METYA-METYA-EEYAN!!~ARESZ&つしまみれ編
1月に高田馬場Club PHASEで開催された6日連続のイベントの3日目。
以前はよくMarshall Blogに登場してもらっていたのだが、ここのところずいぶんご無沙汰だった。
…といいたいところだけど、この時はこの3人に大きな変化が加わろうとしていた。
それは、この日の次のステージを最後にみずえちゃんが、つしまみれを脱退してしまうということだった。
アルバム、『あっ、海だ。』をリリースするチョット前ぐらいからのお付き合いかな?
だからカレコレ8年が経っている。
みずえちゃんのタイトでダイナミックなドラミングが好きだった。
NATALを叩いてもらったこともあったっけ。
つしまみれの3人は1999年、学生の時の結成以来のメンバーだからね。
大変な出来事が目前に迫っていたが、狂熱のステージはそのまま。「おじいちゃんのおズボン」とか「脳みそショートケーキ」とかつしまみれスタンダードを交えてのセットリスト…なつかしい~!
「タイムラグ」では頭クラクラ~!
そうだ、このやよいちゃんのアクション!相変わらずカッコいい~。
昔は「♪梅ウマい、種デカい」なんて鼻歌をよく歌っていたもんよ。
やりたい放題!…がつしまみれのステージの魅力。
つしまみれはこうでなきゃイカン!
みずえちゃん、最後なのにこんな写真しか撮れなくてゴメン!
これからも頑張ってくだされ!
そして、つしまみれの今後の活動に大期待!
つしまみれの詳しい情報はコチラ⇒つしまみれオフィシャルウェブサイト
そして、ARESZ。
このバンドはドラムスが不在ゆえ、「猫の手」と称して庸ドラマーが参加する。
「猫」というより、バンドの場合は「虎」という感じだが…。
今回ステージに上がったのは鉄兵。
今日、ココまでのところスモークとLED照明のせいでドラマーの写真が撮れん!
さっそく翔己くんのタッピングでARESZ特有のアンサンブルを醸し出す。
翔己くんはMarshall 25/50 Jubilee Bass Series 3560を愛用している。
そして、遠慮なくギター・ソロ炸裂!
Marshall JCM2000 DSL100と1960Aを使用。
思い切り過ぎるぐらい思いっきりカマしてくれたオープニング。
じゃかましいことこの上なし!
しかしそれが「暴れ系Live BAND」の醍醐味!
2013年にFEEL SO BADの倉田冬樹がプロデュースした5枚目のアルバム『Skill』からのチョイス。
タイトルに「Come on baby」なんて言葉が入っていると、ついRitchie Valensあたりの雰囲気を勝手に想像してしまうのは年寄りの悪いクセか?
「Come on Let's Go」から50年も経つと「Come on」と言われてもそう簡単には近寄れそうもないドヘヴィなナンバーになる。
でも比較的トラディショナルなハード・ロックな曲調。
ツイン・ベースの重量感がいい味を出している。
「♪ロック、ロック、ロック、ロック、たましい~」…わかってます、わかってます!
曲調に合わせたトラディショナルなギター・ソロ。コレもいい感じだ!
イヤ、まったく…ロック魂がほんの少しでも欠けていたら、とてもじゃないけどできないパフォーマンスの連続だ。
「連続」といえば…ARESZの物販コーナーに貼ってあった告知ポスター。
イヤイヤ、おみくじの方じゃなくて…
このカレンダー。
公演日とチケットの発売日が記入してるんだけど、この週末の連続公演!
スゴイな~。
大阪からやって来て3連チャンとか…。4公演連続なんてこともある。
2013年、Steve HackettがGenesisの曲だけを演奏しに来日した時が3公演連続だった。
この時、最終日にオフィシャルで撮影に入らせて頂いたのだが、トイレでバッタリ一緒になったシンガーと少しおしゃべりをしたのだが、「3公演連続だなんてバカげてる!」と真剣にその苦労を訴えていた。
ご存知の通りGenesisの音楽はボーカルズのパートよりインストゥルメンタルのパートの方がはるかに長い。
そこへいくと、上演時間が短いとはいえ、ARESZは「♪ありがとう~」とか「♪ゴメンね~」とか歌ってるバンドとはまったく違うからね。
瑠海狐さんの全編ガナリっぱなし、アタマ振り回しっぱなし、MCではしゃべりっぱなしだ。
楽団さんも同様の決死のパフォーマンスだからね。
その上で3連チャンなんてラクラクこなしちゃう。
長年の訓練ってのはスゴイものだ。
でも、健康管理と車の運転だけには気を付けてね!
東京アナウンス学園を優秀な成績で卒業しているとしか思えない瑠海狐さんの「立て板に水」のMCをはさんでファースト・ミニ・アルバムから「Going to Hell」。
「地獄へ落ちろ~!」
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ~!
見てるだけで目が回ってくるぞ、オジちゃんには!
地獄からの地響きのようなディストーション・ヴォイスが観客の耳に突き刺さる!
メロディアスかつコンパクトにまとめられる那都己くんのソロ。
ARESZ程よいソロ・サイズがありがたい!
この曲、元々はベースがひとりのアレンジだったが、ミニ・アルバムに収録するにあたりツイン・ベースにアレンジし直したのだそうだ。
効果バツグン。
ブリンブリン、ゴヨンゴヨン、これまた地獄の底から鳴り響いてくるかのような極悪低音サウンド!
そういえば、「極悪サウンド」というとたいて低音だよね。
「トレブリーな極悪サウンド」って聞いたことがない。実際、耳にはこっちの方がはるかに悪いと思うんですけど。
ARESZの代表曲のひとつ「破壊殺戮洗礼の獄」はサード・アルバム『衝撃波』のオープナー。
これまたヘッド・バンキングの真骨頂曲。
何せ動画『ARESZの暴れ方講座』の題材にもなってるからね。
しかし、私、このバンドだけは絶対に入れないな。
どうしようもなく獰猛に疾駆するバンドに乗って瑠海狐さんが叫び狂う!
あまりの熱演に何かに翔己されて、イヤ、憑依されてしまった那都己くん!
「邪道も極めれば王道也」…とにもかくにも続けることが大切なのね。
ARESZは今年で結成23年。和製メタルの王道を進め!
ステージの最後を飾ったのは同じく『衝撃波』から「闘争本能」。
「♪クラッ~~~~~シュ」のところもモチロンなんだけど、「♪ひらりひらりと」の陰旋法にも似たメロディが印象に残る、ステージでは必ず取り上げられるであろうARESZ代表曲のひとつ。
そして瑠海狐さんの「♪クラッ~~~~~シュ」の掛け声からのジェスチャーの指示。
全5曲…え、5曲しか演ってないの?
ホンマかいな?すごいボリューム感だな~。
今日もすさまじいステージでした!
未体験のメタル・ファンはゼヒご体験あれ!
ARESZの詳しい情報はコチラ⇒official website of ARESZ