【田川ヒロアキ結婚スペシャル】Will You Marry Me? <ウェディング・ライブ・パーティ編>
爆音と感動の披露宴も終わり、ヒロアキくんと美瑞穂さんの祝言の場所は芝浦のレストラン「ピアシス」へと移動した。
ここから先は一般の方々も参加できるライブを主体としたパーティとなる。
入り口の階段に飾ってあったモズライトのウェルカム・ボード。
もうコレだけで盛り上がっちゃう感じ?
ライブ・パーティの舞台。
まだMarshallは2人を祝い続けてるぜ!
ココではベース・アンプ3510のスタックも助っ人に加わってくれた。
ヒロアキくんが使うMarshallは披露宴の時と同じヘッドJVN210Hとスピーカー・キャビネットは替わって1936となる。
皆さん、まだまだ祝いしきれていない感じで盛り上がり感が生半可じゃない!
開宴の時間となり『ウェディング・ライブ・パーティ』の司会がステージに上がる。
司会にはMarshall Blog久しぶりの登場となる三井雅弘と…和佐田達彦。
しかし、この2人…わかっちゃいるけど、人間、ココまでおもしろくなれるもんかね~っていうぐらいおもしろい。
「ヘタな漫才よりおもしろい」なんて言ったらこのお2人に失礼だ。
「ウマい漫才よりゼンゼンおもしろい」が適切な表現だ。
会場はL字形になっていて、パーティからご参加の方はステージの前の、L字で言えばタテの線のポジションの席に…そして、披露宴から出席している方はステージが直接見えない席、すなわちL字のヨコの線のポジションに席が定められていた。
三井さんは披露宴からのご参加なので、ステージが見えない席にお座りだったのだが、開演前、ステージ側のスペースにガンガン出ていらっしゃる。
そして「こっちの水に慣れとかなアカンな…」としきりに独り言をおっしゃっている。
それを耳にした和佐田さんが「『水』?ナンやねん?『水』って?」と三井さんに訊いている。
「こっち側の『水』や」
「『水』ッ?」
「せや、こっちの『水』に慣れとかなあかんで!」
「『水に慣れる』ってナンやねん?」
「こっち席の『水』に慣れとかんとアカン言うとんのや!」
「だからナンやねん?『水』て?」
要するにステージの見えない奥側の席に引っ込んでいると、ステージ側の席の様子がわからないでしょ?
それでは司会者としてマズイから「こっち側のスペースの雰囲気に慣れておこう」ということなのね。
プロである。
ところが、コレを2人でズッとやっているのがも~横で聞いていておかしくて、おかしくて!
フザけているワケでもウケを狙っているワケでもなく、ごく普通に仕事に取り組んでいるだけなのに殺人的におもしろい。
…と、そうこうしているうちに新郎新婦が会場に到着した。
「新婚さん、いらっしゃ~い!」
こりゃまたスゲエ拍手だな~!
スタンディング・オベーションをしているのは広島県府中市からお越しの切原さん。
『THEME PARK』に収録されている「府中に夢中」の作曲を委嘱されたご本人。
Marshall Blogの強力な愛読者でもあらせられる。
さらにピアシスを経営するレストラン企業「株式会社 無洲」の社長、浅野正義さんからもご挨拶があった。
この数日後、あるコンサート会場で浅野さんとバッタリ出くわしてビックリした。
もっとビックリしたのは、聞けば浅野さんは私の元いた会社の部下と同級生だっていうのよ~。
最早こういうのは「広い」とか「狭い」じゃないね。
「縁」ってヤツだよ。
ヒロアキくんたちがパーティの会場をココに決めたのには実は深~いワケがある。
「株式会社 無洲」はヒロアキくんの音楽活動をズッと親身になって応援して来てくれた。
で、昨年7月に会長の浅野勝義や他のご関係の方々に入籍の報告をした際、「チョット話があるんだけど…」と浅野会長が切り出した。
「キミ、ギターの弾き方がおかしいよ」…なんてことは百も承知なのでおっしゃるワケがない。
何のお話かと思い2人が身構えていると…「ココ(芝浦)のピアシスをキミたちにプレゼントするから、キミたちのやりたいような結婚パーティをやりましょう!」とおっしゃってくださったのだそうだ。
ク~!
はいココ、昨日に引き続いて泣くところです。
なんていい人なのかしら。そしてスマートな言い渡し方!
下は披露宴でご挨拶をされる浅野会長。
『THEME PARK』に収録されている「たんぽぽと風」は無州さんがヒロアキくんに委嘱した社歌だ。
ご挨拶をされている背後の可愛いイラストも会長の手によるもの。
ヒロアキくんがパーティの席上で開陳していたが、2人が身に付けているスーツとドレス、さらにこの食事も無洲さんからのプレゼントだったのだそうだ。
そう、プレゼントは会場だけではなかったのだ。
そのおかげで、皆様から頂いたライブへの参加料は、全額パーティへの運営費に充当することができたとのこと。
このノシ紙っていうのかな?
ココに記されている言葉もあたたかいことこの上ない。
ちなみに「ノシ」って漢字で「熨斗」って書くんだよね。
その内Marshall Blogにまた出て来るので覚えといて。
それと、コレは違うけど、祝儀袋なんかに着いている赤白のヒモね…あの「水引」は国内生産の70%を長野県の飯田市で作ってるんだよね。
アレのことの始まりって知ってる?
室町時代、当時の中国である明から贈られた物品に赤と白のヒモが付いてたんだと。
日本サイドは「フムフム、贈り物にはこういう赤白のヒモを付けるモノなのか…」と勝手に思い込んで、日本国内でも贈答品にその習慣を適用することになった。
ところがさにあらず、明ではただ単に輸出する物品を他と区別するだけのためにその赤白のヒモを付けてたんだって。「贈り物」関係なし!
でもこの勘違いのおかげで飯田市の経済が成り立っているのだからおもしろい。
…という説があることを紹介してショート脱線を終了する。
このお重がまたスゴイ。
引き出し式になっている。
司会の和佐田さん曰く「食べ終わった後は机としてご使用になれます!」
乾杯の音頭は三井さん。
しかし、何度でも書くけど、なんだってこんなに愉快なんだろうね~。
テクを盗みたいところだけど絶対ムリ!
「カンパ~イ!」
ココで長渕剛の「乾杯」がBGMに流れ…ない。
さて、もうココからは狂熱のライブ・コーナー!
最初にご登場願ったのは…
ドラムレスのトリオで「はじまりの朝」。
何と藍ちゃんの今日の2人のために書き下ろしてくれた曲だ!
イイ感じの滑り出し~。
次に登場したのは新郎。
休んでライブを楽しんでいりゃいいのに、もう出て来た!
…というのも、出番がTAGAWAだから。
田川なしのTAGAWAじゃしまらない。
浩二さんが見えないけどTAGAWAです。
曲は披露宴と同じ「Seascape」と「キミを乗せて」。
盛り上がったね~!
盛り上がりすぎてヒロアキくんの髪の毛がこんなんなっちゃった!
曲は『THEME PARK』に収録されている「維新の言霊」の再現だ。
日本は言霊の国だでね~。
言葉が魂を持ってるんですよ。
「口にしたことが本当起こる」という信仰。
だから間違ってもコンサートに行くことを「参戦」だなんて言ってはいけないの!
コレはね、私的にスペシャルだったんですよ。
まずは清野さんの声。
民謡の声ってすごくいいんだ。
理由は至極日本的だということ。ス~っと声を出すでしょ?コレが実に気持ちいい。
よく黒人のマネをして歌っている日本人の若い歌手がいるけど、アレはマジで勘弁して欲しい。
日本人の歌はやっぱりコレだよ。
相変わらず私はジャズもロックも聴いているけど、プライベートでは「和」のものに強い刺激を感じてるんだよね。
民謡にはまだ手を伸ばしていないけど、最近は雅楽や長唄なんかも聴いているのね。
浪曲なんか最高!
このセットのもうひとつの見どころは曲
「よさこい」だ。
別の機会にも書いたけど、この「よさこい」の仕事はヒロアキくんのマスターワークのひとつだと思っていて、ズッと以前から生のバンド演奏で聴きたいと願っていた。
それが今日実現した。
しかもてらちんと浩二さんという最高の布陣で!
ね?
美瑞穂さんもよろこんでいるでしょ?
曲は株式会社 無洲の社歌「たんぽぽと風」。
も~社員の皆さんのノリもいいこと!
あたたかな風が会場を吹き抜けたよ!
AKIRA
あ、石黒さんだった!
石黒さんは沖縄からお見えになったワケではござらんよ。
曲はシンディ・ローパーの「Time After Time」。
彼の地の仲間とヒロアキくんの関係の緊密さがうかがえるステージだった。
おまちどうさまでした。
DioKenの出番。
今日はロニーでなくマー坊さんだよ。
当然曲はクリスタル・キングの「大都会」。
んん~、絶妙なコンビネーション!
名曲を名演で…めでたいなったらめでたいな!
もちろん大ウケ。
今度は司会の三井さんがマイクを握った!
あ、さっきから握ってはるか。
歌のマイクね。
リズム隊が入れ替わる。
キーボーズにはんだすなお。
ドラムスが高インボム。
ベースは再び和佐田さんだ。
曲は「お前今日絶対」。
この演奏もスゴかったな~。
ナニを演るのかと思っていたら、アータ、LOUDNESSの「Let It Go」ですよ!
「♪レリゴ!レリゴ!」
おなじみのLOUDNESSナンバーだけあってお客さんも大合唱。
大恩人、二井原さんとの最高の共演だったね!
あ~、楽しかったし、おいしかった。
そして、ずいぶん飲んだ~!
何しろ皆さんの熱気で室温が上がり、すぐノドが乾いちゃうのよ。
皆さんも同様でドリンクのコーナーは大盛況だったが、ちっとも待たされることもがなく、ピアシスのおもてなしのスキルの高さにも感動した。
何しろ店員さんも最高に感じのよい方々なんだ!
そういえば、写真を撮っていることを気遣って私の前をかがんで通過してくれた店員さん。
私はそれを知らないでカメラを提げたところ、70-200mのレンズでその方の頭部を強打してしまった。
痛かったでしょう~?ゴメンなさい!
この場をお借りして心からお詫び申し上げます。
最後も2人の御礼の挨拶で締めくくった。
コレで終わり…と、思ったんだけど私のアイデアで全員で記念撮影をすることにしたよ。
矢継ぎ早にお客さんの送り出し。
パーティにお越し頂いた皆様にも缶バッジをお渡ししなきゃ。
最後の最後にウチも記念撮影。
家内は披露宴とパーティを通じて受け付けを担当した。
マーブロ仕事を通じてミュージシャンの方々を全員存知上げているからね?(←この文章、謙譲になってるかな?)
しかし、人間って本当にたくさんの人に支えられて生きているんだな~…なんて思ったよ。
感謝、感謝、感謝あるのみ。
さぁ、また今日もがんばろう!
ヒロアキくん、美瑞穂さん…おめでとうございました!
日頃Marshall Blogにご登場頂く方が一堂に会する珍しい機会でもあったので、祝言全部を「ライブ」と見立てて、3日間に渡り詳細にレポートをさせて頂きました。
披露宴とパーティ、双方にわたってMarshallも活躍したしね!
やっぱりMarshallでヨカッタ!
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano
(一部敬称略 2017年11月23日 ピアシス芝浦店にて撮影
ピアシス芝浦店の情報はコチラ⇒Piasisオフィシャルサイト)