CONCERTO MOON "FINAL RAIN FIRE~Welcoming New Forces~" <前編>
2020年12月9日、13枚目のアルバム『Rain Fire』発表。
2021年6月2日、ミニ・アルバム『Waiting for You』発表。
2021年6月5日~7月12日 『RAIN FIRE TOUR 2021』。
そして…
2021年11月27日~12月4日 『FINAL RAINE FIRE~Welcoming New Forces』。
こうしてCONCERTO MOONの『Rain Fire』関連のイベントが完結した。
丸々1年…実に骨の折れる一大事業だった。
今日はその『FINAL RAINE FIRE~Welcoming New Forces』の千秋楽のもようをお送りする。
いつも通り暗転した会場にJudas Priestの「You've Got Another Thing Comin'」が流れる(←今頃になってレーベルの方に曲名を教えて頂きました)。
やがてメンバー4人がステージに姿を現し演奏が始まった。
ちなみにMarshallの本社のすぐ近くにあるホームセンターはこの通り。
そして、シンガーが加わりCONCERTO MOON見参!
島紀史
芳賀亘
三宅亮
中易繫治
河塚篤史
島さんのステージ上の背景はMarshall。
コレがデフォルト。
愛用のMarshal MAJOR 1967と1960軍団。
ヘッドの上に乗っている機械は「シマーシャル・サウンド」とは無関係。
この日のオープニングに選んだのは『Rain Fire』からの2曲。
「Burnt Society」と…
「The Night Tells Thousand Lies」だった。
「Night Has a Thousand Eyes」というジャズのスタンダード曲があるので、この曲のタイトルを初めて見た時にビックリしたことは以前に書いたか?
ポーズもバッチリとキマって滑り出しは絶好調!
私も猛烈な「ホーム感」がとてもうれしい。
「ヘイ、東京!
この『Rain Fire Tour』、先週からスタートして大阪、名古屋とやって来ました。
今日がそのツアーの最終日の東京です。
今回のツアーはですね、前の『Rain Fire Tour』とは趣旨を変えて島さんが学校の先生を務めていた時の教え子のICHIくんが率いるALICETOPIAのみんなと一緒に東名阪を回って来た…そういうツアーなんです。
今年7月にも東京でライブをやっていますが、その時とはチョット雰囲気を変えた曲もたくさん準備していますので、最後まで楽しんでいきましょう!
よろしくお願いします!」
「東京!
今日はね、こんなにたくさん集まって頂いて非常に感激しております。
どうもありがとうございます!
芳賀が今も言いましたが、『Rain Fire Tour』を7月に東京でもやりましたけれども、大阪、名古屋、東京の皆さんには'もう1周'と思っていましたので、こうやってライブを企画しました。
戻って来てみたところ、こんなにたくさん集まって頂いて非常に感謝しております。
まだ、みなさん拍手しかできないとか色々制約的なことがありますけど、以前に比べたら…ね。
一時はこうやってツアーをすることも危ぶまれていたりしていたワケですから。
これで今年2回、更に東京、大阪、名古屋では2回こういう形でツアーを開催できたということは本当に幸せなことだと思っています。
こんなに集まって頂いたみなさんのお陰で我々はステージに立つという喜びを感じられています…本当にみんなありがとう!
いつもみたいに、気の利いたおもしろい話でもしようと思ったんですが、本当に感謝しているのでマジメになってしまった!
みんな、本当にありがとう。
今日は、芳賀が先ほども言いましたが普段あんまり演らないような曲も含めて色々準備しておりますので最後まで楽しんでいってください!!」
いつも必ずファンに皆さんにキチンと感謝の言葉を告げる島さんだが、今日はいつになく厚い感謝の念を客席に放った。
2019年発表のセルフカバー・アルバム『OUROBOROS』で再演された「Surender」。
とにかくひたすら突っ走るストレートアヘッドなエイトビート・チューン。
CONCERTO MOONのリズム隊の面目躍如たる1曲。
「フッ…このリズム隊、斬れるものなら斬ってみるがよい」と言ってはいないとは思うが、まさにそんな顔つきの河塚さん。
左手を払う島さんお得意のポーズ!
いいね~。
CONCERTO MOONを観ている気満点だわ!
上演中何度もステージの前面で並んだ2人。
なんか今日はいつもより楽しそうだぞ!
1998年の『Fragment of the Moon』から「Hold On」。
そして特大のカミソリのような切れ味鋭いソロ。
珍しいのは曲だけではなかった。
島さんがソロでワウワウ・ペダルを踏んだのだ!
コレは予め決めてあったワケではなくてその場の気分で演ったそうだ。
2001年の『GATE OF TRIUMPH』から「Ambitions and Lies」。
ハハン、この辺りが「普段あんまり演らないような曲」てぇヤツだな?
普段演らなくても芳賀ちゃんの伸びやかで張りの歌声はCONCERTO MOONの全レパートリーにマッチするのだ!
「楽しんでいますか?
この『Rain Fire』というアルバムはですね、昨年の12月9日に発売したモノでリリースからまもなく1年が経とうとしています。
今年は春から『Waiting For You』の制作に入りまして、その後6月~7月にツアー第1弾、10月~11月にはこの第2弾を開催し、皆様の協力があって今日を迎えることができました。
今日これだけの方に集まっていただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。
さきほども言いましたけれども、今の2曲は『Rain Fire Tour』の時にはレパートリーになかった曲です。
そして、次に演奏する曲も今回のツアーで追加しました。
直近のライブの予定なんですが、12月29日にココWILD SIDE TOKYOでのイベント出演が今年最後となります。
こちらも是非チェックをお願いします!」
2003年リリースの『LIFE ON THE WIRE』から「Stand by the Window」。
島さんはジャケットを脱ぎ捨てギターを持ち替える。
コレも珍しいチョイスなんじゃないの?
芳賀ちゃんの後ろでフォーメーションをキメる島さんと中易さん。
ギッタンバッコン、右へと左へとスムースに動くサマが実に小気味よいのだ!
この曲のソロは最高に激しかった!
そしてMarshallで奏でるギターの音っては本当にいいもんだよ。
ジュバッ!
まるでナニかを斬り捨てるようなアクションで曲を締めくくった。
ナンカ今日はこうなっちゃうな…。
「ナニか」とは何か?…マーブロの愛読者の皆さんならすぐにわかるでしょ?
そして『Rain Fire』からタイトル・チューン。
色々な場面がドラマチックに展開している厚みのあるヘヴィ・チューンだ。
ココでも竿チームが息の合ったコンビネーションを見せる!
そして、ソロ。
CDではこのパートで圧倒的なギターのアンサンブルを聴くことができる。
そのまま河塚さんのドラム・ソロへとつなげた。
一打一打に気持ちを込めて叩いていることが伝わって来るかのような入魂のパフォーマンス。
四方に汗が飛び散る大熱演!
そして続けて『Rain Fire』から「Run for the Light」。
今、このステージではドラム・ソロを挟んだが、アルバムでは「Rain Fire」のすぐ後に出て来る曲。
何と言っても「♪ザンザッザザバザバ」というキメが猛烈に耳に残る~!
曲の中間部、ギター・ソロに入る前に島さんのギターと島さん以外のメンバーが奏でる「♪ザンザッザ」のキメがコール&レスポンスになっているところが実にスリリングなのだ!
♪ザンザッザ
♪ガリガリガリガリ
♪ザンザッザ
♪バリバリバリバリ
♪ザンザッザ
ハイ、ココからはソロお願いします!
これまたスゴいソロだった!
CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Official Site
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