METYA-METYA-EEYAN!!~犬神サアカス團編
イケね、イケね、「気をつけてなきゃ」…と思っていたのにやっぱりやっちまった。
というのは1,100本目の記事。
去年の10月にMarshall Blogの記事が1,000本を突破して、早4か月。
3月中には100本の新しい記事をを加え、1,100本に到達するな…と思っていたらそれもアッという間。
気が付いたら今日のこの記事で1,106本目になってた。
車の走行距離のキリのいい数字を見逃した気分だわ。
さて、そうして楽しい時間はアッという間に過ぎるものでございまして…と言ったかどうかはわからないが、当日総合MCの一角としてステージに上がったのは、イベントのトリを務める犬神サアカス團のジン兄さん。
何で最後に登場するパフォーマーを「トリ」っていうか知ってる?
私は知ってる。いつかマーブロに書いたから。
その理由が知りたい人はゼヒ過去のマーブロをチェックしてみてくださいね、全部。
情次兄さんは当然Marshall。
JCM800 2203と19600Aね。向かって左のヤツ。
ベースは犬神ジン。
この日はMCでも大活躍。
そして、この後、彼にはスペシャルな出来事が待っていた!
ところで今日のジン兄さん。
EDENのTERRA NOVA N501を使用している。
実はジン兄さんはこの日初めてTERRA NOVAに触ったのだが、音を出した瞬間から「Yes, fall in love」。
お試しのつもりがガッツリ本番でも大活躍というワケ。
TERRA NOVA、評判がいいだけのことはありますな。
さて、犬神さん、先日Marshall Blogでレポートしたように、この日の約2週間前に同じステージに上がったばっかり。
1曲目は早速その『黄金郷』から「虎の威を借る狐」。
昭和のテイストながら、さりげなく7/4拍子のリフを挟み込むところが何ともカッコいい。
典型的なミディアム・ファストな犬神チューン。凶子姉さんの声がバッチリ以上にマッチする。
この曲の大きな聴きどころは真ん中の凶子さんとバンドのキメのコール&レスポンス。
続けて代表曲「命みぢかし恋せよ人類!」が続いた。
こんなに早くこの曲が出てくるパターンは珍しいんじゃないの?
チョット、普段から気になっていることがあるんだけど今ここに書いてもいい?
え、いいですか。
じゃ書きますね。
コンスタントに曲を作ってアルバムを発表している犬神さん。そのポートフォリオたるや素晴らしいものがありますわな。
掘っても掘ってもバラエティに富んだレパートリーが尽きないのは、日本のバンドでもかなり珍しい部類に入るでしょう。
でもですね、収録曲をゼンゼン演奏しないアルバムがある。
それは『夜行列車極楽行』。
ま、私はそれほど昔からお付き合いさせて頂いているワケではないけど、ここ数年、東京で開催される単独公演はすべてお邪魔してきたし、結構な回数の舞台を拝見しているつもりなんだけど、私が知る限り、このアルバムの曲を取り上げたこと一回もないのではないか?
2013年の『不確定性原理の悪夢』もかなりきわどいが、レコ発公演を観ているので収録曲を演奏したことはわかっている。
ま、他にもそういうアルバムがあるのかも知れないが、他のアルバムにはそれぞれ頻出するキラー・チューンがある。
『スケ番ロック』からは「平成デモクラシー」、『セタカムイ』からは「ドグマの呪い」、『ビバ!アメリカ』と『死ぬまでROCK!』からはタイトル曲、『恐山』からは「浅草心中」、そして『夜行列車極楽行』からは…ない!
もしかして「演らずのCD」?
さぁて、次回の単独公演が楽しみだ。(「開かずの踏切」を歌ってるのはジョニーちゃん?ナマで聴いてみたいな~)
「夜行列車」がいいかな~、「猫町」がいいかな~、イヤイヤ、何でもいいや。いい曲いっぱい入ってるんだよ。
そのすさまじいまでに犬神Vaultを構築している中心人物が明さん。マジで尊敬するわ。
情次兄さんのソロでスタートするのは近作『玉椿姫』から「虚像の近い」。
犬神サアカス團が得意とするところの演歌ヘヴィ・ロックの真骨頂のような曲。
4人の4人による4人しか実現し得ないアンサンブルが素晴らしい。
日本には他にも演歌チックなロックを演っているバンドがあるが、歌詞の内容も含めてこれほどさりげなくカッコよく、そしてヘヴィに演奏するバンドを犬神以外に私は知らない。
そういえば、40年ぐらい前になろうか、小林幸子が再デビューする時、「演歌ロック」を標榜していたんだけどね(あるいは「ロック演歌」だったかもしれない)。アレはどういうサウンドだったんだろうか?
その後、結局「思い出酒」かなんかがヒットして演歌の世界に帰っていった…ハズ。
当時、Charさんが「歌謡界へ殴り込みだ!」なんてこともやっていたな。
いつも書いているけど、それはロックと歌謡曲がハッキリ分かれていた時代。
最近はまったくその「別」がなくなっちゃった。
まだロックが大人のモノだった時代…いい時代だった。
ここでサプラ~イズ!
情事兄さんが手にしているのはバースデイ・ケーキ!
ジン兄さん、この日がちょうどお誕生日!
おめでとう、兄さん&後輩!
そう、「兄さん」なんて書いてるけど、私と同窓で後輩なのだ。
この業界、結構いるんだよね、同窓生が。
今度、同窓のミュージシャン集めて同窓会しようかな?Marshall、NATAL、EDENのいずれかを使っていないと出席できないの。イジワル~!
ジン兄さんの歌は凶子姉さんが欠席していた「Z」の時の「こんなのロックじゃねぇ!」以来。
独特の声でいい味出していらっしゃいました。
今日の主役はことさらゴキゲンだ!
そういえば、歌う時、ゼンゼン緊張していなかったようだったナ。
トリでの出番なのでアンコールがついた。
曲はヨッシャ!「白痴」!
これまた胸のすくようなスピード・チューン!
4人がひとつの巨岩となって急坂を転げ落ちる!
前回紹介したグッズも好評だったよん。
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