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2018年10月15日 (月)

【LOUD & METALLIC WEEK】METAL WEEKEND~LOUDNESS World Tour 2018 RISE TO GLORY 凱旋公演 <前編>

 
ラウドに行こうよ!ロックじゃないか!
9月の後半はLOUDNESSづくしだった。
下旬に開催されたLOUDNESSのイベント『METAL WEEKEND』が4日間!
そしてその翌週にはエナジー・ドリンクのRED BULLが主催した『METAL MANIA』というイベントに出演したのだ。
Marshall Blogでは『METAL WEEKEND』に2回と『METAL MANIA』の取材にお邪魔させて頂いた。
ってんで、Marshall Blogも負けじと、今日から『LOUD & METALLIC WEEK』と題してブっ続けでこのあたりのレポートを掲載する。
向こう1週間とチョット…Marshall Blogのラウドでメタルなウィークをお楽しみあれ!
 
まずは『METAL WEEKEND』。
先を急ぎたいのはヤマヤマだけど、いい機会なのでチョット「週末」について調べてみた。
よく外人とメールのやり取りとしていると、金曜日の最後の通信には「Have a great weekend!」とか「Enjoy your weekend!」なんて書いてその週の仕事を締めくくるんだけど…そもそも「週末」とはいつぞや?
金曜日と土曜日?
土曜と日曜?
でも、1週間の初めは日曜日なんだぜ。それで「週末は」おがしくね?
あ、昨日、山形の人と一緒だったのでうつっちゃった。山形弁は実にチャーミングである。
そもそも、明治に入るまで、日本にはこの「曜日」という感覚はなくて、文明開化によって西洋から輸入されたモノなのね。
するとそういうモノには宗教が絡んできて話が長くなるし、ボロが出るのでカット。
ただひとつとてもオモシロい話を発見したので、それについて触れておくことにするね。
この「weekend」という言葉。
日本では何の抵抗も疑いもなく「週末」という風に訳されるけど、コレは誤訳なんだそうですよ。
確かに「end」は「おしまい」という意味だけど、「ハジッコ」という意味もあるでしょ?
ギタリストには「ボールエンド」とか「エンドピン」なんて言葉でおなじみのアレね。
それで「週末」ということを忘れて考えてみると、週の始まりは日曜日、そして終わりは土曜日…コレ両方とも週のハジッコにでしょ?
だから「weekend」は「週端」と訳すべきであって、「週の終わりがいつ」ということには関係なく、結果的に「日曜と土曜」が「weekend」だというワケ。
でも、コレは伝統的な話。
現在ではヨーロッパは月曜日を週の始まりとしているので、この解釈で「weekend」というと「月曜日と日曜日」がお休みになっちゃう。
「情けは人のためならず」みたいに、言葉の意味というモノはこうして変わっていくんですな。
 
4日間にわたって開催された『METAL WEEKEND』…初日はLOUDNESSの単独公演となった。

10今年1月に発表したアルバム『RISE TO GLORY』を引っ提げての夏のヨーロッパ・ツアーの凱旋コンサートだ。

20cdステージにはMarshallフルスタックの壁!

40アンプ陣はMarshallのプリアンプJMP-1を組み込んだいつものラック・システム。
世界がうらやむ「高崎サウンド」の製造元。

50v今回の足元のようす。

60そしてステージのそでにセットされた出番を待つ愛器たち。
コレでロックの準備は万端!

70『RISE TO GLORY』の冒頭に収録されている「8118」が場内に流れる中、メンバーが登場した。

80高崎晃

90v二井原実

110v山下昌良

120v西田竜一

130v「8118」からアルバム通りそのままリード・チューンの「Soul on Fire」に突入。
モノスゴイ歓声!
お客さんがみんなうれしそうにニコニコしてるんだよね。
え?ファインダーを覗きながら私もニコニコしてるって?
そりゃそうよ、LOUDNESSだもの!
この音、曲、雰囲気に囲まれてゴキゲンじゃないロック好きなんてこの世にいなかろうて。

140高崎さんの背後にはMarshallの壁。
やっぱりMarshallがよく似合う!
今日は珍しくサングラスをかけての登場だ。

100今日も冒頭からハイ・テンションの二井原さん。

150v二井原さんの背面には竜。後にはホンモノの竜さんがいるんだけどね。
そして「SOUL ON FIRE」!

115v燃えたぎるソロをタップリと盛り込んで、これから4日間にわたる『METAL WEEKEND』の1曲目が終了した。

160そして、ココもアルバム通りに「I'm Still Alive」をつなげた。

287 まずは新しいレパートリーに会場は大盛り上がりだ。

170「ラウドネスです!どーも!
『METAL WEEKEND』という乱暴な企画です…4連チャンです!」
4連チャンはスゴイ。
しかも、そこら辺のJ-POPみたいな軟弱な歌じゃないからね~。
二井原さんは鉄人だ。
「今日はヨーロッパでやったライブをそのまま皆さんにお届けするという企画です。いいですか~、トーキョー!」
おお~、東京にいながらにしてヨーロピアン・ラウドネス!
コレはタマりませんな。
このLOUDNESSの激演がどういう風にヨーロッパの人たちに響いたのか想像しながら聴くのが楽しい。
そういう時って絶対に自慢している気分になるんだよね。
だってLOUDNESSなんだもん!

180二井原さんのご挨拶の後は…

190_cnいきなり「Crazy Nights」!

200vさっそく…ヨーロッパの人たちもこの展開に興奮しただろうナァ~。

210v続けてもLOUDNESSスタンダード「Like Hell」。

230vこの重厚なリズム・セクション!
鋼鉄なんて形容では追いつかない。
まるでタングステンだ。

240vタングステンは全元素の中で最も比重が大きいと言われるオスミウム級の金属で、その比重は19.3!
一般的な鉄の比重が8なのでその倍をはるかに超える。
水の重さの約20倍ですからね。
タングステンはたった3.8cmの立法体で1kgもあるんだって!
ホンモノのヘヴィ・メタルだ。
その重さを利用してF1マシンのバランスを取るための重りに使われるのだそうだ。
まさにそんなタングステンのようなベースとドラムのアンサンブルだ。

250vお客さんの「♪Like Hell」の大合唱に呼応するかような炎のギター・ソロ。
そう、クリスチャンにとっての「地獄」は「炎」なのだ。

255vもう1曲、スタンダード・ナンバー。
久しぶりじゃない?
「Heavy Chains」、大好きな曲。

260_hc多分日本で最も重く激しく美しいトリプレット・チューン。
私はこういう曲にLOUDNESSの「日本人離れテイスト」を感じるんだよね。
280v最もカッコよかった時代の西洋のロックに薫陶を受けたことの賜物だ。
今の若いバンドさんたちはいいお手本がなくて気の毒だ。

270鐘の音が2つ…「The Sun Will Rise Again」だ!
コレね~、カリヨンなんかではなく、梵鐘の音色っていうのがいいんですよ。
でも、すごく曲にマッチしていると思わない?
この曲を知らないヨーロッパ人がこの梵鐘の音を耳にしてこんなドハードな曲が始まったらどう印象を受けるんだろう?
興奮していてそれどころじゃないか?

290_swr前アルバムからのタイトル&リード・チューン。

300v時折Marshallの壁に背中を寄せる高崎さん。
そんなシャッター・チャンスは逃しません。
コレがロック・ギタリストの正しい風景だ。
それにしてもこのギターの音!
フォトグラファー特権でナマの「高崎音」をタップリ頂戴しております。

310水を打ったような静かな客席に向かって放つ「♪The Sun Will~」…もうこんなスゴいカデンツァは日本人では二井原さん以外には不可能でしょう。
350「こんなもんでカンベンしといたろか?」って感じ?
二井原さんの声に負けないぐらいの大きな歓声!

320v_2今回のツアーは3週間で10本というツアーで移動が大変だったとか。
陸路で一日800kmの移動なんてのがあったらしい。
日本換算で東京から広島までの距離…それを聞いただけで腰が痛い。
移動して次の日が演奏ということもあるが、移動したその日に演奏などということもあるのだそう。
ステージでは疲れた顔なんて絶対に見せられないからね~。
大変な仕事ですよ。
「療養中のアンパンさんに代わってそのツアーに参加してくれたドラマー」と、改めて竜さんを紹介。
竜さんは初めてのヨーロッパ・ツアーでチェコでデビューされたそうだ。
20,000人ぐらいの会場で気温が60℃ぐらいあったとか…60℃は冗談だけど、相当暑かったんでしょうね。
日本もヒドかったけど、今年のヨーロッパの気候はメチャクチャだったらしい。
イギリスのMarshallの連中も暑さにヒーヒー言っていた。
だって、事務所にエアコンが付いていないのよ。

Z3 『Rise to Groly』に戻って「Go for Broke」。

330_gfbハードロックのお手本のようなリフ・チューン。
展開部が実にゴージャスだ。

340vサビの「♪We can break out, break out and go for broke」がメッチャ印象的なんだ。
どんなに間違えても、今風メタルのサビのような惨事にはならない。
 
ところで、この「go for break」という表現。
「当たって砕けろ!」という意味。
第二次世界大戦中、士官を除き、日系人だけで編成されてドイツ軍と戦った第442連隊戦闘団(442nd Regimental Combat Team)のスローガンが「Go for broke!」だった。
この部隊の死傷率は314%だったという。
第二次世界大戦のアメリカ兵の死傷率は1.8%。100人のうち2人弱が命を落としたことになる。
対して日本兵はケタ違いの26%。
死傷率が314%とはどういうことか…。
例えば100人の部隊が全滅して兵の補充をしなければ死傷率は100%となる。コレが314%ということは、442部隊の兵隊が全員死んで兵を補充して、3回以上入れ替わっているということ。
敵性国民としてアメリカ人に散々イジめられた日系人が見返してやろうと「大和魂」を見せた結果だろう。
この442部隊は結果、アメリカ合衆国史上最も多くの勲章を受けた部隊として知られていて、1951年に「Go for Break(邦題:二世舞台)」というタイトルで映画化もされている。
『ベストキッド』の「ミヤギさん」もこの第442連隊戦闘団の出身という設定だというので、DVDを観て実際に調べてみた。
在米日系人の強制収容所で医者が面倒を看なかったことによって奥さんと生まれてくるお腹の赤ちゃんを失くしたミヤギさんが偲んで酒を飲み、ヘベレケになっているシーン。
ちょうどダニエルさんがミヤギさんを訪ねてくると、上官に戦果を報告する追想の芝居をしてこういう。
「I kill many Jerry German, Sir!」
「Jerry」というのはイギリス英語で「ドイツ兵」のこと。
「442nd」という言葉自体は出て来ないが、多分コレがその「442部隊出身」ということを仄めかしているのだろう。
コレを確認するのに映画1本を観てしまった!だからマーブロ書きは時間がかかるのだ。
せっかくなので、脱線ついでにひとつ気が付いたことを書いておくと、ダニエルさんが引っ越して来て盆栽に初めて触るシーン。
お母さんが「コレはナニ?」とダニエルさんに訊くと「Baby tree」と答える。
するとミヤギさんは「ボンサイ」と正しい名称を教える。
ダニエルさんは初めて耳にする単語なので「バンザイ」と言い直すが、ミヤギさんはそれを聞いてイヤな顔をして「ボンサイ」ともう一度教える。
ミヤギさんは「バンザイ」という言葉がキライなのだ。
もちろんサイパンの「Banzai Cliff」のように犬死した日本人を慮ってのことだ。
不思議でしょ?
戦争が大好きな国がこういう映画にそういうシーンを盛り込んでくるんだから。
また、こういう緻密なシーケンスが盛り込んであるのでこの映画は面白いんです。
要するに脚本がよく書けているということ。
余計なことだけど、「go broke」だと「一文無しになる」という意味なので気を付けて!

295このギター・ソロ!
まるでよい脚本の映画のようにドラマチックだ。
「Crazy Doctor」なんかもそうだけど、一度聞けば口ずさめるようなメロディから泣く子もダマるハードなプレイへとつなげる…このコントラストが高崎さんならではなんだよね。
プレイに良質な「歌」があるの。

355濃密なパフォーマンスで前半の最後に到達。

356右手を高々と上げて当たって砕けた二井原さん。
おお~!竜と竜さんのユニゾン!

365vLOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒-Official Website-

730<後編>につづく 

200
(一部敬称略 2018年9月21日 ZEPP DIVERCITYにて撮影)

2018年10月11日 (木)

THE GOOD-BYE ANNIVERSARY CONCERT~35周年はじめちゃいます~

 
お客さんが長い入場の列を作っているのは中野サンプラザ。
2024年前後には解体することがとうとうキマったんだってね。
築45年だって。
一体何回外タレのコンサートに来たかナァ。
今は無き新宿厚生年金会館と合わせれば私の青春の30ページ以上になっていると思う。

10まだまだ全然キレイじゃない?
地震が皆無とは言え、19世紀につくられた劇場を今でも大切に使っているロンドンあたりの事情を見て知っているコッチとしては、「ナンだって何でもブッ壊しちゃうのよ!」とハラ立たしく思ったりもするが、中野サンプラザは大赤字なんだって。
何でも借入金が44億円あって、現在の純利益は2.2億円。で、コレをあと15年継続させるには32億円の費用がかかるそうだ。
このホールのキャパは2,200席。
今となってはZeppやBLITZのような大型のライブハウスが林立して、それ以上になると万単位のアリーナかフェス。
コンサートの在り方も45年のウチにだいぶ変わっちゃったからね。
色々と複合的な事情があるんでしょう。

20開場の時間となり、自分の席へと向かうお客さん。
「どんな席かナァ?」なんてね、心ときめかせたものですよ。
私はこの業界に入ってこの感激を完全に失った。
いつも楽屋口から入れてもらうからね。
Marshall Blogの取材なんかだと、そもそも席もないのが普通だし、カメラを提げて動き回るので、席をご用意頂いても意味がない。

30スゲエ人!
そんなワクワク感でお越し頂いたのはTHE GOOD-BYEのコンサ―ト。
1983年デビューだからして、今年で35周年となるのだ。
その記念すべき年のキックオフがこのコンサート。
いいね~、ファンの皆さん。今年1年楽しみで!

40The Beach Boysの「Good Vibrations」に乗ってステージに現れたのは…
 
曾我泰久

50v衛藤浩一

60vそして、野村義男さんの3人に加えて…
当時のTHE GOOD-BYEのサポート・キーボーズ・プレイヤー、小野澤篤。

70v和佐田達彦80v 和佐田さんはEDEN。
WT-800とD410XSTが2台というお気に入りの組み合わせ。

90ステージ下手を固めるsourcesの面々。

100野津永恒

110v加賀谷綾太郎

120v日髙隼人

130v鍬田修一
…という35周年イヤーの冒頭を飾る豪華な布陣。

140v ヤッチンの背後に控えしは…

150Marshall~!
JVM410Hと1960Aのハーフ・スタック。

160v 今日もゴキゲンなギター・サウンドで始まったのは「You惑 May惑」。

170「にくめないのがニクいのサ」、「1999」…180v 「Midnght Train」、「涙のティーンエイジブルース」。

190ナント、アタマ5曲ブっ続け!
しかも人気曲で固めちゃった…密度濃し!
ステージに向かってスゴイ歓声が浴びせられる。

200v冒頭から5曲も連続して演ることなどなかったそうで…
「往年の曲をすごくたくさん連れて来ました。最初の5曲ぐらい演らないと演りきれません。
最後まで目一杯楽しんで帰ってください」
270v「ペパーミント・パティ― Telephone」…

220「TWO NIGHTS」

230v「8月31日、月末の金曜日のお忙しい時間にありがとうございます!ワザワザお休みを取って来てくださった方々はあらゆる手段を使って頂いたことと思います。
明日から35周年目に入ります。
デビューした時は35周年を迎えられるだなんて思ってもいませんでした」
「明日から35周年」…じゃ、翌日にコンサートを開けばヨカッタのに!と思うのが人情でしょう?
すると…
「実は明日の9月1日はベンチャーズにこの会場を取られちゃっていたんですよ!」
残念!
ま、ベンチャーズなら仕方ない。
72回目のご来日だったそうです。

240vココでバンド・メンバーを紹介。
「どうにもナマにこだわりたい。ナマでTHE GOOD-BYEを再生したい」という希望で。ヤッチンのソロ活動でご一緒されている和佐田さんにご出演を依頼したのだが、一旦は断られたのだそうだ。
最終的にはこうしてステージに立った和佐田さんだが、この日、加賀さんの墓参をし、残っていた最後の加賀さんの弦を張って臨んだそうだ。

S41a02041984年のファースト・アルバム『HELLO THE GOOD-BYE』から3曲。
「イマジネーション・ブルー」、「Shock Me」…

250vそして「想い出のロングバケーション」。

260v_10B面の曲順通りに演奏。
このアルバム、amazonでスゴイ値段になってます。

9hgTHE GOOD-BYEの「秘密兵器」とか「隠し玉」とか紹介されて衛藤さんのコーナーに突入。
衛藤さん目立ってて別に秘密でも隠れているワケでもないような気がしますが、とにかく「花のお江戸は花盛り」!

S41a0306 イヨ~、風流だったわ~!
290v「新しいアルバムには必ず収録されるだろう」という自信作「LOVE」。

280v実は「LOVE」は3年前のコンサートでも披露していた。
そして次は誰にも聞かせたことがないという「宇宙初公開」の曲「今を生きよう」。
大人のラブソングということだが、新しいアルバムの断片が着々と作られているようだ。
ファンの皆さん、楽しみですね~!

S41a0419 舞台は様子を変えてアコースティックのコーナーに。
「Don't Make Me Blue」…

300v「僕色に染めて」から「Hey, Girl!」。

320vそして「Going Home」へとつなげた。

330ショウはいよいよ後半に移る。

340vお揃いのジャケットに着替えたTHE GOOD-BYEの面々。

350v「Another World」からの~!

360ヤッチンのアコギ・ソロ!

370丸っきりアコギ1本!

380v力強いストラミングで満員の会場を魅了した!
カッコよかった!

390次回はMarshallのアコースティックギター・アンプAS100Dを使って是非!
音のパンチ力がラインとはゼンゼン違いますから!

9as2後半はスゴかったね~。
冒頭の5曲連続に呼応するかのように、本編の最後を9曲ほぼつなげて演奏した!
「Presentにはハムスター」、「白夜のREVOLUTION」…

400「浪漫幻夢」、「アカン Be Love」…

410vお客さんへの質問コーナーも盛り上がったよ~!
「女性の方、自分を女性だと思ってる方?」
「今日はチラチラお見かけしますね~、男性の方?」
「35周年になるTHE GOOD-BYEを今日初めて観た方?」
「何十年かぶりに駆けつけてくれた方?」
「THE GOOD-BYEと再会してから5割以上の確率でライブに来てるぞ!という方?」
「人には言えない理由をつけて私はココにやって来たという方?」
「親戚に不幸ができた、ママ友の集まりがあると理由をつけて来た方?」
細かいな~。
「海外から来てくれた方?」
コレがいらっしゃったのよ。
「ドラム、うるさいな~。もうチョット大人しくしてて!」
そんな!
「デビュー・コンサートのよみうりランドEASTに来てくれた方?」
「京都の円山公園のコンサートに来てくれた方?」
「やっぱりギター・アンプはMarshallに限ると思っている方?」
コレはウソです。ヤッチン、言ってない。
「毎日Marshall Blogを読んでいる方?」
ココの反応が一番大きかったな…ウソこけ!
「35周年とは言わず、私は死ぬまでTHE GOOD-BYEを応援するという方」

440vイヤ~、盛り上がりましたね~!

420まだ曲は続く。
「Go to the ぱらだいす」、「祭り気分でTake a Chance」…

450「悲しきRadio Girl」から…

460本編の最後を締めくくったのはヤッチンのソロ・コンサートでもおなじみ「YES! YES!! YES!!!」
タオルの準備はいいかな~?

470ホイッ!

480ホイッ!

490ホイッ!
3カ所で撮った!

500もう後は突っ走るだけ!

510v大歓声に包まれて本編を終了したのであった!

520アンコールは2回。
まずは「Forever friends」と「昨日まではFunky boy」。

530v2回目は「Hong Kong Blues」と「赤いポルシェ」から…

540vヤッチンの「♪It's my life」の声が耳に残る「TAKE OFF」ですべてのプログラムを終了した。
3時間半という長丁場だけど、曲がいいから飽きないね。
とても素晴らしいショウだった!
35周年おめでとうございます!

ヤッチン、またお正月楽しみにしています!
 
曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒soga21.com

560v

200
(一部敬称略 2018年8月31日 中野サンプラザホールにて撮影)

2018年10月10日 (水)

Yuki Plays ORIGIN


今日はD_DriveのYukiちゃんのソロ活動のレポート。
「ソロ活動」ったって、D_Driveと並行して何かやってるワケじゃないけどね。
いわゆる「ショクナイ」っていうヤツ。
D_Driveあってのyukiちゃんだし、D_Driveは4人でD_Driveだからして。
そして、その傍らにはいつでもMarshall!

10v場所は汐留のコンラッド・ホテル東京。
このホテルって確か受付がスゲエ上の階なんだよね。
大分前にアメリカから来た取引先の人と受付で待ち合わせしようとしてビックリした記憶がある。
調べて見たら正解。
28階だった。
しかし、この辺りも築地市場がなくなっちゃって様子が変わったろうね。
まだそうでもないか?
近くには浜離宮恩賜庭園があるわね。
アソコって元は甲府藩の下屋敷の庭だったというのだから驚く。
アレで下屋敷?そしたら上屋敷はどうなっちゃうの?
ま、甲斐甲府藩は三代将軍家光の三男である綱重が藩主を務めた有力チームだったからね。
綱重が正室を娶る直前に身分の低い女中に産ませた子供が、紆余曲折を経て徳川宗家に入り、六代将軍となった。徳川家宣である。

Chtさて、今日のYukiちゃんの舞台は1階の大きなバンケット・ルーム。

20お手伝いするのはコイツ…ORIGIN50C。
ORIGINシリーズの50Wコンボね。

30おかげさまでORIGINが大好評ですよ。
人様のアンプの音を出すこともできない、いまだに真空管で稼働させる「起源」という名前の通りの原始的なモデルだけど、「こういうモノが『ギター・アンプ』ってヤツなんじゃないスか?」というMarshallからの改めての問いかけに賛同の答えを頂いたかのような反応なのだ。
ありがとうございます、ありがとうございます…と新小岩の名トンカツ店、「竹家」の女将さんのように感謝の心を込めて「ありがとうございます」を2回言いたくなるような気持なのです。

10今日はYukiちゃんがそのORIGINとタッグを組んでくれた。
実はYukiちゃん、この日がORIGIN初体験!

90r4a1112 現場のようす。
研究会というか、研修会というか、その後の会食の場ですね。
お客様は日本を代表する一流企業のIT部門のトップの方々。
Yukiちゃんが主催社の方に「どういうお客様がお見えになるのですか?」と問うた答えが「極めてエクゼキュティブな方々です」。
「極めてエクゼキュティブな方々」…何ともヘヴィな表現。緊張するじゃんね~。
私が緊張する必要はナニもないんだけど。
かつては「マグロの解体ショウ」なんかも企画されたことがあったらしいが、今日は「Yukiちゃん+Marshall」でお楽しみ頂きます。
要するに「余興」というヤツ。
ビックリしたのは、主催スタッフのボスが20年ぐらい前に仕事でご一緒させて頂いた方だったのよ!
ズッ~とお会いしていなくて、昔話しに花が咲きましたわ。
やっぱり同じことを長年やっていると、こんな私でも少しは顔が広くなるってもんです。

40バッキングトラックを使っての演奏。

50v1曲目は例のXperiaの「Voices」。
コレはリクエストによるチョイス。

60さすがYukiちゃん!
ORIGIN初体験ながらバッチリ使いこなしてる!

70この曲はクリーン・トーンも多用するからね。ORIGINの太いクリーン・トーンがベスト・マッチするわい。

80v「皆さん、こんばんは!D_DriveのYukiで~す!」
MCもお手のモノなことは先刻承知。

90「次の曲はジェフ・ベックの『Led Boots』という曲です」
とアナウンスすると、客席からは「オオ~!」という歓声が上がった。
「フッフッフッ⤵…世代ですか⤴?」というYukiちゃんのクールなコメントが妙に面白かった。

100v…ってんで「Led Boots」。
このバッキング・トラックは私が用意したモノ。
昔、Marshallのクリニックでよく使ったんだ。

110v皆さん喜んでいらっしゃいます。

120本人も事前に少し心配していたんだけど、サビのところで少しはリズムが突っかかるかと思ったけどゼンゼン問題なし。
立て板に水の「Led Boots」でした。
だからこのドヤ顔!
Yukiちゃんのメガデスは見たことあるけど、ジェフ・ベックは初めて見た。

130v「最後の曲です」
「エエ~!」
YukiちゃんはD_Driveの説明をした上で次の曲を紹介した。

140vD_Driveのキラー・チューン「Cassis Orange」。

160v地球7周半分移動して弾き慣れた曲だけに鬼気迫る演奏だ!

170客席の雰囲気を見て取って即座にお客様をアオるYukiちゃん。

150vご本人も存外にノリノリでございます。

180v「皆さん、ありがとうございました!」
スゲエ拍手と歓声!
Yukiちゃんもいい仕事だったけどORIGINもヨカッタ!
ハイ、それでは今日のお仕事終わり~…ではない。

190舞台にズラリと並べられた豪華景品。
そうね、こういう会合はやはりクジ引きがないと寂しい。
ビンゴじゃ時間もかかるし、一発勝負のクジ引きがいいね。

200当然、クジ弾きガールはYukiちゃん。
残業ごくろうさまです。

220「コレ当たりましたよ~!」

230まず最初の景品はYukiちゃんの実家で採れたシャイン・マスカット!
私、時々家内から「バカじゃないの?」とあきれ返られてしまうことがあるんだけど、コレもそう。
恥ずかしながら「社員マスカット」かと思っていたの。
社員の皆さんが手塩にかけて育てたブドウだと思うじゃんよ!
そしたら「Shine」だって!
ジョージ・デュークか?ピンク・フロイドか?
はたまたジャック・トランスか?…「All work and no play makes Jack a dull boy」ってね。
コレがわからない人はキューブリックの映画を観てください。
 
アレ?「長野県産」って書いてある。
Yukiちゃんのウチのブドウではありませんでした!
何だよ~!と怒りながらジョン・スタインベックが言ったとか、言わないとか…。

210ご当選者に目録をプレゼント。

240そして記念撮影。
モザイクかけて記念撮影もヘンだけど…一応。
「極めてエクゼキュティブ」な方に失礼があってはならないからね。
社員マスカットご獲得、おめでとうございます!

250「バイバ~イ!」
任務完了。

260v今日もMarshallの魅力をバッチリ引き出してくれたYukiちゃんでした。

270vさて、D_Drive。
今週末の末のご予定;
12日(金):居酒屋でぃ~どらいぶ @本八幡 Route14
13日(土):月夜の演奏旅客団2018 @厚木 Thunder Snake
です。
そして翌週;
19日(金):楽器フェア @東京ビッグサイト⇒18:00からヤマハミュージックジャパンのブースにてMarshallのデモ他。
さらに…
24日(水):単独公演 @十三 GABU⇒先日の台風によるナミダナミダの振替公演。
 
相変わらず忙しいD_Drive…みんな、応援してね!
 
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive OFFICIAL WEBSITE

90r4a9626

 

200_2 
(一部敬称略 2018年9月5日 汐留コンラッド・ホテル東京にて撮影)

2018年10月 9日 (火)

座・犬神サアカス團~鬼畜暗黒編&悲哀叙情編

 
今年もやってきました、南青山のおしゃれな犬神サアカス團、『座・犬神サアカス團』。
座ってユックリ犬神さんを鑑賞しようてぇ企画。
しかし、あの青山ベルコモンズの跡地はなかなか建物ができないネェ。
遺跡でも出ちゃったのかね?
あの遺跡というのは、出て来ちゃったら発掘する義務があり、その費用はお施主さんが負担しなければならないという話を聞いたことがある。
そんな、工事は遅れるは、金はかかるわで、タマったもんじゃないから、縄文土器だろうが、徳川家康の遺骨だろうが、出て来ると即座に埋め戻して無かったことにしちゃうとか…。
ま、世の中ってのはそんなもんだ。
学問ではハラが膨れない。

10_2今回もこの日だけの特別メニューが用意された。

30v物販も新しいアイテムが仲間入り。
こういうビニールのバッグ、プールや海は必ずコレだったよね。ナンでだったんだろう?
あと、デパートの店員さんはこういう透明のビニール・バッグに財布とかを入れさせられてお昼休憩に出かけるよね。
やっぱりお店の物を持ち出しちゃう不道徳な輩がいるのかね?
自分の勤め先の売り物を盗んでいて会社が潰れでもしたら元も子もないジャンね。

40ステージは上手にMarshall ASTORIA CUSTOM。
去年は緑のASTORIA CLASSICだった…私が間違えて持って行っちゃったんだけど…。50下手のベース・アンプはEDENのTerra Nova TN501とスピーカー・キャビネットD410XST。

60v今日のNATALはウォルナット。

70クルミね。
すんばらしい音だわ。

80昨年の『座』はマチネーとソワレに分けた2回興行だったが、今回はヘヴィな曲中心の「鬼畜暗黒編」とバラードをフィーチュアした「悲哀叙情編」の2部制となった。
スクリーミング・ジェイ・ホーキンスの「I Put a Spell on You」に導かれて登場。
オープ二ングは2000年の『蛇神姫』から「鬼畜」。

90犬神凶子

90v犬神情次2号

100v犬神ジン
370v_kh犬神明120v「こんばんは。犬神サアカス團です。
今回は2部に分けて、第1部が『鬼畜暗黒編』なので『鬼畜』から演ってみた次第です。
みんないつもよりオシャレして来ていると聞きました。ココはご飯もおいしいので食べたり、飲んだり最後まで楽しんで行ってください!」
そう、浴衣姿の犬っ子さんが多かった。

130v_mc『形而上のエロス』から「海の底」。

140_us犬っ子さんたちにはおなじみなのかも知れないが、私はコレが初めてかな~?

150v続けて「大地に死す」。

160_ds♪ドンドンパッ、ドンドンパッって…こんな曲あったのッ?
2001年の『暗黒残酷物語』からか…コレも初めて聴いた。

170ジョニーちゃんのギター・ソロにも気合いが入る!

180v『暗黒残酷物語』で思い出した。
昔さ、ヤコペッティというイタリアの映画監督がいて、『世界残酷物語』とか『残酷大陸』とか『大残酷』とか、「残酷」シリーズみたいな映画が流行った時期があったんだよね。
「モア」という曲(Earthshakerじゃないよ)の美しいことこの上ないメロディをを知っている人は多いと思うけど、この曲は『世界残酷物語』の主題歌だから。
マァ、「残酷」ったって、今ならYouTubeにアップしても誰も興味を示さないような、世界の野蛮な奇習を集めた陳腐なドキュメンタリー映画なワケ。
中学生の時に『ヤコペッティの大残酷』なんてのを実際に観に行ったけど面白くも何ともなかったナァ。
下のチラシにある通り日比谷映画でかかっていたんだよね。懐かしいナ、このチラシ。
日比谷映画といえば、有楽座やスカラ座等、有名な映画館が立ち並ぶ日本の映画文化のメッカ、有楽町(日比谷)の中にあって、一番話題となる作品がロードショウ公開させる一流の映画館だったからね…
「残酷」の人気のほどがうかがえるってもんだ。

Dz でコレ…今になって原題を調べるてみると「Monde cane」とか「Mondo candido」とか「La Donna nel mondo」とか、「mondo」という単語が使われている。
いわゆる「モンド映画」っていうヤツね。
「猟奇系ドキュメンタリー映画」と形容されるらしいんだけど、そもそもこの「mondo」というのはイタリア語で「世界」という意味だから。
一体どうして「残酷」になっちゃったのかというと、このシリーズの最初の作品『世界残酷物語』が公開されるチョット前に大島渚の『青春残酷物語』がヒットしたので、映画会社の宣伝マンがそれをそのまま頂いちゃったんだって!
私が中学生ぐらいの時は「愛と青春の〇×」だった。それと同じ。
ヒドイ話だよナァ。
本当に日本人ってのはこういうことに関しては、先進国の中で最も民度が低いと思うわ。
でも、この映画の方も「ドキュメンタリー」を謳っておきながら内容はかなりヤラセといういい加減なシロモノだったらしい。
だからその程度の邦題でちょうどいいのかも知れない。
 
この曲、こんなフリつきなんだもん!楽しいじゃんね、コレ。
いつも演ればいいのに!

190_2「今日の第一部は『鬼畜暗黒編』なんですけど、意外に選曲が難しかった。入れたい曲がイッパイあったんです。明兄さんが選んでくれたんです」
「そうだねぇ。
確かに演りたい曲がイッパイあったんだけど、もう『コレだ~!』ってキメちゃったね。今日演らない曲は来年に持ち越そう!」

200_mc次の曲はビザール。

210_bzコレも普段演らない曲だよね。

220v「ビザール」か…。
「Bizarre」と言えば、犬神さんには申し訳ないけど、もう私にはコレしかない。
1967年にフランク・ザッパがVerveレコード傘下で興したレコード・レーベル。

Bizarre初期のフランク・ザッパのアルバムはBIZARREレーベルからリリースされているので、ウチにはBIZZAREの名盤がたくさんあるんだけど、その中でこの1枚はチョットした思い出がある。
といってもごく単純な話で、このアルバムはそのBIZZAREのサンプラー、今で言うコンピレーション・アルバムで、40年近く前はなかなか中古レコード店に出て来なかった。
ものすごくマニアックな店でタマに見かけても、たいてい10,000円の値段がついていて、貧乏な学生にはとても手が出るシロモノではなかった。
しかも、収録されているお目当てのザッパの音源はすでに持っているモノだったしね。
でもジャケットがカッコよくてどうしても欲しかった。
結局、何年も経ってからジャケットの汚れで安くなっている盤を発見して、即買ったのが下のヤツ。
うれしかったな~。
いくらで買ったのかは覚えていないが、1万円にはほど遠い値札が付いていたように思う。
ジャケット違いの盤があるのも知っているけど、コレがあれば別に欲しくはない。
しかしですね~、今またLPレコードの値段が上がって、CDが益々ダメになってるんだってね~。
コレには言いたいことがたくさんあるんだけど今日のところはヤメておく。

922zappedj 次いで2003年の『神の犬』から「早死にするのはスターの運命」。

240vあなたを愛しています…
月が真っ赤な光を放ち
むせかえるような混沌が私を支配しようとひっそりと潜んでいる
そんな夜に気づきました
鼻から脳味噌が溶け出してかんでもかんでも止まりません
涙がかれた後
あなたを想うあまり目から白いネバネバが止まりません
全てが、あなた以外全てのものが歪んで見えます
「基準停止装置」からのモノローグ。

230v_hsu曲は「常世の蟲」。
「日本書紀」か…よく勉強してるナァ。

260_tm644年、富士川近辺の大生部多(おおうべのおお)という呪術師が「コレは常世神(とこよのかみ)である。この神を祀れば富と長寿が手に入る」と言って一大ブームを巻き起こした。
その「コレ」というのがイモ虫。
アゲハ蝶の幼虫と言われているらしいが、そのイモ虫を「常世の虫」として大衆が崇め奉ったという。
人間って昔からこうなのね。
「冨と長寿」とまではいかなくても、紅茶キノコとかさ、ノストラダムスとかさ…民衆というモノのはナント単純にできているものよ。
私は死んだ父が強力な「アンチ流行りモノ」のアマノジャクだったので、人が夢中になっているものをいつも避けてきたのね。QueenもKISSですらそう。
安室ちゃんに夢中になっているご夫婦とかさ、高校野球のヒーローに会いに行ったりとかさ、ああいう人たちをうらやましく思う時があるんですよ。
だってラクじゃん。
みんなと同じことをやっていればいいんだもん。
でも、そういう人たちが経済を形成していて、そういうモノを作り出すことこそが「本当の仕事」ということも知っているのサ。
今の世の中、よっぽどの研究者以外は、「マニアック」が「仕事」になることはそうないでしょう。

270v灼熱のギター・ソロで真っ赤に燃え上がるジョニーちゃん。
この日、ナゼかギター・ソロになると照明が真っ赤になった。
赤い照明はSNSの写真に不向きなのです。

280v「壁に頭をブチ当てろ!
壁に頭をブチ当てろ!
壁に頭をブチ当てろ!
壁に頭をブチ当てろ!
壁に頭をブチ当てろ!
壁に頭をブチ当てろ!
壁に頭をブチ当てろ!」
 
イヤです!
「基準停止線の網目」から…

290_kta「地獄の子守唄」へ。
 3曲続けてアルバム『地獄の子守唄』からのチョイスになった。

300『地獄の子守唄』といえば…。
Shige Blogでもレポートしたんだけど、先週、藤田嗣治を観て来たんよ。
前から観たかったので、もう素晴らしくてサ。
あんなに混んでいなければまた観に行きたいぐらい。
昨日で終わっちゃったけど。

10_2_2 それで、初期の作品を見て驚いた。
自分のスタイルを確立するまではピカソのキュビズムを模してみたり、親友のモジリアニの作風を取り入れたりしてるんだけど、この下の写真もその時代の作品のひとつ。
「二人の少女」というタイトルが付けられていて、私は思ったね…日野日出志さんは絶対に藤田を勉強しているって!

Fk 聴きなじみのある曲が出てホッとしたところで第1部の『鬼畜暗黒編』は終了。

310v「1部はコレで終了です。
20分ぐらい休憩します。
その間、飲んだり、食べたり、タバコを吸ったり(タバコは止めよう!)、トイレに行ったりしてください。
20分ぐらいしたらヌル~っと出てきます」

320_mc休憩の間にCM。
犬神サアカス團は9月26日にニューアルバム『東京2060』をリリース。
スゴイね~。
1年に1枚。
アルバムを出して、ツアーをしているウチに次のアルバムの制作に入って…そして、またニューアルバム。
曲を作って、アルバムを出す…これこそが音楽家の仕事なのだ。
ライブはその次。
先日音楽業界のベテランの旧友と話をしていたんだけど、近い将来、ライブもなくなるのではないか?とおっしゃっていた。
それはVR。
もうコンサート会場やライブハウスへ行かなくても、アレをポコッとハメて家でヘドバンする。
いいぞ~、楽で。
エンタテインメントに関わる科学技術はドンドン進歩していくけど、中身はドンドン酷くなっていきますね~!…と話が盛り上がった。
イヤ、盛り上がっちゃイケないんだ。
そもそもロック・コンサートで真空管のアンプを使わないでギターを鳴らすなんてこと自体おかしいと思う…というか、ホンモノから遠ざかっていると思うよ。
ホントに何とかしてほしいよ。
こんな時こそ犬神様に頼むしかない!

330cdさて、近未来をテーマにした今回のアルバムも犬神節炸裂のゴキゲン盤だ。
リード・チューンの「ロックロールを唄いきれ」のビデオが公開されているので見てチョーダイ。
明兄さんのドラム・キットに注目してね!

「また逢う日まで」に乗ってヌル~っと出て来て第2部の『悲哀叙情編』がスタート。
この「また逢う日まで」って私の中では「歌謡曲No.1」なんだよね。
一番いい曲という意味ではなくて、「もっとも歌謡曲らしい曲」という位置づけなの。
「さっきとは違うことを演ります。こっちの方が久々の曲が多いと思います」

340_kk1曲目は「神の子」。
初めて聴いた。
ピカーディ・ケーデンス(短調の曲において強引にメジャー・コードで締めくくる手法)が効いてるね。

350「何のアルバムに入ってるんですかね?去年ココでリクエストが入ってできなかったフリをしたんですもんね」
そんな久しぶりなのッ?
するとジョニーちゃん、「知らない曲だもんね」だって!
「今回も選曲に苦労しました。『悲哀叙情編』ということで、そういう曲を選びました」
ちなみに「神の子」は『セタカムイ』に入っていました。

360「僕たちの曲の9割方はそれに入るんじゃないですかね~」
まったくだ!

S41a9772「屈辱の悲哀歌」…

380v_org「オルゴール」…

110vこのあたりの曲は知らないお客さんもチラホラのようす。
凶子姉さんが作者の明兄さんにそれぞれの曲に思い出があるかと尋ねると「そりゃあるよ!ひとつひとつがいい思い出でイッパイだよ!」
ん~、そう来なくちゃ!
400v_mc続いたのは明兄さんのいい思い出がイッパイ詰まっているという「レクイエム」。
0r4a8573「去年来た人は知ってるかもしれませんが、ココからは前回好評だったセクションです。
犬神サアカス團の曲をアレンジしてお届けするっていうヤツ!
知らない曲はアレンジしても皆目わからないのでよく知っている曲を題材に選びました。
今回はジャズ・ロック風のアレンジです!
ジャズ・ロックってどんな感じ?」

410_mc「そうだね、はずんだ感じだね~」

420vあ~、やっちゃったか…。
「ジャズ・ロック」なんて聞いたらダマってらんないじゃん、オレ。
こんな本も読んでるし。
当然ココでガツンと大型脱線!…しようと思ったんだけど、他の脱線で結構エネルギーを使ってしまったので大人しくやっておきます。
さて、凶子姉さんは「ジャズ・ロックってどんなの?」と明兄さんに訊いていたが、その名の通り、ジャズとロックがくっついた音楽が「ジャズ・ロック」ということになります。
ところが、この言葉ってすごく変で、「ジャズ・ロック」というからには「ロック」ということになるワケでしょう。
でも、このタイプの音楽をおっぱじめたのはジャズ・ミュージシャンなのね。

430v_bkその元祖はジャズ史的には1962年のリー・モーガンの「The Sindewinder」ということになっている。
時折テレビなんかでも使われている有名な曲なので、きっと皆さんも聴けば「あ、コレね」となると思う。
ジャズも長年色々とイジくっているウチにアイデアが枯渇してきて、「今、流行ってるロックってのとくっつけてみようか?」ってな具合に8ビートのリズムを取り入れたんだね。
「ウワ!コイツァおもしろい!」ってんで一気に流行り出したんだけど、私が思うにコレはロックではなくて完全にジャズなんだよね。
ナゼかというと、リズムはどうあれジャズの言葉(メロディ)でおしゃべりをしているから。
だから、「ロック・ジャズ」であるべきなのです。
ジャズはこのようにして、色んな音楽を吸収して発展したきたワケで、他にもソウル・ジャズとかファンキー・ジャズとかいう種類もあるんだけど、ナゼかこのジャズ・ロックだけは「ロック・ジャズ」と言わない。
コレが不思議なんだよね。

9swその2年後、ラムゼイ・ルイスというピアニストの『The In Crowd』というアルバムが大ヒットして「ジャズ・ロック」の人気が定着する。
Earth, Wind & Fireってあるでしょ?あのバンドの創始者のモーリス・ホワイトはラムゼイ・ルイスのところでドラムを叩いていたんだよ。
この「The In Crowd」というタイトル・チューン、コレとて「ファンキーなジャズ」ぐらいでとてもロックには聴こえない。

9ticこのムーブメント、ジャズの人たちは長年ストレスがタマっていたんだか、「ロックで暴れようぜ!」とばかりに、その後も「ジャズ・ロック」の名盤と呼ばれることになるアルバムをドバ―っと繰り出してくる。
スティーブ・マーカスの『Count's Rock Band』なんてのは定番だよね。

Crbゲイリー・バートンの『Duster』もジャズ・ロックと言えば必ず出て来る。
ラリー・コリエルのファズファズのギターなんて今聴けたもんじゃないけど、アルバム全体としては、なるほど名盤と言われる所以が伝わってくる。
でも、こういうヤツはみ~んなジャズだよ。
もう一度書くけど、ジャズの言葉と思想で音楽を演っているからなのね。

9dustar一方、今度はロック・サイドから「ジャズ・ロックの名盤」と言われているアルバムを聴くと、この反対のことが起こっているからおもしろい。
バラカンさんも上の本の中で挙げているが、フランク・ザッパの「Hot Rats」。
もちろん私も大スキなアルバムだけど、全くジャズには聞こえない。

9hr

もう1枚、グレイトフル・デッドの名盤の誉れ高い『Live Dead』。
バラカンさんはコレも挙げているのだが、全くジャズには聞こえない。
どこを切ってもロックそのもの。

Ldイギリスもジョン・サーマンとイアン・カーとかマイク・ウエストブルックとか、ジャズ・ロックを志向したジャズミュージシャンが多いが、それに近い存在としてプログレッシブ・ロックにもくくられる「カンタベリー派」なんて音楽がある。
ソフト・マシーンというバンドなんかはその代表なんだけど、やっぱりジャズには全く聞こえないんだよね。
ナゼか…「ジャズの言葉」がほとんどと言っていいほど見つからないからなの。
しからばジャズの言葉ってナニかと言うと、チャーリー・パーカーらが作ったビ・バップのフレーズに他ならない…と、私は思っているのです。
ロックの人はこのバップ・フレーズを知らないのでどんなに4ビートで演奏しようと絶対にジャズにならない。
反対にジャズの人がどんなに「ロケンロー」と叫んだり、メロイック・サインを掲げてみたりしても、ロックにはならない。「キー」という大問題もあって、土台管楽器にロックはムリだ。
要するに、音楽の融合というのは最終的にはムリだということなんよ。

9sm3ココで凶子姉さんの質問に答えて「ジャズ・ロックとは何ぞや」を強引にまとめると、ジャズでもなくロックでもなく、はたまたジャズでありロックでもあり…そういう中途半端なジャズ、あるいはロックは「ジャズ・ロック」。
そして、バラカンさんのチョイスに見られるように、人それぞれによって捉え方があまりにも違う音楽…ということも言えるのではないかしら?
私は好きです。
ひとつ言えるのは、音楽の種類をキメるのは、音楽の言葉である「メロディ」だということ。
 
ところでナニをジャズ・ロック風に演ったのかというと「新宿ゴーゴー」。440_sg(コレが「ジャズロック」ってヤツか…)
という表情かどうかは知らない。

460vナニはともあれ、元の曲自体がいいのでどうやっても結果オーライとなる。

450vこのコーナーではもう1曲、「平成デモクラシー」をR&Bアレンジで披露した。

480_hd「平成デモクラシーは若干ダサさがあっていいんだよね。今のアレンジだとオシャレっぽくなっちゃう。チョイ、ダサさがないとダメだね。
ギリギリですよ、我々の曲は。
一歩間違えるとオシャレになっちゃう!」
ウソおっしゃい!

490v_mc…と「もしもあの曲がこんな風だったら」を楽しく締めくくった後は本編最後の曲。
バラードで「陽炎」。

500vアンコールも珍しい曲。
「おやすみ」。

510_krやっぱり「おやすみなさい」では終われず、もう一度アンコール。
ココはデーハにいこうではないかということになったが、イスで「白痴」もないもので、「栄光の日々」を取り上げた。

520_eh

530v

540v

550v最後の最後にこの凶子さんのボックスが見れて犬っ子さんたちも大喜び。

560犬神様ご一行は10月20日の札幌を皮切りにチョコチョコとイベントへの出演を挟み込みながら『東京2060』のレコ発ツアーに出かけるが、その前にコレ。
10月10日、下北沢の「東京バカエクスポ」。
もうアレから1年だよ。このイベントはホントにすぐやってくる。
私はね、最早正月よりこのイベントの方が「1年」を感じるわ。
バカスポがあって1年が終わり、また1年始まるワケ。
今回の単毒公演は『ケルベロスの狂宴』と銘打たれた。
タイトルと中身は関係ないと思うけど。
明日、下北沢でお会いしましょう。

580犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁

570『私のディープ浅草』はまたいつかやります。
ネタは「赤線時代」まで揃ってるんだけど、書いてる時間がない! 

200_2 
(一部敬称略 2018年8月26日 南青山Mandalaにて撮影)

2018年10月 6日 (土)

Day Of Salvation Tour 2018 ツアーファイナル~THOUSAND EYES

 
ステージの上下に2台ずつのMarshallハーフ・スタック…いい光景だ。
もうコレだけでロック極まりない。
今日はMarshall Blog初登場のTHOUSAND EYES。

10開演を待つお客さんを楽しませるのは…

13エキサイティングなDJ。

16vTHOUSANAD EYES…「千の眼」。

20ココで「千の眼」で思いっきり脱線させて頂きます。
またしてもジャズ・ネタで恐縮なんスけど…。
  
「よるせん」って知ってる?
「夜専門に遊び歩く人」のことではないよ。
ちょっとジャズを聴きこんでいる人なら間違いなく知っていると思うけど、コレは「夜は千の眼を持つ」というジャズのスタンダード曲のタイトルを略したモノ
「夜は千の眼を持つ」を略して「よるせん」。
とってもいい曲なのにリスペクト感ゼロだな。
そんな略称が存在するぐらいなので、たくさんのミュージシャンが取り上げてきた。
コレを挙げる人はほとんどいないと思うけど、私は案外このフレディ・ハバードの演奏が好き。1983年の『Sweet Return』というアルバム。女流ピア二ストのジョアン・ブラッキーンのプレイもいい。

Sr マーブロらしくギターで攻めるなら断然コレ。
ジョー・パスの『Joy Spring』。
今、ジャケットが変わってジョーの写真になったけど、私はこの変な鳥のジャケットのバージョンでよく聴いた。もちろんレコードの時代ね。あ、上のフレディもレコードだった。

J2p2 しかし、素直なジャズ・ファンにとっての「よるせん」はナント言ってもコルトレーンだろう。
『Coltrane's Sound』という1964年の発表音源アルバムには『夜は千の眼を持つ』という邦題まで付けられちゃってるぐらいだから。
「夜」のついでに「昼」もやっておくと、このアルバムには「Equinox(イクイノックス)」とうオリジナルのマイナー・ブルースが収録されているんだけど、この「Equinox」というのは、日本でいう「春分の日」と「秋分の日」みたいなもの。
つまり昼と夜の長さが同じ状態を指す。

30cdで、この「よるせん」は原題を「The Night Has a Thousand Eyes」という。
出てきました、THOUSAND EYES!
でもどういう意味なのか長年不思議に思っていた。
まず、このタイトル…少しアレ?っと思ってしまうのは、「a thousand eyes」と「眼が千個」で複数形なのに「ひとつ」を意味する不定冠詞の「a」がつく。
おかしいと思わない?
理由は簡単。
この「a」は今日の記事の一番最後に出て来るけど、「one」を意味している。要するに「一千個の眼」ということ。
曲の出自は同名の映画の主題歌。でも映画の中でこの曲は使われていないとか…。
それにしても変じゃない?…何で夜が眼を千個も持ってるの?
そこで、いい機会なので調べてみた。私もこの曲が好きだでね。
この曲の歌詞は;
心にもないことを囁かないで…
心の奥底にある言葉なんて夜にはお見通しよ
夜は千の目を持っているの
そして夜は本当の心か嘘なのかをわかっているのよ
…ってなところ。
だから「千里眼」ということだね。やっぱり「1,000」だ。
ところが!
この歌詞も引用だということがわかった。
オリジナルはイギリスの詩人のフランシス・ウィリアム・ボーディロンという人による1873年の「Light」という一編。
内容は;
夜は千の目を持つ
そして昼はたったひとつ
太陽が死にかけて、今なお世界の明かりが死んでいる
…何やら天照大神みたいな感じ?
コレで「thousand eyes」の身元がわかった。
あ、コレは私が勝手に調べたことで、今日の主役のTHOUSAND EYESがコレにちなんでいるかどうかは全く存じ上げません。
でも長い間抱えていた謎を解く機会になってヨカッタ…興味のない人にはゴメンナサイ。

Nhteところで、上掲のコルトレーンの『Coltrane's Sound』ね。
同じようなジャケットがあるので要注意だ。
このデザインはAtlanticレコードのアートワークを担当していたマーヴィン・イスラエルという人の仕事。
その似ているジャケットのひとつがコレ。
ソニー・スティットの『Stitt Plays Bird』。
私の愛聴盤。
スティットの華麗なソロも爽快だが、ギンギンにスイングするバックのジム・ホールのギターがゾクゾクするほどにカッコいい。超絶だ。

40cdチャールズ・ミンガスの『Tonight at Noon』。
大好きなラサーン・ローランド・カークが参加しているんだけど、どうも面白くない苦手な1枚。

50cdそれとミルト・ジャクソンの『Vibrations』というアルバム。
コレは聴いたことがない。
この時代のAtlanticのジャズ系のアルバム・ジャケットはメッチャかっこいい。

60cdそして、このジャケットもカッコいいぞ!
今年2月にTHOUSAND EYESがリリースした『Days of Salvation』。

125cd_280今日の記事はそのニューアルバム『Days of Salvation』の発売を記念したツアーの千秋楽のレポートだ。

70DOUGEN

80vAKIRA

85vFUMIYA

86vKOUTA

90v今晩のKOUTAさんのサポーター。

100TORU

110vTORUくんはこんな感じ。
やっぱりいいね、Marshallは。
問答無用でカッコいいってば!

1201曲目はそのニュー・アルバム『Days of Salvation』のオープナー「Dawn of Despair」。
「絶望の夜明け」かよ~、そんな日はヤダな~。
確かに「salvation」してもらいたい。
でも、あるよね~。「あ~、とうとう今日になっちゃった!」みたいの。
そしてアルバムの曲順通りにタイトル・チューンの「Days of Salvation」、「Dead Again」とつなげた。130ステージから飛び出してくるのは「絶望」など軽く吹き飛んでしまうような超過激サウンド!

140vKOUTAさんと…

150vTORUくんのギターがくっついたり離れたり、縦横無尽に空間を駆け巡る!

160vこの手のサウンドは「メロディック・デスメタル」というそうな…。
でも、聴いている限り、「メロディック」と呼べるような歌の旋律は出て来ないんだな。
で、後で教えてもらったんだけど、「メロディック」というのは、ギターのプレイのことを指すんだってね。

170そんな強力なギター・チームをドライブさせるリズム隊も超重量級でなければならない。

180vイヤ~とにかくスゴイわ!

190vこの手のロックが出て来たのはいつぐらいからなんだろう?
私が子供のころから慣れ親しんで来たロックと地続きなのはよくわかるし、若い子の草食系バンドよりは絶対にロックの王道に位置していることも感じ取れる。
でも、申し訳ないんだけど、鑑賞の仕方が皆目わからない!
考えてみると、こうしたデスメタルのような音楽を身上としているバンドのソロ・コンサートにお邪魔したのはコレが初めてかも。
200_2鑑賞の仕方がわからないのは多分に年齢のせいであろうが、たとえ世代が違ってもMarshallのサウンドがキモになっていることは間違いなく理解できる。
どんなに激しい局面でもバッチリ音が抜けて来る。
このサウンドが、そしてこの音圧がロックを作り、THOUSAND EYESまでつながっている。
275ニューアルバムの曲がジャンジャン続く。
お、トルーマン・カポーティ?「Cold Blood」。カポーティの「冷血」の原題は「In Cold Blood」か。

230「Lost Forever」からMCを挟んで「Dread my Brain」と「Astral Skies」。
「astral」というのは「星空の」とか「星型の」という意味。
我々世代にはヴァン・モリソンの超名盤『Astral Weeks』が思い浮かぶ。
240vで、ビックリしたのは、ショウの途中でステージから誰もいなくなっちゃったの。
何の説明もないので、ヘタをすると終わっちゃったのかと思うわね。

210で、また何の前触れも解説もなく、ステージに現れ、あたかも何事もなかったかのようにガンガン演っちゃう。
こんなの初めて見た!

220セットリストはニューアルバムの曲を交えながら、既存の人気曲が中心となっていく。

250「Black Son」、「Suicide Machine」…

260v「Endless Nightmare」、「Final Reign」。

270vもう客席はスゴイ騒ぎよ!

280「Sign」…

290v「Dead Night, Moonlight」…

300v「Dead Sorrow of Me」…
320このDOUGENさんの右手のマイク・ケーブルの巻き付け方が気になっちゃった。

310TORUくんはTears of Tragedyの時と弾いている姿が同じワリには、あまりにも演ってる音楽が違うのでエラく不思議な感じがした。
330vそして本編はアルバムと同じく「Rampage Tyrant」と「Devastated Moment」で締めくくられた。

340『Day of Salvation』から「Death Illusion」を除く全曲を演奏するセット・リストだった。

125cd_280アンコールで取り上げられたのは「Eternal Flame」、「Last Rebellion」。

350さらに「Bloody Empire」と「One Thousand Eyes」を演奏した。
 
しかし、このバンドの曲のタイトルって「D」始まりが多いナァ。
今日のセットリストを見渡しても、「Dead」が3曲。
他に「Dawn」、「Day」、「Dread」、「Devastated」等々。
「devastate」なんて単語、知ってはいるけど使ったことないわ。

360vアンコールを含めて全21曲。
はじめてのメロディック・デスメタルのワンマン…ナンカ不思議な爽快感が残ったわ!
 
THOUSAND EYESの詳しい情報はコチラ⇒-Official web site-

370

200_3 
(一部敬称略 2018年8月16日 TSUTAYA O-WESTにて撮影)

2018年10月 2日 (火)

HIGH VOLTAGE of sun-go☆

 
みんな大好きsun-go☆さん。
問答無用でカッコいいもんね~。
プレイよし、音よし、そしてアクションよし…考えてみるに、五十嵐さんは世界の女性ギタリストの中で一番カッコいいと言っても過言ではないんじゃん?
そんなカッコいいギタリストの姿を我が手で写真に収めることができるのは無上のよろこびなのだ。
しかし考えてみると、根っからのsun-go☆さんファンやSHOW-YAファンが聞いたら噴飯モノなんだろうけど、実はsun-go☆さんとのお付き合いは、それほど古いモノではないんだよね。
それも仕方ない、その前まではMarshallじゃなかったんだから!
2009年のmintmintsから始まったんだよね…それでも9年か…。
初めてお会いしたのは、沼袋のライブハウスでmintmintsがリハーサルをしている時だった。
SHARAさんのご紹介だった。
sun-go☆さんは初対面にもかかわらず、驚くほど気さくに、まるで竹馬の友のように接してくれた。
後でわかったんだけど、どうもsun-go☆さんはこの時、すでに以前に何度もお互いに顔を合わせていたと勘違いされていたそうだ。
そんな勘違いする人滅多にいるもんじゃない!
まったくダイナミックな人だ。
しかし、この時のことが転じてSHOW-YAのステージを撮影させて頂くようになったんだから人生ナニが起こるかわからない。
SHOW-YAのステージをズッ~と撮らせて頂いていることは私にとって大きな誇りであり自慢のタネなのであ~る。
しかし、 あの頃、我々は今より確実に9つも若かったんだナァ。
何せ、私がひとつ歳を取ったすぐ翌日にはsun-go☆さんもひとつ齢を重ねるからネェ。お互いサソリちゃんだから。
今日はそんなsun-go☆さんのプチ特集。
別の言い方をすると、かーくんのバースデー・ライブ『Volt-age 48』で撮影したsun-go☆さんの未発表写真集。
かーくんのステージの時は、SHOW-YAの時とは異なり、sun-go☆さんはサポートに徹するのでなかなか写真が撮りづらい。
つまりsun-go☆さんにスポットが当たる時間が短い。
私なんぞは「夏の夜の蛾」と同じでしてね…カメラのファインダーを覗くとどうしても明るいところに寄ってしまう。
だからかーくんのステージでは、そうしたsun-go☆さんにスポットライトが当たる貴重な時間を細大漏らさず利用してシャッターを切る。
そうして撮った写真の中から頭の中にあるライブ・レポートにマッチする写真を後に選ぶワケなんだけど、この作業が一番ツライ。
いい写真が極端に少ない時は当然シンドイんだけど、いいのがイッパイ撮れた時がこれまたツライ。
「コレもいいナァ、アラ~、こっちもみんな喜ぶだろうナァ。グワァァぁ、どうしたらいいんだ~!」という具合ね。
特にSHOW-YAファンの皆さんはライブ会場で「写真楽しみにしています!」なんて私に声をかけてくださる方が多いもんだから、みんなの顔がアタマに思い浮かんでしまって尚更悩むことが多い。
一方では、記事の構成との兼ね合いもあって、主役を差し置いてサポートの人ばかりフィーチュアするワケにもいかないのです。
自分ちの子供の運動会やおゆうぎ会じゃないんだから。
そんな事情があって、かーくんの『Volt-age 48』から今回の「プチsun-go☆特集」を編んでみた。
要するに、本編以外にも皆さんに見せたいsun-go☆さんの写真があるってことよ!
そして、sun-go☆さんの傍らにはMarshall。
コレを忘れてはイケません。
それではどうぞ!570vSHOW-YAの撮影の時は曲がほぼアタマに入っているので、イントロやソロなど、どこでsun-go☆さんがガツンと来るかわかってる。

20かーくんの時はそうもいかない。

25v急に舞台の前に出て来てドバ~っと演るもんだからいつも慌てちゃう。
もちろん事前にフィーチュア箇所を教えてもらっておくんだけど、夢中になってシャッターを切っているウチに忘れちゃうんだよね。

ステージの前に出て来ようが、後に引っ込んでいようが、ドップリとsun-go☆さんをサポートしているのがMarshall。
ステージの前(私のこと)と後ろでMarshallのハサミ打ちだ~、ナンチャッテ。

70vおなじみのsun-go☆さんのMarshallね。
JVM410Hと1960BDM。

30v「Volt-age」は毎回照明の趣向に変化があっておもしろい。

10vただ、スモークを多用するので、照明によっては時折撮影が実にシンドイのです。

60
480vこういう照明は気をつけないとマズイのだ。

90v「Volt-age」ではコーラスのシーンも少なくない。
sun-go☆さんが担当するハモリ・パートがよ~く聞こえてくる。

80今回は「おみ足ショット」が少なかったかな?

50vソロに集中するsun-go☆さん。
その集中具合はなおみちゃんに勝るとも劣らない。

100「オリャ~!」

110vここで今日のハイライト!
サオ回し。
「Volt-age 48」レポートにも掲載したが、こちらは完全版。
コレも「アララ、そこでやっちゃうのッ?!」って、実は焦ったんだよね~。
そこでいつもとはゼンゼン違う場所で無我夢中でシャッターを切ることになった。
SHOW-YAの時はさとみさんとユニゾンでサオを回すので必ず正面から撮るようにしているが、コレはそんな事情で結果的にそれとは違う構図になった。
コレもいいよね?
いくよ~、セ~ノ~!

500vこの眼光鋭いsun-go☆さんの眼差しに注目!

510vその視線の先はナンだッ?

520vクルッ…

530vリンッ…

540vパッ…と!

550vキマった~!
最近、よくfacebookにこのサオ回しの失敗の動画が上がっているけどアレおもしろいよね~。
このサオ回しも右回しと左回しがあるって西山毅さんから教わってビックリ。
全く気にしていなかった。
sun-go☆さんによると、男性は力があるのでギターのボディを掴んでグイッっと左側(お客さんが見て右側)に向けて飛ばして回すことが容易だが、女性は一般的に非力なので、ネックを握って、右の方に送り出す。
そうしてギターの重さが生み出す遠心力で回しきるのがラクなのだそうだ。
なんかその女性式の方がアクションで派手でカッコいいよね。

560v今回もカッコよかった~!
40v
sun-go☆の詳しい情報はコチラ⇒オフィシャル・ブログ

580vハイ、ココで話題はガラリと変わるよ。
引っ張り出してきたのはヤケに額の広いオジちゃんのジャケットのCD。
コレはいくら熱心なSHOW-YAファンでも知る人はいまい。
デイヴ・マーディというカリフォルニアのジャズ・ギタリスト。
別に聴きたくて聴くワケでもなく、ランダムに棚から取り出したCDがコレだったので超久しぶりに聴いてみた。
ウェスの「The Thumb」、パーカー・スタンダードの「Confirmation」、ショーターの「Yes or No」、コルトレーンの「Giant Steps」等の合間にオリジナル曲を散りばめた、ま、趣味のアルバムみたいなイメージ。
ギターの音が細いのとオリジナル曲があまりにもツマらない以外には可も不可もない凡庸な1枚。
救いと言えばチック・コリアのところのアルト、エリック・マリエンサルが全編に参加していてサスガ立派なソロを聴かせることぐらいか。
イヤイヤ、そんなことでココに紹介なんかするワケない。
1990年のこのアルバム、一体いつどこで買ったのか微塵も覚えていなくて、今回引っ張り出してタイトルを見て驚いた!
「That Goes to Show Ya!」という。
「Show Ya」ですよ。
 
コレは残念ながら我らがSHOW-YAのことを指しているワケではなくて、「Ya」は「you」のことね。
「goes to show~」で「~だということがよくわかる」とか「~だということを証明する」という意味。
例えば「It goes to show you can play guitar」なんていうと「アナタがギターを弾けることがわかったよ」なんて風に使うようだ。
でも、この場合は「ya」は目的格で、「このアルバムがオジちゃんがスゴイということをアナタに証明してまっせ」ぐらいの意味なんでしょう。知らんけど。9dm2そして、我々は「We'll go to Show-YA」なのだ!
来る10月21日、有楽町のヒューリックホール東京における『REVENGE TOUR』の千秋楽。
「REVENGE」か…ナニがrevengeなのかはファンの皆さんなら百も二百も承知のことでしょう。
調べてみて驚いた。
さとみさんが手に大ケガをする前、SHOW-YAの5人が揃って単独公演をしたのは、2017年7月30日のCLUB CITTAにおける『GET YOUR SHOW-YA』なんだよね。
この後、アコースティック・ミニ・ライブや『NAONのYAON』はあったにせよ、東京では1年以上ぶりの5人揃っての単独公演となる。
コレは見逃せませんな~!
 
SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA オフィシャルサイト

440 

200_2 

(一部敬称略 2018年8月12日 ZEPP Divercityにて撮影)

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2018年10月 1日 (月)

諸星和己 BIRTHDAY LIVE Volt-age 48

 

おかげさまでこのMarshall Blogもずいぶんと長いことやらせて頂いていて、「シリーズ」でというか、「レギュラー」というか、「アニュアル(annual=年1回の、例年の)」でレポートしているコンサートがいくつかある。
そのウチのひとつが今日お送りする諸星和己、かーくんのバースデイ・コンサートだ。
今年で6回目…すなわち6年目!
そんなもんだから、「Marshall ブログ」名義で控室までご用意頂き恐縮千万!
ありがとうございます。

92hm オープニングSEとともに客席が暗転。
そして、いつも通りの華やかな照明の中、かーくんが下手から登場した。
1曲目は「B.C.物語」。

10_2諸星和己

20v今回かーくんをサポートするバンドは…

30_2五十嵐sun-go☆美貴

40v_2下手のギターに土屋 浩一。

50vキーボーズに佐藤真吾。

60v_2ベースは中村泰造。
時折メンバーが替わるバック・バンド。ギターの土屋さんと中村さんは私は初めて。

70cパーカッションの中村順一。

80vドラムスは吉田太郎

90vsun-go☆さんは当然Marshall。

100_2SHOW-YAの時と同じJVM410Hと1960BDMのコンビだ。

110v足元のようす。

120_2スルリとつなげた2曲目は「VibesXXX」。

130v「パラダイス銀河」や「スターライト」等のヒット曲のメドレーに客席は大爆発。

S41a7977 sun-go☆さんもノリノリだよ。

155ギターを手にして「Take off」。

140v_toかーくんはステージ下手に移動してベースの中村さんと背中合わせのフォーメーション。

160_2さらに続けて「I am SAMURAI」。

170v_2sun-go☆さんはアコースティックにギターを持ち替えた。

170v_iasギターを置いたかーくん。

180vマイク・スタンド・アクションがバッチリとキマったゼ!

190v「どうも、こんちは!ナンダ、お前たちのこの盛り下がりは!」
いきなりコレ!
「せっかくスタッフがGENJIの曲を用意してくれたのに…かかったらそういう気持ちになるでしょ?
お前たちはそういう気持ちがなくなったのですか?」
ハハハ、始まった、始まった!
やっぱりかーくんのMCはこうじゃないとね。
「EXILEにも行かず(となりで野外イベントが開催されていた)、アニソンにも行かず、間違わずZepp Divercityに来てくれてありがとう」

200v_2「2階もすごい満員なんですよ!」

210_2「光GENJI30周年の最後のライブなんですが、特別なモノはありません…私の誕生日ですから。
めでたく48歳。
気づけば48歳。
48グループに入れます」
「30周年イヤー最後のライブ…新たに飛び立つ日でもあります。
皆さまの大好きな曲、皆さまがどうでもいいと思っている曲、色々織り交ぜて用意しておりますので楽しんで行ってください!」

S41a8113 CO2が派手に噴き出してスぺクタキュラー感満点!

210_cb曲は「Can-na-bis」。

220vお立ち台に座るかーくん。
250_2sun-go☆さんはガツンとステージ前方へ歩み出る。

230vそしてかーくんと背中合わせ!

240_2ん?コレは初めて見た。
かーくんがヘッドホンを付けてる。

260v_nguそのまま歌うのは「Never give up」。

270v今度はキャップをかぶって「Back off」。
かーくんのステージは小道具をウマく使うからね。
一時も目を離すことができない。

280v_bo黒いカーディガンを脱いで「Photograph」。

290_pgもう汗ビッショリの大熱唱!

300v「どうでもいい曲が続いただろう?オレはオマエ達を見ていられなかった!
よしわかった!
ココからは皆さんが好きであろう曲を演りますよ…ユル~い曲を!」

330_2カバサを手にした太郎さんとやり取りがあって…

370_2「Walk away」をプレイ。

320この曲は東京公演だけで演奏された。

350_2なるほど、ユル~い、イヤ、リラックスした雰囲気でsun-go☆さんもイスに座ってプレイ。

340_waそして、佐藤さんは鍵盤ハーモニカを披露した。
この楽器の音色っていいんだよね~。

360v「ブ~ブ~!」
タンバリンをハンドルに見立ててドライブ。
ウケる客席。
「ナンダ、お前ら!こんなの好きなのか!?」
このあたりの長尺MCは会場でお楽しみアレ。

380v_2次に歌ったのは「adios」。

380アコギに持ち替えたsun-go☆さん。
ショウの中盤のホッコリ・タイム。

390_adホッコリはいいけど、かーくん、お立ち台の上で横になっちゃたよ!

400「2017年8月19日…光GENJIの30周年イヤーが始まって何かしようと取り組んで来ましたけど、結果できないことが色々ありました。
ウチのメンバーも残念がっています。
先日、大雨の日、我々の歌の師匠でありプロデューサーでもあるASKAさんの家に行ったんですよ。
ある曲を作って頂く打ち合わせをした。
家に以前プロモーション・ビデオで使ったローラー・スケートが片方だけ飾ってあるんですよ。
もう片方はボクが持ってる。
いつかこのスケート靴が合体できるようにもう少しガンバって行け…というお言葉を頂戴しました」

410v_2ということで次に選んだバラードはASKAさんの「はじまりはいつも雨」。

S41a8340 更にかーくんはハーモニカを手にして自分で「♪Happy birthday」のメロディをプレイ!

430v_2トレードマークの白いモサモサつきのマイクスタンドでもう1曲続けたのは「Sometimes Love Hurts…like now」。

440_slh次の曲はsun-go☆さんのギターでスタート。

450v_2「Loving'you」!

460vガラリと雰囲気が変わってイケイケ状態!

470v_lyかーくんとsun-go☆さんの呼吸はピッタリ。

485そのシーンのひとつがコレ。
2人が右手を高々と上げて…

490さぁ、行きますよ~!

500v_2クルッ…

540vリンパッ…と!
大成功!
そう、sun-go☆さんが右回し。
反対側に回すのはすごく力が要るそうだ。

560v_2いよいよかーくんもHigh Voltageに差しかかった!
見てよ、ステージの右ハジ…水の入ったペットボトル。
このあたりから少し後ろに下がっておかないと、私の商売道具がアブナイ。

570_wr曲は「Whiskly's Rock」。

580v_2自らペットボトルの水を頭にかけた後…

590客席に水分補給!

600_2ノリの良いエキサイティングな曲だけにそちらに気を取られているとビショビショになる。

610vもちろんファンの皆さんはそれでバッチリ!

620以前は口に含んだ水を吹いていたんだけど、今回はペットボトルが大量に用意された。
この分だと記念すべきVolt-age 50の時には巨大なタライでやるかも知れないな…。

630v_2会場に投げ込まれたペットボトルから漏れた水滴に照明が当たる様が美しい。
かーくんのショウのハイライト・シーンのひとつ。

630もう本編も終盤。
またサングラスをかけたかーくん。

640_hg曲は「HIKARU現実」。

650v_3sun-go☆さんもセンターで大フィーチュアされたのは本編を締めくくった「CountDown」。

670v_2本編全16曲の大熱唱!

660v_cdアンコールで登場したかーくんの手にはバースデーケーキが。
そして、みんなで「♪Happy birthday to you」を歌ったんだよね。
かーくんのバースデー・セレモニーはサッパリしていて実に気持ちがいい。

680_2「ありがとう!この気持ちは歌で返していきます。
今日の私はこんな気持ち…」

690v…と、大ジャンプ!

S41a8550 そしてギターを手にして歌のコーナーに移った。

700vsun-go☆さんもアコギ。
そして、この手拍子。

710v…となると曲は「Try Again」。

720vココもかーくんのショウの大きな見せどころ。

730サオのメンバー全員が揃い踏むシーンが圧巻なのだ。
このシーンを撮り逃すまいと、正面でカメラを構えていたのだが、このシーンになっていきなり大スモーク+ピンクのLED照明攻撃!
これじゃ全く撮れん!…と大急ぎで上手側に移動して夢中でシャッターを切った!
コレでも結構考えて撮ってるんですよ~!

740もう一度バンドのメンバーを紹介。
「お待たせしました!ギター、sun-go☆!
その衣装はナニをイメージしたんですか?」

750「誕生日を祝うお店のお姉さんです!」
sun-go☆さんと私は生年が同じで、誕生日が1日違いなの。
我々はあと2ヶ月弱で「Volt-age〇〇」!「

760v「捨てきれない自分のプライドがあります。2018年のツアーのテーマでもあります。聴いてください

770ジックリ歌い込んだ「It's my PRIDE」。

780_impさらに「俺の手にSay Goodbye」でプログラムを終了した。

780vこの後、大阪公演を開催した。

800メンバー全員がステージから降りたが、アンコールが鳴りやまず、かーくんがひとりで再登場。
「普段ダブル・アンコールなんてないんですけどね…。ライブが終わるとチョット寂しい気持ちになるんです。
そんな気持ちを歌にしました。変なシャベリよりも皆さんに伝えたい曲です。
ステージを去る時はこんな曲を歌うんだろうな…と思ったらこんな曲になりました」
感動的なMCを加えて「Last Song」を歌って『Volt-age 48』の幕を降ろした。

810諸星和己の詳しい情報はコチラ⇒KAZUMI MOROHOSHI Official Website

0r4a7711 sun-go☆の詳しい情報はコチラ⇒オフィシャル・ブログ

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200_2 

(一部敬称略 2018年8月12日 ZEPP Divercityにて撮影)

2018年9月27日 (木)

真夏のJazz葉山 2018~杉本篤彦BAND featuring そうる透

 
寒い!
ナンダこの寒さは…冬じゃん?
あんな狂ったように暑かったのにもうコレだもんね。
そりゃ「暑いより寒い方がいい」とは何度もココに書いているけど、こんなに急に寒くはしてもらいたくないもんですな。
残暑と秋をスキップした感じだね。
「朝晩はラクになったね~」なんてセリフが出て来る場面がゼンゼンなかった。
それなのにまだデカい台風が接近しているとか…。

10なんて毎年同じことを書いているが、同じ人間が書いているので仕方ない。

20今年も8月の上旬は葉山。
今回で5回目。

30
早稲田、慶応、日大、独協、中央、成蹊、東海…日本のヨットの発祥地とだけあって、葉山を拠点としている大学のヨット部が多く、合宿所がひしめいている。
40v 我が母校もドカっと中心地に合宿所を構えている。50ヨットか~。
やってみたいと思ったことないな。
乗ったことすらないわ。
吉村昭ファンの私のせいでMarshall Blogには漂流した人の話が出て来るが、今朝そんなニュースをやっていたね。
夜間、魚を獲るために海面に光を当てる仕事をしていた18歳のインドネシアの青年が乗ったイカダが突風で流されて漂流。
49日後、2,500km離れたグアム島沖で日本の船に発見されて一命を取り留めたという。
そもそもインドネシアの125km沖でひとりでこの漁をしていたのいうのだからスゴい。イカダには動力が付いておらず、もはやこの時点で漂流しているように思えるが…。
イカダには数日分かの少量しかなかったが、さすがプロだけあって青年は自力で魚を取って食料を確保。
漂流中、雨が降ったのだろうか、シャツを絞って水分を摂ったという。
しかしね、この話で一番驚くのは、この青年はこの漂流は3度目だったんだって!
学習しろよ!と言いたいところだが、こうでもしなければ生計が建てられない事情があるのだろう。
救出後、「もうこの仕事はしたくない…」と言ったそうだ。
そりゃそうでしょ。

60vそんな場所だから朝はヨットの練習に出向く学生さんでにぎやかだ。

45みんなで協力して船艇を海に繰り出す。

70vコレがこの後どうなるのかは知らない。

80ドンドン難民も押し寄せて来る…ウソ。

90蜘蛛を発見。
朝の蜘蛛はナゼ殺してはいけないか」についてはいつか書いた。

65そして、葉山のお楽しみ…

100鐙摺港の朝市。

1155回目ともなると、もうスッカリ勝手知ったるところ。
年々にぎやかになってきている。

120少しずつ出店も変わっている。

130しかし、変わらないのはこの行列。
パティスリー・ラ・マーレ・ド・チャヤという地元のケーキ屋さんのタルトを買い求める人の列。

1408時半から販売を開始するのだが、予め並んだ人の分だけで完売してしまう。
以前はひとりで複数枚変えたが、今はひとり1枚限定になってしまった。
ま、確かにおいしくてホールで1,000円はお買い得だろう。
それとケーキのハジッコの切り落とし部分を100円で売っているのも人気の理由。
150いつもこの朝市に十分間に合うぐらいの時間に来ているのは高速道路の渋滞を避けるため。
でも、盛大に時間を持て余してしまう。
そういう時はココ。
葉山御用邸の跡地に作られた「葉山しおさい公園」の中にある「葉山しおさい博物館」。

160御用邸の跡地だけあって今上天皇の即位記念碑も建っている。

170v中は冷房がキンキンに効いているし、人は滅多に入って来ないのでリラックスし放題。
館内には昭和天皇が寄贈(御下賜)された標本や葉山の海の生物に関する展示が施されている。
下は昭和25年に日本ヨット教会が当時皇太子だった今上天皇に献上した「オリンピア・ヨーレ」という形式のヨット。
美智子妃殿下とお乗りになったそうですよ。

180この時は特別展として化石の展示をしていた。

210 ダイオウグソクムシもいたよ。
コイツ、5年ぐらい食事をしなくてもいいんでしょ?
痩せるだろうナァ、5年も食わないと。

200vしかし、ナント言ってもココの魅力はコレ。

220素晴らしい庭園。

230PCを持ち込んで、時間が来るまでこの景色を前にしてMarshall Blogを書くのが実に気持ちいいのだ!

240そして、時間がくると今度は山へ。
葉山福祉文化会館へと移動する。

250今年もコレ!

260v今年のトップ・バッターは若きピアノとパーカッションのデュオ・チーム「Wataru y Takumi」。

270相澤亙
290vひごたくみ

280vたくみくんは以前に8回もこの舞台に立っている若きベテラン・パーカッショニスト。

300コルトレーンでおなじみのモンゴ・サンタマリアの「Afro Blue」。

310v定番「Spain」。
Ss41a0317もう1曲演奏したのはラファエル・エルナンデスのラテンの大スタンダード「エル・クンバンチェロ」。
ロック・ファンにはリック・ウェイクマンの『ヘンリー八世』の2曲目「Anne of Cleves」でおなじみのメロディだろう。

330たくみくんを見てて「パーカッションもカッコいいもんだナァ」と思ってしまった。 320vNATALもパーカッションやってますからね
…というよりも元々はパーカッションのブランドだから。

Snc5続いては常連のVakeneco。

Ss41a0404田近香子

340中島道博

350今までは元ミドリのベース、岩見のとっつぁんを交えたトリオ編成だが、今回はデュオで臨んだ。
オリジナル曲の他に「Danny Boy」などを取り入れ、フレームの大きなパフォーマンスを聴かせてくれた。

Ss41a0409 ステージにMarshallが登場。

370このイベントには付き物の司会者、晋道はるみさんのが紹介するのは…

380v杉本篤彦BAND featuring そうる透

390杉本篤彦

400v藤原美恵

Ss41a0620江口弘史

420vそうる透

430v杉本さんはMarshall。

440vココ数回お供をしているMarshallはJVM210Hと1936。
クリーン・チャンネルだけを使用。
Marshallの美しくパンチの効いたクリーン・トーンは杉本さんの強い味方だ。

450vオープニングは「Abordage~宮古湾海戦~」。

460スリリングなブッ速い4ビート!470杉本さんに続いて各人のソロがフィーチュアされた。

480v

490v

500v「宮古湾海戦」とは戊辰戦争の最後の戦いとなった、盛岡藩宮古村沖で発生した明治2年(1869年)の箱館戦争のうちの戦闘のひとつ。
劣勢に立たされていた旧幕府軍は新政府軍の主力艦に乗り込んでダッシュする作戦、すなわち「Abordage(アボルダージュ:英語ではBoarding=乗ること)」を決行したが失敗に終わった。
近代では世界でも稀に見る戦闘事例だったそうだ。
その新政府軍の艦隊を襲った旧幕府軍の軍艦が「回天」だった。
第二次世界大戦末期に決行した悪名高き海の特攻隊「回天」の名称はココから転用されている。
またしても吉村先生で恐縮だが、ホラ…ちゃんと書いていらっしゃる。
私の書架には入っているのだがまだ読んでいない。
今読んでいるのが終わったら次はコレを読むことにしよう。

Kaiten_3 「こんにちは!いつも出させてもらっています。暑いので休憩がてら聴いて下さい。
今のは土方歳三をテーマにした曲です」
歳三は宮古湾海戦に参加はしたが、生還し、その3か月後五稜郭の戦いで新政府軍に狙撃されて命を失った。
杉本さんは坂本龍馬のテーマにした曲にとりくんでいらっしゃる。龍馬の末裔の方と仲良くされているとか。
でもいいんですか?
佐幕派と討幕派の両方やっちゃって…。
私は江戸っ子なので佐幕派です。

510v次は杉本さんが「わかったよ!という曲」と紹介した「I Got It」。
550デューク・エリントンに「I Got It Bad」という曲があるが、それとは関係なし。
ゼンゼンGoodである。530v_igiこの曲も「Abordage」も最近作、『Tomorrow Land』に収録されている。
アルバムに収められたギターのサウンドはしすべてMarshallによるものだ。
いい音なのよ!

520その「いい音」を出している要素のひとつが杉本さん独特のツー・フィンガー・ピッキング。

535そしてこのシンプルな足元。
ケーブルだけ。
アンプのリバーブは使用するがエフェクターは一切なし。

540「学位を返そうかと思ってるんですよ…」
ココで日大のアメフト部事件についてひと言。
杉本さんは事件を起こしたクラブとは関係ないが、優れたアメリカン・フットボールの選手で、日大のOBなのだ。
「次の曲は怪人二十面相をテーマにした曲です。すごくいい曲なので聴き入らないでくださいね…大事に身に付けている貴金属が盗まれないように。
女性のハートも盗んじゃったりして!」
ナニ言ってんスか!

560v曲のタイトルはドンズバで「怪人二十面相」。

560v_tlシンプルだがタイトル通り怪しげなメロディを持ったテーマが印象的なワルツ。

570本気で女性のハートを盗もうとしているのか、よく取り上げる杉本さんの愛奏曲だけに、内容の濃いソロが展開する。

580v美恵さん、ピアノを弾き出すと感情移入が生半可でなくて、これはキースもビックリでしょう!

Ss41a0540ピアノの素晴らしさだけでなく、ピアニストにしておくのはモッタイナイぐらいの顔弾きが素晴らしい。
やっぱりこうでなきゃ!

Ss41a0449 ココでバラード。
『Tomorrow Land』を締めくくっているエリック・クラプトンの「Wonderful Tonight」。

590_wtハートウォーミングなんだよネェ、杉本さんのギターって。
この杉本さんのギターとシュレッド・ギターが「ギター」という地面でつながっているとは思えないよ。
そういえば、あの「♪あったかいんだから」っていうの見なくなったネェ。そろそろシーズンなんじゃないの?

600お客さんの中にスッカリ出来上がっちゃってる人がいて、杉本さんとのやりとりが面白かったんよ。

610最後も『Tomorrow Land』から「涙の向こうに」。

620_nm手拍子を交えたノリノリの雰囲気が楽しい!
いつもより盛り上がっていた感じがしたネェ。

630vコレいい曲なんだよ~。

640v今回は杉本さんのセリフ入りバージョン。
680途中で「Take the A Train」が引用され、各人の感情豊かなソロが交えられた。

650v

660

670v今年もウチの葉山はコレにて楽しく終了。
また来年楽しみにしています!
 
杉本篤彦の詳しい情報はコチラ⇒杉本篤彦オフィシャルブログ

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200 

(一部敬称略 2018年8月5日 神奈川県葉山町福祉文化ホールにて撮影)

2018年9月26日 (水)

黒門町のNATAL~Haruka Plays NATAL

 
今日は最寄りのJRの駅で言うと「御徒町」にある「JAM SESSION」というライブハウスから。
お隣の上野駅周辺も含めて、このあたりもライブハウスがずいぶん増えた。
子供の頃の御徒町というと、ナント言ってもモデルガンの「MGC」を指した。
「御徒町」の「徒(かち)」というのは、乗り物を使わないで歩くこと。つまり徒歩のこと。
江戸時代、江戸城や将軍の護衛をする、馬に乗ることが許されない下っ端の武士を徒(あるいは徒士)と呼んだ。
その徒に「御」がくっついて「御徒」。
今で言う御徒町駅のあたちにはその徒がたくさん住んでいたことから「御徒町」という地名になった。
だからこの地名は城下町であれば、何も東京だけでなくどこにでもある地名なのだそうだ。
でも、このお店の付近は御徒町ではなく、昔は「黒門町」といった。

10東京の花見の名所、上野恩賜公園。
元々この辺りは増上寺と並ぶ徳川家の菩提寺、東叡山寛永寺の境内だった。

30コレが今の寛永寺。
こんなに小っちゃくなっちゃった。
芝の増上寺と並ぶ徳川家の菩提寺の東叡山寛永寺は、3代将軍家光が江戸城の鬼門となる丑寅(北東)の方角を封じるために建てられた。
東の比叡山で「東叡山」だ。

40非公開ではあるが、4代家綱、5代綱吉、8代吉宗、10代家治、11代家治、13代家定が寛永寺に墓所を構えている。
最後の将軍慶喜はお隣の谷中霊園で一般に公開されている。

50その寛永寺の総門を「黒門」と呼んだ。
下は昇斎一景という歌川広重の門人が明治4年に描いた「東京名所四十八景」のうちの「上野黒門前花見連」という浮世絵。
奥に見えるゲートが「黒門」だ。
コレ、今で言うと上の広小路付近。
いいね~。見てみたかったナァ。
このあたりで彰義隊とフェイクの錦の御旗を掲げた薩長軍が壮絶な戦いをしたんだネェ。
もしタイムマシンがあれば、未来なんかどうだっていい。江戸時代の吉原や江戸の町の方々を見て歩くね。
でもデロリアンもプルトニウムも持ってないならな~。

60v_2コレは上野恩賜公園の入り口にある水のオブジェ。
黒門をイメージしているのだそうだ。
上野戦争で焼け残った黒門は明治40年に荒川区の円通寺に移築された。
坂上田村麻呂が開祖といわれる円通寺には彰義隊の墓所があるともことで、近々訪れてみようと思っている。

70しかし!
「黒門町」といえば!
このお方なのであ~る!
「黒門町の師匠」、8代目桂文楽。(ちなみに9代目はペヤング)
もう大スキ。
5代目古今亭志ん生がウェス・モンゴメリーなら、8代目桂文楽はパット・マルティーノ。
演目が少ない代わりに、何度演っても数秒しか違わなかったという練りに練り込んだ緻密な噺っぷりは天下一品。
文楽が高座で甘納豆を食べる芝居をすると、寄席の売店では甘納豆が飛ぶように売れたという。
しかし後年、高座での本番中、登場人物の名前が出て来ず絶句。
「台詞を忘れてしまいました…申し訳ありません。もう一度…勉強をし直してまいります」と深々と頭を下げて挨拶をし、噺の途中で高座を降りた。
そして、その後二度と高座に上がることなく「昭和の大名人」の生涯を終えた。
芸に対する何たる真摯な姿勢!
昔の芸人は本当にスゴかった。
でもね、芸人がスゴかったばかりではなくて、お客さんの質も高かったんだよ。80vそんな黒門町からお送りするのは『Instrumental Summit Vol.16 Ladies Night』という女性バンドのセッション・ライブ。

90v超満員の店内。

110ステージに立ったのは…
 
セッションリーダーのRie a.k.a. Suzaku

120vキーボーズに藤岡久瑠美実。

130vベースに芹田ジュナ。

140vドラムスはFate Gearの森はるか。

150vはるかちゃんはNATAL。
アッシュのホワイト・スワールのキットを持ち込んだ。

100今回で16回目となるシリーズ・ライブ。
Rieちゃんの人気のほどがうかがえるというものだ。

160ショウは2部構成で、第1部のオープニングは「Southern Wind」。

170vはるかちゃんとNATALは今回が初めての参加。

180v涼し気でオシャレなナンバーのリズムを軽快に奏でる。
やっぱいいね、NATALの音は…ナニをやってもカッチリとキマる。

190Fate Gearつながりの久留実ちゃん。
この人、チック・コリアみたいなフレーズを弾くんだよね。

200お客さんとの一体感バリバリのMCが楽しい。
Rieちゃんの名前にある「a.k.a.」というのは「also known as」の略で「またの名を」という意味であることは皆さんもご存知でしょう。
コレはまだ英語だから覚えやすい。
このほかネイティブさんがよく使う略語に「i.e.」とか「e.g.」とかいうのがあって、元がラテン語だけあって、コレがなかなか覚えられない。
i.eは「id est」の略で「すなわち」とか「言い換えれば」という意味。
また、e.g.は「exempli gratia」の略で「たとえば」ということ。
自分で使えば覚えるんだけど、覚えていないから使えない。i.e. 覚えられないでいる。

210v「初登場」ということではるかちゃんもご挨拶。

220vこのセッションでは、オリジナル曲だけでなく、セットリストにコピー曲を盛り込むことになっていて、この日はゲイリー・ムーアの「Parisienne Walkways」を披露。

230vジュナちゃんはテクニカルかつド迫力のベース・ソロをお見舞いしてくれた!

240バッキングにソロにと大活躍の久瑠実ちゃん。
こういうフュージョニーな音楽にはやっぱりキーボーズは欠かせない。

250vそして、はるかちゃんのタイトなドラミング!

260vそして、ギターにおしゃべりにとファンを魅了したRieちゃん。

270v1部2部とも6曲ずつの構成。
アンコールに「Across the Sky」を演奏して黒門町のライブは盛大に幕を閉じたのであった。

280 

200_2 
(一部敬称略 2018年8月11日 御徒町JAM SESSIONにて撮影)

2018年9月25日 (火)

西日本豪雨災害被災者支援 田川ヒロアキの緊急チャリティーコンサート~田川ヒロアキ

 
今日は竹橋から。
竹橋は北の丸公園と一ツ橋1丁目の間に横たわる清水堀にかかる橋で、徳川が江戸に入る前からあった、東京の中でも特に古い歴史を持った橋のひとつらしい。
私たちが小学生の頃は「竹橋」と、隣の北の丸公園の中にある様々な科学遊具で丸一日無料で遊べる「科学技術館」は同義語だった。
ちなみに田安、清水と並ぶ徳川御三卿の「ひとつばし」は「一橋」と綴る。
最後の将軍、慶喜が水戸徳川から婿入りした先ね。
一橋家は8代将軍吉宗が、四男坊の吉尹(よしただ)に一橋門内の屋敷を与えたところからスタートした。
この御三家とか御三卿なんてのはスゴいシステムだよナァ。
家康ってのはホントに頭が切れる。
というよりも、この時代のお家継承問題ってのにはすさまじいモノがある。今、サボってしまっているヘンリー八世もそうだけど、「お世継ぎできればすべてよし」なのだ。
こりゃウチのお世継ぎたちもせいぜい大切にしておかないとイカンな。
 
そして、竹橋と言えば、日本の三大新聞の一角、毎日新聞の東京本社があるところ。
三大新聞は朝日、読売、毎日とされるが、毎日が最古。
うち朝日と毎日は大阪が発祥だ。
1872年、浅草で創刊された「東京日日新聞」が1911年に大阪毎日新聞社に併合され、戦中の1943年に題号を「毎日新聞」に統一した。
なんて、知ったようなことを書くといかにも毎日新聞の熱心な読者のように見えるかもしれないが…違うの。
でも、今の国情を鑑みるに、毎日さんにカッコいい報道姿勢を見せてくれることに期待している1人ではある。
政治とは一線を画してしるMarshall Blogゆえコレ以上は突っ込まないが、我々の子供や孫や子孫が生を営むこの国の将来を左右するカギを握っているひとつの大きな要素は、今の局面、「メディア」であることは間違いないと思っている。

10_2さて、話が「新聞」ということになると、私はコレ。
またしても吉村昭。
私の雑学のほとんどが吉村昭の小説に根差している。
『アメリカ彦三』は1850年、ペリーが来航する3年前、播磨の船乗り「彦太郎」が初めての航海で遭難する話。
吉村先生お得意の一連の漂流モノ。
その後、アメリカの船に救助された彦太郎は当時の幕府の鎖国政策により日本に帰ることができず、「ジョセフ・ヒコ」として洗礼を受け、アメリカに帰化する。
マァ、こういうの読んでいると、今とは大違いのこの時代のアメリカの寛大さに感動してしまうね。
そして、彦太郎は明治維新後、日本に帰国する。
その際日本にアメリカから持ち帰ったもののひとつが「新聞」だったワケ。
おもしろいんだゼ~、コレ。
文庫で550ページ程度の長中編だけど、例によって一気に読み通してしまった。
それこそNAMMへ行く飛行機の中で読んだんじゃなかったかな?
先日、「私の光太夫」で江戸時代にロシアに10年間抑留した大黒屋光太夫に触れたが、私は自分が英語で苦労してるせいか、こうした言葉のわからない地で苦労した人の話に大変興味があるんだな。
だから杉田玄白の「ターヘル・アナトミア」、すなわち「解体新書」の翻訳を手伝った前野良沢の偉業を綴った『冬の鷹』なんてのも夢中になって読んだ。

20bこの彦太郎は1859年に帰国した後、浜田彦蔵と名乗り、米国領事館の通訳として日米交渉にも活躍。
伊藤博文や木戸孝允らとも交わり、1872年大蔵省に入り渋沢栄一の下で国立銀行条例を編纂したというのだから、とても一介の船乗りとは思えない優秀さだ。
そんなことが綴った自叙伝が現代語に翻訳されて上梓されている。
私は偶然それを高田馬場のブックオフで見つけて2冊600円で買った。
奥付を見てみると、初版第1刷が1964年の2月。
私が持っているのは1987年4月の初版第10刷。
つまり、27年の間に1回も改訂されていない。非の打ちどころがない完璧な書物か、あるいはどうでもよい忘れ去られた書物ということになる。
イヤ、10刷ということはそれなりの部数が販売されてきたワケで、一体誰が買って読んでいるのか実に興味があるな。
私は買っただけでまだ読んでいないんだけど、いずれはジックリ読んでみたい。
読書は楽しい。
電子書籍は絶対イヤ。
何度も書いているけど、「読書」というモノは、活字を目で追うだけでなく、本の重さを感じ、インクと紙のニオイを嗅ぎ、指先でページを繰ることまでが「読書」なのだから。

2ahjその毎日新聞社の地下街。
なつかしいな。
隔年で開催される楽器フェアの合間に、科学技術館で「大楽器祭」という展示イベントを開いていた時期がかつてあった。
その時、ココに入っている飲食店で打ち上げをやったのよ。
30その地下街の突き当りにあるのが毎日ホール。
今日のレポートはココから。
我が田川ヒロアキによる西日本豪雨災害者支援のチャリティ・コンサートが開催されたのだ。

40入り口には酒樽。
コレが募金箱として活躍した。

50まずは主催者方々からのご挨拶。

60v本コンサートの主旨などが述べられる。

70そして、「がんばっぺ福島」でおなじみの株式会社無洲の浅野社長も急遽駆けつけてくれて、ご挨拶にマイクを握った。

80vそして、ヒロアキくん登場!

90今日はバッキング・トラックを使ったソロ・パフォーマンス。

100_ssお供は愛用のJVM210Hと今日のキャビネットは1960A。
JVMが2台積んであるのは「景気づけ」だ。
黒、白、金…しかし、Marshallってのはキレイだね~。
何も足したり引いたりする必要のない完璧なデザインだと手前ミソながら思うわ。

100vオープニングはおなじみの「Seascape」。
時に「君が代」と合体したして数々のステージの冒頭に置かれるヒロアキくんの挨拶曲。

110v続いては軽快な「Dear Heart」。
2011年、「田川プロジェクト」の発足を記念して制作された限定シングルCDに収録された曲。
CDの売上の全額を東日本大震災の被災地へ寄贈した。

120_dhパッヘルベル!
コレ前から演ってたっけ?
要するに「カノン」。
「アヴェ・マリア」もそうだけど、ヒロアキくんはこうしたユッタリとしたメロディを歌わせるのが実にウマい。
きっと自分で歌い上げている気分で弦をハジいているのだろう。

130v_cmまずはご挨拶。
同じ西日本出身として、急遽ではあったがこのチャリティ・コンサートの申し入れを受け、このステージに立ったことに触れた。
そういえば、ヒロアキくんも件の豪雨の被災者だったんだ。
というのは丁度西へ向かっている時に災害が発生し、新大阪駅でいつ解放されるともわからない足止めを喰らい、マンジリともしない時間を過ごさざるを得なかったのだ。

140ココから先は昨年10月に発表したフル・アルバム『Theme Park』からの選曲を中心にプログラムが組まれた。
もう1年かよ!
このアルバムの制作にあたっては、タイトルから、写真から、チョットしたことまで色々とお手伝いさせて頂いたが、楽しかったナ。
ジャケットが少しずつ出来上がっていくプロセスにとてもワクワクした。
このアルバムの詳細についてはコチラをクリック!
  ↓    ↓    ↓
『THEME PARK』を100倍、イヤ10倍、イヤイヤ1.5倍ぐらい楽しむ <前編>
『THEME PARK』を100倍、イヤ10倍、イヤイヤ1.5倍ぐらい楽しむ <後編>

しっかし、この記事…我ながらスゲエ大作を編んだものだな~。自分で言うのもナンだけど、今読んでも十分に面白いわ。

150cdまずは「府中に夢中」。
上で紹介した記事をお読みいただければそれぞれの曲の解説は要らないだろう。

160_fm続いては「酎HIGH KING」。

170_skヒロアキくんも当日のMCで触れていたが、「酎HIGH KING」は広島県呉市にあるライブハウス「ケラウスランブラ」の20周年を記念してヒロアキくんが作ったお店のテーマ曲。

180cdコレがそのケラウスランブラの店内。
オーナーのNaoさんはてらちん、向山テツさん、下山武徳さんSHOW-CHU-ROCK(焼酎ロック)というンドのギタリスト。
もちろん頭に「バカ」がつくMarshall好きだ。
どんなにデジタル・アンプが跋扈しようとも微動だにしない、Marshall一筋のありがたいお店。

42303206_267831950513595_4049376899この人がその「Marshallバカ」…イヤイヤ、オーナーのNaoさん。
上で紹介した『Theme Park』の記事にも書いたが、Naoさんの酒豪ぶりをMarshallで表現したら1959の三段積みが5セットぐらいになろうか?
ヒロアキくんの結婚式にも出席された。
そのケラウスランブラも今回の豪雨で被害を受けてしまい、一時休業を余儀なくされてしまった。
その被害は甚大で、当初は年内の再開は絶望視されていたが、今では状況が好転し、ライブやイベントについては10月12日より開催できる運びとなった。
ただし、通常のショット・バー営業の再開は来年になる見通しだそうだ。
Naoさん、ひとまずおめでとうございます。
これからもMarshallバカぶりを存分に発揮して頑張ってください!
Nao2_1気合いの入った正統派ロック・ナンバーから…

190v雰囲気がガラリと変わって民謡調に。
下関のよさこいチーム「馬関奇兵隊」のために書いた演舞曲。
コロコロと変わる曲調が楽しい。

200_ikそして、「カラムーチョZ」。
横浜のライブ・ハウスにヒロアキくんが出演した時、近くのコンビニにこのお菓子を買いに行ったっけナァ。

210v今日は久しぶりの「お尻が痛い!」だった。

220v「秋ですね~」…と、秋の新ネタ。
「秋童謡」と題し、「虫の声」や「夕焼け小焼け」を大胆に料理。

230_adコレが容赦無用のドヘヴィ・アレンジ!
よ~やるわ!
そういえば、昔はどこの家でも鈴虫を飼っていたものだった。
子供の頃、翅をコスることによってあの音を出しているって知った時、驚かなかった?
だから鳴き声ではないんだよね。

240vハイ、それではここでマーブロ・クイズ。
当たってもMarshallはもらえません。
 
問題です。
下のそれぞれの写真の虫の名前と鳴き声を答えてください。 
 
紙幅が嵩むのでいきなり答え! 
まず、コレが松虫。
高校の時に松川さんという現国の先生がいらっしゃって、アダ名が「松虫」だった。
この虫、「チンチロ、チンチロ、チンチロリン」と鳴く。
ホンマかいな?
今戸の鉄火場じゃあるまいし。
英語では「pine cricket」。
ハハン、コレを直訳したな?
別名が「bell cricket」…いいね、どうにも。
英語圏のベルはチンチロチンチロ鳴るらしい。

2コレは有名ですな…コオロギ。「蟋蟀」という漢字は書けんな。
「キリキリキリキリ」鳴くのか…。
コオロギはディズニーの『ピノキオ』にも出て来るので、英語の名前は比較的知られているだろう。
そう「cricket」。
ところで、そのピノキオを製作するゼペットっていうジイさんがいるでしょ?
あのゼペットって名前は「Geppetto」って綴るんだぜ。
そう、ピノキオってイタリアなんだね。

Photoさて、この曲の「コオロギ」の部分はキリギリスとも歌われるらしい。
私はどっちで覚えたかな?
しかし、他のヤツらが「ナニ虫」、「カニ虫」と言っているのにコイツだけは「キリギリス」なんておかしくない?
ギリシア人みたいな名前だ。
「チャキリス」とか「デュカキス」とか「カサベテス」とかバキバキした名前がおおいんだよね、ギリシア人って。
コレ、鳴き声からきてるんだってサ。
で、YouTubeでその鳴き声を確認してみると、「ビュイー、ビュイー」っていってるだけ。
私にはとても「キリキリキリギリス」なんて聞こえません。
キリギリスは英語で「katydid」。

Photo_3ハイ、その通り。
年季の入ったロックファンならビビビと来るでしょう。
Steely Danの『katy Lied』のジャケットのヤツね。
コレについては以前にも書いたが、あまりにもタイムリーなことが書いてあるのでそのまま引用させて頂く。
 
1975年の『Katy Lied』。
「Rose Darling」「Daddy Don't Live in That NYC no More」、「Everyone's Gone to the Movies」、「Your Gold Teeth II」、「Chain Lightning」…名曲そろいの傑作だと思う。
特に「Doctor Wu」のPhil Woodsのソロが好きだった。
そういえば日本でもおなじみになったんだか、なじまなかったんだか知らないが、「Black Friday」なんてブギも入っていた。
この『うそつきケイティ』という邦題はなかなか良いセンスだと思ってる。
ところで、アルバムのジャケットがなぜバッタだか知ってる?
コレ、実はバッタではなくて「Katydid」というキリギリスの仲間なんだって。
イギリスでは「Bush Cricket」というらしい。

それでアメリカではこの虫が鳴くと「katy did, Katy didn't(ケイティ・ディド、ケイティ・ディドゥント)」と聞こえるんだって。
それで「Katydid」という名前になった。
命名のされ方としては
「ツクツクボーシ」みたいなもんだね。
で、さっきの「Doctor Wu」。
「Katy tried」と「Katy lies」という歌詞が出て来る。
この虫をその歌詞に引っ掛けたんだって。
 
ウォルター・ベッカーが亡くなった時にこの記事を書いたのだが、他にもSteely Danについて書いておいたので興味のある方はコチラをどうぞ。私がスゴイ発見をしたあたりをゼヒご覧頂きたい⇒【訃報】ウォルター・ベッカーのこと

Kl_2続いては「ガチャガチャ」とくつわ虫。漢字では「轡虫」ね。
轡とはあの馬の口にくっつけるヤツね。
ハハハ!英語では「noisy cricket」だって。
コレもYouTubeで鳴き声を確認してみると、確かにウルセ~!
こんなもんが一晩中聞こえたら「おもしろい」どころか「大迷惑」だわ。

1最後は馬追虫。
なるほど!
コレを「スーイッチョン」と表現したセンスは素晴らしい。
この虫を指す英単語はないらしく、「hexacentrus japonicus(ヘクサセントラス・ジャポニカス)」となるらしい。
「centrus」というのは「トゲ」という意味。「hexa」は「6」だからトゲのようなものが6本生えてるのかな?
以上、「虫の声クイズ」でした!

Photo_2「虫」でエラく脱線しちまった。
ゴメン、でもどうしても「無視」できなかったの。
今回の記事を書くのにこの箇所が一番時間がかかったわ。
 
さて、私が虫に夢中になっている間にヒロアキくんはアコギに持ち替え。
皆さん、気が付いた?下の写真。
今初めての上手側からのショットなんだよ。
立奏すると光がまったく当たらないため、コチラ側からは一切写真が撮れなかったのです。
コレ、フリオ・イグレシアスやスタン・ゲッツだったら大変なことになっていた。

250曲は「たんぽぽと風」。
260v
冒頭にご挨拶をされた浅野社長の株式会社無洲の社歌だ。
ヒロアキくんの「やさしさ」と「あたたかさ」がふんだんに盛り込まれた愛らしい一編。
もちろん『Theme Park』収録。

270そしてソロ・コンサートでは時折取り上げられるビートルズ・ナンバーから「All my Loving」。
「自分で書いた曲でないのが悔しい!」とジョンに言わせしめた初期のポールの代表作。
移動の最中に歌詞を書き、公演会場の楽屋のピアノで曲を付けたという。
曲に歌詞をつけるのがポールの通常の作曲手法だったが、コレはその反対の順序で作られた珍しい1曲。
1964年2月、エド・サリバン・ショウに出演した時、一番最初に演奏した曲としても知られている。
つまり、この曲からビートルズのアメリカ制覇がスタートしたのだ。

280エレキに戻って「平和の風」。
ジェスチャーを交えて熱唱するヒロアキくんの姿が感動的だ。
いい曲だよネェ。
コレはやや上手から撮ってるナァ。

290その感動を盛り上げるのが後半に出て来るギターでメロディをナゾるパート。
美しいヒロアキ・ギターの魅力が満載だ。
それを演出しているのがアータ、Marshallですよ。

300vそして、コンサートの本編を締めくくったのは「アヴェ・マリア」。

310vこのアルバム『Ave Maria 』をリリースしてから6年か!
コレのジャケット撮影の時も楽しかったな。
デザインは『Theme Park』を手掛けた梅村デザイン研究所。

320cdコレも曲・演奏・音色が三位一体となった美しいヒロアキ・ギターの格好のショウケースと言えよう。

330こうしてジックリとギターを聴かせて本編を締めくくった。

340v客席からは花束が贈呈された。

350アンコールはガツンとカマしたよ。
ココ最近のキラー・チューン、MAZDAファン・フェスタのテーマ・ソング「君を乗せて」。

360vコレもよく書けた曲。
スポーツカーが疾駆していくような中間部のギター・ソロがスリリングだ!

370vこのコンサートで販売したCDの売り上げはすべて西日本豪雨災害被災者への義援金に充てられた。
また、このコンサートのレポートが9月22日の毎日新聞の東京版の朝刊に掲載された。
 
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒fretpiano

380v

200 
(一部敬称略 2018年9月10日 毎日ホールにて撮影)

2018年9月21日 (金)

SPEED METAL ASSAULT~HELL FREEZES OVER

 
今日はドメタル。
ああいうのはいつの頃からなんだろう?
ロックからチョット目を離しているスキに「何とかメタル」ってのがウジャウジャ出て来て、私にはサッパリわからんのよ。
私が若かった頃、ロックのカテゴリーといえば「ハード・ロック」、「プログレッシブ・ロック」、「ブルース・ロック」、「ジャズ・ロック」とか、せいぜいそんなもんで、その下は階層はなかったように記憶している。
でも、そういう細かいジャンル分けというか、やや流行りの表現で言えば「レッテル張り」を私はキライではない。(←この文章はジャズ評論家&ジャズ喫茶「メグ」の寺島靖国さんの言い回しを拝借しています。間違いではありません)
だって「エ~、そんなメタルあんの~?!」なんておもしろいじゃん?便利だし。
それに、それだけジャンルが分かれるということは、「人とは違うことをやって、何とかオリジナリティを出そう!」というアーティストの姿勢が見て取れるからね。
ところで、「レッテル」ってなんだ?
少なくても英語ではない。
調べてみると…オランダ語だってよ。
英語では当然「label」。
ご存知の通り、日本は「蘭学」といって、江戸末期までは従順にオランダをフォローしていたので、今でも我々は驚くほどたくさんのオランダ語を語源とする単語を日常的に使っている。
「エレキ」、「オルゴール」、「ガラス」、「コック」…等々。
「おてんば」も元は「otembaar」というオランダ語なんだって!
オランダ語はゲルマン語系言語なので英語と兄妹みたいなものだからして、「ガラス」や「コック」なんてのは同じようなものだが、もし、それらの単語がイギリスから入って来ていたとしたら、「グラース」とか「クック」と呼んでいるハズ。
「今年は大掃除で徹底的にグラースを磨くぞ!」とか、「オイ、この料理はなんだ?クックを呼べ!」なんてことになってた。
ナンカしまらない。
でも、長州藩や薩摩藩がイギリスとケンカなんかしないでイギリスがもっと早く深く日本に接近していたら、今の我々の英語の勉強も少しはラクになっていたかも知れない…なんてノンキなことは言っていられない。
間違いなく植民地にされてたな。
ところで、北欧の人たちってメッチャ英語ウマいじゃない?
それもそのはず、スウェーデンなんかは政府刊行物が英語だっていうからね。
でもね、私の経験から言って、第二母国語として英語を最もうまく自然に話すのはオランダ人だと思う。
ドイツ人よりゼンゼンうまい。
前に勤めていた会社でオランダ人からの電話を取って、あまりのネイティブさに驚いたことがあったし、Marshallのオランダのディストリビューターも同様だった。
多分、イギリス人の英語を「標準語」とするなら、オランダ人の英語は「関西弁」になるぐらいの違いなんじゃないかね?
イヤ、我々はあんなに上手に関西弁をしゃべりよらん。
で、「レッテル」。
コレは英語では「letter」に相当する言葉なので、「ラベル」の他に「文字」という意味もあるようだ。
英語の「letter」は「手紙」という意味だけじゃなくて「文字」という意味があるからね。
ホーソンの『緋文字』という小説があるでしょ?
アレは原題を『A Scarlet Letter』というし、楽譜でパートの冒頭につける四角で囲ったアルファベットがあるでしょ?
あれを外人に向かって読む時は「Letter B」とか「Letter F」と読む。
あ~、またずいぶん脱線しちゃったナァ。
もう少しいい?
 
どこでだったかはどうしても思い出せないんだけど、「平山秀山堂」という会社があって、中学の頃、通学の途中に毎日その看板を目にしていた。
そこに「シタダシレッテル」という文字がデカデカと出ていた。
こっちはまだ子供だから、コレが「下田シレッテル」か「舌出しレッテル」かわからなかったのだが、ある日、ロゴに使われていた子供のイラストがベロを出していることに気づき、「舌出し」が正しいことを知った。
それから40年以上経った今ッ!
今回のこの脱線のためにッ!
「シタダシレッテル」を調べてみた。
ゴメン…まだ本題まで大分あるぞ~。
この「平山秀山堂」という会社、創業は太平洋戦争真っただ中の1942年。
それに先立つこと46年、1896年(明治29年)から「シタダシレッテル」を製造販売していたという。
19世紀ですよ!
この「シタダシレッテル」って何のことかと言うと、かつては「値札」のことだったそうだ。
今ではBOOK OFFみたいに、ペロっとシール状の値札を商品に貼るだけだが、昔はシタダシレッテルの裏に塗布してあるアラビア糊をベロンチョと舐めては商品に貼り付けていた。
不衛生と言えば不衛生。
何が優れていたのかはわからないが、その需要たるや凄まじかったらしく、日本全国に流通していただけでなく、海外に輸出もしていたらしい。
レッテルを貼られるのが極端におキライの御仁はこのことをご存知かな?
創始者の平山秀雄さんの墓が谷中の墓地にあるらしいので今度訪ねてみるか…。
色んなことが知りたくてさ…今度はドライクリーニングの歴史の本を読んでみようかと思ってる。
 
さて、メタルに来た。
今日の主役が何メタルかはわからないけど、ヘッドライナーは「LECHERY(レチェリー)」というスウェーデンのバンド。
お目当てはトップに出演したHELL FREEZES OVERという若いヘヴィメタル・チームだ。

10v下はこの公演の2週間チョット前にリリースされた4曲入りミニ・アルバム『Speed Metal Assault』。
見てよ、このジャケット!
炎にたかれて今にも崩れ落ちそうな1960の壁!
いいね、ジャケットにMarshallが出てるってのは。
もうそれだけでロックの香りがプンプンじゃないか!
実はこのバンドさんはNATALでおなじみのBAZOOKA STUDIOさんの紹介で数年前に接触があったんだけど、メンバーが交代するかなんかしてずっと没交渉でいた。
そこへMarshallの本社から連絡が入って、「ある日本のバンドがCDジャケットにMarshallを登場させたいと言っているがどうしましょ?」と私に相談して来た。
それがHELL FREEZES OVERだったというワケ。
「あ~、このバンドは知ってるよ」ということで話がトントン拍子に進んだ。

30cdMarshallが登場するアルバム・ジャケットってのは、おかげさまでたくさんあるけど、私はコレが好きなの。
カナダのパット・トラヴァースの『Putting it Strait』。
1959、1987、1960Aが写ってる。
ジャケットは表裏でストーリー仕立てになっていて、パットがMarshallを持ち込んでオーディションを受けに来たって想定なのかな?
面接官のオジさんの背後に壁には、ハンフリー・ボガート、グレタ・ガルボ、ケーリー・グラント、マリリン・モンローら往年のハリウッドの大スターのポートレイトがかかっている
要するに猛烈なオールド・スクールだ。
そこへパットがブチかま~す!
曲は「Gettin' Betta」かな?「Snortin' Whisky」かな?

Ptaジャケットの裏面。
オトっつぁん、ブッたまげ!
そりゃそうだ、Marshallだもの!
私なんか、完全にこのオジさんの方の部類なんだけど、ロックのギターってやっぱりこうであって欲しいと思うよね。
最近はとうとうキャビネットもステージに持ち込まないで、足元のペダルから卓へ信号を渡して、PAのスピーカーでギターを鳴らすっていうじゃない?
ま、Marshallが将来この分野に進出するかわからないので、あんまりキツイことは言えないけど、ヤッパリいい加減にして欲しいと思うわ。
ま、大きなコンサート会場にいるお客さんは、最終的にはPAから出て来るギターの音を聞いているので、「中間を省略した」といえばそれまでだけど、あんまりじゃない?
またロックが明後日の方向へ遠のいてガッカリするわ。
ジミ・ヘンドリックスやゲイリー・ムーアなんかがこの有様を見たら何って言うだろう?
「こんなのオレら知ってるロックのサウンドじゃない」ってキッパリ言うにキマってる。
そして自分の1959を引っ張り出して来るよ。
それにAC/DCをご覧なさい…やっぱり、ロックという音楽はステージの中も大きな音で演るべきだと思うよ。
だって外に出て来る音がゼンゼン違うもん。
やっぱり「なければない」で乗り切れるような利便性は風情を殺すだけだね。
 
そんなパットもスッカリとオジちゃんサイドになっちゃったもんナァ。64歳だって。

Ptbもう1枚は、そのゲイリー。
ジミ・ヘンのポスター。
そしてMarshallにレスポール。
ココに写っているコンボはBluesbreakerではなくてオリジナルの1974。
Marshallはかつてタイトル曲の「Still Got the Blues」を2245で録音したとしたが、真相は1974。
この1974については過去何回も書いているので今日は割愛するが、実際にこの写真に写っている1974のオーナーから話を聞いた時は興奮したナァ。

Gma裏面はコレ…ゲイリーがツアー先のホテルの一室でギターを弾いている。
コレはマズイ。
だって、たとえ18Wでもホテルの部屋で1974を鳴らしたらイカンがな。
…ということはない。
マズイのは時代考証。
「Still Got the Blues」と言っても、表の少年はゲイリーではない…と思わざるを得ない。
ナゼならこの少年は、マァ8歳ぐらいか?
ゲイリーは1952年の生まれなので、8歳というと1960年。
ジミがイギリスに渡って脚光を浴びたのは1966年。
合わない。
となると、この部屋はこの子のお兄さんの部屋だったのかも知れない。よく「隠れてお兄さんのギターを弾いていた」なんて話があるじゃない?
なんてことを考えてジャケットを眺めるのは楽しい。
だからITで聴く音楽はツマらないんだよ、ジャケットがないから!
正直、あまり聴くことのないアルバムなので気が付かなかったんだけど、Guv'norを使ってるんだね。
それに『Beno』アルバムに『A Hard Road』。
まだジョン・メイオールを聴いてるんだね~。
イギリス人にブルースが与えた影響がいかに大きいかがわかる。
だから日本とは丸っきり違って、イギリスにはMarshall RECORDSが取り組んでいるようなシリアスなロック・バンドがいつでも出て来れるマーケットがある。
ジョン・メイオールって今年で85歳だって!

Gmbさて、HELl FREEZES OVERに戻って…。
ジャケットにはこんな断り書きがしてある。 
「私たちのギター・サウンドは、エフェクターを一切使わず、昔よく使われたMarshallのアンプを最大のボリュームで鳴らしているものです。どうぞ爆音で聴いてください!」
コレでいいのだ。
でも、よくエフェクターを使わずギターとアンプを直結することを「男らしい」と形容するけど、実は私はそうは思わないのね。
「シンプル」なばかりが何も「男」ではあるまい。
直でつなぐのが音が一番良いことは間違いないのだが、無理して歪み系のエフェクターを使わないで直結にして、ギターが弾きにくくなったりしたら元も子もなかろう。
「楽器は音楽を作るための道具」だから…。
職人は使えない道具を選んだり、使いにくい状態にしておいてはならない。
ウチの父は大工だったが、飛び切り自分の道具を大切にするタイプではなかったものの、いつも自分が使いやすいように道具をモディファイしていた。
HELL FREEZES OVERの場合はムリをしているワケではなく、自分たちの音楽を作るために、Marshallとギターを直接つないで弾くのが一番好ましい結果になったのだろう。
音は良くなるし、言うことなしじゃん?

40cdさて、ステージの方はというと…オープ二ングSEの後、メンバーがステージに現れた瞬間から大騒ぎ!

50TREBLE "GAINER" AIDYSHO

60vRYOTO

70vHIROTOMO

80vTAKUYA MASHIKO

90vTom Leaper

100v1曲目は「BURN YOUR LIFE」。

05_2イケイケ~!
問答無用のスピードチューン。
ギャハハ、何だか気持ちいいな~!

110vもちろんギター・ソロ炸裂!
こういう曲でシュレッド・タイプではないギターを耳にするのは久しぶりだナァ。

120スゲエ歓声!

130みんな前から知ってたの?って感じ。

140下手からもHIROTOMOくんのギターがガンガン聞こえて来る。
もちろんMarshall!

150vいいね~、うれしいね~、上下で1959!
まるで70年代の屋根裏やロフトにタイムスリップしたようだ!
彼ら自身は80年代のヘヴィメタルを標榜しているようだが、もっとトラディショナルな響きを感じる。
シュレッド・オリエンテッド以前のへヴィメタル。

160cまた一心不乱にバンドをドライブさせるリズム隊がいい。

170汗みどろのドラミング!
Tomくんはこの時はサポートでの参加だったが、9月8日にめでたく正式メンバーに迎えられた。
こうして見ると刃の和太鼓の茂戸藤さんに似てるんだよナァ。
そういえば、ロックの人は「トラ」という言葉を使わないね。普通「サポート」って言う。

180v2曲目は「HAWKEYE」。

185コレまた火花を散らすドライビング・ナンバー。
冒頭の転調がカッコいいね。
225いかにも!いかにも!のGAINERくん。
ステージさばきもバッチリなのよ!

190曲間には仕掛けも用意されていて、ただただブッ飛ばすだけのナンバーとは一線を画している。

200vMCをはさんで「END THE BREATH OF THE NIGHT」。
コレは『SPEED METAL ASSAULT』には入っていない曲。
220vドラムとベースリフからスタートするのは「WRITING ON THE WALL」。
このタイトルにはちょっとタートルズの「Tears Began to Fall」を思い出しちゃった…我が中学時代の青春の1曲なの。
気持ちイイね~。このぐらいのテンポもとてもいい。

200出番の最後を締めくくったのは「OVERWHELM」。
この曲はメッチャ印象に残ったナ。
「Overwhelming」が「Jaw-dropping」か…タイトル通りのド迫力の1曲。

230全5曲。
『SPEED METAL ASSAULT』の全収録+1曲という構成でまとめ上げた。
ナンカ久しぶりにメンバー全員が寸分の狂いもなく同じ目標に向かっている若いバンドに出くわした感じがするな。

240vところで「Hell Freezes Over」とは何ぞや?
そう、彼らは本当は隠れイーグルス・ファンなのです…なワケない!
コレは正式な英語の慣用句で、言葉としては「地獄が氷つく」ということ。
転じて「想像が付かないぐらい途方もなく長い時間」みたいな意味になる。

250v何でか?
我々が地獄をイメージする時、針の山とか血の池とかを初めとして、色んな現場を思い浮かべるでしょう?
実際に行ったことのある人はいないと思うけど。

260vところがクリスチャンの人たちは「地獄」といえば、もっぱら「火」なんだって。
ズッと燃えてる阿鼻叫喚の焦熱地獄。
そんだけアッチッチなので、その地獄を凍りつかせるとしたら相当な時間がかかるでしょ?
そこから来ているんだそうです。

270vまた、そんな火の地獄を凍らせることは不可能でしょう。
そこで、このバンドは「不可能なことを可能にして見せましょう!」という意気込みをバンド名に込めたのだそうだ。

280v終演後の5人。
短い時間だったとはいえ、会心の出来を示すいい笑顔!
まだ平均年齢が25歳だからね。
このまま続けて頑張っていって欲しい!
絶対に簡単に止めちゃダメだぜ!
ちなみにいつもは盛大にスモークをたくらしいのだが、「初めなのでクリアな写真が撮りたい」という私のリクエストを聞き入れてノンスモークにしてくれた。
RYOTOくん、ありがとう!
うれしいことにRYOTOくんが中学の時からのMarshall Blogの愛読者なんだって!
290ところでHELL FREEZES OVERは来る9月28日に渋谷TSUTAYA O-EASTで開催される『RedBull Music Festival "METAL MANIA"』への出演が決定している。
LOUDNESSと同じステージ。
楽しみだ~!

Mm しかし、このチーム、絶望的なメタル少子化の環境下にあって、まるで宝石のような存在ではなかろうか?
『SPEED METAL ASSAULT』、HELL FREEZES OVERのメンバーと同世代の若い人たちにもジャンジャン聴いてもらいたいね。
今、もう若いメタラーは、自分たち自身の力で、自分たちの世代の人たちに、自分たちが作った音楽をコマメに広めないとダメだ。
がんばれ!Marshallがついてるぞ!
 
HELL FREEZES OVERの詳しい情報はコチラ⇒Official website

300cd 

200_2 
(一部敬称略 2018年7月27日 新宿ZIRCO TOKYOにて撮影)

2018年9月20日 (木)

ハートにグサリ!<後編>~ D_Drive

 
イヤ、違う!
私もアホだな~。
今、フト気が付いた。
<前編>で「straight」について書いたけど、そうかこのイベントのタイトルは「ライブハウスのHeartsに直行だ!」という意味だったのね?
「heart」に「s」が付いていることに気が付いたのだ。
ヤボなことを書いちゃったけどイジらないでおこう、別に間違いじゃないから。
それより、我ながら締めくくりがウマかったと思うね。
「ストレート」に「ロック」…ク~、ここのところピタリとアルコールを止めているせいかサエてるナァ~。
自分の文才に酔ってしまいそうだ…ナンチャッテ。(ココも引っ掛けになってるんですね)
その『Straight for the Hearts』のヘッドライナーはD_Drive!

10今日は「Attraction 4D」で幕を開けた。

20Seiji

30vSeijiさんはいつものMarshall JCM2000 DSL100SEと1960AXの組み合わせ。

40vYuki
バックドロップの2つの「D」が髪の毛みたいになっちゃった。

50vYukiちゃんはMarshall JCM2000 TSL100と1960A。

60vToshiyuki

70vEDENのベース・アンプヘッド。
WT-800(大)とTerra Nova TN501(小)の2台がステージにセットされたが、WT-800を使用。

80Chiiko
Ss41a5480D_Driveならではのシンプルにして深いリフ・メロディ。

100v_a4そのリフの2人の弾き分けがおもしろい。

110vそして魅惑のツイン・リード。
この曲のサビのメロディは素晴らしい。

120続いてはYukiちゃん作の「Now or Never」。
林先生のテーマ…チガウチガウ!

130v_nすごくカッコイイ曲なんだけど、あんまりステージで演奏されないでしょ?
な~んでか?
ムズカシイんだって。

150vこのメンバーでも「ムズカシイ」なんてことがあるのかね?
イヤ、ないな。

160v「こんばんは!D_Driveです!
2週間空いてしまい、すごく久しぶりな感じがします!」
完全にステージ中毒ですな。
関西が拠点で、東京での演奏が2週間空いただけで「久しぶり」なんてどないやネン?
さすが地球7周半を走り回ったバンド!

170vSeijiさんが弾くおなじみのリフは「The Last Revenge」。

190vそう、いつも言ってる通り「居酒屋甲子園のテーマ」。
SeijiさんとYukiちゃんが5,000人の居酒屋の店員さんを前にして弾いた曲。あの時は2人ともASTORIAだったんだよね。
居酒屋の店員さんが5,000人も集まってみな。
スゴイよ、酒臭くて!…というのは真っ赤なウソで、居酒屋さんのクォリティを競う大会なのね。
エントリーした居酒屋さんが本番前に廊下でプレゼンの練習しているのを聞いた時に忘れられないそのお店のモットー。
「『美味しかった』より『楽しかった』を!」…っての。
同じことを何回も書いているけど、スゴくない?
こんなモットー、鈴本や末広でも聞けないぜ。

S0r4a9533Yukiちゃんが手拍子で客席をアオるのは隠れた名曲「Mr. Rat Boots」。
イヤ、特段「隠れ」てないか…しょっちゅう演ってるもんね。
「隠れた名曲」というフレーズが使ってみたかっただけ。

210v_mrb「Rat」というのは「Rugged All Terrain」の略。だから本当は「RAT」と大文字にする。
意味は「すべての凸凹地」ということ。

180_lrこういうのが「ラット・ブーツ」。
靴底が厚くて、頑丈にできているからどんな悪路でもヘッチャラで歩けるというワケ。
つまり軍靴の一種なんだね。

Rat 一方「Rat」といえばAerosmithでおなじみの「ネズミ」。
ポッポ、ポッポとコマネズミが走り回るようにして展開する曲調が楽しい。

220v下手に移動してToshiくんの後に回り込んだSeijiさん。

230Toshiくんのソロ炸裂!

240vイケイケ~!
しかし、スゲエ音だな。
さすがEDEN!!
キャビもEDENだともっとスゴくなる。

S0r4a9581_2 客席はもう熱気ムンムンよ!

200「みなさん、楽しくやれてますか?」
ココで単独公演や直近のライブの告知などを。

250vサオを持ち替えたフロント陣。
260_gd曲はSeijiさんがヒネり出したD_Driveの新機軸曲「Gradation」。
そうね、私なんかはこういうのは大歓迎。
もっともっと色んなタイプの曲を演って聴衆を楽しませてもらいたい。

270次の「GEKIRIN-逆鱗-」はYukiちゃん作のヘヴィ・チューン。
S0r4a9669プライベートな「ドラゴン・ボールのテーマ」であることはファンの間でよく知られている。
「♪探そうぜ!逆さのウロコ!」っていうヤツ。

290v締めくくりはSeijiさんのこのポーズ。
そう、「Russian Roulette」ね。マウ!

300_rrコレもね、聴けば聴くほどカッコいい曲なのよ。

280v_gr本編を7曲で締めくくった。

310アンコールは「Screw Driver」。
時間はそう長くなかったけど、ま~、よく盛り上がったわ~。

330さて、YukiちゃんがMCで告知していた通り、D_Driveの4人はもうすぐ単独公演に臨む。

340v

350v

360v

90vまずは今週末の新横浜。
そして、来週末の大阪。
みんな、遊びに来てね~!

DomD_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive OFFICIAL WEBSITE

380

200 
(一部敬称略 2018年7月20日 西川口Heartsにて撮影)

2018年9月19日 (水)

ハートにグサリ!<前編>~ BOOOOZE

 
今日は前置きは抜きだ。
イヤ、チョットだけ書こう。
今日のタイトル…「heart」を入れようと思ったんだけど、どうもタイトルのところには絵文字が入らないようなので諦めた。
さて、そのタイトルは今日レポートするイベントの名前をちょっとイジったものにした。
イベントのタイトルは『Straight for the Hearts』という。
「straight for ~」は「head」を伴って「~へ直行する」という意味。だから「ハートにグサリheart!」だ。
「for」か…「to」としたいところだが、「head」と「for」は組だから。
「straight」ね。
セロニアス・モンクの代表作のひとつに「Straight, No Chaser」というにFのブルースがある。
無限にあるブルース曲の中でもAクラスにランクインする有名曲だけにご存知の方も多いだろう。
フランク・ザッパ・ファンなら『Roxy & Elsewhere』の「Be Bop Tango」でジョージ・デュークがスキャットして、バンドが猛然とスイングするシーンでおなじみのハズ。
あのジョージが歌っているのが「Straight, No Chaser」。

Sre 今では「チェイサー」なんて言葉の意味は誰でも知っているだろうけど、昔はコレがわからなくて翻訳家を困らせたらしい。
「まっすぐ行け!追手は来ない」
なんて珍訳もあったとか…ホントかな?コレじゃ「胡椒軍曹の寂しい心楽団」だ(←コレはビデオの翻訳で実際にあった)。
もちろん、本当の意味は「追い水なしのストレート」というスコッチの飲み方だわね。
マァね、結局、日本人はそんなスコッチ・ウイスキーのような強い酒を全く薄めないで飲むなんてことは普通じゃなかっただろうしね。
昔、ロサンゼルスの空港のバーのカウンターに立ったすごくキチっとした身なりの男性が、「キュ~!」っとバーボンのダブルを2杯続けてあおったのには驚いた。
イヤ、私だってやればできるけど、まず「ガッハ~!」っとムセることは間違いない。それと後で胃がね…コワイじゃん?
その男性はホントにグラス2杯の麦茶を飲み干したような風情でバーを後にしたよ。
カッコいいわ~。
あ~、ゴメン!
またこんなに書いちまった!
さて、今日のイベント・レポートのトップ・バッターはBOOOOZE。
Marshall Blogには2回目の登場となる。
メンバー全員がアルコール好きということからこのバンド名にしたのだが、飲む量がスゴイことから「o」を4コも入れてしまったという。
ウイスキーを飲む時は間違いなく「Straight, No Chaser」だな?

10佐藤陽(あきら)

20v伊藤大貴

30v大貴くんはMarshall!

40北川翔太

50v後藤尚音
コード・ナンバーは5107010。

60vオ―プ二ングは「Hush」。
Deep Purpleのはカバーね。
元はジョー・サウスという人の作品。
知らなかったんだけど、時の話題として…アレサの代表曲「A Cahin of Fools」のイントロはこのジョー・サウスが弾いているらしい。
また、この人、ディランの『Blonde on Blonde』にベースとギターで参加しているとか。
カッコいい曲だよね。
で、この曲が収録されている『Shades of Deep Purple』。
私はニック・シンパーに会ったことがあるのがチョットした自慢でしてね。
だって普通絶対会えないでしょ?
もっとも、その人がニック・シンパーって教えてもらわなければ、誰かはわからなかったんだけど…。
ジムのお別れの会に列席していたのだ。

70_h2曲目は「右脳」という曲。
以前にも演奏していたクラシック・ロック風味のナンバー。

80v_unギター・ソロ炸裂!

90v胸のすくようなヘヴィ・チューンは「銃声」。

100_jsヘヴィなリズム隊はこうしたヘヴィなナンバーにベスト・マッチする。

110v

120「Tell me why」というバラードが続く。

130vワイルドでハードなギターは心地よい。
やっぱこうしたチャンとしたロックはMarshallがクリエイトするギター・サウンドが不可欠なのだ。

140vギターのカッティングから「Naive」。

150_nvこの辺りも以前からステージで演奏されているBOOOZEのスタンダード・ナンバー。

160そして、出番を締めくくったのはデビュー・シングルのタイトル・ナンバーにしてBOOOOZEのキラー・チューン「Get Back」。

180ハードでスケールの大きなイントロを陽くんの熱唱が引き継ぐ。

190vココでもワイルドな大貴くんのギターが大活躍だ。

200vバンドを徹底的にうねらせる翔太くんの低音。

220vそして容赦なくバンドをドライブさせる尚音くんのドラミング。

230v久しぶりに観たBOOOOZE…やっぱり「ロック」だ!
イヤ、この人達は「ストレート」だな。
お後がよろしいようで…。
 
BOOOOZEの詳しい情報はコチラ⇒Official facebook

240<つづく>
 

200 
(一部敬称略 2018年7月20日 西川口Heartsにて撮影)

2018年9月18日 (火)

銀幕一楼とTIMECAFE企画 レコ発ワンマン公演 〜ゾッコンな夜に恋して〜

 
長いこと生きていると世の中の移り変わりに驚く機会が少なくありませんな。
一番驚いたのは10年続けて来たMarshall Blogの毎日更新がシレっと終わってしまったこと…んなことはないか。
ゴメン!
掛かりっきりにならないとやり切れない仕事がいくつも重なってしまって、とうとう音を上げちゃった。
コレを機にチョット方針を変えようと思ってます。
で、方針を変えようにも、それに取り掛かる時間がなくて随分間が空いてしまいました。

で、その変化。
テレビを見ていてフト気づくと…
●酒類のテレビ・コマーシャルの主役が完全に女性になった。
  -----昔は「男はダマってサッポロ・ビール」だった。
●同じようにゲームのコマーシャルが大人が主役になった。
  -----昔は大人はグラブらなかった。「ドンキ―コング」は子供のモノだった。大人がゲームで遊ぶことに抵抗がないのは、昭和40年代後半生まれの世代ぐらいからかしらん?
●さらに、同じくTVCMで『ドラえもん』を観て泣いている人が大人になった。
  -----ま、『ドラえもん』もいいけど、アノね、世の中には感動で言葉が出ないような素晴らしい映画が他にいくらでもあるから!子供の楽しみを盗るんじゃない!
 
ま、こんなことやっているとキリがないんだけど、お酒のCMの件を除いては『人類の幼児化』が恐るべき早さで、かつ着実に進行していることは間違いない。
加えてアレね…電気やエアコンぐらい自分で消しなさいよ。
でもコレって、寝たきりのご老人なんかにはとても有益だとは思うんだけど、大枚はたいてパソコンが仕事をしてくれる環境に家中を作り変えなければならないワケでしょう?
ウチなんかいくら頼んだって今のままでは豆電球のひとつもつけられないもんね。ゼンゼン「OK」じゃない。
需要や消費を捻りだす次元がドンドン低くなっていくのは仕方のないことか。
 
久しぶりに書いたもんで筆が止まらんわ。
もうチョットいい?
携帯電話が普及して何年経つのかは知らないけど、当然その昔はそんなものがなくても生活の何の支障もきたさなかった。
最初はせいぜい出先の営業マンを捕まえるのにポケベルより便利…ぐらいだったんじゃないかしら?
それがアッという間に「なくては困るもの」の筆頭になっちゃった。
若い人たちなんか。「生活の一部」どころか「生活のすべて」だもんね。
細かい説明を一切省いて一足飛びに言うと若いギタリストたちなんか「Marshallを携帯の中に入れて欲しい」って言うんだよ。
 
でね、20年後、今の状況がどう変わっているか?
つまり、20年後にナニが懐かしくなっているか?
コレを想像するのがおもしろい。
「知ってる、知ってる!オレも聞いたことあるよ、『パソコン』とかいうヤツ。オヤジが夢中になってイジってた!」…なんてね。
私なんかはIT技術なんてのはもう今のレベルで十分すぎると思うわ
 
さて、もうひとつの大きな変化。
昭和に入ってから今まで、こんな時代ってなかったんじゃないかね?
どんな時代かというと、「流行歌が存在しない時代」ね。
一部にはあるのかも知れないけど、私が言っているのは「子供から年寄りまで幅広い範囲の一般大衆が知っていて、ある程度口ずさむことができる歌」ということ。
要するに「歌謡曲」ですな。
今なんてレコード大賞受賞曲を一度も耳にしたことがなく、一体どこで流行していたのか?不思議に思う時代だもんね。。
私の世代はスゴイよ。
個人的に印象に残っている流行歌と言ったらナンだろう?
「ブルー・シャトー」、「帰って来たヨッパライ」、「黒猫のタンゴ」、「ブルー・ライト・ヨコハマ」、「また逢う日まで」、天地真理ちゃんブーム、花の中3トリオの時代…と、完全に枚挙に暇がない。
いつも書いているように私は歌謡曲に夢中になったことはただの一度もないけど、とにかく幼稚園生からジーさんバーさんまで、みんな知っている曲がウジャウジャあった。
そして、コレらの曲は今でもよく耳にしたり、歌われたりするワケで、カレコレ50年の風雪に耐えて来た名曲ばかりだ。
すごいパワーだよね。
ナゼかというとバツグンに曲がよくて、シッカリした演奏で隅々までキチっと作り上げているから。
それもそのハズ、一流の作詞&作曲家が曲を作って、チャンと音楽の勉強した編曲家がアレンジをして、優れたスタジオ・ミュージシャンが腕によりを利かせて演奏してるんだもん。
悪いワケがない。
出がらしのロックをチョコチョコっと聴いて、「オレにもできる」と試しに作った曲がタマタマ何かの拍子にウケて名を売ることになる今のそこら辺の若いバンドとはワケが違う。
下は私のレコード棚に入っているほぼ唯一の歌謡曲のLP。
岩崎宏美ちゃんの3枚組ボックスセット。
いいんだ、コレが。
どの曲もクォリティが破天荒に高くて、チャンとしたホンモノの楽器の音が聞こえて来る。
それに加えて宏美ちゃんの美しい声と歌い回し。
タマらんよ!
何で日本人は「歌謡曲」という自分たちのオリジナルの音楽を切り捨てちゃったのかね~。
時代が変わって飽きられてしまったということなんだろうけど、あまりにもモッタイない。
やっぱりテレビなんかで流される曲は専門家に任せたらどうかね?
音楽の「大政奉還」。
チャンと音楽を勉強した才人に作詞作曲をお願いして、DTMではなくてホンモノの楽器を奏でて録音する。
ミュージシャンの皆さんはいいぞ~。仕事増えるぞ~!
要するに、コレは30年ぐらい前に時間をさかのぼるに過ぎないことなんだけど、そんな動きがあったらいいな~。
考えてみると、音楽の贅を最高に尽くした時代に私は生きたんだナァなんて思うわ。

12img_7382さて、今日のMarshall Blogはそんな「音楽の時代」だった「昭和」のテイストをフィーチュアしたチーム、銀幕一楼とTIMECAFE。
Marshall Blogには2回目の登場となる。
前回、イベントで拝見してスッカリ気に入ってしまい、今回は『ゾッコンな夜に恋して』と題した単独の公演と聞いて、足取りも軽やかに渋谷TSUTAYA O-WESTに向かった。

10まずは前説を務める「アナタの男爵」こと山下さんが登場。

20「ワンマン・ライブは去年の4月19日以来、1年3か月ぶりでございます。
人って変わるもんですね。
私もチョット前まではそちらにいたんですが、今はこうしてステージの上にいるワケでございます」

30vそしてバンド・メンバーをステージに迎えてショウがスタートした。

40銀幕一楼

50v寒河江宏樹

60v寒河江くんは先日の若手ギタリストの座談会の通りいつもMarshallね。

70松永健太

90v瀬間詢子

120v1年3か月ぶりのワンマン・ショウのオープナーに選ばれたのはセカンド「胸中」。

130v寒河江くんがメロディを奏でるイントロ。
この人、いい音出すんだよね~。

140スラブの雰囲気漂う魅力的なナンバー。
いいね、こういうのは。

150続いて2012年のセカンド・アルバム『銀幕ギャラクシー』から「月食」。

160vここでも寒河江君のギターが大活躍!

170vおお~っと!
ステージ下手では銀幕さんが抜刀!
平井権八かッ?!
権八は江戸時代、惚れた「小紫」という吉原の遊女に会いにいくための金欲しさに130人も辻斬りをしたという実在の人物。
その辻斬りの悪行とは関係ないが、「お若えの、お待ちなせえやし」とその権八に声をかけたのが有名な幡随院長兵衛。
「待てとお止めなされしは、拙者がことでござるかな」と答える権八。
有名な歌舞伎の一場面。
イヤ、最近「♪よう、そこの若エの」っていう歌が生命保険のCMでやたら流れていたから書いておいた。

180コレは台東区は浅草と上野の中間ぐらいにある源空寺という浄土宗の寺。

S0r4a8925ココに幡随院長兵衛が眠っている。
この向かって右側には伊能忠敬の先生である高橋至時の墓、そして推歩先生、つまり伊能忠敬の墓がさらに連なり、その2つの墓は国の史跡に認定されている…ということは以前詳しく書いた。

S0r4a8935_2 こういう演出が楽しんだよね~!
木馬亭か!

190vそして、ご本人自ら「一度聴いたら忘れないこのナンバー」と紹介するのは…

210_mtr銀幕一座のキラー・チューン、「摩天楼」。

220もうすでに雰囲気は最高潮!

230v確かに「♪ま~てんろ~お~」はやたらと耳に残るんだよね~。
銀幕さんの歌い方が、曲に輪をかけて印象的なのだ!
「恋をした…」の「た」スタッカートがステキなの。

240vお客さんも大合唱で楽しさ満点!

430「皆さま…ド平日の、週の真ん中の水曜日にたくさんお越しくださいましてありがとうございます。
帰ってから『行ってヨカッタ~』と思って頂けるように演ってまいります。
パッとやってパッと帰ります。早いからね!
さぁ、ミュージック!」

250v_mcMCを挟んでの4曲目は「無口な夜」。

290_niアダルトなムードの「音色」。

390v「音を選ぶギター」っていうのかな?
寒河江くんはお父さんの影響でクラシック・ロックをよく聴いたという。
クラプトンのアコースティック・ナンバーを聴いて音楽の道に入ったというが、そのことがよくわかるような気がするプレイだ。

270v場内が暗転。
嵐の音。
ステージ上に数個のローソクの明かりが灯る。

300ピアノの音色…。
400v不幸な物語を綴る銀幕さんのナレーションから「枕営業」。

3802011年の『銀幕イリュージョン』からの「孤独」へと続けた。

410v雰囲気がガラリと変わって「熱帯夜」。
この銀幕さんと松永さんのさりげないフォーメーションが気持ちいい。

420「あらためまして銀幕一楼とTIMECAFEです。
やってまいりましたこのコーナー…今日のこの日を祝してカンパイしたいと思います!
ある方は手にグラスを…。
ない方は心のグラスを…。
この会場にいるということは皆様お知り合いということですから…ご来場の皆様、カンパイ!」

440実はこの日のショウは久しぶりの単独公演というだけではなく、当日発売となったシングルの発売記念ライブだった。

450yfその中新しいシングルから「よふかし」。
480vディストーション・ギターがモノを言うハード歌謡チューン。
このソロもカッコいいね。

470v「急にオマエどうしたんだ?…という感じの歌ですが、『表銀幕』と『裏銀幕』があります」
メンバー同士の長電話の話があって…「早いもので後半戦に入ります。料理のフルコースでいきなりメインは出て来ないでしょ?
盛り上がる準備は出来ていますか!?
アナタに届け…アナタに届け…」

200v_mc「わがままルージュ」。
ジャケットを脱いで更にハッスル!
「ハッスル」なんて今は言わないか?
ここまでジャケットを着ているところがスゴイ。こういうところにプロ根性を感じちゃうんだよね。
490そして、同じく当日発売のシングルから「リップサービス」。

490wr絢子ちゃんのビートが気持ちいいノリノリ・チューン!

500vコレ大スキ。

510右へ左へ…みんなで楽しくワカメ・ダンス!

660_0r4a8872 まぁ、最初っから大いに盛り上がっていたけど、なるほどショウが終盤に差し掛かっての盛り上がり方が素晴らしい!

530v客先に飛び降りての「わからずや」。

540下手でモクモクとギターを弾いていた寒河江くんもステージを横断してのエキサイトメント!

550そして、ショウは最後のセクションに突入する。
「コレ何だかわかる?そう、アンブレラ!
私が歌うのは、雨だ!」

560みんなに届けられたレイン・ソング…コレはいい曲だな~。
傘を持っての歌といったら、もっぱらジーン・ケリーだけど、銀幕一楼も"わるくない"。
歌詞には「マンボ」、「ルンバ」なんて言葉が出て来る。
昔ハヤったラテンのリズム。
日本は、消費量から見れば音楽の豊かな国だが、その割には驚異的なリズム貧乏国だと思う。
チョット飽きて売れなくなるとドンドン切り捨てちゃうんだよね。
銀幕さんなんかにこうした昭和に流行したリズムを取り戻してもらいたい。
ドドンパをハード・ロックで演ったらカッコよかったりすると思うんだけどな~。
四分音符と三連がそれぞれ2ケずつ…こんなリズム恐らく他にないから!

570ウン、このソロもいい。
コンパクトながらとても美しいメロディで歌に寄り添っている。
ウチに来た時、彼がこんなギターを弾くとは思ってもいなかったナァ。
正直、お見それいたしました。
やぱりね、チャンとしたオリジナルに近い音楽を聴いていると違うんだよね…このことを寒河江くんが証明してくれた気がする。

660_0r4a8915本編を締めくくったのは、さっきから触れているこの日発売となった最新シングル『ゾッコン』のタイトル・チューン。

Zl コレまたいかにも銀幕一座らしいドライブング歌謡チューン!
「♪素数の秘密も割り切れない」…うまいな。
素数とは、1とその数字自身でしか割り切ることのできない数。
加減乗除の「割り切る」と気持ちの「割り切り」のダブル・ミーニング。
「素数」については何度かMarshall Blogで触れているので興味のある方は「Marshall Blog 素数」で検索してみてくだされ!
ちなみに、今わかっている最も大きな素数は「2の74,207,281乗-1」だって。
2013年に発見された素数を500万ケタも更新したのだそうだ。1日24時間飲まず食わずでその数字を読み続ければ、127日で読破できるらしい。

590vわざわざテーブルを用意しての紙吹雪アクション!
至れり尽くせりだ。

600v最後は定番の歌舞伎+相撲アクションだ!

620vドスコイ~、ドスコイ。

630vキマった~!

640アンコール。

6461曲目は「サタデーナイト」。

650またまた客席に降りて、今度は…コレセグウェイっていうんだっけ?…で行ったり来たり。

670vさらに脚立によじ登って…

680_2くす玉割り!

690まったくひと時も目を離せない銀幕さん。
写真撮るの大変なんだわ!

660_img_8781『ゾッコンな夜に恋して』の最後は『銀幕ポップコーン』収録の「臨時ニュース」で締めくくられた。

700ココでもまたブリッジ紙吹雪!

710そしてドスコイ!

720あまりにも個性の強い歌い手をガッチリとサポートした4人。

730v

740v_2

750v

760v以前にも書いたけど、銀幕さんってナルシスティックなところが皆無でいいんだよね。
すごくサッパリしてる。
そして、メロディと歌詞を大切にして、とても丁寧に歌うところが好き。
昔の「歌手」ってのはみんなそうだった。

770あ~、おもしろかった!
大変に熱気のこもった歌謡ロック・ショウだった。

780最後は冒頭と同じく山下さんがひとりステージに残りご挨拶。
そして完結。

660_s41a5088銀幕一楼とTIMECAFEの詳しい情報はコチラ⇒新公式ウェブサイト

790

200_2 
(一部敬称略 2018年7月18日 渋谷TSUTAYA O-WESTにて撮影)

2018年8月28日 (火)

AZAZEL~初のワンマン・ショウ

 
「ガールズハードロックバンド」、AZAZELの初めてのワンマン・ショウ。
いいね「ハードロック」なんて言葉。好きです。
この日を待ちわびていた人もおおかったのだろう、チケットは完売!
おめでとう、AZAZEL!

10v「腕上げろ~!」
初っ端から凄まじいテンション!

20MIYABI

30v空也40vyuri

50vMayo

60v空也ちゃんはMarshall。

70この日はJCM2000 DSL100と1960Aのハーフスタックを使用。

80vMayoちゃんはNATAL。

90バーチのキット。

100スネアのサウンドがまた彼女の大のお気に入りなのだそうだ。
スネア・ドラムもキットのモノを組み合わせる…外人みたいでカッコいいね。
先日のサマソニにはNATALを使うバンドが3つ来日して、私がキットの面倒を見たんだけど、全員スネアもNATALの指定だった。
今までもそういうことは多かった…というよりも、スネアだけを他のブランドに換えている外人のドラマーってひとりもいなかった。
アレ、持って来るのがメンドくさいからなのかな?
日本人は絶対と言っていいほどスネア・ドラムとペダルを持参するでしょ?
Mayoちゃんが日本人離れしているということか。

110ショウは空也ちゃんのシンプルでソリッドなリフから始まった。

S41a4191そして、Mayoちゃんの鬼神のようなドラミングがなだれ込んでくる!
女性だから鬼子母神ドラムかな?
160vファースト・アルバム『3513 chain A』から「Spica」でスタート。
コレ、アルバムの2曲目に入ってるんだけど、1曲目に入っていそうなバリバリのナンバー。
私の40年以上に及ぶロック経験から言って、2番目にそういう曲が入っているアルバムって大抵よくできてるんだゼ。1202曲目も同じく『3513』からヘヴィに「Howling」。

130v続いてミニアルバム『Inside Reflection』からタイトル・チューン。

150イントロから想定外のAメロへ展開するところなんざオモシロイな。

180しかし、スゴイなMayoちゃんのドラムは。
Mayoちゃんは同じNATALドラマーの石川達也くんから紹介してもらったんだけど、「日本で一番音の大きな女性ドラマー」という触れ込みだった。

170そして、先日Marshall社の社長夫妻が来日した時、空也ちゃんと共に懇親会にお招きした。
Mayoちゃん、ナゼか「アポロチョコレート」持参。
向かって左のジョナサン・エラリー社長が手にしているのはAZAZELのCD『DISCLOSE』。
後日このCDは海を越えてイギリスへ渡った。
もうひとつイギリスへ渡ったのは「The loudest girl drummer in Japan」というMayoちゃんのキャッチコピー。
ロンドンのキングス・ロードあたりで出くわした音楽の詳しそうな若者に「Who do you think the loudest girl drummer in Japan?」と尋ねると間違いなく「No doubt, it's Mayo!」と答える…かどうかは知らない。

Mp「AZAZELの初ワンマンへようこそ!今日はアルバム・リリース・ツアーのファイナルにしてAZAZEL初のワンマン・ライブだ~!
ワンマンをやるとキマってから正直ドキドキで毎日悪夢を見ました。でもちょっとワクワクの気持ちもありました。
でも、こんなにイッパイになるとは思っていませんでした!
今日はAZAZELの全部を出し切っていくので、とことん楽しんで行ってください!」

660_s41a3803と、4曲目の「DRAW」につなげた。

205んん?ナンダこのリフ?
4/4拍子なんだけど、4・5・3・4とアクセントがズレて変拍子に聞こえる。
やるな~、AZAZAEL!

230v「Never...」、「Revive」とノリノリのナンバーが続く。

210vMCをはさんで「Still」、「Go Ahead」、「Angel's Stairway」。
「Still」の大サビとでも言うのか、「♪滲む世界綺麗すぎて」のパートのメロディはすこぶるカッコいい。

220空也ちゃんの作曲か…Marshallがインスピレーションにひと役買っていたらうれしいね。
200vyuriちゃんのベースが活躍する「Go Ahead」なんて真正ブリティッシュ・ハード+ジャパニーズ・ガール・バンドのテイストが満載でカッコいいよ。
このあたりは今の若い人のバンドにない音楽性だと思う。

S41a3932 「♪ル~ルル、ルルルル~ルル」
ハードな曲の連続から一転、会場に「徹子の部屋」のテーマ・ソングが流れる。
「まさかの『空也の部屋』の生放送…」、空也ちゃんフィーチュアのコーナー。

240Miyabiちゃんがゲストという設定。

260このコーナーのためだけに持参したアコギで…

280v「Helix」をジックリと聴かせた。
「Helix」とは「らせん」のこと。
ピアノの山下洋輔にDNAの二重らせん構造をテーマにした「Double Helix」という曲があるが、AZAZELファンは聴かない方が賢明だ。270v空也ちゃんとMiyabiちゃんがステージを降り、颯爽とステージに姿を現れすMayoちゃん。

290おお~、豪快なドラム・ソロ!
ん~、このダイナミズム!「女の中の男」だね~。
そして、やっぱり素晴らしいNATALサウンド。
もうドラムス全体でウナリを上げているようだ。

300v途中「森のクマさん」を熱唱。
パット・トーピーかッ!?

310とにかく「豪快」のひとことに尽きるMayoドラミング。
アタシャ、ベテランの男性ミュージシャンの中にMayoちゃんを突っ込んで、トラディショナルなハードロック・ドラムを叩いてもらいたいと思ってるんだよね。
もちろんNATALでなきゃダメよ。

320vそして、ソロはyuriちゃんにバトンタッチ。
コチラもMayoちゃんに負けないハードなソロ!
190vノリノリのベースとドラムスのコンビネーションに客席は大盛り上がり!

340メンバー全員がステージに戻り、Mayoちゃんのドラムスでスタートした次の曲は…

S41a3936 「Untamed Heart」。
チョット「20th Centuray Boy」を連想するリフ。カッコいいんだけど、今の若い子のバンドの曲ってどうしてサビのメロディがこうなっちゃうんだろうナァ。
「ロック度」がガクっと落ちて、サビになるとどのバンドも全部同じになっちゃう。
勝手なことを書いてゴメンね、でもサビまでがカッコいいだけにモッタイナイ!とオジサンは思うのだ。「古い」ってことか?

350次の「Shadow Town」もハードロック色が濃くていいね~。

370そして愛と感動のAZAZEL初のワンマン・ショウも最後のセクションに突入する。
ポップなテイストの「Song for」。

360v矢継ぎ早に「Fall down」。
デス・ボイスから普通の声に戻るところがなんとも言えないぞ!
もうこの辺りになると、客席はこんなアリサマ。
グルグルと忙しい!
この日も尻痛覚悟で高めの脚立のてっぺんに腰を掛けて撮影していたんだけど、上からこういう光景を見ていると実にオモシロイね、色んな人がいて。
とにかくナニがナンでも特攻する人、どんなに体当たりされても完全にシカトしている人、人の顔色見て行動をキメている人…。
ただひとつ言えるのは、みんなとにかく楽しそうだ…ということだね。それでいいのだ。

380「EGOIST」で猛烈にドライブして…

390v「Keep Holding my Hand」でおしとやかに本編の幕を降ろした。

400vスゴイわ、この熱気!
当然すぐに沸き上がった「アンコール!」の大合唱。

410今、AZAZELのメンバーは着替えているからね、その間にCDの紹介なんぞを…。
 
今回のレコ発ツアーの「レコ」がコレ。
6月にリリースした5曲入りのミニ・アルバム『Inside Reflection』。

Cd3コチラは昨年11月発表のシングル『DISCLOSE』。

Cd2そして、2016年3月に発売した初のフルアルバム『3513~Chain of A~』。
今日は『Inside Reflection』の収録曲全部を演奏するだけでなく、初のワンマンらしく各アルバムから几帳面に選ばれた曲たちによってセットリストが構成された。

Cd1はい、アンコール。
スゲエ歓声!

420演奏の前にメンバーから今日の初のワンマン・ショウについての感想が述べられた。
「もうやりたくないです!ダマされた気持ちです。ベース・ソロとかやりたくない!
虫を食べさせられる夢を見たんですよ。それって夢占いだと『すごくストレスが溜まっている』ということなの!夢の中ではお母さんが代わりに食べてくれました」
お母さんはありがたいね~、夢の中でも娘のことを助けてるんだから。

430v「私は海外に行ってパスポートがなくて、自分だけ帰れないっていう夢を何回も続けて見ました」
そして、空也ちゃんは昔のことを思い出して涙がポロリ。
「このワンマンは私にとって大きなことです。また新たなスタート地点に立った気がします。本当にありがとうございました!」
私はタバコを止めてから数年の間、つい吸ってしまって「ギャ~、ついやっちゃった!」という夢を何度も見たな。
それと卒論の面接で落第して留年がキマってしまう夢。コレも何度も見た。
おかげさまで今はもう両方とも見ることはありません。

450v「『森のクマさん』も出て来たけど…とても楽しかったです!でも本当に大変だった。もうワンマンはやらないと思う。
今度やる時は武道館クラスのところでやります!」

440vなんて言っていたけど、Mayoちゃんも感極まってナミダ!
よく泣くバンドだナァ~。
470男性に負けないあんなダイナミックなドラムを叩くMayoちゃん…でも女の子なんだね~。
しかし、こういうシーンはヤロウのバンドでは見れないからね。
イヤ、絶対に見たくないわね。
480「AZAAELを始めてこの3人に出会えたことが本当に楽しかった!結成して4年ぐらい?幸せなAZAZELでいたいです!
最後まで楽しんで行ってください!」

460vアンコールは「空也の部屋」でアコースティックで演奏した「Helix」をバンド・バージョンで。

490そして「DSICLOSE」でAZAZEL初のワンマン・ショウを完結させた。

500v

510v

520v

530vAZAZELは「生音勝負!!」を信条としているそうだ。
何のことかと思ったら、「同期」を使わない100%人力の演奏を標榜しているという。
超大賛成!
そもそも「同期」なんて言葉が気に喰わない。
「打ち込み」ならまだいい。
「同期」なんて「桜」じゃあるまいし。「救心」でも飲むか?
コレも「コピーバンド」を「トリビュートバンド」とか「カバーバンド」って呼んでいるのと同じ現象だと思う。
バンドのメンバーが出せない音を機械で付け足すなんて「カラオケ」じゃん?
昔はね、こういうことは恥ずかしいことだったんよ。「なんだ、あのバンドってテープ使ってんの?」って。
どんなにテクノロジーが進歩したとしてもそんなことするもんじゃない。
それが「音楽」を創造するにおいて善か悪かは、ジャズやクラシックがそんなことをやっていないのを見れば一目瞭然だ。
しかし、このバンドはナンですな…派手なソロこそないものの、ギター・リフがチャンとあって、ヘヴィなリズム隊でトラディショナルな音を聴かせる反面、デスボイス等、コンテンポラリーな要素もふんだんに盛り込まれていてとてもオモシロイと思うんよ。
「骨がある」っていうのかな?
結成して4年ぐらいとMiyabiちゃんが言っていたけど、とにもかくにも続けて欲しい。若いバンドさんはアッという間に解散しちゃうから。
ガンバレ、AZAZEL!
 
AZAZELの詳しい情報はコチラ⇒AZAZEL OFFICIAL WEB SITE

540 

200 
(一部敬称略 2018年7月7日 吉祥寺CRESCENDOにて撮影)

2018年8月25日 (土)

居酒屋でぃ~どらいぶ <2018年7月の巻>

  

ひっさしぶりに電車で来た本八幡。
「本八幡」なんて言っても首都圏エリアにお住まいの方でなければ、それがどこかはわかるまい。
江戸川を渡って総武緩行線が千葉県に入って停止する2つ目の駅。

10_2この丸いデザインの白いビルには映画館がいくつか入っていた。
ナニを見たのかはスッカリ覚えていないが1度か2度来たことがある。
今はもう映画館はなくなっちゃったのかな?
昔は住宅街にも小さな映画館があったのにね。
この本八幡から3駅ほど都心に近い新小岩の駅前の西友のなかにも映画館が2つぐらい入っていて、私が高校の時分までは黒澤明の「用心棒」、「椿三十郎」、「隠し砦の三悪人」なんて3本立てがかかっていたからね。最後まで見てると、もう完全に尻が痛くなっちゃってね~。
考えてみると昔は随分ムチャなことがまかり通っていた。

20「ムチャ」と言えば、昔、24時間ぶっ通しで映画を観る「マラソン何とか」みたいな企画があったね。今でも似たようなことをやってるのかな?
最後まで寝ずにガンバっていると、まだ日本で公開されていない作品がご褒美としてトリで上映される。
私が知っている限りでは『サブウェイ・パニック』がそのご褒美作品に選ばれていたっけ。
1975年の公開だってよ。
私も古くなったナァ。
夜に弱い私は当然別の機会で観たが、ウォルター・マッソーやマーチン・バルサム等の渋い役者がたくさん出ていて、特に犯人を演じるロバート・ショウ(『ジョーズ』のクイント船長ね)がヤケクソにカッコよかった。

Sp駅を背に北へしばらく進むと国道14号線に当たる。
写真の奥が東京方面。
国道14号線の起点は日本橋。

30下の写真の奥が終点の千葉市方面。
国道14号線の総延長は65kmだ。

40この辺りは京成電鉄が並走していて、「京成八幡」という駅を超えた右側にあるのが今日の舞台「Route Fourteen」。
「LIVE HOUSE」という堂々たる表記がうれしいね。
時々和製英語にウルさいMarshall Blogだけど、「Live House」ってのはいい表現だと思う。
「ツーマン」、「スリーマン」という言葉のアホらしさに比べてごらんよ。
信州の長野駅の近くには「Rice House」の看板を掲げるとても洋食屋があるんだよ。
この「Live House」という言葉、子供の頃から慣れ親しんでいるせいか、つい英語を使う時に口にしてしまいそうになる。ネイティブさんには通じない。ヘタすりゃ「生きる家」ぐらいの意味で「老人ホーム」と街がられそうだ。
「I set a massive Marshall wall on the stage of a live house」なんてレポートでもしたら大変だ。
「エ~!シゲは老人ホームの舞台にデカイMarshallの壁を作ったのか?お年寄りは大丈夫なのか!」なんてことになる。
英語では「Club」だ。
日本で「クラブ」なんて大凡私のタイプではないモノが定着しちゃったもんだから、どうもライブハウスを「Club」と言い換えることに抵抗があるんですわ~。

50今日はRoute Fourteenで時折開催している「居酒屋でぃ~どらいぶ」。

60_2まず、ステージに上がるのはいつもの4人。
Seiji

70vYuki

80vToshiyuki

90vChiiko

100v「居酒屋でぃ~どらいぶ」は、演奏の合間にD_Driveの連中が腕にヨリをかけて作った料理でイッパイ楽しんで頂こうという企画…ではなくて、食事とお酒を楽しみながらD_Driveのパフォーマンスを堪能しようというモノ。
演奏自体はいつもと変わらないスリリングな内容だ。

110だからSeijiさんはMarshall。
今日はいつものDSL100ECはお休み。

120YukiちゃんもいつものMarshall。

130vToshiくんはEDENのアンプヘッドでプレイ。

1401曲目は「Peach Fizz」。

150_pf続けて「Runaway Boy」。
ん~、やっぱイイね、D_Driveは!

160vナンカ最近、インストのメタル・バンドが増えて来たような感じがするけど、やっぱD_Driveはイイ。

170v続いてはChiikoちゃんのドラムスでスタートする「Lost Block」。

200D_Driveの中でも珍しいワルツ・ナンバー。

190vドシッと重々しくダークに展開する印象的なナンバー。

180_lbまずはYukiちゃんからご挨拶。
「またライブができてうれしいです!」
この日は先日レポートした「美女金」の直後だった。
「今日はMarshall Blogの取材が入っています。写真に写ってはマズイ人は自分で隠れてくださいね!」

210v「The Last Revenge」

220v_lrこれこそ「居酒屋」!
そう、全国5000の居酒屋が集まる大イベントで活躍したナンバー
私の中では「居酒屋」といえば、五木ひろしも木の実ナナも坂本冬美も関係ない…D_Driveなのだ!

230v「♪グイ~ン」は「Drive in the Starry Night」。

240_disそして、D_Driveのキラー・チューンのひとつ「Attraction 4D」で4人が突っ走る!

250v_4d

260v

0r4a0286_2

280vココでまた「美女金」をテーマにした4人のMCコーナー。

290「美女金初めて出演しました」

310「ツアーって最後はすごく寂しくなるんですよ」

320v「(メンバーが替わったので)今回は特別な感じがしました」

300v曲のコーナーに戻ってYukiちゃん作の「Shape of Your Life」。

330v_soyl再びドラムス・スタートの「Mr. Rat Boots」。

340v_mrbこの曲ではToshiくんが大暴れ!

350爆裂ベース・ソロでお客さんを巻き添えに!
Chiikoちゃんが「Toshiくん、帰ってもうきーひんとおもたわ」と言った。
ハイ、コレね。
きーひん
けーへん
こーへん
関西弁のネイティブさんたちは一体コレらをどう使い分けているのだろうか?
ナゼ「きーへん」ではないのか?
「けーひん」ではダメなのか?
不思議だ…。

360続いては「居酒屋でぃ~どらいぶ」名物、お客さん参加ののセッションコ~ナ~!
370Seijiさんに替わってステージに上がられたのは星さん。

380vお題は「Russin Roulette」。

390「あまり練習できていない」なんておっしゃっていたけど、トンデモナイ!
人前でコレだけサラリと演奏できるなんてのはタダ者じゃござんせん!

395v星さんの完璧なプレイとパフォーマンスにYukiちゃんもビックリ!

400vだってコレもんですから!

410vただ問題は星さん、Marshallをお使いでないとおっしゃる。
それじゃD_Driveになりませぬ!D_DriveとMarshallは一心同体なのだから!
コレを機に7月に新発売となったORIGINシリーズをどうぞ。
今、もう代理店の方で品切れ状態になっているようだけど、9月の終わりか10月のはじめの頃には店頭に並ぶようなので、コレを機にゼヒ!

420続いての犠牲者…じゃない、出演者は…。

430またしてもSeijiさんのパートで大雅くん。

440vドラムスに「ざわちん」。

450vYukiちゃんは出ずっぱり。
課題曲は「Runaway Boy」だった。

460実は大雅くんはNATALの山口PON昌人さんがドラムスを務めているMomo & The Shockersの一員としてMarshall Blogに一度登場している

470コチラの2人も完璧な演奏でセッション・コーナーを盛り上げてくれた!

480「楽しかったな~。それでは7時までフリータイムです」と担任の先生から指示が与えられた。

490vフリータイム中はD_Driveのメンバーとおしゃべりをしたり…

500

510グッズをチェックしたり…
550サインをもらったり…

520肩を揉んでもらったり…

530みんなでイッパイやったり…。
写真左端の方のオゴリで私もさっき「Russian Roulette」を弾いてくれた星さんたちとイッパイやらせて頂きました。
コレのために電車で来たんだもん!

560ハイ、後半。

570Seijiさんはギターを持ち替え。

590v曲は「Gradation」。
あの夏の海の風景にインスパイアされてSeijiさんが作った曲。出来上がったのは冬だった…ってヤツね。

595v続いてはYukiちゃんの作品で「GEKIRIN-逆鱗」。

600v_gk純粋なヘヴィ・チューン。

610作者自ら思いっきり暴れまくる~!

615vそして最後はまたぞろ「Russian Roulette」。

640vVが2本の大熱演!

650vアンコールは全くキメていたなかったのでリクエストに応えることに…。
ホントにキメていなくて、セットリストにも「アンコール」の表記がなかったのよ。
「Champaign」かXperiaの「VOICES」か…。
対立するお客さん同士に取っ組み合いのケンカをしてもらった結果(ウソですよ~)…

660「VOICES」に決定。

670失礼ながら、この曲の演奏も最初は正直「ナンダ?」と思ったけど、今ではすっかり自家薬籠中のレパートリーになって実にいい感じだ。
しかし、こんな曲、よくいきなり出来るわな~。

680v

690v

700v

710vさて、8月ももうすぐ終わるけど、9月には大ワンマンが2本控えているD_Driveなの。
22日の新横浜 NEW SIDE BEACH
30日の十三 GABU
ね。
D_DriveRの皆さん、次回は新横浜でお会いしましょう!
 
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site

720v 

200_2 

(一部敬称略 2018年7月1日 本八幡Route Fourteenにて撮影)

2018年8月23日 (木)

犬神サアカス團ショートプレミアム興行~サマー・オブ・ラブ2007

 
ビールが好き。
下の写真、ホラ、街灯がジョッキになってるんだよ。
そんなビールの街といえば~、恵比寿。
ヱビスビールって恵比寿にあるから「ヱビスビール」じゃないんだよ。
反対なの。
ヱビスビールがある街だから「恵比寿」っていうんだぜ。
そのヱビス、アルファベットだと「Ebisu」ではなく頭に「Y」がひっついて「Yebisu」と表記する。
♪なんでだろ~う、なんでだろ?
江戸末期から明治中期にかけては、外国人に「エ」を表す時、「ye」って表記したんだって。
16世紀に渡来したポルトガルの宣教師には日本人が発音する「エ」が「ye」に聞こえたからだそうだ。
多分「聞こえた」のではなくて、実際に「エ」と「イエ」を区別して発音していたんだと思う。
昔の人は「じ」と「ぢ」や「ず」と「づ」の発音を区別していたというからね。
その後、江戸期に日本人は「エ」と発音するのが普通になったけど、外人にとっては「エ」は「ye」のまま。
今度はそれを知った日本人が逆輸入さながら、「そうか…外人が『エ』を表記する時は『ye』とつづるのか」と思ってしまった。
その名残が「Yebisu」なんだって。
そういえば、通貨単位の「円」は「Yen」と書き表すよね。コレもこの名残。
我々はお金のやり取りをするときに齟齬が生じないように「JPY(Japanese )」とか「GBP(Great Britain Pound)」とか「USD(United States Dollar)」とか書くことが多いけど、連中はこの時「ジャパニーズ・イエン」と「エ」の前にハッキリと「イ」と発音する。
…とココまで書いてサッポロさんにお詫び。
私、ヱビスビールが苦手なんだよね。
ラガー・ビールの割には濃すぎるんよ。
やっぱり「エール」と呼ばれる上面発酵のビールがいい。
ビターとか、スタウトとかの、要するにイギリスのビールね。ドイツのヴァイツェンも上面発酵だ。
ヴァイツェンもメッチャおいしい。
昔はバドワイザーなんか喜んで飲んでいたけど、一旦イギリスのビールの味や香りやノド越しを覚えてしまったらもうバドは無理。Bud Powellは大好きだけど。
もう20年も前の話になるけど、アメリカはコロラドのフォート・コリンズという街に行ったことがあった。
ココは繁華街にあるバーにそれぞれ自前のブリュワリーがあることがよく知られていて、「シゲはジャズがすきだから」と、生バンドが入っている店に連れて行ってもらった。
メニューには何種類かのビールが並んでいて、どれを頼んでいいのかわからない…。「そういう時はコレ!」と6種類ぐらいのビールが試飲できるセットがあって、それを頼んでみた。
まぁ、アメリカン・サイズでしょう?
目の前に出された試飲用のグラスが日本では完全に本番用のサイズなワケ。
ラガーとはいえ、それでも作り立てのビールの味は悪いハズはなく、マァ、結構グビグビいっちゃうんだけど、そうは飲めない。(スゲエまずいヤツもあった)
試飲セットをやっとの思いで平らげると、「シゲ、で、どれ飲む?」と訊いてくる。
その答えは「見ていてわかんねーのか!もう一滴もはいらねーよ!」だった。
後でトイレが大変だったよ。10…ということで今日は恵比寿に来ている。
初めて訪れるハコ、club aim。
イヤ~、迷った、迷った。
近くでバンドのメンバーに偶然出くわして助かった。
犬神サアカス團の『ショートプレミアム興行』。
アルバム単位でセットリストが構成されるこの企画…『怪談!首つりの家』、『地獄の子守歌』に次いで、Marshall Blogでは3回目のレポートとなる。

20v今年の夏は酷暑に豪雨と、この過酷な気象にはまったく「愛」が感じられない。
地球が怒り狂っているんだから仕方ない。
しからば、コチラは「愛」の「夏」でいこうじゃないか!
今回の特集は『サマーオブラブ2007』。
「サマー・オブ・ラブ(Summer of Love)」というのは「フラワー・パワー」なんて言って1967年の夏にサンフランシスコを中心い起こったヒッピー・ムーブメントのこと。
そもそも今の若い人たちは「ヒッピー(Hippie)」なんて言葉は知らんよね?
1967年といえば私は5歳だったが、ちょっとでも髪の毛が伸びると親戚のオバさんが「なんだ、ヒッピーか?」なんてやってたのを思い出す。
「ヒッピー」について詳しく知りたい人は各自調べてもらうこととして、犬神サアカス團はそのムーブメントの40年後、すなわち1967年当時に二十歳だった団塊の世代が定年を迎える2007年に、昭和歌謡を結び付けた独自のムーブメント『サマーオブラブ2007』を展開した。
2007年の8月から連続5ヶ月でシングル盤をリリースしたのだ。

30当時は帯の裏面のハジッコにあった「キ」から始まるクーポンを5枚集め「キ・ン・メ・ダ・イ」とコンプリートするとプレゼントがもらえるというキャンペーンを張った。

40その賞品がこのツアー・プログラム。
この日は物販でその貴重な保管分が放出された。

5011年前の凶子姉さん。
とても楽しそうに歌ってる。

60これはその時の宣伝ポスター。
まだ犬神サーカス団ね。
…と、物販コーナーには普段見慣れないモノが並んだ。

70vでもステージの方はおなじみの光景が広がっていた。
ステージ上手にはMarshall JCM800 2203と1960Aのハーフスタック。

80vそして、ステージの中央にがNATALのアッシュのキット。

90今日の『ショートプレミアム興行』はその5枚のシングル盤に収録されたの曲を演奏し、「サマーオブラブ2007」を再現するというモノ。

100犬神凶子

110v犬神情次2号

120v犬神ジン

130v犬神明

140vオープニングは「光と影のトッカータ」。

150これ。
ん~「dog」と「god」で「犬神」ね。ウマいことやったな。
「God is dog」ってやってたのはFrank Zappaだったけか?

160s全体的なデザインは何となくコレに似てるな。
1967年1月リリースのThe Doorsのデビュー・アルバム。
若い頃はほとんど聴かなかったけど、今聴くとすごくいいナァ。
「ハートに火をつけて(Light my Fire)」がダントツに有名だけど、1930年初演のクルト・ワイルのオペラ『Rise and Fall of the City of Mahagonny(マハゴニー市の興亡)』の挿入歌「Alabama Song」を取り上げているあたりに鋭いセンスを感じるわね。
後年、デヴィッド・ボウイなんかも取り上げていたけど、ジム・モリソンの方がゼンゼンいい。
それと、1曲目の「Break on Through (to the Other Side)」は私のテーマ・ソングなの。
「She gets high!」とジム・モリソンが怒鳴るところが「シゲッ!」と聞こえるのです。

170s「トッカータ」は普段のステージでもよく演っているからね。

180とてもスムースな滑り出しだ。
210v

「皆さん、こんばんは!今日はショートプレミアム興行です。11年ぐらい前に5ヶ月連続でシングルをリリースしました。その5ヶ月を1時間で再現します」
と今日の企画の説明があって、早速重大発表。
「明兄さんがギックリ腰をやりまして…。それに情次兄さんは高熱を出して2人とも大変なことになっています」
ジョニーちゃんは39度まで熱が上がったとか…。
明兄さんは「今はアドレナリンが出ているので大丈夫!」と言っていたけど2人ともツラかったろうな~。
「もし何かあったらすぐに演奏を中断します」と安全第一宣言で2曲目に移った。

1_s41a8410 2曲目は同シングル収録の「腐乱のあなた」。

200vギター・ソロ…ああ~!そんなに張り切って大丈夫なのかッ!
私の学校の後輩だからね、心配だ。

270v続いては2枚目、「地獄に堕ちた子供たち」。
このジャケットも何かに似ている気がするな~…

220s…と思ったらコレだった!
Frank Zappaの『We're Only in it for Money』。
え、違う?コレは1968年だわ。
何しろビートルズのアルバムのパロ・ジャケはゴマンとあるからね。

230s『Sgt. Peppers Lonley Herats Culb Band』がリリースされたのは1967年3月のこと。
日本でのリリースはそれより後のことだったのだろうが、実際にこのアルバムの前後を経験した、当時ロック狂いの中学生だった四人囃子の岡井大二さんによれば、このアルバム以降、周辺のポップカルチャーのすべてが変わってしまったそうだ。
このアルバムって「ロックの金字塔」のように崇め奉られているけど、ロックの定義とも言えるエイト・ビートの曲って収録曲の半分以下しかないんだよね。
さんざん書いて来ているけど、今でも絶大な人気を誇るビートルズだけど、英語ができない日本人は、その魅力の半分を味わっていないと思うんだよね。
ビートルズの音楽って、もちろんメロディや演奏だけでも十分楽しめることも確かなんだけど、歌詞を理解して一緒に歌うとその魅力が爆発的に上昇するんだよね。
あのメロディにあの歌詞を乗せて口にするととにかく気持ちがいい。
それと歌詞の内容だよね。
このアルバムに入っている「She's Leaving Home」なんてイギリスの娘を持つ親たちが聴いた時、一体どういう風に感じたろう?
私には娘はいないが、歌詞カードを見ないで何とか直で英語を理解して聴いた時の感動は凄まじいモノがありますよ。
「When I'm Sixty-Four」も同じ。
この程度の曲ならティンパンアレイには掃いて捨てるほどある。天下のポール・マッカートニーでも向こうの土俵では、ジョージ・ガーシュウインやコール・ポーターやアーヴィング・バーリンやハロルド・アーレンにかなうワケがない。
ところがポールの声であの歌詞を歌い上げられるとコロっとヤラれちゃうんだよね。
今、若い人はビートルズを聴かないらしい。
コレは音楽界の大きな悲劇だと思うし、売上至上主義のクダラナイ音楽を押し付けてきた日本の音楽業界の重大な罪だと思う。
気の毒にナァ、ビートルズの音楽を知らないで死んでいくなんて…。

1_sgt曲はもちろん「地獄に堕ちた子供たち」。
しかし、コレもスゲエ歌詞だな。

250vココでも長めのジョニーちゃんのソロ。
身体は大丈夫なのかッ?!

190vステージ下手では凶子姉さんとジン兄さんのフォーメーション。

280続けて「一つ目小僧」。
この曲も普段のステージで時々取り上げられている。

260凶子姉さん、ココで本日のお召し物を紹介。
何とネコ柄の生地!
ネコ柄の着物なんて初めて見たけどかわいいね。

1_s41a8536 よくこういうトンボの柄を見かけるでしょう?
コレ、何でトンボか知ってる?
トンボって前にしか飛ばないんだって。だから「スクスク育て」と男児の着物の柄の選ばれることが多いのだそうだ。
しかし、後ろ向きに飛ぶ虫なんて見たことないけどナァ。

Df 3枚目のシングルは「たからもの」。

290sあ、こっちだ!
しかし、よくできてるナァ。
ジャニスの、イヤ、Big Brother and the Holding Companyの『Cheap Thrills』は1968年8月のリリースだ。

300sジャニス・ジョプリンやジミ・ヘンドリックスが出演して名前を上げた有名な「モンタレー・ポップ・フェスティバル」も1967年8月の開催だ。ウッドストックの2年前。
昔はね、ビデオをDVDも、ましてやYouTubeもなかったでしょ?
動くロック・バンドを見るにはフィルム・コンサートに行くしかなかったんよ。
まだロックは全くのマイノリティだったからね。いいですかロックを聴いて楽しんでいる人は少なかったので、テレビにロック・バンドが出てくることはまずなかった。
夜中にテレビで『ウッドストック』が放映されて明け方ま眠い目をこすりながら観たこともあった。
え?タイマーでビデオを撮っておけばいいって?
だからビデオなんかなかったんだってば!
で、観に行ったのよ、映画の『モンタレー・ポップ・フェスティバル』。
中学3年生ぐらいだったかなナァ?1977年ぐらいか…。
会場は九段会館だった。
何か併映されてたけど忘れちゃったナァ。
下はその時会場で買ったプログラム。この時から40年以上経っちゃった!

305vコレは脱線になるけど、このフェスティバルに出ていたThe Whoのキース・ムーンとママス&パパスのママ・キャスことキャス・エリオットってロンドンのアパートの同じベッドで死んでるんだよね。

詳しくはコチラ⇒【イギリス-ロック名所めぐり】 vol.26~ハイド・パークのカドッコで

260vこのシングルからは3曲が演奏された。

310リード・チューンの「たからもの」。

320「裸のマリー」
340v凶子姉さんがステージから降り、トリオに。
ああ、懐かしいな~この光景…「Z」!

385曲はジン兄さんの歌で「気ままな旅を」。

390v次は『バビロニア物語』。
あ、またやっちゃった!
コレはCreamの『Disraeli Gears』。
日本では『カラフル・クリーム』という無責任でアホ丸出しの邦題が付けられているが、原題はベンジャミン・ディスラエリというイギリスの政治家にちなんだタイトルだ。
 
興味のある人はコチラ⇒【イギリス-ロック名所めぐり】 vol.24~カーナビー・ストリート <前編> Dedicated Follower of Fashion

360s犬神バージョンはコチラ。
やっぱりイラストだと近づけやすいね。
お!三億円事件犯のモンタージュ写真が遺影スタイルで組み込まれている。

350s「三億円事件」は1968年の12月に府中で発生した窃盗事。
当時子供だった私は「三億円」がいくらなのかはよくわからなかったが、とにかくエライ騒ぎだったのを覚えている。
1975年12月に時効が成立し未解決事件となった。
三億円事件犯のモンタージュ写真は以前にもレコード・ジャケットに使用されている。
1972年年にリリースされたが発売中止となった頭脳警察のファーストは有名だろう。
今でこそ平気で売られているが、私がロックにのめり込んでいた高校時代、このアルバムを聴くことはとても困難なことだったが、年上の知り合いにお願いしてダビングしてもらった。
「世界革命戦争宣言」なんてのはやっぱりショックを受けたよね。
偶然並んだので書いておくが、「頭脳警察」というバンド名は上で紹介したザッパの『We're Only in it for Money』に収録されている「Who Are the Brain Police?」から転用されている。

Zk それとね、「三億円事件」と聞いていつも思い出すのは望月三起也の「ワイルド7」。
「ワイルド7」とか「秘密探偵JA」なんて夢中になって読んだな。
今じゃ「JA」と言えば「農協協同組合」のことだからね。
で、ワイルド7の人気エピソードのひとつに「緑の墓」という長編があった。
「緑の墓」というのは凶悪犯を収容する架空の特殊刑務所のことで、そこの囚人のひとりが自分の優秀さを示すためにこういうセリフを吐くシーンがある。
「あの『三億円事件』の計画の一部を担当したのは私だ」
コレがカッコよくてね~。
それほどこの事件はスゴイ犯罪だったというワケ。
犯人の連中は今頃そうしてるんだろうね。
当時30歳で犯行に及んだとして今年で「傘寿」だよ。
そうか…三億円事件から50年経ったのか!私の小学1年生は50年も前のことなのだ!

660_mh曲はそのまま「バビロニア物語」。

370合掌。

1_s41a8640 続けてカップリング曲の「ディストピア」。
ん~、やっぱりいいな~NATALのサウンドは!

380vそして、体調が悪い情次兄さんはMarhsallがガッチリとサポート。
例え弾き手に熱があってもMarshallが助けてくれます。

400さて、最後は2007年11月に発表したシリーズ最後のシングル「いつか」。

400s1967年2月にリリースされたジェファーソン・エアプレインの『Surrealistic Pillow』はロックを聴き始めの頃に買って聴いたけど「Somebody to Love」以外はダメだったナァ。
コレのせいかどうかは知らないけど、ジェファーソンはエアプレーンもスターシップもどうも受け付けなかった。
でも20年前にサンフランシスコに行った時、現地の人が遠くの山の中腹を指差して「アレがグレイス・スリックの家だよ」と教えてくれた時はチョットだけうれしかったナ。

420s凶子姉さんは「いつか」を熱唱。

440そして、明兄さんがお好きだという「過去の栄光」をテーマにした「運命」を演奏して本編を終了した。

430 

470そして、アンコールは『地獄に堕ちた子供たち』の「苦界浄土」をプレイ。
「苦界(くがい)十年」なんてね。
吉原なんかに売られていくと、最低10年はそこで過ごさなければならなかった。チョット今日も『私のディープ浅草』はお休みね。

490v2人の故障者を出しながら、見事に『サマーオブラブ2007』を再現した~!

480ああ~、明さん大丈夫ッ?
凶子さんが心配そうにサポート。
そういえば前回レポートした『妖怪大戦争』の終演後もシンドそうだったからな~。
腰はダメよ。
本当に気をつけないと!重度の椎間板ヘルニアになんかに罹ろうものなら地獄ですからね。510そして、『新宿ゴーゴー』に続くニューアルバム『東京2060』の発売が9月26日に決定した。
スゴいね~、犬神さんは。
こうして定期的にキチッと新作を出し続けて、ツアーをして…コレがミュージシャンの本来の仕事だわね。
そのレコ発ツアーは10月20日の札幌から。

520sその前に恒例のバカスポの単毒公演。
オイオイオイオイオイオイオイ、もう1年経ったのかよ!
この「楽園」もど早くやって来る企画はないね。
今回のタイトルは『ケルベロスの狂宴』だそうです。
 

犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁

530 

200 

(一部敬称略 2018年6月26日 恵比寿club aimにて撮影)

2018年8月21日 (火)

GO!GO! Rock'n'Roll Party! <後編>~BLIZARD 35th

 
ベーシスト寺沢功一の55回目の誕生日とデビュー35周年を記念するイベントもいよいよトリの出番となった。
司会のガリガリガリクソンが声高に紹介するのは…

10v_2皆さんお待ちかねのBLIZARD 35th!

20_2下村成二郎

30_2村上孝之

40v横関敦

45v山内康雄

55vそして本日の主役、寺沢功一!

60v村上さんはMarshall。

70_2JVM210Hと1960Aの組み合わせ。

80v_2上手のMarshallもJVM210H。
スピーカー・キャビネットは1960BV。

90v_235年目のBLIZARDのオープニングは「Stealer」。

100_2失礼ながら私は現役時代のBLIZARDを全く存じ上げないんだけど、ん~、日本のハードロック臭がプンプンしていてうれしくなるね。

115v続いて「Lady Stardust」。

120v_2何となくジックリ、そして感慨深げに低音を奏でているかのように見える今日の主役。

130v「なんじゃ、平均年齢はマァ…ナンだけど、こんなに暑い中たくさんの人に集まって頂いてとてもうれしいです。
こんな暑い日に誕生日を迎えるってどーゆーことよ!」
まったく、私は11月生まれなので同様に理解できません。
「とてもきれいだった時の心を思い出して急いでいきましょう。
今日は歌詞を忘れた時は皆さんのクチを見るからね…みんな歌ってくれないと困るよ!曲を知らない人も何となく歌ってくれぃ!」

660_s41a0258 …と、そんな歌詞忘れの危険性などゼンゼン感じさせない安定の歌いっぷりで「Shallow Runnner」。

140_2コーラスもバッチリ!
200_2ホントにお客さんもうれしそうに下村さんに合わせて歌っている!

160_2ステージ上手では横関さんのギターが炸裂しまくり!
横関さんもひっさしぶりのご登場。

150vよく抜けるサウンドで横関さんのJetギターが存分に味わえる~。

180vやっぱり真剣な面持ちのてらちん。
昔のことでも思い出してセンチになっているのかな?
でも出て来る音は低音の暴力。

170v「Love Me Tonight」…

190vステージ下手を華やかに彩る村上さん。

220v_2次から次へと密度の濃い演奏が展開していく。

230_3「みんな知ってるよね?気づいた人もいたと思うんですけど、昔NHKの『ロック講座』に出た時、『狂った』とか『イカれた』とか他の言葉に替えろって言われたの。でも2回のウチ、両方とも『狂った』って歌っちゃった!
アレ、自分でもビックリした。『イカしたロックンローラー』って言われていたのに『イカれたロックンローラー』になっちゃった」
イヤイヤ、ロックンローラーはイカれているのが正常だったんです。
今の若い人たちはお行儀が良すぎる…というか、「知性的なロック」は大いに結構だが、「お行儀のよいロック」というのは基本的におかしい。
「お上品なパンク」なんてのは完璧な撞着だ。
「今日集まってくれたみんなのために歌いましょう!」

240v「Show Me the Way」を熱唱。

260ココでメンバー紹介。
「ベース、寺沢功一!おめでとう~!」

250v続いて熱すぎちゃって、熱すぎちゃって、「Over Heat」!

270v_2グワ~っと迫りくる横関さんのソロ。
終始笑顔ひとつ見せず、コワイぐらいギターに没頭しているところに職人感があふれている!

280v_2文字通りオーバーヒートのままステージはクライマックスに突入する。

290v_2「Orion」…

300v_2そして「Boy」…

310v_2こうして35周年のBLIZARDは幕を降ろした。

320_3最後は出演者全員がステージに集まり「Happy Birthday」を歌っててらちんの誕生日を祝った。

330「色んな不安がありました。たくさんの人が集まってくれて本当にありがとうございました!次は5年後かな?…次はチャンチャンコかな?」

340そうか…チャンチャンコか…。
ま、私の方が1年先に着させてもらうワケなんですけどね。
とにかく健康でいましょうね。
齢を重ねて本当に自慢できるのは健康だけです。
金があっても、毛がたくさん生えていても、ハズキルーペが不要でも、健康でなければナ~ンも意味もない。
健康のワリにあまりにも金がないのも困りますけどね。

350てらちん、おめでとうございました~!
これからも元気に低音をブチかましてくだされ!

360 

200_4
(一部敬称略 2018年7月5日 渋谷TSUTAYA O-WESTにて撮影)

2018年8月20日 (月)

GO!GO! Rock'n'Roll Party! <前編>~TAGAWA

  
フェデリコ・フェリーニの『オーケストラ・リハーサル』じゃないけど、やっぱり楽器の性質とそれを演奏する人間のキャラクターにはある程度の相似性があるよね。
ボーカルズっぽい人とか、ドラムスっぽい人ってのはたいてい派手で、ヤンチャな人が多い。
ギターもどちらかといえばその部類だろう。
もちろん例外も少なくはないけど。
私は年上のイトコの影響で中学2年生の時にギターを始めたんだけど、目立ちたがり屋だったので私には「ベース」という楽器が全く目に入らなかった。
もっともその頃はまだまだロック・バンドをやっている人なんてのは猛烈に珍しかったので、自然に耳に入って来る楽器に関する情報も少なく、そもそもベースという楽器がどんな働きをしているのかも知らなかった。
昔はバンド内で担当楽器をキメる時に、家が金持ちだからドラムス、年下で立場が弱いからベース、なんてことがよく言われていたよね。
ところがそのベース、音楽がわかってくれば、わかってくるほど面白い楽器だということに気付いた。
40年にわたって山下達郎さんのベース・パートを務めている伊藤広規さんの『Relaxin' at IWAKi AKIOS』というライブ・アルバムがリリースされる時、ライナーノーツや写真のお仕事の他にキャッチコピーの考案を依頼された。
そこで「いいバンドにはいいベーシストがいる」という惹句を提供したところ、見事ご採用頂いたのだが、コレは本心から出た言葉だった。
そもそもロック・バンドというは、歌とドラムスがシッカリしていて、ギターのチューニングが狂ってさえいなければ、マァ、第一段階は何とか乗り切れるものだ。
反対に歌もドラムスもバッチリ、ギターはバッキングもソロもピカいち!というバンドでベースがイマイチ!…なんて時は、そのマズいベースのプレイが気になっちゃって他の音が耳に入って来なくなっちゃう。
さらに反対に、本当に音楽を知っているベーシストが繰り出すグルーヴっていうのは信じられないぐらい気持ちがいいからね。
そういう時は、反対に耳がベースの音しか受け付けなくなってくる。人間は低音なくしては生きられない。
しかもこの現象は音楽の種類を問わないんだよね。ジャズなんかもモロにそうだもん。
クラシックだって同じ。ベルリン・フィルの出す音がスゴいのは、コントラバスの音を気持ち早く出しているからという説がある。
 
今日はそんな「ベース」という楽器に魅せられた男、「てらちん」こと寺沢功一の55回目の誕生日と35年のキャリアを記念するコンサートのレポート。

10v冒頭、ステージに上がったのはてらちんのお弟子さんだちのコントラバスによるカルテット。
「The Chicken」をオリジナリティあふれるパフォーマンスで披露。
コレがとてもカッコよかった!
そして「もう1曲すごく短い曲を…」と「♪Happy birthday to you」を師匠に捧げた。

20「芸能人ですよ~、芸能人ですよ~!」
司会のガリガリガリクソンが登場。
「『おめでとう!』という言葉と『帰れ!』という言葉をたくさん頂きました~!」
そして次の出演者を紹介する。

30ステージに上がったのはTAGAWA。
 
田川ヒロアキ

40長谷川浩二

50そして…あ、コレは付けてなかったけど…

60s寺沢功一

70オープニングはヘヴィに「Stranger Destroys Arms」。

70v_sdaもちろんヒロアキくんはMarshall。

80v専売特許の美しいトーンを演出しているのは愛用のJVM210Hと今日のキャビネットは1960BV。

90vTAGAWAもスタートして早や3年だよ。
ホントに早い!

1003人の鉄壁の演奏にますます磨きがかかってきた。
やっぱり何でも「継続」が大切なのだ!

110vヒロアキくんがてらちんを紹介。
「寺沢功一~!」

115「まずは一発目、TAGAWAです。
5年前にも同じようなイベントをやりました。このTAGAWAをはじめ、ボクの自慢できる4バンドを揃えました。
TAGAWAでこのステージに立つことができてとてもうれしく思っています」とご挨拶。

120v続いて演奏したのは自慢のポップ・チューン「キミを乗せて」。

130この曲もスッカリおなじみになって久しい。
時折サビのメロディを無意識に歌っちゃうんだよね。

140続いて景気よく「Bound」でドライブ!

150弾きまくるヒロアキくん。
この日は「ノッテる感」がスゴかった。

160フロントの2人を容赦なくバウンドさせる浩二さんのドライビング・ドラムス!

170TAGAWAのステージには欠かせない曲とだけあってバッチリとキメて見せた。

180本日の主役をフィーチュアして「Crazy Gun」。

190熱唱するてらちん!
「いい夢みさせてやるぜ!」
純愛をテーマにしているそうです。

200「ココで強力なボーカリストが迎えます。広島でライブをした時にタマタマその人が来ていたので一緒に歌ってもらいました。
それがすごくヨカッタので今日もお呼びしました」

660_s41a0107_2 ステージに姿を現したのは…

205下山武徳

大分前、Double Dealerのライブには何度かお邪魔したことがあったんだけど、あの頃はまだMarshall Blogを始めていなかった。
よって、下山さんは今回がMarshall Blog初登場。ようこそいらっしゃいました!

220v曲はAC/DCの「Highway to Hell」。

210ノッテる感満点のヒロアキくん、ココでも充実のソロ!

230ふたりのイキもバッチリだ。

240それもそのハズ、呉のライブハウス「CAROUSELAMBRA」の20周年を記念して制作された「酎ハイKING」で下山さん、ヒロアキくん、そしててらちんは共演済なのだ。
過日の豪雨災害では呉も大きな被害を被った。
この場をお借りして謹んで災害のお見舞いを申し上げます。

Sk_2 ヒロアキくんが奏でるおなじみのリフ。
私が中学2年生の時に生まれて初めて外タレのコンサート聞いた最初のギター・リフがコレだった。

260v_ktk曲は「Kill the King」。
ま~、この4人の演奏だからして、すさまじいこととこの上なし!

270v

280v

290v

300vそして、フィニ~ッシュ!

310v大成功!

320こうして会場は一気に盛り上がりの頂点に達したのであった!
 
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

660_0r4a0736この後、てらちんはOSAMU METAL 80's、RIDER CHIPSのステージを経てトリの出番に臨んだ。
その様子は<後編>で!

330vつづく 

 

200_4
(一部敬称略 2018年7月5日 渋谷TSUTAYA O-WESTにて撮影)

2018年8月10日 (金)

Poundin' Jam with ORIGIN~Masha & Makabe

 

「おぅ…………いいモン見せてやろうか………」
「へッ!」と手もみをしながら調子よく答えるのは沢村いき雄扮する「番太の半助」。そして、その半助に、懐から取り出したピストルを見せて、声を出さずに「バーン」と撃つ仕草だけをしてスゴむのが清兵衛一家の「新田の卯之助」。
何十回観てもこの仲代達也がタマらなくカッコいい。
黒澤明の『用心棒』の中でとても好きなシーンのひとつ。ああ、また観たくなってきた~!
下は『用心棒』のイギリス盤。
ナゼか盤には「棒」という文字があしらってある。
「用」、「心」、「棒」の中で「棒」が一番カッコよく見えるのかな?
あ、「いいモン」ってのはこのDVDではない。A「いいモン」とはコレ。
英エリザベス女王の在位60周年「Diamond Jubilee」記念して作られた£5硬貨。
ホンモノだよ。

B_2中はこうなってる。
見にくいけど、エンボス加工されたホルダーにシッカリと収まっている。
デザインは表が女王が若い時の、ウラは現在のポートレイトとなっている。
表面の「DIR IGE DEVS GRESSVS MEOS」というのは「我が君主が進むべき道を示すであろう」という意味。
「V」は「U」なのね。今でもスコットランドに行くと「U」であるべき表記が「V」になっている現象を見かける。

Cゲイトフォールドを開けるとこう。
いくつ作られたのかはわからないが、材質はCupro Nickel、すなわち白銅。
品質は「Brilliant Uncirculated」というグレード。
「Uncirculated」は文字通り流通していない状態を指していて、完全ではないが、製造時にできた微細なキズはOK…みたいな状態を示す。
そのうち、製造時の光沢(Luster)がそのままの状態で残っているものを特にBrilliant Uncirculatedって言うんだって。

D知ってる?イギリスって世界で最高の硬貨の鋳造技術を持っているんだよ。
私は知ってました。コインには興味はありません。
だからEUのコインもイギリスで作られた。自分たちは「€」を使わなかったクセにね~。
しかもEUを脱退までしようとしてる。
いかにもイギリスらしい。
で、世界で一番美しいと言われているコインがある。
それは1839年に400枚だけ作られた「ウナとライオン(Una and the Lion)」と呼ばれているもので、『何でも鑑定団』では3,500万円の値段が付いたとか…。
絵柄は、今のエリザベス女王に抜かされるまで最長の在位期間を誇ったヴィクトリア女王。
ね、裏面に「DIRIGE DEUS GRESSUS MEOS」がまれている。こっちは「V」じゃなくて普通に「U」になってる。

Vmさらにコレ。
2012年のロンドン・オリンピックを記念して発行された£5硬貨。

Eこちらもグレードは「Brilliant Uncirculated」。
デザインは、表はセントポールやビッグベン等のロンドンのランドマーク。
裏は婆さんバージョンのエリザべス女王だ。
コレで7,000万円…へへへ。

F最後はコレ。
人のことは言えないが、お父さんとお兄さんの頭髪を一手に引き受けるハリー王子の婚約記念硬貨。

Gしかし、カッコいいですな~。
まるで映画だよ。
これで〆て1億と500万円…と。

Hさて、ナンダって記念コインの話なんかを持ち出したのかと言うと、「£」です「ポンド」。
「ポンド」すなわち「pound」で話を持って行きたかったの。
現地の連中はポンドのことを「クイッド(quid)」なんて言うね。ペンスは「p」。
他に、コレは単位ではないけど「英貨」を表す「Stterling」とか、「Great Britain Pound」とかいう呼び名もある
スゴイね、金には。
ポンドは貨幣の単位だけでなく、重量の単位にも適用されるでしょ?
重量のポンドをなぜ「lb」と表記するのかは以前やりましたね。
このパウンドケーキの「パウンド」の重さのポンドから来ている。

40s_2
「My heart is pounding」なんて言うと、「ああ~ドキドキする」なんて意味になる。
「緊張する」なんてのは「I have a butterfly in my stomach(お腹にチョウチョがいるの)」というオモシロイ表現もある。
Peter Gabrielはファースト・アルバムの「」という曲で「my heart going boom, boom, boom」と歌った。

Pgさて、今日はそんな「Pound」をタイトルにあしらったジャム・セッションのレポート。
その名も「poundin' Jam」。
「ドキドキ・セッション」なんてところになるのかな?

50vギター×2にベーとドラムスのカルテット編成。

60Masha

70v真壁雄太

80vZARY

90vZARYくんはEDENを使用。

100Terra Nove TN501とD410XLT。

110vドラムスはBLINDMANの實成峻。
「Pounding Jam」は峻くんがセッション・リーダーを務める企画。
さっき勝手に「Pounding」を「ドキドキ」みたいに解釈してしまったけど、「pound」にはハンマーなんかで何度もブッ叩く、なんて意味もあるので、ドラマーの峻くんのリーダー・セッションゆえ、むしろそっちの意味なのかも知れない。

120v数日前にレポートしたように、予告通りギタリストはふたりとも新商品のORIGINを使用。
MashaくんはORIGIN50C。

13050W、1x12"のコンボがORIGIN50C。

140Mashaくんのセッティングの特徴はGAINがフルでMASTERが「3」ぐらい?そしてBOOSTをON。
TILTは「6」ぐらい。
TILTを操作することによって、1959のような4インプットのモデルのインプット箇所を連続的に変えていくような効果をもたらす。
コレでもクランチにチョット毛が生えたぐらいの歪み。
だから音が太くてヌケがバツグン!

150Mashaくんの足元。
歪みはペダルで色付けする。
コレでいいのだ。

190一方、六郎太、イヤ雄太くん。
こっちはスタック。

160v50WヘッドのORIGIN50Hと自前のJubileeキャビ、2551BVを組み合わせた。

170v雄太くんもGAINをフルにしている。BOOSTもON。TRBLE、MIDDLE、BASSともに「8」ぐらい。TILTは「5」なので1959で言えば、INPUT1とINPUT2の中間ぐらいになろうか?

180雄太くんの足元。

155雄太くんはLOOPのON/OFF用に付属のフットスイッチを使用。

200さぁて開演!
1曲目は古典。Michael Schenkerの「Into the Arena」。
Mashaくんのチョイス。

210vコレね、考えてみると…いや想像の域は出ないんだけど、世界初の「ORIGIN2台を使ったプロ・ギタリスト2人によるライブ・ステージ」なんじゃないかな?
ギネスに載ることはないがな。
少なくとも間違いなく「日本初」は達成したでしょう?
半永久的的にMarshall Blogにその記録が残るぜ!

220v2曲目はTony Macalpineの「Edge of Insanity」。
ゴメンナサイ!早くも知らん!
でも名前は知ってる。トニー・マカパインの教則ビデオって結構売れてたからね。
「Starlicks」なんて懐かしいな…。

210ココでセッション・リーダーである峻くんからご挨拶。
「今日は火曜日にもかかわらず、たくさんおいで頂きありがとうございます!」
峻くんはこの「Poundin' Jam」と「Rock Inst Night」という2つのセッション・ライブを切り回している。
「ココはご飯がおししいですからね。ゼヒ召し上がりながらお楽しみください」
そして、今日のメンバーが紹介された。

225v続いてはEuropeのJohn Norumのナンバーで「Aphasia」。
初めて取り上げた曲だそうだ。

230John Norumって大人しくてスゴく感じのいい人だったな。
YOUNG GUITARさんのDVDの企画で、当時新商品だったMarshall初のデジタル・アンプ、JMD:1を勧めたらすぐに使ってくれてね~。

34841048_1510985712344527_708032915 初めてとは思えない充実感で演奏をこなす若者たち。

240

250余裕シャクシャク。

260続いてはMashaくんの泣きのギターをフィーチュアして「The Loner」。
この曲は人気だね~。
Max Middletonの曲なのか…。
しかしいいナァ、ORIGIN!

270v第1部の締めくくりは「Party in Simon's Pants」。
Steve Lukatherの曲だそう。

280v峻くんの説明通り、なるほど17/2拍子だ。
ルカサーってこんなことやってたの?

460vま~よく弾くこと…。
2人のギターの音が空間を埋め尽くす!

290vま、そのギター・サウンドがMarshallだからタマらない。
ORIGINも絶好調のウチに第1部が終了。

S41a0847
休憩をはさんで第2部がスタート。

320まずは珍しく和モノから。
T-Squareの「Faces」。
340アイルトン・セナのテーマ・ソングなのだそうだ。
そういえば、私が4年生の時に出場した山野楽器のビッグバンド・コンテストは国立音楽大学が優勝したんだけど、その時リード・アルトを吹いていたのがT-Squareの本田さんだった。
ベースの人がアップライト・ベースをエレキベースのように横に抱えて演奏したり、バス・クラリネットを使っていたりとか、圧倒的な演奏だったのを覚えている。

330v続けてシットリと「Last Horizen」という曲。
エエ?Brian Mayの曲?
Brian MayってQueenの?
ハァ~1993年のシングル?よく知ってんな~。
Brian MayはMarshallを使わなかったけど、Water Ratsという団体を通じてジム・マーシャルと仲がヨカッタんだよ。

450MCを挟んでAndy Timmonsの「Super 70's」。
Mashaくん、今回のピートの一時帰国に伴うSilex活動停止のお知らせをしてた。
マァ、バンドってのは大変だよ。
特に最近は簡単に解散しちゃうバンドが多いからね。
みんなで共通の夢を目指して、石にかじりついてでも自分たちの音楽をやり抜くぞ!っていう雰囲気がないもんね。
そんな中でSilexはシッカリした活動が期待できそうだったのでとても残念な話だ。
ガンバレ、Mashaくん!
Marshallが付いてるぞ!

410vこの人はIOSISという自分のバンドを率いている。
人とは違った音楽をガンガン聴いて勉強して、自分だけの音楽を作ってくれい!
Marshallが付いてるぞ!

400v続いて今度はJoe Satriani。
「Summer Song」という曲。

470vSatrianiってのもスゴイ人だと思うんよ。
ギター1本と自分の音楽でさ、ズッとスターの座を守り抜いてるんだもん。
もうこの時代、ギターがウマいとか、速いとか、意味がないような気がしてる。
どうやって人と違う魅力的な音楽をクリエイトするか…コレを追求しなければならない場面でしょう?
音楽界って最早やることがなくなっちゃって、キッズ・ミュージシャンがあふれ出してきたでしょ。
コレを音楽界の「学徒動員」と呼んでいいのではないか?思うんだけど、かなりコワイよね。
音楽は何といっても「曲」であって、技術を競う「万国ビックリショウ」じゃありませんから。
聴衆が確かな耳を持っていることを示す時代でもあると思う。480vMCコーナー。
セッションの経験や楽譜の話や告知の開陳があって、峻くんが「ところで…」とORIGINの話を切り出してくれた。
ったく!峻くんがMarshallを紹介してりゃ世話ねーじゃねーか!
改めまして、峻くんありがとう!

350「ギターというモノはアンプがセットです。
今日はMarshallが並んでいますが、新商品です。

360vロックといえばMarshallです!
こんなにいい音なのに安くて、コンパクト…皆さん買ってください!」
Mashaくんが使っているのがORIGIN50C。

227s_2

「ORIGINは7月25日に発売されました。
今日は50Wのコンボとヘッドを使わせて頂いています!」

380_2雄太君が使っているのはヘッド・バージョンのORIGIN50H。

226ZARYくんにMarshall Blogに出て頂くのは、実は今回が2回目なの。
峻くんが教えてくれたんだけど、以前、TAGAWAの前座のバンドでベースを弾いていたのだそうだ。
2度目まして~!

370v曲のコーナー。
そうだね、峻くんとMashaくんのコンビだもんね。
演奏したのは「Crying Machine」!
私はZappa歴が比較的長いので、Steve Vaiの名前は1980年代初頭から認識していた。
だって「Vai」ってすごくヘンな名前だし、Zappaのアルバムに記してある担当パートが「Stunt Guitar」ってなっていたのでスゴク気になったんだよね。
若い時は私も「テクニック至上主義」だったから。
昔はソロアルバムも買った。LP。『Flexable Leftover』みたいな10インチ盤もあったな。
その後は全く聴いていなかった。
それで時々、この曲を耳にするようになって、なんでみんなクレイジー・ケン・バンドなんて演ってんだ?って結構本気で思っていた。
小野瀬さんの作品なのか?…なんてね。
で、三宅さんから「アレはSteve Vaiの曲なんですよ」ということを告げられてかなりビックリしたのが数年前。
要するに私の勉強不足です、はい。
初期のようにZappaの猿マネをしているよりゼンゼンかっこいい。要するに他の人がやってないから。

390峻くんのドラム・ソロ!

300v全く奇を衒うことのない、トラディショナルかつ音楽的なプレイ。
正しいことがキチっと書かれた教科書に目を通しているようで、聴いていてとても気持ちがいい。

310アンコールは「Rock You Like a Hurricane」。
Scorpionsね。
私にとっては新しいScorpions。
このタイトルだとアタマに浮かぶのは完全にNeil Young。

4904人ともとても一期一会的なセッションとは思えない、完璧なアンサンブルを聞かせてくれた。

510

520

530v

500イヤ~、1年分のギターを2時間で頂戴しました!

535「ORIGIN」なんてチョット風変わりな名前を付けたな…と最初は思った。
しかし、1チャンネルでリバ―ヴすら付いていないシンプルな機能、歪みすぎない図太いトーン、豊かな倍音とサスティン、そして黒、白、金のコントラストが生み出す伝統のルックス…。
「ギター・アンプってコレでいいんじゃないの?」と思った瞬間、Marshallが「ORIGIN」という名前に込めた精神が理解できた。
今日、バンドという実戦の場でのORIGINの活躍を見て、その精神の理解度が更に深まった。
おかげさまでお求め安い価格ということも手伝って、輸入販売会社の担当者から「最初の入荷分は完売した」と聞いた。
うれしいね~。すごくうれしい。
チョット前までは滅多にギターを触らなかったんだけど、私もスッカリ気に入って、20Wのコンボを家で毎日使っている。
フルアコをつなぐとまたいいんだ!

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(一部敬称略 2018年8月7日 四谷Sokeh's Rockにて撮影)