ライブ・レポート Feed

2017年9月28日 (木)

HEAVY METAL TRIANGLE <前編>~ARESZ & HELL DUMP

  

どうにも手が回らなくて2日も更新を休んでしまった。
習慣とは恐ろしい。
「生活のリズム」っていうのかな?
こういうことを通算10年近くやってきて、生活の中心がMarshall Blogになっちゃってるでしょ?
2日も休むと、もう何か月も記事を書いていないような錯覚に陥るんだよね。
もちろんコレっきりやっているワケではないんだけど、生活のリズムが崩れちゃうワケ。
でも、どうにもならなくて…。
毎日の更新を楽しみにして頂いていらっしゃる皆さんには大変失礼しました。
少しでも仕事の効率をよくしようと周囲の方々にご協力を仰いでいるところなのですが、これからもこんなことがあるかも知れません…ゴメンちゃい。
さて、お休みしたお詫びと言ってはナンですが…今日は大脱線から始めることにしますわ。
ハイハイ、おっしゃる通り。
「脱線だ!」なんてやってるから執筆が進まないってんでしょ?
でも、存外にコレをお楽しみにしている方が多いので遠慮なく脇道を進ませて頂く。
  
さて、まず今日のライブ・レポートはなんなのよ?…ということになると、今日はコレ。
『HEAVY METAL TRIANGLE』と銘打ったヘヴィメタル・バンドのトリプル・ヘッドライナー。
出演はCONCERTO MOON、ARESZ、HELL DUMPの個性派たち。
濃いよ~。

1_img_4388 トップ・バッターはARESZ。
しかしさ、我々って最初に何かをする人のことを極々自然に「トップバッター」って言うじゃない?
この表現は、かつては「野球が第一」であった日本人が作った和製英語だから海外では通じない。もちろん野球の試合の中では海外でもコレでOK。
では、英語でどういうか…。
ま、私は耳にしたことはないんだけど、「Trailblazer(トレイル・ブレーザー)」という言葉があるらしい。
「trail」は「道」、「blaze」は「目印をつける」という意味。
カッコよくね?
もうこれだけでバンド名みたいじゃん。
ちなみに日本でいう「ブレザー」っていう上着があるじゃない?
アレは「ブレーザー」と発音するのが正確なところ。
「blaze」には「炎」を意味する別の単語があって、ケンブリッジ大学のボート部のユニフォームであるそのブレザーがスクール・カラーの燃えるような赤い色をしていたところから「ブレーザー」と呼ばれるようになったらしい。
19世紀前半の話。
話は戻って「トップバッター」。
もうひとつ「First Mover」という言い方もあるらしい。
コレもカッコいい。
で、今日のトレイルブレーザーのバンド名でまずは思い切り脱線させて頂く。
つまり、ギリシャ神話の「軍神ARES」。

10 話はギリシャに飛びたいところだが、さにあらず。
「ナンダ、またかよ~!」のロンドン。
最近、行きたくてウズウズしているのだ。
ココはロンドンのウエスト・エンドの中心、ピカデリー・サーカス。
テレビでロンドンの話題になるとたいていこの景色が出て来るのでおなじみの方もたくさんあろう。
TDKにSANYOの大きな広告。
この写真を撮ったのはもう10年以上も前のこと。
まだ日本の企業が元気な頃だった。

10コレが最近の光景…といっても、この写真を撮ってからもう3年ぐらい経っているので様子はすでに変わってしまっているかもしれないが、TDKやSANYOのロゴ・サインはもうサッパリない。
韓国の企業のロゴに打って変わってしまった。
SANYOは1988年から2011年まで長期にわたって登板していたが、今では広告どころか会社モロとも消え失せてしまった。
世界でも一、二を争う人気の観光地&歓楽街だけあって、この広告を目にする人の数は年間で10億人にもなるそうだ。
過去にこのスペースに広告を掲げた日本の企業は、キャノン、パナソニック、富士フィルム等々。
Marshallもやればいいのにな…。カッコいいじゃん?
イヤイヤ、やめとけやめとけ!
値段を調べてみるに、このHYUNDAIのスペースで年間9億5千万円だって!

15で、そのピカデリー・サーカスのシンボルがコレ。
渋谷でいえば「ハチ公」?
ハチ公もいいけど、アレじゃ待ち合わせ場所に着いてから相手を探すのに苦労するので、最早待ち合わせ場所に適さないよね?
今なら「モヤイ像」かしらん?
ココは世界でも有名な待ち合わせ場所の名所だ。
観光客や実際に待ち合わせに利用する人たちで始終にぎわっているが、ハチ公前みたいなメチャクチャ感はまったくないし、朝9時ぐらいだと人っ子ひとり歩いていない。
日本に比べて人口半分、国土2/3のイギリスだけど、ナンでもユッタリしてるんだよな~。
その中でも待ち合わせの目印となるのがコレ。
アルフレッド・ギルバートという人が1892年から1年かけて建造した噴水。
元は近くの別の場所にあったが、1980年代に現在の場所に移設された。

20v上に乗っかっているのは「エロスの像(Eros Statue)」と呼ばれているが単に「エロス」とも。
ギリシア神話に出て来る「恋心と性愛をつかさどる神」。
なかなかですね~、日本人としては「エロス、エロス」とは呼びにくいもんですよ。
恐らく世界でもそんな変な誤解をしているのは日本人だけだと思うけど、コレは「キリスト教的慈愛を表す天使(The Angel of Christian Charity)」なのだね。
エロスの持つ黄金の矢で射られると激しい愛情に憑りつかれ、それが鉛の矢だと恋愛を嫌悪するようになる。
しかもですよ、ギルバートさんは、この天使ちゃんを「エロスくん」ではなくて、双子の弟である「アンテロスくん」を意識してモデルにして創作したのだそうだ。
双子だったらデザインは同じだと思うけどな。
今はこのことを知らなかったことにして、断然「コレはエロス!」ということで話を進める。

40vエロスくんが裸なものだから、建造時には「公共の場でマッパはヤバくね?」という意見もあったが、「ヘンテコりんなつまらん彫刻よりはゼンゼンよくね?」ということでセットされることになったそうだ。
そうして「エロス」はロンドン・タウンの象徴のひとつとして認識されるようになり、1827年に創業したタブロイド判のフリー・ペーパー、「イブニング・スタンダード(Evening Standrard)」は奥付にこの像のイラストを刷り込んでいる。

Escomment_0_2さて、みんな知ってるこのエロス。
お母さんは誰だか知ってる?
あ…ココで「サブ脱線」していいですか?
この下の写真、実はもう完全に日没後のかなり暗い中で撮ったの。
後でCGでここまで明るくしたのね。
つまり逆「アメリカの夜」というワケ。
『アメリカの夜』というトリュフォーの有名な映画があるが、撮影の技術が未熟だった昔は、夜のシーンを撮影するのが大変だった。
なので、昼間の明るいうちに撮ってしまって、フィルムをアンダーで現像して暗く仕上げて夜のシーンを強引に作り上げていた。
コレを業界用語(?)で「アメリカの夜」という…ハズ。
黒澤明の用心棒で三船敏郎が夜陰に乗じて丑寅の家から這い出して逃げるシーンがあるでしょう?
アレ、実は昼間の明るい中で撮影したそうだ。
ね、だからこの写真は「逆アメリカの夜」…イヤ、「ロンドンの夜」なのだ。
その後、撮影技術が発展し、キューブリックは『バリー・リンドン』でローソクの明かりだけで夜間の室内のシーンを撮影してみせて世間を驚かせた。公開当時ずいぶん話題になっていたのを覚えている。

30で、エロスのお母さんはこの人。
優しそうで感じのいい人だね。
名前は「アフロディーテ」。

1_2aphrodite Marshall Blogによく出て頂く岡垣さんのバンドはAphroditeでしょ?
今日はギリシャ神話でやっているので、ギリシャがらみでもうひとつ。
『炎のランナー』でアカデミー作曲賞を獲得したヴァンゲリスはギリシャ人でかつて「Aphrodite's Child」というバンドをやっていた。
この『666』ってLP2枚組のアルバムはプログレッシブ・ロックの名盤に数えられている。
実際、私も好きで昔はよく聴いた。

Ac666 そして、エロスのお父さんは誰か?
それはこの人。
剣を手にして、何かをにらんで…チトこわいね。
このお方が軍神アレス。
アルファベットでは「z」を付けずに「Ares」とだけ綴る。
おもしろいのは「エロス」、「アレス」、「アフロディーテ」…この3つはすべて日本に実在するバンドの名前なんだよね。
一家総出で音楽に取り組んで頂いているというワケ。
音楽の神様「ミューズ」もさぞかしよろこんでいることだろう。
あ、MUSEっていうバンドもいるね。
お後がよろしいようで…。
あ~、イッパイ脱線してスッキリした。
やっぱりマーブロやってないとダメだな、アタシャ。

1_2ares さて、新宿のアレスは~。
瑠海狐<るみこ>

20v那都己<なつき>

30v那都己くんはMarshall JCM2000 DSL100と1960A。

40v翔己<しょうい>

50v翔己くんはMarshall Jubilee Bass Series 3530と1960A。

60v雅己<まさみ>

70vサポート・ドラムの鉄兵。

80v1曲目は「蝕まれ」。
いつものようにドッカ~とアタマ回してくるかと思ったら以外にもジトっとヘヴィに攻めて来た。

90_2それはこの衣装のせい?
いつもは白やエンジの特攻服に身をくるむ瑠海狐さん。
今日は夏をテーマに据えてか、浴衣姿での登板だ。
それに合わせて浴衣姿の女性が客席にもチラホラ。
いいもんですな…皆さん、ARESZの出番が終わったら洋服に着替えてたけど。

100vハイ、来ました。
ドッカ~ンとARESZらしくカマしてくれたのは「蠢き」。

110v瑠海狐さんの声を十分に活かしたヘヴィ・チューン。
ARESZのラップとでも呼びたくなるような、ドスのきいた声の語りっぽい歌い回しがカッコいい。

140「新宿場所が始まったワケではありませんよ!」
わかってます、わかってます。
この後、そういう方々が出て来ますから。
「日本の心を歌わせて頂きます。人生、女は80歳から、男は110歳からスタート!」のキメ台詞をやっておいて3曲目は「咆哮」。
ポール・ギルバートを思い出すな~。自分のソロ・アルバムの邦題なもんだから、それを覚えて「ホーコー、ホーコー」ってよく言ってた。

130パートが「自由」の翔己くんは今日も自由に大暴れ。
タッピングを駆使して6弦ベースの機能を極限まで探求する。

120vそしてこの2人のリズム隊。
堅実にそしてパワフルにフロントの自由人たちをサポートする。

150鉄兵くん、ゴメンね~。
マイクのケーブルがどうしても邪魔で!

160続けてARESZスタンダードの「我が生き様誉れ」。

180ココでも翔己くんのソロが炸裂!

200vそれを那都己くんの華麗なシュレッディングが引き継ぐ。
ARESZサウンドの真骨頂だ。

190ARESZは大阪が地元。
こうして毎週のように東京に機材を積んで遠征しているのだが、昔は高速道路を使わずに通っていたという。
8年間、ひたすら国道1号線を走り続けた。
その後、高速道路使用に格上げかと思ったら…「246号線を発見した」だって!
チョットまた書くけど、最近のバンドさんはホントにスゴイと思うわ。
ヘタをすると東名高速を走っている車の半分ぐらいはバンドの機材車だったりして…。
昔はこんなに日本全国アチコチ回らなかったよ。
子供ばんどぐらいだったんじゃない?
レコードをリリースして全国的に名前が知られているバンドは別にしても、そうでない無名のバンドはどこか離れた場所に演奏をしに行ったとしても、そのバンドを知る人はまずいなかったんだからラチがあかない。
せいぜい自主制作で音源を作るにしてもカセット・テープだよ。
それを作ったとしても今度は宣伝する手段がなかった。
もちろん「インディーズ」なんて言葉すらなかった時代。
とにかくレコード・デビューしない限り全国規模で知名度を上げることはほぼ不可能だった。
それが今では「ENTER」を押すだけで自分たちの音楽が全世界へ運ばれていくんだから恐ろしい。
ナニが恐ろしいかはここにはもう書かないけど、ひとつ言えるのは、そうして音源を含むバンドの情報が簡単に拡散され、高速道路網が整備されてツアーが容易になった今、間違いなく儲けが増えたのは日本道路公団だな。
ARESAは例外だけど。
「コーダン」か…なつかしい言葉だな。

170v_mc「地獄に落ちろ~!!!」
コレも定番ナンバー、瑠海狐さんのタイトル絶叫で始まる「Going to Hell」。

210v今日は各バンドとも比較的持ち時間が長いイベントだが、それでももうARESZのステージも最終セクションに入る。

220「烈火昇竜」…

230v「DOPPO」…

250「Soldiers of Cause」と立て続けにおなじみのナンバーを演奏してフィニッシュ!
最近「闘争本能」をゼンゼン演らないナァ。

260vそしていつも通り、瑠海狐さんのご講話でクールダウンをしてステージを締めくくる。

28011月18日には単独公演を控えているARESZ。
ますますの活躍を期待している。
  

ARESZの詳しい情報はコチラ⇒official website of ARESZ

270続いてステージに姿を現したのはHELL DUMP。

290ボーカル/ギターのサタン鈴木。

300vギターはアメーバ伊澤。

310vアメーバもMarshall!

320ベースにパイソン大塚。

330vマグニチュード森田がドラム。

340v以上、筑波から来た4人の人造人間によるチームがHELL DUMP。
Marshall Blogには約1年ぶりの登場。

3501年見ない間にサタンの肩に立派なトゲトゲが!
軌道に乗ってきてんだな?
いいことだ!

360変化はそれだけじゃない。
この1年でパフォーマンスがものすごく進化している!

370v冒頭のテーマ・ソング「HELL DUMP」からして以前観た時とゼンゼン違う!
390またファンのノリようがスゴイのだ。

400v2曲目は人気曲「殺人力士」。

380「♪ハッケヨ~イ ドスコイ、ドスコイ、ドスコイ…」。
初めて観る人は「一体何が始まった?」のかとビックリしたのではなかろうか。

420しかし、カッコいい声だ、サタン。
人造人間にしておくのはモッタイない。
以前も書いたが、ミュージカルかなんかやるといいよ。
こんな声の日本人歌手って最近見ないもんね。

410途中で燃料補給。
もちろん手にしているのは油。
イッキに飲み干さなかったのが残念だ。
燃料タンクの空きが少なかったのかもしれない。

430v何せおもしろい!
前回より格段に仕上がりがよくなってる!

440各メンバーをフィーチュアしたお楽しみコーナーも充実。

450vネタばれしてしまうので、ココには内容は書かないが、パイソンのくだりもメッチャおもしろかったナァ。

460vそして、大フィーチュアされたのがアメーバ伊澤の独演会。
この人は人造人間の落研かなんかに入っていたのかしらん?
小噺を披露したのだが、実にウマい。
素人はあんなにうまく上下振れるもんじゃありませんよ。

470ココでもネタばれを避けるが、ひとつ。
あの「ねずみ」のネタはすぐにサゲがわかりました。
アレは有名な落語の小噺で、実際、時折マクラに使われたりするからね。
ねずみは落語と縁が深く、実際「ねずみ」という噺もあるし、「鼠穴」という人情噺なんかはもう感動の渦よ。

480v「ねずみ」といえば…こんなの知ってる?
これは長野県は埴科郡坂城町にある交差点。
昔から気になっていたんだけど、去年長野に行った時にとうとう写真を撮った。
コレ、この辺りはネズミがたくさんいて…というワケでは当然ない。
それだったらおもしろいのだが、由来は至極シリアスで、ココは上田と接していて、その上田から攻め込まれないようにこの場所で「寝ずに見張っていた」ということらしい。
つまり「寝ず見」で「ねずみ」。
最初見た時は驚いたわ。
ちなみに山形県酒田市に「こあら」という所があるらしい。
酒田はユーカリの木がたくさん生えているからね…ウソウソ!
コチラは「古荒」と書くのだそうだ。
ガックシ。

1_3nezumi 他にも地元つくばを歌った曲やらなにやら大盛り上がり!

490そして、最後はヒューマニズムあふれる一編、「パワーを信じて」。

500ソリッドでストレートなハードロックと気の利いたお笑いの連続。
いいね、HELL DUMPは!
そんなステージもMarshallがサポートしている。

500vHELL DUMPの詳しい情報はコチラ⇒WE ARE HELL DUMP!!

510<後編>につづく
 
(一部敬称略 2017年8月27日 新宿Wild Side Tokyoにて撮影)

2017年9月25日 (月)

17th 真夏のJazz葉山~杉本篤彦BAND featuring そうる透

  
あんなに「猛暑、猛暑」と脅かされていた夏も終わっちゃったね。

1_img_4218 夏がキライな私でもこんな景色がチョイと懐かしいというか、恋しいというか…。
夏があったんだか、なかったんだか…。

20今年も行って来たのは葉山。

30我が家の「夏の海」はいつもコレだけ。
プチ旅行気分で毎年楽しみにしている。

50その楽しみのひとつは…

60日本のヨットの発祥地、鐙摺港の朝市。
年々客足も増えてきているようで、今年も朝一番からとても賑やかだった。
出店の方も毎回内容を少しずつ変え、集客に努めているようだ。

70「プチ旅行」と言ってももちろんお仕事。
やって来たのは、海から少々山に入った葉山町福祉文化会館ホール。

80そう、今年も『真夏のJAZZ葉山』。
コレで4何回目。
Marshallを愛用するジャズ・ギタリスト、杉本篤彦さんの応援に来たよ~。

90ホワイエには昨秋亡くなられたバリトン・サックスの宮本大路さん愛用の楽器とポートレイトが飾られた。
宮本さんは、このフェスティバルに毎年出演し、この日の約1年前も同じ舞台に元気に演奏されていたのに…。

100さて、今年は2番手でステージに上がった杉本篤彦BAND featuring そうる透。

120杉本篤彦

130v成田祐一

140v平石カツミ

150vそうる透

160v杉本さんは当然Marshall!

170ヘッドはJVM210H。
スピーカー・キャビネットは1936。

180v

足元はコレだけ。
すなわち「アンプ直」。

190平石さんはEDEN。

200ヘッドはWTP600。
220キャビネットは4x10"のD410XST。

210v1曲目は「Night Hawk」。

230下は今回、ホワイエの物販会場で取り扱っていた杉本さんのCD、『Once in a Blue Moon』と『Magic』。
これらのアルバㇺはしばらく品切れで入手が不可能となっていたが、近ごろ新プレスが出来した。

110_2「Night Hawk」はその『Magic』のオープナーだ。
杉本さんによると「夜鷹」だって。

Magic司会の方が杉本さんの「ツー・フィンガー・ストローク」を紹介した。
他に類を見ない、ピックを使わずに2本の指でアルアイレ的に弦をはじく奏法だ。

250その独特の弾き方とMarshallのクリーン・サウンドが溶け合い何とも言えないあたたかくも鋭いトーンをはじき出す。
当然JVMのチャンネルはCLEAN/GREENにセット。
ヘッド・ルームが大きいため、歪むことを恐れず、杉本さんも遠慮なく弦をはじくことができる。
Marshallのクリーンっていいよね~。

240v2曲目は「Bedroom Eyes」。
都会センスあふれる16ビートナンバー。

290v毎年このイベントに出演している杉本さんのグループだが、少しずつメンバーが入れ替わっている。
透さんは前回に引き続いてのご登場。

270v平石さんも2連投。
杉本さんの最近作『Tomorrow Land』にも参加している側近ベーシスト。
ウッド・ベースもこなす平石さんは、さだまさしのサポートなども務めている。

280この曲でゴキゲンなソロを聴かせてくれた成田さんは初出演。
…というのは、Marshall Blogでも号外を出した通り、昨年このイスに座っていた星牧人さんが今年2月に急逝してしまったのだ。
今回のイベントはモヒカーノ関さん、宮本大路さんの追悼の機会となったが、杉本さんグループにとっては星さんの追悼ステージにもなった。

260v杉本さんが「お客さん参加型の曲を演ります」と紹介した次の曲も『Magic』から。
その名もズバリ、「Rhythm from Hayama」。

300平石さんのベース…

320成田さんのピアノとソロを回し…

310お客さんとのコール&レスポンス・コーナー。

325「イキますよ~!」

330v杉本さんの「♪エ~イエイ」のコールにお客さんが応える。

350お客さんのとても元気のよいレスポンスにメンバーもノリノリ!
杉本グループのジャズは楽しい。

340ガラリと雰囲気が変わってア・カペラでソロを弾き始める杉本さん。

360曲はProcol Harumの「A Whiter Shade of Pale」。

370v全国津々浦々でソロ・ギターのライブを演っている杉本さんのこと、こうしたスタイルのパフォーマンスは得意中の得意なのだ。

380早くも最後の曲。
タイトルは「Route 134~海辺で一発~」。
「134号線」は横須賀から大磯までを通る国道。
この曲も『Magic』に収録されている。
国道はわかるが、「海辺で一発」はナニが「一発」なのかはわからない。

390この曲でも全員でソロを回して盛り上がった。

395v透さんのドラム・ソロ、キレッキレだった!

400v時々ココで触れる通り、私が初めて透さんを拝見したのは、今から38年前ぐらいかな?
池袋のパルコの屋上の東京おとぼけキャッツだった。
それからグッと時代は下り、2001年に初めてお仕事を一緒にさせて頂いてから現在に至っているが、透さんって、どんどんプレイがシャープになっているようだ。410平石さんもスケールの大きなソロで応酬!

420vま、この曲、杉本さんの「Sunny」なのね…わかりやすく言うと。
そんな題材だからして、みなさんのソロもギンギンに冴えまくった。

430vギターとドラムのバトル。
杉本さんが「Aトレ」のメロディを弾いて攻める透さんが当意即妙に叩き返してくる!
ふたりの激演に客席からは大きな歓声が上がった。

440…と、演奏曲目は5曲と少なかったが、濃密な演奏で聴きどころ、見どころ満点なステーjだった。
来年も楽しみにしています、朝市!
ウソウソ、『真夏のJAZZ葉山』です!

450v杉本篤彦の詳しい情報はコチラ⇒杉本篤彦オフィシャルブログ

460<オマケ>
Miyamoto Dairo Tribute Bandに参加したアルト・サックス奏者の近藤和彦さんと楽屋で1枚。
近藤さんは当代きっての人気ジャズ・サックス・プレイヤーだでね。
でもミーハー気分で和彦(’急に呼び方が変わったことに注目)にツーショットをお願いしたワケではないのだ。
実は、彼は大学のビッグ・バンドで一緒だったのだ。つまり一緒に演奏していたということ!
早い話が大学のクラブの後輩なの。
それが片やトップ・ジャズ・サキソフォニストだよ。
やっぱり大学の時からバリバリだったからナァ。
アタシャ、Marshallでがんばるぞ!

470(一部敬称略 2016年8月6日 葉山町福祉文化会館ホールにて撮影)

2017年9月22日 (金)

『凌ぎ合う』 vol.9 <後編>~ グッドモーニングアメリカ

    

『凌ぎ合う vol.9』のトリは当然ホストのグッドモーニングアメリカ。

10金廣信吾

20vたなしん

30v渡辺幸一

40v幸一ちゃんはMarshall。

50vきょうもJVM210H!

60ペギ

60vペギちゃんはNATAL。

70vメイプルのキット。
バスドラムは24"。
タムは10"、12"と16"フロア。
フィニッシュは美しシルバー・スパークル。

80v幸一ちゃんの奏でるイントロのメロディでさっそく客席は大炎上!

210v今日のオープニングは「キャッチアンドリリース」だ!

90v_cr今日もオープニングは「カーディガン」のペギちゃん。

100矢継ぎ早に演奏したのは昨年12月にリリースしたアルバムのタイトル・チューン「鉛空のスターゲイザー」。

110_nsg「♪鉛空のスターゲイザー」の譜割りが実に耳に残る。
私なんかはこういう部分にものすごく世代の違いを、また若い人たちのクリエイティビティを感じる。
昔の日本のロックには絶対になかった歌詞とメロディのコンビネーションだからだ。
ちなみに!
「見る」という英単語って、「look」、「see」、「watch」、「stare」、「glance」、「glimpse」、そしてこの曲のタイトルにも使われている「gaze」等々色々あるでしょ?
当然、それぞれのシチュエーションで使い分けなければならないワケなんだけど、「gaze」は特別な言葉で、星を見る時には「see」や「look」ではなく必ずこの「gaze」を使うことをMarshallの友達から教わった。
何年も前、あるパーティの途中に新鮮な空気が吸いたくなって外に出て夜空を見上げた。
鉛空ではなく、それはそれは美しい星空だった。
イギリスは少し郊外へ出ると何でもかんでも美しい。
そこへその友人が来て「ナニをしているんだい?」訊いてくるので、「東京では見ることができない美しい星空を見ていたんだ」ぐらいのことを伝えた。
確か「see」を使ったと思う。
するとその友人が「シゲ、星を見る時にはgazeを使うんだ」と教えてくれた。
こういうのって絶対一発で覚えちゃうんだよね。
もうチョット。
コレを読んでいる若い人たちは全く知らないだろうけど、イギリスを代表するロック・バンドのひとつにThe Kinks(ザ・キンクス)というグループがある。
彼らのヒット曲に「ウォータールー・サンセット」という曲がある。
「ウォータールー」というのはロンドンの中心地の地名で、「ウォータールーのサンセットを見ている限り、ボクはパラダイス」というロンドンの美しい風景を歌っている。
その歌詞に「gaze」が使われているんだな~。
「♪As long as I gaze on Waterloo sunset, I'm in paradise」って。
もちろんウォータールーは星ではない。
調べてみてわかったのだが、感動して何かをジッと見るのが「gaze」の元の意味なのだそうだ。
実は何も英語の勉強で「gaze」を引き合いに出したワケではありませんでね。
この「ウォータールー・サンセット」は権威あるローリング・ストーン誌の「オールタイム・グレイテスト・ソング500」の42位に選出されているのね。
そんな世界の、そして永遠の名曲を若い人に紹介したかったの。

120熱っぽい曲なので体温の調節でもしているのだろうか?

130v幸一ちゃんもペギちゃんも舌を伸ばしての大熱演!

150vまだ曲は続く。
2011年の『ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ』のクローザー「その手伸ばして」。

140v_st「ライダー」、「ドラえもん」、「のび太」、「ショッカー」、「ジャイアン」…こういう固有名詞を歌詞の中に登場させる作曲手法ってとてもいいと思う。
ポール・マッカートニーとか10ccみたいじゃん?
しかも、オジさんは初代仮面ライダーの世代だ。
「仮面ライダー」の第1回目の怪人は「クモ男」。
「2号」を経て「V3」の途中ぐらいまで夢中になったかな?
「本郷猛」と「一文字隼人」の名前は一生忘れない名前だ。会ったことないけど。

165「グッドモーニングアメリカです!帰って来たぞ~、東京!
爆弾ジョニーとは『めざましライブ』以来3年ぶりの対バンです。
PANもスゴかったね~!
楽しい曲ばかり演るので楽しんで帰ってください!」と幸一ちゃんがごあいさつ

190vいよいよカーディガンを脱いだペギちゃん。

180v幸一ちゃんのMC通り人気の曲が続く。
次は「アブラカタブラ」。

200v_tたなちゃんもサングラスをハズした。
楽しそうに演奏してるナァ。

230vこのセカンド・セクションでは4曲を立て続けにプレイ。240『未来へのスパイラル』から「タイムスリップしたみたいに」。
コレはドラムのアレンジがスゴイな~。
ペギちゃんの本領発揮だ!
NATALの歯切れの良いサウンドがペギちゃんのプレイにベストマッチ!

220v_b『鉛空のスターゲイザー』から「Beep! Beep!」。

250v_itさらに「in トーキョーシティ」。

260v_hn金ちゃんのMC。
「4月から3ヶ月休んだんだけど、とても長かった。以前にも休止したことがあったんだけど、この3ヶ月の休止は前とは重みがゼンゼン違いました。
不安だった…。
年下のバンドがドンドン出て来て…焦って。」
アーティスト、ミュージシャン…真剣に取り組んでいる人にはこんな過酷な商売はないと思う。
「でも、またココに立つことができてよかったです。
歩みを止めず、これからも進んできます!
大事な曲を演ります。聴いてください」

2_img_0439…と「花」を熱唱。
ヨカッタね~、ホントに!

265v場面はガラっと変わって「イチ、ニッ、サンでジャンプ」。
この曲のMVはうれしかったナ~。
日本のバンドのMVにNATALが登場した最初の瞬間だったから。
見た途端ペギちゃんにサンキュー・メールを打ったよ!

270_123そして、『凌ぎ合う vol.9』の本編を締めくくったのは「未来へのスパイラル」。
客席は当然大騒ぎ!

160_ac先日、MURO FESでのクドも復帰第1弾のもようをレポートした。
この『凌ぎ合う』の前日にもステージに上がったグドモ。
そして、これが復帰後3回目のライブ。
このパフォーマンスを観て、誰が3ヶ月もステージから遠ざかっていたことを想像するだろうか?
「完全復帰」を成し遂げた4人なのだ!

280v

290v

300

310vそして、アンコール。
11月11日の「八王子天狗祭」へのお誘いがあって…

320「コピペ」。

330客席爆発。
もうこうなると近寄れません。
こちとら年寄りだで、写真撮っててケガしたくないからね~。

335v「本当はコレで終了する予定でしたが、もう1曲演ります!」とアナウンスされ、たなちゃんの「ファイヤー!」を経て「また会えるよね」をプレイした。

1_img_0423

340

350v

360グドモの帰りを待っていたファンとメンバーたちの交流が目に見えるようで、とても楽しいステージだった!
 
グッドモーニングアメリカの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAl WEBSITE

380さて、こうして無事に活動を再開させたグッドモーニングアメリカ。
さっそく忙しい。
10月4日にはニューアルバム『502号室のシリウス』をリリースする。

Cdg そして、金ちゃんがMCで触れていた通り、その翌月の11月11日には地元八王子でグドモ主催のイベント『八王子天狗祭 ~2017~』が開催される。
コレも楽しみだね。
  
『八王子天狗祭 ~2017~』の詳しい情報はコチラ⇒特設公式ウェブサイト

396fl

<<<NATAL NEWS>>>
NATALのドラム・キットが叩けるスタジオ、高田馬場のバズーカスタジオに新しい仲間が増えました。
それは14" x 6.5"のスチール・スネア・ドラム。
コレね。
見た瞬間、「オオ~!」っと声を出したくなるようなたたずまい。
実にゴージャスじゃあ~りませんか!
普通のスチールとは異なりチョット黒味がかっている。

1_3img_4207パーツはすべて「ブラッシュト・ニッケル(Brushed Nickel)」という仕様。
新型のスネア・スロー(Snare Throw)の感触も実にいい感じ。

1_2img_4208カ~!
居合わせたドラマーにチョット叩いてもらったんだけど、何たる音ヌケ!そして深い!
こりゃアンサンブルの中でもクッキリ音像が浮かび上がってくるのは間違いないな。
自分がドラマーだったら欲しいわ~。
  

1_2img_4212

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★上記のスネア・ドラムだけでなく、NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。
ドラマーの皆さん「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。

  
(一部敬称略 2017年8月2日 渋谷TSUTAYA O-WEST)

2017年9月21日 (木)

『凌ぎ合う』 vol.9 <前編>~爆弾ジョニー&PAN

  
グッドモーニングアメリカが対バンを招いてステージで凌ぎを削り合うシリーズ企画、その名もズバリ『凌ぎ合う』。
その9回目が東京で開催された。
出演は3バンド。
今日紹介するのはそのうちの2つ。
いずれもMarshall Blog初登場のチームだ。
当日、まず最初にステージに登場したのは爆弾ジョニー。

10ボーカルズ/ギターのりょーめー。

20vギターのキョウスケ。

30vキョウスケくんはMarshall。

40vJCM900 4100と、ロゴは取れてしまっているがキャビネットは1960A。
このMarshallはかつてTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの故アベフトシ氏が愛用していたものだそうだ。
受け継がれる名器…こういう話はすごくうれしいね!

45vキーボーズのロマンチック☆安田。

50vベースの小堀くん。

60vドラムは太郎ちゃん。

70vりょーめーくんが中心となって2010年に結成された北海道出身のバンド。
バンドの目標は『世界平和』。
何やら本当にキナ臭くなってきた今の世の中、この目標は至極正しい。
ナゼなら…これは山下達郎さんがステージの上から実際におっしゃっていたことだが…平和でなければ音楽なんかできやしないからである。

80vま~、とにかく元気がよくてすこぶるカッコいい。
「ロックはやっぱり若い人のモノだよな~」と日ごろから思ってはいるのだが、まさにソレ。
サウンドの骨の部分になかなかトラディショナルなモノがあって、私のような頑固ジジイでも素直にカッコいい!と思った。
随所にちりばめられたギター・ソロもロックの文法に正しく沿ったもので、聴いていて大変心地よかった。

90ギターを降ろしたりょうめいくんの「暴れるぞ~!」のかけ声に応えて…

100v2曲目はみんなでタオルを振り回して大騒ぎ。

110サングラスを装着したロマンチック☆安田くんがマイクを握る。
「アレやるか?爆弾ジョニーはじめて観る人?」
は~い、私。
「ホホイしようぜ、ホホホのホイ!」からたなちゃんの「ファイヤー!」へ。
そう、こうして各メンバーの領分がハッキリ分かれて際立っていることがいいバンドの条件だよね。
写真を撮っているので「ホホホのホイ」はできなかったが、楽しさ満点!

120その通り…私も初めて観るもんで曲もナニもわからないんだけど、どの曲もすごくよろしいな~。
真剣にやっているんだか、適当にやっているんだかよくわからないが、すごい音楽的なエネルギーを感じたね。
なんて思っていたら、彼らは『世界平和の第一歩はみんながふざけること』という理念を提唱しているとか。
それなら世界平和の第一歩は間違いない。

130マスコットキャラのクマも登場…といってもお面を付けているだけ。

140ま~、とにかく派手なのはキョウスケくんのアクションよ!

150足の長いこと、長いこと!
最近の若い子は外人みたいにヒザから下が長くてカッコいいんだよね~。
オジさんの時代は、そんな子はクラスに一人もいなかったんだぜ。

160v飛んだり、ハネたり…やっぱりロックはこうあるべきだ。
終演後、キョウスケくんに「ピート・タウンゼンドみたいでカッコよかったよ!」と思わず告げさせてもらいました。

170v暴れまくるフロント陣をガッチリとバックアップするリズム隊も魅力的。

190v

200v特に印象に残ったのは「♪なにもないじゃないか」と歌う曲。
聴いた瞬間、ガーシュウインが作った黒人だけが登場する有名なオペラ、『ポーギーとベス』を思い出した。
そのなかに「I Got Plenty O' Nuttin'」という曲がある。
コレは奴隷制度時代の黒人の英語なのでおかしな表記になっているが、普通の英語で書くと「I've got plenty of nothing」…直訳すると「ボクには何もないがたくさんある」。
つまり「なにもないじゃないか」ということ。
今時、「ありがとう」やら「がんばれ」ばっかりの若い人のロックのなかにあって「なにもないじゃないか」。
相当気骨のあるバンドと観た。
とてつもなく「いいものがあるじゃないか」!

180聞けば爆弾ジョニーもしばらく活動を休止していたとか。
「立て板に水」のような演奏にそんなことは一切感じなかったナァ。

210v7月にリリースした活動再開後初のCD、『BAKUDANIUS』も大好評のようだ。

Bj 来る12月4日にはZepp Tokyoでワンマン・コンサートを開催する。
観たい~!

  
爆弾ジョニーの詳しい情報はコチラ⇒爆弾ジョニーOfficial Website

220続いての登場は、大阪からPAN!

240ボーカルズの川さん。

250vギターはゴッチ。
「ゴッチ」っていう感じするナァ~。

260vゴッチくんもMarshall。

270ヘッドはJCM2000 TSL100。
スピーカー・キャビネットは1960A。

280vベースにダイスケ。

285vそして、ドラムはよこしん。

286v1995年の結成というから、活動20年を超える大べテランだ。

290今年4月12日の「パンの日」に3年ぶり、7枚目となるフルアルバム『PANJOY!!!』を発表した。
いいジャケットだ。
ジャケットにMarshallが写っているだけで猛烈にロック・フィーリングが高まるというものだ。
しかし、散らかってるナァ。
でも、こうしておけば都度モノを取り出す必要がないので便利だ。
使った後はしまわなくていいし。
ところで、私は「米派」なので知らなかったのだが、4月12日って「パンの日」なのね…「412」で「パ・ン」ということね。
チガウ、チガウ!
調べてみると、日本ではじめて本格的にパン製造に取り組んだのは、伊豆韮山の代官であり、軍学者でもあった江川太郎左衛門という人。
長崎のオランダ屋敷の料理方を伊豆韮山の自分の家に呼び寄せてパン焼き窯を作り、1842年の4月12日に日本で最初のパンが焼き上げられたそうな。
だから4月12日が「パンの日」。
ウ~ン、日本で最初のパンというと、横浜元町のウチキパンかと思っていたら、ウチキパンは日本で最初の食パンを作ったようだ。

Pj「♪O-WESTにアイツが帰って来た!ライブハウスで凌ぎ合う、凌ぎ合う、凌ぎ合う、凌ぎ合うために金廣真悟が帰ってきた!
いけるか~?やれるか~?
金廣真悟復活でお祭り騒ぎだ~!」
川さんの熱湯をまき散らすようなパフォーマンスを中心にしたPANのステージは「お祭り」というより、もはや台風!300vそのエネルギッシュな川さんを支える3人のガッツあふれるアンサンブルが素晴らしい。

310v

420v

320v「大阪からO-WESTに来ました大阪のPANです!」
川さんが手にしているのは食パン。
コレをお客さんに配給する。
ありがたい話だ!

330そして、2階席のお客さんにも!
狙いを定めて2階のミホちゃんに向かって投げる。
宙に浮かんでいる茶色っぽいものは川さんが放り投げた食パンね。
見事キャッチ!
あ~、ドキドキした~。

340PANとJA全農たまごのコラボレーションで『PANJOY!!!』にも収録されている「たまごのうた」。
色んなことやってんな~。
カワイイ歌だ。

350v次も『PANJOY』のリード・チューンのひとつで「ギョウザ食べチャイナ」。

360こっちは案の定「餃子の王将」とのコラボだそうだ。
指定レコード店での購買特典として、初回の『PANJOY!!!』には王将の餃子の無料券が付いていたそうだ。
他にも「spinns」というファッション・ブランドと「SPANNS」なるコラボレーションも展開している。370v「♪ギョウザ 食べチャイナ ギョウザ 間違いない ギョウザ 裏切らない」
同感、同感!
私は、餃子はこの世で一番ビールにマッチする食べ物だと思っている。
それも、日本流の餃子が圧倒的に好き。
アレ、本場って黒酢みたいなので食べるでしょう?アレがチョット…。
そもそもッ餃子の故郷の中国は水餃子が主流と聞くし。
いつかフランクフルトの中国人が経営している中華料理屋にひとりで入ってビールと焼餃子を頼んだら、中国人の店員が「ムリ、ムリ」みたいなことをしきりに言うんだよね。
「ナニを言ってるんだろう?」と不思議に思ったけど、お腹が猛烈に空いていたので、チョット値が張るのは気になったが「いいから持ってきて!」とオーダーした。
出て来た餃子を見てビックリした。
かなり大き目の皿に厚手の皮に包まったドデカくて丸い餃子っぽいものが、どうだろう、20個近くはあったかな?
それを目にした瞬間、「ウワ!こんなもん食えるワケないじゃん!」と思ったけど、ペロっと食べちゃった。
「餃子は日本に限る」と思っていたけど、川さん、やっぱり餃子は裏切らなかったよ!
せっかくなのでもうチョット餃子。
そんなおいしい餃子だけど、お店によってゼンゼン違うじゃない?おいしいヤツもあれば、「ナメとんのか?」みたいなヤツまで。
でもね、ナンダカンダ言って一番おいしいのは、家でアンを作って、皮にくるんで、ホットプレートで焼いて家族で食べる餃子。
チョットさらに脱線しますが、気になっていたので書かせて!
あの、グッさんが出ているCook Doの「回鍋肉」のCMがあったでしょ?
「回鍋肉」がテーブルに出されると、グッさんの家族がすさまじい勢いで食べ始める。
その光景を見て驚きながら、食卓を共にしたグッさんのお嬢ちゃんの友達が尋ねる?
「アンタっちっていつも…?」
するとお嬢ちゃんが「なくなるよ!」
コレ、ナニがなくなるのかずっとナゾに思っていた。
人気の「回鍋肉」はいつも完食するよ…という意味では全くおもしろくないでしょ?
それで、ある日ハタと気が付いた。
お嬢ちゃんが「なくなる」と言っているのは「回鍋肉」ではなくて、「理性」なのだな…と。
つまり、あんまり「回鍋肉」がおいしいので、家族全員が「理性」を失ってガッつく、ということなのではないか。
イヤ、ナニが言いたいかというと、そうして自家製の餃子を目の前のホットプレートで焼いて食べると、あまりにもおいしいので、ウチも家族全員、理性を失って餃子を食べ狂うということ。
ナゼそんなにおいしいのかと秘密をバラすと、前にも書いたような気もするが、大量の都内のラーメン屋に麺を卸している有名な製麺屋が家の近くにあってね、そこで出来立ての餃子の皮を買って来れるからなのです。
餃子の皮も新鮮な方が格段においしんですよ。もちろんプロ仕様なので保存料などは一切入っていないしね。
もう、タマらんよ!
やっぱり餃子は間違いない!

380v川さん、客席にダイブ!…見えないけど。

390もうとにかくお客さんを楽しませること以外は何も考えていないかのような壮絶なパフォーマンス!
関西弁がそう感じさせるのかどうかはわからないが、こういう雰囲気のバンドって東京には昔からあんまりいないんだよね。
私的には「関西ならではの!」を存分に楽しませて頂いた。

400vそして、やっぱり「ロックはパワーだな~」ということを示してくれた極上のロック・エンターテインメントだった。
楽しかった~!

410vさて、PANも12月8日に『PANマンでレッツPANJOY!!!アンコールツアーファイナル ~一本締め!お手を拝借、ぃよ~おっ!!~』と題したワンマン・コンサートを開催する。
場所はココ渋谷TSUTAYA O-WEST。
コレも観たいな~!

430PANの詳しい情報はコチラ⇒PAN official web site

450<後編>につづく

(一部敬称略 2017年8月2日 渋谷TSUTAYA O-WEST)

2017年9月20日 (水)

GET YOUR SHOW-YA 2017 <後編>

  

『GET YOUR SHOW-YA 2017』…今日は<後編>をGETだッ!
さて、寺田さん、五十嵐さん、中村さんの3人による「The Rose」から続いてのシットリ・コーナーは「何故」。
例え曲調は静かでも恵子さんがジックリと歌い込むとすごい迫力だ。
音楽の迫力や説得力はテンポじゃないからね。
ロバート・ワイアットの「Sea Song」のように静謐な曲でも、火傷しそうな熱さを秘めた曲があるものだ。

  
チョット話は戻るけど、さっきの「The Rose」を歌ったベット・ミドラーね。
ジャニスをモデルにした『ローズ』で日本では知られているけど、アメリカでは「超」が何十個も付く大歌手&大俳優なのね。
ベット・ミドラー、アレサ・フランクリン、バーブラ・ストライザンドあたりは日本ではそう人の口に上らないが、アメリカではひばり、チエミ、いづみ以上の破壊力があるだろう。
特にバーブラの顔はアメリカ人が大好きなデザインだという話を聞いたことがある。
男ではロバート・レッドフォードなんだって。金髪でエラ張りが必須らしい。
だから『追憶』なんて映画は夢のような1本だったのではないかしらん?
そもそも主題歌の「The Way We Were」がヨカッタもんね。コレも力強いバラードだ。
作曲はマーヴィン・ハムリッシュだから当然といえば当然。
羽生善治は残念ながら「竜王」が獲れなかったが、ハムリッシュは、エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞、ゴールデングローブ賞、ピューリッツァー賞のすべてを受賞した大作曲家。
この偉業を成し遂げた人は地球上にもう一人しかいない。
それはリチャード・ロジャースだ。
リチャード・ロジャースまで話を広げると帰ってこれなくなるのでココで止めておく。
私は「マーヴィン・ハムリッシュ」の名前を小学生の時に『スティング』で知った。
1930年代のシカゴを舞台にした『スティング』に使われている音楽はすべてラグタイム・ミュージックで、子供ながらに「マーヴィン・ハムリッシュっていう人はなんてステキな音楽を作るんだろう!」と感動してサントラのミュージック・テープを買って毎日聴いていた。
そのステキな音楽の作者はスコット・ジョプリンという黒人のピアニストで、ハムリッシュは編曲を担当した…ということを後で知って少しガッカリした。
後年スコット・ジョプリンのアルバムを買ったことは言うまでもない。
私のココまでの人生、45年分近くは、こういうことの連続でできている。
さてベット・ミドラー。
私は『ローズ』よりも前のアルバム、すなわちデビュー作にして出世作の1972年の『The Divine Miss M』やらジャケットがメッチャかっこいい『Bette Midler』、3作目の『Song for the New Depression』、ひとつ飛んで『Broken Blosson』あたりをホントに時々聴くんだけど、ま~、スゴイよね。
ナニがスゴイって、バックのミュージシャンが。
もうコレは何と言うかロック、ソウル、ジャズまでの、まだアメリカの音楽がヨカッタ時代のすごいミュージシャンが集まってできた「超豪華お買い得パッケージ」みたいなものなんだな。
アメリカの音楽界を挙げて作っていた感じ?と言ったら大ゲサか。
いかにベット・ミドラーの人気がスゴイか…ということね。
タマにはSHOW-YAさんで脱線してみました。
10v続いてはsun-goさんのア・カペラのギター・ソロ。

30vガリガリ弾くソロではなくて、青い照明に包まれたsun-goさんフレーズがたおやかに流れ出していく。

40それを受けてキャプテンのキーボーズのソロ。
一応また書いておくけど、正しい英語は「Keyboards」。
つまり、日本人が「キーボード」と呼んでいる楽器は常に複数形で使われる。
「Vocal」も同様。
必ず複数形で「ボーカルズ」と呼ぶのが正しい英語。
「vocals」は「guitar」とか「bass」のように「歌」を表すパートの名前。
「vocal」でも間違えではないが、私が洋楽のレコードやCDを何枚も引っ張り出して調べてみた限りでは、99%表記は「vocals」と複数形になっていた。
例外だったのはQuincy Jonesの『Walking in Space』。
フランク・ザッパのライブ音源のメンバー紹介でも「Guitar and vocals」とか「Keyboards and vocals」と必ず複数形にしている。
だから「キーボーズ」と書いたのは間違いではありません。

50v例によってシンフォニックかつ荘厳な音世界。
そして華麗なフレーズの連続!
70vしかし、Marshallの壁じゃないけど、やっぱりキーボーズもこういうルックスこそカッコいいよね~。
キース・エマーソンやリック・ウェイクマンとまではいかずとも、鍵盤がいくつもスタンドに乗っていて、レスリーがグイングイン回って…やっぱりコレですよ。
ロックは「重厚長大」な方がいい。
誰がロックを「軽薄短小」にしてしまったんだ?知ってるけど。
昨日書かなかったけど、記事の冒頭で紹介したSHOW-YAの新作『AURORA』が「ロックの重厚長大回帰」のキッカケになればいいと思っているのだ。

60_2キマったゼイ!

80続いてミッタン!

90_2コレは、絶対に自分自身も折れた小指を忘れてるな…というほどいつもと変わらぬ力強いプレイ。

100v_2イヤ、いつもよりパワフルだったかも知れない!

110最後はいつも通りドラの一発で締めくくった。

120メンバー全員がステージに戻り「Come on」。
140ドラム・ライザーに上がりミッタンに寄り沿うようにして歌う恵子さん。
150_2爆音麗しいsun-goさんのギターソロ!
160_2メンバーを紹介して「We are SHOW-YA!」とキメ込むシーンはいつ見てもカッコいい!

130_co「バカのひとつ覚えみたいに『戦うぞ、戦うぞ!』って言ってるけど、SHOW-YAはこれからもずっと戦い抜いて、生き抜いていこうと思っています。みんな着いてこいよ~!」
ウン、軟弱なロックとガンガン戦ってください。
ということで早速「BATTLE EXPRESS」。

170_beこの曲ではまず、恵子さんとさとさんの独特のアクションがあるよね。

190このフォーメーションは何と呼んでいるのかしら?
「抜き足差し足」?「接近」?200そして、ミッタンのソロのキメがあって…

2_s41a0390キャプテンと…

180vsun-goさんのスリリングなバトル!
ん~、ハイライトだよね~!

210vもう本編は最終コーナー。
客席はスッカリ出来上がっちゃってる!

220_2続いても勝負の歌、「ギャンブリング」。

230この曲はサビのメロディがとても印象的だ。

240本編の最後に向けて大熱唱の恵子さん!

250v_2ひとこと恵子さんから「今日は本当にありがとう!」とあって…

260v_mc最後に5人の大熱演で「FAIRY」~!

270v

280

290v

300v_2

310v_2やっぱいいね、「FAIRY」は。

320_2見どころ、聴きどころたくさんの名曲だ。

330_2この熱気が、この興奮が伝わるだろうか?

340_2そして、〆のサオ回し。

350_2今日もバッチリきまって…

360フィニッシュ!
ああ~、もっと聴きたい…ぐらいがちょうどいい。
もうこのSHOW-YAのランニング・タイムは絶妙だよ。
ゲップが出るほど見せちゃイカンって!

380アンコール。
アコギを手にして「♪Happy birthday to me」と歌う恵子さん。
そこへさとさんがケーキを持って登場。
もうね、お誕生日のサプライズなんてあり得ないでしょう。
昔はステージにケーキを持ちこんで「フ~」なんてことはやらなかったのでサプライズが成立したけど、今はもう一般的な行事になってしまっていてビックリポンなんてあり得ない。
だからコレでいいのだ。
390_2お客さんをバックに記念撮影。
撮っているのは私。

395こんな感じ。
アナタは写っているかな~?
恵子さん、お誕生日おめでとう!
また一歩、赤ちゃんに近づきました!
400_2小指のケガを恐縮するミッタンに「ミッタンがダメならメンバーで何とかするから!」と、急遽sun-goさんとフォークのチームを結成したという恵子さん。
結果、ミッタンはこうして無事ステージに上がって、元気なドラミングを聴かせてくれたが、せっかく結成したフォーク・チームなので、この日だけ特別のその演奏を披露してくれた。
男性のキーで、歌うはsun-goさん。曲は「愛をとりもどせ」。
そういえば前半で恵子さん、「今日は趣向を凝らす」って言ってたっけな~。
もちろん大ウケ。
430_2「サワリだけ新しいアルバムから演っていいですか?今日はフォーク・デュオなのでバラードを演りたいと思います」…と、『AURORA』から「ON MY CROSSROAD」を披露。

420_2『AURORA』にはボーナス・トラックとして前半で演奏した「NO REGRETS」が一番最後に収録されているが、「ON MY CROSSROAD」は実質的にはアルバムのクローザー。
恵子さんが切々と歌い上げるバラードで、sun-goさんが奏でるボトルネック・ギターがまた泣かせるんだ~。
『AURORA』は9月27日発売!

Au さぁて、最後!

440_2もちろん「限界LOVERS」で締めくくる!

450v_2

460v_2

470v

480_2

490v_2今日も熱演に次ぐ熱演の最高のSHOW-YA SHOWでした!

500SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YAオフィシャルサイト

510次回は11月の『AURORA』リリース・ツアーね!
ああ、楽しみだ~!

520_2発売まであと1週間。
さぁ、今日もまた皆さんよりひと足お先に『AURORA』聴くとするか~!
ヒヒヒ!
530cd(一部敬称略 2017年7月30日 CLUB CITTA川崎にて撮影)

2017年9月19日 (火)

GET YOUR SHOW-YA 2017 <前編>

  
「ん~、コレは文句なく素晴らしい」
…と唸ってしまったのはSHOW-YAの最新作『AURORA(アウロラ)』。
2年ぶりとなる9月27日リリースのSHOW-YAの11枚目のオリジナル・アルバムだ。
発売までもうしばらくだけど、職権を濫用してひと足…イヤひと耳っていうのかな?言わないか…先に聴かせて頂いた。
キヒヒ…。
とにかくいいんですわ。
頂いた資料の宣伝惹句の一部を引用させて頂くと…
  
「70’s洋楽と80’s J-ROCKへのオマージュ的アプローチも含めたゴリゴリHard Rockアルバム。
時代の流れもおかまいなしの問答無⽤なサウンドとパワフルな歌唱。
メンバー平均年齢55歳というまさにギネスなアマゾネス軍団の今作は、SHOW-YAの新たな『創世記』として完成されたといえよう!!」…とある。
  
まさにその通り!
この大ゲサな表現がまさにピッタリ。間違えたことは何にひとつ書いていない。
この惹句の中には作品の内容を表現するいくつかの重要なポイントが含まれている。
まず、「ゴリゴリHard Rock」アルバム」という部分。
そう、「ヘヴィメタル」ではなくて「ハードロック」…もうネ、ドアタマから70年代なの。
思わず「プロデューサーは誰?」と資料を手にしたくなるような衝撃。
「やっぱり笹路さんか!」となる。
  
そして、「時代の流れもおかまいなしの問答無⽤なサウンド」。
70年代のロックで育った私なんかにはまず録音の状態が実にいいんだナ。
最近のCDのやたらとドンシャカドンシャカした人工的なサウンドは実に疲れるし、風情がない。
それでね、若いバンドさんなんかは特にそうなんだけど、CDとナマの演奏の差があまりにも大きすぎる。
ヘタをすると同じ曲を演っているように聞こえない。
CDを先に聴いている場合は、ライブで「エ?コレってあの曲なの?」となるし、反対にライブが先で後でCDを聴いた場合は、「エ?あの曲ってこんなにカッコよかったの?」ということに滅多やたらと出くわす。
アナログの時代はこんなことはほとんどなかったんだよ。
『AURORA』の場合、CDを聴いて「この曲、ライブではどうなるんだろうな~?」とワクワクさせてくれる。
「時代の流れもおかまいなし」なんて言ってるけど、「古臭い」なんてことは一切ない。
コレはSHOW-YAという5人のチームのオリジナル・サウンドであってね、オリジナルのサウンドには「新しい」も「古い」もない。
反対にマネッコしたサウンドは容赦なくドンドン古くなっていく。80年代のロックのほとんどや、同時期に大流行したいわゆるフュージョン・ミュージックの古臭さといったら目も(耳も?)当てられない。
The BeatlesやThe Kinksを、Led ZeppelinやDeep Purpleでもいい、パンクやニューウェイヴ以前のそれらの音楽を「古い」だなんて思ったことがありますか?ってんだ。
  
そして、「平均年齢55歳の女性ロック・バンド」!まさにギネス級!
残念ながら、「きんさんぎんさん」が100歳でラップの曲をリリースしてギネス認定を受けているらしく、どうも「CDのリリース」ということでは最年長記録を破ることはなかなかムズかしそうだ。
誰だ?そんなお婆さんにラップなんかをやらせたのは!
しからば「女性のポップ・アーティスト」ということでくくれば、どうだろう?
あ、ダメダメ!きんさんもぎんさんも女性だった!
ここは正々堂々と「女性ハードロック・バンド」という範疇でくくれば、世界でもっともベテランのバンドがSHOW-YAということになるであろう。
もうひとつ…SHOW-YAは「世界でもっともカッコいい女性ハードロック・バンド」でも十分にギネス級だと私は思っている。
それにしても「アマゾネス」という言葉はチト古いな~。
今の若い人は「ガラパゴス」は知っていても「アマゾネス」は知らないでしょう?
流行ったよね~。
あの当時は元気のいい女性はみんな「アマゾネス」呼ばわりされてたもんね。
そういえば「スケ番」という言葉も聞かなくなった。
  
ところで、「Aurora」とはローマ神話に出て来る「曙の女神」のこと。
惹句の中には「新たな創世記」という表現が用いられているが、「Aurora」はSHOW-YAの「新しい夜明け」を暗喩しているということか。
とにかくどの曲も「ロックがロックであるべき条件」をすべてクリアしているようなカッコいい曲ばかりだ。
スカっとするゼイ!
昔からのファンの皆さんがどう感じるかはわからないが、私など冒頭からノックアウトされたよ。
ああ、早く収録曲をライブで聴きたい!

80cd…というお楽しみはキープしておいて、その前に。
今日は7月の末に開催された『GET YOUR SHOW-YA』と銘打ったワンマン・コンサートのようすをレポートする。
SHOW-YAの東京地区のライブは4月末の『NAONのYAON』以来だからね。
みんなSHOW-YAに飢えてたからノッケから大盛り上がりだった。

90寺田恵子

100v五十嵐sun-go美貴

110v仙波さとみ

120v中村美紀

130v角田mittan美喜

140v1曲目は「私は嵐」。
恵子さんの歌声が宙を裂く!
ああ、ナンカ「帰って来た~!」という感じがするな~。
SHOW-YAが帰って来たんじゃなくて、自分が帰って来た感じ?

150sun-goさんのギターソロ…

160さとみさんのベース・ソロも決まって…

170「嵐」ポーズ!

180コレコレコレコレ!
これがSHOW-YAのショウのオープニング。
何物にも代えがたい充実感。
続けてブっ飛ばしていくぞ~!

190v…と思ったらアレレ?
いつもならアタマ3曲ぐらいは猛ダッシュするところ。
矢継ぎ早に次の曲に行くかと思ったら今日は恵子さんのMCになった。
こんなの見たことがないぞ!どうしたんだ?!
「久しぶりのワンマンです。盛り上がっていきましょう!
その前にひとつ報告があります」
ナンダナンダ?

200vミッタンに顔を向けて話を進める恵子さん。
「数日前、ミッタンが骨折しました」
エエ~ッ?!
「♪あなたが噛んだ小指が痛い~」なんて恵子さんは歌っちゃってるけど大丈夫なのかしらん?
「小指の想い出」は1967年の伊東ゆかりの大ヒット曲。
私は幼稚園生だったけど、そこら中でこのメロディがかかっていて、「何で小指を噛んだりするんだろう?大人ってヘンだな…」と不思議に思ったのを覚えてますわ。

210ミッタンは右手の小指を骨折してしまったという。
かわいそう!
「『絶対やる!みんなが待ってるから!私は戦う女だ!』というミッタンを止めるワケにはいかなかったの。そういうワケでミッタンの小指の分までメンバー全員一生懸命やるからね!」と恵子さん。

220怪我をした右手を上げて声援に応えるミッタン。
ドラムスって手足だけを使っているように見えるけど、モノスゴく指を使う楽器でもあるんですよ。
特に右手の小指はライド・シンバルやハイハットを叩く時のスティックをコントロールするのに重要な役割を果たすので今日のミッタンは大変だ。
がんばれミッタン!

230v「みんなが心配してミッタンの小指ばっかり見るかもしれないけど…お願い!私を見て~!」

1_0r4a0202…ってんで2曲目は「LOOK AT ME」。

240_lamやっぱり心配なミッタンの小指!
ゴメンナサイ…ドラミング的にはなにひとつ障害があるようには聞こえません。
サスガ、「戦う女」!

300vいつも一生懸命のSHOW-YAだけど、あんな報告を聞いてしまうと一段と気合が入っているように見えますな。
320まさにそんな気迫のこもったキャプテンのソロ!

310vしかし、この曲カッコいいよな~。
大好き。
ロックとSHOW-YAの魅力が存分に詰め込まれていると思う。
330sun-goさんもガツンといった~!

1_0r4a0212 メンバーのアクションに大きな歓声が浴びせられる。
もうスゴイ熱気~!

350続けてアルバム『Genuine Diamond』のオープナー、「Bloody Rose」。

360v_br遠慮なく続くドライビング・チューンで会場の興奮がグングン募っていく!

370v恵子さんが「薔薇の紋章」を見せてくれたよ。

375「♪ゴンゴロンゴンゴロンゴンゴン」と「流星少女」のイントロの爆音はMarshall。
ま、全編Marshallなんだけど…。
やっぱりいいね、真空管のアンプってのは。
ヘヴィなロックをやっていて、太くて抜ける音を出したいと思っている若い女性ギタリストは遠慮なくsun-goさんのマネするといい。
え?sun-goさんがどんな機材を使っているかって?
じゃ、今日は特別に教えてあげよう。

380_rsアンプヘッドはMarshallの現フラッグ・シップ・モデルJVM410Hね。
プリアンプもパワーアンプもすべて真空管でドライブさせる「オール・バルブ」とか「フル・バルブ」と呼ばれているタイプ。
「バルブ」も「チューブ」も同じ「真空管」という意味。
イギリスでは「バルブ」、アメリカでは「チューブ」と呼んでいる。
オール・バルブのアンプは大きな鉄の塊のトランスが2個入っているのでやたらと重い。時間が経てば真空管の交換も必要だ。
運搬やメンテナンスが面倒だ。
今、デジタル・アンプなんてのが普及してしまっているけど、そんな面倒がかかってようやく手にする真空管アンプのサウンドが、軽くて手間いらずのデジタルのアンプと同じ音がすると思いますか?
sun-goさんのギターの音を聴けばその答えは一発でわかるでしょう?

390スピーカー・キャビネットはMegadethのDave Mustineのシグネチャー・モデルのBaseタイプ、1960BDMだ。
MarshallのAキャビだのBキャビだのは、「A」はAngled 「B」はBaseの略ね。

400足元のようす。
優れもののJVM付属のフットコントローラーを活用している。

410アップテンポの曲がまだ続く。
ホント、「流星少女」もすっかりスタンダードになったね。毎回書いてるけど。
450v…というのも、この曲とは東京キネマ倶楽部でのMV撮影の時からお付き合いさせてもらっているので、こうしてスタンダードになって毎回演奏されることがとても感慨深いのだ。

420SHOW-YAのタオル曲。
今日もギンギンに回っていました。

430ま、実際に曲がいいからね。
タオルを回そうが暴れまわろうが肝心の曲がツマらないと息の長い曲にはならんがね。

440「いつもより多く走ってます!」
ココで出たのが恵子さんの時事トーク。
その時流行っているギャグを必ず引用するトークが大抵いつもあるよね。
今回は政治系のネタ。
きっとやるだろうな…と思っていたけど。
「この中で一番ハゲてんの誰だ?」
出た~…少しはハゲの身にもなってやって欲しいものですが…。
「このハゲ~!」が炸裂!
おもしろいナァ、恵子さんは!
でもね、人間「ケ(毛)」ではありませんよ。「キ(気)」です。「ケ」を「ク(苦)」にしている人もいるけど、それは「コ(個)」というこで「カ(可)」にすべき…ん~、我ながらウマくまとまった。
こういうことを考えるのが好きなのは父親ゆずりでしてね…コレがホントの「家業(カ行)」です…ナンチャッテ!
この後、ラジオ体操の話で盛り上がって次の曲の紹介へ。
パチンコ「北斗の拳」とのコラボレーション企画だった「NO REGRETS」。
私は「北斗の拳」ってもうゼンゼンわからないのね。
新入社員の合宿研修の宿舎のテレビで「アチャチャ」ってやっていたのを覚えてる。
もう退屈な研修で私は「すでに死んでた」わ。
で、家内がメモした恵子さんのMCのセリフを見ると、「『ラ王』をイメージして書いてもらった曲」とある。
作曲は恵子さんで作詞は森雪之丞さん。
「ラ王」…?
なんでSHOW-YAがカップ・ラーメンと関係があるのか?と一瞬マジで思ったけど違うのね。
ウチの家内のメモは「天下一品」です…ナンチャッテ2!(←ラーメンにひかけていますよ~。念のため)2_s41a0108 そんな勉強不足に喝を入れられたかのようなハードなスピード・チューン。

440_nrもはやミッタンの小指のことなど忘れられているのではというチョイス!
ミッタン、壮絶に戦っています!

2_s41a0094 この曲は『AURORA』のクローザーとして収録されている。
うれしいね!

460v恵子さんがギターを提げて演奏するのは『PROGRESS』から「反逆のフラッシュ」。

470_hfこれまたゴキゲンなスピード・チューン。
こうして見ると、SHOW-YAのアップテンポな曲の品揃えってのはメッチャ充実しているよね。
どれもが濃い。

480…と思っていたらミディアム・テンポでヘヴィに迫りくる「Metallic Woman」が!

500_mw今日も冴えわたるキャプテンのコーラス!

510vマイクスタンドを小脇に挟んで客席に詰め寄る恵子さん。
カッコいい~!

515曲調にベスト・マッチしたsun-goさんのギター・ソロも素晴らしかった。
しつこいようだけど、やっぱりロック・ギターは真空管のアンプに限りますナァ。
こういう演奏を聞くとますますそう思うわい。

520ココで人気のメンバーさんMCコ~ナ~!
いつも通り、まずはミッタン。
「ご心配をおかけして大変申し訳ございません!」

540v今の5人のメンバーで世界ツアーをやりたいという話から、全生命体の細胞の数までスケールの大きい話が続き…「ここへ来てなおさらSHOW-YAでヨカッタと思っています。細胞を若返られせやっていきたいと思います!」

550「さとちゃんで~す!」

560v「『ミッタンがケガをした』と聞いた人のほとんどが酔っ払ってやったんじゃないか?って思っているみたいです、sun-goから電話があって『今度からミッタンが飲みに行くときはさとも一緒について行って!』と言われました~」

1_0r4a0493 「次は還暦が間近のキャプテンです!」…と、中村さんにはやたら還暦ネタで迫る恵子さん。

1_0r4a0494_2 「まだです!」
またそれにマジメに応えるキャプテン。
「次の誕生日が来ても還暦までにはまだ2年あるのでまだまだ50代を楽しみます!」

580v恵子さんから「還暦って何色を身に付けるか知ってますか~?」と訊かれて…
「足元を見てください!チョットずつ染まりつつあります!」とキャプテン。
カワイイ赤いリボンのついた靴!

590「あと2年あるから、このままみんなとSHOW-YAと共に50代を楽しみたいと思います!」
私がSHOW-YAさんの写真を撮らせて頂くようになって丸8年。
年々、このコーナーでこうした年齢に関する話題が多くなってきているような気もするが、いいじゃないですか!
ジャズやブルースの女性歌手だったら70、80歳まで歌った人は珍しくないけど、還暦を過ぎてヘヴィなロック・バンドで演奏活動をバリバリにやっている女性プロ・ミュージシャンは、世界広しといえども「中村美紀」さんだけじゃないかしら?
まだ2年あるけど。
スゴイことですよ、コレは。
本当にまだまだ続けて欲しいと思いますよ。
そして、最後までライブ写真を撮らせてもらいたいんです。

600「『還暦イェーイ!』っていうシールを作ってさ、『SHOW-YA カンレキ!』っていうのいいんじゃない?」
私と誕生日が1日違いのsun-goさん。まだしばらくあるよね~、還暦まで…大して変わらないか。
ところで、我々の世代は絶対に「シール」だ。
子供の頃「ステッカー」なんて言葉はなかった。
ちなみに「ステッカー」は外人には通じない日本語英語ですよ。
正しくは「スティッカー」ね。
「stick」というのは「貼り付ける」ということ。もちろん「棒」という意味もある。イギリス紳士が持ち歩くあの杖もそうね。日本では「ステッキ」と言っているけど、正しくは「スティック」。
だから、あの「スティックのり」っていうのあるでしょ?棒状ののり。
あの商品名ってシャレになってるんですよ。
この「stick」でおもしろいと思ったのは、「stick around」として「あたりをブラブラする」という英語表現。
長くなっちゃうので、この話はまた別の機会に。

610v「うまく身体と付き合っていきます。できることだけやる。無理はしない」
まさにコレです。
ムリして身体を使うぐらいなら、身体を使わないように無理して考える。
コレがベテランの身体の使い方です。
ホント、頭はムリしてでも使うようにしてる。
まだまだ知りたいことが多くて困ってんのよ。
だから本を山ほど読みたいんだけど、今度は身体がついて来ない。
すぐに眠くなっちゃうんだよね~。
チョット、sun-goさん、ゴメンね。
実はね、今回この記事を書くのに大失敗をした。
何時間もかけて調べて書いた大量の文章を全部消去することになったのよ…というのは『AURORA』のせい。
「Aurora」というのは冒頭で触れたようにローマ神話で「曙の神」で、コレを調べてみるとギリシャ神話だと夜明けの神「Eos」になる。
この「Eos」をスッカリ「Eros」と読み間違えた。
よっしゃ!「エロス」とくりゃ、ロンドンのピカデリー・サーカスだ!SHOW-YAはロンドンでレコーディングもしているし、Marqueeにも出演しているし、コイツぁおあつらえ向きだ!ってんで「エロス」の写真をかき集めて、調べに調べた。
そしたらアータ、よく見たら「Eros」じゃなくて「Eos」っていうじゃないのよ!
どうすんだよ、何時間もかけて文章を書いたのに…。
普段だったら癇癪を起しマウスを床に叩きつけてコナゴナにしてしまって、後悔しながらポイントカードが財布に入っていることを確かめてからヨドバシカメラに新しいマウスを買いにいくところだった。
でも、今回はゼンゼンへーき。
怒らない、怒らない。
ナゼなら、「Eros」を調べているうちに色~んなことを知ったからシアワセだったのです。
あ、sun-goさんじゃなくて私のトーク・コーナーになってしまった!
そういえば『AURORA』の中に「♪エロすぎる長髪」という1節の曲があったな。

620vひと回りして恵子さん。
「sun-goは私のことヤンキーっていうけど、母校の中学校から『演説してくれ』って言われるのよ!
話せな~い!
みんな私を『悪い人』にしたがるけど、私は『いい人』なのよ!」
わかってます!
「今日はいつもと趣向を変えてやろうと思っているんだけど、懐かしい曲をやります」

640vまずは恵子さんの愛唱曲「The Rose」。

650これまでにも時折取り上げて来たBette Midlerの代表曲のひとつ。
恵子さんはいつも本当に丁寧にこの曲を歌い上げる。660sun-goさんが加わる。
2人の声質の相性は申し分ない。
とても美しいハーモニーだ。

670vそして、それをあたたかく包み込むキャプテンのキーボード。

690v「静」のSHOW-YAの真骨頂ともいえる感動的なシーンだった。

700SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YAオフィシャルサイト

710<後編>に続く
 
(一部敬称略 2017年7月30日 CLUB CITTA川崎にて撮影)

2017年9月15日 (金)

小野瀬囃子ショウ~The Music of 四人囃子

  

数日前、伊藤広規さんのバンド「Koki Tetragon」のライブのMCで、ギターの松川純一郎さんの口から「古澤良治郎」という名前が出て思い出した。
1983年のアルバム『たまには。』。
久しぶりに聴いてみたが、古澤さんを囲んで峰厚介、佐山雅弘、廣木光一さんらが作り上げる音楽の、マァ、何とも素晴らしいことよ。半分ぐらいレゲエなんだけど。
奇しくも今月発売のギター・マガジンでは『ジャパニーズ・フュージョン/AOR』特集と銘打って70年代後半から80年代にかけて巻き起こった大フュージョン・ブームに焦点を当てているが、こう言っては失礼に当たるのであろうが、そこに登場する商業的に大当たりしたスターたちの音楽とはまたひと味もふた味も異なる、ジャケット通りの「ボヨヨ~ン」としたリラックスムード満点のテイストがタマらなく…いい!
正真正銘のグッド・ミュージック。

1_img_0761で、ナニが「たまには」かというと、西荻窪のことなのね。
何せA面1曲目のタイトルが「たまには西荻に遊びに来ませんか?」だから。
原題が「Once in a While in Nishiogi」となってる。
この「once in a while」というのは、もちろん「たまには」という時折使う英語表現なんだけど、同名のジャズのスタンダード・チューンがあって、古澤さんはきっとそこに「西荻窪」をつなげたのであろう。
「Once in a While」ってのメッチャいい曲でしてね。
私はもっぱらArt Blakeyの『A Night at Birdland vol.1』 のClifford Brownをフィーチュアした「Once in a While」なんだけど、1952年のPatti Pageバージョンが有名らしい。
さて、そんな「グッド・ミュージック」を聴きに、私もたまには西荻窪へ行ってみようじゃあ~りませんか!1_img_0767 ハイ、来た!
久しぶりだけど、おなじみのTerra。
今日、西荻で体験する「グッド・ミュージック」は四人囃子。
やっぱり四人囃子のある街へ行ったら泣いてしまった…イヤ、泣かない、泣かない!
今回も日本のロック史に残る名曲をガッツリと聴くぜ!

10ところで、Marshall Blogで何回も紹介している『四人囃子 ANTHOLOGY ~錯~』が、いまだもって好評のようだ。
まだお聴きになられていない音楽ファンはゼヒ!

20cdさて、今日のステージに上がっているのはMarshall ASTORIA CLASSICとNATALのバーチのキット。
コレで四人囃子の音楽を聴かせて頂く…ああ、何たるシアワセ!
Marshall GALAの時もMarshall、NATAL、EDENだったんだけどね。

40冒頭はTerraの寺田さんから今日の出演バンドのご紹介。

50そのメンバーは…
まずは四人囃子のおふたり、岡井大二と…

60v…坂下秀実。
坂下さん、Marshall GALA以来。

70vベースは大澤逸人。

80vそして、ギター/ボーカルズに小野瀬雅生

90v1曲目。
大二さんの♪ドコロドンで始まるのは…

110v1978年のアルバム『包』から…

Bao 「眠たそうな朝には」だ!
いきなりうれしい。

1_img_0006 小野瀬さんは大分前の楽器フェアでギターのデモンストレーションをされていたのをお見受けしただけ。
今回はじめて歌声を聴かせて頂いた。
バッチリとミツルさんのボーカル・パートをこなされていた。
1曲目からコレじゃあ今日もこの先楽しみだぞ~。

120坂下さんのピアノから2曲目が始まる。
150グッと時代がさかのぼって1974年の『一触即発』から「空と雲」。

Sokuhatsu1曲目とは雰囲気がガラっと変わったジックリ系のナンバー。

130_skこれがまたとてもいい感じなのだ。
そういえば、「家」をどう読むかという話があって、江戸っ子は「ウチ」と読むのを好む傾向がある…という話を聞いたことがある。
だからこの「黄色いウチ」があるのは少なくとも東京だろう。
東京のどの辺りなんだろうか?
  
「長く細い坂」があって…

1_img_3140 「古いお寺がたくさん」あって…

1_img_2998このエリアはすべてが古いお寺だと言っても過言ではない。

1_img_3021「たくさん」ではないけど「木立ち」もチラホラ…。
写真はこの辺りのシンボルの樹齢90年のヒマラヤ杉。

1_2img_3030 コレはどこかというと…「谷中」です。
「黄色い家」がないので、残念ながらこの曲の舞台は谷中ではないのだろう。
お寺で遊ぶ子供の姿は見ない代わりに、「JAPON」とか「TOKYO」とか表紙に書いてあるガイドブックを片手に外人の観光客がゾッロゾロ歩いてるわ。
知ってる?外人って滅多に私に道を訊かないんだよ。
でも先日、上野の駅で中国人に道を訊かれた。
ものすごく片言の日本語で苦しそうに話しかけて来たので、「英語でどうぞ!」と言ったら、首を横に振りながら「中国語でお願いします」だって!
たくましいわ~。

 
こんなことを考えながら音楽を聴くのは楽しい。
言葉の通じるロックはそういう喜びがあるね。

140vMCでは「緊張してます」連発の小野瀬さん。
イエイエ、まったく堂に入った演奏でござる。
そして、何よりも最高に楽しそうだ!
実は私は小野瀬さんと全く同じ歳でしてね。四人囃子の大ファンだという小野瀬さんは高校の時分に四人囃子をよくコピーされたのだそうだ。
以前にも書いたことがあるが、私が高校の頃のバンド・コンテストには「一触即発」を演奏するグループもいたわ。
いい時代だ。
で、この小野瀬囃子、今回で2回目の上演となるそうだ。

1553曲目は「カーニバルがやってくるぞ」。
『ゴールデン・ピクニックス』は1976年の作品。
さっきから演奏曲が収録されているアルバム・ジャケットをいちいち掲載しているが、四人囃子はジャケットもステキだからね。
サウンドだけでなく、ビジュアルも超一級なのだ。

Picnics多分私が一番最初に好きになった四人囃子の曲がコレだったと思う。
中学3年ぐらいの時?だから1977年ってとこか…。40年も前のことか…。
その当時から『ゴールデン・ピクニックス』は名盤の誉れが高かった。

160v_c「♪こわれかかった真っ赤な車に乗って…」とジェットコースターのように展開していく曲調が大スキだった。

170レオ・フェレの「Paris Canaille」のパートから…

180v「イケ~!」とギター・ソロへ。
210vオリジナル・メンバーのおふたりは当たり前に余裕シャクシャクだとして、小野瀬さんと大澤さんのプレイも完璧!
200v最近、植草甚一の本で読んだんだけど、「おいしい食べ物」というのは、子供の頃食べて「おいしい」と思ったものが絶対なんだって。
つまりは「三つ子の魂」というヤツね。
どんなに高級な神戸牛より、子供の頃に食べておいしいと思ったドンドン焼きの方が上なんだって。
大人になってから「おいしい」と思ったものは、その時すごくおいしいと思うだけで、すぐにその味を忘れてしまうのだそうだ。
そうかも知れない。
そうだとしたら、音楽も同じだと思うね。
この「カーニバル」なんてのはまさに私のドンドン焼き。
何年経ってもおいしいわ。
え、「ドンドン焼き」って知らない?
お好み焼きのできそこないみたいなヤツ…だと思って調べてみると、コレって今では「山形のソウルフード」ってことになってるの?
由来は同じらしい。
屋台を引っ張る棒に太鼓が付いていて、「ドンドン焼きが来たよ~!」と到来を知らせるためにそれをドンドン鳴らしながら歩く。
今の大学堂の社長の歌と同じだ。
でも、ウチの方に来ていたドンドン焼きは具のほとんど入っていない低級なお好み焼きみたいなモノだった。
だから子供の頃は「お好み焼き」のことを「ドンドン焼き」と呼んでいた。
似たようなもので「もんじ焼き」というのがあって、駄菓子屋の奥の汚いことこの上ない小部屋に設置してある鉄板で焼いて食べる、それこそ具なしの「もんじゃ焼き」みたいなものだったが、私は子供ながらにそれがとても不衛生に思えて、友達に誘われても決して行かなかった。イヤ、知っているところを見ると、一回ぐらい行ってイヤになったのかもしれない。
私は幼少のころ23区のハジッコの方に住んでいたが、そういえば、まだ物売りがたくさん来たな。
焼きいもやおでんや竿竹売りなんてのはかなり後まで来ていたが、豆腐屋、金魚屋、風鈴屋、玄米パン、きびだんご、どんどん焼き、傘直し、靴磨き等々…今では全部amazonか?
昔は風情があってヨカッタな~。
  
この大二さんの真剣な表情!

190v続いては同じく『ゴールデン・ピクニックス』より「Lady Violetta」。

Picnics_2ん~~、何て美しいギターの音!
小野瀬さんはココまでほぼ曲ごとにギターを替えているが、それぞれのギターの音がガラリと変わって、その特性が一発でわかる。
いいアンプってのはこういうものなのです。

220_lv前述のギターマガジンに「日本のロックの名盤であると同時に、クロスオーバー感覚の名盤」として『ゴールデン・ピクニックス』を挙げ、「Lady Violetta」をその例としている。
同感。
ただ、残念なのは「レディ・ヴァイオレッタ」と表記してしまっていること。
ん~、マーブロをご覧頂いていないのね?読んでないか、昔のMarshall Blogだしね。
正しくは「レディ・ヴィオレッタ」。
以前、Marshall Blogで私が作曲者である森さんにインタビューをした時にMaxfield Parishという画家の作品に登場するのが「Lady Violetta」だということを教わった。
発音は「ヴィオレッタ」。
そういうご指摘を頂戴し、私は以降Marshall Blogでこの曲に言及する時は「レディ・ヴィオレッタ」と表記することを約束したのだ。
このお方はヴィオレッタさん…タイトルは「タルトを作ろうとしているレディ・ヴィオレッタ」。
どうもそのようには見えんな…さぞかし美しいタルトに仕上がるのだろう。

Lv Marshall Blogでおなじみのジャズ系ギタリスト、関雅樹さんが演奏する時はみんな平気で「レディバイ」なんて呼んでいるけど、名曲中の名曲だよね。
この曲にまつわるBoz Scaggsの話は以前したか?

230v1部の最後は四人囃子初のシングル、「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」。

Seおなじみの6/8のイントロを耳にするとやっぱりワクワクしちゃうよね。

240_eb小野瀬さんのパワフルな歌唱が実に気持ちいい。
ところで、弟さんが一体何の映画に出たことがあるのか知りたいと思わない?
エキストラなんだろうけど、気になるところ。
それと「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」という文句がいいよね。
コレ、英語にしたら「My younger brother got on a flying saucer」?
味も素っ気もない。
ただ、つい勢いに乗って「空飛ぶ円盤が」と歌ってしまうと大変なことになる。
「空飛ぶ円盤が弟に乗ったよ」となって、弟さんが瀕死の重傷を負いかねないことになってしまう。
たったひとつの助詞で(この場合ふたつ)文章の意味を変えてしまう日本語による歌詞もステキなものだ。

250この曲、メロディだけを切り取ると、すごくケルトだって知ってた?
そんなこと思っているのは私だけなんろうが、たまたまこの曲のメロディをギターでナゾっていて気が付いた。
アレ?コレってバグパイプのアレじゃん!

260vコレ。
こういうのを「Pipe Band」っていうらしいんだけど、この写真は実際にエジンバラ城に行った時に撮影したもの。
音はアホほどデカいし、演奏者はカッコいいし、エライ感動したわ。
コレが「円盤」を演奏したら絶対ハマるしカッコいいと思うわ。

1_img_6523 第1部が終わったところで脱線。
バグ・パイプのジャズっていうのもあるんよ。
Rufus Harkeyという人の『Bagpipe Blues』というアルバム。
どんなんかと思って試しに買って聴いてみた。
つまんなかった。
楽器の構造や音量や機能的にバグ・パイプでジャズはムリだって!
でも、アンプラグドではこの世で最も大きな音を出すことができる楽器がバグパイプだって知ってた?
パイプ界のMarshallだぜ。

1_bpb 会場では『錯』の販売も実施。

270予想通りこの日は超満員の完全満席状態だった。
それでも無理をお願いして、撮影のスペースをこのテーブルの奥に作って頂いた。
寺田さん、どうもありがとうございました。
で、このテーブルにカメラを置いて開演を待っていると、お客さんがお越しになられた。
すると、そのお客さんがテーブルの上に置いてある私のカメラをご覧になられて「素人の持ち物ではありませんね?」とお声をかけて頂いた。
「はい。ブログ用の写真を撮るんです。お邪魔をしてしまって申し訳ございません」とお詫びをした。
何のブログかとお尋ねになられるので、「ギター・アンプのMarshallのブログなんです」とお答えすると、「エ!それってMarshall Blogのこと?ナニ、アナタが書いていらっしゃるの?読んでますよ~!」と最高にうれしいお答え!
こういうのはホントにうれしくてね。
一生懸命やっている甲斐があるってものです。
ありがたいことにお酒や食べ物をすすめて頂いたが車だったので一切飲めず。
聞けば皆さん、四人囃子のコピー・バンドをされているそう。うらやましいな~。
バンド名を「四人小囃子」とおっしゃるそう。
アレ?もしかしてメンバーさんが全員同じ名字でまさか「四人小林」とか?
そんなことないですね?
もう本当にご親切にして頂きありがとうございました…ということで記念撮影をして第2部に突入!

280第2部は「おまつり」から。

Sokuhatsu_2「♪チンチンチンチキ、チンチンチンチキ…」。
大二さんが奏でる日本で一番有名なシンバル・レガートから曲は始まる。
こんなのないよ。
たった1小節のトップ・シンバルの音だけで曲がわかるなんて。
「She Loves You」の「♪ジャーン」みたいなもの。

290v_oそしてこれまた有名なギターの旋律。
もちろん小野瀬さんは完コピで雰囲気満点で聴かせてくれる。

300vコロコロとダイナミックに変化していくシークエンス。
いいよな~。
この真ん中のパートで、みんなでひとつずつ歌を歌うことになるじゃない?
皆さんはあのシーンってどういう風景を想像するんだろう?
私はね、ナゼか「ねじ式」を思い出すんだよね。
「メメクラゲ」が出て来るとかそういうことではなくて、身体の調子の悪い時に見る夢みたいな感じ?
そんな情景を思い浮かばせるロックの曲なんて他にあるだろうか?

310続けて…坂下さんのキーボードが愛らしいメロディを奏でる。
320v_h1977年の『Printed Jelly』から人気の「ハレソラ」だ。

Jellyこの曲もはじめて聴いた時は感動したな~。
こんなこと演るバンドなんていなかったからね。

330vパノラミックでダイナミックでドラマチックでスリリング。
ロックの一番カッコよくて楽しい部分が凝縮された曲だと思うよ。
今の若い人が聴いたらどう思うんだろう?
あ、若い人にもいい音楽は通じるのですよ!…というのは、Marshall GALAで「ラム」と「なすちゃ」と「即発」を演奏してもらったんだけど、他の出演者を目当てに来てくれた20歳の女の子が、四人囃子の音楽に感動したって私に言ってくれたの。
我が意を得たりだった。
後、聴くべきは若いミュージシャンだな。
「ありがとう」やら「がんばれ」ってやっている連中に聴いてもらってブッたまげて欲しいわ。

340坂下さんとのツイン・リードもバッチリ。
次から次へと見せ場の多い曲だでね。
楽しいことこの上なし。

345大澤さんは「小野瀬雅生ショウ」で小野瀬さんと活動をともにしているベーシスト。
海外での演奏経験もある腕利きだ。
この日、初めてお会いしたんだけど、何と気さくで魅力的な人よ!
機材を運び入れるためにお店に入って、目が合った瞬間からお友達になって頂けたような…。
だから、この曲のベース・フィーチュアのパートなんて楽しいにキマってるよね。

350vココで難曲。
『ゴールデン・ピクニックス』からの難曲といえば…

Picnics_3「なすのちゃわんやき」ね。
「なすちゃ」なんて言ったらバチが当たりそうな日本を代表するロックの難曲にして名曲。
頼むからこういう曲を演奏する若いバンドが出て来いや!

360_n複雑なキメやダイナミクスの連続はスリルそのもの。
小野瀬さんは自家薬籠中のモノのようにスムースに弾き続ける。

370v大二さんはいつも通り、的確にサラサラと曲を進める。

380vコレがまたバッチリきまったのよ~!
小野瀬さん、弾き終わってひとこと……「ヨシヨシ」。

390v最後は当然ナマケモノということになるわね。

Sokuhatsu_3「♪ゴ~」と始まる「一触即発」。
試しに「一触即発」を英語でどう表現すればいいかインターネットでツラっと調べてみた。
「dangerous situation」?…まったくツマらん。
他にこんなのがあった。
コレはタランティーノの『パルプ・フィクション』に出て来るセリフらしんだけど「You got me in the red」。
「オマエのせいでオレはレッド・ゾーンだよ」って感じ。
そうか…「Red」ってそういう風にとらえることができるのか。
プログレ・ファンはこの変な符合にニンマリ。
そういえば、「一触即発」って極めて「危機」的な状況だよね。

400私は「♪ギャッギャ、ギャッギャ」という坂下さんのオルガン・イントロ・バージョンも好き。

410vこのイントロのギター・ソロも日本のロック・ギター史に深く深く刻まれる名旋律だろう。
今のロック界を鑑みて、誰かのギター・ソロが歴史に残るなんてことはもうこの先ないだろうね。

420さすがの名手ぞろいでこのスペクタクルな一編もサクサクと進んでしまう。

430v本編終了。
やっぱり四人囃子の音楽は素晴らしい!

440アンコールは『Printed Jelly』から。

Jelly_2何だろう?
どうも大二さんがあんまり乗り気でなさそう…恥ずかしそうにしてるのだ。
でも曲は大二さんのシャープなフィルで始まった!

470vなるほど!
「N★Y★C★R★R★M」!
「New York City Rock 'n' Roll Machine」ね。
このポップな囃子ナンバーをリクエストしたのは小野瀬さんのようだ。

450vゼンゼン、カッコいいです。
マンハッタンを12ブロック歩くなんて、アッという間だよ。
私は59丁目のコロンバス・サークルから南の終点、すなわちマンハッタン島の最南端のバッテリー・パークまでブロードウェイを歩いてみたことがあった。
もう「何丁目」というエリアを通り過ぎて、ハウストン・ストリートを渡ってまだ歩くと、どうだろう総計80ブロックぐらいになるのかな?
まさに「Broadway the Hard Way」!
足が完全に棒になったけど、イヤ~、メチャクチャおもしろかったな。
今より四半世紀も前のことなのでまだ足腰がシッカリしていたんだね。
マンハッタンはアベニューを横切ってストリートを東西に歩くのは退屈だけど、アヴェニューを南北に歩いて回るのは最高に楽しい。
ブロックごとにガラリと街並みが変わり、決して飽きることがない。だからいくらでも歩けちゃうのよ。
普段ほとんど聴くことがないこの曲だけど、小野瀬さんの歌を聴いてその時のことを思い出しちゃった。

460vロック・テイストあふれるギンギンのドライビング・チューンで大盛り上がり!

490v「ラム」が出なかったのは個人的にチト寂しかったけど、「森さん期」と「ミツルさん期」の代表的レパートリーをバランスよく混ぜ込んだセット・リストはとても魅力的だった。
480v四人囃子の音楽は…やっぱり不滅だね~!
  
さて、大二さん。
冒頭でチョット触れた大二さんが参加している伊藤広規さん率いるKoki Tetragonが、名古屋、大阪、神戸、札幌をとツアーし、今週のはじめに横浜で千秋楽を迎えた。
1_img_0722コレでKoki Tetragonの活動は一旦お休みとなるが、ライブCDとDVDがリリースされているので、是非ご注目頂きたい。
大二さんのNATALサウンドがテンコ盛りってことよ!
私が担当させて頂いた写真とライナー・ノーツもよろしくね。
 
Koki Tetragonの詳しい情報はコチラ⇒伊藤広規公式サイト
Kt
  

<<<NATAL NEWS>>>
NATALのドラム・キットが叩けるスタジオ、高田馬場のバズーカスタジオに新しい仲間が増えました。
それは14" x 6.5"のスチール・スネア・ドラム。
コレね。
見た瞬間、「オオ~!」っと声を出したくなるようなたたずまい。
実にゴージャスじゃあ~りませんか!
普通のスチールとは異なりチョット黒味がかっている。

1_3img_4207パーツはすべて「ブラッシュト・ニッケル(Brushed Nickel)」という仕様。
新型のスネア・スロー(Snare Throw)の感触も実にいい感じ。

1_2img_4208カ~!
居合わせたドラマーにチョット叩いてもらったんだけど、何たる音ヌケ!そして深い!
こりゃアンサンブルの中でもクッキリ音像が浮かび上がってくるのは間違いないな。
自分がドラマーだったら欲しいわ~。
  

1_2img_4212

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★上記のスネア・ドラムだけでなく、NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。
ドラマーの皆さん「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。

 

(一部敬称略 2017年7月28日 西荻窪Terraにて撮影)

2017年9月13日 (水)

犬神サアカス團ショートプレミアム興行~地獄の子守唄

 

またまた神楽坂から。
「神楽坂」なんていい名前だよね。
ちょうど「神楽坂まつり」なんてのをやっていた。
フーン、ここも「ほおずき市」をやっているのか。
「ほおずき市」といえば、何と言っても浅草寺。
ナゼ、浅草寺にほおずきの市が立ったのかは、吉原が近かったからという説がある…この先は書いたことがあったっけかな?
興味のある人はインターネットで調べてみてくだされ。
神楽坂も古い歓楽街で、ほおずき市が浅草寺と同じ理由で立ったのかどうかは私は知らない。
…と、いかにも犬神っぽい話題で今日の記事はスタートしたよ。

10表通りは色々なアトラクションで大賑わいだった。
普段はメッチャ交通量の多いこの通り。
この坂の交通方式は、実は全国でも極めて珍しいんだって。
いつも午後しか来ないから知らなかったんだけど、「逆転式一方通行」っていう交通方式を採っていて、午前は下り、午後は上りと一方通行の方向が時間によって交替するのだそうだ。
ナゼそうなったかと言うと、田中角栄が午前に目白の私邸を出て、この通りを下って飯田橋を経由して永田町に出向き、午後はその反対に坂を上って目白の私邸に帰ったから…とされているのは都市伝説らしいが、ホントなんじゃないの?
故郷に新幹線を通しちゃうぐらいの人だもの、神楽坂の一方通行の方向を決めるなんてことは朝飯前のような気がするけど…。
300kmの行程を3回曲がるだけで、田中角栄の目白の家から新潟の実家まで行けちゃう…というのは有名な話。初めてこの話を聞いた時にはかなり笑ったが、さすがにコレは偶然か…。
20この坂を上りきったエリアを「矢来町(やらいちょう)」という。
新潮社や旺文社の本社があり、その周辺には出版に関連する編集プロダクションやデザイン事務所が群がる。
また、飯田橋には角川書店があり、神保町も近い。
そして北側には印刷会社が集まっている。そういえば大日本印刷の本社もすぐ近くだ。
そんなだから、この辺りは「出版ベルト地帯」と呼ばれているそうだ。
下の写真をしばらく行って左に折れると新潮社の社屋がある。
大正時代初期に新潮社の初代社長が同地に家屋を買い求めたところから始まり、現在新潮社はこのエリアに広大な不動産を所有しているそうだ。
すごい資産だ。
そして、同じ場所にはかつて夏目漱石も住んでいたことがあるとか。
そんな「出版の街」らしく、かつてはこの神楽坂を大勢の作家が着流しで行き来していたらしい。風情があっていいね~。
ところで、皆さんは「文庫本」というと、どの出版社を真っ先に思い浮かべる?
若めの人なんかはやっぱり「角川」かな?
私は「新潮」。
大好きな吉村明先生の文庫版を多く上梓しているせいもあるが、やっぱり網羅している作品の幅も広く、一番数多く手にしてきた文庫本だ。
それに慣れているので、「講談社」は文字がパツパツで紙が白すぎるし、「文春」はモノによって活字の級数が低すぎるのと、今度は紙がすぐに茶色く、そして臭くなってしまう。
「角川」には読みたいと思う作品がそう多くないし、「中公」も同様。
そうなると私の場合、圧倒的に「新潮」なのだ。
最近は新書も文庫も見慣れないブランドが増え、高くなったよね~。チョット厚手の500ページぐらいの文庫本に800円なんて値段が付いているとアホかと思うわ。
どんなに読みたくてもブックオフで税抜き100円になるまで何年でも待ったるわ。
あ、あと、「岩波」があったか。
昔はパラフィン紙に包まれて「岩波は★ひとつが〇〇円」なんてなってたけど…高尚すぎてね~。
最後に読んだ岩波の文庫本は「インディアスの破壊についての簡潔な報告」というヤツ。
コレ、スゴイよ。
16世紀の記述なんだけど、にわかには信じられない悲惨な南米の歴史が綴られている。どうして南米でスペイン語とポルトガル語が使われるようになったかがわかる。
…なんてことを書いていますが、私、まったく大した読書家ではなくて、音楽と同様に自分の興味のあるモノ以外はテコでも読みませんので、文学の話題は決してフラないように。
  
もうひとつ、噺家はよく住まいの地名を別称にした。
有名なのは八代目桂文楽の「黒門町」、五代目古今亭志ん生の「日暮里」、林家正蔵(彦六)の「稲荷町」などなど。
で、志ん生の息子、古今亭志ん朝もこの辺りに住んでいたことより「矢来町」と呼ばれていた。
カッコいいな~。
こんなのね、街の名前がカッコいいからできるんだよ。
ところが役所のバカどもは利便性を考慮してかナンカ知らんが、古い街の名前をジャンジャン抹殺してしまった。
「東ナントカ」とか「新ナントカ」とか…。
私はね、何でもかんでも古いモノがいいというつもりは全くなくて、「いいものは残そう!」とだけ言いたいのだ。
60~70年代中盤ぐらいまでのロックとかね。

30さて、今日は先月に引き続いて神楽坂TRASH UP!!にて開催された犬神サアカス團の『ショートプレミアム興業』のレポート。
85今回のお題は1999年リリースの『地獄の子守唄』。
18年前の犬神のマスターワークのひとつ。
発売時には、ジャケットのイラストを手掛けた日野日出志をゲストに招いてレコ発ワンマンを開催したそうだ。

40「地獄の子守唄」ね~。
1977年か…。
すると私は15歳。
間違いなく読んではいるんだけど、もっとそれ以前、小学生の時分に読んだイメージがあるな~。
「地獄の子守唄」だったかどうかは覚えていないが、確か本屋で偶然日野さんの単行本を見つけて、かなりビックリした記憶がある。
母が中身を見て「気持ち悪い!よくこんなの読めるわね~」と言っていたっけ。

50m確かに…。
気持ち悪いながらもスッカリ日野作品が気に入ってしまい、当時書店で目についたモノは全部買って読んだな。
私は中学の頃よりほとんどマンガを読まなくなったので、それらはすべて手元に残っておらず、また、この時分のごく限られた期間にしか日野さんの作品を読んでいないので、細かい内容はほとんど覚えていない。
しかし、どれもかなりショックを受けたことは確かだ。

60m日野さんの作品ってタッチは非常にグロテスクなんだけど、登場人物のデザインは結構カワイイんだよね。
またその落差が余計にグロテスク感を強調する。
「こんなマンガ一体どんな人が描いてるんだろう?」と常々思っていたのだが、ある日、日野さんの当時の近影を目にすることがあって、それを見てまた驚いた。
ニコニコとほほ笑む実に優しそうなオジサンだったからだ。

70mん~、コレも読んだ。
この子の顔に見覚えがあるもん。
「蝶を繰れ、蝶…」って蝶のコレクターなんだよね。それで、ある日身体に変調をきたしたかと思うと、この子がイモ虫かなんかになっちゃう…じゃなかったけ?
この能面がまたスゴイ。

75v今回、この記事を書くに当たって、日野さんの本を探しに近所のブックオフへ行って探してみたんだけど、全くありゃせんね。
そもそも、出版社とか掲載マンガ誌別に商品が展示されているのでとても探すことができん!
アレ、ナンでああなってんだろう?
作者の五十音順に並べてくれれば大変助かるのだが…。
だからアマゾンになっちゃうよね~。
アマゾンはアマゾンでほとんどが電子書籍化していたわ…なので諦めた。
しかし、今日のMarshall Blog、イギリスのMarshallの連中が見たらコレラの絵をどう思うのだろうか?
でも、日野さんの作品は海外でも人気があるとか…コレが日本のマンガだ!

80m日野さんの作品ではないんだけど、相当昔に読んで忘れられない奇妙なマンガがあった。
知ってる人いるかな?
こんな話。
あの子は母子家庭だったのかな?
お母さんが出かけて家でひとりで留守番をしていると、ナゼかその子の腕がもげ落ちてしまう。
まずこの辺で荒唐無稽がすぎるんだけど、とにかく取れちゃう。読んでるこっちは子供なもんで、ビックリしながら細かいことは気にせず読み進めちゃう。
両手がもげると、今度は足ももげ落ちて身動きが取れなくなってしまう。
するとノドが乾いて水が飲みたくなるのだが、どうするのかというと、そのままトイレにズッて行って便器の水を飲むんだな。当時は和式が普通だったから。
そして、いよいよ空腹になると、部屋に出て来たコオロギかなんかをそのまま口に入れて食べてしまう。
もうこのクダリが子供にはショックでネェ。
その後、どうやって話が終わるかはサッパリ覚えていない。もう虫を食うのがショックで…。
昔は独創性に富んだ変なマンガがたくさんあった。
    
さて、犬神サアカス團。
今回もプロレス入場を果たし、ステージに4人が上がった。

90犬神明

100v明兄さんはNATAL。
今日はアッシュでブラック・スウォール・フィニッシュ。

110犬神ジン

120vジン兄はEDEN。
おなじみのスピーカー・キャビネットはD410XST。名器だよ。重いけど。

130vヘッドはWTP-600。

140犬神情次2号

150v情次さんは大愛用のMarshall JCM800 2203と1960A。

160vそして、犬神凶子。

170v元天井桟敷の昭和精吾さんの口上と共に始まる『地獄の子守唄』。
CD通りに進めるワケだからセットリストはカンタン。

1801曲目は「あんたは豚だ」。

200v犬神サアカス團得意の「語り」タイプの曲。
カッコいいな~。
コレ、凶子姉さんの声がピッタリだ。

1901曲終わったところで凶子姉さんのごあいさつ。
「今日も酸欠になるかも知れないので皆さんも気をつけてください」
そうなの、もう超満員!
「人の吐いた息を吸って、その吸った息を吐いて、その吐いた息をまた吸って」…犬神サアカス團の歌に出てきそうじゃん?そんな状態よ。
3502曲目は「廃墟の街」。
センチメンタルなワルツ。

210v私は今日も高い脚立の上で身動きひとつできずにシャッターを切っております!
よってどうしても似たカットが多くなっちゃうのはご愛敬。
いつか武道館で犬神を撮ってみたいナァ。
みんなで応援しよう!

2203曲目は「常世の蟲」。

230洋楽では絶対に、永久に聴くことがないであろうメロディ。
転調するところがカッコいいね。
ジョニーちゃんの作品。

240v「1時間の上演時間なのでサッサと演っていきます」という凶子さんの言葉通りサッサとショウはアルバムの収録順に進んでいく。
5曲目は「青蛾の群」。
美しいバラードのワルツ。

250続く「基準停止装置」はまた語りナンバー
「♪あなたが放尿した電柱が恋しくて一滴残らず舐めほしました」…って誰だ?こんな歌詞書いてんのは?!
また明兄さんか?…と思ったら、凶子姉さんだわ、コレ。

260アルバムでは前の曲と組曲みたいにして始まる次の曲は「夜が終わっちまう前に」。
今回のステージではMCをはさんでつないだ。
「次の曲盛り上がっていくぞ~!」
純和風の4/4と2/4を組み合わせたリフがカッコいい。
でも、コレで盛り上がれるのかッ?!
「♪新宿の裏通りにあるスナックの入り口にしゃがみ込んでゲロを吐いているのが それが現在の私」…と凶子さんが叫ぶようにして歌うパートがあるでしょ?
この曲の聴かせどころでもあるんだけど…。
コレね~、どこかで同じ周波数のシーンを体験してるな~と思ったんだけど、どうしても思い出せない。「新宿のゲロ」のことじゃないよ、曲のことね。
そして、考えに考えたあげく、とうとう思い出した。
それは、Andrew Lloyd Webberのミュージカル『Sunset Boulevard(サンセット大通り)』の「Salome」というシークエンス。
『サンセット大通り』についてはココに記したことがあるので重複は避けるが、私が持っているオリジナル・ブロ―ウェイ・キャスト盤のGlenn Closeに比肩し得る凶子さんの熱演がスゴイ。
この曲、犬神サアカス團の(この時代だから犬神サーカス団か)代表曲って言っていいんじゃない?
音楽に期待する「毒」がふんだんに盛り込まれている。
作者はマエストロ、犬神明。

270vサクサク続ける収録曲。
これまた超和風、エンヤトットの「黒髪」。

290vそして、キラーチューンのひとつ「白痴」。
今回は『地獄の子守唄』の完全再現ということで、原曲通りのテンポで演奏した。
「♪どうでもいいことをワザワザ難しく語りやがって!」…か。
この曲を聴くといつも自分を戒めるんですわ、ハイ。

1_img_0285 直後のMC。
「メッチャ遅い!最近この曲を演ってて呂律が回らなくていつか歌えなくなっちゃうんじゃないかと心配したんだけど、テンポが早いだけだったのね!」
とマジでうれしそうな凶子姉さん。
あのね、このぐらいのテンポでも十二分にカッコいいですよ。
素材がいいからどんなテンポでもOK。

300「基準停止線の網目」、「鬼火」とつなげる。
ところで、犬神サアカス團のステージではおなじみの赤い幟。
6つの〇に△がひとつ、それに「た」…あ、コレは『七人の侍』だ。
「狗餓身稲荷」と「女殺火箸地獄」っていうヤツ。
この「女殺火箸地獄」の方、古くからの犬神ファンならご存知なんだろうけど、明兄さんからコレにまつわるイヤな話を聞いてショックを受けた。
同時にすごく興味を持って私的取材を敢行した。
次回のレポートの時にその内容を掲載するつもり。
ま、例によって本題からハズれた変な内容だけど。知らない人はお楽しみに!

1_img_0071_2 ココで「思い出の楽器コーナー」。
アルバム録音当時の楽器を振り返ってみようというトークね。
「そのベースはレコーディングで使ったの?」

310v「レコーディングする時に失業保険で買ったんですよ!ボクのベースの中で一番高いヤツなんです」

320「ドラムスのこともしゃべれば?」と凶子姉さんにフラれる明兄さん。
「そうだね~、当時のモノはもう一切ない!」
すると凶子さんが「今はナタールだもんね!」と言ってくれたよ。
うれしいじゃないの。
「NATAL」というブランド名が刻一刻と普及してる。
日本語のウェブサイトもないっていうのによ!
時期を見て取り組みますからね。
今日のところは、犬っさん、犬っ子さん、「NATAL(ナタ―ル)」という名前だけ憶えといてね。
「明兄さんのドラムスは『ナタール』っていうんだけど、すごくいいんだって!」…というのを口癖にしてください。

330今日は酸素が行き届いているようで、笑いの絶えない凶子姉さん。

340残りは3曲。

1_img_0070 ヘヴィにそしてロマンチックに「灯蛾」。
コーラスの最後の2小節のメロディがスゴイな。
マァね、私なんかコレよ。
照明の当たるところへのみレンズを向けてシャッターを切り続ける。明かりがないと写真は撮れないからね。
実はマジで「ああ、何のことはない、カメラマンって街灯に群がる夏の虫と同じだな」と常々思ってた。

360vこれまたヘヴィなワルツで「路上」。
ドラマチックな展開が素晴らしい。

370そして最後は今でも時折演奏しているアルバムのタイトル・チューン「地獄の子守唄」。
サビのメロディは秀逸だ。

380このアルバム、こうして聴くとスゴイね。
「日本のロックのクリエイティビティ」みたいなものが存分に盛り込まれている。
試しに『地獄の子守唄』の直後にThe Beach Boysの『Pet Sounds』を聴いてみた。
この落差がどういう効果をもたらすか…何ともなかったよ。
名作はどれもテンションが同じということか?

390v犬神さんがグッズも魅力的だわね。
凶子さんの可愛いこと!
この頃は「目玉飛び出す」だの「腐乱した死体」だの「死ねばいい」だのなんて歌を歌うなんて夢にも思ってなかったのでしょうね。
それが今ではこんなにカッコいいシンガーになって!
「カッコいい」ということの意味のひとつは「替えがきかない」ということだ。覚えておこう。

400先月同じ場所で演じた『怪談 首つりの森』がもうDVDになってる。
マメなのよ、犬神さんは。
だから、客層も回転して、「伝承」がうまくいっているのだ。

410アンコール。
凶子姉さんからニュー・アルバムをリリースすることが発表された。

295凶子姉さんが手にしているのはコレ。
レコ発ツアーも決定している。

1_2img_4454_2アンコールに選んだ1曲は「白痴」。
今度は現在のテンポでブッ飛ばした!

1_img_0077 グワァァァ、は、早い!
ホンマか!

430今回も思いっきり盛り上がりました~!
  
犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁

440

<<<NATAL NEWS>>>
NATALのドラム・キットが叩けるスタジオ、高田馬場のバズーカスタジオに新しい仲間が増えました。
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居合わせたドラマーにチョット叩いてもらったんだけど、何たる音ヌケ!そして深い!
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1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

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(一部敬称略 2017年7月26日 神楽坂TRASH UP!!にて撮影)

 

2017年9月12日 (火)

MURO FESTIVAL 2017 <後編>~MAGIC OF LiFE

  
さて、昨日のレポートに記した通り、今年のMURO FESTIVALは従来とは場所を変えての開催となった。
下の写真は昨年までの開催地となっていた「東京晴海客船ターミナル」。

10_2MUROフェスには過去に数回お邪魔させてもらっているが、何しろ「暑い!」という印象が強いわ~。

20_2代わって今年のMUROフェスの会場はお台場。
暑いのを十分覚悟の上で出かけたんだけど…ハラ?
昨日も書いが、かなり蒸し暑いにしろ比較的薄曇りで、「死ぬほど暑い!」ということはほぼなかった。
助かるわ~。

30_2遠くに臨む東京ビッグサイト。
今回の会場も海辺の景観が心地よい。
私が子供の頃はこの周辺は全部海だった。
徳川家康が東京湾の埋め立てを始めて以来、まだ埋め立て続けているんだからスゴイ。

35会場の入り口。

40_2会場のロケーションが変わっても、たくさんの人と若モノの熱気はまったく変わりない。
60_2ステージ・トラックが2台セットされているのもいつも通り。

50_2場内には色々な設備が用意されている。

70ココはグッズ村。

80売店も充実。

90_2立体的だった晴海の会場もおもしろかったけど、こうしてシンプルに一面に広がる会場もいいね。
何と言っても階段の上り下りをしないので助かる。
最近はヒザが…。

1002つのトラック・ステージの他にも会場の奥に張られたテント内にもうひとつステージが設けられ、常時たくさんの人でにぎわっていた。
この中はさすがに暑いぞ。入らなかったけど…。

110_2場内はステージにかぶりついている子、ノンビリとヒイキのバンドの出番を待つ子、フェス特有の光景。
ホントにカンカン照りでなくてヨカッタ。
エエイ!蒸し暑いのぐらいガマンしろい!

120_2今度、こういうの真冬にやったらどうなの?
涼しくていいぞ~。
どんなに飲んだって酔っぱらわないし。
ところがね、コレは観る方ではなくて、演る方に問題が起きてしまってできないんじゃないかしら?
寒くて演奏ができない恐れがあるの。
私、25年ぐらい前に妙高高原で、毎年開催される「スキー供養」というイベントにバンドで呼ばれて、ギターを弾いたことがあった。
気温は氷点下。
現場は酒どころの新潟。
しかし、いくら日本酒をあおったところで芯から冷えた身体は一向に温まらない。
もう指がかじかんじゃってロクに動かないし、シンガーの「ズズズ」という鼻水をすする音をマイクが拾ってしまう。
ドラマーだって厚着をしているので、動きがやたら鈍くなってしまうのだ。
それでも目の前で不要になったスキー板をゴーゴーと燃やす光景はなかなかのものだった。
どう、冬に開催する「氷室フェス」って?

130_2さて、次のバンドの登場を待つ皆さん。

140_2MAGIC OF LiFEだ~!

150高津戸信幸

160v山下拓実

170v_2渡辺雄司

180v岡田翔太朗

190v_2翔太朗くんもNATAL。
メイプルのキット。美しいフィニッシュはシー・スパークル。

200_2オープ二ングは「はじまりの日々」。
先週リリースしたニューアルバム『Niemeyer』からのチョイス。

210ん~、いい曲だ!
アタマの「♪はじまりはいつの日も」の2小節のメロディでガッとつかまれること必至。
いい曲ってそんなもんだ。

220イントロから暴れまくる翔太朗くんのドラム。
この疾走感がタマらないね~。
間奏の後のバックのスネアのプレイはスゴイよ。

230vそれとね、エンディングがいいんだよ。
やさしく魅力的なメロディを竹を割ったようなアレンジで聴かせるMOLの新しいキラー・チューンだ。

240続いてはおなじみの「弱虫な炎」。

310続けて演奏されるドライビング・チューン。
2曲目とは思えない盛り上がりよう!

260v_2この曲でも疾駆する翔太朗くんのドラミングが気持ちいい~!
NATALの音もバッチリだ!

270_2まだまだ続く濃いナンバー。

280vこれまた盛り上がること必至の「呼吸」。
290_2翔太朗くんも「♪オッオッオッ!」。
コレも好きな曲。

300「呼吸」というタイトルがどうも曲に結びつかない所がまたいい。
私の場合、「呼吸」を聴くとThe Darknessの「Givin' Up」という曲を思い出してしまうことはお許しいただきたい。
320_3「楽しんでますか?MUROフェス好きですか?」
ココで高津戸さんのMC。
「オレらがやって来たことは何ひとつ間違えてなかったと思っています。純粋でみんな音楽でつながってる。
『奇跡』なんて軽々しく言いたくないけど、コレも奇跡だよね。人生が『素晴らしい』と思える瞬間がある」
そして…
「かけがえのない一日にしましょう!『命の魔法』という意味で『MAGIC OF LiFE』です!」

250vコレも必ずライブで取り上げられる1曲…「夜空のBGM」。

330_2そして、最後は『Niemeyer』から1曲。
「線香花火」をジックリとプレイしてステージを降りた。

340v_2

350v_2

360v

370vコレがニューアルバム、『Niemeyer』。
「Niemeyer」ってなんだろう。Music MeyerはドイツのMarshallの輸入販売代理店なんだけどね。
調べてみると、「オスカー・ニーマイヤー」というブラジルの高名な建築家がいるようだけど…まさかネェ。
今度、翔太朗くんに会った時に教えてもらおう。
今度会うのはいつだったっかな~…っと、9月24日。
渋谷のQuattroだな。
そうMAGIC OF LiFEはこの渋谷Quattroを皮切りに全国8か所を巡るレコ発ツアーに出る。
楽しみだ!
皆さん、MOLの音楽と共にNATALサウンドも十分に味わって来て!
  

MAGIC OF LiFEの詳しい情報はコチラ⇒official web site

380cdMUROフェス、来年も楽しみにしています!

390_2 

  

<<<NATAL NEWS>>>
NATALのドラム・キットが叩けるスタジオ、高田馬場のバズーカスタジオに新しい仲間が増えました。
それは14" x 6.5"のスチール・スネア・ドラム。
コレね。
見た瞬間、「オオ~!」っと声を出したくなるようなたたずまい。
実にゴージャスじゃあ~りませんか!
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1_3img_4207パーツはすべて「ブラッシュト・ニッケル(Brushed Nickel)」という仕様。
新型のスネア・スロー(Snare Throw)の感触も実にいい感じ。

1_2img_4208カ~!
居合わせたドラマーにチョット叩いてもらったんだけど、何たる音ヌケ!そして深い!
こりゃアンサンブルの中でもクッキリ音像が浮かび上がってくるのは間違いないな。
自分がドラマーだったら欲しいわ~。
  

1_2img_4212

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★上記のスネア・ドラムだけでなく、NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。
ドラマーの皆さん「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
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(一部敬称略 2017年7月23日 台場MURO FESTIVAL 2017特設会場にて撮影)

2017年9月11日 (月)

MURO FESTIVAL 2017 <前編>~グッドモーニングアメリカ

 

金ちゃんの声帯ポリープの手術のために約3ヶ月の間ライブ活動を休止していたグッドモーニングアメリカ。
下はその休止期間中のメンバーのようすが描かれたポスター。
幸一ちゃんはソバ打ち職人と工事現場の交通整理。メッチャ真剣に取り組んでいるぞ。
たなちゃんは強火を駆使する中華料理のコックと消防士。チャンと「ファイヤー!」と叫びながら仕事してる。
ペギちゃんは新聞配達とボール・ボーイ。オシャレなペギちゃんらしく首にしっかりマフラーを巻いてる。
金ちゃんが病魔と闘っている間、メンバーそれぞれこうして過ごしていたワケだ。
泣ける~。
メチャクチャいいセンスだナァ。
外人がコレを見たら、ソバ打ちと新聞配達は何をしているんだろうと思うんじゃん?
それにしても、友達っていいもんだ。
メンバーの協力もあっていよいよ金ちゃんが無事復帰し、グッドモーニングアメリカが活動を再開した!

10夕闇迫るお台場。

20ココはMURO FESTIVALの会場。
今回は従来とは異なる場所での開催。しかも2日にわたるプログラムが組まれた。

30そして、初日のトリとして大興奮の観客の前にグッドモーニングアメリカの4人は姿を現した。

140記念すべき復帰第1弾のステージの冒頭に選ばれた曲は「未来へのスパイラル」!

60金廣信吾

70v渡辺幸一

80v幸一ちゃんはMarshall JVM210H。

90たなしん

430v_2ペギ

110vペギちゃんのキットはNATALのメイプル。
フィニッシュはシルバー・スパークル。

110バスドラムは24"。
ペダルもNATALだ。

120そして、ペギちゃんのお気に入りのスネア・ドラム。
コレもNATAL。
素材はアルミニウム。
すごいんだよ、コレ。鋭くも分厚いサウンドが容赦なく飛び出してくる。

130初っ端の「♪お~~お~おお」で会場はもう大爆発!
金ちゃんの声だ~!
「帰ってきたんだな~」…私もすごいホーム感でちょっとホロっときちゃった!

150v水を得た魚とはこのことじゃないの?
みんなイキイキとしてプレイしてる。

160気になったのはコレ。
ペギちゃんのカーディガン。
この日は薄曇りで死ぬほど暑いワケではなかったし、日が落ちてチョット涼しくもあった。
でも、ステージに上がって暴れたらどうせ汗みどろになることはわかっている…じゃない?
暑くなって脱ぐのがわかっているのにわざわざカーディガンを着て出て来るペギちゃん。
噺家の羽織と同じってこと?
最初のポスターのマフラーと同じでペギちゃんってオシャレおしゃれなんだよね。

170v誰にも止めることができないような勢いで2曲目で突入。

180これまたおなじみの「アブラカタブラ」。

190v人気曲の連続に大興奮を隠せない観客の前でシャープなソロを聴かせる幸一ちゃん!
420それを気迫のこのったプレイでプッシュするペギちゃん。
まだカーディガンを着てる。

210vココで幸一ちゃんからごあいさつ。
「グッドモーニングアメリカです!マジで最高の景色です!今日のこの日をメチャクチャ楽しみにしていました!」

230「今日初めて会う人もまた必ずどこかでお会いしましょう!いきますよ~!」…たなちゃんは「ファイヤ~!」をバッチりキメて見せた。

240vペギちゃんのハイハットによるカウントからブッ放したのは「言葉にならない」。
ハイ、脱いだ。
280このあたりでクラウド・サーフィンが始まっちゃう。
オジサンは要注意だ。

250「♪ことばにならない」…3ヶ月のブランクなどまったく感じさせないパワーと繊細さに満ちた金ちゃんの歌声。

260vその金ちゃんを思い切りバック・アップしようとしている…と言いたいところなんだけど…

2703か月ぶりに4人が集まって演奏することを存分に楽しんでる…って感じ?

2_img_0158 要するにいつものグドモ。
グッドモーニングアメリカが帰って来たということだ!

290今日はいくら復帰後初の記念すべきステージとはいえ、持ち時間が短い。

300v…ってんで濃い~選曲となっていて、4曲には「コピペ」を出してきたよん。

310vもう最後の曲!
「そして今宵は語り合おう」をプレイ。315今回は本当に短い時間ではあったけれど、4人の楽しそうな熱演を久しぶりに目の当たりにして、何かこう、グッドモーニングアメリカの音楽以外のモノを見たような気がしたな。

330

340v

350v

380vもちろん、最後のお辞儀も以前のままだった。

390さて、こうして無事に活動を再開させたグッドモーニングアメリカ。
さっそく忙しい。
10月4日にはニューアルバム『502号室のシリウス』をリリースする。

Cdg そしてその翌月の11月11日には地元八王子でグドモ主催のイベント『八王子天狗祭 ~2017~』が開催される。
コレも楽しみだね。
  
『八王子天狗祭 ~2017~』の詳しい情報はコチラ⇒特設公式ウェブサイト

396flさて、MUROフェス。
初日のトリだからして、アンコールに応えた。
「今日みんなとこの時間をいっしょに過ごせて幸せでした!オレは欲張りだからもうチョットやってもいいですか?」

220v…と、「半径30cmの中を知らない」をプレイ。

320_2 お客さんの興奮はとてもコレだけでは収まらず…

450もう1曲、4人は「空ばかり見ていた」を演奏し始めた。
すると、両手を上げてゲストがステージに飛びこんで来た!
400MUROフェスの主宰者ムロちゃん!
2_img_02715人で「空」を演奏してグドモのステージは終了。
完全復活おめでとう、グッドモーニングアメリカ!

2_img_0177

200

100v_2

440ステージにひとり残るムロちゃん。

1_img_0247_3 「今年は2デイズになりました。
ライブハウスから始まったこのイベントも今回で6年目です」…

460v「どこまで行けるかわかりませんが、これからもがんばります!」

1_img_0255 …とムロちゃん独特のスピーチに大歓声が浴びせられMURO FESTIVAL 2017の初日が終了した。

470<後編>につづく

  

<<<NATAL NEWS>>>
NATALのドラム・キットが叩けるスタジオ、高田馬場のバズーカスタジオに新しい仲間が増えました。
それは14" x 6.5"のスチール・スネア・ドラム。
コレね。
見た瞬間、「オオ~!」っと声を出したくなるようなたたずまい。
実にゴージャスじゃあ~りませんか!
普通のスチールとは異なりチョット黒味がかっている。

1_3img_4207パーツはすべて「ブラッシュト・ニッケル(Brushed Nickel)」という仕様。
新型のスネア・スロー(Snare Throw)の感触も実にいい感じ。

1_2img_4208カ~!
居合わせたドラマーにチョット叩いてもらったんだけど、何たる音ヌケ!そして深い!
こりゃアンサンブルの中でもクッキリ音像が浮かび上がってくるのは間違いないな。
自分がドラマーだったら欲しいわ~。
  

1_2img_4212

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★上記のスネア・ドラムだけでなく、NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。
ドラマーの皆さん「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。

 

(一部敬称略 2017年7月22日 台場MURO FESTIVAL 2017特設会場にて撮影)

2017年9月 8日 (金)

MMM…(ムムム…)

  
SEO対策のカケラも感じさせないこのタイトル!
一体どういうことかと先にタネを明かしておくと、この3つの「M」は…
  
MASHA…
20vMakabe…
30vMarshall…

Mar_logo  …の「M」。
そんだけ。
「住友」でも「ヘパリーゼ」でも何でもない。  
7月の末に「Polyphonics」なるMashaくんのトリオと、「Y.M.N」なる真壁くんのトリオのダブル・ヘッドライナーのライブがあったのだ。
今日はそのレポート。
シュレッド・マニアには「ムムム!」の企画なんじゃないの?

10マァ~、それにしてもこの人たち…ホントにギター好きだよね~。
そもそも名前からして気合いが入ってる。
「MASHA」はほとんど「Marshall」と同じだし、「マーシャルの壁」略して「マ壁」だし。
「もしこの世からギターが無くなったらどうする?」と訊かれると「すぐに死んでしまいます!」とか答えながらも、ま、死なないだろうな。
ギターの代わりに手芸でも料理でも、きっと代わりに熱中できるモノを探して来て、その道の達人になるに違いない。
私が夢中になってギターを練習していた時代と違って、学校や教材が普及してメソッドが確立された昨今、目も覚めるような速弾きをすることはまったく珍しいものではなくなってしまったのは「皮肉」としか言いようがないが、それでも、人並み外れた努力と時間を惜しまずには体得できない特殊技能が「シュレッディング」だ。
今の人たちが気の毒なのは、そうした高度な技術の習得がスタート・ラインで、勝負のしどころがその先にあるということだ。
「速弾き」ということだけでチヤホヤされる時代はとっくに終わっちゃったからね。
東大を意気揚々と卒業して財務省に入ったところまではいいけど、同期全員が東大を出ていたと言えばわかりやすいか?
で、勝負のしどころは何かというと、「いかに自分だけの魅力的な音楽を創作するか」という、いつの時代も音楽家につきまとう当たり前の話。
簡単に言えば「オリジナル曲の良し悪し」ということにならざるを得ない。
ロックの場合、器楽演奏の高い技術を習得するよりも、そっち方がはるかにムズカシイと思う。
で、それなりのアウトプットをするためには、その何倍ものインプットをしなければならない。
それには膨大な時間を要する。
要するに「仕込みの早さ」というヤツ。
だから、若い人たちにはイングヴェイだけじゃなくてクラシックから民族音楽まで色んな音楽を一刻も早く聴くことをススメている。
ま、大きなお世話なんだけど。
イヤね、若い感性と高い演奏技術を絡めたスリリングで独創的な音楽が聴きたいと思っているだけなのよ。
いくら「スタイル」とはいえ、メタルならメタル、J-POP系ならJ-POP系、ハッキリ言って皆さんどこへ行ってもみんな同じなんだもん!
  
さて、そんな状況を打破する志を持っていると私が信じている2人の若手ギタリストのイベントは『Technical Ecstasy』と名付けられた。
Black Sabbathか…。
持っていないのかと思い込み、さして好きでもないのに勘違いして同じのを2枚買ってしまったアルバム。
最近こういうのが多くなってきて困る。
「ジャケ買い」ではなくて「ボケ買い」だ。
ま、このケースは片方は紙ジャケということで自分を許す。
しかし…このジャケット、本当に色校をやったのかな?
プラケースの方は国内盤。紙ジャケはイギリス盤。
バージョンが異なるのではないかと思うほどの差がある。
デザインはいいよね。
Hipgnosisだから。
久しぶりに聴くとSabbathもなかなかいいもんだ…でもナンダ、これ?
国内盤とイギリス盤では音も全く違うじゃん?
普段はかなり古いジャズの音源なども耳にしているので、音質にはさほどこだわらない方なのだが、こりゃイギリス盤を聴いちゃった後は国内盤を聴けないね!
ジャケットには書いていないけど、イギリス盤の方はリマスターされてるのかな?…と思ってインナー・スリーヴを読もうとしたけど、老眼で小さい字が読めん!

1_img_0889MASHAくんと真壁くん(以下、「雄太」)はとても仲良し。
それを象徴しているかのように、ステージにはふたりのMarshallが仲良さそうにセットされた。
ギターまでチョコんと並んでカワイイな。

40MASHAくんはJCM800 2203と1960B。

50v足元のようす。
今日はMarshallの歪み系ペダル、BluesbreakerII(BB2)は入っていない。
ナゼならアンプが自分のMarshallだから。
アウェイで自分のアンプが使いえないときにMarshall感をアップさせる時にBB2を使うのだ。
60ご参考…コレは別の現場で使われていた実際のMASHAくんのBB2。

380 雄太くんも愛用の2555X Silver Jubileeのハーフ・スタック。

70vコチラは雄太くんの足元。
なんだかMASHAくんのとよく似てるな~。

80出番は雄太くんのY.M.Nが先行。
バンドのメンバーは真壁雄太がギター。
ベースがNOS、ドラムが弓田"Yumi"秀明という布陣だった。

90v1曲目は「Dog Star」という曲。
George Clinton…え、ジョージ・クリントン?じゃ、なんでオムツ付けて来ないの?

100v続いてはCharさんの「Rainbow Shoes」。

110v「昨日までTORNADO-GRENADOやってました!」
そう、行かれなかったんだけど、この前日がラスト・コンサートだったの。
「メンバーの中で誰よりも早くスタート・ダッシュを切りたいということで今日やっちゃいました!」
ホントに早いわ~…ってんで次はF1。こっちは「速い」ね。
T-SQUAREの「TRUTH」。
安藤さんって大学のクラブの先輩でね。
在学中にジャズ・ギターのコンテストに出たんだって。そしたら審査をした著名なジャズ評論家から「キミ、明日からプロで十分やっていけるよ」と評価された。
今と違って、当時はプロとアマの差がハッキリしていたからね。
安藤さんのストレート・アヘッドなジャズって聴いてみたいな。
そのプレイはJim Hallのようでもあり、Wes Montgomeryのようでもあったらしい。

120ここまでものスゴイ選曲でやってきたけど、次は雄太くんのオリジナル。
待ってました!
まずは「APOCALYPSE」。

130v今年1月に雄太くんの母校、尚美ミュージックカレッジで開催された「Marshallスクール」の時にも演奏した曲・
その時のレポートはコチラ
私、こういうお仕事お待ちしてます。

260v_2 これは「APOCALYPSE」を収録した雄太くんの2曲入りCD『MAKABERHYTHM』。
もちろんタイトルの「真壁リズム」は「マキャベリズム」に引っ掛けてある。
「マキャベリズム」とはイタリアの思想家、ニコロ・マキャベリが提唱した、「どんな手段や非道徳的な行為も、結果として国家の利益を増進させるのであれば許される」という考え方。
そこから、「単に目的達成のためには手段を選ばないやり方」を指す、いわゆる「権謀術数主義」というヤツ。
まさに今の日本の世情に警鐘を鳴らす社会的問題作ではないか!ん~、さすが真壁。
ジャケットを見よ!
コレは「丸に橘」か?
雄太くんはこの家紋でオリジナルのピックも作っていた。
で、ココで脱線。
「真壁」で脱線。

140cd「真壁」といえば誰が何と言おうと私はコレ。
1958年の黒澤明の『隠し砦の三悪人』。

150vも~、好きで好きで…。
初めて見たのは高校の時。
新小岩の第一劇場で、『用心棒』と『椿三十郎』と狂気の3本立てだった。
どういう順番で観たのかは覚えていないが、何しろ最後はもう尻が痛くて痛くて!
そりゃそうだ、3本合わせた上映時間は345分。すなわち6時間弱。
飛行機だったらロンドン・ヒースローまでの半分ぐらいまで行けちゃう。
でも、どれも面白かったナァ。
『用心棒』ももちろん最高なんだけど、この『隠し砦の三悪人』はもう日本映画のスケールを完全にはみ出して、超上質のハリウッド製アクション映画を軽く凌駕する面白さだった。
準主役の藤原釜足と千秋実が『スター・ウォーズ』のR2D2とC-3POのモデルになっていることはあまりにも有名だ。
その後、何度か映画館で観て、DVDが出たらすぐにゲットしたわ。
今でも時々観ているし、今日もこの後観ちゃうかも。

160これはロンドンのチャリングクロス・ロードにある新古書籍店で買った英語字幕入りの同作。
英語でのタイトルは『The Hidden Fortress』という。
コレ、円がすごく高い時に買ってね、600円とかそんなもんじゃなかったかな?でも形式がヨーロッパと日本では異なるので一般のテレビで見ることはできない。
他に『七人の侍』と『用心棒』を買った。
何でそんなものを買ったかというと、英語の勉強のため。
飛行機の中でやっていた英語字幕付きの日本映画を観ていて気がついた。
小津か寅さんだったと思う。
実は、海外の映画で英語の音声を聞き、そこに当てられた日本語の字幕を見て勉強するより、言葉と意味の分かる日本語を聞いて、それがどう英語に訳されるかを見た方がインプットの量がはるかに多いのだ。
もちろんリスニングの練習にはならないけどね。
ご存知の通り、日本語と英語は語順が全く違うし、日本語は著しく視認性に富んでいるため、字幕を一息に見て意味を取ることができる。平均的な人で1秒間に6文字は軽く読めるらしい。
すると、どういうことが起きるかというと、まず真っ先に日本語を読んでしまう。
それから英語を聞くため、英文の中の最後の方の単語を字幕の日本語に当てはめる作業に終始してしまう。
コレだと勉強にならないんだよね。
ナゼかというと英語では文章の一番キモとなる動詞が最初の方に来ちゃうもんだから、日本語を読んでいる間にその一番肝心な部分を聞き逃してしまうのが普通で、さして練習にはならないのだ。
また、ご存知の通り、字幕の文章は上記を根拠に文字数に厳格な制限があるため、訳された英語は、必然的に簡略で最も実用的な文章にしなければならないので、ネイティブたちが日常的に使う表現が多用される。
加えて、そのことによってや彼らの思考の筋道みたいなものが見えて来るのだ。
「あ、この日本語は英語でこう言えばいいのか!」と目からウロコが何枚も落ちる。
ネェ、ピート、いい考察でしょ?
…といいたいところだけど、全然やっとらんわ。
それより、一旦観始めると、何回観てもその面白すぎる内容に引き込まれてしまって英語の字幕なんか忘れちゃうのよ!

170さて、ナゼこれが雄太くんかというと、三船敏郎が演ずる主人公の名前が「真壁六郎太」というのだ。
だから新しいバンドが出来たら名前は「六郎太」にすればいいじゃん!って言ってやった。
真壁という姓は常陸国(今の茨城)は真壁郡に栄えた武家だったそうだ。
調べてみると、確かに家紋のひとつに「丸に橘」があった。
本当は映画の内容についてもっと書きたいところなのだが、これから観る人のためにガマンしとくね。
雄太くんにこの映画のことを教えてあげたところ、翌日すぐにTSUTAYAで借りて観たそうだ。
「メッチャ、おもしろかったです!もっと教えてください!」ってワザワザ電話してきたわ。180コレが真壁六郎太。

190そして、こっちが真壁雄太。
ソックリだな!

200vさて、曲はもうひとつ『MAKABERHYTHM』から「Exceed」。
コレも尚美さんの時に披露したインスト曲。
面白いのはね、こういうインスト曲を演ると、メインのメロディが歌のメロディになっていること。
ま、コレは当たり前の手法なんだけどね。
「ヘヴィ」だ、「メタル」だ、という言葉は世代を超えてつながっていても、今の若い人たちが作る曲に出て来るメロディって、70年代のハードロックで育った我々の世代の耳の中にはない旋律なんだよね。
我々の世代で言うと、どちらかと言えば「歌謡曲」の部類に入るメロディ。
良いとか悪いじゃないんですよ。時代はドンドン変わっていくから。
そういうタイプのメロディが歌の代わりにギターで奏でられると…チョット変な感じがするんだよな~。

210雄太くんが敬愛するPaul Gilbertの「Scarified」。
もうすぐMr.BIG来るね~。
Paulはナント1959を使う予定だよ。
どんなサウンドになるか楽しみだ!

220vそして最後はRUSHの「YYZ」にチャレンジ!
六郎太の底抜けに明るいステージはこれにてお開き。
 
真壁雄太の詳しい情報はコチラ⇒Twitter230続いてステージに上がったのはMashaくんのPoliphonics。

240vPolyphonicsもトリオ編成。
ギターはMASHA。
ベースはSilexの同僚、hibiki。そして、ドラムはFUMIYAという編成。

250MASHAくんの方は1曲目にAndy Timmonsの「Super '70s」。

260v続いては…やっぱりYngwieなのね!…「Blitzkrieg」
blitzkriegとは「電撃戦」という意味。
「blitz」で「電撃」なんだけど、イギリスで「The Blitz」ということになると意味が変わって来る。
1940年9月から1941年5月に渡って実行されたドイツ軍のロンドン大空襲のことだ。
映画『トミー』の冒頭のシーンね。
  
もう一回言っておきますが、Yngwie Malmsteenは「インギー」と呼ばれるのをイヤがっていました。
「オレの名前はイングヴェイだ。インギーとは呼ばないでくれ」…と私にハッキリ言っていた。
あ、私も「インギー、インギー」と呼んでいたワケではないですよ。そんな慇懃無礼なことはしません。
そもそも彼の音楽すら詳しくないし。
コレってもうMarshall Blogでもう何回書いたかな~。
それでもfacebookなんかで「インギー」って書かれていのを見ると、いかにMarshall Blogが読まれていないということがわかってとても悲しくなる。
青砥や寺田町あたりでイングヴェイとバッタリ行き会っても「インギー」って呼ばない方がいいですよ。

270vMASHAくんも2曲ほどオリジナル曲を披露した。
まずはLight Bringerの「It's Showdown」。
hibikiくんの曲。
Marshall GALAでも演奏してくれた曲。

280もう1曲は「What a Game!」。
こちらはMASHAくん作。

290v「次はムズかしい曲を演ります!」とMASHAくんが取り上げたのは「Hundreds of Thousands」。

300vまさに「数十万」の音符が会場を埋め尽くす!
Tony MacAlpineのナンバー。
以前、教則ビデオの仕事をしていた時ね~、この人のビデオってよく売れたんだよ~。

310Poliphonicの最後はRichie Kotzenの「Out Take」。
イヤ~、よく弾きましたな~。
MASHAくんのプレイは美しいよ。

320vさて、ノリにノッテるMASHAくんの本籍、Silex。
他のメタル・バンドとはチョット変わった色調でグングン人気をアップさせている。

330近頃セカンドCD『Everlasting Symphony』をリリースしたSilex。
間を空けずして新作をリリースした。
2016年のデビューと同時に発売され、大きな話題を呼んだ衝撃の第1弾シングル『Silent in Explosion』に最新のライブ・テイク2曲を加え全5曲入りのスペシャルエディションとしてよびがえったのだ!!
ノッてるわ~、Silex!

  
Silexの詳しい情報はコチラ⇒Silex official website

340cdしかし、真空管のギター・アンプの音ってのはやっぱりいいね。
2人とも愛用のMarshallで自由にのびのびと自分を表現する姿がとても頼もしかった。
なんかさ、「真空管が入ってる」ということで愛着も沸いてくるんだよね、不思議と。
「人間に近い」と言ったらもちろん言い過ぎなんだけど、音だけでなく、その存在があたたかい感じがする。
やっぱり人間の耳ってのはアナログだからね。
どうしたってアナログの音響機器の方がシックリくる。

2_img_0107「若いギタリスト」というと、問答無用で今流行のデジタル系アンプに喰いつきそうなイメージがあるけど、実は若い人って存外に従来型の真空管アンプを選んでくれる傾向があるんだよね。
今日の2人みたいなプレイをするギタリストはことさらその傾向が強い。
そして、そうした若いプレイヤーでも抜きんでた人たちはMarshallをチョイスするのだ。
  
またの機会を楽しみにしている。
次回は全曲オリジナルで…ね!

350v(一部敬称略 2017年7月31日 高円寺ショウボートにて撮影)

2017年9月 4日 (月)

横浜メタル地獄!! <後編>~ YOU-VAL♡メロン & Strange,Beautiful and Loud

    

『横浜メタル地獄!!』、2番手はおなじみStrange,Beautiful and Loud。10三宅庸介

20v山本征史

30v金光健司

40vステージに上がって三宅さんがいきなり奏でたのは…「君が代」。

50それに続けてのオープニング曲は定番の「if」。

60v誰かが押せば誰が引いて、時に誰かが押せば押し返す…当然のごとく三者が一体となったド迫力のアンサンブル。

702曲目に「murt'n akush」。
フフン?今日はこのパターンか。

90v5/4の印象的なリフが導く妖しくスリリングな音世界。

80v「if」、「murt'n akush」と強力なナンバーでアタマをガッチリと押さえこんだ。

100vSBLのステージと言えば、演奏だけでなく、やっぱり各人の楽器の音も大きな聴きどころだよね。
征史さんは今日もMarshall。

1101992 SUPER BASSと1960A。

120vフト、ヘッドを見やると「亜無亜危異」のタオルが…。
コレはこのステージの約ひと月前に亡くなった、征史さんが敬愛する逸見泰成さんを偲んでのこと。
アナーキー、高校の時にずいぶん流行って、普段ロックなど聴かないヤツも「♪団地のオバちゃん!」とか言って騒いでたな。
私はパンクについては今も昔も門外漢だが、デビューしたてのアナーキーを野音のイベントで観たことがあった。
The CLASHの「London's Calling」の日本語焼き直し版をあんなところ(天皇陛下のお住まいの近所)で歌詞も変えずに演奏したのには驚いたっけ。

130三宅さんのMC。
「こんばんは。『横浜メタル地獄』、ボクらは全然メタルではないんですけれど、時々出演させてもらっています。元はメタルだったかもしれません?」

2_img_0518 …とメタルではない「bloom」につなげた。

140ところで、もちろん三宅さんもMarshallね。

150JVM210Hと1960BV。

160vもちろん三宅さんは会場の状態に合わせてアンプのコントロールを綿密に設定する。
今回、使用しているバックラインもギターもペダル類も変わらないのだが、会場の規模や雰囲気がかなり違うせいか、すごくいつもとは異なるサウンドだった。210v「いつも」というのは、しょっちゅうMarshall Blogでレポートしている三宅さんのホームである三軒茶屋のGRAPEFRUIT MOONでの演奏を指している。
でも、いつもと違うのはギターよりもドラムスだった。
この記事をご覧になられている多くの方はご存知だとは思うが、SBLが普段使用しているドラム・キット、すなわち金光さんが叩いているドラムスはNATALであることが多い。
ところが今日はイベントということで全バンドともドラムスの持ち込みはなし。
したがって今日のSBLのドラム・サウンドはNATALではない。
金光さんのプレイはいつもと全く変わらないのに、ドラム・キットが変わるとこうも違うかね~?
ま、ナニを使っても同じだったらいくつものドラム・ブランドがあるワケないんだけど。
良し悪しではないよ。
好みの問題で、私はやっぱりNATALの方がいいな。
定点観測しているとこういうことが即座にわかる。
もうNATALのサウンドはSBLのドラムスのサウンドなのだ!

3_img_0087 4曲目はこれまたハードな「devil」…でもメタルじゃない。
複雑なリフは三宅さんの音楽がそこいらのロックとは一線を画していることを証明する。

165時折アイコンタクトをとりながら絶妙な呼吸で三宅さんのプレイをバックアップするリズム隊。
ドラムスの音は違えど、プレイの魂はいつも通り!

1705曲目は「ring」。

190この曲のイントロのカッコよさったらない…でもメタルではないよ。
「ring」なんて耳の肥えたロック・ファンなんかが聴いたらみんな大喜びすると思うんだけどな~。

180最近はこの曲で最後を締めくくrことが多い「virtue」。

200v中盤から展開する三宅さんの大インプロヴィゼーション・パート…この曲の最大の見どころであり、ステージのクライマックスでもある。

2_img_0386延々としゃべり、そして叫び続ける三宅さんの後ろにピタリついてプッシュし続ける征史さんと金光さん。

220vそうしたサマをステージの脇からうれしそうに見守る出番を終えたノンちゃん!
あのね、何年か前にDeep PurpleとYngwie Malmasteenがダブル・ヘッドライナーで日本に来たことがあったでしょう?
東京公演で、Yngiweが出演している時、ステージの袖でズッとそのパフォーマンスをうれしそうにニコニコしながら見ている金髪で長髪の外人がいたのね。
誰かと思って、チラリとその外人の顔を見たらSteve Morseだった!
その時のことを思い出したよ。

250終わりました~!
今日もすさまじい演奏でした。
あのね~、Marshall Blogを読んでいて、まだSBLのステージをご覧になっていない方はライブへ足を運んでみてはいかがですかね~?
特に次のような人におススメです。
1. 長い間いろんなロックを聴いてきて「やっぱオレは(私は)硬派なロックがいいな」と思っている人。
2. 「ありがとう」や「がんばれ」なんて歌っているぐらいなら歌無しのロックの方がいいと思っている人。
3. 「ナンカ、変わった、そこらロックとは違うロックが聴きたいな~」と思っている人。
4. ギター・オリエンテッドな音楽が好きなんだけど、ピロピロに辟易している人。
5. ドでかいギターの音を直に浴びたい人。
6. Marshallの魅力に浸かりたい人。
7. ストラトキャスターが好きな人。
8. 機材が大好きな若いギタリスト。ギターの音は機材だけではないということを教えてくれます。
9. Jimi Hendrixが好きな人(でもジミヘンの曲は演りません)。

  
そんな皆さんとStrange,Beautiful and Loudの爆音会場でお会いしましょう!
一回でいいから試しに観に来てみなってば!

230vStrange,Beautiful and Loudの詳しい情報はコチラ⇒三宅庸介facebook

240vトリを飾ったのはYOUさんのバンド。
YOUさんのバンドは拝見するたびにメンバーも名前も違うからな~!
今日は「YOU-VAL♡メロン」というトリオ。

260YOU

270v渡辺広志

280v長井VAL一郎

290vYOUさんもMarshallだよ。

300JCM2000のDSL100と1960A。

310v1曲目は「Romantic Brain」。

320ク~、コレコレ!
まるでCDを聴いているかのような正確極まりないプレイ。

330vしかし、ひとつひとつの音が実にイキイキとしていて、YOUさんの出した音が、自分から歌となっていくようだ。

340VALさんの折り目正しいドラミングがYOUさんのギターによくマッチする。
2曲目は「Flower」。

3503曲目は6/4拍子と5/4拍子が混ざっているのかな?
「Garden」という曲。
こうしたトリッキーな曲がまたいいんだよね~。
どんなに複雑な構造の曲でもまったくシレっとしてる。
そのせいで変拍子に気が付かない人も多いのではないかしらん?

360v渡辺さんはMarshall Blog初登場。
YOUさんの片腕だけあって、そんな複雑な曲も楽々と弾きこなしてしまう。

3704曲目はユッタリめの「My Sun」。
YOUさんが弾くメロディはすべてシングル・ノート。
和音はなし。ダブル・ストップすらない。
とにかくメロディを歌わせることを念頭に置いているかのように見える。
すさまじい集中力だ。

380ソロに至っては「オレが、オレが」的な?みたいな速弾きはまったくない。
とにかくメロディ第一。
ミス・トーンは皆無。
出す音にまったく迷いがなく、すべて「書き譜」のよう。
だから、時折どこからがアドリブ・ソロかがわからなくなるほどだ。

390vいつも通り曲と曲の間のMCはまったくなし。
曲が続いて5番目に演奏したのは「天使の誘惑」。
黛ジュンじゃないことは知っている。

400コレもスゴイ曲だナァ。
サビのフレーズが実に奇抜だし、意表をつくキメが大変スリリングだ。
そして、聴く者に展開を予想させない大サビのキャッチーなメロディがあまりにもウマく出来過ぎてるでしょう?
その意外性が「天使の誘惑」ということなのね?

410続けて「Ghost Song」。
この曲とすぐ前の「天使の誘惑」は以前拝見したステージでも取り上げていた。
コーラスの怪しいメロディと6/4拍子のポップなサビのメロディの対比が強烈で印象に残っていたのだ。

2_img_0619 7曲目は7/4拍子の「Desert Love」。
コレでひと区切り。

3_img_0159いつも通り最後に1曲を残したところでMC大会。

420イヤ~、おもしろかったな~。
私、コレ大好きなの。
ひと通りバンドのことについて話した後は「ひとり攻撃コーナー」!
今日のお相手はVALさん。
440どんな変拍子よりも、ディスコードよりも危険なYOU節。
YOUさんの話した内容をココに記すワケにはとてもいかないので、興味のある人には実際にライブに行って頂くより仕方ない。
会場にいた友人から「シゲさんの笑い声が一番大きかったですよ!」と後で言われてしまった。
だってホントにおもしろかったんだもん!
かつてGRAPEFRUIT MOONで三宅さんが生贄、イヤイヤ、話題になった時も大いに笑わせて頂きました、ハイ。

430あんな話をしていた人と同じ人が奏でているとは思えない美しい音色で「Green Green」という曲を演奏して出番を終了した。

450アンコール。
当日、これだけのギターの名手が揃ったので当然ジャム・セッションかと思いきやさにあらず。
YOUさんはこうおっしゃった。
「ギタリストが集まると必ずDeep PurpleとかJimi Hendrixのカバーを演るじゃないですか。
それでダラダラとソロを回し合って…そんなのモッタイないですよ。
どうせ演るんだったら3人の良さをを弾き出すような曲を今度ボクが作ってきますよ」
そうして頂くとありがたい。
今日はシンガーがいないので、「Burn」のリフを21回聴くことはないと思っていたが、「Stratus」ぐらいは出て来るのではないかとヒヤヒヤしてた。
私はYOUさんの考え方に大賛成ですわ。
もちろんこれだけの名手だからして、凡百な曲を取り上げても凡庸な演奏になることはないだろう。
でも私もモッタイないと思う。
そのYOUさんの曲を聴くのをとても楽しみにしている。
  
…ということでYOU-VAL♡メロンの3人の演奏で「Bionic Zone」で今回の『横浜メタル地獄!!』を締めくくった。

460v

470v

480Terra Rosaのリユニオン・ライブアルバム『TERRA ROSA LIVE FROM CODA』が大好評だ。
皆さんはもう聴いたかな?

  
YOUの詳しい情報はコチラ⇒You's Alien blog

490cd 弦とピックがこすれる熱が伝わってくるような島紀史の灼熱のMarshallサウンド。

500Jimi Hendrix直系のド迫力のMarshallサウンドを聴かせた三宅庸介。

510v プレシジョン・ベースとのコンビネーションで孤高のMarshallベースサウンドを鳴らした山本征史。

520まるでクラシックのヴァイオリン奏者のように正確無比かつ情熱的なMarshallサウンドで独自の音楽を構築した足立祐二。
   
四者四様、自分だけのMarshallサウンドを持つツワモノがオリジナリティあふれる音楽を聴かせてくれた夜。
横浜の「メタル地獄」は実は「Marshall天国」だった!
やっぱり真空管のアンプじゃないと天国には行けんな。

530v 今回は車で来てるのでトイレの心配はありません!

(一部敬称略 2017年7月8日 新横浜New Side Beachにて撮影)

2017年9月 1日 (金)

横浜メタル地獄!! <前編>~ CONCERTO MOON

 

スッゲ~久しぶりの新横浜。
前回も新横浜を訪れた目的はMarshall Blogの取材以外は考えられないのだが、いつ、誰の取材で来たのか思い出せない。
今回お邪魔したのは「New Side Beach」。前回と同じ会場ではあるが、名前が変わった。
それぐらい新横浜はご無沙汰だ。
でも、新横浜には強烈な思い出がある。
いつかも書いたことがあったが、CONCERTO MOONを観に来て、帰りに令文さんや三宅さんとイッパイやった時のこと。
気が付いたら終電が出た後の時刻だったが、ラッキーなことにダイヤが大幅に乱れていたおかげで、東神奈川で乗り継ぐ最後の京浜東北線に間に合った!…までは大変ヨカッタ。
ところが乗り換えた途端どうにもトイレに行きたくなってしまった。
しかし、乗っているのは最終電車。
ガマンも身体に悪いので、どこかの駅で降りてトイレに駆け込むのは簡単なのだが、そんなことをしてしまったら残された家までの道程はタクシーを使うことになってしまう。
しかし、ブラダー(膀胱)の状態としては、途中どこかでトイレに行かなければ絶対に最後まで持ちこたえられないことは火を見るより明らかだ。
幸いハコの中にいるのは私だけだし、相手は「小」だし、よっぽどその場で失礼しようかと思ったが、やはり理性がそれを許さない。
ってんで、極限までガマンして、どこかの駅で降りて用を足し、後はタクシーで帰ることに覚悟を決めた。
東神奈川→新子安→鶴見→川崎→蒲田→大森→大井町→品川…ウワ~この先まだ9駅もある!
もうダメだ~!
とうとう限界に達し、「田町」で降車。
「お客さん、コレ最終電車ですよ~!」…なんていう駅員の声を後にトイレに駆け込んでセーフ!
後は悠々とタクシーで家路に付いたとさ。
コレが私の新横浜の一番の思い出の「横浜トイレ地獄!!」だ。
  
今日はシリーズで展開しているイベント、『横浜メタル地獄!!』。
Marshall Blogには初めての登場…かな?
少なくとも今のマーブロになってからは初めてのハズだ。

10奇しくも出演は今日もコンチェルト・ムーン!…かと思ったら「コンサート・ムーン」だった!
あ、失礼…「O」が小さく入ってたわ!

20そのCONCERTO MOON、出番はトップ!

30総帥・島紀史

40v久世敦史

50中易繁治

60河塚篤史

70vそしてサポート参加のキーボーズ、BLINDMANから松井博樹。

75vノンちゃんは当然Marshall。

80今、このノンちゃんのMAJOR1967のサウンドが素晴らしすぎるとプロ・シュレッダーの間で評判だ。
つい2、3日前にもこの音を新宿で聴いてきたが、キャビネットを入れ替え、さらに張りのある元気の良い音になっていた。

90v久世ちゃんの「行くぜ~!」の叫びとともに…

110「Dream Chaser」でCOMCERTO MOONのステージは幕を開けた。

100続けて人気曲「Savior Never Cry」。

120v久世ちゃんの素晴らしい歌声と火の玉のようなノンちゃんのギターが迫りくる!
この日、歌入りのチームはCONCERTO MOONだけだったのよね。

1_img_0137MCでは「キーボーズは正式なメンバーではありませんが、このシリーズにお招き頂いてありがとうございます!バンドを休まないでヨカッタ。とてもいい状態です」とノンちゃんがお客さんにご挨拶。
「なつかしい曲を演ります」と次の曲を紹介した。

140「Cheating Fortune Teller」だ。
2003年の『Life on the Wire』からのチョイス。
15年前か…ブレないナァ、コンチェは!

170そんな過去のナンバーも完全に自家薬籠中のモノにしているリズム隊…といってもリズム隊の2人が加入してもう丸2年以上経っているのか…。
ウチのスタジオでアー写を撮ったのがもうずいぶん昔のようだ。

150v日本が誇る名門メタル・バンドの安定した名リズム隊だ!
河塚さん、今日も手際いいな~。
サクサクとドラミングを処理する姿はいつ見ても小気味よい。

160ここは「なつかし」のセクション。
続いて演奏したのは1998年のセカンドアルバム『Fragment of the Moon』から「Run to the Sky」。

2_img_0284 まださかのぼる!
今度はファースト・アルバム『From Father to Son』に収録されていた「Into the Fire」。
このアルバムもリリースされたのが1998年。
まだ久世ちゃんが生まれる前のことだ…それはないだろう。

190時間をいくら経ても、世代がどんなに変わっても、頑なに自分の突き進むべき道を進み続ける島紀史。
いつもその傍らにあるのはMarshallだ。
やっぱりホンモノの真空管が入ったギター・アンプがいいね。
2、3日前もあることががキッカケで、改めてそう思ったよ。
180久世ちゃんから「レコーディング中」であることが簡単に告げられ、サクサクと曲のコーナーを進める。
そのファースト・アルバムのタイトル曲「From Father to Son」。

210そして、グッと時代が下って「Black Flame」。
しかし、よく弾くな~、わかっちゃいるけど。
200vご覧の通り、この曲ではバック陣が鉄壁のフォーメーションを組む。
なかなかうまく撮れないんだけど、河塚さんもやってるのよ!

1_img_0100 松井さんも忙しいのにバッチリ仕込んで来たよ~。
BLINDMAN、今絶好調だからね~。
「ノッてる男」なのだ、マッちゃんは!

220vえ~、楽しい時間は過ぎるが早いものでございまして…あ、コレは私のMCね。
アっという間に最終セクション。
残り2曲は「死」シリーズを持ってきた。

230すなわち「Struggle to the Death」と最近作から「Between Life and Death」です。

250v全9曲というやや短い時間ながら日本のへヴィメタル・ミュージックの伝統と経過と現在を提示する中身の濃いステージだった。

260さて、コレがMCで久世ちゃんが触れていたCONCERTO MOONのニュー・アルバム『Tears of Messiah』。
全10曲入り。
キーボーズに岡垣JILL正志が参加している。
発売は10月25日。
楽しみだね!

240cdCONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

270v<後編>につづく

(一部敬称略 2017年7月8日 新横浜NEw Side Beachにて撮影)

2017年8月31日 (木)

Tagawa Station~夏のOver Drive

  
今日で8月も終わりかよ~!早いな~。
それより、こりゃナンダ?…半袖じゃ寒いじゃねーか! 
   
今日はMarshall Blogへは二回目の登場となる湯島のライブハウス「Fabulous Guitars(ファビュラス・ギターズ)」から。
「中古楽器屋だけどお昼からお酒が飲める × 誰でも気軽に演れる 夜でも楽器が買えるバー」ってヤツね。
別に中古楽器屋さんで昼間っから飲むことはないし、楽器は昼間買えばいいんだけど、そうはさせないところがマーケティングの妙。
中古CDも取り扱っている楽しいお店だ。
ほんの少し不忍池沿いに根津方面へ歩けば横山大観の住居跡があったり、三菱の創始者、岩崎弥太郎旧宅なんてのも近くにある。
根津まで行けば季節にはつつじが見事な根津神社、もう少し日暮里方面に歩を進めればネコ好きの聖地、人気の谷中に到達する。
広小路の仲町通りを中央通り側から入ってすぐの右側に昔「イトウ」というすごくいいジャズ喫茶があった。
いかにも正統派ジャズ喫茶といった雰囲気のお店は、細長いうなぎの寝床みたいな形をしていて、正面にALTECかなんかのドデカいスピーカーが置いてあった。
確か店内での私語は禁止だったような気がするが、伝統的なジャズ喫茶らしく、ストレートアヘッドなジャズしかかからず、当時猛烈なブームだったクロスオーバーやフュージョンの類のLPは「ジャズ十枚に一枚」といったように店内でかけることが制限されていたハズだ。
お店に入るとすぐ左側にレジがあって、おバアさんがいつもそこに座っていた。
今にして思うとあのおバアさんが経営者だったのかも知れないナァ。亡きダンナさんの後を継いだのだろう。
このおバアさん、とてもノリがよく、大きなスピーカーから流れてくる曲に合わせて四六時中頭を小刻みに揺らしていた。
「ずいぶんスウィングするおバアさんだナァ。めちゃくちゃジャズに詳しいんだろうな~」…とジャズを熱心に聴き始めて間もなかった私は、その様子を目にしていつもそう思っていた。
ところがある日気がついた。
おバアさんは、バド・パウエルの超速のピアノ・トリオの時も、マイルス・デイビスのミュート・トランペットがすすり泣くバラードの時もまったく同じ調子で頭を揺らしていたのだ。
ナンのこたぁない、林家彦六師匠と同じ状態だったんですね~。
「アジャラカモクレン、テケレッツのパー」ってか?

10このFabulousさんの並びに以前からすごく気になっているお店がある。
喫茶店なんだろうけど、看板に「珈琲 酒 スパゲッティ」とある。
コーヒーとスパゲティはいいんだけど、「酒」?普通なら「ワイン」じゃない?
「越の寒梅」をチビチビやりながらタバスコをかけたカルボナーラでも頂こうってのかしらん?
合うのかな~。
今度家でやってみようかな?

30さて、今日気軽に演ってくれるのはおなじみ田川ヒロアキ。

40vヒロアキくんは八王子のライブバー「X.Y.Z.→A」を拠点に『田川ナイト』というソロのライブ活動を展開していた。
聞いて驚いちゃったんだけど、8年もやってきたんだって!
ところが皆さんもご存知の通り、惜しまれつつ今年の5月に「X.Y.Z.→A」は閉店。
しかし、それで「田川ナイト」を終わらせてしまうのはあまりにもモッタイナイ!
何とかして続けナイト!どこか会場を探さナイト!…そこで内藤さんに相談してみた…誰だ、内藤さんって?
そこでまず白羽の矢を立てたのがこのFabulous Guitarsさんというワケ。
で、心機一転、『田川ナイト』を『Tagawa Station』という名前に変更して、過日ソロ・ライブが開催されたのだ。
ナゼ「駅」なのかは皆さんのご想像にお任せする…とのこと。
ヒロアキくんは旅が好きだからナァ。
  
オープニングは「Seascape」。
100名前や場所が変わっても絶対に変わらないのはコレ。
Marshallね。
愛用のJVM210Hと1936。

55v足元のようす。
ヒロアキくんは純正のフットコントローラーを活用している。
エエイ!
本当のことを言おうか?
このJVM210Hはウチ、すなわちMarshallのモノなの。
私が貸して差し上げたということね。
で、ヒロアキくんはサオとエフェクターを少し、それに自分のJVMで実際に使っている写真のフットコントローラーを持参した。
そして、そのフットコントローラーをズブリ。
あとはそれぞれのレベルを調整すれば、私が貸し出したJVMは瞬時にしてヒロアキくんがいつも使っている自分のJVMに早代わり。
フットコントローラーがJVM本体のセッティングを記憶しているからこういうことができるのです。

56v続けて田川スタンダード「My Eternal Dream」。

60vアタマの3曲はブッ続け。
TAGAWAでよくオープニングに演奏している「Stranger Detroys Arm」もハードにキメた。

70おなじみの曲を並べて「変わってないよ~!」というところをアッピールしようってんだな?
うまくいったんじゃない?

80「祝、『Tagawa Station』の第1回目です。8年やってきた『田川ナイト』が終わってしまいました。
これからは、名前を変えて色々な場所でやっていきたいと思います」
ということで、記念すべき初回はココ。
「今回はお店にちなんで『ギター』、それから『夏』、『ドライブ』の3つをテーマにしました。車に乗って、音楽の旅をお届けします」
ドライブ好きだナァ~。
「それではファビュラス・ギターズへ出発!」…とPAスピーカーから流れ出たカーナビの声に導かれてショウが再開した。

90vアルバム『Over Drive』から「Driving Jam」。

120v続けて久しぶりに「カラムーチョZ」。
カラムーチョが今日のテーマのどれに関係しているのかがわからないんだけどね…。
カラムーチョを食べながらギターの練習をするのか、はたまたカラムーチョを持ってドライブに行くのか…。
ま、夏だから辛いモノでも食べて元気出そうってことにしておくか?

110vこの後のMCでは、今日のテーマにバッチリ沿ってヒロアキくんのギター遍歴が語られた。
そして、「ギター」にまつわる曲を…とヒロアキくんが選んだのは「While my Guitar Gently Weeps」。

130vジョージがお母さんの家でたまたま見つけた中国の「易経」からインスピレーションを得て作られたという曲。
「すべての事象は偶然ではなく、意味があって起こるもの」という東洋の思想にヤラれたとか。
本のページをランダムにめくったところで見つけた言葉をそのまま引用したのが「gently weeps」だそう。
クラプトンがソロを弾いているのは有名。
ジョージの曲ってこの後「I Me Mine」みたいに、「ディミニッシュの権化」になっていくじゃない?
ソロになってからの『All Things Must Pass』の最初の方の曲なんてディミニッシュ・コード抜きでは考えられないもんね…好きです。
ヒロアキくんも持ち前の美しいトーンでクラプトン張りの泣きのソロを聞かせてくれた。

140v第1部の最後は「夏」。
「よさこい」を披露した。
いつか「よさこい」を生のバンドで演奏するところを見てみたい。
生のバンドではなかったけど、あのボーイスカウトの時、スゴかったもん。
何回も言うけど、この2年前の「ボーイスカウト・ジャンボリー」は私の人生でもっとも暑い日だった。
日本にいる限り、あれほど暑い思いはもう死ぬまでないんじゃないかな?
言っておきますけど、「感動で胸が熱くなる」の「熱い」じゃないよ。
ひたすら気温と湿気が高かったのだ!
聞いたらアータ、ちょうどその日は山口県が日本で一番暑かったんだってよ!
あのキャンプしていた子たちどうしてるかな?

150v休憩を挟み、お召し替えをして再登場。
ココでまず10月にリリースするニュー・アルバムを紹介した。
ヒロアキくんはギタリストとしても忙しいが、実は作曲家としての活動が盛んで、ご当地ソング、イベントのテーマ・ソング、テレビ番組のジングル等々、ありとあらゆる作曲仕事で忙しい日々を送っている。
そうした仕事がほったらかしになっているのもモッタイない!ということで、その手の作品をコンパイルしたアルバムを制作することにしたのだ。

160_2それがこの『THEME PARK(テーマ・パーク)』というアルバム。
昨日、ジャケットが解禁になった。
どうよ、いいジャケットでしょう~?
デザインは『Ave Maria』や7年前のMarshallのカタログの表紙、あるいはGRANRODEOのコンサート・プログラムなどを手がけた梅村デザイン研究所の梅村昇史。
Zappa研究家の梅村さんも「歩く音楽辞典」みたいな人だからね。
ありとあらゆるタイプのレコード・ジャケットを研究しつくしていらっしゃる。
ちなみに岡井大二さんのお父様が教鞭をとられていた大学でデザインを勉強されている。
写真は私。
アノね、今回はお見せできないんだけど、このスリーブやインレイ・カードのデザインがまたアホみたいにステキなのよ。
もちろん音の方も最高。
ヒロアキ・ミュージックの魅力がテンコ盛りだ。
発売予定は10月2日。
Marshall Blogではこのアルバムの「メイキング」記事を編む予定。
そちらもお楽しみに!
以上。
私が告知してやった!

290cdさて、Tagawa Stationの第2部。
例のカーナビに導かれて「Miraculous Star~big band version」。
山口県のテレビ局の天気予報に採用された曲。
  
ヒロアキくんはスゴイよ。
毎回企画を考えて、仕込んできて、完璧に演じて…このカーナビもそう。
この日のためだけに音声を作ってきてるんだよね。
お客さんを楽しませよう…という一念で取り組んでいるんだろうけど、なかなかできるこっちゃない。
毎回だからね。
イヤ、チョコっとはできてもそう続けられるもんじゃありませんよ。

170vそういえば、今回のヒロアキくん、珍しくカンペを使っていたな…。
カンペと言っても点字のカンペだから我々にはわからないヤツ。
かつて「点字は得意じゃない」と言っていたけどスラスラ!
イヤ、スラスラ読んでいるかどうかは不明なんだけど、とにかく読んでる。
スゲエ。
ヒロアキくんの記憶力は本当に大容量のコンピューター級だけど、忙しすぎる時には頭に情報が入りきらないこともあるのだろう。
そこで今回は万全を期して、告知については堂々とカンペを使ってお客さんに公演の情報を伝えた。
ウロ覚えの状態でお客さんに誤った情報をお送りしては失礼だからね。
LOUDNESSのコンサートで二井原さんも同じことをされる。
もちろん点字のカンペじゃないよ。
堂々とカンペで確認して、正確な情報をお客さんに伝えている。
カッコ悪いなんてことはゼンゼンない。
「お客様ファースト」こそがプロの仕事だ。
  
ヒロアキくんは実にショーマンシップに長けていて、絶対に演奏時間をオーバーすることがない。
「それがプロフェッショナル」だという認識に基づいているのだろう。
もちろん、完璧に演奏できないような生煮えの曲は取り上げないし、確実にアタマに入っていないがために、お客さんに助けてもらうような告知などは絶対しない。
よく見かけるでしょ?「アレ、いつだっけナァ~」なんてやっていると、お客さんが「〇〇日!」と助け船を出す場面。
見苦しい…。
ひとりでも多くの人に観に来てもらいたいんでしょう?
だったらそれぐらいの情報はキチッと頭に入れておいてお客さんに案内したら?「〇〇日に来てください!」って。
一流の人はこういうところを絶対にいい加減にやらないよ。
だってお客さんはお金を出して、時間を割いて、ワザワザ足を向けてくれるんだからサ。
もっと見苦しいのは、いい若いバンドがナニを勘違いしているのか、酒を片手にステージに上がることだ。
緊張をほぐすためにチョットだけアルコールを摂って…なんてことなら楽屋でやっていらっしゃい。
エンターティナーが人前で酒を飲むところなんて見せるもんじゃない。
ディーン・マーチンなら話は別だが…。
酒飲んで、好きなことをして、「楽しい、楽しい」って…そんな仕事が世の中にあるワケないでしょ。
酒を飲んでお金がもらえるのはホストぐらいのものだ。
しかし、アレだって相当にキツイらしい。酒に強かろうが、弱かろうが例外なく肝臓を傷めてしまうと聞く。
人様からお金を頂戴するというのは何でも大変だ。
   
ステージ・マナーが悪いのは「ロック魂」でもなんでもないし、今の時代はそんなのただただ見苦しいだけだよ。
ロックはもう完全に市民権を得て、普遍性の高いエンタテインメントのひとつになってしまったのだから。
でもね、悪いのはそうした音楽をナメているとしか思えないようなバンドだけではなく、それを容認しているお客さんもよくないと思うよ。
日本は芸に対するお客さんの接し方が恐ろしく甘いというか、ゆるいというか、エンタテインメントに関して無知というか…。
それもこれも日本は(あるいは東京は)演奏をする場の数が絶対的に多すぎるんだよね。 
アレ、何だってオレこんなに怒ってるんだ?
40年以上ロックのライブを見て来て、最近気が付いたことを記しておきたかった。
     
それで、ヒロアキくんは常に上演時間を気にして演奏しているワケ。
ところが会場の壁にかかっている時計を見て時間を知るなんてことはできない。
どうするかというと、腕時計でしょっちゅう時刻をチェックしてるんだな。
ヒロアキくんの腕時計はガラスがパカッと開くようになっていて、文字盤の針の位置を指先で確認することができるようになっている。
そして、ショウの間、何度も両手を後ろに持って行く。それが時刻をチェックしている時なんだけど、その素早さたるや尋常ではない。
ホントに1秒もかからずしてその作業をやっちゃうんですよ。
だからこの点字も実は何でもないはず。
かつて一度だけヒロアキくんから点字を教わったことがあって、それは缶ビールの上面にポチポチと打たれているヤツ。
アレは「お酒」って書いてあるんだって。

180_2で、次が圧巻だった。
J-POPの曲をギターで弾いたらどうなるか…という大メドレー。
演奏したのは…まずは三代目J Soul Brothersの「R.Y.U.S.E.I. 夏」…知らなくてゴメンね。
そして、SEKAI NO OWARIの「Dragon Night」…わからなくて失礼。

190vPerfumeの「Pick Ne Up」…聴いたことないの。でもMarilyn Mansonの前に観たPerfumeのライブはメッチャカッコよかったゼ!
「夢の浮世に咲いてみな」はももいろクローバーZ vs. KISS…初めて聴いた。でも中三の時に武道館で観たKISSには感動したゼ!

200「夏祭り」…お!コレは知ってるよ!イカ天の頃でしょ?
「暑中お見舞い申し上げます」…キャンディーズはさすがに大丈夫だ。そういえば「暑中見舞い」って今年見なかったな。
そして最後は「栄冠は君に輝く」…高校野球ね。セガレが高校の時にアメフトの試合を応援しに今年優勝した花咲徳栄って学校に行ったことがあるよ。

210vイヤ~、「夏」で固めたね~!壮観じゃないの!
前半ゼンゼン曲がわからなくてゴメンちゃい…というよりヒロアキくんはどうやってその辺の曲を知ったのよ?!
  
カーナビがファビュラス・ギターズに到着したことを伝える…アラっ?今着いたのかっ?

215「曲を作る時には色々なことを考えます。何を伝えるか…。どんな曲にするか…。人と人との関わりや人の存在。生命や生き方など、さまざまなことを考えます。
一瞬一瞬が貴重であり、一日一日を悔いのないように生きて生きたい。
そういうことを考えてこの曲を作りました」

220vバラード、「たんぽぽと風」。
この曲はヒロアキくんが大変お世話になっている某企業の社歌になっている。

230v_ttwここで新曲を披露。
インストゥルメンタルの「約束」という曲。

240vそして、最後はエキサイティングにおなじみの「君を乗せて」を持ってきた。

250vメロディアスなギター・ソロもバッチリとキマった!
しかし、いい音だな~。
やっぱりMarshall…真空管のアンプは素晴らしい。
今、ヒロアキくんのギターの音色がある大御所ドラマーの耳に留まっていてね。
共演してくれたらうれしいな~。

260アンコールは久しぶりの「Space Walker」。
いいな~!
私が勝手ながら「校歌ロック」と呼ばせていただいているヒロアキ・ミュージックの集大成だ。
でも時間の加減でショート・カット・バージョンね。
この「校歌ロック」の路線をドンドン押し進めていくといいと思う。
だって他に誰もやってないんだもん。新鮮だよ。

270v次回のTagawa Stationは今週末。
9月3日の高田馬場音楽室DXだよ。
2回目のTagawa Station、JVMのコンボを使う予定。
お見逃しなく!
  

田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

280v(一部敬称略 2017年7月2日 湯島Fabulous Guitarsにて撮影 )

2017年8月30日 (水)

FSB presents "LIVE PENTAGON vol.01 ~TOKYO~" <後編> : FEEL SO BAD

 
さて、『FSB presents "LIVE PENTAGON vol.01』の3番手。
すなわちこの日のトリの登場だ!
緞帳が上がりきらないうちに勢いよく飛び出すギターの轟音。
いい音してる!…と思ったら、弾いていたのはだりあさん!

20v緞帳の向こうにいたのは…FEEl SO NICE!

10ベースに冬樹さん。

30ボーカルズにPONさん。
PONさん、歌好きだナァ。

40ギターに翔己くんとだりあさん。

50そして、ドラムスにChris。

60vバンド名も曲も演奏も「FEEl SO NICE」!
昔、メンバーのみんなでスタジオ作った曲なのだとか。

70…と、景気づいたところで通常営業。
結成25周年を迎えたFEEL SO BADの登場だ!

80川島だりあ

90vギター、倉田冬樹

100v冬樹さんはJVM410Hを愛用。キャビネットは1960A。

110v山口PON昌人

120vこの日、すべてのバンドで使用したNATALのPONさんキット。
アッシュの24"ツーバス・キットだ。
しかし、カッコよく組み立てるもんですナァ。

130もうひとりのギター、Chris。

140vChrisはJCM2000 DSL100と1960A。

150v足元のようす。
こんだけ。
歪みはすべてアンプ任せ!

1606弦ベースの翔己はARESZに続いての登場。

170v翔己くんは3530というラック式のベース用アンプヘッドを愛用。もちろんMarshallだ。
EDENのTerra Nova TN-501も乗っている。
翔己くんの音作りの秘訣はセミナーのレポートをご参照アレ。

180全員本職に戻っての1曲目は「口唇に銃を押し当てて」。

190これまたドヘヴィな展開で「待ってました!」のお客さんは大興奮。
210いきなりクライマックスが訪れたかのようなだりあさんの激唱!

200続けて1994年の『Power Groove』から「BACK YARD RAISE MAN」。

220vChrisの鋭いソロも炸裂!

230<前編>に記した通り、この日のライブは6月にリリースされたFEEL SO BADの『PENTAGON』のレコ発ライブ。
これがその『PENTAGON』。

10cdスリーヴのクレジットがうれしい。
ありがたいことに何度も経験しているとはいえ、やっぱりこうしたアイテムに自分の名前を乗せて頂くことは大きな喜びであり、誇りでもある。
「一生懸命仕事をしている証し」とも言えるかな?
しかも、今回のこのアルバム、ご丁寧に「Marshall、NATAL、EDEN」と3種目でエントリーして頂いた。
それに加えて…見てよ!
「Marshall Blog」のクレジットまで入れて頂いた!
コレは日本のロック史上初めてのこと。
うれしいな~。
かつて「Marshall Blogはひとつのメディアである」と言ってくれたミュージシャンがいるが、その認知度が少しは高くなったような気分ですわ!
冬樹さん、どうもありがとうございます。

2_4img_4403MCでは冬樹さんから『PENTAGON』の説明があった。
「penta-」は「5」を表すギリシア語だということは以前にも書いた。
「pentagon」はすなわち「五角形」のこと。
もちろんこれはFEEL SO BADが5人になったことにかけてある。
五角形はキリスト教と関係を持ち、日本の奈良時代には神聖なモノとされたそうだ。
五つの角の対角線を結べば星形ができ、その星の中には五角形ができ、その内側にまた星形を作ることができ…五角形はパワーの源を象徴している…と冬樹さんが話してくれた。

240_mcそして、ココからは『PENTAGON』コーナー。
新しいCDに収録されている曲が取り上げられた。
まずはCDのオープナー、「未来への責任」。

250_ms荘厳なイントロからFSB独特のサウンドが遠慮なく放出される。

260v「ツイン・ギターになったので、ツイン・ギターならではのサウンドにした」というナンバー。
なってる、なってる!

270 続いてCD通りの曲順で「KAZE」。
「KAZE」は「風邪」。

280タイトルからが到底想像のつかないハード・ドライビン・ブギ!
すさまじくカッコいい。
こういう曲を演るバンドがメッキリ少なくなったことはいつも書いている通り。
令文さんにも「Razor Boogie」なんてすさまじいブギ・ナンバーがあるけど、やっぱりこういう曲こそ「ロック」という音楽の醍醐味だよね。
そういえば、こないだの冬は風邪どころかクシャミひとつしなかったな。
コレも早寝早起き、規則正しい生活のおかげです。
つまりは「リズム」。
物ごと何でもリズムですからね。
大工でも焼き鳥屋でもいい職人さんはいいリズムで仕事をしている。
生活のリズムが狂えば、当然身体も正確なリズムが取れなくなってアンサンブルが乱れるにキマってる。
つまりは風邪を引いたり、調子を悪くしたりするワケよ。

290vこのスリリングな曲の「リズム」を送り出しているのはこの人!
リズムは正確でもプレイは十分クレイジーだ!

330vMCをはさんで、♪ドンドンパン、ドンドンパン。
「なつかしい曲やろうかな?」と始まったのは「大好きQUEEN」。

310この曲もかなり詞が強烈だよね~。
こういうのは実にいい。
「アイネ・クライネ」もいかにも冬樹さんらしい。
アマデウスはザルツブルグ出身、フレディの家はアールズ・コートだ。

320サオ部隊の腕自慢コーナー!

7_img_1018 「オマエな~、手加減しろよな~!」と冬樹さんに言われちゃった翔己くんのベース・シュレッディング。

360一歩も引けを取らないChris!
370そして、曲はドヘヴィな「Fuckin' 権力」。
350vこのあたりの展開も実に楽しい!

340_f「♪東京パワー!」
ホント、だりあさんはパワーのカタマリやね。
パワーのスカイツリーだ!

7_img_1242 ここで「バリバリ最強NO.1」ときたもんだ!

380_nb当然盛り上がりに拍車がかかる!

400本編の最後は「TOP OF THE WORLD」。

410本編全10曲。

420アッという間だよね~。

430オリジナリティあふれる曲と、テクニカルにしてパワフルな演奏は時間の経過を忘れさせてくれる。

440vもうチョット聴きたいな~。
アレ?
「レコ発」と歌っておきながらCDからは2曲のみ!
リード・チューンの「Direct Mail」もなし。
コレがFSBのやり方か~!…シレっとしててカッコいい。

  

FEEL SO BADの詳しい情報はコチラ⇒Official facebook

450vそれと…数日前にFSBのレーベル、FSB TURBO DREAMSからFEEL SO BADの結成25周年を記念した企画の第1弾が発表された。
それは、スペシャルコンテンツを収録したDVD発売の発売だ。
5人体制になってからの新生FSBの活動を1本のDVDに収めたファン垂涎のアイテム。
予約の開始は9月15日から公式オンラインストアにて。
そして、そのリリースを記念したライヴも10月20日に決定しているそうだ。
場所は東京都内某所。後日発表されるとのこと。
その他の情報はコチラのウェブサイトに順次発表される⇒FSB TURBO DREAMS公式ウェブサイト

Fsb ライブはまだ終わってない~!
アンコールでは今日の出演者が大集合だよ。

460Addidas装束にお召替えのだりあさん。
曲は「ANIMAL」。

470vそして、もう1曲は「ハマッテシマッタ」。
PONさんが出て来たよ~!

490本当に今気が付いたんだけど、この日ってボーカルズは全員女性だったのね?
かしましきは良きこと哉!
480だりあさん、本当のアスリートみたいだな…イヤ、歌のアスリートだね。
PONさん、後ろでしきりにガナってます!

510ドラムスは達也くんにスイッチしてる。
お!NATALのTシャツだ!
そうPONさんも達也くんもNATALドラマーなのだ!
500まだやってる!
ナンダカンダいってPONさんが一番にぎやかだったわ!
それにしても面白いイベントでした。

520

<<<NATAL NEWS>>>
NATALのドラム・キットが叩けるスタジオ、高田馬場のバズーカスタジオに新しい仲間が増えました。
それは14" x 6.5"のスチール・スネア・ドラム。
コレね。
見た瞬間、「オオ~!」っと声を出したくなるようなたたずまい。
実にゴージャスじゃあ~りませんか!
普通のスチールとは異なりチョット黒味がかっている。

1_3img_4207パーツはすべて「ブラッシュト・ニッケル(Brushed Nickel)」という仕様。
新型のスネア・スロー(Snare Throw)の感触も実にいい感じ。

1_2img_4208カ~!
居合わせたドラマーにチョット叩いてもらったんだけど、何たる音ヌケ!そして深い!
こりゃアンサンブルの中でもクッキリ音像が浮かび上がってくるのは間違いないな。
自分がドラマーだったら欲しいわ~。
  

1_2img_4212

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★上記のスネア・ドラムだけでなく、NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。
ドラマーの皆さん「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。

 

(一部敬称略 2017年7月7日 吉祥寺 CRESSENDOにて撮影)

2017年8月29日 (火)

FSB presents "LIVE PENTAGON vol.01 ~TOKYO~" <前編> : ARESZ & NAKED MACHINE

  
去る6月にFEEL SO BADがCDをリリースしたのは既報の通り。
とっくに入手して聴き狂っている方もたくさんいらっしゃることだろう。
今日は7月上旬に開催されたそのCDのレコ発ライブのもようをレポートする。

10cdこのお祝いイベントに2つのバンドが駆けつけた。
まずはNAKED MACHINE。

20KAN

30v里村源多朗

40v杉浦智和

50v峯村武憲

60v石川達也

70vNAKED MACHINEをお目当てに来場されたお客さんも多く、ショッパナからスゴイ熱気なのよ!

80オープニングは「Evil Eyes」。

90早速お立ち台に上がって閃光のようなソロをお見舞いする源ちゃん!

100続いては「To the Top」。
この幕開けの2曲は定番。
ツカミは超バッチリだ。

7_img_0062 達也くんはPONさんのNATALをプレイ。
で、またサ~、KANちゃんがサ~、ウマいこと言ってくれるんだよ。
「このドラム・セットの前で歌えるのがうれしい!」だなんて!
いい人だ~。
しかし、待てよ…今考えてみると、「NATALの前」ということよりも、「PONさんのドラム・キットの前」ということだったのかな?
ま、どっちでもいいか…イヤ、「PONさんのNATAL」っていうことだな!ね~、KANちゃん?

120アッシュの22"ツーバスの・キット。
フィニッシュはシルバー・スパークル。
130KANちゃんのMC。
「こんばんは!私たちがNAKED MACHINEです!」
♪ジャカジャ~ン。
「今日はFSBの記念すべき日に呼んで頂いてありがとうございます」
♪ジャカジャ~ン。
「ずっと一緒に演りたかったので、とてもうれしいです!」
♪ジャカジャ~ン。
イヤ、ジャカジャ~ンってやったかどうかは覚えていないんだけど、たいていやるでしょ?
雰囲気伝わった?
MCから続けて…

1403曲目に持ってきたのは「Standing Alone」。

150さらに「Chained Mystery」。
ココでも源ちゃんのギター・ソロが炸裂!

160v今回、写真はないんだけど、ギター・チームはガッツリとMarshallですから、NAKEDは!
こういう筋金入りのロックのギターは真空管アンプじゃないとマズイ。
さもないと聴いているお客さんが気の毒だ。
つまりMarshallじゃないと困っちゃう。

110vギター・チーム二人のスぺクタクルもNAKED MACHINEの魅力のひとつだけど、やっぱりKANちゃんの燃え上がるような熱唱がスゴいよね。
ところで、「naked」というのは「裸の」という形容詞だけど、同じ「裸の」という意味の「nude(ヌード)」とどう違うか知ってる?
ハイ、次の曲。

170熱狂の「Walk Don't Run」が続く!
180やっぱり達也くんのドラミングにはNATALサウンドがシックリ来るね。
パワフルで歯切れがよく、そして音が深い。

190v「ではいい曲を歌います」とKANちゃんが切り出したのは「Eternal Moon」。
そう、チョット前にKANちゃんに「Eternal Moon」っていい曲だよね」って私が言ったの。
実際にいい曲だと思ったから。
この曲を聴くとAl Di Meolaの「Race with Devil on Spanish Highway 」を思い出す。
言っておきますけど、Al Di Meolaって全盛期はMarshallだったんだよ。

200もの悲しいメロディを丁寧に、そして情熱的に歌い、物語を作り込んでいくKANちゃんの表現力がお見事!

210その物語をさらにドラマチックに演出するのが源ちゃんのギター。
Marshallじゃないとこうはならない。

7_img_0213 そして、最後は「Fight to Survive」。
猛然とロックの炎を燃やす5人!

220

230v

240v

2_img_0368 KANちゃん絶唱!

250vん~、いつも思うことだけど…こういうロックはいいね。
70年代前半までのロックで育った私には実にジックリくる。
え、「naked」と「nude」の違いはどうなったかって?
あ、そうか、そうか。
「naked」は一般的に「全裸」になっている状態を指す言葉。
一方、「nude」は何か特別な事情があって、見せるために服を脱いでいる状態を指す。
通りに「nude lady」がいると何かの撮影かも知れないけど、「naked lady」がいたらお巡りさんが来て連れて行っちゃう。
ま、一般的な解釈ね。例外もあるでしょう。
もうひとつ、「strip」という単語もある。「ストリップ」ね。
コレは「裸にする」という動詞なので土俵がチト違う。
Bryan Ferryに『The Bride Stripped Bare』というアルバムがある。
Roxy Musicが大好きな私だが、買ったけどほとんど聴かなかったアルバム。
Bryan Ferryを見ると亡くなった小川文明さんを思い出す。
「なぁ、ブライアン・フェリーって桂三枝に似てへん?」とよくおっしゃっていたからだ。
BryanはStingと同じくニューキャッスルの出身、つまり「Geordie(ジョーディ―)」だ。

Bf さて、アルバムのタイトルの「The Bride Stripped Bare」…コレ、「bare」という単語も「全裸」ではないにしろ「裸の」という意味。
「bare knuckle(素手)」とか「bare foot(裸足)」とかいうでしょ?
…してみると、「stripped」と「bare」が重なってしまって、どこまで脱ぐの?ということになる。「新しい新作のニューアルバム」みたいなヤツ。
コレは「strip」という単語には「~の状態にする」という意味があって、たいていは「naked」とか「bare」という言葉が連なり、「裸にする」という意味を作る…のだそうだ。
しかし、英語って「裸」が好きな言葉なのね?
こういうのは生まれながら自然に英語を話す環境にいないとなかなか身に付かない…というか疑問にすら思わないかも知れない。
我々はこうして似た意味だけど用途が違う単語ひとつひとつから使い分け覚えていかなきゃないから大変なんだよね。
でもそれが「勉強」というモノであり、「楽しみ」でもある。
人生、勉強だ!…ゼンゼンしてないけど!
  

NAKED MACHINEの詳しい情報はコチラ⇒NAKED MACHINE OFFICIALWEBSITE

2602番手はARESZ。
今日の衣装は白。

270ボーカルズはふなっしー…え、今日も?
チガウチガウ、歌うMarshallの壁、瑠海狐<るみこ>さんじゃねーか!
瑠海狐さんは「黄色い梨」というより「ピンクの桃」だ。

280vギターの那都己<なつき>。
360vベースの雅己<まさみ>。

300v「ベース型自由」を担当する翔己<しょうい>。

480v_2今日の猫の手ドラムス(=トラ)はTakayuki Tashiro。
430vま~、ま~、コチラも熱狂的なファンが集まって最初っから上へ下への大騒ぎ!
サウンドがサウンドだけにすさまじい幕開けとなる。
オープニングは2009年の『BASH!!』から「烈火昇龍」。

330早速、那都己くんのソロをお見舞いするぜ!
もちろん那都己くんもMarshall。
JCM2000を愛用している。
290v「3、2、1、ロック魂~!」

340vちょっとトラディショナルがかったゴキゲンなナンバー。
2013年の『Skill』からのチョイスだ。

350「♪ロックロックロックロックだましい~!」

7_img_0486瑠海狐さんのMC。
自分のこと、「マトリョーシカの一番外側」だなんて…そんなことはない!…と言いたいけど、「言い得て妙」とはこのことだろうな。
2_img_0181_2ウン、ウマいこと言うわ。
いいじゃないの一番目立ってら!
中に埋もれて小さくなってちゃダメだ。
でも、「夜の9時以降は何も食べない」ように努めて来た結果、着々とダイエットが進んでいるそうですよ。
私も見習わなきゃ!
Ntr_3こっちは唐揚げを食べたら八重歯が折れちゃったんだって! 

7_img_05383曲目は『Skill』収録の「碧の彼方」。

390これいい曲だね~。
瑠海狐さんは「We can't Live without BATTLE!」をワンコーラス挟み込んで独唱した。

380メロディアスなギター・ソロ。
先日のセミナーを思い出してプレイを聴くと何やら感慨深いものがありますな。

400これまた『Skill』からキラー・チューンの「我が生き様誉れ」!

410指板を猛烈な速さで滑りまくる翔己くんの両手の指!
こちらもセミナーで解説したテクニックがテンコ盛りだ。

370オーソドックにかつ徹底的に低音で攻めまくる雅己さん!

420v雷鳴に続けてブッ放すのは「ゴーイントゥーヘェェェェ」!
これまた定番の「Going to Hell」だ!
クライマックスですぞ~!

440vイントロでは翔己くんのタッピングが大暴れするぞ!
310v何度も参加しているとはいえ、息の合った完璧なドラミングを披露したTashiroさん。
NATALやっぱ音いいな。
320いよいよ最終コーナー。
もうひと踏ん張りだ!
『BASH!!』から「DOPPO」。

460「独歩、独尊、独壇場」…日本語ってカッコいいな!

470途中の変拍子のキメがとてもクールだ。
450出番の最後を飾ったのは「Soldiers of Cause」。
  
ゴロンゴロンと急坂を転がり落ちる巨大な鉄球のような演奏で暴れまくったARESZ!
さずが、23年のキャリアはダテじゃない!

490ARESZの詳しい情報はコチラ⇒official web site of ARESZ

500v大暴れした後はいつも通り瑠海狐さんのご講話。
「ARESZは23年の活動の間にフル・アルバムを5枚しか出していません。最新版が3年前の『Skill』です。
詞を書いて、曲を作ることを繰り返しています。
詞を読んで欲しいんです。
詞というモノはひと文字違うだけで意味が変わってしまいます。
言葉を選んで、選んで…一生懸命作っています。
是非お手に取って頂きたいと思います!」
そうなの。
こんな私のような駄文拙文でも助詞ひとつに迷うことはあるし、ひらがなかカタカナで相当悩むことがあるのです。
ま、誤字脱字だらけでエラそうなことは言えないけど…。
でもやっぱりそれだけ一生懸命取り組んでいるモノはひとりでも多くの人の目に触れて欲しいよね!
11月にワンマン・コンサートが控えているARESZ…これからも独自の道を進んでくだされ!

510<後編>につづく

<<<NATAL NEWS>>>
NATALのドラム・キットが叩けるスタジオ、高田馬場のバズーカスタジオに新しい仲間が増えました。
それは14" x 6.5"のスチール・スネア・ドラム。
コレね。
見た瞬間、「オオ~!」っと声を出したくなるようなたたずまい。
実にゴージャスじゃあ~りませんか!
普通のスチールとは異なりチョット黒味がかっている。

1_3img_4207パーツはすべて「ブラッシュト・ニッケル(Brushed Nickel)」という仕様。
新型のスネア・スロー(Snare Throw)の感触も実にいい感じ。

1_2img_4208カ~!
居合わせたドラマーにチョット叩いてもらったんだけど、何たる音ヌケ!そして深い!
こりゃアンサンブルの中でもクッキリ音像が浮かび上がってくるのは間違いないな。
自分がドラマーだったら欲しいわ~。
  

1_2img_4212

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★上記のスネア・ドラムだけでなく、NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。
ドラマーの皆さん「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。

 

(一部敬称略 2017年7月7日 吉祥寺 CRESSENDOにて撮影)

2017年8月28日 (月)

絶ブシャー祭り2017~梨祭 NASSYI FES~

 

ア~、暑い…と思っていたらまた涼しくなった。
先日、冷夏の思い出をココに記したけど、ホントにどうなってるんだろうね、この天気。
少なくとも連続した雨模様が収まってヨカッタ。
あの頃は東京でも長袖の服が必要なぐらいだったもんね。
コレはそんな雨の日のお台場はZepp Tokyo。

10開場を待つお客さんは黄色、黄色。
そう、今日は阪神タイガースのファン感謝イベント…にMarshall Blogが取材に来るワケない!

30まぁ~、入場前からとにかくスゴイ熱気だ!
「黄色い歓声」ならぬ「黄色い熱気」。

20場内は激満員!
スタンディングの1階は完全に立錐の余地なし。
ドアが閉まらないぐらいパンパンなのだ!

40ナニがそんなにスゴイ人気なのかというと…ふなっしー!
『絶ブシャー祭り2017~梨祭 NASSYI FES~』というふなっしーの祭典。
今年の私の唯一の夏フェス!

45客電が落ちると…オワ~、真っ黄色!
壮観~!
よく見ると黄色く光っているペンライトの先ッチョがふなっしーになってる。

50舞台が暗転になると…

60紗幕に出演者のシルエットが投影される。
もうこの時点で場内はものすごい興奮状態。

70そして、とうとう紗幕が振り落とされる!

80ステージに姿を見せたのは…

90ボーカルズにふなっしー。

100vギターがアックマ。

110vベースにカパル。

120vそして、ドラムスがにゃんごすたー。

130vふなっしーのへヴィメタル・バンド。
「キャラクターのヘヴィメタル」だから名付けて~「charamel(キャラメル)」だ!
何でもキャラクターのヘビメタ・チームは世界初らしい。

210「ヘビメタ」とくれば、当然Marshall。
見て、アックマくんの背後を!
ズラリと並んだMarshallのフル・スタック!

140一応、ふなっしーファンの皆さんにもこのバカでかい黒い箱について説明しておきましょうね。
一番上に乗ってる横に細長いのが「アンプ」ね。ツマミがゾロゾロ付いているヤツ。
ギターから送られてくる微弱な音声信号を増幅する装置が入っている。
「アンプ・ヘッド」を略して、「ヘッド」と呼んでいます。
その下の正方形のヤツには12インチ、すなわち30cmのスピーカーがそれぞれ4つずつ入っています。
コレを「スピーカー・キャビネット」といいます。
ま、みんな「キャビ」って呼んでいますな。外人は「キャブス(cabs)」って言ってる。
そのキャビを2つ積む。
上段に乗せるキャビは正面の上半分が斜めになってる。コレが「Aキャビ」。「Angled」の「A」ね。
一方、下段のヤツはまっすぐになってるでしょ?コチラは「Bキャビ」。下だから「Base」。その「B」です。
こうして形が2種類存在するのにもそれなりの理由があるんだけど、それそれ聞こえてくる音が違う。今日はこのあたりについてはついては触れません。
そして、その2段になっているキャビの上にヘッドを乗せた状態を「マーシャルの3段積」といいます。英語では「Full Stack」。
最近は上のふたつをひとつと考えて「2段積」って呼んでいる人もいるようだけど、コレはトンデモナイ間違いです。
ちなみにヘッドとキャビの2つを重ねた状態が「2段積」で、英語では「Half Stack」と言います。
この「Stack(スタック)」という言葉は、ギター・アンプの形態を指す時には世界共通の言葉です。
Marshallの創始者であるJim Marshallが今から55年前に初めてこの言葉をギター・アンプに適用しました。
こんなタダの黒い箱なのに、こうして3段積にして並べるとカッコいいでしょう?
他のギター・アンプでは絶対にこういう雰囲気が出ません。
ナゼならそれらはMarshallのコピーに過ぎないからなのね。
そして、このMarshallの黒い箱にはロックの歴史を作って来た夢とロマンが詰まっている。
だからこそカッコいいんです。
すなわち、この光景が「ロック」なんですな。Marshallを弾くことは「ロックの歴史を弾く」こと。
アックマくんはこのあたりのことがバッチリわかっているんでしょう。

150もうひとつアックマくんのスゴイところ。
今、ステージに上がっているヘッドは種類がバラバラで、チョットしたMarshallの歴史絵巻になってるの。
下の2台は2007年に発表した、現在のフラッグシップ・モデルのJVMシリーズ。
向かって左がJVM410H。
右がJVM210H。
見切れているけど、一番左のヤツは1998年にリリースしたJCM2000シリーズの中のTSL100というモデル。

160コチラは下手、カパルくんサイド。
写真右のヘッドは1990年にスタートしたJCM900シリーズの4100。
そして左のハジッコは1981年発売のJCM800シリーズから2203。
Marshall社はこのJCM800シリーズの世界的大ヒットでロックギターのサウンドに革新をもたらし、イギリスの外貨獲得に大きく貢献したとしてエリザベス女王から表彰された。
ま、その後、Valvestateというシリーズも大ヒットして、計2回表彰されるんだけどね。

180アックマくんの足元の様子。

170オープニングはふなっしーの公式テーマソング「ふなふなふなっしー」。

200ノッケからものすごいアクション!
歌の文句通り、「元気」のカタマリのようだ!
見ていて気持ちがいい。

200vふなっしーから簡単に挨拶があって早速2曲目。

230_2照明が赤くなり雰囲気が一転。
曲は「ナントカナルシング」。

240ふなっしーは一度どこかのロック・フェスで見かけたことがあったんだけど、まさかこんな目の前でシャッターを切る日が来るとは!
何しろカワイイんだわ~。

250アックマくんのギター・ソロ!
どうなってるの、指!
見事なシュレッディング(速弾き)でメタル度超満点!

260vストレートでヘヴィなエイト・ビート・ナンバー。
客席もエキサイティングな演奏に大興奮だ!

270「2曲終わりました~!
こんなに人が集まるとは思ってもみなかった!
デビューして5年も経つと、いろんなことが起こってまるで夢の中を突っ走っている感じなっし~!」
5年か…その頃かな?
私ね、初めてふなっしーをテレビで見た瞬間、「コレは当たる!」と思ったよ。
設定もおもしろいし、ルックスから、アクションから、他のキャラクターにないオリジナリティを見て取ったんだよね。
何よりその容姿から想像できない会話の切り返しの鋭さに私は一発でマイってしまった。
で、当時関西にCrying Machineというバンドがあって、そのライブ・レポートをMarshall Blogに掲載した。
そのバンドのキーボーズの人は「Yosisi」といって、何しろアクションがヤケクソにスゴイ。
その「動き」を指して、レポートの中で『「ふなっしー」のような動き』と表現したのね。
どうやらその頃はまだ関西では「ふなっしー」が知られてなかったのか、そのレポートを読んだYosisiさんが『「ふなっしー」って一体なんだろう?知るのがコワい…』と自身のブログに書き記していたのがスゴクおかしかったのを覚えている。
そのレポートはコチラ⇒Their Time Has Come ~Crying Machine登場!
ちなみにこのバンドのギタリストMashaくんは若手ナンバーワンの呼び声も高く、現在はSilexという自分のバンドを率いて活躍している。
もちろん根っからのMarshallプレイヤーだ。
 
ココでふなっしーがバンドのメンバーを紹介した…ので、もう一回。

2_img_0125

「埼玉県から来たカッパのカパル」

290v_m「北海道から来たパープルのアックマ!ライブが始まる前からテケテケギターを弾いている、みんなを喜ばすためには努力を惜しまないクマ」

300ふなっしーは妖精だからどう数えるんだろう?
神様だったら「柱」なんだけどね。
で、もうひとり…っていうの?もう一匹?一頭?…紹介し忘れているとみせかけて~…

310「青森県から来たドラムスのにゃんごすたー」が紹介された。
このメンバーの出身地を発表するのがおもしろいね。まるでデューク・エリントンのコンサートみたいだ。

320紹介されるとそのままドラム・ソロへ!
にゃんごすたーには去年の楽器フェアでお見受けしたけど、今回初めてその演奏を拝見した。

330すさまじいソロにビックラ仰天。さすが「赤いリンゴの野獣」!
コール&レスポンスもバッチリ!
しかしコレって「厚手のセーターを着たまま深海でバタフライする」ようなものでしょう。
他のメンバーも一緒だけど、マジでスゴイ。

350…というワケで、キャラメルのメンバー全員が一旦ステージを降りる。
するとステージ上のスクリーンには紙芝居式の映像が投影された。
内容は、人間の笑顔を取り戻すために結成されたメタル・バンド、「キャラメル」ができるまでを描いた愛と涙のドキュメンタリー。
ふなっしーの情熱に共感を覚えたメンバーが、ふなっしーと「共に歩む」決心をする姿が感動的だった。

360さて…キャラメルの誕生秘話が語られた後、メンバーがステージに戻ったが、ひとりメンバー交代。

370vあまりにも激しかったさっきのドラム・ソロでエネルギーを消耗してしまい、休息に入っているにゃんごすたーに代わって「赤い妖精ブッシャア・アズナブル」。
アノ、私、まったく知らないんですけど、この「ブッシャア・アズナブル」っていうご芳名はガンダムが元になってるんですか?
イエイエ、フランスの国民的歌手、「シャルル・アズナブール」ですよね?

380曲は「アルクナシ」。
会場がブルーに染まり、ふなっしーが切々と歌い上げるバラード。

390アックマくんは座奏。
却って弾きにくいのでは?!

400vブッシャア・アズナブルもクリスピーなドラミングを聴かせる。

420vこの曲はふなっしーの公式動画配信チャンネル、「274ch.(ニイナナヨンチャンネル)」という番組の企画で誕生したのだそうだ。
作詞はふなっしー、そして、サンプラザ中野くんが作曲とプロデュースを手掛けている。
ふなっしーって「Funassyi」って綴るのか…Morrisseyみたいじゃん?

An …ということで、スペシャル・ゲストでサンプラザ中野くんも登場し、「アルクナシ」の他、爆風スランプの「Runner」を激しくプレイした。
何しろふなっしーは「中学の時から爆風さんのファンだったなっし~!」ってな具合なので、そのノリノリ具合は最高級だった。
ということは梨の妖精も中学に行くのか…。

2_img_0191 日本で最も有名なロックの曲とされる「Runner」。
作詞はサンプラザ中野くん、そして作曲はファンキー末吉だ。
ナゼここでファンキーさんの名前を出したか疑問に思われる方はインターネットで検索してみよう!そして、音楽ファンなら、今日本の音楽業界にナニが起こっているのかを勉強しよう!

430vこの人、おとなしいね~。
でも、キャラメルのリズムを低音で着実に演出している。
ところで、この日撮影をし出してカメラのファインダーを覗いた瞬間に驚いた。
それは、皆さんのガタイの良さだ。
とにかくデカい!
いつもの生身のミュージシャンを撮っている時とあまりにも勝手が違うので最初はとまどいましたよ。
それと色。
激しい曲などでは照明によって色がコロコロ変わってしまうので、地肌の色が出る瞬間を狙うのに苦労したね。

410特にふなっしー。
色が薄いので、照明の色に左右されやすいの。しかも黄色じゃないと可哀想じゃん?
  
…なんてことはお構いなしにこのセクションの3曲目「ご当地キャラエレジー」の演奏に移ったキャラメル。

440もう3曲も続けて演奏したので映像コーナー。
ココではキャラメルのリハーサル風景が公開された。

450アタシャね、うれしくて涙が出たよ。
見て、このアックマくんの姿!
練習の時からMarshallの三段積みだよ!しかもJVM。
好きだ~、アックマくん。
コレが正しいロックの風景。

460vさて、にゃんごくんも復活!
残り2曲…演者も増えてショウはクライマックスに突入した。

470ところが、曲を演奏する前にふなっしーから衝撃的な発表が!

2_img_0251 「キャラメルは『真夏の夜のまぼろし』なーっしーな。残り2曲で解散するなっしー」
エエ~!普通の梨に戻りたいのか?!
「しかし、願いが集まった時にまた復活することを誓います!」
感傷的な場面なんだけど、顔がニコニコしているから湿っぽくない。
しかも…
「どのバンドも『音楽性の違いから』と言って解散するけど、アレはだいたい金銭面のトラブルなっしー」
いいの、余計なことは言わない!
280vグンとにぎやかになったステージで演奏したのは「ぶぎぶぎふなっしー」。

480この色白のカワイイな~。
「ふにゃっしー」っていうのか…。
Marshallががお似合いですよ~。

490弟のふなごろーも加わってふなっしー絶好調!

505v「♪みんな笑顔だと元気が出ちゃうよ~」
510そして、本編最後はアックマくんが弾くイントロがカッコいい「梨空レインボー」。

500ふなっしー、大きくジャーンプ!

520vアックマくんはギター・ソロをバッチリとキメて見せた!

530vずっとモクモクとベースを弾いていたカパルくんもこの通り。

540vにゃんごすたーも立ち上がってお客さんの歓声に応える!

550本編最後とあってステージ狭しと派手にアクションをキメまくるふなっしー!

560「ありがとなっしー!最高のふなっしー祭りとなったなっし~!またキャラメルとして会える日を楽しみにしているなっし~!」

570すぐに始まる「呼び戻し」、もしくは「残業依頼」。
当然だわな~。もっと観たいもんね~。

580そして、ステージに戻って来たメンバー!
600「もう帰ろうと思って荷造りしていたらみんながアンコールしてくれたので出て来たなっしー。みんなと思い出を共有できるって最高!」
590「みんなのためにメチャクチャにヘビーな曲を用意したなっしー!聴きたいかっ!?」

610v…と始まったのはその名も「CHARAMEL」。
アレ?全然へヴィじゃないじゃん?と思ったのは出だしだけ。
オリャャャャ~!

620空を裂くアックマくんのMarshallサウンドが炸裂!

630この曲の正体は「キャラクターのヘヴィメタル」の名にふさわしいド迫力のメタル・ナンバーだった!

640燃え尽きるふなっしー!

650でもショウはまだ終わらない。
「オールスタンディングで一度演ってみたかったなっしー。盛り上がってくれてありがとう!」

660…と全員参加で「ふなふなふなっしー」の今度は「ほぼニッチPver」。

670最後のジャ~ンプ!

680この後、中野くんさんも加わっての撮影タイム。
当日は撮影が禁止されていたが、最後にふなっしーからOKが出ると…スゲエ~!
1階のお客さんが携帯電話を手にして一斉に撮影を始めた!
ほぼ全員!壮観だ!
ホンの20年前には携帯電話を持っている人の方が少なかったのにー!(私もかなり遅れて仕方なく使い始めた)

1_img_0280「またどこかでお会いしましょう!感謝、感激、梨汁ブシャー!来てくれてありがとう!もう身体がバキバキだなっし~」

690最後は映像で締めくくった。
みんな笑顔!

700「キャラメルにはまだ最後のメンバーがいるなっしー…それは『みんな』なっし~!」
そう、笑顔が一番。
いつも笑顔でいたいものです。
お願いだからライブに行くことを「参戦」だなんて言わないで!音楽は戦争ではないうっし~!(←コレは私のお願い)

710おお~、動画の最後にはチャンと制作ブランドのロゴが!
撮影は「大船撮影所」かな?(註:大船撮影所は松竹の設備で2000年に閉鎖しています)
あ~、とにかく楽しかった!720ふなっしーの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト730(一部敬称略 2017年8月16日 Zepp Tokyoにて撮影したなっし~!)

2017年8月25日 (金)

Crossover 関 雅樹+岡井大二 Session~私の神保町

    
JR御茶ノ水駅。
昔の駅舎ってどんなだったけかナァ。
どうしても思い出せないんだよね~。
なんかものすごく灰色だったイメージがあるな。

A神田川を挟んで北側の景色。
随分変わった。
昔から東京医科歯科大と順天堂大の大きな建物が同じ場所にあったが、比べ物にならないぐらいデカくなった。

B医科歯科大の壁面のレリーフ。
私、中学3年の時にココに入院したことがあるの。
病名は「睾丸捻転症」。
何かの拍子にタマキンが捻じれて血液が止まってしまい、放っておくとタマが腐ってしまう恐ろしい病気、というか怪我?
ある日、40度近い高熱が出て、フト気が付くとタマキンが「ハらさき色にムれて」いて、触っただけでももんどり打つような激痛。
近所の小さな医院に行くと、「コレは!ウチではとても手に負えないので、明日大きな病院に行きなさい!」と言われ行ったのがこの東京医科歯科大学付属病院。
診察室に入り、恥ずかしながら患部を見せるやいなや、その医師は受話器を手に取り、ゴチョゴチョと電話の向こうの相手と話し出す。
「アそう、じゃ、それ、お願いします」
と、受話器を置くと、私に向かって、「良かったね、手術室空いてたから、午後切るよ!」ってアータ!
心の準備期間まったくなしにそのまま入院。
手術中も痛かったナァ~。
どういう術式かというと、袋を切って開けて、タマを正常な位置に戻して固定する。ま、極めて単純で土木的な作業よ。
ところが!
コレは男性にしかわからないが、タマキンをぶつけると下腹部の脇が痛くなるじゃない?
局部麻酔は施してあっても、手術の間中アレの強烈なヤツが襲ってくるのよ。
あんまり痛いものだから、助手の男性に「ウウ~…す、すいません!タ、タマキンをブツけるとお腹が痛くなるじゃないですか!あの痛くなった時に押す箇所を今先生の手で押してもらえませんか?」
こればかりは看護婦さんに頼めない。
するとその助手も私を憐れに思ったのか…
「おお、いいよ!こ、ココかい?」
「もうチョットみ、右!」
…なんてやったもんですよ。
カーテンの向こうでは、「オイ、コレがそうだ。カメラ持って来い!キミたちもよく見とけよ!」とか言ってるし。
競輪選手がこの病気というか、怪我というか、罹りやすいそうですよ。
タマを元の状態に戻せばもう後は何でもないんだけど、抜糸の時が大変だった。
何せ袋がシワシワじゃない?
糸を引っ張る時にシワをつまんじゃって「ギャ~!」なんてね。
大変な思いをしたけど、私の人生の「激痛ベスト10」では4位ぐらいかな?
今のところダントツの1位は何といっても「椎間板ヘルニア」だ。
アレはシャレにもギャグにもならないぐらい痛い。

Cお茶の水橋から秋葉原方面を望む。
眼下を流れるのは神田川。
ひとつ向こうの聖橋から眺める秋葉原方面の景色は、吾妻橋から望む隅田川下流の両岸の景色と並ぶ東京の絶景だと私は思っていて、コレを機に写真を撮っておこうと思ったけど、この工事のおかげで全然ダ~メ。

Dコレ、ホームを作ってるんだね?
また景色が変わっちゃうね~。
ま、確かにラッシュ・アワーにはホームがゴタゴタになっちゃうもんね、この駅は。

E暑いのをガマンして、チョット足を伸ばして神田川北岸を神田明神の前あたりまで降りてみる。
この下にはビリヤード台で有名な淡路亭がある。
線路を見やると、総武線、中央線、地下鉄丸の内線が交差しているポイントが目に入る。
コレ、スゴイね。
JRと地下鉄の「かぶり」がこんなに薄い!
丸の内線は銀座線に次いで2番目に古い東京の地下鉄ゆえ、路線のほとんどが開削工法なんだね。
だから浅いところを走っている。
四谷三丁目とか新宿御苑前とかホームがすごく浅いところにあるでしょ?
でも、赤坂見附と霞が関の間の230mの区間だけはシールド工法が導入されたんだって。
コレが日本で最初のシールド工法による地下鉄軌道掘削工事だったそうだ。

F_2上の写真でチョット立ち位置を変えるとコレのアタマが見える。
ニコライ堂ね。
1891年にオリジナルが建てられたが、関東大震災で被災。
1929年に今の建物が竣工。
ナント、空襲を免れて無傷だったらしい。
まさか「くだん」がいたのでは?あ、コレについては小松左京の「くだんのはは」という小説を読んでください。
小説と言えば得意の吉村昭に『ニコライ遭難』という作品がある。
明治24年に、時のロシア帝国皇太子ニコライ2世が来日し、警備にあたっていた津田三蔵という警察官が切り付けてハラホロヒレハラとなってしまったという「大津事件」を題材にした話。
当時、ロシアは日本とは格もケタも違う世界の一等国。そこの王子様をイジめちゃったもんだから、仕返しに本当に日本が滅ぼされると当時の政府はビビったらしい。
ま、その事件の顛末が綴ってある。
おもしろいよ。
そのニコライとこのニコライ堂は無関係。
「ロシア関係の吉村昭」といえば『ポーツマスの旗』という日露戦争終戦後のロシアとの交渉を担当した小村寿太郎という外務大臣を描いた話もメッチャおもしろかった。
コレは皆さんよりも、まず先に今のこの国の政治家の皆さんにご一読いただきたい作品。(←コレが言いたくてこの部分、脱線しました)

Iハイ、御茶ノ水の駅に戻って駿河台下方面を眺める。
ロンドンで言えばデンマーク・ストリート。
デンマーク・ストリートも私が知っているだけでもかなり変わったが、ココもずいぶん変わったよ。
ちなみに私も知り合いを連れていくと、デンマーク・ストリートを指して「ロンドンの御茶ノ水」なんて紹介してしまうのだが、「楽器店が立ち並んでいる」という点ではこの紹介は間違えていないのだが、本質的にはデンマーク・ストリートと御茶ノ水は違う。
デンマーク・ストリートは。「ティンパンアレイ」の俗称通り、楽器の街ではなく、音楽出版社が集まる通りなんだね。
「音楽」ということでは趣を同じくしているが、機能は全然違う。
The Kinksに「Denmark Street」というドンズバの曲がある。
いつか『名所めぐり』で「キンクス特集」をやりたいと思ってるんだよね~。

Gそんな変わりゆく街中で最も醜く変わってしまったのはコレだな。
恥ずかしながら我が母校。

H我々が通っていた頃はこうだった…「明治大学記念館」。
向かいの「主婦の友社」社屋と並ぶ御茶ノ水のランドマークだった。
この講堂の舞台でよくビッグ・バンドの練習をした。
まぁ、こうして今見てみると確かに老朽化が相当進んで汚いけど、何とか残すことはできなかったのかね~?
主婦の友社ビルは今でもすごくキレイに残ってるじゃんね。

22さらにその昔はこうだった。
まるでロンドンのシティのような光景だ。
イヤ、道路が広い分こっちの方が立派か?
東京は古い建物がどんどんなくなっていってしまうね。バカだね。

Knk 駿河台下の交差点まで降りて来た。
目につくのは三省堂書店。
辞書で有名な三省堂だけど、書店の「三省堂」、つまり下の写真の「三省堂書店」とは資本関係がないんだってね。
元々は一緒だったのだが、1974年に大きな負債を抱え、出版部門が独立し、創業者一族は経営から離れて「三省堂書店」の運営だけに携わるようになったそうだ。
その向かって左隣のビル。
昔、「ディスクロード」というレコード屋が入っていてね。
The Brecker Brothers Bandの『Heavy Metal Be-Bop』をココで買ったわ。
で、その奥隣だったかな、向かいだったかな?
スポーツ用品のVicotiaがレコード屋をやっていてね、ナゼか、スウェーデンのジャズ・レーベル、Steeple Chaseの品揃えがやたら豊富だった。

J 学生の頃、ベルギーのジャズ・ギタリストPhilip Catherineが好きで(後期Focusにも在籍して来日もした)、参加しているSteeple Chaseのアルバムを何枚か買いに行った。
こういうヤツ。
Steeple Chaseのレコードってジャケットの紙質がペラッペラですぐにボロボロになっちゃうんだよね。

2_img_0116さて、駿河台下の交差点を右に曲がって靖国通りに入ると、そこは神保町。

7東京で最も好きなエリアのひとつ。
世界最大の古本屋街。

6…と言っても、古本を買い漁ることはそうないの。
だって本が汚いんだもん。
どちらかというと、レコードだね~。
昔は裏通りにも中古レコード店がいくつもあって、見て歩くのが大スキだった。

2v…と言っても、あんまり買ったことはないの。
だって高いんだもん!
いいの、いいの見て歩くだけで楽しいのさ。

チョット裏へ入るとこんな感じ。
2_img_1826こんな路地にも両側に古本屋がズラリ。
オシャレでしょう?
2_img_8338こんな立派な洋書が店頭に並んでいる。
2_img_8339…というのはウソ。
ゴメンちゃい。
上下の写真はロンドンの神保町、チャリング・クロス・ロード。
古本屋がアチコチにあって実に楽しい。
どうせ読まないから買ってこないけどね。
Marqueeの3号店もこの通り沿いにあった
でも、ロンドンの中でも特にお気に入りのエリアなのだ。
2_img_7950神保町は正式には「神田神保町」といい、江戸時代の旗本「神保長治」に由来するそうだ。
かつては神保町も小川町の地籍であったが、大正12年、周辺を火事で焼失。
神田高等女学校(今の神田女学園中学校・高等学校)の教員だった岩波茂雄が焼け跡に古書店を開いたところ大当たり。
コレが「岩波書店」の起こりとなった。
長野の諏訪に行くと、「岩波さん」って名字が多いんだよね。
前の前の会社にいた時、諏訪にある関係会社の社長さんが岩波さんとおっしゃったが、岩波茂雄さんの親戚だとか言っていた。
この岩波書店の成功によりこのエリアに本屋がジャンジャンでき始めたのだそうだ。
3出版社や学校も多いことより、いわゆる教養人や大学生が大挙して神保町に訪れるようになり、喫茶店の文化も栄えた。
神保町はカレーライスの激戦区としても有名だが、コレはカレーライスはスプーンひとつで食べることができるから…っていうんでしょ?
つまり、喫茶店に入って、片手に古本屋で買った本、片手にスプーンの体で読書を楽しんだことが発端だとか。
それじゃサンドイッチの起源と同じじゃんね?
私はココで食べ歩きはしたことがないが、それでも数種類のカレーを試したことがある。
その中でダントツなのはこの欧風カレーの「ボンディ」。
多分私の人生で一番おいしいカレーだと思う。
これを知ってからは食べ歩く必要がなくなった。だってコレ以上のモノは要らないもん。
Marshallの社長やスタッフ、アメリカ人、ヴェネズエラ人、スペイン人、みんなボンディのカレーが大スキ。
国籍老若男女を問わず、連れて行った人たちは例外なく涙を流しながら「ウマい、ウマい」と言って完食するわ。
デザートのプリンもおいしい。
ただ、お値段がね~。
それとこの辺りはナゼか知らんが殺人的に駐車代が高いんだよね~。

8司馬遼太郎の『街道をゆく』によれば、戦争中、「神保町の古書を焼失することは、文化的に極めて大きな損失である」として、アメリカ軍がこのあたりへの空襲を避けたというけど…マァ、ウソでしょう。
まったく同じ話の「京都バージョン」があって、ルーズベルトが「あの美しい古都を燃やしてはならない」と側近に命令したとかいうけど、全然ウソだったことが判明していると聞いた。
確かに神保町の周辺には戦前の建物がチラホラ残ってはいるけど…。

4vハイ、神保町の交差点まで来ました。
写真の右後ろが岩波書店。
新書は知らないけど、岩波の本って一回文庫になると、絶版にならないんだってね。
つまり会社が続く限り、その本が売れようが売れまいが、半永久的に流通し続けるんだとか…。

1この岩波のビルの中には有名な「岩波ホール」があって、芸術的な映画を上映することで全国的にその存在を知られている。
私も中学生の時に何回か観に行ったことがあったけど、ナニを観たか忘れちゃったな~。
ローレンス・オリビエの『ハムレット』だったような気もする。
ある時、「黒澤明が選ぶ世界の名作映画〇〇選」みたいのがあって、イタリアのフェデリコ・フェリーニ、スウェーデンのイングマール・ベルイマン、ポーランドのアンジェイ・ワイダ、ギリシアのテオ・アンゲロプロスといった有名なヨーロッパの映画作家の中に混ざって、インドのサタジット・レイの名前が挙がっていた。
私はこういった芸術的な映画が苦手なので、さほど興味はもたないのだが、このサタジット・レイだけは気になった。
ナントならば、昔、岩波ホールではこのサタジット・レイの作品をシリーズで上映していて、中学の時にチラシをもらったことを覚えていたからだ。
下の写真がそれ。
こういう告知チラシって、月日は書いてあるんだけど、案外年が入っていないんだよね。
なのでいつの頃のモノかは正確にはわからないが、もう40年以上は経っているハズ。

2_img_0216靖国通りと南北で交わっているのがこの白山通り。
背中は水道橋駅方面だ。
この通りにも中古レコード屋や古本屋がひしめいていて面白かったんだよね。

9それと、神保町で忘れてならないのはカレー以外の安くておいしいB級の食べ物屋さん。
学校が多いのでコスパに長けた店が多いのだ。
この角は昔「キッチン南海」って言ってなかったかな?
その奥が半チャンラーメンで有名な「さぶちゃん」。
昼時はいつも長い行列だ。

10この中古レコード屋さんも古くからあるよ~。
買ったことないけど。

11その向かいには…アラ?
ない!
この角にあったのが「トニィ・レコード」。
なくなっちゃったんだね。
クリーム色のビニール袋が目印だった。
このお店はジャズが専門で、二階の貴重品コーナーなんかゴチャゴチャでものスゴいことになっていた。
確か、オリジナル盤のような希少なものを除いては、2,000円以上の値段を付けない主義だったんじゃなかったっけ?

13ココで買った思い出のレコードは何といってもコレ。
当時結構長い間探していて、最終的にココで出くわした。35年ぐらい前か…。
値段はその最高レベルの「2,000円」だったが、もちろん何の迷いもなく買った。
Marshall Blogでも何度か紹介したように記憶しているが、八城一夫さんというピアニストのドラムレスのトリオ盤。
若き日の香津美さんがバリバリにビ・バップを弾いている。
私の宝物。
今でも時々聴いている。
2_img_0123その隣の隣ぐらいにも一軒中古レコード屋があって、Frank Zappaの『Waka Jawaka/Hot Rats』の国内盤を買った。

12それがコレ。
かなり昔からZappaを聴いていたが、コレの国内盤を持っていなくて、コレも結構探し周った挙句ようやくココで見つけたのね。

2_img_0119白山通りからチョイと御茶ノ水方面に戻る感じで細い道に入る。
チョット撮影している向きがバラバラで申し訳ないけど、ま、わかる人にはわかるでしょう。
わかる人には説明する必要もない気がするが…。
この通りは学生時代ずいぶん来たな。
安くておいしい食べ物やが揃っているから…と言ってもずいぶん様変わりしちゃったな。

17この「伊峡」というラーメン屋は古い。
ものスゴイ細麺を採用していて、今のそこらのグルメ・ラーメンとはお呼びもつかない、シンプルを絵に描いたような飾り気のないラーメン。
大変おいしい。
そしてやたら安い。
今はもう息子さんがやっているのかな?

15入りやすいせいか、スズメも食べに来た。
コレ、ドアが開いているということはエアコンがないのかな?
そういえばいつもドアが開いていたような気がする。
2_img_4363その隣がコレ。
昔、ココはトンカツの「いもや」だった。
奥が向こう側の店舗とつながっていて、そっちは天ぷらの「いもや」だった。
私が学生の頃はロースかつ定食が550円だったかな?
みそ汁の具はしじみ。
もう大スキでね、夏になるとクラブの友人はトンカツをイヤがったが、私はひとりででも食べに来てた。
だから太ってる。
レッチリいるでしょ?Red Hot Chilli Pppers。
あのバンドのドラムのChad Smithね。
以前の会社にいた時、音楽出版社に勤めるChadのお兄さんのBradと長いこと仕事をしていた。
Bradはトンカツが大スキで、日本に来ると「シゲ、トンキャ~ツ食べに行こう!」ということになって、ココにあった「いもや」に連れて来たことがあった。
Chad Smithのアニキがココでトンカツを食べたということね。
昔、「いもや」はこのあたりにずいぶん沢山あったんだけど、いつの間にか数軒しかなくなっちゃったね。

16さらにその隣。
ココだったっけかな~。
「響(ひびき)」という老舗のジャズ・喫茶があった。
マスターの大木さんという人がElvin Jonesと仲がよくて、私は見ていないんだけど、ココでElvinが演奏したハズ。

18もうひとつジャズ喫茶。
今の場所からチョット離れるが、白山通りと並走する裏の通りにかつて「コンボ」というジャズ喫茶があった。
このお店についてはしばらく前に『あなたの知らない「汚レコード」の世界展』の時に書いたので今回は詳述しないが、とにかくコーヒーのおいしい、いいジャズ喫茶だった。
あ~んなに通ったのにこうして街並みが変わってしまうと、正確な場所が全く思い出せない。
情けないぐらいわからない。
浦島太郎はさぞかし苦労しただろうナァ。
こうなると街の写真ってのも撮っておくべきだと思うよね。
ハイ、以上が今日の記事のオープニング。
古本、中古レコード、ジャズ喫茶、安くておいしい食べ物…大好きな御茶ノ水~神保町を紹介した。
ココからが本題だ。

14さて、そんな愛すべき神保町に新しくライブ・ハウスが昨年オープンした。
派手な赤い壁面の通りに面したガラス張りのキッチンが目を惹く。

10中目黒で20年のキャリアを持つ「楽屋」の2号店だ。
エスニック料理が自慢のとても雰囲気の良いお店。
ドリンク&フードのお値段もお手ごろだ。

20開演前のステージ上のスクリーンにはライブのスケジュールが投影される。
お、四人囃子の『錯』!

30そう今日の出し物は関雅樹と岡井大二のセッション。
お店のスケジュールに「Crossover」と分類されているのがうれしい。
ん~、どれも見覚え、そしてシャッターの切り覚えのある写真だにゃ~。

40落ち着いた大人の雰囲気の中、4人のメンバーがステージに上がった。

50ギター、関雅樹。

60v関ちゃんはASTORIA CLASSICと1974Xを併用。

70足元のようす。
コレだけゴチャゴチャつなげても全く音ヤセしないのは電気に強い関ちゃんの特技か。

80ドラムスは岡井大二。

90vドラムキットはNATALのバーチ。
大二さんのお好みはバーチ。

100お気に入りのスネアはNATAL Stave。
音ヌケの良さは生半可ではない。

105ベースは宮野和也

110v宮野さんはEDEN TERRA NOVA TN-501とD410XST。
しかし、このTN-501ってのはよくできてるね~。

120vキーボーズは石井為人。

2901曲目は関ちゃんのオリジナル曲で「J's Mood」。

160vメンバー全員でソロを回してツカミはOK!

1502曲目はノンビリとレゲエで南の島のイメージの「Spice」という曲。

170vコレも関ちゃんのオリジナル曲。
この日の第1部は関ちゃんの作品を中心としたメンバーの自作曲で構成された。

190v関ちゃんのMC。
彼、MCウマいんだよね。
飄々と、かつ事務的によどみなくしゃべるサマはストレスがなくて見ていてとても楽チン。
「ステキな店ですよね。お料理もおいしいですよね!ボクはステキなお店じゃないとギターを弾きたくないんですよ。このお店がすごく気に入っています」

140v…と続けて紹介した次の曲は宮野さんの曲で「Koto」。
このメンツでは必ず取り上げられる曲。
「Koto」は「琴」ではなくて「古都」ね。

165_k4ビートのワルツ。
作者の宮野さんのベースがフィーチュアされる。

180v「最近SNSなんかで『シェア』という言葉をよく聞きますよね」とつないだ次の曲は関ちゃんの曲でその名もズバリ「Share」。
ウン、「share」もかなり一般的になったよね。
ひと昔前は「シェア〇〇%」という「占有率」を示す使い方しかしなかったが、SNSのおかげで「分ける」という動詞的な使い方を日本人は覚えた。
新しい日本語英語と言っていいだろう。

200_s曲はミディアムの8ビート。

210vマイナーだかメジャーだかハッキリしないおもしろい曲調だ。

220vスネア・ドラムを撫でる大二さんの右手。
カッコいい。
ジッと観てると微妙で正確なアクションがすごくおもしろい。

225関ちゃんのギター・ソロも作者だけあって実に密度の濃い独特の展開を呈した。

230この後、関ちゃんがタンバリンの購入で、楽器店とのトラブルに巻き込まれるというMCを経て一部最後の曲となった。

240_l曲は関ちゃんのオリジナルで「Laundry」。
ワルツのバラード。

250vこの曲でもメンバー全員にソロが回された。
270関ちゃんのソロはBill Frisellから毒気を少し抜いたような奇抜な演奏だった。

260v休憩をはさんでの第2部のスタートはビートルズ・ナンバー。
Hiram Bullockファンの関ちゃんはよく「Dear Prudence」を取り上げていたが、今回はナント「Back in the U.S.S.R.」。
なんでこの曲やねん?!
310_sbナチュラルで味わい深いフレーズが連なる為人さんのソロはどんな曲にあってもゴキゲンだ。

130vココで関ちゃんから各メンバーの仕様機材が紹介された。
Marshall、NATAL、EDEN大活躍!

300v_mc続いてはHorace Silverの「Senor Blues」。
この曲好きだね~。
皆さん「ダンナのブルース」とか「オヤジのブルース」とか言っているけど…実にいい訳だ!
Ebの変形マイナー・ブルース。
アタマの「Ebm→B7」の流れはDuke Ellingtonの影響を受けていると言われているらしい。
最近、一生懸命Ellingtonを聴いているんだけど…なるほど、意味はわかるような気がする。

280v_dp「Senor Blues」が出たところでHorace Silverを少しやっておこうか?
  
この『A Night at Birdland』はジャズを聴き始めた頃よく聴いたナァ。毎日聴いてた。
Horaceが参加している1954年のライブ・アルバム。
Horaceは後に「ファンキー・ジャズ」という一分野で人気を得る名ピアニスト/作曲家。
古くはJazz Messangersの一員としてArt Blakeyと組んでこのアルバムを皮切りに50年代のハードバップ・ムーブメント発展の一助を担った。
ちなみにEmerson, Lake & Palmerの「Tiger in the Spotlight」のピアノ・ソロで使われているメロディの一部はこのアルバムに収録されているHoraceのオリジナル・ブルース「Quicksilver(水銀)」だ。
320
ピアノのプレイングスタイルも独特あるものだが、Horaceは作曲家としてBlue Note時代に多くの名曲を残した。
この1957年の『The Stylings of Silver』なんていい曲ぞろいだよ~。

330人気作、『Blowin' the Blues Away』は1959年の作品。
有名な「Sister Sadie」、「Peace」はこのアルバムから生まれた。
「ブルースをブッ飛ばせ」なんてタイトルもいいじゃんね。

360この1960年の『Horace-Scope』には人気の「Strollin'」や激名曲「Nica's Dream」が入っている。3401961年のライブ盤『Doin' the Thing』。
「ジャズの楽しさを教えてくれ」と頼まれた時、このアルバムを推薦するのはひとつの手だと思う。

3801964年のヒットアルバム『Song for my Father』。
Steely Danの「Rikki don't Lose that Number(リキの電話番号) 」のイントロはこのアルバムのタイトル曲「Song for my Father」の完全パクリ。

3501965年の『The Cape Verdean Blues』。
悲劇のトランぺッター、Woody Shawが参加していることで人気がある1枚。
Terry Bozzioは若い頃、このWoody Shawのバンドにいたことがあったそうで、音源を探してみたけどとうとう見つからなかった。残っていないのかも知れない。
バラエティに富んだドラマーが集結したBuddy Richのトリビュート・アルバム、『Burning For Buddy: A Tribute To The Music Of Buddy Rich』の中で、元Journeyのドラマー、Steve Smithが取り上げている「Nutville」という曲はHoraceの作品で、このアルバムに収録されている。

370他にも『Further Explorations』とか『Finger Poppin'』とか『The Tokyo Blues』とか、Blue Note時代に素晴らしいアルバムの数々を残したHoraceだったが、その求心力も上の『The Cape Verdean Blues』あたりまでだった。
その後もリリースは続いたが、どれも話題になることはなかったようだ。
下は1970年と1972年にリリースしたアルバムを2004年にコンパイルした『The United States of Mind』。
コレなんかはかなりツライよ、最後まで聴くのは。
結構な忍耐力が要る。
…なので、もしこの記事を読んでHorace Silverに興味を持った人にはとにかく50年代の諸作をオススメします。

390あ、イカン、肝心なことを書くのを忘れてた!
「Senor Blues」はこの1956年の『6 Pieces of Silver』に入ってる。
CDにはBill Hendersonの歌入りバージョンも収録されているよ。

400ココで四人囃子の曲を2つ。
ひとつはおなじみ「Lady Violetta」。

410v_lv弾き慣れた曲だけあって、実にのびのびとスケールの大きいソロを聴かせてくれた関ちゃん。

430vもう1曲は1989年のアルバム『DANCE』収録の「眠い月」。

440この曲の持つ深遠で感傷的な魅力が実にうまく表現された演奏だ。

450この曲の後、関ちゃんは珍しくループを使ってア・カペラのギター・ソロを披露した。
数々のエフェクターを自在に操る様子はまさに「関雅樹のエフェクター講座」!
おもしろかった。

460そして最後はメンバー紹介を経てPoliceの「Every Breath You Take」。

470vこのチームではおなじみのナンバーだ。
インストでもちろん大胆にアレンジを施して、関ちゃんが曲をさばいている。
だから「関サバ」だ。480本編を終了させた4人はそのままステージに残り、アンコール曲をこなした。

490vさっき触れたビートルズの「Dear Prudence」。
これまたオハコ中のオハコだけあって、ダイナミックなパフォーマンスを展開した。
名人がジックリと落ち着いて聴かせてくれる演奏はやっぱりいいね!
ホント、いいお店だ。
ロケーションは神保町だし!

500v関雅樹の詳しい情報はコチラ⇒Seki's Web

510『四人囃子アンソロジー~錯~』絶賛発売中
 
岡井大二×Marshall Blogのインタビューはコチラ⇒四人囃子ニュー・アルバム発表記念 岡井大二スペシャル・インタビュー(4本立て)

520cd

<<<NATAL NEWS>>>
NATALのドラム・キットが叩けるスタジオ、高田馬場のバズーカスタジオに新しい仲間が増えました。
それは14" x 6.5"のスチール・スネア・ドラム。
コレね。
見た瞬間、「オオ~!」っと声を出したくなるようなたたずまい。
実にゴージャスじゃあ~りませんか!
普通のスチールとは異なりチョット黒味がかっている。

1_3img_4207パーツはすべて「ブラッシュト・ニッケル(Brushed Nickel)」という仕様。
新型のスネア・スロー(Snare Throw)の感触も実にいい感じ。

1_2img_4208カ~!
居合わせたドラマーにチョット叩いてもらったんだけど、何たる音ヌケ!そして深い!
こりゃアンサンブルの中でもクッキリ音像が浮かび上がってくるのは間違いないな。
自分がドラマーだったら欲しいわ~。
  

1_2img_4212

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

M_natal_square

★上記のスネア・ドラムだけでなく、NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。
ドラマーの皆さん「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。

 

(一部敬称略 2017年6月27日 神保町楽屋にて撮影)

2017年8月22日 (火)

GRANRODEO LIVE TOUR 2017 "Pierrot Dancin'" <後編>

  
『GRANRODEO LIVE TOUR 2017 "Pierrot Dancin'"』、ショウは後半へとコマを進める。
バラードだ。

10vKISHOWさんがジ~ックリと歌い込む。
いい声だにゃ~。
曲は『Pierrot Dancin'(以下、「ピエダン」)』から「終わらぬ夢」。

20vココでKISHOWさんからメンバー紹介。

30v森進一の声で…「瀧田イサムです」。
「今日はロックの日です!今日はジョニー・デップの誕生日…関係ないけどね」

50v「部屋が南向きで暑くてタマらないので窓にスダレをかけました!」とSHiN。

60ve-ZUKA(飯塚昌明)
確か冒頭では「緊張している」とおっしゃっていたような気がするんですけど…。
緊張のカケラなどまったく見当たらないノリノリのプレイで最高に楽しそう!

40v「いつも心に太陽を!…そんな感じの曲です」と、照明のイメージもチョット変化を見せる。

70_bs曲は「BIG SUN」。
シングル『Glorious Days』にカップリングされいる曲。

80ve-ZUKAさんはレスポール・モデルに持ち替え。

90vきっとコンサートの中盤に取り上げられるであろうポップ・チューン。
お客さんはみんなニコニコだ!

100ココでひと押し…「Darlin'」。
これまたシンプルなエイトビートの疾走感がタマらないほとんど曲ごとにギターを持ち替えるe-ZUKAさん。
前の曲のレスポール・モデルとこの曲で使ったサンバーストのギターは1曲ずつの運命だったが、それはそれで印象的だったよね。
確かにギターを替えると音は変わる。
でも、ガラリと音を変えたかったらアンプを替えた方が手っ取り早い。なんたって実際に音を出している装置だからね。
でも最終的に音を決定しているのは弾き手の指なんだな~。
e-ZUKAさんぐらいのギタリストになるとどんな楽器を使っても「e-ZUKAさんが弾くギターの音」になっちゃう。
「ギターの音の7割は弾く人の指が決める」って言われているんだよ。
そこがおもしろいところでしてね…でもロック・ギターを弾くなら真空管のアンプが必須だ。
だからギター・アンプにはMarshallを選べばよい。
話は簡単だ!

120_2もう一発続けて「NO PLACE LIKE A STAGE」!

130_npls「NO PLACE LIKE A STAGE」の大合唱がスゴイ!

140v_2この曲、歌詞が自由でスゴイね。
『There is no business like a show business』というミュージカルがあるんだけど、コレを「ショウほど素敵な商売はない」と訳す。
曲のタイトルから察するにそういう関係の歌かと思いきや全くさにあらずなのね?
ここでも簡潔にして密度の濃いギター・ソロが炸裂!

150v_2もうね、このあたりとなってくるとステージを撮影するか、客席を撮影するか迷っちゃうぐらい双方盛り上がっちゃうんだよね!

170定番曲、「カナリヤ」…ということは、ソロソロ終盤か!
160v_kr盛大にスモークが放たれての激演は「modern strange cowboy」。
すさまじいまでのドライブ感!

190_mscbe-ZUKAさん、ジャ~ンプ!

180v_2「お台場サイコ~!」とKISHOWさんもジャ~ンプ!

220最高レベルまで上がったボルテージを美しいメロディでクール・ダウン。
「ロデオ・ボーイ、ロデオ・ガールはボクたちの太陽です!皆で清く正しく生きていきましょう!」
本編の最後に用意されていたのは『ピエダン』のクロージング・バラード「UNDER THE SKY」。

230v最後の最後まで丁寧に言葉を紡いだKISHOWさん。
お客さんの目と耳すべてがKISHOWさんに注がれる。

240_2今回はアコースティック・セットがなかったせいか「ノンストップ感」濃厚なストレートなステージ運びとなった。
まさに「息継ぎする間」もなく本編を終了した。

250_2さっそく…
「GRAN!」
「RODEO!」
「GRAN!」
「RODEO!」
「GRAN!」
「RODEO!」
   :
   :
260_2この待ってる間のワクワク感がタマらないんだよね。
私も若い頃はそうだったよ。
ホラホラ、そろそろ出てくるよ~。

270ド~ン!
お召替えしたGRANRODEOだ~!
アンコールの1曲目は「Once & Forever」。

280_of「やっぱりこの曲は盛り上がるね~」というKISHOWさんの言葉通り、エキサイトメントの塊のような聴衆すべてを酔わせた4人!

290

300v

310v

320v(当時)最新のアニメ主題歌の情報や11月に沖縄で開催される幻の「G7」コンサートの告知を経て演奏するアンコールの2曲目は「YWF」。

330KISHOWさんが歌う後ろで展開するe-ZUKAさんと瀧田さんの「イモ欽トリオ」のパフォーマンスね。
こうしたコミカルなシーケンスはGRANRODEOの大きな魅力のひとつに違いないんだけど、若いお客さんは「イモ欽トリオ」なんて知らないでしょう?…と、この曲の時にいつも思っちゃうんだよね。
私が大学生の時かな?偉い人気だった。
ま、元をたどれば「YMO」ということなんだろうけど、欽ちゃんの人気がどれだけ高かったか…ということよ。
私にとっての欽ちゃんはといえば「コント55号」よ!
350vそんな古いことしか知らないロデオ・ジジイとロデオ・ボーイやガールをひとつにするGRANRODEOのコンサート。
やっぱり楽しいね~。

360_2毎回書いているけど、ぴあをチェックして、お小遣いをためて、プレイガイドに並んでチケットを買って、公演日が来るのを首を長くして待って、コンサート当日に九段坂を上って、武道館に着いて、自分の席を探して、客電が落ちて、大歓声…ワクワクしたよな~。
それと同じ期待感を味わわせてくれるのがGRANRODEOのコンサートなのですよ、私にとっては。
カメラを何台もブラ提げてはいるけど、ショウの最中だけはロデオ・ジジイではなく、「ロデオ・ボーイ」がそこにいるんですわ!

370_2ガッチリ2曲を演奏してステージを降りた…ところで収まるワケがないよね~。
ってんで…

380
2回目のアンコール!

390これまた「待ってました」の「Can Do」!

400_2やっぱりコレが出ないと終われないよね!

420ve-ZUKAさん、本日最後のソロ!

410_2銀テープが空を舞う!

430_2この日はすでに記した通り、アコースティック・セットがなかったし、「IGPX」もなかった分、ものすごくストレートなコンサートになったね。
コレが『ピエダン』のやり方か~!
すごくヨカッタ!

440_2KISHOWさん〆のジャ~ンプ!

450_3GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

460_2次回は9月の武道館の「G12」で会おうぜ~!

470(一部敬称略 2017年6月9日 台場Zepp DiverCityにて撮影)

2017年8月21日 (月)

GRANRODEO LIVE TOUR 2017 "Pierrot Dancin'" <前編>

   
今日はお台場のダイバーシティ・プラザから。
先週も行って来たけど、改装中でガンダムなくなってたね。

10大分前にスペインのMarshallの代理店の社長さんのお嬢ちゃんと息子さんを数日の間、家内と私で東京で預かったことがあった。
大学受験を控えた息子さんは名前をアルトゥーロといって、日本のアニメの大ファンだった。
高校生なのにもう完璧な英語を話していたな~。
で、私はアニメのことはわからなかったが、「シゲ(私のことね)、『ダッテバヨ』ってどういう意味なの?」などと、シキリにアニメ周辺の日本の文化についての質問をしてきた。
お姉さんの方は料理の研究をしていて、ある時、デパ地下の惣菜売り場に連れて行ったら「コレコレ!ココこそが私の場所よ!」と信じらないぐらい興奮していた。
マドリッドにも古くから市場があって、食べ物なら何でも手に入るような場所があるハズなのであろうが、日本のデパ地下のように、あれだけ密度が濃く、かつクォリティの高い商品を扱っているスペースは見たことがなかったそうだ。
彼女たちと我々の年齢は大きく離れていたが、浅草を案内したり、鎌倉に遊びに行ったりしてとても楽しかった。
そして、ココのガンダムを見るたびにその時のことを思い出す。
ナゼかというと、アルトゥーロがガンダムのことを「グンダム、グンダム」と発音していたのが印象的だったからだ。
話は反れるが、2年前、Marshallの社長のホーム・パーティに出席した時、社長の姪子さんと会う機会があった。
彼女はスウェーデンのストックホルムに住んでいて、20歳ぐらいだったのかな?
私が日本から来たことを知ると、ヤッパリしきりにアニメのことを話したがっていた。
と~ってもカワイらしいお嬢ちゃんでね、オジサンとしては話を合わせてあげたかったんだけど、私の世代のアニメといえば、『鉄腕アトム』か『オバケのQ太郎』、はたまた『巨人の星』か『あしたのジョー』あたりが相場だからね~。
それでも何とか「トトロ」一発で会話を乗り切った。
ウチの下の子は小さい頃、熱を出すと、必ず『となりのトトロ』を見ていたので「門前の小僧」よろしく、内容がガッチリ頭の中に入っていたのだ。

20それにしても日本のアニメってのはつくづくスゴイね。
ナニが「スゴイ」って、あたかも日本人が普段の生活の中でロックを聴いているのと同じように、食べ物も文化も異なる海外の人々の生活にスッカリ定着していることだ。
知ったかぶりをしているとすぐにメッキがハガれてしまうので、アニメに関しての話はコレぐらいに留めておくが、その成功には良質な音楽が欠かせないことは確かだろう。
たとえばGRANRODEO。
この人だかりはZEPP DiverCityの開場を待つロデオ・ボーイとロデオ・ガール。

30今日のMarshall Blogは、今年2月にリリースしたGRANRODEOの7枚目のアルバム、『Pierrot Dancin'』のレコ発ツアーの東京公演のもようをお伝えする。

40cdこのツアー、本来は7月中旬の名古屋公演で終了する予定であったが、あまりの人気に東京と大阪で4本の追加公演が決定。
つい先日、8月11日のZepp DiverCity Tokyoでの公演で千秋楽を迎えた。
今日のレポートはその千秋楽と同じ会場ではあるものの、6月9日のツアー3本目の初々しいステージだ。
もうアレから2ヶ月か…もっと早くレポートしたかったんだけど、ライブを観ていないファンのために、ネタバレ防止で今日までネタをキープしておいたのさ!

50チョット本題に入る前にロデオ・ボーイとロデオ・ガールの皆さんにウンチクをひとつ。
アメリカのバレエ音楽で『ロデオ』という曲があるのをご存知かな?
アーロン・コープランドという人の作品。
アメリカのクラシックの作曲家といえば、チャールズ・アイヴス、ファーディ・グローフェ、レナード・バーンスタイン、チョット無理してジョージ・ガーシュウインにスティーヴン・フォスター…。
ストラヴィンスキー、バルトーク、シェーンベルグ等、大戦中にアメリカに亡命したこヨーロッパの偉大な作曲家は枚挙にいとまがないが、このコープランドという人はブルックリン生まれで、「純アメリカ」、「純クラッシック」という観点ではアメリカを代表して余りある大作曲家なのね。
で、この『ロデオ』という作品には「ホウダウン」という曲が含まれていて、70年代前半にロックに夢中になった人たちは皆この曲にシビれた。
正確に言うと、イギリスのキーボード・トリオ、エマーソン・レイク&パーマー(ELP)がこの曲をロックにアレンジして、アホほどカッコよく演奏して見せてくれたのだ。
ELPはコープランドの「庶民のファンファーレ」という曲も取り上げ、またしてもその最高にカッコいい演奏でロック史に業績を残した。
興味のある人はコープランドでもELPでも是非トライしてみてチョ。
色んな音楽を知れば知るほど、人生が豊かになります。

60cdさて、DiverCityのステージ。
当然ステージにはMarshallの壁。
やっぱりGRANRODEOのステージにはコレがないと!
ナゼかって?
「カッコいいロックにはMarshallの壁がつき物」と40年以上前からキマってるからよ!

70一応、このバカでかい黒い箱について説明しておきましょう。
一番上の横に細長いのがアンプね。ギターから送られてくる音声信号を増幅する装置が入っている。「アンプ・ヘッド」略して、「ヘッド」と呼んでいます。
その下の正方形のヤツには12インチ、すなわち30cmのスピーカーがそれぞれ4つずつ入っています。
コレを「スピーカー・キャビネット」といいます。
ま、みんな「キャビ」って呼んでいますな。外人は「キャブス(cabs)」って言ってる、
そのキャビを2つ積む。
上に乗せるキャビは正面の上半分が斜めになってる。
下の奴はまっすぐでしょ?
そしてそのキャビ2つの上にヘッドを乗せた状態を「マーシャルの3段積」といいます。英語では「Full Stack」。
最近は上のふたつをひとつと考えているらしく、「2段積」って呼んでいる人もいるようだけど、それは間違いです。
ちなみにヘッドとキャビの2つを重ねた状態が「2段積」で、英語では「Half Stack」と言います。
この「Stack(スタック)」という言葉は、ギター・アンプの形態を指す時には世界共通の言葉です。
Marshallの創始者であるJim Marshallが今から55年前に初めてこの言葉をギター・アンプに適用しました。
  
こんなただの黒い箱なのに、こうして3段積にして並べるとカッコいいでしょう?
他のギター・アンプでは絶対にこういう雰囲気にはなりません。
ナゼならそれらはMarshallのコピーに過ぎないからなのね。
そして、このMarshallの黒い箱にはロックの歴史を作って来た夢とロマンが詰まっているからこそカッコいいんです。
すなわち、この光景が「ロック」なんです。
e-ZUKAさんは十二分にこのことを理解してステージにセットしてくれているワケ。

80出番を待つe-ZUKAさんのギターたち。

100vこっちはアコギとVコーナー。
このアコギ・ブランド…なつかしいナァ。
サンディエゴの工場に何度かお邪魔したことがあった。

110ve-ZUKAさんの足元のようす。

120オープニングSEに続いていよいよGRANRODEOのステージが始まった!

130_pdKISHOW(谷山紀章)

140ve-ZUKA(飯塚昌明)150vこのふたりを支えるリズム隊は…

160瀧田イサム

170vそして、SHiN

180v1曲目はいきなり最新アルバムのタイトル・チューン「Pierrot Dancin'」!

190やっぱりギターをプレイしているe-ZUKAさんの背景はコレだよね~!

0r4a6902ホラ、もう最高の興奮状態。
みんなすごくうれしそう!そして楽しそう!
全員の表情が「待ってました~!」って叫んでる!

200間髪入れず「TRASH CANDY」。

210_tcガラッと変わるスピード・チューン。
興奮度上がるよね~。

S41a0130 いつも書いてるけど、コンサートでもCDでも2曲目が大切。
1曲目は切り札を持ってくるにキマってるんだから、その次にバラードなんかを持ってこられるとガックリくる。
Scorpionsの初期のアルバムがいい例だ。
ビートルズの『Sgt.Peppers』、Frank Zappaの『One Size Fits All』、Miles Davisの『So What』…挙げだすとキリがないけど、名盤はみんな2曲目がカッコいいのだ。
240さらに続けて『Pierrot Dancin'(以下、「ピエダン」)』から「ナミダバナ」。
225ロックがアメリカで生まれて60年。
この間、洋楽には一秒たりともなかったであろう絶対的なジャパニーズ・テイスト。

230v_nbそれでいてこの「ロック感!」。
凡百の日本のバンドではこうはいくまい。
e-ZUKAさんのトラディショナルで濃密なロック・テイストが炸裂するからこうなる。

220vだいたいこのソロなによ!
極限までスリリングなオタマジャクシの行進!
一音のムダもない。
260でもね、どんなに素晴らしいギター・プレイでも出て来る音が魅力的でなければすべて台無しだ。
だ~か~ら、e-ZUKAさんはMarshallを愛用している。
ナゼならそれこそがロック・ギターのサウンドそのものだから。

250「GRANRODEOです!みんな元気か~?!」
ものすごいレスポンス。
「札幌から3週間空きました。今日がツアーの初日みたいです!」
5月20日のZepp Sapporoからスタートしたこのツアー。
この東京公演が3本目だった。
「久しぶりなんで、オレ、また緊張してるもん!」とe-ZUKAさん。
KISHOWさんから「黒子のバスケ」の話があって…「オレたちの栄光は今ここなんだよ!」270v_mc…と、スモークが大噴射して始まったのは「Glorious days」。

280_gd惜しみなく繰り出すノリノリ・ナンバー!
またまた観客席は大爆発。うれしいよね~。
290vこの曲のMVって見たことあるでしょ?
トラックの上でふたりが演奏してるヤツ。
アソコでe-ZUKAさんが使っているアンプも当然Marshall。
JCM800シリーズの4103か4104というモデルかな?1980年代のMarshall。
ああいうアンプとスピーカーが一体になった小さめのタイプを「コンボ」といいます。
「コンビネーション」の「コンボ」。
英語圏の人は「combination」という単語を「コンボネーション」に近い発音をするからね。
アンプとスピーカーがひとつの箱に組み込まれているので、昔はよく「ビルト・イン」と呼ばれていたけど、今は「コンボ」という言葉の方が主流かな?
ちなみに、管楽器とリズム隊だけの小さい編成のジャズのバンドも「コンボ」と言います。反対は「ビッグ・バンド」。
この曲のソロもスゴイよね。

0r4a6597 「♪ウォウォウォウォ~ウォ」とみんなで大合唱するのは『ピエダン』から「FAT SHAPER」。
こういう「ドンガラガッタ系」のリズムの曲って絶対盛り上がるんだよね~。

310_fs中学生の時、「モーパッサン」を「モッパーさん」と呼んでいた国語の先生がいたっけナァ。
ところで、さっきからe-ZUKAさんが使っているVは7弦だって気がついてた?
流行っているというイメージはないにしても、いよいよ7弦ギターってのも定着してきた感じがあるね。

320雰囲気をチョイと変えてポップな「君にone way love」。

330v_kowlサビのメロディと歌詞の譜割りがいいんだよね~。

340vこのセクションを締めくくったのは「日常ホライズン」。
360この曲もカッコいい。
この通りオオウケ。
370普通のハードロックには出て来ないであろうコード・ワークが実にクール!
「ハードロックの進化形」とでも呼ばせてもらうか。
そして「♪歩いて、歩いて~」。

350_nh「みんな、楽しんでますか?…楽しそうだね。ウソついていない感じ。ボクも非常に楽しいです!」
ホント、見渡す限りお客さんが全員はち切れんばかりの笑顔なんだよね。
「たまにウソをつく男と女の曲です」

380v_mc『ピエダン』から「Fake lover's true heart」。

400スウィープ、ディミニッシュのアルペジオ、シュレッディング…この曲もソロのパートだけで1曲が出来上がりそうな密度の濃い内容だ。
390_flthショウも中盤に近づき、ますます盛り上がって来る~!

410ヘヴィに迫りくるのは「HARD DRIVING MIDNIGHT」。
420v_hdmアップテンポなナンバーばかりじゃなくて、GRANRODEOはこうした噛んで含むようなヘヴィなナンバーがまたいいんだよね。

440続けて軽快なギター・リフで幕を開ける「ボルケーノ」。

470vドストレートなエイト・ビートが噴火!
430目もさめるようなギター・ソロはあたかも灼熱の溶岩流のようだ。
450ステージ上のステージ狭しと駆け回るサオ・チーム!
移動した先々で客席から大きな歓声が沸き上がる。

460閑話休題。
GRANRODEOのコンサートの名物、中盤での腕自慢コーナー!
まずはドラムスから。

480猛烈なスピードで四肢を操るそのドラミングはまさに電光石火!

490v疲れたのでチト休憩。
まだソロの最中。余裕!
両足はバスドラムのペダルを踏み続けている!

500すべてを放出し、雄叫びとともにソロを締めくくったSHiNさん!

510そして下手から現れステージ中央に歩み出た瀧田さん。
530大きな歓声の中、縦横無尽に両手を指板の上で滑らせる。

520華麗なテクニックがテンコ盛り!

540v会場を揺るがす大きな声援にこたえる瀧田さん!

550vそして、ソロ・コーナーを締めくくったのは、いつも通りe-ZUKAさん。

560華麗なシュレッディングでギター・テクニックの神髄粋を見せてくれるが、e-ZUKAさんのソロはただの技術の品評会じゃないんだな。
何しろフレーズの密度が濃いのだ。
プラス!
「コレがMarshallの音ですよ~」というアンプ本来の良さを生かしたサウンドが最高に気持ちいい!
こんなにロックでカッコいい音がするのに、それを改造しちゃう人の気が知れないよ。
つまりは「腕」なのです。

570v弾いても、弾いても、「もっと弾いて!」と叫びたくなるようなプレイ。

580ああ~、もう終わっちゃった!
もっと弾いて!
ジャズ・フレーズも入れて!

590vKISHOWさんがステージに戻ってきた。
手にはバズーカが!

600砲弾を一発カマしたところで「The Other self」。
この曲ってAメロのパートをつなぐキッカケがすごくカッコいい。いいアイデア。
加えてサビのメロディ!
シングル曲に選ばれるだけの猛烈な求心力を持ってるよね。

610vそして、パッヘルベルの「カノン」をモチーフにしたかのようなギター・ソロはいつ聴いても気分爽快だ。

620vKISHOWさんがジャンプをキメたところで前半が終了。
  

GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

630<後編>につづく
  
(一部敬称略 2017年6月9日 台場Zepp DiverCityにて撮影)