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2021年12月 8日 (水)

simo@LOUNGE ZERO~関雅樹、岡井大二、石井為人、宮野和也 <第1部>

 
「プロント」って「準備ができた」というイタリア語なんだけど、電話では「もしもし」という意味で使われるんだよね。
イタリアでは受話器を取ったら「プロント」と言う。
もちろん「ロ」では舌を巻く。
電話に出た相手が「プロント」と言ったらかけた方は当然「ドトール?」と答える…コレはウソです。
一度、イタリアの人に電話をしたことがあったんだけど、見事に「プロント」と言って受話器を取ってくれた時はうれしかった。
今日は「もしもし」ではなくて「しもしも」の話題。
ギタリストの関雅樹が率いるインストゥルメンタル・バンド、simoのことだ。

Prsimoはこれまでその前身も含めて何度もMarshall Blogにご登場頂いている。
好きなのよ。
前回掲載したレポートに引き続き、今日も銀座のルイ・ヴィトンのハス向かいのビルの中にある「LOUNGE ZERO」からお送りする。10vオープニングSEの流れる中、4人のメンバーがステージに上がった。
アレ、以前はSEを流さずシレっと出て来ていたんだけど…。
今回のオープニングは「New」。20かつてこのチームでもレパートリーに取り入れていたThe Metersの「Cissy Strut」を想起させるファンク・ナンバー。30vまずは為人さんのソロをタップリと…。40vそして、関ちゃんのソロ。
ん~、今回このFirebirdの音を初めて拝聴したど、なるほどね~。0r4a0032大二さんのドラムスもフィーチュアされる。50v宮野さんのグルーブも相変わらず実にゴキゲンだ!60v2曲目は関ちゃんのギターから始まる「Share」。
マイナーとメジャーがコロコロ入れ替わるような不思議なメロディ。70_shこの曲でもソロは為人さんから。
まるで作曲したかのような密度の濃いフレーズがジャンジャン飛び出してくる。80それを関ちゃんのソロが引き継ぐ。
過度に激しくならずに折り目正しくフレーズを重ねていくのが「関スタイル」だ。90vリハの前に生まれて初めてFirebirdなるモノを触らせて頂いた。
わかっちゃいるけどデッカイのね~。
左側のヘッドの先っチョから右側のボディの端っコまで見るのにエラく時間がかかる!
SGみたいにボディが薄くて軽いので、ヘッドが下がっちゃうことは知らなかった。
音も独特だよね…他のギターとゼンゼン違う。
得も言われぬ「愛すべきB級キャラクター」みたいな?
そんなサウンドのギターをこの2曲に当て込んできた関ちゃんのセンスがスゴい!

0r4a0108「simoです…よろしくお願いします!
普段ボクらのライブを観に来て頂いている方…チョット雰囲気が違ったでしょ?
せっかくの銀座なのでSEも使って少しカッコつけて始めてみたんですけども…」
なるほど、オープニングのSEはそういうことだったのか!
「緊急事態宣言が明けて早2月経つのかな?
そんなこともわからなくなる位に世の中が急速に動き出してるように感じます。
本来、今日のライブは5月に予定していたライブです。
5月の時は先が全く見えない状態だったのでもちろん延期にして、それが今日のライブになりました。
平日の夜にもかかわらずお越し頂きましてありがとうございます」
200「通常ですとココでサラっとメンバー紹介をしちゃうんですけど、今日は半年ぶりのライブです。
今日初めてsimoをご覧頂くお客様もいらっしゃるということで、いつもより少しシッカリめにメンバー紹介をしてみようかなと思いまして…昨日の夜メンバーのことをネットで調べました。
いろいろ検索すると、マァ~出てくる出てくる、メンバーの過去が!
アラ、アラ、こんなことまで…って感じです。
では、シッカリめにメンバー紹介をやってみたいと思います」X「♪このまま~ 君だけを~ 奪い去りたい~」
ナンダナンダ?
関ちゃんが急に歌い出したぞ!
「この曲、知ってる方?拍手してください。
知ってる?…じゃ決して若くないですね。
90年代の大ヒット曲、DEENの『このまま君だけを奪い去りたい』。
そのDEENのサポート・ベースを長年務められてきた…日本のJPOPシーンで活躍されてます。
オン・ベース 宮野和也!」
260v「こいいう感じなんですね。今日も楽しんでいってください!」
220v「じゃ次…キーボーズいっちゃおうかな?」
(ギター)♪チャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャン!
205v「♪オンリーユ~」

11s41a0085「チョット!オレが歌おうと思ったのに!
皆さん、この曲知ってますよね…『Only You』。
50年代に世界的スタンダードを放ったザ・プラターズのツアーメンバーでした。
長年ご活躍された後に帰国されてからも、アレンジャーとして、ピアニストとして、活躍されて最近では金子マリさんと一緒に演奏されていらっしゃいます。
オン・キーボード石井為人!」S41a0336 「特に何も無いです」270v_2 「♪あ~ああ~ 空が破ける」
ウソ…本当は歌わなかったです。
「もう、歌うのを止めます…次はドラムス。
日本が世界に誇るプログレッシブ・ロックバンド『四人囃子』のメンバーとして…リーダーですね。
1974年に『一触即発』というアルバムで日本のロックシーンに残るデビューを果たしました。
その後、プロデューサーとして、ボクらが知ってる多数のアーティストのプロデュースをされています」
S41a0079「アレンジャーとしてもすごい実績をお持ちです。
昨日たまたまネットで見たんですけど、The Bargainsのファーストアルバム…アレ、めちゃくちゃカッコいいですね!
ご紹介しましょう…オン・ドラムス、岡井大二!」

290v「どうも…The Bargainsは彼らの音を作れていたんですよ」295v「自分で自分のプロフィールを言うのはナンなんで『関雅樹』で検索してください。
冒頭は『New』と『Share』をお送りしました。
次はカバーですね。
パット・メセニーの『Travels』。
'トラベル'っていうとナニか思い浮かべることはありますか?
ハイハイ、旅ですね、旅行…GO TOトラベル。
'ビータ'なんて業界用語もありますね。
コロナがチョット落ち着いてきましたが、我々ミュージシャンにはコロナで色々な影響がありました。聴いてください」S41a0080ピックを口にくわえて弦を指をはじく。
1983年、この曲が収録されているライブ・アルバム『Travels』はリリースされたと同時に大学の生協で買った。
初めてこの曲を聴いた時、なんていい曲なんだ!…と感動したのを覚えている。
パット・メセニーって昔、豆乳かナンカのTVコマーシャルに出ていなかった?
 
そのアルバムがリリースされたのと同じ年、『Live Under the Sky』を観に行った。
ソニー・ロリンズのカルテットとチック・コリアのトリオのダブル・ヘッドライナーで、双方ともメンバーがスゴかった。
ロリンズの方は、パット・メセニー、アルフォンソ・ジョンソンにジャック・ディジョネット。
一方、チックの方は名盤の誉れ高い『Now He Sings, Now He Sobs』を再現するという企画でミロスラフ・ヴィトウウスとロイ・ヘインズがステージに上がった。
フト気がついてみると、このメンツの中でチック・コリアだけ亡くなっちゃったんだネェ。
一方、今年でロリンズは91歳、ロイ・ヘインズは96歳だって!
パット・メセニーの譜面のことは先日書いた…と。

335v_trココでは、為人さんは生ピアノを用いてとてもリリカルなソロを作り上げた。
そういえば、ライル・メイズもモッタイないことをした。
340v
曲を柔らかな指先で撫で上げるように包み込むソフトな大二さんのドラミングがまた魅力的だ。
360vココから関ちゃんはP-90を搭載したテレキャスター・モデルにギターを持ち替えた。
345テリー・シェイプとはいえ、とても丸くて暖かいサウンドが曲にとてもよくマッチしていた。
370v続けて関ちゃんのオリジナル曲「Yours」。
曲は為人さんが生ピアノで奏でる愛らしいメロディのイントロからスタートする。

380_yoursお客さんはそれに合わせて手拍子。
375vこの曲はどこかものすごく懐かしい感じを思い起こさせてくれる。
ナンだろう?
ナニが懐かしいのかがわからないんだけど、昔聞いた耳にやさしい、とても聴き心地のよいサウンドなのだ。
こうしたオリジナル曲にsimoの魅力があるんだな。390vこのリズム隊の2人が生み出す軽くなく、さりとて重くもない絶妙のノリが曲の魅力を倍加させているのは言うまでもないことだ。
400v

410v「ありがとうございます。
パット・メセニーから関のオリジナル曲…'あなたの関'が『Yours』をお送りしました」
すると「関さ~ん!!」…客席から黄色い声が!
「ココでインフォーメーション。
コロナの中でもsimoは演ってました…お客様はお酒なしで。
お客様が最後まで崩れることなく、正直言ってピアノの発表会みたいでしたね。
そんな中でもたくさんのお客さんにお越し頂いていました。
こうしてお客様がお酒を飲んでる前で演るのはいいもんです。
そこで、いつもライブに来て頂いている皆さんのために『simoスタンプカード』を作りました!
416「ご希望の方は、僕に声をかけてください。
ライブに来てくれた際にウチのスタッフがハンコを押します。
雨の日は3倍とか。
色々パターンがあります…そこはウチのスタッフの機嫌次第。
スタンプが溜まっていくと途中、途中で景品をプレゼント。
simoグッズをプレゼントしますのでご希望の方はお申し出ください」
さっそく缶バッジが出来てます。
417第1部の最後は新曲。
タイトルは『De Mo Ne』…ローマ字読みで『で・も・ね』。
関ちゃんはMCで長山洋子の名前を出していたが、ま、確かにチョットその辺りの香りがするマイナー・チューン。
その長山さんの曲ってタイトルは「でもね」ではなくて「捨てられて」っていうのね?420為人さんはオルガンでソロ。
ココはオープンになっているのかな?
8小節のパターンを3回ほど弾き倒すとサビのコード・プログレッションに進み…450vそこから関ちゃんのソロ。
チョット複雑なコード進行をスペイシーなサウンドを用いてメロディアスにキメ込んだ。
470vそして、宮野さんのソロ。
今日はいつもより楽しそうに弾いてるナァ。
その理由は「第2部」で!460vやっぱりココでも気持ちいい大二さんのビート。
第2部もとっても楽しみだ!
440v関雅樹の詳しい情報はコチラ⇒the Seki's Web
430_dmn<第2部>につづく

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 200(一部敬称略 2021年11月22日 銀座LOUNGE ZEROにて撮影)