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2017年3月 3日 (金)

Rock Beats Cancer vol.5 <DAY5:最終回>~ LOUDNESS+LAZY+GRANRODEO+ゲスト!

いよいよ『Rock beats Cancer vol.5』のレポートも今日で最終回。さびしいな~。
会場はといえば…LAZY、GRANRODEO、LOUDNESSと立て続けにスゴイの観ちゃったお客さん、大興奮!
これから3バンドのメンバー入り乱れてのジャム・セッションなの。

10まずステージに登場したのは…

20高崎晃

30v_2井上俊次

40鈴木政行

50v影山ヒロノブ

80v

そしてANTHEMから柴田直人。
柴田さん、お久しぶりです。
以前は弦の仕事でよくご一緒させて頂いた。お元気そうで何より。
柴田さんもガンの罹患経験者で、このイベントの開催に大きく賛同している。

60v曲はLAZYの「Dreamer」。名盤『宇宙船地球号』からのチョイスだ。

70ブリティッシュ・ハード・テイストのドライビング・チューン。

90この曲は作詞も高崎さんなのね。
Bメロで4小節だけメジャーになるところがすごくイカしてる!

100かつての盟友同士のコンビネーションもバッチリだ!

110そしてエンジン全開で爆走する高崎さんのソロ。
37年前の曲。
こういうのを昔は「ロック」って呼んでた。

120「このメンバーでもう1曲。オレたちが少年だった時に演ってた曲。
かまやつさんにスカウトされたキッカケの曲です。そして、オレたちの思い出の曲です!」と影山さんの言葉に続けて「Burn」を演奏した。
1977年、LAZYはこの曲を演奏しているところをかまやつひろしさんに認められデビューの誘いを受けたのだ。
そのかまやつさんが一昨日ご逝去された。
この場をお借りして謹んでお悔やみ申し上げます。

130_b立て板に水の演奏。
40年前のことを思い出したりしているのかしら?

180

キーボード・ソロ。もちろん完璧!

150「♪ブワァ~~ン」
影山さん、完璧に激唱!

140v

ギター・ソロ。当たり前すぎるぐらいに完璧。

170vGlenn Hughes好きの柴田さん、もちろん完璧!

160v

今でこそハード・ロック系のイベントのセッションで頻繁に「Burn」が取り上げられるけど、40年前ともなると、この曲を完璧に演奏するアマチュアなんてまずいなかった。
バンド・コンテストなんかで高校生がチャレンジする姿を何度か見かることがあったけど無残なのが多かった。
そもそもキーボーズがいないとかね。
何しろ、譜面なんかない時代だからして、まずコピーができない。
例え音が採れてもうまく弾けない。
Coverdaleのような声なんか出るワケないし…Glenn Hughesのパートなんか無理にキマってる。
マシなグループにおいては、キーボーズはピアノをやっている子が多いので比較的いい線行くし、ギターも根詰めて練習するヤツが多いので何とかなるにしても、ドラムはどこも悲惨だった。
あんなん高校生にできるワケない。何たって相手はIan Paiceだもんね。
で、最近、日本人もラクラクこの曲を演奏できるようになったのはナゼか?…なんてことをあるバンドのシンガーと話たことがあったが、結論は出なかった。
1970年代に比べて食べ物の西欧化が進んだのが理由のひとつではなかろうか?という見解はあった。
アメリカに押し付けられた化学薬品入りの食材を山ほど摂取することにより肉体が進化して、日本人もスゴイ演奏をする下地が出来上がったというのに、ロックの方がスッカリ草食化してしまったのは音楽の神様のイタズラか?
ほんの一部のロックを除いては男性的な声も、目の覚めるようなギター・ソロも需要がなくなってしまったのは「皮肉」としか言いようがない。
1902曲演ったところでもっとメンバーを呼び込んじゃう!

200二井原実!
もう「fromナニナニ」なんて書かないよ!

210KISHOW!

220e-ZUKAさんも加わって最後の曲がおっぱじまった!

230何を演るのかと言うと…ウスウスわかってたけど、LOUDNESSスタンダードの「Crazy Night」!(本当は事前にセットリストを頂いているので先刻お見通しなの)

270

ヘヴィな名リフ曲をガッチリと固めるリズム陣!

240vステキなカップル!

260v影山さんとKISHOWさんが同時に歌う「Crazy Night」なんて滅多にないでしょ!

300
当然、ココは高崎さんとe-ZUKAさんのギター・バトルでしょ!

280まずe-ZUKAさん。おいしいフレーズ連発!

Img_0853

山下さんと柴田さんのツイン・ベース!LOUDNESSベース史の一部!

310

まだまだ盛り上がるぞ~!
320
井上さんのソロをはさんで…

250

高崎さんのソロ!

Img_0800「Rock Beats Cancer vol.5」を総括するかのようなスペクタキュラーなフレーズがテンコ盛り!

290最高の盛り上がりでエンディングを迎えたのであった。

330高崎さんのキメのポーズに倣うe-ZUKAさん!

340今回参加しなかった方はゼヒ「vol.6」にお出かけくださいね!

チョット語らせてもらいますが…アニメ関係者の方々からお聞きした話。
どうも想像以上にロックとアニソンの間の壁は高く、隙間は広く、溝は深いようですな~。
具体的には書けないような、その状態を表す事例をいくつかお聞きした。
ロック・サイドの第三者意見なんかもたくさんお聞きしたが、そっちの状況も同じ。
ま、『ロミオとジュリエット』で言えばモンタギュー家とキャピュレット家…
『ウエストサイド物語』で言えばジェット団とシャーク団…
『用心棒』で言えば新田の丑寅一家と馬目の清兵衛一家…
要するに、どう見ても仲がよろしくない。
やってることは同じロックなのに…イヤ、私にはそう聴こえる。
ロックだろうが、アニメだろうが、そんなの関係ないと思うんだけどね~。
正直言うと、私も70年代のロックで育った人間だからして、最初はアニメとロックの融合に抵抗があった。でも、GRANRODEO等のロック・ミュージシャンがクリエイトしているアニメ音楽を目の当たりにして全く意識が変わったよね。
「同じロックに変わりがないじゃないか!」ということ。
若い頃だったら「ロックとアニメの融合」なんて絶対に許さんよ。私は超硬派でロック極右の「ロック至上の差別主義者」だったから。何せ青春を全部費やしたからね。
  
ココはね、とにかくロックと硬派ロック系アニソンの交流を図るべきだよ。さもないとロックが絶滅しちゃう。チョットとなりの家から輿入れしてもらうだけ。だってやってることは基本的に同じなんだから。
世界規模の社会的趨勢から言ってもうロックはアニメにはかなわないでしょう?文化の主役はもはやアニメだもん。私はアニメも見なければゲームもやらないけどそう思わざるを得ない。
そして、、長いものに巻かれた方がいい時もある。
もう、人間が減る一方なんだから。若者はドンドンいなくなっちゃうんだから。
変なところで脱線するけど、先日仲良くしているフランス人と食事をする機会があった。その時、少子化に話題が飛んだ。
皆さんもご存知の通り、フランスは国の徹底的な少子化対策で状況が好転したと伝えられているが、どうもそれもウソらしい。正確に言うとフランス人の出生率はまったく改善されていなくて、移民の出生率が上がって、それをカウントする「数字のトリック」だと憤っていた。
この状況は他のヨーロッパ諸国も同じで、同じ計算の仕方をすればドイツも少子化対策に成功した…ということが言えるのだそうだ。こんなこと日本のニュースで聞いたことないでしょ?正しい情報を得るのは何とムズカシイことか!
  
さて、話は戻って…いいですか、崇高な芸術でも良質なエンタテインメントでも、それを受け止める人、すなわち消費者がいなければ絶対成立しない。ゴッホを見てごらん。
だからココはファンの取り合いじゃなくて、ファンの共有を狙うべきと思うんよ。
GRANRODEOみたいなバンドがもっとロック・フェスに出てロック派の若者の前で演奏するとか、アニメのテーマ・ソングにクラシック・ロックの名曲と採用するとか手段はいくらでもある。
双方にファンを広げてガッポリ儲ければいいじゃん?
とにかくロックは今、アニソンの力を借りるべきだと思うよ。で、Marshallを使ってカッコいいロックをクリエイトする競争をして欲しい。
もう「ありがとう」の歌はウンザリでしょう?!
  
GRANRODEOファンのみんな!ダマされたと思って70年代の「ロックの名盤」と呼ばれているモノを聴いてみて!イヤ、Marshall Blogはダマしはしないから。80年代ではなくて70年代ね…ココがミソ。
ロック・ファンの皆さん、「アニメの音楽」という先入観を取り払ってGRANRODEO等のハード・ロック・ベースのバンド音楽を聴いてみて!こっちはダマされたつもりになる必要があるかもね。
…なんて、今回は私が日ごろ考えたり、願ったりしていることを具現化したようなイベントだった。
  
LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website
GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

350<Rock Beats Cancer Fesについて>
2008年11月30日に肝臓がんで亡くなった樋口宗孝さんの偉業を後世に伝えるためにLAZYのメンバーである井上俊次、影山ヒロノブ、高崎晃各氏の理解と支援により設立されたのが「樋口宗孝がん研究基金(MHF)」。
そして、樋口さんが晩年に力を注いだ後身育成の意思を引き継ぎ、将来のある子供たち、そして、それらの年代でガンを体験した若者たちを音楽で勇気づけるために「樋口宗孝がん研究基金」が開催するチャリティー・コンサートが「Rock Beats Cancer FES」だ。

Rock Beats Cancerの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

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おしまい


(一部敬称略 2016年12月29日 EX TEATER ROPPONGIにて撮影)