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2021年12月20日 (月)

LOUDNESS~JAPAN TOUR 2021 "THE SHOW MUST GO ON" <後編>

『JAPAN TOUR 2021 "THE SHOW MUST GO ON"』レポートの<後編>。 
ショウはこの辺りから後半に突入する。
曲は時間軸をグイと逆に戻して『DEVIL SOLDIER』から「After Illusion」。
高崎さんは40周年記念モデルに持ち替え。
45二井原実S41a0085 高崎晃30v_3山下昌良S41a0184鈴木"あんぱん"政行40vそして、落とされた照明の中から聞こえて来るアルペジオ…。10_sl全身全霊を音楽に捧げたかのように二井原さんが絶唱するのは「So Lonly」。
いい曲だナァ。
「音楽の本当の美しさはプレスト(急速調)ではなくアダージョ(ゆっくり)の中にこそある」とウリ・ジョン・ロートが言っていたように記憶している。
そして、いいロック・バンドは激しい曲だけでなくバラードの演奏も魅力的なのだ。
20vミラーボールのきらめきの中、お客さんも心の中で二井原さんと合唱した。
みんなで歌える日が早く戻ってくることを切に望む。50「どうもありがとう!
もうひとり最強のドラマーを紹介します。
もう何年も一緒に演っています。
ヨーロッパにも、オーストラリアにも、アジアの方にも行きました。
『助っ人』と言ってもほぼLOUDNESSのメンバーです。
次はニュー・アルバムから演ります」
ココで一気にLOUDNESSの「現在進行形」に突入する。
Mc 先ごろジャケットのデザインが公開された12月29日リリースのニュー・アルバム『SUNBURST~我武者羅』に収録された曲を披露したのだ。
まずは「大和魂」。
Sb_sleeve疾駆するドラムスは西田竜一!
80vそしてCO2ドバ~!60_ymt「大和魂」というタイトルと歌詞と曲が完璧に同化したかのようなドライビング・ナンバー。
70_2そしてこの演出!
75さすがLOUDNESS!
景気のいいことったらこの上ない!
74そこへ飛び出してくる山下さんのヘヴィなベース・ソロ。
135まさに痛快無比!85そして高崎さんのソロがそれを引き継ぐ。
この辺りを聴いて興奮しないロック・ファンはこの世にいないだろう。
86もう曲の最後の最後までドバー!
コレぞロック・エンターテインメントだぜ!100続いて「OEOEO」。110前回の記事にも書いたが、高崎さんのペンによる歌詞も最高にイカしている勇ましき「LOUDNESS賛歌」。120「♪揺るぎない 我ラウドネスのパワーを 世界中でロックして クレイジーナイト」
LOUDNESSに対する頼りがいを禁じ得ない!130vギター・ソロがまた魅力的ときてる!
と、コレらの2曲はすでにライブで披露されてきた。130_slそしてうれしいことに、この日は『SUNBURST~我武者羅』から更にもう1曲を演奏セットリストに組み込んでくれた。
140_cwコレまた超重量級のナンバー、「Crazy World」!150v_2竜さんの相変わらずの絶好調ドラミングが痛快極まりない!170この日もステージ縦横無尽に駆け抜けた山下さん。
ドラム・ライザーに上がって竜さんや'あんぱん'さん傍らでプレイすること数回。
最高のメタル・グルーヴだ!
0r4a0754しかし…「高崎さん、よくぞやってくれました!」とお礼を言いたい歌詞!
デジタル文化と乱れた世相に鉄槌を下す言葉がLOUDNESSサウンドに乗っているところが猛烈な快感!
SNSを使ってMarshall Blogをやっているワケだから天に向かってツバを吐いているようなモノなんだけど、人間はデジタルへの依存する程度を真剣に考えた方が良いと思う。
AIは松尾芭蕉並みの俳句を簡単に無限に作ることができるらしいが、その中からどれが一番よくできた句かを選び出すことができないらしい。
その理由は簡単で、AIには情緒がないからだそうだ。
ナンカ恐くない?
160曲の後半でテンポを緩めた3連のパートに移行するが、ココがまたカッコいいんだわ~。
そこで展開する高崎さんのソロが絶品!
しかし、いい音だな~。
ココステージって比較的位置が高めで、スピーカー・キャビネットの位置が自分の耳の高さに近いのね。
そのせいか、この後一週間耳がキーンでした。
歳を取ると「キーン」になることも少なくてね…こんなの久しぶりだった。
改めてやっぱりMarshallサウンドの単一指向性の強さと音抜けの良さに感心してしまった次第。
そして、何よりもデジタルなんかじゃなくて、ギター・アンプは真空管駆動が一番よ!
180v_2短くメンバー紹介をした後、この時点での最近作『RISE TO GLORY』ゾーンに移った。190_sofまずは二井原さんの「♪Soul of fire」の雄叫びが炸裂!
240この「Soul of Fire」が発表されてから3年が経ち、完全にLOUDNESSスタンダードとなった。
LOUDNESSのスゴイ点のひとつは「今」を支持されていることだと思う。
40年もの長い歴史と数えきれないほどの名曲を有し、それを保持しつつも、決して業績に依存することなく、常に次の段階へ進もうとする姿勢が熱狂的に受け入れられているのは偉大なことだ。
この前のセクションで披露した「大和魂」や「OEOEO」の音源が公にされた時、ファンの皆さんが歌詞を聞き取ってSNSで紹介している光景には心を打たれた。
みんなLOUDNESSのすべてが大スキなのだ。
270ライブでの定石通り「I'm Still Alive」が続く。250「♪ドスドスドスドスドス」…ココでも竜さんのドラムスが凄まじい勢いで暴れまくる!
330ステージ下手はこんな様子!275「今日が終わって、明日、明後日…1ヶ月が経ち、1年が経ち…2年、3年…いつまでも一緒に行きましょう!
今日は本当にどうもありがとう!」200_2本編の最後は「Metal Mad」。290典型的なリフ・ナンバー。
このアルバムが発表されて初めてこの曲を聴いた時は驚いた。
500…と言うのは、4つの半音が連なるだけでこんなに深みのあるリフに昇華していたから。
ドロップDのチューニングとても効果的だ。
カッコいいリフはいつだってシンプリシティに根差しているのだ。
300「♪宣教師もいなければ、先生ももいやしねえ!オレたちにはファンしかいねえんだ!
アンプが爆発したって止まりはしねえ!」
も~、スゴイんだから!
まさに「Metal Mad」!
350vニュー・アルバム収録のナンバー以降、ショウの後半で竜さんは7曲渾身の力を込めてを叩き上げた!
230v本編最後のギター・ソロ。
今日も世界がうらやむ魅惑のトーンで「ロック・ギターかくあるべし」と説いてくれた。310_2大拍手に応え、高崎さんは手を振りながらステージを後にした。360アンコールは高崎さんの凄まじいアーミングに導かれて「Loudness」から。380_ld感動のシーン。
誇り高きバンド名を冠した曲に合わせて…400二井原さんが40th Anniversaryのフラッグを翻し…410_2そして身にまとった!430_2その二井原さんを笑顔で包み込み高崎さんと山下さん。
何とも微笑ましい光景ではあるまいか!440コロナくんだりでふさぎ込んでなんかいられないのだ!
よくコンサートの感想で「元気をもらった」とか「勇気づけられた」とか言うけど、どうもそうした表現が陳腐に聞えてMarshallでは書いたことがないんだけど…イヤ、ホント正直この日のショウには元気づけられたわ~。
「ロックっていいな!」って思ったよ。
420_2そして2曲目にしてこの日最後の曲は「S.D.I.」。490_2誰にもマネすることが出来ないだろう問答無用の最高のロック・エンターテインメント!480v_2いつも完璧なショウで観客を絶対に裏切ることがないLOUDNESSだが、この日のショウをご覧になった皆さんはラッキーだったと思う。
470v実際にベテランのLOUDNESSファンの友人たちも興奮を隠せないようであった。
460_sd「どうもありがとう!」
私も13歳の時にRainbowの初来日を観て以来46年、今日まで洋の東西を問わず数えきれないほどのロック・コンサートに接してきたが、この歳になって忘れることができないショウのひとつが増えた。
終演後の会場ではお客さんから「ありがとう!」と声のかかるLOUDNESSのコンサート。
今回は私も思わずそうつぶやいた。
530
さて、話題沸騰のLOUDNESSのニュー・アルバム『SUNBURST~我武者羅』。
CD2枚の仕様と聞いて即座に頭に浮かんだのが「LOUDNESSがまたやった!」だった。
同時に「日本のバンドでライブ録音ではない2枚組のアルバムを出しているのは誰だろう」ということが頭に浮かんだ。
私の場合、リスナー人生の95%以上を洋楽に費やしてきたので、日本のロックに関しては「浅学」の域を抜けだせないゆえ、答えを出すことができなかった。
一方、洋楽に目を向けてみると、ツラっと考えただけでもあるわあるわ、2枚組のアルバムがザックザック!
しかもそのどれもが「名盤」の誉れ高い力作揃いなのだ。
どのアルバムも「アイデアが湧きすぎてしまってアルバムを作ろうにも、どうにも1枚じゃ収まり切れないのよ!」というアーティストのうれしい悲鳴が聞こえてくるようなクリエイティビティを誇っている。
きっとLOUDNESSの2枚組も非のうちどころがない力作なのだろう…ということが容易に想像できた。Studio_doublealbum_2
そして、職権濫用でまたしてもひと足お先に『SUNBURST~我武者羅』を聴かせて頂いた。
予想通り2枚ブッ続けでアッという間に聴き通してしまった!
ココで私のヘタな感想を逐一述べるのは皆さんにヘンな先入観を植え付けてしまうことにもなりかねないので、細かい感想は割愛するが、チョットだけ私の観点から気がついたことを…。
 
今回の大作は「日本を見つめている作品」と形容して許されることと思う。
皆さんも事前の情報でご存知だと思うが、多くの曲の歌詞が日本語なのもその表れのひとつだろう。
私には収録された曲がいつも通り「洋楽」に聞こえたてうれしかった。
しかし、その一方でオモシロイ現象を発見した。
最近、和楽器を取り入れて「日本テイスト」をアッピールするバンドが散見されるが、音を聴くと楽器の音色が「和」というだけで、私にはほとんど「日本」を感じることができない。
私は好きで長唄や浪曲や都都逸、たまに民謡なんかも聴いている。
この歳になるまで色んな音楽を聴いて来たので、もう凡庸なロックなどよりそうした邦楽の方がはるかに新鮮でオモシロイし、そもそもカッコいい。
そこで…。
このアルバムに収録されている曲はどこまでも重い「これでもか!」というギンギンのメタル・サウンドであるにもかかわらず、何曲かで猛烈に「邦楽」を感じたのだ。
二井原さんの歌のメロディとメタル・サウンドが不思議な化学反応を起こしている…とでも言えばよいのであろうか?
極めて日本の伝統的な音楽の雰囲気を演出しているように聴こえる部分があるのだ。
コレは大きな聴きどころだと思う…だって他の人は誰もやっていないし、できないもん。
強いて言うと、ジャズでアメリカを制覇した秋吉敏子が70年代に取り組んでいたことが近いか?
このことは紛れもなく、今回のアルバムのコンセプトを表音化しているのではないか?と私は唸ってしまった。
私がどの部分でそう感じたのかは敢えて明かさないので皆さんも自由な発想で最新のLOUDNESSの世界を楽しんで頂きたいと思う。
とにもかくにも、早い話…メッチャクチャかっこいいんだわ!
Group コレは2枚のCDとDVDを収めた初回生産限定盤。
まずはこの手に取った時の重量感がタマらない。
外箱の厚紙がシッカリと硬くてナント頼りがいがあることよ!
0r4a0015外箱から中身を引っ張り出して広げると、高崎さんと親交がある広島のクリエイティブ・スタジオ、 IC4DESIGN(アイシーフォーデザイン)が手掛けたイラストがパノラミックに広がる。20r4a0031 ひっくり返すとこの通り。
アノね、CDがこんなプラスチックの容器に収まっていられるのも今のウチですからね。
我がイギリスのMarshall Recordsは、かつてCDの装丁をデジパック仕様に統一していたんだけど、もうプラスチックを使用せず、三面見開きの完全紙ジャケットに仕様変更してしまったよ。
もちろん環境保護の一環で、イギリスでは石油化学製品の使用を本格的に減量し出したからだ。0r4a0049 そして豪華ブックレットとステッカーが同梱されている。
ブックレットには歌詞とLOUDNESSのデビュー・アルバムにライナーノーツを寄稿した伊藤政則さんの解説が掲載されている。0r4a0024 それと!
DVDはMarshall Blogでもレポートした2020年12月に開催された『THANK YOU FOR ALL -extra-』がノーカットで収録されているのだが、その際の写真がタップリ掲載されている。
どれも私めが心を込めてシャッターを切った写真です。
是非、皆さんにお楽しみ頂きたい。
私くんだりにLOUDNESSの作品のお手伝いができる…だなんて一体誰が想像したことか!
感謝感激!雨タルあられ!
この場をお借りして心から厚く御礼申し上げます。0r4a0035一方、コチラは通常盤。0r4a0037DVDは入っていないが、当然CD2枚組で初回限定盤同様タップリと『SUNBURST~我武者羅』の世界を味わうことができる。0r4a0041帯。
先週Marshall Recordsの若いヤツと電話でミーティングをしている時、「帯」が英語で頭に浮かんで来なくて言い澱んでいたら「Obi?」と訊かれたわい。
いいね、カタカナ表記。
以前、Marshall Blogはオリジナル至上主義を掲げて海外の人名、バンド名、曲名、アルバム名をすべてアルファベットで表記していたが、最近は人名をカタカナで表記することにした。
「Ed Shaughenessy」なんてパッと見て読める?
「エド」はすぐわかるけど、後半はコレで「ショーネシー」と読む。
エド・ショーネシーは超有名なベテラン・ジャズ・ドラマーなんだけど、知らなきゃそう易々とは読めん。
日本語の視認性の優秀さを見直したというワケ。
タテ書きで「ラウドネス」…いいね~。
0r4a0045「我武者羅」とは、「我武者」という言葉が元で、意味は「血気にはやり、向こう見ずであること」またはそういう人を指すそうだ。
それに当て字の「羅」がついて「我武者羅」となった。
基本的な意味は同じで、「ひとつの目的に向かって夢中で取り組むさま」あるいは「後先を考える前に目的へと突き進もうとするさま」を意味する。
まさに今のラウドネスにピッタリの言葉ではなかろうか?
LOUDNESSは「今」が美しい。Band_logo_3『SUNBURST~我武者羅』の発売は「KATANA MUSIC」から。
「KATANA MUSIC」はLOUNDESSのレコード・レーベルだ。
「刀」だなんて、アルバムとレーベル名が呼応し合っているようでバッチリではあるまいか!
これからも切れ味鋭い「刀」でツマらんロックを片っ端から切り捨てて行ってくれることを期待している。

Studio_katana さて、<前編>でもご案内した恒例の年末のEXシアター公演。
28日と29日は当然違う内容になる。
28日はMarshsall Blogでもレポートした2017年12月28日の公演以来、丸4年ぶりに'あんぱん'さんが全編でドラムスをプレイする。
しかも場所は同じEXシアター。
「鈴木政行完全復活」だ!
コリャ両日とも見逃せないな~!
もうすぐです!
チケットはお早めにお買い求めください。S41a0695The 40th Anniversary for LOUDNESS must gon on!
 
LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website

40logoc

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 200(一部敬称略 2021年9月23日 Zepp Hanedaにて撮影)