【NAONのYAON 2021】vol.1~オープニング:稚菜、LAZYgunsBRISKY、CASPA
久しぶりの日比谷公園。
1590年に家康が秀吉に関東移封を命ぜられて江戸に入る前まではこの辺りまでは海だったっていうんだからね。
おかげでビチョビチョだよ。
昨日はあんなにいい天気だったのに…一体ナンの恨みがあって4月29日に降るんですかネェ?
去年はお休みしたものの、4月29日は『NAONのYAON』の日にキマってるんだからさ~、言われなくても晴れとけよ。
しょっちゅうではないにせよ、私も日比谷野外音楽堂に音楽を聴きに来出してから40年以上経つけど、雨に祟られた記憶がほとんどない。
それでも2回ぐらいあったかな?…程度。
そんな確率だったのにナゼ降る?ああ、それにしても新緑が美しい…って誰もいねぇ!いつもはこうなのよ。
でもね、公園に入って来てリハーサルをしている恵子さんの声が聞こえて来た瞬間、「雨がナンだ!今日は『NAONのYAON』だ!今年もガンバるぞ!」と気合が入ったよ。
「いつも」であれば各方面から贈られた祝い花がにぎにぎしく飾られている入り口もこの通り。
そう、今回は無観客の開催だからね。アラ~、ベンチが木製になっちゃった!
いつ取り替えたんだろう?
あの石のベンチは夏場はシンドくてね~。
廃材となった石の座面を運び出すのはさぞかし大変な作業だったろうな。
ザーザー降っているワケではないにせよ、晴れる気配は全くなし。
配信のカメラさんたちも完全防備。
何しろいつも通りの長丁場ですからね。
ステージもこの通り。
機材類が濡れないようにビニールシートで養生しなきゃならない。
仕事が増えるばかりなのでステージ周りのスタッフさんは雨の野音を大変イヤがりますな。
スタッフだけじゃないか…。ビニール・シートで反射して見えないけど、ステージの上にはいつも通りMarshallがズラ~リなのよ。
おなじみの『NAONのYAON』の舞台看板。
でも、いつもとチト違う。
「Powered by SO-CRAZY.TOKYO」…スポンサーさんのお名前が入ったのだ。
ステージの両脇にも。「ICheck」は恵子さんがイメージ・キャラクターのひとりを務める新型コロナウイルスの検査キット。
下の写真は昨年、六本木のEXシアターで本番前に撮影した。ということで、今回はスタッフ全員が事前に「ICheck」で検査をして本番に臨んだ。
私はコレで3回目。
あのテレビでよくやっている鼻の穴にグイと針金を入れるヤツは未経験だけど、チクリと血を採る方式と唾液を提出する方式を体験した。
さらにこの「ICheck」は採取用の器具で口腔の奥をこすって採取したモノを保存液になじませ、その液体を検査キットに滴下する。
すると15分ぐらいで「陽」か「陰」かの別が判明するという方式。
そして、検査の結果が表示されているキットを撮影して、写真を送り、結果を登録してもらう…というスタイル。
スゴイね~、今の科学は。
このICheck式が一番ヨカッタな。
おかげさまで、どの検査を受けても全部「ド陰性」でございます。さて、雨の野音。
いよいよ開演時間となり…
恵子さん登場!
「みんな、こんにちは~!」
(シ~ン)
いつもならド~ンと来るところ。
「ナンで、ナンで誰も何も言わないの~!?」
お客さんが入っていないんだからコレも仕方ない。
そういえば『MUONのYAON』ってイベントやったね。
「今日はカメラがイッパイあります」
「みんな、見える~?見えますか~?
見えてるかどうかの反応がわからないな…」
「昨年、延期になったのが初めて…。
そして、今回の無観客、配信も初めて…初めてだらけの『NAONのYAON』です。
画面の前のみんなに楽しさをお届けしますのでどうぞよろしく~!」
もうひとつ…。
2013年にこのイベントが復活してからすべての公演に参加させて頂いているが、「雨の『NAONのYAON』」も復活後は「初めて」のこと。
ポツリポツリということは何回かあった。
終演後、駐車場を出た途端にザ~っと来たこともあった。
でも本番中に雨で困ったということは過去8回のうち1回もなかった。
それがとうとう…。
悔しいのは、前日と翌日がメチャクチャいい天気だったんだよね。
とにかく!こうして『NAONのYAON 2021』がスタートした。
オープニング・アクトのトップ・バッターは…稚菜(わかな)。
「こんにちは。
今日は配信ライブとなりましたが、音をつないで、トップバッターとして一生懸命ガンバります!」『NAONのYAON』常連の稚菜ちゃん。
今回は「僕たちのテーマソング」を披露。
カンボジアに学校を作るのが夢で毎年彼の地に行っていた稚菜ちゃん。
去年はきっと行かれなくて残念な思いをしたことでしょう。
美しく澄んだ歌声が雨の野音を包み込み、何とも味わい深い『NAONのYAON』のスタートとなった。
稚菜の詳しい情報はコチラ⇒鍵盤歌唄い 稚菜
「みんなのコメントも見てますよ~!
みんなのコメントで野音の雨を吹き飛ばしてくれよ!」
雨を吹き飛ばすのは毎回恵子さんの得意技だったんですけどね~。
「さてさて、次はですね~」
曲はシングル『Hello Again!』収録の「Kiss Me」。LAZYgunsBRISKYらしいストレートアヘッドなロック・ナンバー。
この曲、サビのメロディすごくがいいんだな~。
個人的にはGenesisの「The Musical Box」をイメージして大きな親近感が湧いてくる。
それでいいんです。
人間は全く知らない音楽には寄り付きにくいモノで、「どこかで聴いたことがある…コレなんだったっけな?」と思わせる曲にこそが魅力を感じるのです。
長いブランクはあったものの、ベースのAZUちゃんを通じてLAZYさんのことは比較的昔から知っているんだけど、こうして元気に自分たちの音楽をクリエイトし続けてくれているのはうれしいこと。代官山UNITのワンマンなんてお邪魔したっけナァ。
LUCYちゃんのチョット鼻にかかったような歌声が実にカッコよろしいな。
そして、パワフルなバンド・パフォーマンスはズット変わらない!
LAZYgunsBRISKYの詳しい情報はコチラ⇒official website「雨の中でもガンバっていきましょう!
オープニング・アクトの最後はCASPA!」『NAONのYAON』初登場のCASPA。
misato
サポート・ベースのfumiha。NatsumiちゃんはMarshall JVM。
レコーディングでもJVMを愛用してくれている。
曲はファーストアルバム『明日の足跡』のクローザー「歌をうたえば」。「♪歌をうたえばひとつになれる 過去も身分も関係はない」
「身分」という言葉のチョイスが「歌う吉田松陰」みたいで新鮮だ。
サウンドはこれまた飾り気を切り捨てたストレートなロック・ナンバー。疾駆するエイトビートが聴いていてきもちが良い。
こんあにイキのいいロックを演ってるんだから雨あがってくれないかナァ。
若さと元気あふれるCASPAの快演でオープニング・アクトは終了した。
CASPAの詳しい情報はコチラ⇒CASPA Official Website<つづく>
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