ペギちゃんのNATAL体験教室!in 八王子
ココは八王子。
東京工科大学に併設されている日本工学院八王子専門学校。
今日はグッドモーニングアメリカのペギちゃんのNATALのクリックがココで開催される。
「キャンパスが広くてわかりにくいので正門で待ち合わせましょう!」ということでペギちゃんが来るのを待つ。
ゴルフ場の入り口みたいだ。
構内に入ってビックリ仰天!
スゴイ。
何たるゴージャスなキャンパス!
私は東京のど真ん中の学校に通っていたので、キャンパスはまったくなかった。
それだけにこういう光景に憧れてしまうね。
「FOODS FUU」というフード・コート!
他にも大変立派な食堂があって。昼食をごちそうになったのだが、学食らしく安くてボリュームもタップリ。
「学食」とはいってもメニューが我々の世代のモノとはまったく異なる豪華版だった。
しかし、今にして思うと、あの学食のメニューってのはどうしてあんなにもマズかったかね~。
いくら値段を抑えて大量生産せざるを得ないといってもあまりにヒドかった。
ナニもあそこまでズイマにする必要はなかろうに。
構内は緑も豊富!
「躍進」と題された駿馬のオブジェが目を引く。
八王子の山を切り開いて造ったとだけあって、市街地から距離はあるが、たくさんのバスで常時送迎しているので安心。
「朝の調べ」という彫像が出迎えてくれる。
やっぱり「朝の調べ」となるとグリーグの「ペール・ギュント」か?エルガーの「朝の歌」か?
コレがまたスゴイ。
「Music Pavilion of Real Dreams」という名前のスタジオ群。
イギリスで「パヴィリオン」といったら、ブライトンにある「快楽の王子・ジョージ四世」の別宅を指しますからね。
このあたりに興味のある人はコチラ⇒【イギリス-ロック名所めぐり】 vol.23~BrightonでRock!
設備&防音完備のきれいなスタジオがズラリ!
このスタジオをお借りしてNATALのクリニックを開こうというワケ。
別のスタジオでは…お~、竜(りょう)さん!
高橋竜さんはコチラの学校で教鞭をお取りになられているのだ。
今日は来年の入校希望者のためのオープン・キャンパスで、アチコチで公開授業が開かれているのだ。
NATALのクリニックの会場はココ。
中央にペギちゃんの24"バスドラムのメイプルのキット。
両側にアッシュとバーチのキットを設置した。
はじまり、はじまり~!
冒頭はペギちゃんと私のオープニング・トーク。
ペギちゃんはトークがすごくウマいのよ~。
しゃべるポイントだけを記した簡単な台本は用意していたが、彼がグイグイしゃべって方向性を示してくれるので、ほとんど台本いらず!
まずは景気づけにバッキングトラックに合わせたペギちゃんの模範演奏。
24"のバスドラが大迫力!
バスドラの音に定評があるNATALのキット。
コレは素晴らしい!
いつもグッドモーニングアメリカの演奏で見聞きしてはいるものの、こうして単独でペギちゃんのドラミングを聴いていると、その良さが明確に伝わってくる。
もちろんキットのホレボレするような良質なサウンドはバンドの中でも際立っていることは言うまでもない。
またこのスネアがアホほど強力だ。
色が似ているのでキットとおそろいのスネアかと思われるかもしれないがさにあらず。
コレはペギちゃん大愛用の14"x5.5"のアルミ・スネア。
芯がシッカリしていて、花があって、そして破壊力抜群のNATALスネア・ドラムの傑作だ。
時と場所を選ばない相変わらずの大熱演で未来の生徒さん(=未来のNATALドラマーさん)たちの目はテンだ!
ペギちゃんの好リードでトークのコーナーも順調に進む。
私からNATALの説明をさせてもらったり、ペギちゃんがメイプル、バーチ、アッシュの音色の違いを実演で説明した後…
楽器の種類を問わずクリニックでは必ず出て来る「練習方法」についてコチラも実演を交えて詳しく説明。
実はペギちゃんは今時珍しく、学校でドラムを教わっていない。
よってラタマキューだのオダキューだのフラマキューだののには詳しくないかわりに、彼独自の練習法が紹介され、受講生の大きな関心を引き寄せた。
しかし、いつも思うんだけど、あのアメリカン・ルーディメンツっていうのはスゲェ不思議だよな~。
主にマーチングの人たち向けのモノなんだろうけど、本当にアレをマスターしなきゃイカンのかね~?
アレがどういう風に役立っているのかがものすごく「謎」なのだ。
私がドラマーだったらまずあんな地道な練習できんぜよ。
でも名前は十分おもしろい。
「フラム・パラディドル・ディドル」なんて「PPAP」みたいじゃん?
「♪I have a フラム・パラディドル、I have a パラディドル・ディドル、ンッ、フラム・パラディドル・ディドル」って感じ?
ちなみに「diddle」というのは「早く上下に動かす」という意味。
さらに頭文字を「r」に変えて「riddle」にすると、それは「なぞなぞ」という意味。
やっぱりルーディメンツは私にとって「謎」だ!
そして、ペギちゃんの呼びかけで受講者に皆さんにNATAL体験をしてもらった。
まったくの未経験で入学される生徒さんもいなくはないが、やはり経験者が多いということで、もう皆さんドシャメシャと思う存分試して頂いた。
最近は本当にスゴイ女性ドラマーが多いからね~。
ドンドンやっちゃってくださいよ、NATALで!彼はペギちゃんのリクエストでご登場頂いた。
ペギちゃんが頑強そうな彼の体躯にひとめ惚れし、そのドラミング・サウンドが「どうしても聴きたい!」と無理やりお願いしてドラムを叩いて頂いたのだ。
そうなんだよね、楽器はカラダなんだよね。
演奏する方も音を奏でる方も「体は音を表す」なんだ。
Marshallがデカいのも伊達や酔狂ではない。
見てごらん、デジタル・テクノロジーが普及して以降、「小型、小型」とみんな利便性を追求しすぎて、世間の楽器の音がドンドン軽薄になってる。
「大きいことはいいことだ!」が「真」であることが認められる時代に早く戻って来てもらいたいものだ…「大きいこともいいことだ」かな?
そして、よせばいいのに、私も調子に乗ってコーナーを頂戴して少ししゃべらせて頂いた。
「どうせMarshallのことだろうがよ!」って?
ちゃうちゃう!
ナニについてしゃべったのかというと、「みんな、もっと色んな音楽を聴こうよ!」ということ。
ココに詳しく書いちゃうとヨソでこの講義ができなくなっちゃうので割愛するが、ミュージシャンにも一般リスナーにも最近は聴かれている音楽があまりにも一点集中しすぎているので、世の中にはもっとたくさんのいい音楽があって、それを楽しまずして死んでいくのはあまりにもモッタイナイ!…ということをクラシックから民族音楽まで実際の音源をはさみ込みながらしゃべらせて頂いた。
こういうのは実にやりがいのある仕事なのだ。こういうお仕事お待ちしております。
ペギちゃんはいつも心からドラムをプレイすることを楽しんでいるように見えるね~!
最後に記念撮影。
先に記した通り、今回は来年度の入校希望者のみしか受講できない貴重なクリニックだったのだ。
ハイ、お疲れさまでした~!
グッドモーニングアメリカの詳しい情報はコチラ⇒Official Site
日本工学院の詳しい情報はコチラ⇒日本工学院公式ウェブサイト
1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト
(一部敬称略 2017年6月11日 日本工学院八王子専門学校にて撮影)