定は広島ということになった。
それじゃ、調べてみましょう。
新幹線の営業キロは;
東京⇒広島が894.2km
東京⇒秋田が662.6km
広島の方が231.6kmも遠いということがわかった。
似たようなモノかと思っていたけど、広島の方がゼンゼン遠いんだね~。
THE OMATSURIESのライブは勉強になるナァ。
220_2ココまでドラムスを叩いていた杉本さんがステージ中央に躍り出てマイクを握り、1曲そのノドを披露した。
曲はORIGINAL LOVEの「接吻ーKISSー」。230_sp 杉本さんはボーカルズの先生をされているそうで、完璧な歌いっぷりを披露してくれた。
あ、パート名を示すときは「Vocal」は常に「Vocals」と複数形にするのがほぼ正しい英語の使い方です。
「Keyboards」と「Drums」も同じ。240vドラムスは伊藤ショボン太一。
2016年の最初の『Marshall GALA』にも出演してくれたMarshall Blogではおなじみの名NATALドラマー。250vこの日のNATALはウォルナット。
「広島 vs. 秋田」でおわかりのように、ショボンちゃんは現在生まれ故郷の秋田に在住している。
家には立派なスタジオがあって、そこににウォルナットのNATALが常設してあることから今回同じウォルナットのキットを用意した。260_2切れ味のよいサンバのリズム。
ショボンちゃんのドラミングは聴いていてトロけてしまうほど気持ちが良いのだ!280v金管の2人はそれぞれパーカッションでサウンドを厚くする。
270_2新井さんのソロもフィーチュア。
白いマウスピースが目を惹くナァ。
新井さんはこだわりのスタイリストなのだ。290v 「秋ですけど…台風も来たり、もう10月ですからね。
どんな1年でした?
私は夏にアメリカに行ってきました。
アッチでは誰もマスクをしていないのですよ。
マスクしてると『あっ、マスクしてるんだ?』みたいな感じ
そろそろどうなんだろう?
まぁ、怖いんだけど、マスクしないとすごく息がしやすい!アハハハ!ホントに全然違いますよ。
いつかそんな世界がまた来るといいですけどね」
300v「あと、大谷翔平見て来ました。
顔がコレッくらいしかなくて…こういう感じ?(翔平くんの歩き方をマネする)。
5回ぐらい目が合ったんですけど、声をかけられませんでした。
アピールが足りなかったかな?
このことをSNSに投稿したら皆から「いいな~」って。
皆、アメリカに行きたいか!…私ね、アメリカ大好きだったんですよ。
と言うワケで、ずいぶん遠回りをしましたが、夏を思い出す曲を演りたいと思います。
元気ですか?…さては、もう帰りたいんじゃないの?
帰んないで~!まだ序盤なんだから。
じゃあ、リズム隊の小粋なリズムからスタートです」310v_2そうしてドラムからスタートしたのは「少年時代」。Img_7837 新井さんはソプラノ・サックスに持ち替え。
330vひろこちゃんと小雪ちゃんの金管と絶妙なアンサンブルを構成して名旋律を美しく演出した。320_sjどの曲でもロケンローなギター・ソロを聴かせてくれる鶴島さん。
まさにツボを得たプレイ。340v「ワ~イ、ワ~イ!井上陽水さん大好きなんです」
陽水さん、会ったことある?
私、大分前にアコギの仕事でご一緒したことがありましてね…信じられないぐらいのオーラが出ていてビックリした。
「やっぱり昭和歌謡好きだよね。
コロナの前は昭和の先輩方や昭和生まれのみんなで遠征に行って、帰りのバスの中はみんなで昭和の歌でカラオケ大会しながら帰ってくるみたいなね…最高な仲間達なんですよ!
ようやくそういう世の中に戻ってきましたよね。
また楽しく遠征したいナァ。
船の上でも、山の中でも、どこでも演奏するんでゼヒお声をかけてくださいね。
酒蔵とかね…お酒を飲むためにバンド作っちゃう。
酒蔵さ~ん、お待ちしてま~す!
OMATSURIESも終わりに近づいてきました。
ラスト2曲ウチの1曲は小雪姫の人生のテーマソングを聴いてください」
450v「では…歌いませんけど…聴いてください」

370小雪ちゃん大フィーチャーで『ウイスキーがお好きでしょ』。380_wsサックスと…
400vトランペットのソロも交えたゴージャスなウイスキーの飲み会になった。
このバンドは酒の話ばっかりしているからな~、持って来いの1曲だわ。390v前回観た時も取り上げていた小雪ちゃんのオハコ。
メロディを切々と歌い上げる姿がカッコいい。
またトロンボーンの音色がこのメロディにピッタリなんだよね。
トロンボーンってカッコいい楽器だと思うんだよね~。
やってみたいとは思うんだけど無理。
チョット前にセガレの楽器を借りて挑戦したけど、丸っきり歯が立たなかった!
430v「石川さゆりさんの次にこの曲、多く演ってるんじゃない?
ツアーの数によっては勝てるかもしれないよ」
ひろこちゃんがビール工場に行った話があって…
「次が最後の曲になりました。
前回の七夕ライブの時に、OMATSURIESの新曲をやる、CDを作る…それが出来なかったら渋谷のスクランブル交差点でお尻出して踊るという公約を掲げたんですよね。
その時から結構色々考えたの…暇ないな、時間ないな、じゃ尻か?
やっぱまだ出せないナ…まだ尻を出すワケにはいかない。
ということで、今日はOMATSURIESの新曲を演ります!」
360v「ベースのカンちゃんと一緒にマジメに作りました。
まだ曲名がありませんが、OMATSURIESの皆がカッコよく演奏してくれるので聴いてください。
出来立てのホヤホヤなの。
OMATSURIESらしい曲だと思います。
それでは『New』、聞いてください」0r4a0099 「New」と仮のタイトルをつけて演奏した新しい曲。460_nwまさにTHE OMATSURIESの魅力を十二分に引き出すような曲。
6人が一丸となってエキサイティングな演奏を繰り広げた。
520v

  
470v

480v

490v

500v

510vコレにてこの日のトップバッターにしてメイン・アクトのTHE OMATSURIESのステージを締めくくった。
まさに、THE OMATSURIESがコンセプトに掲げる「オリジナル曲や聞き馴染みのある音楽をみんなで楽しく踊れるようにアレンジしてお届ける」を実現した賑やかなステージだった!530演っている人がこんなに楽しそうなんだから、観ている方も楽しくないワケがないわな。
 
THE OMATSURIESの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト0r4a0112 短い休憩をはさんで、今度は赤い法被をまとったひろこちゃんがステージに上がった。
「…ということで第2部は、加瀬茉理枝様の登場です。
何も言葉はいらないかな?
皆さん、とにかく楽しんで頂ければと思います。
『こういう所ではあんまり弾かないかな~』とノリノリです。
ヤクルトが大好きです」
700v登場したのはピアニストの加瀬茉理枝。
ひろこちゃんのピアノの先生だそうだ。710 「10年ほどヤクルトのファンをしております」
野球のヤクルトだったか…。
飲み物の方のような気もしたのだが…。
720そんな笑っているけど、ヤクルトってスゴイのよ。
コレはロンドンの地下鉄で見かけたバカでかい広告。
イギリスの人にもヤクルトはおなじみだ。
ただし、「ヤクルトおばさん」はいないので、スーパーで買うそうだ。
こんなことを知っているので、もしや飲み物の方のヤクルトがお好きなのかも知れない…と思ったワケ。
Img_0786 この日演奏されたのはロシアのカプースチンの『8つの演奏会用練習曲(Eight Concert Etudes Op.40)』という曲の抜粋。
チョット、コレがアータ!
キモを潰すぐらいカッコいい曲だったのだ!730ロシアのカプースチンね~…ラスプーチンなら知っているけど、カプースチンは知らなかった。
調べてみると「ニコライ・カプースチン」はウクライナ出身のロシアの作曲家/ピアニスト。
2020年に83歳で亡くなったんだけど、モノスゴイ多作家でビックリ!
時節柄ウクライナ出身の作曲家の作品をお選びになったのだろう。740vこの日先生は抜粋してこの曲を演奏されていたが、本来は題名通り8つの曲で構成されるエチュード。
コレが、ブルースになったり、ラグタイムっぽくなったりで楽しいことこの上ない。
例えて言うと、右手がクラシックで左手がジャズ…みたいな。
フリードリッヒ・グルダが作っていそうな感じ?
キース・エマーソンはなんでをこの曲を取り上げなかったんだろう?って感じ?
ヒナステラやバルトークやヤナーチェクよりこっちの方がカッコよかったのではないか?750加えて目の前で繰り広げられる先生の華麗な指さばきに完全に圧倒されて私は大感動してしまった!760v「加瀬茉理枝さんです!ありがとうございます。
どうですか?ビックリでしょう?
ココのピアノって珍しいんですよね?」770「そうそう…コレ、多分Steinway&Sonsって言うピアノのメーカーのモノですね。
黒くないじゃないですか?
私、多分初めてこういうのに当たったんですけど、材質はブビンガですよね。
結構珍しい。
南米かアメリカか忘れちゃったけど、なんかそっちの方の木材だったと思います。
ちょっと柔らかい気がするな…なんとなくだけどね」
そういえば近くにSteinwayのショウルームがありましたね。
ブビンガはアフリカですね。
ワシントン条約で2017年から伐採が禁じられた今となってはレアな木材。780ドラムスの世界ではポピュラーな木材でショボンちゃんもNATALのブビンガのキットを使ったことがある。
ただ我々の間ではブビンガは「輪郭がハッキリした硬めの音」というのが一般的なイメージなんだけどな。
使い方が違うと鳴り方も違うのかしらん?100v 「今演奏したのは『8つの演奏会用練習曲』というロシアのカプースチンの曲です。
生まれはウクライナのゴルゴフカナ」
と、簡単に曲の説明をして…790v11月6日のご自身のリサイタルの紹介してステージを下りた。
知らない曲で感動するというのは本当にうれしく、楽しいことだ。
先生がこのリサイタルで取り上げる予定にしているシュルホフやダマーズかという人の曲もメッチャよかった!
もうね、プライベートで聴く音楽は、こういう現代の作曲家がクリエイトする調性のある作品が一番オモシロい。
Km<後編>につづく
 

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200(一部敬称略 2022年10月10日 天王洲KIWAにて撮影)