Marshall Blogに掲載されている写真並びに記事の転載・転用はご遠慮ください。
【マー索くん(Marshall Blog の索引)】
【姉妹ブログ】
【Marshall Official Web Site】
【CODE/GATEWAYの通信トラブルを解決するには】

2026年4月 3日 (金)

石川達也『Unwritten Tomorrows…』と局所性ジストニアを語る

去る2月、我がNATALドラマーの石川達也がクラウド・ファンディングを使って初めてのオリジナル・アルバム『Unwritten Tomorrows…』を発表した。
達也くんは「局所性ジストニア」という厄介な病気に罹患しながらもドラマーとしての活動を継続。
自分が創る音楽が同じ病いで苦しむ人やその周囲の人々、そして前進を試みようと努力している皆さんの心に響くように…という達也くんの願いに賛同した仲間が大勢集まってCDは制作された。0r4a0126 下がその『Unwritten Tomorrows…』。
収録された7曲はどれも粒ぞろい。
それらの曲を通して間違いなく達也くんの願いは叶うことであろう。
今日は達也くん自身にそのアルバムと局所性ジストニアについて語ってもらう。
Img_4994 
ジストニアとアルバム制作

Marshall Blog(以下「M」):達也くんとはQuorumの最初の頃からだからカレコレ13年ぐらい?
結構長い付き合いになってきたね。
石川達也(以下「T」):はい。いつもお世話になっております。
70v2_3Mイエイエ、こちらこそいつもNATALとMarshall Blogへのご協力に感謝しております。
さて、達也くんはある時「ジストニアという手足が不随意に動いてしまう病気に罹った」…という話しを打ち明けてくれました。
まだその時は失礼ながら「ジストニア」というと「どこかの国の名前か?」という程度の認識でした。
ところがその後、ドラマーで罹患している人が多いということを知って驚いたワケです。

チョットその辺りのことを話して頂けますか?
T:局所性ジストニアというのは簡潔に言えばひとつの職業病です。
同じ動作の反復をし過ぎることで脳の電気信号にエラーが発生し、筋肉の硬直やネジれが起きると言われているんですね。
同じようなことをしていても人によって発病したりしなかったりするので、ストレスやプレッシャーなんかも大きく関係してくるのではないかと個人的には思っています。
M達也くんが私のところに来て「ホラ、コレです」と何度かジストニアの症状を見せてくれたけど、アレには本当にビックリした。
T:私が「局所性ジストニア」と診断されたのは2023年のことでした。
当初、ジストニアは「治らない病気」という認識で、もう引退する他ないのではないか?と思っていたほどでした。
実際にその時は頭の中が真っ白になってしまって、今でも当時の状況をよく思い出すことができません。
ただ、その時点でこれ以上悪化させてしまい、請け負ったライブやセッションに出演できなくなることを考慮して出演をお断りさせて頂いていた案件もありました。
143v_2の当時の方々には多大なご迷惑をおかけしました。
Mそれは大きなショックだったことでしょうね。
T:はい。
後日、専門医から話を伺うと『薬で回復した人も、完治した人もいる』と告げられてわずかな希望が見えました。
ところが今にして思うとそこから1年の間に症状は少しずつ悪化していきました。
Mうん、よく電話で状況を説明してくれたことを覚えていますよ。
でもナニもしてあげられなかった。

T:足が思う様に動いてくれなかったり、タムを叩こうとしても腕が前に出なかったり、手首が急にひっくり返ったり…。
ドラムを演奏する時だけでなく、日常の生活にまで影響が出だしたんです。
例えば右脚が前に出しにくくなったり、一時期は右脚を引きずるようにして歩き、階段も一段ずつしか上り下りできないほどでした。
M身体的だけでなく、精神的にもさぞかし苦しかったことでしょう。
T:大変でした。
そんな状況の時に「もしこのままでは本当にドラムスを叩けなくなった時に後悔する」…と考えた挙句に出た答えが「制作をする」ということでした。
 
CD制作時の苦労
Mそんな肉体的精神的逆境の中で「ナニかを作る」?
相当な労苦を伴ったでしょう?
T:はい。見切り発車で始めた企画だったので想像以上に大変なことが多かったです。
170_3性格的な問題もあるのかも知れませんが、誰に何を連絡したのかわからなくなってしまったり、もらったデータを整理するのも私にとっては大変な作業でした。
それに加えて著作権のことに関しても無知だったので、お世話になっている方から力をお借りして、よくわからないながらも曲の登録などをしました。
M「ナニがわからないのかがわからない」ってヤツでしょ?
T:そうそう!
この制作作業とリハビリが同時進行だったこともあり、レコーディング曲によっては睡眠導入剤(リハビリ用の薬)を飲んで録音に臨んだこともありました。
Mそういえば一時期、「睡眠薬に効果があるんですよ」って言っていましたもんね。
あの時はチョット心配しました。
 
レコーディング・メンバー
160vMどのようにしてレコーディング・メンバーを決めましたか?
T:本当はもっともっと大勢のミュージシャンに声を掛けたかったのですが、特に自分の人生においてターニング・ポイントになった人、お世話になった人、憧れた人たちに絞ってお誘いしました。
この企画で初めて出会った人もいます。
自分が高校の頃から好きでその人の音楽を聴いていたんですが、落ち込んでいる時に聴いて元気を取り戻すことも多く、学祭でコピーを演ったこともあったんです。
それで企画を思いついた時期にちょうどSNSでその人を発見して「参加してもらえたらうれしい!」と、これも見切り発車で声を掛けたんです。
その他にも数年振りの連絡にもかかわらず親身になって話を聞いてくれて、ふたつ返事で参加をOKしてくれた方などとにかく皆さんには参加をご快諾頂いて感謝しかありません。
Mそんな憧れの人に参加してもらえるなんてさぞかしヤル気が倍増したことでしょうね。
 
収録曲について
Mアルバムを聴かせてもらってひと言…とてもカッコよかった。
参加メンバーが私もよく知っている人たちばかりなのでニヤニヤしながら聴いちゃった!
各曲について簡単に解説をしてもらえますか?
T:まずは「Driving Me Crazy」
参加メンバーはQUORUMのファースト・アルバムの時のメンバーです。
私が脱退してから10年という月日が流れ、メンバーもそれぞれの道で活躍して忙しい中、企画に参加してくれました。
本当にありがとう!
このバンド、そしてメンバーがいなければ今の私は存在していないとハッキリ言える程の経験をさせてもらいました。
再びこのメンバーで音源を収録できたことを本当に嬉しく思ってます!
MQuorumはMarshall Blogでもよく取材させてもらったもんね~。20 T:2曲目の「Where you are」は、これも私の中では欠かせないメンバーであるSilexのMashaさんに参加してもらいました。
『Marshall GALA』、『Marshall GALA2』と2回のステージを共にしてSilexへ加入…。
Mあ、そうか…Silexには2回のMarshall GALAがキッカケで加入したのか…。15 T:はい。
『Marshall GALA2』のすぐ後にコロナ禍に入ってしまったものの、共に乗り越えた仲間として、やっぱり今回も一緒に音を出したかったんです。
また、その周りで10年以上仲良くしてくれていた和亦(松浦カズマ)とリョータ(寺沢リョータ)。
スタジオでのリハーサルもいつものメンバーでワイワイ楽しく出来たのがうれしかったです。
そして久世さん…あまり世間的にはカラミがなかったものの、実は私が上京した当初からの知り合いなんです。
もちろん久世さんは大先輩で、顔を合わせる度に挨拶させてもらって今日に至るんですが、Mashaさんの作った曲を歌ってもらえたらカッコいいだろうな…というドリーム・チーム的な感じのレコーディングでした。590 MMashaくんとカズマくんのギターの違いもオモシロかった。
それと、久しぶりに久世ちゃんの歌を耳にしたけど、やっぱりカッコよかったわ。130 M次の「Proud To Be Myself」は?
T:さっき触れた高校の時に憧れていたギター/ボーカルの人が今やっているバンドとの共演です。
本当にこの企画を思いつく直前くらいでその方のアカウントを見つけてフォローしたら、なんとフォローバックがあったんです。
普段はこんなことはしないんですが、「いちファン」としてDMを送ってみたら返事をしてくれたんです!
そのDMのやり取りから数ヶ月後、訊くだけならタダと思ってDMで声をお掛けしたら良い反応で、とうとう参加して頂くことが決まりました。
何度も聴いた「あのバンドのあの人」に曲を書いてもらい、歌ってもらえるなんて今後の人生の力になるだろうと思い、もうデモ音源を頂いた時から勇気をもらいました。
レコーディングの様子はAmazonプライムビデオの「MAYKIDZ The Melodymatic Punchlines Tour in Asia」の映像の中で一部観ることが出来ますのでゼヒご覧ください。
Mフーム、それはうれしかったでしょうね~。
インターネットがなければ到底実現しない話ですな。S41a5352 M:次の「Life Is Chain Choices」はBLACO…BLACKCOFFEEですね?
高円寺に観にいったのはもう14年も前のことだよ。
だからZinくんやアキさんとも長くなりました。
T:最近はBLACOの活動ができていませんが3ピースでやっているバンドです。
実は2人との付き合いも上京したての時からで、東京で初めて加入したバンドにBLACOの2人がいたんです。
だから私は18年ほどのお付き合い?
Mナンダ、私とあんまり変わんないのね?
T:そうなんですよ。
2人と演るサウンドに川井さんの音が入ると面白いだろう思って今回のメンバーになりました。202 T:またZINくんの「たっつんのアルバムなんだから1曲くらい自分で詩を書きなよ」というひと言からこの曲では歌詞の原案も担当してます。
Mほんとだ。コレはMiwaさんが補作されているんですね?
となると沢木さんを除いてのLINX総出だ。
で、その歌詞はどんなコンセプトで書き上げたんですか?
T:アルバムのタイトルにもつながる話なんですが、同じ時期にプライベートでも落ち込むことがあって人生真っ暗みたいな状況だったんです。
そんな中で自分の気持ちの置き場所を模索するために色々と考えたり、本を読んでみたりする日々の中、クラウド・ファンディングで「こんなにも大勢の方から気にかけてもらえているんだ!」ということがわかって本当に心の支えになりました。
そうした絶望の淵にいる人に「前を向いて行こうぜ!」って曲ではなく、「状況をどう捉えるかは自分次第だよ!」という感じで原詩は書いたつもりでなんです。440_olc M:いいことを言うね~。「ガンバれ」って言ったってそうはガンバれないもんね。
5曲目の「ふるさと」ではガラリと雰囲気が変わる…。
T:そうなんです。
このアルバムの中では意外な1曲だったのではないでしょうか?
ピアノの史門さんやベースの山口さんは若い頃からとてもお世話になっている大好きなミュージシャンの先輩たちなのでやっぱり今回の企画にはハズせませんでした。
M:それと史門さんは久しぶり!
T:ですよね?
そしてボーカルの小田一葉さんも私の人生のターニング・ポイントとなった1人でもあり、拠点をアメリカに置かれているんですが、今も連絡を定期的に取っている大切な仲間の一人です。
この曲はもともと一葉さんの曲で今回のアルバムではカバー曲扱いになるんですが、バンド・アレンジされた音源がなく、一葉さんに送ってもらった音源を下地にアレンジを考えてメンバーと共有し、みんなの協力を得ながら最終的に今回のような形になりました。
M:アレ?この一葉さんはアメリカで「Kazha」というバンドをやっている方?
そのバンドのドラムスはRAZOR HIGHWAYにいたMASAYAさんですよね?
T:そうです、そうです!
Mそんな関係だったとは知らなんだ!210 Mそしてまたハードな路線に戻って6曲目は「Northernmost」
コレ、ベースは庄太郎ちゃんなんだね。
そういえばJekyll Ronove一緒にやったもんね。
T:この曲は大先輩ばかりに演って頂きとても光栄でした。
特にNOVさんは高校の頃にこれでもか!というくらいCDを聴き、VHSを見ていました。
もちろん小林さんも以前から存じ上げていてCDもよく聴いていました。
満園さんとは上京してから知り合ったのですが、それ以降本当によくして頂いていて。
メンバーがメンバーだけにこの曲自体も自身のルーツを存分に発揮できた楽曲になっているのではないかなと思っています。
M「Northernmost」は「最北の」という意味だからして、アナタのふるさとのことをタイトルにしたのかな?
いわば「ふるさと」の連ちゃんじゃん?
T:その通りなんです。
NOVさんが「歌詞はどんなんがええ?稚内(故郷)について書こう!そうするわ!」と言ってくれて、完成した歌詞をもらったら確かに稚内について歌っている歌詞でした!80_ghh M:そして最後の曲…コレは焼肉としゃぶしゃぶとスキヤキを一緒にしたような…。
T:ハハハ!はい、「My Story」ですね。
私が大好きなプレイヤーたちを集めた+もともとギタリストが大好きだった…ということ。
それとこれだけ色々なジャンルで活躍し、若手から大先輩までが参加しているアルバムなのだからギター・ソロのリレーが聴きたいということで、私のワガママが詰まった一曲なんです。
7分弱の大作となりましたが、個性豊かなプレイヤーたちのおかげで個人的には全く長く感じることなく聴くことができる1曲に仕上がったと思っています!70 
レコーディングこぼれ話

M音楽的な面ではどんなことが大変でしたか?
T:今回、半分位の曲はセルフ・ジャッジだったんですね。
過去のレコーディングはコンポーザーがしっかりいる中でOKかどうかの判断をしてもらっていたことが多かったんですが、今回は自分で良いかどうかを判断しなければならないのが大変でした。
自分の体調と時間をしっかり確認しながらその中に納めるということにも思っていたより神経を使いました。
620vMオモシロかったことは?
T:今となっては笑い話になりますが、1曲完全に録り終えたタイミングでトラブルがあったことが判明し、録り直しになった曲がひとつだけありました。
結果的には録り直したテイクの方がよかったのでOKだとは思っています。
時間はすごくギリギリになってしまいましたけど…。
M:CDを聴いていて特にドラムスの音がとてもアコースティック感に富んでいると感じましたが、レコーディングで音質的に特に目指した仕上がりはありましたか?
またそれは満足のいくものになりました?
T:僕はレコーディング経験が豊富な人間ではないので、「こんな音を作ればこう仕上がる」とイメージすることが少しムズカシイんですね。
そこで、少ないながらも過去の経験で学んだことを反映させながらとにかく「生の音」をうまく録りたいと思って音作りに臨みました。
また、それは回を重ねるごとに録り音もよくなって行ったので、個人的には満足したサウンドで録ってもらえたと思っています。
また、MIXエンジニアにも意図が伝わっていたか定かではありませんが、ご指摘の通り自然な生音が生きるようにとは思っていました。
ラフミックスを聴いた時点で作り込んだ感じのサウンドではなかったので、ミックスに関しても自身の意図とズレることはなく、そういったストレスを感じずにやり取りをさせてもらいました。
本当にそのミックスも細かいところのみの調整だけでスムーズに進められたと思っています。
 
タイトルとジャケット
M:タイトルに込めた思いは?「筋書きなき明日」って感じ?
「明日」は現時点では常にひとつしかないのに「Tomorrow」に「s」がついています。
ナニかこの辺りに思いが込められているのでは?

T:歌詞を考えるウチに自身の中でさっき触れた「与えられた今をどう見るかは結局は自分次第」というひとつの結論を出しました。
0r4a0151それを歌詞やタイトルにも反映させたいと思い、デザイナーにも相談して今回のタイトル『Unwritten Tomorrows…』になったんですね。
今日や現在を軸に考えて未来(明日以降)はまだ描かれてないと言う意味で、真っ黒な絵を描くのも色鮮やかな絵を描くのも本人次第なんだと。
今回私は局所性ジストニアを患った。
この事実を変えることはできませんが、幸いなことに全くドラムスを叩けない状態でもなかったワケです。
その状況でどういう行動を取るかは結局本人の現実の捉え方次第なのかな?と、自分の体験も含めて考えたタイトルです。
Mなるほど。
ジャケット・デザインは?
どういう意図が含まれているんでしょう?
T:実はデザイナーとの打ち合わせの時に今回のアルバムへの気持ちや伝えたいこと、思っていることを伝えただけなんですよ。
それでこのジャケット・デザインなんですが、私が帰省した時に撮った写真なんです。
このジャケットになる前にもいくつか案をもらっていたんですが、最終的にコレに落ち着きました。
完全に意味は後付けになりますが、「明日に向かって仲間たちと飛び立つ雰囲気」になっていて気に入っています。
きっとデザイナーもそういう意図を持って選んでくれたと思っています。
Mアレ?今気が付いたんだけど、このCDには「All Drum is Tatsuya Ishikawa」とあるだけで「石川達也のアルバム」というようなクレジット、つまり達也くんの名前が記載されていないんだね?
するとコレは「石川達也のソロ・アルバムではない」ということ?
T:あ、よくお気づきになってくれましたね!
そうなんですよ。
私の作品であって私だけの作品ではない…つまりみんなで作ったアルバムだと思って故意にアーティスト名をクレジットしなかったんです。
Mなるほどね~。「オレがオレが」ではないところがいかにも達也くんらしい。
納得しました。
Img_5003 
NATALドラムスについて

M:NATALの写真もありがとうございます。
T:どういたしまして。
大好きな楽器ですから!Img_4996 Mそれではその NATALについてひと言お願いします。
T:以前から持っていた印象として、NATALは生音のダイナミクスの表現がすごく素敵です。
小さな音から大きな音の表現の豊かさがレコーディングの時にも発揮されました。
生音だけではなくレコーディングされた音もその豊かさが全面に出ていたんです。
自分の頭の中で鳴っている音と限りなく近い録り音になってくれました。
Mそれはヨカッタ!
50_2 
レコ―ディング時のジストニア

M:ところでレコーディングの最中時にもジストニアの症状に苦しめられることがあったのでは?
240_2T:すでに申しました通り発症してからしばらくの間は悪化の一途でした。
一番ヒドい時には、左手でフロアタムを叩こうと思っても手首が上がらなかったり、手首をネジってしまったり、うまく腕が前に出なかったり、足首が固まったりすることで演奏に大きな支障が出ていました。
それに他の症状も出て来てしまって私生活にも支障が出るほどだったんです。
まだ完治したとは言えませんが、現在は私生活にはほぼ影響もなく、ドラミングについては制限がかかっているプレイ…例えばツーバスをドコドコやったりすることを避けて、時折多少の違和感は感じるにしても以前ほど全面的に不自由を感じることはなくなりました。
Mずいぶん色々と苦労して来たもんね。完治することを心から祈っています
 
リスナーへのメッセージ
Mそれでは最後にCDを聴いてくれた人、またこれからCDを聴く人へのメッセージをお願いします。300vT:まず純粋に曲やサウンドを楽しんでもらえたら幸せに思います。
局所性ジストニアや私自身に興味を持ってくださる方々にこのCDがこうしたバックグラウンドで制作されたことを知って頂き、それが誰かの希望や光になることができたらとても光栄です。
M私の知り合いのドラマーは、まだわからない部分が多いこの局所性ジストニアという疾患の存在を知って自分なりに勉強をして、「コレが原因ではないか?」と言われていることには断固として取り組まないようにして予防に努めています。
そういう自分が避けていることをしなければならないような仕事はお断りしているそうです。

そうした行動を取ることができるのも達也くんのようにジストニアに関する情報を広めてくれている皆さんがいらっしゃるからこそですよね。
だから達也くんが尽力していることは大変に意義があると思います。
T:ありがとうございます。
でもその方は賢明な対応をされていると思いますよ。
罹ってしまったら取り返しがつきませんから。
 
レコーディング・メンバーへのメッセージ
Mそれでは「この場をお借りして」というヤツでレコーディング・メンバーへのお礼のメッセージを伝えちゃいましょう
T:はい!
「石川達也」という無名のドラマーの企画にも関わらず、ふたつ返事で制作にご参加頂き、いくら感謝しても感謝しきれません。
本当にたくさんの方々にお力添え頂きました。
すべて見切り発車から始まってしまったため、至らない部分や不手際も多く、問題も多々あったかと思います。
ですが、皆さんのお力と2年という制作期間を経て、「石川達也復活の1枚」と呼べる作品が完成しました。
この場をお借りして改めまして深く御礼申し上げます。
そして、クラウドファンディングのご参加頂きました皆さん、本当にありがとうございました!
M達也くん、今日はどうもありがとうございました。
T:いいえ、こちらこそ!
Img_4897 去る3月29日深夜、日本テレビの『NNNドキュメント「局所性ジストニアという病~つながらない脳と体~」』という番組で達也くんがスポットライトを浴びた。
短い時間ではあったが局所性ジストニアの実態や、達也くんが奮闘する姿を通じて彼の苦悩と希望が浮き彫りにされたとても重厚な内容の番組だった。
並大抵のことではないとは思うが、これからもこの病気に負けずイキなドラミングで音楽ファンを楽しませて欲しい。
ガンバレ、石川達也!
でもムチャは絶対にダメだぞ!
  
200