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2014年1月21日 (火)

【追悼】佐久間正英さんのこと

記事が遅くなってしまい失礼とは存じながら謹んで一文寄させていただく。

佐久間正英さんが16日にお亡くなりになられた。
また日本の音楽界が偉大な才能を失ってしまった。

世代が古いため、私にとっての「佐久間さん」とは名プロデューサーではなく、飽くまでも四人囃子のベースの「佐久間さん」だ。

四人囃子は本当に好きだ。そして、今では森園さんや大二さんといっしょにお仕事をさせていただいていることによろこびと誇りを感じている。
しかし、残念ながら佐久間さんとはご一緒させていただく機会がなかった。

Ms1佐久間さんが参加している『ゴールデン・ピクニックス』、『Printed Jelly』、『包』の四人囃子の3作は私のロックの愛聴盤だ。
ずっと昔から、佐久間さんのことをどこかケタはずれ才人だと思っていた。実際でそうであることは間違いないのだが、そう思わせる風貌がまたヨカッタ。

ここに掲載している写真は2010年に開催された『Japan Progressive Rock Festival』で撮影したもの。
四人囃子を観たのはこの時が初めてではなかったが、私が日本のロックを聴き始めた頃にはすでに活動を停止していたので、四人囃子に飢えていて、やっぱりこの日もとてもうれしかった(Steve Hackettに初めて会ったのもこの時)。何しろ信じられないくらい蒸し暑い日だったが、この瞬間は暑さも忘れて夢中になってシャッターを切った。

下はもちろん「なすのちゃわんやき」。この佐久間さんのリコーダーがメチャクチャかっこよかった!

Ms2この時、楽屋で佐久間さんにサインしてもらった四人囃子の『From the Vault 2』。上が佐久間さんのサイン。下は大二さん。
坂下さんはウラに、森さんは中にサインしてもらった。私の宝物だ。

0010四人囃子は初代ベーシストの中村真一さんも鬼籍に入ってしまっているので、もうオリジナル・メンバーかそれに近い形での再結成は永久に出来なくなってしまった。悲しいことだ。

今でも『一色即発(1974年)』や『ゴールデン・ピクニックス(1976年)』を聴いているが、何回聴いてもまったく飽きが来ない最上の音楽世界を構築していることに感心する。
そして驚くべきは、これらのアルバムを、日本の20歳ソコソコの若者たちが作ったという事実だ。
「昔の人は偉かった」…では済まされないまでの音楽性の高さを感じざるを得ない。
今、一番若者たちに聴いてもらいたい音楽だ。

佐久間さんも生前現在の音楽界の状況をブログ等で憂いていらっしゃったが、私も同感だ。「日本のレコード会社は自分達の商品、つまり「音楽」を理解していないまま商売をしてしまったことのツケが今回ってきている」的なご発言をされていたように記憶している。

四人囃子の諸作を聴いていると、現在の音楽シーンの幼稚さと退屈さに絶望感を覚える反面、帰るべき場所があるということを指し示してくれているようで、勇気づけられたような気にもなるのだ。
そんな素敵な音楽と同じ時代を生きたことはを幸せなことだ。

佐久間さん、安らかにお眠りください。

Ms3(2010年8月22日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)

2014年1月 6日 (月)

【新春特別企画】Marshall Blogで見る日本のロック・シーン

あらためまして…明けましておめでとうございます

本日よりmarshall Blogを再開させていただきます。本年もご支援ご愛読のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、今日の記事のタイトル…さっそく大ゲサである。大ゲサはMarshall Blogの専売特許なのであ~る。
昨年Marshall Blogの周辺でナニが起こっていたのかを振り返り、2014年の動向を考えてみようという企画。もちろん、Marshall Blogがレポートしたり取り扱ったりしている内容は大きな音楽界にあってはまったくミクロの世界ではある。んなことはよ~くわかっております。
数えてみると昨年1年でコンサート会場に足を運んだ回数は130回を超えた。つまり「3日に1回以上」。
好き嫌いが激しいヘソ曲がりの私のことだから、訪れるコンサートの音楽の種類も限られてくるし、当然取材の対象がMarshallがらみのバンドばかりなので自ずと幅が狭まってしまう。んなこともよ~くわかっとる。
でも、3日に1回以上現場に足を踏み込んでいれば、音楽界に関する色んな情報が耳に入って来るし、私のような鈍い人間でもトレンドのようなものを肌で感じることができるというものである。
で、昨年1年でMarshall Blogに頻出もしくは目立ってご登場いただいた方々をご紹介しつつ、何となく周辺の音楽トレンドをまとめてみたいと思う。いわば「マーブロのワガママ定点観測」ってとこかな。

まずは、ベテラン陣の目立った活躍。
1970年代より日本に定着したロック。その黎明期より活動を続けているバンドがパワフルに活動を続けていることはうれしい限りである。何しろ、噴き出すマグマのような、ギランギランに輝いた、ロックの黄金時代を直に経験、体験した方々の作る音楽である。
それが結成40年とか30年とかを経ていまだにそのテンションを維持してロックしている姿は素晴らしい。

外道は昨年40周年を迎え、ニュー・アルバムも発表した。レコ発ライブもやった。アッパレ秀人さん!なのである。
150EARTHSHAKERは30周年!ニュー・アルバムの他にSHARAさんとMARCYさんがソロ・アルバムをリリース。昨年後半は日本全国を隅々まで回る大ツアーを敢行した。そのパワーはまったく衰えを見せることはない。

20_2
こちらは29周年のSHOW-YA。もうこの人達は手がつけられないくらい日増しにパワーアップしている。『NAONのYAON』も最高だった。年末のコンサートは感動ものだった!もちろんこれもトックリとレポします。

3sy_img_0225
日本ロック界の至宝LOUDNESSも健在。11月末に開催された樋口さんのトリビュート・コンサートのレポートを近々Marshall Blogでアップする予定にしているので乞うご期待。

10_2

山下達郎の大ツアーを無事終えた広規さん。GUITAR☆MAN他多彩な活動で日本のリズムを支えている。未発表音源を収録したアルバムもリリース。
最良のバッテリーの相手を失った悲しみは大きいであろうが、その分ますますご活躍されることであろう。

380v大谷令文、小笠原義弘、ロジャー高橋という大ベテランによるTrio the Collagens。もちろん各々の活動も盛んである。こうした名手が揃った演奏はありがたや、ありがたや。

3tc_img_0062CANTAの安定した活動も心強い。「やれるうちが花」、「生きてるうちが花」は最近の私の座右の銘だ!

20日本メタル界の重鎮、CONCERTO MOON。ニュー・アルバム『BLACk FLAME』を発表し、そのレコ発ツアーで気炎を吐いたのは記憶に新しい。

10_2確かな実力を裏付けに独自の手法でプロモーションを展開するKelly SIMONZ。今春念願のメジャー・デビューが決定した。今後の展開が実に楽しみだ。

190v_3
この人も一年を通じて忙しい人だ。原田喧太。喧ちゃんもそろそろデビュー30周年を迎えるハズだ。「マサやんの還暦コンサート」は感動ものだった!『Guitar Crusaders』という大イベントが控えている。

46vこちらも昨年THE GOOD-BYEの結成30周年記念のコンサートを開いた曾我泰久。ソロやThe Paisleysの活動で良質なポップ・ロックを量産している。THE GOOD-BYEのコンサート・レポも近日中にアップする予定。ファンの皆さん、乞うご期待!

Gb_img_0451KRUBERABLINKAの赤尾和重。もちろんCazさん自身がMarshallを使っているわけではないが、日本版女性版ロニー・ジェイムス・ディオとして日本のハード・ロック、メタル界を支えているひとりであることに異論はあるまい。
女性のパワーは強いのだ。
10_4
そう、先のSHOW-YAは別格として、とにかく女性のバンドの台頭はすさまじい…イヤ、「台頭」を通り越してもう「安定期」に入ったと言った方が正しいか。
ロックを聴き始めた時から女性のバンドが林立しているヤング・ファンには想像がつきにくいかもしれないけど、いいですか、私が若い頃、女性のバンドというのは「土佐日記」ぐらい珍しかったのよ。
それが今では「女性」という接頭辞をなくして名前が通じるようになった。

SCANDALに「女性ロック・バンド」と説明を加える者はもはやいないのではなかろうか?
演奏・曲・演出…音楽エンタテインメントの三種の神器、イヤそれにルックスという四種の神器が組み合わさったと言っても過言ではあるまい。問答無用で楽しめるコンサートは「元気をもらった」ことを実感させてくれる。
20さらに、もはや日本のハード・ロック&へヴィィメタル・シーンにガール・バンドは絶対に欠かせない存在になったことも否めまい。
「ごめんね」だの「がんばろう」だのどこを切っても同じものしか出て来ない若手の男の子のバンドよりよっぽど筋金が通ったロックンローラーぶりを呈してくれる。
ちょっと気が付いたのは、こうしたガール・バンドでのMarshallの使用率が高めであるということだ。それは女性のギタリストが機材に疎いとか弱いとか言うことでは全くなくて、「やっぱロック・ギターはMarshallっしょ?!」という女性特有の思い切り感のようなものがあるのではないか?なんて感じたりするのである。これは大正解ですよ。

相変わらずの大人気を誇るAldious。ニュー・アルバムのレコ発ライブの盛り上がりようといったらなかった!
20圧倒的なパワーと計算されつくした曲で押しまくるDESTROSE。やはりアルバムとシングルをリリース。レコ発ライブも熱狂のウチに幕を閉じた
120ツイン・ボーカルで他との差別化を図るexsit✝traceは新鮮だ。
まだまだ他にもいいバンドがいるけんね。ドンドンMarshall Blogで紹介していきますから。
10_2アベノミクスがいかにもてはやされようと、やはり日本のハード・ロック&へヴィ・メタル界はまだ厳冬期を抜けることができないと言える。
その中でのQUORUMの出現は大事件だった。
この22、23歳の若者たちが醸し出すロック魂は、やはり多くの人の耳目を捉えているようだ。
Marshall Blogに登場した当初はさして話題にも上らなかったが、先日PVを紹介したところ、関係者から問い合わせが何件も集まり、多くの人から好意的な評価が寄せられた。
私が願うのは、QUORUMが彼らと同じ22、23歳の若者たちから支持を得てもらうことだ。こうしたロックの公式的な音楽は世代を超えてそのカッコよさが理解されるハズなのだから。

40こちらも結成25周年を迎えた人間椅子。
先般のレコ発ツアーも大成功のウチに終了させた。和嶋さん曰く「25年前とやってることは一緒」。
人間椅子も日本ハード・ロック界再生の大きな原動力だ。なにしろカッコいい!
190犬神サアカス團も長いキャリアを誇る和式バンドの雄だ。ソリッドなハードロックに乗せて絶望的に暗い私的環境を歌いあげるスタイルはこれまたワン・アンド・オンリー。J-POPとは完全に隔離された世界。それがロックの世界だ。
ただ、ボーカルの凶子さんの健康上の理由で休止期間に入ってしまったことが残念。またすぐに暗く再登場してくれるだろう!
12月のTSTAYA O-WESTでのツアー・ファイナルのレポを近日中にアップする予定。

Icd_img_0054 田川ヒロアキも伝統に根ざしたオリジナルのハード・ロック・サウンドを追及するたのもしい存在だ。
ギタリストとしての経験は百戦錬磨。活動の幅が信じられないぐらい広いのもこの人のキャリアの特徴だ。
今年も様々なシチュエーションで美しいMarshallサウンドを奏でてくれるに違いない。ギターの弾き方は間違ってるけどね。近日中にまた変わった現場での演奏のレポートをお送りする。

2wcd_img_0106ハードロックという切り口であれば絶対に触れておかなければならないバンドがある。
GRANRODEOである。
「ハードロック」を万人が楽しめる一般的なエンターテインメントとして活動を展開しているバンドの最高峰と読んでも差し支えないのではなかろうか。
この一声で数万人を若者を集めるモンスター・バンドのお客さんの男女比率はほぼ同一だ。男女半々。
ステージにズラリと並んだMarshallやe-ZUKAさんのギター・プレイに憧れてギターを弾いてみたくなる若者も多いハズだ。
70年代のロックを知り尽くしたe-ZUKAさんが書く曲は「ハードロック」そのものだ。これに10代の若い男女が熱狂しているのである。
ここでもいつもMarshall Blogで言っている公理が成立することが証明されると思うのだ。
「若者はカッコいいロックを知らないだけ…」

もうひとつ、GRANRODEOに感じるところは、彼らのサウンドが近い将来のひとつのハードロックの在り方ではないかということ。
つまりSWEETや後期のAEROSMITHのように職業作曲家が魅力的なメロディを作り出し、それを完璧なパフォーマンスで再現するというスタイル。GRANRODEOはメンバーのKISHOWさんの詞を書き、e-ZUKAさんの作曲しているからこの例には当らないが、音楽制作のひとつのスタイルとしてGRANRODEOがいい見本になるような気がしている。

これほどオリジナルから遠ざかってしまったロックだからね。お茶っぱに例えると、もう味も色も出なくなっちゃってるんですよ。その出がらしロックを聴いて育つ世代は出がらし以下のモノしかクリエイト出来ないのはモノの道理なワケ。怒んないで読んでよ。新春だから無礼講ということで…。

だからテクノロジーに走る。その結果ボカロなんてテクノロジーの妖怪みたいなものが出て来てしまう。
じゃ、クラシックはどうなんだ?ということになる。何百年も同じことをやってるからね。あれは古典芸能。古典芸能には古典芸能の楽しみ方というものがあって、「同じ素材をいかに料理するか」を味わうものなんですな。もはやジャズもその域だわね。
ロックを古典芸能してはならないとも思っている。いつまでも「Smoke on the Water」でもつまんないのよ!
今のロックを推進させる答えは未来にはなくて、過去にあると信じている。だから若いミュージシャンに徹底的に温故知新してもらうか、先に述べた通り音楽を正式に学んだ職業作曲家にいい曲を書いてもらうしかない。

さて、GRANRODEO、昨日のスーパーアリーナは感動ものだった。これもレポ近日予定。
470若手の活動も要注目だ。(直前にあんなこと書いたもんだからやりにくくなってしまった!)
Marshall Blogはやっている人間がクラシックなもんだから、ついベテラン勢に加担しがちと思っている読者も多いと思うが、んなことはない。
いいバンドがいればジャンジャンご登場頂きたいと思っている。

そのひとつがグッドモーニングアメリカ。スタイルはいわゆる「今のロック」だが、エンタテインメント性も高くひとつのショウ・パッケージとして完成した美しさを誇っている。

10_2摩天楼オペラも好きなバンドのひとつだ。もはや若手と呼んだら失礼なのかもしれないが、今をリアルタイムで走るバンドとして敢えて若手と呼ばせてもらうことにした。
Anziの超絶テクニックを強調する確立された様式美もまた「ロック」だ。
100「彗星のごとく現れた」印象のCrying Machine。「ロックにおけるポップ度」という観点から見るとここはちょっとGRANRODEOに通じるところがあるな。
メンバー5人の強烈なキャラも魅力だが、Marshall Blogとしては、ステージでは片時もフルスタックを離さないMashaくんの「Marshall愛」がうれしい。今後の活動に期待している。
210_2外タレだって負けていない。秋に来日した英マンチェスターのThe Virginmarys
「ブルース・フィーリングをパンキッシュに吸収したトラディッショナルなロック」なんて書くとイッタイナンジャソリャ?…ということになるが、ブリティッシュ・ロックの本場でも先祖がえりを標榜するムーブメントがないワケでなないことを知らせてくれた。
後日3人のメンバーのインタビューを掲載する予定。

30v昨年もうひとつ顕著に感じられたのはインストゥルメンタルのロックの普及だ。
レコード・ビジネス的にはインスト・ロックというものはヴェンチャーズ以来かなり厳しいやに聞いているが、「器楽演奏力」の衰退を尻目に、お構いなしに我が道を進むミュージシャン達の姿は問答無用にカッコいい。
老若男女を問わずこれらのバンドを見てギターの魅力を再認識してもらえるとうれしく思う。

その世界でもっともストイックな活動を続けているバンドのひとつが三宅庸介率いるStrange Beautiful & Loudだ。
この独自の音楽世界感は何人にも侵されるものではない。現在ニューアルバムの制作に打ち込んでいるところだが、仕上がりが待ち遠しくてしょうがない!

10中野重夫を擁する「中京の重戦車」DYNAGON。へヴィでわかりやすい曲とそのアダ名の通りゴリゴリと前に進むことしか知らない(戦車はバックできますが…)猪突猛進の演奏はベテランにしか出来ない域に達している。
今年は東京でもその姿を披露してもらいたいものだ。
190SHARAさんのソロ・ユニットmintmints。五十嵐sun-go美貴、寺沢功一、向山テツと組んだインスト・ロック・バンドの目玉的存在。
SHARAさんが書く完全無欠のレパートリーが楽しく、美しく、そしてスリリングだ。Marshallの社長、Jonathan Elleryのお気に入り。

20_22013年のインスト・ロック界(そんなのあるのか?)を語る時に完全にマストなバンド、D_Drive
リーダーのSeijiさんとは長い付き合いをさせていただいている関係で、比較的初期段階からこのバンドを見て来ているが、名実双方にわたる成長ぶりはすさまじく、見ていて大変愉快で、うれしく思っている。
現在のところドへヴィな曲を中心にレパートリーを展開しているが、その軸をブラすことなく、音楽の幅を広げて行って欲しいと個人的に思っている。めざせ「21世紀のヴェンチャーズ」!なんてね。

30_2ベテラン勢の外タレも元気に活動してくれているのもうれしい。

全曲Genesisのレパートリーで固めたSteve Hackettの来日公演は3日とも超満員だった。やっぱり日本はプログレ大国なのです。日本人にはプログレが必要なんだ!
いまだに「Supper's Ready」が耳にこびりついている!
140vああ、Dougはいつ見てもカッコいい。Whitesnakeの来日公演も熱狂的な支持を得た。

10

Paulが来てからもう一年か…ホントに早いナ。この時私が撮影した写真をPaulは今でもウェブサイトのHomeに使ってくれている
今年はナニをやってくれるのかな…楽しみだ!

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今年もいいイベントがたくさん開催されることを期待している。

大盛況だった『Legend of Rock』5回目の日比谷野音公演。やっぱりみんな70年代のロックに飢えていることは間違いない。

40v_2Ronnieへのトリビュート
数々のトリビュートものも楽しみなのだ。

10

『LIVE ROKUGENSIN』も楽しかった!

350_2そういえば、この爆風スランプのトリビュートの時は成人式の日で、東京が何年ぶりかの大雪に見舞われたんだっけ。出演者も会場に来ることができなくて一時はどうなることかと思ったけど大成功に終わった。最高に楽しいイベントだった。
ところで記事のタイトルにつけた「大無人」とか「天無人」とか、みんなわかったのかな?
1710_2
最近はまたLP人気が復活している…なんてことはもう今まで何回聞かされたことかわからんが、やっぱりレコードはいい!絶対いい。
大幅にレポートが遅れまくっちゃっているけど、「ミュージック・ジャケット・ギャラリー」も続けて行きます。

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こっちもなかなか進まなかったけど、書きたいことがテンコ盛りの「イギリス―ロック名所めぐり」。いつか日本のミュージシャンたちとイギリスに出かけ、Marshallの工場とロンドンをガイドすることが夢なのだ!だから積極的に書き進めるよ!
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…と昨年掲載した記事を交えて雑感を述べてみた。もちろん他にもたくさんの素敵なミュージシャンの方々を紹介してきたが、紙幅の関係上ここに掲載できなかったことをご理解いただきたい。

もうひとつ、忘れてならないのはもう二度とレポートできないミュージシャンたちのことだ。
2013年にも我々は洋の東西を問わずたくさんの才能を失った。
こういう書き方は不謹慎なことは承知しているが、とにかく見れる内に見ておいた方がよい。
ロックの黄金時代を経験しているオールド・ファンにはよくおわかりだろうが、クリエイティビティやオリジナリティという面においては音楽的なレベルが幼稚化し、それにつられて器楽演奏技術の水準が明らかに低下していると思う。
ポピュラー音楽は時代とともにうつろうものだからそれでヨシとする向きもあるが、これは別の問題。
「名人芸」というものは失ってしまうとその穴を完璧にフォローすることはできない。
今のウチに出来る限り「生きる伝説」を体験しておくことも大切だ。
その点、Jim Marshallや桑名さんや青山さんとお仕事でご一緒させていただいた自分は本当に幸運だと思う。

そういう意味で、今年…できれば…の話しだが、Marshall Blogを使って日本のロックのクロニクルみたいな活動ができればいいなと思っているのですよ。
つまり偉大な先達の音楽的なご経験を活字に残しておきたい…なんて思ってる。おもしろい話しがゴマンとあるはずだからね。現在展開中のPhil Wellsのインタビューじゃないけど、誰かが記録しておかないと誰も知らないおもしろい話しが永遠に闇に葬り去られてしまう。
どげんかせんと!

それと「伝承」。このテーマは変わらない。Marshall BlogはMarshallやNATALやEDENの情報に合わせて素晴らしいロックの遺産を次世代に伝えていくことを目標にしている。

あ、機材の話しを…。これは簡単。
「向こうの空き地に壁ができたってよ!」「マ~、シャルてること!(「しゃれてる」のシャレです)」
ロックはMarshall。Marshallはロック。三段積みでロックの風をひとりでも多くのギタリストに体験してもらいたい…以上。これしかない!

ナンカ初っ端から取りとめのない文章になってしまったけど、今年もMarshall Blogを何卒よろしくお願い申し上げます!

最後にひとこと。これは何年か前に山下達郎さんがステージでおっしゃったお言葉。

「平和じゃなきゃ音楽もできやしない」
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2013年12月26日 (木)

QUORUM PLAYS QUORUM

どうしようかな~…。まだ悩んでる…。

このMarshall Blog、無造作に写真を貼り付けて適当に文章を書いていると思ってるでしょう?
トンデモナイ!
確かにパターン化させている箇所はあるけど、読者のみなさんをなるべく飽きさせないように、無いアタマを絞りに絞って構成を考えつつ制作しているのです。
そうでもないと毎日読んでもらえないもんね。

で、困ったのは今回の記事。
「見てから読むか」、「読んでから見るか」…コレに相当悩んだ。
ナニを見せるかっていうとQUORUM。
待望のプロモーション・ビデオが出来上がったのだ!

エエイ!もう最初に見せちゃえ!
とにもかくにもまずはそのビデオをご覧下され。ハイ、クリック!

…と思ったけど止めた!
やっぱり最後に紹介することにした。ですので必ず最後まで記事を読んでからQUORUMの世界をご堪能くだされ。まずは撮影のレポート。

PVで収録された曲はそのままバンド名を冠した「QUORUM」。

10Quorumのステージでは定番のテーマ・ソングともいうべきキラー・チューン。

20QUORUMの4人。平均年齢22歳。肌がツルツルしてる!

40ボーカルの浪岡真太郎。「後輩」と言いたいところだがゼンゼン違う…現役の東大生。
120vギターの北川游太。
130vベースの盆子原幸人。
140vドラムは石川達也。

150vセットに使われたMarshallのフル・スタックとNATAL。

30やっぱり美しい!他のギターアンプではゼ~~~ッタイに作り出せない光景、そしてムードだ。これだけでロック。
QUORUMの音楽にはMarshallが欠かせない。彼らが演奏しているスタイルの音楽はMarshallがあったjからこそ生まれたものだからだ。

100そして、その雰囲気にピッタリ収まるのがNATALのドラム。スコーンと紅茶、フィッシュ&チップスにはイングリッシュ・エール、TESCOのサンドイッチにはWALKERSのポテチ…やっぱりイギリスのものにはイギリスのものがシックリ来るのだ!

110Marshallの壁を背にしょった4人。

50ギタリストの遊太はもちろんのこと…
200他のフロントの2人も最後まで高まったテンションをキープしていた。

70達也にはNATALだ!

80今回達也が使用したNATALはメイプルの24"ツーバスのキット。フィニッシュはSilver Sparkleだ。

170ペダルもNATAL製。スネアにはNATAL自慢のHand HammeredシリーズのDark Copperが使用された。

180こうして都内のライブハウスで撮影は順調に進んだのだった。
160それではここでそのプロモーション・ビデオを見ていただこう。
はい、クリック!

いかがだったろうか?

いつもMarshall Blogが騒いでいるように、カッコいいギター・リフにソロ、魅力的なロック・ヴォイス、へヴィでフレキシブルなリズム・セクション、これらを全部備えているバンドがQUORUMなのだ。

60vこうしたロックが突然変異的に先祖返りして生まれてくるハズもなく、メンバーが各々黄金期のロックをいい点をしっかりと受け止めて、今の世代の感性を注入して作り上げた結果がコレなのだ。
いつも言っているのはこのことなのだ。

185早くもこのビデオは世間で評判となっているようでうれしい限りなのだが、若い人たち…高校生ぐらいの子たちはこの曲を聴いて一体何を思うのだろう?
自分達のちょっと年上のお兄さんが髪の毛を伸ばして、細いGパンやビニパンをはいて、半裸で狂ったように演奏する姿がどう映るのだろう?
ギター・リフもソロもなく、甲高い声で「ゴメンね、ゴメンね」と優しい男の子の心情を歌うバンドの方がやっぱり魅力的なのだろうか?
そういうのはロックじゃないよ。

190vQUORUMをおじさん達の懐古趣味の対象で終わらせてはゼッタイにダメ。若いリスナーにドンドンとアッピールしていってもらいたい。
そうして、若い人たちがQUORUMに興味を持ってくれたらしめたものだ。その若い人たちはハッピーとなる。QUORUMをキッカケに一生かかっても聴ききれないほどの素晴らしいロックと出会う可能性が高くなるからだ。

210vさらにQUORUMの進撃は続く。
902014年2月19日、「QUORUM」を含む全5曲入りのミニ・アルバムがリリースされるのだ。しかもちょうど午年!
QUORUMにとって大きな飛躍の年となることは間違いないだろう。

CdQUORUMの詳しい情報はコチラ⇒QUORUM Official Site

220v(一部敬称略 2013年11月撮影)

2013年12月17日 (火)

おかえりバズーカスタジオ

(昨日からのつづき)…というワケで高田馬場へ発展的に移転したバズーカスタジオ。
新宿の時も駅から近かったが、今度も高田馬場駅からすぐ。まさに「歩いて2分、走って1分」!
煌々と輝く「BS」のネオンサイン!
これが今度のバズーカの入り口。

10地下に降りると細長い空間が広がる。
これがロビー。
ロビーが広いとうれしいね。
昔はスタジオなんて狭いの当たり前で、ヘタするとロビーが混んでいると楽器を持って部屋から出られないなんてところもあった。

20v_2昨日紹介したように元々バズーカスタジオはレコーディング・スタジオだが、新しいバズーカには練習用のスタジオが7部屋設置された。
壁に描かれた数字はその部屋の番号だ。

私が初めてバンドの練習でスタジオってものを使ったのは36年前。1977年か…当時はスタジオなんて今みたいにどこにでもあるものではなくて、楽器屋さんに併設しているスタジオが一般的だった。
うん、スタジオ屋さんなんてあんまりなかったよね、あの頃?
で、少しでも安いスタジオを探して都内をさまよったもんだ。
置いてある機材なんて使い古しのボロンボロンなものばかりだった。まずMarshallなんてなかったよね。ドラムのヘッドなんかおろし金みたいに凸凹になっちゃって…。

JCM800シリーズが出る前の話しだからね、Marshallといえば1959とか1987ぐらいしかなかったし、ま、たとえ置いてあったとしてもまだロクに弾けない子供の手に負える代物じゃなかった。
それが今ではMarshallが置いてあって当たり前。いい世の中になったもんだ。

もちろんバズーカスタジオもMarshall完備。来てくれたお客さんが快適な演奏ができるよう最高の機材を常備している。

30_2こちらはミキシング・ルームのうちのひとつ。
まだ他にもレコーディング・ブースとペアでいくつも用意されているのだが、取材した時点ではまだ準備中だった。
当然のごとく機材、環境ともに新宿に負けない、イヤそれ以上の快適なレコーディング設備が実現する。

40_2こちらは練習スタジオ。Marshallは各部屋にJVMのハーフスタックが常備されている。

まだJVMが「ムズカシイとかややこしい」とかいう声を耳にすることがあるが、ゼ~ンゼン簡単よ。
真空管のアンプを使える人なら誰でもすぐに使いこなせるはず。
GainとVolumeがと3バンドのEQがある3チャンネルのアンプが4個入ってるだけなんだから。それにリバーブとマスター・ボリューム、高域強調のPresenceと低域強調のResonanceが付いているというだけのもの。

4つのアンプもキャラクターがハッキリしている。
①Clean  :1959等のビンテージ系サウンド
②Crunch :JCM800 2203系
③OD1   :JCM2000系
④OD2   :ドンシャリのJCM2000系
という風なサウンドのイメージを持っているので、まずは今まで使って来たMarshallのイメージに合ったサウンドを見つけてそれを発展させていくとおもしろいと思う。
チャンネルをコロコロ変えるのもいいし、気に入ったチャンネル/モード一発で通すのも自由だ。
色々できる器用なモデルだけど、余計な機能が付いていない分、音がいいのだ。

JVMが発売された時、開発者のサンチャゴ・アルヴァレスに色々と教えてもらったり、意見を交換したりして楽しかったな~。

そして注目してもらいたいことがまだある。7部屋のうち、5部屋にNATALドラムが設置されているのだ。

50_2メイプル、バーチ、そしてアッシュの代表的な3種類の素材のキットだ。

60_2昨日、SSLのコンソールの買い付けの場面で登場したマネージャー。この方は数々の名盤を手掛けた一流のレコーディング・エンジニアでもあるんだけど、人一倍ドラムの音にうるさいときてる。
その方が、「ドラムいいね~!吸音しても吸音しても鳴りがよすぎて追いつかないよ!」と満面の笑みを浮かべて私に感想を述べていただいた。プレイヤーももちろんだけど、やっぱり「音づくり」のプロフェッショナルにほめてもらえるとうれしい!
その鳴りはやはり国産のドラムにはないものだという。元々ドラマーだったJim Marshallの夢とブリティッシュ魂がふんだんに込められたイギリスのドラムだからなのだ。

70_2NATALとともに帰ってきたバズーカスタジオ。
なお一層おもしろいことになりそうだ。

80_2そのバズーカスタジオ、来る20日に『スタジオ内覧会』が開催される!
スタジオ各々の設備が自由に見学できるのはもちろんのこと、当日はMarshall Blogでもおなじみの孤高のギタリスト、三宅庸介氏率いるStrange, Beautiful and Loudと数々の実績を持つ人気エンジニア、内藤輝和氏による公開レコーディングが催される。
演奏に興味がある人だけでなく、プロのレコーディング・テクニックに接してみたい人にも必見のイベントだ。

そして、そして!まだ日本本格上陸前のNATALドラムも叩き放題だ~!
いまのところ日本でNATAL Drumsが叩けるところはバズーカスタジオだけだからね。
Marshallブログを見ているギタリスト諸君、あなたのバンドのドラマーさんに教えてあげてチョ!

90_2ドラム・キットだけでなく、左に見えるNATAL自慢のPure Stave Snare(staveとは「桶」のこと。従来のプライ式ではなく、コンガのように桶のような構造になっているスネア・ドラム)や真ん中のHand Hammered Snare。右のMetal Snare(写真はアルミ。先日来日したPrimal ScreamのDarrin Mooneyが実際に使用したもの) も試すことができる。

100_2いよいよMarshall Blogに登場する機会も多くなってきたNATAL(ナタール)。
ドラム・ブランドとしては最後発もいいところだが、これまで若手ドラマーから日本を代表するドラマーまで驚くほど好意的で高い評価を頂戴している。大変うれしいです!
最後発といってもパーカッションのブランドとしてはその歴史は古く、1965年にまでさかのぼることができる。つまりMarshallより3歳年下なだけのイギリスのパーカッション・ブランドだ。

Natal_powerロンドンのアラン・シャープという優秀なパーカッショニストが、当時市販されているパーカッションに満足せず、パーツを集めて自分で納得のいく楽器を製作した。
アランが作ったボンゴは瞬く間に評判を集め、製作の依頼が殺到したという。そうしてビジネスとして立ち上げられたパーカッション・ブランドがNATALだ。
どこかで聞いたような話しでしょ?
そう、他でもない、Marshallだ。
マー本『Marshall Chronicle』でも詳しく触れたが、ご存知の通りJim Marshallはギタリストではない。つまり自分が使う楽器ではなかったというのは大きな違いだが、Marshallの起源はJimが作ったスピーカー・キャビネットだ。Jimは自分の歌声を美しく拡声するために自分の納得のいくスピーカー・キャビネットを製作したのだった。やっぱ同じだね。

N_logo NATALのパーカッションはそのご多くのミュージシャンに愛用された。特に当時革新的な製品であったファイバーグラス製のコンガは、Santana、T.Rex、Led Zeppelin、Fleetwood Mac、Deep Purple、The Rolling Stonesらに寵愛され大評判を得た。
ラテン・パーカッションのブランドというとすぐにアレが連想されるが、「Swingin' London」で盛り上がったイギリスでは少しばかり様子が異なったようだ。

このアルバム知ってるでしょ?そう我々が『ライブ・イン・ジャパン』として親しんでいるDeep Purpleの輸入盤『Made in Japan』だ。このジャケットの写真をよく見てもらいたい。

Mijこの写真が撮られたのは日本武道館でも大阪厚生年金会館でもない。下の写真にあるロンドンはFinsbury Parkにある有名なRainbow Theatreだ。
そして、ジャケ写の中でIan Gillanが叩いているコンガこそNATAL製なのだ。
またやT-RexやDavid Bowieを撮り続けた名カメラマン、鋤田正義さんの写真の中にも、Micky Finnが使うパーカッションにNATALのロゴを確認することができる。

Bs_img_0450そして、このイギリスを代表するパーカッション・ブランドをMarshallが引き継ぎ、ドラムの製造に着手したのである。

Maple_gloss_blackMarshallの創設者、Jim Marshallはジャズ・ドラマーだった。
元気な頃はパーティで興が乗ると、パーティ会場のステージの上のドラムに座り大勢の人の前で演奏して見せてくれたものである。

Ash_white_swirlNATALはドラマー、Jim Marshallの夢…

Bubingaブリティッシュ・ロック魂に満ち溢れたドラム…それがNATALなのだ。

KmafxblもうWhitesnakeを辞めちゃったけど、Braian Tichyはアッシュのキットを使用。もちろんWembleyの『50 Years of Loud Live』でもNATALを使っている。

BtThin LizzyのBrian Downey。Thin Lizzyというとすぐにツイン・リードだの、Gary Mooreだの、Phil Lynottだの…ま、その通りなんだけど…でもドラマーでもない私が断言しよう…Brian DowneyなくしてThin Lizzyサウンドはあり得ない。
この人のドラム、メッチャすごい。そんなBrianのキットはメイプルだ。

Bdこちらは再活動が忙しいUriah HeepのRussel Gilbrook。
再結成Uriah Heepは来日も果たしたが、私はロンドンで観た。切れ味鋭かったRussellのドラム・サウンドはバーチのキットから繰り出されていたのだ。

Rbそして、先頃Marshall BlogでレポートしたPrimal ScreamのDarrin Mooneyはメイプルのキットにメタル・スネア(上述)を組み合わせて使っている。
Darrin MooneyはGary Mooreバンドのドラマーだった。ね~、三宅さん?!

Dm_img_8789 とにもかくにも12月20日は高田馬場へGo!

おかえりバズーカスタジオ!

バズーカスタジオの詳しい情報はコチラ⇒BAZOOKA STUDIO公式ウェブサイト

110_2(12月12日 高田馬場BAZOOKA STUDIOにて撮影)

2013年12月16日 (月)

さよならバズーカスタジオ

東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」。
新宿御苑は、元は江戸時代に信濃高遠藩内藤家の下屋敷のあった敷地だった。
1879年(明治12年)に「新宿植物御苑」が開設され、第二次世界大戦後に一般に公開されるようになった。
大正天皇・昭和天皇の大喪の礼がとり行われたのも新宿御苑。
2006年(平成18年)には「新宿御苑」の名を冠してから100年を迎えたそうだ。

Sgm_2駅を出てちょっと角を曲がると…。

04このスタジオがある。
アレ?これアビィ・ロード・スタジオだ。写真間違えた!

05やり直し。
「新宿御苑駅」を出て数十秒。
このビルの地下にそのスタジオがあった。

10vバズーカスタジオ。
「あった」というのは、入居ビルの老朽化を理由にこの老舗スタジオが移転することになったのだ。

20vバズーカスタジオの開業は1993年。現在まで20年間、ハード・ロックやへヴィ・メタルから様々なタイプの音楽にわたる数えきれないほどの名盤がここで制作されてきた。まさに都内屈指のの名録音スタジオだ。
かつてはJimmy Pageが使っていた1987を所有していたこともある。

30ロビーの風景。ウッディな雰囲気が張り詰めたミュージシャンの頭と心を和らげる。

40謎のエレベーター。
このテーブルに座ってソロ・アルバムを出したばかりのノンちゃんにインタビューしたんだっけ。
60「あ、オレの落書きだ!」なんてマーブロの読者もいるのでは?

50こちらは地下2階の待合スペース。

70こちらは地下2階のミキシング・ルームのひとつ。
取材当日にはもう引越しの準備が始まっており、膨大な量に及ぶ録音機器の解体が始まっていた。そのため、すべての設備を紹介することができないことをお許し願いたい。

80地下一階にもどる。
全設備中、2番目に大きなスタジオ「5.1」。

90ハイレベルな録音機器が部屋に充満している。

100

110そしてバズーカの心臓部。

120雰囲気満点のミキシングルーム!

130

150TANOYのスピーカー。

170レコーディング・ブースのようす。

180ナント言っても目を惹くのはこの巨大な72チャンネルのミキシング・コンソールだろう。
イギリスがオックスフォードの南西にあるベグブロークという小さな街でこのコンソールが製作された。

190Solid State Logic社製。いわゆる「SSL」。1969年創業のこの会社は元はパイプ・オルガンのコントロール・システムを製造していた。
「Solid State Logic」というのは創業者のコリン・サンダースがオルガンの製作者に自分の考えたシステムを説明するために考え出した造語だそうだ。
音楽のレコーディングに並々ならぬ興味を持っていたその創業者はやがてミキシングのコンソールの開発に着手し、SSLは現在では世界屈指のミキサーブランドに成長した。

200スタジオの開業にあたり、バズーカ・スタジオの現マネージャーがミキシング・コンソールの買い付けにアメリカのボストンに赴ていた際、「アビー・ロード・スタジオがコンソールを手放す」との情報をキャッチ。
そのままアビー・ロード・スタジオがあるロンドンのSt.John's Wood(冒頭の写真の場所。ヘヘヘ、最初にアビー・ロードの写真を掲載したのはこのためなのよ!)に飛んだという。

下はコンソールが東京に到着し、バズーカ・スタジオに設置しているところ。
設置時には指導のためにイギリスから技術者が来日した。

201マネージャーがアビー・ロード・スタジオを訪れた際に受けた説明。
「このコンソールはポールが自分のアルバムを作るためにSSLに特別に発注したものです。そのレコーディングの後、ポールがアビー・ロードに寄付してくれたものなのです」
ポールとはもちろん「ポール・マッカートニー」のことだ。

202Marshallや他のギター・アンプ・ブランドもそうだし、先のスピーカーのTANOYやGarrard、KEF、B&W、McIntosh、Quad、Neve等々、イギリスには名だたる音響機器のブランドが多いが、これはナゼだろうか?

203大変そうだけど、みんな楽しそうだ。

204vバズーカのマネージャーはこのコンソールを買い受ける際、「ここにキズがありますね?」と値引き交渉に入ったが、先方はこう切り返したという;
「ほほう…このキズはポールが付けたものかもしれないんですよ?ABBAのメンバーの誰かかもしれませんね。つまり、このキズは歴史なんですよ。それがわかりませんか?」
そう言われちゃったらね~。そしてこう付け足したという。
「このコンソールでこれからも新しい音楽の歴史を刻んでいってください」

205vこれはこのコンソールに付属していた証明書。「名器の血統書」とでもいおうか。
こう書いてある;

「(ヘッダー)abbey road
SOLID STATE LOGIC CONSOLE 4056B - ABBEY ROAD STUDIOS

1993年7月

Abbey Road Studio 1 でこのSolid State Logicコンソールを使用したアーティスト

FISH
AHA
ABC
DURAN DURAN
TOTO
DEACON BLUE
JOHNNY HATES JAZZ
FINE YOUNG CANNIBALS
PAUL McCARTNEY
GARY BROOKER
PERRY COMO
FLOCK OF SEAGULLS
MAURICE JARRE
ROY ORBISON
RUSS BALLARD
ANDREW LLOYD WEBBER
SARAH BRIGHTMAN
IT BITES
ADAM AND THE ANTS
BOB DYLAN
PAUL SIMON
ART GARFUNKEL
KATE BUSH
CHRIS REA
MICHAEL KAMEN
DONOVAN
JERRY GOLDSMITH
JOHN WILLIAMS」

Bs_img_7763そして、バズーカ・スタジオとSSL製ミキシング・コンソールは新宿で音楽の歴史を刻み続けて来た。

210やはりこうした名所がなくなるのは寂しいことだ。
加速度的に時代が移り変わっていく昨今、Marshall Blogを通じてロックや音楽の歴史を記録して後世に伝えたいと思っている。
その活動のひとつがこのMarshall Blogの『イギリス-ロック名所めぐり』や『Marshall Chronicle』のカテゴリーであり、やや広い意味では『ライブ・レポート』もそれに当るかもしれない。
覚えているようでも時間が経つと忘れちゃうからね。
それに、みんなが知らないようなおもしろい話しがまだまだたくさんあるんだよ。そんな話題をドンドン提供していきたい。

220冒頭に記したようにバズーカスタジオは移転するのであって、これが今生のお別れではない。
移転先は高田馬場。
今度はレコーディング・スタジオだけでなく練習スタジオを設備している。もちろん優れた耳と感性と技術を持ったレコーディング・エンジニアさんたちもそのまま引っ越すので完全にパワーアップすることになる。
つまり、「バズーカ」どころか、戦艦大和に搭載された46cm砲にスケールアップするのだ!
ちなみにこの46cm砲というのは当時世界最大で、1.5tの重さの砲弾を42km先まで飛ばすことができたという。42kmといったら東京~横浜までぐらいだからね。これを撃つ時には甲板の乗組員は全員専用の遮蔽物の影に隠れなければならない。さもないと発射した時の衝撃で内蔵が破裂してしまったらしい。その爆音たるや1959の三段積みどころではなかった…って当たり前か。

230でも、ここでは一旦言わねばなるまい…さよならバズーカ!
お疲れさまでした!
明日は高田馬場の新しいスタジオを紹介する。

240(2013年11月6日 新宿バズーカスタジオにて撮影)

2013年12月13日 (金)

mimic/+8 PARIS ROCK 2013-14秋冬展示会

生来シャレっ構わない性質でしてね…。いつもGパンでOK。そんなシャレッ気のない私でも避けたいと思うのは、年配者のTシャツ姿。企業のイベントなんかでよく見かけるでしょ?薄い頭と出っ腹、テッカテカに光った油ギッシュな顔のTシャツ姿のオッサン。プライベートではいいけど、ユニフォームとはいえ公の場ではあの格好は避けた方がいいと見かける度にそう思う。ムリな若づくりはしたくないな…。

思い起こしてみれば、Gパンって40年以上前、小学生校の頃「青山エイコー」って名前とともにポピュラーになったような記憶というか、認識があるな。よくラジオで宣伝してた。だいたい「Gパン」なんて言葉を使うこと自体オシャレじゃないことがわかってしまうね。「ジーンズ」でしょ?
「パスタ」よりは「スパゲティ」という言葉に安心感を覚える世代なのだ。キウイもマンゴーも食べない。アイスクリームはチョコレートかオレンジ(バニラもOK!)。ガンコおやじなのだ!

大好きな音楽でさえ流行り廃りには無頓着ときているのだから、ファッションへの執着度は推して知るべし。極北だ。
ネクタイを締めていた頃は家内が会社へ着て行く服を100%選んでくれていた。あ、ネクタイを締めなくなった今もだ。
何せ自分で服を買いたいと思ったことがほとんどないのよ。その代わりレコードやCDとなるとうるさいよ。私の人生、起きているプライベートの時間の97%ぐらいはGパンをはいて生きて来たな。

ところが!今日取材でお邪魔しているのはあるファッション・ショーの会場。

10_3ロビーのようす。

20v_2タイトルにあるようにこのショウはmimic/+8 PARIS ROCKというブランドの秋冬の展示会だ。

30_2Mercedes-Benzが主催する『Fashion Week TOKYO 2014S/S』の中の一幕。
60_3
40v_4mimic/+8 PARIS ROCKを主宰するふたり。
向かって左が滝川広志氏。右が柿沼憲一氏。

90v_3mimicのロゴを配したオリジナルのワイン・ボトルや一升瓶がカウンターに並ぶ。

40テーマは「ROCKS」。
昨日紹介したFUZZY CONTROLの最新作『ROCKS』もロビーに並べられた。
そう、昨日の記事の中で少し触れたが、FUZZY CONTROLのスタイリングは柿沼氏の手によるものなのだ。

そして柿沼氏のデザインによるブランドが+8 PARIS ROCK。そのプロフィールをオフィシャル・ブログから引こう。

「国内外問わず、多くのミュージシャンに衣装提供をしている+8 PARIS ROCK。
ローリングストーンズ、レッド・ホット・チリペッパーズ、ルーツ、グリーン・デイと言った海外のトップミュージシャンから、国内ではCHAR,中村正人(DREAM COME TRUE)、藤井フミヤ、RIZEと言った錚々たるアーティストにプライベートでも愛用されている。

近年では東京ディズニーシーにおいてブランド展開をはじめさまざまなアーティストとのコラボレーション企画を実現している。

とロックとは切っても切れない関係のファッションの世界において八面六臂の活動を展開しているのがカキさん。
そして、滝川さん、早い話し、コロッケさんと手を組んで新しくスタートさせたプロジェクトがmimic/+8 PARIS ROCKなのだ。

80_3カキさんとも存外に長いお付き合いになった。比較的迫力のあるルックスなので、昔はちょいと敬遠しがちだったが、レッチリのコンサート(VIP席)やファジコンのライブ他で何回も顔を合わせているうちに自然と仲良くさせて頂くようになった。

+8 Paris Rockのシンボルであるスカル・ラベルのミネラル・ウォーターも。
50_2ウオッ!こんなものまで!「ROCKSパン」!

110当日配布されたカタログ誌。表紙はJUONだ。

100_2ファッション・ショウが始まった!
以下の写真はモデルさんの登場順とは何ら関係ない。
160v会場は超満員!それにしても照明が暗い…。
140v_3今回はThe Rolling Stonesのベロ・マークや…

120v_3
220v
270Patti Smithらのイメージを使ったデザインがフィーチュアされた。

150v_2
170v
180v昨日の記事内でファジコンのメンバーが着ていた「MIMIC Rocks SHOW」のタイポグラフィをあしらったTシャツも登場。
200v
250v

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360v…とまぁ、こんな具合。ファッションのことには残念ながら口出しできません。

370v最後にカキさんが登場。

380vそしてコロッケさんも。

390vコロッケさんにお会いするのはこれが2度目。一度カキさんのお店でご紹介をいただいたことがあって、今回、私を見るなり「あ、以前お会いしましたね!」なんて言われてうれしかった。
私が心からコロッケさんを尊敬しているからだ。
誰もやらない、誰もできない手法でモノマネの新しい分野を開拓する姿勢は真のアーティストと呼べるものだ。お笑い界のMile Davisとでも言おうか。そのバーサティりティと完成度の高さはモノマネ界のFrank Zappaとでも呼ぼうか。
次から次へと出て来る人のモノマネをモノマネする芸人とは格も桁もまったく違う。「お笑いスター誕生」で出て来た時からコロッケさんをリアルタイムで見続けてくることができたのはラッキーなことだ。

ファッションの分野でも売れっ子デザイナーのカキさんと手を組んで大成功を収めることだろう。

400vmimic/+8 PARIS ROCKのショップもオープンしたばかりだ。このチェ・ゲバラ、コロッケさんになってる!

ところで、何でMarshall Blogでファッション・ショウをレポートしたかって?モデルさんを見てみてくだされ!大事なMarshallプレイヤーが颯爽とウォークしているよ!

mimic/+8 PARIS ROCKの詳しい情報はコチラ⇒+8 PARIS ROCK公式ウェブサイト

410shop最後にひとつ。ファッション・ショウは撮影したことがなかったんだけど、照明が暗いわ、モデルさんの動きが予想よりはるかに速いわで、もう無我夢中でシャッターを切った。
これが「ロック・テイストにあふれている!」とか「ライブ感が出ている!」とか思いの他高い評価を多方面から頂戴した。そして、ファッション関連のウェブサイトに私の写真を取り上げていただいた。素直にとてもうれしいです。
ファッションの解説ができないMarshall Blogに代わって私が撮った写真とともに仔細にショウの中身を解説してくれているので、こちらも是非ご覧いただきたい。

コチラ⇒FASSHION PRESS

(一部敬称略 2013年10月18日 目黒にて撮影)

2013年12月 4日 (水)

【追悼】青山純さんのこと

「あなた、マーシャルの人?広規のアンプ調子悪いよ」

これが初めてお会いした時の青山さんのお言葉。2011年5月、伊藤広規さんが今でも積極的に取り組んでいる東日本大震災のチャリティ・イベントが仙川のKick Back Cafeで初めて開かれた時のこと。ビビった。

震災からまだ3カ月程度しか経っていない被災地の方々の生々しい体験談とゲストの方々の演奏が披露され、いよいよ登場したのはKAZ南沢さん、松下誠さん、中村哲さん、そして広規さんと青山さんだった。

素晴らしい演奏だった。
青山さんのプレイは「ドラム」という楽器として音楽の一部を構成するものではなく、一打一打が音楽そのものであり、広規さんのベースと絡むとそれはさらにすさまじさを増した。鳥肌が立った。

3日、青山さんが急逝された。まったく信じられない。

Ja_20 それから5カ月後、2回目にご一緒させていただいたのは福島県の『いわき街かどコンサート in TAIRA』でのことだった。

震災のチャリティ・コンサートということでMarshallも機材でお手伝いする傍ら、ステージの模様を撮影させていただいた。
会場に到着するなり楽屋にご挨拶にうかがった。もちろんそこには青山さんもいらっしゃって、私に向かってこうおっしゃった。

「広規のアンプ、ノイズ出てるよ。」

ガーン!またしても?! 穴があったら入りたい…とはまさにこのこと。ビビった。
しかし、幸運にも実際にはまったく問題なく、スゴ腕ミュージシャン達の演奏はまさに鬼気迫るものであった。

Ja_30 その時の演奏はもう何度もMarshall Blogで紹介しているライブ・アルバム『Relaxin' at IWAKI ALIOS』に収録されている。
このアルバムで私は9,000字に及ぶライナーノーツを書かせていただいたが、青山さんらの名人芸について思いのたけを書き記すことは、音楽を愛する者として、何よりも誇りであり、何よりも楽しかった。

Ri青山さんは、広規さんたちとともに翌年も『街かどコンサート』に出演し、前年同様の目的で私も参加させていただいた。
この時のもようはMarshall Blogでレポートした⇒いわき街中コンサートin TAIRA2012<後編>

Ja_img_2661 もちろんこの時の演奏も最上にして最高のものだった。
そして、悲しいことにふたりのこの姿を見ることはもう永久にできなくなってしまった。
Ja_img_2740いわきから帰って数日後、今度は高尾で昼食をご一緒させていただいた。
昼食といっても、青山さんと広規さんのデュオ・アルバム『A*I』のライナーノーツのためのインタビュー会とでもいおうか、プロデュースを担当していただいたホッピー神山さんを交え、おいしい料理に舌鼓を打ちながら色々なお話しを聴かせていただいたのだ。

Nt_img_0865その後、ジャケットに使う写真を撮影しようと「武蔵陵墓地」へ向かった。あいにく天気が悪く、かつ陽も暮れかかっていたため色がうまく出ずこんな仕上がりとなったが、この青山さんのトレーナーと広規さんのスニーカーの赤がとても印象に残った。(ホッピーさんも、赤いシャツと靴をまるで示し合わせたように着用していた)
その時撮った写真はモノクロに焼かれて、私が書いたライナーノーツの一角にレイアウトしていただいた。

Nt_img_0902 そうして出来上がったのがこの『A*I』。
ベースとドラムのデュエットを基本とした、2枚組の奇盤にして名盤。
青山さんの超絶プレイがテンコ盛りだ。我々はこの音源が残されたことに感謝するべきであろう。

Ai

そして、先月、満を持して発表された『FUTURE DAYS』。松下さん、広規さんらが中心となって1991~92年に制作された音源だ。
ここでも青山さんの素晴らしい演奏を聴くことができる。
もちろん、青山さんが参加して世に流通している音源は限りなく、そしてそのすべてが最高のプレイであることは言うまでもないことだ。

このアルバムを紹介したMarshall Blogの記事には先述した広規さんのチャリティ・コンサートのレポートが併載されている。このコンサートにも実は青山さんが参加する予定であったのだが、体調不良を理由にご欠席されたのだが、それがこんな風になってしまうなんて本当にショックなことである。

Fd私が知る青山さんは以上だ。親しそうにこんな記事を書く資格などないかもしれない。でも、一緒にお仕事をさせていただいたことを心から誇りに思っている。
さらに、音楽を愛する者として、素晴らしい音楽をクリエイトする能力を持つ芸術家がまたひとり鬼籍に入ってしまったという無念の気持ちは大きい。

大衆音楽の幼稚化とデジタル・テクノロジーの進歩による器楽演奏能力の低下が進んでいる結果、音楽の伝承が遅々として進まず、後進の演奏者が順調に育っているとは考えにくい昨今、青山さんのような「音楽の塊のような人」を失うことは、音楽がまたひとつ魅力を失ったことに等しいと思う。
このまま放っておけば、器楽演奏の「名人芸」は近い将来に絶滅する可能性が高いだろう。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
青山さん、どうか安らかにお眠りください。

Ja_10v 伊藤広規さん、荒木くり子さんには不世出の天才ドラマーと一緒に仕事をさせていただく貴重にして誇りある機会を与えて頂きました。この場をお借りしまして、心から厚く御礼申し上げます。

2013年11月21日 (木)

2014年もSHOW-YAとともに!

いや~、本当に早いものであと1ケ月とちょっとで2013年も終わりだよ。わかっちゃいるけど早い!
今年もSHOW-YA様には大変お世話になりました…って村人みたいなことを言っておりますが…。
オフィシャル・フォトグラファーとして東京で開催されたコンサートをすべて撮影させていただき、かつ毎回Marshall Blogにご登場いただいた。
日本一の女性ロック・バンドだかんね、やっぱり光栄の極みと言ってよかろう。
さらにうれしいのは。、昨年に引き続き今年も来年のカレンダーが制作されたこと。今年一年撮り溜めた私の写真を散りばめた月めくりの卓上カレンダーだ。

Sc_img_8318この後、12月28日にZepp Dyber Cityで『V.S. MYSELF~熟女なめんなよ!歳忘れ暴れ倒しGIG~』と題された大コンサートが残っているが、そのレポートは当然来年になってしまうので、ここで2013年のSHOW-YAを振り返ってみると、実にアクティブな一年であったと言えるだろう。

4月29日に5年ぶりに開催された『NAONのYAON』。
マーブロの記事を見た人も見てない人も、ハイ、下をクリック。
【NAONのYAON 2013】 vol.1 : SCANDAL、Cyntia、DESTROSE登場!
【NAONのYAON 2013】 vol.2 :LoVendoЯ、平野綾、星屑スキャット、Yuki&Chiiko登場
【NAONのYAON 2013】 vol.3 : シシドカフカ、土屋アンナ、夏木マリ、矢沢洋子、杏子登場!
NAONのYAON 2013】 vol.4 : 中川翔子、相川七瀬登場!
【NAONのYAON 2013】 vol.5(最終回) : SHOW-YA登場、そしてフィナーレ!

410昨年22年ぶりに発表されたアルバム『GENUINE DIAMOND』に続いて23年ぶりにシングル盤をリリースした。それがこの『V.S. MYSELF』。そのレコ発ライブが渋谷のTOWER RECORDSで開かれた。
マーブロの記事を見た人も見てない人も、ハイ、下をクリック。
SHOW-YA~LIVE at TOWER

Vsm

7月には、『V.S. MYSELF』のリリース記念と恵子さんの50回目のお誕生日をフィーチュアしたコンサートが開催された。

マーブロの記事を見た人も見てない人も、ハイ、下をクリック。
SHOW-YA~QUEENS BIRTHDAY <前編>
SHOW-YA~QUEENS BIRTHDAY <後編>

218
まだまだ他にもSHOW-YAのパワーみなぎるコンサートやイベントが当然あったが、とにかく最後は『V.S. MYSELF~熟女なめんなよ!歳忘れ暴れ倒しGIG~』というほとんどケンカ腰のすさまじいタイトルのコンサートで2013年を終了するワケだ。
充実した一年だった。

どこの会場も超満員だったが、そうした光景を見るにつけ、いかに多くの人がSHOW-YAの奏でるような骨のあるロックを希求していることがよくわかる。
コンサート直後、会場のロビーや駅への帰途、コンサートを観たたくさんのファンの皆さんが「カッコよかったね~」とか「やっぱりSHOW-YA」は最高だ!とか「早くまた観たいな!」とかいう風に話しているのを耳にすると。うれしいばかりではなく、やっぱりみんな本当にカッコいいを聴きたいんだ…ということを実感する。

もうひとつうれしく感じているのは、この1年ずいぶんたくさんの若手バンドを見て来たが、若いガール・バンドたちがガッツあふれるハードなロックでSHOW-WAの魂を引き継いでいてくれることだ。SHOW-YAの子供たちは間違いなく成長している。

お、ちなみに恵子さんとmittanは昨日リハーサル風景をレポートした『CLASSIC ROCK JAM』にもタップリ出演するのでそちらもお見逃しなく!


これがカレンダーの中身。メンバーの誕生日も記載されていて、誕生月には該当するメンバーの写真がフィーチュアされている。
しかし、よ~撮ったな~。楽しかったな~。どの写真も思い出があるわ~。

Sc_img_8321で、11月にフィーチュアされているメンバーはsun-goさん。そう、ナント、sun-goさん、今日が誕生日なのだ!関係ないっちゃないけど、昨日が私の誕生日だったのよ!
sun-goさん、お誕生日おめでとう!

sun-goさんは12月14日『EARTHSHAKER PARK』なるEARTHSHAKERの結成30周年を総決算する一大イベントにmintmintsで出演するのでそちらも楽しみだ。

Sc_img_8325カレンダーをいつも見えるところに置いて、2014年もSHOW-YAとお過ごしくださいね!
SHOW-YAとともにMarshallも!

SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA Official Website

2013年11月20日 (水)

CLASSIC ROCK JAMを楽しもう!

日本にもロックに関するイベントは数多くあれど、1994年に第1回目が開催され、不定期ながら開催され続けている『CLASSIC ROCK JAM』はまさに日本を代表する名イベントだ。

その一大イベントが『CLASSIC ROCK JAM 2013スペシャル―王道回帰―』題して昨年に引き続き今年も今週末に盛大に開催される。

10今回の『CLASSIC ROCK JAM』は児童虐待防止運動『Child Aid Live』とのコラボレーションとなる。その目的を『Child Aid Live』の公式ウェブサイトから引く。
「近年、子ども虐待の事件は、テレビや新聞で毎週のように報道され、目を覆いたくなるような光景が伝えられています。
このような現状にある子どもを虐待から救い、子育てに悩む親のSOSを社会全体で受け止めることのできる社会へと変容させることを目指し、子どもに関わる関係団体とエンターテイメント業界が協働してChild Aidプロジェクトは企画されました。

Child Aidロゴ そしてエンターテイメントの側面から、自らが企画したライブコンサート「Child Aid」を通じて、児童虐待防止に向けた強いメッセージを社会に発信することにより、地域における子育て支援を充実させ、より多くの方々へ『児童虐待』の実態と理解を深めることを目的にしています。

なお、同イベントは厚生労働省が毎年11月に行っている児童虐待防止推進月間の時期を合わせて行うものです。」
…ということ。この伝統のロック・イベントが当該の運動の大きな援助となることは間違いないだろう。でも、そのためにはロック・ファンの皆様のご協力が必要だ。
この週末は是非赤坂へ足を運んで頂きたい。

20_2私は、といえば昨年に引き続きオフィシャル・フォトグラファーの大役を仰せつかりスッカリ張り切っちゃってる。
…ってんで、昨日リハーサルにお邪魔して様子をのぞいて来た。

何しろこの大イベントにスタッフとして一枚かませていただく僥倖もさることながら、出演者、ローディ、スタッフ…古くから存知上げている方が圧倒的に多く、このホーム感が何ともうれしい。ホント、自分の居場所に帰って来たような…。

30今回のCRJは2日間の開催となる。
第1日目の22日は『アメリカン・ロック・ナイト』、23日は『ブリティッシュ・ロック・ナイト』というプログラムで英米のロックの名曲が人気ミュージシャンたちの至芸によって再現されるワケよ。

すでに両日ともセット・リストを拝見させて頂いたが、これがまたいい。このイベントって、誰もが知ってる超有名耳タコ曲をズラリと並べないところがうれしいんだよね。「♪フランク・ザッパアンダマーザー」もチョット食傷気味でしょう。

Marshall Blogではいつも若い世代に黄金時代のロックを伝承すべきと口やかましく主張しているけど、さすがに「♪ジャッジャッジャ~」ばかりじゃ、若い人たちにも「古いロックのステレオタイプ」とバカにされてしまう。

そういう意味で過去に素晴らしいシーンがあった。アレは決して忘れることができない………いつのことだっけナァ~…って忘れとるやないケ!…でおなじみの二井原さんのこと。
名演が多いCRJのこと、いつかは忘れちゃったけど、あの演奏は忘れられない。
Sladeの「Cum on Feel the Noiz」をプレイしたのだ。
まさか、これが出て来るなんて期待していないことも手伝って、二井原さん、完全にNoddy Holderよりカッコよかった!あの声だからね。あんなの歌える日本人そう多くはあるまい。

そういう楽しみがCRJにはある。

40今回もスゴ腕たちがゾロリと登場するからね。
SHARAさんもタップリ登場するよ。他にも我が原田の喧ちゃんや白田Rudy一秀さんらのおなじみのMarshallプレイヤーが素晴らしいギターを聴かせてくれることになっとる!

50おもしろいのは、今回使用されるMarshallがすべてJVMなのよ!
これはもうおなじみのSHARAさんのラック。JVM410H。

60vキャビは愛用のMF280B。もはや不動のゴールデン・コンビネーション。

70これは喧ちゃんのJVM410H。喧ちゃんもいつもMFキャビなんだけど今回は1960Bを弾く。

90vそして、これはRudyさんのJVM。Joe Satriani Signatureだ。

80vギッチョのSHARAさん。
みんな付き合いの長い仲間たちだけにリハーサルも和気あいあい、かつ順調に進む。ナニを演るかは当日のお・た・の・し・み、お楽しみ~!

100オールド・ファンが昔なつかしの曲を楽しむもよし、若いファンが知らない名曲とめぐり合うもよし、義ター・キッズが最高のプレイヤーの演奏にヨダレをたらすもよし、楽しみ方色々、見どころ満載のゴージャスなイベントをどうかお見逃しなく!

<アメリカン・ロック・ナイト>     2013年11月22日(金) 18:30開場  19:00開演
<ブリティッシュ・ロック・ナイト>  2013年11月23日(土) 16:30開場  17:00開演

ともに会場は赤坂BLITZ。

110vCLASSIC ROCk JAMの詳しい情報はコチラ⇒Child Aid Liveオフィシャル・ウェブサイト

120(一部敬称略 2013年11月19日 都内某スタジオにて撮影)

※Marshall Blog明日の更新は午後6時頃となります。

2013年11月19日 (火)

Jeff BeckとDSL

昨日のBEPPに引き続いてJeff Beckの話題をば…。

Pete TownshendやBig Jim Sullivan、Ritchie BlackmoreのようにJTM45の開発に携わったとか、Eric ClaptonみたいにHanewellのJimの店によく遊びに来ていたとかいうMarshall黎明期のエピソードにJ登場こそしないが、Jeff Beckは長年Marshallアンプを愛用し、その発展に寄与してきたギタリストであることは間違いない。

かたくなにMarshallだけを使用して来たワケでもないし、現在も他社のアンプと行ったり来たりしていることもMarshall Blog読者の皆さんならご存知だと思う。
でも、Marshallのギタリストと呼ぶことに反対する人はいまい。

下は2009年来日時の時のJeffのMarshall。さいたまスーパーアリーナでEric Claptonと共演した時のステージだ。

Jb_jb2_2この時は「あるモデル」を持参し、ツアーの前半ではそれを使っていたが、途中で気が変わり、急遽1987Xに変更となった。
何の変哲もない普通の売り物と同じ1987Xだ。

それ以前にはJCM2000 DSL50を使用していた。
Jeffのギターテクを務めるSteveとは以前からの知り合いで、来日するたびに色んな話しを聴かせてもらうのだが、彼の一番重要な仕事はJeffの頭の中にあるギター・サウンドをいかに正確に実現させるか…ということ。
Jeffが「あーでもない」、「こーでもない」と言葉で表現する理想のギター・サウンドが実現できるような機材を当てはめ、音づくりを実践するのだ。

世界のトップ・ギタリストから全幅の信頼を置かれ、サウンド・メイキングを任されるなどといえば聞こえはいいが、なかなか大変なことらしい。

Jb_jb1_2いずれにしても、JCM2000、VintageModern、1987Xとほぼ毎回Jeffのステージに配置されるギター・アンプがMarshallであることは実に喜ばしく、いかにJeffの頭の中にあるギター・サウンドがMarshallに根ざしているかということがうかがい知れる。

そして、今年のアメリカ公演。またDSLを使っている。
しかし、もうJCM2000は製造していない。そう、昨年発表されたDSL100Hを弾いているのだ。
動画の中のDSLの上に置かれているのは2061X。
アメリカのMarshallのNick(『50 Years of Loud Live』に出演している元Grim Reaperのギタリスト)によれば、Jeffは2061Xが大好きらしい。
また、Nickからの情報によれば、Jeff Hannemanの後任でSlayerに加入したGary HoltもDSL100Hを使っているそうだ。

恐るべしDSL100H!

さて、DSL100Hを弾くこのJeffの動画をご覧になって気がついた?結構大きな変革が起こってる…。
そう、Jeff Beckは基本的に50ワッターだったのに、ここへ来て100Wヘッドを導入したということ。それとも。あんまりワッテージは関係なかったのかな?

2013年10月28日 (月)

『ウッポニウム・デヴァンダの新しいテキスト』~梅村昇史の作品展

先週末、Marshall Blogの一周年を迎えるにあたり、たくさんのお祝いや励ましのお言葉を頂きました。この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
これほどまでに皆様のご支持を頂戴していると、もはや街中でヘタなこともできず、鼻クソをホジりながら中古CDを探すなどもってのほか!…などと改めて気を引き締めた次第です。
イヤ、中古CDを見る時は真剣ですので本当は鼻はホジりません。
そんなことよりも、とにもかくにも皆様に愛され、可愛がって頂けるような紙面づくりに邁進したいと思っております。
今後ともご指導ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、Marshall Blog、毎日ご覧になって頂いていらっしゃる方は毎日。一日おきにご覧になっていらっしゃる方は一日おきに御対面いただいているのがブログの先頭のバナー。

ことあるごとに触れてきたのでご存知の方も多いかと思うが、このバナーは梅村デザイン研究所を主宰する「下町のヒプノシス」、梅村昇史先生の作品だ。

10私はこの梅村さんの作風が大好きで、ヴィジュアル的なアイテムが必要な時は、ナニをするにも梅村さんにご相談させていただいている。

いつも「痒いところに手が届く」仕事をしていただいていて、はじめて出来上がった作品に接する時、「オーッ!」っと感動の声をあげてしまうのを常としている。

それもそのはず、ヒプノシスは言うに及ばす、カル・シェンケルやソウル・バス、果てはデヴィッド・アレンの線描画まで私の趣味が氏と似通っているのだ。
また、梅村さんは私のフランク・ザッパの師匠でもある。ロック、ジャズ、クラシック、現代音楽に及ぶ幅広い音楽の知識やそこから発する独特の音楽論はいつも私を刺激してくれる。

20その梅村氏が作品展を開いた。「梅村作品のお祭り」だから「うめまつり」だ。
時期が大幅にズレているところも梅村さんらしくておもしろい。

30梅村さんの奥さまの渡辺千春さんもとても素敵な作品を輩出しているイラストレーターだ。先だっては「うめまつり」に先行して作品展を同じ場所で開催した。
40会場は東陽町のレコード・ショップ、ダウンタウン・レコード。
おシャレな店内にストックされているLPは一枚一枚まるで宝石のように大切に取り扱われていて実に気持ちがよい。

45CDのジャケットからタクシー会社のウェブサイト、近くの鍼灸院のチラシ…とありとあらゆる仕事をこなす梅村氏。柔軟性も抜群だ。
で、今回の作品展は「本とレコード」をテーマに作品が出展された。
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ここはCDジャケットやアーティストのパンフレット等の展示。

65梅村デザイン手法のショウケースとなっている。

70これは泣く子もダマる大人気の「在日ファンク」のCDジャケット。

80梅村作品の大きな特徴のひとつであるメルヘンチックなタッチ。

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100このあたりは子供向けの絵本の挿絵。

110梅村さんの作品はたいてい登場人物がニコニコしている。

120着色も柔らかいものが多く、意匠もさることながら、絵の可愛らしさにいつも感心してしまう。

130これはJimi Hendrixの『Rockin' the USA』シリーズのジャケット。

140同シリーズ。
160Shige Blogのバナー。
そのとなりはMarshallの日本語版カタログの表紙。これをはじめて見た時は感激した。古今東西、楽器の日本語版カタログの表紙でこれよりカッコいいものはないと思ってる。

150これはSoft Machineの『Floating World Live』の日本版に使われたイラスト。

170今回の作品展の告知ポスター。可愛い!

180手掛けたCDジャケットの実物。
ところで私の持っている『Garden Shed』のCDってレコード針のスクラッチ・ノイズがエラク目立つんだけど、皆さんのはいかが?

190これは今回の作品展用に描き下ろしたイラスト集。
50可愛いものからキテレツなものまで見ていてまったく飽きない。

200コレ、真っ白のLPジャケット、すなわち30cm四方の白い厚紙の真ん中に穴が空けてあって、そこにレコードを入れるとレーベルが穴から顔を出し、作品が完結する仕組みになっている。

210線描、着色にはマーカーを使っている。

220音楽関連の作品。
これは2009年にZappa Plays Zappaが初来日した時の宣伝用チラシ。都内レコード店でイベントまでやったんだよね。
思えば植村さんのご紹介で、あの時はじめて梅村さんにお会いしたのだった。

2307枚組のFrank Zappaのボックス・セット。

240これも氏のデザインだ。

250収納されている7枚のCD。もちろんこのレーベルも梅村さんの作品だ。

260Soft Machine、『Floating Live』の実物。(CD盤はアタリです)

270『The Soft Macine Legacy』のCDジャケット。(CD盤はアタリです)
梅村さんお得意のコラージュ技法。
290Clint Eastwood作品の関連サントラ。Lalo Schifrinってアルゼンチンの人なのね?知らなかった!

280Jimi Hendrixの『Rockin' the USA』シリーズの実物CD。

310弘田三枝子の『サルサ人形の家』。以前、SHOW-YAのところで紹介したヤツ

300本邦初公開。
これはおなじみの田川ヒロアキの『Ave Maria』のオリジナル・アイデア。まだタイトル名も入っていない。

Ht2これも同様。
双方私の撮った写真を使ってデザインされている。LPで見てみたかった!

Ht3 ガラリと代わって制作サイドの意向で最終的にはこのデザインとなった。
これもカッコいい。
私なんぞの写真をどれもこんなにカッコよく使ってもらっちゃって!「馬子にも衣装」とはこのこった!

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これはGreatful Deadの本。タイトルはよく見ると「スケルトンキー」とカタカナで表記されている。

320以下は、梅村さんが創作した架空のシングル盤ジャケット。これがまた楽しい!
LPもそうだけど、この正方形の中の意匠というものは独特の世界を作り出す。

330これらのレコードは会場で販売されている。ただし架空のレコードなので盤は関係ないものが入っている。あくまでもジャケットのデザインを味わう。

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370このあたりなんかこのまますぐ「おかあさんといっしょ」のサントラに使えそう。

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得意の架空のZappa作品。

390しっかし、うまいこと描くな~!

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これは氏が制作したZappaの架空のLiveアルバムのジャケット。私の宝物。ものすごくよくできていて、最近のZappaの作品のジャケットよりはるかによろしい。
Joe Traversももうデザインを梅村さんに任せればいいのに…。
ちなみにZappa Pays Zappaが初来日して渋谷のO-EASTに出演した時、Jamie Kime他のメンバーとあのさかの下のラーメン屋に言った。
みんな味噌ラーメンの熱さにヒーヒーいいながらおいしそうに食べてた。餃子が人気だった。
Joeはコーラを頼んだが、お店に置いてなくてスタスタ外へ出て行って自販機でコーラを買って戻って来た。ゼンゼンそういうの平気なのね。
私はお腹が空いていなかったのでビールを飲んだ。みんなにもすすめたが、「ビールなんか飲んだら演奏できなくなっちゃううよ!」と誰も口にしなかった。やっぱ毎晩弾いてても大変なんだね…Zappaの曲。

Ud_img_7159 これは見たことがある人も多いのでは?

405そう、オルゴールつきCDとして発売になった。

406梅村さんのセンスのよさはこうした線描のようなシンプルな作品でより強調される。

410「David Allenがスキ」というのも大いにうなずける。

420でも、本人曰く「私は絵描きではなくて、デザイナーなんですよ…」。
しかし、こんなん絶対描けんな…。

425これはCarnationのTシャツのデザインで不採用になったもの。すごくいいのにナァ。

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これは、奥様の渡辺千春さんの作品。千春さんのイラストをポチ袋にした。作っても作ってすぐ売り切れちゃう!ウチの家内も今回ようやくゲットできた!

460こちらも千春さんが取り組んでいる豆本。メッチャよくできてる!
この豆本のおかげでメガネを新調することを決心。帰り道にすぐ作ってもらえるメガネ屋さんに寄ったよ。
でも、私は自分のメガネをその場で受け取ることができなかった。え、ナゼかって?遠近両用は時間かかるんだってサ!
毎日一日中、ずっとパソコンに向かってりゃ目も悪くなるわな。え、PC関係ない?ハイ、その通りの老眼です。

470私が梅村作品が好きな理由は、まず「品がある」ということ。そして、総じて可愛らしい。遊び心も満ち溢れている。何と言うか、見ていてイヤなところがまったくないのだ。
加えて、50~60年代、もっとも洗練されていた時代の欧米の意匠をキッチリと学び、それに流されることなく独自の世界を築いているということ。
そ して、「足し算と引き算の妙」とでも言えばよかろうか、アレを足しても、コレを削ってもダメ…というギリギリのバランス感覚が素晴らしい。これは色彩につ いてもいえて、作品の中で使われている色すべてが全力で引っ張り合って、あるいは押し合ってバランスを取っているような印象を受けるのである。

そんな梅村ワールドをこの作品展でタップリと味わっていただきたい。

梅村昇史の作品展は、10月25日(金)から11月4日(月)pm1:00~pm8:00、江東区東陽町ダウンタウンレコード(03-3645-0155)にて開催中。
※29日(火)と30日(水)はお店の定休日になりますので展示もお休みとなります。

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梅村昇史の詳しい情報はコチラ⇒梅村デザイン研究所/パンプロファクトリー

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(一部敬称略 2013年10月27日 東陽町ダウンタウンレコードにて撮影 ※記事中には実際に展示されていないアイテムも掲載されています)

2013年10月25日 (金)

祝!Marshall Blog一周年!

自分で「祝!」というのもおかしな話だけど、うれしいので素直に祝わせていただきます。
Marshall Blog、今日でちょうど丸1年!祝!

去年の10月29日にスタートしてアッという間に1年が過ぎちゃったよ!

最近ではコンサート会場でお声をかけていただくことも稀でなくなり、Marshall Blogの浸透度には驚くばかりです。本当にうれしい!これもすべて皆様のご協力の賜物。
ご支援をいただいている方々にはこの場をお借りしまして、心から感謝申し上げる次第でございます。
 
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さて、今日のMarshall Blog一周年を記念して(身内ですけど…)イギリスのMarshall Amplification本社のJonathan Ellery(ジョナサン・エラリー)社長からメッセージが届いたので紹介させていただきます。

Je1「みなさん、1歳の誕生日を迎えたMarshallのオフィシャル・ブログにようこそ。
このブログは我々のアジア&オセアニア地区マネージャーのShigeによって運営、コントロールされてます。100%オフィシャルの日本のマーシャルのブログです。」

「毎日更新されるレポートや素晴らしい写真の数々をお楽しみいただいていることと存じます。もしあなたのお友達が音楽シーンで何が起こっているかを知りたがっ て いるとしたら、このMarshallのオフィシャル・ブログこそ、彼らが訪れるべきサイトだということを忘れずに教えてあげてください。
そして、もしあなたがMarshall Blogを見逃せば、それだけ他の人に先を越されてしまうこと も忘れないでくださいね。」

「Marshall Blogをいつもご覧いただいている皆さまにおかれましては、Marshallは今やNATALやEDENを傘下に組み入れていることをご存知でしょう。 そして、年々それらのブランドが、Marshall Blogにおいてもとても重要な話題になっていくであろうこともご理解いただいていると思います。
ですからベーシストの皆さん、ドラマーの皆さんはもちろん、すべての音楽愛好家の皆さんにMarshall Blogをお楽しみいただけると思っています。」

「開始から1年、Marshall Blogはますます強力なものになってきました。この機会をお借りしまして、この1年にわたりご愛読いただいた皆さま、ご協力を頂戴した皆さまに厚く御礼を申し上げます。

また、ご登場いただきましたアーティストやバンドの皆さま、そして少なからずShigeのたゆまぬ努力なくしては成り立たなかった1年であり、心から感謝申し上げます。」

キープ・ブロギング、キープ・リーディング

社長 ジョナサン・エラリー

(原文後出)

エラリー社長、ありがとうございました。
Je2それにしてもこの1年は早かったな~。
以下、この1年に撮った写真を交えて現況の報告とお詫びとお礼とお願いを書き連ねさせていただく。

Mb_img_7687 この1年で300近い記事をアップした。
以前のMarshall Blogから通算すると1,200以上の記事を書いてきたことになる。
さすがにひとりでやっているものだから、同じことや似たようなことを何回も書いてしまっていることは承知している。
ライブ・レポートの掲載タイミングが1月遅れになってしまったり、『ロック名所めぐり』も休止状態、『Music Jacket Gallery』に至っては1年以上前の展示品を解説している始末だ。
そして、記事の制作にご協力いただいている皆様にはご迷惑をおかけしっぱなしで忸怩たる思いでいっぱいだ。
Nya1_img_7425 しかし、決してサボっているワケでもなく、「平日一日一回更新」を基本ルールに据えていることがこの現象の主たる原因だ。
つまりインプットの量がアウトプット量をはるかに多いということだ。
しかし、たったひとりでやっていると、これぐらいのネタを常時ホールドしておかないととてもではないが回転していかないのだ。
また、出演者の多いイベント系の記事はどうしても内容が膨らんで複数のエピソードにまたがってしまう。
100vさらに、素晴らしいショウやMarshall Blog精神に合致したコンサートは仔細にレポートしたいと思うし、写真で生計の一部を立てている身としては、いい写真が撮れた時はできるだけ多くの画像をアップして皆さんに楽しんでいただきたいとも願っている。
310v 一方では、10kgを超すカメラを首から下げて老体にムチ打ってコンサート会場をかけずり回ったり(腰がタマらんのよ!)、ない文才を無理やりに絞り出しては、身を削るようにして文章を綴るのもなかなかの労苦でしてね。
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でもね、撮った写真を適当に並べて、「ハイ、行って来ました」…という無責任なレポートだけは避けたいと思っていて、同じく身を削って自分の音楽を創作しているアーティストに対して失礼のないよう、記事を制作するにあたっては、一回一回心をこめてシャッターを切り、一文字一文字楽しみながら読める文章を書くように頭をひねっている。

10 それと、もうひとつのMarshall Blogに込めた情熱は、「伝承」だ。私はやっぱり60年代後半から70年代前半のロックこそが最もクリエイティビティに富んだ最良のロックだと思っている。
そうしたロックが「クラシック・ロック(海外では「ダイナソー・ロック(恐竜時代のロック=クソ古いということ)」などと呼ばれてどんどんリスナーが減少していく恐ろしい状態を少しでも食い止めたいのだ。
110_2それと並行して洋楽の絶滅を遅らせたい。2010年には邦楽:洋楽の比率は74:26だった。それがここ1~2年の間にとうとう洋楽のシェアは20%を切ってしまったようだ。近い将来、絶滅かそれに似た状態に陥ることは避けられないだろう。
Jimi HendrixやLed Zeppelinがない世界…こんなの考えられる?
でも、今の若者はそういう世界に生きているのだ。

410 NazarethやParisとは言わない、人間として生まれて来たからにはLed ZeppelinやDeep Purpleを楽しむ権利があるのではなかろうか?
若者は知らないだけなのだ。儲けになりにくいものを大人が取り上げて隠しているだけなのだ。
我々がお世話になったいいロックをMarshall Blogを通じて教えてあげたいのだ。
これは「大きなお世話」ではなく「ロックへの恩返し」だと思っている。

…とかなんとかエラそうなことを言っていても、ナント言ってもMarshall Blogの原動力は読者の皆さんのご支援とご協力頂く方々のご厚意だ。

60v おかげさまで取材に赴いた際、「やった!とうとうマーブロに出られるゾ!」とまるで成功の一端をつかんだようによろこんでいただくミュージシャンも少なからずいてくださるのだが(←コレこちらは最高にうれしいもんです)、Marshall Blogのステイタスをそこまで引き上げてくだすったのは読者や支援者の方々にほかならない。
本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。

90_2 それにしても、Marshall Blogをやっていて、こんなアンチ・デジタルおやじでも1年で世の中の変化を痛切に感じるのは、facebookやTwitterの存在だ。
数年間にMarshall Blogを始めた時には「いいね!」の「い」の字もなかった。イヤ、あったのかも知れないが、少なくとも気にするような相手ではなかった。

Pg_img_1862 それが今ではfacebookはMarshall Blogの更新を通達する大切なツールになった。
このブログの運営サイトにはどこを経由してMarshall Blogへたどり着いたのかがわかる機能がついている。

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それを調べるとわかるのだが、Marshall Blogへは、何といっても毎日ご愛読いただいていらっしゃる方々のダイレクトなアクセスが一番多い。ありがたいことだ。
そして、次に来るのがおそらくfacebook経由のアクセス。登場する内容が若者向きだと圧倒的にTwitterからのアクセスが増加する。
本当にこのfacebookやTwitterというSNSが生活の中心に存在していることを実感しているのである。

130
しかしね、今から45年ぐらいまでは家に電話ないのも珍しくなかったのよ。電話のない家は、電話が引いてある家の電話を使わせてもらってたんだから。
名刺にまで平気で人の家の電話番号を載せて、その末尾に(呼)なんて入れていた(らしい…その頃は子供だったのでさすがに本物は見たことがない)。
90
ウチは小さい頃アパートをやっていたので、階上の住人に電話がかかってくると、よく呼びに行かされていたものだった。
そんなんでも特段困ることはなかったハズだ。「連絡がつかなきゃ仕方ない…」で済んだのだ。
それが今では「携帯依存症」だなんてね~。
科学の進歩をどうこういうつもりはないのだが、そうした利便性が犯罪を誘導してしまうのが困り者だ。
facebookにしても、もう犯罪がからむようになって来た。私は近い将来、「いいね!」をした、しないで大きな事件が起こってもおかしくないとおもっている。ちっとも「いいね!」ではないのかもしれない。

100オッと!話がまたそれてしまった。Marshall Blogの歴史、すなわち脱線の歴史だから…。
で、何がいいたいのかというと、私の見識不足をタナに上げての話で恐縮なのだが、Marshall Blogの巻末にもついている「いいね!」について。
これは今のマーブロになって始めてみた。

190
このカラクリは一体どうなっているんですかね?
記事上の「いいね!」の多寡と実際のブログ本体へのアクセス件数がほとんど比例しないんだよね。コレはそういうものなのかしらん?

Ttc_img_6012つまり、記事内の「いいね!」の数が多い割にはアクセス件数はかなりの低空飛行。反対にアクセス件数が爆発的に多い割には「いいね!」が雀の涙…なんてことがよくあるんですよ。両方ドカッと来ることはかなり珍しい。
どうしたって実際のアクセス件数を重視せざるを得ないので、「いいね!」の数の動向に拘泥しないようにしているが、世間体ってものもあるからね…というのが人情だろう。まったく不可解だ。
「いいね!」の件は以上。

Sbl_img_4667これからもおもしろい記事づくりに全力を注いていくつもりです。
相変わらずのご支援をお願い申し上げます。
ですので、お読みいただいて、「いいね!」とお思いになったら下の「いいね!」を押してやってください。やっぱり「いいね!」ゼロだと寂しいもんね!

Km_img_9246最後にこんなヤドロクを見捨てず、文句ひとつ言わず心のこもったサポートをしてくれる家内にも深い感謝の気持ちを送りたい。

260あ~あ…またグジュグジュ書いてしまった!ま、これも一種のカタルシスということでご容赦くださいね。

1年間、たくさんの人と再会し、色々な人と出会った。これもMarshall Blogのおかげだ。
本当に楽しい1年だった。

150これからもMarshall、NATALそしてEDEN製品を何卒よろしくお願い申し上げます。
さ、月曜日の記事かかなきゃ!

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<ジョナサン・エラリー・メッセージ原文>
Welcome everyone to the 1st birthday of the official Marshall blog, run and controlled by our Asia and Oceania Region Manager, Shige and the only 100% official Marshall Blog of Japan.

I hope you have all enjoyed reading the reports and looking at the amazing pictures that are posted on a very regular basis. Don’t forget to tell all of your friends if they want to know what is happening in the music scene that the Official Marshall blog is the place to visit every day. Remember if you don’t visit you will miss out and everyone else will know more than you.

All of you who are regular followers of the blog know, Marshall now has Natal Drums and Eden Bass lines and over the next year the information on these will become a very important part of the blog material. So for all you Bass players, Drummers and music lovers alike the Marshall blog is the place to be, so tell everyone.

So one year on and the blog goes from strength to strength, I would like to take this opportunity to thank everyone who has visited the blog over that last year and everyone who has contributed to the blog. Also a big Marshall thank you to all the individuals and bands that have appeared on the blog and not least Shige as without his tireless effort none of this would have been possible.

Keep bloging keep reading

Jonathan Ellery MD Marshall

(写真と文章の内容には関連性は一切ありません。お写真を掲載できなかったご関係者の方々にはこの場でお詫び申し上げます。これはひとえに紙幅の関係によるもので、他意はございませんことご了承願います)

2013年9月19日 (木)

Let's Go to キネマ!~Live Rokugenshinリハーサル・レポート<CROSSOVER編>

鶯谷…山手線29駅の中で最も昇降客の少ない駅。いいじゃないの、セイセイして!

10近隣は徳川家の菩提寺、寛永寺と上野恩賜公園があるため高い建物があまり多くなく、東京23区の中でも最も景色のいい場所のひとつとされているそうだ。
それにしても台東区ってのは名所旧跡、祭りごとが盛りだくさんだナァ~。台東区のおまわりさんは大変だ。

20昔は寛永寺に京都からの僧侶を迎えることが多く、「江戸のウグイスは訛ってはる」と、京都のウグイスを連れてきたそうだ。それが月日を重ねるうちに鶯の名所になり、鶯谷という地名に落ち着いたそうだ。
かつては正岡子規もここに暮らし、近隣には「恐れ入谷」の鬼子母神がある。

30橋の上の改札を出て1分…

40そこに東京キネマ倶楽部がある。もう何回もMarshall Blogに登場してきているが、改めて名所案内、そして道順案内的に紹介してみた。

…というのは今週の土日、9月21日と22日にどうしても東京キネマ倶楽部にお越しいただきたいからなのだ!

50出し物は『LIVE ROLUGENSHIN』。
山本恭司さんをはじめとした日本を代表するスーパーギタリストたちが奏でる日本の美しいメロディをテンコ盛りに収録したコンピレーション・アルバム、『六弦心』&『六弦心 vol.2』のライブ・バージョンだ。

今日と明日のMarshall Blogはそのリハーサル現場からお送りする。

60_2今日は22日の<CROSSOVER DAY>のリハーサルだ。
100ショウはそれぞれのギタリストがCD『六弦心』と『六弦心vol.2』で披露した曲をプレイする他、色々な組み合わせで様々な曲を演奏する。これがおもしろい!
70演奏予定曲の一部は発表されているが、誰と誰が何を演るかは来てからじゃないとわからないよ~!
80恭司さんとホスト・バンドが伴奏を務める。ホスト・バンドはもちろんのこと、恭司さんもほぼ出ずっぱなし。

90入念なリハーサル!

110そして、六弦心プレイヤーたちが順々にステージに上がる。
鈴木茂!

120茂さん、ナントJVM210Cをプレイ!

130vいつもはアコギのICCOU。
ICCOUさんはVintageModernだ!

140おおっと!石黒さん、ここへ来て譜面の書き直し!オリジナル音源を聴いてスラスラその場で採譜してます。さすが!

Re1_img_1311 小沼ようすけ!

150もちろん歌ものも!

160天野清継!

170昔はよく小沼さんと仕事をしたもんだったのよ。今日は久々の再会でうれしかった!

180v恭司さん大忙し!

200vアコギのシーンもタップリ!これがまたいいんだ~。

220アコギ・コーナーをやってるうちに恭司さんたちは休憩、休憩…。

230とりあえず記念撮影。

240安藤まさひろ!

250v_2ホスト・バンドの面々は…

キーボード、マーブロでもすでにおなじみ石黒彰。

280
べースに二家本亮介。

260ドラムは山本真央樹。

270ん~、わかっちゃいるけど皆さんそれぞれ個性的なプレイで実におもしろい!
もちろんみんな究極のテクニシャンばかりなのに今日はそんな感じがしない。とにもかくにも「いい音楽」に満ち溢れてる!
Re1_img_2038ステージでリハーサルが進行する一方、控室では各出演者へのインタビューが行われた。

290「六弦心」への思いを語る恭司さん。

Img_2036_1リハは進む。
まずは曲をチェック!

Re1_img_2046曲はあの曲!来なきゃわかんない。
楽しいな~!

Re1_img_2050 これだけスゴイ音楽家たちが集まると色々なことが起こりますな。
休憩中の雑談から…

Re1_img_2058おお~っと!天野さんとICCOUさんの場外セッション!
カッチョえ~!
メチャ得した気分!

Re1_img_2062木村大!

Re1_img_2069こんな組み合わせ…おもしろそうでしょう?!

Re1_img_2065 『LIVE ROKUGENSHIN <CROSSOVER DAY>』の開催は9月22日。翌日は「秋分の日」でお休みだ!
秋の夜長に最高のギター・ミュージックを楽しみませんか?

Live Rokugenshinの詳しい情報はコチラ⇒六弦心Official Website

東京キネマ倶楽部の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

Re1_img_2057 (一部敬称略 2013年9月19日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2013年8月22日 (木)

ブルースを弾こう!~ Kelly SIMONZの『へヴィ・ブルース・ロック・ギター』

Kelly SIMONZがブルースを弾いた。

新しい教則DVDの話し。

10_2もうこれは何回も書いてきたことなので、またぞろここに記すのも恐縮なのだが、大切なことなのでまた書く。この先も同じことを書き続けるかもしれない。

20v以前のMarshall Blogで大谷令文氏にインタビューした時のこと。令文さんはこうおっしゃった…。
「今の若い人たちの音楽を聴いていると『3』の感覚が希薄なように思います。『3』というのはもちろん『3連符』のことです。シャッフルとかブギとか…そういうタイプの音楽を演奏している若い子たちを見たことがない…」

かつて日本で大流行したリズムに「ドドンパ」というものがあった(私が生まれる前の話しですよ)。絶滅した。大学の社交ダンス部の部員でもない限り、若い人は「ルンバ」だの「チャチャチャ」なんて言葉すら聴いたことがないのではなかろうか?
一方、「サンバ」は意外な形で成長し続けているから面白い。こうしてみるとダンスの力ってのは音楽より強いこともあるようだ。

令文さんがご指摘されたように、近い将来「シャッフル」とか「ブギ」とかいう音楽は名前もろとも地球上から消え去ってしまうかも知れない。

30私も仕事柄色々なコンサートにお邪魔しているが、確かに若い人たちがザッカザッカとStatus Quoのようにブギを演奏しているなんて姿に出くわしことは一度もない。

清水のように済んだ美しい音ばかりを連ねたメロディが激しい8ビートに乗っている…というパターンが圧倒的に多く、観客が暴れて救急車がいつも駆けつけるというバンドが演奏している曲にも「ロックの毒気」のようなものを全く感じない。『見逃せない「LIVE ROKUGENSHIN in TOKYO 2013」!!』の回で述べたように、メロディだけ抽出すれば「童謡」に聞こえる。勘違いしないで欲しいのは「童謡」が悪いなんてことはないからね。

40そうした「ロックの毒気」のようなものというか「ロックをロックたらしめているもの」が「ブルーノート」から来ている(あるいは、来ていた)と思っていることもすでに書いた。「ブルーノート」は当然ブルースのキモだ。
つまりロックを征する者は必ずと言っていいほどブルースを通っているのだ(あるいは、いたのだ)。

ちょっと話しはそれるが、よく「ブルーズ」っていうでしょ?「ズ」って。音楽雑誌によっては、何かアレがいかにも正しいような印象を与えられるけど、私が知る限り英語圏の人は普通に「ブルース」って発音してますよ。ミシシッピやシカゴやテキサスに行くと「ズ」になるのかな?

エエい、脱線ついでに…。「Award」という言葉。この単語もスッカリ日本語になっちゃって、最近やたら「アワード、アワード」ってみんな口にするようになった。これがどうにも気になって…。「アウォードでしょ?正しく発音しろ!」といつも思っていたワケ。
そこで英米のネイティブさんに確認してみた。すると、「どちらでもいい!」だっていいやんの!
もうひとつ、「Signature」は「シグネチャー」で明らかに「シグネーチャー」ではありませんでした。
70vそんな大事なブルースも近いうちになくなっちゃうかも知れないね。

さっきから書いているように、今ですら若い人たちはブルースなんて聴かないワケで、これが彼や彼女たちの子供さんの世代になったらどうだろう。
ウチの下の子はダイヤル式の電話の使い方がわからなかった。当たり前だ、やったことがないのだから。多分缶切りも使えないだろう。当たり前だ。必要としたことがただの一度もないのだから。
必要のないものは知る必要がないということだ。また、知るキッカケがなければ必要にもならない。

レコード会社はブルースなんて売りだしてくれないよ、まったく商売にならないから。
マズイのは音楽を作るサイドにそうした伝統的な音楽に関する知識を持った人がいなくなることだ。
今、若手のロック・ミュージシャンの100人にひとりもSatus Quoを聴いたことのある人はいまい。イヤ、1000人にひとりもいないかもしれない。

知らなきゃ支持のしようがないからすたれる一方だ。それにブギやシャッフルというリズムは日本人のDNAに組み込まれていないので演奏するのが滅法ムズカシイ。ムズカシイことはドンドン避けられていく。
結果、このまま放っておいたらブルースも、ブギも、シャッフルもこの先「絶滅」しか道はない。

こんなことを書くとブルースやブルース・ロックを愛好者する方々は気を悪くされるかもしれない。
もし、そうだとしたら、マーブロにハラを立てていないで、どうか若い人たちにブルースのカッコよさを教えてあげて欲しい。
「素晴らしさ」だの「深さ」だのなんてことは後でいい。若者を一発でKOするようなカッコいい音源を耳にする機会を与えて、ブルースに対する興味をそそってあげて欲しい。皆さんのやりやすい方法で構わないから。
ブルースに限らず、私の場合はMarshall Blog。これを通じて「カッコいいロック保存運動」を展開しているところなのです。
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話しを戻して…と

だいだい優れたミュージシャンはブルースを演奏するのがウマイものだ。ジャズの世界でもCharlie Parkerを筆頭に偉大なプレイヤーは数々のブルースの名演を残しているし、Miles DavisでもJohn ColtraneでもThelonious MonkでもCharles MingusでもBud Powellでもみんな自分のスタイルのブルースを持っていた。
Jimi Hendrixだって『Blues』というコンピレーション・アルバムを出している。

Kellyさんがステージでコテコテにブルースを演奏するのを見たことはない。
しかし、島紀史と2人でジックリと弾いたところを見たことがある。
2人ともエモーショナルで素晴らしかった。YngwieだってRitchieだってブルース弾かせたらカッコいいもんね。

シュレッディングや泣きギターの化身と化したステージしか見たことがない若い人なんかはブルースマンのKellyさんに驚いてしまうのでは?
私なんぞは、こないだもおもしろがってKellyさんにカントリーの提案をしてみた。ま、カントリーといってもDixie Dregs(SteveMorse)だけどね。超人的に速いカントリー・リックを含んだ曲。その曲を題材にKellyさんの右手のテクニックを楽しみたかったのだ。

すると、すんなりと提案を受け入れてくれた。それをそのまま弾く…とかいうことではありませんよ。アイデアの方向性を受け入れてくれたのだ。

これだけ書くと、メタルからブルース、カントリーまで節操無く弾く輩…なんてこと思う人もいるかもしれない。
決してそうではない。何でもできる…つまり何でも勉強しているのだ。案の定、アメリカでの活動を経験している彼はカントリー・ミュージックの重要性も十分に理解しているようだった。

80vそんなアメリカでの経験を持つKellyさんは当然ブルースの重要性をよく理解している。だからこそ、この稀代のシュレッダーがわざわざブルースを伝授しようという気になったに違いない。
また、そんな企画を実現させてしまったアトス・コーポレーションも称賛に値する。
50vこれがそのkelly SIMONZのブルース指南DVD『Kelly SIMONZ へヴィ・ブルース・ロック・ギター』だ。発売は2013年8月27日。

ジャケットの写真は私が撮影した。

90dvdv
内容はというと、ブルースの概念からコードについて、リズムやコード進行、スケールや細かなテクニック等々、
kellyさんのエデュケーターとしての経験をフルに生かしたキメ細かい仕事といえよう。

今の時代だからこそ重要な意味を持つ教則DVDに仕上がった。

100アトス・インターナショナルの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

110v私を知る方ならご存知だと思うが、実は私はブルースを能動的に聴くことはほとんどない。まったく聴かないことはないのだが、完全に「勉強聴き」なのだ。
ブルースのCDもゾロゾロ棚に収まってはいるのだが、それらは完全に資料と化している。
でもブルースの味方だから!

で、今この原稿を書くのにブルース気分を高めようとImmediateの有名なコンピレーション・アルバム『Blues Anytime』を聴いているんだけど、このブルースの人たちってどうしてかたくなに「三単現」の動詞の変化を拒むんだろうね。

「She don't need me any more」とか…。The Beatlesにもたくさんあるよね、こういうの。
もちろんそれは黒人の歴史に根差していることは理解しているし、リズム的にも「doesn't」がハマらなかったりするんだろうだけど、白人が真似することはないようにも思うのよ。この辺りも我々ノン・ネイティブには永久に理解できない得もいわれるブルース臭があるんだろうね。

英語の誤用と言えば、アメリカの友人に「日本語には冠詞がないので、使い方を正しくマスターするのに大変苦労する。aやtheを使わない英語はあなた方にとってどう響くのか?」と訊いたことがある。
答えは「意味は何ら問題なく通じるけど、その人の知性が低いように聞こえます」だった。
しかし、これがひとたび書類となると連中、「a」と「the」の区別はメチャ厳しいからね。苦労してるんスよ、私も!

それで、その歌詞に見られるブルース英語を日本語にどう訳すのかがまた興味深い。調べたことはないけど…。
上の例を用いれば「もう彼女はオイラのこと、いらねぇんだっぺ!」とかになりがちのような気がするな。でも絶対違うよね。
やっぱりブルースを極めるのはムズカシイ?!

120さて、ここでアトス・インターナショナルから発売されてるDVDで私の写真が使われている作品をドサクサに紛れて紹介させていただく。早い話し、自分の宣伝ですな。
でもDVDの内容も最高よ!

まずはD_Driveの初の東京ワンマンのもようを収録したライブDVD『D_Drive LIVE IN TOKYO』。
これは内容収録時に同時に六本木のmorph Tokyoというライブハウスで撮影させて頂いた。
宣伝ポスターの写真もやらせていただきやした。
今だから言うけど、この日、プレス・ピットに入り、演奏が始まってしばらくしたらどうにもハラが痛くなっちゃって…。トイレに行くには超満員のお客さんをかけ分けていかなければならないし、そもそも、そんなことをしていたらシャッター・チャンスを逃してしまう。イヤ~出たね~、アブラ汗が…。
どうしたかって?D_Driveの素晴らしい演奏で痛みを忘れた。それと気合少々。それほどスゴイ演奏がこのライブDVDには収録されてるの。

130dvdこれはD_Driveのベーシスト、Shimataroちゃんの教則DVD。上と同じ日に撮影したもの。
SHARAさん曰く、「こんなにイイ人今まで見たことない!」というぐらいイイ人がShimataroちゃん。ウチの下の子にルックスの雰囲気も性格も似てる。優しさとテクニックと音楽とベースへの愛情にあふれた一編。

140dvd
さて、大好評だった先立っての台湾遠征に引き続いてドシドシ海外への進出も視野に入れているようだ。
そして、忘れちゃならないのはKelly SIMONZのお伴はいつでもMarshallってことだゼ!

Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒++Kelly SIMONZ Official Website++
150私がナニをやってるかはコチラ⇒Marshall BlogまたはShige Blog

(一部敬称略)

2013年8月12日 (月)

見逃せない『LIVE ROKUGENSHIN in TOKYO 2013』!!

「童謡なんてどうよ?」…こんな書き出し、どう読んでも動揺する?同様にどよめきが起こったのは土用の丑の日のうなぎに値段ね。「どうよ」を7つブッ込んでみた。どうなのよ?

さて、日本が誇る美しいメロディ…童謡。これを最高のギタリストの演奏でタップリ、ウットリ楽しんでしまおうという企画が山本恭司さんがプロデュースするところの『六弦心』だ。
2012年2月に発売されたアルバムは海外でも評判を呼び、「日本のメロディ」の素晴らしさを世界に向けてアッピールした。
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「ギタリストのフィーリングで誰もが知っている童謡をアレンジして演奏する」とハードなロックに料理する人、フュージョンで迫る人…実におもしろい。

童謡というものは、そのほとんどがダイアトニック・トニック・ノートでメロディが作られているのが普通だ。キーがC(ハ長調)だったらピアノの白鍵の音だけを使っていると考えればいい。

一方ロックとかジャズは、元来ブルーノートを多用するのが普通であり、それがロックやジャズのカッコいいところなワケだ。ブルーノートとはダイアトニック・スケールの3、5、7番目の音絵御それぞれ半音下げた音…先程と同じくキーがCであればミとソとシを半音下げた音がそのメロディに使われている…とこうなる。

このことである。(久しぶりに池波庄太郎調である)

つまり、このお互いに両極端に位置する音楽をウマイ具合にゴッチャにするところが腕の見せどころなのだ。

まだある。ロックに限って言うが、「リズムを強調する」音楽でしょう?なので、メロディがシンプルであっても律動感に優れていさえすれば、カッコよく聴かせることができるところがある。
わかりやすい例のひとつとしては、The Beatlesの「Help!」。John Lennonが作ったこの曲のメロディは実にシンプルで、「♪When I was 」から「younger than」まで一つの音しか使っていない。
ま、Chuck Berryあたりのロックンロールが礎になっているのだろうけど、「I am the Walrus」なんかもメロディンは半音行ったり来たりするだけだ。
これの究極はナント言ってもAntonio Carlos Jobimの「One Note Samba」だろうが、この曲は最初「1音でメロディを作る」ことが前提になているのでチョット意味合いが異なる。

他方、童謡を見ると、そんな音をひとつだけ使った曲なんて見当たらない。比較的ドラマチックに音程が上下するメロディが多いことに気がつく。

童謡は完全にメロディ・オリエンテッドな音楽なのだ。「七つの子」や「花」や「赤とんぼ」のメロディを耳にして不快に感じる日本人はいまい。
こうしてみると、日本人は美しいメロディを味わうDNAを持った人種で、16ビート系のリズムを重視した音楽は極北にあると思うのだ。

ところで、最近の若手のバンドに(我々世代のいう)ロックっぽさがないと感じられるのは、先の「Help!」のようなシンプルなメロディを持つ曲が 少ないからなのかもしれない。もう出つくしてしまったとこともあるだろうし、Chuck BerryやLittle Richard時代の3コードできた本当にシンプルでストレートなロックを聴かなくなったからかもしれない。

反面、おもしろいことに私には時折耳にするパンク・ロック なんかが童謡に聞こえる。メロ・コアとかいうの?ちょっと詳しくはサッパリわからないけど、「メロディ重視」なんてことを標榜しているバンドの曲を 聴くと、童謡のようだ。そこにはロックが元来持っているハズのブルースのフィーリングが皆無だからだ。
何でもいい、試しにやってみるといい。童謡の曲を速い8ビートに乗せてガナリ立てると、アラ不思議、パンク・ロックになるよ。そうしてみるとパンク・ロックというのは至極日本的なロックなのかもしれない。

ま、そんなことを考えつつ、リズム 音楽vs.メロディ音楽…ギターを仲介にこれをいかにうまく手を取り合わせているかを味わうのが私流の「六弦心」の楽しみ方なのだ。

そして、大好評のファースト・アルバムから約一年、たくさんのリクエストに応えてリリースされたのが『六弦心 vol.2』。
30cd
発売に当たっては東京・代官山の蔦屋書店でフェアが開催され、D_DriveのSeiji&Yukiがイベントを開催した。
イベントのレポートはコチラ⇒D_Driveの六弦心~Live in 代官山

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NAMMで一緒になった時、ちょうどSeijiさんは参加している『vol.2』収録の「どこかで春が」のアレンジの構想を練っている時分で、「曲がシンプルなのでかえってアレンジが厄介だ」とおっしゃっていた。
しかも、誰しもが知っていて、歌ったことのある曲だ。ヘタなことは絶対にできない。しかし、見事SeujiさんとYukiちゃんは大役を果たし我が春を迎えたのであった!

20vいいCD作品を聴けば、それを生で体験したくなるのが人情というものだ。
そして、熱狂的なリクエストに応えて企画されたコンサートが、『LIVE ROKUGENSHIN in TOKYO 2013』だ。しかも、2日にわたって開催されるというから太っ腹!
開催日時と出演者は…
★2013年9月21日(土) [Rock Day] 開場16:00/開演17:00
山本恭司、青木秀一、横関敦、梶原順、他
<ゲストギタリスト>斉藤光浩 and more…

★2013年9月22日(日) [Crossover Day] 開場15:00/開演16:00
山本恭司、小沼ようすけ、野呂一生、天野清継、ICCOU、鈴木茂、安藤正容 、木村大and more…

2日間ともギタリスト達のバックを務めるは…石黒彰(key)、二家本亮介 (b)、山本真央樹(ds)

しかも、会場は東京キネマ倶楽部
この豪奢な会場で極上のメロディを最高の演奏で楽しむ…どうよ?

6g_img_3958我がMarshallファミリーからの出演はすべて21日のRock Dayだ。

原田喧太

40avD_Driveから…

Seijiと…

50avYuki

60avそして、CDには参加はしていないが、スペシャル・ゲスト枠で田川ヒロアキの参加も決定している。70この世紀のギター・コンサート、見なきゃ公開するよ~!(「どうよ」ネタ切れ」)

当コンサートの詳しい情報はコチラ⇒六弦心Official Website
6g2_img_3974※Marshall Blogは明日から夏休みを頂戴します。再開は19日です。

2013年8月 8日 (木)

Mr. Marshall Blog Goes to Nagoya~マーブロ名古屋へ行く

タイトルは1939年公開のアメリカ映画『スミス都へ行く(Mr.Smith Goes to Washington)』のモジリ。色々とウラの事情はあったにせよ、フランク・キャプラとジェイムス・スチュアートのコンビは実によろしい。『素晴らしき哉人生!(It's a Wonderful Life)』なんてわかっちゃいるけど泣ける。

さて、Marshall Blogは筆者が東京にいるもんだからどうしても東京のコンサートやイベントの話題ばかりになる。ちょっと格好をつけて言うと、あとはロンドンの話しとかね!
で、案外機会がない、というかほとんどチャンスがないのが国内の東京近郊以外で開催されるコンサート等の取材だ。
もちろん、取材したいイベントの類が東京以外にも山のようにあることはわかっている。しかし、色々な事情で実行できないのが現実なのよん。

ところが今回、取材のご依頼を頂き名古屋に出張して来た。場所は大須のElectric Lady Landの姉妹店ell.SIZE。

私はね~、こう見えても前のElectric Lady Landに出演したことがあるんよ。18歳の時だからもう太古の昔だね。当然アンプはMarshall。1959と1960AXを使っていた。

今と違って当時はツアーするバンドなんてあまりいなかった。ツアーしたって、旅先で集客できることなんてまず期待できないからね。
だって、レコードを出すか、雑誌に載るか、電波に乗るぐらいしかバンドの名前を地元以外の地域に伝播させる手段がなかったからだ。
CDと違ってレコードを作るには莫大な金がかかったし、ロック・バンドがテレビに出ることなんて皆無に近かった時代だ。
だから、地元以外のコンサートでは本当に「出演者の方が客の数より多い」なんてことが起こっていた。

私が参加させてもらっていたバンドは決して人気があったワケではなかったが、景気づけというか、話題作りというか、とにかく名古屋、京都、大阪を回ったりした。今となっては大変いい思い出だ。

10vさて、出演は上の写真にあるように当日はDouble Headliner(ダブル・ヘッドライナー)で、我らが中野重夫が参加しているDYNAGONと…
20vTrio the Collagens。令文さんたちは全国をツアーの後半をやっているところなのだ。
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ちなみに!日本ではメイン・バンドが2つ出演するコンサートを「ツーマン」とか呼んでいるが、これは止めていただきたい。せめて「ツーメン」とするべきでしょう。でも、これも信州伊那あたりの麺料理みたいでシックリ来ない。
これも絶対違うと思って、「困った時のSteve Dawson」ということで、また正しい英語表現について訊いてみた。
で、こっちは『Rocky Horror Show』に出て来る「Double Feature Show」が「ツーマン」に当たる表現かと思ったんだけど、どうもこれは「2本立て映画」に使われる言葉のようだ。

それではコンサートの場合はどういうかというと、アラマ単純なのね、「Double Headliner」とか「Double Headline」でいいそうだ。少なくとも「ツーマン」よりはるかにカッコいいし英語っぽい。
こういう英語は現地に住まないと習得できないネェ~。でも、こういうことをひとつひとつ積み重ねて覚えていくことは英語の勉強においてとても大切なことだと思いますよ。
何故かというと、言葉は文化で、こういう言葉にこそ文化が染み込んでいると思うからなのね。

さて、このDYNAGON。これが実にいい!
最近はD_Driveやmintmints等、歌なしのインスト・バンドが話題を集めているが、DYNAGONもそう。
これがコッテコテのハードロック+プログレッシブ・サウンドで愉快痛快、気持ちイイことこの上なし!
お招きに預かって幸せだわ~!

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メンバーはアメリカ帰りの疲れを一切見せない中野シゲオ。後から来るよ~。
シゲさん、SGだよ、SG!
30v加藤タケシ

40v宮田トシ

50v増井ヤスの4人。
60vそして、Trio the Collagensは大谷令文、小笠原義弘、ロジャー高橋からなるもうマーブロではおなじみの重戦車プレイヤーたちだ。

70_2実はMarshall Blogが今回お邪魔した目的はもうひとつある。
それは中野重夫がパーソナリティを務めるFM愛知の人気番組『中野重夫のKeep on Rockin'』に出演するためだったのだ。

この番組はゲストを招いてインタビューしたり、楽器をスタジオに持ち込んでジャムセッションをしたりと、楽器の話しを延々としたりと、ロック好きにはタマらん構成になっていて、ナント6年も続いているのである。

実は私は今回が2回目の登場で、前回は5年位前かしらん?年末年始にかけて、つまり年内最後と新年最初の放送に出してもらったことがあった。

今回は前回と異なり、正式なイギリスのMarshallのスタッフとしてお招きをいただき、Marshallの50周年の話しや、Marshall Blogについて、ロック全般の話し、NATALやEDENについて、マー本のこと等々、このMarshall Blogの一部を切り取ったような内容をベラベラと語らせていただいた。
ダメなんだよね、しゃべりだすと止まらなくなっちゃって…。

もちろんメインの収録はDynagonへのインタビューと…

80_2オガンちゃんとのインタビュー…

90_2それに令文さん、ロジャーさんとのインタビューだ。
昔からの仲間たちだけあって、話しが弾む!

これらのインタビューでひと月分の放送ソースとなった。光栄にも私めの登場する番組が2回分だそうだ、あんな取りとめのない話をどう編集するのか楽しみだ!

放送は今月の末あたり(このへんがシゲさんらしい)から9月にかけてということだ。
東海中京方面のロックファンのみなさまどうぞよろしくお願いします。

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ところでコンサートの内容はというと…これが双方また滅法スゴかった!近日中に詳しいレポートを掲載するのでそちらをお楽しみになすってくださいまし!
120DYNAGONの詳しい情報はコチラ⇒DYNAGON Web

130(一部敬称略 2013年8月6日 名古屋ell.SIZEにて撮影)

2013年7月26日 (金)

SHOW-YA 23年ぶりのシングルをリリース!

昨年3月、22年ぶりのニュー・アルバムをリリースしたSHOW-YA。
今春には5年ぶりの『NAONのYAON』を大成功させ、来年の開催も決定させた。

Marshall Blogでは『NAONのYAON』を5回にわたり具(つぶさ)にレポートさせていただいた。掲載までにちょっと時間はかかってしまったが、ビックリするほどのアクセス件数でSHOW-YAの勢いを再確認した次第である。内容は次の通り;

vol.1 : SCANDAL、Cyntia、DESTROSE登場!

vol.2 :LoVendoЯ、平野綾、星屑スキャット、Yuki&Chiiko登場!

vol.3 : シシドカフカ、土屋アンナ、夏木マリ、矢沢洋子、杏子登場!

vol.4 : 中川翔子、相川七瀬登場!

vol.5(最終回) : SHOW-YA登場、そしてフィナーレ!

「~ぶり」が多くて恐縮だが、一昨日、今度は23年ぶりのシングルが発売された。
タイトルは『V.S. MYSELF』。
CD2曲とDVD3曲がカップリングされた2枚組だ。しかも、DVDは『NAONのYAON』のステージを完全収録!上でいうとvol5.のとこですな。

もちろん内容は言うに及ばず素晴らしいもので、いわゆる「会心の出来」というヤツだ。sun-goさんのMarshallサウンド全開よ!
またジャケットに使われている写真がいいね!(自分で言っとかないと…)

Sleeve そして、この『V.S.MYSELF』の発売を記念して、新宿のタワーレコードではパネル展が開催されている。

Vs_img_5382野音で撮影した写真を中心にパネルが構成されている。一枚一枚見せてあげたいのはヤマヤマだけど、『V.S.MYSELF』を買いに新宿まで足を運んだついでに私めの入魂のショットをご覧いただきたい!(いつまでやってるか不明のため、お出かけの際にはお店のご担当者にご確認願います)

Vs_img_5389 そして、明日7月27日は『QUEENS BIRTHDAY』。色々と企画が盛りだくさんなコンサートですぞ!赤坂BLITZでお待ちしております。

SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAL SITE

(一部敬称略 協力:タワーレコード新宿店)

2013年7月25日 (木)

Royal Baby誕生記念…それとは関係ないThe Rocky Horror Showのはなし

しかし、色々とあることないこと(基本的にないことは書いてませんが…)、よくもこんなに続いてるナァ~と我ながら感心してしまうね、このマーブロは…。
それもこれもすべて応援してくださる皆様のおかげと心から感謝申し上げます。今までどうもありがとうございました。

エ、もう終わり?


んなワケないない!

「見てますよ!」とか「アレ、おもしろかったですよ!」とかMarshallのシャツを着てコンサート会場にいるだけでたくさんの方々らあたたかいはげましのお言葉をかけていただいております。うれしいです。
おかげさまでアクセス件数は上がる一方…愛読いただいている方々にこの場をお借りして心から感謝申し上げます。
これからもおもしろい記事づくりに鋭意邁進していたいと思っております。何卒Marshallをよろしくお願い申し上げます。

…って、何でこんなこと突然あらたまって書いているかというと、大変にうれしいことがあったのだ!ここのところズーッと苦労していたんだけど、このブログの作成プログラムが異常に使い辛くなって、イライラして何回PCをヒックリ返したかわからない状態だったんですよ。
さんざん文句を言った結果(何しろこっちは毎日たったひとりで記事を書いてるかんね。すこしでもプログラムが悪化すればすぐに変化がわかるのよ)それがこの度、大幅に改善されたのです。もう気持ち良くて気持ち良くて!心機一転、またバリバリ書く気になったのです、ハイ。


さて、「うれしいこと」といえば、何といっても「Royal Baby」ね。生まれたね~。男の子。エリザベス女王が亡くなったら、向こう80年ぐらいはHis Majestyのもと、イギリス国家が「God Save the King」になるね。どうするQueen、どうするSex Pistols!

ホントここのところ、時代が「イギリス特集」をやっているのではないかというほど話題がテンコ盛りだった。

エリザベス女王の在位60周年記念の『Diamond Jubilee』やそれに続くロンドン・オリンピック…
(写真はDiamond Jubileeの記念コイン)

Mrb_img_5377Marshall Amplification創業50周年とそれを記念するコンサート『50 YEARS of LOUD LIVE』の開催。

50img_9065そこへもってきてキャサリン妃のご出産…とおめでたいことずくめだ。
かつてはエリザベス女王から叙勲され、昨今ではアン王女が工場をお訪ねになるほどロイヤル・ファミリーと親交のあるMarshall社の一員として心からお祝い申し上げます。

さて、ご出産に関しては、日本のテレビ局でも生まれる前からずいぶんと時間を割いてSt.Mary's Hospitalからのレポートを展開していた。

このSt. Mary's HospitalというのはPaddingtonにある1845年開業の由緒ある病院だ。
今回はじめて知って驚いちゃったのは、私の日本人の友人がナントここで出産の経験をしていたのだ。
テレビでも報じていたが、やはり彼女の時もえらく短い入院期間、というか入院時間でビックリしたそうだ。
それよりも問題は病院で出された食事だったそうで、いかに病院であろうとも、例のあの冷たく味気のないサンドイッチが供されガックリしたそう。
キャサリン妃のはどうやらもっとおいしいサンドイッチらしいよ。

さて、もうひとつ。下の写真も今年生まれたMarshallのRoyal Baby。Buddyちゃん。彼はウチの社長の奥様のお孫さん。キャーイーでしょう?
プレゼントした日本の甚平(jimbei)を着てニッコニコ(本人はまったく気が付いておりませんが…)。
会ったことはないんだけど、もう可愛くて可愛くて!

ウチの下の子は小さいころ色が真っ白で目が大きくて鼻が高くて、髪の毛がオレンジ色だったのでよく「外人の赤ちゃん」と言われ、大学の時でもクラブの後輩に「先輩ってハーフっすか?」なんてよく訊かれたようだが、ゼ~ンゼン。Buddyちゃんに比べたらゼ~ンゼン偽物よ。

おばあちゃんの話によれば、Buddyちゃんが生まれる時も、朝の6時に病院に入り、1時半に生まれて、夕方5時ぐらいにはもう家に帰ってたんだって。日本は1週間ぐらい入院するでしょ?でも彼女は日本式の方がお母さんもゆっくり休めていいって言ってた。
ほんと赤ちゃんの笑顔には癒されますな~。

Mrb_img_5369_3さて、Buddyちゃんとガラリと変わってこのコワモテ!

Steve1
サングラスを取るとこんな感じ。コワいですね~。

彼はMarshall社の中でも古参の部類に入るベテラン社員のSteve。こんなルックスで、しかもおどろどろしい「なんとかメタル」が大好きと来てる。目があったら最後、ブッ飛ばされますから。

Steve2
ウソウソ、このSteveが実にいい人で、私のことを「Bro!」と呼んでいつもよくしてくれる。
仕事はブッ早いし、頼りになるBroなのだ!
下の写真は去年の11月、Movemberの頃、ヒゲを剃ったところ。ま、こうしてみると普通のおじちゃんだ。

そのSteveがある日、『The Rocky Horror Picture Show』を見に行ってきたという。30年前の話などではなくて先週の話しだ。
彼ほどのロック通がまさかこの映画を観ていないワケはないので、どうしたことかと思い尋ねてみると、「『Rocky Horror』が40周年なんだ、bro」というではないの。

そうか…『ロッキー・ホラー』も40周年なのか~と感心し、貧弱極まりない私の「ロッキー・ホラー・グッズ」を引っ張り出して今日の記事を書くに至った。教えてくれてありがとうBro!

今年40周年を迎え、なるほど調べてみれば、舞台の方はイギリス国内をツアーし、映画もそこらじゅうで上映されているようだ。

Steve3DVDの類。いっぱいあるように見えるが、2種類なの。

ご存知の通り、『The Rocky Horror Show』は元々は舞台ミュージカルで、初演はロンドンのSlone SquareにあるRoyal Court Theatreで、40年前の1973年のことだった。
ちなみにこの劇場を背にした通りはKing's Roadといって70年代のロンドン・パンク・ファッションの発祥の地となったところだ。今はパンクの「パ」の字も感じられないとても賑やかなショッピング・ストリートになっている。近くで偶然に見つけた「イギリス陸軍博物館」にフラリと入ったことがあったが、案外面白かった。

話しを戻して…この作品はRochard O'Brienという人が、子供のころから好きだったSF映画とB級映画の融合を目指して原案を制作し、歌詞を書き、曲をつけてミュージカルに仕立て上げたというもの。
そして、1974年にはロサンゼルスのRoxy Theaterで上演され、世界中でカバー公演が開催された。1975年には映画化となり、たくさんの信者を作り出した。

私は一回も映画館に足を運んだことがないのだが、コスプレをしたり、映画の進行に合わせて観客も同じことをしたりしながら鑑賞するので有名な作品だ。
東京では今は無き「有楽シネマ」で週末のオールナイトでこの映画を長い間かけていたように記憶している。

Rhs_img_5278こちらはCD。主役のDr.Frank-N-Fruter(フランクンフルター博士)に扮したイギリスの俳優Tim Curryはロンドンのオリジナル・キャスト、ロサンゼルスRoxyのオリジナル・キャスト、さらに映画『The Rocky Horror Picture Show』の3つをこなし、押しも押されず大スターとなった。
後年、『ホームアローン』のニューヨークに行くヤツに意地悪なホテルマン(あれはPlaza Hotelだったかな?)として出演していた。笑っちゃった。

このCDは右が映画のサウンドトラック。左がオリジナルのRoxyキャスト盤。演奏もアレンジもRoxyの方が断然よろしい。

ここに収録されている「Sweet Transvestite」と「Time Warp」をかつて名古屋のなぞなぞ商会がカバーをしていて、「Sweet Transvestite」ではテンポを上げて、映画同じように、ボーカルの遠藤豆千代が自己紹介する場面が異常にカッコよかった。あれは渋谷の屋根裏で観たんだっけ。
一方、「Time Warp」も最高にカッコよかった。なぞなぞ商会はFrank Zappaのカバーを独特のオリジナル日本語歌詞をつけて演奏することでとても高い評価を得ていたが、この曲に付けられていた歌詞もまたすさまじいもので、「♪膵臓、心臓、子宮、肛門へ」という歌いだしだった。
話しはそれるが、Zappaのカバーの方もすごくて、特に「Carolina Hard Core Ecstacy」を改作した「Japanese Hard Core Ecstacy」の「俺の目をつぶしてくれ(原曲はCan't remember what became of meというゼンゼン関係ない歌詞)」という箇所にはショックを受けた。

Rhs_img_5292これはだいぶ前にNYCのBroadwayで買ったソングブック。B級丸出しのイラストが魅力的!
Rhs_img_5283表4はこんな感じ。この作品の元ネタはSFとB級映画だけでなく「Transvestite」つまり性倒錯者にあって、40年間は相当センセーショナルなものだったハズだ。今では「女装家」なんて職業もあるようで、あまりにも時代が変わったとしか言いようがない。

そして、変わらないのはこの作品の人気だ。
このあたりが今日一番訴えたかったところなのだが、この『The Rocky Horror Picture Show』というのはほとんどの欧米人が観る映画で、大抵の人が挿入歌を歌えたりする。
それはさっきなぞなぞ商会のところで触れた「Time Warp」のことだ。
この曲はRichard O'Brienが自演するRiff Raffという奇怪な男が歌う軽快な8ビートのロック・ナンバーだが、アメリカなんかでは(オーストラリア人も知ってる)これを高校卒業のダンス・パーティ(prom:『BAck to the future』でMichael J. Foxが「Johnny B. Goode」を弾くあの「深海パーティ」とかいうヤツね)で踊るというのだ。

イギリス人だってそう。特に女性なんかに「Time Warp」の話しをすると、振り付けまで見せてくれて、「アレ、手はどっちだっけ?」、「ここで足を上げるんだけっけ?」なんて楽しそうに説明してくれる。ピンク・レディみたいなもんですな。

ようするにですね、いつも書いているように音楽の存在が、特にロックの存在が日本とはまったく違うってことなのね。もうこういうところからしてゼンゼン文化が違う。
日本はもう「J-POP」っていうくくりで小さくまとまっちゃって、ロック文化は当分仮死状態のままであろう。
「椎名林檎がハード・ロックだって?ふん、ハード・ロックも舐められたもんだ」と誰かが何かに書き込んであって、それに味方する人がワンサカいたのを知ってうれしかった。
「国民的ロック・バンド」と形容され、「サザンはロックはない!」ってくれる人も多いようだ。
でも、このことは椎名林檎もサザンには何の問題もなくて、そうした言葉の誤用を流布させる制作側に大きな問題があると思うのだ。
何も音楽を知らない人が「ハード・ロックといえば椎名林檎でしょう!」と聞かされれば、「椎名林檎」はハード・ロックだと思うっちゃうよね~。んじゃ、Deep Purpleはどうするの?
大変危険なことだと思うのです。

いつも書いてるけど「アーティスト」とか「楽曲」とかもうやめたら?「歌手」は「歌手」、「曲」は「曲」っていうべきだよ。それから「参戦」だとか「降臨」とかもやめた方がいいと思うな~。
日本は「言霊の国」、小学校から英語の勉強なんていりません。もっと自分の言葉を愛し、正しく使う訓練をしましょう。

Royal Babyの誕生と『The Rocky Horror Show』の40周年を記念して最後は日本のロックを憂いてみた。前半とトーンがエラク違っちゃったな。

『The Rocky Horror Show』を観たことのないロック・ファンの方、まずは観てみてください。

Rhs_img_5288
(敬称略)


2013年5月20日 (月)

mintmintsフォト・セッション!~寺沢功一誕生日スペシャル!

Shige Blog 2012年7月5日初出

ポップでハードでテクニカル、おまけにキュートでスリリング…こんな形容がmintmintsの音楽にピッタリだと思うがどうだろう?ベンチャーズのテケテケから始まって、ロック・インスト・バンド数あれど、クォリティの高い曲にこれだけの要素がごく自然に混ざり合っているのはmintmintsだけ。ギター・ミュージックの楽しさをとことん教えてくれるのがmintmintsなのよ!

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そう、mintmintsは言わずと知れたEARTHSHAKERの石原SHARA慎一郎のソロ・プロジェクトじゃんね。

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これまで『whitemints』と…

Whitemints

『Splash』の2枚のアルバム発表をし、大きな支持を得ている。
Splash

そのmintmintsが9月にニュー・アルバムを発表する!ってんでツアーやらリハやら、アルバムのアートワークやら色々と身辺がにぎやかになってるのよ!
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で、今日のレポはそんなソワソワ、ワクワクのmintsのリハにお写真撮りがてら潜入してきた!

このあたりがその時に撮ったポートレイト。

石原"SHARA"慎一郎。
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ベースは寺沢”てらちん”功一
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もう一枚、てらちん!実は今日の今日、お誕生日なのだ!おめでとうございま~す!
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五十嵐"sun-go"美貴
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向山テツ
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もうみんな明朗快活な人たちだから、始終ケタケタ笑って実に楽しい!この明るさがmintsの音楽性に反映されているんだね~。

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でも、ひとたびプレイし出すと真剣そのもの!
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誰ひとりヘラヘラしていないし、納得がいくまで何回でも同じ個所を確認して練習する。キャリア豊かな超一流のプロだから当然か。
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この辺りはSHARAさんとsun-goさんのハモリのチェック。
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SHARAさんが作った練りに練ったメロディに慎重に副旋律を重ねていく。

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みんなでアイデアを出し合いどんどん曲を磨き上げていく。いいナァ~、入りてぇーなー、mints。
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オッと!忘れないうちに書いとかなきゃ!!
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ギターのメロを殺さない、それでいて曲の厚みを極限まで増す完璧なベース・ライン!さすがトップ・ロック・ベーシスト!今日が誕生日だ!

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快感、そしてまた快感!もういつ聴いてもテツさんのドラムにはマイるね、鳥肌立っちゃって困っちゃう!
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さて、mintmintsは9月14日の金沢を皮切りに京都、大阪と『love & mints tour 2012』と銘打ったツアーを敢行する。

エ、東京は?って?東京公演は来る今度の日曜日、7月8日と28日に新代田Boogie Stockで催されるんだけど、完全ソールド・アウトなのよ~。ゴメンね~。

ニュー・アルバムお楽しみに!ジャケットもお楽しみにね!
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mintmintsの詳しい情報はコチラ⇒mintmints News

石原SHARA慎一郎の詳しい情報はコチラ⇒石原"SHARA"慎一郎Official Site
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(一部敬称略 2012年7月3日 新代田Boogie Stockにて撮影)

WeROCK No. 029

Shige Blog 2012年6月19日初出

2012年6月14日発売のWeROCK No.029にマーシャルの特集が掲載されています。文章、写真ともに担当させていただきやした!

表紙は閣下ね。

WR029

ジムの生涯とマーシャルの歴史…

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マーシャル・ミュージアム展示の名器、珍器…

Marshall-2

マーシャル社社長、ジョン・エラリー氏のインタビューやマーシャル・プレイヤーのメッセージなど盛りだくさんの内容でで構成されています。

Marshall-3

是非ご覧くだされ~!

WeROCKの詳しい情報はコチラ⇒WeROCKオフィシャル・サイト